JP2017535713A - ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させるシステム及び方法 - Google Patents

ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させるシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

100パーセント負荷未満の部分負荷状態における1つ以上のガスタービンエンジン(14)と、1つ以上の蒸気タービンエンジン(16)と、この蒸気タービンエンジン(16)の上流における排熱回収ボイラ(20)に付加的な熱を供給する1つ以上の補助バーナ(18)と、の作動を介して、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の応答性を向上させるシステム及び方法が開示されている。部分負荷状態におけるガスタービンエンジン(14)と一緒に作動する蒸気タービンエンジン(16)と補助バーナ(18)の組み合わせにより、このシステムは迅速に出力を変化させて、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力需要の変化に適応することができる。1つ以上のガスタービンエンジン(14)を部分負荷状態で作動させることにより、ガスタービンエンジン(14)を、ダクト燃焼を介して増大された出力に依存するよりも迅速にコンバインドサイクル発電プラント(12)の正味出力を増加させるように使用することができる。

Description

発明の分野
本発明は、概してガスタービンシステム、特にダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントに関する。
発明の背景
過去10年間で、米国や欧州のような主要市場の電力網に加えられる再生可能エネルギの供給量が増加している。再生可能エネルギの利用における課題の1つは、断続的かつ予測不可能であるという性質上、供給中断を防ぐために、エネルギ貯蔵を利用して再生可能エネルギ源を補完しなければならないことである。別の課題は、異なる季節に家を冷暖房する電気が必要であり、かつ電力網の様々なセクションの運用戦略が必要であることにある。季節的な電力の使用は、再生可能な資源からの電力の利用可能性と必ずしも一致しない。電力供給に影響を及ぼすこれらすべての要因により、コンバインドサイクル発電プラントは、需要に応じて迅速にその出力を増減させることができなければならない。これは、発電プラントが、電力網事業者によって要求された負荷に達することができない場合に、金銭的なペナルティが適用される場合に特に当てはまる。
従来の発電システムは、迅速な増減間隔を要求する負荷を処理するためには、シンプルサイクル発電プラントを使用してきた。シンプルサイクル発電プラントは出力を迅速に変化させることができるが、シンプルサイクル発電プラントは、総合効率がコンバインドサイクル発電プラントよりも低いので運転コストがよりかかり、シンプルサイクル発電プラントの設置に伴うエミッションのような環境配慮も、その価値を損なう恐れがある。別の従来のコンバインドサイクル発電システムは、蒸気タービンエンジンからの出力を増大させるために、排熱回収ボイラで発生する蒸気を増大させるために、排熱回収ボイラでダクト燃焼を使用してきた。このシステムは、追加の蒸気が生成されるために、さらには追加の蒸気入力が受け取られると蒸気タービンエンジンがより大きな出力で応答するために、必要な時間によってシステムが熱力学的に制限されるので、応答時間が遅い。現在、最大増加能力は、毎分5メガワット未満でしかない。しかしながら、電力網制御装置によっては、毎分5メガワットよりもずっと速い割合での増加がたびたび要求されている。従ってより速い増加速度が可能な発電プラントの必要性が存在する。
発明の概要
100パーセント負荷未満の部分負荷状態における1つ以上のガスタービンエンジンと、1つ以上の蒸気タービンエンジンと、この蒸気タービンエンジンの上流における排熱回収ボイラ(HRSG)に付加的な熱を供給する1つ以上の補助バーナと、の作動を介して、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させるシステム及び方法が開示されている。部分負荷状態におけるガスタービンエンジンと一緒に作動する蒸気タービンエンジンと補助バーナの組み合わせにより、このシステムは迅速に出力を変化させて、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力需要の変化に適応することができる。部分負荷状態で1つ以上のガスタービンエンジンを作動させることにより、ガスタービンエンジンを、ダクト燃焼を介して増大された出力に依存するよりも迅速にコンバインドサイクル発電プラントの正味出力を増加させるように使用することができる。
少なくとも1つの実施形態では、このシステムは、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させる方法を含んでいてよく、これによりガスタービンエンジンは部分負荷でのみ作動していて、これによりコンバインドサイクル発電プラントの出力を変化させるために、ガスタービンエンジンの出力を増減させる能力が提供される。従って、ガスタービンエンジンの出力は、コンバインドサイクル構造における蒸気タービンエンジンの出力よりも迅速に変化することができるので、ガスタービンエンジンの出力が変化するとき、コンバインドサイクル発電プラントの出力は、より迅速に変化することができる。少なくとも1つの実施形態では、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させる方法は、100パーセント負荷未満の部分負荷状態で1つ以上のガスタービンエンジンを作動させるステップと、ガスタービンエンジンにより発生させられた熱により少なくとも部分的に形成された蒸気を介して1つ以上の蒸気タービンエンジンを作動させるステップとを含んでいてよい。この方法は、さらに、蒸気タービンエンジンの上流にある排熱回収ボイラに付加的な熱を提供するための1つ以上の補助バーナを点火するステップを含んでいてよく、これにより部分負荷におけるガスタービンエンジンと、上流で、排熱回収ボイラの上流の補助バーナの点火により発生した付加的な蒸気入力を有した蒸気タービンエンジンとの組み合わされた出力は、100パーセントの負荷状態におけるガスタービンエンジンと100パーセントの負荷状態における蒸気タービンエンジンとを作動させるのと少なくとも同程度に大きい。この方法はさらに、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力需要の変化に適応するためにガスタービンエンジンの出力を変化させるように、ガスタービンエンジンを制御するステップを含んでいてよい。
少なくとも1つの実施形態では、出力需要の変化に適応するためにガスタービンエンジンの出力を変化させるように、ガスタービンエンジンを制御するステップは、出力需要の増大に適応するためにダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるようにガスタービンエンジンの出力を増大させるステップを含む。特に、出力需要の増大に適応するために、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップは、少なくとも毎分5メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップを含んでいてよい。別の実施形態では、出力需要の増大に適応するために、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップは、少なくとも毎分10メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップを含んでいてよい。さらに別の実施形態では、出力需要の増大に適応するために、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップは、少なくとも毎分15メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの出力を増大させるステップを含んでいる。
この方法は、100パーセント負荷未満で1つ以上のガスタービンエンジンを作動させるステップを含んでいてよく、従って、ガスタービンエンジンは、90〜95パーセントの負荷未満の部分負荷状態で作動させられる。この方法はさらに、補助バーナの出力の増大を伴う、ガスタービンエンジンの出力が増大するランプアッププロセスを含んでいてよい。この方法は、ガスタービンエンジンの出力が減少するランプダウンプロセスを含んでいてよい。ガスタービンエンジンの出力が減少するランプダウンプロセスは、補助バーナの出力の減少を伴っていてよい。
この方法は、ガスタービンエンジンが、排熱回収ボイラがより迅速に暖まることができ、余剰蒸気をグランドシールとコンデンサとに供給することができるように作動を開始する始動プロセスで、少なくとも1つの補助バーナを点火することにより、上流で、排熱回収ボイラに付加的な熱を供給するために少なくとも1つの補助バーナを点火するステップを含んでいてよい。
このシステムの利点は、コンバインドサイクル発電プラントを、1つのガスタービンエンジンの出力の調節による極めて迅速な負荷変更能力によって作動させることができることにある。
このシステムの別の利点は、プラントの出力を毎分30メガワット程度増減させることのできる能力によって、コンバインドサイクル発電プラントを作動させることができることにある。
これらの実施形態及びその他の実施形態を以下により詳細に説明する。
図面の簡単な説明
本明細書に組み込まれ、明細書の一部を成す添付の図面は、本発明の実施形態を示しており、詳細な説明と共に、本発明の原理を開示している。
ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントを示す概略図である。 ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの応答性を向上させるシステムを示す概略図である。 ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントのベース負荷の再分配を示すグラフである。 ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの提案されたランプアップを示すグラフである。 ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラントの提案されたランプダウンを示すグラフである。
発明の詳細な説明
図1〜図5に示したように、100パーセント負荷未満の部分負荷状態における1つ以上のガスタービンエンジン14と、1つ以上の蒸気タービンエンジン16と、この蒸気タービンエンジン16の上流で排熱回収ボイラ20に付加的な熱を提供する1つ以上の補助バーナ18と、の作動を介して、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の応答性を向上させるシステム10及び方法が開示されている。部分負荷状態におけるガスタービンエンジン14と一緒に作動する蒸気タービンエンジン16と補助バーナ18の組み合わせにより、このシステム10は迅速に出力を変化させて、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力需要の変化に適応することができる。1つ以上のガスタービンエンジン14を部分負荷状態で作動させることにより、ガスタービンエンジン14を、ダクト燃焼を介して増大された出力に依存するよりも迅速にコンバインドサイクル発電プラント12の正味出力を増加させるように使用することができる。
少なくとも1つの実施形態では、システム10は、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の応答性を向上させる方法を含み、これによりガスタービンエンジン14は部分負荷でのみ作動していて、これによりコンバインドサイクル発電プラント12の出力を変化させるために、ガスタービンエンジン14の出力を増減させる能力が提供される。従って、ガスタービンエンジン14の出力は、蒸気タービンエンジン16の出力よりも迅速に変化することができるので、ガスタービンエンジン14の出力が変化するときに、コンバインドサイクル発電プラント12の出力は、より迅速に変化することができる。少なくとも1つの実施形態では、システム10は、100パーセント負荷未満の部分負荷状態での1つ以上のガスタービンエンジン14の作動と、1つ以上の蒸気タービンエンジン16の作動とを含んでいてよい。少なくとも1つの実施形態では、蒸気タービンエンジン16は、ガスタービンエンジン14により発生した熱により少なくとも部分的に形成された蒸気によって作動されてよい。この方法は、図2に示したように、蒸気タービンエンジン16の上流で排熱回収ボイラ20に付加的な熱を提供するための1つ以上の補助バーナ18の点火を含んでいてよく、これにより部分負荷におけるガスタービンエンジン14と、上流で、排熱回収ボイラ20の上流の補助バーナ18の点火により発生した付加的な蒸気入力を有した蒸気タービンエンジン16との組み合わされた出力は、100パーセントの負荷状態におけるガスタービンエンジン14と100パーセントの負荷状態における蒸気タービンエンジン16とを作動させるのと少なくとも同程度に大きい。この方法はさらに、コンバインドサイクル発電プラント12が接続されている電力網の制御装置による、又は別の意志決定者等の制御による、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12における出力需要の変化に適応するようにガスタービンエンジン14の出力を変化させるようにガスタービンエンジン14を制御することを含む。
このシステム10内で使用されるガスタービンエンジン14は、ガスタービンエンジン14が燃料源で作動し、電力をつくり出す発電機に連結された軸の回転運動を発生させることのできる任意の適切な構造を有していてよい。少なくとも1つの実施形態では、出力需要の変化に適応するためにガスタービンエンジン14の出力を変化させるようにガスタービンエンジン14を制御することは、出力需要の増大に適応するためにダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力を増大させるようにガスタービンエンジン14の出力を増大させることを含む。少なくとも1つの実施形態では、ガスタービンエンジン14は、少なくとも毎分5メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力を増加させることにより出力需要の変化に適応することができる。別の実施形態では、ガスタービンエンジン14は、少なくとも毎分10メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力を増加させることにより出力需要の変化に適応することができる。さらに別の実施形態では、ガスタービンエンジン14は、少なくとも毎分15メガワットの割合で、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力を増加させることにより出力需要の変化に適応することができる。
例えば、図1に示したように、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12は、少なくとも1つの蒸気タービンエンジン16と共に作動する少なくとも1つの補助バーナ18と共に、100パーセント未満の部分負荷で1つのガスタービンエンジン14を作動させる1×1プラントであってよく、これにより、総プラント負荷は、少なくとも1つの補助バーナ18がオフにされている、ガスタービンエンジン14と100パーセントで作動する少なくとも1つの蒸気タービンエンジン16とによるプラント負荷に等しい。この場合、発電プラント12は、1つのガスタービンと1つの蒸気タービンとから形成されている。別の態様では、2×1プラントが2つのガスタービンと1つの蒸気タービンとを有している。排熱回収ボイラ20を使用することにより、ガスタービンエンジン14のベース負荷運転の前に、補助バーナ18が蒸気タービンエンジン16と共にオンにされてよいので、1つ以上のガスタービンエンジン14を部分負荷状態にすることができる。図3に示したように、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力は、プラント12が、補助バーナ18を使用せずに100パーセント負荷におけるガスタービンエンジン14により達成するのと同じ負荷レベルであってよい。例えば、ガスタービンエンジン14が90パーセントの負荷にあり、高速始動能力なしに、ガスタービンエンジンの燃焼温度及び効率に関してFクラスである場合、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12は、約毎分10メガワットの割合の、1×1プラントでの極めて高速な負荷変更のために、約15メガワットの柔軟性で作動させることができる。ガスタービンエンジン14の出力が増加されるランプアッププロセスには、補助バーナ18の出力の増大を伴ってよい。従って、増分ガスタービンエンジン出力の約15メガワットは、毎分約3〜4メガワットの割合でガスタービンエンジン14からの排出エネルギが増加する結果である、蒸気タービンエンジン16の増分出力により増加させることができ、これにより、プラント12には、毎分約15〜20メガワットの効果的なプラント増加能力が与えられる。
図4に示したような別の実施形態では、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12は、補助バーナ18をオフにして100パーセントの負荷で作動するガスタービンエンジン14の同等の総電力出力ではなく、90パーセント未満の、例えば80パーセントの負荷で1つ以上のガスタービンエンジン14により作動されてよい。従って、ガスタービンエンジン14は、ガスタービンエンジン14の出力を増大させることにより、プラント12の出力に加えることのできる柔軟に利用できる約30メガワットの出力を有することができる。上述した割合に基づき、30メガワットの付加的な出力は、約2〜3分間でプラント12の出力に加えることができる。
システム10を使用する方法は、ガスタービンエンジン14の出力が減少するランプダウンプロセスを含んでいてよい。ガスタービンエンジン14の出力が減少するランプダウンプロセスは、補助バーナ18の出力の減少を伴ってよい。図5に示したようなシステム10を使用する方法では、出力減少が最初にダクトバーナの切断によってしか制御されない従来のシステムよりも速い減少率で、ガスタービンエンジン14の出力減少が行われる。特に図5では、ガスタービンエンジン14の出力が毎分約10〜15メガワットの割合で減少し、約4〜5分で約70メガワットの電力出力の総減少を伴うランプダウン過程が説明されている。
1つ以上のガスタービンエンジン14が高速始動能力を有している実施形態では、ガスタービンエンジン14は、毎分約30メガワットの割合で出力を増減することができる。従って、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12の出力を増減する過程は、補助バーナ18や蒸気タービンエンジン16ではなくガスタービンエンジン14のみを使用して時間にして約1分にまで減じることができる。ガスタービンエンジン14の出力増減率は、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント12全体の出力増減を駆動する。蒸気タービンエンジン16は、ガスタービンエンジン14の増減率に指向的に従うが、排熱回収ボイラ20の時定数及びプラント12のシステムのバランスによって駆動される割合で従う。蒸気タービンエンジン16の変化率はさらに、特定のタービン製品の蒸気タービンエンジン移行要求によっても制限されている。
少なくとも1つの実施形態では、システム10は、排熱回収ボイラ20に付加的な熱を供給するために少なくとも1つの補助バーナ18が点火され、補助バーナ18は、ガスタービンエンジン14が、排熱回収ボイラ20がより迅速に暖まることができ、余剰蒸気をグランドシールとコンデンサとに供給することができるように作動を開始する始動プロセスで点火される。余剰蒸気をグランドシールとコンデンサとに供給できることにより、補助ボイラの需要が少なくなり、補助ボイラはあまり使用されなくてよくなる、又は補助ボイラはなくなってよい。システム10はさらに、排熱回収ボイラ20の加熱表面が、排熱回収ボイラ20の設計全体を最良にするように配置されていてよく、これにより補助バーナ18の下流の加熱表面からの蒸気の生成は最大となる。例えば、1×1のサイクル設計では、中圧過熱器は、補助バーナ18の下流に位置していてよい。例えば、1×1のサイクル設計では、高圧過熱器は、補助バーナ18の下流に位置していてよい。
前記説明は、本発明を例示、説明及び記述するという目的で提供されている。これらの実施の形態に対する変更及び適応は、当業者に明らかになるであろうし、本発明の範囲又は思想から逸脱することなく成し得るものである。

Claims (10)

  1. ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の応答性を向上させる方法であって、
    100パーセント負荷未満の部分負荷状態で少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)を作動させるステップと、
    少なくとも1つの蒸気タービンエンジン(16)を、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)により発生した熱によって少なくとも部分的に形成された蒸気によって作動させるステップと、
    前記少なくとも1つの蒸気タービンエンジン(16)より上流の排熱回収ボイラ(20)に付加的な熱を供給するために少なくとも1つの補助バーナ(18)を点火するステップであって、前記点火が、部分負荷の前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)と、上流の前記排熱回収ボイラ(20)より上流の前記少なくとも1つの補助バーナ(18)の点火により発生した付加的な蒸気入力を有した前記少なくとも1つの蒸気タービンエンジン(16)との合計出力が、100パーセントの負荷状態の前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)と100パーセントの負荷状態の前記少なくとも1つの蒸気タービンエンジン(16)とを作動できる少なくとも同程度に大きいものとなる、ステップと、
    前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力需要の変化に適応するために前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力を変化させるように、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)を制御するステップと、
    を有していることを特徴とする、ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の応答性を向上させる方法。
  2. 出力需要の変化に適応するために前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力を変化させるように、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)を制御するステップは、出力需要の増大に適応するために前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるように前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力を増大させるステップを含む、請求項1記載の方法。
  3. 出力需要の増大に適応するために、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップは、少なくとも毎分5メガワットの割合で、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップを含む、請求項2記載の方法。
  4. 出力需要の増大に適応するために、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップは、少なくとも毎分10メガワットの割合で、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップを含む、請求項2記載の方法。
  5. 出力需要の増大に適応するために、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップは、少なくとも毎分15メガワットの割合で、前記ダクト燃焼式コンバインドサイクル発電プラント(12)の出力を増大させるステップを含む、請求項2記載の方法。
  6. 100パーセント負荷未満の部分負荷状態で前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)を作動させる前記ステップが、90パーセントの負荷未満の部分負荷状態で前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)を作動させるステップを含む、請求項1記載の方法。
  7. さらに、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力が増大するランプアッププロセスは、前記少なくとも1つの補助バーナ(18)の出力の増大を伴う、請求項1記載の方法。
  8. さらに、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力が減少するランプダウンプロセスを含む、請求項1記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)の出力が減少する前記ランプダウンプロセスは、前記少なくとも1つの補助バーナ(18)の出力の減少を伴う、請求項8記載の方法。
  10. 上流で、排熱回収ボイラ(20)に付加的な熱を供給するための少なくとも1つの補助バーナ(18)を点火する前記ステップは、前記少なくとも1つのガスタービンエンジン(14)が、前記排熱回収ボイラ(20)がより迅速に暖まることができ、余剰蒸気をグランドシールとコンデンサとに供給することができるような作動を開始する始動プロセス期間中、少なくとも1つの補助バーナ(18)を点火するステップを含む、請求項1記載の方法。
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