JP2017531151A - 照明を備えた、過冷却飲料を結晶化させてシャーベット状にする装置 - Google Patents

照明を備えた、過冷却飲料を結晶化させてシャーベット状にする装置 Download PDF

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Abstract

【課題】過冷却飲料等を発泡等の負の効果を伴わずに半凍結化する。【解決手段】過冷却液体が結晶化されてシャーベット状になるときに効果を任意的に照明することを可能にしつつ、超音波信号を短い時間間隔で伝達することにより、0℃(32°F)以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶内の液体、ファウンテンディスペンサ内の飲料、デザート、並びに食品を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供する。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
本願は、2014年6月6日に出願された米国特許出願第14/298,117号の一部継続出願であり、かつ本願は、2014年8月7日出願の米国仮特許出願第61/999,812号及び2015年2月9日出願の米国仮特許出願第62/176,031号に基づく優先権の利益を主張する。この段落に掲げた各出願の全開示は、引用を以って本明細書の一部となす。
技術分野
本発明は、密閉された容器の内部において液体状態から即座に氷結晶「シャーベット状(slush)」飲料(半凍結飲料)に変えられる過冷却飲料、ファウンテンディスペンサ(fountain dispenser)、飲料陳列ケース(merchandiser)及び自動販売機内の飲料、デザート、並びに食品に関し、詳細には、結晶化効果を照明するか、または照明せずに、超音波信号を短い時間間隔で伝達することによって、0℃(32°F)以下に、例えば約−9.4〜−3.3℃(約15〜26°F)まで過冷却された飲料ボトルまたは缶内の過冷却液体、ファウンテンディスペンサ内の飲料、デザート、並びに食品を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムに関する。
持ち運び可能な冷却器(クーラー)内で缶入り及びボトル入り飲料を冷やすために袋詰めの氷がよく使用されており、袋には通常、凍った淡水であるバラ氷のキューブ、チップが入っている。ユーザは、冷却器に袋詰めの氷を入れ、氷の入った冷却器に缶入り及び/またはボトル入り飲料を入れる。
淡水氷の溶融特性に起因して、氷に入れられた缶入り及びボトル入り飲料は、どれほど長い時間を掛けても、既知のおおよその凝固点である0℃(32°F)以下に冷却することはできない。
淡水氷の融点を下げるために塩などの氷融解物質(ice-melter)を添加することが知られている。冷却器内の袋詰め氷に散状塩(loose salt)をかけると、冷却器内に入れられた缶入り及びボトル入り飲料の温度がさらに低下する。ビールはそのアルコール含有量が原因で0℃において凍結しないので、ビールに対して塩をかけることが既に試みられていた。しかし、散状塩をかけることには問題がある。
氷上での塩の分散は不均一であるので、塩をかけることによって得られる冷却器内の様々な角氷の0℃以下の温度を正確に知ることや制御することは不可能である。塩をかけても、飲料によっては「凍って固く」なってしまったり、液体のままであったり、0℃以上の温度であったりする。冷却器内の包装容器入りの氷に塩または他の氷融解物質をかけることによって0℃よりも低い温度を得ることは、冷却器環境において得られる角氷の温度を知りかつ正確に制御するための方法としては実現困難である。
低温を得るために、従来の冷却及び/または飲料への氷の投入に依存している装置もある。家庭においては、ソーダクラブ社(Soda-Club (CO2) Atlantic GmbH)製のソーダストリーム(SODASTREAM)(登録商標)や、キューリグ・グリーン・マウンテン社(Keurig Green Mountain Inc.)製のキューリグコールド(KEURIG COLD)(登録商標)などの装置が、基本的な冷却方法に依存しているが、それぞれに重大な欠点がある。
従来の冷却が提供する冷却方法は、比較的緩慢で効率が悪く、約4.4℃(40°F)の飲み頃温度を得るのに数時間を要する。
飲料を冷却するために液体内に氷を入れることもよく行われる。しかし、液体内に氷を入れると、1)水で薄められたような風味になる、2)不純物が混入する、3)炭酸飲料のデカーボネーションが早まる、という欠点がある。
缶入り及びボトル入り飲料の従来とは異なる急速冷却方法、すなわち、缶/ボトルを氷または「氷のように冷たい」液体(通常は約0℃(32°F)または約0℃付近の淡水)に接触させながら軸線上で回転させることによって急速に冷却する方法も既に試みられた。ロイブルら(Loibl et al.)による米国特許第5,505,054号明細書(特許文献1)には、飲料に氷を入れることなく飲料冷却時間を数時間から1分間近くに減少させようとする飲料の冷却が記載されている。
ウェブサイトwww.spinchill.comに示されているスピンチル(SPINCHILL)(登録商標)は、缶入り飲料に取り付けられる吸着カップを備えた持ち運び可能なタイプのドリルを用いて、氷及び/または氷水を入れた標準的なアイスクーラーの中で缶入り飲料を約450rpmで回転させて60秒間以下の「冷却時間」で冷却する。とはいえ、「冷却」という語は大まかに用いられており、一般的には4.4〜10℃(約40〜50°F)またはその近辺の飲料温度を表している。
いくつかの従来とは異なる飲料冷却装置は、通常、缶/ボトルを一定のrpm(revolutions per minute:毎分回転数)率で一方向のみに回転させ、缶/ボトルを何度も繰り返して氷または冷たい液体にさらすことによって飲料を急速冷却する。
これらの装置は、急速冷却に最適でありかつ炭酸飲料及びビールの望ましくない発泡を防止すると考えられている比較的低い350〜500rpmの回転率で缶入りまたはボトル入り飲料を回転させることによって、内部の撹拌を最小にすることを模索している。
これらの装置は、「氷のように冷たい」飲み頃温度を得るために冷却媒体内で最大数分間回転させることを必要とし、かつ飲料がその最適温度または最も低い飲み頃温度に到達した時を自動的には示さない。
ボトル入り飲料水を含むあらゆる種類のボトル入り及び缶入りのアルコール及びノンアルコール飲料を液体のまま短時間で0℃以下に過冷却できることは、既に知られている。一般的に知られていないのは、これらの飲料を正確な過冷却温度まで急速冷却する方法である。そのような正確な過冷却温度は、望ましくない効果、例えば、1)望ましくないやり方での早過ぎる泡立ちまたはカーボネーションの解放や、2)摂取しづらい凍って固くなった飲料や「塊の入った(chunky)」凍った飲料などをもたらしかねない、不本意または早過ぎる凍結を防止しつつ、楽しく「オンデマンドで作られるシャーベット状飲料」を飲む体験を可能にする。
先行技術には、過冷却された乳飲料から即席ミルクセーキを作ったり、かち割り氷を混ぜ合わせずに過冷却されたフルーツ・野菜ジュースから即席スムージーを作ったりするなどの以前は不可能であった飲料選択肢を可能にするべく、飲料を液体状態に維持したまま0℃以下及び/または飲料の凝固点以下に過冷却することは記載されていない。
過冷却飲料は、過冷却飲料に核生成を起こしかつ飲料全体にわたって即席の緩い氷結晶形成を生じさせることによって即席「シャーベット状飲料」を作る能力のおかげで、人気が高まっている。過冷却液体飲料に核生成を起こす伝統的な方法は、1)十分な力で飲料容器を振るか、ぶつけるか、または叩くことによって飲料容器を撹乱して氷結晶を形成し始めるようにするステップ、あるいは2)飲料容器を開栓して液体を空気に露出させ、その後、核生成サイトを生成することを期待して液体を撹乱することで氷結晶を形成させるステップを含む。過冷却飲料に核生成を起こす別の方法は、飲料容器を開栓し、過冷却液体を、氷の種晶が入ったカップまたはグラスに注ぐステップを含み、これにより核生成プロセスが開始され、グラス内で即席スラッシー飲料が作られる。これらの方法全てのうち、密閉容器内の全ての種類の過冷却飲料に対して容器を開栓することなくオンデマンドの核生成を確実に一貫して生じさせることができるものはない。
例えば、過冷却炭酸飲料を自動販売機または陳列ケースから購入する場合には、核生成プロセスを開始する選択肢は限られている。振ったりぶつけたりすることで飲料の所望の氷結晶核生成を生じさせることができるが、飲料内のカーボネーションに起因して、望ましくない発泡も生じさせかねない。よって、選択肢は、液体を空気に露出させる(飲料容器を開栓する)かまたは液体を氷結晶入りのグラスに注ぐことに限られるが、前者は氷結晶核生成の誘発に失敗する確率が高く、後者は多くの購入時の状況において望ましくないかまたは現実的ではないであろう。
さらに、核生成が起きるのに必要な温度に起因して、ユーザは、典型的な家庭用冷蔵庫あるいは特殊な陳列ケースまたは自動販売機の過冷却冷蔵環境から飲料が取り出された時点で氷結晶核生成プロセスの開始までにおよそ90〜120秒間を要するか、または過冷却飲料が温まりすぎて氷結晶核生成が起きないかもしれない。理想的には、過冷却飲料は、自動販売機によってディスペンスされる前かまたは消費者が特殊な過冷却飲料陳列ケースまたは自動販売機から飲料を取り出した直後かのいずれかに、ボトル/缶を開栓することなく、かつ容器を開栓したときに望ましくない発泡が生じることなく、核生成されるべきである。
さらに、氷結晶核生成プロセスは、中身が透けて見えるボトルの内部を見るのに壮観かつ刺激的であり得、氷結晶核生成中に液体を照明または背面照明する能力によって、購入時における消費者に対する顕著な視覚的刺激と、氷結晶核生成または「半凍結化(slushing)」プロセスが成功したことを確認する便利な方法とをもたらすことができる。
米国特許第5,505,054号明細書 米国仮出願第61/966,106号 米国特許出願第14/298,117号 米国仮特許出願第61/849,412号 米国特許出願第14/163,063号 米国特許第4,979,994号明細書 米国特許出願公開第2004/0112413号明細書 米国特許出願公開第2006/0191086号明細書 米国特許第9,024,168号明細書 米国特許出願公開第2014/0125577号明細書 米国特許出願公開第2015/0112451号明細書
したがって、先行技術を用いる場合の上記の諸問題を解決する必要がある。
本発明の第1の目的は、急速な結晶化効果を照明するか、または照明せずに、超音波周波数を伝達することによって、0℃(32°F)以下に過冷却された飲料ボトルまたは缶内の液体、ファウンテンディスペンサ内の飲料、デザート、並びに食品を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供することである。
本発明の第2の目的は、飲料ボトルまたは缶を開栓せずとも、オンデマンドの核生成により、0℃以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供することである。
本発明の第3の目的は、ボトルまたは缶の開栓時に炭酸飲料の望ましくない発泡を生じさせることなく、0℃以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供することである。
本発明の第4の目的は、店員、レストランの接客係、または消費者が密閉された飲料ボトルまたは缶を開栓することなく核生成させることができるように、自動販売機の一体部分として、またはスタンドアロンの電動式または電池式の核生成装置として、0℃以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供することである。
本発明の第5の目的は、飲料がボトル内に存在している間に、LED光源、蛍光光源、ネオン光源、または他の光源及び種類を用いて背面照明及び/または側面照明及び/または正面照明及び/または上側からの照明及び/または下側からの照明を提供することにより、閉栓されているボトル内でオンデマンドの氷結晶核生成を照明することによって、0℃以下に過冷却された密閉または閉栓されている飲料ボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための方法、プロセス、装置、キット及びシステムを提供することである。
本発明は、ガラス製ボトル及びプラスチック製ボトルを含む閉栓されている飲料ボトル、並びにアルミ缶入りなどの缶入り飲料、及び同様のものとともに用いることができる。本発明は、ボール紙、蝋紙の密閉されたパッケージ、または他の構造体の密閉された飲料容器及び密閉されていない飲料容器に保存されている飲料または冷たい液体とともに用いることもできる。
或る好適実施形態では、超音波トランスデューサ(28kHz、40kHz、60kHz、あるいはそれ以上またはそれ以下のkHz値)を用いて超音波を生じさせ、超音波は液体媒体を通して伝達され、液体媒体は、飲料容器に直接接触している状態であり得るか、または薄膜に直接接触し、該薄膜がその後に飲料容器に直接接触している状態であり得る。
点弧スイッチが作動されたときに、電子タイマは、超音波トランスデューサによる短い持続時間の(1若しくは複数の)バースト状超音波(約0.1秒間ないし約2秒、あるいはそれ以上またはそれ以下)の生成を可能にする。点弧スイッチは、飲料容器の存在(並びに、場合によっては飲料の大きさ及び種類)を感知する自動検出器か、または超音波トランスデューサを点弧するための手動式押しボタンスイッチのいずれかであり得る。
飲料容器と直接または間接的に接触している液体媒体内の超音波パルスが、過冷却飲料の分子内にキャビテーションを生じさせることになり、それによって飲料内に狭い範囲の氷結晶核生成をもたらし、これが、過冷却液体の分子構造の特性に起因して過冷却飲料全体に広がることになり、それに続いて、飲料の種類及びその成分に応じて2〜60秒間の比較的短い時間内に、過冷却飲料全体の「半凍結化」が生じる(無糖飲料は通常、高加糖飲料よりも「半凍結化時間」が短い)。超音波パルスまたはパルスのタイミング(及び数)を注意深く制御することによって、開栓時に飲料の望ましくない発泡(カーボネーション核生成)を生じさせることなく炭酸飲料に核生成を起こして氷結晶を形成することができる。
本発明は、ファウンテンドリンク(fountain drink)または他の飲み放題飲料ディスペンシングメカニズム(図示せず)から、超音波トランスデューサと飲み放題過冷却液体飲料との直接または間接的な接触を介して、過冷却飲料の氷結晶核生成を生じさせるように設計することができる。
追加の実施形態は、飲料が「半凍結化」している間に、LED(発光ダイオード)光源、蛍光光源、ネオン光源、または他の光源及び種類を用いて背面照明及び/または側面照明及び/または正面照明及び/または上側からの照明及び/または下側からの照明を提供することによって、密閉された容器飲料内におけるオンデマンドの氷結晶核生成の目に見える美しさを高めることを可能にする。
超音波核生成装置に接触して配置されたときにボトル入り飲料の存在を検出するように取り付けられた圧力スイッチまたは他のスイッチにより、手動または自動で、光を点灯することができる。
任意的な回転装置は、超音波核生成パルスより前に、飲料容器を短時間(約0.2秒間ないし約20秒間、あるいはそれ以上またはそれ以下)回転させることができ、それにより核生成中に氷結晶形成の回転運動が与えられることになる。装置は、多色光、LED、あるいは点滅LEDまたは「可動」LED、または他の光源を備えることができる。
背面照明及び/または他の照明は、氷結晶形成及びそれに続くボトル入り飲料全体の「半凍結化」、並びに飲料容器内で形成される結晶間での光の反射及び回折の可視性を高めることができる。核生成装置から飲料容器が取り除かれた時点で、検出スイッチまたは圧力スイッチにより手動または自動で照明のスイッチを切ることができる。
さらに、所望により、より大きなアーケードスタイルのボタンを組み込むことができ、ユーザは、当該ボタンを押して氷結晶核生成を生じさせるための回転プロセス及び超音波パルスを開始させることができる。
別の実施形態では、背面照明、側面照明または他の照明は、核生成装置の一部であっても核生成装置と別体をなすものでもよい。さらに、任意的な回転機構は、核生成装置の一部であっても核生成装置と別体をなすものでもよい。さらに、アーケードスタイルの作動ボタンは、核生成装置の一部であっても核生成装置と別体をなすものでもよい。
本発明の全ての構成要素は、過冷却飲料陳列ケース、過冷却自動販売機、または他の過冷却可能な冷蔵装置のより大きなアセンブリの一部として構成することができ、あるいは、別体をなし、個々にまたは集合的に独立して立っているように構成することができる。
本発明のさらなる目的及び利点は、以下の、添付の図面に概略的に示される好適実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
第1の実施形態の、照明源を備えた、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置の正面左上斜視図である。 図1の装置の別の斜視図であり、装置にはボトルが載置されている。 図1の装置の分解立体図である。 図1の装置の別の斜視図であり、任意的な回転能力が備わっている。 図1の装置のための電子部品の回路図である。 第2の実施形態の、照明源を備えていない、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置の背面右上斜視図である。 冷蔵飲料陳列ケースまたは他の冷却装置の側面に取り付けられた図1の装置の左上斜視図である。 第3の実施形態装置の、照明源を備えた、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための正面左上斜視図である。 図8のボトルのための装置の別の斜視図であり、装置にはボトルが載置されている。 図9の装置の分解立体図である。 図9の装置の別の斜視図であり、深皿状部材アセンブリが洗浄のために取り外されている。 別の実施形態の、ボトルをセットするための深皿状部材または基部を必要とせずに、超音波トランスデューサに取り付けられた側面接触「棒状体」装置を用いて、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置の別の斜視図である。 図12の装置の分解立体図である。
本発明の開示実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その適用において、示されている特定の構成の詳細に限定されるものではないことを理解されたい。本発明は他の実施形態も可能である。本明細書において使用される用語も、説明を目的とするものであり、制限を目的とするものではない。
上記の発明の概要、好適実施形態の詳細な説明、及び添付の図面において、本発明の特定の事項(方法のステップを含む)に言及する。本明細書における本発明の開示には、そのような特定の事項の全ての可能な組合せを含むものではないことを理解されたい。例えば、或る特定の事項が本発明の或る特定の態様または実施形態に関連して開示されている場合、当該事項を、本発明の他の特定の態様及び実施形態と組み合わせて、及び/またはそれらとの関連で、本発明において通常、可能な限り用いることもできる。
この章では、本発明のいくつかの実施形態について、本発明の好適実施形態が示されている添付の図面を参照して、より十分に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができるので、本明細書に記載の実施形態に限定されると理解すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなり、本発明の範囲を当業者に伝えるように与えられている。類似の数字は全体にわたって類似の要素を指しており、プライム表記法(ダッシュ記号)は別の実施形態における同様の要素を示すために用いられている。
ここで、構成要素の一覧を記述する。
10 照明源を備えた、0℃(32°F)以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置
20 台(基部)
30 超音波トランスデューサ
35 基部用のトップカバー
45 超音波トランスデューサ用のネックカバー
50 ボトル用の深皿状部材
60 伝達媒体(液体、水、ゲル)を介した薄膜伝達膜
70 充填ノズル
80 120V電源用プラグ付き電源コードまたは内部電池などの電源
85 取付ブリッジ及び感圧抵抗(圧力スイッチ)
90 押しボタンスイッチ
100 電子部品の回路図
101 圧力スイッチ(85)
102 アルデュイーノまたはIC(集積回路)高性能ボードエレクトロニクス
103 ボタンが押下可能であることを示すための準備完了LED
104 D/C(直流)リレー
105 飲料ボトル照明源(220)
106 押しボタンスイッチ(90)
107 ソリッドステートリレー
108 40kHz超音波トランスデューサパワーエレクトロニクスボード(40)
109 超音波トランスデューサ(30)
110 音声出力エレクトロニクス及びスピーカ
111 電源
205 閉栓または密閉されている飲料ボトルまたは容器
210 照明源のための背壁
215 液体内部における核生成(結晶化)の始まり
220 照明源(LED)
240 冷蔵飲料陳列ケースまたは冷却器用の側面取付具
250 装置の基部を側面取付具に取り付けるためのフランジ
260 冷蔵飲料陳列ケースまたは他の冷却装置
310 第2の実施形態の、照明源を備えた装置
315 ボトル容器
320 台
330 照明源
340 取り外し可能な深皿状部材/深皿状部材アセンブリ
345 密閉された伝達媒体
347 ウエハ型の超音波トランスデューサ
348 深皿状部材の基部
349 トランスデューサ用の接点
350 超音波トランスデューサを点弧するためのタッチセンサ式押しボタン
360 準備完了表示LED
370 システムを電源オンにするためのタッチセンサ式押しボタン
380 電源オン表示LED
400 棒状体実施形態
410 超音波トランスデューサ
420 超音波パワー及び制御エレクトロニクスボード
425 超音波トランスデューサホルダ及び感圧抵抗(圧力スイッチ)
430 背面照明LEDを備えたボトルデザインのプレート
440 棒状取付部
450 水密伝達媒体(水またはゲル)
460 取付ボックス
本発明は、ボトルまたは缶などの飲料容器であって、その内容物を少なくとも約0℃(約32°F)以下、例えば約−9.4〜−3.3℃(約15〜26°F)まで過冷却させなければならないような飲料容器とともに用いられる。これらの温度に到達するための技術については、同一発明者による親特許出願である2014年2月18日に出願された米国仮出願第61/966,106号(特許文献2)に基づく優先権を主張する2014年6月6日に出願された米国特許出願第14/298,117号(特許文献3)において既に説明されかつ図示されており、特許文献2及び3は、全文を引用することを以って本明細書の一部となす。
飲料容器をこれらの温度まで過冷却するための他の技術についても、2013年1月28日に出願された米国仮特許出願第61/849,412号(特許文献4)に基づく利益を主張する2014年1月24日に出願された米国特許出願第14/163,063号(特許文献5)を含む同一発明者による追加の親特許出願において既に説明されかつ図示されており、特許文献4及び5も同様に、全文を引用することを以って本明細書の一部となす。
本発明は、これらの過冷却飲料容器を手に取り、内部の液体の氷結晶化を促すことにより、必要に応じて容器が密閉されたまま液体をシャーベット状に変化させる。
図1は、第1の実施形態の、照明源220を備えた、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置10の正面左上斜視図である。図2は、図1の装置10の別の斜視図であり、装置10にはボトル205が載置されている。
図3は、分解立体図である。
図4は、図1の装置10の別の斜視図であり、任意的な回転能力が備わっている。
図5は、図1の装置10のための電子部品100の回路図である。
図1、図3及び図5を参照すると、少なくとも約−1.1℃(約30°F)以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトルまたは缶の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置10が、台20を含むことができ、台20は、矩形の箱体や立方体などの小さな基部であり、内部に電子部品100を収容するための、プラスチックまたは金属から形成されたハウジングを有する。基部20の正面には、大きな押しボタンスイッチなどの作動スイッチ90を設けることができる。
基部を備えた台20は、おおよその大きさが、幅約4インチ(10.16cm)、高さ約4インチ、奥行き約5インチ(12.7cm)、あるいはそれよりも大きいかまたは小さい任意の寸法であってよいが、氷結晶核生成を見るのに好都合であるようにボトル観察領域及びLED220を目の高さに動かすために、より背の高い台または装置上に都合よく移動または載置することができる大きさのものである。
基部20の上には、所定量の水または他の液体あるいは約1/2オンス(oz)ないし約4oz(約14〜113g)の量の超音波伝達ゲルを保持するような、ステンレス鋼、UHMW、プラスチックまたは他の合金または材料などの様々な材料でできている、例えば円筒形の皿など、取り外し可能または取り外し不能な深皿状部材またはプレート50を配置することができる。
液体水、物質または超音波伝達ゲルは、超音波トランスデューサ、深皿状部材、及び深皿状部材内に載置することができる飲料ボトルに直接または間接的に接触させることができる。液体水、液体物質または超音波伝達ゲルの目的は、超音波トランスデューサからの、及び/または深皿状部材またはプレートからの超音波周波数振動を、装置に載置された飲料ボトルまたは容器へ均一に伝達及び/または増幅することである。
装置内に載置された飲料ボトルまたは容器と、液体またはゲル超音波伝達媒体との直接的な接触を防止するために、超音波周波数の伝達を可能にしかつ/または増幅する水密の薄膜またはキャップ60を用いることができる。
液体超音波伝達媒体の一例は、液体またはゲルを含むことができる。液体は、水道水、またはカビまたは細菌の増殖を防止するために防腐剤を加えた滅菌水、または超音波周波数伝達を向上させるための物質を加えた水を含むことができるが、これらに限定されるものではない。ゲル媒体の一例は、医療産業において広く用いられている薬用超音波ゲルパッドを含み得るが、これに限定されるものではない。
水密の薄膜またはキャップは、液体飲料内に超音波周波数振動を伝達させるために通常は装置上に載置された飲料ボトルとの適切な表面接触領域を作り出すことができるような、軟性プラスチック、ビニール、または他の材料で製造することができる。薄膜またはキャップは、耐穿刺性であり得る。
深皿状部材50内部の液体伝達媒体を薄膜またはキャップ60とともに用いることができる場合には、液体伝達媒体を充填ノズル70から充填してあふれるほどに満たすことができる。
薄膜またはキャップ60とともにゲル伝達媒体が用いられる場合には、ゲルパッドを挿入するために薄膜またはキャップを取り外すことができる。薄膜またはキャップなしで液体またはゲル伝達媒体を用いる場合には、液体またはゲルを深皿状部材内に流し込むかまたはプレート上に置くことができる。
薄膜の下において、媒体、深皿状部材またはプレートは、超音波トランスデューサ30である。超音波トランスデューサの一例は、超音波洗浄タンク内で用いられる100W,40kHzの圧電超音波洗浄トランスデューサを含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、デュソーら(Dussault et al.)による米国特許第4,979,994号明細書(特許文献6)及びブルナーら(Brunner et al.)による米国特許出願公開第2004/0112413号明細書(特許文献7)、並びにモウラドら(Mourad et al.)による米国特許出願公開第2006/0191086号明細書(特許文献8)を参照されたい。これらの文献は、超音波ドライバとともに、または超音波ドライバなしで圧電トランスデューサを示しており、全文を引用することを以って本明細書の一部となす。
基部カバー35及びネック部45は、基部内に含まれる超音波トランスデューサ及びエレクトロニクスを保護する。保護は、深皿状部材からこぼれたり、上方から装置上についたりし得るような、ほこり、ごみ、及び液体からの保護である。飲料が漏出したり、雨または他の液体が装置にこぼれたりする場合に備えて、液体をはじくために、基部カバー35及びネック部45を所定の角度に曲げたり、傾斜をつけたり、傾けたりすることができる。液体が基部のエレクトロニクス領域に入ることを防止するために、基部カバー及びネック部は溝または排水路構造を含むこともできる。エレクトロニクスを湿気から保護するために、基部カバー35及びネック部45に防水シール(図示せず)を組み込むことができる。
屋外での使用のために、全ての外面を防水シーラントコーティング及びUV(紫外線)保護コーティングで処理することによって、太陽または他のUV照射源への露光による変色または損傷を防止することができる。
水の侵入や環境によるダメージを防止するために、内部部品を収容する台(基部)20をゴム製ガスケットなどによって防水または密閉することができる。
装置10用の電源80は、110〜120ボルト(V)電源または220V電源用プラグ付きコードによって、または電池などによって供給することができる。電池は、9V(角型)、AA(単3)、AAA(単4)、C(単2)、D(単1)またはLiイオンまたはNi−MH充電池を含み得るが、これらに限定されるものではない。さらに、ソーラーパネルから装置10に電力供給することもできる。
装置10に高電圧AC電流が流れないように、12Vのシガーライタパワーアダプタまたは110V/220VのAC/DCプラグインパワーアダプタまたは他の低電圧源などの外部電力変換器から低電圧電力を遠隔供給することができる。
トランスデューサ30は、大きな押しボタンスイッチ、トグルスイッチなどのスイッチ90によって作動させることができる。
あるいは、トランスデューサ30は、深皿状部材50内に配置される飲料容器205の重みによって作動し得るような深皿状部材50内の圧力センサ85などによって、自動的に作動させることができる。
圧力センサ(例えば感圧抵抗であるがこれに限定されるものではない)85が、背面照明LED220と、ボトル入り飲料または飲料容器の存在を示すための押しボタン内の準備完了(ready)LED(図示せず)とを作動させる。押しボタンスイッチ90を押すと、タイミングエレクトロニクス100が作動して一定時間にわたって超音波トランスデューサ30にパルスを送信させ、それによって1若しくは複数の短いパルス状の超音波周波数(約0.1s〜約2.0s、あるいはそれ以上またはそれ以下)が生成される。
パルスは、直ちに深皿状部材及び伝達媒体を通して伝達され、閉栓されている飲料容器205の内部において氷結晶核生成によって液体を結晶化させ始め、飲料容器の内部において半凍結化効果215を開始し、これが全ての液体内容物全体にわたって急速に伝わり、液体内容物をソフトスラッシュまたは「超急冷されたガラス化液体」状態に変える。
飲料容器が炭酸ソーダのボトルなどのボトルである場合、ソーダボトルの外形などの飲料容器の形状を有し得る背壁210に取り付けられた新規な照明源220が、ボトル入り飲料の配置を容易にし、ユーザが見ることになる氷結晶化効果を見やすくする。
背壁210及び照明源220はさらに、半透明でありかつ液体及び環境から部品を保護する防水コーティングまたはカバーで処理することができる。
スイッチ90が押されると、電子部品内のタイミングエレクトロニクス100が、トランスデューサ30から短い持続時間の超音波パルスを生成し、それが伝達媒体(水またはゲル)を通して薄膜60へ、そしてボトル入り飲料205内への超音波を生じさせる。ボトル入り飲料205内では、少量の過冷却液体が核生成し215、これが急速に広まって容器205の至る所で飲料液体全体に緩い氷結晶を形成させることになる。飲料容器205が開栓されたときに、望ましくない発泡は存在せず、それによりユーザは負の効果を伴わずに過冷却「半凍結」飲料を満喫することができる。
氷結晶核生成(凍結または半凍結化)プロセスは美しいので、装置10における当該プロセスの可視面、例えば、容器内の飲料の背面照明、側面照明、または下側からの照明などを強化することが望ましい。ボタンが押下されている間にどれだけの核生成が起こったかに応じて、かつ存在する飲料成分の種類に応じて(加糖飲料は通常、半凍結化プロセスを完了するまでの時間が無糖飲料よりも長い)、数秒間または数十秒間の期間にわたって、観察者は、ボトル内の液体がスラッシー氷結晶形成に変化するのを見る。氷結晶化は、雲、結晶、ガラス、またはスラッシュと称することができ、過冷却温度、飲料内容物及び飲料の色によって異なる。
照明は、深皿状部材50内にボトル入り飲料を置いたときに、圧力センサ85などのセンサにより、または押しボタンスイッチ90により、自動的に点灯するように設計することができ、あるいはON/OFFスイッチにより作動させることができる。過冷却飲料の核生成または「半凍結化」を十分に観察することができるように、飲料を向こう側まで見通したり飲料の内部を見たりするために、照明が、正面、背面、側面、上側または下側から、あるいは複数の角度から、飲料を照明するように設計することができる。飲料ボトルが取り除かれたときに、またはON/OFFスイッチにより、照明は自動的に消える。装置10は、照明源の数の増減(例えばLEDの数の増減)により、図示されているものよりも小さくまたは大きく設計することができる。
ボトル容器205に隣接して照明源を備えた装置10を目の高さに取り付けることができる。装置10は、以下のように作動することができる。
1.装置10は常時OFFであり、伝達媒体膜及び伝達媒体を有する深皿状部材50内、及び/または深皿状部材が存在しない場合には超音波トランスデューサ30の上にボトル入り飲料205が載置されるまで装置10は機能しない。(本発明は、深皿状部材を用いて、または深皿状部材なしで、あるいはプレートまたはボトル入り飲料を保持するための他の機構を用いて構成することができる)。
2.深皿状部材50内(トランスデューサ上)にボトル入り飲料205が載置されたときに「圧力により作動する」スイッチ85により照明源220(LED)が点灯する。
3.深皿状部材50内にボトル入り飲料205が載置されると、押しボタンスイッチ90が作動状態になる。
押しボタン90が押されると、超音波パルスがトランスデューサ30から液体またはゲル媒体内へ、そして伝達媒体60を通してボトル205内へ送信され、それにより飲料ボトル205内の過冷却液体が核形成「半凍結化」される。押しボタン90は、複数回のボタンの早押しを防止するために、所定時間、例えば2〜5秒間にわたって非作動状態にされる。しかし、ボトル205が深皿状部材50内またはトランスデューサ30上にある限り、あるいは装置の側面に取り付けられた構成400における棒状体アセンブリ440、450にボトルが押し付けられたままである限り、照明源220(LED)はONのままであってよい。
照明源220は、複数のLED(発光ダイオード)を含むことができる。背の高いボトル(16oz(454g)ないし1リットル)に対する照明源のフットプリントは、約4.5〜7インチ(11.43〜17.78cm)の高さ及び約1〜2インチ(2.54〜5.08cm)の幅を有し得る。背の低いボトル(8ozないし14oz(227〜397g))に対する照明源のフットプリントは、約2〜4インチ(5.08〜10.16cm)の高さ及び約1〜2インチ(2.54〜5.08cm)の幅を有し得る。
LEDの輝度は、使用されている飲料ボトルの大きさ、重量または種類によって調整することができる。例えば、高輝度LEDまたは超高輝度LEDを用いることができ、FSR85に対するボトルの重量に基づいてボトルが小さいことが検出された場合、LEDの下方部分のみで照明することができる。
輝度レベルを制御するために、所望により、調光スイッチを用いることができる。例えば、コーラなどの濃い色のソーダ(炭酸飲料)は、氷結晶核生成をきちんと見るために超高輝度LEDの最大輝度を必要とし得るが、透明なソーダまたはボトル入り水は、見るときに調光LED背面照明を必要とし得る。
好適実施形態では、互いに垂直に重ねられた2つの48 SMD LED 12Vドームパネルからなる約96個のLEDのパターンを用いることができ、より大きなボトルには全てのLEDで背面照明し、より小さなボトルには下方のパネルのみで背面照明することができる。
小さなLEDストリップの水平または垂直配置を用いた、例えば50/50や35/28LEDストリップなどの表面実装型(SMD)LED防水ストリップを備えた別の構成を用いることもできる。
照明源220は、飲料ボトル容器205から約1/4インチ(0.635cm)ないし約1インチ(2.54cm)離して配置することができる。
核生成「半凍結化」プロセスの視覚効果を高めるために、照明源220は、多色LED、点滅LED、または可動LEDであってよい。
照明源220は、任意の数、形状、大きさ、色のLEDであってよく、LED以外の光源、例えば、ネオン光源、ハロゲン光源、蛍光光源または他の照明機構(図示せず)から製造することができる。
装置10を作動させるための回路図100を図5に示す。圧力スイッチ101は、前述の感圧抵抗(FSR)圧力スイッチ85でもある。使用されるFSRの一例は、高感度領域に印加される広範囲の圧力を高精度で検出することができる直径0.5インチ(1.27cm)の円形感圧抵抗を含み得るが、これに限定されるものではない。上記感圧抵抗により、装置は、装置に載置されたボトルの大きさ及び種類の違いを検出することができる。
アルデュイーノまたはIC(集積回路)高性能ボードエレクトロニクス102は、アルデュイーノウノ(Uno)、ミニまたはプロ高性能マイコンボード、または他のバージョンのアルデュイーノプラットフォームの高性能電子コンピュータボード、マイクロチップPICマイクロコントローラ、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)マイクロコントローラなどであってよい。様々な種類のマイクロエレクトロニクス(超小型電子技術)を用いることができ、例えば、ピーターソン(Peterson)による米国特許第9,024,168号明細書(特許文献9)(カラム4)並びにホアンら(Hoang et al.)による米国特許出願公開第2014/0125577号明細書(特許文献10)(段落53〜56)及びディチェフら(Dechev et al.)による米国特許出願公開第2015/0112451号明細書(特許文献11)(段落112)に記載されているような、超音波トランスデューサと併用されるアルデュイーノボードなどを用いることができるが、これらに限定されるものではない。特許文献9〜11は、全文を引用することを以って本明細書の一部となす。
準備完了LED103は、押しボタンを内部から照射して押下の準備が完了していることをユーザに知らせるような、押しボタン内の埋め込みLEDであってよい。
D/Cリレー104は、単一のDC/DCリレーまたはリレーボードなどの直流リレーであってよい。
飲料ボトル照明LED105は、前述の照明源220でもある。
押しボタンスイッチ106は、前述の押しボタンスイッチ90でもある。
ソリッドステートリレー107は、ベルメ(Berme)BEM−14840DAソリッドステートリレーを含み得るが、これに限定されるものではない。
超音波トランスデューサエレクトロニクス108は、110V,100W,40kHz用の超音波トランスデューサドライバボードまたは同様のものであってよく、超音波トランスデューサ109は、前述のトランスデューサ30であってよく、100W,40kHzの圧電超音波洗浄トランスデューサまたは同様のものであり得るが、これらに限定されるものではない。
音声出力モジュール110は、圧電スピーカモジュールまたは同様のものを含むことができるが、これに限定されるものではない。
電源111は、前述の電源80を含み得る。
図1〜図4との関連で図5を参照すると、各構成要素(部品)は以下のように相互作用する。
ブロック図パスA
ステップ1:超音波トランスデューサ30及び/または伝達媒体(水、液体またはゲル)または膜60に接触している深皿状部材50内に、過冷却飲料ボトル205を載置する。
ステップ2:ボトル205の重量によって圧力スイッチ85を作動させることで、ボトル205が存在する信号がアルデュイーノまたはIC高性能ボードエレクトロニクス102に送信される。(一実施形態では、圧力スイッチ85及び高性能ボードエレクトロニクス102が、重量によって飲料の大きさ及び種類を判定することができる。)
ステップ3:準備完了LED103を作動させる。
ステップ4:D/Cリレー104を作動させて照明LED105/220に電力を供給する。
ステップ5:照明LED105/220が電源オンにされ、光がボトル205を透過して観察者に届く。
ブロック図パスB
ステップ6:ユーザが押しボタンスイッチ90を押すことで、信号がアルデュイーノまたは高性能ボードエレクトロニクス102に送信される。
ステップ7:アルデュイーノまたは高性能ボードエレクトロニクス102がソリッドステートリレー107を作動させることで、超音波トランスデューサエレクトロニクス108に電圧を印加して短い持続時間のパルス(約0.1〜約2.0秒間)を発生させる。(注:圧力スイッチ85上にボトル205が存在しなければ、押しボタンスイッチ90が押下されてもアルデュイーノまたは高性能ボードエレクトロニクス102はソリッドステートリレー107を作動させない。)
ステップ8:超音波トランスデューサエレクトロニクス108が、超音波トランスデューサ109/30に電圧を印加して短い持続時間のパルスを発生させ、該パルスが、ボトル205内部で過冷却飲料に核生成を起こしてシャーベット状物を生成し始める。さらに、ボトル205内でシャーベット状物が形成されている間(約1〜30秒間であり得る)に、任意的な音声出力モジュール110が効果音を生じさせる。
深皿状部材50内においてボトル205が検出されている間、照明LED220/105は、所定の持続時間(約30秒間から最大で数分間)にわたってONのままである。ボトル205が取り除かれるかまたは時間設定が満了したら、照明LED105/220のスイッチがOFFになる。
自動化された遅延
アルデュイーノまたは高性能ボードエレクトロニクス102は、その後に押しボタン90の押下による後続超音波パルスの送信を許可する前に、(約1〜5秒間の)遅延を余儀なくされる。この機能は、ソーダが発泡してあふれ出るなどの望ましくない結果を引き起こしかねない超音波トランスデューサ109/30への繰り返しの短時間の超音波パルスの送信を防止することになる。さらに、繰り返しの超音波パルスの送信によって引き起こされるボトル入り飲料205内部における想定されるCO2(二酸化炭素)の膨張に起因する望ましくないあふれ出しまたは圧力を防止するために、所定数の超音波パルスが短時間(約10〜15秒間)で同じボトル205(約3〜5)に送信される場合には、より長い(約30〜60秒間の)自動化された遅延が起こる。
伝達媒体(水、ゲル)が異なること並びにソーダ/ジュース及びダイエットソーダなどの様々な種類の飲料に基づいて、ワット数(W)及び超音波信号の持続時間を調整することができる。ソーダ/ジュース中の糖とダイエットソーダ中の非甘味料とでは、表1及び2に示すように、トランスデューサパルスエミッタ時間を互いに異ならせることができる。表中の秒の範囲は、各数値の前に「約」なる語を含み得る。
表1は、水ベースの伝達媒体に関する、核生成(結晶化)パルスパワー(ワット数(W))についてのタイミングマトリックスを秒範囲で示す。
Figure 2017531151
表2は、ゲルベースの伝達媒体に関する、核生成(結晶化)パルスパワーについてのタイミングマトリックスを秒範囲で示す。
Figure 2017531151
図4を参照すると、任意的に飲料容器の回転を用いることもできる。飲料に核生成を起こすプロセスの直前または最中に飲料ボトル205を回転させるために装置10の基部に対して回転または旋回を加えることにより、核生成(凍結/半凍結化)プロセスの目に見える美しさに、さらなる刺激及び視覚的向上をさらに加えることができる。
氷結晶核生成の直前(及び最中)に飲料ボトル内の液体を円運動で揺動させるために、飲料容器の回転は、数秒間ないし数十秒間の持続時間の約60〜約100RPMなどの低速RPMの回転であってよい。回転のメリットは、氷結晶核生成の初めに形成される小さな氷結晶が、半凍結化効果を生じさせるために飲料内で膨張しながら運動していることである。この運動は、核生成プロセスに、エンドユーザに対する視覚的刺激及び魅力を加える。
図6は、第2の実施形態の、照明源を備えていない、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置10の背面右上斜視図である。本実施形態は、照明源220を備えていないことを除いて、先行実施形態と同じように機能する。本実施形態は、ミルクセーキなどの不透明な飲料や、缶入り飲料などとともに用いることができる。
装置10は、スタンドアロンで、または台上に、あるいは、過冷却冷蔵システム、持ち運び可能な冷却器、または他の二次装置に取り付けることができる。
図7は、冷蔵飲料陳列ケースまたは他の冷却装置260の側面に取り付けられた図1の装置10の左上斜視図である。業務用装置260は、ボトルなどの飲料容器を約−1.1℃(約30°F)未満に過冷却する小売店内の冷却ショーケースであり得る。
側面取付具240は、磁石または締結部品、例えばねじ及びボルトによって、陳列ケースまたは冷却装置260の側面に取り付けることができる。装置10の基部の側面から延出するフランジ250は、装置10を取付具240に締結することができる。取付具は、超音波ゲルパッド、膜、または液体伝達媒体流体などの物品を含むことができるような、アクセスドア(図示せず)を備えた中空体であり得る。
図8は、第3の実施形態の、照明源330を備えた、過冷却ボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置310の正面左上斜視図である。図9は、図8のボトルのための装置310の別の斜視図であり、装置310にはボトル315が載置されている。図10は、図9の装置310の分解立体図である。図11は、図9の装置310の別の斜視図であり、深皿状部材アセンブリ340が洗浄のために取り外されている。
図8〜図11を参照すると、装置310は、前述の照明源を備えた装置10と同様に働く。ここで、装置310は、コードレス電話に似ており、家庭用及び/または民生用に、より審美的に有用である洗練された台320を含むことができる。LED(発光ダイオード)などの照明源330は、先行実施形態の装置10と同様に作動させることができる。電力及び操作は、先行実施形態10と同様に機能することができる。
構成要素340は、前述の深皿状部材50に類似しているが、金属合金またはプラスチック製のプレートまたは深皿状部材の下面に取り付けられたウエハ型(wafer-type)の超音波トランスデューサを含む取り外し可能な深皿状部材アセンブリを指す。
構成要素347は、電力15W、25W、35Wまたは50Wの、または同様の、ウエハ型圧電超音波トランスデューサを指す。
構成要素348は、基部コネクタ349から圧電超音波トランスデューサ347へ電気を送れるようにするための電気接点を含むプラスチック製の深皿状部材またはプレートを指す。
構成要素349は、洗浄のため、あるいは水または超音波伝達流体で満たすために、深皿状部材348を装置から取り外すことを可能にするための基部電気コネクタを指す。
構成要素350は、超音波トランスデューサパルスを点弧するためのタッチセンサ式ボタンを指す。
構成要素360は、装置一式においてボタン押下の準備ができていることを示すための準備完了表示LEDを指す。
構成要素370は、装置の電源を入れたり切ったりするためのタッチセンサ式の電源オンボタンを指す。
構成要素380は、装置一式がオンまたはオフであることを示すための電源オン表示LEDを指す。
装置を作動させるために、液体媒体及びプレート345に接触している深皿状部材アセンブリ340上に、飲料ボトルまたは容器が載置される。電源ボタン370が押され、電源LED380によって示されるように装置がONにされる。背面照明LED330によって飲料ボトルが照明される。準備完了LED360が点灯し、ユーザが点弧ボタン350を押す。超音波トランスデューサ347は、短い持続時間のパルスをプレート及び伝達媒体を通って飲料容器内へ送信する。ユーザが図9に示されている視点から見ているときに、容器内の過冷却飲料は氷結晶核生成を開始することになり、半凍結化プロセスが開始することになる。
図8〜図11の実施形態は、先行実施形態で説明した回転及び旋回能力と同様の、任意的な飲料ボトルの回転または旋回能力を有することもできる。
図12は、別の実施形態の、内部に液体またはゲル伝達媒体を貯容する接触膜450を用いて、冷えたボトルの内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置400の別の斜視図である。ボトル背面照明アセンブリ430は、ボトルがユーザにより押し付けられて保持されるべき場所を示す。
図13は、側面に押し付けられる実施形態の分解立体図である。本実施形態は、超音波トランスデューサ410に固定接続された延長アーム440を含む棒状体440を用いることができる。先行実施形態と同様の水密の膜450が、棒状体440の端部に取付可能であり、かつ液体(水など)またはゲルで満たされる。前述のエレクトロニクス100などのタイミングエレクトロニクス420は、スイッチ及び/または圧力センサが作動されたときに、超音波パルスを生じさせることができる。装置上のボトルの有無を検出するために、圧力スイッチ感圧抵抗及び支持体425が用いられる。
棒状体端部450は、過冷却飲料ボトル(図示せず)に物理的に接触して配置することができ、パルスが生成されたときに飲料内で核生成を起こすことになる。
構成要素430は、ボトルデザインの背面プレート及びLEDハウジングを指す。
構成要素440は、超音波トランスデューサ及び液体またはゲル媒体及び膜への棒状取付部を指す。
取付ボックス460により、ボックスフランジ部を通過して下部の垂直支持部に至るねじやボルトなどの従来の締結部品を用いて、棒状体実施形態400を、壁または戸棚または陳列ケースなどに取り付けることができる。
操作中に、超音波周波数振動が棒状体の端部に伝達されかつ液体またはゲル媒体及び膜450を通って当該膜に接触している飲料容器内に伝達されるように、棒状体440が超音波トランスデューサ410に直接取り付けられる。核生成効果は、前述の実施形態のものと同様である。
「約」なる語は、本明細書を通じて、言及された量の±10%を含み得る。さらに、好適な量及び範囲は、約という接頭語なしで言及された量及び範囲を含み得る。
上記の各装置は、照明LEDと別体をなす超音波核生成装置を備えた2つの部分で構成された、または核生成装置と別体をなす複数の光源を備えた複数の部分で構成されたカウンターディスプレイ(什器)として設計することができる。
図面に装置が示されているが、本発明の全ての構成要素は、飲料陳列ケース、自動販売機、または他の過冷却可能な冷蔵装置のより大きなアセンブリの一部として構成することができ、あるいは、別体をなし、個々にまたは集合的に独立して立っているように構成することができる。
本発明は、密封された未開栓の飲料ボトルとともに用いることができるのみならず、開栓されて再度閉栓される飲料ボトルとともに用いることができる。
本発明は、ガラス製ボトル及びプラスチック製ボトルを含む閉栓されている飲料ボトル並びにアルミ缶入りなどの缶入り飲料、及び同様のものとともに用いることができる。
本発明は、ボール紙、蝋紙、プラスチックまたは多層構造体でできている密閉された飲料容器とともに用いることができる。本発明は、取り外し可能な蓋またはキャップを備えた再使用可能な容器とともに用いることもできる。
本発明は、蓋なしの飲料容器、例えば、ガラス、プラスチック、または金属製のカップまたは容器とともに用いることができる。
本発明は、独自の氷結晶核生成またはエマルジョンを生成するべく、液体、ゼラチン、またはアイスクリームなどの種々の冷たい食品成分の組合せの入った容器とともに用いることができる。
本発明について、実際面で推定される特定の実施形態または変更形態の様々な観点から説明し、開示し、解説し、示してきたが、本発明の範囲はこれらに制限されることを意図するものではなく、そのように見なされるべきではなく、本明細書における教示によって示唆され得るその他の変更形態または実施形態は特に、添付の広範な特許請求の範囲に含まれるものとして特別に留保される。

Claims (20)

  1. 0℃(32°F)以下に過冷却された閉栓されている飲料ボトル、缶、または容器の内部において液体を結晶化させてシャーベット状物を形成するための装置であって、
    天面及び、支持面上において支持される底面を有する基部と、
    内部に過冷却された液体を貯容する閉栓されている飲料ボトルまたは飲料缶からなる飲料容器を支持するように適応可能な上面及び、前記基部の前記天面上に配置される下面を有するホルダと、
    前記ホルダの前記上面よりも下方に配置された、超音波信号を発生するトランスデューサと、
    前記トランスデューサ及び前記ホルダの前記上面間に配置された、前記トランスデューサからの前記超音波信号を前記ボトル内部の前記液体に伝達するように適合された伝達媒体とを含むことにより、
    前記飲料容器の内部において、前記超音波信号が伝達されることにより、前記液体が結晶化されてシャーベット状になるように構成されていることを特徴とする装置。
  2. 前記ホルダが、取り外し可能な深皿状部材であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記トランスデューサが、超音波トランスデューサであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記伝達媒体が、水であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記伝達媒体が、ゲルであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記基部上において、前記トランスデューサを始動させるべく当該装置を作動させるための押しボタンをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記ホルダ内に圧力センサをさらに含み、
    前記ホルダ内に前記飲料容器が配置されると、前記トランスデューサが作動して前記超音波信号を発するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 当該装置を冷蔵庫または冷却器の側面に取り付けるように適合可能な取付具をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記超音波トランスデューサが、約28kHz、約40kHz及び約55kHzからなる群から選択されたものであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記超音波トランスデューサが、約15W、約25W、約35W、約60W、約100W及び約150Wからなる群から選択されたワット数を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 前記超音波信号が、約0.1秒間ないし約2秒間の持続時間を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 当該装置に取り付けられた照明源をさらに含み、
    前記照明源が、前記トランスデューサが作動されたときに前記ボトルを通過するように適合された光を発することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記照明源が、LED(発光ダイオード)を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記照明源が、前記飲料容器ホルダよりも上方の空間を背面から照明するための背面壁を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記照明源が、前記飲料容器ホルダよりも上方の空間を側面から照明するための側壁を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記照明源が、前記飲料容器ホルダよりも上方の空間を正面から照明するための正面壁を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 前記照明源が、前記飲料容器ホルダよりも上方の空間を上側から照明するための前記照明源用の上側取付具を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  18. 前記照明源が、前記飲料容器ホルダよりも上方の空間を下側から照明するための前記照明源用の下側取付具を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  19. 当該装置が、入力電圧120Vのプラグ付きコード電源によって作動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  20. 当該装置が、持ち運び可能でありかつ電池によって作動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
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