JP2017530719A5 - - Google Patents

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  1. 野生キュウリまたはキュウリの近縁野生種の遺伝子移入断片を、第2染色体上にホモ接合もしくはヘテロ接合形態で含む栽培キュウリ(Cucumis sativus var. sativus)植物であって、前記遺伝子移入断片がキュウリの果実収量を増加させ、食用収穫時に果実に苦味がなく、前記遺伝子移入断片が、NCIMB42262として寄託された種子から栽培された植物と栽培キュウリ植物とを交配させることによって得られ、前記第2染色体上の遺伝子移入断片が、
    a)配列番号1の一塩基多型マーカーSNP_01のAGまたはGG遺伝子型、
    b)配列番号2の一塩基多型マーカーSNP_02のAGまたはGG遺伝子型、
    c)配列番号3の一塩基多型マーカーSNP_03のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号4の一塩基多型マーカーSNP_04のGTまたはGG遺伝子型、
    e)配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    f)配列番号6の一塩基多型マーカーSNP_06のCTまたはTT遺伝子型、
    g)配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型、
    h)配列番号8の一塩基多型マーカーSNP_08のCTまたはTT遺伝子型、
    i)配列番号9の一塩基多型マーカーSNP_09のCTまたはCC遺伝子型、
    j)配列番号10の一塩基多型マーカーSNP_10のGTまたはGG遺伝子型、
    k)配列番号11の一塩基多型マーカーSNP_11のAGまたはAA遺伝子型
    からなる群から選択される、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つまたは3つのマーカーを検出する分子マーカーアッセイにより検出可能である、栽培キュウリ植物。
  2. 前記キュウリの果実収量の増加が、同一環境下で生育した場合に、遺伝子移入断片を含む植物系統の植物当たりの平均果実数(FrPP)が、遺伝子移入断片を含まない遺伝的対照系統と比較して有意に高いこと、および/または、同一環境下で生育した場合に、遺伝子移入断片を含む植物系統の植物当たりの平均果実重量(GrPP)が、遺伝子移入断片を含まない遺伝的対照系統と比較して有意に高いことにより、表現型的に表現される、請求項1記載の植物。
  3. 前記第2染色体上の遺伝子移入断片が、
    a)配列番号1の一塩基多型マーカーSNP_01のAGまたはGG遺伝子型、
    b)配列番号2の一塩基多型マーカーSNP_02のAGまたはGG遺伝子型、
    c)配列番号3の一塩基多型マーカーSNP_03のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号4の一塩基多型マーカーSNP_04のGTまたはGG遺伝子型、
    e)配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    f)配列番号6の一塩基多型マーカーSNP_06のCTまたはTT遺伝子型、
    g)配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型、
    h)配列番号8の一塩基多型マーカーSNP_08のCTまたはTT遺伝子型、
    i)配列番号9の一塩基多型マーカーSNP_09のCTまたはCC遺伝子型、
    j)配列番号10の一塩基多型マーカーSNP_10のGTまたはGG遺伝子型、
    k)配列番号11の一塩基多型マーカーSNP_11のAGまたはAA遺伝子
    からなる群から選択される、少なくとも3つのマーカーを検出する分子マーカーアッセイにより検出可能である、請求項1または2に記載の植物。
  4. 第6染色体上にホモ接合またはヘテロ接合形態で遺伝子移入断片をさらに含み、前記遺伝子移入断片がキュウリ果実収量を増加させ、かつ、前記第6染色体上の遺伝子移入断片が、
    a)配列番号12の一塩基多型マーカーSNP_12のAGまたはAA遺伝子型、
    b)配列番号13の一塩基多型マーカーSNP_13のAGまたはAA遺伝子型、
    c)配列番号14の一塩基多型マーカーSNP_14のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号15の一塩基多型マーカーSNP_15のCTまたはTT遺伝子型、
    e)配列番号16の一塩基多型マーカーSNP_16のAGまたはAA遺伝子型、
    f)配列番号17の一塩基多型マーカーSNP_17のCTまたはTT遺伝子型、
    g)配列番号18の一塩基多型マーカーSNP_18のCTまたはCC遺伝子型、
    h)配列番号19の一塩基多型マーカーSNP_19のACまたはAA遺伝子型、
    i)配列番号20の一塩基多型マーカーSNP_20のACまたはAA遺伝子型、
    j)配列番号21の一塩基多型マーカーSNP_21のAGまたはGG遺伝子型、
    k)配列番号22の一塩基多型マーカーSNP_22のCTまたはCC遺伝子型、
    l)配列番号23の一塩基多型マーカーSNP_23のAGまたはAA遺伝子型、
    m)配列番号24の一塩基多型マーカーSNP_24のCTまたはCC遺伝子型、
    n)配列番号25の一塩基多型マーカーSNP_25のAGまたはGG遺伝子型、
    o)配列番号26の一塩基多型マーカーSNP_26のCTまたはCC遺伝子型、
    p)配列番号27の一塩基多型マーカーSNP_27のAGまたはAA遺伝子型、
    q)配列番号28の一塩基多型マーカーSNP_28のCTまたはCC遺伝子型、
    r)配列番号29の一塩基多型マーカーSNP_29のCTまたはCC遺伝子型、
    s)配列番号30の一塩基多型マーカーSNP_30のGTまたはTT遺伝子型
    からなる群から選択される、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つまたは3つのマーカーを検出する分子マーカーアッセイにより検出可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物。
  5. 前記第2染色体上の遺伝子移入断片が、
    a)配列番号1の一塩基多型マーカーSNP_01のAGまたはGG遺伝子型、
    b)配列番号2の一塩基多型マーカーSNP_02のAGまたはGG遺伝子型、
    c)配列番号3の一塩基多型マーカーSNP_03のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号4の一塩基多型マーカーSNP_04のGTまたはGG遺伝子型、
    e)配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    f)配列番号6の一塩基多型マーカーSNP_06のCTまたはTT遺伝子型、
    g)配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型、
    h)配列番号8の一塩基多型マーカーSNP_08のCTまたはTT遺伝子型、
    i)配列番号9の一塩基多型マーカーSNP_09のCTまたはCC遺伝子型、
    j)配列番号10の一塩基多型マーカーSNP_10のGTまたはGG遺伝子型、
    k)配列番号11の一塩基多型マーカーSNP_11のAGまたはAA遺伝子型
    からなる群から選択される、少なくとも2、3または4つの連続するマーカーを検出する分子マーカーアッセイにより検出可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の植物。
  6. 前記第6染色体上の遺伝子移入断片が、
    a)配列番号12の一塩基多型マーカーSNP_12のAGまたはAA遺伝子型、
    b)配列番号13の一塩基多型マーカーSNP_13のAGまたはAA遺伝子型、
    c)配列番号14の一塩基多型マーカーSNP_14のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号15の一塩基多型マーカーSNP_15のCTまたはTT遺伝子型、
    e)配列番号16の一塩基多型マーカーSNP_16のAGまたはAA遺伝子型、
    f)配列番号17の一塩基多型マーカーSNP_17のCTまたはTT遺伝子型、
    g)配列番号18の一塩基多型マーカーSNP_18のCTまたはCC遺伝子型、
    h)配列番号19の一塩基多型マーカーSNP_19のACまたはAA遺伝子型、
    i)配列番号20の一塩基多型マーカーSNP_20のACまたはAA遺伝子型、
    j)配列番号21の一塩基多型マーカーSNP_21のAGまたはGG遺伝子型、
    k)配列番号22の一塩基多型マーカーSNP_22のCTまたはCC遺伝子型、
    l)配列番号23の一塩基多型マーカーSNP_23のAGまたはAA遺伝子型、
    m)配列番号24の一塩基多型マーカーSNP_24のCTまたはCC遺伝子型、
    n)配列番号25の一塩基多型マーカーSNP_25のAGまたはGG遺伝子型、
    o)配列番号26の一塩基多型マーカーSNP_26のCTまたはCC遺伝子型、
    p)配列番号27の一塩基多型マーカーSNP_27のAGまたはAA遺伝子型、
    q)配列番号28の一塩基多型マーカーSNP_28のCTまたはCC遺伝子型、
    r)配列番号29の一塩基多型マーカーSNP_29のCTまたはCC遺伝子型、および
    s)配列番号30の一塩基多型マーカーSNP_30のGTまたはTT遺伝子型
    からなる群から選択される、少なくとも2、3または4つの連続するマーカーを検出する分子マーカーアッセイにより検出可能である、請求項4または5に記載の植物。
  7. 少なくとも1、2または3つのマーカーが、
    a)配列番号2の一塩基多型マーカーSNP_02のAGまたはGG遺伝子型、
    b)配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    c)配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型、
    d)配列番号9の一塩基多型マーカーSNP_09のCTまたはCC遺伝子型、および
    e)配列番号10の一塩基多型マーカーSNP_10のGTまたはGG遺伝子型
    からなる群から選択されて検出される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の植物。
  8. 少なくとも以下のマーカーが検出される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の植物:
    −配列番号6の一塩基多型マーカーSNP_06のCTまたはTT遺伝子型。
  9. 以下のマーカーの少なくとも1つがさらに検出される、請求項8に記載の植物:
    −配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    −配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型。
  10. 少なくとも1、2または3つのマーカーが、
    −配列番号12の一塩基多型マーカーSNP_12のAGまたはAA遺伝子型、
    −配列番号13の一塩基多型マーカーSNP_13のAGまたはAA遺伝子型、
    −配列番号18の一塩基多型マーカーSNP_18のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号19の一塩基多型マーカーSNP_19のACまたはAA遺伝子型、
    −配列番号20の一塩基多型マーカーSNP_20のACまたはAA遺伝子型、
    −配列番号21の一塩基多型マーカーSNP_21のAGまたはGG遺伝子型、
    −配列番号22の一塩基多型マーカーSNP_22のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号23の一塩基多型マーカーSNP_23のAGまたはAA遺伝子型、
    −配列番号24の一塩基多型マーカーSNP_24のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号25の一塩基多型マーカーSNP_25のAGまたはGG遺伝子型、
    −配列番号26の一塩基多型マーカーSNP_26のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号28の一塩基多型マーカーSNP_28のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号30の一塩基多型マーカーSNP_30のGTまたはTT遺伝子型
    からなる群から選択されて検出される、請求項4〜9のいずれか一項に記載の植物。
  11. 少なくとも1、2または3つのマーカーが、
    −配列番号13の一塩基多型マーカーSNP_13のAGまたはAA遺伝子型、
    −配列番号18の一塩基多型マーカーSNP_18のCTまたはCC遺伝子型、
    −配列番号28の一塩基多型マーカーSNP_28のCTまたはCC遺伝子型、
    からなる群から選択される、請求項4〜10のいずれか一項に記載の植物。
  12. 前記植物が、以下の型のキュウリ:ピックルキュウリ(pickling cucumbers)、スライスキュウリ(slicing cucumbers)、長キュウリ(long cucumbers)、短キュウリ(short cucuber)、ヨーロッパ温室キュウリ(European greenhouse cucumber)、ベイト−アルファ型キュウリ、オリエンタルトレリス型キュウリ(oriental trellis type cucumbers)、アジアキュウリのうちの1つである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の植物。
  13. 前記植物が、単交配F1交配種または近交系である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の植物。
  14. 前記植物が、一度の(once-over)機械収穫に適している、請求項1〜13のいずれか一項に記載の植物。
  15. 前記植物が野生キュウリ植物および在来種ではないか、または前記植物がユーラシアキュウリ群、東アジアキュウリ群または西双版キュウリ群の栽培キュウリである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の植物。
  16. 前記植物が受粉しない無核果実を産生する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の植物。
  17. 前記植物が、主としてまたは完全に雌性である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の植物。
  18. 前記植物が、前記植物により産生される果実の形態学的特性に関して均一である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の植物。
  19. 前記植物が、食用成熟時に、少なくとも10cmの平均果実長および/または2以上の果実直径に対する果実長比を有する果実を産生する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の植物。
  20. 前記第2染色体上の遺伝子移入断片が、受託番号NCIMB42262で寄託された種子中の第2染色体上に見出される断片、またはより小さい断片である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の植物。
  21. 前記第2染色体上の遺伝子移入断片が、10Mb以下のサイズ、好ましくは8Mb以下のサイズ、より好ましくは3Mb以下のサイズである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の植物。
  22. 前記遺伝子移入断片が、少なくとも0.5Mbまたは少なくとも1Mbのサイズである、請求項21に記載の植物。
  23. 前記植物が無限成長(indeterminate)のキュウリである、請求項1〜22のいずれか一項に記載の植物。
  24. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の植物を生育させる種子。
  25. 請求項1〜24のいずれか一項に記載の植物から採取したキュウリ果実。
  26. 食用収穫時に果実に苦味がない、請求項25に記載の果実。
  27. 前記果実が食用収穫時に薄い皮を有する、請求項25または26に記載の果実。
  28. 少なくとも1つの組換え第2染色体を含み、前記組換え第2染色体が野生キュウリ植物またはキュウリの近縁野生種の遺伝子移入断片を含み、前記遺伝子移入断片が果実収量の向上をもたらすQTLを含む、請求項1〜27のいずれか一項に記載の植物または種子の細胞、組織または植物部分。
  29. 果実収量が向上したキュウリ品種を栽培するための、野生キュウリ植物またはキュウリの近縁野生種の遺伝子移入断片を含む組換え第2染色体の使用であって、前記遺伝子移入断片が果実収量の向上をもたらす対立遺伝子を含み、前記組換え第2染色体が受託番号NCIMB42262として寄託された種子中に存在する組換え第2染色体であるか、または当該組換え第2染色体に由来する、使用。
  30. 受託番号NCIMB42262として寄託された種子またはその後代中に存在する第2染色体の、遺伝子移入断片を前記第2染色体上に含む栽培されたキュウリ植物を産生するための使用であって、前記遺伝子移入断片が、前記遺伝子移入断片を含まない遺伝的対照キュウリ植物と比較して果実収量の向上をもたらす、使用。
  31. 受託番号NCIMB42262として寄託された種子またはその後代から栽培された植物の、果実収量が向上した栽培されたキュウリ植物を産生するための使用であって、前記果実収量の向上が前記植物またはその後代の第2染色体から得られる遺伝子移入断片によりもたらされる、使用。
  32. 第2染色体上に遺伝子移入断片を含む栽培されたC. sativus var. sativus植物を同定する方法であって、前記遺伝子移入断片が、NCIMB42262に存在するものであるか、またはそれに由来するより小さい断片であって、
    a)栽培されたC. sativus var. sativus植物の個体群を準備し、
    b)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するためのSNP_01〜SNP_11であって、それぞれ配列番号1〜配列番号11の第75ヌクレオチドであるSNP_01〜SNP_11からなる群から選択される少なくとも1つのSNPマーカーを検出する分子マーカーアッセイを用いて前記個体群をスクリーニングし、
    c)i)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するための、SNP_01〜SNP_11の少なくとも1つのSNPマーカー、または
    ii)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するための、SNP_1〜SNP_11から選択される少なくとも2、3または4つの連続するマーカー、または
    iii)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するための、SNP_2、SNP_5、SNP_7、SNP_9およびSNP_10からなる群から選択される少なくとも1、2または3つのマーカー、または
    iv)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するための、少なくともマーカーSNP_06ならびに任意にマーカーSNP_05および/またはSNP_07
    を含む植物を同定および/または選択する
    ことを含
    前記工程c)のSNP遺伝子型は、
    配列番号1の一塩基多型マーカーSNP_01のAGまたはGG遺伝子型、
    配列番号2の一塩基多型マーカーSNP_02のAGまたはGG遺伝子型、
    配列番号3の一塩基多型マーカーSNP_03のAGまたはGG遺伝子型、
    配列番号4の一塩基多型マーカーSNP_04のGTまたはGG遺伝子型、
    配列番号5の一塩基多型マーカーSNP_05のACまたはCC遺伝子型、
    配列番号6の一塩基多型マーカーSNP_06のCTまたはTT遺伝子型、
    配列番号7の一塩基多型マーカーSNP_07のAGまたはGG遺伝子型、
    配列番号8の一塩基多型マーカーSNP_08のCTまたはTT遺伝子型、
    配列番号9の一塩基多型マーカーSNP_09のCTまたはCC遺伝子型、
    配列番号10の一塩基多型マーカーSNP_10のGTまたはGG遺伝子型、
    配列番号11の一塩基多型マーカーSNP_11のAGまたはAA遺伝子型
    からなる群から選択される、方法。
  33. 果実収量の向上をもたらす遺伝子移入断片を含むC. sativusF1交配植物の製造方法であって、
    a)収量の向上をもたらす対立遺伝子を含む遺伝子移入断片を有する組換え第2染色体をホモ接合形態で含む第1近交系キュウリ植物であって、前記遺伝子移入断片がNCIMB42262に存在するものであるか、またはより小さい断片である、キュウリ植物を準備し、
    b)第2近交系キュウリ植物を準備し、
    c)前記a)のキュウリ植物と前記b)のキュウリ植物とを交配させ、
    d)前記交配種からF1交配種子を回収する
    ことを含む、方法。
  34. NCIMB42262の後代を製造するための方法であって、
    a)受託番号NCIMB42262として寄託された種子から植物を栽培し、
    b)前記植物を1回または複数回同系交配させるか、または前記植物を1回または複数回他のキュウリ植物と交配させて後代の種子を産生し、
    c)前記種子または前記種子もしく植物の一部から栽培された前記後代の種子または植物を、
    第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するためのSNP_01〜SNP_11、
    からなる群から選択される少なくとも1つのSNPマーカーを検出する分子マーカーアッセイを用いてスクリーニングし、
    d)i)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するためのSNP_01〜SNP_11の少なくとも1つのSNPマーカー、または
    ii)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するためのSNP_1〜SNP_11から選択される少なくとも2、3または4つの連続するマーカー、または
    iii)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するためのSNP_2、SNP_5、SNP_7、SNP_9およびSNP_10からなる群から選択される少なくとも1、2または3つのマーカー、または
    iv)第2染色体上の遺伝子移入断片を検出するための、少なくともマーカーSNP_06ならびに任意にマーカーSNP_05および/またはSNP_07
    を含む後代植物を同定および/または選択する
    ことを含む、方法。
  35. 請求項34に記載の方法により産生された後代植物。
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