JP2017530395A - 眼鏡レンズ、及び眼鏡レンズを決定する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
−眼鏡レンズは、単焦点レンズ及び累進多焦点レンズからなるリストの内から選択され、眼鏡レンズが標準的な着用状態で着用された場合に、拡大機能の光屈折効果が以下の特徴、すなわち
・眼鏡レンズが単焦点レンズの場合、
‐眼鏡レンズはフィッティング点を有し、眼鏡レンズの上下軸(β=0)を画定するのに適したデータに関連付けられており、
‐レンズ全体にわたる光屈折度数の変動は0.5ジオプタ以下、例えば0.25ジオプタ以下であり、
‐累進又は逆進前面は、レンズの鼻/又は側頭領域内に位置する少なくとも1つの曲率極値を含み、
・眼鏡レンズが累進多焦点レンズの場合、
‐眼鏡レンズはフィッティング点を有し、眼鏡レンズの上下軸(β=0)を画定するのに適したデータに関連付けられており、
‐眼鏡レンズは経線(αm,βm)を有し、
‐度数の極値が、(αm,βm−10°)と(αm,βm+10°)との間にある凝視方向領域内に位置し、
‐累進又は逆進前面は、レンズの鼻/又は側頭領域内に位置する少なくとも1つの曲率極値を含んでいることから生じる。
−眼鏡レンズは、累進又は逆進前面上で前面経線を画定する主視線を有し、前面経線は最小曲率値C1mermin及び最大曲率値C1mermaxを有し、累進又は逆進前面は、最小曲率値C11min及び最大曲率値C11maxを有する第1の点P11を含み、C11max>C1mermax又はC11min<C1merminであり、P11と前面経線との間の距離は5mmよりも大きい。
−累進又は逆進前面は、以下からなるリストの条件、すなわち
・条件1:累進又は逆進前面は、点P11とは異なる、最小曲率値C12min及び最大曲率値C12maxを有する第2の点P12を含み、C12max>C1mermax又はC12min<C1merminであり、P12と前面経線との間の距離が5mmよりも大きいこと、
・条件2:前面は累進表面であり、C11max>C1mermaxであること、
・条件3:前面は逆進表面であり、C11min<C1merminであること、のうち一つの要件を満たす。
−累進又は逆進前面は、最小曲率値C12min及び最大曲率値C12maxを有する第2の点P12を含み、C12max>C1mermax又はC12min<C1merminであり、点P12と前面経線との間の距離は5mmよりも大きく、点P11と点P12は共に鼻の側方領域又は側方領域のいずれかに位置している。
−主視線は、裏側主表面上に裏面経線を画定し、裏面経線は最小曲率値C2mermin及び最大曲率値C2mermaxを有し、裏側主表面は最小曲率値C23min及び最大曲率値C23maxを有する第3の点P23を含み、C23max>C2mermax又はC23min<C2merminであり、P23と裏面経線との間の距離は5mmよりも大きい。
−(n−1)×|C11max−C1mermax|≧0.25ジオプタ、又は(n−1)×|C11min−C1mermin|≧0.25ジオプタであり、nはレンズの屈折率である。
−(n−1)×(C1mermax−C1mermin)≧0.25ジオプタ、好適には≧0.5ジオプタであり、nはレンズの屈折率である。
−眼鏡レンズは、着用時に、中間領域と、第1の視野及び中間領域を通る視線とを含む累進多焦点レンズであり、視線がレンズを鼻の側方領域及び側頭の側方領域に分割し、第1の視野が度数が安定した領域を含む。
−眼鏡レンズは、度数が安定した領域を含む第2の視野を更に含み、中間領域が第1の視野と第2の視野を接合する。
−眼鏡レンズは主視線を有し、主視線は前面上に前面経線、及び裏面上に裏面経線を画定し、前面は前面経線に関して非対称であり、裏面は裏面経線に関して非対象であって、光屈折機能は主視線に関して対称である。
−以下の特徴を満たす。すなわち、
・第1の主表面に所与の高さで経線から等距離に位置する点の各対が、MAX(|SPHN−SPHT|)≧0.25ジオプタ、例えば0.5ジオプタ以上を満たし、
・主視線から等距離で同じ高さに位置する凝視方向の各対が、
MAX(|PoptN−PoptT|)≦k.MAX(|SPHN−SPHT|)を満たし、k≦0.8、例えばkは0.5以下であって、SPHはある領域内での平均球面度数値、Poptはある領域内での度数値、添え字Nは鼻の側方領域に関し、添え字Tは側頭の側方領域に関し、MAX()はある評価領域にわたり評価される量の最大値である。
a)拡大機能を提供するステップと、
b)初期眼鏡レンズを提供するステップと、
c)初期眼鏡レンズの光屈折機能を決定するステップと、
d)初期眼鏡レンズの光屈折機能及びステップa)の拡大機能に等しい目標拡大機能を有する目標レンズを画定するステップと、
e)ステップd)の目標を最適化の目標として用いる最適化により最終眼鏡レンズを決定するステップとを含む方法を提供する。
・眼鏡レンズを発注するのに適した第1のコンピュータ装置(CU1)であって、レンズ発注側(LOS)に位置し、発注データ(OD)を出力するのに適した第1の出力インターフェース(OI1)を含み、発注データ(OD)は個別の拡大ニーズを含む前記第1のコンピュータ装置(CU1)と、
・発注データ(OD)に基づいてレンズデータ(LD)を提供するのに適した第2のコンピュータ装置(CU2)であって、レンズ決定側(LDS)に位置する共に、
・個別の拡大ニーズを満たすべく眼鏡レンズを決定する上述の方法に従い眼鏡レンズを決定するのに適した決定コンピュータ装置(DCU)と、
・前記レンズデータ(LD)を出力するのに適していて、前記レンズデータ(LD)が少なくともレンズブランクデータ及び表面データを含む第2の出力インターフェース(OI2)とを含む前記第2のコンピュータ装置(CU2)と、
・前記第1のコンピュータ装置(CU1)から前記第2のコンピュータ装置(CU2)に前記発注データ(OD)を送信するのに適した第1の送信コンピュータ装置(TCU1)と、
・レンズデータ(LD)に基づいて眼鏡レンズを製造するのに適した製造装置(MD)であって、レンズ製造側(LMS)に位置する前記製造装置(MM)と、
・前記第2のコンピュータ装置(CU2)から前記製造装置(MD)に前記レンズデータ(LD)を送信するのに適した第2の送信コンピュータ装置(TCU2)とを含む、眼鏡レンズを提供する眼鏡レンズ供給システムを提供する。
以下の定義を本発明の枠組みで与える。
語句「着用者の処方」は「処方データ」とも呼ばれ、当該技術分野において公知である。処方データは、着用者について得られた一つ以上のデータを指し、少なくとも一方の眼、好適には両眼に対して、着用者の両眼の屈折異常を矯正するのに適した処方された球面度数SPHp、及び/又は処方された乱視値CYLp及び処方された軸AXISp、及び適切である場合、各々の着用者の両眼の老眼を矯正するのに適した処方された加入度数Addpを示す。処方データは通常、遠方視条件で見ている着用者に対して決定される。従って、SPHp_FV、CYLp_FV、AXISp_FV、Addp_FVは、添え字「FV」が「遠方視」を意味する場合に決定される。
ProxO=1/MJ
Popt=ProxO+Proxl
(|α|2+|β|2)1/2≦50°
「拡大機能」は、拡大の局所的管理を可能にするレンズの表面の光学的構成である。換言すれば、拡大機能とは拡大に対する表面の寄与である。従って、前記拡大機能は、前記表面の幾何学的特徴だけに依存し、レンズの厚さ及び/又はレンズの度数等のレンズ特徴には依存しない。
−表面が物体側面である場合、
「最大曲率値」Cmaxは、所与の領域内での平均曲率CURVmeanの最大値である。
「度数が安定した領域」とは、着用者が調節を変えることなく全ての凝視方向で明瞭に見ることができる領域である。一実施形態によれば、度数が安定した領域とは、次式の要件が満たされる領域である。
−0.25ジオプタ≦Popt(α,β)−Poptmean≦0.25ジオプタ
・αは眼球のデクリネーション角、βは眼球の方位角であり、
・Popt(α,β)はα、β凝視方向での光屈折度数、Poptmeanは前記領域にわたる平均光屈折度数であり、Popt(α,β)及びPoptmeanはジオプタ単位で表される。
FVP:遠方視点
FP:フィッティング点
PRP:プリズム基準点
NVP:近方視点
MER:経線
FVGD:遠方視凝視方向
NVGD:近方視凝視方向
実施例1のレンズは累進前面及び累進裏面を有している。
図8に、平均球面度数変化SPHmean(xm_FS,ym_FS)を、レンズ前面の経線(xm_FS,ym_FS)に沿った曲線101で示す。同図の軸ymは、前面の(x,y)座標系においてx=xm_FSでym_FSが上から下へ変化する線に対応する。
図9に、レンズ前面の平均球面度数等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を前面の(x,y)座標系で示す。
図10に、レンズ前面の円柱等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を前面の(x,y)座標系で示す。
図11に、平均球面度数変化SPHmean(xm_BS,ym_BS)をレンズ裏面の経線(xm_BS,ym_BS)に沿った曲線102で示す。同図の軸ymは、裏面の(x,y)座標系においてx=xm_BSでym_BSが上から下まで変化する線に対応する。
図12に、レンズ裏面の平均球面度数等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を裏面の(x,y)座標系で示す。
図13に、レンズ裏面の円柱等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を裏面の(x,y)座標系で示す。
図14に、度数変化Popt(αm,βm)をレンズ前面の経線に沿った曲線103で示す。
図15に、レンズ前面の度数Popt(α、β)等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)をレンズの(α,β)座標系で示す。
図16に、結果的に得られるレンズ前面の乱視等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)をレンズの(α,β)座標系で示す。
経線を考慮する場合、(x,y)図又は(α,β)図の右側部分は鼻領域に対応し、左側部分が側頭領域に対応する。
前面の遠方視点FVでの平均球面度数値は3.7ジオプタに等しいSPHFVである。
P11と前面経線との間の距離は14.5mmに等しく、従って5mmよりも大きい。
実施例2のレンズは逆進前面及び累進裏面を有している。
図17に、平均球面度数変化SPHmean(xm_FS,ym_FS)を、レンズ前面の経線(xm_FS,ym_FS)に沿った曲線201で示す。
図18に、レンズ前面の平均球面度数等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を示す前面の(x,y)座標系で示す。同図の軸ymは、前面の(x,y)座標系においてx=xm_FSでym_FSが上から下へ変化する線に対応する。
図19に、レンズ前面の円柱等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を前面の(x,y)座標系で示す。
図20に、平均球面度数変化SPHmean(Xm_BS,ym_BS)をレンズ裏面の経線(xm_BS,ym_BS))に沿った曲線202で示す。同図上の軸ymは、裏面の(x,y)座標系においてx=xm_BSでym_BSが上から下へ変化する線に対応する。
図21に、レンズ裏面の平均球面度数等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を裏面の(x,y)座標系で示す。
図22に、レンズ裏面の円柱等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)を裏面の(x,y)座標系で示す。
図23に、度数変化Popt(αm,βm)をレンズ前面の経線に沿った曲線203で示す。
図24に、レンズ前面の度数Popt(α,β)等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)をレンズの(α,β)座標系で示す。
図25に、結果的に得られるレンズ前面の乱視等値線(2本の隣接する線間で0.25ジオプタ)をレンズの(α,β)座標系で示す。
前面の遠方視点FVでの平均球面度数値は3.8ジオプタに等しいSPHFVである。
Claims (15)
- 着用者の処方に応じて着用者の視力を矯正するのに適した、前面及び裏面を有する眼鏡レンズであって、前記着用者が前記眼鏡レンズを着用した際に、前記裏面が前記着用者の目に最も近い前記レンズの面に位置し、前記前面が前記レンズの反対面に位置しており、前記眼鏡レンズが鼻の側方領域及び側頭の側方領域を含み、前記前面が前記レンズの前記鼻及び/又は前記側頭の側方領域内に少なくとも拡大機能を提供する累進又は逆進前面を含み、前記裏面が前記累進又は逆進前面の拡大機能の光屈折効果を実質的に補償する眼鏡レンズ。
- 前記眼鏡レンズが、単焦点レンズ及び累進多焦点レンズからなるリストの内から選択され、前記眼鏡レンズが標準的な着用状態で着用された場合に、前記拡大機能の光屈折効果が以下の特徴、すなわち
・前記眼鏡レンズが単焦点レンズの場合、
‐前記眼鏡レンズがフィッティング点を有し、前記眼鏡レンズの上下軸(β=0)を画定するのに適したデータに関連付けられており、
‐前記レンズ全体にわたる光屈折度数の変動が0.5ジオプタ以下、例えば0.25ジオプタ以下であり、
‐前記累進又は逆進前面が前記レンズの鼻/又は側頭領域に位置する少なくとも1つの曲率極値を含み、
・前記眼鏡レンズが累進多焦点レンズの場合、
‐前記眼鏡レンズがフィッティング点を有し、前記眼鏡レンズの上下軸(β=0)を画定するのに適したデータに関連付けられており、
‐前記眼鏡レンズが経線(αm,βm)を有し、
‐前記度数の極値が、(αm,βm−10°)と(αm,βm+10°)との間にある凝視方向領域に位置し、
‐前記累進又は逆進前面が、前記レンズの鼻/又は側頭領域に位置する少なくとも1つの曲率極値を含んでいる
ことから生じる、請求項1に記載の眼鏡レンズ。 - 前記眼鏡レンズが、前記累進又は逆進前面上で前面経線を画定する主視線を有し、前記前面経線が最小曲率値C1mermin及び最大曲率値C1mermaxを有し、前記累進又は逆進前面が、最小曲率値C11min及び最大曲率値C11maxを有する第1の点P11を含み、C11max>C1mermax又はC11min<C1merminであり、P11と前記前面経線との間の距離が5mmよりも大きい、請求項2に記載の眼鏡レンズ。
- 前記累進又は逆進前面が、以下からなるリストの条件、すなわち
・条件1:前記累進又は逆進前面は、点P11とは異なる、最小曲率値C12min及び最大曲率値C12maxを有する第2の点P12を含み、C12max>C1mermax又はC12min<C1merminであり、P12と前記前面経線との間の距離が5mmよりも大きいこと、
・条件2:前記前面が累進表面であり、C11max>C1mermaxであること、
・条件3:前記前面が逆進表面であり、C11min<C1merminであること
のうち一つの要件を満たす、請求項3に記載の眼鏡レンズ。 - 前記累進又は逆進前面が、最小曲率値C12min及び最大曲率値C12maxを有する第2の点P12を含み、C12max>C1mermax又はC12min<C1merminであり、点P12と前記前面経線との間の距離が5mmよりも大きく、点P11と点P12は共に前記鼻の側方領域又は側方領域のいずれかに位置している、請求項4に記載の眼鏡レンズ。
- 前記主視線が、裏側主表面上に裏面経線を画定し、前記裏面経線が最小曲率値C2mermin及び最大曲率値C2mermaxを有し、前記裏側主表面が最小曲率値C23min及び最大曲率値C23maxを有する第3の点P23を含み、C23max>C2mermax又はC23min<C2merminであり、P23と前記裏面経線との間の距離は5mmよりも大きい、請求項4に記載の眼鏡レンズ。
- (n−1)×|C11max−C1mermax|≧0.25ジオプタ、又は(n−1)×|C11min−C1mermin|≧0.25ジオプタであり、nがレンズの屈折率である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- (n−1)×(C1mermax−C1mermin)≧0.25ジオプタ、好適には≧0.5ジオプタであり、nがレンズの屈折率である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 前記眼鏡レンズが、着用時に、中間領域と、第1の視野及び前記中間領域を通る視線とを含む累進多焦点レンズであり、前記視線が前記レンズを鼻の側方領域及び側頭の側方領域に分割し、前記第1の視野が度数が安定した領域を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 前記眼鏡レンズが、度数が安定した領域を含む第2の視野を更に含み、前記中間領域が前記第1の視野と前記第2の視野を接合する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 前記眼鏡レンズが主視線を有し、前記主視線が前記前面上に前面経線、及び前記裏面上に裏面経線を画定し、前記前面が前記前面経線に関して非対称であり、前記裏面が前記裏面経線に関して非対象であって、前記光屈折機能が前記主視線に関して対称である、請求項1又は請求項2に記載の眼鏡レンズ。
- ・前記第1の主表面に所与の高さで前記経線から等距離に位置する点の各対が、MAX(|SPHN−SPHT|)≧0.25ジオプタ、例えば0.5ジオプタ以上を満たし、
・前記主視線から等距離で同じ高さに位置する凝視方向の各対が、
MAX(|PoptN−PoptT|)≦k.MAX(|SPHN−SPHT|)を満たし、
k≦0.8、例えばkは0.5以下であって、
SPHがある領域内での平均球面度数値、Poptがある領域内での度数値、添え字Nが鼻の側方領域に関し、添え字Tが側頭の側方領域に関し、MAX()がある評価領域にわたり評価される量の最大値である、請求項12に記載の眼鏡レンズ。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の眼鏡レンズを決定する以下のステップ、すなわち
a)拡大機能を提供するステップと、
b)初期眼鏡レンズを提供するステップと、
c)前記初期眼鏡レンズの光屈折機能を決定するステップと、
d)前記初期眼鏡レンズの光屈折機能及びステップa)の前記拡大機能に等しい目標拡大機能を有する目標レンズを画定するステップと、
e)ステップd)の前記目標を最適化の目標として用いる最適化により最終眼鏡レンズを決定するステップと
を含む方法。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の眼鏡レンズを決定する方法であって、前記第1の屈折表面により提供される前記拡大機能が着用者パラメータに基づいて個別に最適化される方法。
- ・眼鏡レンズを発注するのに適した第1のコンピュータ装置(CU1)であって、レンズ発注側(LOS)に位置し、発注データ(OD)を出力するのに適した第1の出力インターフェース(OI1)を含み、発注データ(OD)は個別の拡大ニーズを含む前記第1のコンピュータ装置(CU1)と、
・発注データ(OD)に基づいてレンズデータ(LD)を提供するのに適した第2のコンピュータ装置(CU2)であって、レンズ決定側(LDS)に位置すると共に、
・前記個別の拡大ニーズを満たすべく請求項13又は14に記載の眼鏡レンズを決定する方法に従い眼鏡レンズを決定するのに適した決定コンピュータ装置(DCU)と、
・前記レンズデータ(LD)を出力するのに適しており、前記レンズデータ(LD)が少なくともレンズブランクデータ及び表面データを含む第2の出力インターフェース(OI2)とを含む前記第2のコンピュータ装置(CU2)と、
・前記第1のコンピュータ装置(CU1)から前記第2のコンピュータ装置(CU2)に前記発注データ(OD)を送信するのに適した第1の送信コンピュータ装置(TCU1)と、
・レンズデータ(LD)に基づいて眼鏡レンズを製造するのに適した製造装置(MD)であって、レンズ製造側(LMS)に位置する前記製造装置(MM)と、
・前記第2のコンピュータ装置(CU2)から前記製造装置(MD)に前記レンズデータ(LD)を送信するのに適した第2の送信コンピュータ装置(TCU2)と
を含む、眼鏡レンズを提供する眼鏡レンズ供給システム。
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