[0033]本開示の特定の態様が、下で図面を参照して説明される。説明では、共通の特徴は、図面全体にわたって共通の参照番号によって指定される。
[0034]本開示は、近隣認識ネットワーク(NAN)のデータリンクグループ中の電子デバイスが、複数のデータリンクグループを介して特定のサービスのデータなどのトラフィックを交換するために時間を調整することを可能にするための、システムおよび方法を対象とする。複数のデータリンクグループは、論理チャネルを含むことがあり、またはそれに対応することがある。本明細書で言及される場合、データリンクグループは、電子デバイスのアクティブ動作モードに対応する時間期間を共有し、共通のセキュリティ証明書を有する、1つまたは複数の電子デバイスを指す。非限定的な例として、データリンクグループは、「ソーシャルワイヤレスフィデリティ(wi−fi)メッシュ」などのワイヤレスメッシュネットワークを含み得る。データリンクグループの1つまたは複数の電子デバイスは、NAN中の電子デバイスのサブセットであり得る。
[0035]本明細書において言及されるように、論理チャネルは、ある特定の通信チャネルと、データリンクグループの電子デバイスがその特定のサービスに関する特定の通信チャネルを介して通信できる1つまたは複数の時間期間とを指す。1つまたは複数の時間期間の各々が、送信時間枠を含むことがあり、またはそれに対応することがある。いくつかの実装形態では、送信時間枠は、NANデータリンク時間ブロック(NAN DL TB)を含むことがあり、またはそれに対応することがある。ある特定の態様では、各送信時間枠は、ページング時間枠と呼ばれる時間のある部分を含んでよく、このページング時間枠の間、データリンクグループの第1の電子デバイスは、第1の電子デバイスが送信されるべきデータを有することを示すページングメッセージを、データリンクグループの第2の電子デバイスへ特定の通信チャネルを介して送信することができる。データ送信時間枠と呼ばれる送信時間枠の残りの部分は、データを交換するために使用され得る。本明細書で使用される場合、データ送信時間枠は「データ時間枠」と呼ばれ得る。代替的に、送信時間枠は、データ送信時間枠を指すことがあり、またはそれに対応することがある(すなわち、送信時間枠はページング時間枠を含まない)。
[0036]ページング時間枠の間にページングメッセージを受信せずページングメッセージを送信しない、データリンクグループの電子デバイスは、後続のページング時間枠まで、「スリープモード」などの低電力動作モードに遷移する(または入る)ことができる。低電力動作モードにある電子デバイスは、電力を節約するために、データ送信時間枠の間に特定の通信チャネルを監視するのを控えることができる。
[0037]ある特定の態様では、NANの電子デバイスは、多数対多数のNANデータリンク(NDL)を確立することができる。NANの動作を例示すると、学生などの電子デバイスのユーザが、スクールバスなどの特定の位置にいることがある。特定のユーザ(「トム スミス」)の第1のデバイスが、第2のユーザ(「エイブ ヘンダーソン」)の第2のデバイスへ第1の論理チャネルを介して音楽トラックの第1のセットを提供することがある。第1のデバイスはまた、別のユーザ(「キム ショー」)の別のデバイスから、第2の論理チャネルを介して、音楽トラックの第2のセットを受信することがある。
[0038]さらに例示すると、第1の電子デバイスおよび第2の電子デバイスは、複数の論理チャネルを使用して、特定のサービスに関するデータを交換することがある。たとえば、特定のユーザ(「トム スミス」)の提供者デバイスは、第1の論理チャネルを介して、および第2の論理チャネルを介して、ゲームサービスなどの特定のサービスを提供することがある。第1のユーザ(「ジェーン アダムス」)の加入者デバイスは、第2のユーザ(「ノア ジョンソン」)とゲームをプレイするために第1の論理チャネルを介して特定のサービスに加入することがあり、別のユーザ(「セイラ ペーテル」)とゲームをプレイするために第2の論理チャネルを介して特定のサービスに加入することがある。したがって、加入者デバイスおよび提供者デバイスは、特定のサービスに対応する複数のデータセッションを確立し得る。
[0039]ある特定の態様では、提供者デバイスは、提供者デバイスのカバレッジエリアに入り出ていく加入者デバイスとのデータ移送セッションを、迅速にセットアップして切断することができる。たとえば、カフェなどの第1の位置にある提供者デバイスは、提供者デバイスのカバレッジエリアに入る加入者デバイスに告知を提供することができる。
[0040]ある特定の態様では、NANの電子デバイスは、セルラーネットワークにアクセスしない自律的なデータ通信セッションを形成することができる。たとえば、大統領選挙のメンバーなどのユーザが、セルラーネットワークのカバレッジのない第1の位置にいることがある。NANの電子デバイスは、論理チャネルを使用して互いにメッセージを通信することができる。メッセージは暗号化され得る。セルラーネットワークの使用を避けることで、メッセージのセキュリティを向上させることができる。
[0041]データリンクグループは、発見時間枠の間に、NANの電子デバイスにメッセージを送信するNANの提供者デバイスによって開始され得る。このメッセージは、サービス告知を含むことがあり、またはそれに対応することがある。このメッセージは、提供者デバイスが複数の論理チャネルを介して通信するために利用可能であることを示し得る。たとえば、サービス告知は、特定のサービスが複数の論理チャネルを介して利用可能であることを示し得る。本明細書で言及されるように、発見時間枠は、NANの電子デバイスのアクティブ動作モードに対応する時間期間を指す。発見時間枠の間、NANの電子デバイスは、サービス告知についてNAN通信チャネルを監視する(または聴取する)ことができる。NAN通信チャネルは、NANのデバイスが通信するために使用する特定のワイヤレスチャネルに対応し得る。NANの加入者デバイスは、加入メッセージを特定のデバイスに送信することによって、サービス告知に応答することができる。
[0042]特定のデータリンクグループは、特定の論理チャネルに対応し得る。たとえば、特定のデータリンクグループは、提供者デバイスと、特定の論理チャネルを示す加入メッセージを送信した1つまたは複数の加入者デバイスとを含み得る。第1の論理チャネルに対応する第1のデータリンクグループは、第2の論理チャネルに対応する第2のデータリンクグループと同じ、別個の、または重複する電子デバイスを含み得る。特定のデータリンクグループの電子デバイスは、論理チャネルに対応する1つまたは複数のページング時間枠の少なくとも一部分の間、対応する論理チャネルの通信チャネルを監視することができる。発見時間枠の間にサービス告知を受信しない、または、サービス告知を受信したことに応答して加入メッセージを送信しない、NANの電子デバイスは、後続の発見時間枠まで、低電力動作モードに遷移し得る。
[0043]NAN中の各電子デバイスは、NANの少なくとも1つの電子デバイスから受信される同期ビーコンに基づいて、内部クロックを同期することができる。データリンクグループ中の各電子デバイスの内部クロックが同期されるので、各電子デバイスは、アクティブ動作モードに遷移するための、およびサービス告知についてNAN通信チャネルを監視するための、発見時間枠などの第1の共通の時間期間を決定することができる。データリンクグループの各電子デバイスは、アクティブ動作モードに遷移するために、および特定の論理チャネルに対応する特定の通信チャネルをページングメッセージについて監視するために、ページング時間枠などの第2の共通の時間期間を決定することができる。ある特定の態様では、データリンクグループは「マルチホップ」データリンクグループであってよく、ページングメッセージは、ページング時間枠の間にデータリンクグループの第1の電子デバイスからデータリンクグループの他の電子デバイスへ送信されてよく、他の電子デバイスはページングメッセージをより多くの電子デバイスに広めてよい。別の特定の態様では、データリンクグループは、「シングルホップ」データリンクグループであってよく、ページングメッセージは、データリンクグループの1つまたは複数のデバイスへ、提供者デバイスによって特定の論理チャネルを介して送信され得る。
[0044]図1を参照すると、近隣認識ネットワーク(NAN)102を含むシステム100のある特定の態様が示されている。NAN102は、ワイヤレスキャリア、Wi−Fiアクセスポイント、インターネット、またはこれらの組合せを関与させることなく、電子デバイス104、106、108、110の間のワイヤレス通信を介してデータ交換を実行するように構成される1つまたは複数の電子デバイス104、106、108、110を含む。たとえば、NAN102は、第1のデバイス104と、第2のデバイス106と、第3のデバイス108と、第4のデバイス110とを含み得る。
[0045]システム100は便宜的に示されているだけであり、示される具体的な詳細は限定するものではない。たとえば、他の態様では、システム100は、図1に示されるものよりも多数の電子デバイスまたは少数の電子デバイスを含むことがあり、電子デバイスは、図1に示されるものとは異なる位置に位置することがある。電子デバイス104、106、108、110は、提供者論理130、加入者論理134、送受信機136、またはこれらの組合せを含み得る。
[0046]電子デバイス104、106、108、110は、固定位置の電子デバイスまたはモバイル電子デバイスであり得る。たとえば、電子デバイス104、106、108、110は、携帯電話、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、マルチメディアデバイス、周辺デバイス、データ記憶デバイス、またはこれらの組合せを含んでよく、またはそれらに対応してよい。加えて、または代替的に、図11を参照してさらに説明されるように、電子デバイス104、106、108、110は、中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワーク処理ユニット(NPU)などのプロセッサと、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)などのメモリと、1つまたは複数のワイヤレス通信チャネルなどの1つまたは複数のワイヤレスネットワークを介してデータを送受信するように構成されるワイヤレスインターフェースとを含み得る。ワイヤレスインターフェースは送受信機136と通信することができ、送受信機136は、ワイヤレス受信機とワイヤレス送信機とを含み、またはそれらに対応する。本明細書で説明されるいくつかの動作は「送受信機」に関して説明され得るが、他の態様では「受信機」がデータ受信動作を実行することができ、「送信機」がデータ送信動作を実行することができる。
[0047]電子デバイス104、106、108、110は、1つまたは複数のワイヤレスネットワークを介して、データ、サービス、またはこれらの組合せを交換し得る。本明細書で使用される場合、ワイヤレスネットワーク「を介した」送信は、限定はされないが、ワイヤレスネットワークの2つの電子デバイス間の「ポイントツーポイント」の送信を含み得る。別の例として、ワイヤレスネットワークを介した送信は、ワイヤレスネットワークのある特定の電子デバイスからワイヤレスネットワークの複数の他の電子デバイスへ「ブロードキャストされる」(または送信される)通信を含み得る。ワイヤレスネットワークは、インフラストラクチャネットワーク、または、ピアツーピアネットワーク(たとえば、アドホックネットワーク)などのインフラストラクチャを伴わないネットワークであり得る。本明細書で使用される場合、電子デバイス104、106、108、110は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格などの、1つまたは複数のワイヤレスプロトコルまたは規格に従って動作するように構成され得る。たとえば、電子デバイス104、106、108、110は、IEEE 802.11a、b、g、n、s、aa、ac、ad、ae、af、ah、ai、aj、aq、ax、またはmc規格に従って動作し得る。加えて、または代替的に、電子デバイス104、106、108、110は、説明のための非限定的な例として、Wi−Fi Alliance(登録商標)規格などの1つまたは複数のNAN規格またはプロトコルに従って動作し得る。
[0048]加えて、電子デバイス104、106、108、および110の1つまたは複数は、符号分割多重接続(CDMA)プロトコル、直交周波数分割多重化(OFDM)プロトコル、直交周波数分割多重接続(OFDMA)プロトコル、時分割多重接続(TDMA)プロトコル、空間分割多重接続(SDMA)プロトコルなどの、1つまたは複数のセルラー通信プロトコルまたは規格を介して、セルラーネットワークと通信するように構成され得る。加えて、電子デバイス104、106、108、および110の1つまたは複数は、Bluetooth(登録商標)規格などの1つまたは複数の近距離通信規格に従って動作するように構成され得る(BluetoothはBluetooth SIG,Inc.の登録商標である)。加えて、電子デバイス104、106、108、および110の1つまたは複数は、赤外線通信または他の近距離通信を介してデータを交換することができる。
[0049]電子デバイス104、106、108、110の各々は、動作の間に様々な時間においてNAN102に入り、そこから出ることがある。たとえば、NAN102の中にない電子デバイスが発見ビーコンを検出することがあり、NAN規格またはプロトコルに従って、発見ビーコンによって特定される発見時間枠の間にNAN102に接続することがある。加えて、電子デバイス104、106、108、および110は、任意の時間にNAN102から離れ得る。NAN102内にある間、電子デバイス104、106、108、110は、1つまたは複数の論理チャネルを介して通信するための利用可能性を示すメッセージを、送信または受信するように構成され得る。たとえば、電子デバイス104、106、108、110は、サービス告知を送信または受信するように構成され得る。サービス告知は、サービス発見フレーム(SDF)を含むことがあり、またはそれに対応することがある。サービス告知は、NAN102の少なくとも1つの電子デバイスによって、1つまたは複数の論理チャネルを介して提供されるサービスを告知することができる。
[0050]加えて、NAN102の中にある間、電子デバイス104、106、108、および110は、NAN102の1つまたは複数の電子デバイスに同期ビーコンを送信し、またはそれらから同期ビーコンを受信するように構成され得る。同期ビーコンは同期情報を示すことがあり、1つまたは複数のNAN規格またはプロトコルに従って形成され得る。電子デバイス104、106、108、および110の各々は、同期ビーコンに基づいてそれぞれの内部クロックを同期するように構成され得る。同期ビーコンは、同期ビーコンを送信する電子デバイスのワイヤレス通信範囲の外にある電子デバイスに同期ビーコンが到達することを可能にするために、NAN規格またはプロトコルに従って、NAN102内の電子デバイス104、106、108、および110の一部によって再送信(また再ブロードキャスト)され得る。ある特定の態様では、同期ビーコンは、「NAN通信チャネル」などの第1のワイヤレスチャネルを介して、NAN102の電子デバイス間で送信され得る。本明細書で使用される場合、「NAN通信チャネル」は、NAN発見動作とNAN同期動作とを実行するために電子デバイスに対して確保されている、特定のワイヤレスチャネルである。本明細書で使用される場合、NAN通信チャネルはNAN102に対応し、NAN102における通信はNAN通信チャネルを介して(または通じて)実行され得る。
[0051]NAN102に含まれるのに加えて、電子デバイス104、106、108、および110の1つまたは複数は1つまたは複数の「データリンクグループ」に含まれ得る。データリンクグループは、データリンク、NANデータリンク(NDL)、データリンクネットワーク、グループネットワーク、NANデータリンク(NDL)ネットワーク、データパスグループ、データパスグループネットワーク、NANデータパス、またはNANデータパスグループネットワークとも呼ばれ得る。いくつかの実装形態では、データリンクグループは、説明のための非限定的な例として、「ソーシャルWi−Fiメッシュネットワーク」などのメッシュネットワークを含み得る。データリンクグループは、非集中型のワイヤレスネットワークなどのネットワークを形成することが可能な複数のデバイスを含み得る。データリンクグループは、電子デバイス104、106、108、および110の1つによって特定の論理チャネルを介して提供されるサービスに対応し得る。たとえば、図1では、本明細書で説明されるように、第1のデバイス104は、音楽サービス、ゲームサービス、ソーシャルメディア、広告サービス、メッセージ共有サービスなどの特定のサービスを、データリンクグループ中の他の電子デバイスへ特定の論理チャネルを介して提供することができる。特定の論理チャネルは、データリンクグループの通信スケジュールを表し得る。たとえば、特定の論理チャネルは、データリンクグループのワイヤレスチャネルデバイスがそれを介して通信することが可能である、時間およびを示し得る。別の例として、第1のデバイス104は、アクセスポイント(AP)ベースのネットワークまたは独立基本サービスセット(IBSS:independent basic service set)ネットワークなどの別のネットワークの一部であってよく、第1のデバイス104は、NAN102の他の電子デバイスが第1のデバイス104を介して他のネットワークに加入することを可能にするために、他のネットワークを告知するように構成され得る。
[0052]データリンクグループは、「シングルホップ」データリンクグループまたは「マルチホップ」データリンクグループを含み得る。シングルホップデータリンクグループは、サービスを提供する電子デバイスなどの提供者デバイスのワイヤレス通信範囲(たとえば、距離)の中にある1つまたは複数の電子デバイスを含み得る。マルチホップデータリンクグループは、提供者のワイヤレス通信範囲の外にある1つまたは複数の電子デバイスを含み得る。マルチホップデータリンクグループでは、少なくとも1つの電子デバイスが提供者から(データを含む)メッセージを受信することができ、提供者のワイヤレス通信範囲の外にある別の電子デバイスにメッセージを再ブロードキャストすることができる。ある特定の態様では、データリンクグループは、電子デバイス104と、106と、108と、110とを含むマルチホップデータリンクグループであり得る。この態様では、第1のデバイス104から第4のデバイス110へのワイヤレス通信は、第2のデバイス106によってルーティング(または再送信)され得る。別の特定の態様では、データリンクグループは、電子デバイス104と、106と、108とを含むシングルホップデータリンクグループであり得る。第4のデバイス110は第1のデバイス104のワイヤレス通信範囲(たとえば、1ホップの範囲)内にないので、第4のデバイス110はシングルホップデータリンクグループに含まれないことがある。
[0053]第1のデバイス104は、提供者デバイスとして動作することなどによって、サービスを提供するように構成され得る。たとえば、第1のデバイス104はデータソースとして動作するように構成され得る。第1のデバイス104は、データリンクグループの加入者デバイスなどの他の電子デバイスにデータを送信することができる。たとえば、音楽サービスを共有するために、第1のデバイス104は、音楽データをデータリンクグループ中の別の電子デバイスに送信することができる。別の例として、ソーシャルメディアサービスを共有するために、第1のデバイス104は、テキストデータ、画像データ、ビデオデータ、またはこれらの組合せを、データリンクグループ中の別の電子デバイスに送信することができる。さらなる例として、ゲームサービスを共有するために、第1のデバイス104は、テキストデータ、スコアデータ、画像データ、ビデオデータ、またはこれらの組合せを、データリンクグループ中の別の電子デバイスに送信することができる。他の電子デバイス(たとえば、加入者デバイス)は、データシンクとして動作するように構成され得る。
[0054]ある特定の態様では、データは、「データリンクグループ」チャネルなどの第2のワイヤレスチャネルを介して、データリンクグループの電子デバイス間で送信され得る。本明細書で使用される場合、「データリンクグループチャネル」は、サービスを共有することに関するメッセージ(サービスメッセージ、ページングメッセージなど)を通信するために、およびサービスに関連するデータを通信するために、対応するデータリンクグループ中の電子デバイスのために確保されている特定のワイヤレスチャネルである。データリンクグループチャネルは、NDLチャネルとも呼ばれ得る。論理チャネルは、データリンクグループチャネル、および送信時間枠のセットなどの1つまたは複数の送信時間枠に対応し得る(またはそれらを表し得る)。たとえば、電子デバイスが「論理チャネルを介して」通信するとき、データは、1つまたは複数の送信時間枠の間に、データリンクグループチャネルを介して、データリンクグループの電子デバイス間で送信され得る。本明細書で使用される場合、「データリンクグループチャネル」は、サービスを共有することに対応するデータを、対応するデータリンクグループ中の電子デバイスが通信するために確保されている、特定のワイヤレスチャネルである。加えて、データリンクグループチャネルは、セキュリティ情報を共有するために、接続動作を実行するために、(マルチホップデータリンクグループにおいて)ルーティング動作を実行するために、またはこれらの組合せのために使用され得る。
[0055]いくつかの態様では、データリンクグループチャネルおよびNAN通信チャネルは、異なるワイヤレス周波数帯域に対応する異なるワイヤレスチャネルであり得る。ある特定の態様では、Wi−Fi Alliance NAN規格において記述されているように、NAN通信チャネルはNANチャネルに対応し得る。別の特定の態様では、NAN通信チャネルは2.4ギガヘルツ(GHz)のチャネルであってよく、データリンクグループチャネルは5GHzのチャネルであってよい。他の態様では、データリンクグループチャネルおよびNAN通信チャネルは同じワイヤレスチャネルであり得る。たとえば、電子デバイス104、106、108、110の1つまたは複数は、NAN通信チャネルを介してデータリンクグループとデータを共有することができる。いくつかの態様では、NAN102は複数のデータリンクグループを含んでよく、複数のデータリンクグループの各々は別個のデータリンクグループチャネルに対応してよい。複数のデータリンクグループは、NAN102中の異なる電子デバイスによって提供される異なるサービスに対応し得る。他の態様では、複数のデータリンクグループの電子デバイスは、NAN102を介して、たとえばNAN通信チャネルを介して、データを共有し得る。いくつかの態様では、複数のデータリンクグループの電子デバイスは、別個の送信時間枠の間に、同じデータリンクグループチャネルを介してデータを共有し得る。
[0056]動作の間、NAN102の電子デバイスの1つは、NAN規格またはプロトコルに従って、同期(sync)ビーコンを生成して送信することができる。たとえば、第3のデバイス108は、NAN通信チャネルを介して同期ビーコンを送信することができる。同期ビーコンがNAN102全体に広まるように、第3のデバイス108の1ホップの範囲内にある任意の電子デバイスが、同期ビーコンを再送信することができる。電子デバイス104、106、108、110の各々は、同期ビーコンを受信することができ、同期ビーコンに基づいて同期動作を実行することができる。たとえば、電子デバイス104、106、108、110は、同期ビーコンを受信したことに基づいて、内部クロックなどのタイミング回路を同期することができる。タイミング回路は、第1のデバイス104の送受信機136に結合され得る。提供者論理130、加入者論理134、またはこれらの組合せのいずれかが、内部回路を同期することができる。
[0057]一態様では、第1のデバイス104は、本明細書で説明されるように、同期動作を実行した後で、NAN102の他のデバイスへの特定のサービスの提供者デバイスとして動作し始めることができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104が通信に利用可能となる通信チャネルと時間期間とを特定する、第1の複数の論理チャネルを決定することができる。たとえば、提供者論理130は、デフォルトのデータに基づいて、第1のデバイス104のユーザの入力に基づいて、または両方に基づいて、第1の複数の論理チャネルを決定することができる。第1の複数の論理チャネルは、図5Bおよび図6を参照して説明されるように、ワイヤレス通信チャネルなどの複数の通信チャネル、および1つまたは複数の関連する送信時間枠に対応し得る。ある特定の実装形態では、複数の論理チャネルは、図5Bを参照して説明されるように、論理チャネルのインデックスによって参照され得る。提供者論理130は、複数の利用可能な論理チャネルを決定することができる。たとえば、複数の利用可能な論理チャネルは、他のデータ提供者グループに参加するために第1のデバイス104の提供者論理130によって使用されていない、第1の複数の論理チャネルのサブセットであり得る。
[0058]第1のデバイス104の提供者論理130は、オーディオストリーミングサービス、ゲームサービス、音楽提供者サービス、またはメッセージサービスなどの特定のサービスを提供するために、複数の利用可能な論理チャネルから1つまたは複数の論理チャネル150を選択することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、本明細書で説明されるように、特定のサービスの遅延感受性に基づいて、論理チャネル150のうちの少なくとも1つの論理チャネルを選択することができる。
[0059]ある特定の例では、ゲームサービスは第1の遅延感受性を有することがあり、メッセージサービスは第2の遅延感受性を有することがあり、第1の遅延感受性は第2の遅延感受性より大きいことがある。複数の利用可能な論理チャネルの第1の論理チャネルは、第1の数の送信時間枠を含むことがあり、複数の利用可能な論理チャネルの第2の論理チャネルは、第2の数の送信時間枠を含むことがあり、第2の数は第1の数より大きいことがある。この例では、第1のデバイス104の提供者論理130は、特定の遅延感受性の閾値を満たす遅延感受性を特定のサービスが有すると決定したことに応答して、論理チャネル150に含めるべき第2の論理チャネルを選択することができる。例示すると、ゲームサービスは、特定の遅延感受性の閾値以上の第1の遅延感受性を有し得る。別の例として、第1のデバイス104の提供者論理130は、特定の遅延感受性の閾値を満たさない第2の遅延感受性をメッセージサービスが有すると決定したことに応答して、論理チャネル150を含むべき第1の論理チャネルを選択することができる。
[0060]第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104が論理チャネル150を介して通信するために利用可能であることを示す、サービス告知120などのメッセージを生成することができる。たとえば、提供者論理130は、特定のサービスの利用可能性を告知するために、サービス告知120を生成することができる。サービス告知120は、1つまたは複数のサービス属性170を含み得る。図7A〜図7Dを参照して説明されるように、サービス告知170の1つは、特定のサービスを記述するものであり得る。サービス告知120はさらに、NAN−DL属性180などの、1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性を含み得る。特定のサービス属性のインジケータは、NAN−DL属性180の特定のNANデータリンクグループ属性を特定することができる。
[0061]サービス告知120はさらに、図6を参照して説明されるように、論理チャネル150のうちの1つまたは複数の論理チャネルを示し、または特定することができる。たとえば、サービス告知120は、論理チャネル150に対応する、NANデータリンク(NDL)インデックスまたはNANデータリンク(NDL)インデックスなどの、インデックスのリストを含み得る。インデックスのリストは、図5Bおよび図6を参照して説明されるように、特定のNDLインデックスを第1の複数の論理チャネルの各論理チャネルに対応付ける対応付けデータに基づき得る。対応付けデータは、電子デバイス104、106、108、および110の1つまたは複数が入手可能であり得る。ある特定の態様では、NAN−DL属性180の第1のデータリンク属性などの特定のNANデータリンクグループ属性は、特定のサービスを提供するために第1のデバイス104によって使用される論理チャネル150のうちの特定の論理チャネルを特定するインジケータを含む。
[0062]ある特定の態様では、サービス告知120は、インデックスのリストを使用することなく論理チャネル150を示し得る。たとえば、サービス告知120は、論理チャネル150のうちの特定の論理チャネルを、その特定の論理チャネルに対応するチャネル番号を含めることによって、および、その特定の論理チャネルの1つまたは複数の送信時間枠(たとえば、送信時間枠のセット)に対応する1つまたは複数のオフセットを含めることによって、示し得る。
[0063]ある特定の態様では、第1のデバイス104は、基本チャネルを介して特定のサービスを提供することができる。基本チャネルは、NAN発見時間枠の終了の後で開始する、NANチャネルの送信時間枠に対応し得る。ある特定の態様では、サービス告知120は基本チャネルを示さないことがある。たとえば、特定のサービス属性は、特定の論理チャネルを示さないことがある。さらに、サービス告知120は、論理チャネル150を含まないことがある。第2のデバイス106などの、電子デバイスの加入者論理134は、サービス告知120が基本チャネルを示すかどうかにかかわらず、サービス告知120を受信したことに応答して、第1のデバイス104が基本チャネルを介して特定のサービスを提供するために利用可能であると想定することができる。いくつかの態様では、論理チャネル150は、補助チャネルに対応し得る。
[0064]第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の送受信機136を介して、NAN発見時間枠の間に、第2のデバイス106および第3のデバイス108などのNAN102の電子デバイスにサービス告知120を送信することができる。電子デバイス104、106、108、110は、NAN発見時間枠の間、NANチャネルを監視することができる。第2のデバイス106および第3のデバイス108などの1つまたは複数のデバイスは、NAN発見時間枠の間にサービス告知120を受信することができる。
[0065]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、サービス告知120を受信したことと、第2のデバイス106が通信に利用不可能であると決定したこととに応答して、加入メッセージ124を生成するのを控えることができる。たとえば、第2のデバイス106は、一度に複数の通信チャネルを使用して通信する能力を持っていることがある。第2のデバイス106の加入者論理134は、複数の通信チャネルのいずれもが論理チャネル150に対応する送信時間枠の間に利用可能ではないと決定したことに応答して、第2のデバイス106が通信に利用不可能であると決定することができる。
[0066]別の例として、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106が1つまたは複数の他の電子デバイスと通信するために論理チャネル150、基本チャネル、またはこれらの組合せを使用していると決定したことに応答して、第2のデバイス106が通信に利用不可能であると決定することができる。例示すると、第2のデバイス106の加入者論理134は、論理チャネル150、基本チャネル、またはこれらの組合せに対応する1つまたは複数の加入メッセージを事前に送信していることがある。さらなる例として、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106が論理チャネル150、基本チャネル、またはこれらの組合せに対応する通信チャネルを介して通信するように構成されていないと決定したことに応答して、第2のデバイス106が通信に利用不可能であると決定することができる。
[0067]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106が論理チャネル150、基本チャネル、またはこれらの組合せを介して通信するのに利用不可能であると決定したことに応答して、論理チャネル150、基本チャネル、またはこれらの組合せに対応する送信時間枠の間、論理チャネル150、NAN通信チャネル、またはこれらの組合せに対応する通信チャネルを監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、NAN発見時間枠の間に電子デバイス106、108、および110から加入メッセージが受信されていないと決定したことに応答して、送信時間枠の間、通信チャネル、NAN通信チャネル、またはこれらの組合せを監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、後続のNAN発見時間枠まで、送信時間枠の間、通信チャネル、NAN通信チャネル、またはこれらの組合せを監視するのを控えることができる。
[0068]第1のデバイス104(または第2のデバイス106)は、通信チャネル(またはNAN通信チャネル)を監視するのを控えている間、スリープモードなどの低電力動作モードに遷移することができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の送受信機136は、ページング時間枠の間に通信チャネルを介してページングメッセージを受信することができる。通信チャネルおよびページング時間枠は、論理チャネル150の論理チャネルに対応し得る(またはそれによって表され得る)。ある特定の態様では、通信チャネルおよびページング時間枠は基本チャネルに対応し得る。たとえば、通信チャネルはNAN通信チャネルを含み得る。第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の送受信機136は、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がページング時間枠の間に通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134に(または第1のデバイス104の提供者論理130に)ページングメッセージを提供するのを控えることができる。
[0069]ある特定の態様では、第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の送受信機136は、ページングメッセージをワイヤレスインターフェースに提供することができ、ワイヤレスインターフェースが、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がページング時間枠の間に通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134に(または第1のデバイス104の提供者論理130に)ページングメッセージを提供するのを控えることができる。
[0070]ある特定の態様では、ワイヤレスインターフェースまたは送受信機136は、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がページング時間枠の間に通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、ページングメッセージを廃棄することができる。ある特定の態様では、ワイヤレスインターフェースは、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がページング時間枠の間に通信チャネルを監視していると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)にページングメッセージを提供することができる。
[0071]ある特定の態様では、加入者デバイスなどの第2のデバイス106の加入者論理134は、サービス告知120を受信したことに応答して、加入メッセージ124を生成することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、サービス告知120を受信したことと、第2のデバイス106が論理チャネル150、NAN通信チャネル、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを介して通信するのに利用可能であると決定したこととに応答して、加入メッセージ124を生成することができる。ある特定の例では、加入メッセージ124は、特定のサービス属性によって記述されるサービスに対応し、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106が特定のサービス属性によって示される特定のNAN−DL属性によって示される特定の論理チャネルを介して通信するのに利用可能であると決定したことに応答して、加入メッセージ124を生成することができる。加入メッセージ124は、第2のデバイス106が、通信に利用可能であること、通信に関心を示していること、サービス告知のサービスに関心を示していること、またはこれらの組合せを、暗黙的または明示的に示すことができる。第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106の送受信機136を介して、加入メッセージ124を第1のデバイス104に送信することができる。
[0072]第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信したことに基づいて、第2のデバイス106が、通信に利用可能であること、通信に関心を示していること、サービス告知のサービスに関心を示していること、またはこれらの組合せを、決定することができる。ある特定の態様では、加入メッセージ124は、第2のデバイス106が、通信に利用可能であること、通信に関心を示していること、サービス告知のサービスに関心を示していること、またはこれらの組合せを、明示的に示すことができる。たとえば、加入メッセージ124の特定のフィールドの値が、第2のデバイス106が通信に利用可能であるかどうかを示し得る。この態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124の特定のフィールドが1という値などの特定の値を有すると決定したことに応答して、第2のデバイス106が、通信に利用可能であること、通信に関心を示していること、サービス告知のサービスに関心を示していること、またはこれらの組合せを、決定することができる。代替的な態様では、加入メッセージ124は、第2のデバイス106が、通信に利用可能であること、通信に関心を示していること、サービス告知のサービスに関心を示していること、またはこれらの組合せを、暗黙的に示すことができる。この態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信したことに応答して、第2のデバイス106が通信に利用可能であると決定することができる。
[0073]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信したことに応答して、第2のデバイス106に肯定応答(ACK)126を送信することができる。いくつかの実装形態では、ACK126は、補足サービス発見フレームを含み得る。ある代替的な態様では、提供者論理130はACK126を送信しないことがある。たとえば、第1のデバイス104と第2のデバイス106の間のハンドシェイクプロセスは、提供者論理130が加入メッセージ124を受信することで終了し得る。
[0074]論理チャネル150の各々に対応するデータリンクグループは、第1のデバイス104と第2のデバイス106とを含み得る。ある特定の態様では、第1のデバイス104は、電子デバイス106、108、または110などの複数の加入者デバイスから加入メッセージを受信することができる。NAN−DL属性180の各々が、データリンクグループに対応し得る。特定の論理チャネルに対応するデータリンクグループは、提供者デバイスなどの第1のデバイス104と、加入メッセージにより応答した各加入者デバイスとを含み得る。基本チャネルに対応するデータリンクグループは、第1のデバイス104と、サービス告知120に対して加入メッセージにより応答した各加入者デバイスとを含み得る。
[0075]ある特定の態様では、各データリンクグループは、特定の論理チャネルに対応し得る。たとえば、各データリンクグループの電子デバイスは、対応する通信チャネルを介して、特定の論理チャネルに対応する1つまたは複数の送信時間枠(たとえば、送信時間枠のセット)の間に、通信を実行することができる。例示すると、データリンクグループの電子デバイスは、基本チャネルを介して、NAN発見時間枠の終わりにおいて開始する送信時間枠の間に、通信することができる。NAN−DL属性180の1つまたは複数は、論理チャネル150のうちの対応する論理チャネルを特定することができる。NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性は、論理チャネル150の1つの代わりに予備の値を特定することができる。予備の値は、データリンクグループが通信するために基本チャネルを利用することを示すことができ、または、論理チャネルがネゴシエートされるべきである(またはネゴシエート可能である)ことを示すことができる。たとえば、NANデータリンクグループ属性は、サービス告知120が送信される発見時間枠の後の基本チャネルの間に論理チャネルがネゴシエートされるべきであることを示す、0x0000などの予備の値を含み得る。NANデータリンクグループ属性に対応するサービスに関心のある加入者デバイスは、論理チャネルをネゴシエートするために、基本チャネルに対応する時間期間の間、アクティブ動作モード(たとえば、「アウェイク」モード)にとどまることができる。第1のデバイス104などの提供者デバイス、および第2のデバイス106などの加入者デバイスは、基本チャネルに対応する時間期間の間、1つまたは複数のネゴシエーションメッセージを交換することができる。1つまたは複数のネゴシエーションメッセージに基づいて、提供者論理130は、NANデータリンクグループ属性に対応するデータリンクグループのための論理チャネルを選択することができる。1つまたは複数のネゴシエーションメッセージは、提供者論理によって選択されるべき論理チャネルを示し得る。
[0076]いくつかの態様では、各データリンクグループの電子デバイスは、論理チャネル150のうちの1つまたは複数の論理チャネルなどの、NDL通信スケジュールをネゴシエートすることができる。ある特定の態様では、各データリンクグループの電子デバイスは、NAN−DL属性180のNANデータリンクグループ属性をサービス告知に含めることがあり、または含めないことがある。たとえば、第1のデバイス104は、NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性をサービス告知120に含めることがあり、または含めないことがあり、NAN発見時間枠の間にサービス告知120をNANの電子デバイスに送信することができる。NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性は、論理チャネル150のうちの1つまたは複数の論理チャネルを特定し、または示すことができる。第1のデバイス104などの提供者デバイス、および第2のデバイス106などの加入者デバイスは、NAN発見時間枠の後、1つまたは複数のネゴシエーションメッセージを交換することができる。1つまたは複数のネゴシエーションメッセージに基づいて、提供者論理130は、NANデータリンクグループ属性に対応するデータリンクグループのための論理チャネルを選択することができる。1つまたは複数のネゴシエーションメッセージは、提供者論理によって選択されるべき論理チャネルを示し得る。
[0077]別の特定の態様では、各データリンクグループの電子デバイスは、NAN−DL属性180のNANデータリンクグループ属性をサービス告知に含めることがある。たとえば、第1のデバイス104は、NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性をサービス告知120に含めることがあり、NAN発見時間枠の間にサービス告知120をNANの電子デバイスに送信することができる。NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性は、論理チャネル150のうちの1つまたは複数の論理チャネルを特定し、または示すことができる。第2のデバイス106は、サービス告知120を受信することができ、サービス告知120を受信したことに応答して、ネゴシエーションメッセージまたは接続要求を送信することができる。ネゴシエーションメッセージは、サービス告知120において示される論理チャネルにおいて、利用可能性、関心、または両方を示し得る。接続要求は、第1のデバイス104が第2のデバイス106と接続することを可能にし得る。一実装形態では、第2のデバイス106は、NAN発見時間枠の後で、ネゴシエーションメッセージまたは接続要求を送信することができる。
[0078]別の特定の態様では、各データリンクグループの電子デバイスは、NAN−DL属性180のNANデータリンクグループ属性をサービス告知に含めないことがある。たとえば、第1のデバイス104は、NAN−DL属性180の1つまたは複数のNANデータリンクグループ属性をサービス告知120に含めないことがあり、NAN発見時間枠の間にサービス告知120をNANの電子デバイスに送信することができる。第2のデバイス106は、サービス告知120を受信することができ、サービス告知120を受信したことに応答して、サービス発見補足メッセージを送信することができる。サービス発見補足メッセージは、サービス告知120のサービスに関する要求追加情報を要求し、または示すことができる。追加の情報は、論理チャネル150の1つまたは複数の論理チャネルなどの、NDL通信スケジュールを含み得る。一実装形態では、第2のデバイス106は、NAN発見時間枠の間に、サービス発見補足メッセージを送信することができる。別の実装形態では、第2のデバイス106は、NAN発見時間枠の後に、サービス発見補足メッセージを送信することができる。
[0079]特定のデータリンクグループに参加している電子デバイスは、1つまたは複数の送信時間枠の各々の最初の部分(たとえば、ページング時間枠)の間、特定の通信チャネルを監視することができる。たとえば、第1のデバイス104および第2のデバイス106は、NAN発見時間枠が終了するときに開始するページング時間枠の間、NAN通信チャネルを監視することができる。別の例として、第1のデバイス104および第2のデバイス106は、1つまたは複数の対応する送信時間枠の各々のページング時間枠の間、論理チャネル150の各々に対応する特定の通信チャネルを監視することができる。いくつかの例では、特定の送信時間枠は、ページング時間枠を有しないことがある。たとえば、データの高いスループットをサポートするために、1つまたは複数のチャネルが使用され得る。図6を参照して本明細書で説明される、これらの高スループットチャネルは、ページング時間枠を含まないことがあり、または、各送信時間枠の中にページング時間枠を含まないことがある。高スループットチャネルは、複数の高スループットチャネルの期間ごとに1回、ページング時間枠を周期的に含み得る。たとえば、高スループットチャネルは、2つの送信時間枠ごとに、または3つの送信時間枠ごとに、1つのページング時間枠を含み得る。送信時間枠の一部分はページングのために確保されていないので、ページング時間枠を含まない送信時間枠において、より多くのデータが伝送され得る。
[0080]ある特定の態様では、データリンクグループに参加している電子デバイスは、1つまたは複数の対応する送信時間枠の各々の少なくとも第1の数のページング時間枠の間、対応する通信チャネルを監視することができる。たとえば、論理チャネル150の第1の論理チャネルは、第1の通信チャネルおよび1つまたは複数の送信時間枠に対応し得る。第2のデバイス106の加入者論理134は、1つまたは複数の送信時間枠のページング時間枠の少なくとも第1の割合(たとえば、50%)の間、第1の通信チャネルを監視することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、1つまたは複数の送信時間枠のうちの第1のページング時間枠の間、第1の通信チャネルを監視することができ、1つまたは複数の送信時間枠のうちの第2のページング時間枠の間、第1の通信チャネルを監視するのを控えることができる。第1のページング時間枠および第2のページング時間枠は、同じ発見期間の間に、または別個の発見期間の間に存在し得る。本明細書で言及される場合、「発見期間」は、第1の発見時間枠の終わりと次の発見時間枠の始まりの間の時間期間を指し得る。加えて、または代替的に、データリンクグループに参加している電子デバイスは、ページング時間枠の少なくとも最小の割合の間、対応する通信チャネルを監視することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、1つまたは複数の送信時間枠のページング時間枠の少なくとも第2の割合(たとえば、25%)の間、第1の通信チャネルを監視することができる。
[0081]第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104が第2のデバイス106に送信されるべきデータを有すると決定したことに応答して、ページングメッセージ128を生成することができる。ページングメッセージ128は、第1のデバイス104が第2のデバイス106へ送信すべきデータを有することを示し得る。たとえば、ページングメッセージ128は、第1のデバイス104からデータを受信することが予定されている、第2のデバイス106などの1つまたは複数の「受信者」を示し得る。
[0082]第1のデバイス104の提供者論理130は、第1の送信時間枠の第1のページング時間枠の間、第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の送受信機136を介して、ページングメッセージ128を送信することができる。第1の通信チャネルおよび第1の送信時間枠は、特定のサービス属性によって特定される特定の論理チャネルなどの、論理チャネル150の第1の論理チャネルに対応し得る。ある特定の態様では、NAN通信チャネルなどの第1の通信チャネル、および第1の送信時間枠が、基本チャネルに対応し得る。別の態様では、ページングメッセージ128は、アドホックトラフィック指示メッセージ(ATIM:ad-hoc traffic indication message)、ブルームフィルタ、または媒体アクセス制御(MAC)アドレスリスト、または別のメッセージを含み得る。たとえば、ページングメッセージ128は、第1の送信時間枠の最初にあるATIM時間枠の間に送信され得る。
[0083]他の態様では、第1のデバイス104は、ある値に基づいて、第1のページング時間枠の間の第1の時間において、第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信する(またはその送信を開始する)ことができる。この値は、ランダムに生成され、または疑似ランダムに生成され得る。たとえば、この値は、乱数生成器または疑似乱数生成器によってランダムに生成され得る。この値は、第1のページング時間枠の最初からのオフセットを示し得る。例示すると、第1のデバイス104の提供者論理130は、この値をランダムに生成し、第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信することができる。第1のページング時間枠の最初と第1の時間(ページングメッセージ128の送信の時間)との間の時間の量は、この値に基づき得る。
[0084]いくつかの態様では、第1のデバイスは、第1のページング時間枠の間にページングメッセージ128を送信することが不可能であり得る。たとえば、第1の通信チャネルは、第1のページング時間枠の間の第1の時間においてビジー状態である、または使用されていることがあり、第1のデバイスは、ページングメッセージ128を送信できないことがある。例示すると、第3のデバイス108が第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介して第2のページングメッセージを送信していることがあるので、第1のデバイス104は、第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を成功裏に送信できないことがある。ある特定の態様では、第1のデバイス104は、第1のデバイス104が第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信することが不可能である場合、後続のページング時間枠の間にページングメッセージ128を送信することができる。たとえば、第1のデバイス104は、第2の送信時間枠の第2のページング時間枠などの、第1の通信チャネルの次のまたは後続のページング時間枠の間に、ページングメッセージ128を送信することができる。第2の送信時間枠は、送信時間枠のセットに含まれ得る。
[0085]いくつかの態様では、データリンクグループの複数の電子デバイスは、ページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介してページングメッセージを送信することを試みる(または争う)ことがある。たとえば、第1のデバイス104および第3のデバイス108がともに、第1のページング時間枠の間にページングメッセージを第2のデバイス106に送信することを試みることがある。ある特定の態様では、第1のデバイス104および第3のデバイス108は、上で説明されたような同期ビーコンをすでに送信または受信していることがあるので、第1のデバイス104の第1のクロックおよび第3のデバイス108の第2のクロックは同期されていることがある。第1のデバイス104は、第1のページング時間枠の最初からの第1のオフセットを示す第1の値を生成することができる。第3のデバイス108は、第1のページング時間枠の最初からの第2のオフセットを示す第2の値を生成することができる。第1のデバイス104および第3のデバイス108は各々、第1の値および第2の値などの値を生成するように構成される、乱数生成器または疑似乱数生成器を含み得る。第1の値および第2の値は、それぞれ、第1のデバイス104および第3のデバイス108の乱数生成器または疑似乱数生成器によって、ランダムに生成され得る。第1のデバイス104は、第1のページング時間枠の間の第1の時間(第1の値に基づいて決定される)において第1のページングメッセージを第2のデバイス106に送信することを試みることがあり、第3のデバイス108は、第1のページング時間枠の間の第2の時間(第2の値に基づいて決定される)において第2のページングメッセージを送信することを試みることがある。第1の時間と第2の時間は異なるので、第1の通信チャネルは第1の時間および第2の時間において利用可能であることがあり、第1のデバイス104および第3のデバイス108は対応するページングメッセージを送信することが可能であり得る。したがって、特定のページング時間枠の間のランダムに生成された時間においてページングメッセージを送信することは、複数のページングメッセージの順序通りの送信を可能にでき、特定のデバイスが特定のページングメッセージを送信するときにビジー状態である、または使用されている通信チャネルを制限することができる。
[0086]ある特定の態様では、デバイスは特定の通信チャネルが使用されていることを検出することができ、デバイスはコンテンション手順を利用することができる。たとえば、第1のデバイス104は、第1の通信チャネルが第1のページング時間枠の間の第1の時間において使用されていることを決定することができる。第1のデバイス104は、第1の通信チャネルが第1の時間において使用されていると決定したことに応答して、第1の値を第3の値に更新することができる。第3の値は、第1の値より小さいことがあり、第2のページング時間枠の最初からの第3のオフセットを示し得る。第1のデバイス104は、第3の値に基づいて、第2のページング時間枠の間の第3の時間において第1のページングメッセージを送信することができる。第1の値を第3の値に更新することで、第1の通信チャネルが第1のページング時間枠の間に使用されていることを第1のデバイス104が決定した場合、第1のデバイス104は、第2のページング時間枠などの後続のページング時間枠の間にページングメッセージを送信することが可能になり得る。ある特定の態様では、第1のデバイス104は、第3のデバイス108が第2のページング時間枠の間に第3のページングメッセージを送信する前に、第2のページング時間枠の間に第1のページングメッセージを送信することができる。
[0087]第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106の送受信機136を介して、ページングメッセージ128を受信することができる。第2のデバイス106は、ページングメッセージ128を受信したことに応答して、第1の送信時間枠の残りの部分(たとえば、データ送信時間枠)の間、アクティブ動作モードにとどまり得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、ページングメッセージ128を受信したことと、第2のデバイス106が第1のデバイス104からデータを受信する予定であることをページングメッセージ128が示していると決定したこととに応答して、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視することができる。第1の通信チャネルが高スループットチャネルに対応する例では、加入者論理134は、ページングメッセージ128(たとえば、アクティブトラフィックセッションの指示)が受信された後に存在する複数の送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視することができ、それは、いくつかの送信時間枠がページング時間枠を含まないことがあるからである。ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)は、データ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視するために、第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の送受信機136のチャネルを第1の通信チャネルに変更することができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)は、NAN発見時間枠の終了後にNAN通信チャネルを監視し続けることによって、基本チャネルのページング時間枠の間、NAN通信チャネルを監視することができる。したがって、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)は、NAN発見時間枠の後に通信チャネルを監視することを控えることからページング時間枠の間に通信チャネルを監視することへと切り替えることによって引き起こされ得る、ウェイクアップペナルティを避けることができる。
[0088]第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠の間に送信されていると決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、アクティブ動作モードにとどまることができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠の間に送信されていると決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを介してデータ122を送信することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の送受信機136を介して、データ122を送信することができる。
[0089]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、送信時間枠の最初に(すなわち、ページング時間枠を伴わずに)第1の通信チャネルを介してデータ122の送信を開始することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の送受信機136を介して、データ122を送信することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、第2のデバイス106から加入メッセージ124を受信したことに応答して、第1の通信チャネルを介してデータ122を送信することができる。この態様では、第1のデバイス104は、ページングメッセージ128を送信することなくデータ122を送信することができる。他の態様では、第1のデバイス104は、データ122の送信を開始するために、ページング時間枠の後まで待機することができる。
[0090]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、提供者論理130がデータ122を第2のデバイス106に送信する前に、「能力の交換」を実行することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の第1の通信情報を第2のデバイス106に送信することができ、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106の第2の通信情報を第1のデバイス104に送信することができ、またはこれらの両方であり得る。第1の通信情報、第2の通信情報、またはこれらの両方が、グループ鍵または共通ネットワーク鍵などのセキュリティ情報を含み得る。たとえば、第1の通信情報は、データリンクグループまたはNANに対応するグループ鍵または共通ネットワーク鍵を含み得る。
[0091]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介して能力メッセージ146を第1のデバイス104に送信することができる。加えて、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介して能力メッセージ144を第2のデバイス106に送信することができる。能力メッセージ146(または能力メッセージ144)は、第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の通信情報を示し得る。たとえば、能力メッセージ144(第1の能力メッセージ)は、第1のデバイス104の第1の通信情報を示し得る。能力メッセージ146(第2の能力メッセージ)は、第2のデバイス106の第2の通信情報を示し得る。別の特定の態様では、能力メッセージ144、能力メッセージ146、またはこれらの両方が、発見時間枠の後でNAN通信チャネルを介して送信され得る。
[0092]別の特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、プローブ要求とプローブ応答のうちの少なくとも1つを交換することによって、能力の交換を実行することができる。たとえば、能力の交換の実行は、第1のデバイス104がプローブ要求を第2のデバイス106に送信して、第2のデバイス106からプローブ応答を受信することを含み得る。プローブ要求およびプローブ要求のうちの少なくとも1つが、第1の通信情報、第2の通信情報、または両方を示し得る。代替的な態様では、第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、接続要求と接続応答のうちの少なくとも1つを交換することによって、能力の交換を実行することができる。たとえば、能力の交換の実行は、第1のデバイス104が接続要求を第2のデバイス106に送信して、第2のデバイス106から接続応答を受信することを含み得る。接続要求および接続要求のうちの少なくとも1つが、第1の通信情報、第2の通信情報、または両方を示し得る。
[0093]ある特定の態様では、能力の交換が第1のページング時間枠の間に実行され得る。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、第1のページング時間枠の間に第1の通信チャネルを介して能力メッセージ146(または能力メッセージ144)を受信することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104の第1の通信情報、第2のデバイス106の第2の通信情報、または両方を、第1のデバイス104のメモリに記憶することができ、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のデバイス104の第1の通信情報、第2のデバイス106の第2の通信情報、または両方を、第2のデバイス106のメモリに記憶することができる。
[0094]第1のデバイス104の提供者論理130は、第1の通信情報、第2の通信情報、または両方に基づいて、データ122を送信することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、データ122を送信する前に、第1のデバイス104のセキュリティ情報、第2のデバイス106のセキュリティ情報、または両方に基づいて、データ122を暗号化することができる。
[0095]ある特定の態様では、サービス告知120は、第1のデバイス104の媒体アクセス制御(MAC)アドレス154を示し得る。第2のデバイス106の加入者論理134は、能力メッセージ146、加入メッセージ124、または両方を、MACアドレス154に基づいて送信することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、MACアドレス154に基づいて、インターネットプロトコル(IP)バージョン6アドレスなどのIPアドレスを生成することができ、IPアドレスに基づいて、能力メッセージ146、加入メッセージ124、または両方を送信することができる。ある特定の態様では、Hinden,R.およびS.Deering、「IP Version 6 Addressing Architecture」、Request for Comments (RFC) 4291、2006年2月に関して記述されているように、第2のデバイス106の加入者論理134は、「1111111010」および54個の「0」などの二進数の第1のセットをMACアドレス154と連結することによって、MACアドレス154に基づいてIPアドレスを生成することができる。
[0096]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、IPアドレスを決定することができ、IPアドレスに基づいて、ACK126、ページングメッセージ128、能力メッセージ144、データ122、またはこれらの組合せを送信することができる。ある特定の態様では、加入メッセージ124は、第2のデバイス106のMACアドレス156を示し得る。第1のデバイス104の提供者論理130は、MACアドレス156に基づいて、ACK126、ページングメッセージ128、能力メッセージ144、データ122、またはこれらの組合せを送信することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、MACアドレス156に基づいてIPアドレスを生成することができ、IPアドレスに基づいて、ACK126、ページングメッセージ128、能力メッセージ144、データ122、またはこれらの組合せを送信することができる。他の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、他のIPアドレス生成方法を使用してIPアドレスを生成することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、IPアドレスを生成するために、乱数生成器(または疑似乱数生成器)を使用することができる。
[0097]第2のデバイス106の加入者論理134は、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを介してデータ122を受信することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106の送受信機136を介して、データ122を受信することができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106の送受信機136は、データ122を受信することができ、第2のデバイス106の加入者論理134がデータ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視していると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134にデータ122を提供することができる。
[0098]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のページング時間枠の間、ページングメッセージを送信しないことがある。第1のデバイス104は、第1のページング時間枠の間に第1のデバイス104の提供者論理130によってページングメッセージが送信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、スリープモードなどの低電力動作モードに遷移することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージが第1のページング時間枠の間に送信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視するのを控えることができる。第1の通信チャネルが高スループットチャネルである例では、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージが第1のページング時間枠の間に送信されていないと決定したことに応答して、ページング時間枠を含む送信時間枠が発生するまで、第1の通信チャネルを監視するのを控えることができる。
[0099]第2のデバイス106は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが第1のページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、スリープモードなどの低電力動作モードに遷移することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが第1のページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視するのを控えることができる。第1の通信チャネルが高スループットチャネルに対応する例では、デバイスは、デバイスがデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが受信されなかったページング時間枠の後に存在する送信時間枠の間、通信チャネルを監視するのを控えることができる。たとえば、加入者論理134は、第1の通信チャネルのどの送信時間枠がページング時間枠を含むかを決定することができる。ページングメッセージが第1のページング時間枠の間に受信されなかったこと、または、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを受信されたページングメッセージが示さなかったことを決定したことに応答して、加入者論理134は、第1のページング時間枠の後の送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視するのを控えることができる。加入者論理134は続いて、第2のページング時間枠を含む送信時間枠の間、第1の通信チャネルを監視することができる。
[0100]ある特定の態様では、第2のデバイス106(または第1のデバイス104)の送受信機136は、データ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを介してデータ122などのデータパケットを受信することができ、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がデータ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134に(または第1のデバイス104の提供者論理130に)データパケットを提供するのを控えることができる。
[0101]ある特定の態様では、送受信機136は、データパケットをワイヤレスインターフェースに提供することができ、ワイヤレスインターフェースは、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がデータ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134に(または第1のデバイス104の提供者論理130に)データパケットを提供するのを控えることができる。
[0102]ある特定の態様では、ワイヤレスインターフェースまたは送受信機136は、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がデータ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、データパケットを廃棄することができる。ある特定の態様では、ワイヤレスインターフェースは、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)がデータ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを監視していると決定したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134(または第1のデバイス104の提供者論理130)にデータパケットを提供することができる。
[0103]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130および加入者論理134は、論理チャネル150の複数の論理チャネルを介してデータを交換することができる。たとえば、各論理チャネルは、別個のデータセッションに対応し得る。ある特定の態様では、論理チャネル150の第1の論理チャネルの第1の送信時間枠は、第2の論理チャネルの第2の送信時間枠と少なくとも部分的に重複する。この態様では、第1のデバイス104の送受信機136および第2のデバイス106の送受信機136は、第1の論理チャネルに対応する第1の通信チャネルおよび第2の論理チャネルに対応する第2の通信チャネルなどの、複数の通信チャネルを介して通信していることがある。
[0104]ある特定の態様では、ページングメッセージ128は、第1のデバイス104からデータを受信することが予定されている電子デバイスを示すアドレスリストを含み得る。これらの電子デバイスは、受信者、ターゲット、または意図される受信者と呼ばれ得る。アドレスリストは、トラフィック指示マップ(TIM)によって、ブルームフィルタによって、MACアドレスリストによって、または何らかの他の方式で表され得る。ある特定の態様では、ページングメッセージ128の特定のフィールドの値は、アドレスリストがTIMによって表されるか、ブルームフィルタによって表されるか、またはMACアドレスリストによって表されるかを示し得る。第2のデバイスの加入者論理134は、特定のフィールドの値(たとえば、0または1)に基づいて、アドレスリストがTIMによって表されるか、ブルームフィルタによって表されるか、またはMACアドレスリストによって表されるかを決定することができる。
[0105]TIMは、特定の電子デバイスが、データ122などの送信されるべきデータを受信する予定であるかどうかを示すビットマップであり得る。TIMの各ビットは、データリンクグループの異なる電子デバイスに対応してよく、各ビットの値は、対応する電子デバイスがデータ122を受信する予定であるか否かを示してよい。TIMのビットと各電子デバイスとの間の対応は、接続識別子(AID:association identifier)に基づき得る。たとえば、第2のデバイス106が第1のデバイス104と接続することがあり、電子デバイス104、106がAIDを生成して交換することがある。例示すると、第2のデバイス106は、第1のデバイス104と接続することがあり、第1のデバイス104から第1のAID(たとえば、2)を受信することがある。電子デバイス108および110は、第1の電子デバイス104との接続の間に、別個のAID(たとえば、それぞれ3および4)を受信することがある。AIDは、第1のデバイス104から受信されたTIM中の対応するビットを特定するために、電子デバイス106、108、110によって使用され得る。たとえば、TIMの第2のビットは、2というAIDが原因で第2のデバイス106に対応し得る。この例では、TIMの第3のビットおよび第4のビットはそれぞれ、電子デバイス108および110に対応し得る(TIMの第1のビットは予備であり得る)。
[0106]電子デバイス106、108、および110の各々は、それがデータ122を受信する予定であるかどうかを、第1のデバイス104から受信されたTIM中の対応するビットに基づいて決定することができる。たとえば、第2のデバイス106がデータ122を受信する予定であるという決定は、TIMの第2のビットが1という論理値を有することに基づいてよく、電子デバイス108および110がデータ122を受信する予定ではないという決定は、第3のビットおよび第4のビットが論理値0を有することに基づいてよい。
[0107]ある特定の態様では、ページングメッセージ128は、アドレスリストを表すブルームフィルタを含み得る。ブルームフィルタは、データ122を受信することが予定されているデバイスのセットなどのあるセットのメンバーであることを、そのセットのメンバーを明示的に特定することなく示す、ビットの列などのデータ構造である。ブルームフィルタはTIMより小さく、より少ない記憶空間を使用することがあるので、ネットワークにおけるオーバーヘッドを減らすことができ、TIMを送信することと比較して、ブルームフィルタを送信することにより引き起こされる電力消費を減らすことができる。電子デバイスは、ブルームフィルタに対応するハッシュ関数のセットを使用して、ブルームフィルタにおいてデータ122を受信する予定であるものとして示され得る。たとえば、ブルームフィルタは、論理値0に初期化されるmビットのビットアレイであってよく、ブルームフィルタは、k個のハッシュ関数のセットに対応することがある。ある特定の電子デバイスがデータ122を受信する予定であることを示すために、その特定の電子デバイスに対応するビットの列が、ビット位置のセットを生成するためにk個のハッシュ関数に渡されてよく、ビット位置のそのセットに対応するブルームフィルタ中の各ビットは、論理値1に設定される。ある特定の態様では、ビットの列は、特定の電子デバイスの媒体アクセス制御(MAC)アドレスである。他の電子デバイスは、MACアドレスなどのビットの対応する列に基づいてビット位置の対応するセットを決定することによって、および、ビット位置のセットに対応するブルームフィルタ中の各ビットを論理値1に設定することによって、データ122を受信する予定であるものとして示され得る。
[0108]ある特定の態様では、長さがMのブルームフィルタのための、MACアドレスなどのビット列Xのj番目のインデックスハッシュを表すハッシュ関数H(j,X,M)は、3つのステップで計算される。第1の中間の結果A(j,X)は、式1に基づいて決定され得る。
[0109]式1において、||は連結演算を表し、jは1つのバイトで表される。したがって、A(j,X)は、MACアドレス(ビット列X)との1バイトのインデックス(j番目のインデックス)の連結を表し得る。第2の中間の結果B(j,X)は、式2に基づいて決定され得る。
[0110]式2において、CRC32()は、NAN規格において定義される32ビットの巡回冗長検査の演算である。したがって、B(j,X)は、第1の中間の結果A(j,X)に対して実行される32ビットのCRC演算の結果の最後の2バイトを表し得る。ハッシュ関数H(j,X,M)は、式3に基づいて決定され得る。
[0111]式3において、modは剰余演算またはモジュラス演算を表す。このようにして、複数のハッシュ関数が、式1〜3を使用して複数の異なるj個のインデックスに対して決定され得る。他の態様では、異なるハッシュ関数が使用され、データリンクグループの電子デバイスに通信され得る。
[0112]ある特定の態様では、4つのハッシュ関数のセットがブルームフィルタに対応する。ブルームフィルタインデックスが、ブルームフィルタに対応する4つのハッシュ関数のセットを特定するために(または示すために)、ページングメッセージ128に含まれ得る。ある特定の態様では、ブルームフィルタインデックスは、式1〜3を使用して異なるインデックス値に基づいて決定される4つのハッシュ関数の4つのセットのうちの1つを示す、2ビットの数である。この態様では、ブルームフィルタインデックスによって特定される(または示される)ハッシュ関数のセットが、表1に示されている。
[0113]ページングメッセージ128がブルームフィルタを含む態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、ブルームフィルタに対応するようにハッシュ関数の特定のセットを選択することができ、ハッシュ関数の特定のセットに基づいて、および、データ122を受信することになる電子デバイスのMACアドレスに基づいて、ブルームフィルタを生成することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、第2のデバイス106がデータ122を受信する予定であると決定することができ、第1のデバイス104の提供者論理130は、ハッシュ関数の特定のセットに基づいて、および、第2のデバイス106のMACアドレス156に基づいて、ブルームフィルタを生成することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、他の電子デバイスのMACアドレスをメモリに事前に記憶していることがある。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信したことに応答して、MACアドレス156を記憶することができる。
[0114]ブルームフィルタ、ブルームフィルタインデックス、およびブルームフィルタのサイズは、第1の電子デバイス104の提供者論理130によって生成されるページングメッセージ128に含まれ得る。ブルームフィルタインデックスは、(表1に示されるような)ブルームフィルタに対応するハッシュ関数の特定のセットを示し得る。ブルームフィルタのサイズは、データ構造中のビットの数を示し得る。サイズは、ブルームフィルタに対応する目標の誤検出の百分率に基づいて決定され得る。たとえば、ブルームフィルタは誤検出マッチを生成することがあり(たとえば、特定のデバイスがデータ122を受信する予定であることを誤って示すことがあり)、ブルームフィルタにより生成される誤検出マッチの百分率はブルームフィルタのサイズに関連することがある。第1の電子デバイス104の提供者論理130は、誤検出の百分率が目標の誤検出の百分率に近づくように、サイズを決定することができる。例示すると、ブルームフィルタのサイズを大きくすると、誤検出の百分率が下がり得るが、ブルームフィルタのサイズを小さくすると、誤検出の百分率が上がることと引き換えに、ネットワークにおけるオーバーヘッドが減り、ブルームフィルタを送信することによって引き起こされる電力消費が減り得る。
[0115]ページングメッセージ128を受信する、電子デバイス106、108、および110などの各電子デバイスは、ページングメッセージ128に含まれるブルームフィルタ、ページングメッセージ128に含まれるブルームフィルタインデックスによって示されるハッシュ関数のセット、および対応するMACアドレスに基づいて、電子デバイスがデータ122を受信する予定であるかどうかを決定することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、ハッシュ関数のセットを通じてMACアドレス156を渡すことによって、ビット位置のセットを決定することができる。第2のデバイス106の加入者論理134は、ビット位置のセットの各々に対応するブルームフィルタ中のビットを、論理値1などの特定の値と比較することができる。ビット位置のセットに対応するビットが各々、特定の値(論理値1)を有する場合、第2のデバイス106の加入者論理134は、データ122を受信することが予定されているものとして第2のデバイス106が特定される(または示される)と決定することができる。ビット位置のセットに対応するビットの1つまたは複数が特定の値を有しない(たとえば、ビットの1つまたは複数が論理値0を有する)場合、第2のデバイス106の加入者論理134は、データ122を受信することが予定されているものとして第2のデバイス106が特定されない(または示されない)と決定することができる。
[0116]ある特定の態様では、ページングメッセージ128は、アドレスリストを表す複数のMACアドレスを含むMACアドレスリストを含み得る。複数のMACアドレスの各MACアドレスは、データリンクグループの異なる電子デバイスに対応し得る。各MACアドレスまたは各MACアドレスと関連付けられる値は、対応するデバイスがデータ122を受信する予定であるか否かを示し得る。電子デバイス106、108、および110の各々は、それがデータ122を受信する予定であるかどうかを、第1のデバイス104から受信されたMACアドレスリスト中のMACアドレスに基づいて決定することができる。たとえば、第2のデバイス106がデータ122を受信する予定であるという決定は、MACアドレスリストの第1のMACアドレスが第2のデバイス106のMACアドレスと一致することに基づき得る。加えて、または代替的に、第2のデバイス106がデータ122を受信する予定であるという決定は、第1のMACアドレスに対応する値に基づき得る。一実装形態では、論理値0は、デバイスがデータ122を受信する予定ではないことを示すことがあり、論理値1は、デバイスがデータ122を受信する予定であることを示すことがある。
[0117]いくつかの態様では、ページングメッセージ128はサービス品質(QoS)インジケータを含み得る。QoSインジケータは、データ122のタイプ、優先度、または両方を示し得る。たとえば、QoSインジケータは、データ122のタイプがビデオデータであること、音声データであること、オーディオデータであること、バックグラウンドデータであること、またはこれらの組合せであることを示し得る。別の例として、QoSインジケータは、データ122の優先度が高いこと、中程度であること、または低いことを示し得る。例示すると、第1のデバイス104は、データタイプがビデオデータであること、データの優先度が高いこと、またはこれらの両方を示す、QoSインジケータとともにページングメッセージ128を送信することができる。
[0118]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージ128を受信したことに基づいて、データ送信時間枠の間にトリガフレームを送信することができる。トリガフレームは、第2のデバイス106の加入者論理134がデータ122を受信する準備ができていることを示し得る。ある特定の態様では、能力メッセージ146がトリガフレームとして動作し得る。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、能力メッセージ146を受信したことに応答して、データ122を送信することができる。
[0119]ある特定の態様では、節電ポール(PS−POLL)メッセージがトリガフレームとして動作し得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージ128を受信したことに応答して、ワイヤレスネットワークに基づく従来のアクセスポイント(AP)におけるPS−POLLメッセージの生成と同様の方式で、PS−POLLメッセージを生成することができる。しかしながら、第2のデバイス106の加入者論理134は、従来のAPに基づくワイヤレスネットワークにおけるユニキャストPS−POLLメッセージとは対照的に、ブロードキャストメッセージとしてPS−POLLメッセージを生成することができる。ある特定の態様では、PS−POLLメッセージは、複数の電子デバイスのためのトリガフレームとして動作し得る。たとえば、複数の電子デバイスが、PS−POLLメッセージを受信することができ、PS−POLLメッセージを受信したことに応答して、データを第2のデバイス106に送信することができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、PS−POLLメッセージの第3のオクテットまたは第4のオクテットなどのある部分を、「0」などの特定の値に設定することができる。第2のデバイス106の加入者論理134は、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを介してPS−POLLメッセージを送信することができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、データ送信時間枠の肯定応答時間枠などの最初の部分の間、第1の通信チャネルを介してPS−POLLメッセージを送信することができる。
[0120]第1のデバイス104の提供者論理130は、データ送信時間枠の間、PS−POLLメッセージを受信することができる。PS−POLLメッセージを受信したことに応答して、第1のデバイス104の提供者論理130は、データ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを介してデータ122を第2のデバイス106に送信することができる。
[0121]いくつかの態様では、サービス品質ヌル(QoS_NULL)フレームが、トリガフレームとして動作し得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージ128を受信したことに応答して、QoS_NULLフレームを生成することができる。ある特定の態様では、QoS_NULLフレームは、第1のデバイス104からの逆方向グラント(RDG)を示し得る。たとえば、QoS_NULLフレーム中の1つまたは複数のビットの値がRDGを示し得る。RDGは、1つまたは複数のワイヤレス規格またはプロトコルによれば、物理プロトコルデータユニット(PPDU)中のRDGと同様であり得るが、PPDUの代わりにQoS_NULLフレームに含まれ得る。RDGは、送信者の送信機会(tx_op)の間にデータを送信するためにQoS_NULLフレームの送信者のtx_opを使用することを、QoS_NULLフレームの受信者に対して承認することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、RDGを示すQoS_NULLフレームを生成することができ、データ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを介してQoS_NULLフレームを第1のデバイス104に送信することができる。RDGを伴うQoS_NULLフレームは、第2のデバイス106のtx_opの間にデータ122のフレームを第2のデバイス106に送信することを、第1のデバイス104に対して承認することができる。
[0122]第1のデバイス104の提供者論理130は、QoS_NULLフレームを受信したことに応答して、第2のデバイス106のtx_opの間に、第1の通信チャネルを介してデータ122のフレームを第2のデバイス106に送信することができる。この方式では、第1のデバイス104は、データ122のフレームを送信するために第1の通信チャネルを求めて争う必要がない可能性がある。データ122が単一のフレームである場合、データ122の全体が、QoS_NULLフレームに応答して、第1のデバイス104から第2のデバイス106に送信され得る。データ122が2つ以上のフレームを含む場合、第1のデバイス104の提供者論理130は、データ122のフレーム中の1つまたは複数のビットを介して、データ122)の追加のフレームが送信されるべきであることを示し得る。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、データ122の追加のフレームがモアビットまたはサービス終了期間(EOSP:end-of-service-period)ビットを介して送信されるべきであることを示し得る。
[0123]データ122の追加のフレームが送信されるべきであることの指示を伴うデータ122のフレームを受信したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134は第1の通信チャネルを求めて争うことができ、コンテンションが成功すると、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のデバイス104にデータ122の別のフレームを送信させるために、別のQoS_NULLフレームをRDGとともに第1のデバイス104に送信することができる。このプロセスは、第1のデバイス104の提供者論理130がデータ122の全体を送信するまで、またはデータ送信時間枠の終了まで繰り返され得る。いくつかの態様では、第2のデバイス106は、複数の他の電子デバイスからデータを受信することが予定されているものとして示され得る。これらの態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、QoS_NULLフレームをRDGとともに複数の電子デバイスに送信することができ、複数の電子デバイスの各々からQoS_NULLフレームに応答してデータを受信することができる。第2のデバイス106の加入者論理134が各QoS_NULLフレームに応答してデータフレームを受信している場合、および、さらなるデータが送信されるべきであることをデータフレームが示さない場合、第2のデバイス106は、データ送信時間枠の残りの間、低電力動作モードに遷移することができる。さらなるデータが第2のデバイス106に送信されるべきであることを少なくとも1つのデータフレームが示す場合、第2のデバイス106は、アクティブ動作モードにとどまることができ、QoS_NULLフレームをRDGとともに送信し続けることができる。
[0124]いくつかの態様では、デバイスは、QoSインジケータに基づいて、ページングメッセージを優先する(たとえば、あるページングメッセージを別のページングメッセージよりも優先する)ことができる。たとえば、複数のページングメッセージを受信したことに応答して、第2のデバイス106の加入者論理134は、ページングメッセージの各々のQoSインジケータに基づいて、第1のページングメッセージを第2のページングメッセージよりも優先することができる。例示すると、第2のデバイス106は、第1のデバイス104からページングメッセージ128を受信することができ、第3のデバイス108から第2のページングメッセージを受信することができる。ページングメッセージ128は、第1のデバイス104が第2のデバイスに対して中程度の優先度のデータを有することを示す、第1のQoSインジケータを含み得る。第2のページングメッセージは、第3のデバイス108が第2のデバイス106に対して低優先度のデータを有することを示す、第2のQoSインジケータを含み得る。第2のデバイス106は、第2のQoSインジケータよりも高い優先度のデータを示す第1のQoSインジケータに基づいて、ページングメッセージ128を第2のページングメッセージよりも優先することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のQoSインジケータを第2のQoSインジケータと比較して、第1のQoSインジケータが第2のQoSインジケータよりも高い優先度のデータを示すと決定することができる。ある特定の態様では、第2のデバイスは、QoSインジケータに基づいて、データの優先度を決定することができる。たとえば、第2のデバイス106は、データのタイプがビデオデータであることを示すQoSインジケータに基づいて、データの優先度が高いと決定することができる。
[0125]第2のデバイス106は、複数のページングメッセージを優先順位付けることに応答して、トリガフレームを送信することができる。たとえば、第2のデバイス106は、ページングメッセージ128を第2のページングメッセージよりも優先することに応答して、第1のトリガフレームを第1のデバイス104に送信することができる。第2のデバイス106は、第1のトリガフレームを送信した後で、または第1のデバイス104からデータ122などの第1のデータを受信した後で、第2のトリガフレームを第3のデバイス108に送信することができる。
[0126]いくつかの態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、トリガフレームをマルチキャストすることができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、複数のページングメッセージを受信したことに応答して、特定のトリガフレームを複数のデバイスに送信することができる。特定のトリガフレームを複数の電子デバイスにマルチキャストしたことに応答して、第2のデバイス106は、複数の電子デバイスからデータを受信することができる。例示すると、第2のデバイス106は、第1のデバイス104からページングメッセージ128を受信することができ、第3のデバイス108から第2のページングメッセージを受信することができる。第2のデバイス106は、ページングメッセージ128と第2のページングメッセージとを受信したことに応答して、特定のトリガフレームを第1のデバイス104および第3のデバイス108に送信することができる。第2のデバイス106は、第1のデバイス104からデータ122を受信することができ、特定のトリガフレームを送信したことに応答して、第3のデバイス108から第2のデータを受信することができる。
[0127]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージ128を送信した後の、データ送信時間枠の肯定応答時間枠などの最初の部分の間、トリガフレームを受信しないことがある。第1のデバイス104の提供者論理130は、トリガフレームが肯定応答時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、NULLフレームを生成することができる。NULLフレームは、ペイロードまたはデータ部分を伴わない、ヘッダなどのプリアンブルを含み得る。ある特定の態様では、NULLフレームは、他のNULLフレームよりも高い優先度を有し得るQoS_NULLフレームであり得る。第1のデバイス104の提供者論理130は、第2のデバイス106にトリガフレームを送信させるために、データ送信時間枠の間、第1の通信チャネルを介してNULLフレームを第2のデバイス106に送信することができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、トリガフレームが肯定応答時間枠の最初の部分の間に受信されていないと決定したことに応答して、肯定応答時間枠の最後の部分の間にNULLフレームを送信することができる。
[0128]第2のデバイス106の加入者論理134は、第1のデバイス104からNULLフレームを受信したことに応答して、第1の通信チャネルを求めて争うことができ、コンテンションが成功すると、第1の通信チャネルを介してトリガフレームを第1のデバイス104に送信することができる。ある特定の態様では、アクションフレームがトリガフレームとして使用され得る。一実装形態では、アクションフレームは、公開アクションフレームであり得る。トリガフレームを受信したことに応答して、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1の通信チャネルを求めて争うことができ、コンテンションが成功すると、データ送信時間枠の間に第1の通信チャネルを介してデータ122を第2のデバイス106に送信することができる。
[0129]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、トリガフレームが送信された後の時間期間が閾値の時間期間を超えることと、その時間期間の間に第1のデバイス104からデータが受信されていないこととを決定したことに応答して、第2のデバイス106は、電力消費を減らすために、データ送信時間枠の残りの間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0130]ある特定の態様では、第2のデバイス106は、特定のサービスの提供者(または転送者)として動作し得る。たとえば、第2のデバイス106の提供者論理130は、第2のデバイス106のシングルホップカウント内にあるNAN102の電子デバイスにサービス告知120を転送することができる。例示すると、第2のデバイス106の提供者論理130は、サービス告知120を第4のデバイス110に送信することができる。第4のデバイス110の加入者論理134は、サービス告知120に応答して、第2のデバイス106に加入メッセージを送信することができる。したがって、第4のデバイス110は、第1のデバイス104が第4のデバイス110のシングルホップの範囲内にないとしても、第1のデバイス104によって提供される特定のサービスに加入することができる。
[0131]システム100の1つの利点は、データリンクグループの1つまたは複数の電子デバイスにおける電力消費の低減である。データリンクグループの電子デバイスの内部クロックは同期されるので、データリンクグループの各電子デバイスは、アクティブ動作モードに遷移するために、ページング時間枠に対応する特定の時間期間を決定することができる。データリンクグループの電子デバイスは、NANからの同期に基づいて同期される。アクティブ動作モードにおいて、データリンクグループの電子デバイスは、ページングメッセージなどのトラフィックの指示について、特定の通信チャネルを監視することができる。特定の電子デバイスがページングメッセージを受信しない場合、または、データを受信することが予定されているものとしてページングメッセージにおいて特定されない場合、その特定の電子デバイスは、後続のデータ送信時間枠の間に低電力動作モードに遷移することによって電力消費を減らすことができ、または、データ送信時間枠の間に他のデータリンクグループもしくは他のネットワークに対応する動作を実行することができる。たとえば、第2のデバイス106は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージがページング時間枠の間に受信されていないという決定に基づいて、データ送信時間枠の間、低電力動作モードに遷移することができる。したがって、第2のデバイス106は、アクティブ動作モードにとどまりデータ送信について通信チャネルを実質的に継続的に監視することと比べて、第2のデバイス106のためのデータがないデータ送信時間枠の間、電力を節約することができる。
[0132]加えて、システム100は、別個のサービスに対して、スループット、遅延、または両方の様々なレベルを、NAN102の電子デバイス104、106、108、および110がサポートすることを可能にし得る。たとえば、第1のデバイス104は、より高い遅延感受性を有する第1のサービスに対しては、より多数の送信時間枠を有する第1の論理チャネルを使用することができ、より低い遅延感受性を有する第2のサービスに対しては、より少数の送信時間枠を有する第2の論理チャネルを使用することができる。さらに、電子デバイスは、特定のサービスに対応する複数のデータセッションを確立することができる。たとえば、特定の電子デバイスは、別個の論理チャネルに対応する複数のデータリンクグループに参加することができる。
[0133]図2を参照すると、タイミング図が示されており、全般的に200と指定されている。ある特定の態様では、タイミング図200は図1のシステム100の特定の態様の動作に対応し得る。図2に示されるタイミングおよび動作は、例示のためのものであり、限定するものではない。他の態様では、追加の、またはより少数の動作が実行されることがあり、タイミングが異なることがあり、たとえば、送信時間枠がページング時間枠を含まないことがある。
[0134]タイミング図200は、NAN通信チャネル202に対応する全体のタイムライン206を含む。タイミング図200に示されるように、第1の発見時間枠210および第2の発見時間枠212は、NAN通信チャネル202に対応し得る。図1を参照して説明されるように、発見時間枠210、212は、NAN102に対応する発見動作と同期動作とを実行するために、電子デバイス104、106、108、および110のために確保されている時間期間であり得る。
[0135]第1の発見時間枠210は時間t1において開始して時間t2において終了することができ、第2の発見時間枠212は時間t5において開始して時間t6において終了することができる。発見時間枠210、212は、同じ発見時間枠の持続時間を有し得る(たとえば、時間t1と時間t2との間の時間の期間が、時間t5と時間t6との間の時間の期間と同じであり得る)。発見時間枠の時間長は、NAN規格またはプロトコルに従って決定され得る。第1の発見時間枠210と第2の発見時間枠212などの、連続する発見時間枠と発見時間枠との間の時間期間は、発見期間248と呼ばれ得る。たとえば、発見期間248は、第1の発見時間枠210の最後と第2の発見時間枠212の最初の間の時間期間を含み得る。ある特定の態様では、発見期間248の持続時間は、NAN規格またはプロトコルによれば、500個の時間単位(TU)であり得る。たとえば、各TUは、IEEE 802.11規格において記述されるように、1024マイクロ秒(μs)に対応し得る。したがって、発見期間248の持続時間は、約512msであり得る。別の特定の態様では、発見期間248の持続時間は、512個のTUであり得る。一実装形態では、論理チャネルは、特定の発見期間の間に繰り返し得る(たとえば、2回以上発生し得る)。たとえば、特定の論理チャネルは、特定の発見期間の間に8回発生し得る。
[0136]第1の発見時間枠210の間、サービス告知120はNAN通信チャネル202を介して送信され得る。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104によって提供されている、または第1のデバイス104から利用可能であるサービスを告知するために、NAN通信チャネル202を介してサービス告知120を送信することができる。サービス告知120は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150とMACアドレス154とを特定することができる。第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120を受信したことに応答して、NAN通信チャネル202を介して加入メッセージ124を送信することができる。
[0137]基本チャネル260は、NAN通信チャネル202の発見時間枠210、212の終了後に開始する、NAN通信チャネル202の送信時間枠に対応し得る。たとえば、基本チャネル260は、第1の送信時間枠240および第2の送信時間枠242に対応し得る。第1の送信時間枠240は、t2において開始することがあり、t4において終了することがある。第2の送信時間枠242は、t6において開始することがあり、t8において終了することがある。
[0138]いくつかの態様では、各送信時間枠は、ページング時間枠とデータ送信時間枠とを含み得る。たとえば、第1の送信時間枠240は、第1のページング時間枠220と第1のデータ送信時間枠222(第1のデータ時間枠など)とを含み得る。別の例として、第2の送信時間枠242は、第2のページング時間枠224と第2のデータ送信時間枠226(第2のデータ時間枠など)とを含み得る。第1のページング時間枠220は、t2において開始することがあり、t3において終了することがある。第1のデータ送信時間枠222は、t3において開始することがあり、t4において終了することがある。第2のページング時間枠224は、t6において開始することがあり、t7において終了することがある。第2のデータ送信時間枠226は、t7において開始することがあり、t8において終了することがある。ページング時間枠の持続時間、データ送信時間枠の持続時間、送信時間枠の持続時間、またはこれらの組合せは、NAN規格またはプロトコルに従って決定され得る。ある説明のための実装形態では、ページング時間枠の持続時間、データ送信時間枠の持続時間、送信時間枠の持続時間は、それぞれ、約128個のTU、約256個のTU、および約512個のTUであり得る。他の態様では、ページング時間枠は使用されないことがある。各送信時間枠は、データ送信時間枠を含み得る。たとえば、第1の送信時間枠240は第1のデータ送信時間枠222を含むことがあり、第1のページング時間枠220が存在しないとき、第1のデータ送信時間枠222はt2において開始することがあり、t4において終了することがある。第2のページング時間枠224が存在しないとき、第2のデータ送信時間枠226は、t6において開始することがあり、t8において終了することがある。
[0139]第1のページング時間枠220または第2のページング時間枠224などの基本チャネル260のページング時間枠の間、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、NAN通信チャネル202を介してページングメッセージ128を送信することができる。
[0140]第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージ128が対応するページング時間枠の間に送信されていると決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を監視することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠220の間に送信されていると決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠222の間、NAN通信チャネル202を監視することができる。
[0141]第2のデバイス106の加入者論理134は、ページングメッセージ128が対応するページング時間枠の間に受信されていると決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を監視することができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠220の間に受信されていると決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠222の間、NAN通信チャネル202を監視することができる。
[0142]第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠222または第2のデータ送信時間枠226などのデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を介してデータ122を送信することができる。第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠222または第2のデータ送信時間枠226などのデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を介してデータ122を受信することができる。
[0143]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージが対応するページング時間枠の間に送信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を監視するのを控えることができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージが第1のページング時間枠220の間に送信されていないと決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠222の間、NAN通信チャネル202を監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104は、NAN通信チャネル202を監視するのを控えている間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0144]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが対応するページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202を監視するのを控えることができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが第1のページング時間枠220の間に受信されていないと決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠222の間、NAN通信チャネル202を監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第2のデバイス106は、NAN通信チャネル202を監視するのを控えている間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0145]第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方のデバイスが、タイミング図200において示されているタイミング時間枠に基づいて動作を実行することによって、電力消費を減らすことができる。たとえば、第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方のデバイスが、対応するページング時間枠の間に、ページングメッセージが送信されていないことまたはページングメッセージが受信されていないことを決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0146]図3を参照すると、タイミング図が示されており、全体的に300と指定されている。ある特定の態様では、タイミング図300は図1のシステム100の特定の態様の動作に対応し得る。図3に示されるタイミングおよび動作は、例示のためのものであり、限定するものではない。他の態様では、追加の、またはより少数の動作が実行されることがあり、タイミングが異なることがある。
[0147]タイミング図300は、NAN通信チャネル202および第1の通信チャネル302に対応する全体のタイムライン306を含む。第1の発見時間枠210の間、サービス告知120はNAN通信チャネル202を介して送信され得る。サービス告知120は、補助チャネル360を示し得る。補助チャネル360は、第1の通信チャネル302と補助チャネルオフセット350とを示し、含み、またはそれらに対応し得る。第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104によって提供されているサービスを告知するために、NAN通信チャネル202を介してサービス告知120を送信することができる。サービス告知120は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150とMACアドレス154とを示すことができる。論理チャネル150は、補助チャネル360を含み得る。たとえば、サービス告知120は、図7を参照して説明されるように、第1の通信チャネル302および補助チャネルオフセット350に対応するNANデータリンクインデックスを示し得る。第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120を受信したことに応答して、NAN通信チャネル202を介して加入メッセージ124を送信することができる。
[0148]補助チャネル(SC)360は、第1の通信チャネル302の第1の送信時間枠340と第2の送信時間枠342とを示し、特定し、表し、またはそれらに対応し得る。補助チャネルオフセット350は、NAN発見時間枠の開始から補助チャネルオフセット350に対応する時間の期間後に開始する、送信時間枠を示し得る。ある特定の態様では、補助チャネル360は、各発見期間の間の単一の送信時間枠を示す、補助チャネルオフセット350などの単一のオフセットに対応し得る。ある代替的な態様では、補助チャネル(SC)360は、各発見期間の間の複数の送信時間枠を示す複数のオフセットに対応し得る。
[0149]第1の送信時間枠340は、第1の発見時間枠210の終了に続いて開始し得る。たとえば、第1の送信時間枠340は、時間t9において開始することがあり、時間t11において終了することがある。時間t9は、時間t1からある時間の期間後にあることがあり、この時間の期間は、補助チャネルオフセット350に対応する。第2の送信時間枠342は、第2の発見時間枠212の終了に続いて開始し得る。たとえば、第2の送信時間枠342は、時間t12において開始することがあり、時間t14において終了することがある。時間t12は、時間t5からある時間の期間後にあることがあり、この時間の期間は、補助チャネルオフセット350に対応する。
[0150]いくつかの態様では、補助チャネル360の各送信時間枠は、ページング時間枠とデータ送信時間枠とを含み得る。たとえば、第1の送信時間枠340は、第1のページング時間枠320と第1のデータ送信時間枠322とを含み得る。別の例として、第2の送信時間枠342は、第2のページング時間枠324と第2のデータ送信時間枠326とを含み得る。第1のページング時間枠320は、t9において開始することがあり、t10において終了することがある。第1のデータ送信時間枠322は、t10において開始することがあり、t11において終了することがある。第2のページング時間枠324は、t12において開始することがあり、t13において終了することがある。第2のデータ送信時間枠326は、t13において開始することがあり、t14において終了することがある。ページング時間枠の持続時間、データ送信時間枠の持続時間、または両方が、NAN規格またはプロトコルに従って決定され得る。第1の通信チャネル302が高スループットチャネルである例では、第2の送信時間枠342は第2のページング時間枠324を含まないことがある。第2のページング時間枠324が存在しないとき、第2のデータ送信時間枠326は、t12において開始し、t14において終了することがある。したがって、第2のページング時間枠324が存在しないとき、第2のデータ送信時間枠326は比較的長いことがある。したがって、第2のページング時間枠324が存在しないとき、第1の通信チャネル302は比較的高いデータのスループットを有し得る。1つの特定の態様では、補助チャネル360の各送信時間枠はページング時間枠を含まないことがある。
[0151]基本チャネル260のページング時間枠、補助チャネル360の第1のページング時間枠320、第2のページング時間枠324の間、またはこれらの組合せの間、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方を介してページングメッセージ128を送信することができる。
[0152]第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方の対応するページング時間枠の間にページングメッセージ128が送信(または受信)されていると決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202と第1の通信チャネル302とを監視することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠320の間に送信(または受信)されていると決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を監視することができる。第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠322または第2のデータ送信時間枠326などの対応するデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方を介してデータ122を送信(または受信)することができる。
[0153]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方の対応するページング時間枠の間にページングメッセージが送信されていないと決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方を監視するのを控えることができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージが第1のページング時間枠320の間に送信されていないと決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。さらに、第2の送信時間枠342が第2のページング時間枠324を含まないとき、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージが第1のページング時間枠320の間に送信されていないと決定したことに応答して、第2のデータ送信時間枠326の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。
[0154]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージがNAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方の対応するページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方を監視するのを控えることができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが第1のページング時間枠320の間に受信されていないと決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。さらに、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2の送信時間枠342が第2のページング時間枠324を含まないことと、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが第1のページング時間枠320の間に受信されていないこととを決定したことに応答して、第2のデータ送信時間枠326の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104(または第2のデバイス106)は、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、または両方を監視するのを控えている間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0155]第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方が、タイミング図300において示されているタイミング時間枠に基づいて動作を実行することによって、電力消費を減らすことができる。たとえば、第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方が、対応するページング時間枠の間に、ページングメッセージが送信されていないことまたはページングメッセージが受信されていないことを決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、低電力動作モードに遷移することができる。加えて、第1のデバイス104および第2のデバイス106は、基本チャネル260および補助チャネル360などの、複数の論理チャネルを介してデータを交換することができる。各論理チャネルは、別個のデータセッションに対応し得る。データを交換するために複数の論理チャネルを使用することはまた、スループットを上げ、遅延を減らし得る。
[0156]図4を参照すると、タイミング図が示されており、全体的に400と指定されている。ある特定の態様では、タイミング図400は図1のシステム100の特定の態様の動作に対応し得る。図4に示されるタイミングおよび動作は、例示のためのものであり、限定するものではない。他の態様では、追加の、またはより少数の動作が実行されることがあり、タイミングが異なることがある。
[0157]タイミング図400は、NAN通信チャネル202、第1の通信チャネル302、第2の通信チャネル402、第3の通信チャネル432、および第4の通信チャネル434の、ページング時間枠および送信時間枠の相対的なタイミングを示す。
[0158]第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150を介して特定のサービスを提供するのに第1のデバイス104が利用可能であることを決定することができる。論理チャネル150は、補助チャネル360、補助チャネル460、補助チャネル462、補助チャネル464、および補助チャネル466の1つまたは複数を含み得る。特定の態様では、論理チャネル150は、5つよりも多くの補助チャネルを含み得る。
[0159]補助チャネル460は、第2の論理チャネルに対応し得る。補助チャネル460は、第1の補助チャネルオフセット(たとえば、時間t1から時間t15、時間t5から時間t19)、第2の補助チャネルオフセット(たとえば、時間t1から時間t17、時間t5から時間t21)、および第2の通信チャネル402に対応し得る。補助チャネル460は、特定の発見期間の間の各補助チャネルオフセットに対応する、送信時間枠を含み、またはそれに対応し得る。たとえば、補助チャネル460は、t2において開始する第1の発見期間の間、時間t15において開始し時間t16において終了する第1の遷移時間枠と、時間t17において開始し時間t18において終了する第2の遷移時間枠とを含み、またはそれらに対応し得る。別の例として、補助チャネル460は、t6において開始する第2の発見期間の間、時間t19において開始し時間t20において終了する第1の遷移時間枠と、時間t21において開始し時間t12において終了する第2の遷移時間枠とを含み、またはそれらに対応し得る。
[0160]補助チャネル462は、補助チャネルオフセット(たとえば、時間t1から時間t23、時間t5から時間t25)と第3の通信チャネル432とを含み、またはそれらに対応し得る。補助チャネル462は、特定の発見期間の間の各補助チャネルオフセットに対応する、送信時間枠を含み、またはそれに対応し得る。たとえば、補助チャネル462は、t2において開始する第1の発見期間の間、時間t23において開始し時間t24において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。別の例として、補助チャネル462は、t6において開始する第2の発見期間の間、時間t25において開始し時間t26において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。
[0161]補助チャネル464は、補助チャネルオフセット(たとえば、時間t1から時間t27、時間t5から時間t31)と第4の通信チャネル434とを含み、またはそれらに対応し得る。補助チャネル464は、特定の発見期間の間の各補助チャネルオフセットに対応する、送信時間枠を含み、またはそれに対応し得る。たとえば、補助チャネル464は、t2において開始する第1の発見期間の間、時間t27において開始し時間t28において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。別の例として、補助チャネル464は、t6において開始する第2の発見期間の間、時間t31において開始し時間t32において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。
[0162]補助チャネル466は、補助チャネルオフセット(たとえば、時間t1から時間t29、時間t5から時間t33)と第4の通信チャネル434とを含み、またはそれらに対応し得る。補助チャネル466は、特定の発見期間の間の各補助チャネルオフセットに対応する、送信時間枠を含み、またはそれに対応し得る。たとえば、補助チャネル466は、t2において開始する第1の発見期間の間、時間t29において開始し時間t30において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。別の例として、補助チャネル466は、t6において開始する第2の発見期間の間、時間t33において開始し時間t34において終了する遷移時間枠を含み、またはそれに対応し得る。
[0163]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、特定のサービスに基づいて、論理チャネル150を含むべき、補助チャネル360、460、462、464、または466などのうちの少なくとも1つの補助チャネルを選択することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、特定のサービスの遅延感受性が遅延感受性の閾値を満たすと決定したことに応答して、補助チャネル460を選択することができる。別の例として、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、特定のサービスの遅延感受性が遅延感受性の閾値を満たさないと決定したことに応答して、補助チャネル360、462、464、および466のうちの少なくとも1つを選択することができる。補助チャネル460は、補助チャネル360、462、464、および466の各々よりも多数の送信時間枠を含み得る。補助チャネル460は、補助チャネル360、462、464、および466の各々よりも高いスループット、少ない遅延、またはこれらの組合せを有し得る。
[0164]第1の発見時間枠210の間、サービス告知120はNAN通信チャネル202を介して送信され得る。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、特定のサービスの利用可能性を告知するために、NAN通信チャネル202を介してサービス告知120を送信することができる。サービス告知120は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150とMACアドレス154とを示すことができる。
[0165]補助チャネル360、460、462、464、および466の各送信時間枠は、ページング時間枠とデータ送信時間枠とを含み得る。ページング時間枠の持続時間、データ送信時間枠の持続時間、または両方が、NAN規格またはプロトコルに従って決定され得る。
[0166]基本チャネル260のページング時間枠、論理チャネル150の1つまたは複数のページング時間枠、またはこれらの組合せの間、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、1つまたは複数の対応する通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信することができる。
[0167]第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、対応する通信チャネルの対応するページング時間枠の間にページングメッセージ128が送信(または受信)されていないと決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、対応する通信チャネルを監視することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が補助チャネル360の第1のページング時間枠の間に送信(または受信)されていると決定したことに応答して、補助チャネル360の第1のデータ送信時間枠の間、第1の通信チャネル302を監視することができる。別の例として、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が補助チャネル464の第1のページング時間枠の間に送信(または受信)されていると決定したことに応答して、補助チャネル464の第1のデータ送信時間枠の間、第4の通信チャネル434を監視することができる。
[0168]第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、対応するデータ送信時間枠の間、対応する通信チャネルを介してデータ122を送信(または受信)することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が補助チャネル360の第1のページング時間枠の間に送信(または受信)されていると決定したことに応答して、補助チャネル360の第1のデータ送信時間枠の間、第1の通信チャネル302を介してデータ122を送信(または受信)することができる。別の例として、第1のデバイス104の提供者論理130(または第2のデバイス106の加入者論理134)は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が補助チャネル464の第1のページング時間枠の間に送信(または受信)されていると決定したことに応答して、補助チャネル464の第1のデータ送信時間枠の間、第4の通信チャネル434を介してデータ122を送信(または受信)することができる。
[0169]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、ページングメッセージが対応するページング時間枠の間に送信されていないと決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、1つまたは複数の通信チャネルを監視するのを控えることができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、補助チャネル360のページング時間枠の間に、補助チャネル360に対応するデータリンクグループの第2のデバイス106などのデバイスへページングメッセージが送信されていないと決定したことに応答して、補助チャネル360のデータ送信時間枠の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。
[0170]ある特定の態様では、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが対応するページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、対応するデータ送信時間枠の間、1つまたは複数の通信チャネルを監視するのを控えることができる。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることを示すページングメッセージが補助チャネル360のページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、補助チャネル360のデータ送信時間枠の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104(または第2のデバイス106)は、第1の通信チャネル302を監視するのを控えている間、低電力動作モードに遷移することができる。
[0171]第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方が、タイミング図400において示されているタイミング時間枠に基づいて動作を実行することによって、電力消費を減らすことができる。たとえば、第1のデバイス104、第2のデバイス106、または両方が、対応するページング時間枠の間に、ページングメッセージが送信されていないことまたはページングメッセージが受信されていないことを決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、低電力動作モードに遷移することができる。加えて、第1のデバイス104および第2のデバイス106は、基本チャネル260、補助チャネル360、460、462、464、466、またはこれらの組合せなどの、複数の論理チャネルを介してデータを交換することができる。各論理チャネルは、別個のデータセッションに対応し得る。データを交換するために複数の論理チャネルを使用することはまた、スループットを上げ、遅延を減らし得る。
[0172]図5Aを参照すると、ワイヤレス通信のチャネル化の例を示す図が示されており、全体的に500と指定されている。図500は、5150〜5925メガヘルツ(MHz)の帯域などの特定の周波数帯域が複数の通信チャネルに対応し得ることを示し、各通信チャネルは、その特定の周波数帯域のある特定の部分に対応する。ある特定の態様では、複数の通信チャネルは、IEEE通信チャネル36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144、149、153、157、161、165、169、173、177、および181の1つまたは複数を含み得る。複数の通信チャネルの特定の通信チャネルは、20MHzのチャネル、40MHzのチャネル、80MHzのチャネル、または160MHzのチャネルであり得る。たとえば、図5Aにおいて示されるように、チャネル52は、5250MHzにおいて開始する20MHzのチャネル、5250MHzにおいて開始する40MHzのチャネル、または5250MHzにおいて開始する80MHzのチャネルであり得る。
[0173]ある特定の態様では、図2のNAN通信チャネル202などのNAN通信チャネルは、2.4GHz帯のIEEE通信チャネル6、IEEE通信チャネル44、またはIEEE通信チャネル104などの、複数の通信チャネルのうちの特定の通信チャネルに対応し得る。ある特定の態様では、NAN通信チャネルに対応する通信チャネルは、NAN規格またはNANプロトコルに従って決定され得る。ある特定の態様では、図1の論理チャネル150は、IEEE通信チャネル36、52、104、116、132、および149のうちの少なくとも1つに対応し得る。この態様では、IEEE通信チャネル36、52、104、116、132、および149の各々は、80MHzのチャネルであり得る。代替的な態様では、図1の論理チャネル150は、IEEE通信チャネル44、52、100、116、132、および149のうちの少なくとも1つに対応し得る。この態様では、IEEE通信チャネル36、52、104、116、132、および149の各々は、80MHzのチャネルであり得る。
[0174]図5Bを参照すると、論理チャネルの例を示す表が示されており、全体的に502と指定されている。表502は、NANデータリンク(NDL)インデックスの列504と、チャネル数の列506と、補助チャネルオフセットの列508とを含む。ある特定の態様では、表502は、NAN規格またはNANプロトコルに従って決定され得る。
[0175]表502の各行は、ある特定の論理チャネルに対応し得る。たとえば、行510は、図2の基本チャネル260などの第1の論理チャネルに対応し得る。行510は、NDLインデックス0などの第1のNDLインデックスと、通信チャネル6などの第1の通信チャネルと、1などの第1の補助チャネルオフセットとを示し得る。ある特定の態様では、サービス告知120は、論理チャネル150の第1の論理チャネルを示すために、第1のNDLインデックスを含み得る。代替的な態様では、サービス告知120は、図1を参照して説明されるように、第1のNDLインデックスが基本チャネル260に対応する場合、第1のNDLインデックスを含まないことがある。
[0176]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、補助チャネルオフセット(たとえば、16個のTU)を決定するために、第1の補助チャネルオフセット(たとえば、1)を特定の数(たとえば、16)と乗じることができる。第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、図1を参照して説明されるように、補助チャネルオフセットに基づいて、発見時間枠の開始の後で第1の論理チャネルの送信時間枠がいつ開始するかを決定することができる。
[0177]別の特定の態様では、行512は、図2の補助チャネル360などの第1の補助チャネルに対応し得る。行512は、NDLインデックス2などの第1のNDLインデックスと、通信チャネル36などの第1の通信チャネルと、2などの第1の補助チャネルオフセットとを示し得る。行514は、図2の補助チャネル360などの第2の補助チャネルに対応し得る。行514は、NDLインデックス5などの第2のNDLインデックスと、通信チャネル52などの第2の通信チャネルと、2などの第2の補助チャネルオフセットと、18などの第3の補助チャネルオフセットとを示し得る。
[0178]各補助チャネルオフセットは、対応する補助チャネルの送信時間枠を示し得る。第2の補助チャネルは、第1の補助チャネルよりも多数の送信時間枠を有し得る。ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150に含めるべき第1の補助チャネルを選択することができる。この態様では、サービス告知120は第1のNDLインデックスを含み得る。代替的な態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150に含めるべき第2の補助チャネルを選択することができる。この態様では、サービス告知120は第2のNDLインデックスを含み得る。
[0179]第1のデバイス104の提供者論理130は、表502に基づいて、特定の論理チャネルに対応するNDLインデックスを決定することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、特定の論理チャネルを示すために、NDLインデックスをサービス告知120に含めることができる。サービス告知120は、特定の数のビットを使用してNDLインデックスを示し得る。NDLインデックスを示すためのビットの具体的な数は、特定の論理チャネルに対応する補助チャネルオフセットの数とは無関係であり得る。特定の論理チャネルを示すためにNDLインデックスを使用することは、サービス告知120のサイズも減らすことができる。
[0180]図6を参照すると、論理チャネルの例を示す図が示されており、全体的に600と指定されている。図600は、表602と表612とを含む。表602は、NANデータリンク(NDL)インデックスの列604と、チャネル数の列606と、チャネルオフセットの列608と、ブロック幅の列610とを含む。ある特定の態様では、表602は、NAN規格またはNANプロトコルに従って決定され得る。表612は、NANデータリンク(NDL)インデックスの列614と、チャネル数の列616と、チャネルオフセットの列618と、ブロック幅の列620とを含む。ある特定の態様では、表612は、NAN規格またはNANプロトコルに従って決定され得る。
[0181]表602および612の各行は、ある特定の論理チャネルに対応し得る。たとえば、表602の行622は、図2の基本チャネル260などの第1の論理チャネルに対応し得る。行622は、NDLインデックス0などの第1のNDLインデックスと、通信チャネル6などの第1の通信チャネルと、1などの第1の補助チャネルオフセットと、32個のTUなどの第1のブロック幅とを示し得る。ある特定の態様では、サービス告知120は、第1の論理チャネルを示すために、第1のNDLインデックス(NDLインデックス0)を含み得る。ある特定の態様では、図1を参照して説明されるように、サービス告知120は、第1のNDLインデックスが論理チャネル150の1つに対応する場合、第1のNDLインデックスを含んでよく、第1のNDLインデックスが基本チャネル260に対応する場合、第1のNDLインデックスを含まなくてよい。
[0182]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、補助チャネルオフセット(たとえば、16個のTU)を決定するために、第1の補助チャネルオフセット(たとえば、1)を特定の数(たとえば、16)と乗じることができる。第1のデバイス104の提供者論理130、第2のデバイス106の加入者論理134、または両方が、図1を参照して説明されるように、補助チャネルオフセットに基づいて、発見時間枠の開始の後で第1の論理チャネルの送信時間枠がいつ開始するかを決定することができる。送信時間枠の持続時間は、第1のブロック幅(たとえば、32個のTU)によって示され得る。
[0183]表602の行は、表612の行に対応する論理チャネルよりも低いスループット、大きな遅延、またはこれらの組合せを有する論理チャネルに対応し得る。たとえば、表602の行624は、第1の補助チャネル(たとえば、図2の補助チャネル360)に対応し得る。行624は、第1のNDLインデックス(たとえば、1)と、通信チャネル36などの第1の通信チャネルと、第1の補助チャネルオフセット(たとえば、2)と、第1のブロック幅(たとえば、32個のTU)とを示し得る。表612の行626は、第2の補助チャネルに対応し得る。行626は、第2のNDLインデックス(たとえば、N+2)と、通信チャネル36などの第2の通信チャネルと、第2の補助チャネルオフセット(たとえば、2、10、18、および26)と、第2のブロック幅(たとえば、64個のTU)とを示し得る。提供者論理130などの提供者論理は、チャネルが高スループットチャネルとして指定されているか低スループットチャネルとして指定されているかに基づいて、チャネルのどの送信時間枠がページング時間枠を含むかを決定することができる。たとえば、提供者論理は、表602の行に列挙されているチャネルはあらゆる送信時間枠においてページング時間枠を含むが、表612の行に列挙されているチャネルはすべてではない送信時間枠において(たとえば、2つの送信時間枠ごとに、3つのページング時間枠ごとに、など)ページング時間枠を含むと、決定することができる。2つの分類だけが示されているが、ページング時間枠の構成には2つよりも多くの分類があり得る。たとえば、表602の行に列挙されているチャネルよりも稀に、しかし表612の行に列挙されているチャネルよりも頻繁にページング時間枠を含む、中間的なスループットのチャネルの分類があり得る。別の例として、ページング時間枠を一切含まない、非常に高いスループットのチャネルの分類があり得る。この例では、データはデータ送信時間枠の最初に送信される。
[0184]各補助チャネルオフセットは、対応する補助チャネルの送信時間枠を示し得る。第2の補助チャネルは、より多数の送信時間枠を有し、持続時間がより長い送信時間枠を有し、またはこれらの両方であるので、第2の補助チャネルは、第1の補助チャネルよりも高いスループット、少ない遅延、またはこれらの組合せに対応し得る。
[0185]ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、特定のサービスの遅延感受性が特定の遅延の閾値を満たさないと決定したことに応答して、表602から補助チャネルを選択することができ、特定のサービスの遅延感受性が特定の遅延の閾値を満たすと決定したことに応答して、表612から別の補助チャネルを選択することができる。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、特定のサービスの遅延感受性が特定の遅延の閾値を満たさないと決定したことに応答して、論理チャネル150に含めるべき第1の補助チャネルを選択することができる。別の例として、第1のデバイス104の提供者論理130は、特定のサービスの遅延感受性が特定の遅延の閾値を満たすと決定したことに応答して、論理チャネル150に含めるべき第2の補助チャネルを選択することができる。
[0186]第1のデバイス104の提供者論理130は、表602、表612、またはこれらの組合せに基づいて、特定の論理チャネルに対応するNDLインデックスを決定することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、特定の論理チャネルを示すために、NDLインデックスをサービス告知120に含めることができる。サービス告知120は、特定の数のビットを使用してNDLインデックスを示し得る。NDLインデックスを示すためのビットの具体的な数は、特定の論理チャネルに対応する補助チャネルオフセットの数とは無関係であり得る。特定の論理チャネルを示すためにNDLインデックスを使用することは、サービス告知120のサイズも減らすことができる。
[0187]図7Aを参照すると、サービス告知720の特定の態様の図が示されており、全体的に700と指定されている。ある特定の態様では、サービス告知720は、図1のサービス告知120に対応し得る。サービス告知720は、持続時間フィールド、A1フィールド、A2フィールド、A3フィールド、シーケンス制御(seq.ctl.)フィールド、タイムスタンプフィールド、ビーコン間隔フィールド、容量フィールド、またはこれらの組合せなどの、ヘッダフィールドを含み得る。サービス告知720は、フレーム確認シーケンス(FCS)も含み得る。
[0188]サービス告知720は、NAN情報要素730またはNANパブリックアクションフレーム740をさらに含み得る。たとえば、NAN情報要素730はビーコンメッセージに対応してよく、NANパブリックアクションフレーム740はNANサービス発見フレームに対応してよい。NAN情報要素730は、要素IDフィールド、長さフィールド、組織的固有識別子(OUI)フィールド、OUIタイプフィールド、またはこれらの組合せを含み得る。NANパブリックアクションフレーム740は、カテゴリフィールド、アクションフィールド、OUIフィールド、OUIタイプフィールド、またはこれらの組合せを含み得る。NAN情報要素730とNANパブリックアクションフレーム740の両方が、1つまたは複数のNAN属性732を含み得る。
[0189]示される例では、1つまたは複数のNAN属性732は、サービス属性742と、NAN−DL属性744と、論理チャネル属性746とを含む。NAN属性732は、より多くのサービス属性、より多くのNAN−DL属性、より多くの論理チャネル属性、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、NAN属性732は論理チャネル属性を含まない。サービス属性は、第1のデバイス104などの提供者デバイスによって提供されるゲームサービスなどのサービスを記述するデータを含み得る。図7Cを参照して以下で説明されるように、サービス属性742は、NAN−DL属性744を特定するインジケータを含み得る。NAN−DL属性744は、サービス属性742によって記述される、またはサービス属性734に対応するサービスを提供するために使用されるNAN−DLを記述するものであり得る。NAN−DL属性744は、論理チャネル属性746に含まれる具体的な論理チャネルを特定する、インデックスなどのインジケータを含み得る。代替的に、NAN−DL属性744は、提供者デバイスと加入者デバイスとの間で特定の論理チャネルの選択が基本チャネルなどを介してネゴシエートされるべきである(またはネゴシエート可能である)ことの指示を含み得る。提供者デバイスは第1のデバイス104であってよく、加入者デバイスは第2のデバイス106であってよい。例示すると、論理チャネルがネゴシエートされるべきである(またはネゴシエート可能である)ことを(たとえば、予備の値を介して、または論理チャネルを指し示さないことによって)示すNAN−DL属性744に基づいて、提供者デバイスおよび加入者デバイスは、サービス告知720が送信される発見時間枠の後に存在する基本チャネルの間に、1つまたは複数のネゴシエーションメッセージを交換することができる。ネゴシエーションメッセージに基づいて、提供者デバイスは、NAN_DL属性744のための論理チャネルを選択することができる。したがって、サービス告知720は、1つまたは複数のサービスと1つまたは複数のNANデータリンクグループとを特定することができ、サービス告知720は、1つまたは複数のサービスを1つまたは複数のNAN−DLに対応付けることができる。
[0190]代替的な態様では、サービス告知720はサービス属性をNAN−DL属性に対応付けないことがある。たとえば、NAN−DL属性への対応付けの代わりに、サービス属性742は、以下でより詳細に説明されるような、サービス属性742によって記述されるサービスを提供するために使用される論理チャネルが、第1のデバイス104などの提供者デバイスおよび第2のデバイス106などの加入者デバイスによって基本チャネルを介してネゴシエートされるべきであることの指示を、含み得る。たとえば、論理チャネルがネゴシエートされるべきであることを(たとえば、予備の値を介して、またはNAN−DL属性を指し示さないことによって)示すサービス属性742に基づいて、第1のデバイス104および第2のデバイス106は、サービス告知720が送信される発見時間枠の後に存在する基本チャネルの間に、1つまたは複数のネゴシエーションメッセージを交換することができる。ネゴシエーションメッセージに基づいて、第1のデバイス104は、サービス属性742のための論理チャネルを選択することができる。いくつかの例では、NAN属性732はNAN−DL属性744を含まないことがある。
[0191]図7Bを参照すると、論理チャネル属性の特定の例の図が示されており、全体的に800と指定されている。ある特定の例では、図800は、図1の論理チャネル150または図7Aの論理チャネル属性746に対応し得る。
[0192]図800に示されるように、論理チャネル属性は、属性識別子(ID)フィールド710、長さフィールド712、MACアドレスフィールド714、および補助チャネル(SC)リストフィールド716のうちの少なくとも1つを含み得る。属性IDフィールド710は、1オクテットなどのある特定のサイズを有し得る。属性IDフィールド710のある特定の値は、論理チャネル属性がある論理チャネル属性であることを示し得る。例示すると、サービス告知120またはサービス告知720などのメッセージは、複数の属性タイプから選択される属性を含み得る。属性IDフィールド710に含まれる16進数の値0x06などの特定の値が、論理チャネル属性をある論理チャネル属性として特定することができる。
[0193]長さフィールド712は、2オクテットなどのある特定のサイズを有し得る。MACアドレスフィールド714は、6オクテットなどのある特定のサイズを有し得る。図1を参照して説明されるように、MACアドレスフィールド714はMACアドレス154を示し得る。
[0194]SCリストフィールド716は、可変長を有し得る。SCリストフィールド716は、図1の論理チャネル150を示し得る。たとえば、SCリストフィールド716は、図5Bを参照して説明されるように、論理チャネル150の各々に対応するNDLインデックスを含み得る。SCリストフィールド716の長さは、論理チャネル150のカウントに基づき得る。サービス告知120におけるSCリストフィールド716の不在は、特定のサービスが、図2の基本チャネル260などの基本チャネルを介して利用可能であり、補助チャネルを介して利用不可能であることを示し得る。
[0195]長さフィールド712は、属性IDフィールド710、長さフィールド712、MACアドレスフィールド714、SCリストフィールド716、またはこれらの組合せの長さを示し得る。たとえば、長さフィールド712は、サービス告知120の長さを示し得る。別の例として、長さフィールド712は、SCリストフィールド716の長さを示し得る。長さフィールド712のある特定の値は、SCリストフィールド716が存在しないことを示し得る。たとえば、非限定的な例として、0、6、または9という値が、SCリストフィールド716が存在しないことを示すことがある。
[0196]図7Cを参照すると、サービス属性760およびNAN−DL属性770の特定の例を示す図が示されており、全体的に900と指定されている。サービス属性760は、サービス属性170の1つまたはサービス属性742に対応することがあり、NAN−DL属性770は、NAN−DL属性180の1つまたはNAN−DL属性744に対応することがある。
[0197]サービス属性760は、サービス属性760をあるサービス属性として特定する値を含む属性IDフィールド761を含み得る。例示すると、サービス告知120またはサービス告知720などのメッセージは、複数の属性タイプから選択される属性を含み得る。16進数の値0x0Aなどの、属性IDフィールド761に含まれる特定の値が、サービス属性760をあるサービス属性として特定することができる。
[0198]サービス属性760は、サービス属性760の長さを特定する値を含む長さフィールドをさらに含み得る。サービス属性760は、サービス属性760によって記述されるサービスを特定する値を含む、サービス識別子などのサービス識別子(ID)フィールド762をさらに含み得る。たとえば、サービスIDフィールド762は、ゲームサービスまたはメッセージングサービスに対応する値を含み得る。ある特定の例では、サービスIDは、「ゲーム」などのサービス名のハッシュに対応する値を含む。
[0199]サービス属性760は、サービス属性760によって記述されるサービスのインスタンスを特定するインスタンス識別子(ID)フィールド763をさらに含み得る。例示すると、第1のデバイス104などの提供者デバイスが、ゲームサービスの2つ以上のインスタンスをサポートすることができる。インスタンスIDフィールド763は、サービス属性760がゲームサービスのどのインスタンスを記述するかを特定し得る。たとえば、インスタンスIDフィールド763は、第1のインスタンス識別子などの、ゲームサービスのチェスのインスタンスに対応する第1の値を含み得る。
[0200]サービス属性760は、インジケータなどの、バインディングビットマップフィールド764をさらに含み得る。バインディングビットマップフィールド764は、サービス属性760を用いてメッセージに含まれるNAN−DL属性を示すビットマップを含み得る。すなわち、バインディングビットマップは、サービス属性760によって記述されるサービス(またはサービスインスタンス)を提供するためにどのNAN−DLが使用されるかを示す。たとえば、メッセージ(サービス告知120またはサービス告知720など)は、1つまたは複数のNAN−DL属性を含み得る。0x0001というバインディングビットマップ値は、メッセージに含まれる第1のNAN−DL属性を識別し得る。サービス属性760はバインディングビットマップフィールド764を含むものとして示されているが、サービス(またはサービスインスタンス)を提供するために使用されるNAN−DLを記述するNAN−DL属性を示すために、他のタイプのインジケータが使用され得る。
[0201]代替的に、バインディングビットマップフィールド764は、サービス属性760によって記述されるサービス(またはサービスインスタンス)を提供するために使用される論理チャネルが、たとえば第1のデバイス104などの提供者デバイスと第2のデバイス106などの加入者デバイスとの間の基本チャネルを介してネゴシエートされるべきであることを示す、0x0000などの値を含み得る。
[0202]サービス属性760は、要求者インスタンスIDフィールドと、サービス情報長さフィールド765と、サービス情報フィールド766とをさらに含み得る。サービス情報長さフィールド765は、サービス情報フィールド766の長さを示す値を含み得る。サービス情報フィールド766は、サービス属性760によって記述されるサービス(またはサービスインスタンス)に関する情報を含み得る。たとえば、サービス情報フィールド766は、チェスゲームサービスのインスタンスを記述する情報を含み得る。他の例では、サービス属性は、より多数または少数のフィールドを含み得る。
[0203]NAN−DL属性770は、NAN−DL属性770をあるNAN−DL属性として特定する値を含む属性IDフィールド771を含み得る。NAN−DL属性770は、NAN−DLがどのチャネル上で動作するかを示す値を含む、NAN−DLチャネルフィールド772をさらに含む。NAN−DL属性770は、NAN−DL制御フィールド773をさらに含み得る。NAN−DL制御フィールド773は、NAN−DLによって使用される、論理チャネル150またはSCリストフィールド716などの論理チャネルリスト中の論理チャネルを示す、インデックスなどの値を含み得る。いくつかの例では、000または111などのNAN−DL制御フィールド773のある特定の値は、論理チャネルリスト中のある論理チャネルではなく基本チャネルを示す。いくつかの例では、000または111などのNAN−DL制御フィールド773のある特定の値は、第1のデバイス104などの提供者デバイスと第2のデバイス106などの加入者デバイスとの間で論理チャネルがネゴシエートされるべきであることを示す。NAN−DL属性770は、NAN−DLを名付ける値を含むNAN−DLグループIDフィールド774を含み得る。たとえば、NAN−DLグループIDフィールド774は、NAN−DLグループ(たとえば、第1のデータリンクグループ)を「チェスグループ」として特定することができる。NAN−DL属性770は、長さフィールドとOUIフィールドとをさらに含み得る。他の例では、サービス属性は、より多数または少数のフィールドを含み得る。
[0204]したがって、図900は、サービス属性によって記述されるサービス(またはサービスインスタンス)を提供するために使用されるNAN−DL属性を示し得る、サービス属性を示す。NAN−DL属性を示すサービス属性を含むメッセージの例が、図7Dを参照して以下で説明される。
[0205]図7Dを参照すると、NAN−DL属性および論理チャネルに対応付けられるサービスインスタンスの例を示す図が示されており、全体的に1000と指定されている。
[0206]第1の例では、共通のNAN−DLを特定する、共通のサービスの異なるインスタンスを記述する2つのサービス属性を含む、サービス告知120またはサービス告知720などのメッセージが示されている。このメッセージは、第1のサービス属性781と、第2のサービス属性782と、NAN−DL属性783と、論理チャネル属性784とを含む。第1のサービス属性781および第2のサービス属性782は、サービス属性760を各々特定するフィールドを含み得る。
[0207]第1のサービス属性781は、第1のデバイス104などの提供者デバイスによって提供される(ゲームサービスなどの)サービスの第1のインスタンス(チェス)に対応してよく、第2のサービス属性782は、提供者デバイスによって提供されるサービスの第2のインスタンス(チェッカー)に対応してよい。例示すると、第1のサービス属性781は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールドは、第1のサービス属性781がゲームサービスを記述することを示す値を含み得る。第1のサービス属性781は、ゲームサービスのチェスのインスタンスを第1のサービス属性781が記述することを示す、第1のインスタンス識別子などの、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のサービス属性781は、NAN−DL属性783を特定する、第1のインジケータなどのバインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。バインディングビットマップフィールドは、バインディングビットマップフィールド中の特定の値の位置などの、バインディングビットマップフィールドの値に基づいて、NAN−DL属性783を特定することができる。たとえば、バインディングビットマップフィールドは、NAN−DL属性783などの、メッセージに含まれる第1のNAN−DL属性を特定する値0x0001を含み得る。第1のサービス属性781は、チェスのゲームサービスのインスタンスを記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0208]第2のサービス属性782は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールド762は、ゲームサービスを記述する第2のサービス属性782を示す値を含み得る。第2のサービス属性782は、ゲームサービスのチェッカーのインスタンスを第2のサービス属性782が記述することを示す、第2のインスタンス識別子などの、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のサービス属性782は、NAN−DL属性783を特定する値を含む、第2のインジケータなどの、バインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。たとえば、バインディングビットマップフィールドは、NAN−DL属性783などの、メッセージに含まれる第1のNAN−DL属性を特定する値0x0001を含み得る。第2のサービス属性782は、チェッカーのゲームサービスのインスタンスを記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0209]NAN−DL属性783は、NAN−DL属性770に関して示されるようなフィールドを含み得る。たとえば、NAN−DL属性783は、属性IDフィールド771に対応するフィールドを含み得る。属性IDフィールド771は、NAN−DL属性783があるNAN−DL属性であることを示す値を含み得る。NAN−DL属性783は、NAN−DL属性783によって記述されるNAN−DLによって通信するために使用される、チャネル48などのチャネルを示す、NAN−DLチャネルフィールド772に対応するフィールドをさらに含み得る。NAN−DL属性783は、論理チャネル属性784において記述される特定の論理チャネルを示すインデックスなどの値を含む、NAN−DL制御フィールド773に対応するフィールドをさらに含み得る。NAN−DL属性783は、NAN−DL属性783によって記述されるNAN−DLの、「ゲームグループ」などのグループ名を特定するフィールドを含む、NAN−DLグループIDフィールド774に対応するフィールドをさらに含み得る。論理チャネル属性784は、図800において示されるようなフィールドを含み得る。したがって、第1の例では、メッセージは、サービスの2つの異なるインスタンスを告知し、共通のNAN−DLを介して提供者デバイスによって両方のインスタンスが提供されることを示し得る。
[0210]第2の例では、異なるNAN−DLを特定する、共通のサービスの異なるインスタンスを記述する2つのサービス属性を含む、サービス告知120またはサービス告知720などのメッセージが示されている。このメッセージは、第1のサービス属性785と、第2のサービス属性786と、第1のNAN−DL属性787と、第2のNAN−DL属性788と、論理チャネル属性789とを含む。
[0211]第1のサービス属性785は、第1のデバイス104などの提供者デバイスによって提供されるサービス(ゲームサービス)の第1のインスタンス(チェス)に対応してよく、第2のサービス属性786は、提供者デバイスによって提供されるゲームサービスの第2のインスタンス(チェッカー)に対応してよい。例示すると、第1のサービス属性785は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールド762は、第1のサービス属性785がゲームサービスを記述することを示す値を含み得る。第1のサービス属性785は、ゲームサービスのチェスのインスタンスを第1のサービス属性785が記述することを示す、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のサービス属性785は、第1のNAN−DL属性787を特定する値を含むバインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。たとえば、バインディングビットマップフィールド764は、第1のNAN−DL属性787などの、メッセージに含まれる第1のNAN−DL属性を特定する値0x0001を含み得る。第1のサービス属性785は、チェスのゲームサービスのインスタンス(第1のインスタンス)を記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0212]第2のサービス属性786は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールド762は、第2のサービス属性786がゲームサービスも記述することを示す値を含み得る。第2のサービス属性786は、ゲームサービスのチェッカーのインスタンスを第2のサービス属性786が記述することを示す、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のサービス属性786は、第2のNAN−DL属性788を特定する値を含むバインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。たとえば、バインディングビットマップフィールド764は、第2のNAN−DL属性788などの、メッセージに含まれる第2のNAN−DL属性を特定する値0x0002を含み得る。第2のサービス属性786は、チェッカーのゲームサービスのインスタンス(第2のインスタンス)を記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0213]第1のNAN−DL属性787は、NAN−DL属性770に関して示されるようなフィールドを含み得る。たとえば、第1のNAN−DL属性787は、属性IDフィールド771に対応するフィールドを含み得る。属性IDフィールド771は、第1のNAN−DL属性787があるNAN−DL属性であることを示す値を含み得る。第1のNAN−DL属性787は、第1のNAN−DL属性787によって記述されるNAN−DLによって通信するために使用される、チャネル48などのチャネルを示す、NAN−DLチャネルフィールド772に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のNAN−DL属性787は、SCリストフィールド716に対応するフィールドにおいて挙げられている第1の論理チャネルなどの、論理チャネル属性784において記述される第1の論理チャネルを示すインデックスなどの値を含む、NAN−DL制御フィールド773に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のNAN−DL属性787は、第1のNAN−DL属性787によって記述されるNAN−DLの、「チェスゲームグループ」などのグループ名を特定するフィールドを含む、NAN−DLグループIDフィールド774に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0214]第2のNAN−DL属性788は、NAN−DL属性770に関して示されるようなフィールドを含み得る。たとえば、第2のNAN−DL属性788は、属性IDフィールド771に対応するフィールドを含み得る。属性IDフィールド771は、第2のNAN−DL属性788があるNAN−DL属性であることを示す値を含み得る。第2のNAN−DL属性788は、第2のNAN−DL属性788によって記述されるNAN−DLによって通信するために使用される、チャネル30などのチャネルを示す、NAN−DLチャネルフィールド772に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のNAN−DL属性788は、SCリストフィールド716に対応するフィールドにおいて挙げられている第2の論理チャネルなどの、論理チャネル属性784において記述される第2の論理チャネルを示すインデックスなどの値を含む、NAN−DL制御フィールド773に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のNAN−DL属性788は、第2のNAN−DL属性788によって記述されるNAN−DLの、「チェッカーゲームグループ」などのグループ名を特定するフィールドを含む、NAN−DLグループIDフィールド774に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0215]したがって、第2の例では、メッセージは、サービスの2つの異なるインスタンスを告知し、異なるNAN−DLを介して提供者デバイスによってインスタンスが提供されることを示し得る。
[0216]第3の例では、異なるNAN−DLを特定する異なるサービスを記述する2つのサービス属性を含む、サービス告知120またはサービス告知720などのメッセージが示されている。このメッセージは、第1のサービス属性790と、第2のサービス属性791と、第1のNAN−DL属性792と、第2のNAN−DL属性793と、論理チャネル属性794とを含む。
[0217]第1のサービス属性790は、第1のデバイス104などの提供者デバイスによって提供される第1のサービス(ゲームサービス)のインスタンス(チェス)に対応してよく、第2のサービス属性791は、提供者デバイスによって提供される第2のサービス(メッセージングサービス)のインスタンス(家族のメッセージング)に対応してよい。例示すると、第1のサービス属性790は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールド762は、第1のサービス属性790がゲームサービスを記述することを示す値を含み得る。第1のサービス属性790は、ゲームサービスのチェスのインスタンスを第1のサービス属性790が記述することを示す、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のサービス属性790は、第1のNAN−DL属性792を特定する値を含むバインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。たとえば、バインディングビットマップフィールド764は、第1のNAN−DL属性792などの、メッセージに含まれる第1のNAN−DL属性を特定する値0x0001を含み得る。第1のサービス属性790は、チェスのゲームサービスのインスタンスを記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0218]第2のサービス属性791は、サービスIDフィールド762に対応するフィールドを含み得る。サービスIDフィールド762は、第2のサービス属性791が第3のサービス属性などのメッセージングサービスを記述することを示す値を含み得る。第2のサービス属性791は、メッセージングサービスの家族のメッセージングのインスタンスを第2のサービス属性791が記述することを示す、第3のインスタンス識別子などの、インスタンスIDフィールド763に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のサービス属性791は、第2のNAN−DL属性793を特定する値を含む、第3のインジケータなどの、バインディングビットマップフィールド764に対応するフィールドをさらに含み得る。たとえば、バインディングビットマップフィールド764は、第2のNAN−DL属性793などの、メッセージに含まれる第2のNAN−DL属性を特定する値0x0002を含み得る。第2のサービス属性791は、家族のメッセージングサービスのインスタンスを記述する情報を含む、サービス情報フィールド766に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0219]第1のNAN−DL属性792は、NAN−DL属性770に関して示されるようなフィールドを含み得る。たとえば、第1のNAN−DL属性792は、属性IDフィールド771に対応するフィールドを含み得る。属性IDフィールド771は、第1のNAN−DL属性792があるNAN−DL属性であることを示す値を含み得る。第1のNAN−DL属性792は、第1のNAN−DL属性792によって記述されるNAN−DLによって通信するために使用される、チャネル48などのチャネルを示す、NAN−DLチャネルフィールド772に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のNAN−DL属性792は、SCリストフィールド716に対応するフィールドにおいて挙げられている第1の論理チャネルなどの、論理チャネル属性794において記述される第1の論理チャネルを示すインデックスなどの値を含む、NAN−DL制御フィールド773に対応するフィールドをさらに含み得る。第1のNAN−DL属性792は、第1のデータリンク属性などの第1のNAN−DL属性792によって記述されるNAN−DLの、「ゲームグループ」などのグループ名(たとえば、第1のデータリンクグループ)を特定するフィールドを含む、NAN−DLグループIDフィールド774に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0220]第2のNAN−DL属性793は、NAN−DL属性770に関して示されるようなフィールドを含み得る。たとえば、第2のNAN−DL属性793は、属性IDフィールド771に対応するフィールドを含み得る。属性IDフィールド771は、第2のNAN−DL属性793があるNAN−DL属性であることを示す値を含み得る。第2のNAN−DL属性793は、第2のNAN−DL属性793によって記述されるNAN−DLによって通信するために使用される、チャネル30などのチャネルを示す、NAN−DLチャネルフィールド772に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のNAN−DL属性793は、SCリストフィールド716に対応するフィールドにおいて挙げられている第2の論理チャネルなどの、論理チャネル属性794において記述される第2の論理チャネルを示すインデックスなどの値を含む、NAN−DL制御フィールド773に対応するフィールドをさらに含み得る。第2のNAN−DL属性793は、第2のデータリンク属性などの第2のNAN−DL属性793によって記述されるNAN−DLの、「メッセージンググループ」などのグループ名(たとえば、第2のデータリンクグループ)を特定するフィールドを含む、NAN−DLグループIDフィールド774に対応するフィールドをさらに含み得る。
[0221]したがって、第3の例では、メッセージは、2つの異なるサービスを告知し、第1のデータリンクグループおよび第2のデータリンクグループなどの異なるNAN−DLを介して提供者デバイスによって2つの異なるサービスが提供されることを示し得る。
[0222]図8を参照すると、時間ブロックの木表現の特定の態様が示されており、全体的に1100と指定されている。ある特定の態様では、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの提供者論理130、加入者論理134、または両方が、木1100に対応するデータをメモリに記憶することができる。木1100は、バイナリ木または別の木データ構造に対応し得る。
[0223]図2の発見期間248などの発見期間は、複数の時間ブロックに分割され得る。複数の時間ブロックの各々は同じ持続時間を有し得る。ある特定の実装形態では、複数の時間ブロックの各々は、送信時間枠を含み、またはそれに対応し得る。別の特定の実装形態では、複数の時間ブロックの各々は、NAN−DL TBを含み、またはそれに対応し得る。木1100は、リーフノード804およびリーフノード806などの、第1の数、すなわち32個のリーフノードを含み得る。リーフノードの各々は、複数の時間ブロックのある特定の時間ブロックに対応し得る。たとえば、リーフノード804は、時間ブロック(TB)2などの第1の時間ブロックに対応し得る。図2の第2の送信時間枠242は、TB2を含み、またはそれに対応し得る。リーフノード806は、TB3などの第2の時間ブロックに対応し得る。
[0224]木1100は、第2の数、すなわち31個の内部ノードを含み得る。たとえば、木1100は、ルートノード820を含むことがあり、ルートノード820とリーフノードの間に1つまたは複数の追加の内部ノードを含むことがある。各内部ノードは、2個などの特定の数の子ノードを有し得る。特定の内部ノードの子ノードは、別の内部ノードまたはリーフノードを含み得る。たとえば、ルートノード820は、内部ノード822および内部ノード824などの内部ノードである子ノードを有する。別の例として、内部ノード808は、リーフノード804およびリーフノード806)などのリーフノードである子ノードを有する。
[0225]木1100の各ノードは、ある特定のインデックスに対応し得る。たとえば、リーフノード804は、TBインデックス2などの第1のインデックスに対応することがあり、リーフノード806は、TBインデックス3などの第2のインデックスに対応することがある。別の例として、内部ノード802は、TBインデックス32などの第1の特定のインデックスに対応することがあり、内部ノード808は、TBインデックス33などの第2の特定のインデックスに対応することがある。
[0226]ある特定のインデックスは、1つまたは複数の時間ブロックを示し得る。たとえば、リーフノードに対応するインデックスは、単一の時間ブロックを示し得る。例示すると、第1のインデックスであるTBインデックス2は、第1の時間ブロックTB2を示し得る。別の例では、内部ノードに対応するインデックスは、複数の時間ブロックを示し得る。例示すると、TBインデックス33などの第2の特定のインデックスは、TB2およびTB3に対応し得る。
[0227]木1100に対応する1つまたは複数のインデックスは、図10を参照してさらに説明されるように、発見期間248の1つまたは複数の部分を示すために使用され得る。ある特定の態様では、複数の時間ブロックを示すために単一のインデックスを使用することで、各時間ブロックに対応するインデックスを使用することと比較して、時間ブロックを表すために使用されるビットの数を減らすことができる。
[0228]図9を参照すると、対応付けデータの特定の態様が示されており、全体的に1200と指定されている。対応付けデータ1200は、図8の木1100に対応し得る。ある特定の態様では、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つが、対応付けデータ1200をメモリに記憶することができる。
[0229]対応付けデータ1200は、木1100の各ノードに対応する少なくとも1つの時間ブロックを示し得る。たとえば、対応付けデータ1200は、木1100の特定のノードの特定のインデックスに対応する1つまたは複数の時間ブロックを示し得る。例示すると、対応付けデータ1200は、TBインデックス0〜31などのインデックスの第1のセットの各インデックスがTB0〜TB31などの単一の時間ブロックに対応することを示し得る。インデックスの第1のセットは、木1100のリーフノードに対応し得る。
[0230]対応付けデータ1200は、TBインデックス32〜47などのインデックスの第2のセットの各インデックスが時間ブロックのペアに対応することを示し得る。たとえば、TBインデックス32はTB0およびTB1に対応し得る。インデックスの第2のセットは、木1100の第1のレベルの内部ノードに対応し得る。リーフノードは、第1のレベルの内部ノードの子ノードであり得る。
[0231]対応付けデータ1200は、TBインデックス48〜55などのインデックスの第3のセットの各インデックスが4つの時間ブロックに対応することを示し得る。たとえば、TBインデックス48はTB0〜TB3に対応し得る。インデックスの第3のセットは、木1100の第2のレベルの内部ノードに対応し得る。第1のレベルの内部ノードは、第2のレベルの内部ノードの子ノードであり得る。
[0232]対応付けデータ1200は、TBインデックス56〜59などのインデックスの第4のセットの各インデックスが8つの時間ブロックに対応することを示し得る。たとえば、TBインデックス56はTB0〜TB7に対応し得る。インデックスの第4のセットは、木1100の第3のレベルの内部ノードに対応し得る。第2のレベルの内部ノードは、第3のレベルの内部ノードの子ノードであり得る。
[0233]対応付けデータ1200は、TBインデックス60〜61などのインデックスの第5のセットの各インデックスが16個の時間ブロックに対応することを示し得る。たとえば、TBインデックス60はTB0〜TB15に対応し得る。インデックスの第5のセットは、木1100の第4のレベルの内部ノードに対応し得る。第3のレベルの内部ノードは、第4のレベルの内部ノードの子ノードであり得る。
[0234]対応付けデータ1200は、TBインデックス62などの特定のインデックスが32個の時間ブロックに対応することを示し得る。たとえば、特定のインデックスはTB0〜TB31に対応し得る。特定のインデックスは、図8のルートノード820に対応し得る。
[0235]したがって、対応付けデータ1200は、インデックスと1つまたは複数の時間ブロックとの間の対応付けを示し得る。たとえば、対応付けデータ1200は、TBインデックス30などの第1のインデックスが第1の時間ブロック(TB30)に対応することを示し得る。別の例として、対応付けデータ1200は、TBインデックス47などの第2のインデックスが第1の時間ブロック(TB30)および第2の時間ブロック(TB31)に対応することを示し得る。
[0236]図10を参照すると、論理チャネル属性の特定の態様が示されており、全体的に1300と指定されている。論理チャネル属性は、図7Aの論理チャネル属性746、図7Dの論理チャネル属性784、論理チャネル属性789、論理チャネル属性794、またはこれらの組合せに対応し得る。
[0237]論理チャネル属性1300は、1つまたは複数のチャネル識別子を含み得る。たとえば、論理チャネル属性1300は、第1のチャネル識別子1004、第2のチャネル識別子1012、または両方を含み得る。特定のチャネル識別子は、ある特定の通信チャネルを示し得る。たとえば、第1のチャネル識別子1004は第1の通信チャネルを示すことがあり、第2のチャネル識別子1012は第2の通信チャネルを示すことがあり、またはこれらの両方であり得る。
[0238]論理チャネル属性1300は、図8の木1100の1つまたは複数の時間ブロックインデックスを含み得る。1つまたは複数の時間ブロックインデックスは、1つまたは複数のチャネル識別子などの対応するチャネル識別子を有し得る。たとえば、論理チャネル属性1300は、1つまたは複数の第1の時間ブロックインデックス1010を含み得る。例示すると、第1の時間ブロックインデックス1010は、第1のTBインデックス1006、第2のTBインデックス1008、または両方を含み得る。第1の時間ブロックインデックス1010は、対応するチャネル識別子である第1のチャネル識別子1004を有し得る。論理チャネル属性1300は、1つまたは複数の第2の時間ブロックインデックス1014を含み得る。第2の時間ブロックインデックス1014は、対応するチャネル識別子である第2のチャネル識別子1012を有し得る。論理チャネル属性1300は、2オクテットまたは4オクテットなどの特定のサイズを有し得る。
[0239]動作の間、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150を選択し得る。たとえば、提供者論理130は、特定のサービスを提供すべき論理チャネル150を複数の利用可能な論理チャネルから選択することができる。図2の発見期間248などの発見期間は、複数の時間ブロックに分割され得る。複数の時間ブロックの各々は同じ持続時間を有し得る。
[0240]提供者論理130は、第1のデバイス104が論理チャネル150を介して通信するために利用可能であることを示す、図1のサービス告知120、図7Aのサービス告知720、または両方などのメッセージを生成することができる。サービス告知120は、論理チャネル150の各々に対応するチャネル識別子と1つまたは複数の時間ブロックインデックスとを含み得る。たとえば、論理チャネル150の特定の論理チャネルは、通信チャネルおよび複数の時間ブロックのうちの少なくとも1つの時間ブロックに対応し得る。提供者論理130は、通信チャネルの第1のチャネル識別子1004などのチャネル識別子と、少なくとも1つの時間ブロックを示す少なくとも1つの時間ブロックインデックスとを決定することができる。
[0241]ある特定の態様では、少なくとも1つの時間ブロックは、複数の時間ブロックのうちの単一の時間ブロックを含み得る。この態様では、図8の木1100のリーフノード804またはリーフノード806などのリーフノードは、少なくとも1つの時間ブロックを表し得る。別の態様では、少なくとも1つの時間ブロックは、複数の時間ブロックのうちの多数の時間ブロックを含み得る。この態様では、木1100の1つまたは複数のリーフノード、1つまたは複数の内部ノード、またはこれらの組合せは、少なくとも1つの時間ブロックを表し得る。
[0242]ある特定の実装形態では、提供者論理130は、少なくとも1つの時間ブロックを表す最小の数のノードを決定するために、木1100を調査することができる。少なくとも1つの時間ブロックが複数の時間ブロックのうちの単一の時間ブロックを含む場合、木1100のリーフノード804などのリーフノードは、少なくとも1つの時間ブロックを表し得る。第1のTBインデックス1006は、リーフノード804のTBインデックス(TBインデックス2)に対応し得る。
[0243]少なくとも1つの時間ブロックが複数の時間ブロックのうちの多数の時間ブロックを含む場合、木1100の1つまたは複数のリーフノード、1つまたは複数の内部ノード、またはこれらの組合せは、少なくとも1つの時間ブロックを表し得る。提供者論理130は、複数の時間ブロックに対応する木1100のリーフノードのセットを特定することができる。提供者論理130は、リーフノードのセットを表す最小の数のノードを決定することができる。たとえば、提供者論理130は、木1100の内部ノードなどの同じ親ノードを有するセット中のノードのペアを、親ノードで置き換えることができる。提供者論理130は、セット中の残りのノードが別個の親ノードを有するまで、この置き換えの処理を繰り返すことができる。例示すると、少なくとも1つの時間ブロックはTB2〜TB4を含み得る。提供者論理130は、TB2〜TB4に対応するリーフノードのセットを特定することができる。たとえば、リーフノードのセットは、TB2に対応するリーフノード804と、TB3に対応するリーフノード806と、TB4に対応するリーフノード810とを含み得る。提供者論理130は、リーフノード804およびリーフノード806が同じ親ノード(内部ノード808)を有すると決定したことに応答して、リーフノード804とリーフノード806とをセット中の内部ノード808で置き換えることができる。提供者論理130は、内部ノード808およびリーフノード810が別個の親ノードを有すると決定したことに応答して、少なくとも1つの時間ブロックを表す最小の数のノードが特定されていると決定することができる。提供者論理130は、セット中の残りのノードに基づいて少なくとも1つのインデックスを決定することができる。たとえば、少なくとも1つのインデックスは、内部ノード808に対応する第1のインデックス(TBインデックス33)とリーフノード810に対応する第2のインデックス(TBインデックス4)とを含み得る。
[0244]ある代替的な実装形態では、提供者論理130は、対応付けデータ1200に基づいて、少なくとも1つの時間ブロックを表す最小の数のノードを決定することができる。たとえば、提供者論理130は、降順または昇順などの順序で、対応付けデータ1200を処理することができる。一例では、提供者論理130は、ルートノード820に対応する第1の時間ブロックインデックス、すなわちTBインデックス61から、降順で対応付けデータ1200を処理することができる。例示すると、提供者論理130は、少なくとも1つの時間ブロックに対応するリーフノードのセットを特定することができる。提供者論理130は、次のTBインデックスが1つまたは複数の時間ブロックに対応することを対応付けデータ1200が示すと決定することができる。提供者論理130は、1つまたは複数の時間ブロックの各々に対応するリーフノードがセットに含まれると決定したことに応答して、セットからリーフノードを除去し、次のTBインデックスを少なくとも1つの時間ブロックインデックスに追加することができる。提供者論理130は、単一のリーフノードがセットに残るまで、または、TBインデックス32などの特定のインデックスが処理されるまで、この処理を繰り返すことができる。特定のインデックスは、処理されるべき最後の内部ノードに対応し得る。提供者論理130は、セットの各々の残りのリーフノードに対応する時間ブロックインデックスを少なくとも1つの時間ブロックインデックスに追加することができる。
[0245]サービス告知120は、第1のチャネル識別子1004と第1の時間ブロックインデックス1010とを示し得る。たとえば、サービス告知120は、論理チャネル属性1300を含み得る。論理チャネル属性1300は、通信チャネルを示す第1のチャネル識別子1004と、少なくとも1つの時間ブロックインデックスに対応する第1の時間ブロックインデックス1010とを含み得る。
[0246]ある特定の態様では、論理チャネル150は複数の通信チャネルに対応し得る。論理チャネル属性1300は、各通信チャネルのチャネル識別子と、各通信チャネルに対応する1つまたは複数の時間ブロックインデックスとを含み得る。たとえば、論理チャネル属性1300は、第1の通信チャネルに対応する第1のチャネル識別子1004と、第1の通信チャネルに対応する第1の時間ブロックインデックス1010とを含み得る。論理チャネル属性1300は、第2の通信チャネルの第2のチャネル識別子1012と、第2の通信チャネルに対応する第2の時間ブロックインデックス1014とを含み得る。
[0247]第1のデバイス104の送受信機136は、サービス告知120を送信することができる。第2のデバイス106の送受信機136は、サービス告知120を受信することができ、サービス告知120を第2のデバイス106の加入者論理134に提供することができる。加入者論理134は、サービス告知120の論理チャネル属性1300に基づいて、1つまたは複数の通信チャネルと、通信チャネルの各々に対応する少なくとも1つの時間ブロックとを決定することができる。たとえば、加入者論理134は、第1のチャネル識別子1004に基づいて第1の通信チャネルを決定することができ、第2のチャネル識別子1012に基づいて第2の通信チャネルを決定することができ、または両方であり得る。加入者論理134は、第1の時間ブロックインデックス1010に基づいて1つまたは複数の第1の時間ブロックを決定することができ、第2の時間ブロックインデックス1014に基づいて1つまたは複数の第2の時間ブロックを決定することができ、または両方であり得る。
[0248]ある特定の実装形態では、加入者論理134は、図8の木1100を調査することに基づいて、少なくとも1つの時間ブロックインデックスに対応する少なくとも1つの時間ブロックを決定することができる。たとえば、加入者論理134は、第1の時間ブロックインデックス1010の各インデックスに対応する少なくとも1つのリーフノードを特定するために、木1100を調査することができる。第1の時間ブロックは、少なくとも1つのリーフノードに対応する1つまたは複数の時間ブロックを含み得る。
[0249]ある代替的な実装形態では、加入者論理134は、図9の対応付けデータ1200に基づいて、少なくとも1つの時間ブロックインデックスに対応する少なくとも1つの時間ブロックを決定することができる。たとえば、加入者論理134は、第1の時間ブロックインデックスの特定の時間ブロックインデックスが1つまたは複数の特定の時間ブロックに対応することを対応付けデータ1200が示すと決定したことに応答して、1つまたは複数の特定の時間ブロックを第1の時間ブロックに含めることができる。加入者論理134は、第1の時間ブロックの間に第1の通信チャネルを監視することができ、第2の時間ブロックの間に第2の通信チャネルを監視することができ、または両方であり得る。
[0250]ある特定の態様では、提供者論理130は、データリンクグループにデバイスが参加したことに応答して、時間ブロックを追加することができる。たとえば、提供者論理130は、データリンクグループに第4のデバイスが参加したことに応答して、追加の時間ブロックを追加することができる。例示すると、提供者論理130は、データリンクグループに対応する論理チャネル属性746にTB2を追加することができる。提供者論理130は、TBインデックス3という値(TB3を示す)を伴う第2のTBインデックス1008を、TBインデックス2という値(TB2を示す)を伴う第1のTBインデックス1006に追加することによって、TB3を含むように第1の時間ブロックインデックス1010を更新することができる。代替的に、提供者論理130は、第1のTBインデックス1006の値をTBインデックス2(TB2を示す)からTBインデックス33(TB2とTB3とを示す)に更新することによって、TB3を含むように第1の時間ブロックインデックス1010を更新することができる。
[0251]したがって、論理チャネル属性1300は、論理チャネル150の正確な表現を与え得る。たとえば、論理チャネルの複数の時間ブロックを表すために、単一のインデックスが使用され得る。
[0252]図11Aを参照すると、動作の方法の特定の態様が示されており、全体的に1400と指定されている。ある特定の態様では、方法1400は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの提供者論理130によって実行され得る。
[0253]方法1400は、1102において、近隣認識ネットワーク(NAN)の提供者デバイスにおいて複数の論理チャネルを選択することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150を選択し得る。第1のデバイス104は、図1のNAN102に含まれ得る。
[0254]方法1400はまた、1104において、提供者デバイスが複数の論理チャネルを介して通信するのに利用可能であることを示すメッセージを生成することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、特定のサービスが論理チャネル150を介して利用可能であることを示すサービス告知120を生成することができる。
[0255]方法1400はさらに、1106において、メッセージをNANの電子デバイスに送信することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120をNAN102の電子デバイス106、108、110、および112のうちの少なくとも1つに送信することができる。ある特定の態様では、第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイス104のカバレッジエリア(たとえば、シングルホップ)内にあるNAN102の電子デバイスにサービス告知120を送信することができる。
[0256]方法1400はまた、1108において、電子デバイスの加入者デバイスから、提供者デバイスにおいて加入メッセージを受信することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、加入メッセージをNAN102の電子デバイス106、108、110、および112のうちの少なくとも1つから受信することができる。例示すると、第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を第2のデバイス106から受信することができる。加入メッセージ124は、図1を参照して説明されるように、第2のデバイス106が通信するのに利用可能であることを示し得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150のうちの少なくとも1つを介して通信するのに第2のデバイス106が利用可能であると決定したことに応答して、加入メッセージ124を生成することができる。第1のデバイス104の提供者論理130は、加入メッセージ124を受信したことに応答して、論理チャネル150のうちの少なくとも1つを介して通信するのに第2のデバイス106が利用可能であると決定することができる。
[0257]方法1400は、1110において、加入メッセージを受信したことに応答して肯定応答を加入者デバイスに送信することをさらに含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、ACK126を第2のデバイス106に送信することができる。
[0258]方法1400は、1112において、ページング時間枠の間に通信チャネルを監視することも含む。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1および図3を参照して説明されるように、第1のページング時間枠320の間に第1の通信チャネル302を監視することができる。複数の論理チャネルの補助チャネル360などの論理チャネルは、図3を参照して説明されるように、第1の通信チャネル302などの通信チャネルに、および第1の送信時間枠340などの1つまたは複数の送信時間枠に対応し得る。
[0259]方法1400は、1114において、ページング時間枠の間に通信チャネルを介してページングメッセージを送信することをさらに含む。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図3を参照して説明されるように、第1のページング時間枠320の間に第1の通信チャネル302を介してページングメッセージ128を送信することができる。第1のページング時間枠320は、図3を参照して説明されるように、第1の送信時間枠340の最初の部分に対応し得る。
[0260]方法1400は、1116において、データ送信時間枠の間に通信チャネルを監視することも含む。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図3を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠322の間に第1の通信チャネル302を監視することができる。第1のデータ送信時間枠322は、図3を参照して説明されるように、第1の送信時間枠340の残りの部分に対応し得る。
[0261]方法1400は、1118において、データ送信時間枠の間に通信チャネルを介してデータを送信することをさらに含む。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図3を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠322の間に第1の通信チャネル302を介してデータ122を送信することができる。
[0262]したがって、方法1400は、提供者デバイスが論理チャネルを介して特定のサービスのデータを送信することを可能にし得る。たとえば、提供者デバイスは、論理チャネル150を示すサービス告知120を送信することができる。加入者デバイスは、補助チャネル360に対応する第1の通信チャネル302を監視することができる。提供者デバイスは、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を介してデータ122を送信することができる。
[0263]図11Bを参照すると、動作の方法の特定の態様が示されており、全体的に1500と指定されている。ある特定の態様では、方法1500は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの提供者論理130によって実行され得る。
[0264]方法1500は、1122において、近隣認識ネットワーク(NAN)の提供者デバイスにおいて、NANのNANデータリンクを介して提供者デバイスによって提供されるサービスを記述する第1の属性と、NANデータリンクを記述する第2の属性とを含む、メッセージを生成することを含む。第1の属性は、第2の属性を特定するインジケータを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、サービス告知120を生成することができる。サービス告知120は、1つまたは複数のサービス属性170と1つまたは複数のNAN−DL属性180とを含み得る。1つまたは複数のサービス属性170のサービス属性は、NAN−DL属性180の1つによって記述されるNAN−DLを介して第1のデバイス104によって提供されるサービスを特定することができる。サービス属性は、サービスを提供するために使用されるNAN−DLを記述するNAN−DL属性を特定するインジケータを含み得る。
[0265]方法1500は、1124において、メッセージを送信することも含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120を第2のデバイス106に送信することができる。したがって、提供者デバイスは、NAN−DLを介して提供されるサービスを特定し、サービスがNAN−DLを介してどのように加入者デバイスによってアクセスされ得るかを記述する、告知を生成することができる。
[0266]図12を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に1600と指定されている。方法1600は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの加入者論理134によって実行され得る。
[0267]方法1600は、1202において、近隣認識ネットワーク(NAN)の提供者デバイスからNANの加入者デバイスにおいてメッセージを受信することを含む。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、サービス告知120を第1のデバイス104から受信することができる。第1のデバイス104および第2のデバイス106は、図1のNAN102に含まれ得る。このメッセージは、提供者デバイスが複数の論理チャネルを介して通信するために利用可能であることを示し得る。たとえば、サービス告知120は、特定のサービスが論理チャネル150を介して利用可能であることを示し得る。
[0268]方法1600は、1204において、加入メッセージを提供者デバイスに送信することも含む。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、加入メッセージ124を第1のデバイス104に送信することができる。加入メッセージ124は、第2のデバイス106が通信するのに利用可能であることを示し得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150のうちの少なくとも1つを介して通信するのに第2のデバイス106が利用可能であると決定したことに応答して、加入メッセージ124を生成することができる。
[0269]方法1600は、1206において、提供者デバイスから肯定応答を受信することをさらに含む。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、ACK126を第1のデバイス104から受信することができる。
[0270]方法1600は、1208において、ページング時間枠の間に通信チャネルを監視することも含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1および図3を参照して説明されるように、第1のページング時間枠320の間に第1の通信チャネル302を監視することができる。複数の論理チャネルの補助チャネル360などの論理チャネルは、図3を参照して説明されるように、第1の通信チャネル302などの通信チャネルに、および第1の送信時間枠340などの1つまたは複数の送信時間枠に対応し得る。
[0271]方法1600は、1210において、ページング時間枠の間に通信チャネルを介してページングメッセージを受信することをさらに含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図3を参照して説明されるように、第1のページング時間枠320の間に第1の通信チャネル302を介してページングメッセージ128を受信することができる。第1のページング時間枠320は、図3を参照して説明されるように、第1の送信時間枠340の最初の部分に対応し得る。
[0272]したがって、方法1600は、提供者デバイスが複数の論理チャネルを介してサービスを提供していると、加入者デバイスが決定することを可能にし得る。たとえば、提供者デバイスは、論理チャネル150を示すサービス告知120を送信することができる。加入者デバイスは、ページング時間枠の間に論理チャネル150の補助チャネル360に対応する第1の通信チャネル302を監視することができる。加入者デバイスは、ページングメッセージ128を受信することができ、ページングメッセージ128を受信したことに基づいて、提供者デバイスが加入者デバイスへ送信されるべきデータを有していると決定することができる。
[0273]図13を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に1700と指定されている。方法1700は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの加入者論理134によって実行され得る。
[0274]方法1700は、1302において、ページング時間枠の間に通信チャネルを介してページングメッセージが受信されているかどうかを決定することを含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠320の間に第1の通信チャネル302を介して受信されているかどうかを決定することができる。
[0275]方法1700はまた、1304において、ページングメッセージが受信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、通信チャネルを監視するのを控えることを含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1および図3を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠320の間に受信されていないと決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を監視するのを控えることができる。第1のデータ送信時間枠322は、第1の送信時間枠340の残りの部分に対応し得る。ある特定の態様では、第2のデバイス106のワイヤレスインターフェースは、第2のデバイス106が第1の通信チャネルを監視するのを控えていると決定したことに応答して、ページングメッセージ128を廃棄することができる。
[0276]方法1700はさらに、1306において、ページングメッセージが受信されていると決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、通信チャネルを監視することを含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1および図3を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のページング時間枠320の間に受信されていると決定したことに応答して、第1のデータ送信時間枠322の間、第1の通信チャネル302を監視することができる。
[0277]方法1700はまた、1308において、データ送信時間枠の間に通信チャネルを介してデータを受信することを含む。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、図1および図3を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠322の間に第1の通信チャネル302を介してデータ122を受信することができる。
[0278]ある特定の態様では、方法1700は、図1の論理チャネル150の各論理チャネルに対して実行され得る。たとえば、第2のデバイス106の加入者論理134は、論理チャネル150の複数の論理チャネルを監視することができる。ある特定の態様では、第1の論理チャネルの第1のページング時間枠は、第2の論理チャネルの第2のページング時間枠と重複し得る。この態様では、方法1700は、第1の論理チャネルおよび第2の論理チャネルに対して同時に実行され得る。
[0279]したがって、方法1700は、加入者デバイスが、ページングメッセージを受信したことに基づいてデータ送信時間枠を監視するかどうかを決定することを可能にし得る。たとえば、加入者デバイスは、関連するページング時間枠の間、複数の論理チャネルに対応する1つまたは複数の通信チャネルを監視することができる。ページングメッセージは、提供者デバイスが加入者デバイスに送信されるべきデータを有することを示し得る。加入者デバイスは、ページングメッセージを受信したことに応答してデータ送信時間枠の間に通信チャネルを監視することができ、データ送信時間枠の間に提供者から通信チャネルを介してデータを受信することができる。代替的に、加入者デバイスは、ページングメッセージがページング時間枠の間に受信されていないと決定したことに応答して、データ送信時間枠の間、通信チャネルを監視するのを控えることによって、電力を節約することができる。
[0280]図14を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に1800と指定されている。方法1800は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの提供者論理130によって実行され得る。
[0281]方法1800は、1402において、近隣認識ネットワーク(NAN)の第1の電子デバイスにおいて複数の論理チャネルのうちの論理チャネルを選択することを含む。論理チャネルは、複数の通信チャネルのうちの特定の通信チャネルを示すことがあり、複数の送信時間枠のうちの送信時間枠のセットを示すことがある。たとえば、第1のデバイス104の提供者論理130は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150を選択し得る。図3の補助チャネル360などの論理チャネルは、図1および図3を参照して説明されるように、複数の通信チャネルのうちの特定の通信チャネルを示すことがあり、複数の送信時間枠のうちの送信時間枠のセットを示すことがある。
[0282]方法1800はまた、1404において、第1の電子デバイスがNANの他の電子デバイスと通信するために利用可能であることを示すメッセージを生成することと、論理チャネルを特定することとを含む。たとえば、提供者論理130は、図1および図3を参照して説明されるように、図3の補助チャネル360などの論理チャネルを介して通信するのに第1のデバイス104が利用可能であることを示す、サービス告知120を生成することができる。サービス告知120は、図10を参照して説明されるように、通信チャネルの第1のチャネル識別子1004と、少なくとも1つの時間ブロックを示す第1の時間ブロックインデックス1010とを含み得る。
[0283]方法1800はさらに、1406において、メッセージをNANの第2の電子デバイスに送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104の送受信機136は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120を第2のデバイス106に送信することができる。
[0284]いくつかの態様では、複数の論理チャネルのうちの第2の論理チャネルは、特定の通信チャネルを示し、複数の送信時間枠のうちの送信時間枠の第2のセットを示す。たとえば、補助チャネル460などの第2の論理チャネルは、図4を参照して説明されるように、複数の送信時間枠を示し得る。
[0285]他の態様では、メッセージは複数の論理チャネルのうちの多数の論理チャネルを特定し、この多数の論理チャネルはその論理チャネルを含み、多数の論理チャネルの各々の特定の論理チャネルに対して、メッセージは特定の論理チャネルに対応する通信チャネルのチャネル識別子を含む。たとえば、図1のサービス告知120は、論理チャネル150のうちの多数の論理チャネルを特定することがあり、図7Aの論理チャネル属性746を含むことがある。論理チャネル属性は、図7Bおよび図10を参照して説明されるように、特定の論理チャネルに対応するSCリストフィールド716または第1のチャネル識別子1004を含み得る。
[0286]いくつかの態様では、メッセージは、第1の電子デバイスから利用可能なサービスを示すサービス告知を含み、サービスは、対応する論理チャネルを使用して提供される。たとえば、図1のサービス告知120は、第1のデバイス104から利用可能であるサービスを示す、図7Aのサービス属性742を含み得る。サービスは、第1のデータリンクグループに関連する、補助チャネル360などの対応する論理チャネルを含み得る。
[0287]他の態様では、方法1800は、ビーコンメッセージまたはサービス発見メッセージを生成することを含む。メッセージは、ビーコンメッセージまたはサービス発見メッセージに含まれ、メッセージを送信することは、第1の通信チャネルの発見時間枠の間、ビーコンメッセージまたはサービス発見メッセージを第2の電子デバイスに送信することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104は、図1および図2を参照して説明されるように、サービス告知120を含むビーコンメッセージを生成し、NAN通信チャネルの第1の発見時間枠210の間にビーコンメッセージを送信することができる。
[0288]いくつかの態様では、メッセージは、第1の通信チャネルの第1の発見時間枠の間に送信される。発見期間は第1の発見時間枠の最後と第2の発見時間枠の最初の間の持続時間を含み、発見期間は複数の送信時間枠を含み、複数の送信時間枠のうちの第1の送信時間枠は第1の発見時間枠の最後からの第1のオフセットを有し、複数の送信時間枠のうちの第2の送信時間枠は第1の発見時間枠の最後からの第2のオフセットを有する。たとえば、サービス告知120は、第1の発見時間枠210の間に送信され得る。発見期間248は、第1の発見時間枠210の最後と第2の発見時間枠212の最初の間の持続時間を含み得る。
[0289]他の態様では、メッセージは、第1の通信チャネルの第1の発見時間枠の間に送信される。発見期間は第1の発見時間枠の最後と第2の発見時間枠の最初の間の持続時間を含み、発見期間は複数の時間ブロックを含む。複数の時間ブロックの各時間ブロックは同じ持続時間を有し、複数の論理チャネルの特定のうちの論理チャネルは、発見期間の間、複数回発生する。たとえば、サービス告知120は、第1の発見時間枠210の間に送信され得る。発見期間248は、図2および図8を参照して説明されるように、図8の複数の時間ブロックを含み得る。
[0290]他の態様では、送信時間枠のセットのうちの特定の送信時間枠は、複数の時間ブロックのうちの時間ブロックに対応する。メッセージは、通信チャネルを示すチャネル識別子を含み、メッセージはさらに、時間ブロックを示す時間ブロックインデックスを含む。たとえば、図2の第2の送信時間枠242は、図8のTB2を含み、またはそれに対応し得る。図1のサービス告知120は、第1のチャネル識別子1004を含むことがあり、図10の第1の時間ブロックインデックス1010を含むことがある。
[0291]いくつかの態様では、送信機はさらに、第2の発見時間枠の間に第2のメッセージを送信するように構成されてよく、第2のメッセージは特定の論理チャネルがネゴシエート可能であることを示す。たとえば、図1を参照すると、第1のデバイス104の送受信機136は、サービス告知120などの第2のサービス告知を、第2の発見時間枠212の間に送信することができる。サービス告知は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150のうちの論理チャネルを示し得る。加えて、受信機は、第2の発見時間枠の終了後に、第2の電子デバイスからネゴシエーションメッセージまたは接続要求を受信するように構成され得る。たとえば、送受信機136は、第2の発見時間枠212の終了後に、ネゴシエーションメッセージまたは接続要求を受信することができる。加えて、プロセッサはさらに、図1を参照して説明されるように、ネゴシエーションメッセージまたは接続要求に一部基づいて、ネゴシエートされた論理チャネルを決定するように構成され得る。たとえば、送受信機136は、図1を参照して説明されるように、第2の発見時間枠212の終了後にネゴシエーションメッセージを送信することができる。
[0292]いくつかの態様では、時間ブロックインデックスは、複数の時間ブロックインデックスの木表現のノードに対応する。たとえば、図10の第1の時間ブロックインデックス1010は、図8のリーフノード804に対応し得る。他の態様では、木表現は、複数の時間ブロックインデックスのバイナリ木表現を含む。たとえば、図8の木1100は、図8および図9を参照して説明されるように、複数の時間ブロックインデックスのバイナリ木表現を含み得る。
[0293]いくつかの態様では、メッセージは複数の時間ブロックインデックスを含む。複数の時間ブロックインデックスのうちの第1のインデックスは複数の時間ブロックのうちの第1の時間ブロックを示し、複数の時間ブロックインデックスのうちの第2のインデックスは複数の時間ブロックの連続する時間ブロックのセットを示す。たとえば、図1のサービス告知120は、図10の第1の時間ブロックインデックス1010と第2の時間ブロックインデックス1014とを含み得る。第1の時間ブロックインデックス1010は、第1のTBインデックス1006と第2のTBインデックス1008とを含み得る。
[0294]他の態様では、方法1800は、別の電子デバイスがNANのデータリンクグループに参加したことに応答して、複数の時間ブロックの第1の時間ブロックを示し、第2の時間ブロックを示すように、複数の時間ブロックの第1のインデックスを更新することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、図8のTB2を示すように、第1の時間ブロックインデックス1010の第2のTBインデックス1008を追加または更新することができる。
[0295]いくつかの態様では、メッセージは、発見時間枠の間、NANの第2の電子デバイスおよび第3の電子デバイスに送信される。第2の電子デバイスおよび第3の電子デバイスは、NANのデータリンクグループに含まれる。たとえば、図1の第1のデバイス104は、第1の発見時間枠210の間、サービス告知120を第2のデバイス106および第3のデバイス108に送信することができる。第2のデバイス106および第3のデバイス108は、図1を参照して説明されるように、データリンクグループに含まれ得る。加えて、または代替的に、方法1800は、第1の時間ブロックの間、第1のデータを第2の電子デバイスに送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、図8のTB2の間にデータ122を第2のデバイス106へ送信することができる。方法1800はまた、第2の時間ブロックの間に第2のデータを第3の電子デバイスに送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、図1および図8を参照して説明されるように、図8のTB3の間に第2のデータを送信することができる。方法1800はさらに、第3の時間ブロックの間に第3のデータを第2の電子デバイスおよび第3の電子デバイスへ送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、図1および図8を参照して説明されるように、図8のTB31の間に第3のデータを第2のデバイス106および第3のデバイス108へ送信することができる。ある特定の態様では、第1の送信時間枠は、第2の送信時間枠と少なくとも部分的に重複する。たとえば、論理チャネル150の第1の論理チャネルの第1の送信時間枠は、図1を参照して説明されるように、第2の論理チャネルの第2の送信時間枠と少なくとも部分的に重複する。
[0296]他の態様では、方法1800は、発見時間枠の間に第1の通信チャネルを介して第2の電子デバイスから加入メッセージを受信することを含み、第1の通信チャネルは特定の通信チャネルと異なる。たとえば、図1の第1のデバイス104は、第1の発見時間枠210の間、NAN通信チャネル202を介して第2のデバイス106から加入メッセージ124を受信することができる。第1の通信チャネル302と異なるNAN通信チャネル202。これらの態様では、方法1800はまた、送信時間枠のセットのうちの特定の送信時間枠のページング時間枠の間、特定の通信チャネルを監視することを含む。特定の送信時間枠は、ページング時間枠とデータ時間枠とを含み、ページング時間枠は特定の送信時間枠の最初の部分を含み、データ時間枠は特定の送信時間枠の最後の部分を含む。たとえば、第1のデバイス104は、第1の送信時間枠240の第1のページング時間枠220の間に第1の通信チャネル302を監視することができる。
[0297]いくつかの態様では、方法1800は、第2の電子デバイスとの能力の交換の実行を開始することを含む。第1の電子デバイスによって能力の交換を実行することは、第1の能力メッセージを第2の電子デバイスに送信して第2の能力メッセージを第2の電子デバイスから受信すること、プローブ要求を第2の電子デバイスに送信してプローブ応答を第2の電子デバイスから受信すること、または、接続要求を第2の電子デバイスに送信して接続応答を第2の電子デバイスから受信することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104は、能力メッセージ144を第2のデバイス106に送信することができ、能力メッセージ146を第2のデバイス106から受信することができる。能力メッセージ144および能力メッセージ146は、図1を参照して説明されるように、プローブ要求と、プローブ応答と、接続要求と、接続応答とを含み得る。
[0298]いくつかの態様では、方法1800は、データを送信する前に、第2の電子デバイスとの能力の交換を実行することを含む。データは、第1の電子デバイスの第1の通信情報、第2の電子デバイスの第2の通信情報、または両方に基づいて送信され、第2の通信情報は、能力の交換の実行の間に受信される。たとえば、図1の第1のデバイス104は、第2のデバイス106との能力の交換を実行することができ、能力メッセージ144の第1の通信情報、能力メッセージ146の第2の通信情報、または両方に基づいてデータ122を送信することができる。
[0299]したがって、方法1800は、第1のデバイス104が、1つまたは複数の論理チャネルを使用して通信するために利用可能であることを告知するのを可能にし得る。方法1800はまた、第1のデバイス104が、通信するのに第1のデバイス104が利用可能である論理チャネルの各々の特定の時間ブロックと、特定の時間ブロックの対応する通信チャネルとを示すことを可能にし得る。
[0300]図15を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に1900と指定されている。方法1900は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの加入者論理134によって実行され得る。
[0301]方法1900は、1502において、第1の発見時間枠の間に、複数の通信チャネルのうちの第1の通信チャネルを介して、近隣認識ネットワーク(NAN)の第2の電子デバイスにおいてNANの第1の電子デバイスからメッセージを受信することを含む。このメッセージは、第1の電子デバイスが複数の論理チャネルのうちの論理チャネルを介して通信するために利用可能であることを示し得る。たとえば、第2のデバイス106は、図1を参照して説明されるように、第1のデバイス104からサービス告知120を受信し得る。サービス告知120は、第1のデバイス104が通信するのに利用可能であることを示し得る。サービス告知120は、図10を参照して説明されるように、通信チャネルの第1のチャネル識別子1004と、第1の時間ブロックインデックス1010とを含み得る。
[0302]方法1900はまた、1504において、加入メッセージを第1の電子デバイスに送信することを含み、加入メッセージは、加入者デバイスが通信に関心を示していることを示す。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、124という加入メッセージを送信することができる。加えて、第2のデバイス106の加入者論理134は、図10を参照して説明されるように、第1の時間ブロックインデックス1010に基づいて、複数の時間ブロックのうちの少なくとも1つの時間ブロックを決定することができる。
[0303]したがって、方法1900は、第1のデバイス104が1つまたは複数の通信チャネルを介して通信するのに利用可能であることを、第2のデバイス106が決定することを可能にし得る。方法1900はまた、第2のデバイス106が、通信するのに第1のデバイス104が利用可能である通信チャネルの各々の特定の時間ブロックを決定することを可能にし得る。
[0304]図16を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に2000と指定されている。方法2000は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの提供者論理130によって実行され得る。
[0305]方法2000は、1602において、発見時間枠の間に、複数の通信チャネルのうちの第1の通信チャネルを介して、近隣認識ネットワーク(NAN)の第2の電子デバイスにNANの第1の電子デバイスからメッセージを送信することを含む。このメッセージは、第1の電子デバイスが通信するために利用可能であることを示す。たとえば、第1のデバイス104の送受信機136は、図1を参照して説明されるように、サービス告知120を第2のデバイス106に送信することができる。別の例として、第1のデバイス104の送受信機136は、第2のデバイス106および第3のデバイス108などのNANの複数のデバイスにサービス告知120を送信(ブロードキャストまたはマルチキャスト)することができる。サービス告知120は、図1および図3を参照して説明されるように、図3の補助チャネル360などの論理チャネルを介して通信するのに第1のデバイス104が利用可能であることを示し得る。加えて、サービス告知120は、図10を参照して説明されるように、通信チャネルの第1のチャネル識別子1004と、少なくとも1つの時間ブロックを示す第1の時間ブロックインデックス1010とを含み得る。
[0306]方法2000はさらに、1604において、送信時間枠の第1のページング時間枠の間に、複数の通信チャネルのうちの第2の通信チャネルを監視することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、図10を参照して説明されるように、少なくとも1つの時間ブロックの間、通信チャネルを監視することができる。第1のページング時間枠は送信時間枠の最初の部分を含み、NANの電子デバイスは第1のページング時間枠の間アクティブ状態にある。
[0307]いくつかの実装形態では、方法2000は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージが第1の電子デバイスによって送信または受信されていないと決定したことに応答して、送信時間枠のデータ時間枠の間に低電力モードに入ることを含む。データ時間枠は、第1のページング時間枠の終了後に開始する。たとえば、図1の第1のデバイス104は、図1および図2を参照して説明されるように、ページングメッセージ128が第1のデバイス104によって送信または受信されていないと決定したことに応答して、図2の第1のデータ送信時間枠222の間に低電力モードに入ることができる。
[0308]いくつかの実装形態では、方法2000は、第1のページング時間枠の間にページングメッセージを送信することを含む。ページングメッセージは、第1の電子デバイスが第2の電子デバイスへ送信すべきデータを有することを示し、ページングメッセージは、アドホックトラフィック指示メッセージ(ATIM)、トラフィック指示マップ(TIM)、ブルームフィルタ、または媒体アクセス制御(MAC)アドレスリストのうちの少なくとも1つを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104は、第1のページング時間枠220の間にページングメッセージ128を送信することができる。図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128は、第1のデバイス104が第2のデバイス106へ送信すべきデータ122を有することを示すことができ、ページングメッセージ128は、ATIM、TIM、ブルームフィルタ、またはMACアドレスリストの少なくともを含み得る。
[0309]いくつかの実装形態では、方法2000は、第1の電子デバイスが第2の電子デバイスに送信されるべきデータを有するかどうかを決定することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイスが第2のデバイス106へ送信すべきデータ122を有するかどうかを決定することができる。方法2000はまた、第1の電子デバイスが送信されるべきデータを有すると決定したことに応答して、第1のページング時間枠の間に第2の通信チャネルを介してページングメッセージを第2の電子デバイスに送信すること、または、第1の電子デバイスが送信されるべきデータを有しないと決定したことに応答して、データ時間枠の間に低電力モードに入ることを含み得る。たとえば、図1および図2を参照して説明されるように、第1のデバイス104は、第1のデバイスがデータ122を有すると決定したことに応答して、ページングメッセージ128を第2のデバイス106に送信することができ、または、第1のデバイスは、第1のデバイス104がデータ122を有しないと決定したことに応答して、図2の第1のデータ送信時間枠222の間に低電力モードに入ることができる。
[0310]いくつかの実装形態では、方法2000は、発見時間枠の間に第1の通信チャネルを監視することを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104は、図2の第1の発見時間枠210の間にNAN通信チャネルを監視することができる。方法2000はまた、発見時間枠の間に加入メッセージを第2の電子デバイスから受信することを含み、加入メッセージは、第2の電子デバイスが通信に関心を示していることを示す。たとえば、図1を参照して説明されるように、第1のデバイス104は、第2のデバイス106から加入メッセージを受信することができ、加入メッセージは、第2のデバイス106が通信に関心を示していることを示す。
[0311]いくつかの実装形態では、加入メッセージは、第2の電子デバイスの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む。たとえば、図1の加入メッセージ124は、図1を参照して説明されるように、MACアドレスを含み得る。方法2000は、MACアドレスに基づいて、インターネットプロトコル(IP)アドレスを生成することを含み得る。たとえば、第1のデバイス104は、図1を参照して説明されるように、MACアドレスに基づいてIPアドレスを生成することができる。方法2000はまた、IPアドレスに基づいて、第2の電子デバイスにページングメッセージを送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、IPアドレスに基づいて、ページングメッセージ128を第2のデバイス106に送信することができる。方法2000はさらに、IPアドレスに基づいてデータを第2の電子デバイスに送信することを含み、データは送信時間枠のデータ時間枠の間に送信される。第1のページング時間枠の最後は、データ時間枠の最初に対応する。たとえば、第1のデバイスは、図1および図2を参照して説明されるように、第1の送信時間枠240の第1のデータ送信時間枠222の間にデータ122を第2のデバイス106に送信することができる。
[0312]いくつかの実装形態では、方法2000は、第2の電子デバイスからトリガフレームを受信することを含み、トリガフレームは、第2の電子デバイスがデータを受信するのに利用可能であることを示す。トリガフレームは、第2の電子デバイスがデータを受信する予定であることを示すページングメッセージに応答するものである。たとえば、図1を参照して説明されるように、図1の第1のデバイス104は、第2のデバイスがデータ122を受信するのに利用可能であることを示すトリガフレームを受信することができ、トリガフレームはページングメッセージ128に応答したものである。方法2000はまた、トリガフレームを受信したことに応答して、送信時間枠のデータ時間枠の間にデータを第2の電子デバイスに送信することを含む。たとえば、第1のデバイス104は、図1および図2を参照して説明されるように、トリガフレームを受信したことに応答して、第1の送信時間枠240の第1のデータ送信時間枠222の間にデータ122を第2のデバイス106に送信することができる。ある特定の態様では、第1のデータ時間枠は、図2のタイミング図200を参照して説明されるように、第1の送信時間枠の最後の部分に対応する。
[0313]いくつかの実装形態では、方法2000は、第1の電子デバイスが第1のページング時間枠の間に第2の通信チャネルを介してページングメッセージを送信することが可能であるかどうかを決定することを含む。第2の通信チャネルは、第1のページング時間枠の間に使用されている。たとえば、図1の第1のデバイス104の提供者論理130は、第1のデバイスが第1のページング時間枠220の間に第1の通信チャネルを介してページングメッセージ128を送信することが可能であるかどうかを決定することができる。方法はまた、第1の電子デバイスが第1のページング時間枠の間にページングメッセージを送信することが可能ではないと決定したことに応答して、第2の送信時間枠の第2のページング時間枠の間に第2の通信チャネルを介してページングメッセージを送信することを含む。第2のページング時間枠は、第2の送信時間枠の最初の部分を含む。たとえば、第1のデバイス104は、第1のデバイス104が第1のページング時間枠220の間にページングメッセージ128を送信することが可能ではないと決定したことに応答して、第2の送信時間枠242の第2のページング時間枠224の間にページングメッセージ128を送信することができる。ある特定の態様では、第2のページング時間枠は、図2のタイミング図200を参照して説明されるように、第2の送信時間枠の最初の部分に対応する。
[0314]いくつかの実装形態では、方法2000は、第1の通信チャネルの発見時間枠の間に同期ビーコンを送信することを含み、同期ビーコンは、第1の電子デバイスの第1のクロックを第2の電子デバイスの第2のクロックと同期するように構成される。たとえば、図1を参照して説明されるように、図1の第1のデバイス104は、第1の発見時間枠210の間に同期ビーコンを送信することができ、同期ビーコンは、第1のデバイスの第1のクロックを第3のデバイス108の第2のクロックと同期するように構成される。加えて、または代替的に、第1のデバイス104のプロセッサは、同期ビーコンに基づいて、第1のデバイス104の第1のクロックを第2のデバイス106の第2のクロックと同期するように構成され得る。方法2000はまた、第1のページング時間枠の最初からのオフセットを示す第1の値を生成することを含み得る。たとえば、第1のデバイス104は、図1を参照して説明されるように、乱数生成器を使用して第1の値をランダムに生成することができる。方法2000はさらに、第1の値に基づいて、第1のページング時間枠の間の第1の時間においてページングメッセージの送信を開始することを含み得る。たとえば、第1のデバイス104は、図1を参照して説明されるように、第1のページング時間枠220の間の第1の時間においてページングメッセージ128の送信を開始することができる。
[0315]いくつかの実装形態では、方法2000は第1の値を生成することを含み、第1の値は第1の電子デバイスによってランダムに生成される。第1の値は、第1のデバイスがページングメッセージを送信すべき、第1のページング時間枠の間の第1の時間を示す。たとえば、図1および図2を参照すると、第1のデバイス104は、第1のデバイス104がページングメッセージ128を送信すべき第1のページング時間枠220の間の第1の時間を示す、乱数値または疑似乱数値を生成することができる。方法2000は、第2の通信チャネルが第1の時間において使用されていると決定したことに応答して、第1の値を第2の値に更新することを含む。第2の値は、第1の値より小さく、第2の送信時間枠の第2のページング時間枠の最初からの第2のオフセットを示す。方法2000はさらに、第2の値に基づいて、第2のページング時間枠の間の第2の時間においてページングメッセージを送信することを含む。たとえば、図1および図2を参照すると、第1のデバイス104は、第2の乱数値または第2の疑似乱数値を生成することができ、第1のデバイスは、第2の乱数値(または第2の疑似乱数値)に基づいて第1の乱数値(または疑似乱数値)を更新することができる。更新された値は、第1のデバイス104がページングメッセージ128を送信すべき、第2のページング時間枠224の間の第2の時間を示し得る。
[0316]ある特定の実装形態では、メッセージは、複数の通信チャネルを介して、サービスを示しサービスの利用可能性を示すサービス告知を含み得る。メッセージは、第1の通信チャネルを介してNANの第3の電子デバイスにマルチキャストされ、第1の通信チャネルは、NAN通信チャネルを含む。たとえば、図1の第1のデバイス104は、図1を参照して説明されるように、NAN通信チャネルを介して、サービス告知120を第2のデバイス106および第3のデバイス108にマルチキャストすることができる。サービス告知120は、図1を参照して説明されるように、サービスとサービスの利用可能性とを示すサービス告知を含み得る。
[0317]ある特定の実装形態では、メッセージはさらに、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルを介して通信するのに第1の電子デバイスが利用可能であることを示すことができ、複数の論理チャネルのうちの特定の論理チャネルは、複数の通信チャネルのうちの特定の通信チャネルと、複数の送信時間枠のうちの送信時間枠の特定のセットとを示す。たとえば、図1のサービス告知120は、図1および図3を参照して説明されるように、図3の補助チャネル360などの第1の論理チャネルを介して通信するのに第1のデバイス104が利用可能であることを示し得る。補助チャネル360は、図3を参照して説明されるように、第1の通信チャネル302の第1の送信時間枠340と第2の送信時間枠342とを示し得る。
[0318]送信機は、第2の発見時間枠の間に第2のメッセージを送信するように構成され得る。たとえば、図1を参照すると、第1のデバイス104の送受信機136は、サービス告知120などの第2のサービス告知を、第2の発見時間枠212の間に送信することができる。サービス告知120は、論理チャネルのうちの特定の論理チャネルを示さないことがある。加えて、受信機は、第2の電子デバイスからサービス発見補足メッセージを受信するように構成されてよく、サービス発見補足メッセージは、第2のメッセージのサービスのスケジュール情報を要求する。たとえば、送受信機136は、図1を参照して説明されるように、第2のメッセージのサービスのスケジュール情報を要求するサービス発見補足メッセージを受信し得る。加えて、送信機はさらに、第2の電子デバイスにネゴシエーションメッセージを送信するように構成されてよく、ネゴシエーションメッセージはスケジュール情報を示す。たとえば、送受信機136は、図1を参照して説明されるように、論理チャネル150のうちの特定の論理チャネルを示すネゴシエーションメッセージを送信し得る。
[0319]したがって、方法2000は、第1のデバイス104が、1つまたは複数の論理チャネルを介して通信するために利用可能であることを告知するのを可能にし得る。方法2000はまた、ページングメッセージを送信し、通信チャネルを監視していないときに電力を節約するために低電力モードを利用することによって、第1のデバイス104がより効率的に通信することを可能にし得る。
[0320]図17を参照すると、動作の方法の特定の例が示されており、全体的に2100と指定されている。方法2100は、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112のうちの少なくとも1つの加入者論理134によって実行され得る。
[0321]方法2100は、1702において、第1の発見時間枠の間に、複数の通信チャネルのうちの第1の通信チャネルを介して、近隣認識ネットワーク(NAN)の第2の電子デバイスからNANの第1の電子デバイスに加入メッセージを送信することを含む。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、図1を参照して説明されるように、124という加入メッセージを第1の電子デバイスに送信することができる。加入メッセージは、第2の電子デバイスが通信に関心を持っていることを示し得る。たとえば、加入メッセージ124は、第1のデバイス104と通信することに第2のデバイス106が関心を示していることを示し得る。加えて、第2のデバイス106の加入者論理134は、図10を参照して説明されるように、第1の時間ブロックインデックス1010に基づいて、複数の時間ブロックのうちの少なくとも1つの時間ブロックを決定することができる。
[0322]方法2100はまた、1704において、送信時間枠のページング時間枠の間に、複数の通信チャネルのうちの第2の通信チャネルを監視することを含む。たとえば、図1の第2のデバイス106の加入者論理134は、図2の第1のページング時間枠220の間に通信チャネルを監視することができる。ページング時間枠は送信時間枠の最初の部分を含むことがあり、NANの電子デバイスは第1のページング時間枠の間アクティブ状態であることがある。たとえば、図2を参照して説明されるように、第1のページング時間枠は第1の送信時間枠240の最初の部分であることがあり、図1および図2を参照して説明されるように、図1のシステム100の電子デバイス104、106、108、110、および112は第1のページング時間枠220の間はアクティブ状態であることがある。加えて、図10を参照して説明されるように、第1の送信時間枠240は、送信時間枠のセットに含まれることがあり、時間ブロックを含み、またはそれに対応することがある。
[0323]いくつかの実装形態では、方法2100は、ページング時間枠の間に第2の通信チャネルを介して第1の電子デバイスから第1のページングメッセージを受信することを含むことがあり、第1のページングメッセージは、第1の電子デバイスが第2の電子デバイスへ送信すべきデータを有することを示す。たとえば、図1の第2のデバイス106は、図2の第1のページング時間枠220の間、第1の通信チャネルを介して第1のデバイス104からページングメッセージ128を受信することができる。ページングメッセージ128は、図1を参照して説明されるように、第1のデバイス104が第2のデバイス106へ送信すべきデータ122を有することを示し得る。方法2100はまた、第1のページングメッセージを受信したことに応答して、第2の電子デバイスから第1の電子デバイスにトリガフレームを送信することを含み得る。たとえば、第2のデバイス106は、図1を参照して説明されるように、ページングメッセージ128を受信したことに応答して、トリガフレームを第1のデバイス104に送信することができる。方法2100はさらに、データ時間枠の間に第2の通信チャネルを監視することを含み得る。ページング時間枠の最後は、データ時間枠の最初に対応する。たとえば、第2のデバイスは、第1のデータ送信時間枠222の間に第1の通信チャネルを監視することができる。方法2100はさらに、データ時間枠の間に第2の通信チャネルを介して第1の電子デバイスからデータを受信することを含み得る。データ時間枠は、送信時間枠の最後の部分に対応する。たとえば、第2のデバイス106は、図1および図2を参照して説明されるように、第1のデータ送信時間枠222の間に第1の通信チャネルを介して第1のデバイス104からデータ122を受信することができる。
[0324]いくつかの実装形態では、第1のページングメッセージは、第1のサービス品質(QoS)インジケータを含むことがあり、第1のQoSインジケータは、ビデオデータ、音声データ、バックグラウンドデータ、またはこれらの組合せをデータが含むことを示す。たとえば、ページングメッセージ128は、図1を参照して説明されるように、ビデオデータ、音声データ、バックグラウンドデータ、またはこれらの組合せをデータが含むことを示す、第1のQoSインジケータを含み得る。
[0325]他の実装形態では、方法2100は、第2のQoSインジケータを含む第2のページングメッセージを受信することを含み得る。第1のQoSインジケータは第1のデータタイプを特定し、第2のQoSインジケータは第2のデータタイプを特定する。たとえば、図1の第2のデバイス106は、第2のQoSインジケータを含む第2のページングメッセージを第3のデバイス108から受信することができる。方法2100はまた、第1のQoSインジケータに基づいて、第2のページングメッセージよりも第1のページングメッセージを優先することを含み得る。たとえば、第2のデバイス106は、図1を参照して説明されるように、第1のQoSインジケータに基づいて、第2のページングメッセージよりも第1のページングメッセージを優先することができる。方法2100はさらに、第2のページングメッセージに応答して第2のトリガフレームを送信する前に、第1のページングメッセージに応答して第1のトリガフレームを送信することを含み得る。たとえば、第2のデバイス106は、図2を参照して説明されるように、第2のページングメッセージに応答して第2のトリガフレームを送信する前に、第1のトリガフレーム応答をページングメッセージ128に送信することができる。ある特定の実装形態では、トリガフレームは、図1を参照して説明されるように、節電ポール(PS−POLL)メッセージ、サービス品質ヌル(QoS_NULL)フレーム、ATIMフレーム、またはアクションフレームのうちの少なくとも1つを含む。
[0326]いくつかの実装形態では、方法2100は、ページング時間枠の間に第2の通信チャネルを介して第1の電子デバイスから第1のページングメッセージを受信することを含み得る。第1のページングメッセージは、第1の電子デバイスが第2の電子デバイスへ送信すべきデータを有することを示す。たとえば、図1の第2のデバイス106は、第1のページング時間枠220の間、第1の通信チャネル302を介して第1のデバイス104からページングメッセージ128を受信することができる。方法2100はまた、第2の電子デバイスがデータを受信する予定であることを第1のページングメッセージが示さないことを、第2の電子デバイスによって決定することを含み得る。方法2100はさらに、第2の電子デバイスがデータを受信する予定であることを第1のページングメッセージが示さないことと、送信時間枠のデータ時間枠の間に低電力モードに入ることとを含み得る。たとえば、図1の第2のデバイス106は、図1および図2を参照して説明されるように、第2のデバイス106がデータを受信する予定であることをページングメッセージ128が示さないと決定することができ、第1のデータ送信時間枠222の間に低電力モードに入ることができる。
[0327]したがって、方法2100は、第1のデバイス104が1つまたは複数の通信チャネルを介して通信するのに利用可能であることを、第2のデバイス106が決定することを可能にし得る。方法2100はまた、告知されたサービスに対する関心を第2のデバイス106が示すことを可能にし得る。
[0328]図18を参照すると、ワイヤレス通信デバイスの特定の例示的な態様が示されており、全体的に2200と指定されている。デバイス2200は、メモリ1832に結合されたデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ1810を含む。ある例示的な態様では、デバイス2200、またはそのコンポーネントは、図1の電子デバイス104、106、108、および110のうちの少なくとも1つ、またはこれらのコンポーネントに対応し得る。プロセッサ1810は、提供者論理130、加入者論理134、または両方を含み得る。
[0329]非一時的コンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶デバイスなどのメモリ1832は、対応付けデータ1200と命令1868とを含み得る。ある特定の態様では、メモリ1832は、プロセッサ1810によって実行されると、プロセッサ1810に、図11A、図11B、および図12〜図17の方法1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、および2100の1つまたは複数を実行させる命令1868などの命令を記憶する、コンピュータ可読記憶デバイスである。ある特定の態様では、メモリ1832はまた、提供者論理130、加入者論理134、またはこれらの組合せを含み、またはこれらに対応することがある。
[0330]プロセッサ1810は、ソフトウェアを実行するように構成され得る。ソフトウェアは、メモリ1832に記憶された1つまたは複数の命令1868のプログラムを含み、またはそれに対応することがある。加えて、または代替的に、プロセッサ1810は、IEEE802.11に適合するインターフェースなどのワイヤレスインターフェース1840のメモリに記憶された1つまたは複数の命令を実施するように構成され得る。たとえば、ワイヤレスインターフェース1840は、1つまたは複数のIEEE 802.11規格と1つまたは複数のNAN規格とを含む、1つまたは複数のワイヤレス通信規格に従って動作するように構成され得る。ある特定の態様では、プロセッサ1810は、図1〜図17を参照して説明された1つまたは複数の動作または方法を実行するように構成され得る。たとえば、プロセッサ1810は、図1のサービス告知120を生成し、図2のNAN通信チャネル202を介してサービス告知120を送信(または受信)するように構成され得る。プロセッサ1810は、図1の加入メッセージ124を受信(または送信)するように構成され得る。プロセッサ1810は、1つまたは複数の関連するページング時間枠の間、1つまたは複数の通信チャネルを監視するように構成され得る。プロセッサ1810は、1つまたは複数の関連するデータ送信時間枠の間、1つまたは複数の通信チャネルを介して送信(または受信)するように構成され得る。プロセッサ1810は、1つまたは複数の関連するデータ送信時間枠の間、1つまたは複数の通信チャネルを監視するのを控えるように構成され得る。
[0331]ワイヤレスインターフェース1840は、プロセッサ1810とアンテナ1842とに結合され得る。たとえば、ワイヤレスインターフェース1840は、アンテナ1842アンドを介して受信されたワイヤレスデータがプロセッサ1810に提供され得るように、送受信機136を介してアンテナ1842に結合され得る。
[0332]コーダ/デコーダ(コーデック)1834も、プロセッサ1810に結合され得る。スピーカー1836およびマイクロフォン1838がコーデック1834に結合され得る。ディスプレイコントローラ1826がプロセッサ1810とディスプレイデバイス1828とに結合され得る。ある特定の態様では、プロセッサ1810、ディスプレイコントローラ1826、メモリ1832、コーデック1834、およびワイヤレスインターフェース1840は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス1822に含まれる。ある特定の態様では、入力デバイス1830および電源1844が、システムオンチップデバイス1822に結合される。その上、ある特定の態様では、図11に示されるように、ディスプレイデバイス1828、入力デバイス1830、スピーカー1836、マイクロフォン1838、アンテナ1842、および電源1844は、システムオンチップデバイス1822の外部にある。しかしながら、ディスプレイデバイス1828、入力デバイス1830、スピーカー1836、マイクロフォン1838、アンテナ1842、および電源1844の各々は、1つまたは複数のインターフェースまたはコントローラなどのシステムオンチップデバイス1822の1つまたは複数のコンポーネントに結合され得る。ある特定の態様では、デバイス2200は、通信デバイス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、携帯情報端末(PDA)、モバイルデバイス、コンピュータ、デコーダ、またはセットトップボックスのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0333]説明される態様に関連して、装置は、近隣認識ネットワーク(NAN)の第1の電子デバイスがNANの他の電子デバイスと通信するのに利用可能であることを示し、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルを特定するメッセージを生成するための手段を含み、論理チャネルは、複数の通信チャネルのうちの特定の通信チャネルを示し、複数の送信時間枠のうちの送信時間枠のセットを示す。たとえば、生成するための手段は、提供者論理130、電子デバイス104、106、108、110、および112の1つまたは複数、命令1868を実行するようにプログラムされるプロセッサ1810、メッセージを生成するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
[0334]装置はまた、NANの第2の電子デバイスにメッセージを送信するための手段を含む。たとえば、送信するための手段は、送受信機136、メッセージを送信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
[0335]ある特定の態様では、メッセージは第1の通信チャネルの発見時間枠の間に送信され、装置は発見時間枠の後で第2の電子デバイスからネゴシエーションメッセージを受信するための手段を含む。装置はまた、ネゴシエーションメッセージに一部基づいて、ネゴシエートされた論理チャネルを決定するための手段を含む。ネゴシエーションメッセージを受信するための手段は、送受信機136、メッセージを送信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含む。ネゴシエーションメッセージに基づいてネゴシエートされた論理チャネルを決定するための手段は、提供者論理130、加入者論理134、電子デバイス104、106、108、110、および112の1つまたは複数、命令1868を実行するようにプログラムされるプロセッサ1810、メッセージを生成するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。
[0336]さらに、説明された態様に関連して、第2の装置は、近隣認識ネットワーク(NAN)の第1の電子デバイスからメッセージを受信するための手段を含む。たとえば、受信するための手段は、送受信機136、メッセージを受信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。図1のサービス告知120などのメッセージは、複数の論理チャネル、すなわち図1の論理チャネル150を介して通信するのに利用可能であることを示すデータを含み得る。
[0337]第2の装置はまた、第1の電子デバイスに加入メッセージを送信するための手段を含む。たとえば、送信するための手段は、送受信機136、加入メッセージを送信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。加入メッセージ124などの加入メッセージは、通信するために利用可能であることを示し得る。
[0338]第2の装置はさらに、ある特定のページング時間枠の間、第1の通信チャネルを監視するための手段を含む。たとえば、監視するための手段は、加入者論理134、電子デバイス104、106、108、110、および112の1つまたは複数、命令1868を実行するようにプログラムされるプロセッサ1810、第1の論理チャネルを選択して第1の通信チャネルを監視するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。図3の第1の通信チャネル302などの第1の通信チャネルは、図1の論理チャネル150などの複数の論理チャネルの、図3の補助チャネル360などの第1の論理チャネルに対応し得る。第1の論理チャネルは、図3の第1の送信時間枠340などの1つまたは複数の送信時間枠を含み、インジケータし、またはそれに対応することがある。図3の第1のページング時間枠320などの特定のページング時間枠は、1つまたは複数の送信時間枠のうちの第1の送信時間枠の最初の部分に対応する。
[0339]さらに、説明された態様に関連して、第3の装置は、近隣認識ネットワーク(NAN)の提供者デバイスにおいて、サービスを記述する第1の属性とNANデータリンクグループを記述する第2の属性とを含むメッセージを生成するための手段を含み、第1の属性は第2の属性を特定するインジケータを含む。たとえば、生成するための手段は、提供者論理130を実行するプロセッサ1810に対応し得る。
[0340]第3の装置はさらに、メッセージの送信のための手段を含む。送信のための手段は、ワイヤレスインターフェース1840、送受信機136、アンテナ1842、またはこれらの組合せを含み得る。
[0341]さらに、説明された態様に関連して、第4の装置は、通信チャネルと複数の時間ブロックのうちの少なくとも1つの時間ブロックとを示す論理チャネルを介して通信するのに特定のデバイスが利用可能であることを示すメッセージを生成するための手段を含む。たとえば、生成するための手段は、提供者論理130、プロセッサ1810、メッセージを生成するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの任意の組合せを含み得る。通信チャネルの、図10の第1のチャネル識別子1004などのチャネル識別子と、少なくとも1つの時間ブロックを示す、図10の第1の時間ブロックインデックス1010などの少なくとも1つの時間ブロックインデックスとを含む、メッセージ。
[0342]第4の装置はまた、メッセージを送信するための手段を含む。たとえば、送信するための手段は、ワイヤレスインターフェース1840、送受信機136、アンテナ1842、メッセージを送信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの組合せを含み得る。
[0343]さらに、説明された態様に関連して、第5の装置は、特定のデバイスからメッセージを受信するための手段を含む。たとえば、受信するための手段は、ワイヤレスインターフェース1840、送受信機136、アンテナ1842、メッセージを受信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの組合せを含み得る。サービス告知120などのメッセージは、第1のデバイス104などの特定のデバイスが通信するのに利用可能であることを示し得る。メッセージは、通信チャネルの、第1のチャネル識別子1004などのチャネル識別子と、第1の時間ブロックインデックス1010などの少なくとも1つの時間ブロックインデックスとを含み得る。
[0344]第5の装置はまた、複数の時間ブロックのうちの少なくとも1つの時間ブロックの間、通信チャネルを監視するための手段を含む。たとえば、監視するための手段は、加入者論理134、プロセッサ1810、メッセージを受信するように構成される1つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、もしくは命令、またはこれらの組合せを含み得る。少なくとも1つの時間ブロックは、第1の時間ブロックインデックス1010などの少なくとも1つの時間ブロックインデックスに基づき得る。
[0345]開示される態様の1つまたは複数は、通信デバイス、固定位置データユニット、モバイル位置データユニット、携帯電話、セルラー電話、衛星電話、コンピュータ、タブレット、ポータブルコンピュータ、ディスプレイデバイス、メディアプレーヤ、またはデスクトップコンピュータを含み得る、デバイス2200などのシステムまたは装置において実装され得る。代替的に、または加えて、デバイス2200は、セットトップボックス、エンターテインメントユニット、ナビゲーションデバイス、携帯情報端末(PDA)、モニタ、コンピュータモニタ、テレビジョン、チューナー、ラジオ、衛星ラジオ、音楽プレーヤ、デジタル音楽プレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、デジタルビデオプレーヤ、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤ、ポータブルデジタルビデオプレーヤ、衛星、車両、プロセッサを含むか、または、データもしくはコンピュータ命令を記憶し、もしくは取り出す、任意の他のデバイス、あるいは、これらの組合せの中の、システムまたはコンポーネントを含み得る。別の例示的な、非限定的な例として、システムまたは装置は、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニットなどのリモートユニット、全地球測位システム(GPS)対応デバイスなどのポータブルデータユニット、メーター読取り機器、あるいは、プロセッサを含むか、または、データもしくはコンピュータ命令を記憶し、もしくは取り出す、任意の他のデバイス、あるいはこれらの任意の組合せを含み得る。
[0346]図1〜図18の1つまたは複数は、本開示の教示によるシステム、装置、および/または方法を示し得るが、本開示は、これらの示されたシステム、装置、および/または方法に限定されない。本明細書で示され、または説明される図1〜図18のいずれかの1つまたは複数の機能またはコンポーネントは、図1〜図18の別の機能またはコンポーネントの1つまたは複数の他の部分と組み合わされ得る。したがって、本明細書で説明されるいずれの単一の例も限定的と解釈されるべきではなく、本開示の例は、本開示の教示から逸脱することなく適切に組み合わされ得る。例として、図11〜図17の方法の1つまたは複数は、個別に、または組み合わせて、図18のプロセッサ1810によって実行され得る。例示すると、方法図11〜図17の1つのある部分は、図11〜図17の方法の1つの第2の部分と組み合わされ得る。加えて、図11〜図17を参照して説明された1つまたは複数の動作は任意選択であることがあり、少なくとも部分的に同時に実行されることがあり、および/または、示される順序もしくは説明される順序とは異なる順序で実行されることがある。
[0347]本明細書で開示された態様に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを当業者はさらに理解するであろう。様々な例示的なコンポーネント、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップは、上では全般にそれらの機能に関して説明されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、プロセッサ実行可能命令として実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
[0348]本明細書で開示される態様に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアに直接的に含まれ、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールに含まれ、またはその2つの組合せであり得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、または当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的(non−transient)もしくは非一時的(non−transitory)な記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替的に、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向け集積回路(ASIC)中に存在し得る。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末に存在し得る。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末に個別のコンポーネントとして存在し得る。
[0349]開示された態様のこれまでの説明は、当業者が開示された態様を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲によって定義される原理および新規の特徴に一致する可能な最も広い範囲を与えられるべきである。