JP2017528788A - 空気品質警報システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

空気品質警報システムは、ドア又は窓が(部分的に又は完全に)開けられるべきか閉められるべきかを示す信号を提供する。該システムは、第1の領域(例えば屋外)における空気品質と共に、ドア又は窓に対するユーザの近接さを考慮に入れ、ユーザが該ドア又は窓の近くに居るときにのみ情報が提供されるようにする。このことは、不要な情報によりユーザに過度な負荷をかけることを回避する。

Description

本発明は、例えばドア又は窓を閉じるといった動作がとられるべきレベルに屋外の空気品質が到達したときにユーザに報告する、空気品質警報システムに関する。
多くの大都市は大気汚染に苦しんでおり、中国のような国では大気汚染は最大の健康への脅威となっている。例えば、2013年1月の測定は、米国大使館の装置によって測定されることができる最大の1立方メートル当たり755μgのレベルよりも高い、2.5マイクロメートルよりも小さいサイズの粒子状物質の密度として測定された大気汚染レベルを示した。
それ故、多くの中国の家庭が、家及び車内で空気洗浄器を利用していることは、驚くべきことではない。
高いレベルの汚染にもかかわらず、屋外の空気が常に屋内の空気よりも新鮮であると考えられるため、人々は依然として定常的に窓を開ける。
窓を通って入ってきた後に屋内の空気を清浄化するため空気清浄装置が用いられ得るが、例えば屋内よりも良いか悪いかといった情報のような屋外の空気品質についてユーザに通知するための機構がない。空気品質の示唆を与える国際都市情報が利用可能であり得るが、ユーザは当該情報にアクセスして次いで解釈することにより煩わされることを望まない。
欧州特許出願公開EP1365371A1は、感知に基づいてドアを開けることを妨げることにより、人間が危険な領域に入ることを防止するための方法及びシステムを記載している。しかしながら、該記載された方法/システムは単に、ユーザが現在居る領域の状況にかかわらず、ユーザが入ろうとしている領域が危険か否かを監視するのみである。
本発明は、請求項により定義される。
本発明の一態様によれば、
第1の領域についての第1の空気品質示唆を受信するための入力部と、
前記第1の領域と第2の領域との間のドア又は窓の近くにユーザが居るか否かを決定するための近接感知構成と、
前記ドア又は窓の状態についての提案を提供するための出力部と、
プロセッサと、
を有し、前記プロセッサは、前記第1の空気品質示唆及び前記近接感知構成からの信号を処理し、それに応じて前記出力部を制御するよう構成された、システムが提供される。
該システムは、例えば第1の領域における空気品質についての情報を与える信号である、第1の空気品質示唆により表される、屋外の絶対空気品質に応じて、ドア又は窓を開けるべきか閉めるべきかについての提案を、ユーザに提供することが可能である。該出力信号は単に、ドア又は窓が開けられるべきか閉められるべきかを示しても良いし、又はドア又は窓がどれだけ大きく開けられるべきかを示しても良い。斯くして、窓をより大きく開けるようにとの提案、又は部分的に窓を閉めるようにとの提案が与えられ得る。近接センサを用いることにより、例えばユーザが換気を改善するためドア又は窓を開けようと考えているときのような必要なときにのみ、ユーザは必要な情報を提供されることができる。このようにして、ユーザは不必要な情報に悩まされることがなく、システムは電力を節約することができる。近接センサの使用は、ユーザが必要な提案情報を提示されるためにシステムを特段起動する必要がないことを意味する。
前記第1の領域は屋外であっても良く、前記第2の領域は屋内であっても良い(「屋内(indoors)」なる語は、例えば車内を含むことを意図されている)。しかしながら、該システムは、例えば空間内の空気の流れを制御するため、屋内の部屋間のドアに関する提案を提供しても良い。
前記出力部は、ユーザに信号を提供することが可能ないずれの装置であっても良い。該出力部は例えば、ドア又は窓に近い固定された位置を持つ、LED出力部、表示装置又はオーディオ装置であっても良い。この場合、該出力装置は該システムの一部である。代替としては、該出力部は、携帯電話のような、ユーザにより担持される装置であっても良い。この場合には、該システムが設置される前に該出力装置が既に適所に配されているという意味において該システムの一部を形成するものではないものであり得るリモートの出力装置を、該システムが制御する。
前記近接センサは、リモートのものであっても良いし(例えば赤外感知を利用する)、又は、例えばユーザがドア又は窓の取っ手を触れることのような触知に基づくものであっても良い。代替としては、該センサは、例えばスマートフォン装置を用いた、ユーザにより担持される装置との距離ビーコン又は無線通信に基づくものであっても良い。
前記出力部は、ユーザにより担持される出力装置に備えられ、ユーザがドア又は窓に近いときにのみ起動されても良いし、又はドア又は窓に固定されていても良い。前記第1の領域についての空気品質示唆は、該システムのセンサにより得られても良いが、リモートの第三者の情報源から得られても良い。
該システムは更に、屋内の領域を有しても良い第2の領域についての第2の空気品質の示唆を受信するための入力部を有しても良い。このことは、屋内の空気品質と屋外の空気品質との間の差に基づいて提案が提供されることを可能とする。
前記システムは、前記第1の空気品質示唆を測定及び提供するための第1の空気品質センサと、第2の空気品質示唆を測定及び提供するための第2の空気品質センサと、を有しても良い。斯くして、該システムは、必要とされるセンサを含み得、任意に他の情報源からの情報を受信する。
前記プロセッサは、前記第1の空気品質示唆と前記第2の空気品質示唆との差に基づいて、前記出力部を制御するよう構成されても良い。このことは、例えば屋内に優勢な空気品質と比較した屋外の空気品質のような、相対的な空気品質に基づいた提案を可能とする。このことは、ドア又は窓を開けることが、屋内の空気品質を改善するか悪化させるかの決定を可能とする。
前記システムは更に、
天候状態、
ノイズレべル、
光量レベル、
前記第2の領域への他のドア又は窓の状態、
前記システムが設置された建物に備えられた前記第1の領域に関する他の空気品質センサからの空気品質示唆、
前記システムが設置された建物に備えられたものではない前記第1の領域に関する他の空気品質センサからの空気品質示唆、
前記システムが設置された建物に備えられた屋内空気品質センサからの空気品質示唆、
公衆放送された空気品質警報情報、及び
空調装置からの状態情報
のうち少なくとも1つのパラメータを受信するための入力部を有しても良い。
天候、ノイズ及び光量情報は、空気品質以外の理由によってドア又は窓が閉じられるべきか否かの判定が為されることを可能とする。特定の領域においては、光レベルは、虫が引き寄せられるという事実に基づく決定に影響を与える。
ドア又は窓の状態は、近接さが検出されたドア又は窓によりもたらされる換気のみではなく、全体的な換気が考慮されることを可能とする。
他のセンサ(同一の建物又は近隣の他の建物のもの)からの空気品質示唆は、例えば局所的な環境における動的な変化が監視されることを可能とする。他のセンサの範囲及び数に依存して、例えばドア又は窓がどれだけの時間開いたままにされるべきかについて予測することが可能となり得る。
公衆放送される空気品質警報情報は、例えば高花粉数又は例えば化学工場若しくは森林火災からのもののような汚染事象に関連するものであっても良い。
前記システムは、リモートの端末にデータを無線で伝送するための無線データ伝送システムを有しても良い。当該データは、近接さが感知されたときに伝送されても良いが、任意にリモートの端末によって問い合わせられたときにも伝送される。
前記リモートの端末は、例えばスマートフォンを有しても良い。該情報は、yes/no型の示唆のような単純なものであっても良い(例えば赤色照明又は緑色照明)が、該リモートの端末に実際の汚染レベル又はその他の品質情報(温度、湿度、COレベル等)が提供されても良い。該リモートの端末は、例えば前記ユーザの電話に前記示唆を提供する、前記出力部によってそれ自体が制御されても良い。
前記プロセッサは、前記リモートの端末への距離に依存して、前記リモートの端末にデータを伝送するよう構成されても良い。
例えば、ユーザがドア又は窓から遠くに居るときには、ユーザは単に詳細な空気の情報を要求し得、ユーザがドア又は窓の近くに居るときには、ユーザは単にユーザがドア又は窓を開ける又は閉じるべきであるか又はそうでないかの理由を求め得る。
前記プロセッサは、
天気又は空気品質の予報、
前記第2の領域を前記第1の領域に結合する全ての窓及びドアの配置、
のうちの1つ以上を考慮に入れるリモートの端末にデータを伝送するよう構成される。
前記予報は、該装置がドア又は窓が開けられるべき時刻を予測することを可能とし得る。前記配置を考慮に入れることにより、該システムは、どのドア又は窓がいつ開けられるべきかを示唆することができる。このことは、時刻、窓及びドアの向き、並びに建物の設計(例えば張り出し屋根又はベランダ)に依存して、直接の日光及び陰を考慮に入れても良い。また、風向及び風速も考慮に入れても良い。当該情報はいずれも、屋内の空気がより効果的に制御されることを可能とする提案を提供するために用いられることができる。
前記システムからの出力により制御される出力装置は、視覚的及び音声的な出力装置を有しても良く、このとき前記プロセッサは、該出力装置を制御して、提案情報を提供するために視覚的出力のみを生成するよう該出力装置を制御し、警告情報を提供するためには視覚的出力と音響的出力とを提供するよう表示装置及び音声出力装置を制御するよう構成される。当該出力装置はこのとき、例えば近接さが感知されているドア又は窓の近くに配置された、該システムの一部を形成しても良い。
このように、一般的な情報及び警告の2つのレベルの情報が存在し得る。視覚的及び聴覚的な警告は、近接感知の必要性に優先しても良い。
該システムは更に、屋内空気処理装置を有し、前記プロセッサが更に、前記屋内空気処理装置を制御するよう構成されても良い。
空気処理を制御し、ドア又は窓に関する提案情報を提供するために、同一の空気品質センサ、温度センサ又は湿度センサが用いられても良い。更に、ドア又は窓が自動制御を持ち、例えばユーザが居ない間に望ましい雰囲気を維持するよう、該システムにより制御されても良い。
ドア又は窓が開いているか閉じているかを決定するための閉じセンサが用いられ、該閉じセンサの情報が前記プロセッサに提供されても良い。
このことは、該システムが、建物の全ての窓及びドアについて知ることを可能とし、開いているドア若しくは窓がいつ閉められるべきか、又は閉じているドア若しくは窓がいつ開けられるべきかについての提案を提供することを可能とする。
前記プロセッサは、
前記システムが用いられるべき位置、
前記第1又は第2の領域における予期される汚染物質に関するユーザ入力、及び
前記システムの一部を形成しない近隣の空気品質センサから受信されたセンサ情報
のうち1つ以上に依存して、前記システムにより必要とされるセンサ能力の示唆を提供するよう構成されても良い。
例えば化学センサ及び種々のサイズの粒子のための粒子センサのような、複数のセンサが、空気品質の監視を提供するため必要とされ得る。幾つかの環境は、種々のセンサの全てを必要とはせず、当該手法は基本的なセンサが用いられることを可能とする。該システムはこのとき、例えば同一の領域における他のシステム又はユーザ入力に基づいて、どの他のセンサが必要とされるかを決定しても良い。このことはまた、近隣のセンサからのデータが、システムのネットワーク間で共有され、不必要な重複が回避されることを可能とする。
本発明の一態様は、
第1の領域についての第1の空気品質示唆を受信するステップと、
前記第1の領域と第2の領域との間のドア又は窓の近くにユーザが居るか否かを検出するための近接感知構成を動作させるステップと、
前記第1の空気品質示唆及び前記近接感知構成からの信号を処理し、前記ドア又は窓の状態についての提案を提供するステップと、
を有する、空気品質警報方法を提供する。
前記方法はまた、第2の領域についての第2の空気品質示唆を受信するステップと、前記第1及び第2の空気品質示唆の間の差に基づいて出力を提供するステップと、を有しても良い。該方法は更に、リモートの端末にデータを無線で伝送するステップを有しても良く、このとき該リモートの端末に伝送されるデータは、該リモートの端末までの距離に応じて選択される。
本発明の実施例は、添付図面を参照しながら、以下に詳細に説明される。
本発明による警報システムの第1の例を示す。 本発明による警報システムの第2の例を示す。 接触感知を組み込むことができるドアの取っ手を示す。 可能な表示出力の例を示す。 可能な表示出力の別の例を示す。 本発明の方法の例を示す。 本発明による警報システムの第3及び第4の例を示す。 システムがどのようにセンサデータを共有することができるかを示す。
本発明は、ドア又は窓が(部分的に又は完全に)開かれるべきか閉じられるべきかを示す信号を提供する、空気品質警報システムを提供する。該システムは、第1の領域(例えば屋外)における空気品質と、ドア又は窓に対するユーザの近接さを考慮して、ユーザがドア又は窓に位置するときにのみ情報が提供されるようにする。このことは、不必要な情報によってユーザに負担をかけることを回避する。
斯くして、該警報は、ユーザの存在、及びドア又は窓への距離に基づくことができる。該警報は、屋外の空気品質に、又は屋外と屋内の空気品質間の差に基づくものであっても良い。この場合には、絶対空気品質(例えば汚染レベル)の示唆を出力する代わりに、相対的な空気品質、即ち屋外と屋内の空気品質間の差を表す出力が提供されることができ、窓を開ける又は閉じるために好適な瞬間をユーザが決定することを容易にする。
図1は、空気品質警報システムの第1の例を示す。該システムは、プロセッサ10を持つ。該プロセッサは、屋外領域12についての屋外空気品質の示唆を受信するための入力部を持つ。該入力部は、リモートの情報源から当該情報を受信しても良いが、図1の例は、屋外空気品質センサ14を該システムの一部として示している。
該システムは、例えば表示パネル及び/又はオーディオ出力装置である、出力装置16を持つ。屋内領域20と屋外領域との間のドア又は窓の近くにユーザが居ることを決定するため、近接センサ18が備えられる。図1は、窓22に装着された該システムを示す。
該プロセッサは、該近接センサからの信号及び屋外空気品質示唆を処理し、ドア又は窓が開けられるべきか閉じられるべきかを示す出力信号を供給するよう、出力装置16を制御する。
図1の例においては、該プロセッサはまた、屋内空気品質の示唆を受信するための入力部を持つ。ここでもまた、当該示唆は該システム自体の外部の情報源から受信されても良いが、図1は屋内空気品質センサ24を備えたシステムを示している。
空気品質示唆は、種々の粒子サイズについての粒子状物質濃度、又は揮発性有機化合物(VOC)の濃度の測定値を有しても良い。
該システムは、絶対屋外空気品質又は屋内に優勢な空気品質に比べた相対的な屋外の空気品質に依存して、ドア又は窓を開けるべきか閉めるべきかについてユーザに提案を提供することが可能である。近接センサ18を用いることにより、必要なときにのみ、即ちユーザが換気を改善するためドア又は窓を開けようと考えているときにのみ、必要な情報を提供されることができる。このようにして、ユーザは不必要な情報に悩まされることがなく、システムは電力を節約することができる。近接センサの使用は、ユーザが必要な提案情報を提示されるためにシステムを特段起動する必要がないことを意味する。
図1は、ドア又は窓の1枚のガラスの両側に装着されたシステムを示している。図2は、窓枠に装着された該システムを示す。ガラスに装着される場合、外側から内側へのセンサ情報の通信は、例えばLED−センサ対のような光学的信号による、屋内部と屋外部との間の符号化された光信号を用いたものであっても良い。近接場通信のような他の通信手段も、勿論利用され得る。
窓枠に装着される場合には、図2における接続26により示されるように、ガラスビーズの周りに有線接続が備えられても良い。
窓の両側における構成要素は、接着によって装着されても良いし、又は両者の間の磁気的な結合によって装着されても良い。幾つかの場合には磁石の使用は望ましくないものとなり得る(例えば盗難のおそれがある場合)が、システムが窓に容易に配置及び再配置できるため、設置の自由度を増大させる。
代わりに、該システムは、ドア又は窓に近接する壁に装着されても良く、2つの側の通信を可能とするため電線を通す壁の穴を伴っても良い。
出力装置は、ドア又は窓を開けることが安全か否かについてユーザに通知するための視覚的又は聴覚的な指示を提供する。窓構造に内蔵され得る、より高度なシステムにおいては、ドア又は窓の取っ手を介して触覚フィードバックが提供されても良い。半透明なeインクディスプレイのような窓内ディスプレイが、窓に備えられても良い。
近接感知は、例えば動き感知に基づくリモートなものであっても良いし、又はドア又は窓の取っ手にユーザが触れることによる接触に基づくものであっても良い。
図3は、近接検出として機能する接触感知を備えても良い、ドアノブを示す。
代替としては、近接感知は、例えばスマートフォン装置を用いた、ユーザとの距離ビーコン又は無線通信に基づくものであっても良い。適切な技術の一例は、Apple Inc.社の屋内近接感知システム「iBeacon(登録商標)」である。該技術は、誰が窓に近づいているかを決定し、それにより例えば子供を無視する、又は窓に近づいている人物に向けてパーソナライズされたフィードバックすることができる。
スマートフォンのようなユーザにより担持された装置との通信がある場合には、当該装置自体が出力装置として機能しても良い。該装置は、ユーザがドア又は窓の近くに居るときにのみ起動され、それによってここでもまたユーザは不必要な情報に悩まされることがなくなる。
出力装置は、ディスプレイを有しても良い。殆どの単純な実装においては、該ディスプレイは単に、ドア又は窓を開けることが安全であることを示す緑色信号、及び安全でないことを示す赤色信号を提供しても良い。
該システムは、ドア又は窓を開ける動作の直前又は斯かる動作の間にのみ、ユーザに警報する。斯かるジャストインタイム式の情報伝達は、該システムをドア又は窓の取っ手の近くに装着することにより、及び近接センサの内蔵により、確実にされ得る。該近接センサは、ドア又は窓の取っ手に装着され、該警報システムに接続されたタッチセンサであっても良い。
図4は、視覚的なイメージ40が空気品質又は相対的な空気品質を表し、数字によるインジケータ42も提供された、より高度な出力を示す。該出力は、空気品質についての数字的な情報を提供することができ、又は窓が開けられるべき時間の長さ(例えば15分)を示しても良い。以下に更に議論されるように、分散されたセンサ網からの情報を用いることにより、現在の汚染レベル及び動的な変化(例えば風向、時刻等)に基づいて、窓を開けておくことが安全な時間の長さについての推定が可能となる。例えば、出力装置は、窓を開けておいても安全か否かを示し(例えば緑色信号により)、更に窓を開けておいても安全な時間を分で示しても良い。
当該出力は、ユーザが近くに居るときに提供され、そうでないときには図4(b)に示されるように出力は提供されない。代替としては、ユーザが近くにいない場合には屋外の空気品質示唆が提供され、ユーザが近くにいる場合には窓を開けるべきか否かについての提案が提供される。
該システム、又は少なくとも該システムの屋外センサ部分は、太陽電池によって電力供給されても良い。
図5は、動作方法の一例を示す。
ステップ50において、近接センサから距離測定値が得られる。上述したように、これはユーザがドア又は窓の取っ手に触れているか否かに関する単なるyes/no型の示唆であっても良いし、又はユーザまでの実際の距離の決定値であっても良い。
ステップ52において、ユーザが近くに居るか否かが決定される。否であれば、ステップ54において屋外の空気品質が測定され(又は外部供給源から受信され)、ステップ56において屋外の空気品質が表示される。
ユーザが近くに居る場合には、ステップ58において屋内の空気品質が測定されるか又は取得される。ステップ60において、
屋外の天候状態(例えば窓を開けるには風が強過ぎる)、
屋外のノイズレベル(例えば窓を開けるにはノイズが大き過ぎる)、
屋外の光レベル(例えば屋外が暗いときに多過ぎる虫が屋内に引き寄せられ得る)、
屋内領域に続く他のドア又は窓の状態(例えば他に開いた窓及びドアが十分にあり得、又は通り抜ける風が防止されることが望ましいものであり得る)、
該システムが設置された建物において備えられた他の屋外空気品質センサからの空気品質センサ信号(例えば局所的な屋外センサ情報の共有を可能とする)、
該システムが設置された建物において備えられたものではない他の屋外空気品質センサからの空気品質センサ信号(例えば時間及び場所に応じて空気品質がどのように進展するかの予測を可能とする)、
該システムが設置された建物において備えられた他の屋内空気品質センサからの空気品質センサ信号(例えば局所的な屋内センサ情報の共有を可能とする)、
公衆放送された空気品質警報情報(例えば高花粉数若しくは化学物質の漏出又はその他の危険の知識を得る。頻繁な森林火災がある幾つかの国では、又は人々が化学工場の近くに居住している場合には、当局が人々に安全のため窓を閉じるように要求するときがある。これらの警報をインターネット上に提供することにより、警報システムを用いて自動的に通信されることができる)、及び
排気フード、ファン又は空気清浄器のような、空調装置からの状態情報
のような他の情報が任意に考慮に入れられる。
当該情報は、例えば関連する情報を収集及び照合するウェブベースのアプリケーションへの無線通信を用いて得られても良い。
ステップ62において、相対的な空気品質が算出される。
ステップ64において、ドア又は窓が開けられるべきか否かを提案する示唆が提供される。該示唆は、相対的な空気品質に基づくが、ステップ60において受信された任意の付加的な情報も考慮に入れる。
該示唆は、ドア又は窓を開けたままにしておくことが適切と考えられる時間の長さを含んでも良く、動的な変化が推定されることを可能とするように種々の情報源から既に屋外の空気品質データを収集しているウェブサイトからステップ60において受信された情報が、この目的のために用いられても良い。
該提案は、窓を開ける又は閉じるであっても良い。窓が閉じている場合、この目的は、窓を開けることが安全か否か、及び任意にどれだけの時間の間開けていても安全かを提案することである。このことは例えば調理の蒸気により屋内の空気が汚染され始めているためであっても良い。窓が開いている場合、この目的は、汚染された空気が屋内に入るため窓が閉められるべきであることを提案することである。
上述したように、該システムはセンサを含んでも良いし、又は他のセンサに依存しても良い。
図6(a)は、窓を通して照明するディスプレイ16、及び窓を通して信号を受信する近接センサ18を備えた、外側に装着された実施例を示す。屋外センサ14及びプロセッサは、外側に装着された電源ユニット(即ちバッテリ、太陽電池、図示されていない)から電力を受けても良い。プロセッサ10は、屋内センサ24に無線で結合されている。
図6(b)においては、該システムは屋内に装着されている。該システムは図1のものと同じであるが、屋外センサ14は屋内センサ及びプロセッサからはリモートであり、該屋内センサ及びプロセッサに無線的に結合されている。
窓警報システムの他の実施例は、いずれの内蔵センサを持たず、出力装置、プロセッサ、電源ユニット、及び別個のセンサへのデータ接続のみを含んでも良く、屋内センサが室内のどこか別の場所にあり、屋外センサがバルコニー、屋根若しくは別の建物におけるどこか別の場所にあるか又はデータのウェブサイト接続に基づく。
該システムは更に、ドア又は窓が開いているか閉じているかを検出するために用いられる磁気接触センサを含んでも良い。該空気品質警報システムはこのとき、ドア柱又はドア枠におけるこれら磁気接触要素と組み合わせられ、ドア又は窓が現在開いているか閉じているかを考慮に入れても良い。斯くして、該情報は、適宜ドア又は窓の開閉をユーザに指示するために用いられ得る。
該システムは例えば、窓が開いており、屋外の汚染レベルが上昇している(又は窓が閉じており、汚染が減少している)ことを検出し、例えば音響的な指示により、ユーザが窓を閉じる(開ける)必要があり得ることをユーザに気付かせるための警報が発せられても良い。ユーザは例えば、スマートフォンのアプリケーションを介してどこででも、現在の窓警報状態を読みだすことができても良い。
出力装置16は更に、温度、湿度、降水量、風力レベル、光レベル又はノイズレベルといった、他の屋内の環境パラメータと屋外の環境パラメータとの差のような、例えば図5のステップ60において収集されるような他の情報をユーザに通知しても良い。該情報もまた、どのドアが開いているか又は閉じているかを家主に気付かせ、汚染物質についてのフィードバックを提供するために用いられ得る。
自動窓開閉器が用いられても良く、これによりシステムが屋内及び屋外の空気の清浄さに基づいて窓を自動的に開閉しても良い。例えば該システムは、屋外の空気が特定のレベルに到達したときには、ユーザが存在していなくても窓を開けても良く、同様にユーザに閉じるべき時間を通知するためのタイマを設定する代わりに、屋外の汚染レベルが特定の所定の閾値を超えて上昇したときに、該システムが自動的に窓を閉めても良い。
該システムは、ユーザがドア又は窓のどれだけ近くに居るかに依存して、異なる出力情報を提供しても良い。例えば、距離が大きいときには、情報が表示されないか、又は屋外の空気品質についての一般的な情報のみが表示される。ドア又は窓を開けようとしてドア又は窓に近づいている場合には、警報が屋内と屋外との空気品質の相対的な差を示し、ユーザが窓を開ける好適な瞬間か否かを決定することを可能としても良い。使用されていないときのエネルギー消費を低減するため、ユーザがドア又は窓に近づいているときに、より正確な測定値が得られても良い。
システムがスマートフォンを利用する場合、任意の時間に該スマートフォンにより問い合わせを受け、実質的に近接感知に優先しても良い。スマートフォンに供給される情報もまた、近接センサからの距離に依存しても良い。該システムは、問い合わせを発行したときにスマートフォンが向いている方向についての情報を受信し、該情報に依存して供給されるべき情報を選択しても良い。例えばユーザは、詳細なセンサ情報を得るためにスマートフォンをセンサに向けても良く、一方で他の方向に向けることが、ドア又は窓を開けるべきか閉めるべきかについて一般的な提案を与えても良い。
該システムは、いわゆるスマートガラスを用いて使用されるよう構成されても良く、ユーザが窓を見たときにのみ情報が提示されるようにしても良い。出力信号は、ガラス自体により提供されても良いし、又はドア若しくは窓に装着された表示装置又はオーディオ装置により提供されても良い。
該システムは、使用のパターンについての提案を提供しても良い。例えば、その日の天候及び汚染予報に基づいて、家のどの窓がいつ開けられるべきかについての提案が与えられても良い。例えば、朝には北側の寝室の窓を開け、夕方には南側の浴室の窓を開けることが望ましいものであり得る。これらの提案を為す際に考慮に入れられても良い他の要素は、以下のとおりである。
−家の幾何。例えば、多くの張り出しを持つ屋根の下の窓を持つ家は、特に雨が予測されるときに新鮮な空気のため開けることが適切である。
−ユーザのプロファイルと組み合わせた、周囲に関連する植生情報。例えば、ユーザがブナの花粉にアレルギーを持っていて、北側の近所にブナの木がある場合、ブナの季節で北から風が吹いているときには、北側の窓を開けずに他の窓を選択する。制御アルゴリズムは、種々のパラメータに重み付けしても良く、例えば花粉が汚染よりも重要であっても良い。パラメータの重み付けは、ユーザのプロファイルに依存しても良く、例えば重篤な花粉症は、花粉が細塵よりも重要であることを示唆する。
該システムは、(窓センサを持つ場合)窓を閉じておくべきと提案する信号を提供しても良いが、該信号は、窓の外を見る(及び晴れた空を見る)ことによって予測されるものと提案される動作が異なる場合にのみ、提供されても良い。この目的のため、空の色を解析するためにカメラが用いられても良い。
上述したように、例えば視覚的及び音響視覚的なもののような、種々の警報信号があり得る。行動指導のために、提案される動作が予測され得るものと異なる場合にのみ、音響的なフィードバックが追加されても良い。当該音響的フィードバックは、ユーザが窓から離れている場合であっても、ユーザの注意を引くために用いられても良い。
以上に説明されたように、該システムは、内蔵されたセンサ、又は他のセンサからのセンサデータを集めたものを利用しても良い。しかしながら、経験され得る特定の汚染物質に依存して、異なるタイプのセンサが必要とされる。斯かるセンサは、粒子(例えばPM10、PM2.5)及び幾つかの化学物質(CO、SO)を低減することを目的とする空気清浄器によっても利用される。
本発明の他の態様は斯くして、以上に説明された警報システムにおける使用のためのみならず、(これに加えて又は代替として)空気処理システムにおける使用のための、種々のセンサを備えることに関連する。
当該態様によれば、
センサのセットと、
空気処理装置と、
該システムが使用される位置、
予測される屋内又は屋外の汚染物質に関するユーザ入力、及び
該システムの一部を形成するものではない近隣の空気品質センサから受信されたセンサ情報
のうちの1つ以上に依存して、該システムにより必要とされるセンサ機能の示唆を提供するよう構成されたプロセッサと、
を有する、空気処理システムが提供される。
空気が洗浄されるべき所与の部屋について、幾つかの汚染物質は典型的には、屋外の空気との換気を通して部屋に入り、別の汚染物質は典型的には、壁又は家具から気化したホルムアルデヒドのように屋内の汚染源に起因する。参照の容易さのため、これら汚染物質は、それぞれ屋外汚染物質及び屋内汚染物質とみなされ得る。
化学物質用のセンサは所与の物質のための特殊なものであるため、あらゆる考えられ得る汚染物質の濃度が十分に小さい屋外の空気品質を確実にするためには、空気洗浄器はそれぞれのためのセンサを持つべきである。しかしながら、センサは非常にコストが高いものであり得る。
空気清浄器は一般に数個のセンサを持ち、このことは以上に説明されたドア又は窓の警報システムにおける使用のためのセンサにも当てはまる。そのため、幾つかの汚染物質の高い濃度は、感知されないままとなり得る。代替としては、所与の領域において動作する予定の空気清浄器は、当該領域に或る汚染物質が(典型的には又は略確実に)存在しない場合には、斯かる汚染物質用のセンサを必要としない。
当該態様は、別個のセンサの容易な追加を可能とするシステム(空気洗浄器又はドア若しくは窓警報システム)を提供するという着想に基づく。このようにすると、ユーザは最初に、センサの基本的なセットを購入しても良い。当該基本的なセットは、単一のPM10粒子センサであっても良い。ユーザが該ユーザの状況に対して何が重要であると考えるかに応じて、当該基本的なセットは特定の付加的なセンサにより拡張されても良い。
該システムのプロセッサはこのとき、該システムが動作することが期待されている位置に重要な屋外の汚染物質に基づいて、どのセンサが最も重要であるかについての提案を与えることができる。更に、該システムは、所与の部屋で人々が喫煙するか否か、暖炉がどこにあるか、蝋燭がしばしば灯されるのはどこか、部屋が新しく建築されたものか否か、どのタイプの家具があるか、等のような、屋内の汚染物質のリスクを確立する付加的な情報をユーザに求めても良い。
更に、屋内の汚染物質についてのセンサデータは、近隣の他のユーザが利用しているシステム(空気洗浄器又はドア若しくは窓警報システム)により共有されても良い。当該センサデータの共有は、以上にも概説されている。近隣のユーザが特定の汚染物質のためのセンサを持つ場合には、ユーザは当該汚染物質のためのセンサを購入する必要はなく、別の重要な汚染物質のためのセンサを購入して、近隣のユーザのセンサからの汚染データを例えばインターネットを介して取得しても良い。
それぞれのシステムによりどのセンサが利用されているかについての情報が保持されていること、及びこれらセンサの位置が既知であることを仮定すると、該システムは、屋外の汚染物質についてどのセンサを取得するべきかについての提案において、当該情報を考慮に入れることができる。このことは、該システムの販売者によって提供されるサービスであっても良い。センサの汚染データを他の対応するセンサからのデータを比較することにより、適切な位置を確立することが可能ともなり得る。
外部の情報を集めるため、該システムは、センサデータを保存するサーバとのインターネット接続を持つ。該サーバを介して該システムは、所与の汚染物質用のセンサを持つ他のシステムが所与のシステムに十分に近くに位置していれば、所与のシステムがセンサを持っていない汚染物質の推定濃度をダウンロードすることができる。
斯かる情報は、異なるタイプのシステム間で、例えば空気清浄システムと何らかのドア又は窓警報システムとの間で、共有されることもできる。
空気清浄器の場合には、警報システムについてと同様の方法で、センサは特定の感知区画における空気清浄器に装着されても良いし、又は屋内の別の位置に配置されても良く、若しくは望ましい場合には屋外センサとして配置されても良い。該空気清浄器はこのとき、該センサが屋外に配置され、そのため該空気清浄器の動作によって影響を受けないという事実を知っていることとなる。
当該手法は、重複した不必要な感知が実行されることを意味する。ユーザは、既に近隣で利用可能であるセンサを考慮すると、該ユーザ自身の状況に重要であるセンサのみを取得できる。そのため、エネルギーが節約されることができ、ユーザは該ユーザ自身の状況に重要であるセンサのみを取得することが可能である。
図7は、空気清浄器70への当該手法の適用の例を示す。空気清浄器70は、インターネット接続74を通して、サーバ72と反復的に情報を供給する。サーバ72は、空気清浄器70、他の空気清浄器76、更には以上に説明されたドア及び窓警報システムのような他のデータ源から、空気品質データを収集する。該センサ情報は、他の近隣の空気清浄器と共有されることができる。該サーバはまた、追加され得る最も適切な他のセンサを提案するシステムを組み込む。
該システムは次いで、近隣のシステムにおいてどのセンサが(十分に)利用可能であるか、及びユーザにとって何が重要な汚染物質であるかに依存して、既存のセンサのセット78を拡張するための適切なセンサを推薦する。屋外の測定のために意図されたセンサは、例えばアパートメントの居住者のような、人々のコミュニティによって購入されても良い。
ドア又は窓を開けるとき(以上に説明されたドア又は窓警報システムにより提案されたときのような)、空気清浄器又は空調機のような機器の効果は、負の影響を受ける。窓が開けられたことが検知されたときに、空調機器の自動的なスイッチオフを可能とする方法が、市場で入手可能である。斯くして、窓が開けられたことが検知されたときに自動的にスイッチオフし、閉じられた場合に再びスイッチオンする、既知の屋内空調システムがある。
本発明の他の態様は、屋内の空気を屋外の空気と入れ換えるため窓を開けるという自然な習慣を利用する、屋内空気処理機器のための、より高度な動作モードを提供する。
窓の開閉状態(閉じている、完全に開いている、部分的に開いている等)及び屋外の環境状態(風速及び風向、雨、汚染レベル、音声等)を用いることにより、空気処理装置(空気清浄器、加湿器、換気フード、ファン及び換気ユーザのような空気循環装置等)が、より知的に制御されることができる。
当該態様は、以下により動作させられ得る:
ドア又は窓の状態(開いている/閉じている、又は部分的開いている)及び該ドア又は窓の建物の側面に対する位置(例えば建物の北側)を感知する。窓の感知は勿論、以上に説明された窓警報システムを利用しても良い。
局所的なセンサを用いるか又は天候情報(例えば風向及び風の強さ)へのオンラインのアクセスを用いて、屋外の状況を感知する。ここでもまた、以上に説明されたドア又は窓警報システムの幾つかの実装において用いられたものと同じ情報源を有しても良い。
屋内の状態(例えば空気流、空気の清浄さ)を感知する。ここでもまた、以上に説明されたドア又は窓警報システムの幾つかの実装において用いられたものと同じ情報源を有しても良い。
清浄するために最も重要な部屋等を決定するため、人間又は動物の存在、及び任意に誰が居るか(例えば子供、大人、ペット)、更には家の中におけるその動きを感知する。パターンが変化するにつれて、空気洗浄パターンも変化しても良い。ユーザが存在せず、屋外の空気品質が好適である場合には、該システムは換気口を開けて、フィルタ再生プログラムを実行させても良い。
人間の動作し、窓の換気を必要とする悪い空気状態を予測する(例えば調理、喫煙、トレーニング運動)。
洗浄製品の使用を感知し、当該感知を用いて空気清浄のニーズを調節する(例えば化学的な表面洗浄スプレーは、部屋が換気されることを必要とし、電気掃除機の頻繁な使用は、システムが幾分か頻繁に動作することを必要とさせ得る)。化学スプレーの使用の検出については、スプレーのハンドル部が該スプレーが利用されているときに感知する小型のZigbee送信器を持っても良く、信号の強度がどの部屋に該スプレーがあるか及びどれだけの長さ使われているかを決定しても良い。
空気清浄器及び空気循環機器の挙動は、何か感知されたかに基づいて調節されても良い。例は、感知された風レベルに基づいて換気装置を制御することを含み、即ち、風が換気装置をスイッチオフするのに十分な空気流を生成し、換気装置を用いて必要な空気流を維持するべきではない場合には、窓が開いており、空気汚染レベルが所定の閾値を下回っているときには、空気清浄器のためのフィルタ洗浄動作を自動的に実行させる等である。
これらの測定値に基づいて、全体的なシステムが、データ入力に更に基づいて空気品質をどのように改善すべきか(例えば換気を多少頻繁にする等)についての付加的なフィードバックを提供すること、又は例えばペットから又は家庭内の植物からの花粉等のような、どの粒子タイプが最も頻繁に感知されるかを示唆することが可能となる。
当該態様の第1の実施例は、実際の風レベルへの関連付けを提供することによる、開いた窓を伴う換気装置の使用に関連する。
換気装置はしばしば、空気の循環を改善するため、開いた窓と組み合わせて用いられる。このことは、屋外に風がない又は殆どない場合にのみ意味を為す。屋外に特定の閾値を超える風があり窓が開いていると、屋内の空気循環は既に十分に好適であり、換気装置を動作させることはエネルギーの浪費となると考えられ得る。開いた窓の場合には、換気装置の設定は、屋外の風センサから得られた、又は屋内と屋外との圧力差を測定することが可能な圧力センサ若しくは第三者のデータから得られた、屋外の風レベルに関連付けされても良い。
風レベルが特定の閾値を下回るときにのみ、換気装置がスイッチオンされる。風レベルに基づいて、換気装置がどれだけの空気流を生成する必要があるかを微調整して、電力消費を最適化することも可能となる。風レベルが該閾値を超える場合には、換気装置が自動的にスイッチオフされる。
換気装置の設定を屋外の風レベルに関連付けすることに加えて、換気装置は屋内の空気流のレベルに応じてプログラムされても良い。斯くして、2つの反対側の部屋における窓が開いており、これらの部屋の間の接続ドアが開いている場合、これら部屋における自然の空気流が既に十分であり得、換気装置もスイッチオフされても良い。
当該態様の第2の実施例は、フィルタ再生モードを制御することによる、開いた窓を伴う空気清浄器の使用に関連する。
空気清浄器を用いた屋内の空気清浄は、当該部屋における窓が閉じているときにのみ有効である。空気清浄器の部屋における窓が開いていると、通常は空気清浄器はスイッチオフされ得る。このことは、当該部屋における窓状態センサからの情報を、同じ部屋における空気清浄器に関連付けることにより、自動化されることができる。
しかしながら、窓が開いているときに空気清浄器を動作させることが有用である動作モードも存在する。即ち、フィルタが再生され得る場合、窓が開いているときに空気清浄器を通して空気を通すことが好適である。当該再生は、空気からVOCを吸着するための活性炭フィルタ、並びに空気からホルムアルデヒド、NH、HNO及びSOのような気体を吸収するための吸収フィルタに、特に適用される。これらの吸着/吸収された気体は、適度に「清浄な」空気がこれらのフィルタを通過するとき、該フィルタからゆっくりと脱着する。脱着させられた気体は、これらフィルタからのみならず、部屋からも、換気空気流と共に屋外へと出される。この点に関して、「清浄な(clean)」とは、屋外の空気が、特定の閾値濃度レベルを下回る対応するガスの濃度を有することを意味し、ここで該閾値は、下回る場合に空気が人間の健康及び幸福にとって安全であるとみなされる閾値である。
屋外の空気がそれぞれの安全閾値濃度レベルを超える濃度の気体を有する場合には、屋外の空気はフィルタ再生のために用いられるには汚染され過ぎており、空気清浄器はスイッチオフされたままとなるべきである。
フィルタ状態についての情報(例えば埋め込まれたセンサ又はタイマからのもの)を、窓の状態及び種々の気体の汚染物質の屋外空気汚染レベルに結び付けることにより、当該自動再生モードが、適切で有用である場合に起動されることができる。より大きな風はより大きな空気流を意味し、それ故高速な再生につながるため、当該再生は、屋外の風レベルが考慮に入れられる場合、より効果的となり得る。
任意に、フィルタ再生プログラムは、ユーザ存在感知及び屋外空気品質の感知の両方に基づいて起動される。ユーザが存在せず、屋外の空気品質が好適である場合、該システムは、換気口を開けて、フィルタ再生プログラムを実行させても良い。ユーザ存在に関する予測アルゴリズムを用いて(即ち該システムがユーザがいつ帰宅するかを予測しても良い)、空気清浄器が、一種の後再生サイクルとして、フィルタ再生プログラムの結果として空気に残り得るいずれの粒子をもフィルタリングして取り去るよう、ユーザが帰宅する直前に高パワーで動作しても良い。
当該態様の第3の実施例は、窓開閉状態に関連付けられたロボット型空気処理機器の使用に関連する。
人々は、家庭において1つ又は数個の空気処理装置しか持たないことが多い(例えば1台の空気清浄器、1台の換気装置、1台の空調機)。これらの機器が移動可能である場合、ユーザは該機器を、或る部屋から該機器が最も必要とされると考えられる別の部屋へと持ち運ぶ。
家又はアパートメントの部屋間を動き回るロボット型空気処理機器(ロボット型掃除機のような)が利用されても良い。これら機器はこのとき、天候/風状態と組み合わせて、該家又はアパートメントの種々の部屋における窓の状態に基づいて、家における空気処理のための好適な位置を決定しても良い。このようにして、該機器は、最も効果的である場所でのみ、空気を自動的に処理又は清浄化することが可能となる。更に、フィルタが洗浄を必要とする場合には、空気清浄器が窓が開いている部屋にまで自身で移動し、当該動作を実行しても良い。
当該態様の第4の態様は、屋外の空気品質示唆を用いた屋内の空気品質の較正に関連する。
以上に説明されたように、該システムは、近接感知構成を利用する。該構成は、特定の距離内の人物の存在、又は触知に基づいたすぐ近接における存在を検出することができ、加えて範囲情報を提供しても良い。上述した幾つかの例は、範囲情報を利用して、ユーザに提供される情報を制御する。近接感知又は範囲決定のためのとり得る技術の幾つかの例が、以下に列記される。幾つかの異なる技術が組み合わせて用いられても良い。例は以下のとおりである:
受動的赤外センサ、能動的赤外センサ、熱センサ、ソナーセンサ、容量センサのような近接センサ、
ことによると顔認識ソフトウェアに関連付けられたカメラ、
ことによると音声認識ソフトウェアに関連付けられた、音声又は声を検出するマイクロフォン、
窓が開けられていること(従って更にはユーザの存在)を検出する加速度計、
例えば容量センサのような、窓の取っ手におけるタッチセンサ、
接近する人間からの空気流を検出し、更に窓が開けられているか閉じられているかを区別する、空気流センサ、
窓又はドアの下のマットにおける圧力センサ、
床における加速度計、又は床におけるマイクロフォンのような、床動きセンサ、
近隣の着用可能装置(スマートフォン、腕時計、眼鏡)と通信する、窓領域における電子ビーコン、
窓におけるRFIDセンサにより検出されるRFIDタグを着用したユーザ、
窓におけるセンサにより検出されるBluetooth(登録商標)低エネルギー近接タグを着用したユーザ、
窓におけるセンサにより検出されるスマートグラスを着用したユーザ、
窓を認識するカメラを着用したユーザ、
ユーザの屋内における位置が追跡されることを可能とし、窓の近接さを決定するための建物モデルと結合されていても良い、スマートフォン又はタグを着用したユーザ。
窓が特定の時間の間開けられ、屋内と屋内との空気品質が平衡に達した場合、屋内に設置された空気品質センサは、屋外の空気品質センサからのデータを用いて較正されても良い。当該屋外の空気品質データは、対象となる実際の家において又は該家の近くに設置された空気品質センサから得られても良いし、又は街路、郊外又は都市にけるどこか他の場所に設置されたセンサから得られても良い。
本発明は特に、高い汚染レベルの領域、家庭内、及び他の屋内領域における使用に価値のあるものである。該警報システムは家庭内において用いられても良いが、職場又は車両内においてさえも用いられても良い。
以上に議論されたように、本発明はプロセッサを利用する。該プロセッサは、必要とされる種々の機能を実行するため、ソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて、種々の方法で実装されることができる。マイクロプロセッサは、必要とされる機能を実行するためのソフトウェア(例えばマイクロコード)を用いてプログラムされ得るコントローラの一例である。しかしながら、コントローラはマイクロプロセッサを利用して実装されても良いし又は用いずに実装されても良く、幾つかの機能を実行するための専用のハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組み合わせとして実装されても良い(例えば1つ以上のプログラムされたマイクロプロセッサと関連する回路)。
本開示の種々の実施例において利用され得るコントローラ要素の例は、限定するものではないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含む。
種々の実施例において、プロセッサ又はコントローラが、RAM、PROM、EPROM及びEEPROMといった揮発性及び不揮発性コンピュータメモリのような1つ以上の記憶媒体と関連付けられても良い。該記憶媒体は、1つ以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行されたときに、必要な機能を実行する1つ以上のプログラムによりエンコードされていても良い。種々の記憶媒体が、プロセッサ又はコントローラ内に固定されていても良いし、保存された1つ以上のプログラムがプロセッサ又はコントローラにロードされることができるように輸送可能なものであっても良い。
図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. 第1の領域についての第1の空気品質示唆を受信するための入力部と、
    前記第1の領域と第2の領域との間のドア又は窓の近くにユーザが居るか否かを決定するための近接感知構成と、
    前記ドア又は窓の状態についての提案を提供するための出力部と、
    プロセッサと、
    を有し、前記プロセッサは、前記第1の空気品質示唆及び前記近接感知構成からの信号を処理し、それに応じて前記出力部を制御するよう構成され、
    前記システムは更に、前記第2の領域についての第1の空気品質の示唆を受信するための入力部を有する、システム。
  2. 前記システムは、前記第1の空気品質示唆を測定及び提供するための第1の空気品質センサと、第2の空気品質示唆を測定及び提供するための第2の空気品質センサと、を有する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記プロセッサは、前記第1の空気品質示唆と前記第2の空気品質示唆との差に基づいて、前記出力部を制御するよう構成された、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記システムは更に、
    天候状態、
    ノイズレベル、
    光量レベル、
    前記第2の領域への他のドア又は窓の状態、
    前記システムが設置された建物に備えられた前記第1の領域に関する他の空気品質センサからの空気品質示唆、
    前記システムが設置された建物に備えられたものではない前記第1の領域に関する他の空気品質センサからの空気品質示唆、
    前記システムが設置された建物に備えられた屋内空気品質センサからの空気品質示唆、
    公衆放送された空気品質警報情報、及び
    空調装置からの状態情報
    のうち少なくとも1つのパラメータを受信するための入力部を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. リモートの端末にデータを無線で送信するための無線送信器を有し、前記送信器は、近接が感知された場合及び/又は前記リモートの端末に問い合わせられた場合にデータを送信するよう構成された、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記プロセッサは、前記リモートの端末までの距離に依存して、前記リモートの端末にデータを送信するよう構成された、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記プロセッサは、
    天候又は空気品質の予報、及び
    前記第2の領域を前記第1の領域へと結合する全ての窓及びドアの幾何
    のうち1つ以上を考慮に入れて前記リモートの端末にデータを送信するよう構成された、請求項5又は6に記載のシステム。
  8. 前記プロセッサは、窓及びドアの向き並びに建物の設計を含む幾何を考慮に入れ、更に時刻を考慮に入れて、どの窓又はドアがいつ開けられるべきかを示すデータを、前記リモートの端末に送信するよう構成された、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記出力部は、視覚的出力装置及び音声出力装置を有する出力装置を備え、前記プロセッサは、提案情報を提供するために視覚的出力のみを生成するよう前記出力装置を制御し、警報情報を提供するために視覚的出力及び聴覚的出力を提供するよう表示装置及び音声出力装置を制御するよう構成された、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 屋内空気処置装置を更に有し、前記プロセッサは更に前記屋内空気処置装置を制御するよう構成された、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記プロセッサは、
    前記システムが用いられるべき位置、
    前記第1の領域又は前記第2の領域において予測される汚染物質に関するユーザ入力、及び
    前記システムの一部を形成するものではない近隣の空気品質センサから受信されたセンサ情報
    のうち1つ以上に依存して、前記システムにより必要とされるセンサ能力の示唆を提供するよう構成された、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 第1の領域についての第1の空気品質示唆を受信するステップと、
    前記第1の領域と第2の領域との間のドア又は窓の近くにユーザが居るか否かを検出するための近接感知構成を動作させるステップと、
    前記第2の領域についての第2の空気品質示唆を受信するステップと、
    前記第1の空気品質示唆、前記第2の空気品質示唆及び前記近接感知構成からの信号を処理し、前記処理に基づいて前記ドア又は窓の状態についての提案を提供するステップと、
    を有する、空気品質警報方法。
  13. 前記第1の領域は屋外であり、前記第2の領域は屋内であり、前記処理は、
    屋外の天候状態、
    屋外のノイズレベル、
    屋外の光量レベル、
    屋内領域への他のドア又は窓の状態、
    前記システムが設置された建物に備えられた他の屋外空気品質センサからの屋外空気品質示唆、
    前記システムが設置された建物に備えられたものではない他の屋外空気品質センサからの屋外空気品質示唆、
    前記システムが設置された建物に備えられた屋内空気品質センサからの屋内空気品質示唆、
    公衆放送された空気品質警報情報、及び
    空調装置からの状態情報
    のうち少なくとも1つを考慮に入れる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記システムが用いられるべき位置、
    前記第1の領域又は前記第2の領域において予測される汚染物質に関するユーザ入力、及び
    前記システムの一部を形成するものではない近隣の空気品質センサから受信された空気品質示唆
    のうち1つ以上に依存して、前記システムにより必要とされるセンサ能力の示唆を提供するステップを更に有する、請求項12又は13に記載の方法。
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