JP2017528202A - X線イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

X線イメージング装置が提供される。X線イメージング装置(100)は、X線ビームを放射するX線源を含み、放射されるX線ビームがX軸に沿って動くことができるように可動であるX線源ユニット(101)と、X線ビームを検出するX線検出器を有し、X軸に沿って可動であるX線検出ユニット(102)と、X線源ユニットの動きに応じてX線検出ユニットの動きを制御するよう適応される制御ユニット(105)とを有する。X線源ユニットは、X軸に沿ってX線ビームの中心を示すレーザビーム(La)を放射するレーザを更に含む。X線検出ユニットは、X軸に沿って配置されている複数のセンサ(104)を更に有する。複数のセンサの夫々は、レーザビームを検知し、その検知を示すセンサ信号(S1,S2,S3,S4,S5)を生成するよう構成される。制御ユニットは、センサ信号に基づき、X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される。

Description

本発明は、X線イメージング装置に概して関係があり、特に、検出器とX線源との間の従来の機械的結合の必要性を除くX線イメージング装置に関係がある。
X線イメージングの間、X線検出器は、X線源からのX線ビームに対して常に中心にあることが求められる。このため、従来のX線イメージング装置は、互いに機械的に結合されているX線源及びX線検出器を含むように提供されることがある。X線源とX線検出器との間の機械的結合に起因して、X線検出器は、X線源の動きに自動的に追随して、X線源からのX線ビームに対して常に中心にある。しかし、機械的結合はX線源とX線検出器との間の相対運動を制限しうるので、X線検出器は、X線源の回転に追随することができず、よって、装置は、X線源が回転される場合において使用不可能である。その一方で、そのような装置において、対象が配置されるテーブルの高さは変更不可能である。これは、X線検出器が通常はテーブルに取り付けられており、よって、テーブルの動きも機械的結合によって制限されうるからである。
他の種類のX線イメージング装置は、X線源とX線検出器との間に非機械的結合を提供する。この場合に、レーザは、X線源の位置及び移動を検知するために使用され、マイクロコントローラは、X線検出器をX線源からのX線ビームに対して常に中心にあるように平行移動させるよう、検知された位置及び移動に応じて制御信号を生成するために使用される。しかし、装置は、X線源の位置及び移動を検知する比較的複雑な光学検出システムを組み込み、且つ、マイクロコントローラを使用した複雑な計算を行って、検知された位置及び移動を、X線検出器を平行移動させるための制御信号に変換する必要がある。
米国特許出願公開第2006/109958(A1)号明細書(特許文献1)には、データ取得のためにX線検出器及びX線管をアライメントする方法及びシステムが示されている。X線検出器及びX線管は、ユーザがデータ取得のために手動によりX線管及びX線検出器を互いに対して位置付けるのを助けるために、その向き、間隔、及び大体の位置に関するフィードバックを提供するよう設計された送信器及び受信器を備えている。
米国特許出願公開第2004/105526(A1)号明細書(特許文献2)には、補正されない場合には使用中にソース及び検出器をずらす機械的及び構造的なオフセットを特定するためのオフセットテーブルを含むデジタルX線イメージングシステムが示されている。そのようなオフセットテーブルは、ソースと検出器との間のアライメントの較正のために使用される。
米国特許出願公開第2006/109958(A1)号明細書 米国特許出願公開第2004/105526(A1)号明細書
従って、X線検出器がX線源の動き又は運動を追跡して、X線源から放射されるX線に対して中心にあることを可能にしながら、X線源とX線検出器との間の機械的結合によって引き起こされる上記の制約を取り除くX線イメージング装置を提供することが望ましい。更には、当該X線イメージング装置は比較的簡単な構成であって、X線源の動き又は運動の追跡はマイクロコントローラを必要としないことが望ましい。
本発明の実施形態に従って、対象に向けてX線ビームを放射するX線源を含み、該X線源が前記対象の異なる部位に照射するように可動であるX線源ユニットと、前記X線源の動きに応じて可動であって、前記X線ビームを検出するX線検出器と、該X線検出器の動きを制御するよう適応される制御ユニットとを有し、前記X線源ユニットは、前記X線検出器に向けてレーザビームを放射するレーザを更に含み、前記X線検出器は、前記レーザビームを検知し、前記X線源ユニットに対する前記X線検出器の位置を示す複数のセンサ信号を生成する複数のセンサを有し、前記制御ユニットは、前記複数のセンサ信号に基づき前記X線検出器の動きを制御するよう適応される、X線イメージング装置が提供される。
本発明の実施形態に従って、X線源ユニット、X線検出ユニット及び制御ユニットを有するX線イメージング装置が提供される。前記X線源ユニットは、X線ビームを放射するX線源を含み、前記X線源ユニットは、放射される前記X線ビームが軸に沿って動くことができるように可動である。前記X線検出ユニットは、前記X線ビームを検出するX線検出器を有し、前記X線検出ユニットは、前記軸に沿って可動である。前記制御ユニットは、前記X線源ユニットの動きに応じて前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される。前記X線源ユニットは、前記軸に沿って前記X線ビームの中心を示すレーザビームを放射するレーザを更に含み、前記X線検出ユニットは、前記軸に沿って配置されている複数のセンサを更に有し、該複数のセンサの夫々は、前記レーザビームを検知し、前記レーザビームのその検知を示すセンサ信号を生成するよう構成され、前記制御ユニットは、前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号に基づき、前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される。
センサ信号は、対応するセンサによって前記レーザビームが受光されるかどうかを示してよい。例において、センサ信号は、対応するセンサによって前記レーザビームが受光されるかどうかを表すバイナリ信号であることができる。他の例において、センサ信号は、センサによって検知されたレーザビームの大きさを表すことができる。
当業者であれば、軸に沿った、X線ビームのようなビームの動きが、ビームによって照射されている部位が軸に沿って動くことを意味すること認識するだろう。放射されるX線ビームを軸に沿って動かす様々な方法が存在する。例において、X線源ユニットは軸に沿って平行移動し、それにより、X線ビームも平行移動して、軸に沿って動く。他の例において、X線源は、軸に直交する更なる軸に関して回転し、それにより、X線ビームは軸に沿って動く。
本発明の上記の実施形態に従って、前記X線検出ユニットに向けて放射される前記X線ビームが軸に沿った方向において動くように前記X線源ユニットが動かされるときに、前記X線検出ユニットに向けて放射され、前記X線ビームの中心を示す前記レーザビームは、前記軸に沿って同じ方向において相応に動いて、複数のセンサの異なるセンサを照射し、センサ信号の変化を生じさせる。言い換えれば、センサ信号の変化は、放射されるX線ビームの動きを示す。よって、センサ信号を使用することによって、前記制御ユニットは、前記X線ビームと前記X線検出器との間のアライメントを達成するよう前記X線検出ユニットの動きを自動的に制御することができる。例えば、前記制御ユニットは、放射されるX線ビームの中心が前記X線検出器の中心とアライメントされるように、前記X線検出ユニットを動かすよう構成されてよい。
本発明の更なる実施形態において、前記複数のセンサは、前記軸に沿って前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの少なくとも第1の組を含み、前記制御ユニットは、前記レーザビームが前記センサの第1の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットの動きを停止するよう適応される。当業者であれば、前記X線検出器の中心は、前記X線検出器のX線検知範囲の中心と解釈されるべきであることを認識するだろう。本発明の更なる実施形態において、前記複数のセンサは、前記センサの第1の組の第1の側及び第2の側に夫々位置するセンサの第2及び第3の組を更に含み、前記制御ユニットは、前記レーザビームが前記センサの第2の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットを前記第1の側の方へ動かし、前記レーザビームが前記センサの第3の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットを前記第2の側の方へ動かすよう適応される。
センサの第1、第2及び第3の組の各組は、前記軸に沿って配置されている1つ以上のセンサを有してよい。
本発明の好適な実施形態において、
X線ビームを放射するX線源及びレーザビームを放射するよう適応されるレーザを含み、前記レーザビームは、前記X線源によって放射される前記X線ビームが照射する対象の部位の軸(X)に沿った中心位置を示すために使用されるX線源ユニットであり、前記レーザビームが前記X線源ユニットの運動中に前記軸に沿った異なる位置に向くように可動であるよう適応される前記X線源ユニットと、
前記X線ビームを検出するX線検出器を有し、前記X線源の動きに応じて前記軸に沿って可動であるよう適応されるX線検出ユニットと、
前記X線源ユニットの動きに応じて前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される制御ユニットと
を有するX線イメージング装置であって、
前記X線検出ユニットは、前記軸に沿って直線において配置され且つ前記X線検出器に対して固定して並べられる複数のセンサを更に有し、該複数のセンサは、前記レーザからの前記レーザビームを検知し、複数のセンサ信号を生成するよう適応され、該複数のセンサ信号の夫々は、前記複数のセンサのうちの対応するセンサによって生成され、前記複数のセンサは、前記軸に沿って前記X線検出器とともに可動であるよう適応され、前記複数のセンサは、前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの第1の組と、前記X線検出器の中心に対して夫々第1の側及び第2の側に位置するセンサの第2及び第3の組とを有し、前記X線検出器の中心は、前記軸(X)に沿った前記X線検出器の中心を示し、
前記制御ユニットは、前記複数のセンサ信号に基づき前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される、
ことを特徴とするX線イメージング装置が提供される。
本発明の上記の実施形態のうちの1つ以上に従って、前記X線源ユニットから放射されたレーザを検知し、放射される前記X線ビームを位置決めする複数のセンサは、前記軸Xに沿って前記X線検出ユニットにおいて前記X線ビームを検出する前記X線検出器とともに設けられる。前記複数のセンサは、個々の組に分けられて、前記レーザビームが発せられるときに複数のセンサ信号を生成してよい。前記複数のセンサ信号に基づき、前記制御ユニットは、前記レーザビームがX軸に沿って前記X線検出ユニット上で示している位置を特定してよい。これは、前記レーザビームを正確に受けるセンサを有するセンサの組を特定することによって、近似的に達成されてよい。その後に、前記制御ユニットは、センサ信号に基づき、対応する方向において動くように前記X線検出ユニットを制御してよい。このようにして、前記X線検出ユニットは、前記X線検出ユニットが前記レーザビーム、すなわち、放射される前記X線ビームに対して中心にあるまで、前記X線源ユニットの動きを追跡するよう自動的に動かされてよい。前記X線検出ユニットが、それが前記レーザビームに対して中心にある位置へと動かされた後、当該X線イメージング装置は、前記X線源ユニットの前記X線源によってX線ビームを放射し、前記X線検出ユニットの検出器によって前記X線ビームを受けることによって、イメージングプロシージャを実施してよい。X線検出ユニットとX線源ユニットとの間の機械的結合の必要性は、もはやない。従って、それは、X線源ユニットが回転されるか、あるいは、対象を支持するテーブルの高さが変更される場合において、適用可能であってよい。
本発明の一実施形態において、当該X線イメージング装置の前記制御ユニットは、前記レーザが前記センサの第2の組に向けて前記レーザビームを放射していることを前記複数のセンサ信号が示す場合に、前記第1の側に向けて動かすように、前記レーザが前記センサの第3の組に向けて前記レーザビームを放射していることを前記複数のセンサ信号が示す場合に、前記第2の側に向けて動かすように、前記X線検出ユニットを制御するよう適応され、前記制御ユニットは、前記レーザが前記センサの第1の組に向けて前記レーザビームを放射していることを前記複数のセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットの動きを停止するよう(すなわち、動くのを止めるように前記X線検出ユニットの動きを制御するよう)適応される。
他の実施形態において、前記センサの第2及び第3の組の各組は、センサの第1のサブセット及びセンサの第2のサブセットを夫々有し、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第1のサブセットは、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第2のサブセットに対して、前記センサの第1の組から離れて位置する。この場合に、前記制御ユニットは、前記レーザが前記センサの第1のサブセットに向けて前記レーザビームを放射していることを前記複数のセンサ信号が示す場合に、第1の速度で、前記レーザが前記センサの第2のサブセットに向けて前記レーザビームを放射していることを前記複数のセンサ信号が示す場合に、第2の速度で動かすように前記X線検出ユニットを制御するよう適応され、前記第1の速度は、前記第2の速度よりも速い。
他の実施形態において、前記センサの第2及び第3の組の各組は、センサの第1のサブセット及びセンサの第2のサブセットを有し、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第1のサブセットは、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第2のサブセットに対して、前記センサの第1の組から離れて位置し、前記制御ユニットは、前記レーザビームが前記センサの第1のサブセットの中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、第1の速度で動かすように、前記レーザビームが前記センサの第2のサブセットの中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、第2の速度で動かすように前記X線検出ユニットを制御するよう適応され、前記第1の速度は、前記第2の速度よりも速い。
前記センサの第1のサブセットは、前記センサの第2のサブセットと比べて、前記X線検出器から遠く離れて位置するので、前記X線検出ユニットは、前記センサの第2のサブセットが前記レーザビームを受光する又は該レーザビームによって照射される場合と比べて、前記センサの第1のサブセットが前記レーザビームを受光する又は該レーザビームによって照射される場合において、前記X線源ユニットとアライメントされる前に、より長い距離を動く必要がある。前記X線検出ユニットが目的地(すなわち、前記X線源ユニット及び前記X線検出ユニットが互いとアライメントされる位置)から遠く離れているときに、より速い速度で前記X線検出ユニットを動かすことによって、前記X線検出ユニットを目的地まで動かすのに必要とされる時間は短縮可能である。前記X線検出ユニットが目的地に近いときに、より遅い速度で前記X線検出ユニットを動かすことによって、前記X線検出ユニットを目的地で止めることが容易である。
上記の実施形態に照らして、前記X線検出ユニットの動く向き及び/又は速度は、前記X線源の動きを追跡するよう制御されてよい。特に、前記X線検出ユニットの動く速度は、前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの組に対して前記レーザビームが近くなるにつれて、漸進的に低減される。従って、前記X線検出ユニットの動きは、正確に制御され得る。
他の実施形態において、前記レーザは、赤外線レーザであり、前記複数のセンサは、赤外線受信器である。赤外線レーザ及び赤外線受信器は、容易に商業上入手可能であり、その費用は、比較的安価である。
更なる実施形態において、前記レーザは、所定の周波数で変調されたレーザビームを放射する変調レーザであり、前記制御ユニットは、複数のバンドフィルタを更に有し、該複数のバンドフィルタの夫々は、前記センサ信号のうちの対応するセンサ信号にフィルタをかけるために使用され、前記バンドフィルタの夫々は、前記所定の周波数に等しい中心周波数を有している。変調されたレーザビームを示すセンサ信号のみがバンドフィルタを通ることができるので、周囲ノイズの悪影響は低減される。
更なる別の実施形態において、前記複数のセンサは、前記X線検出器が取り付けられる検出器キャリアにおいて配置される。例えば、前記複数のセンサは、検出器キャリア上の前記X線検出器の一方の側に取り付けられてよい。前記複数のセンサは、前記複数のセンサ(104)が前記レーザからのレーザビーム(La)を検知することができるように、撮像される対象を支持するテーブルによって遮られ得ない点に留意されたい。従って、当該X線イメージング装置の前記X線検出ユニットは、容易に調達され得る。
更なる実施形態において、当該X線イメージング装置は、前記複数のセンサ信号のうちのいずれもが第2の所定の閾値よりも高くない場合に、指示信号を出力するユーザインターフェイスを有する。代替的に、ユーザインターフェイスは、前記レーザビーム(La)が前記複数のセンサのいずれによっても受信されないことを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、指示信号を出力するよう構成される。
更なる様態において、X線イメージング装置の制御ユニットのための異なる構成があり、該制御ユニットは、マイクロコントローラが含まれていない様式において実現されてよい。従って、複雑な計算の必要はない。
本発明の実施形態に従って、前記制御ユニットは、前記複数のセンサ信号(S,S,S,S,S)に基づき制御信号を生成し、前記X線検出ユニットの動きを駆動するモータへ前記制御信号を出力するよう更に適応される。
一実施形態において、前記制御ユニットは、複数のコンパレータを有し、該複数のコンパレータの夫々は、前記複数のセンサ信号のうちの対応するセンサ信号を第1の入力として、第1の所定の閾値を第2の入力として受け、前記対応するセンサ信号の大きさを前記第1の所定の閾値と比較し、比較結果を出力として出力するよう適応され、前記制御ユニットは、前記複数のコンパレータから夫々得られた比較結果に基づき制御信号を生成するよう更に適応される。
前記第1の所定の閾値は、前記複数のセンサ信号の大きさの加重平均であることが好ましい。これを実現するよう、前記レーザビームとともに前記複数のセンサによって検知される周囲光が考慮されてよい。
他の実施形態において、前記制御ユニットは、複数のスイッチング回路を更に有し、該複数のスイッチング回路の夫々は、前記複数のコンパレータのうちの対応するコンパレータの比較結果を受け取り、該対応するコンパレータは、第1のセンサ及び第2のセンサからの対応するセンサ信号を前記第1の所定の閾値と夫々比較して比較結果を得、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、前記X線検出器の中心に対して同じ側に位置するセンサの別の組からであり、前記第2のセンサは、前記第1のセンサに対して、前記X線検出器の中心に隣接して位置するか、あるいは、前記第2のセンサは、前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置する前記センサの第1の組からである。
この場合に、前記複数のスイッチング回路の夫々は、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサからのセンサ信号の両方の大きさが前記第1の所定の閾値よりも大きいことを前記対応するコンパレータからの比較結果が示すときに、前記第2のセンサからのセンサ信号を前記第1の所定の閾値と比較することによって得られた比較結果に基づき前記制御信号が生成されるように、前記第1のセンサからのセンサ信号を前記第1の所定の閾値と比較することによって得られた比較結果を取り消し又は無効にするためにオフされるよう構成される。
この実施形態において、センサの異なる組の中の1つよりも多いセンサが、レーザがそれらに向けてレーザビームを放射していることを示すセンサ信号を夫々生成する場合に、前記制御ユニットは、前記センサの異なる組の中の1つに対応する比較的遅い速度で動くようにX線検出ユニット102を制御してよい。これは、ノイジーな環境においてX線源ユニットに対してX線検出ユニットを追跡する動作を簡単にすることができる。
更には、前記制御ユニットは、前記放射されたレーザビームが前記センサの第1のサブセットから前記センサの第2のサブセットへ動かされることを前記複数のセンサ信号が示すときに、前記X線検出ユニットの動きを抑えるパルス抑制信号を生成するよう適応される。このようにして、前記X線検出ユニットの動きの速さは、比較的速い速度から比較的遅い速度へ切り替えることによって、低減されてよい。従って、X線検出ユニットの動きは、正確に制御され得る。
本発明の他の態様に従って、
X線源ユニットから放射されるレーザビームを受けるステップであり、前記レーザビームは、前記X線源ユニットによって放射されるX線ビームが照射する対象の部位の軸に沿った中心位置を示し、前記X線源ユニットは、前記X線ビームを放射するX線源及び前記レーザビームを放射するよう適応されるレーザを有し、前記レーザビームが前記X線源ユニットの運動中に前記軸に沿った異なる位置に向くように可動である、前記ステップと、
前記軸に沿って直線において配置され且つX線検出器に対して固定して並べられる複数のセンサによって、複数の信号を生成するステップであり、前記複数のセンサは、前記X線源ユニットの動きに応じて前記軸に沿って前記X線検出器とともに可動であるよう適応され、前記複数のセンサ信号の夫々は、前記複数のセンサのうちの対応するセンサによって生成され、前記複数のセンサは、前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの第1の組と、前記X線検出器の中心に対して夫々第1の側及び第2の側に位置するセンサの第2及び第3の組とを有する、前記ステップと、
前記複数のセンサ信号に基づき、前記軸に沿って前記X線検出器の動きを制御するステップと
を有するX線イメージング方法が提供される。
本開示の様々な態様及び特徴は、以下で更に詳細に記載される。そして、添付の図面と組み合わせて本明細書を参照して、本発明の他の目的及び利点は、より明らかになり、容易に理解されるだろう。
本発明は、以降、実施形態と組み合わせて、図面を参照して更に詳細に記載及び説明されるだろう。
本発明の実施形態に従うX線イメージング装置の略図である。 本発明の実施形態に従うX線イメージング装置の略図である。 本発明の一実施形態に従うX線イメージング装置の上面図である。 本発明の一実施形態に従うX線イメージング装置の背面図である。 本発明の一実施形態に従うX線イメージング装置の側面図である。 本発明に従うX線イメージング装置で使用される複数組のセンサの略図である。 本発明に従うX線イメージング装置で使用される5組のセンサとして示されている複数のセンサを表す。 本発明に従うX線イメージング装置で使用される5組のセンサとして示されている複数のセンサを表す。 本発明の一実施形態に従うX線イメージング装置の制御ユニットの略図である。 本発明の他の実施形態に従うX線イメージング装置の制御ユニットの略図である。 本発明の実施形態に従うX線イメージング方法を示すフローチャートである。 図中、同じ参照符号は、同様の又は対応する特徴及び/又は機能性を示す。
本発明は、特定の実施形態に関して、ある図面を参照して記載されるが、本発明はそれに制限されず、特許請求の範囲によってのみ画定される。記載される図面は、単に概要であり、非制限的である。図面において、要素のいくつかのサイズは、説明を目的として誇張されており、実寸通りでない。
図1a及び1bは、本発明の実施形態に従うX線イメージング装置100の略図である。X線イメージング装置100は、X線源ユニット101、X線検出ユニット102、チューブスタンド103、及び制御ユニット105を有する。図1aは更にモータ106を示す。モータ106は、制御ユニット105から制御信号を受信してX線検出ユニット102を駆動し、それをX線源ユニット101の動きに応じて移動させる。制御ユニット105及びモータ106は図1bでは図示されていないが、これは、単に、図面を簡略化するためであって、制限するためでないことが理解され得る。
X線源ユニット101は、X線ビームを放射するX線源と、X線源に対して固定して配置され、X線源から放射されるX線ビームを位置決めするためのレーザビームLaを放射するよう適応されるレーザとを有してよい。特に、レーザビームLaは、X線源によって放射されるX線ビームが照射する対象の部位のX軸沿いの中心位置を示す。X線源ユニット101は、レーザビームがX線源ユニット101の運動中にX軸沿いの異なる位置に向くように、可動であってよい。
図1aは、X線検出ユニット102がX線源ユニット101の平行移動に追随するように動かされる場合を表し、図1bは、X線検出ユニット102がX線源ユニット101の回転に追随するように動かされる場合を表す。X線源ユニット101の動きは、平行移動及び回転にのみ制限されないことが理解され得る。他のタイプの動きは、X線源ユニット101の動きが自身から放射されるレーザビームをその運動中にX軸沿いの異なる位置に向かせる限りは、考えられてよい。
レーザはX線源とともに動くことができるので、レーザから放射されたレーザビームLaは、X線源によって放射されるX線ビームが照射する対象の部位のX軸沿いの中心位置を常に示し、それによって、放射されるX線ビームのポジショニングをレーザビームを用いて達成することができる。従って、X線ビームが向けられているX線検出器上の位置は、レーザビームが向けられているX線検出器上の位置を導出することによって、特定されてよい。実施形態において、レーザは、赤外線レーザビームを放射する赤外線レーザであってよい。より好ましくは、レーザは、所定の周波数で変調されているレーザビームを放射する変調レーザであってよい。
図1a及び1bはX線源ユニット101の詳細な構成を示していないが、それは当業者に明らかだろう。いくつかの事例において、レーザは、コリメータにおいて構成されてよく、該コリメータは、X線源に対して固定して配置されており、本発明の他の実施形態ではX線源ユニット101として使用されてよい。
レーザビームは、対象が支持され得るテーブル107を照射し、テーブルの平面内でX軸と垂直な直線又は交差線を形成してよいことが理解され得る。
X線イメージングプロシージャの間、X線源ユニット101は動かされ、例えば、X軸に沿って平行移動され(図1aを参照)、あるいは、X軸に垂直な方向において回転され(図1bを参照)てよく、レーザビームがX軸沿いの異なる位置に向くことを可能にする。
X線イメージング装置100のX線検出ユニット102は、従来のX線イメージング装置のX線検出器12とは相違する。X線検出ユニット102は、X線検出器12に加えて、複数のセンサ104を含む。複数のセンサ104は、X軸に沿って直線において並べられ、X線検出器12に対して固定して配置されてよい。複数のセンサ104は、X線源ユニット101からのレーザビームを受光し検知するよう適応されてよい。特に、複数のセンサ104の夫々は、X軸に沿って異なる位置に配置され、それらのうちの少なくとも1つは、X線検出器12の中心に又は該中心に隣接して位置する。1つの事例において、センサは、レーザが赤外線レーザであるときに、赤外線レーザビームを検知する赤外線受信器であってよい。
複数のセンサ104は、複数のセンサがレーザからのレーザビームを検知することができることを確かにするよう、撮像される対象を支持するテーブル107によって遮られないように配置される必要がある。図2a、2b及び2cは夫々、一実施形態に従うX線イメージング装置100の上面図、背面図及び側面図である。図面に示されるように、複数のセンサ104は、X軸に沿って配置されており、検出器12に隣接して、しかしそれから離れており、複数のセンサ104がレーザからのレーザビームを検知することができることを確かにする。特に、複数のセンサ104は、テーブルの範囲にわたって延在するよう配置されてよいが、図2cに示されるように、テーブルの下に配置されているX線検出器12に対して依然として固定して配置される。この場合に、レーザビームは、上述されたように、直線を形成してよい。この直線は、テーブルの平面内でX軸と垂直であり、テーブルの平面を越えて延在されてよい。一実施形態において、そのような構成は、X線検出器12がX軸に沿って配置されている検出器キャリアにおいて複数のセンサ104を配置することによって、簡単に実現され得る。
図2a、2b及び2cは、本発明のX線検出ユニット102を構成するための一実施形態しか示さないが、これは限定として解釈されるべきではない。複数のセンサ104がレーザからのレーザビームを検知することができる、すなわち、テーブルが複数のセンサ104によって検知されるレーザビームを遮らない、限りは、X軸に沿って、検出器12の、テーブル107の平面と垂直である側辺に対して、直接に複数のセンサ104を取り付けることが考えられる。
図1a及び1bに示されるように、X線検出ユニット102は、X軸に沿ったX線源ユニット101の動きを追跡するよう、X線源ユニット101の平行移動(図1a)及び回転(図1b)を含むX線源ユニット101の動きに応じて、X軸に沿って可動であってよい。図1a及び1bはこれを明りょうに示していないが、本発明に従って、X線源ユニット101とX線検出ユニット102との間の機械的結合を有する必要がないことが留意されるべきである。一実施形態において、X線源ユニット101は部屋の天井に固定されてよく、機械的結合は取り除かれてよい。この構成において、複数のセンサ104は、X線源ユニット101の動きに応じてX軸に沿ってX線検出器12とともに動かされてよい。これは、それらがX線検出ユニット102の一体部分であるからである。
X線源ユニット101からX線ビームを受けるために、X線検出ユニット102は、X線ビームがX線検出器12に衝突することができるように、X線源ユニット101が動くときに、X線源ユニット101から放射されるX線ビームに対して自動的に中心にあることができることが望ましい。複数のセンサ104は、レーザビームがX線検出器12において向けられている位置を導出することによって、X線検出器12における放射されるX線ビームの位置を特定するよう、X線源ユニット101から放射されるX線ビームを位置決めするためのレーザビームを検知し、対応するセンサ信号を生成するために使用されてよい。放射されるX線ビームに対してX線検出器12が中心にあると決定された後、X線ビームは実際に放射されてよく、X線検出器12はイメージングのためにX線ビームを受けてよい。
実施形態において、複数のセンサ104は、X線検出ユニット102の異なる運動方向及び/又は移動速度に対応する異なる組に分けられる。X線源ユニット101からのレーザビームがセンサのある組の中の1つのセンサによって受光されるときに、そのセンサは、レーザビームがセンサの組に向けて放射されていることを示すセンサ信号を生成してよく、次いで、制御ユニット105は、センサの組に対応する運動方向及び/又は移動速度に適応するようX線検出ユニット102を制御してよい。特に、制御ユニット105は、X線検出ユニット102を動かすモータ106へ制御信号を送信してよい。
図3は、複数のセンサ104を概略的にグループ化する方法を表す。この実施形態において、複数のセンサ104は、L、C及びRによって夫々示されている3組のセンサにグループ化されている。センサの第1の組Cは、X線検出ユニット102のX線検出器12の中心に又は該中心に隣接して位置する。X線検出器12の中心は、X軸に沿ったX線検出器12の中心点として定義される。センサの第2の組Lは、X線検出器12に対して第1の側、すなわち、左側、に位置する。センサの第3の組Rは、X線検出器12に対して第2の側、すなわち、右側、に位置する。
第1のセンサの組はただ1つのセンサしか有さず、第2及び第3のセンサの組は1つよりも多いセンサを有することが図3で示されているが、当業者であれば、これは限定ではなく、第1のセンサの組は1つよりも多いセンサを有してよいことを理解しうる。特に、センサの第1、第2及び第3の組は、必要に応じて、夫々がセンサをいくつでも有してよい。なお、放射されるX線ビームに対してX線検出器がより正確に中心にあることを確かにするために、センサの第1の組のセンサの数は、可能な限り少なくなければならず、望ましくは1である。
複数のセンサ104が図3に示されるように配置されるとき、制御ユニット105はセンサ信号を受信する。センサ信号の夫々は、対応するセンサによって生成される。そして、制御ユニット105は、どの組のセンサに向けてレーザビーム、すなわち、X線ビームが放射されているかを特定する。第1の側、すなわち、左側に位置するセンサの第2の組Lに向けてレーザがレーザビームを放射していることがセンサ信号から特定される場合に、制御ユニット105は、第1の側、すなわち、左側に向けて動くようにX線検出ユニット102を制御する。第2の側、すなわち、右側に位置するセンサの第3の組Rに向けてレーザがレーザビームを放射していることがセンサ信号から特定される場合に、制御ユニット105は、第2の側、すなわち、右側に向けて動くようにX線検出ユニット102を制御する。更には、レーザがレーザビームをセンサの第1の組Cに向けて放射していることがセンサ信号から特定される場合に、X線検出ユニット102は、X線源ユニット101からのレーザビームに対して中心にあることが示され、よって、制御ユニット105は、その動きを停止するようにX線検出ユニット102を制御してよい。その後に、X線源はX線ビームを放射してよい。
図3に示されるように複数のセンサ104をグループ化する方法と組み合わせて、X線検出ユニット102の運動方向は制御されてよい。図4a及び4bは、複数のセンサ104をグループ化する他の方法を示し、その方法と組み合わせて、X線検出ユニット102の移動速度も制御されてよい。
図4a及び4bに示されるように、センサの第2及び第3の組は、センサの2つのサブセット、すなわち、センサの第1のサブセットHSL、HSR及びセンサの第2のサブセットLSL、LSRに夫々分けられるか、あるいは、それらによって置換される。センサの第2の組Lのセンサの第1のサブセットHSL及びセンサの第3の組Rのセンサの第1のサブセットHSRは、センサの第2の組のセンサの第2のサブセットLSL及びセンサの第3の組Rのセンサの第2のサブセットLSRに対して、夫々、X線検出器12の中心から離れて位置する。
参照符号HSL、HSR、LSL及びLSRは夫々、“high speed and left(高速且つ左)”、“high speed and right(高速且つ右)”、“low speed and left(低速且つ左)”及び“low speed and right(低速且つ右)”を表し、対応するセンサに向けてレーザがレーザビームを放射している場合にX線検出ユニット102の運動方向及び移動速度を示す。異なるセンサ又は異なる組のセンサに対応する動きの実際の速さは、オペレータによってモータ106において予め決定又はプリセットされてよい。
図4aに示されるように、X線源ユニット101からのレーザビームは、センサの第1のサブセットHSLに向けられている。この場合に、制御ユニット105は、レーザビーム、すなわち、X線ビームがセンサの第1のサブセットHSRに向けて放射されていることをセンサ信号から特定し、次いで、制御ユニット105は、高速でセンサの第1のサブセットHSL、すなわち、左側に向けて動くようにX線検出ユニット102を制御する。X線源ユニット101からのレーザビームがセンサの第1のサブセットHSRに向けられている場合には、X線検出ユニット102は、高速でセンサの第1のサブセットHSR、すなわち、右側に向けて動くよう制御されてよく、X線源ユニット101からのレーザビームがセンサの第2のサブセットLSLに向けられている場合には、X線検出ユニット102は、相対的に遅い速度でセンサの第2のサブセットLSL、すなわち、左側に向けて動くよう制御されてよく、X線源ユニット101からのレーザビームがセンサの第2のサブセットLSRに向けられている場合には、X線検出ユニット102は、相対的に遅い速度で、センサの第2のサブセットLSR、すなわち、右側に向けて動くよう制御されてよいことが容易に理解され得る。図4bに示されるように、X線源ユニット101からのレーザビームがセンサの第1の組Cに向けられているとき、X線検出器12はレーザビームに対して中心にあることが示される。その結果として、X線検出ユニット102は、その動きを停止するよう制御される。
図1a、1b、4a及び4bを参照して、本発明の実施形態に従う、X線源の動きに対するX線検出ユニット102の追跡が、記載されてきた。X線イメージング装置は、放射されるX線ビームを位置決めするためのレーザビームを検知するよう、X線検出ユニット102に組み込まれている複数のセンサ104を有し、そして、X線検出器12の中心に対して、レーザビームが衝突するセンサの向き及び位置を決定することによって、X線検出ユニット102は、センサに対応する向き及び速度で動かされる。X線イメージング装置は、X線源ユニット101が動く方法と無関係に、センサ信号を用いて相対的な向き及び位置を導出することができるので、X線イメージング装置は、X線源ユニット101が回転する場合に適用可能であってよく、且つ、X線源ユニット101とX線検出ユニット102との間の機械的結合は不要である。図1b及び4bは、X線源ユニット101が回転しているときにX線イメージング装置が使用される場合を示す。
センサの組がX線検出器12の中心に対してより近くに置かれるほど、センサのその組が対応する、X線検出ユニット102の移動速度は、ますます遅くなると考えられてよい。このようにして、X線源に対するX線検出ユニット102の追跡は、X線ビームがX線検出ユニット102の中心に近いときに、より正確に制御され得る。
X線イメージング装置は、3及び5組のセンサを参照して夫々記載されてきたが、1つよりも多い如何なる組数も可能であることが理解され得る。
更には、相対的に速い速度から相対的に遅い速度へX線検出ユニット102の速度を実質的に更に低減するために、制御ユニット105は、放射されているレーザビームが相対的に速い速度に対応するセンサの組から相対的に遅い速度に対応するセンサの他の組へ動かされたことをセンサ信号が示すときに、X線検出ユニット102の動きを抑えるパルス抑制信号を生成することが考えられてよい。1つの実施において、このパルス抑制信号は、モータ106を一時的にオフするよう、図5及び6に示されるように、ブレーキ108を作動させるために使用されてよい。
次に、X線イメージング装置の制御ユニット105の構成は、図5及び6を参照して記載される。制御ユニット105は、フィルタ、増幅器及びコンパレータのような、いくつかのディスクリート電子部品しか有さない。マイクロプロセッサはなく、複雑な計算を実施する必要はない。
図5に示されるように、図4a及び4bを参照して記載された5組のセンサHSL、LSL、C、LSR、HSRの5つのセンサ1041〜104が夫々示されている。制御ユニット105は、5つのセンサ104〜104からセンサ信号S〜Sを受信し、複数のセンサ信号に基づき制御信号を生成し、制御信号を、X線検出ユニット102の動きを駆動するためのモータ106へ出力する。センサ信号S〜Sの夫々は、バンドフィルタ201〜201のうちの1つ及び増幅器202〜202のうちの1つを夫々用いてバンドフィルタリング及び増幅を受けることが好ましいが、必須ではない。フィルタ処理され増幅された信号S′〜S′は、対応するコンパレータ203〜203へ第1の入力として入力されてよい。対応するコンパレータ203〜203の第2の入力は、閾値として使用される所定の値であってよい。図5では、閾値は、信号S′〜S′の大きさの加重平均であるよう選択される。特に、対応するコンパレータ203〜203の第2の入力、すなわち、閾値は、図5に示されるように、ブロックAから受け取られる。ブロックAにおいて、信号S′〜S′の大きさの加重平均は導出される。ブロックAは、如何なる電子部品、又はそれらの組み合わせも表し、それは、複数の大きさの加重平均を導出するために使用されてよい。確かに、他の閾値も、オペレータによってプリセットされる閾値のように、可能であってよい。
コンパレータ203〜203の夫々は、信号S′〜S′のうちの対応する信号の大きさを閾値と比較して、比較結果を出力する。コンパレータ203〜203の夫々の出力は、モータ106へ接続されている。5つのコンパレータ203〜203からの比較結果に基づき、制御信号は、異なるセンサに対応する所定の向き及び/又は速度でX線検出ユニット102が動かされ得るように、モータ106のために生成される。
例えば、X線源ユニット101からのレーザビームは、センサの組HSLのセンサ104に向けて放射され、言い換えれば、レーザビームは、センサの組HSLのセンサ104によって受光され、その場合に、信号S′の大きさは閾値よりも大きくてよく、信号S′〜S′の大きさは閾値よりも小さくてよい。この場合に、コンパレータ203の出力は“有効”又は“イネーブル”になる。モータ106は、コンパレータ203の受け取られた出力が“有効”又は“イネーブル”であるときに、図4a及び4bを参照して上述されたように、コンパレータ203の出力に応じて相対的に速い速度で左側に向けてX線検出ユニット102を動かすよう構成される。
図6は、本願の制御ユニット105の構成の他の実施形態を表す。制御ユニット105は、主に、スイッチング回路K〜Kが組み込まれている点で、図5に示される制御ユニット105とは相違する。スイッチング回路K〜Kは、コンパレータ203〜203のうちの対応するコンパレータから入力として比較結果を受け取る。例えば、比較結果は、第1のセンサ及び第2のセンサからの対応するセンサ信号を、対応するコンパレータを用いて、夫々所定の閾値と比較することによって、導出される。第1及び第2のセンサは、X線検出器12の中心に対して同じ側に位置するセンサの別の組に属し、第1のセンサは、第2のセンサに対して、X線検出器12の中心から離れて位置する。第2のセンサはまた、中心にあるセンサの組Cに属してよいことに留意されたい。
スイッチング回路K〜Kの夫々は、第1のセンサ及び第2のセンサからのセンサ信号の大きさが両方とも所定の閾値よりも大きいことを対応するコンパレータからの比較結果が示すときに、第2のセンサからのセンサ信号を閾値と比較することによって得られた比較結果に基づき制御信号が生成されるように、第1のセンサからのセンサ信号を閾値と比較することによって得られた比較結果を取り消し又は無効にするためにオフされるよう構成されてよい。従って、センサの異なる組の中の1つよりも多いセンサが、レーザがそれらに向けてレーザビームを放射していることを示すセンサ信号を生成する場合に、制御ユニット105は、X線検出ユニット102を、センサのその異なる組に対応する、複数の速度の中の相対的に低い速度で動かすよう制御し、あるいは、センサのうちの1つが、それに向けてレーザがレーザビームを放射していることを示すセンサ信号を生成するセンサであって、中心にあるセンサの組Cの部分を形成するときに、X線検出ユニット102の動きを停止してよい。
スイッチング回路の動作は、以下で、図6を参照して記載される。
スイッチング回路Kが例として使用される。スイッチング回路Kは、いくつの抵抗及びトライオードを有し、コンパレータ203及び203から比較結果を入力として受け取る。比較結果は、第1のセンサ104及び第2のセンサ104からのセンサ信号を所定の閾値と夫々比較することによって得られる。この場合に、第1のセンサ104及び第2のセンサ104からのセンサ信号S2及びS3が両方とも閾値よりも夫々大きいことをコンパレータ203及び203からの比較結果が示す場合には、スイッチング回路Kのトライオードは、第1のセンサ104に対応する第1の分岐回路から電流を引き込んで、それによって、第1の分岐回路からのコンパレータの出力を取り消す又は無効にする。従って、制御ユニット105は、第2のセンサ104に対応するコンパレータ203からの比較結果に基づきモータを制御して、X線検出ユニット102を、第2のセンサ104に対応する向き及び速さにおいて動かす。すなわち、制御ユニット105は、X線検出ユニット102の動きを停止させてよい。他のスイッチング回路は、同様に動作してよい。
スイッチング回路の動作は、2つのコンパレータの2つの比較結果を夫々入力として有しているスイッチング回路Kを参照することによって記載されているが、当業者であれば、スイッチング回路は、図6においてスイッチング回路K及びスイッチング回路Kによって示されるように、2つよりも多い比較結果を受け取るよう適切に変更されてよいことを理解するだろう。
図5及び6は、コンパレータに入力される前にフィルタ処理され増幅されるセンサ信号を示すが、当業者であれば、そのようなフィルタ処理及び増幅がX線源に対するX線検出ユニットの追跡を実現するための必須のプロセスでないことを理解し得ることに留意されたい。
1つ以上のセンサは、レーザビームだけでなくいくらかの周囲光も受けることが容易に理解され得る。この場合に、変調レーザが使用される。変調レーザは、所定の周波数、例えば、38KHzで変調されたレーザビームを放射するよう構成され、制御ユニット105は、対応するバンドフィルタ201〜201を有する。バンドフィルタ201〜201の夫々は、レーザからのレーザビームが変調されている所定の周波数に等しい中心周波数を有してよい。このようにして、変調されたレーザビームを示すセンサ信号しか、更なる処理のためにバンドフィルタを通ることができず、周囲光を示すセンサ信号のみが遮断される。従って、センサによって検知される周囲ノイズは除去され得る。この場合に、周囲ノイズは除去され得るので、閾値は、ノイズを考慮せずに選択される。特に、閾値は、比較的小さい値であるよう選択されてよいが、制御ユニットによって実現される機能に影響を及ぼさない。例えば、閾値は、入力レーザ信号の強さの約2分の1であってよい。
図5及び6は、センサの各組がただ1つのセンサしか含まない場合のみ表すが、センサの各組は、1つよりも多いセンサを含むことが考えられてよい。この場合に、対応するコンパレータ(及び/又はフィルタ及び増幅器)は、センサの夫々について構成されてよい。
また、制御ユニット105の構成は図5及び6を参照して記載されているが、当業者であれば、同様の機能を実現する他の構成を考え付くことができることに留意されたい。例えば、センサ信号の最大の大きさが導出され得るように制御ユニット105の回路を設計することが可能であり、この場合に、制御ユニット105は、最大の大きさを有しているセンサ信号に基づきX線検出ユニット102の動きを制御してよい。
更には、図5及び6は、本発明の好適な実施形態に従うスイッチング回路K〜Kを示すことに留意されたい。なお、それらは限定ではなく、当業者であれば、同様の機能を実現する別の回路を考え付くことできるだろう。
更には、本発明のいくつかの実施形態に従って、X線イメージング装置は、レーザビームが複数のセンサのうちのいずれによっても受光されないことを複数のセンサ信号が示す場合に、指示信号(indicating signal)を出力するユーザインターフェイスを有することが考えられてよい。実施形態において、複数のセンサ信号のうちのどれもが更なる閾値よりも高くない場合に、それは、レーザビームが複数のセンサのうちのいずれによっても受光されないことを示す。指示信号は、視覚又は音声信号であってよい。このようにして、オペレータは、レーザビームが複数のセンサの検出範囲から離れて動いていることを知らされてよい。オペレータは、X線検出器及びX線源を手動によりアライメントしてよい。更なる閾値は、上述された所定の閾値とは異なってよい。特に、更なる閾値は、X線検出器がノイズ信号に起因して誤って動かされることを回避するよう、所定の閾値よりも高くてよい。
本発明のいくつかの実施形態に従って、X線イメージング装置は、X線検出ユニットを手動で動かすためにオペレータによって使用される手動制御ボタンを有することも考えられてよい。
加えて、且つ、代替的に、レーザビームが複数のセンサのいずれによっても受光されないことを複数のセンサ信号が示す場合に、実施形態において、制御ユニットは、レーザビームが複数のセンサのうちの少なくとも1つによって受光されることを複数のセンサ信号が示すまで、ランダムに、又は所定の軌跡に従って、動かすよう更に構成されてよい。例えば、所定の軌跡は、X線検出ユニットの可能範囲の端からもう一方の端までの軌跡であることができる。
図7は、本発明の実施形態に従うX線イメージング方法を示すフローチャートである。
ステップ701で、X線源ユニット101から放射されるX線ビームを位置決めするためのレーザビームLaが放射される。X線源ユニット101は、X線ビームを放射するX線源と、レーザビームを放射するよう適応されるレーザとを有する。レーザビームは、X線源によって放射されるX線ビームが照射する対象の部位の、軸(X)に沿った1つ以上の中心位置を示す。X線源ユニット101は、X線源ユニット101から放射されたレーザビームがX線源ユニット101の運動中にX軸に沿って異なる位置に向くように、可動であるよう適応される。レーザビームは、複数のセンサ104によって受光される。複数のセンサ104は、X軸に沿った直線に従って、X線検出器12とともに、X線検出ユニット102において固定して配置され、そして、X線源ユニット101の動きに応じて軸に沿ってX線検出器12とともに可動であるよう適応される。
ステップ702で、複数のセンサ信号が、複数のセンサ104によって生成されてよい。複数のセンサ信号の夫々は、複数のセンサ104の中の対応するセンサによって生成される。複数のセンサ104は、X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの第1の組Cと、X線検出器の中心に対して第1の側及び第2の側に夫々位置するセンサの第2及び第3の組L、Rとを有する。
ステップ703で、軸に沿ったX線検出器の動きは、複数のセンサ信号に基づき制御される。これは、制御ユニット105によって実施されてよい。
X線イメージング方法は、レーザがセンサの第2の組Lに向けてレーザビームを放射していることを複数のセンサ信号が示す場合には、第2の側に向けて動くように、レーザがセンサの第3の組Rに向けてレーザビームを放射していることを複数のセンサ信号が示す場合には、第2の側に向けて動くようにX線検出器12を制御すること、及び/又はレーザがセンサの第1の組Cに向けてレーザビームを放射していることを複数のセンサ信号が示す場合には、停止するようにX線検出器12を制御することを更に有してよい。
センサの第2及び第3の各組がセンサの第1のサブセットHSL、HSR及びセンサの第2のサブセットLSL、LSRを夫々有する場合において、センサの第2及び第3の組のセンサの第1のサブセットHSL、HSRは、センサの第2及び第3の組L、Rのセンサの第2のサブセットLSL、LSRに対して、X線検出器の中心から離れて位置し、X線イメージング方法は、レーザがセンサの第1のサブセットHSL、HSRに向けてレーザビームを放射していることを複数のセンサ信号が示す場合には第1の速度で、レーザがセンサの第2のサブセットLSL、LSRに向けてレーザビームを放射していることを複数のセンサ信号が示す場合には第2の速度で動くようにX線検出器12を制御することを更に有し、このとき、第1の速度は第2の速度よりも速い。
図7に図示されていないが、一実施形態において、X線イメージング方法は、複数のセンサ信号の夫々を所定の閾値と比較して比較結果を得、該比較結果に基づきX線検出器12の動きを制御することを有してよい。特に、制御信号は、X線検出器12の動きを駆動するモータへ出力されるよう、比較結果に基づき生成されてよい。
更なる実施形態において、X線イメージング方法は、第1のセンサ及び第2のセンサからのセンサ信号の大きさが両方とも所定の閾値よりも大きいことを2つのセンサ信号に対応する2つの比較結果が示すときに、第2のセンサからのセンサ信号を比較することによって得られた比較結果に基づき制御信号を生成することを有してよく、制御信号は、第2のセンサからのセンサ信号を第1の所定の閾値と比較することによって得られた比較結果を取り消し又は無効にするようスイッチング回路をオフすることによって、生成される。このとき、第1のセンサ及び第2のセンサは、X線検出器12の中心に対して同じ側に位置するセンサの別の組に属する。第2のセンサは、第1のセンサに対して、X線検出器12の中心に隣接して位置し、あるいは、第2のセンサは、X線検出器12の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの第1の組Cの部分である。
X線イメージング装置及び方法は、上記のX線イメージング装置及び方法に制限されるべきではないことに留意されたい。当業者に明らかなように、請求される本発明の様々な態様は、それらの具体的な詳細から外れた他の例において実施されてよい。
更には、特定の実施形態が相互に異なる従属請求項において挙げられているという単なる事実は、それらの手段の組み合わせが有利に使用され得ないことを示すものではない。
上記の実施形態は、本発明を説明するものであって、限定するものではなく、当業者であれば、添付の特許請求の範囲の適用範囲から逸脱することなしに、代替の実施形態を設計することができることが留意されるべきである。特許請求の範囲において、括弧に入れられた如何なる参照符号も、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。語「有する(comprising)」は、請求項において又は本明細書において挙げられていない要素又はステップの存在を除外するものではない。要素の単称(すなわち、要素の前に付けられた不定冠詞a又はan)は、そのような要素の複数の存在を除外するものではない。いくつかのユニットを列挙する製品クレームにおいて、それらのユニットのうちのいくつかは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの同一アイテムによって具現され得る。語「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、如何なる順序も示すものではない。それらの語は、名称として解釈されるべきである。

Claims (13)

  1. X線ビームを放射するX線源を含み、放射される前記X線ビームが軸に沿って動くことができるように可動であるX線源ユニットと、
    前記X線ビームを検出するX線検出器を有し、前記軸に沿って可動であるX線検出ユニットと、
    前記X線源ユニットの動きに応じて前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される制御ユニットと
    を有し、
    前記X線源ユニットは、前記軸に沿って前記X線ビームの中心を示すレーザビームを放射するレーザを更に含み、
    前記X線検出ユニットは、前記軸に沿って配置されている複数のセンサを更に有し、該複数のセンサの夫々は、前記レーザビームを検知し、前記レーザビームのその検知を示すセンサ信号を生成するよう構成され、
    前記制御ユニットは、前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号に基づき、前記X線検出ユニットの動きを制御するよう適応される、
    X線イメージング装置。
  2. 前記複数のセンサは、前記軸に沿って前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置するセンサの少なくとも第1の組を含み、
    前記制御ユニットは、前記レーザビームが前記センサの第1の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットの動きを停止するよう適応される、
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
  3. 前記複数のセンサは、前記センサの第1の組の第1の側及び第2の側に夫々位置するセンサの第2及び第3の組を更に含み、
    前記制御ユニットは、
    前記レーザビームが前記センサの第2の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットを前記第1の側の方へ動かし、
    前記レーザビームが前記センサの第3の組の中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、前記X線検出ユニットを前記第2の側の方へ動かす
    よう適応される、請求項2に記載のX線イメージング装置。
  4. 前記センサの第2及び第3の組の各組は、センサの第1のサブセット及びセンサの第2のサブセットを有し、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第1のサブセットは、前記センサの第2及び第3の組の前記センサの第2のサブセットに対して、前記センサの第1の組から離れて位置し、
    前記制御ユニットは、
    前記レーザビームが前記センサの第1のサブセットの中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、第1の速度で動かすように、
    前記レーザビームが前記センサの第2のサブセットの中の少なくとも1つのセンサによって受光されることを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、第2の速度で動かすように
    前記X線検出ユニットを制御するよう適応され、
    前記第1の速度は、前記第2の速度よりも速い、
    請求項3に記載のX線イメージング装置。
  5. 前記制御ユニットは、複数のコンパレータを有し、該複数のコンパレータの夫々は、前記センサ信号のうちの対応するセンサ信号を第1の入力として、第1の所定の閾値を第2の入力として受け、前記対応するセンサ信号の大きさを前記第1の所定の閾値と比較し、比較結果を出力として出力するよう適応され、
    前記制御ユニットは、前記複数のコンパレータから夫々得られた比較結果に基づき制御信号を生成するよう更に適応される、
    請求項4に記載のX線イメージング装置。
  6. 前記制御ユニットは、複数のスイッチング回路を更に有し、該複数のスイッチング回路の夫々は、前記複数のコンパレータのうちの対応するコンパレータの比較結果を受け取り、該対応するコンパレータは、第1のセンサ及び第2のセンサからの対応するセンサ信号を前記第1の所定の閾値と夫々比較して比較結果を得、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、前記X線検出器の中心に対して同じ側に位置するセンサの別の組からであり、前記第2のセンサは、前記第1のセンサに対して、前記X線検出器の中心に隣接して位置するか、あるいは、前記第2のセンサは、前記X線検出器の中心に又は該中心に隣接して位置する前記センサの第1の組からであり、
    前記複数のスイッチング回路の夫々は、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサからのセンサ信号の両方の大きさが前記第1の所定の閾値よりも大きいことを前記対応するコンパレータからの比較結果が示すときに、前記第2のセンサからのセンサ信号を前記第1の所定の閾値と比較することによって得られた比較結果に基づき前記制御信号が生成されるように、前記第1のセンサからのセンサ信号を前記第1の所定の閾値と比較することによって得られた比較結果を取り消し又は無効にするためにオフされるよう構成される、
    請求項5に記載のX線イメージング装置。
  7. 前記第1の所定の閾値は、前記センサ信号の大きさの加重平均である、
    請求項5又は6に記載のX線イメージング装置。
  8. 前記制御ユニットは、前記放射されたレーザビームが前記センサの第1のサブセットから前記センサの第2のサブセットへ動かされることを前記センサ信号が示すときに、前記X線検出ユニットの動きを抑えるパルス抑制信号を生成するよう適応される、
    請求項4に記載のX線イメージング装置。
  9. 前記レーザは、所定の周波数で変調されたレーザビームを放射する変調レーザであり、前記制御ユニットは、複数のバンドフィルタを更に有し、該複数のバンドフィルタの夫々は、前記センサ信号のうちの対応するセンサ信号にフィルタをかけるために使用され、前記バンドフィルタの夫々は、前記所定の周波数に等しい中心周波数を有している、
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
  10. 前記複数のセンサは、前記X線検出器が取り付けられる検出器キャリアにおいて配置される、
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
  11. 前記レーザは、赤外線レーザであり、前記複数のセンサは、赤外線受信器である、
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
  12. 前記制御ユニットは、前記センサ信号に基づき制御信号を生成し、前記X線検出ユニットの動きを駆動するモータへ前記制御信号を出力するよう更に適応される、
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
  13. 前記レーザビームが前記複数のセンサのいずれによっても受信されないことを前記複数のセンサによって生成されたセンサ信号が示す場合に、指示信号を出力するユーザインターフェイスを更に有する
    請求項1に記載のX線イメージング装置。
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