JP2009106572A - 医療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
被検体が医療装置(例えば、MRI装置、CT装置)に衝突する可能性があることを検知できる医療装置を提供する。
【解決手段】
MRI装置100は、ボア11の開口11Aの上端縁11Bに沿うように配されたレーザセンサ3A〜3Iと、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iに基づいて、衝突の可能性の有無を判定する判定部32と、を有しており、判定部32が衝突の可能性があると判定した場合、警報ランプ33は、判定部32からの警報信号Salarmに応答して点灯するとともに、クレドール21は、判定部32からのクレドール停止信号Sstopに応答して停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体との衝突の可能性を検知できる医療装置に関する。
MRI装置で患者を撮像する場合、患者をテーブルに寝かし、患者にコイルを取り付けた後で、患者をボア内に搬入させる。患者がボア内に搬入されている間、MRI装置を操作する技師は、患者がMRI装置に衝突しないように、患者の動きに注意をする必要がある。
特開2004−201977号公報
MRI装置を操作する技師は、コイルがボア内の適切な位置に配置されるようにMRI装置を操作するだけでなく、患者がMRI装置に衝突しないように注意する必要もあるので、技師に掛かる負担は大きい。しかし、患者がMRI装置に衝突する可能性があることをMRI装置が検知できれば、技師の負担も軽減される。
本発明は、上記の事情に鑑み、被検体が医療装置(例えば、MRI装置、CT装置)に衝突する可能性があることを検知できる医療装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決する本発明の医療装置は、被検体が収容されるボアを有するガントリ、および上記被検体が上記ガントリに衝突する可能性の有無を検知する検知手段、を有している。
本発明の医療装置は、前記被検体が前記ガントリに衝突する可能性の有無を検知する検知手段を有している。したがって、被検体が医療装置(例えば、MRI装置、CT装置)に衝突する可能性があることを検知することができる。尚、本発明では、「衝突」とは、被検体が医療装置に接触することも含む概念である。
可能性の有無の検知を実現するため、本発明の医療装置は、例えば、投光手段と、受光手段と、判定手段と、を有している。投光手段は、前記ボアの開口の端縁に沿うように配されており、所定の領域に光を投光する。受光手段は、前記被検体の一部が前記所定の領域に入り込むことにより前記被検体の一部で反射した光を受光する。判定手段は、前記受光手段が受光した光の強度に基づいて、衝突の可能性の有無を判定する。
ボア内に移動している間に被検体がじっとして動かない場合は、被検体のどの部位も、投光手段の投光領域を横切ることはない。この場合、投光手段から発せられた光は被検体で反射することはないので、受光手段は、被検体からの反射光を受光しない。したがって、判定部は、被検体がガントリに衝突する可能性がないと判定し、医療装置は、被検体が医療装置に衝突する可能性がないことを認識できる。
一方、被検体が腕部を動かすなどの動作をし、被検体の或る部位が複数の投光部の投光領域内に入り込むと、投光手段から発せられた光は、投光領域の中に入り込んだ部位で反射する。受光手段はこの反射光を受光する。したがって、判定部は、被検体がガントリに衝突する可能性があると判定し、医療装置は、被検体が医療装置に衝突する可能性があることを認識できる。
また、医療装置のボアが、第1のボア部と、第1のボア部よりも小さい内径を有する第2のボア部と、を有している場合、投光手段を、第1のボア部の内壁面に配することができる。この場合、被検体が、第1のボア部から、内径の小さい第2のボアに移動する最中に、被検体の或る部位が投光手段の投光領域に入り込むと、投光手段から発せられた光は、投光領域の中に入り込んだ部位で反射する。受光手段は、この反射光を受光する。したがって、判定部は、被検体がガントリに衝突する可能性があると判定し、医療装置は、被検体が医療装置に衝突する可能性があることを認識できる。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。以下では、本発明がMRI装置に適用された例を説明するが、本発明は、MRI装置以外の医療機器(例えば、CT装置、PET装置)にも適用することができる。
図1は、オープン(OPEN)型のMRI装置100の概観図である。このMRI装置100は発明を実施するための最良の形態の一例である。
MRI装置100は、ガントリ10とテーブル20とを有している。
ガントリ10は、被検体50を収容するボア11を有している。
テーブル20はクレドール21を有している。クレドール21の上に被検体50が寝かされている。被検体50の胴部には、受信コイル22が取り付けられている。クレドール21がZ方向に移動することによって、被検体50がボア11内に搬送される。
また、MRI装置100は、複数のレーザセンサ3A〜3Iを有している。
図2は、レーザセンサ3A〜3Iの拡大図である。
各レーザセンサ3A〜3Iは、レーザ光Lbを照射する照射部Pと、被検体50で反射した反射レーザ光Lrefを受光する受光部Rと、を有している。受光部Rは、被検体50で反射した反射レーザ光Lrefを受光すると、受光した反射レーザ光Lrefを電気信号3a〜3iに変換する。これらのレーザセンサ3A〜3Iは、図1に示すように、ボア11の開口11Aの上端縁11Bに沿うように配されている。図1に示すMRI装置100は9個のレーザセンサ3A〜3Iを有しているが、レーザセンサの数は、9個より多くすることも、少なくすることも可能である。
更に、MRI装置100は、判定器32および警報ランプ33を有している。
判定器32は、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iに基づいて、被検体50がボア11内に移動している間にMRI装置100に衝突する可能性があるかどうかを判定する。衝突の可能性がある場合、判定器32は、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Sstopを生成する。
警報信号Salarmは警報ランプ33に送られる。警報ランプ33は、警報信号Salarmを受け取ると点灯する。また、クレドール停止信号Sstopはクレドール21に送られる。クレドール21は、クレドール停止信号Sstopを受け取ると停止する。
以下に、MRI装置100が被検体50との衝突をどのように回避しているかについて、具体的に説明する。
被検体50がクレドール21の上に寝かされ、被検体50に受信コイル22が取り付けられる。その後、クレドール21がZ方向に移動し、被検体50はボア11内に収容される。
図3は、クレドール21がZ方向への移動を開始した直後のMRI装置100の斜視図、図4は、図3の上面図、図5は、図3の側面図である。
クレドール21がZ方向への移動を開始したと同時に、レーザセンサ3A〜3Iは、−Z方向に進行する直線状のレーザ光Lbを照射する。したがって、レーザセンサ3A〜3Iからのレーザ光Lbの組合せによって、被検体50を検出することが可能な領域平面(以下、「検出平面」という)Sflatが形成される。本形態では、レーザセンサ3A〜3Iは検出距離が互い同じであり(例えば50cm)、したがって、検出平面Sflatは略矩形の形状を有している。クレドール21がZ方向への移動を開始した直後は、図3〜図5に示すように、検出平面Sflat内には被検体50のどの部位も存在していない。したがって、レーザセンサ3A〜3Iからのどのレーザ光Lbも被検体50で反射することができず、どのレーザセンサ3A〜3Iも、レーザ光を受光することはできない。このため、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iの振幅は、実質的にゼロである。この場合、判定部32は、以下のようにして、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性があるかどうかを判定する。
図6は、衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。
グラフの横軸は、レーザセンサ3A〜3Iを示しており、縦軸は、電気信号3a〜3iの振幅VAを示している。判定部32は、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iの振幅VAを、しきい値Thと比較する。しきい値Thは、被検体50が検出平面Sflat内に入り込んでいるかどうかの基準となる値である。
判定部32は、電気信号3a〜3iのうちの少なくとも一つの電気信号が、しきい値Th以上よりも大きい振幅VAを有していれば、被検体50の或る部位が検出平面Sflat内に入り込んだと認識し、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性があると判定する。一方、判定部32は、全ての電気信号3a〜3iが、しきい値Thよりも小さい振幅VAを有していれば、被検体50のどの部位も検出平面Sflat内に入り込んでいないと認識し、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性がないと判定する。図6では、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iの振幅VAは、実質的にゼロであるので、しきい値Thよりも小さい。したがって、判定部32は、被検体50のどの部位も検出平面Sflat内に入り込んでおらず、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定する。判定部32は、衝突の可能性がないと判定したので、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Stopを生成せず、被検体50はボア11に向かって移動し続ける。
被検体50がボア11に向かって移動し始めた直後は、上記のようにして、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定される。
次に、被検体50がボア11に向かって移動している最中のMRI装置100の動作について説明する。
図7は、被検体50がボア11に向かって移動している最中の様子を示す図である。
図7では、被検体50の頭部がボア11内に入り込んでいる。図7の場合も、図5の場合と同様に、検出平面Sflat内に被検体50のどの部位も存在していない。したがって、図7も場合も、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iの振幅VAは、図6に示すグラフで表される。全ての電気信号3a〜3iの振幅VAがしきい値Thよりも小さいので、判定部32は、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定する。判定部32は、衝突の可能性がないと判定したので、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Stopを生成せず、被検体50はボア11に向かって移動し続ける。
図7の場合も、図5の場合と同様に、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定される。したがって、被検体50が図5および図7に示される姿勢を保持し続ければ、被検体50のどの部位も検出平面Sflat内に入り込むことはないので、MRI装置100は、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定し続ける。
次に、被検体50がボア11内に向かって移動している最中に、被検体50が動いたときのMRI装置100の動作について説明する。
図8は、被検体50が動いたときの様子を示す図である。
図8では、被検体50は、コイル22の上端部22aに下腕部51を置いている。しかし、下腕部51は検出平面Sflat内に存在しているわけではないので、図8も場合も、レーザセンサ3A〜3Iの電気信号3a〜3iの振幅VAは、図6に示すグラフで表される。全ての電気信号3a〜3iの振幅VAがしきい値Thよりも小さいので、判定部32は、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性はないと判定する。判定部32は、衝突の可能性がないと判定したので、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Stopを生成せず、被検体50はボア11に向かって移動し続ける。
しかし、被検体50がコイル22の上端部22aに下腕部51を置いた状態で、クレドール21がz方向に移動し続けると、被検体50の下腕部51がボア11の開口11Aの端縁11Bに衝突する。この場合、下腕部51が、端縁11Bとコイル22の上端部22aとの間に挟まれ、被検体50が大怪我をする恐れがある。このような事故が起きないように、MRI装置100は、以下のように動作をする。
図9は、被検体50の下腕部51が検出平面Sflat内に入り込んだ様子を示す図、図10は、図9の上面図である。
クレドール21がZ方向に移動すると、下腕部51が検出平面Sflatに入り込む。したがって、レーザセンサ3A〜3Iからのレーザ光が下腕部51で反射する。下腕部51からの反射光Lrefは、四方八方に拡散するので、各レーザセンサ3A〜3Iは、反射光Lrefを受光する。したがって、レーザセンサ3A〜3Iから、判定部32に、或る振幅を持った電気信号3a〜3iが送られる。判定部32は、送られてきた電気信号3a〜3iに基づいて、以下のようにして、被検体50がMRI装置100に衝突する可能性があるかどうかを判定する。
図11は、衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。
グラフの横軸は、レーザセンサ3A〜3Iを示しており、縦軸は、電気信号3a〜3iの振幅VAを示している。判定部32は、レーザセンサ3A〜3Iからの電気信号3a〜3iの振幅VAを、しきい値Thと比較する。
図11では、レーザセンサ3A〜3Iの全ての電気信号3a〜3iが、しきい値Thよりも大きい振幅VAを有している。したがって、判定部32は、被検体50の或る部位が検出平面Sflat内に入り込んでおり、被検体50の或る部位がMRI装置100に衝突する可能性があると判定する。判定部32は、衝突の可能性があると判定したので、警報信号Salarmを警報ランプ33に送るとともに、クレドール停止信号Sstopをクレドール21に送る。
警報ランプ33は警報信号Salarmに応答して点灯し、異常が発生したことを知らせる。また、クレドール21は、クレドール停止信号Sstopに応答して停止する。したがって、被検体50の下腕部51がボア11の開口11Aの上端縁11Bに衝突することが回避される。
尚、レーザセンサ3A〜3Iは、ボア11の開口11Aの上端縁11Bに沿うように配されている。しかし、必要に応じて、ボア11の開口11Aの右端縁11C及び/又は左端縁11D(図1参照)に沿うように配してもよい。
次に、本発明の別の形態のMRI装置について説明する。
図12は、シリンドリカル型のMRI装置200の概観図である。
MRI装置200は、ガントリ10とテーブル20とを有している。
ガントリ10は、被検体50を収容するボア11を有している。
テーブル20はクレドール21を有している。クレドール21の上に被検体50が寝かされている。被検体50の胴部には、受信コイル22が取り付けられている。クレドール21がZ方向に移動することによって、被検体50がボア11内に搬送される。
図13は、図12をA−A方向から見た断面図である。
ボア11は、第1のボア部111および第2のボア部112を有している。
第1のボア部111は、被検体50が搬入される前側開口111Aと、第2のボア部112に繋がる後側開口111Bと、を有している。第1のボア部111の内径D1は、後側開口111Bから前側開口111Aに近づくにつれて大きくなっている。一方、第2のボア部112の内径D2は、Z方向に渡ってほぼ一定である。
また、MRI装置200は、第1のボア部111の内壁111Cに配された複数のレーザセンサ30A〜30Nを有している。レーザセンサ30A〜30Nは、第1のボア部111の後側開口111Bの端縁111D(図12参照)に沿うように配されている。レーザセンサ30A〜30Nの構造は、図2に示すレーザセンサ3A〜3Iの構造と同じである。
更に、MRI装置200は、判定器32および警報ランプ33を有している。
判定器32は、レーザセンサ30A〜30Nからの電気信号30a〜30nに基づいて、被検体50がボア11内に移動している間にMRI装置200に衝突する可能性があるかどうかを判定する。衝突の可能性がある場合、判定器32は、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Sstopを生成する。
警報信号Salarmは警報ランプ33に送られる。警報ランプ33は、警報信号Salarmを受け取ると点灯する。また、クレドール停止信号Sstopはクレドール21に送られる。クレドール21は、クレドール停止信号Sstopを受け取ると停止する。
以下に、MRI装置200が被検体50との衝突をどのように回避しているかについて、具体的に説明する。
被検体50がクレドール21の上に寝かされ、被検体50に受信コイル22が取り付けられる。その後、クレドール21がZ方向に移動し、被検体50はボア11内に収容される。
図14は、クレドール21がZ方向への移動を開始した直後のMRI装置200の斜視図、図15は、図14の上面図、図16は、図14をA−A方向から見た断面図である。
クレドール21がZ方向への移動を開始したと同時に、レーザセンサ30A〜30Nは、−Z方向に進行する直線状のレーザ光を照射する。したがって、レーザセンサ30A〜30Nからのレーザ光Lbの組合せによって、被検体50を検出することが可能な湾曲状の領域面(以下、「検出曲面」という)Scrvが形成される。クレドール21がZ方向への移動を開始した直後は、図14〜図16に示すように、検出曲面Scrv内には被検体50のどの部位も存在していない。したがって、レーザセンサ30A〜30Nからのどのレーザ光Lbも被検体50で反射することができず、どのレーザセンサ30A〜30Nもレーザ光を受光することはできない。このため、レーザセンサ30A〜30Nからの電気信号30a〜30nの振幅は、実質的にゼロである。この場合、判定部32は、以下のようにして、被検体50がMRI装置200に衝突する可能性があるかどうかを判定する。
この判定方法は、図1に示すMRI装置100と基本的に同じである。レーザセンサ30A〜30Nからの電気信号30a〜30nの振幅VAは、実質的にゼロであるので、判定部32は、被検体50のどの部位も検出曲面Scrv内に入り込んでおらず、被検体50がMRI装置200に衝突する可能性はないと判定する。判定部32は、衝突の可能性がないと判定したので、警報信号Salarmおよびクレドール停止信号Stopを生成せず、被検体50はボア11に向かって移動し続ける。
被検体50がボア11に向かって移動し始めた直後は、上記のようにして、被検体50がMRI装置200に衝突する可能性はないと判定される。
次に、被検体50がボア11内に向かって移動している最中に、被検体50が動いたときのMRI装置200の動作について説明する。
図17および図18は、被検体50が動いたときの様子を示す図である。
被検体50は、コイル22の上端部22aに下腕部51を置いている。したがって、下腕部51が検出曲面Scrv内に入り込み、レーザセンサ30A〜30Nからのレーザ光が下腕部51で反射する。下腕部51からの反射光Lrefは、四方八方に拡散するので、各レーザセンサ30A〜30Nは、反射光Lrefを受光する。したがって、レーザセンサ30A〜30Nから、判定部32に、或る振幅を持った電気信号30a〜30nが送られる。判定部32は、送られてきた電気信号30a〜30nに基づいて、以下のようにして、被検体50がMRI装置200に衝突する可能性があるかどうかを判定する。
図19は、衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。
グラフの横軸は、レーザセンサ30A〜30Nを示しており、縦軸は、電気信号30a〜30nの振幅VAを示している。判定部32は、レーザセンサ30A〜30Nからの電気信号30a〜30nの振幅VAを、しきい値Thと比較する。
図19では、レーザセンサ30A、30B、30M、および30Nの電気信号30a、30b、30m、および30nが、しきい値Thよりも小さい振幅VAを有しているが、他のレーザセンサの電気信号は、しきい値Thよりも大きい。したがって、判定部32は、被検体50の或る部位が検出曲面Scrv内に入り込んでおり、被検体50の或る部位がMRI装置200に衝突する可能性があると判定する。判定部32は、衝突の可能性があると判定したので、警報信号Salarmを警報ランプ33に送るとともに、クレドール停止信号Sstopをクレドール21に送る。
警報ランプ33は警報信号Salarmに応答して点灯し、異常が発生したことを知らせる。また、クレドール21は、クレドール停止信号Sstopに応答して停止する。したがって、被検体50の下腕部51がボア11の内壁に衝突することが回避される。
上記のMRI装置100および200では、レーザセンサは、直線状のレーザ光Lbを照射する。しかし、本発明では、直線状のレーザ光を照射するレーザセンサの代わりに、2次元的又は3次元的に広がるレーザ光を照射するレーザセンサを使用することもできる。2次元的又は3次元的に広がるレーザ光を照射するレーザセンサを使用することによって、より少ない数のレーザセンサで検出平面Sflat又は検出曲面Scrvを形成することが可能となる。
MRI装置100および200は、投光部Pと受光部Rとが一体に備えられたレーザセンサを備えている。しかし、MRI装置は、投光部と受光部を別個の光学部品(例えば、レーザとフォトダイオード)で備えてもよい。
MRI装置100および200は、被検体50がMRI装置に衝突する可能性があると判定した場合、警報ランプ33を点灯させるとともに、クレドール21を停止する動作を実行している。しかし、本発明のMRI装置は、MRI装置のモニタルームに衝突の可能性があることを知らせる動作など、他の動作を実行するようにしてもよい。
また、MRI装置100および200では、レーザセンサからの電気信号のうちの少なくとも一つの電気信号が、しきい値Th以上よりも大きい振幅VAを有していれば、被検体50がMRI装置に衝突する可能性があると判定される。しかし、MRI装置の構造や、レーザセンサの配置位置などの条件によって、別の判定基準に従って衝突の可能性の有無を判定してもよい。例えば、少なくとも二つの電気信号がしきい値Thよりも大きい振幅を有していれば、衝突の可能性があると判定してもよい。
OPEN型のMRI装置100の概観図である。 レーザセンサ3A〜3Iの拡大図である。 クレドール21がZ方向への移動を開始した直後のMRI装置100の斜視図である。 図3の上面図である。 図3の側面図である。 衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。 被検体50がボア11に向かって移動している最中の様子を示す図である。 被検体50が別の姿勢を取っているときの様子を示す図である。 被検体50の下腕部51が検出平面Sflat内に入り込んだ様子を示す図である。 図9の上面図である。 衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。 シリンドリカル型のMRI装置200の概観図である。 図12をA−A方向から見た断面図である。 クレドール21がZ方向への移動を開始した直後のMRI装置200の斜視図である。 図14の上面図である。 図14をA−A方向から見た断面図である。 被検体50が動いたときの様子を示す図である。 被検体50が動いたときの様子を示す図である。 衝突の可能性があるかどうかを判定する方法を説明するグラフである。
符号の説明
10 ガントリ
11 ボア
11A 開口
11B 上端縁
11C 右端縁
11D 左端縁
20 テーブル
21 クレドール
22 受信コイル
32 判定部
33 警報ランプ
50 被検体
100、200 MRI装置
111 第1のボア部
111A 前側開口
111B 後側開口
111C 内壁

Claims (11)

  1. 被検体が収容されるボアを有するガントリ、および
    前記被検体が前記ガントリに衝突する可能性の有無を検知する検知手段、
    を有する医療装置。
  2. 前記検知手段は、
    前記ボアの開口の端縁に沿うように配され、所定の領域に光を投光する投光手段、
    前記被検体の一部が前記所定の領域に入り込むことにより前記被検体の一部で反射した光を受光する受光手段、および
    前記受光手段が受光した光の強度に基づいて、前記衝突する可能性の有無を判定する判定手段、
    を有する、請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記投光手段および前記受光手段は、前記ボアの内壁面に配されている、請求項2に記載の医療装置。
  4. 前記開口は、前記ガントリの前面に設けられており、
    前記投光手段および前記受光手段は、前記ガントリの前面に配されている、請求項2に記載の医療装置。
  5. 前記ボアは、第1のボア部と、前記第1のボア部よりも小さい内径を有する第2のボア部と、を有し、
    前記検知手段は、前記第1のボア部の内壁面に配され、所定の領域に光を投光する投光手段と、前記被検体の一部が前記所定の領域に入り込むことにより前記被検体の一部で反射した光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した光の強度に基づいて、前記衝突する可能性の有無を判定する判定手段と、を有している、請求項1に記載の医療装置。
  6. 前記第1のボア部は、前記被検体が搬入される第1の開口と、前記第2のボア部に繋がる第2の開口を有し、
    前記投光手段は、前記第2の開口の端縁に沿うように配されている、請求項5に記載の医療装置。
  7. 前記第1のボア部は、前記第2の開口から前記第1の開口に近づくにつれて大きくなる内径を有している、請求項5又は6に記載の医療装置。
  8. 前記判定手段によって前記被検体が前記ガントリに衝突する可能性があると判定された場合、前記衝突する可能性を報知する報知手段を有する、請求項2〜7のうちのいずれか一項に記載の医療装置。
  9. 前記被検体を前記ボアに搬送する搬送手段、および
    前記判定手段によって前記被検体が前記ガントリに衝突する可能性があると判定された場合、前記搬送手段による前記被検体の搬送を停止する停止手段、
    を有する、請求項2〜8のうちのいずれか一項に記載の医療装置。
  10. 前記投光手段は、複数の投光部を有し、
    前記受光手段は、複数の受光部を有する、請求項2〜9のうちのいずれか一項に記載の医療装置。
  11. 前記医療装置は、MRI装置、CT装置、又はPET装置である、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載の医療装置。
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