相互参照
本発明は、出願番号が2015104289706であり、出願日が2015年7月20日である中国特許出願を基に提出するものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は、参照のため本願に援用される。
本開示は、スマート機器技術分野に関し、特に、充電方法および装置に関する。
スマート機器が人々の日常生活にますます重要な役割を果たしているが、内蔵バッテリの容量が小さいため、スマートフォンといったハンディタイプのスマート機器は、持続時間が短いという課題を抱えている。持続時間が短いという課題を解決するために、ユーザは、一般的に移動電源を持っており、スマート機器の電力量が低い場合、スマート機器に対して定額以外の電力量を提供する。しかし、移動電源は一般的に体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利である。
本開示の実施例は、充電方法および装置を提供する。当該技術案は下記のとおりである。
本開示の実施例の第1の態様によれば、多機能I/O(Input/Output、出入力)インターフェースが接続線を介してスレーブ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているマスタ機器に用いられる充電方法を提供する。当該方法は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するステップと、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するステップと、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するステップと、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するステップと、を含む。
本開示の実施例の第2の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してマスタ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているスレーブ機器に用いられる充電方法を提供する。当該方法は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するステップと、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するステップと、を含み、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例の第3の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してスレーブ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているマスタ機器に用いられる充電装置を提供する。当該装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュールと、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュールと、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュールと、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュールと、を備える。
本開示の実施例の第4の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してマスタ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているスレーブ機器に用いられる充電装置を提供する。当該装置は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するように構成される指令受信モジュールと、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成される充電モジュールと、を備え、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例の第5の態様によれば、充電装置を提供する。当該装置は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、プロセッサは、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定し、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定し、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定し、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される。
本開示の実施例の第6の態様によれば、充電装置を提供する。当該装置は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、プロセッサは、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成され、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例による技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
上述した一般的な記述および後続の詳細な記述は、単に例示的および解釈的なものであり、本発明を制限できるものでないと理解されるべきである。
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本開示に適した実施例を示し、かつ、明細書の文字記載とともに本開示の仕組みを解釈するために用いられる。
本発明の各実施例による充電方法に係る実施環境を示す構成模式図である。
ある実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
ある実施例による充電方法に係る充電方向を設定する手順を示す方法フローチャートである。
別の実施例による充電方法に係る電力量制御プログレスバーを更新する手順を示す方法フローチャートである。
別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
さらに別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
さらに別の実施例による充電方法に係る電力量制御プログレスバーを表示する手順を示す方法フローチャートである。
図4Aに示す充電方法の実施模式図である。
図4Aに示す充電方法の実施模式図である。
ある実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
さらに別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
ある実施例による充電装置を示すブロック図である。
上記図面には本開示の明確な実施例を示しており、後述にはより詳細に記述する。これらの図面及び文字記述は、本開示思想の範囲を限定するものではなく、特定の実施例を参照して本開示の概念を説明するためのものである。
次に、実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図に係る場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の局面と一致する装置および方法の例に過ぎない。
図1は、本発明の各実施例による充電方法に係る実施環境を示す構成模式図である。当該実施環境は、マスタ機器120とスレーブ機器140と接続線160とを含む。
マスタ機器120とスレーブ機器140とは、多機能I/Oインターフェースを有する電子機器であり、当該電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、電子ブックリーダ、MP3プレーヤ(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動的映像専門家圧縮標準音声レイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動的映像専門家圧縮標準音声レイヤー4)プレーヤまたはラップトップ型携帯可能なコンピュータなどであっても良い。通常の場合、マスタ機器120とスレーブ機器140とは多機能I/Oインターフェースが同じであり、且つ、当該多機能I/Oインターフェースは、マスタ機器とスレーブ機器との変換を図ることができる。例えば、当該多機能I/Oインターフェースは、Type Cインターフェースであっても良い。
マスタ機器120とスレーブ機器140とは、接続線160を介して接続されている。当該接続線160の端子162及び端子164はそれぞれ、マスタ機器120及びスレーブ機器140の多機能I/Oインターフェースと整合している。例えば、マスタ機器120とスレーブ機器140との多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである場合、接続線160はType C接続線であり、Type C接続線の端子162と端子164は何れもType C端子である。
記述の便利のため、下記の実施例では、単にマスタ機器120及びスレーブ機器140をスマートフォンとし、マスタ機器120とスレーブ機器140との多機能I/OインターフェースをType Cインターフェースとし、接続線160をType C接続線とすることを例として説明するが、本開示では、これを限定しない。
図2Aは、ある実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境におけるマスタ機器120に用いることを例として説明する。当該方法は、下記のステップを含む。
ステップ201では、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定する。
ステップ202では、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ステップ203では、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ステップ204では、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
以上により、本実施例による充電方法では、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
ユーザがマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量をより直観に把握し、当該余剰電力量に基づいて充電方向を設定することを可能にするために、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザが設定した目標余剰電力量を受信しても良い。ある可能な実施形態としては、図2Bに示すように、上記ステップ201は、以下のステップを含んでも良い。
ステップ201Aでは、電力量制御プログレスバーによって、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれマスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量との和である総余剰電力量に占めるパーセントを含む初期電力量情報を表示する。
ステップ201Bでは、電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付ける。
ステップ201Cでは、スライド操作に基づいて、マスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定する。
ステップ201Dでは、初期電力量情報と目標電力量情報に基づいて、充電方向を特定する。
ユーザがマスタ機器とスレーブ機器との間の充電状況をリアルタイムに了解するために、マスタ機器は、所定の時間間隔おきにマスタ機器とスレーブ機器の現在余剰電力量を取得し、かつ、現在余剰電力量情報に基づいてプログレスバーを更新しても良い。ある可能な実施形態としては、図2Cに示すように、当該方法は、以下のステップをさらに含んでも良い。
ステップ205では、所定の時間間隔おきに、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得する。
ステップ206では、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、充電期間のスレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とをスレーブ機器から読み取る。
ステップ207では、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、電力量制御プログレスバーを更新する。
図3は、別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境におけるスレーブ機器140に用いることを例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
ステップ301では、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信する。充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
ステップ302では、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施する。
以上により、本実施例による充電方法によれば、スレーブ機器が、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、かつ、当該充電指令に基づいて、マスタ機器と共に充電操作を実施することにより、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
図4Aは、さらに別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境に用いることを例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
ステップ401では、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって初期電力量情報を表示する。
ユーザが接続線を用いて2つのスマート機器を接続したとき、2つのスマート機器の間にデータ通信接続を確立しており、スマート機器の間は、当該接続線を介してデータの伝送を行うことができる。例えば、当該接続線がType C接続線であっても良く、Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、2つのスマート機器の多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースであり、当該Type C接続線を用いれば、2つのスマート機器の間に接続を確立することができる。なお、Type Cインターフェースを有する2つのスマート機器は、Type Cプロトコルを用いる。
当該Type C接続線を介して接続されている2つのスマート機器のうち一方のスマート機器をマスタ機器とし、他方のスマート機器をスレーブ機器とし、マスタ機器は、データをスレーブ機器へリードライトすることができるが、スレーブ機器は、データをマスタ機器へリードライトすることができない。ある可能な実施形態としては、2つのスマート機器では、先ずType C接続線が挿入されるスマート機器は、デフォルトのマスタ機器とされ、対応的に、後でType C接続線が挿入されるスマート機器は、デフォルトのスレーブ機器とされる。スマート機器が接続を確立した後、マスタ機器(またはスレーブ機器)は、スレーブ機器(またはマスタ機器)へマスタ機器切換要求を送信することができ、スレーブ機器(またはマスタ機器)は、当該マスタ機器切換要求に基づいてマスタ機器(またはスレーブ機器)に切換わり、かつ、現在のマスタスレーブ機器関係に基づいて、新たしいデータ通信を確立する。Type Cプロトコルによってマスタスレーブ機器の自由な切換を図ることは、当業者に熟知のことであるため、ここでは繰り返して説明しない。
ユーザがスマート機器の現在の余剰電力量を一層把握し、かつ、当該余剰電力量に基づいて充電方向を設定可能にするために、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって初期電力量情報を表示しても良く、当該初期電力量情報は、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントであり、総余剰電力量は、マスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量との和である。
ある可能な実施形態としては、図4Bに示すように、本ステップは、以下のステップを含んでも良い。
ステップ401Aでは、マスタ機器がマスタ機器の初期余剰電力量を取得する。
ユーザがType C接続線を用いて2つのスマート機器を接続するとき、2つのスマート機器のうちマスタ機器は、所定のアプリケーションプログラムを自動で呼び出すことができ、当該所定のアプリケーションプログラムは、スマート機器の間で充電操作を制御するためのものである。
当該所定のアプリケーションプログラムを起動した後、マスタ機器は、対応するプログレスを呼び出してマスタ機器の現在余剰電力量を取得し、かつ、現在余剰電力量をマスタ機器の初期余剰電力量として特定しても良い。
ステップ401Bでは、マスタ機器は、接続線を介した接続によって、スレーブ機器に対応するスレーブ機器の初期余剰電力量を読み取る。
マスタ機器はスレーブ機器からデータをリードライトすることができるため、自分余剰電力量を取得すると同時、Type C接続線を介してスレーブ機器の現在余剰電力量を読み取り、読み取った現在余剰電力量をスレーブ機器の初期余剰電力量として特定しても良い。
ステップ401Cでは、マスタ機器は、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー及びスレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーがそれぞれ電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントを特定する。
マスタ機器は、取得されたマスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量に基づいて、余剰電力量を算出する。ユーザがマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量の大小関係をより直観に把握するために、マスタ機器は、さらに、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出する。
マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出した後、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーをスクリーンに表示する。ここでは、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーが電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントであり、スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーが電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントである。なお、ユーザによる区別を便利にするために、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーとスレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーとは、異なる背景色を用いて標識する。
例えば、図4Cに示すように、マスタ機器41は、マスタ機器の初期余剰電力量として1000ミリアンペアを取得し、かつ、接続線によってスレーブ機器42のスレーブ機器の初期余剰電力量として500ミリアンペアを読み取ったとき、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出してそれぞれ67%と33%とを取得する。算出されたパーセントに基づいて、マスタ機器41は、電力量制御プログレスバー43を表示する。ここでは、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー431が電力量制御プログレスバー43に占める長さのパーセントは、67%であり、スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー432が電力量制御プログレスバー43に占める長さのパーセントは、33%である。
ステップ402では、マスタ機器は電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付ける。
マスタ機器は、電力量制御プログレスバーを表示した後、ユーザによる当該電力量制御プログレスバーに対するスライド操作により、ユーザが設定した目標電力量情報を特定する。ここでは、当該スライド操作とは、電力量制御プログレスバーのスライドバーをドラッグすることを指してもよい。なお、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付けると同時、スライドバーのリアルタイムな位置に応じて、電力量制御プログレスバーに表示される数値情報を更新する必要がある。
例えば、図4Cに示すように、マスタ機器41は、電力量制御プログレスバー43のスライドバー433によってユーザのスライド操作を受付し、スライド操作に応じて、プログレスバー431とプログレスバー432に表示されるパーセント数値を更新する。
ステップ403では、マスタ機器は、スライド操作に応じて、マスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定する。
マスタ機器は、当該スライド操作に応じて、ユーザが設定したマスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを特定する。
例えば、図4Dに示すように、スライドバー433が図示の位置にドラッグされており、ユーザが特定ボタン44をクリックしたとき、マスタ機器41は、現在でスライドバー433が電力量制御プログレスバー43にある位置に応じて、ユーザが設定したマスタ機器の目標余剰電力量とスレーブ機器の目標余剰電力量とが総余剰電力量に占めるパーセントをそれぞれ33%と67%として特定する。
ステップ404では、マスタ機器は初期電力量情報と目標電力量情報に基づいて充電方向を特定する。
マスタ機器からスレーブ機器へ充電しても良いし、スレーブ機器からマスタ機器へ充電しても良いため、マスタ機器は、初期電力量情報とユーザが設定した目標電力量情報とに基づいて、さらに充電方向を特定する必要がある。
ある可能な実施形態としては、本ステップは、以下のステップを含んでも良い。
ステップ404Aでは、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、または、スレーブ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、マスタ機器は、充電方向を第1の充電方向として特定する。
ここでは、第1の充電方向とは、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することである。
充電方向が第1の充電方向であるとき、ステップ405を実行する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは33%であり、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセント67%よりも小さく、マスタ機器41は、充電方向を第1の充電方向として特定する。
ステップ404Bでは、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、または、スレーブ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、マスタ機器は、充電方向を第2の充電方向として特定する。
ここでは、第2の充電方向とは、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することである。
充電方向が第2の充電方向であるとき、ステップ406を実行する。
ステップ405では、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器は、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ユーザが設定された充電方向をより直観に把握させるために、マスタ機器は、充電方向を特定した後、さらに、対応する充電方向アイコンを表示する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器41は、ユーザの設定した充電方向に応じて、対応する第1の充電方向アイコン45を表示する。
ステップ406では、充電方向が第2の充電方向であるとき、マスタ機器は、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定する。
対応的に、マスタ機器は、充電方向を第2の充電方向として特定したとき、対応する第2の充電方向アイコンを表示する。
ステップ407では、マスタ機器は、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
マスタ機器は、特定した充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
充電操作がマスタ機器からスレーブ機器へ充電する旨を指示するとき、マスタ機器は、マスタ機器の電源管理チップへ、放電を行う旨をマスタ機器に指示する指令を送信し、かつ、Type C接続線を介して、スレーブ機器の電源管理チップへ、充電を行う旨をスレーブ機器に指示する指令を送信する。充電操作がスレーブ機器からマスタ機器へ充電する旨を指示するとき、マスタ機器は、マスタ機器の電源管理チップへ、充電を行う旨をマスタ機器に指示する指令を送信し、かつ、Type C接続線を介して、スレーブ機器の電源管理チップへ、放電を行う旨をスレーブ機器に指示する指令を送信する。
ステップ408では、スレーブ機器は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信する。
対応的に、スレーブ機器は、Type C接続線を介して、マスタ機器が送信した充電指令を受信する。
ステップ409では、スレーブ機器は充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施する。
スレーブ機器は、マスタ機器へ充電する旨を指示する充電指令を受信したとき、Type C接続線を介してマスタ機器へ充電する。
スレーブ機器は、マスタ機器からスレーブ機器へ充電する旨を指示する充電指令を受信したとき、Type C接続線を介して、マスタ機器が伝送した電力量リソースを受信する。
ステップ410では、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得する。
ユーザが充電プログレスを了解可能にするために、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、マスタ機器の現在余剰電力量を取得し、当該所定の時間間隔は、10秒であっても良い。
また、マスタ機器及びスレーブ機器が充電を行う過程では、プログラム運行及びユーザ使用などの理由により、電力が継続的に消費される。ユーザが機器の電力消費状況を知るために、マスタ機器は、マスタ機器の現在余剰電力量を取得すると同時に、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報をさらに取得する。
ステップ411では、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをスレーブ機器から読み取る。
対応的に、マスタ機器は、第1の電力量消費情報とマスタ機器の現在余剰電力量とを取得すると同時に、さらに、Type C接続線を介してスレーブ機器の第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを読み取る必要があり、ここでは、第2の電力量消費情報は、充電期間のスレーブ機器の電力消費状況を示すためのものである。
ステップ412では、スレーブ機器は、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをマスタ機器へ送信する。
対応的に、スレーブ機器は、Type C接続線を介して、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをマスタ機器へ送信する。
なお、マスタ機器は、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを自発的に読み取ってもよく、スレーブ機器が自発的に送信した第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを受信してもよく、本開示では、これを限定しない。
ステップ413では、マスタ機器は、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、電力量制御プログレスバーを更新する。
マスタ機器は、取得されたマスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報に基づいて、電力量制御プログレスバーにおける数値をリアルタイムに更新する。
ここでは、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって現在電力量情報を表示するとき、異なる色を用いて、マスタ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、スレーブ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、第1の電力量消費情報に対応するプログレスバー及び第2の電力量消費情報に対応するプログレスバーを標識する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器41はそれぞれ、異なる背景色を用いて、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報を標識する。
なお、マスタ機器は、ユーザが設定した目標電力量を示すために、さらに、ユーザが設定した目標電力量情報に基づいて、対応する目標電力量提示標識を電力量制御プログレスバーに表示しても良い。
なお、マスタ機器は、ユーザが充電の時間を便利に把握するために、さらに、現在余剰電力量と目標余剰電力量とに基づいて充電待ち電力量を算出し、且つ、当該充電待ち電力量と現在の充電速度とに基づいて残り充電時間を算出して表示しても良い。
なお、充電効果を保証するために、マスタ機器は、第1の電力量消費情報と第2の電力量消費情報とを取得した後、充電期間のマスタ機器に対応する第1の電力消費速度およびスレーブ機器に対応する第2の電力消費速度を算出し、第1の電力消費速度または第2の電力消費速度が所定の電力消費閾値よりも大きいとき、充電期間の電力消費が速すぎると特定し、かつ、対応する注意情報を発して、充電効果を保証するために機器の使用を低減する旨をユーザに注意し、または、対応するプログラムを自動で呼び出して所定のプログラムをクリーンし、これによって、より良い充電効果を奏する。ここでは、所定のプログラムは、バックグランドで運行されるプログラム、または、使用頻度が低いプログラムであっても良い。
ステップ414では、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器の目標余剰電力量に達し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器の目標余剰電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
マスタ機器は、現在余剰電力量が目標余剰電力量に達したと検出したとき、充電停止指令を自動でマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信して、マスタ機器とスレーブ機器との間で充電操作を停止することを命令する。
ステップ415では、スレーブ機器は、マスタ機器から接続線を介した接続によって送信された充電停止指令を受信する。
当該充電停止指令は、マスタ機器が、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器目標電力量に達したと検出し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器目標電力量に達したと検出した時に送信するものである。
ステップ416では、スレーブ機器は充電停止指令に基づいて、マスタ機器との間の充電操作を停止する。
対応的に、スレーブ機器の電源管理チップは、受信された充電停止指令に基づいて、マスタ機器との間の充電操作を停止する。
以上により、本実施例による充電方法によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
本実施例では、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の電力量情報を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザの設定した充電方向および充電の電力量を受信することで、全体の充電過程をより直観且つ正確にする。
本実施例では、マスタ機器は、さらに、自身とスレーブ機器の現在余剰電力量をリアルタイムに取得し、かつ、現在余剰電力量と充電期間の電力消費状況をプログレスバーに表示することで、ユーザが充電プログレスを便利に把握する。
本実施例では、現在余剰電力量がユーザの設定した目標電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器における電源制御チップとスレーブ機器における電源制御チップへ送信することで、マスタ機器またはスレーブ機器の過充電を回避し、マスタ機器とスレーブ機器との間の充電の正確度を向上させる。
図5は、ある実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるマスタ機器120の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュール510と、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュール520と、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュール530と、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュール540と、を備えても良い。
以上により、本実施例による充電装置によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
図6は、別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるマスタ機器120の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュール610と、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュール620と、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュール630と、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュール640と、を備えても良い。
好ましくは、受信モジュール610は、電力量制御プログレスバーによって、前記マスタ機器の初期余剰電力量と前記スレーブ機器の初期余剰電力量との和である総余剰電力量に対して前記マスタ機器の初期余剰電力量及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ占めるパーセントを含む初期電力量情報を表示するように構成される表示サブモジュール611と、前記電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付けるように構成される操作受付サブモジュール612と、前記スライド操作に応じて、前記マスタ機器の目標余剰電力量及び前記スレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ前記総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定するように構成される第1の特定サブモジュール613と、前記初期電力量情報および前記目標電力量情報に基づいて、前記充電方向を特定するように構成される第2の特定サブモジュール614と、を有する。
好ましくは、第2の特定サブモジュール614は、前記マスタ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記マスタ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、もしくは、前記スレーブ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記スレーブ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、前記充電方向を前記第1の充電方向として特定するように構成される第1の方向特定サブモジュール614A、または、前記マスタ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記マスタ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、もしくは、前記スレーブ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記スレーブ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、前記充電方向を前記第2の充電方向として特定するように構成される第2の方向特定サブモジュール614Bを有する。
好ましくは、表示サブモジュール611は、前記マスタ機器の初期余剰電力量を取得するように構成される取得サブモジュール611Aと、前記接続線を介した接続によって、前記スレーブ機器に対応する前記スレーブ機器の初期余剰電力量を読み取るように構成される読取サブモジュール611Bと、前記マスタ機器の初期余剰電力量及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、前記マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーがそれぞれ前記電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントを特定するように構成される第3の特定サブモジュール611Cと、を有する。
好ましくは、当該装置は、所定の時間間隔おきに、充電期間での前記マスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得するように構成される取得モジュール650と、前記所定の時間間隔おきに、前記接続線を介した接続によって、充電期間での前記スレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とを前記スレーブ機器から読み取るように構成される読取モジュール660と、前記マスタ機器の現在余剰電力量、前記スレーブ機器の現在余剰電力量、前記第1の電力量消費情報及び前記第2の電力量消費情報がそれぞれ前記総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、前記電力量制御プログレスバーを更新するように構成される更新モジュール670と、をさらに備える。
好ましくは、前記マスタ機器は、前記電力量制御プログレスバーによって現在電力量情報を表示するとき、異なる色を用いて、前記マスタ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、スレーブ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、前記第1の電力量消費情報に対応するプログレスバー及び前記第2の電力量消費情報に対応するプログレスバーを標識する。
好ましくは、当該装置は、マスタ機器の現在余剰電力量が前記マスタ機器の目標余剰電力量に達し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量が前記スレーブ機器の目標余剰電力量に達したとき、充電停止指令を前記マスタ機器の電源管理チップと前記スレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第2の送信モジュール680をさらに備える。
好ましくは、前記接続線がType C接続線であり、前記Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、前記マスタ機器と前記スレーブ機器の前記多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである。
以上により、本実施例による充電装置によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
本実施例では、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の電力量情報を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザの設定した充電方向および充電の電力量を受信することで、全体の充電過程をより直観且つ正確にする。
本実施例では、マスタ機器は、さらに、自身とスレーブ機器の現在余剰電力量をリアルタイムに取得し、かつ、現在余剰電力量と充電期間の電力消費状況をプログレスバーに表示することで、ユーザが充電プログレスを便利に把握する。
本実施例では、現在余剰電力量がユーザの設定した目標電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器における電源制御チップとスレーブ機器における電源制御チップへ送信することで、マスタ機器またはスレーブ機器の過充電を回避し、マスタ機器とスレーブ機器との間の充電の正確度を向上させる。
図7は、さらに別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるスレーブ機器160の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するように構成される指令受信モジュール710と、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成される充電モジュール720と、を備えても良く、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
好ましくは、当該装置は、所定の時間間隔おきに、前記接続線を介した接続によって、充電期間での前記スレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とを前記マスタ機器へ送信するように構成される第3の送信モジュール730をさらに備える。
好ましくは、当該装置は、前記マスタ機器から前記接続線を介した接続によって送信された充電停止指令を受信するように構成される停止指令受信モジュール740と、前記充電停止指令に基づいて、前記マスタ機器との間の前記充電操作を停止するように構成される停止充電モジュール750と、をさらに備え、前記充電停止指令は、前記マスタ機器が、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器目標電力量に達したと検出し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器目標電力量に達したと検出した時に送信するものである。
好ましくは、当該接続線がType C接続線であり、前記Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、前記マスタ機器と前記スレーブ機器の前記多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである。
以上により、本実施例による充電装置によれば、スレーブ機器が、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、かつ、当該充電指令に基づいて、マスタ機器と共に充電操作を実施することにより、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
上記実施例における装置中の各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、当該方法に関する実施例において詳細に記述されているため、ここで詳細に説明しない。
図8は、ある実施例による充電装置800を示すブロック図である。例えば、装置800は、スマートフォン、タブレットデバイスまたは電子ブックリーダなどであってもよい。
図8を参照すると、装置800は、以下の1つ又は複数のユニット、すなわち、処理ユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入力・出力(I/O)インターフェース812、センサユニット814及び通信ユニット816を備えてもよい。
処理ユニット802は通常、装置800の全般操作、例えば、表示、電話発呼、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット802は、前記方法のステップの全部又は一部を実行するように、指令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を備えてもよい。また、処理ユニット802は、処理ユニット802と他のユニットとの間の相互作用を容易にするように、1つ又は複数のモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット802は、マルチメディアユニット808と処理ユニット802との間の相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
メモリ804は、装置800での操作をサポートするために、各種別のデータを記憶するように構成される。これらのデータの例示は、装置800で操作する如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の指令、連絡人データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、映像などを含む。メモリ804は、如何なる種別の揮発性もしくは不揮発性記憶デバイスまたはそれらの組合せ、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクによって実現されてもよい。
電源ユニット806は、装置800のユニットのそれぞれに電力を供給する。電源ユニット806は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、装置800用の電力を生成、管理および配分するに関する他のユニットを含んでもよい。
マルチメディアユニット808は、前記装置800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを供給するスクリーンを備える。一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでも良い。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけではなく、前記タッチまたはスライド操作と関連する持続時間および圧力をさらに検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット808は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置800が操作モード、例えば、撮像モードまたは映像モードにあるとき、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびバックカメラのそれぞれは、1つの固定の光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット810は、マイク(MIC)を備え、装置800が操作モード、例えば、発呼モード、記録モードおよび音声識別モードにあるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ804に記憶される、または、通信ユニット816を介して送信されることができる。一部の実施例では、オーディオユニット810は、さらに、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
I/Oインターフェース812は、処理ユニット802とペリフェラルインターフェースモジュールとの間でインターフェースを供給するものであり、前記ペリフェラルインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含んでも良いが、それらに限定されない。当該I/Oインターフェース812は、さらに、Type Cインターフェースであっても良い。
センサユニット814は、いろんな方面での状態推定を装置800に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット814は、装置800のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を検出することができ、例えば、前記ユニットは、装置800のディスプレイおよびキーパッドである。センサユニット814は、さらに、装置800もしくは装置800の1つのユニットの位置変更、ユーザと装置800との接触の存在もしくは不存在、装置800の方位または加速/減速および装置800の温度変化をさらに検出することができる。センサユニット814は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット814は、さらに、イメージングアプリケーションに使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでも良い。一部の実施例では、当該センサユニット814は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含んでも良い。
通信ユニット816は、装置800と他の機器間の無線または有線方式の通信が便利になるように構成される。装置800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3G、またはそれらの組合せにアクセスすることができる。ある実施例では、通信ユニット816は、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報をブロードキャストチャネルを介して受信する。ある実施例では、前記通信ユニット816は、さらに、短距離通信を容易にするように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールを含んでも良い。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術によって実現されてもよい。
実施例では、装置800は、上記方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現されてもよい。
実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ804をさらに提供し、上記指令が装置800のプロセッサ820によって実行されることで上述した方法を実施させることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光データ記憶機器などであっても良い。
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記記録媒体における指令が装置800のプロセッサーにより実行されると、装置800が前記マスタ機器側またはスレーブ機器側の充電方法を実行するようにする。
当業者は、明細書を考慮し、ここに公開された開示を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到する。本願は、本開示の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な仕組みに従い、かつ、本開示に開示されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本開示の本当の範囲および思想は添付の特許請求の範囲によって与えられる。
本開示が以上で記載され、且つ図面に示された正確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本開示の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
相互参照
本発明は、出願番号が2015104289706であり、出願日が2015年7月20日である中国特許出願を基に提出するものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は、参照のため本願に援用される。
本開示は、スマート機器技術分野に関し、特に、充電方法、装置、プログラム及び記録媒体に関する。
スマート機器が人々の日常生活にますます重要な役割を果たしているが、内蔵バッテリの容量が小さいため、スマートフォンといったハンディタイプのスマート機器は、持続時間が短いという課題を抱えている。持続時間が短いという課題を解決するために、ユーザは、一般的に移動電源を持っており、スマート機器の電力量が低い場合、スマート機器に対して定額以外の電力量を提供する。しかし、移動電源は一般的に体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利である。
本開示の実施例は、充電方法、装置、プログラム及び記録媒体を提供する。当該技術案は下記のとおりである。
本開示の実施例の第1の態様によれば、多機能I/O(Input/Output、出入力)インターフェースが接続線を介してスレーブ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているマスタ機器に用いられる充電方法を提供する。当該方法は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するステップと、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するステップと、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するステップと、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するステップと、を含む。
本開示の実施例の第2の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してマスタ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているスレーブ機器に用いられる充電方法を提供する。当該方法は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するステップと、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するステップと、を含み、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例の第3の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してスレーブ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているマスタ機器に用いられる充電装置を提供する。当該装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュールと、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュールと、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュールと、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュールと、を備える。
本開示の実施例の第4の態様によれば、多機能I/Oインターフェースが接続線を介してマスタ機器の多機能I/Oインターフェースに接続されているスレーブ機器に用いられる充電装置を提供する。当該装置は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するように構成される指令受信モジュールと、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成される充電モジュールと、を備え、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例の第5の態様によれば、充電装置を提供する。当該装置は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、プロセッサは、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定し、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定し、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定し、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される。
本開示の実施例の第6の態様によれば、充電装置を提供する。当該装置は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、プロセッサは、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成され、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
本開示の実施例の第7の態様によれば、プロセッサに実行されることにより、本開示の実施例の第1または第2の態様に記載の充電方法を実現するプログラムを提供する。
本開示の実施例の第8の態様によれば、本開示の実施例の第7の態様に記載のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
本開示の実施例による技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
上述した一般的な記述および後続の詳細な記述は、単に例示的および解釈的なものであり、本発明を制限できるものでないと理解されるべきである。
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本開示に適した実施例を示し、かつ、明細書の文字記載とともに本開示の仕組みを解釈するために用いられる。
本発明の各実施例による充電方法に係る実施環境を示す構成模式図である。
ある実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
ある実施例による充電方法に係る充電方向を設定する手順を示す方法フローチャートである。
別の実施例による充電方法に係る電力量制御プログレスバーを更新する手順を示す方法フローチャートである。
別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
さらに別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。
さらに別の実施例による充電方法に係る電力量制御プログレスバーを表示する手順を示す方法フローチャートである。
図4Aに示す充電方法の実施模式図である。
図4Aに示す充電方法の実施模式図である。
ある実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
さらに別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。
ある実施例による充電装置を示すブロック図である。
上記図面には本開示の明確な実施例を示しており、後述にはより詳細に記述する。これらの図面及び文字記述は、本開示思想の範囲を限定するものではなく、特定の実施例を参照して本開示の概念を説明するためのものである。
次に、実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図に係る場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の局面と一致する装置および方法の例に過ぎない。
図1は、本発明の各実施例による充電方法に係る実施環境を示す構成模式図である。当該実施環境は、マスタ機器120とスレーブ機器140と接続線160とを含む。
マスタ機器120とスレーブ機器140とは、多機能I/Oインターフェースを有する電子機器であり、当該電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、電子ブックリーダ、MP3プレーヤ(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動的映像専門家圧縮標準音声レイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動的映像専門家圧縮標準音声レイヤー4)プレーヤまたはラップトップ型携帯可能なコンピュータなどであっても良い。通常の場合、マスタ機器120とスレーブ機器140とは多機能I/Oインターフェースが同じであり、且つ、当該多機能I/Oインターフェースは、マスタ機器とスレーブ機器との変換を図ることができる。例えば、当該多機能I/Oインターフェースは、Type Cインターフェースであっても良い。
マスタ機器120とスレーブ機器140とは、接続線160を介して接続されている。当該接続線160の端子162及び端子164はそれぞれ、マスタ機器120及びスレーブ機器140の多機能I/Oインターフェースと整合している。例えば、マスタ機器120とスレーブ機器140との多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである場合、接続線160はType C接続線であり、Type C接続線の端子162と端子164は何れもType C端子である。
記述の便利のため、下記の実施例では、単にマスタ機器120及びスレーブ機器140をスマートフォンとし、マスタ機器120とスレーブ機器140との多機能I/OインターフェースをType Cインターフェースとし、接続線160をType C接続線とすることを例として説明するが、本開示では、これを限定しない。
図2Aは、ある実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境におけるマスタ機器120に用いることを例として説明する。当該方法は、下記のステップを含む。
ステップ201では、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定する。
ステップ202では、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ステップ203では、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ステップ204では、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
以上により、本実施例による充電方法では、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
ユーザがマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量をより直観に把握し、当該余剰電力量に基づいて充電方向を設定することを可能にするために、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザが設定した目標余剰電力量を受信しても良い。ある可能な実施形態としては、図2Bに示すように、上記ステップ201は、以下のステップを含んでも良い。
ステップ201Aでは、電力量制御プログレスバーによって、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれマスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量との和である総余剰電力量に占めるパーセントを含む初期電力量情報を表示する。
ステップ201Bでは、電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付ける。
ステップ201Cでは、スライド操作に基づいて、マスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定する。
ステップ201Dでは、初期電力量情報と目標電力量情報に基づいて、充電方向を特定する。
ユーザがマスタ機器とスレーブ機器との間の充電状況をリアルタイムに了解するために、マスタ機器は、所定の時間間隔おきにマスタ機器とスレーブ機器の現在余剰電力量を取得し、かつ、現在余剰電力量情報に基づいてプログレスバーを更新しても良い。ある可能な実施形態としては、図2Cに示すように、当該方法は、以下のステップをさらに含んでも良い。
ステップ205では、所定の時間間隔おきに、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得する。
ステップ206では、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、充電期間のスレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とをスレーブ機器から読み取る。
ステップ207では、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、電力量制御プログレスバーを更新する。
図3は、別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境におけるスレーブ機器140に用いることを例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
ステップ301では、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信する。充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
ステップ302では、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施する。
以上により、本実施例による充電方法によれば、スレーブ機器が、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、かつ、当該充電指令に基づいて、マスタ機器と共に充電操作を実施することにより、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
図4Aは、さらに別の実施例による充電方法を示す方法フローチャートである。本実施例では、当該充電方法を図1に示す実施環境に用いることを例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
ステップ401では、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって初期電力量情報を表示する。
ユーザが接続線を用いて2つのスマート機器を接続したとき、2つのスマート機器の間にデータ通信接続を確立しており、スマート機器の間は、当該接続線を介してデータの伝送を行うことができる。例えば、当該接続線がType C接続線であっても良く、Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、2つのスマート機器の多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースであり、当該Type C接続線を用いれば、2つのスマート機器の間に接続を確立することができる。なお、Type Cインターフェースを有する2つのスマート機器は、Type Cプロトコルを用いる。
当該Type C接続線を介して接続されている2つのスマート機器のうち一方のスマート機器をマスタ機器とし、他方のスマート機器をスレーブ機器とし、マスタ機器は、データをスレーブ機器へリードライトすることができるが、スレーブ機器は、データをマスタ機器へリードライトすることができない。ある可能な実施形態としては、2つのスマート機器では、先ずType C接続線が挿入されるスマート機器は、デフォルトのマスタ機器とされ、対応的に、後でType C接続線が挿入されるスマート機器は、デフォルトのスレーブ機器とされる。スマート機器が接続を確立した後、マスタ機器(またはスレーブ機器)は、スレーブ機器(またはマスタ機器)へマスタ機器切換要求を送信することができ、スレーブ機器(またはマスタ機器)は、当該マスタ機器切換要求に基づいてマスタ機器(またはスレーブ機器)に切換わり、かつ、現在のマスタスレーブ機器関係に基づいて、新たしいデータ通信を確立する。Type Cプロトコルによってマスタスレーブ機器の自由な切換を図ることは、当業者に熟知のことであるため、ここでは繰り返して説明しない。
ユーザがスマート機器の現在の余剰電力量を一層把握し、かつ、当該余剰電力量に基づいて充電方向を設定可能にするために、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって初期電力量情報を表示しても良く、当該初期電力量情報は、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントであり、総余剰電力量は、マスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量との和である。
ある可能な実施形態としては、図4Bに示すように、本ステップは、以下のステップを含んでも良い。
ステップ401Aでは、マスタ機器がマスタ機器の初期余剰電力量を取得する。
ユーザがType C接続線を用いて2つのスマート機器を接続するとき、2つのスマート機器のうちマスタ機器は、所定のアプリケーションプログラムを自動で呼び出すことができ、当該所定のアプリケーションプログラムは、スマート機器の間で充電操作を制御するためのものである。
当該所定のアプリケーションプログラムを起動した後、マスタ機器は、対応するプログレスを呼び出してマスタ機器の現在余剰電力量を取得し、かつ、現在余剰電力量をマスタ機器の初期余剰電力量として特定しても良い。
ステップ401Bでは、マスタ機器は、接続線を介した接続によって、スレーブ機器に対応するスレーブ機器の初期余剰電力量を読み取る。
マスタ機器はスレーブ機器からデータをリードライトすることができるため、自分余剰電力量を取得すると同時、Type C接続線を介してスレーブ機器の現在余剰電力量を読み取り、読み取った現在余剰電力量をスレーブ機器の初期余剰電力量として特定しても良い。
ステップ401Cでは、マスタ機器は、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー及びスレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーがそれぞれ電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントを特定する。
マスタ機器は、取得されたマスタ機器の初期余剰電力量とスレーブ機器の初期余剰電力量に基づいて、余剰電力量を算出する。ユーザがマスタ機器とスレーブ機器の余剰電力量の大小関係をより直観に把握するために、マスタ機器は、さらに、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出する。
マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出した後、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーをスクリーンに表示する。ここでは、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーが電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントであり、スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーが電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントである。なお、ユーザによる区別を便利にするために、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーとスレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーとは、異なる背景色を用いて標識する。
例えば、図4Cに示すように、マスタ機器41は、マスタ機器の初期余剰電力量として1000ミリアンペアを取得し、かつ、接続線によってスレーブ機器42のスレーブ機器の初期余剰電力量として500ミリアンペアを読み取ったとき、マスタ機器の初期余剰電力量及びスレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを算出してそれぞれ67%と33%とを取得する。算出されたパーセントに基づいて、マスタ機器41は、電力量制御プログレスバー43を表示する。ここでは、マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー431が電力量制御プログレスバー43に占める長さのパーセントは、67%であり、スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー432が電力量制御プログレスバー43に占める長さのパーセントは、33%である。
ステップ402では、マスタ機器は電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付ける。
マスタ機器は、電力量制御プログレスバーを表示した後、ユーザによる当該電力量制御プログレスバーに対するスライド操作により、ユーザが設定した目標電力量情報を特定する。ここでは、当該スライド操作とは、電力量制御プログレスバーのスライドバーをドラッグすることを指してもよい。なお、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付けると同時、スライドバーのリアルタイムな位置に応じて、電力量制御プログレスバーに表示される数値情報を更新する必要がある。
例えば、図4Cに示すように、マスタ機器41は、電力量制御プログレスバー43のスライドバー433によってユーザのスライド操作を受付し、スライド操作に応じて、プログレスバー431とプログレスバー432に表示されるパーセント数値を更新する。
ステップ403では、マスタ機器は、スライド操作に応じて、マスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定する。
マスタ機器は、当該スライド操作に応じて、ユーザが設定したマスタ機器の目標余剰電力量及びスレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントを特定する。
例えば、図4Dに示すように、スライドバー433が図示の位置にドラッグされており、ユーザが特定ボタン44をクリックしたとき、マスタ機器41は、現在でスライドバー433が電力量制御プログレスバー43にある位置に応じて、ユーザが設定したマスタ機器の目標余剰電力量とスレーブ機器の目標余剰電力量とが総余剰電力量に占めるパーセントをそれぞれ33%と67%として特定する。
ステップ404では、マスタ機器は初期電力量情報と目標電力量情報に基づいて充電方向を特定する。
マスタ機器からスレーブ機器へ充電しても良いし、スレーブ機器からマスタ機器へ充電しても良いため、マスタ機器は、初期電力量情報とユーザが設定した目標電力量情報とに基づいて、さらに充電方向を特定する必要がある。
ある可能な実施形態としては、本ステップは、以下のステップを含んでも良い。
ステップ404Aでは、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、または、スレーブ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、マスタ機器は、充電方向を第1の充電方向として特定する。
ここでは、第1の充電方向とは、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することである。
充電方向が第1の充電方向であるとき、ステップ405を実行する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは33%であり、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセント67%よりも小さく、マスタ機器41は、充電方向を第1の充電方向として特定する。
ステップ404Bでは、マスタ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、マスタ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、または、スレーブ機器の目標余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントは、スレーブ機器の初期余剰電力量が総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、マスタ機器は、充電方向を第2の充電方向として特定する。
ここでは、第2の充電方向とは、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することである。
充電方向が第2の充電方向であるとき、ステップ406を実行する。
ステップ405では、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器は、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定する。
ユーザが設定された充電方向をより直観に把握させるために、マスタ機器は、充電方向を特定した後、さらに、対応する充電方向アイコンを表示する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器41は、ユーザの設定した充電方向に応じて、対応する第1の充電方向アイコン45を表示する。
ステップ406では、充電方向が第2の充電方向であるとき、マスタ機器は、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定する。
対応的に、マスタ機器は、充電方向を第2の充電方向として特定したとき、対応する第2の充電方向アイコンを表示する。
ステップ407では、マスタ機器は、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
マスタ機器は、特定した充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
充電操作がマスタ機器からスレーブ機器へ充電する旨を指示するとき、マスタ機器は、マスタ機器の電源管理チップへ、放電を行う旨をマスタ機器に指示する指令を送信し、かつ、Type C接続線を介して、スレーブ機器の電源管理チップへ、充電を行う旨をスレーブ機器に指示する指令を送信する。充電操作がスレーブ機器からマスタ機器へ充電する旨を指示するとき、マスタ機器は、マスタ機器の電源管理チップへ、充電を行う旨をマスタ機器に指示する指令を送信し、かつ、Type C接続線を介して、スレーブ機器の電源管理チップへ、放電を行う旨をスレーブ機器に指示する指令を送信する。
ステップ408では、スレーブ機器は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信する。
対応的に、スレーブ機器は、Type C接続線を介して、マスタ機器が送信した充電指令を受信する。
ステップ409では、スレーブ機器は充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施する。
スレーブ機器は、マスタ機器へ充電する旨を指示する充電指令を受信したとき、Type C接続線を介してマスタ機器へ充電する。
スレーブ機器は、マスタ機器からスレーブ機器へ充電する旨を指示する充電指令を受信したとき、Type C接続線を介して、マスタ機器が伝送した電力量リソースを受信する。
ステップ410では、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得する。
ユーザが充電プログレスを了解可能にするために、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、マスタ機器の現在余剰電力量を取得し、当該所定の時間間隔は、10秒であっても良い。
また、マスタ機器及びスレーブ機器が充電を行う過程では、プログラム運行及びユーザ使用などの理由により、電力が継続的に消費される。ユーザが機器の電力消費状況を知るために、マスタ機器は、マスタ機器の現在余剰電力量を取得すると同時に、充電期間のマスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報をさらに取得する。
ステップ411では、マスタ機器は、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをスレーブ機器から読み取る。
対応的に、マスタ機器は、第1の電力量消費情報とマスタ機器の現在余剰電力量とを取得すると同時に、さらに、Type C接続線を介してスレーブ機器の第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを読み取る必要があり、ここでは、第2の電力量消費情報は、充電期間のスレーブ機器の電力消費状況を示すためのものである。
ステップ412では、スレーブ機器は、所定の時間間隔おきに、接続線を介した接続によって、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをマスタ機器へ送信する。
対応的に、スレーブ機器は、Type C接続線を介して、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とをマスタ機器へ送信する。
なお、マスタ機器は、第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを自発的に読み取ってもよく、スレーブ機器が自発的に送信した第2の電力量消費情報とスレーブ機器の現在余剰電力量とを受信してもよく、本開示では、これを限定しない。
ステップ413では、マスタ機器は、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、電力量制御プログレスバーを更新する。
マスタ機器は、取得されたマスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報に基づいて、電力量制御プログレスバーにおける数値をリアルタイムに更新する。
ここでは、マスタ機器は、電力量制御プログレスバーによって現在電力量情報を表示するとき、異なる色を用いて、マスタ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、スレーブ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、第1の電力量消費情報に対応するプログレスバー及び第2の電力量消費情報に対応するプログレスバーを標識する。
例えば、図4Dに示すように、マスタ機器41はそれぞれ、異なる背景色を用いて、マスタ機器の現在余剰電力量、スレーブ機器の現在余剰電力量、第1の電力量消費情報及び第2の電力量消費情報を標識する。
なお、マスタ機器は、ユーザが設定した目標電力量を示すために、さらに、ユーザが設定した目標電力量情報に基づいて、対応する目標電力量提示標識を電力量制御プログレスバーに表示しても良い。
なお、マスタ機器は、ユーザが充電の時間を便利に把握するために、さらに、現在余剰電力量と目標余剰電力量とに基づいて充電待ち電力量を算出し、且つ、当該充電待ち電力量と現在の充電速度とに基づいて残り充電時間を算出して表示しても良い。
なお、充電効果を保証するために、マスタ機器は、第1の電力量消費情報と第2の電力量消費情報とを取得した後、充電期間のマスタ機器に対応する第1の電力消費速度およびスレーブ機器に対応する第2の電力消費速度を算出し、第1の電力消費速度または第2の電力消費速度が所定の電力消費閾値よりも大きいとき、充電期間の電力消費が速すぎると特定し、かつ、対応する注意情報を発して、充電効果を保証するために機器の使用を低減する旨をユーザに注意し、または、対応するプログラムを自動で呼び出して所定のプログラムをクリーンし、これによって、より良い充電効果を奏する。ここでは、所定のプログラムは、バックグランドで運行されるプログラム、または、使用頻度が低いプログラムであっても良い。
ステップ414では、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器の目標余剰電力量に達し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器の目標余剰電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信する。
マスタ機器は、現在余剰電力量が目標余剰電力量に達したと検出したとき、充電停止指令を自動でマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信して、マスタ機器とスレーブ機器との間で充電操作を停止することを命令する。
ステップ415では、スレーブ機器は、マスタ機器から接続線を介した接続によって送信された充電停止指令を受信する。
当該充電停止指令は、マスタ機器が、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器目標電力量に達したと検出し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器目標電力量に達したと検出した時に送信するものである。
ステップ416では、スレーブ機器は充電停止指令に基づいて、マスタ機器との間の充電操作を停止する。
対応的に、スレーブ機器の電源管理チップは、受信された充電停止指令に基づいて、マスタ機器との間の充電操作を停止する。
以上により、本実施例による充電方法によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
本実施例では、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の電力量情報を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザの設定した充電方向および充電の電力量を受信することで、全体の充電過程をより直観且つ正確にする。
本実施例では、マスタ機器は、さらに、自身とスレーブ機器の現在余剰電力量をリアルタイムに取得し、かつ、現在余剰電力量と充電期間の電力消費状況をプログレスバーに表示することで、ユーザが充電プログレスを便利に把握する。
本実施例では、現在余剰電力量がユーザの設定した目標電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器における電源制御チップとスレーブ機器における電源制御チップへ送信することで、マスタ機器またはスレーブ機器の過充電を回避し、マスタ機器とスレーブ機器との間の充電の正確度を向上させる。
図5は、ある実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるマスタ機器120の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュール510と、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュール520と、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュール530と、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュール540と、を備えても良い。
以上により、本実施例による充電装置によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
図6は、別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるマスタ機器120の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、設定信号を受信し、設定信号に基づいて充電方向を特定するように構成される受信モジュール610と、充電方向が第1の充電方向であるとき、マスタ機器からスレーブ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第1の特定モジュール620と、充電方向が第2の充電方向であるとき、スレーブ機器からマスタ機器へ充電することを充電操作として特定するように構成される第2の特定モジュール630と、充電操作に応じて、対応する充電指令をマスタ機器の電源管理チップとスレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第1の送信モジュール640と、を備えても良い。
好ましくは、受信モジュール610は、電力量制御プログレスバーによって、前記マスタ機器の初期余剰電力量と前記スレーブ機器の初期余剰電力量との和である総余剰電力量に対して前記マスタ機器の初期余剰電力量及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ占めるパーセントを含む初期電力量情報を表示するように構成される表示サブモジュール611と、前記電力量制御プログレスバーに対するスライド操作を受け付けるように構成される操作受付サブモジュール612と、前記スライド操作に応じて、前記マスタ機器の目標余剰電力量及び前記スレーブ機器の目標余剰電力量がそれぞれ前記総余剰電力量に占めるパーセントを含む目標電力量情報を特定するように構成される第1の特定サブモジュール613と、前記初期電力量情報および前記目標電力量情報に基づいて、前記充電方向を特定するように構成される第2の特定サブモジュール614と、を有する。
好ましくは、第2の特定サブモジュール614は、前記マスタ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記マスタ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、もしくは、前記スレーブ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記スレーブ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、前記充電方向を前記第1の充電方向として特定するように構成される第1の方向特定サブモジュール614A、または、前記マスタ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記マスタ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも大きいとき、もしくは、前記スレーブ機器の目標余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントが、前記スレーブ機器の初期余剰電力量が前記総余剰電力量に占めるパーセントよりも小さいとき、前記充電方向を前記第2の充電方向として特定するように構成される第2の方向特定サブモジュール614Bを有する。
好ましくは、表示サブモジュール611は、前記マスタ機器の初期余剰電力量を取得するように構成される取得サブモジュール611Aと、前記接続線を介した接続によって、前記スレーブ機器に対応する前記スレーブ機器の初期余剰電力量を読み取るように構成される読取サブモジュール611Bと、前記マスタ機器の初期余剰電力量及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量がそれぞれ総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、前記マスタ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバー及び前記スレーブ機器の初期余剰電力量に対応するプログレスバーがそれぞれ前記電力量制御プログレスバーに占める長さのパーセントを特定するように構成される第3の特定サブモジュール611Cと、を有する。
好ましくは、当該装置は、所定の時間間隔おきに、充電期間での前記マスタ機器の電力消費状況を示すための第1の電力量消費情報と、マスタ機器の現在余剰電力量とを取得するように構成される取得モジュール650と、前記所定の時間間隔おきに、前記接続線を介した接続によって、充電期間での前記スレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とを前記スレーブ機器から読み取るように構成される読取モジュール660と、前記マスタ機器の現在余剰電力量、前記スレーブ機器の現在余剰電力量、前記第1の電力量消費情報及び前記第2の電力量消費情報がそれぞれ前記総余剰電力量に占めるパーセントに基づいて、前記電力量制御プログレスバーを更新するように構成される更新モジュール670と、をさらに備える。
好ましくは、前記マスタ機器は、前記電力量制御プログレスバーによって現在電力量情報を表示するとき、異なる色を用いて、前記マスタ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、スレーブ機器の現在余剰電力量に対応するプログレスバー、前記第1の電力量消費情報に対応するプログレスバー及び前記第2の電力量消費情報に対応するプログレスバーを標識する。
好ましくは、当該装置は、マスタ機器の現在余剰電力量が前記マスタ機器の目標余剰電力量に達し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量が前記スレーブ機器の目標余剰電力量に達したとき、充電停止指令を前記マスタ機器の電源管理チップと前記スレーブ機器の電源管理チップへ送信するように構成される第2の送信モジュール680をさらに備える。
好ましくは、前記接続線がType C接続線であり、前記Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、前記マスタ機器と前記スレーブ機器の前記多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである。
以上により、本実施例による充電装置によれば、マスタ機器が、設定された充電方向に応じて、対応する充電指令をマスタ機器とスレーブ機器の電源管理チップへ送信することにより、スレーブ機器へ充電しまたはスレーブ機器からマスタ機器へ充電することを図り、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
本実施例では、マスタ機器は、プログレスバーの形式でマスタ機器とスレーブ機器の電力量情報を表示し、かつ、当該プログレスバーによって、ユーザの設定した充電方向および充電の電力量を受信することで、全体の充電過程をより直観且つ正確にする。
本実施例では、マスタ機器は、さらに、自身とスレーブ機器の現在余剰電力量をリアルタイムに取得し、かつ、現在余剰電力量と充電期間の電力消費状況をプログレスバーに表示することで、ユーザが充電プログレスを便利に把握する。
本実施例では、現在余剰電力量がユーザの設定した目標電力量に達したとき、マスタ機器は、充電停止指令をマスタ機器における電源制御チップとスレーブ機器における電源制御チップへ送信することで、マスタ機器またはスレーブ機器の過充電を回避し、マスタ機器とスレーブ機器との間の充電の正確度を向上させる。
図7は、さらに別の実施例による充電装置を示す構成ブロック図である。当該充電装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組合せによって、図1におけるスレーブ機器160の一部または全部を実現することができる。
当該充電装置は、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信するように構成される指令受信モジュール710と、充電指令に基づいて、接続線と電源管理チップによって、マスタ機器と共に充電操作を実施するように構成される充電モジュール720と、を備えても良く、充電指令は、マスタ機器がユーザの設定した充電方向に応じて特定した充電操作から生成される。
好ましくは、当該装置は、所定の時間間隔おきに、前記接続線を介した接続によって、充電期間での前記スレーブ機器の電力消費状況を示すための第2の電力量消費情報と、スレーブ機器の現在余剰電力量とを前記マスタ機器へ送信するように構成される第3の送信モジュール730をさらに備える。
好ましくは、当該装置は、前記マスタ機器から前記接続線を介した接続によって送信された充電停止指令を受信するように構成される停止指令受信モジュール740と、前記充電停止指令に基づいて、前記マスタ機器との間の前記充電操作を停止するように構成される停止充電モジュール750と、をさらに備え、前記充電停止指令は、前記マスタ機器が、マスタ機器の現在余剰電力量がマスタ機器目標電力量に達したと検出し、または、スレーブ機器の現在余剰電力量がスレーブ機器目標電力量に達したと検出した時に送信するものである。
好ましくは、当該接続線がType C接続線であり、前記Type C接続線の両端が何れもType C端子であり、かつ、前記マスタ機器と前記スレーブ機器の前記多機能I/Oインターフェースが何れもType Cインターフェースである。
以上により、本実施例による充電装置によれば、スレーブ機器が、マスタ機器からスレーブ機器の電源管理チップへ送信した充電指令を受信し、かつ、当該充電指令に基づいて、マスタ機器と共に充電操作を実施することにより、移動電源を用いてスマート機器を充電する場合、移動電源の体積が大きいため、ユーザのキャリングに不利であるという課題を解決し、接続線を介して接続されている2つのスマート機器によれば、ユーザの設定した充電方向に応じて、スマート機器間の相互充電を実現できるという効果を奏する。
上記実施例における装置中の各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、当該方法に関する実施例において詳細に記述されているため、ここで詳細に説明しない。
図8は、ある実施例による充電装置800を示すブロック図である。例えば、装置800は、スマートフォン、タブレットデバイスまたは電子ブックリーダなどであってもよい。
図8を参照すると、装置800は、以下の1つ又は複数のユニット、すなわち、処理ユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入力・出力(I/O)インターフェース812、センサユニット814及び通信ユニット816を備えてもよい。
処理ユニット802は通常、装置800の全般操作、例えば、表示、電話発呼、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット802は、前記方法のステップの全部又は一部を実行するように、指令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を備えてもよい。また、処理ユニット802は、処理ユニット802と他のユニットとの間の相互作用を容易にするように、1つ又は複数のモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット802は、マルチメディアユニット808と処理ユニット802との間の相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
メモリ804は、装置800での操作をサポートするために、各種別のデータを記憶するように構成される。これらのデータの例示は、装置800で操作する如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の指令、連絡人データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、映像などを含む。メモリ804は、如何なる種別の揮発性もしくは不揮発性記憶デバイスまたはそれらの組合せ、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクによって実現されてもよい。
電源ユニット806は、装置800のユニットのそれぞれに電力を供給する。電源ユニット806は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、装置800用の電力を生成、管理および配分するに関する他のユニットを含んでもよい。
マルチメディアユニット808は、前記装置800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを供給するスクリーンを備える。一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでも良い。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけではなく、前記タッチまたはスライド操作と関連する持続時間および圧力をさらに検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット808は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置800が操作モード、例えば、撮像モードまたは映像モードにあるとき、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびバックカメラのそれぞれは、1つの固定の光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット810は、マイク(MIC)を備え、装置800が操作モード、例えば、発呼モード、記録モードおよび音声識別モードにあるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ804に記憶される、または、通信ユニット816を介して送信されることができる。一部の実施例では、オーディオユニット810は、さらに、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
I/Oインターフェース812は、処理ユニット802とペリフェラルインターフェースモジュールとの間でインターフェースを供給するものであり、前記ペリフェラルインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含んでも良いが、それらに限定されない。当該I/Oインターフェース812は、さらに、Type Cインターフェースであっても良い。
センサユニット814は、いろんな方面での状態推定を装置800に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット814は、装置800のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を検出することができ、例えば、前記ユニットは、装置800のディスプレイおよびキーパッドである。センサユニット814は、さらに、装置800もしくは装置800の1つのユニットの位置変更、ユーザと装置800との接触の存在もしくは不存在、装置800の方位または加速/減速および装置800の温度変化をさらに検出することができる。センサユニット814は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット814は、さらに、イメージングアプリケーションに使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでも良い。一部の実施例では、当該センサユニット814は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含んでも良い。
通信ユニット816は、装置800と他の機器間の無線または有線方式の通信が便利になるように構成される。装置800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3G、またはそれらの組合せにアクセスすることができる。ある実施例では、通信ユニット816は、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報をブロードキャストチャネルを介して受信する。ある実施例では、前記通信ユニット816は、さらに、短距離通信を容易にするように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールを含んでも良い。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術によって実現されてもよい。
実施例では、装置800は、上記方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現されてもよい。
実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ804をさらに提供し、上記指令が装置800のプロセッサ820によって実行されることで上述した方法を実施させることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光データ記憶機器などであっても良い。
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記記録媒体における指令が装置800のプロセッサーにより実行されると、装置800が前記マスタ機器側またはスレーブ機器側の充電方法を実行するようにする。
当業者は、明細書を考慮し、ここに公開された開示を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到する。本願は、本開示の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な仕組みに従い、かつ、本開示に開示されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本開示の本当の範囲および思想は添付の特許請求の範囲によって与えられる。
本開示が以上で記載され、且つ図面に示された正確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本開示の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。