JP2017528079A - 近接認識ネットワーキングデータパスを介したインフラストラクチャアクセス - Google Patents

Abstract

第１の近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）デバイスは、データネットワークインフラストラクチャにアクセスし得、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャに関連付けられたサービスを広告し得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイスは、サービス告知を介して、サービスを告知し得る。第２のＮＡＮデバイスは、第１のＮＡＮデバイスを通じてサービスに加入し得、第２のＮＡＮデバイスは、別のＮＡＮデバイスにサービス告知をプロキシし得る。他のＮＡＮデバイスはまた、サービス告知を受信することに応答して、サービスに加入し得る。たとえば、第２のＮＡＮデバイスは、その他のＮＡＮデバイスにサービスを提供するために、「リレーポイント」として動作し得る。

Description

優先権の主張

[0001] 本願は、共同に所有された（commonly owned）、「INFRASTRUCTURE ACCESS VIA NEIGHBOR AWARENESS NETWORKING DATA PATH」と題され、２０１４年９月５日に出願された、米国仮特許出願第６２／０４６，７３５号、および２０１５年９月１日に出願された、米国非仮特許出願第１４／８４２，７００号からの優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により組み込まれている。

[0002] 本開示は、一般に、近接認識ネットワーキング（neighbor awareness networking）を介して、インフラストラクチャ（infrastructure）にアクセスすることに関連する。

[0003] 技術の進歩は、結果として、より小型で、より強力なコンピューティングデバイスをもたらした。たとえば、小型で、軽量で、かつユーザによって容易に持ち運ばれる携帯無線電話（portable wireless telephones）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、およびページングデバイスのような、無線コンピューティングデバイスを含む、様々な携帯用パーソナルコンピューティングデバイスが現在存在する。より具体的には、セルラ電話およびインターネットプロトコル（ＩＰ）電話のようなポータブル無線電話は、無線ネットワーク上で音声およびデータパケットを通信することができる。さらに、多くのそのような無線電話は、その中に組み込まれる他のタイプのデバイスを含む。たとえば、無線電話はまた、デジタル静止カメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルレコーダ、およびオーディオファイルプレイヤーを含むことができる。また、そのような無線電話は、インターネットにアクセスするために使用されることができる、ウェブブラウザアプリケーションのような、ソフトウェアアプリケーションを含む、実行可能命令を処理することができる。そのように、これらの無線電話は、重要なコンピューティング性能（significant computing capabilities）を含むことができる。

[0004] 近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ：Neighbor Awareness Networking）通信は、中央ノードまたはサーバを使用してデータを通信する、無線電話および他の無線デバイスのような、ＮＡＮデバイスによって実施され（conducted）得る。一インプリメンテーションよると、中央ノードは、アクセスポイントを含み得る。ＮＡＮ通信は、異なるノードまたはＮＡＮデバイス間の１ホップのサービスの発見（one-hop service discovery）をサポートし得る。たとえば、中央ネットワークノードは、特定のサービスの「プロバイダ」（“provider”）として機能し得、中央ノードの１ホップの範囲（a one-hop range）内のノードは、特定のサービスに加入し（subscribe to）得る。しかしながら、中央ノードのマルチホップの範囲（a multi-hop range）内のノードは、特定のサービスに加入することができない可能性があり、それは、特定のサービスに加入することができるノードの量を制限し得る。

[0005] 本開示の一インプリメンテーションによると、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための装置である。装置は、プロセッサおよびプロセッサに結合されたメモリを含む。メモリは、データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得する（obtain）ために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすることを含む動作を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する。動作はまた、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知する（announce）ために、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、第１のＮＡＮデバイスからデータネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知（a service announcement）を送ることを含む。ＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。

[0006] 本開示の別のインプリメンテーションによると、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための方法が開示されている。方法は、データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすることを含む。方法はまた、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、第１のＮＡＮデバイスからデータネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送ることを含む。ＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。

[0007] 本開示の別のインプリメンテーションによると、非一時的コンピュータ可読媒体は、命令を含む。命令は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための動作を行わせる。動作は、データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすることを含む。動作はまた、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、第１のＮＡＮデバイスからデータネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送ることを含む。ＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。

[0008] 本開示の別のインプリメンテーションによると、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための装置である。装置は、データネットワークインフラストラクチャサービスに関連した情報を取得するためにデータネットワークインフラストラクチャにアクセスするための手段を含む。アクセスするための手段は、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスに含まれる。装置はまた、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、第１のＮＡＮデバイスからデータネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送るための手段を含む。ＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。

[0009] 図１は、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークを介してアクセス可能なデータネットワークインフラストラクチャを含むシステムの特定の例示的なインプリメンテーションの図である。 [0010] 図２は、サービス告知の情報要素（ＩＥ：information element）の特定の例示的なインプリメンテーションである。 [0011] 図３は、データネットワークインフラストラクチャとレガシーデバイスの間の通信を容易にする（facilitate）ために、電気電子技術者協会（ＩＥＥＥ：Institute of Electrical and Electronics Engineers）８０２．１１ｓに定義されるような、６アドレスのフォーマット（six-address format）を使用するために動作可能であるシステムの特定の例示的なインプリメンテーションである。 [0012] 図４は、ＮＡＮデータパスネットワークを介してアクセス可能なデータネットワークインフラストラクチャを含むシステムの別の特定の例示的なインプリメンテーションの図である。 [0013] 図５は、ＮＡＮデータパスネットワークを介してアクセス可能なデータネットワークインフラストラクチャを含むシステムの別の特定の例示的なインプリメンテーションの図である。 [0014] 図６Ａは、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にする（enable）システムの図を含む。 図６Ｂは、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にするシステムの図を含む。 図６Ｃは、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にするシステムの図を含む。 図６Ｄは、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にするシステムの図を含む。 図６Ｅは、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にするシステムの図を含む。 [0015] 図７Ａは、ＮＡＮデータパスネットワークにおいてデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知するための例示的な方法のフロー図である。 [0016] 図７Ｂは、ＮＡＮデバイスとデータネットワークインフラストラクチャの間でリレーポイント（a relay point）を確立するための例示的な方法のフロー図である。 [0017] 図８は、ＮＡＮデータパスネットワークを介したデータネットワークインフラストラクチャにアクセスするための例示的な方法のフロー図である。 [0018] 図９は、本明細書に開示された１つまたは複数の方法、システム、装置、および／またはコンピュータ可読媒体の様々なインプリメンテーションをサポートするために動作可能な無線デバイスの図である。

詳細な説明

[0019] 本開示は、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークを介してデータネットワークインフラストラクチャアクセスを可能にするシステムおよび方法に関する（is directed to）。データネットワークインフラストラクチャは、ＮＡＮデータパスネットワークの、ＮＡＮアクセスポイントのような、第１のＮＡＮデバイスにアクセス可能であり得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイスは、データネットワークインフラストラクチャのゲートウェイに結合され得る。第１のＮＡＮデバイスは、ゲートウェイを介して、データネットワークインフラストラクチャサービスに加入し得る。追加的に、第１のＮＡＮデバイスは、第１のＮＡＮデバイスの１ホップの範囲内のＮＡＮデバイスにサービス告知を提供することによって、ＮＡＮデータパスネットワーク内で、他のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを広告し（advertise）得る。ここで使用される場合、他のＮＡＮデバイスへサービスを「広告する」ことは、他のＮＡＮデバイスにサービスをブロードキャストすること、他のＮＡＮデバイスにサービスを通知する（informing）こと、または他のＮＡＮデバイスにサービスを告知することのうちの少なくとも１つを含み得る。サービス告知は、ゲートウェイのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスおよび第１のＮＡＮデバイスのＭＡＣアドレスを含み得る。

[0020] 第１のＮＡＮデバイスの１ホップの範囲内の特定のＮＡＮデバイスが、サービス告知を受信することの後にデータネットワークインフラストラクチャサービスに加入することを決定する場合、第１のＮＡＮデバイスは、データネットワークインフラストラクチャ内の特定のＮＡＮデバイスを「認証し」（“authenticate”）得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイスは、データネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたパケットが第１のＮＡＮデバイスを介してゲートウェイと特定のＮＡＮデバイスの間で転送されるように、特定のＮＡＮデバイスとデータネットワークインフラストラクチャの間で「リレーポイント」として機能し得る。追加的に、第１のＮＡＮデバイスの１ホップの範囲内のＮＡＮデバイスは、第１のＮＡＮデバイスの２ホップの範囲（a two-hop range）内のデバイスのような、他のデバイスにサービス告知をプロキシまたはリレーし得る。第１のＮＡＮデバイスの２ホップの範囲内のデバイスが、サービス告知を受信することの後にデータネットワークインフラストラクチャサービスに加入することを決定する場合、パスは、デバイスがデータネットワークインフラストラクチャにアクセスし得るように第１のＮＡＮデバイスおよびリレーデバイス（relaying device）を介して、ゲートウェイへ形成され得る。３ホップの範囲、４ホップの範囲等におけるＮＡＮデバイスのような、２ホップの範囲の外側のＮＡＮデバイスはまた、同様の技法に従って、データネットワークインフラストラクチャサービスに加入し得る。このように、ＮＡＮデータパスネットワーク内でデバイスに関するマルチホップのサービスの発見（multi-hop service discovery）は、達成され得る。

[0021] 開示された複数の例のうちの少なくとも１つによって提供される一つの利点は、データネットワークインフラストラクチャに「直接的に結合されて」いない（not “directly coupled”）ＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャアクセスを提供するための、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワーク内のマルチホップのサービスの発見およびマルチホップの接続性の一インプリメンテーションである。本開示の他の態様、利点、および特徴は、本出願全体のレビューの後に明らかとなる。

[0022] 本開示の特定のインプリメンテーションは、複数の図を参照して下記に説明される。説明において、共通の特徴は、複数の図を通して共通の参照番号で指定（designated）される。

[0023] 図１を参照すると、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワーク１０８を介してアクセス可能なインフラストラクチャ１０２を含むシステム１００の特定のインプリメンテーションが示されている。ここで使用される場合、図１のインフラストラクチャ１０２のような、「インフラストラクチャ」は、「データネットワークインフラストラクチャ」と取り換え可能に（interchangeably with）使用され得る。ＮＡＮデータパスネットワーク１０８は、マルチホップのサービスの発見およびマルチホップのインフラストラクチャのアクセス（multi-hop infrastructure access）をサポートし得る。

[0024] インフラストラクチャ１０２は、ゲートウェイ１０６に結合されたサービスプロバイダ１０４を含む。インフラストラクチャ１０２は、外側のネットワークへのアクセスを有し得る有線の（wired）ネットワークである。有線のネットワークは、ルータ、イーサネット（登録商標）スイッチ、またはサーバのうちの少なくとも１つを含み得る。特定のインプリメンテーションにおいて、サービスプロバイダ１０４は、ゲートウェイ１０６を介して、サービスに加入する加入者ユニットにサービスを提供し得る。サービスの限定されない例は、インターネットサービス、アプリケーションサービス、ファイル共有サービス等を含み得る。ゲートウェイ１０６は、加入アクティビティ（subscription activities）の間、加入者ユニットがゲートウェイ１０６を識別する（identify）ことを可能にするためのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスを有し得る。特定のインプリメンテーションにおいて、ゲートウェイ１０６は、サービスに加入する加入者ユニットのためにインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを生成するように構成されるダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル（ＤＨＣＰ：dynamic host configuration protocol）サーバを含み得る。

[0025] ＮＡＮデータパスネットワーク１０８は、第１のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス１）１１０、第２のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス２）１２０、第３のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス３）１３０、第４のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス４）１４０、第５のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス５）１５０、および第６のＮＡＮデバイス（ＮＡＮデバイス６）１６０を含み得る。第１のＮＡＮデバイス１１０は、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８のＮＡＮアクセスポイントデバイスであり得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、インフラストラクチャ１０２への「ダイレクトアクセス」（“direct access”）を有し得る。

[0026] 第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６を介してインフラストラクチャ１０２にアクセスするように構成され得る。インフラストラクチャ１０２へのアクセスに基づいて、第１のＮＡＮデバイス１１０はまた、ゲートウェイ１０６を介したサービスプロバイダ１０４の、インフラストラクチャサービスのような、サービスに加入するように構成され得る。サービスに加入する際、第１のＮＡＮデバイス１１０は、第２のＮＡＮデバイス１２０、第３のＮＡＮデバイス１３０、および第４のＮＡＮデバイス１４０にサービス告知（ＳＡ）１９０を提供するよう構成され得る。たとえば、ページングウィンドウの間（during a paging window）、第１のＮＡＮデバイス１１０は、送信ウィンドウの間（during a transmit window）、アクティブのままでいるようにＮＡＮデバイス１２０−１４０にシグナリングし得る。ページングウィンドウは、第１のＮＡＮデバイス１１０の１ホップの範囲またはマルチホップの範囲内のＮＡＮデバイス（たとえば、「ＮＡＮデータパスグループ」）がページングメッセージをリスンするとき、時間期間を含み得る。特定のインプリメンテーションにおいて、ＮＡＮデータパスグループ内のＮＡＮデバイス１１０−１４０は、共通鍵の交換および同じ鍵を使用した暗号化プロセスの使用のような、共通のセキュリティー証明書（security credentials）を有し得る。送信ウィンドウの間、第１のＮＡＮデバイス１１０は、第１のＮＡＮデバイス１１０の１ホップの範囲内で、各ＮＡＮデバイス１２０−１４０にサービス告知１９０を送信し得る。

[0027] サービス告知１９０は、インフラストラクチャ１０２に関連付けられたサービスのような、第１のＮＡＮデバイス１１０によって加入されたサービスを広告し得、インフラストラクチャ１０２に別のＮＡＮデバイス１２０−１６０を接続するための情報を含み得る。たとえば、サービス告知１９０は、ゲートウェイ１０６のＭＡＣアドレスおよびアクセスポイントまたは第１のＮＡＮデバイス１１０のＭＡＣアドレスを含み得る。サービス告知１９０はまた、図２に関連してさらに詳細に説明されるように、サービスの属性を定義する情報要素（ＩＥ）を含み得る。

[0028] ＮＡＮデバイス１２０−１４０のうちの１つまたは複数は、サービス告知１９０を受信することに応答して、サービスに加入し得る。たとえば、各ＮＡＮデバイス１２０−１４０は、サービスに加入するために、対応するＮＡＮデバイス１２０−１４０および第１のＮＡＮデバイス１１０の間で認証プロセスを開始し（initiate）得る。認証プロセスは、第２のＮＡＮデバイス１２０および第１のＮＡＮデバイス１１０に関連して説明される、しかしながら、同様の認証プロセスは、第１のＮＡＮデバイス１１０と第１のＮＡＮデバイス１１０の１ホップの範囲内のその他のＮＡＮデバイス１３０、１４０の間で行われ得る。

[0029] 第２のＮＡＮデバイス１２０は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓによって定義されるハイブリッド無線メッシュプロトコル（ＨＷＭＰ：hybrid wireless mesh protocol）を使用して、第１のＮＡＮデバイス１１０を介して、ゲートウェイ１０６にパス要求（ＰＲＥＱ：path request）メッセージ１９２を送るように構成され得る。たとえば、第２のＮＡＮデバイス１２０は、第１のＮＡＮデバイス１１０を介してゲートウェイ１０６にパス要求メッセージ１９２を送るために、ゲートウェイ１０６のＭＡＣアドレス（図２において説明される情報要素（ＩＥ）における）および第１のＮＡＮデバイス１１０のＭＡＣアドレス（ＩＥ２００における）を使用し得る。第１のＮＡＮデバイス１１０は、第２のＮＡＮデバイス１２０からパス要求メッセージ１９２を受信し得、ゲートウェイ１０６にパス要求メッセージ１９２を転送し（forward to）得る。特定のインプリメンテーションにおいて、パス要求メッセージ１９２は、ダイナミックホストコンフィギュレーション（ＤＨＣＰ）要求を含み得る。たとえば、第２のＮＡＮデバイス１２０は、ＤＨＣＰ要求を介して、ゲートウェイ１０６において、ＤＨＣＰサーバからインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを要求し得る。ゲートウェイ１０６がＤＨＣＰサーバを含む場合、ゲートウェイ１０６は、第１のＮＡＮデバイス１１０を介して、第２のＮＡＮデバイス１２０にＩＰアドレスを送り得る。一インプリメンテーションによると、本開示に関連する通信は、インターネットプロトコルバージョン６（ＩＰｖ６）通信プロトコルと互換性があり（compatible with）得る。たとえば、システム１００内の通信は、ＩＰｖ６通信プロトコルに基づき得る。

[0030] 第１のＮＡＮデバイス１１０はまた、パス要求メッセージ１９２を受信することに応答して、パス応答（ＰＲＥＰ：path reply）メッセージ１９４を生成し得、第２のＮＡＮデバイスに１２０にパス応答メッセージ１９４を送り得る。パス応答メッセージ１９４は、第１のＮＡＮデバイス１１０をゲートウェイ１０６への「リレーポイント」として指定し得る。たとえば、パス応答メッセージ１９４は、第２のＮＡＮデバイス１２０に、第１のＮＡＮデバイス１１０にサービスに関連付けられたパケットを送る（または他のＮＡＮデバイスから転送する）ように命令し得る。次いで、第１のＮＡＮデバイスは、ゲートウェイ１０６にパケットを転送する。このように、第１のＮＡＮデバイス１１０は、インフラストラクチャ１０２で第２のＮＡＮデバイス１２０を「認証し」得、および第２のＮＡＮデバイス１２０がインフラストラクチャ１０２にアクセスすることを可能にするために、ゲートウェイ１０６と第２のＮＡＮデバイス１２０の間でパケットを転送し得る。

[0031] 特定のインプリメンテーションにおいて、パス応答メッセージはまた、ゲートウェイ１０６におけるＤＨＣＰサーバからのＩＰアドレスを含む。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、第２のＮＡＮデバイス１２０にゲートウェイ１０６からＩＰアドレスを転送し得る。別の特定のインプリメンテーションにおいて、第１のＮＡＮデバイス１１０は、パス応答メッセージと異なる（distinct from）パケットにおいて、第２のＮＡＮデバイス１２０に、ＩＰアドレスを転送し得る。第２のＮＡＮデバイス１２０が、ＤＨＣＰ要求を送ることの後、特定の時間期間内に、ＩＰアドレスを受信しない場合、第２のＮＡＮデバイス１２０は、リンクローカルＩＰ機構（a link-local IP mechanism）に従って、ＩＰアドレスを生成し得る。特定のインプリメンテーションにおいて、リンクローカルＩＰ機構は、インターネットプロトコルバージョン６（ＩＰｖ６）通信プロトコルと互換性があり得る。

[0032] 第１のＮＡＮデバイス１１０からサービス告知１９０を受信した各ＮＡＮデバイス１２０−１４０は、第１のＮＡＮデバイス１１０の２ホップの範囲内のＮＡＮデバイスのような、他のＮＡＮデバイス１４０−１６０にサービス告知１９０をプロキシまたはリレーし得る。たとえば、第３のＮＡＮデバイス１３０は、第４のＮＡＮデバイス１４０にサービス告知１９０をリレーし得、第２のＮＡＮデバイス１２０は、第４のおよび第５のＮＡＮデバイス１４０、１５０にサービス告知１９０をリレーし得、および第４のＮＡＮデバイス１４０は、第５のおよび第６のＮＡＮデバイス１５０、１６０に、サービス告知１９０をリレーし得る。サービス告知１９０を受信する際、その他のＮＡＮデバイス１４０−１６０は、サービス認証プロセスを介して、サービスに加入し得る。

[0033] 認証プロセスは、第６のＮＡＮデバイス１６０に関連して説明される、しかしながら、同様の認証プロセスは、第５のＮＡＮデバイス１５０のような、他のＮＡＮデバイスに関連して行われ得る。第４のＮＡＮデバイス１４０は、第６のＮＡＮデバイス１６０にサービス告知１９０を転送し得る。第６のＮＡＮデバイス１６０に転送されたサービス告知は、第４のＮＡＮデバイス１４０のＭＡＣアドレス（または転送するＮＡＮデバイス）を含み得る。第６のＮＡＮデバイス１６０は、ＨＷＭＰを使用して、第４のＮＡＮデバイス１４０を介して、ゲートウェイ１０６にパス要求（ＰＲＥＱ）メッセージを送り得る。たとえば、第６のＮＡＮデバイス１６０は、パス要求メッセージを送るために、第４のＮＡＮデバイス１４０のＭＡＣアドレスを使用し得る。パス要求を受信する際、第４のＮＡＮデバイス１４０は、第１のＮＡＮデバイス１１０にパス要求を転送し得、第１のＮＡＮデバイス１１０、および第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６にパス要求を転送し得る。

[0034] 第４のＮＡＮデバイス１４０はまた、パス要求メッセージを受信することに応答して、パス応答（ＰＲＥＰ）メッセージを生成し得、および第６のＮＡＮデバイス１６０にパス応答メッセージを送り得る。パス応答メッセージは、第４のＮＡＮデバイス１４０をゲートウェイ１０６への「リレーポイント」として指定し得る。たとえば、パス応答メッセージは、第６のＮＡＮデバイス１６０に、第４のＮＡＮデバイス１４０にサービスに関連付けられたパケットを送る（または、他のＮＡＮデバイスから転送する）ように命令し得る。次いで、第４のＮＡＮデバイス１４０は、第１のＮＡＮデバイス１１０にパケットを転送し、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６にパケットを転送する。このように、第４のＮＡＮデバイス１４０は、インフラストラクチャ１０２で第６のＮＡＮデバイス１６０を「認証し」得る。

[0035] 図１は、ＮＡＮデバイスから別個のデバイスとしてゲートウェイ１０６を例示するが、他のインプリメンテーションにおいては、ＮＡＮデバイスは、インフラストラクチャ１０２へのゲートウェイとして動作し得る。制限されない例として、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６と実質的に同様のやり方で動作し得、およびその他のＮＡＮデバイス１２０−１６０は、第１のＮＡＮデバイス１１０から直接的にサービスプロバイダ１０４と通信し得る。例示するために、ＮＡＮデバイス１１０は、サービスプロバイダ１０４（または別の外部ソース）への有線のまたは無線の接続を有し得る。第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイとして動作しており、次いで、第１のＮＡＮデバイス１１０は、その他のＮＡＮデバイス１２０−１６０に、「インフラストラクチャ属性」、「ゲートウェイ属性」、または「インフラストラクチャサービス」を広告し得る。インフラストラクチャ属性は、その他のＮＡＮデバイス１２０−１６０に、第１のＮＡＮデバイス１１０がインフラストラクチャ１０２と強い接続性を有すること、および第１のＮＡＮデバイス１１０がインフラストラクチャ１０２とその他のＮＡＮデバイス１２０−１６０の間でデータパケットを転送し得ることを示し得る。

[0036] いくつかのインプリメンテーションによると、各ＮＡＮデバイス１１０−１６０は、サービスプロバイダ１０４へのゲートウェイとして動作するために動作可能であり得る。接続性ファクタ（connectivity factors）に基づく交渉プロセス（negotiation process）は、ＮＡＮデバイス１１０−１６０のどれがゲートウェイとしてサーブする（serves）かを決定し得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０がその他のＮＡＮデバイス１１０−１６０よりも大きな信号の強度を有する場合、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイとして動作し得、その他のＮＡＮデバイス１２０−１６０は、第１のＮＡＮデバイス１１０を使用して、サービスプロバイダ１０４（または、インフラストラクチャ）と通信し得る。しかしながら、第５のＮＡＮデバイス１５０の信号の強度が、第１のＮＡＮデバイス１１０の信号の強度よりも大きくなる場合、第５のＮＡＮデバイス１５０は、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８内で、第５のＮＡＮデバイス１５０が、ゲートウェイとして第１のＮＡＮデバイス１１０に取って代わっている（is replacing）ことを示すメッセージを送るかまたはブロードキャストし得る。結果として、その他のＮＡＮデバイス１１０−１４０、１６０は、第５のＮＡＮデバイス１５０を使用して、サービスプロバイダ１０４と通信し得る。各ＮＡＮデバイス１１０−１６０は、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８内で、信号の強度のインジケータ（signal strength indicators）を周期的に送信し得る。他のＮＡＮデバイスに関する信号の強度のインジケータを受信することに応答して、ＮＡＮデバイス１１０−１６０は、どのＮＡＮデバイス１１０−１６０が、ゲートウェイとして動作することになるかを決定するために、信号の強度のインジケータを比較し得る。たとえば、最も強い強度を示す信号の強度のインジケータを有するＮＡＮデバイス１１０−１６０は、ゲートウェイとして指定され得る。

[0037] 別のインプリメンテーションによると、１つのＮＡＮデバイスは、ゲートウェイとして動作し得、別のＮＡＮデバイスは、「候補ゲートウェイ」（“candidate gateway”）として動作し得る。制限されない例として、第１のＮＡＮデバイス１１０は、インフラストラクチャ１０２へのゲートウェイとして動作し得、および第２のＮＡＮデバイス１２０は、候補ゲートウェイまたはバックアップゲートウェイとして指定され得る。一インプリメンテーションによると、候補ゲートウェイは、２番目に高い信号の強度を有するＮＡＮデバイスであり得、および動作しているゲートウェイは、最も高い信号の強度を有するＮＡＮデバイスであり得る。上記の例において、第１のＮＡＮデバイス１１０が、接続性を失い、パワーダウンされ、または低減された信号の強度を経験する（experiences）場合、第２のＮＡＮデバイス１２０は、ゲートウェイとして動作し得る。他のＮＡＮデバイス１３０−１６０は、動作しているゲートウェイがゲートウェイサービスを提供している間、候補ゲートウェイとの接続性を確立し得る。このように、動作しているゲートウェイが、接続性の問題を経験する場合、候補ゲートウェイへの相対的にシームレスなハンドオフ（relatively seamless handoff）は、達成され得る。一インプリメンテーションによると、動作しているゲートウェイは、候補ゲートウェイに、動作しているゲートウェイが、もはやゲートウェイとしてサーブしないことを示すメッセージを送信し得る。この場合において、候補ゲートウェイは、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８においてその他のデバイスに、候補ゲートウェイが動作しているゲートウェイに取って代わっていることを示すメッセージを送信し得る。

[0038] 図１のシステム１００は、ＮＡＮデバイス１２０−１６０が、第１のＮＡＮデバイス１１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし、およびインフラストラクチャに関連付けられたサービスに加入することを可能にし得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、アクセスポイントとして機能し得、およびＮＡＮデータパスネットワーク１０８内の他のデバイスにサービスを広告し得る。このように、マルチホップのサービスの発見およびマルチホップの接続性は、ゲートウェイ１０６に「直接的に結合されて」いないＮＡＮデバイス１２０−１６０へのインフラストラクチャアクセスを提供するために、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８内で、インプリメントされ得る。

[0039] 図２を参照すると、図１の第１のＮＡＮデバイス１１０によって提供され得るサービス告知の情報要素（ＩＥ）２００の特定の例示的なインプリメンテーションが示されている。ＩＥ２００は、属性識別子フィールド（an attribute identifier field）、長さフィールド、ＯＵＩ（organizationally unique identifier）フィールド、ベンダー属性タイプフィールド、デバイスＭＡＣフィールド、およびゲートウェイＭＡＣフィールドを含み得る。特定のインプリメンテーションにおいて、ＩＥ２００は、図１のサービス告知１９０に含まれ得る。

[0040] 属性識別子フィールドは、図１のサービスプロバイダ１０４によって第１のＮＡＮデバイス１１０に提供されるサービスのベンダー特有の属性または属性を識別する８ビットフィールド（または、１バイトフィールド）であり得る。他のインプリメンテーションにおいて、属性識別子は、アクセスポイントまたはゲートウェイが提供し得るサービスを識別し得る。たとえば、属性識別子は、サービスのサービスキャリアに関する情報を提供し得る。別のインプリメンテーションにおいて、属性識別子は、アクセスポイントを選択することにおいて、加入している局（a subscribing station）を支援し（assist）得るパラメータを識別し得る。たとえば、複数の（multiple）アクセスポイントがある場合、属性識別子は、各アクセスポイントの接続性のプロパティを識別し得る。属性識別子によって識別される接続性のプロパティに基づいて、加入している局は、複数のアクセスポイントのうちの１つに加入し得る。サービスは、インターネットサービス、アプリケーションサービス、ファイル共有サービス等、を含み得る。長さフィールドは、ＩＥ２００の長さを示す８ビットフィールドであり得る。ＯＵＩフィールドは、第１のＮＡＮデバイス１１０またはアクセスポイントの製造業者（manufacturer）のＯＵＩを識別する２４ビットフィールド（または、３バイトフィールド）であり得る。ベンダー属性タイプフィールドは、アクセスポイントの製造業者のメッシュ性能またはメッシュ属性を示す８ビットフィールドであり得る。デバイスＭＡＣフィールドは、第１のＮＡＮデバイス１１０のＭＡＣアドレスまたはインフラストラクチャ１０２へのアクセスを有するデバイスを示す４８ビットフィールド（または、６バイトフィールド）であり得る。ゲートウェイＭＡＣフィールドは、ゲートウェイ１０６のＭＡＣアドレスまたはインフラストラクチャ１０２のゲートウェイサーバを示す４８ビットフィールドであり得る。

[0041] 図３を参照すると、システム３００の特定のインプリメンテーションが示されている。システム３００は、ＮＡＮデータパスネットワークを介して、３アドレスのレガシー局（a three-address legacy station）とインフラストラクチャの間の通信をサポートし得る。３アドレスのレガシー局とインフラストラクチャの間の通信（または、パケット）は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓにおいて定義されるような、６アドレスのフォーマットを使用し得る。システム３００は、ソースデバイス３０２、第１のＮＡＮデバイス３１０、第２のＮＡＮデバイス３２０、第３のＮＡＮデバイス３３０、第４のＮＡＮデバイス３４０、およびレガシーデバイス３５０を含み得る。ソースデバイス３０２は、インフラストラクチャネットワークにおける非メッシュ（non-mesh）デバイスであり得る。ここで使用される場合、「非メッシュデバイス」は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓプロトコルと互換性のないデバイスを含み得る。ソースデバイス３０２は、図１のインフラストラクチャ１０２において、ゲートウェイ１０６に対応し得る。追加的に、レガシーデバイス３５０は、メッシュネットワーキングをサポートするように構成されていないデバイスまたは非メッシュデバイスであり得る。

[0042] 第１のＮＡＮデバイス３１０、第２のＮＡＮデバイス３２０、第３のＮＡＮデバイス３３０、および第４のＮＡＮデバイス３４０は、無線メッシュネットワークのような、ＮＡＮデータパスネットワークに含まれ得る。第１のＮＡＮデバイス３１０は、インフラストラクチャ１０２へのアクセスを有し得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス３１０デバイスは、ＮＡＮデータパスネットワークのＮＡＮアクセスポイントデバイスとして機能し得、図１の第１のＮＡＮデバイス１１０と実質的に同様のやり方で動作し得る。第１のＮＡＮデバイス３１０は、ソースデバイス３０２に関連付けられたサービスに加入し得、第２のＮＡＮデバイス３２０に（サービスに関連付けられた）サービス告知を提供し得る。

[0043] 第２のＮＡＮデバイス３２０は、第１のＮＡＮデバイス３１０からサービス告知を受信し得、およびサービスに加入し得る。追加的に、第２のＮＡＮデバイス３２０は、第３のＮＡＮデバイス３３０に、サービス告知を転送し得る。第３のＮＡＮデバイス３３０は、第２のＮＡＮデバイス３２０から、サービス告知を受信し得、サービスに加入し得る。追加的に、第３のＮＡＮデバイス３３０は、第４のＮＡＮデバイス３４０にサービス告知を転送し得る。

[0044] 第４のＮＡＮデバイス３４０は、第３のＮＡＮデバイス３３０からサービス告知を受信し得、サービスに加入し得る。ＩＥＥＥ８０２．１１ｓプロトコルに従って、第４のＮＡＮデバイス３４０は、無線メッシュネットワークにおける宛先局（a destination station）と実質的に同様のやり方で動作し得る。追加的に、第４のＮＡＮデバイス３４０は、レガシーデバイス３５０へのアクセスポイントとして動作し得る。一インプリメンテーションによると、レガシーデバイス３５０は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓプロトコルに従った３アドレスのレガシー局であり得る。たとえば、第４のＮＡＮデバイス３４０は、レガシーデバイス３５０にサービス告知を転送し得、レガシーデバイス３５０がサービスに加入することを可能にする。

[0045] ＮＡＮデバイス３１０−３４０は、レガシーデバイス３５０とインフラストラクチャ（または、ソースデバイス３０２）の間の接続を可能にするために、６アドレスのフォーマッティング（six-address formatting）を使用し得る。たとえば、レガシーデバイス３５０とソースデバイス３０２の間で転送されるパケットにおけるメッシュコントロールフィールド３９０は、６つのアドレスフィールド３９１−３９６、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓプロトコルにおける典型的な４つアドレスフィールドと比較すると、拡張された（extended）アドレスのフォーマットを含み得る。

[0046] 例示されたインプリメンテーションにおいて、第１のアドレスフィールド３９１は、第３のＮＡＮデバイス３３０のＭＡＣアドレスを含む受信者アドレスフィールドであり、第２のアドレスフィールド３９２は、第２のＮＡＮデバイス３２０のＭＡＣアドレスを含む送信者アドレスフィールドであり、第３のアドレスフィールド３９３は、第４のＮＡＮデバイス３４０のＭＡＣアドレスを含むメッシュ宛先アドレスフィールドであり、および第４のアドレスフィールド３９４は、第１のＮＡＮデバイス３１０のＭＡＣアドレスを含むメッシュソースアドレスフィールドである。拡張されたアドレスのフォーマットはまた、第５のアドレスフィールド３９５および第６のアドレスフィールド３９６を含む。第５のアドレスフィールドは、レガシーデバイス３５０のＭＡＣアドレスを含む宛先アドレスフィールドであり、第６のアドレスフィールド３９６は、ソースデバイス３０２のＭＡＣアドレスを含むソースアドレスフィールドである。フィールド３９１−３９６は、ＭＡＣアドレスとして説明されたが、他のインプリメンテーションにおいて、フィールド３９１−３９６のうちの１つまたは複数は、ネットワーク割り当てされた識別子（network-assigned identifier）のような、別のアドレスタイプを示し得る。

[0047] ６アドレスの性能は、インフラストラクチャ属性を介して、第４のＮＡＮデバイス３４０によって、広告され得る。第４のＮＡＮデバイス３４０は、レガシーデバイス３５０に関するＮＡＮアクセスポイントであり得る。第４のＮＡＮデバイス３４０は、その他のＮＡＮデバイス３１０−３３０に（または、中間のノードに（intermediate nodes））に、レガシーデバイス３５０がサービスに加入することを試みていることを広告し得る。広告に応答して、その他のＮＡＮデバイス３１０−３３０は、ソースデバイス３０２とレガシーデバイス３５０の間で（６アドレスのフォーマットを使用して）パケットを転送するために、それらの６つのアドレス性能を「アクティベートし」（“activate”）得る。

[0048] 図３のシステム３００は、レガシーデバイス３５０が、ＮＡＮデータパスネットワークにおけるＮＡＮデバイス３１０−３４０を介して、ソースデバイス３０２のような、インフラストラクチャデバイスのサービスに加入することを可能にする。たとえば、ＮＡＮデバイス３１０−３４０は、レガシーデバイス３５０のような、３アドレスのレガシー局とソースデバイス３０２のような、非メッシュデバイスの間で、６アドレスのフォーマットの通信を採用し（adopt）得る。

[0049] 図４を参照すると、ＮＡＮデータパスネットワークを介してアクセス可能なインフラストラクチャを含むシステム４００の別の特定のインプリメンテーションが示されている。システム４００は、インフラストラクチャ１０２およびＮＡＮデータパスネットワーク４０８を含む。

[0050] インフラストラクチャ１０２は、サービスプロバイダ１０４（または、サービスプロバイダ装置）およびゲートウェイ１０６を含む。ＮＡＮデータパスネットワーク４０８は、ＮＡＮアクセスポイント４１０、第１のＮＡＮリレーアクセスポイント４２０、第２のＮＡＮリレーアクセスポイント４３０を含み得る。ＮＡＮアクセスポイント４１０は、ゲートウェイ１０６を介してインフラストラクチャ１０２にアクセスするように構成され得る。インフラストラクチャ１０２へのアクセスに基づいて、ＮＡＮアクセスポイント４１０は、第１のＮＡＮリレーアクセスポイント４２０および第２のＮＡＮリレーアクセスポイント４３０にサービス告知１９０を提供し得る。たとえば、ＮＡＮアクセスポイント４１０は、サービス告知１９０を介して、ＮＡＮリレーアクセスポイント４２０、４３０にサービスプロバイダ１０４のサービスを広告し得る。

[0051] 追加的に、ＮＡＮアクセスポイント４１０は、ＮＡＮアクセスポイント４１０に接続された第１のクライアントデバイス４１５（または、「Ｗｉ−Ｆｉ」クライアントデバイス）にサービスを広告し得る。第１のクライアントデバイス４１５は、図１に関連して説明されたような同様のやり方で、ＮＡＮアクセスポイント４１０で認証プロセスを使用して、サービスに加入し得る。インフラストラクチャ１０２へのパケットは、ＮＡＮアクセスポイント４１０にルートされ（routed）得、ＮＡＮアクセスポイント４１０は、インフラストラクチャ１０２にまたはゲートウェイ１０６にパケットを転送し得る。

[0052] ＮＡＮリレーアクセスポイント４２０、４３０は、その他のデバイスが、マルチホップのルートを介して、サービスに加入し得、およびインフラストラクチャ１０２にアクセスし得るように、ＮＡＮデータパスネットワーク４０８の外側の他のデバイスにサービス告知１９０をプロキシまたはリレーし得る。たとえば、第１のＮＡＮリレーアクセスポイント４２０は、第２のクライアントデバイス４２５にサービス告知１９０をプロキシし得、および第２のＮＡＮリレーアクセスポイント４３０は、第３のクライアントデバイス４３５にサービス告知１９０をプロキシし得る。第２のクライアントデバイス４２５は、マルチホップのルートを介して、サービスに加入し得、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。たとえば、第２のクライアントデバイス４２５は、第１のＮＡＮリレーアクセスポイント４２０およびＮＡＮアクセスポイント４１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。同様のやり方で、第３のクライアントデバイス４３５は、サービスに加入し得、マルチホップのルートを介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。たとえば、第３のクライアントデバイス４３５は、第２のＮＡＮリレーアクセスポイント４３０およびＮＡＮアクセスポイント４１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。特定のインプリメンテーションにおいて、クライアントデバイス４２５、４３５は、ＮＡＮデータパスネットワーク４０８を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得るレガシーＷｉ−Ｆｉクライアントデバイスであり得る。クライアントデバイス４２５、４３５はまた、ＮＡＮデータパスネットワーク４０８を介して、互いに（to one another）通信（または、パケット）を送り得る。

[0053] 図４のシステム４００は、クライアントデバイス４１５、４２５、４３５が、ＮＡＮアクセスポイント４１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスすること、およびインフラストラクチャ１０２に関連付けられた１つまたは複数のサービスに加入することを可能にし得る。たとえば、第１のクライアントデバイス４１５は、単一のホップの発見を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得、第２のおよび第３のクライアントデバイス４２５、４３５は、マルチホップの発見を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。

[0054] 図５を参照すると、複数のＮＡＮデータパスネットワークを介してアクセス可能なインフラストラクチャを含むシステム５００の特定のインプリメンテーションが示されている。システム５００は、インフラストラクチャ１０２、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８のような、第１のＮＡＮデータパスネットワーク、およびＮＡＮデータパスネットワーク４０８のような、第２のＮＡＮデータパスネットワークを含む。

[0055] インフラストラクチャ１０２と結合された異なるＮＡＮデータパスネットワーク１０８、４０８内のコンポーネントは、インフラストラクチャ１０２またはゲートウェイ１０６を介して、互いと（with one another）通信し得る。たとえば、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８の第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６を介した、ＮＡＮデータパスネットワーク４０８のＮＡＮアクセスポイント４１０と通信し得る。ゲートウェイ１０６は、第１のＮＡＮデバイス１１０との双方向（bi-directional）通信およびＮＡＮアクセスポイント４１０との双方向通信をサポートし、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６にパケットを送り得、およびゲートウェイ１０６は、ＮＡＮアクセスポイント４１０にパケットを転送し得る。ゲートウェイ１０６を介して通信することは、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８のコンポーネントおよびＮＡＮデータパスネットワーク４０８のコンポーネントが、相対的に大きな数のホップを利用（utilize）し得る広範な（extensive）無線メッシュパスを形成することなく、互いと通信することを可能にし得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、複数の「リレー局」を使用することなく、ＮＡＮアクセスポイント４１０と通信し得る。

[0056] 図６Ａを参照すると、ＮＡＮデバイスがバックホールの接続性を提供することを可能にするシステム６００の特定のインプリメンテーションが示されている。システム６００は、ＮＡＮデバイス６１０（ＳＴＡ−１）、ＮＡＮデバイス６２０（ＳＴＡ−２）、ＮＡＮデバイス６３０（ＳＴＡ−３）、ＮＡＮデバイス６４０（ＳＴＡ−４）、デバイス６５０（デバイスＡ）、およびデバイス６６０（デバイスＢ）を含む。

[0057] ＮＡＮデバイス６１０は、ＮＡＮデータリンクリンク（ＮＤＬリンク）を使用して、その他のＮＡＮデバイス６２０−６４０と通信し得る。一インプリメンテーションによると、ＮＡＮデバイス６１０−６４０は、ＮＡＮまたはＮＡＮデータパスネットワークに含まれ得る。ＮＡＮデバイス６１０は、その他のＮＡＮデバイス６２０−６４０にバックホールの接続性（またはイーサネット接続性）を提供するゲートウェイデバイスであり得る。一旦、ＮＡＮの一部、ゲートウェイデバイスは、サービスの発見フレームをブロードキャストすることによって、ＮＡＮの発見ウィンドウの間（during NAN discovery windows）、ＮＡＮ上で、ゲートウェイサービスを広告または発行し（publish）得る。ＮＡＮ上でゲートウェイサービスを検出する際、その他のＮＡＮデバイス６２０−６４０は、セキュアリンクをＮＡＮデバイス６１０と関連付けおよびＮＡＮデバイス６１０とセキュアリンクをと確立し得る。ＮＡＮデバイス６２０は、候補ゲートウェイデバイスとして指定され得る。候補ゲートウェイデバイスは、ゲートウェイデバイス（たとえば、ＮＡＮデバイス６１０）が、それのゲートウェイの責任（responsibilities）を放棄する（relinquishes）場合、ゲートウェイデバイスの機能を行い得る。一インプリメンテーションよると、ＮＡＮデバイス６１０−６４０の２つ（またはより多くの）は、イーサネット上でデバイス６５０、６６０とのビデオチャットセッションに参加し得る。ビデオセッションは、わずかの中断でまたは中断なく（with little or no interruption）ゲートウェイ動作が（ゲートウェイデバイスから候補ゲートウェイデバイスに）切り替わった後、継続し（continue）得る。

[0058] 図６Ｂを参照すると、システム６００の別の特定のインプリメンテーションが示されている。図６Ｂによると、各ＮＡＮデバイス６２０−６４０は、ゲートウェイデバイス（たとえば、ＮＡＮデバイス６１０）と自らを、それのデフォルトＩＰルーティングゲートウェイとして、同一であると見なし（identify with）得る。ＮＤＬのＩＰサブネットとマッチ（match）しないＩＰパケットは、ゲートウェイデバイスへのＮＤＬリンクに沿って送信され得る。ゲートウェイデバイスは、ＮＡＮにおけるＮＡＮデバイス６２０−６４０とＮＡＮの外側のデバイス６５０、６６０の間のアクティブなＩＰセッションをマップ（map）するために、ネットワークアドレス変換（ＮＡＴ：network address translation）テーブルをインプリメントおよび維持し得る。このように、ゲートウェイデバイスは、ＮＡＴテーブルを使用して、ＮＤＬ上のデバイスとインフラストラクチャ上のデバイスの間でＩＰセッションを管理および維持し得る。

[0059] 図６Ｃを参照すると、システム６００の別の特定のインプリメンテーションが示されている。上記に説明されるように、候補ゲートウェイデバイス（たとえば、ＮＡＮデバイス６２０）は、ゲートウェイデバイス（たとえば、ＮＡＮデバイス６１０）がそれのゲートウェイの責任を放棄する場合、ゲートウェイデバイスの責任を行い得る。たとえば、ゲートウェイデバイスは、ゲートウェイデバイスが、それのゲートウェイの責任を間もなく（soon）放棄することを示す「準備」（“prepare”）メッセージを候補ゲートウェイデバイスに送り得る。準備メッセージを受信する際、候補ゲートウェイデバイスは、候補ゲートウェイデバイスが準備メッセージを受信したことを示すために、ゲートウェイデバイスに肯定応答メッセージ（acknowledgment message）を送り得る。一インプリメンテーションよると、準備メッセージおよび肯定応答メッセージは、２つのデバイス間に確立された対鍵（pairwise key）によって、リンクレイヤー（link-layer）において保護されたユーザデータグラムプロトコル（ＵＤＰ：User Datagram Protocol）データフレームを含み得る。

[0060] 準備メッセージを肯定応答する（acknowledging）後に、候補ゲートウェイデバイスは、各ＮＡＮデータウィンドウの間（during each NAN data window）、サービスの発見のフレームをブロードキャストすることによって、ＮＡＮ上で候補ゲートウェイサービスを広告すること（または発行すること）を始め得る。サービスの発見のフレームを検出する際、ＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０のうちの１つまたは複数は、候補ゲートウェイデバイスに関連付けおよびそれとセキュアリンクを確立し得る。

[0061] 追加的に、または、代替として、ゲートウェイデバイスは、ゲートウェイデバイスがゲートウェイの責任を放棄していることを示す候補ゲートウェイデバイスに、「エンドゲートウェイ」（“end gateway”）メッセージを送り得る。エンドゲートウェイメッセージを受信する際、候補ゲートウェイデバイスは、候補ゲートウェイデバイスがエンドゲートウェイメッセージを受信したことを示すために、ゲートウェイデバイスに肯定応答メッセージを送り得る。一インプリメンテーションよると、エンドゲートウェイメッセージおよび肯定応答メッセージは、２つのデバイス間に確立された対鍵によって、リンクレイヤーにおいて保護されたＵＤＰデータフレームを含み得る。

[0062] 図６Ｄを参照すると、システム６００の別の特定のインプリメンテーションが示されている。図６Ｄにより、ＮＡＮデバイス６２０が、ＮＡＮデバイス６１０からゲートウェイの責任を「引き継ぐ」（“takes over”）後、ＮＡＮデバイス６２０は、ＮＡＮデバイス６２０が新しいゲートウェイであることを示すため、各ＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０にｇｒａｔｕｉｔｏｕｓ ＡＲＰ（address resolution protocol）メッセージを送り得る。ｇｒａｔｕｉｔｏｕｓ ＡＲＰメッセージは、対鍵を使用して、保護され得、ＮＡＮデバイス６２０は、ＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０がｇｒａｔｕｉｔｏｕｓ ＡＲＰメッセージを受信するために「アウェイク」（“awake”）であるように、トラフィックの告知をページングウィンドウの間、送り得る。いくつかのインプリメンテーションによると、インフラストラクチャへのデフォルトルート（default route）は、ＮＡＮデバイス６２０がゲートウェイの責任を引き継ぐとき、更新され得る。ＮＡＮデバイス６２０は、デフォルトルートの変更を可能にするため、他のＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０に情報を広告し得る。

[0063] ｇｒａｔｕｉｔｏｕｓ ＡＲＰメッセージを受信する際、ＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０は、新しいゲートウェイデバイスとしてＮＡＮデバイス６２０を識別し得、ＮＡＮデバイス６２０のＩＰアドレスへデフォルトのＩＰゲートウェイアドレスを修正し得る。ＮＤＬサブネットの外側のＩＰに向かうことになっている（destined for）後続のパケットは、ＮＡＮデバイス６２０に送信され得、ＮＡＮデバイス６２０で確立される対鍵で保護され得る。ＮＡＮデバイス６２０は、ＮＡＮデバイス６１０、６３０、６４０とＮＡＮの外側のデバイス６５０、６３０の間で、アクティブなＩＰセッションをマップするために、ＮＡＴテーブルをインプリメントおよび維持し得る。図６Ｅに関連して示されるように、ビデオチャットセッションは、新しいゲートウェイデバイスとしてＮＡＮデバイス６２０を使用することを継続し得る。

[0064] 本開示の技法によると、ＮＡＮデバイスは、ＮＡＮクラスタ（cluster）に参加する（joining）際、ＮＡＮ上でインフラストラクチャ性能サービスを広告し得る。各ＮＡＮデバイスは、サービスのプロバイダとして機能し得、ＮＡＮ発見ウィンドウの間、ＮＡＮサービスの発見フレームを送信し得る。ＮＡＮサービスの発見のフレームは、ＮＡＮサービスの記述子（descriptor）属性およびＮＡＮサービスのＩＤ属性を含み得る。ＮＡＮサービスの記述子属性のサービス情報フィールドは、ＮＡＮデバイスのインフラストラクチャ性能情報を示し得る。インフラストラクチャ性能の情報は、ＮＡＮデバイスのセルラ強度、ＮＡＮデバイスに関連付けられた有線／混雑スピード、または動作メトリックを含み得る他のインフラストラクチャパラメータを示し得る。ＮＡＮデバイスが、インフラストラクチャの接続性を何も有さない場合、インフラストラクチャの性能フィールドは、ゼロ値を有し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、インフラストラクチャ性能フィールドは、ＮＡＮデバイスのＷｉ−Ｆｉ性能を評価し（evaluate）得る。たとえば、インフラストラクチャへのアクセスを有するがまた低いＷｉ−Ｆｉの信号の強度を有するＮＡＮデバイスは、効率的なゲートウェイではない可能性がある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、インフラストラクチャ性能フィールドは、インフラストラクチャタイプに関わらず、インフラストラクチャ性能を一様に表現する（uniformly represent）ことができるように標準化され（normalized）得る。

[0065] ＮＡＮデバイス上のソフトウェアは、ＮＡＮ上で広告される性能情報を収集し（gather）得、および最も近いゲートウェイデバイスを決定し得、および／またはＮＡＮデバイスがゲートウェイの役割（role）を引き受ける（take on）べきかどうかを決定し得る。各ＮＡＮデバイスは、サービスの発見の告知を再ブロードキャストすることによって、ゲートウェイサービスに関する受信されたサービスの発見の告知をプロキシし得る。このように、複数のホップは、ゲートウェイの発見のために使用され得る。

[0066] ゲートウェイデバイスのＮＡＮデータリンクに参加するために、ＮＡＮデバイスは、ページングウィンドウの間、ゲートウェイデバイスとセキュアな関連を開始し得る。ゲートウェイデバイスのＭＡＣアドレスは、ＮＡＮデータリンクの属性を介して利用可能であり得、ページングウィンドウの出現（occurrence）は、ＮＡＮデータリンク属性のＮＡＮデータリンクコントロールフィールドに基づいて、計算され（computed）得る。孤立した（isolated）デバイスは、ゲートウェイデバイスの範囲内になく、孤立したデバイスは、中間のデバイスのプロキシ（an intermediate device’s proxy）によってゲートウェイデバイスの属性を受信し得る。ゲートウェイデバイスとの方向の関連性（direction association）に加えて、ルーティングパスに沿ったＮＡＮデバイスは、ルーティングパスに沿った隣との対の関連性（a pairwise association with neighbors）
を確立し得る。たとえば、孤立したデバイスおよび中間のデバイスは、セキュアな関連性を確立し得、トラフィックを暗号化するためにユニキャスト鍵（unicast key）を引き出し（derive）得る。

[0067] いくつかのインプリメンテーションにおいて、インフラストラクチャサービスは、デバイスにおける設定を介して可能にされ得る。たとえば、デバイスのネットワーク設定メニューは、インフラストラクチャサービスを可能にするための選択肢を含み得る。設定は、インフラストラクチャサービスの発行者としてふるまう（act as）ために、デバイスをさらに許可し（allow）得る。そのような場合では、設定はまた、ＮＤＬインターフェースとインフラストラクチャインターフェースの橋渡し（bridging）を可能にし得、また、ＮＤＬインターフェースとインフラストラクチャインターフェースの間でパケットを転送することを許可し得る。一インプリメンテーションよると、デバイスは、ＩＰアドレスマッピングをコントロールし得る。一旦、可能にされると、デバイスは、ＮＡＮ上で、インフラストラクチャサービスを発行することを始め得る。別の場合では、設定はまた、デバイスがインフラストラクチャサービスの加入者としてふるまうことを許可し得、その場合、デバイスは、ＮＡＮ上でインフラストラクチャサービスを検索することを始め得る。

[0068] いくつかのインプリメンテーションにおいて、インフラストラクチャサービスは、複数の発行者および／または加入者によって識別可能なサービス識別子を有し得る。たとえば、サービス識別子は、規格化され（standardized）得る。発行者は、インフラストラクチャサービスを広告するために、サービス識別子を使用し得、加入者はインフラストラクチャサービスを発見するためにサービス識別子を使用し得る。

[0069] いくつかのインプリメンテーションにおいて、インフラストラクチャサービスの発行者は、インフラストラクチャネットワーク上で利用可能なサービスを発行し（または、それへのプロキシとしてふるまい）得る。たとえば、イーサネットに接続されたＮＤＬデバイスは、イーサネット上で利用可能なサービスをプロキシし得る。ＮＤＬデバイスは、ＮＤＬ上のデバイスとインフラストラクチャネットワークの間で、インフラストラクチャネットワーク上のサービスに関連したデータを転送し得る。

[0070] 図７Ａを参照すると、ＮＡＮデータパスネットワークにおいてデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知するための方法７００の特定のインプリメンテーションが示されている。方法７００は、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、または、図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のものにおいて行われ得る。

[0071] 方法７００は、７０２において、データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすることを含み得る。たとえば、図１を参照すると、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０６を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。インフラストラクチャ１０２へのアクセスに基づいて、第１のＮＡＮデバイス１１０は、ゲートウェイ１０４を介して、インフラストラクチャサービスに加入し得る。データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報は、データネットワークインフラストラクチャのサービスキャリアを示し得る。追加的な情報は、図２に関連して説明される情報を含み得る。

[0072] 方法７００は、７０４において、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、データネットワークインフラストラクチャサービスと関連付けられたサービス告知を、第１のＮＡＮデバイスから複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、送ることを含み得る。ＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。たとえば、図１を参照すると、第１のＮＡＮデバイス１１０は、第２のＮＡＮデバイス１２０にサービス告知１９０を提供し得る。サービス告知１９０は、第２のＮＡＮデバイス１２０にインフラストラクチャサービスを広告し得、またインフラストラクチャ１０２に第２のＮＡＮデバイスを接続するための情報を含み得る。サービス告知１９０はまた、サービスの属性を定義する情報要素（ＩＥ）を含み得る。

[0073] 方法７００の一インプリメンテーションによると、サービス告知は、第２のＮＡＮデバイスとデータネットワークインフラストラクチャのインフラストラクチャデバイスの間の通信を可能にすることに関連付けられた情報を含む。方法７００の一インプリメンテーションによると、第１のＮＡＮデバイスは、ゲートウェイデバイスを使用して、データネットワークインフラストラクチャにアクセスし、サービス告知は、ゲートウェイデバイスのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスおよび第１のＮＡＮデバイスのＭＡＣアドレスを含む。

[0074] 図７Ｂを参照すると、ＮＡＮデバイスとデータネットワークインフラストラクチャの間でリレーポイントを確立するための方法７００の特定のインプリメンテーションが示されている。方法７１０は、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、または、図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のものにおいて行われ得る。

[0075] 方法７１０は、図７Ａの方法７００とあわせて（in conjunction with）行われ得る。方法７１０は、７１２において、第２のＮＡＮデバイスからパス要求メッセージを、第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信することを含み得る。方法７１０によると、パス要求メッセージの宛先アドレスは、ゲートウェイデバイスのＭＡＣアドレスに対応する。

[0076] 方法７１０はまた、７１４において、第２のＮＡＮデバイスからパス要求メッセージを受信することに応答して、パスリプレイメッセージ（a path replay message）を、第１のＮＡＮデバイスにおいて、生成することを含む。方法７１０によると、パスリプレイメッセージは、第１のＮＡＮデバイスを第２のＮＡＮデバイスとゲートウェイデバイスの間のリレーポイントとして指定する。方法７１０はまた、７１６において、第２のＮＡＮデバイスに第１のＮＡＮデバイスからパスリプレイメッセージを送ることを含む。方法７１０は、７１８において、ゲートウェイデバイスに第１のＮＡＮデバイスからパス要求メッセージを送ることをさらに含む。方法７１０の一インプリメンテーションによると、パス要求メッセージおよびパスリプレイメッセージは、ハイブリッド無線メッシュプロトコル（ＨＷＭＰ）を使用して、生成され得る。

[0077] 一インプリメンテーションによると、方法７００、７１０のうちの１つまたは複数は、第２のＮＡＮデバイスがインフラストラクチャにアクセスすることを可能にするために、ゲートウェイデバイスと第２のＮＡＮデバイスの間でパケットを転送することを含み得る。たとえば、方法７００、７１０は、第２のＮＡＮデバイスから第１のデータパケットを、第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信することを含み得る。方法７００、７１０はまた、インフラストラクチャデバイスに第１のＮＡＮデバイスから第１のデータパケットを送ることを含み得る。別の例のように、方法７００、７１０は、インフラストラクチャデバイスから第２のデータパケットを、第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信することを含み得る。方法７００、７１０はまた、第２のＮＡＮデバイスに第１のＮＡＮデバイスから第２のデータパケットを送ることを含み得る。

[0078] 一インプリメンテーションよると、方法７００、７１０はまた、第２のＮＡＮデバイスからダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル（ＤＨＣＰ）要求を、第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信することを含み得る。方法７００、７１０はまた、ゲートウェイデバイスに第１のＮＡＮデバイスからＤＨＣＰ要求を送ることを含む。方法７００、７１０はまた、第１のＮＡＮデバイスにおいて、ゲートウェイデバイスから第２のＮＡＮデバイスのインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを受信することを含む。ＩＰアドレスは、ＤＨＣＰ要求に基づき得る。方法７００、７１０はまた、第２のＮＡＮデバイスにＩＰアドレスを送ることを含む。

[0079] 方法７００、７１０の少なくとも１つの一インプリメンテーションによると、データネットワークインフラストラクチャサービスは、インターネットサービス、クラウドベースサービス、アプリケーションサービス、またはファイル共有サービスのうちの少なくとも１つを含む。方法７００、７１０のうちの少なくとも１つの一インプリメンテーションによると、第２のＮＡＮデバイスは、第１のＮＡＮデバイスからサービス告知を受信することに応答して、複数のＮＡＮデバイスのうちの第３のＮＡＮデバイスにサービス告知を送る。

[0080] 方法７００、７１０は、複数のＮＡＮデバイスのうちの特定のＮＡＮデバイスをデータネットワークインフラストラクチャへのゲートウェイデバイスとして指定するために、複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスと交渉プロセスを、第１のＮＡＮデバイスにおいて、行うことを含み得る。交渉プロセスは、第１のＮＡＮデバイスのパラメータを、複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスの対応するパラメータと、第１のＮＡＮデバイスにおいて、比較することを含み得る。交渉プロセスはまた、比較に基づいて、特定のＮＡＮデバイスをゲートウェイデバイスとして指定することを含む。例示するために、第１のＮＡＮデバイスは、第１のＮＡＮデバイスに関連付けられた１つまたは複数のパラメータ（たとえば、信号の強度、待ち時間（latency）スループット（throughput）等）と１つまたは複数の他のＮＡＮデバイスに関連付けられた１つまたは複数の対応するパラメータとを比較することに基づいて、インフラストラクチャへのゲートウェイとして動作し得る。

[0081] 方法７００、７１０はまた、交渉プロセスに基づいて、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２の特定のＮＡＮデバイスをデータネットワークインフラストラクチャへの候補ゲートウェイデバイスとして、第１のＮＡＮデバイスにおいて、指定することを含む。第２の特定のＮＡＮデバイスは、特定のＮＡＮデバイスがデータネットワークインフラストラクチャへの接続性を失う場合、ゲートウェイデバイスとして、その特定のＮＡＮデバイスに取って代わるように構成され得る。一インプリメンテーションによると、ゲートウェイデバイスは、複数のＮＡＮデバイスとデータネットワークインフラストラクチャの間でインターネットプロトコル（ＩＰ）セッションを管理するように構成される。ゲートウェイデバイスはまた、ＩＰマッピングを使用して、複数のＮＡＮデバイスおよびデータネットワークインフラストラクチャの間で、ＩＰセッションを維持し得る。

[0082] 図７Ａ−７Ｂの方法７００、７１０は、マルチホップのサービスの発見およびマルチホップのインフラストラクチャのアクセスを可能にし得る。たとえば、方法７００、７１０は、ＮＡＮデバイス１２０−１６０が、第１のＮＡＮデバイス１１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスすること、およびインフラストラクチャに関連付けられたサービスに加入することを可能にし得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、アクセスポイントとして機能し得、およびＮＡＮデータパスネットワーク１０８内の他のデバイスにサービスを広告し得る。このように、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓプロトコルに従ったマルチホップのサービスの発見およびマルチホップの接続性は、ゲートウェイ１０６に「直接的に結合されて」いないＮＡＮデバイス１２０−１６０へのインフラストラクチャアクセスを提供するために、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８内で、インプリメントされ得る。

[0083] 方法７００、７１０は、図３のシステム３００内および図４のＮＡＮデータパスネットワーク４０８内でマルチホップのサービスの発見およびマルチホップの接続性を可能にし得る。たとえば、図３のレガシーデバイス３５０は、ＮＡＮデバイス３１０−３４０を介して、ソースデバイス３０２にアクセスし得、ソースデバイス３０２のサービスに加入し得る。このように、ソースデバイス３０２にアクセスすることは、ＮＡＮデバイス３１０−３４０の間で複数のホップを使用して、インプリメントされ得る。追加的に、図４の無線ＮＡＮデータパスネットワーク４０８は、クライアントデバイス４１５、４２５、４３５が、ＮＡＮアクセスポイント４１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスすること、およびインフラストラクチャ１０２に関連付けられた１つまたは複数のサービスに加入することを可能にし得る。たとえば、第１のクライアントデバイス４１５は、単一のホップの発見を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得、第２のおよび第３のクライアントデバイス４２５、４３５は、マルチホップの発見を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスし得る。

[0084] 図８を参照すると、ＮＡＮデータパスネットワークを介して、インフラストラクチャにアクセスするための方法８００の別の特定のインプリメンテーションが示されている。方法８００は、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、または、図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のものにおいて行われ得る。

[0085] 方法８００は、８０２において、第１のＮＡＮデバイスからサービス告知を、第２のＮＡＮデバイスにおいて、受信することを含む。たとえば、図１を参照すると、第２のＮＡＮデバイス１２０は、第１のＮＡＮデバイス１１０からサービス告知１９０を受信し得る。第１のＮＡＮデバイス１１０および第２のＮＡＮデバイス１２０は、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８に含まれ得る。

[0086] 第２のＮＡＮデバイスは、８０４において、ＮＡＮデータパスネットワークにおいて、別のＮＡＮデバイスにサービス告知をプロキシし得る。たとえば、図１を参照すると、第２のＮＡＮデバイス１２０は、ソースアドレス、ホップの数等のような、サービス告知の内容を修正すること（modifying）、および第５のＮＡＮデバイス１５０に修正されたサービス告知を送ることによって、第５のＮＡＮデバイス１５０にサービス告知１９０をプロキシし得る。サービス告知１９０を受信する際、第５のＮＡＮデバイス１５０は、認証プロセスを介して、サービスに加入し得る。たとえば、第５のＮＡＮデバイス１５０は、ハイブリッド無線メッシュプロトコル（ＨＷＭＰ）を使用して、第２のＮＡＮデバイス１２０にパス要求メッセージを送り得る。パス要求メッセージを受信する際、第２のＮＡＮデバイス１２０は、第１のＮＡＮデバイス１１０にパス要求メッセージを転送し得、第５のＮＡＮデバイス１５０にパス応答メッセージを送り得る。パス応答メッセージは、第２のＮＡＮデバイス１２０をゲートウェイ１０６へのリレーポイントとして指定し得る。

[0087] 図８の方法８００は、ＮＡＮデバイス１２０−１６０が、第１のＮＡＮデバイス１１０を介して、インフラストラクチャ１０２にアクセスすること、およびインフラストラクチャに関連付けられたサービスに加入することを可能にし得る。たとえば、第１のＮＡＮデバイス１１０は、アクセスポイントとして機能し得、およびＮＡＮデータパスネットワーク１０８内の他のデバイスにサービスを広告し得る。このように、マルチホップのサービスの発見およびマルチホップの接続性は、ゲートウェイ１０６に「直接的に結合されて」いないＮＡＮデバイス１２０−１６０へのインフラストラクチャアクセスを提供するために、ＮＡＮデータパスネットワーク１０８によって、インプリメントされ得る。

[0088] 図９を参照すると、無線通信デバイスの特定の例示的なインプリメンテーションは、描写され、一般的に９００と指定される。デバイス９００は、メモリ９３２に結合された、デジタル信号プロセッサのような、プロセッサ９１０を含む。例示的なインプリメンテーションにおいて、デバイス９００、またはそれのコンポーネントは、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図３のレガシーデバイス３５０、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、図４のクライアントデバイス４１５、４２５、４３５のうちの任意のもの、または図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のものに対応し得る。

[0089] プロセッサ９１０は、メモリ９３２において記憶される、１つまたは複数の命令９６８のプログラムのような、ソフトウェアを実行するよう構成され得る。追加的にまたは代替的に、プロセッサ９１０は、ＩＥＥＥ８０２．１１インターフェースのような、無線インターフェース９４０のメモリに記憶された１つまたは複数の命令を実行するように構成され得る。たとえば、無線インターフェース９４０は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓ規格に従って動作するように構成され得る。特定のインプリメンテーションにおいて、プロセッサ９１０は、図７Ａの方法７００、図７Ｂの方法７１０、および／または図８の方法８００に従って動作するように構成され得る。

[0090] 無線インターフェース９４０は、プロセッサ９１０およびアンテナ９４２に結合され得る。たとえば、無線インターフェース９４０は、トランシーバ９４６を介して、アンテナ９４２を介して受信された無線データがプロセッサ９４２に提供され得るように、アンテナ９４２に結合され得る。

[0091] コード化器／復号器（ＣＯＤＥＣ）９３４もまた、プロセッサ９１０に結合されることができる。スピーカ９３６およびマイクロホン９３８は、ＣＯＤＥＣ９３４に結合されることができる。ディスプレイコントローラ９２６は、プロセッサ９１０およびディスプレイデバイス９２８に結合されることができる。特定のインプリメンテーションにおいて、プロセッサ９１０、ディスプレイコントローラ９２６、メモリ９３２、ＣＯＤＥＣ９３４、および無線インターフェース９４０は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス９２２に含まれる。特定のインプリメンテーションにおいて、入力デバイス９３０および電源９４４は、システムオンチップデバイス９２２に結合される。さらに、特定のインプリメンテーションにおいて、図９に例示されるように、表示デバイス９２８、入力デバイス９３０、スピーカ９３６、マイクロホン９３８、アンテナ９４２、および電源９４４は、システムオンチップデバイス９２２の外部にある。しかしながら、表示デバイス９２８、入力デバイス９３０、スピーカ９３６、マイクロホン９３８、アンテナ９４２、および電源９４４の各々は、１つまたは複数のインターフェースまたはコントローラのような、システムオンチップデバイス９２２の１つまたは複数のコンポーネントに結合されることができる。

[0092] 説明されたインプリメンテーションとあわせて、装置は、データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャにアクセスするための手段を含む。アクセスするための手段は、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスに含まれる。たとえば、データネットワークインフラストラクチャにアクセスするための手段は、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図３のレガシーデバイス３５０、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、図４のクライアントデバイス４１５、４２５、４３５のうちの任意のもの、図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のもの、図９の無線インターフェース９４０、図９の命令９６８を実行するためにプログラムされたプロセッサ９１０、１つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。たとえば、プロセッサ９１０は、サービスおよびサービスと関連付けられたネットワークデバイスを示すメッセージを受信するようにプログラムされ得る。メッセージは、ネットワークデバイスのＭＡＣアドレスを含み得る。メッセージを受信する際、プロセッサ９１０は、サービス要求を生成し得、およびネットワークデバイスにサービス要求を送り得る。プロセッサ９１０は、インフラストラクチャへのアクセスを取得するために、ネットワークデバイスから肯定応答を受信し得る。

[0093] 装置はまた、複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、第１のＮＡＮデバイスからデータネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送るための手段を含む。サービス告知は、第２のＮＡＮデバイスにデータネットワークインフラストラクチャサービスを告知し得、およびＮＡＮデータパスネットワークは、複数のＮＡＮデバイスを含む。たとえば、サービス告知を送るための手段は、図１のＮＡＮデバイス１１０−１６０のうちの任意のもの、図３のＮＡＮデバイス３１０−３４０のうちの任意のもの、図３のレガシーデバイス３５０、図４のＮＡＮアクセスポイント４１０、４２０、４３０のうちの任意のもの、図４のクライアントデバイス４１５、４２５、４３５のうちの任意のもの、図６Ａ−６ＥのＮＡＮデバイス６１０−６４０のうちの任意のもの、図９の無線インターフェース９４０、図９の命令９６８を実行するためにプログラムされたプロセッサ９１０、１つまたは複数の他のデバイス、回路、モジュール、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。たとえば、プロセッサ９１０は、デバイス９００の１ホップの範囲内のＮＡＮデバイスの１つまたは複数の識別子を（メモリ９３２から）回収（retrieve）し得る。プロセッサ９１０は、デバイス９００の識別子を含むサービス告知を生成し得る。たとえば、プロセッサ９１０は、図２のＩＥ２００における情報でサービス告知をポピュレートし（populate）得る。プロセッサ９１０はまた、回収された識別子に対応する１ホップの範囲内のＮＡＮデバイスにサービス告知を送り得る。

[0094] 当業者はさらに、本明細書で開示されたインプリメンテーションに関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとしてインプリメントされ得ることを認識するであろう。様々な例示的なコンポーネント、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップが、一般に、それらの機能性の観点から上記において説明された。そのような機能性が、ハードウェアとして、またはプロセッサ実行可能命令としてインプリメントされるかどうかは、特定の用途およびシステム全体に課せられる設計の制約に依存する。当業者は、説明された機能性を、特定の用途ごとにさまざまなやり方でインプリメントし得るが、そのようなインプリメンテーションの決定（decisions）は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こしていると解釈されるべきではない。

[0095] 本明細書で開示されたインプリメンテーションに関連して説明されたアルゴリズムまたは方法のステップは、直接的にハードウェア中で、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール中で、またはこれら２つの組み合わせにおいて、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、プログラマブル読み出し専用メモリ（ＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ（登録商標））、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、または当該技術において知られる任意の他の形式の非一過性（例えば、非一時的）記憶媒体中に存在し（reside in）得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ： an application-specific integrated circuit）中に存在し得る。ＡＳＩＣは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末の中に存在し得る。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末中に個別的な（discrete）コンポーネントとして存在し得る。

[0096] 開示されたインプリメンテーションの先の説明は、当業者が、開示された実施形態を製造または使用することを可能にするために提供される。これらのインプリメンテーションへの様々な修正は、当業者に容易に明らかとなるもので、本明細書で定義された原理は、本開示の範囲から逸脱することなしに他のインプリメンテーションに適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示されたインプリメンテーションに限定されるようには意図されず、下記の特許請求の範囲によって定義されるような原理および新規な特徴と一致する可能性がある最も広い範囲を与えられることになる。

Claims (30)

1. 近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための装置であって、
   プロセッサと、
   前記プロセッサに結合されたメモリと、ここにおいて、前記メモリは、動作を行うために前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶し、前記動作は、
   データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすることと、
   第２のＮＡＮデバイスに前記データネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの前記第２のＮＡＮデバイスに、前記第１のＮＡＮデバイスから前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送ることと、ここにおいて、前記ＮＡＮデータパスネットワークは、前記複数のＮＡＮデバイスを含む、
   を備える、
   を備える、装置。
2. 前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関する前記情報は、前記データネットワークインフラストラクチャサービスのサービスキャリアを示す、請求項１に記載の装置。
3. 前記サービス告知は、前記第２のＮＡＮデバイスと前記データネットワークインフラストラクチャのインフラストラクチャデバイスの間の通信を可能にすることに関連付けられた情報を含む、請求項１に記載の装置。
4. 前記動作は、
   前記第２のＮＡＮデバイスから第１のデータパケットを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、
   前記インフラストラクチャデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記第１のデータパケットを送ること、
   前記インフラストラクチャデバイスから第２のデータパケットを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、および、
   前記第２のＮＡＮデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記第２のデータパケットを送ること
   をさらに備える、請求項３に記載の装置。
5. 前記第１のＮＡＮデバイスは、ゲートウェイデバイスを使用して、前記データネットワークインフラストラクチャにアクセスするように構成される、請求項１に記載の装置。
6. 前記動作は、
   前記第２のＮＡＮデバイスからパス要求メッセージを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、ここにおいて、前記パス要求メッセージの宛先アドレスは、前記ゲートウェイデバイスのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスに対応する、
   前記第２のＮＡＮデバイスから前記パス要求メッセージを受信することに応答して、パス応答メッセージを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、生成すること、前記パス応答メッセージは、前記第１のＮＡＮデバイスを前記第２のＮＡＮデバイスと前記ゲートウェイデバイスの間のリレーポイントとして指定する、
   前記第２のＮＡＮデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記パス応答メッセージを送ること、および
   前記第１のＮＡＮデバイスから前記ゲートウェイデバイスに前記パス要求メッセージを送ること、
   をさらに備える、請求項５に記載の装置。
7. 前記動作は、
   前記第２のＮＡＮデバイスからダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル（ＤＨＣＰ）要求を、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、
   前記ゲートウェイデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記ＤＨＣＰ要求を送ること、
   前記ゲートウェイデバイスから前記第２のＮＡＮデバイスのインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、前記ＩＰアドレスは前記ＤＨＣＰ要求に基づく、および
   前記第２のＮＡＮデバイスに前記ＩＰアドレスを送ること、
   をさらに備える、請求項５に記載の装置。
8. 前記データネットワークインフラストラクチャサービスは、インターネットサービス、クラウドベースサービス、アプリケーションサービス、またはファイル共有サービスのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の装置。
9. 前記第２のＮＡＮデバイスは、前記第１のＮＡＮデバイスから前記サービス告知を受信することに応答して、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの第３のＮＡＮデバイスに前記サービス告知を送るように構成される、請求項１に記載の装置。
10. 前記動作は、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの特定のＮＡＮデバイスを前記データネットワークインフラストラクチャへのゲートウェイデバイスとして指定するために、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスと交渉プロセスを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、行うことをさらに備える、請求項１に記載の装置。
11. 前記プロセッサは、
    前記第１のＮＡＮデバイスのパラメータを、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスの対応するパラメータと、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、比較し、および
    前記比較に基づいて、前記特定のＮＡＮデバイスを前記ゲートウェイデバイスとして指定するように構成される、請求項１０に記載の装置。
12. 前記動作は、前記交渉プロセスに基づいて、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの第２の特定のＮＡＮデバイスを前記データネットワークインフラストラクチャへの候補ゲートウェイデバイスとして、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、指定すること、前記第２の特定のＮＡＮデバイスは、前記特定のＮＡＮデバイスが前記データネットワークインフラストラクチャへの接続性を失う場合、前記ゲートウェイデバイスとして前記特定のＮＡＮデバイスに取って代わるように構成される、
    をさらに備える、請求項１０に記載の装置。
13. 前記ゲートウェイデバイスは、前記複数のＮＡＮデバイスと前記データネットワークインフラストラクチャの間でインターネットプロトコル（ＩＰ）セッションを管理するように構成される、請求項１０に記載の装置。
14. 近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための方法であって、
    データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすること、および
    第２のＮＡＮデバイスに前記データネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの前記第２のＮＡＮデバイスに、前記第１のＮＡＮデバイスから前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送ること、ここにおいて、前記ＮＡＮデータパスネットワークは、前記複数のＮＡＮデバイスを含む、
    を備える、方法。
15. 前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関する前記情報は、前記データネットワークインフラストラクチャサービスのサービスキャリアを示す、請求項１４に記載の方法。
16. 前記サービス告知は、前記第２のＮＡＮデバイスと前記データネットワークインフラストラクチャのインフラストラクチャデバイスの間の通信を可能にすることに関連付けられた情報を含む、請求項１４に記載の方法。
17. 前記第２のＮＡＮデバイスと前記インフラストラクチャデバイスの間の通信を可能にすることに関連付けられた前記情報は、前記第１のＮＡＮデバイスのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスを含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記第２のＮＡＮデバイスから第１のデータパケットを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、
    前記インフラストラクチャデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記第１のデータパケットを送ること、
    前記インフラストラクチャデバイスから第２のデータパケットを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、および、
    前記第２のＮＡＮデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記第２のデータパケットを送ること
    をさらに備える、請求項１４に記載の方法。
19. ゲートウェイデバイスを使用して、前記データネットワークインフラストラクチャにアクセスすることをさらに備える、請求項１４に記載の方法。
20. 前記第２のＮＡＮデバイスからパス要求メッセージを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、ここにおいて、前記パス要求メッセージの宛先アドレスは、前記ゲートウェイデバイスのメディアアクセスコントロール（ＭＡＣ）アドレスに対応する、
    前記第２のＮＡＮデバイスから前記パス要求メッセージを受信することに応答して、パス応答メッセージを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、生成すること、前記パス応答メッセージは、前記第１のＮＡＮデバイスを前記第２のＮＡＮデバイスと前記ゲートウェイデバイスの間のリレーポイントとして指定する、
    前記第２のＮＡＮデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記パス応答メッセージを送ること、および
    前記ゲートウェイデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記パス要求メッセージを送ること
    をさらに備える、請求項１９に記載の方法。
21. 前記第２のＮＡＮデバイスからダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル（ＤＨＣＰ）要求を、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、
    前記ゲートウェイデバイスに前記第１のＮＡＮデバイスから前記ＤＨＣＰ要求を送ること、
    前記ゲートウェイデバイスから前記第２のＮＡＮデバイスのインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、受信すること、前記ＩＰアドレスは前記ＤＨＣＰ要求に基づく、および
    前記第２のＮＡＮデバイスに前記ＩＰアドレスを送ること、
    をさらに備える、請求項１９に記載の方法。
22. 前記データネットワークインフラストラクチャサービスは、インターネットサービス、クラウドベースサービス、アプリケーションサービス、またはファイル共有サービスである、請求項１４に記載の方法。
23. 前記第２のＮＡＮデバイスは、前記第１のＮＡＮデバイスから前記サービス告知を受信することに応答して、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの第３のＮＡＮデバイスに前記サービス告知を送る、
    請求項１４に記載の方法。
24. 前記複数のＮＡＮデバイスのうちの特定のＮＡＮデバイスを前記データネットワークインフラストラクチャへのゲートウェイデバイスとして指定するために、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスと交渉プロセスを、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、行うことをさらに備える、請求項１４に記載の方法。
25. 前記交渉プロセスは、
    前記第１のＮＡＮデバイスのパラメータを、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの他のＮＡＮデバイスの対応するパラメータと、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、比較すること、および
    前記比較に基づいて、前記特定のＮＡＮデバイスを前記ゲートウェイデバイスとして指定すること、
    を備える、請求項２４に記載の方法。
26. 前記交渉プロセスに基づいて、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの第２の特定のＮＡＮデバイスを前記データネットワークインフラストラクチャへの候補ゲートウェイデバイスとして、前記第１のＮＡＮデバイスにおいて、指定すること、前記第２の特定のＮＡＮデバイスは、前記特定のＮＡＮデバイスが前記データネットワークインフラストラクチャへの接続性を失う場合、前記ゲートウェイデバイスとして前記特定のＮＡＮデバイスに取って代わるように構成される、
    をさらに備える、請求項２４に記載の方法。
27. 前記ゲートウェイデバイスは、前記複数のＮＡＮデバイスと前記データネットワークインフラストラクチャの間でインターネットプロトコル（ＩＰ）セッションを管理するように構成される、請求項２４に記載の方法。
28. プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための動作を行わせる命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、
    データネットワークインフラストラクチャサービスに関する情報を取得するために、データネットワークインフラストラクチャに、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスにおいて、アクセスすること、および
    第２のＮＡＮデバイスに前記データネットワークインフラストラクチャサービスを告知するために、前記複数のＮＡＮデバイスのうちの前記第２のＮＡＮデバイスに、前記第１のＮＡＮデバイスから前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送ること、ここにおいて、前記ＮＡＮデータパスネットワークは、前記複数のＮＡＮデバイスを含む、
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
29. 前記サービス告知は、前記第２のＮＡＮデバイスと前記データネットワークインフラストラクチャのインフラストラクチャデバイスの間の通信を可能にすることに関連付けられた情報を含む、請求項２８に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
30. 近接認識ネットワーキング（ＮＡＮ）データパスネットワークでの使用のための装置であって、前記装置は、
    データネットワークインフラストラクチャサービスに関連した情報を取得するためにデータネットワークインフラストラクチャにアクセスするための手段、アクセスするための前記手段は、複数のＮＡＮデバイスのうちの第１のＮＡＮデバイスに含まれる、および、
    前記複数のＮＡＮデバイスのうちの第２のＮＡＮデバイスに、前記第１のＮＡＮデバイスから前記データネットワークインフラストラクチャサービスに関連付けられたサービス告知を送るための手段、ここにおいて、前記ＮＡＮデータパスネットワークは、前記複数のＮＡＮデバイスを含む、
    を備える、装置。