JP2017527191A - 増幅器回路および前記増幅器回路を使用して信号を増幅するための方法 - Google Patents

増幅器回路および前記増幅器回路を使用して信号を増幅するための方法 Download PDF

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Abstract

一態様では、各実施形態は、アウトフェーズ領域およびエンベロープトラッキング領域を備える増幅器回路に関するものである。アウトフェーズ領域は、増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号を受け取って、前記信号を、位相変調されている一定振幅の2つの信号(S1、S2)に分離するように処理することができる信号処理ブロックを含み、第1の信号S1は第1のRF電力増幅器RF PA1を駆動するためのものであり、第2の信号S2は第2のRF電力増幅器RF PA2を駆動するためのものである。RF PAのそれぞれからの出力信号は、次いで、増幅された出力信号(RF出力)を取得するために電力結合器(PC)に供給される。エンベロープトラッキング領域(100b)は、増幅されるべき入力信号のエンベロープを表す入力を受け取ることができる線形増幅器(Env Amp)と、RF PAを駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記増幅器に結合された電荷蓄積デバイスC1とを含み、前記増幅器(8)および電荷蓄積デバイスC1が、供給電圧V+を受け取るように配置されている。増幅器回路は、アウトフェーズ回路100aにおける第1の信号S1と第2の信号S2が同相であるとき、増幅器(8)によって駆動されたRF PAの出力電圧が供給電圧V+より上のV2だけ増加されるように、電荷蓄積デバイスC1が供給電圧V+より上の電圧V2を供給することを可能にするために、受け取られたエンベロープ信号の電圧に基づく入力電圧V1が、エンベロープトラッキング領域における増幅器に対して供給されるように構成されている。

Description

本明細書で説明される実施形態は、一般に増幅器回路に関し、とりわけ電力効率のよい増幅器回路に関するものである。本明細書で説明される実施形態は、特に、アウトフェーズ増幅器と、RF増幅器の供給電圧を駆動するための電荷蓄積デバイスが結合されているエンベロープ増幅器とを含む増幅器回路に関するものである。
今日使用されている多くの通信システム(すなわちLTE(登録商標)およびDVB)は、直交周波数分割多重(OFDM)変調に基づくものである。OFDMには、遅延拡散に対する許容度およびスペクトル的に効率がよいという利点があるが、これは、ピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)が高いという犠牲を伴うものである。OFDMのPAPRが高いと、RF電力増幅器(PA)の平均効率が低くなる。
歴史的に、RF電力増幅器(RF PA)は線形デバイスであった。LTEおよびDVBのような、ピーク対平均電力比(PAPR)が高い通信および放送規格の出現に伴って、RF PAは、信号が高忠実度で増幅されるべきであれば、その伝達関数の低効率の領域において動作することを強いられる。
これらの条件の下でPA効率を向上させるために、多数の増幅器構成が存在する。たとえば、ドハティー(Doherty)などの負荷変調構成があり、これは、所要出力電力に依拠して互いの負荷を変調する2つの増幅器を有する回路を使用するものである。信号のエンベロープトラッキングのためのエンベロープ変調器を有する増幅器回路も使用されている。RF PA効率を向上させるための別の回路形式にはアウトフェーズ増幅器がある。そのような回路は、高い直線性および優れたピーク効率を達成するために、飽和増幅器段を有する絶縁型結合器を使用する。負荷変調を可能にするために非絶縁型結合器を使用するアウトフェーズ増幅器回路もある。そのような増幅器構成は、理論上はある程度の効率向上をもたらすが、使用するとき、改善は限定的である。LTEのような新しい通信信号を増幅するときの平均効率が低いという問題がさらに存在する。
最近、アウトフェーズ増幅器をエンベロープトラッキング電源と組み合わせるハイブリッド方式が研究されている。しかしながら、提案されている既存のハイブリッド手法は複雑であり、また、RF PAに対する供給電圧/利得の切換えを要することが、システムにノイズを導入する傾向にある。
したがって、標準的なアウトフェーズ構成の制限のあるバックオフ効率と、RF電力増幅器用途向けのノイズのあるハイブリッド構成の複雑な回路とを克服する必要がある。
RF増幅器用の既存のエンベロープ変調器を示す図。 従来のアウトフェーズ増幅器回路を示す図。 RF増幅器用の既存の多重レベルのアウトフェーズ構成を示す図。 図1bと図2の既知の増幅器回路の動作における差を表す図。 既知のチャージポンプ倍電圧器を示す図。 電荷蓄積デバイスに対して結合されたエンベロープ増幅器と、アウトフェーズ増幅器とを含む、一実施形態による増幅器回路を示す図。 図5の増幅器回路の動作と効率プロファイルとを表すグラフ。 実施形態の好ましい態様による増幅器回路を示す図。 図7の増幅器回路の動作と効率プロファイルとを表すグラフ。
各実施形態は、RF電力増幅器(RF PA:RF Power Amplifier)の効率を向上させるためのアウトフェーズ増幅器と、電荷蓄積デバイスに結合されたエンベロープ増幅器とを有する増幅器回路を提供するものである。
一態様では、本発明は、アウトフェーズ領域とエンベロープトラッキング領域とを備える増幅器回路に関し、
アウトフェーズ領域は、増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号を受け取って、前記信号を、位相変調されている一定振幅の2つの信号S1、S2に分離するように処理することができる信号処理ブロックを含み、第1の信号S1は第1のRF電力増幅器RF PA1を駆動するためのものであり、第2の信号S2は第2のRF電力増幅器RF PA2を駆動するためのものであり、RF PAのそれぞれからの出力信号は、増幅された出力信号(RF出力)を取得するために電力結合器(PC:power combiner)に供給され、
エンベロープトラッキング領域は、増幅されるべき入力信号のエンベロープを表す入力を受け取ることができる線形増幅器(Env Amp)と、RF PAを駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記増幅器に結合された電荷蓄積デバイスとを含み、前記増幅器および電荷蓄積デバイスは、供給電圧V+を受け取るように構成されており、
増幅器回路は、アウトフェーズ回路における第1の信号S1と第2の信号S2が同相であるとき、増幅器によって駆動された両方のRF PAの出力電圧が供給電圧V+より上のV2だけ増加されるように、電荷蓄積デバイスが供給電圧V+より上の電圧V2を供給することを可能にするために、受け取られたエンベロープ信号の電圧に基づく入力電圧V1が、増幅器回路のエンベロープトラッキング領域における増幅器に対して供給されるように構成されている。
別の態様では、本発明は、アウトフェーズ領域とエンベロープトラッキング領域とを備える増幅器回路を提供するものであり、
アウトフェーズ領域は、増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号を受け取って、前記信号を、位相変調されている一定振幅の2つの信号(S1、S2)に分離するように処理することができる信号処理ブロックを含み、第1の信号S1は第1のRF電力増幅器RF PA1を駆動するためのものであり、第2の信号S2は第2のRF電力増幅器RF PA2を駆動するためのものであり、RF PA)のそれぞれからの出力信号は、増幅された出力信号(RF出力)を取得するために電力結合器(PC)に供給され、
エンベロープトラッキング領域1は、増幅されるべき入力信号のエンベロープを表す入力を受け取ることができる第1の線形増幅器(Env Amp)と、第1のRF PAを駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記第1の増幅器に結合された第1の電荷蓄積デバイスとを含み、エンベロープトラッキング領域は、入力信号のエンベロープを表す入力を受け取ることができる第2の線形増幅器(Env Amp)と、第2のRF PAを駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記第2の増幅器に結合された第2の電荷蓄積デバイスとをさらに含み、前記増幅器および電荷蓄積デバイスも、供給電圧V+を受け取るように配置されており、
増幅器回路は、アウトフェーズ回路における第1の信号S1と第2の信号S2が同相であるとき、第1の線形増幅器によって駆動された第1のRF PAの出力電圧が供給電圧V+より上のV2だけ増加されるように、第1の電荷蓄積デバイスが供給電圧V+より上の電圧V2を供給することを可能にするために、受け取られたエンベロープ信号の電圧に基づく入力電圧V1が、増幅器回路のエンベロープトラッキング領域における第1の線形増幅器に対して供給されるように構成されており、
エンベロープトラッキング回路において、RF PA1を駆動するためのV2の最大値が達せられるのに応答して、増幅器回路は、第2の線形増幅器によって駆動された第2のRF PAの出力電圧が、供給電圧V+より上のV4だけ増加されるように、第2の電荷蓄積デバイスが供給電圧V+より上の電圧V4を供給することを可能にするために、第2の線形増幅器に対して、受け取られたエンベロープ信号の電圧に基づく入力電圧V3が供給されるように構成されている。
さらなる態様では、本発明は、上記で説明されたような増幅器回路を使用して信号を増幅するための方法を提供するものであり、この方法は、
増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号を増幅器回路のアウトフェーズ領域に対して供給するステップと、ここにおいて、第1の信号S1と第2の信号S2との2つの個別信号を取得するために、入力信号が信号処理ブロックに供給され、S1およびS2が、位相変調されている一定振幅の信号であり、S1が第1の電力増幅器RF PA1を駆動するための信号であり、S2が第2の電力増幅器RF PA2を駆動するための信号であり、
(エンベロープトラッキング領域1における少なくとも1つの増幅器に対して、増幅されるべき信号のエンベロープを表すステップと、
増幅されたエンベロープ信号を供給するために、増幅器に結合された電荷蓄積デバイスを設けるステップと、
増幅器と電荷蓄積デバイスとに供給電圧V+を供給するステップとを備え、
第1の信号S1と第2の信号S2が同相であるとき、この方法は、
増幅器によって駆動されたRF PAの出力電圧が供給電圧V+より上だけ増加されるように、電荷蓄積デバイスが供給電圧V+より上の電圧(V2、V4)を供給することを可能にするために、エンベロープ増幅器に対して、入力信号のエンベロープの電圧に基づいて入力電圧(V1、V3)を供給するステップをさらに備える。
従来の増幅器は、LTEのような最新の通信信号を増幅するとき平均効率が低い。高いピーク対平均電力比(PAPR)とLTEおよびDVBのような放送規格とを有する信号に対するRF電力増幅器(PA)の効率を向上させるための、多数の増幅器構成が存在する。
RF PAの効率を向上させるための既知の増幅器構成の1つのタイプは、エンベロープ変調器の電圧出力がRF PAの電圧供給入力に直接印加されるように、エンベロープ変調器を使用する。これは、たとえばエンベロープ変調器が単一バンドタイプである構成を示す図1aに示されている。この構成では、エンベロープ信号の全体の帯域幅が増幅器の入力に印加される。図1aにおいてG級増幅器の構成が使用されると、これはエンベロープ信号の全体の帯域幅を増幅するのに十分な帯域幅を有し、その結果、増幅器によって供給される出力信号が低周波数またはDCの出力ならびに高周波数のAC出力を供給し、どちらも入力エンベロープ信号の低周波数/DC成分およびAC成分を反映している。次いで、図1aにおけるエンベロープ変調器の増幅器による電圧出力が、RF増幅器に直接印加される。しかしながら、そのようなタイプのエンベロープ変調器は、信号の全体の帯域幅を増幅するので、効率が低い。
高いピーク対平均電力比(PAPR)を有するOFDM信号に対するRF PA効率を改善するための既知の増幅器構成は、図1bに示されるようなアウトフェーズ増幅器構成である。この回路は、RF PA1およびRF PA2の2つのRF電力増幅器から成り、これらは、伝達特性の高効率領域において動作するように、飽和領域へ駆動される。これら2つのRF PAの出力信号は、電力結合器(PC)10において合計される。図1bの回路に見られるように、RF PA1向けのS1とRF PA2向けのS2との2つの駆動信号を導出する信号成分分離器(SCS:signal component separator)4に対して、ベースバンド入力信号2が印加される。これら2つの信号の間の位相関係が、結合信号の振幅を決定する。2つの信号S1とS2は同相のとき合計し、すなわち最大振幅が達せられる。信号S1とS2は逆相のとき互いに打ち消し合い、結果として振幅がゼロになり、すなわち最小振幅またはゼロ振幅になる。2つの信号S1とS2の間の位相関係は、アウトフェーズ増幅器において任意の振幅の組合せを再現することができる。
アウトフェーズ構成は、前述のようにわずかに異なる原理で動作するように見える増幅器のクラスに関するものであるが、同一、すなわちChireix、Ampliphase、混合アナログ同期ループ汎用変調器(CALLUM:Combined Analogue-Locked Loop Universal Modulator)、非線形要素を使用する線形増幅(LINC:Linear amplification using Nonlinear Components)であると見なされる。
図1bは、LINCアウトフェーズ構成の単純形を表すものであり、すなわち、電力結合器10はウィルキンソン型電力結合器すなわち絶縁型電力結合器である。このために、LINC増幅器には負荷変調効果がない。これで、必要な信号出力が小さいときでさえ増幅器が一定電力で動作するので、ピーク対平均(PAR)の値が大きい信号は効率が悪くなる。
しかしながら、このことが、すべてのアウトフェーズ構成に当てはまるとは限らない。Chireix増幅器の場合には、非絶縁型電力結合器が使用されることにより、一方のPA負荷からの出力信号が他方のPAを「引っ張る」。この設計が、振幅変調を伴う信号に対する改善された平均効率をもたらす負荷変調を可能にするので、これは、理論上、より効率的であり得る。しかしながら、負荷プリングの程度を計算するのが難しく、これらの効果がシミュレートされ得ないので、そのような回路を設計して動作させるのは、はるかに困難である。
アウトフェーズ構成は理論上のRF PA効率を向上させるが、その当初の設計において改善は限定されている。これに対処して、より優れた動作効率を有する増幅器回路を提供する試みにおいて、最近になって、アウトフェーズ構成とエンベロープトラッキング構成の両方を組み合わせるハイブリッド方式が導入されている。既存のハイブリッド方式は、RF PAに対する供給電圧を、エンベロープ入力信号に基づき複数の個別レベルの間で動的に切り換えることと、図2に示されるようなアウトフェーズ増幅器も使用することとに基づく。この設計では、RF PAに対する供給電圧が、切換えレベル発生器(SLG:Switching level generator)によって、異なる大きさの4つのレベル(V1+〜V4+)の間で切り換えられる。任意数の供給電圧が使用され得る。この例では、両方のRF PAが共通の切り換えられた供給電圧を共有するが、これらは独立したものであり得る。残りの構成要素は、図1bの従来のアウトフェーズ構成と同一のものである。
図2のシステムは、多重レベルLINC(M−LINC)と称される。図1bの従来のアウトフェーズ増幅器と比較したその動作が、図3において、その効率プロファイルとともに表されている。図1bの従来のアウトフェーズ増幅器については、出力電力が下がるのにつれて効率が急速に低下するのが見られる。図2の回路において供給電圧を切り換えることにより、効率プロファイルが、ここでは4つのピークを有する。LTE信号の確率密度関数(PDF)も図3に示されている。信号の大多数が、ピーク値よりも大幅に小さい平均値に存在することが理解され得る。平均値において、図2のM−LINCアウトフェーズ増幅器は、従来のものよりも高い効率を有するのが理解され得、したがって、LTE信号を増幅するとき平均効率が向上される。
図2のM−LINC増幅器では、2台のRF増幅器によって生成された2つの信号が同一の振幅を有する。アウトフェーズ増幅器の上記議論の例では、両方のRF増幅器が、共通の切り換えられた供給電圧を共有した。したがって、これらは同一の出力振幅を生成する。
上記で説明されたように、図1aのものなどの従来のエンベロープ変調器は、LTEのような最新の通信信号を増幅するとき平均効率が低い。図1bに見られるような従来のアウトフェーズ増幅器回路を使用すると、効率における改善が非常に制限される。図2に示された構成は平均効率を向上させるが、既存のハイブリッド回路は複雑であり、供給電圧/利得の切換えが、システムにノイズを導入する。
したがって、標準的なアウトフェーズ構成の制限されたバックオフ効率と、既存のハイブリッド構成の複雑でノイズのある回路との短所を克服する増幅器構成が必要である。
本明細書で説明された実施形態は、特に、高いピーク対平均電力比(PAPR)を有する信号すなわちLTEおよびDVBのような放送規格の信号に対するRF電力増幅器の効率を向上させるため、既存のアウトフェーズ増幅器構成の短所を克服するものである。本実施形態は、RF電力増幅器(RF PA)の効率を向上させるためのアウトフェーズ増幅器と、電荷蓄積デバイスに結合されたエンベロープ増幅器とを使用することによって、エンベロープトラッキングとアウトフェーズの両方を使用するハイブリッド増幅器回路を提案するものである。
本実施形態は、エンベロープ変調器に線形チャージポンプを組み込むものである。図4に示されるチャージポンプの一例は、その入力の2倍の出力電圧を生成することができる。チャージポンプ倍電圧器用の既知の機構では、1つのキャパシタを供給電圧から充電し、次いで、そのキャパシタを供給電圧に対して直列に切り換えるためにスイッチが使用される。供給電圧に対して直列に接続されたとき、電荷が出力キャパシタに渡され、出力キャパシタが供給電圧の2倍を維持する。より高い出力電圧を達成するために、多数のチャージポンプが縦続接続され得る。しかしながら、そのようなチャージポンプは、一般に動的に制御可能ではなく、出力電圧が非線形であって常に入力の倍数である。
以下で説明され、図5から図8を参照しながら理解されるように、説明される実施形態は、既存のハイブリッド増幅器設計よりもかなり簡易な回路を提供し、すべての前述の既存の短所を克服するものである。本発明は、アウトフェーズならびに信号エンベロープトラッキングを使用する増幅器回路を提供するものである。回路100は線形チャージポンプを組み込むものであり、すなわち、回路100は、アウトフェーズ増幅器回路における信号の最大振幅が達せられると、RF電力増幅器に対する供給電圧V+を入力信号のエンベロープに基づいて駆動するために、電荷蓄積デバイスと結合されたエンベロープ増幅器を組み込むものである。
図5は、第1の実施形態による増幅器回路100を示す。回路100は、アウトフェーズ回路すなわちアウトフェーズ領域100aと、エンベロープトラッキング回路すなわちエンベロープトラッキング領域100bとから成る。図5に示されるアウトフェーズ回路100aは、図1bに示された従来のアウトフェーズ構成に類似である。図5の増幅器回路100では、他の適切なアウトフェーズ増幅器の構成も使用され得る。図5に示される実施形態のアウトフェーズ回路100aは、2つのRF電力増幅器RF PA1およびRF PA2と、信号成分分離器(SCS)4と、電力結合器(PC)10とを含む。ベースバンド入力信号2はSCS 4に対する入力として印加される。
SCS 4は、入力信号2の信号分解または信号分割の機能を遂行する、アウトフェーズに特有の信号処理ブロックである。信号分割動作において、振幅変調と位相変調の両方を施された1つの入力信号2が、位相変調された一定振幅の2つの個別信号S1およびS2、すなわち2つのアウトフェーズの一定エンベロープの信号S1およびS2へと変換される。アウトフェーズ領域100aについては、2つの信号S1とS2が共通位相変調成分と、差動位相変調成分とを有する。共通位相変調は、原信号の位相情報を搬送する。差動位相変調は、もとの振幅変調に関する情報を含む。この分解は、すべてのタイプのアウトフェーズ増幅器に対して共通である。信号S1およびS2には経時変化する振幅成分がない。これら2つのエンベロープ一定の信号は、再結合されたとき、振幅および位相の情報に関してもとの入力信号2を再現する。
したがって、SCS 4は、RF PA1およびRF PA2に対する入力としてそれぞれ供給されて別々に増幅される2つの駆動信号S1とS2とを導出する。2つのRF PAは、それらの伝達特性の高効率領域において動作するように、それぞれ飽和領域へ駆動される。これら2つのRF PAの出力信号S1outおよびS2outは、図1bの回路に見られた電力結合器に類似する、電力結合器10すなわち絶縁型または非絶縁型の電力結合器回路(PC)10において合計される。これら2つの信号の間の位相関係が、PC 10のRF出力において見られる結合信号の振幅を決定する。2つの信号S1とS2が同相であるとき、これらは合計する。これらは逆相のとき互いに打ち消し合い、それによってRF出力における振幅がゼロになる。
図5に示される本実施形態では、アウトフェーズ回路100aにおいて最大の振幅が達成されたとき、すなわち2つの信号S1とS2の間の位相差がゼロのとき、エンベロープトラッキング動作またはエンベロープトラッキング領域が始められ、すなわち、そのとき、2つのRF増幅器RF PA1とRF PA2とを駆動するためにエンベロープトラッキング回路100bが使用される。この領域100bでは、入力信号2のエンベロープ2eを導出するために、エンベロープの生成および処理の回路6に対して入力信号2が供給される。ここで、アウトフェーズ領域100aにおける信号S1とS2は同相に保たれ、エンベロープトラッキング段階または領域100bが始められたとき、それぞれのPAに対するプラスの供給電圧V+が増加され、すなわちチャージポンプによって2倍にされる。エンベロープトラッキング回路100bは、エンベロープ増幅器(Env Amp)8と、ダイオードD1と、電荷蓄積デバイスすなわちキャパシタC1とを含む。Env Amp 8は線形増幅器である。供給電圧V+は、Env Amp 8からの出力信号のエンベロープとともに直線的に増加される。このことが信号のピークを再現する。図5に示される実施形態では、両方のRF PA、RF PA1とRF PA2が、同一の線形チャージポンプ回路すなわち電荷蓄積デバイスC1によって駆動される。エンベロープトラッキング領域100bの構成要素および動作が以下で説明される。
エンベロープ増幅器Env Amp 8に対してエンベロープ入力2eが供給される。このエンベロープ入力信号2eは、エンベロープの生成および処理のモジュール6から供給される信号、または増幅器回路100によって増幅されるべきRF入力信号2のエンベロープの瞬時値を示すベースバンド処理(図5には示されていない)から供給される信号を表す。両方のRF増幅器、RF PA1とRF PA2に供給される出力信号の効率と線形性とを向上させるために、図5のEnv Amp 8の出力信号が、線形チャージポンプすなわち電荷蓄積デバイスC1を駆動する。
エンベロープトラッキング回路100bにおいて、プラスの供給電圧V+が、線形増幅器Env Amp 8と、Env Amp 8に結合された電荷蓄積デバイスC1とに供給される。Env Amp 8の出力は、図5の2つのRF電力増幅器RF PA1およびRF PA2によって表された出力負荷を駆動するように構成されている。2つのRF PAがチャージポンプから供給電圧V+を受け取って、出力RF負荷すなわち電力結合器10の出力に対してAC電圧を供給する。
回路100は、エンベロープ増幅器Env Amp 8がRF搬送波入力2の全体のエンベロープを常にトラッキングするとは限らないように構成されている。回路100のエンベロープトラッキング回路100bが有効にされるのは、回路100のアウトフェーズ領域100aにおいて信号の最大振幅が達成された場合のみである。したがって、アウトフェーズ領域100aにおける入力信号2の2つの成分S1とS2の間の差がゼロになったとき、すなわち振幅が最大になったときのみ、次いで、エンベロープの生成および処理の回路6の出力に(エンベロープ信号2eの)電圧V1が出現して、これがEnv Amp 8に入力される。これによって、2つのRF電力増幅器に対する電圧供給V+は、チャージポンプC1によって2倍にされるかまたはV1だけ増加される。V1は、好ましくは、特定のしきい値よりも高い入力エンベロープ信号2eの電圧範囲に基づくものである。より好ましくは、電圧V1は、もとのRF入力信号2のエンベロープ信号2eのダイナミック電圧範囲の高い方の電圧範囲を常にトラッキングするように、エンベロープ信号2eのダイナミック電圧範囲の平均値以上に設定される。したがって、低い方の電圧範囲はEnv Amp 8によってトラッキングされない。エンベロープトラッキング領域において、次いで、エンベロープ増幅器Env Amp 8への信号V1が電荷蓄積デバイスC1に渡され、電荷蓄積デバイスC1は、RF PA1とRF PA2とを駆動するために、これらのRF PAに対して供給電圧V+よりも高い出力信号V2を供給するための線形チャージポンプとして働く。エンベロープトラッキング領域100bにおいて、両方のRF PAが非線形モードまたは飽和モードで、すなわち、好ましくは平均電圧範囲よりも上で動作し、したがって、このモードでは、エンベロープ入力信号2eのピークがEnv Amp 8によってトラッキングされる。したがって、両方のRF PAの飽和モードにおいて、Env Amp 8を通って電流が流れて、電荷蓄積デバイスC1を供給電圧V+の上へ、すなわち電圧V2まで押し上げる。
回路100のアウトフェーズ領域100aにおいて最大電圧が達せられていないとき、すなわちS1とS1の間の位相差がゼロでないときには、V1において、エンベロープの生成および処理の回路6からの入力電圧が出現しない。この場合、Env Amp 8に対する入力は、ゼロボルトすなわちグラウンド電位になるはずである。この場合、エンベロープトラッキング回路100bにおけるRF PA1とRF PA2とに対する出力信号V2は、供給電圧V+に固定される。したがって、RF PAが供給電圧V+において線形モードで動作するとき、入力エンベロープ信号はEnv Amp 8によって考慮されない。RF PAの線形モードにおいて、あるいはアウトフェーズ領域100aがむしろ作動状態または活動状態のとき、供給電圧V+によって、図5に示されるダイオードD1を通って電流が流れ、キャパシタC1を充電する。アウトフェーズ回路100aにおいて最大振幅が既に達せられているときの非線形モードまたは飽和モードにおいてのみ、Env Amp 8を通ってRF PAに電流が流れる。
図5に見られる実施形態は、既存のエンベロープトラッキングおよびアウトフェーズの増幅器の回路方式と比較してかなり簡易である。図6に示される効率プロファイルにおいて、効率増進が見られ得る。この図から見られるように、2つの効率ピークがあり、効率プロファイルは2つの別個の領域を有し、低い方の領域ではアウトフェーズが使用され、すなわちアウトフェーズ回路100aが作動状態であり、高い方の領域ではエンベロープトラッキング回路100bによってエンベロープトラッキングが使用される。低い方の領域では、2つのRF PAが飽和状態へ駆動される従来のアウトフェーズ動作が維持され、それらの出力信号の位相関係が、結果として生じる信号の振幅を決定する。図6に示されるように、アウトフェーズ領域100aのピーク効率が達成されるのは、信号が同相のときのみである。
アウトフェーズ領域100aにおいて最大振幅が達成されたとき、すなわち2つの信号間の位相差がゼロのとき、エンベロープトラッキング領域100bが始められる。ここでは信号が同相に保たれ、Env Amp 8と、ダイオードD1と、キャパシタC1とから形成されたチャージポンプによって、RF PAに対する供給電圧が増加される。供給電圧は、出力信号のエンベロープとともに直線的に増加される。このことが図6の信号のピークを再現する。
図5に示される実施形態では、両方のRF PAがEnv Amp 8と、C1と、D1とによって形成された同一のチャージポンプによって駆動される。しかしながら、RF PAのそれぞれについて個別のチャージポンプを使用することも可能である。この実施形態は図7の増幅器回路200に示されている。この機構は、図8に見られる増幅器回路200に関する効率プロファイルから示されるように、効率ピークの数をさらに増加させるという利点を有する。図7の増幅器回路100と同様に、アウトフェーズは、低い方のエンベロープ領域においてのみ使用される。図5と同様に、アウトフェーズ増幅器回路200aは、アウトフェーズ領域200aにおいて最大振幅が達成されるまで、すなわちSCS 4からの2つの信号S1とS2の間の位相差がゼロになるときまで作動状態である。エンベロープトラッキング回路200bは、アウトフェーズ回路200aにおいて最大振幅が達成されたときのみ、始められる。キャパシタC1とダイオードD1とによって形成されたチャージポンプは、RF PA1に対する供給電圧V+を最初に増加するように構成されている。
エンベロープトラッキング領域200bにおける動作は、図5に関連して上記で説明されたものと同一である。したがって、RF PA1に対する供給電圧は、RF PA1用のチャージポンプ回路によってV1だけ増加される。エンベロープ増幅器Env Amp 8aへの信号V1が電荷蓄積デバイスC1に渡され、電荷蓄積デバイスC1は、RF PA1に対してのみ出力信号V2を供給するための線形チャージポンプとして働く。
増加された供給電圧が、その最大値(V2の最大値)に到達したときのみ、次いで、エンベロープ増幅器8b、キャパシタC2およびダイオードD2が、RF PA2に対する供給電圧をV+より上に増加させるように動作することになる。
次いで、エンベロープの生成および処理の回路6bの出力において、Env Amp 8bに対する入力である、(エンベロープ信号2eの)電圧V3が出現する。これで、RF PA2に対する電圧供給V+は、Env Amp 8bと、ダイオードD2と、キャパシタC2とによって形成されたチャージポンプによって2倍にされるかまたはV3だけ増加される。V1と同様に、V3も、供給電圧が、Env Amp 8aと、キャパシタC1と、ダイオードD1とによって供給された出力信号V2よりも高くなるように、好ましくはエンベロープの生成および処理の回路6aに対して供給される電圧V1を超える特定のしきい値よりも高い入力エンベロープ信号2eの電圧範囲に基づくものである。次いで、エンベロープ増幅器Env Amp 8bへの信号V3が電荷蓄積デバイスC2に渡され、電荷蓄積デバイスC2は、RF PA2を駆動するために、供給電圧V+よりも高く、また電圧V2よりも高い電圧にある出力信号V4をRF PA2に供給するための線形チャージポンプとして働く。
増幅器回路200は、RF PA1向けの増加した供給電圧(V2)およびRF PA2向けのさらに増加した供給電圧(V4)のために、図8のグラフにおける増幅器回路200の効率プロファイルから示されるように、より多数の効率ピークをもたらす。図8に示されるように、効率プロファイルには3つの別個の領域がある。低い方の領域(図8のグラフにおけるアウトフェーズ領域)では、Env Amp 8aとEnv Amp 8bの両方の出力が低く、アウトフェーズ動作だけが起こる。信号S1とS2が同相であるとき、すなわちアウトフェーズ領域200aにおいて最大振幅が達成されたとき、次いで増幅器Env Amp 8aの出力が増加し始めることになり、これは第2の別個の領域(図におけるRF PA1のエンベロープトラッキング領域)である。このとき、さらなるEnv Amp 8bの出力が固定されているので、これは準エンベロープトラッキング領域と見なされ得る。RF PA1の出力に出現する信号とRF PA2の出力に出現する信号とは等しくない。Env Amp 8aの出力は、V2がその最大値に到達するまで、エンベロープ電圧2eの範囲をトラッキングし続けることになる。V2の最大値が達せられると、Env Amp 8bの出力は、エンベロープ電圧2eの範囲をトラッキングし始めることになる。これは第3の別個の領域(図におけるRF PA2のエンベロープトラッキング領域)である。V4もその最大値になったとき、最大出力が達せられる。この値は、たとえば供給電圧V+の2倍であり得る。
図5および図7に示される実施形態については、いくつかの実際のシステムが非理想的なこと(たとえば振幅変調−位相変調の非線形性など)および/または様々な入力信号間の時間のずれが考慮に入れられたとき、システムの性能と線形性とを劣化させる可能性がある。しかしながら、本実施形態の増幅器回路100および200では、エンベロープトラッキング領域100bおよび200bにおける入力信号の位相関係を制御することにより、これが克服され得る。
図1a、図1bおよび図2に見られた従来のアウトフェーズ構成と比較して、本実施形態は、より高い効率をもたらすことになり、したがって消費電力を低減する。この利点は、図6に示された増幅器回路100の効率プロファイルから理解され得る。図6に示された効率プロファイル上のバックオフにおける第2のピークは、向上した効率の証拠である。
効率プロファイルは、RF PAに対する供給電圧が、アウトフェーズ領域100aにおける動作の間は一定であるが、次いで、エンベロープトラッキング領域100bの間に増加したことも示す。対照的に、RF PA1とFR PA 2によってもたらされた信号の位相関係は、エンベロープトラッキング領域100bの間はゼロで一定であって、アウトフェーズ領域100aの間は出力電力を低減するように変化することが示されている。図5に見られるように、2つの増幅器出力が同相(ゼロ度)の場合にのみ、エンベロープトラッキング領域100bが始められる。出力電力が下がるとき、2つの増幅器出力は+90°と−90°に離れ、そのため最小出力電力において逆相であり、その故に互いに打ち消し合う。
その上、図2に見られるような従来技術のM−LINCシステムは、一般に、異なる電圧のそれぞれに対して複数の電源を必要とする。これは高くつき、大きなボリュームを消費する。図5および図7に示される実施形態は、チャージポンプがピークの電圧を2倍にするので、1つの電源しか必要としない。
図5の増幅器回路100および図7の増幅器回路200については、予期される出力電力レベルは1〜5Wである。したがって、この増幅器回路の構成は、Wi−Fiデバイスと、携帯電話と、小さい基地局および中継器/中継ネットワークと、他の種類のトランシーバおよび類似のデバイスとを使用するものなど、広範囲の用途に適している。
特定の実施形態が説明されてきたが、これらの実施形態は例としてのみ示されており、本発明の範囲を限定するようには意図されていない。実際、本明細書で説明された斬新なデバイス、方法、および製品は、様々な他の形態で具現化されてよく、さらに、本明細書で説明された方法およびシステムの形態における様々な省略、置換、および変更が、本発明の精神から逸脱することなくなされ得る。添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物は、そのような形態または修正形態を、実施形態の範囲内に入るはずのものとして包含するように意図されている。

Claims (12)

  1. アウトフェーズ領域100aとエンベロープトラッキング領域100bとを備える増幅器回路100であって、
    前記アウトフェーズ領域100は、増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号2を受け取って、前記信号2を、位相変調されている一定振幅の2つの信号(S1、S2)に分離するように処理することができる信号処理ブロック4を含み、第1の信号S1は第1のRF電力増幅器(RF PA)RF PA1を駆動するためのものであり、第2の信号S2は第2のRF電力増幅器(RF PA)RF PA2を駆動するためのものであり、前記RF PA(RF PA1、RF PA2)のそれぞれからの出力信号が、増幅された出力信号(RF出力)を取得するために電力結合器(PC)10に供給され、
    エンベロープトラッキング領域100bが、増幅されるべき前記入力信号2のエンベロープを表す入力2eを受け取ることができる線形増幅器(Env Amp)8と、前記RF PA(RF PA1およびRF PA2)を駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記増幅器8に結合された電荷蓄積デバイスC1とを含み、前記増幅器8および電荷蓄積デバイスC1が、供給電圧V+を受け取るように構成されており、
    前記増幅器回路100が、前記アウトフェーズ回路100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、前記増幅器8によって駆動される両方のRF PAの出力電圧が、前記供給電圧V+より上のV2だけ増加されるように、前記電荷蓄積デバイスC1が前記供給電圧V+より上の電圧V2を供給することを可能にするために、前記受け取られたエンベロープ信号2eの電圧に基づく入力電圧V1が前記増幅器回路100の前記エンベロープトラッキング領域100bにおける前記増幅器8に対して供給されるように構成されている増幅器回路100。
  2. 前記エンベロープトラッキング領域100aが、前記入力信号2を受け取って前記エンベロープ信号2eを生成するための、エンベロープの生成および処理のモジュール6を含み、前記モジュール6が、前記アウトフェーズ回路100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、前記エンベロープ信号2eの前記電圧に基づき、前記増幅器8に対して前記入力信号V1を供給することがさらに可能である請求項1に記載の増幅器回路100。
  3. アウトフェーズ領域100aとエンベロープトラッキング領域100bとを備える増幅器回路100であって、
    前記アウトフェーズ領域100aは、増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号2を受け取って、前記信号2を、位相変調されている一定振幅の2つの信号(S1、S2)に分離するように処理することができる信号処理ブロック4を含み、第1の信号S1は第1のRF電力増幅器(RF PA)RF PA1を駆動するためのものであり、第2の信号S2は第2のRF電力増幅器(RF PA)RF PA2を駆動するためのものであり、前記RF PA(RF PA1、RF PA2)のそれぞれからの出力信号が、増幅された出力信号(RF出力)を取得するために電力結合器(PC)10に供給され、
    エンベロープトラッキング領域100bが、増幅されるべき前記入力信号2のエンベロープを表す入力2eを受け取ることができる第1の線形増幅器(Env Amp)8aと、前記第1のRF PA(RF PA1)を駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記第1の線形増幅器8に結合された第1の電荷蓄積デバイスC1とを含み、前記エンベロープトラッキング領域100bが、前記入力信号2の前記エンベロープを表す入力2eを受け取ることができる第2の線形増幅器(Env Amp)8bと、前記第2のRF PA(RF PA2)を駆動するための増幅されたエンベロープ信号を供給するために前記第2の線形増幅器8bに結合された第2の電荷蓄積デバイスC2とをさらに含み、前記増幅器8bおよび電荷蓄積デバイスC2も、供給電圧V+を受け取るように配置されており、
    前記増幅器回路100が、前記アウトフェーズ回路100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、前記第1の線形増幅器8aによって駆動される前記第1のRF PA(RF PA1)の出力電圧が、前記供給電圧V+より上のV2だけ増加されるように、前記第1の電荷蓄積デバイスC1が前記供給電圧V+より上の電圧V2を供給することを可能にするために、前記受け取られたエンベロープ信号2eの電圧に基づく入力電圧V1が、前記増幅器回路100の前記エンベロープトラッキング領域100aにおける前記第1の線形増幅器8aに対して供給されるように構成されており、
    前記エンベロープトラッキング回路100bにおいて、前記RF PA1を駆動するためのV2の最大値が達せられるのに応答して、前記増幅器回路100が、前記第2の線形増幅器8bによって駆動された前記第2のRF PA(RF PA2)の出力電圧が、前記供給電圧V+より上のV4だけ増加されるように、前記第2の電荷蓄積デバイスC2が前記供給電圧V+より上の電圧V4を供給することを可能にするために、前記第2の線形増幅器8bに対して、前記受け取られたエンベロープ信号2eの前記電圧に基づく入力電圧V3が供給されるように構成されている増幅器回路100。
  4. 前記エンベロープトラッキング領域100aが、前記入力信号2を受け取って前記エンベロープ信号2eを生成するための、第1のエンベロープの生成および処理のモジュール6aと第2のエンベロープの生成および処理のモジュール6bとを含み、前記アウトフェーズ回路100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、前記第1のモジュール6aが、前記エンベロープ信号2eの前記電圧に基づく前記入力信号V1を前記増幅器8aに供給するように構成されており、前記第2のモジュール6bが、前記エンベロープ信号2eの前記電圧に基づく前記入力信号V3を前記増幅器8bに供給するように構成されている請求項3に記載の増幅器回路100。
  5. PC 10が絶縁型電力結合器または非絶縁型電力結合器である請求項1から4のいずれか一項に記載の増幅器回路100。
  6. 前記アウトフェーズ領域100aにおける前記信号処理ブロック4が、前記入力信号2を、前記第1の信号S1と前記第2の信号S2とに分割するための信号分解動作を遂行するように構成された信号成分分離器(SCS)であり、前記2つの信号が振幅一定であって位相変調されている請求項1から5のいずれか一項に記載の増幅器回路100。
  7. PC 10から取得される結合された出力信号(RF出力)の振幅が、前記アウトフェーズ領域100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2の間の位相差に基づいて決定され、S1とS2が同相であるとき、そのような前記位相差がゼロであり、前記結合された信号の前記振幅がRF出力において最大になり、
    前記第1の信号と前記第2の信号が、前記位相差が最大である逆相のとき、前記振幅がRF出力においてゼロになる請求項1から6のいずれか一項に記載の増幅器回路100。
  8. 前記電荷蓄積デバイス(C1、C2)がキャパシタである請求項1から7のいずれか一項に記載の増幅器回路100。
  9. 前記アウトフェーズ領域100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2の間にゼロでない位相差がある場合、前記増幅器回路100によって駆動される負荷(RF出力)に対して前記供給電圧V+において電荷を供給するために、前記供給電圧V+がダイオードを通って流れて、前記エンベロープトラッキング領域100bにおける前記1つまたは複数のキャパシタを前記供給電圧V+まで充電する請求項8に記載の増幅器回路。
  10. 前記アウトフェーズ領域100aにおける前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、前記線形増幅器(8、8a)に供給される前記入力信号(V1、V3)が、前記供給電圧V+より上に、前記キャパシタ(C1、C2)に蓄積された電荷を増加させ、前記増幅器(8a、8b)によって駆動される前記負荷の前記出力電圧が前記供給電圧V+より上に増加されるように、前記キャパシタ(C1、C2)によって供給される電荷(V2、V4)も同一の量だけ増加される請求項8または9に記載の増幅器回路100。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の増幅器回路100を備える基地局または送信器。
  12. 請求項1から10のいずれか一項に記載の増幅器回路100を使用して信号を増幅するための方法であって、
    増幅されるべき、振幅変調され、位相変調されている入力信号2を前記増幅器回路100のアウトフェーズ領域100aに対して供給するステップと、ここにおいて、第1の信号S1および第2の信号S2の2つの個別信号を取得するために、前記入力信号2が信号処理ブロック2に供給され、S1およびS2が、位相変調されている一定振幅の信号であり、S1が第1の電力増幅器RF PA1を駆動するための信号であり、S2が第2の電力増幅器RF PA2を駆動するための信号であり、
    エンベロープトラッキング領域100bにおける少なくとも1つの増幅器(8;8a、8a)に対して、増幅されるべき前記信号のエンベロープを表すステップと、
    増幅されたエンベロープ信号を供給するために、前記増幅器に結合された電荷蓄積デバイスC1、C2を設けるステップと、
    前記増幅器と電荷蓄積デバイスC1、C2とに供給電圧V+を供給するステップとを備え、
    前記第1の信号S1と前記第2の信号S2が同相であるとき、
    前記増幅器によって駆動された前記RF PAの出力電圧が前記供給電圧V+より上だけ増加されるように、前記電荷蓄積デバイスC1、C2が供給電圧V+より上の電圧V2、V4を供給することを可能にするために、エンベロープ増幅器8、8aに対して、前記入力信号2の前記エンベロープ2eの前記電圧に基づいて入力電圧V1、V3を供給するステップをさらに備える方法。
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