JP2014045335A - 変調電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力損失を回避しつつ、RFPAの電源端子に供給するコレクタ電圧を昇圧すること
【解決手段】リニアアンプ部110は、入力エンベロープ信号を増幅した増幅信号をRFPA20の電源端子に供給する。ブートストラップ回路120は、入力エンベロープ信号の電圧が所定電圧以下の場合には前記所定電圧をリニアアンプ部110の電源端子に供給し、それ以外の場合に入力エンベロープ信号よりも高電圧の昇圧電圧をリニアアンプ部110の電源端子に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、変調電源回路に関し、例えばエンベロープトラッキングに用いられる変調電源回路に関する。
LTE(Long Term Evolution)、WLAN(Wireless LAN)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等のデータレートの高い通信システムでは、送受信される変調信号が多値の振幅を持つ。この変調信号の平均電力と最大電力の差はPAPR(Peak to Average Radio)と呼称される。この変調信号を増幅する増幅器(RFPA(Radio Frequency Power Amplifire))は、最大電力の入力時にも出力信号の出力歪みが変調信号規格を満たすように、大きなバックオフを取って使用される。これらの一般的なPFPAにおいて、そのコレクタ(またはドレイン)バイアス電圧(以下、コレクタ電圧と記載する)は、最大電力時において出力信号の出力歪みが規格を満たせるように設定される。そのためこのコレクタ電圧は、平均電力の入力時には過剰な電圧となる。これにより効率劣化が生じる。
上述の効率劣化を改善する技術としてエンベロープトラッキング(Envelope Tracking)技術が挙げられる。エンベロープトラッキング技術とは、RFPAに供給するコレクタ電圧を変調信号のエンベロープ信号に応じて変動させる技術である(特許文献1、非特許文献1)。
エンベロープトラッキング技術では、RFPAと、RFPAにコレクタ電圧を供給する変調電源回路と、を用いる。変調電源回路は、RFPAに入力される変調信号のエンベロープ信号に応じて、RFPAからの出力信号が出力歪みを生じない程度にコレクタ電圧を下げることにより高効率化が図れる。
当該変調電源回路は、エンベロープ信号を線形増幅する線形アンプを備え、エンベロープ信号に比例した電圧をRFPAに供給する。RFPAは、エンベロープ信号の電圧に応じて電源電圧が制御される。
エンベロープトラッキング技術において更に電力効率を改善させる手法が特許文献2及び非特許文献2に開示されている。特許文献2に記載の増幅器(変調電源回路)は、エンベロープ信号の高周波成分をB級アンプにて増幅し、低周波成分をS級アンプにて増幅する。この際にB級アンプへの入力電圧(エンベロープ信号の高周波成分)のピークを検出し、検出した電圧を調整してB級アンプの電源端子に供給することにより変調電源効率を改善している。
非特許文献2には、変調電源回路内の線形アンプの電源端子に供給する電源電圧を昇圧し、RFPAの電源端子に供給する電圧の最大値を上げる構成を持つ変調電源回路が開示されている。以下、変調電源回路内の線形アンプの電源端子に供給する電源電圧を昇圧する理由を述べる。
RFPAのコレクタ電圧がニー電圧(Knee Voltage)以下になる場合、RFPAの大幅な効率劣化と歪み劣化が生じることが知られている。そのため、一般的にRFPAのコレクタ電圧は、ニー電圧以上の電圧値を持つように調整される。この調整によりRFPAの出力変調信号(RFPAによる増幅後の変調信号)がニー電圧以下となる領域では、出力変調信号に対して過剰なコレクタ電圧を供給していることになり、効率劣化が生じる。ここでRFPAのコレクタ電圧は、RFPAから出力する最大出力電力と、コレクタ電圧を供給する変調電源回路から見たRFPAのコレクタ端の出力抵抗値と、により定義される。なおニー電圧とは、コレクタ電圧が下がった場合に効率(PAE)やゲインが急峻に下がる閾値となる電圧である。
非特許文献2に記載の変調電源回路の構成では、RFPAへのコレクタ電圧を昇圧した後にRFPAの電源端子に当該昇圧電圧に供給することにより、上述のコレクタ端における出力抵抗値を上げる。RFPAのコレクタ端に供給する電流値は、上述のコレクタ端における出力抵抗値に反比例する。そのため、コレクタ電圧を昇圧することによりニー電圧以下となる領域における電力損失を低減することができる。
別の観点から説明する。非特許文献2に記載の変調電源回路の構成では、コレクタ電圧を昇圧してRFPAの電源端子に供給している。ここで昇圧前のコレクタ電圧をVB、昇圧後のコレクタ電圧をVB'、ニー電圧をVkとする。この場合、昇圧機構を持たない場合の電力損失を概念的に示すと(Vk/VB)となる。一方、非特許文献1に記載の構成の電力損失を概念的に示すと(Vk/VB')となる。ここでVB'は昇圧されているためVBよりも大きく、電力損失の割合を小さくすることができる。
特表2003−533116号公報 特表2001−519612号公報
George B Yundt, "Series- or Parallel-Connected Composite Amplifiers", IEEE Transactions on power electronics, Vol, PE-1, Issue 1, JAN 1986 D.Kim et al. "High efficiency and wideband envelope tracking power amplifier with sweet spot tracking", Radio Frequency Integrated Circuits Symposium (RFIC), 2010
上述の非特許文献2に記載のように、RFPAの電源端子に供給するコレクタ電圧を昇圧することによりRFPAにおける電力損失を低減することができる。しかしながら、上述の非特許文献2の技術では、変調回路内の線形アンプに供給する電源電圧を常に昇圧している。これにより当該線形アンプ内の定常電流の影響により、変調回路内での消費電力が増加してしまう。
すなわち、上述の技術では、電力損失を回避しつつ、RFPAの電源端子に供給するコレクタ電圧を昇圧することが出来ないという問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の態様によれば、変調電源回路は入力エンベロープ信号の電圧遷移を検出し、当該エンベロープ信号の電圧遷移に応じた電圧値に前記入力エンベロープ信号を昇圧し、当該昇圧信号をRFアンプの電源端子に供給する。
前記一実施の形態によれば、変調電源回路は、電力効率を改善したエンベロープトラッキングを実現した変調電源回路を提供することができる。
実施の形態1にかかる変調電源回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるブートストラップ回路の構成を示すブロック図である。 非特許文献2にかかる変調電源回路内における各電圧値の遷移を示すグラフである。 実施の形態1にかかる変調電源回路内における各電圧値の遷移を示すグラフである。 実施の形態2にかかるブートストラップ回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる変調電源回路内における各電圧値の遷移を示すグラフである。 実施の形態3にかかるブートストラップ回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる変調電源回路内における各電圧値の遷移を示すグラフである。 実施の形態1〜3にかかる変調電源回路を備えた通信機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1〜3にかかる変調電源回路を備えた通信機器の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる変調電源回路の構成を示すブロック図である。変調電源回路10は、線形アンプ部110(第1アンプ)、ブートストラップ回路120、コンパレータ部130、及びスイッチングアンプ部140を備える。変調電源回路10は、RFPA(Radio Frequency Power Amplifire)20の電源端子に対して電圧VHを持つ信号を供給する。
リニアアンプ部110は、図示するように入力段回路111、PMOSトランジスタ112、NMOSトランジスタ113、PMOSトランジスタ114、NMOSトランジスタ115を有する。入力段回路111は、いわゆるAB級の回路である。リニアアンプ部110の構成は図示するとおりであるが、PMOSトランジスタ112及びNMOSトランジスタ113のトランジスタサイズは、PMOSトランジスタ114及びNMOSトランジスタ115のN倍(例えば100倍)である。このトランジスタサイズの違いにより、電流Ilinear/Nがコンパレータ部130に供給され、電流IlinearがノードN3に供給される。
ブートストラップ回路120は、入力エンベロープ信号の電圧(以下、入力エンベロープ電圧とも呼称する)Venvが電源電圧VSupply以下の場合には電源電圧VSupplyに基づく値を電圧VHとして線形アンプ部110に供給し、それ以外の場合に入力エンベロープ電圧Venvよりも高電圧の昇圧電圧(電圧VH)を線形アンプ部110に供給する。ブートストラップ回路120の内部構成は、図2を参照して後述する。
コンパレータ部130は、抵抗131〜134、及びヒステリシスコンパレータ135を備える。抵抗131の一端はGNDと接続し、他端はノードN1と接続する。抵抗132の一端には電源電圧VSupplyが供給され、抵抗132の他端はノードN1と接続する。ノードN1は、線形アンプ部110、抵抗131の他端、抵抗132の他端、及びヒステリシスコンパレータ135の入力端子に接続する。
抵抗133の一端はGNDと接続し、他端はノードN2と接続する。抵抗134の一端には電源電圧VSupplyが供給され、抵抗134の他端はノードN2と接続する。ノードN2は、抵抗133の他端、抵抗134の他端、及びヒステリシスコンパレータ135の入力端子に接続する。
ヒステリシスコンパレータ135の電源端子には、電源電圧VSupplyが供給される。ヒステリシスコンパレータ135は、両入力端子への電圧を比較し、比較結果に応じて出力値(ハイレベル/ローレベル)を切り替える。
スイッチングアンプ部140は、スイッチングアンプ141、及びインダクタ142を有する。スイッチングアンプ141の電源端子には、電源電圧VSupplyが供給される。スイッチングアンプ141は、ヒステリシスコンパレータ135の出力値に応じて、インダクタ142と接続する出力端子からの出力値(ハイレベル/ローレベル)を切り替える。インダクタ142の一端はスイッチングアンプ141の出力端子と接続し、他端がノードN3と接続する。インダクタ142からノードN3へのスイッチング電流lswは、ヒステリシスコンパレータ135の比較結果に応じて増減する。ヒステリシスコンパレータ135の比較結果はリニアアンプ部110からの出力(Ilinear/N)に応じて変化するため、リニアアンプ部110の効率を改善する。
続いて、図2を参照してブートストラップ回路120の詳細な構成について説明する。ブートストラップ回路120は、増幅アンプ1201(第2アンプ)、容量素子1202(第1容量素子)、及びダイオード1203を備える。増幅アンプ1201の入力端子には入力エンベロープ電圧Venvが供給され、出力端子は容量素子1202の一端と接続する。容量素子1202の他端は、ノードN4と接続する。ノードN4は、ダイオード1203のカソード側と接続するとともにリニアアンプ部110と接続する。ダイオード1203のアノード側には電源電圧VSupplyが供給される。なお、以下の説明では増幅アンプ1201と容量素子1202との接続終端電位をVAと記載する。また、ダイオード1203の閾値電圧をVFと記載する。
入力エンベロープ電圧Venvの電圧値が電源電圧VSupplyの電圧値よりも低い場合、ダイオード1203はオン状態(順方向に電流を流す状態)となる。そのため容量素子1202は、VSupply−VF−VAで充電される。すなわち容量素子1202は、入力エンベロープ電圧Venvの影響を受けることなく一定値で充電される。これにより、リニアアンプ部に供給する電圧VHは一定値となる。
一方、入力エンベロープ電圧Venvの電圧値が電源電圧VSupplyの電圧値よりも高い場合、ダイオード1203はオフ状態(順方向に電流を流さない状態)となる。これにより、電圧VHは入力エンベロープ電圧Venvに応じた電圧値となる。
入力エンベロープ電圧Venvと電圧VHの関係を図3を参照して説明する。図3Aは、非特許文献2にかかる変調電源回路内のリニアアンプに供給される電圧VHと、入力エンベロープ電圧Venvと、の関係を示したグラフである。図示するように、リニアアンプに供給される電圧VHは、入力エンベロープ電圧Venvの増減に関わらず一定値、詳細には入力エンベロープ電圧Venvよりも高い値で一定となる。なお、非特許文献2では、3.4Vの電源電圧VSupplyを5Vに常に昇圧することが記載されている。
一方、図3Bは、本実施の形態にかかる変調電源回路10内のリニアアンプ部110に供給される電圧VHと、入力エンベロープ電圧Venvと、の関係を示したグラフである。図示するように電圧VHは、入力エンベロープ電圧VenvがVSupply−VFよりも大きい場合、入力エンベロープ電圧Venvに応じた電圧値(入力エンベロープ電圧Venvと略同一値)となる。一方、入力エンベロープ電圧VenvがVSupply−VFよりも小さい場合、電圧VHは、入力エンベロープ電圧Venvに影響されることなく一定値(VSupply−VF)となる。
このように、本実施の形態にかかるブートストラップ回路120は、所定の電圧(上述の例ではVSupply−VF)と入力エンベロープ電圧Venvとの比較に応じて、リニアアンプ部110への供給電圧VHを制御している。詳細には、ブートストラップ回路120は、入力エンベロープ電圧Venvが所定の電圧よりも大きい場合には電圧VHを入力エンベロープ電圧Venvと略同一となるように制御し、入力エンベロープ電圧Venvが所定の電圧よりも小さい場合には電圧VHを所定電圧になるように制御している。ここで所定電圧は、後段のRFPA20が所望の増幅機能を実現できるように定めた最低限の電圧値である。そのためブートストラップ回路120は、入力エンベロープ電圧Venvに応じた必要最小限の電圧をリニアアンプ部110に対して供給することができる。リニアアンプ部110への供給電圧が入力エンベロープ電圧Venvに応じた必要最小限の電圧であるため、本実施の形態にかかる変調電源回路10は、内部のリニアアンプ部110の電力損失を非特許文献2の構成と比べて改善することができる。これにより、変調電源回路10内の電力効率を向上させることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態にかかる変調電源回路は、内部のブートストラップ回路120をアナログスイッチで構成したことを特徴とする。以下、本実施の形態にかかる変調電源回路について実施の形態1と異なる点を説明する。
本実施の形態にかかる変調電源回路10は、ブートストラップ回路120の内部構成を除いて図1に示す構成と同様であればよい。そのため、ブートストラップ回路120について以下に説明する。
図4は、本実施の形態にかかるブートストラップ回路120の構成を示すブロック図である。ブートストラップ回路120は、抵抗1204(第1抵抗)、抵抗1205(第2抵抗)、比較器1206、インバータ1207、アナログスイッチ1208(第1スイッチ)、アナログスイッチ1209(第2スイッチ)、アナログスイッチ1210(第3スイッチ)、及びコンデンサ1211(第2容量素子)を備える。
抵抗1204の一端はGNDと接続し、他端がノードN5と接続する。抵抗1205の一端には電源電圧VSupplyが供給され、抵抗1205の他端はノードN5に接続する。ノードN5は、抵抗1204の他端及び1205の他端と接続するとともに比較器1206の正極側の入力端子に接続する。比較器1206の負極側の入力端子には入力エンベロープ電圧Venvが供給される。
比較器1206は、両入力端子に入力された電圧を比較し、比較に応じた値をインバータ1207、アナログスイッチ1209のオン/オフ制御端子、及びアナログスイッチ1210のオン/オフ制御端子に供給する。詳細には入力エンベロープ電圧Venvの電圧値が抵抗1204と抵抗1205の分圧電圧の電圧値よりも低い場合、比較器1206はハイレベルを出力する。この場合のインバータ1207の出力値は、ローレベルとなる。すなわちこの場合にアナログスイッチ1208のオン/オフ制御端子にはローレベルが入力される。
一方入力エンベロープ電圧Venvの電圧値が抵抗1204と抵抗1205の分圧電圧の電圧値よりも高い場合、比較器1206はローレベルを出力する。この場合にはインバータ1207の出力値は、ハイレベルとなる。すなわちこの場合のアナログスイッチ1208のオン/オフ制御端子にはハイレベルが入力される。
インバータ1207の入力端子は比較器1206の出力端子と接続し、インバータ1207の出力端子はアナログスイッチ1208のオン/オフ制御端子と接続する。アナログスイッチ1208の一端には電源電圧VSupplyが供給され、アナログスイッチ1208の他端は容量素子1211(の他端)及びアナログスイッチ1210(の他端)と接続する。アナログスイッチ1209の一端には電源電圧VSupplyが供給される。アナログスイッチ1209の他端はリニアアンプ部110と接続する。アナログスイッチ1210の一端はGNDと接続し、アナログスイッチ1210の他端は容量素子1211(の他端)と接続する。
アナログスイッチ1208〜1210は、オン/オフ制御端子にハイレベルの信号が供給された場合にオン状態となり、オン/オフ制御端子にローレベルの信号が供給された場合にオフ状態となる。
次に比較器1206の出力がハイレベルの場合の動作、及びローレベルの場合の動作について夫々説明する。比較器1206の出力がハイレベルの場合、アナログスイッチ1209及びアナログスイッチ1210がオンとなり、アナログスイッチ1208はオフとなる。アナログスイッチ1209がオンとなることにより、リニアアンプ部110に供給される電圧VHは、電源電圧VSupplyと等しくなる。また容量素子1211は、電源電圧VSupplyで充電される。
一方、比較器1206の出力がローレベルの場合、アナログスイッチ1209及びアナログスイッチ1210がオフとなり、アナログスイッチ1208はオンとなる。容量素子1211には、アナログスイッチ1208を介して電源電圧VSupplyが供給される。ここで容量素子1211は、電源電圧VSupplyが充電された状態である。そのため、リニアアンプ部110に供給される電圧VHは、電源電圧VSupplyに充電電圧VSupplyを足した電圧値(2×VSupply)となる。
上述したようにブートストラップ回路120は、実施の形態1と異なり内部に増幅アンプ1201を有さない構成である。実施の形態1の増幅アンプ1201は、入力エンベロープ電圧Venvに応じた出力電圧を生成する。そのため、増幅アンプ1201は、入力エンベロープ信号の周波数に比べて広い動作帯域を必要とする。一方、本実施の形態にかかるブートストラップ回路120は、各アナログスイッチ1208〜1211を開閉することによりリニアアンプ部110の電源端子に対する電圧VHを制御し、増幅アンプ1201を持たない構成である。そのため、比較器1206の最大動作周波数を入力エンベロープ信号の周波数と同じ値とすることができる。
続いて本実施の形態における入力エンベロープ電圧Venvと電圧VHの関係を図5を参照して説明する。図5は、本実施の形態にかかる変調電源回路10内のリニアアンプ部110に供給される電圧VHと、入力エンベロープ電圧Venvと、の関係を示したグラフである。
図示するように電圧VHは、入力エンベロープ電圧VenvがVSupplyよりも大きい場合には(2×VSupply)となる。なお、電圧値(2×VSupply)は一般的に入力エンベロープ電圧Venvの最大値よりも大きい。一方、入力エンベロープ電圧VenvがVSupplyよりも小さい場合、電圧VHはVSupplyと等しくなる。すなわち、入力エンベロープ電圧VenvがVSupplyよりも小さい場合には、電圧VHは入力エンベロープ電圧Venvに関わらず一定(VSupply)となる。
このように、本実施の形態にかかるブートストラップ回路120は、所定の電圧(上述の例ではVSupply)と入力エンベロープ電圧Venvとの比較に応じて、リニアアンプ部110への供給電圧VHを制御している。そのため、常にリニアアンプへの電源電圧を昇圧する構成(図3A)と比べて、本実施の形態にかかる変調電源回路10は、内部のリニアアンプ部110の電力損失を非特許文献2の構成と比べて改善することができる。これにより、変調電源回路10内の電力効率を向上させることができる。
ここで、本実施の形態のリニアアンプ部110の電力損失と、実施の形態1にかかるリニアアンプ部110の電力損失と、の比較を図3B及び図5を参照して行う。実施の形態1(図3B)では、所定電圧(VSupply−VF)よりも入力エンベロープ電圧Venvが大きくなる場合、電圧VHは入力エンベロープ電圧Venvに沿うようになだらかに変化する。
一方、実施の形態2(図5)では、所定電圧(VSupply)よりも入力エンベロープ電圧Venvが大きくなる場合、電圧VHはVSupplyから(2×VSupply)に急峻に変化する。これにより、電圧VHと入力エンベロープ電圧Venvとの電圧差が実施の形態1の方式(図3B)に比べて大きくなる。そのため、リニアアンプ部110の電力損失という観点では、実施の形態1の方式の方が若干良い。
<実施の形態3>
本実施の形態にかかる変調電源回路10は、ブートストラップ回路を有さない構成であり、かつ上述の実施の形態と同様に変調電源回路10内の電力効率を改善できることを特徴とする。本実施の形態にかかる変調電源回路10について実施の形態1と異なる点を以下に説明する。
図6は、本実施の形態にかかる変調電源回路10の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる変調電源回路10は、線形アンプ部150(第3アンプ部)、線形アンプ部160(第4アンプ部)、コンパレータ部130、スイッチングアンプ部140、抵抗分圧回路170、及び容量素子180(第3容量素子)を備える。なお線形アンプ部150の構成は、図1と略同様であればよい。
線形アンプ部150は、入力エンベロープ電圧Venvと同じ電圧を出力するアンプである。線形アンプ150は、線形アンプ部110と同様に電流Ilinear/Nをコンパレータ部130に入力し、電流Ilinearを抵抗分圧回路170に入力する。
線形アンプ部160の出力端子と容量素子180が接続する。線形アンプ部160は、入力エンベロープ電圧Venvが入力され、増幅信号である電流Ilinear2を容量素子180の一端に入力する。これにより容量素子180は充電される。ここで容量素子180は、ニー電圧Vknee以上で充電されるように電流Ilinear2を定める。容量素子180の他端は、ノードN4(第2ノード)と接続する。ノードN4は、一端がノードN3(抵抗分圧回路170とスイッチングアンプ部140との交点)と接続し、他端がRFPA20と接続する。
コンパレータ部130及びスイッチングアンプ部140の構成は図1と同様であり、スイッチングアンプ部140は、スイッチング電流lswがノードN3(第1ノード)に入力される。ノードN3と抵抗分圧回路170が接続しているため、ノードN3の電圧Voutは抵抗分圧回路170の分圧比により調整される。すなわち、スイッチングアンプ部140からの出力DC電位は、抵抗分圧回路170の分圧比により調整される。
この電圧Voutを持つ信号がノードN4に入力され、かつニー電圧Vkneeで充電された容量素子180がノードN4に接続する。これにより、ニー電圧以上の電圧値Vout'がRFPA20の電源端子に入力される。
図7は入力エンベロープ電圧VenvとRFPA20への入力電圧Vout'との関係を示すグラフである。上述のように変調電源回路10は、容量素子180を有する構成であり、当該容量素子180はニー電圧Vknee以上で充電される。そのため、図示するように常にニー電圧以上の電圧Vout'を持つようになる。更に電圧Vout'の遷移が入力電圧Venvと略同一となり、常に一定値に昇圧を行う構成(非特許文献2の構成)と比べて電源効率を改善することができる。
以上、実施の形態1〜3において変調電源回路10の構成について説明した。上述の構成はいずれも入力エンベロープ電圧の電圧波形を参照し、当該波形に応じて最小限の昇圧を行う構成とすることにより変調電源回路10の電源効率を改善している。またブートストラップ回路を備える構成よりも本構成の方が回路構成を小さくできる。
<変調電源回路10の適用例>
次に実施の形態1〜3に記載の変調電源回路10の適用例について説明する。上述の変調電源回路10は、エンベロープ信号を扱う様々な機器に適用することができる。例えば、上述の変調電源回路10は、携帯電話やいわゆるスマートフォン等の通信機器やその他の機器に適用することができる。
以下の説明では、上述の変調電源回路10を通信機器に適用する例について説明する。図8は、上述の変調電源回路10を備える通信機器の第1の構成例を示すブロック図である。通信機器1は、変調電源回路10、RFPA20、ベースバンド処理部30、RFIC40、及びアンテナスイッチ50、及びアンテナ60を備える。
ベースバンド処理部30は、アンテナ60を介して送信する変調信号、及び当該変調信号に対応するエンベロープ信号(デジタル信号形式)を生成する。ベースバンド処理部40は、生成した変調信号をRFIC40に供給し、生成したエンベロープ信号を変調電源回路10に供給する。
RFIC40は、ベースバンド処理部30から供給された変調信号を高周波帯の信号に変換し、変換した信号をRFPA10に供給する。変調電源回路10には図示しない電源電圧VSupplyが供給され、エンベロープ信号を基に、RFPA20に供給するコレクタ電圧を生成する。なお変調電源回路10は、実施の形態1または2に記載した構成(またはこれに相当する構成)であればよい。 RFPA20は、RFIC40の出力信号を増幅し、増幅した信号をアンテナスイッチ50に供給する。なお、図示しないもののRFPA20の前段及び後段にはデュプレクサを設ける。
通信機器1がマルチバンド方式の通信を行う場合には、図6には図示しないものの複数のRFPA20が設けられ、各RFPA20の出力端子はアンテナスイッチ50と接続する。マルチバンド方式の場合、アンテナスイッチ50は、複数のRFPA20の出力信号の選択を行い、選択した信号をアンテナ60に供給する。
通信機器1がマルチバンド方式の通信を採用し、かつGSM(登録商標)/WCDMAに対応している場合、アンテナスイッチ50は、GSM(登録商標)形式の送信と受信、及びWCDMA形式の送信と受信を切り替える。
通信装置1がTDMA方式の通信を行う場合には、送受信を時間単位で切り替える。そのためアンテナスイッチ50は、送信系の制御と受信系の制御を切り替える。
当該構成において、変調電源回路10内の構成を実施の形態1または実施の形態2の構成とすることにより、変調電源回路10内の電力効率を向上することができる。
図9は、上述の変調電源回路10を備える通信機器を示す第2の構成例を示すブロック図である。通信機器1内の各構成要素は図6に示す構成と同様である。以下、図6の構成と異なる点のみを説明する。
ベースバンド処理部30は、アンテナ60を介して送信する変調信号、及び当該変調信号に対応するエンベロープ信号(デジタル信号形式)を生成する。ベースバンド処理部30は、生成した変調信号及びエンベロープ信号をRFIC40に供給する。
RFIC40は、ベースバンド処理部30から供給された変調信号を高周波数帯域の信号に変換し、RFPA20の入力端子に供給する。さらにRFIC40は、デジタル形式のエンベロープ信号をDA(Digital-Analog)変換し、変換したエンベロープ信号を変調電源回路10に供給する。その他の処理部の処理については、図6と同様である。
図9の構成であっても、変調電源回路10内の構成を実施の形態1または実施の形態2の構成とすることにより、変調電源回路10内の電力効率を向上することができる。
以下、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば実施の形態1では、VSupply−VFを基準として電圧の昇圧制御を行い、実施の形態2では、VSupplyを基準として電圧の昇圧制御を行った。このように変調電源回路は、所定の電圧(上述の例ではVSupply−VFやVSupply)を基準として昇圧制御を行う構成であれば、上述した構成以外であっても良いことは勿論である。ここで基準となる所定の電圧は、変調電源回路からRFPAの電源端子に供給される電圧がRFPAの所望の増幅機能を実現できるように定めた電圧値であれば上述の値(例えばVSupply)に限られない。
10 変調電源回路
110 リニアアンプ部
111 入力段回路
112 PMOSトランジスタ
113 NMOSトランジスタ
114 PMOSトランジスタ
115 NMOSトランジスタ
120 ブートストラップ回路
1201 増幅アンプ
1202 容量素子
1203 ダイオード
1204 抵抗
1205 抵抗
1206 比較器
1207 インバータ
1208 アナログスイッチ
1209 アナログスイッチ
1210 アナログスイッチ
1211 コンデンサ
131 抵抗
132 抵抗
133 抵抗
134 抵抗
135 ヒステリシスコンパレータ
140 スイッチングアンプ部
141 スイッチングアンプ
142 インダクタ
150 線形アンプ部
160 線形アンプ部
170 抵抗分圧回路
180 容量素子
20 RFPA
30 ベースバンド処理部
40 RFIC
50 アンテナスイッチ
60 アンテナ

Claims (8)

  1. 入力エンベロープ信号の電圧遷移を検出し、当該エンベロープ信号の電圧遷移に応じた電圧値に前記入力エンベロープ信号を昇圧し、当該昇圧信号をRFアンプの電源端子に供給する、変調電源回路
  2. 前記入力エンベロープ信号を増幅した増幅信号を前記RFアンプの電源端子に供給する第1アンプと、
    前記入力エンベロープ信号の電圧が所定電圧以下の場合には前記所定電圧を前記第1アンプの電源端子に供給し、それ以外の場合に前記入力エンベロープ信号よりも高電圧の昇圧電圧を前記第1アンプの電源端子に供給するブートストラップ回路と、
    を備えた、請求項1に記載の変調電源回路。
  3. 前記ブートストラップ回路は、
    前記入力エンベロープ信号を増幅する第2アンプと、
    前記第2アンプの出力端子に一端が接続された第1容量素子と、
    電源電圧がアノード側に供給され、カソード側のノードが前記第1容量素子の他端と接続するとともに前記第1アンプの前記電源端子に接続するダイオードを備える、請求項2に記載の変調電源回路。
  4. 前記ブートストラップ回路は、
    一端がグランドと接続する第1抵抗と、
    一端に電源電圧が供給され、他端が前記第1抵抗と接続する第2抵抗と、
    第1端子に前記入力エンベロープ信号が入力され、第2端子が前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続端に接続し、前記第1端子への入力電圧と前記第2端子への入力電圧を比較して前記入力エンベロープ信号の電圧の方が大きい場合に第1値となりそれ以外の場合に第2値となる制御信号を出力する比較器と、
    一端に前記電源電圧が供給され、前記制御信号が前記第2値の場合にオンとなる第1スイッチと、
    一端が前記第1アンプの電源端子に接続し、他端が前記第1スイッチの一端と接続する第2容量素子と、
    一端に前記電源電圧が供給され、他端が前記第1アンプの電源端子に接続し、前記制御信号が前記第1値の場合にオンとなる第2スイッチと、
    一端がグランドと接続し、他端が前記第1スイッチの他端及び前記第2容量素子の他端と接続し、前記制御信号が前記第1値の場合にオンとなる第3スイッチと、を備える、請求項2に記載の変調電源回路。
  5. 前記所定電圧は、外部から供給される電源電圧に応じて定まることを特徴とする請求項2に記載の変調電源回路。
  6. 前記入力エンベロープ信号を増幅する第3アンプと、
    前記第3アンプの出力信号と電源電圧を比較するコンパレータ回路と、
    前記コンパレータ回路の比較結果に応じて出力値を切り替えるスイッチングアンプ部と、
    前記第3アンプの出力信号が入力され、前記スイッチングアンプ部の出力値が供給される第1ノードと接続する抵抗分圧回路と、
    前記入力エンベロープ信号を増幅する第4アンプと、
    一端が前記第4アンプと接続し、他端が第2ノードと接続する第3容量素子と、を備え、
    前記第2ノードは、前記第1ノードと接続するとともに、前記RFアンプの電源端子と接続する、請求項1に記載の変調電源回路。
  7. 送信対象となる変調信号、及び当該変調信号に対応する入力エンベロープ信号を生成するベースバンド処理部と、
    前記変調信号を高周波数帯域の信号に変換するRFICと、
    前記ベースバンド処理部が生成した前記入力エンベロープ信号を基に前記増幅信号を生成する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の変調電源回路と、
    前記変調電源回路が生成した前記増幅信号が電源端子に供給され、前記RFICが出力した信号を増幅して通信用回路に供給するRFアンプと、を備える通信装置。
  8. 入力端子から入力エンベロープ信号が入力され、出力端子がRFアンプの電源端子と接続し、前記入力エンベロープ信号を増幅した増幅信号を出力端子から出力する第1アンプと、
    第1入力端子に前記入力エンベロープ信号が入力され、第2入力端子に所定電圧を持つ信号が入力され、出力端子が前記第1アンプの電源端子と接続し、前記入力エンベロープ信号の電圧が所定電圧以下の場合には前記所定電圧を持つ信号を出力端子から出力し、それ以外の場合に前記入力エンベロープ信号よりも高電圧の昇圧電圧を出力端子から出力するブートストラップ回路と、
    を備えた、変調電源回路。
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