JP2017527150A - 通信方法および通信装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態は、通信方法および関連装置を開示し、本方法は、第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップとを含む。本発明によれば、確定されたプライマリ通信経路と確定したセカンダリ通信経路とに基づいて受信機と送信機との間の通信を確立でき、これにより、システムの伝送容量が効果的に改善される。

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法および通信装置に関する。
現在の無線アクセス方式は、従来のセルラー帯域アクセスのみに限られており、この場合、現在の無線アクセス方式の通信周波数帯域は、2.6GHz未満であり、基地局(英語による完全名称:Base Station、略称BS)と移動局(英語による完全名称:Mobile Station、略称MS)との間、BS間、およびMS間においてブロードキャスト方式で通信が行われ、ブロードキャスト方式で行われる通信は、広角ビームと広いカバレッジエリアとを特徴とする。同じセクタは1つのビームと考えることができ、そのビームがカバーするMSは、異なる周波数を占有することにより帯域幅を共有し、そのビームがカバーするMSが多いほど、各MSが占有する帯域幅が少なくなり、かつ各MSの容量が小さくなるということであり、そうなると、ユーザが送信するサービスデータのサイズは、大幅に制限される。
ネットワーク技術の発展に伴って、人間社会が次のデジタル社会の波を迎えることは確かである。例えば、5G無線ネットワークは、より大きくかつより速い容量増加という要件を満たす必要があり、そのためには、より多くの新しい周波数帯の割り当てが求められる。高周波技術の幅広い研究によって、一部のチャネルにおける高周波通信の損失は、通信で許容される範囲内に収まることが確かめられている。したがって、6GHzから300GHzの高周波帯域にある広い帯域幅のおかげで、データ容量を増やすことができる。高周波帯域は狭ビームと集束エネルギーとによって特徴づけられていることから、なんらかの物体への反射もしくは回折、または透過によってもたらされるエネルギー損失は比較的小さく、信号品質の要件もまだ満たすことができる。高周波無線通信は、既に、将来の無線通信の開発にとって避けられない流れである。
従来技術では、BSとMSとの間、BS間、およびMS間には、最適な品質のチャネルのみが検索されて使われていたものの、高周波通信は、1つのビームのみを用いて実施され、システムの伝送容量は依然として限られている。
本発明の実施形態は、通信方法および装置を提供するものであり、これは、システムの伝送容量をある程度まで効果的に改善できる。
第1の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信装置を提供し、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するように構成される第1の確定モジュールであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、第1の確定モジュールと、
第1の確定モジュールが確定したプライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の確定モジュールと、
第1の確定モジュールが確定したプライマリ通信経路と第2の確定モジュールが確定したセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するように構成される通信モジュールと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第1の可能な実施方式では、第1の確定モジュールは、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するように構成される方向確定ユニットであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、方向確定ユニットと、
目標送信機が使用した広角ビームを方向確定ユニットが確定した最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定するように構成される狭ビーム化ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第2の可能な実施方式では、第2の確定モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第1の経路取得ユニットであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、第1の経路取得ユニットと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の経路取得ユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第2の可能な実施方式に関連して、第3の可能な実施方式では、第1の経路取得ユニットは、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信し、かつ第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得し、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するように構成される判断サブユニットと、
判断サブユニットの判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するように構成される更新サブユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式では、更新サブユニットは、
判断サブユニットの判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定し、判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出し、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する
ように特に構成される。
第1の実施態様に関連して、第5の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第1の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第1の送信ユニットと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第2の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第2の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第6の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第3の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第3の送信ユニットと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第4の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第4の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第7の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第5の送信ユニット、または
送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第6の送信ユニットであって、
送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは、空間多重方式で送信され、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、第6の送信ユニット
を含む。
第1の実施態様に関連して、第8の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第7の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第7の送信ユニットと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第8の送信ユニットであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第8の送信ユニットと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第9の送信ユニットであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第9の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第9の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第10の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第10の送信ユニットと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第11の送信ユニットであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第11の送信ユニットと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第12の送信ユニットであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第12の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第5の可能な実施方式、または第1の実施態様の第6の可能な実施方式、または第1の実施態様の第7の可能な実施方式、または第1の実施態様の第8の可能な実施方式、または第1の実施態様の第9の可能な実施方式に関連して、第10の可能な実施方式では、通信装置は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するように構成される挿入モジュールであって、
挿入モジュールは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入し、特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入する
ように特に構成される、挿入モジュール
をさらに含む。
第2の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信方法をさらに提供し、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、
プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第1の可能な実施方式では、第1のSRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップは、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するステップであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、ステップと、
目標送信機が使用した広角ビームを最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定する、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第2の可能な実施方式では、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、ステップと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するステップと、
を含む。
第2の実施態様の第2の可能な実施方式に関連して、第3の可能な実施方式では、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップは、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、
第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を含む。
第2の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式では、通信方法は、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いてビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、その方向に送信した第2のSRSを目標送信機が目標方向に送信した第2のSRSとして用いるステップと、目標送信機が全方向に送信した第2のSRSに対する検出が完了するまで、第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップを繰り返し実行するステップと、
をさらに含む。
第2の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第5の可能な実施方式では、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップは、
目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定するステップと、
判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出するステップと、
目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第6の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第7の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第8の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信するステップであって、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、ステップ
を含む。
第2の実施態様に関連して、第9の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第10の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様の第6の可能な実施方式、または第2の実施態様の第7の可能な実施方式、または第2の実施態様の第8の可能な実施方式、または第2の実施態様の第9の可能な実施方式、または第2の実施態様の第10の可能な実施方式に関連して、第11の可能な実施方式では、通信方法は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップであって、
上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入する、ステップと、
特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入するステップと、
を含む、ステップ
をさらに含む。
第3の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶し、プログラムを実行した時に、上記第2の実施態様における通信方法にあるステップの一部またはすべてが実行される。
第4の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信機器をさらに提供し、上記第1の実施態様における通信装置を含む。
本発明の実施形態を実施することにより、以下の有益な効果が達成される。
本発明の実施形態によれば、受信機が受信したSRS信号に従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、各実施形態または従来技術を説明するのに必要とされる添付の図面について簡単に記述する。当然のことながら、以下の説明における添付の図面は、本発明の一部の実施形態を単に示すものであり、当業者は、創造的努力がなくても、これらの添付の図面から他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態による、通信装置の概略的な構造図である。 本発明の一実施形態による、別の通信装置の概略的な構造図である。 本発明の一実施形態による、通信方法の概略的な相互作用図である。 本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための方法の概略的な流れ図である。 本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための別の方法の概略的な流れ図である。 本発明の一実施形態による、通信シナリオの概略図である。 図6のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図6のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、別の通信シナリオの概略図である。 図9のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図9のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図12のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図12のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。 図12のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。 図12のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図17のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図17のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図20のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図20のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。 図20のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。 図20のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、通信機器の概略的な構造図である。
以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的な解決策を明確かつ完全に説明する。当然のことながら、説明される実施形態は、単に本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者によって創造的努力なしに得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の実施形態における受信機は、基地局(英語による完全名称:Base Station、略称BS)を指す場合もあれば、移動局(英語による完全名称:Mobile Station、略称MS)を指す場合もあり、送信機もまた、MSであってもBSであってもよく、本発明の実施形態における通信は、BS間、BSとMSとの間、およびMS間における通信を含むが、これに限定されない。MSは、ユーザ機器(英語による完全名称:User Equipment、略称UE)を含む。
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による、通信装置の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における装置は、受信機、例えば基地局として使用され得る通信機器に特に適用できる。具体的には、装置は、第1の確定モジュール10と、第2の確定モジュール20と、通信モジュール30とを含み得る。
第1の確定モジュール10は、第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するように構成され、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である。
具体的な実施形態では、送信機、例えばUEは、正常な通信を確実にするために、広角ビームを用いて接続され得る。広角ビームを用いることによる接続のプロセスは、従来の無線セルラー通信による接続のプロセスと同じであり、ここでは細部を説明しない。具体的には、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機、例えば新規に接続されたUEが送信した、サウンディング参照信号(英語による完全名称:Sounding Reference Signal、略称SRS)、すなわち第1のSRSを受信した場合、第1の確定モジュール10が始動されて、UEと現受信機すなわちBSとの間のプライマリ通信経路を確定し得る。
プライマリ通信経路は、従来の無線セルラー通信による接続中に使用される通信経路、すなわち、最適なチャネル品質を有する通信経路を指すこともできる。一般的に、プライマリ通信経路は、見通し(英語による完全名称:Line of Sight、略称LoS)チャネルである。LoSチャネルがない場合、または一部の極めて特殊な場合にLoSチャネルの品質が非見通し(英語による完全名称:non−Line of Sight、略称NLoS)チャネルの品質よりも劣る場合、プライマリ通信経路は、NLoSチャネルである。
場合により、本発明の本実施形態における方法は、ミリ波帯を通信周波数帯域として用いることにより実施できる。ミリ波は、30GHzから300GHzの高周波帯域を指し、比較的強い指向性ならびにより集束した狭ビームを有する。したがって、ミリ波を用いて通信を行うことにより、より高いアンテナ利得が得られる。加えて、ミリ波は集束ビームエネルギーによって特徴づけられることから、反射経路や回折経路上のエネルギー損失は比較的小さい。したがって、ミリ波を通信に使用できる。
第2の確定モジュール20は、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される。
第1の確定モジュール10が目標UEに対応するプライマリ通信経路を確定した後、第2の確定モジュール20は、UEと現BSとの間のプライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する識別子を取得、すなわち、プライマリ通信経路を用いて通信を行うUEの識別子を取得して、各UEについてセカンダリ通信経路、すなわち、プライマリ通信経路以外で最適なチャネル品質を有する通信経路を確定し得る。
具体的な実施形態では、従来の無線セルラー通信によって目標UEを接続した後、目標UEに対応するBS、すなわち現受信機は、広角ビームを狭ビームに分割するように、ひいてはユーザが分割されるように制御し、ユーザ容量およびシステム容量を改善するために、UEに対応するセカンダリ通信経路のためのそれぞれのエリアをさらに検索し得る。具体的には、セカンダリ通信経路は、一般的な場合、NLoSチャネルであり得る。
通信モジュール30は、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路と第2の確定モジュール20が確定したセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するように構成される。
具体的な実施形態では、通信モジュール30は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する確定したプライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って、プライマリ通信経路上のビーム内のUEと通信し得る。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信機が受信したSRS信号に従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
図2を参照すると、図2は、本発明の一実施形態による、別の通信装置の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における装置は、上記通信装置の、第1の確定モジュール10と、第2の確定モジュール20と、通信モジュール30とを含む。さらに、本発明の本実施形態では、第1の確定モジュール10は、方向確定ユニット101と狭ビーム化ユニット102とを特に含む。
方向確定ユニット101は、第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するように構成される。
第1のSRSは、目標送信機、例えば新規に接続されたUEが、全域に展開した広角ビームを用いて送信する。
方向確定ユニット101が、全域に展開した広角ビームを用いて目標UEが送信したSRS信号、すなわち第1のSRSを受信した場合、方向確定ユニット101は、SRS信号をたった今受信した方向から、予め設定した確定規則に従って、最適な到達方向を確定し、最適な到達方向に関する位置情報を新規に接続されたUEに返すことができる。予め設定した確定規則は、特定のアルゴリズムおよび特定の基準に従って形成されてよい。例えば、方向確定ユニット101は、全方向のSRS信号に従って、全方向に対応する信号対干渉および雑音電力比(英語による完全名称:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称SINR)値を取得し、SINR値のうちの最大のSINR値に対応する方向を最適な到達方向として選択してよい。
狭ビーム化ユニット102は、目標送信機が使用した広角ビームを方向確定ユニット101が確定した最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定するように構成される。
方向確定ユニット101が最適な到達方向を確定した後、狭ビーム化ユニット102は、UEが使用した広角ビームを最適な到達方向において狭めることができる。例えば、狭ビーム化ユニット102は、プリコーディングprecoding調整モジュールおよびビームフォーミングbeamformingモジュールなどの関連するビーム制御モジュールを制御して、ビームを最適な到達方向において狭める。さらに、最適な到達方向に関連し、かつBSが返す情報を受信した後、SRS信号を送信したUE、すなわち目標UEは、プリコーディングprecoding調整モジュールおよびビームフォーミングbeamformingモジュールなどの関連するビーム構成モジュールを制御して、現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得するために、ビームを最適な到達方向において狭めることができる。
さらに、本発明の本実施形態では、第2の確定モジュール20は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第1の経路取得ユニット201であって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、第1の経路取得ユニット201と、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の経路取得ユニット202と、
を含み得る。
第2のSRSは、送信機が全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSである。
確定することによって現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得した後、第1の経路取得ユニット201は、目標UEのセカンダリ通信経路を取得してよく、第2の経路取得ユニット202は、プライマリ通信経路を共有する別のUEに対応するセカンダリ通信経路を抽出して、プライマリ通信経路を用いて通信を行うすべてのUE、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内のすべてのUEに対応するセカンダリ通信経路を確定してよい。プライマリ通信経路を共有する別のUEは、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在するUEであり、既存UEと現BSとの間のセカンダリ通信経路を記録および保存してよい。さらに、既存のUEのセカンダリ通信経路を確定する際、第2の経路取得ユニット202は、記録および保存されたセカンダリ通信経路を抽出するだけでよい。
さらに、場合により、第1の経路取得ユニット201は、判断サブユニット2011と、更新サブユニット2012とを含み得る。
判断サブユニット2011は、目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信し、かつ第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得し、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するように構成される。
目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRS、すなわち第2のSRSを判断サブユニット2011が受信した場合、判断サブユニット2011は、SRSに従って現時点の方向におけるチャネル品質を計算し、計算により現時点の方向におけるチャネル品質を取得した後、現時点の方向におけるチャネル品質を、先行時点において計算により取得したチャネル品質と比較し、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いかどうかを検出してよい。
更新サブユニット2012は、判断サブユニット2011の判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するように構成される。
更新サブユニット2012は、
判断サブユニット2011の判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定し、判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出し、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する
ように特に構成され得る。
判断サブユニット2011が、目標方向におけるチャネル品質、すなわち、現時点の方向が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出した場合、それは、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新され得ることを示す。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新する前に、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路であるかをさらに検出してよい。現時点の方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではない場合、目標方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新される。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路ではないと検出された場合、その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定したサービス品質(英語による完全名称:Quality of Service、略称QoS)閾値よりも高いかどうかをさらに検出してよい。その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新されてよい。QoS閾値は、特定のチャネル品質要件に従って設定されてよく、これは、本発明の本実施形態において限定されるものではない。
具体的には、目標UEは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。判断サブユニット2011は、目標UEが目標方向に送信したSRSを受信し、目標UEが全方向に送信したSRSの検出を第1の経路取得ユニット201が完了するまで、その方向におけるチャネル品質を計算および確定し、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用する。
さらに、場合により、目標UEに対応するセカンダリ通信経路を確定することは、UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSをBSが受信した後、計算および比較により全方向におけるチャネル品質を取得し、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外の全方向におけるチャネル品質のうちの(予め設定したQoS閾値を満たす)最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として直接選択することであってよい。
任意の実施方式では、本発明の本実施形態において、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第1の送信ユニット301であって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第1の送信ユニット301と、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第2の送信ユニット302であって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第2の送信ユニット302と、
を含み得る。
場合により、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第3の送信ユニット303であって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第3の送信ユニット303と、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第4の送信ユニット304であって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第4の送信ユニット304と、
を代替的に含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行う少なくとも2つの送信機、例えばUEがあり、かつ各UEは、セカンダリ通信経路を持つと判定した場合、通信モジュール30は、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路を別々に選択してよく、各UEの、対応するセカンダリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、空間分割方式において区別される。
任意の実施方式では、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第5の送信ユニット305、または
送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第6の送信ユニット306であって、
送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは、空間多重方式で送信され、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、第6の送信ユニット306
を含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行うUEが1つだけであり、かつUEは、セカンダリ通信経路を持つと判定した場合、通信モジュール30は、UEに対応する上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路をそれぞれ選択してよい。例えば、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路は、UEに対応する上りリンクサブフレームを送信するために使用でき、第2の確定モジュール20が確定したセカンダリ通信経路は、UEに対応する下りリンクサブフレームを送信するために使用でき、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、空間分割方式において区別される。
任意の実施方式では、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第7の送信ユニット307であって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第7の送信ユニット307と、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第8の送信ユニット308であって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第8の送信ユニット308と、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第9の送信ユニット309であって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第9の送信ユニット309と、
を含み得る。
場合により、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第10の送信ユニット310であって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第10の送信ユニット310と、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第11の送信ユニット311であって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第11の送信ユニット311と、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第12の送信ユニット312であって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第12の送信ユニット312と、
を代替的に含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行う少なくとも2つのUEがあり、かつセカンダリ通信経路を持つUEの数がゼロよりも大きいが、UEの総数未満であると判定した場合、通信モジュール30は、各UEに対応する上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路をそれぞれ選択してよく、各UEの、対応するセカンダリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、空間分割方式において区別され、各UEの、対応するプライマリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、時分割方式において区別される。
さらに、本発明の本実施形態では、本装置は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するように構成される挿入モジュール40
をさらに含み得る。
挿入モジュールは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入し、特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入する
ように特に構成される。
第3のSRSは、対応するUEが返すSRS情報に従って現BS(すなわち、受信機)によって取得される。
具体的な実施形態では、フレーム形式は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応するセカンダリ通信経路に従って確定され、次いで、上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するための通信経路が確定され、その結果、プライマリ通信経路上のビーム内のBSとUEとの間の通信が行われる。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信したSRSに従ってSRSを送信するUEとの通信のためのプライマリ通信経路を確定した後、現BSは、さらに、UEに対するセカンダリ通信経路を確定し、プライマリ通信経路上のビーム内に存在する別のUEのセカンダリ通信経路を抽出し、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って確定された通信シナリオに基づいてプライマリ通信経路上のビーム内の各UEと通信し、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図3を参照すると、図3は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略的な相互作用図である。本発明の本実施形態は、例として、BS(すなわち、受信機)とUE(すなわち、送信機)との間の通信を用いて説明する。具体的には、本方法は、以下を含む。
S301:目標UEが、全域に展開した広角ビームを用いてSRSを送信する。
S302:BSが、SRSに従ってプライマリ通信経路を確定する。
具体的な実施形態では、UEは、正常な通信を確実にするために、広角ビームを用いて接続され得る。広角ビームを用いることによる接続のプロセスは、従来の無線セルラー通信による接続のプロセスと同じである。具体的には、目標UE、例えば、新規に接続されたUEが全域に展開した広角ビームを用いて送信したSRSを受信すると、現BSが始動されて、現BSとUEとの間のプライマリ通信経路を確定できる。
任意の実施方式では、本発明の本実施形態において、BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路が確定されると、プライマリ通信経路を確定するために、受信したSRSに従って最適な到達方向が確定され得る。SRSは、目標UE、例えば新規に接続されたUEが、全域に展開した広角ビームを用いて送信する。
具体的には、現BSが、全域に展開した広角ビームを用いて目標UEが送信したSRS信号を受信した場合、現BSは、SRS信号をたった今受信した方向から、予め設定した確定規則に従って、最適な到達方向を確定し、最適な到達方向に関する位置情報を新規に接続されたUEに返すことができる。予め設定した確定規則は、特定のアルゴリズムおよび特定の基準に従って形成されてよい。例えば、BSは、全方向のSRS信号に従って、全方向に対応するSINR値を取得し、SINR値のうちの最大のSINR値に対応する方向を最適な到達方向として選択してよい。
最適な到達方向が確定された後、BSとUEとは、UEが使用した広角ビームを最適な到達方向において狭めることができる。例えば、BSとUEとは、プリコーディングprecoding調整モジュールおよびビームフォーミングbeamformingモジュールなどの関連するビーム制御モジュールを制御して、ビームを最適な到達方向において狭め、狭めたビームが現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路として配置される通信経路を確定する。
S303:目標UEは、別のサブアレイをスケジューリングし、全域に展開した狭ビームを用いてSRSを送信する。
S304:BSは、SRSに従って目標UEの利用可能なセカンダリ通信経路を確定する。
目標UEのプライマリ通信経路を確定した後、各識別子が示すUEのセカンダリ通信経路、すなわち、プライマリ通信経路以外で最適なチャネル品質を有する通信経路を確定するために、目標UEと現BSとの間のプライマリ通信経路を用いて通信を行うUEの識別子、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内の各UEに対応する識別子を取得してよい。
具体的な実施形態では、従来の無線セルラー通信によって目標UEを接続した後、目標UEに対応するBS、すなわち現送信機は、広角ビームが狭ビームに分割されるように、またユーザが分割されるように制御し、ユーザ容量およびシステム容量を改善するために、UEに対応するセカンダリ通信経路のための対応するエリアをさらに検索し得る。具体的には、セカンダリ通信経路は、一般的な場合、NLoSチャネルであり得る。
具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUEは、新規に接続されたUE、すなわちSRSを送信する目標UEと、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在し、そのセカンダリ通信経路が確定されているUEとに分類されてよい。場合により、目標UEに対応するセカンダリ通信経路は、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSを検出することによって確定されてよい。
S305:プライマリ通信経路上のビーム内の別のUEに対応するセカンダリ通信経路を確定する。
さらに、場合により、確定することによって現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得した後、プライマリ通信経路を共有する別のUEに対応するセカンダリ通信経路がさらに抽出されて、プライマリ通信経路を用いて通信を行うすべてのUE、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内のすべてのUEに対応するセカンダリ通信経路を確定してよい。プライマリ通信経路を共有する別のUEは、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在するUEであり、既存UEと現BSとの間のセカンダリ通信経路を記録および保存してよい。さらに、記録および保存されたセカンダリ通信経路は、既存のUEのセカンダリ通信経路を確定するためだけに抽出すればよい。
S306:各UEに対応するプライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って各UEと通信する。
具体的な実施形態では、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応し、かつ確定することによって取得されるセカンダリ通信経路に従って確定され、次いで、各UEに対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するために使用される通信経路が確定され、その結果、プライマリ通信経路上のビーム内のBSとUEとの間の通信が行われる。
本発明の本実施形態を実施することにより、現BSとSRSを送信する目標UEとの間の通信のためのプライマリ通信経路を、SRS信号に従って確定でき、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各UEについてセカンダリ通信経路を確定してよく、その結果、各UEとの通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図4を参照すると、図4は、本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための方法の概略的な流れ図である。本発明の本実施形態における方法は、受信機、例えばBSまたはMSとして使用され得る通信機器に特に適用できる。具体的には、本方法は、以下を含む。
S401:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信したサウンディング参照信号SRSを受信する。
S402:SRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得する。
SRSを送信するUE、すなわち目標UE(目標送信機)が全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSを現BSが受信した場合、現BSは、SRSに従って現時点の方向におけるチャネル品質を計算する。
S403:チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定する。
計算により現時点の方向におけるチャネル品質を取得した後、現BSは、現時点の方向におけるチャネル品質を、先行時点において計算により取得したチャネル品質と比較し、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いかどうかを検出する。
S404:チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する。
目標方向におけるチャネル品質、すなわち、現時点の方向が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高い場合、それは、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新され得ることを示す。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新する前に、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出した場合、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路であるかをさらに検出してよい。現時点の方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではない場合、目標方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新される。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路ではないと検出された場合、その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定したQoS閾値よりも高いかどうかをさらに検出してよい。その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新されてよい。QoS閾値は、特定のチャネル品質要件に従って設定されてよく、これは、本発明の本実施形態において限定されるものではない。
S405:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いてビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に送信したSRSを受信し、その方向に送信したSRSを目標送信機が目標方向に送信したSRSとして用いる。
S406:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSに対する検出が完了した場合、目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する。
目標UEは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。目標UEが送信したSRSを現BSが受信した場合、現BSは、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSに対する検出を現BSが完了するまで、S402からS405を繰り返し実行し、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用する。
本発明の本実施形態を実施することにより、目標UEが送信したSRSを受信した後、現BSは、現時点の方向におけるチャネル品質を先行時点の方向におけるチャネル品質と比較して、目標UEに対応するセカンダリ通信経路を更新するかどうかを確定し、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に予め設定した時間間隔で送信したSRSに対する検出を現BSが完了した後、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用してよい。
図5を参照すると、図5は、本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための別の方法の概略的な流れ図である。具体的には、本方法は、以下を含む。
S501:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したサウンディング参照信号SRSを受信する。
S502:SRSに従って全方向におけるチャネル品質を計算する。
目標UEは、全域に展開した狭ビームを用いて全方向にSRSを送信し、現BSは、目標UEが送信したSRSを受信し、受信したSRSに従って全方向に対応する通信経路のチャネル品質を計算する。具体的には、全方向にSRSを送信することは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に、全域に展開した狭ビームを用いてSRSを送信することにより実施されてよい。
S503:全方向であり、かつ計算により得られたチャネル品質に従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する。
計算により全方向に対応するチャネル品質を取得した後、現BSは、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外で最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として選択してよい。
さらに、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外で最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として選択する前に、通信経路に対応するチャネル品質が予め設定したQoS閾値よりも高いかどうかをさらに検出し、通信経路に対応するチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、通信経路は、目標UEに対応するセカンダリ通信経路として確定されてよい。
本発明の本実施形態を実施することにより、UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSを受信した後、BSは、計算および比較により全方向におけるチャネル品質を取得し、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外の全方向におけるチャネル品質のうちの最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として直接選択できる。
さらに、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信することは、以下の5つの通信シナリオを含み得る。
シナリオ1:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ
各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持たない場合、送信機に対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成され、送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は同じであり、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、送信機に対応する情報を含み、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを周波数分割多重方式で割り当てる。
具体的には、図6を参照すると、図6は、本発明の一実施形態による、通信シナリオの概略図である。本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う複数の送信機が存在し得る、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在し得る。図6の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に3つのUE(すなわち、3つの送信機)、すなわちそれぞれ、UE1、UE2、およびUE3が存在し、これらUEのいずれもセカンダリ通信経路を持たない。
さらに、図7に示すように、図7は、図6のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、UE1、UE2、およびUE3は、周波数分割方式で区別され、上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別される。
さらに、各UEに対応する上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図8に示すように、図8は、図6のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成されてよく(図8では、構成は、4:4で行われる)、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。具体的には、SRSは、予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に挿入される。例えば、1つのSRS信号は、2つのサブフレーム毎に挿入されてよく、このことを、図8の影付きブロックで表す。挿入されたSRSは、プライマリ通信経路上のビーム内のUEが返すSRS情報に基づいて現BSによって取得されてよい。下りリンクサブフレーム間、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとの間にSRSを挿入する場合、SRS信号を、挿入のために、特定のサブフレームSにラップする必要がある。上りリンクサブフレーム間にSRSを挿入する場合、SRSを、最後のサブフレームのデータブロックの後に配置するだけでよい(または、挿入のために、特定のサブフレームSにラップしてもよい)。図8に示すように、各上りリンクサブフレームUと各下りリンクサブフレームDとは、周波数割り当てに従って、UE1、UE2、およびUE3に関連する情報を順次含み、これらは、それぞれ、U1およびD1、U2およびD2、ならびにU3およびD3に対応し得る。さらに、SRS信号の挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ1では、1つのビーム内に複数のUE(シナリオ1では3つのUE)が存在し、UEのうちのどれも対応するセカンダリ通信経路を持たないが、ブロードキャスト方式の従来の無線セルラー通信システムと比べると、シナリオ1のビームは、ある程度狭められている、すなわち、各ビームがカバーするUEの数が少ない。したがって、周波数分割方式において周波数帯域が多重化された場合、より広い帯域幅を各UEに割り当てされ得る。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、帯域幅は、3つのUEに対して均等に割り当てられ、各UEは、100MHzの帯域幅を占有し、100MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートされ得る。ブロードキャスト方式の従来のセルラー通信システムでは、各ビーム内に数百のUEがあり、各UEの帯域幅は、1MHz未満である。したがって、UEの容量およびシステム容量が改善されている。
シナリオ2:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ
識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持たない場合、送信機に対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成され、送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は同じであり、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、送信機に関する情報を含み、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する。
具体的には、図9を参照すると、図9は、本発明の一実施形態による、別の通信シナリオの概略図である。図9に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機は1つだけであり、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内には1つのUE、すなわちUE1しかなく、UEは、セカンダリ通信経路を持たない。シナリオ2は、シナリオ1の特殊な例とみなしてもよい。
さらに、図10に示すように、図10は、図9のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1は、全域に展開したものを排他的に占有し、周波数分割方式で区別され、上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別される。
さらに、UE1に対応する上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図11に示すように、図11は、図9のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。各上りリンクU1および各下りリンクサブフレームD1は、UE1に関する情報のみを含む。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。具体的には、本シナリオにおけるSRS信号を挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRS信号を挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRS信号の挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ2では、UEは対応するセカンダリ通信経路を持たないが、ビーム内には1つのUEしかなく、UEは、帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、UEは、300MHzの帯域幅を占有し、300MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートでき、したがって、UEの容量およびシステム容量が著しく改善されている。
シナリオ3:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つと仮定する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。図12に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う複数の送信機が存在する、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在する。図12の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に2つのUEが存在し、これらはそれぞれ、UE1およびUE2であり、2つのUEのそれぞれが利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
さらに、図13に示すように、図13は、図12のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の上りリンクは、空間分割方式で区別され、2つのUEの下りリンクは、周波数分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送ではなく、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、これに伴い、セカンダリ通信経路が、下りリンクサブフレーム伝送ではなく、上りリンク伝送のためだけに使用される。各UEの上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図14に示すように、図14は、図12のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。本シナリオにおけるフレーム形式には、上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数の構成比の問題がない。具体的には、各上りリンクサブフレームUは、UE1またはUE2に関する情報のみを含み、情報は、U1またはU2にそれぞれ対応する。各下りリンクサブフレームDは、2つのUEに関する情報、すなわちD1およびD2を順次含み得る。本シナリオにおけるSRS信号を挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRS信号を挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRS信号の挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ3では、ビーム内には複数のUEがあり、各UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。すべてのUEは、下りリンク周波数帯リソースを共有し、各UEは、上りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビーム内に2つのUEが存在し、各UEの下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、各UEの上りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図15に示すように、図15は、図12のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の下りリンクは、空間分割方式で区別され、2つのUEの上りリンクは、周波数分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンク伝送のためだけに使用されてよい。各UEの上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図16に示すように、図16は、図12のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。各下りリンクサブフレームDは、UE1またはUE2に関する情報のみを含み、これは、D1またはD2にそれぞれ対応し、各上りリンクサブフレームUは、2つのUEに関する情報、すなわち、U1またはU2を順次含む。
シナリオ3では、ビーム内には複数のUEがあり、各UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。すべてのUEは、上りリンク周波数帯リソースを共有し、各UEは、下りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビーム内に2つのUEが存在し、各UEの上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、各UEの下りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
シナリオ4:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信し、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する。
具体的には、図17を参照すると、図17は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。図17に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いる送信機は1つだけであり、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内には1つのUE、すなわちUE1しかなく、UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
さらに、図18に示すように、図18は、図17のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUEは、全域に展開したものを排他的に占有してよく、上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、上りリンク伝送のためだけに使用されてよい、またはプライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンク伝送のためだけに使用されてよい。上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図19に示すように、図19は、図17のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。フレーム形式には、上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数の構成比の問題がない。具体的には、各上りリンクサブフレームU1および各下りリンクサブフレームD1は、UEに関する情報のみを含む。本シナリオにおけるSRS信号を挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRS信号を挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRS信号の挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ4では、ビーム内には1つのUEしかなく、UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持ち、UEは、帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、UEは、300MHzの帯域幅を占有し、300MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートされ得る。したがって、UEの容量が著しく改善されている。
シナリオ5:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である。
具体的には、図20を参照すると、図20は、本発明の一実施形態による、さらにまた別の通信シナリオの概略図である。図20に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を共有する複数の送信機が存在する、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在する。図20の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に2つのUE、すなわちUE1およびUE2が存在し、UE1のみが利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない第1の送信機、すなわちUE2と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機、すなわちUE1とを含む。
プライマリ通信経路は、第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図21に示すように、図21は、図20のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の下りリンクは、周波数分割方式で区別され、UE2の上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別され、UE1の上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されてよい。UE1の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立であり、UE2の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図22に示すように、図22は、図20のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。UE1およびUE2は、下りリンクおよび下りリンクビームのフレーム形式を共有するため、UE2が上りリンクデータを時分割多重方式で送信する場合、UE1に属する帯域幅は、アイドル状態のみとなり得る。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、さらに、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。UE1の上りリンクサブフレームU1は、セカンダリ通信経路を用いて空間多重方式で送信され得ることから、UE1の上りリンクサブフレームU1は、独立なフレーム形式を有する。具体的には、セカンダリ通信経路を用いて送信される各上りリンクサブフレームU1は、UE1に関する情報のみを含み、プライマリ通信経路を用いて送信される各下りリンクサブフレームDは、UE1に関する情報とUE2に関する情報とを順次含む、すなわち、UE1に関する情報とUE2に関する情報とは、D1とD2とにそれぞれ対応する。各上りリンクサブフレームUにおいて、UE1に属する周波数帯域は、アイドル状態であり、かつ図22においてXで表され、UE2に属する周波数帯域は、UE2に関する情報を含む、すなわち、UE2に関する情報は、U2に対応する。本シナリオにおけるSRS信号を挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRS信号を挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。SRS信号の挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。さらに、UE2の上りリンクデータは、特定の技術を用いて、プライマリ通信経路において上りリンクサブフレーム内かつUE1の帯域幅で送信されるようにさらに制御されてよい。
シナリオ5では、ビーム内には複数のUEがあるが、各UEが、利用可能なセカンダリ通信経路を持つわけではない。すべてのUEは、下りリンク周波数帯リソースを共有し、準最適経路を持つUEが、上りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビームが、UE1とUE2とだけを含み、UE1のみが対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、各UEの下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE2の上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE1の上りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない第1の送信機、すなわちUE2と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機、すなわちUE1とを含む。
プライマリ通信経路は、第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図23を参照すると、図23は、図20に示すシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の上りリンクは、周波数分割方式で区別され、UE2の上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別され、UE1の上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されてよい。UE1の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立であり、UE2の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図24に示すように、図24は、図20のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。UE1およびUE2は、上りリンクおよび上りリンクビームのフレーム形式を共有するため、UE2が下りリンクデータを時分割多重方式で送信する場合、UE1に属する帯域幅は、アイドル状態のみとなり得る。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、さらに、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。UE1の下りリンクサブフレームU1は、セカンダリ通信経路を用いて空間多重方式で送信され得ることから、UE1の下りリンクサブフレームD1は、独立なフレーム形式を有する。具体的には、セカンダリ通信経路を用いて送信される各下りリンクサブフレームD1は、UE1に関する情報のみを含み、プライマリ通信経路を用いて送信される各上りリンクサブフレームUは、UE1に関する情報とUE2に関する情報とを順次含む、すなわち、UE1に関する情報とUE2に関する情報とは、U1とU2とにそれぞれ対応する。各下りリンクサブフレームDにおいて、UE1に属する周波数帯域、すなわち、図24におけるXは、アイドル状態であり、UE2に属する周波数帯域は、UE2に関する情報を含む、すなわち、UE2に関する情報は、D2に対応する。さらに、UE2の下りリンクデータは、特定の技術を用いて、プライマリ通信経路において下りリンクサブフレーム内かつUE1の帯域幅で送信されるようにさらに制御されてよい。
先述のシナリオでは、ビーム内には複数のUEがあるが、各UEが、利用可能なセカンダリ通信経路を持つわけではない。すべてのUEは、上りリンク周波数帯リソースを共有し、準最適経路を持つUEが、下りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビームが、UE1とUE2とだけを含み、UE1のみが対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、各UEの上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE2の下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE1の下りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
フレーム形式は、具体的な通信シナリオに従って確定され、各UEについて、上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するために使用される通信経路(プライマリ通信経路および対応するセカンダリ通信経路を含む)が確定された後、BSとUEとの間の通信を行う準備ができる。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信したSRSに従ってSRSを送信するUEとの通信のためのプライマリ通信経路を確定した後、現BSは、さらに、UEに対するセカンダリ通信経路を確定し、プライマリ通信経路上のビーム内に存在する別のUEのセカンダリ通信経路を抽出し、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って確定された通信シナリオに基づいてプライマリ通信経路上のビーム内の各UEと通信し、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図25を参照すると、図25は、本発明の一実施形態による、通信機器の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における通信機器は、受信機300と、送信機400と、メモリ200と、プロセッサ100とを含み、メモリ200は、高速RAMメモリであってもよいし、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリであってもよい。コンピュータ記憶媒体として、メモリ200は、対応するアプリケーションプログラムなどを記憶する。データ接続は、受信機300と、送信機400と、メモリ200と、プロセッサ100との間でバスを用いて、または別の方式で行われてよい。本実施形態では、バスを用いて行う接続を説明する。具体的には、本発明の本実施形態における通信機器は、先述の通信装置を含んでよく、具体的には、受信機、例えばBSまたはMSとして使用できる機器に対応し得る。
プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、
プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップと、
を実行する。
場合により、第1のSRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するステップであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、ステップと、
目標送信機が使用した広角ビームを最適な到達方向に狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定する、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、ステップと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
受信機300を用いて、目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、
第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を特に実行する。
さらに、場合により、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定するステップと、
判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出するステップと、
目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を特に実行する。
具体的には、目標送信機は、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。受信機は、目標UEが目標方向に送信したSRSを受信し、目標UEが全方向に送信したSRSの検出が完了するまで、その方向におけるチャネル品質を計算および確定し、次いで、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用できる。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信するステップであって、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、ステップ
を特に実行する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
さらに、場合により、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップであって、
上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入する、ステップと、
特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入するステップと、
を含む、ステップ
をさらに実行する。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信機が受信したSRS信号に従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
当業者であれば、上記各実施形態における方法の手順の全部または一部を関連ハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実現することができることを理解するはずである。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。プログラムが走ると、上記方法実施形態の各手順が実行され得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(英語による完全名称:Read−Only Memory、略称ROM)、ランダムアクセスメモリ(英語による完全名称:Random Access Memory、略称RAM)などであってよい。
上の開示は、本発明の単なる例示的な実施形態であり、当然のことながら、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。したがって、本発明の特許請求の範囲に従ってなされる均等な変形は、本発明の範囲に包含されるものとする。
10 第1の確定モジュール
20 第2の確定モジュール
30 通信モジュール
40 挿入モジュール
100 プロセッサ
101 方向確定ユニット
102 狭ビーム化ユニット
200 メモリ
201 第1の経路取得ユニット
202 第2の経路取得ユニット
300 受信機
301 第1の送信ユニット
302 第2の送信ユニット
303 第3の送信ユニット
304 第4の送信ユニット
305 第5の送信ユニット
306 第6の送信ユニット
307 第7の送信ユニット
308 第8の送信ユニット
309 第9の送信ユニット
310 第10の送信ユニット
311 第11の送信ユニット
312 第12の送信ユニット
400 送信機
2011 判断サブユニット
2012 更新サブユニット
本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法および通信装置に関する。
現在の無線アクセス方式は、従来のセルラー帯域アクセスのみに限られており、この場合、現在の無線アクセス方式の通信周波数帯域は、2.6GHz未満であり、基地局(英語による完全名称:Base Station、略称BS)と移動局(英語による完全名称:Mobile Station、略称MS)との間、BS間、およびMS間においてブロードキャスト方式で通信が行われ、ブロードキャスト方式で行われる通信は、広角ビームと広いカバレッジエリアとを特徴とする。同じセクタは1つのビームと考えることができ、そのビームがカバーするMSは、異なる周波数を占有することにより帯域幅を共有し、そのビームがカバーするMSが多いほど、各MSが占有する帯域幅が少なくなり、かつ各MSの容量が小さくなるということであり、そうなると、ユーザが送信するサービスデータのサイズは、大幅に制限される。
ネットワーク技術の発展に伴って、人間社会が次のデジタル社会の波を迎えることは確かである。例えば、5G無線ネットワークは、より大きくかつより速い容量増加という要件を満たす必要があり、そのためには、より多くの新しい周波数帯の割り当てが求められる。高周波技術の幅広い研究によって、一部のチャネルにおける高周波通信の損失は、通信で許容される範囲内に収まることが確かめられている。したがって、6GHzから300GHzの高周波帯域にある広い帯域幅のおかげで、データ容量を増やすことができる。高周波帯域は狭ビームと集束エネルギーとによって特徴づけられていることから、なんらかの物体への反射もしくは回折、または透過によってもたらされるエネルギー損失は比較的小さく、信号品質の要件もまだ満たすことができる。高周波無線通信は、既に、将来の無線通信の開発にとって避けられない流れである。
従来技術では、BSとMSとの間、BS間、およびMS間には、最適な品質のチャネルのみが検索されて使われていたものの、高周波通信は、1つのビームのみを用いて実施され、システムの伝送容量は依然として限られている。
本発明の実施形態は、通信方法および装置を提供するものであり、これは、システムの伝送容量をある程度まで効果的に改善できる。
第1の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信装置を提供し、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するように構成される第1の確定モジュールであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、第1の確定モジュールと、
第1の確定モジュールが確定したプライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の確定モジュールと、
第1の確定モジュールが確定したプライマリ通信経路と第2の確定モジュールが確定したセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するように構成される通信モジュールと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第1の可能な実施方式では、第1の確定モジュールは、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するように構成される方向確定ユニットであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、方向確定ユニットと、
目標送信機が使用した広角ビームを方向確定ユニットが確定した最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定するように構成される狭ビーム化ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第2の可能な実施方式では、第2の確定モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第1の経路取得ユニットであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、第1の経路取得ユニットと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の経路取得ユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第2の可能な実施方式に関連して、第3の可能な実施方式では、第1の経路取得ユニットは、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信し、かつ第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得し、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するように構成される判断サブユニットと、
判断サブユニットの判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するように構成される更新サブユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式では、更新サブユニットは、
判断サブユニットの判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定し、判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出し、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する
ように特に構成される。
第1の実施態様に関連して、第5の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第1の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第1の送信ユニットと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第2の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第2の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第6の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第3の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第3の送信ユニットと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第4の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第4の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第7の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第5の送信ユニット、または
送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第6の送信ユニットであって、
送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは、空間多重方式で送信され、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、第6の送信ユニット
を含む。
第1の実施態様に関連して、第8の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第7の送信ユニットであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第7の送信ユニットと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第8の送信ユニットであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第8の送信ユニットと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第9の送信ユニットであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第9の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様に関連して、第9の可能な実施方式では、通信モジュールは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第10の送信ユニットであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第10の送信ユニットと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第11の送信ユニットであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第11の送信ユニットと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第12の送信ユニットであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第12の送信ユニットと、
を含む。
第1の実施態様の第5の可能な実施方式、または第1の実施態様の第6の可能な実施方式、または第1の実施態様の第7の可能な実施方式、または第1の実施態様の第8の可能な実施方式、または第1の実施態様の第9の可能な実施方式に関連して、第10の可能な実施方式では、通信装置は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するように構成される挿入モジュールであって、
挿入モジュールは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入し、特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入する
ように特に構成される、挿入モジュール
をさらに含む。
第2の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信方法をさらに提供し、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、
プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第1の可能な実施方式では、第1のSRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップは、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するステップであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、ステップと、
目標送信機が使用した広角ビームを最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定する、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第2の可能な実施方式では、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、ステップと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するステップと、
を含む。
第2の実施態様の第2の可能な実施方式に関連して、第3の可能な実施方式では、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップは、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、
第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を含む。
第2の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式では、通信方法は、
目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いてビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、その方向に送信した第2のSRSを目標送信機が目標方向に送信した第2のSRSとして用いるステップと、目標送信機が全方向に送信した第2のSRSに対する検出が完了するまで、第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップを繰り返し実行するステップと、
をさらに含む。
第2の実施態様の第3の可能な実施方式に関連して、第5の可能な実施方式では、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップは、
目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定するステップと、
判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出するステップと、
目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第6の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第7の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第8の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信するステップであって、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、ステップ
を含む。
第2の実施態様に関連して、第9の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様に関連して、第10の可能な実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップは、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を含む。
第2の実施態様の第6の可能な実施方式、または第2の実施態様の第7の可能な実施方式、または第2の実施態様の第8の可能な実施方式、または第2の実施態様の第9の可能な実施方式、または第2の実施態様の第10の可能な実施方式に関連して、第11の可能な実施方式では、通信方法は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップであって、
上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入する、ステップと、
特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入するステップと、
を含む、ステップ
をさらに含む。
第3の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶し、プログラムを実行した時に、上記第2の実施態様における通信方法にあるステップの一部またはすべてが実行される。
第4の実施態様によれば、本発明の一実施形態は、通信機器をさらに提供し、上記第1の実施態様における通信装置を含む。
本発明の実施形態を実施することにより、以下の有益な効果が達成される。
本発明の実施形態によれば、受信機が受信したSRSに従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、各実施形態または従来技術を説明するのに必要とされる添付の図面について簡単に記述する。当然のことながら、以下の説明における添付の図面は、本発明の一部の実施形態を単に示すものであり、当業者は、創造的努力がなくても、これらの添付の図面から他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態による、通信装置の概略的な構造図である。 本発明の一実施形態による、別の通信装置の概略的な構造図である。 本発明の一実施形態による、通信方法の概略的な相互作用図である。 本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための方法の概略的な流れ図である。 本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための別の方法の概略的な流れ図である。 本発明の一実施形態による、通信シナリオの概略図である。 図6のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図6のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、別の通信シナリオの概略図である。 図9のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図9のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図12のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図12のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。 図12のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。 図12のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図17のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図17のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。 図20のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。 図20のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。 図20のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。 図20のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。 本発明の一実施形態による、通信機器の概略的な構造図である。
以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的な解決策を明確かつ完全に説明する。当然のことながら、説明される実施形態は、単に本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者によって創造的努力なしに得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の実施形態における受信機は、基地局(英語による完全名称:Base Station、略称BS)を指す場合もあれば、移動局(英語による完全名称:Mobile Station、略称MS)を指す場合もあり、送信機もまた、MSであってもBSであってもよく、本発明の実施形態における通信は、BS間、BSとMSとの間、およびMS間における通信を含むが、これに限定されない。MSは、ユーザ機器(英語による完全名称:User Equipment、略称UE)を含む。
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による、通信装置の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における装置は、受信機、例えば基地局として使用され得る通信機器に特に適用できる。具体的には、装置は、第1の確定モジュール10と、第2の確定モジュール20と、通信モジュール30とを含み得る。
第1の確定モジュール10は、第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するように構成され、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である。
具体的な実施形態では、送信機、例えばUEは、正常な通信を確実にするために、広角ビームを用いて接続され得る。広角ビームを用いることによる接続のプロセスは、従来の無線セルラー通信による接続のプロセスと同じであり、ここでは細部を説明しない。具体的には、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機、例えば新規に接続されたUEが送信した、サウンディング参照信号(英語による完全名称:Sounding Reference Signal、略称SRS)、すなわち第1のSRSを受信した場合、第1の確定モジュール10が始動されて、UEと現受信機すなわちBSとの間のプライマリ通信経路を確定し得る。
プライマリ通信経路は、従来の無線セルラー通信による接続中に使用される通信経路、すなわち、最適なチャネル品質を有する通信経路を指すこともできる。一般的に、プライマリ通信経路は、見通し(英語による完全名称:Line of Sight、略称LoS)チャネルである。LoSチャネルがない場合、または一部の極めて特殊な場合にLoSチャネルの品質が非見通し(英語による完全名称:non−Line of Sight、略称NLoS)チャネルの品質よりも劣る場合、プライマリ通信経路は、NLoSチャネルである。
場合により、本発明の本実施形態における方法は、ミリ波帯を通信周波数帯域として用いることにより実施できる。ミリ波は、30GHzから300GHzの高周波帯域を指し、比較的強い指向性ならびにより集束した狭ビームを有する。したがって、ミリ波を用いて通信を行うことにより、より高いアンテナ利得が得られる。加えて、ミリ波は集束ビームエネルギーによって特徴づけられることから、反射経路や回折経路上のエネルギー損失は比較的小さい。したがって、ミリ波を通信に使用できる。
第2の確定モジュール20は、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される。
第1の確定モジュール10が目標UEに対応するプライマリ通信経路を確定した後、第2の確定モジュール20は、UEと現BSとの間のプライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する識別子を取得、すなわち、プライマリ通信経路を用いて通信を行うUEの識別子を取得して、各UEについてセカンダリ通信経路、すなわち、プライマリ通信経路以外で最適なチャネル品質を有する通信経路を確定し得る。
具体的な実施形態では、従来の無線セルラー通信によって目標UEを接続した後、目標UEに対応するBS、すなわち現受信機は、広角ビームを狭ビームに分割するように、ひいてはユーザが分割されるように制御し、ユーザ容量およびシステム容量を改善するために、UEに対応するセカンダリ通信経路のためのそれぞれのエリアをさらに検索し得る。具体的には、セカンダリ通信経路は、一般的な場合、NLoSチャネルであり得る。
通信モジュール30は、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路と第2の確定モジュール20が確定したセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するように構成される。
具体的な実施形態では、通信モジュール30は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する確定したプライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って、プライマリ通信経路上のビーム内のUEと通信し得る。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信機が受信したSRSに従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
図2を参照すると、図2は、本発明の一実施形態による、別の通信装置の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における装置は、上記通信装置の、第1の確定モジュール10と、第2の確定モジュール20と、通信モジュール30とを含む。さらに、本発明の本実施形態では、第1の確定モジュール10は、方向確定ユニット101と狭ビーム化ユニット102とを特に含む。
方向確定ユニット101は、第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するように構成される。
第1のSRSは、目標送信機、例えば新規に接続されたUEが、全域に展開した広角ビームを用いて送信する。
方向確定ユニット101が、全域に展開した広角ビームを用いて目標UEが送信したSRS、すなわち第1のSRSを受信した場合、方向確定ユニット101は、SRSをたった今受信した方向から、予め設定した確定規則に従って、最適な到達方向を確定し、最適な到達方向に関する位置情報を新規に接続されたUEに返すことができる。予め設定した確定規則は、特定のアルゴリズムおよび特定の基準に従って形成されてよい。例えば、方向確定ユニット101は、全方向のSRSに従って、全方向に対応する信号対干渉および雑音電力比(英語による完全名称:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称SINR)値を取得し、SINR値のうちの最大のSINR値に対応する方向を最適な到達方向として選択してよい。
狭ビーム化ユニット102は、目標送信機が使用した広角ビームを方向確定ユニット101が確定した最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定するように構成される。
方向確定ユニット101が最適な到達方向を確定した後、狭ビーム化ユニット102は、UEが使用した広角ビームを最適な到達方向において狭めることができる。例えば、狭ビーム化ユニット102は、プリコーディング調整モジュールおよびビームフォーミングモジュールなどの関連するビーム制御モジュールを制御して、ビームを最適な到達方向において狭める。さらに、最適な到達方向に関連し、かつBSが返す情報を受信した後、SRSを送信したUE、すなわち目標UEは、プリコーディング調整モジュールおよびビームフォーミングモジュールなどの関連するビーム構成モジュールを制御して、現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得するために、ビームを最適な到達方向において狭めることができる。
さらに、本発明の本実施形態では、第2の確定モジュール20は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第1の経路取得ユニット201であって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、第1の経路取得ユニット201と、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の経路取得ユニット202と、
を含み得る。
第2のSRSは、送信機が全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSである。
確定することによって現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得した後、第1の経路取得ユニット201は、目標UEのセカンダリ通信経路を取得してよく、第2の経路取得ユニット202は、プライマリ通信経路を共有する別のUEに対応するセカンダリ通信経路を抽出して、プライマリ通信経路を用いて通信を行うすべてのUE、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内のすべてのUEに対応するセカンダリ通信経路を確定してよい。プライマリ通信経路を共有する別のUEは、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在するUEであり、既存UEと現BSとの間のセカンダリ通信経路を記録および保存してよい。さらに、既存のUEのセカンダリ通信経路を確定する際、第2の経路取得ユニット202は、記録および保存されたセカンダリ通信経路を抽出するだけでよい。
さらに、場合により、第1の経路取得ユニット201は、判断サブユニット2011と、更新サブユニット2012とを含み得る。
判断サブユニット2011は、目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信し、かつ第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得し、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するように構成される。
目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRS、すなわち第2のSRSを判断サブユニット2011が受信した場合、判断サブユニット2011は、SRSに従って現時点の方向におけるチャネル品質を計算し、計算により現時点の方向におけるチャネル品質を取得した後、現時点の方向におけるチャネル品質を、先行時点において計算により取得したチャネル品質と比較し、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いかどうかを検出してよい。
更新サブユニット2012は、判断サブユニット2011の判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するように構成される。
更新サブユニット2012は、
判断サブユニット2011の判定結果が、チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いというものであった場合、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定し、判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出し、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する
ように特に構成され得る。
判断サブユニット2011が、目標方向におけるチャネル品質、すなわち、現時点の方向が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出した場合、それは、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新され得ることを示す。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新する前に、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路であるかをさらに検出してよい。現時点の方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではない場合、目標方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新される。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路ではないと検出された場合、その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定したサービス品質(英語による完全名称:Quality of Service、略称QoS)閾値よりも高いかどうかをさらに検出してよい。その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新されてよい。QoS閾値は、特定のチャネル品質要件に従って設定されてよく、これは、本発明の本実施形態において限定されるものではない。
具体的には、目標UEは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。判断サブユニット2011は、目標UEが目標方向に送信したSRSを受信し、目標UEが全方向に送信したSRSの検出を第1の経路取得ユニット201が完了するまで、その方向におけるチャネル品質を計算および確定し、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用する。
さらに、場合により、目標UEに対応するセカンダリ通信経路を確定することは、UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSをBSが受信した後、計算および比較により全方向におけるチャネル品質を取得し、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外の全方向におけるチャネル品質のうちの(予め設定したQoS閾値を満たす)最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として直接選択することであってよい。
任意の実施方式では、本発明の本実施形態において、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第1の送信ユニット301であって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第1の送信ユニット301と、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第2の送信ユニット302であって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第2の送信ユニット302と、
を含み得る。
場合により、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第3の送信ユニット303であって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第3の送信ユニット303と、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第4の送信ユニット304であって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第4の送信ユニット304と、
を代替的に含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行う少なくとも2つの送信機、例えばUEがあり、かつ各UEは、セカンダリ通信経路を持つと判定した場合、通信モジュール30は、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路を別々に選択してよく、各UEの、対応するセカンダリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、空間分割方式において区別される。
任意の実施方式では、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第5の送信ユニット305、または
送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御し、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第6の送信ユニット306であって、
送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは、空間多重方式で送信され、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、第6の送信ユニット306
を含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行うUEが1つだけであり、かつUEは、セカンダリ通信経路を持つと判定した場合、通信モジュール30は、UEに対応する上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路をそれぞれ選択してよい。例えば、第1の確定モジュール10が確定したプライマリ通信経路は、UEに対応する上りリンクサブフレームを送信するために使用でき、第2の確定モジュール20が確定したセカンダリ通信経路は、UEに対応する下りリンクサブフレームを送信するために使用でき、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、空間分割方式において区別される。
任意の実施方式では、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第7の送信ユニット307であって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第7の送信ユニット307と、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第8の送信ユニット308であって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第8の送信ユニット308と、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第9の送信ユニット309であって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第9の送信ユニット309と、
を含み得る。
場合により、通信モジュール30は、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第10の送信ユニット310であって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第10の送信ユニット310と、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するように構成される第11の送信ユニット311であって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第11の送信ユニット311と、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するように構成される第12の送信ユニット312であって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第12の送信ユニット312と、
を代替的に含み得る。
第2の確定モジュール20が、プライマリ通信経路を用いて通信を行う少なくとも2つのUEがあり、かつセカンダリ通信経路を持つUEの数がゼロよりも大きいが、UEの総数未満であると判定した場合、通信モジュール30は、各UEに対応する上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを送信するための通信経路をそれぞれ選択してよく、各UEの、対応するセカンダリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、空間分割方式において区別され、各UEの、対応するプライマリ通信経路を用いて送信されるリンクサブフレームは、時分割方式において区別される。
さらに、本発明の本実施形態では、本装置は、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するように構成される挿入モジュール40
をさらに含み得る。
挿入モジュールは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入し、特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入する
ように特に構成される。
第3のSRSは、対応するUEが返すSRS情報に従って現BS(すなわち、受信機)によって取得される。
具体的な実施形態では、フレーム形式は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応するセカンダリ通信経路に従って確定され、次いで、上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するための通信経路が確定され、その結果、プライマリ通信経路上のビーム内のBSとUEとの間の通信が行われる。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信したSRSに従ってSRSを送信するUEとの通信のためのプライマリ通信経路を確定した後、現BSは、さらに、UEに対するセカンダリ通信経路を確定し、プライマリ通信経路上のビーム内に存在する別のUEのセカンダリ通信経路を抽出し、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って確定された通信シナリオに基づいてプライマリ通信経路上のビーム内の各UEと通信し、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図3を参照すると、図3は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略的な相互作用図である。本発明の本実施形態は、例として、BS(すなわち、受信機)とUE(すなわち、送信機)との間の通信を用いて説明する。具体的には、本方法は、以下を含む。
S301:目標UEが、全域に展開した広角ビームを用いてSRSを送信する。
S302:BSが、SRSに従ってプライマリ通信経路を確定する。
具体的な実施形態では、UEは、正常な通信を確実にするために、広角ビームを用いて接続され得る。広角ビームを用いることによる接続のプロセスは、従来の無線セルラー通信による接続のプロセスと同じである。具体的には、目標UE、例えば、新規に接続されたUEが全域に展開した広角ビームを用いて送信したSRSを受信すると、現BSが始動されて、現BSとUEとの間のプライマリ通信経路を確定できる。
任意の実施方式では、本発明の本実施形態において、BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路が確定されると、プライマリ通信経路を確定するために、受信したSRSに従って最適な到達方向が確定され得る。SRSは、目標UE、例えば新規に接続されたUEが、全域に展開した広角ビームを用いて送信する。
具体的には、現BSが、全域に展開した広角ビームを用いて目標UEが送信したSRSを受信した場合、現BSは、SRSをたった今受信した方向から、予め設定した確定規則に従って、最適な到達方向を確定し、最適な到達方向に関する位置情報を新規に接続されたUEに返すことができる。予め設定した確定規則は、特定のアルゴリズムおよび特定の基準に従って形成されてよい。例えば、BSは、全方向のSRSに従って、全方向に対応するSINR値を取得し、SINR値のうちの最大のSINR値に対応する方向を最適な到達方向として選択してよい。
最適な到達方向が確定された後、BSとUEとは、UEが使用した広角ビームを最適な到達方向において狭めることができる。例えば、BSとUEとは、プリコーディング調整モジュールおよびビームフォーミングモジュールなどの関連するビーム制御モジュールを制御して、ビームを最適な到達方向において狭め、狭めたビームが現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路として配置される通信経路を確定する。
S303:目標UEは、別のサブアレイをスケジューリングし、全域に展開した狭ビームを用いてSRSを送信する。
S304:BSは、SRSに従って目標UEの利用可能なセカンダリ通信経路を確定する。
目標UEのプライマリ通信経路を確定した後、各識別子が示すUEのセカンダリ通信経路、すなわち、プライマリ通信経路以外で最適なチャネル品質を有する通信経路を確定するために、目標UEと現BSとの間のプライマリ通信経路を用いて通信を行うUEの識別子、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内の各UEに対応する識別子を取得してよい。
具体的な実施形態では、従来の無線セルラー通信によって目標UEを接続した後、目標UEに対応するBS、すなわち現受信機は、広角ビームが狭ビームに分割されるように、またユーザが分割されるように制御し、ユーザ容量およびシステム容量を改善するために、UEに対応するセカンダリ通信経路のための対応するエリアをさらに検索し得る。具体的には、セカンダリ通信経路は、一般的な場合、NLoSチャネルであり得る。
具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUEは、新規に接続されたUE、すなわちSRSを送信する目標UEと、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在し、そのセカンダリ通信経路が確定されているUEとに分類されてよい。場合により、目標UEに対応するセカンダリ通信経路は、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSを検出することによって確定されてよい。
S305:プライマリ通信経路上のビーム内の別のUEに対応するセカンダリ通信経路を確定する。
さらに、場合により、確定することによって現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路を取得した後、プライマリ通信経路を共有する別のUEに対応するセカンダリ通信経路がさらに抽出されて、プライマリ通信経路を用いて通信を行うすべてのUE、すなわち、プライマリ通信経路上のビーム内のすべてのUEに対応するセカンダリ通信経路を確定してよい。プライマリ通信経路を共有する別のUEは、プライマリ通信経路上のビーム内に既に存在するUEであり、既存UEと現BSとの間のセカンダリ通信経路を記録および保存してよい。さらに、記録および保存されたセカンダリ通信経路は、既存のUEのセカンダリ通信経路を確定するためだけに抽出すればよい。
S306:各UEに対応するプライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って各UEと通信する。
具体的な実施形態では、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は、プライマリ通信経路上のビーム内のUEに対応し、かつ確定することによって取得されるセカンダリ通信経路に従って確定され、次いで、各UEに対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するために使用される通信経路が確定され、その結果、プライマリ通信経路上のビーム内のBSとUEとの間の通信が行われる。
本発明の本実施形態を実施することにより、現BSとSRSを送信する目標UEとの間の通信のためのプライマリ通信経路を、SRSに従って確定でき、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各UEについてセカンダリ通信経路を確定してよく、その結果、各UEとの通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図4を参照すると、図4は、本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための方法の概略的な流れ図である。本発明の本実施形態における方法は、受信機、例えばBSまたはMSとして使用され得る通信機器に特に適用できる。具体的には、本方法は、以下を含む。
S401:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信したサウンディング参照信号SRSを受信する。
S402:SRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得する。
SRSを送信するUE、すなわち目標UE(目標送信機)が全域に展開した狭ビームを用いて送信したSRSを現BSが受信した場合、現BSは、SRSに従って現時点の方向におけるチャネル品質を計算する。
S403:チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定する。
計算により現時点の方向におけるチャネル品質を取得した後、現BSは、現時点の方向におけるチャネル品質を、先行時点において計算により取得したチャネル品質と比較し、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いかどうかを検出する。
S404:チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する。
目標方向におけるチャネル品質、すなわち、現時点の方向が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高い場合、それは、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新され得ることを示す。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路に更新する前に、現時点の方向におけるチャネル品質が、先行時点において計算により取得したチャネル品質よりも高いと検出した場合、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路であるかをさらに検出してよい。現時点の方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではない場合、目標方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新される。
さらに、現時点の方向に対応する通信経路が現BSと目標UEとの間のプライマリ通信経路ではないと検出された場合、その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定したQoS閾値よりも高いかどうかをさらに検出してよい。その時点の方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高いと検出された場合、現時点の方向に対応する通信経路は、セカンダリ通信経路に更新されてよい。QoS閾値は、特定のチャネル品質要件に従って設定されてよく、これは、本発明の本実施形態において限定されるものではない。
S405:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いてビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に送信したSRSを受信し、その方向に送信したSRSを目標送信機が目標方向に送信したSRSとして用いる。
S406:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSに対する検出が完了した場合、目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する。
目標UEは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。目標UEが送信したSRSを現BSが受信した場合、現BSは、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSに対する検出を現BSが完了するまで、S402からS405を繰り返し実行し、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用する。
本発明の本実施形態を実施することにより、目標UEが送信したSRSを受信した後、現BSは、現時点の方向におけるチャネル品質を先行時点の方向におけるチャネル品質と比較して、目標UEに対応するセカンダリ通信経路を更新するかどうかを確定し、目標UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に予め設定した時間間隔で送信したSRSに対する検出を現BSが完了した後、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用してよい。
図5を参照すると、図5は、本発明の一実施形態による、セカンダリ通信経路を確定するための別の方法の概略的な流れ図である。具体的には、本方法は、以下を含む。
S501:目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したサウンディング参照信号SRSを受信する。
S502:SRSに従って全方向におけるチャネル品質を計算する。
目標UEは、全域に展開した狭ビームを用いて全方向にSRSを送信し、現BSは、目標UEが送信したSRSを受信し、受信したSRSに従って全方向に対応する通信経路のチャネル品質を計算する。具体的には、全方向にSRSを送信することは、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に、全域に展開した狭ビームを用いてSRSを送信することにより実施されてよい。
S503:全方向であり、かつ計算により得られたチャネル品質に従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する。
計算により全方向に対応するチャネル品質を取得した後、現BSは、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外で最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として選択してよい。
さらに、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外で最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として選択する前に、通信経路に対応するチャネル品質が予め設定したQoS閾値よりも高いかどうかをさらに検出し、通信経路に対応するチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、通信経路は、目標UEに対応するセカンダリ通信経路として確定されてよい。
本発明の本実施形態を実施することにより、UEが全域に展開した狭ビームを用いて全方向に送信したSRSを受信した後、BSは、計算および比較により全方向におけるチャネル品質を取得し、プライマリ通信経路の方向におけるチャネル品質以外の全方向におけるチャネル品質のうちの最適なチャネル品質を有する方向に対応する通信経路を目標UEに対応するセカンダリ通信経路として直接選択できる。
さらに、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信することは、以下の5つの通信シナリオを含み得る。
シナリオ1:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ
各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持たない場合、送信機に対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成され、送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は同じであり、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、送信機に対応する情報を含み、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを周波数分割多重方式で割り当てる。
具体的には、図6を参照すると、図6は、本発明の一実施形態による、通信シナリオの概略図である。本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う複数の送信機が存在し得る、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在し得る。図6の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に3つのUE(すなわち、3つの送信機)、すなわちそれぞれ、UE1、UE2、およびUE3が存在し、これらUEのいずれもセカンダリ通信経路を持たない。
さらに、図7に示すように、図7は、図6のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、UE1、UE2、およびUE3は、周波数分割方式で区別され、上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別される。
さらに、各UEに対応する上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図8に示すように、図8は、図6のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成されてよく(図8では、構成は、4:4で行われる)、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。具体的には、SRSは、予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に挿入される。例えば、1つのSRSは、2つのサブフレーム毎に挿入されてよく、このことを、図8の影付きブロックで表す。挿入されたSRSは、プライマリ通信経路上のビーム内のUEが返すSRS情報に基づいて現BSによって取得されてよい。下りリンクサブフレーム間、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとの間にSRSを挿入する場合、SRSを、挿入のために、特定のサブフレームSにラップする必要がある。上りリンクサブフレーム間にSRSを挿入する場合、SRSを、最後のサブフレームのデータブロックの後に配置するだけでよい(または、挿入のために、特定のサブフレームSにラップしてもよい)。図8に示すように、各上りリンクサブフレームUと各下りリンクサブフレームDとは、周波数割り当てに従って、UE1、UE2、およびUE3に関連する情報を順次含み、これらは、それぞれ、U1およびD1、U2およびD2、ならびにU3およびD3に対応し得る。さらに、SRSの挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ1では、1つのビーム内に複数のUE(シナリオ1では3つのUE)が存在し、UEのうちのどれも対応するセカンダリ通信経路を持たないが、ブロードキャスト方式の従来の無線セルラー通信システムと比べると、シナリオ1のビームは、ある程度狭められている、すなわち、各ビームがカバーするUEの数が少ない。したがって、周波数分割方式において周波数帯域が多重化された場合、より広い帯域幅を各UEに割り当てされ得る。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、帯域幅は、3つのUEに対して均等に割り当てられ、各UEは、100MHzの帯域幅を占有し、100MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートされ得る。ブロードキャスト方式の従来のセルラー通信システムでは、各ビーム内に数百のUEがあり、各UEの帯域幅は、1MHz未満である。したがって、UEの容量およびシステム容量が改善されている。
シナリオ2:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ
識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持たない場合、送信機に対応する上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比に従って構成され、送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
上りリンクおよび下りリンクサブフレームのフレーム形式は同じであり、上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、送信機に関する情報を含み、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する。
具体的には、図9を参照すると、図9は、本発明の一実施形態による、別の通信シナリオの概略図である。図9に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機は1つだけであり、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内には1つのUE、すなわちUE1しかなく、UEは、セカンダリ通信経路を持たない。シナリオ2は、シナリオ1の特殊な例とみなしてもよい。
さらに、図10に示すように、図10は、図9のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1は、全域に展開したものを排他的に占有し、周波数分割方式で区別され、上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別される。
さらに、UE1に対応する上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図11に示すように、図11は、図9のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。各上りリンクサブフレームU1および各下りリンクサブフレームD1は、UE1に関する情報のみを含む。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。具体的には、本シナリオにおけるSRSを挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRSを挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRSの挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ2では、UEは対応するセカンダリ通信経路を持たないが、ビーム内には1つのUEしかなく、UEは、帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、UEは、300MHzの帯域幅を占有し、300MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートでき、したがって、UEの容量およびシステム容量が著しく改善されている。
シナリオ3:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つと仮定する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。図12に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いて通信を行う複数の送信機が存在する、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在する。図12の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に2つのUEが存在し、これらはそれぞれ、UE1およびUE2であり、2つのUEのそれぞれが利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
さらに、図13に示すように、図13は、図12のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の上りリンクは、空間分割方式で区別され、2つのUEの下りリンクは、周波数分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送ではなく、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、これに伴い、セカンダリ通信経路が、下りリンクサブフレーム伝送ではなく、上りリンク伝送のためだけに使用される。各UEの上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図14に示すように、図14は、図12のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。本シナリオにおけるフレーム形式には、上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数の構成比の問題がない。具体的には、各上りリンクサブフレームUは、UE1またはUE2に関する情報のみを含み、情報は、U1またはU2にそれぞれ対応する。各下りリンクサブフレームDは、2つのUEに関する情報、すなわちD1およびD2を順次含み得る。本シナリオにおけるSRSを挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRSを挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRSの挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ3では、ビーム内には複数のUEがあり、各UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。すべてのUEは、下りリンク周波数帯リソースを共有し、各UEは、上りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビーム内に2つのUEが存在し、各UEの下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、各UEの上りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図15に示すように、図15は、図12のシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の下りリンクは、空間分割方式で区別され、2つのUEの上りリンクは、周波数分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンク伝送のためだけに使用されてよい。各UEの上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図16に示すように、図16は、図12のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。各下りリンクサブフレームDは、UE1またはUE2に関する情報のみを含み、これは、D1またはD2にそれぞれ対応し、各上りリンクサブフレームUは、2つのUEに関する情報、すなわち、U1またはU2を順次含む。
シナリオ3では、ビーム内には複数のUEがあり、各UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。すべてのUEは、上りリンク周波数帯リソースを共有し、各UEは、下りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビーム内に2つのUEが存在し、各UEの上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、各UEの下りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
シナリオ4:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信し、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する。
具体的には、図17を参照すると、図17は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信シナリオの概略図である。図17に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を用いる送信機は1つだけであり、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内には1つのUE、すなわちUE1しかなく、UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
さらに、図18に示すように、図18は、図17のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUEは、全域に展開したものを排他的に占有してよく、上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、上りリンク伝送のためだけに使用されてよい、またはプライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンク伝送のためだけに使用されてよい。上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立である。図19に示すように、図19は、図17のシナリオにおける対応するフレーム形式の概略図である。フレーム形式には、上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数の構成比の問題がない。具体的には、各上りリンクサブフレームU1および各下りリンクサブフレームD1は、UEに関する情報のみを含む。本シナリオにおけるSRSを挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRSを挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。さらに、SRSの挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。
シナリオ4では、ビーム内には1つのUEしかなく、UEは、利用可能なセカンダリ通信経路を持ち、UEは、帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、UEは、300MHzの帯域幅を占有し、300MHzの帯域幅は、上りリンクおよび下りリンクの両方でサポートされ得る。したがって、UEの容量が著しく改善されている。
シナリオ5:プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である。
具体的には、図20を参照すると、図20は、本発明の一実施形態による、さらにまた別の通信シナリオの概略図である。図20に示すように、本シナリオでは、プライマリ通信経路を共有する複数の送信機が存在する、すなわち、プライマリ通信経路に対応するビーム内に複数の送信機が存在する。図20の具体的な例では、プライマリ通信経路に対応するビーム内に2つのUE、すなわちUE1およびUE2が存在し、UE1のみが利用可能なセカンダリ通信経路を持つ。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない第1の送信機、すなわちUE2と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機、すなわちUE1とを含む。
プライマリ通信経路は、第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図21に示すように、図21は、図20のシナリオにおけるリソース割り当ての概略図である。具体的には、プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の下りリンクは、周波数分割方式で区別され、UE2の上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別され、UE1の上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されてよい。UE1の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立であり、UE2の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図22に示すように、図22は、図20のシナリオにおけるフレーム形式の概略図である。UE1およびUE2は、下りリンクおよび下りリンクビームのフレーム形式を共有するため、UE2が上りリンクデータを時分割多重方式で送信する場合、UE1に属する帯域幅は、アイドル状態のみとなり得る。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、さらに、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。UE1の上りリンクサブフレームU1は、セカンダリ通信経路を用いて空間多重方式で送信され得ることから、UE1の上りリンクサブフレームU1は、独立なフレーム形式を有する。具体的には、セカンダリ通信経路を用いて送信される各上りリンクサブフレームU1は、UE1に関する情報のみを含み、プライマリ通信経路を用いて送信される各下りリンクサブフレームDは、UE1に関する情報とUE2に関する情報とを順次含む、すなわち、UE1に関する情報とUE2に関する情報とは、D1とD2とにそれぞれ対応する。各上りリンクサブフレームUにおいて、UE1に属する周波数帯域は、アイドル状態であり、かつ図22においてXで表され、UE2に属する周波数帯域は、UE2に関する情報を含む、すなわち、UE2に関する情報は、U2に対応する。本シナリオにおけるSRSを挿入する方式は、先述のシナリオにおいてSRSを挿入する方式と同じであり、ここでは細部を説明しない。SRSの挿入間隔は、移動速度要件に従って調整されてよい。さらに、UE2の上りリンクデータは、特定の技術を用いて、プライマリ通信経路において上りリンクサブフレーム内かつUE1の帯域幅で送信されるようにさらに制御されてよい。
シナリオ5では、ビーム内には複数のUEがあるが、各UEが、利用可能なセカンダリ通信経路を持つわけではない。すべてのUEは、下りリンク周波数帯リソースを共有し、準最適経路を持つUEが、上りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビームが、UE1とUE2とだけを含み、UE1のみが対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、各UEの下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE2の上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE1の上りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路は、送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御されてよく、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない第1の送信機、すなわちUE2と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機、すなわちUE1とを含む。
プライマリ通信経路は、第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される。
セカンダリ通信経路は、第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように制御され、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる。
具体的には、図23を参照すると、図23は、図20に示すシナリオにおけるリソース割り当ての別のタイプの概略図である。プライマリ通信経路上のビーム内のUE1およびUE2の上りリンクは、周波数分割方式で区別され、UE2の上りリンクおよび下りリンクは、時分割方式で区別され、UE1の上りリンクおよび下りリンクは、空間分割方式で区別される。
具体的には、プライマリ通信経路は、上りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されるように制御されてよく、セカンダリ通信経路は、下りリンクサブフレーム伝送のためだけに使用されてよい。UE1の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、異なり、かつ互いに独立であり、UE2の上りリンクおよび下りリンクのフレーム形式は、同じである。図24に示すように、図24は、図20のシナリオにおける別のフレーム形式の概略図である。UE1およびUE2は、上りリンクおよび上りリンクビームのフレーム形式を共有するため、UE2が下りリンクデータを時分割多重方式で送信する場合、UE1に属する帯域幅は、アイドル状態のみとなり得る。上りリンクおよび下りリンクサブフレームの数は、予め設定した構成比、例えば4:4に従って構成されてよく、さらに、構成比は、上りリンクおよび下りリンクサービスのスループットに従って調整されてよい。UE1の下りリンクサブフレームD1は、セカンダリ通信経路を用いて空間多重方式で送信され得ることから、UE1の下りリンクサブフレームD1は、独立なフレーム形式を有する。具体的には、セカンダリ通信経路を用いて送信される各下りリンクサブフレームDは、UE1に関する情報のみを含み、プライマリ通信経路を用いて送信される各上りリンクサブフレームUは、UE1に関する情報とUE2に関する情報とを順次含む、すなわち、UE1に関する情報とUE2に関する情報とは、U1とU2とにそれぞれ対応する。各下りリンクサブフレームDにおいて、UE1に属する周波数帯域、すなわち、図24におけるXは、アイドル状態であり、UE2に属する周波数帯域は、UE2に関する情報を含む、すなわち、UE2に関する情報は、D2に対応する。さらに、UE2の下りリンクデータは、特定の技術を用いて、プライマリ通信経路において下りリンクサブフレーム内かつUE1の帯域幅で送信されるようにさらに制御されてよい。
先述のシナリオでは、ビーム内には複数のUEがあるが、各UEが、利用可能なセカンダリ通信経路を持つわけではない。すべてのUEは、上りリンク周波数帯リソースを共有し、準最適経路を持つUEが、下りリンク帯域幅リソースを排他的に使用する。例えば、300MHzの帯域幅を有する周波数帯では、ビームが、UE1とUE2とだけを含み、UE1のみが対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、各UEの上りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE2の下りリンクは、150MHzの帯域幅を占有し、UE1の下りリンクは、300MHzの帯域幅を占有する。したがって、UEの容量およびシステムのスループット容量の両方が大幅に改善される。
フレーム形式は、具体的な通信シナリオに従って確定され、各UEについて、上りリンクおよび下りリンクサブフレームを送信するために使用される通信経路(プライマリ通信経路および対応するセカンダリ通信経路を含む)が確定された後、BSとUEとの間の通信を行う準備ができる。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信したSRSに従ってSRSを送信するUEとの通信のためのプライマリ通信経路を確定した後、現BSは、さらに、UEに対するセカンダリ通信経路を確定し、プライマリ通信経路上のビーム内に存在する別のUEのセカンダリ通信経路を抽出し、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って確定された通信シナリオに基づいてプライマリ通信経路上のビーム内の各UEと通信し、このことにより、システムのデータ伝送スループットおよびデータ伝送効率が効果的に改善され得る。
図25を参照すると、図25は、本発明の一実施形態による、通信機器の概略的な構造図である。本発明の本実施形態における通信機器は、受信機300と、送信機400と、メモリ200と、プロセッサ100とを含み、メモリ200は、高速RAMメモリであってもよいし、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリであってもよい。コンピュータ記憶媒体として、メモリ200は、対応するアプリケーションプログラムなどを記憶する。データ接続は、受信機300と、送信機400と、メモリ200と、プロセッサ100との間でバスを用いて、または別の方式で行われてよい。本実施形態では、バスを用いて行う接続を説明する。具体的には、本発明の本実施形態における通信機器は、先述の通信装置を含んでよく、具体的には、受信機、例えばBSまたはMSとして使用できる機器に対応し得る。
プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、目標送信機は、第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、
プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップと、
を実行する。
場合により、第1のSRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するステップであって、第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて目標送信機によって送信される、ステップと、
目標送信機が使用した広角ビームを最適な到達方向に狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路をプライマリ通信経路として確定する、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップであって、目標識別子は、目標送信機の識別子である、ステップと、
識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ識別子中の目標識別子に対応する目標送信機が送信した第2のSRSに従って目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
受信機300を用いて、目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、
第2のSRSに従った計算によって目標方向におけるチャネル品質を取得するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するステップと、
チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を特に実行する。
さらに、場合により、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路であるかどうかを判定するステップと、
判定結果が、目標方向に対応する通信経路がプライマリ通信経路ではないというものであった場合、目標方向に対応する通信経路のチャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出するステップと、
目標方向に対応する通信経路のチャネル品質がQoS閾値よりも高い場合、目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
を特に実行する。
具体的には、目標送信機は、予め設定した時間間隔に従ってビーム方向を変化させ、ビーム方向が変化した後に取得した対応する方向を目標方向として使用し、全域に展開した狭ビームを用いて目標方向にSRSを送信する。受信機は、目標UEが目標方向に送信したSRSを受信し、目標UEが全方向に送信したSRSの検出が完了するまで、その方向におけるチャネル品質を計算および確定し、次いで、確定したセカンダリ通信経路を現BSと目標UEとの間のセカンダリ通信経路として使用できる。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、送信機の上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ識別子が示す送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信するステップであって、上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なり、送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、ステップ
を特に実行する。
任意の実施方式では、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
場合により、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに従って送信機と通信するステップを実行する場合、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が識別子の数未満である場合、識別子が示す送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、送信機の下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにプライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるようにセカンダリ通信経路を制御するステップであって、第2の送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、第2の送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
を特に実行する。
さらに、場合により、プロセッサ100は、以下のステップ、すなわち、
予め設定した挿入間隔に従って上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップであって、
上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップは、
上りリンクサブフレーム内に第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに第3のSRSをラップしてから、上りリンクサブフレーム内に特定のサブフレームを挿入する、ステップと、
特定のサブフレーム内に第3のSRSをラップしてから、下りリンクサブフレーム内に、または下りリンクサブフレームと上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、特定のサブフレームを挿入するステップと、
を含む、ステップ
をさらに実行する。
本発明の本実施形態を実施することにより、受信機が受信したSRSに従って現送信機と目標送信機との間の通信のためのプライマリ通信経路が確定され、プライマリ通信経路を用いて通信を行う各送信機についてセカンダリ通信経路が確定され、その結果、各送信機との通信は、プライマリ通信経路とセカンダリ通信経路とに基づいて行われ、このことにより、システムの伝送容量を効果的に改善できる。
当業者であれば、上記各実施形態における方法の手順の全部または一部を関連ハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実現することができることを理解するはずである。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。プログラムが走ると、上記方法実施形態の各手順が実行され得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(英語による完全名称:Read−Only Memory、略称ROM)、ランダムアクセスメモリ(英語による完全名称:Random Access Memory、略称RAM)などであってよい。
上の開示は、本発明の単なる例示的な実施形態であり、当然のことながら、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。したがって、本発明の特許請求の範囲に従ってなされる均等な変形は、本発明の範囲に包含されるものとする。
10 第1の確定モジュール
20 第2の確定モジュール
30 通信モジュール
40 挿入モジュール
100 プロセッサ
101 方向確定ユニット
102 狭ビーム化ユニット
200 メモリ
201 第1の経路取得ユニット
202 第2の経路取得ユニット
300 受信機
301 第1の送信ユニット
302 第2の送信ユニット
303 第3の送信ユニット
304 第4の送信ユニット
305 第5の送信ユニット
306 第6の送信ユニット
307 第7の送信ユニット
308 第8の送信ユニット
309 第9の送信ユニット
310 第10の送信ユニット
311 第11の送信ユニット
312 第12の送信ユニット
400 送信機
2011 判断サブユニット
2012 更新サブユニット

Claims (25)

  1. 通信装置であって、
    第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に前記第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するように構成される第1の確定モジュールであって、前記目標送信機は、前記第1のSRSを送信する送信機である、第1の確定モジュールと、
    前記第1の確定モジュールが確定した前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の確定モジュールと、
    前記第1の確定モジュールが確定した前記プライマリ通信経路と前記第2の確定モジュールが確定した前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信するように構成される通信モジュールと、
    を備える、通信装置。
  2. 前記第1の確定モジュールは、
    前記第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するように構成される方向確定ユニットであって、前記第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて前記目標送信機によって送信される、方向確定ユニットと、
    前記目標送信機が使用した前記広角ビームを前記方向確定ユニットが確定した前記最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路を前記プライマリ通信経路として確定するように構成される狭ビーム化ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2の確定モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ前記識別子中の目標識別子に対応する前記目標送信機が送信した第2のSRSに従って前記目標送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第1の経路取得ユニットであって、前記目標識別子は、前記目標送信機の識別子である、第1の経路取得ユニットと、
    前記識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するように構成される第2の経路取得ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1の経路取得ユニットは、
    前記目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した前記第2のSRSを受信し、かつ前記第2のSRSに従った計算によって前記目標方向におけるチャネル品質を取得し、前記チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するように構成される判断サブユニットと、
    前記判断サブユニットの判定結果が、前記チャネル品質が前記先に確定されたセカンダリ通信経路に対応する前記チャネル品質よりも高いというものであった場合、前記目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するように構成される更新サブユニットと、
    を備える、請求項3に記載の装置。
  5. 前記更新サブユニットは、
    前記判断サブユニットの前記判定結果が、前記チャネル品質が前記先に確定されたセカンダリ通信経路に対応する前記チャネル品質よりも高いというものであった場合、前記目標方向に対応する前記通信経路が前記プライマリ通信経路であるかどうかを判定し、判定結果が、前記目標方向に対応する前記通信経路が前記プライマリ通信経路ではないというものであった場合、前記目標方向に対応する前記通信経路の前記チャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出し、前記目標方向に対応する前記通信経路の前記チャネル品質が前記QoS閾値よりも高い場合、前記目標方向に対応する前記通信経路を前記セカンダリ通信経路に更新する
    ように特に構成される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記通信モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、前記識別子が示す前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第1の送信ユニットであって、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第1の送信ユニットと、
    対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第2の送信ユニットであって、前記送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、前記送信機の前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第2の送信ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記通信モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、前記識別子が示す前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第3の送信ユニットであって、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、第3の送信ユニットと、
    対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第4の送信ユニットであって、前記送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、前記送信機の前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第4の送信ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記通信モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ前記識別子が示す前記送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御し、前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第5の送信ユニット、または
    前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御し、前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第6の送信ユニットであって、
    前記送信機の前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは、空間多重方式で送信され、前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なり、前記送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、第6の送信ユニット
    を備える、請求項1に記載の装置。
  9. 前記通信モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の前記数が前記識別子の数未満である場合、前記識別子が示す前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第7の送信ユニットであって、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第7の送信ユニットと、
    各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第8の送信ユニットであって、各第1の送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第8の送信ユニットと、
    前記第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第9の送信ユニットであって、前記第2の送信機の前記下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記第2の送信機の上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第9の送信ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  10. 前記通信モジュールは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の前記数が前記識別子の数未満である場合、前記識別子が示す前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第10の送信ユニットであって、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、第10の送信ユニットと、
    各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するように構成される第11の送信ユニットであって、各第1の送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、第11の送信ユニットと、
    前記第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するように構成される第12の送信ユニットであって、前記第2の送信機の前記上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記第2の送信機の前記上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、第12の送信ユニットと、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  11. 予め設定した挿入間隔に従って前記上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するように構成される挿入モジュールであって、
    前記挿入モジュールは、
    上りリンクサブフレーム内に前記第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに前記第3のSRSをラップしてから、前記上りリンクサブフレーム内に前記特定のサブフレームを挿入し、特定のサブフレーム内に前記第3のSRSをラップしてから、前記下りリンクサブフレーム内に、または前記下りリンクサブフレームと前記上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、前記特定のサブフレームを挿入する
    ように特に構成される、挿入モジュール
    をさらに含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 通信方法であって、
    第1のサウンディング参照信号SRSを受信した場合に前記第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定するステップであって、前記目標送信機は、前記第1のSRSを送信する送信機である、ステップと、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップと、
    前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信するステップと、
    を含む、通信方法。
  13. 前記第1のSRSを受信した場合に第1のSRSに従って目標送信機へのプライマリ通信経路を確定する、前記ステップは、
    前記第1のSRSを受信した場合、予め設定した確定規則に従って最適な到達方向を確定するステップであって、前記第1のSRSは、全域に展開した広角ビームを用いて前記目標送信機によって送信される、ステップと、
    前記目標送信機が使用した前記広角ビームを前記最適な到達方向において狭め、かつ狭めたビームを配置する通信経路を前記プライマリ通信経路として確定する、ステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ各識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ前記識別子中の目標識別子に対応する前記目標送信機が送信した第2のSRSに従って前記目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、ステップであって、前記目標識別子は、前記目標送信機の識別子である、ステップと、
    前記識別子中の別の識別子が示す送信機のセカンダリ通信経路を確定するステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の識別子を取得し、かつ前記識別子中の目標識別子に対応する前記目標送信機が送信した第2のSRSに従って前記目標送信機のセカンダリ通信経路を確定する、前記ステップは、
    前記目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いて目標方向に送信した前記第2のSRSを受信するステップと、
    前記第2のSRSに従った計算によって前記目標方向におけるチャネル品質を取得するステップと、
    前記チャネル品質が先に確定されたセカンダリ通信経路に対応するチャネル品質よりも高いかどうかを判定するステップと、
    前記チャネル品質が前記先に確定されたセカンダリ通信経路に対応する前記チャネル品質よりも高い場合、前記目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新するステップと、
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記目標送信機が全域に展開した狭ビームを用いてビーム方向が変化した後に取得した対応する方向に送信した第2のSRSを受信するステップと、前記方向に送信した前記第2のSRSを前記目標送信機が前記目標方向に送信した前記第2のSRSとして用いるステップと、前記目標送信機が全方向に送信した第2のSRSに対する検出が完了するまで、前記第2のSRSに従った計算によって前記目標方向におけるチャネル品質を取得する、前記ステップを繰り返し実行するステップと、
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記目標方向に対応する通信経路をセカンダリ通信経路に更新する、前記ステップは、
    前記目標方向に対応する前記通信経路が前記プライマリ通信経路であるかどうかを判定するステップと、
    判定結果が、前記目標方向に対応する前記通信経路が前記プライマリ通信経路ではないというものであった場合、前記目標方向に対応する前記通信経路の前記チャネル品質が予め設定した通信サービス品質QoS閾値よりも高いかどうかを検出するステップと、
    前記目標方向に対応する前記通信経路の前記チャネル品質が前記QoS閾値よりも高い場合、前記目標方向に対応する前記通信経路を前記セカンダリ通信経路に更新するステップと、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、前記識別子が示す前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
    対応する送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、前記送信機の前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  19. 前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつ各識別子が示す送信機は、セカンダリ通信経路を持つ場合、前記識別子が示す前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信される、ステップと、
    対応する送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、全域に展開した帯域幅リソースを排他的に占有し、前記送信機の前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  20. 前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の1つの識別子があり、かつ前記識別子が示す前記送信機は、対応するセカンダリ通信経路を持つ場合、前記送信機の上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとを、空間多重方式で送信するステップであって、前記上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なり、前記送信機は、全域に展開した帯域幅リソースを占有する、ステップ
    を含む、請求項12に記載の方法。
  21. 前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が前記識別子の数未満である場合、前記識別子が示す前記送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
    各第1の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
    前記第2の送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するステップであって、前記第2の送信機の前記下りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記第2の送信機の上りリンクサブフレームと前記下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  22. 前記プライマリ通信経路と前記セカンダリ通信経路とに従って前記送信機と通信する、前記ステップは、
    前記プライマリ通信経路を用いて通信を行う送信機の少なくとも2つの識別子があり、かつセカンダリ通信経路の数がゼロよりも大きく、かつセカンダリ通信経路の数が前記識別子の数未満である場合、前記識別子が示す前記送信機の下りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、前記送信機の前記下りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記送信機は、セカンダリ通信経路を持たない少なくとも1つの第1の送信機と、セカンダリ通信経路を持つ第2の送信機とを含む、ステップと、
    各第1の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記プライマリ通信経路を制御するステップであって、各第1の送信機の前記上りリンクサブフレームは、周波数分割多重方式で送信され、前記第1の送信機の上りリンクおよび下りリンクサブフレームは、時分割多重方式で送信される、ステップと、
    前記第2の送信機の上りリンクサブフレームを送信するために使用されるように前記セカンダリ通信経路を制御するステップであって、前記第2の送信機の前記上りリンクサブフレームは、空間多重方式で送信され、前記第2の送信機の前記上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームとは形式が異なる、ステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  23. 予め設定した挿入間隔に従って前記上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入するステップであって、
    前記上りリンクおよび下りリンクサブフレーム内に第3のSRSを挿入する、前記ステップは、
    上りリンクサブフレーム内に前記第3のSRSを直接挿入する、または特定のサブフレームに前記第3のSRSをラップしてから、前記上りリンクサブフレーム内に前記特定のサブフレームを挿入する、ステップと、
    特定のサブフレーム内に前記第3のSRSをラップしてから、前記下りリンクサブフレーム内に、または前記下りリンクサブフレームと前記上りリンクサブフレームとが切り替わる場所において、前記特定のサブフレームを挿入するステップと、
    を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項18から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. コンピュータ記憶媒体であって、
    前記コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶し、前記プログラムを実行した時に、請求項12から23のいずれか一項に記載の方法にあるステップが実行される、コンピュータ記憶媒体。
  25. 請求項1から11のいずれか一項に記載の装置を備える、通信機器。
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