JP2017526502A

JP2017526502A - 浸出物を抽出するためのプレス

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Publication number: JP2017526502A
Application number: JP2017527541A
Authority: JP
Inventors: コンスタンティン，ブルース，エー．; マクリーン，クリストファー，アール．
Original assignee: Espro Inc
Current assignee: Espro Inc
Priority date: 2014-08-07
Filing date: 2015-08-07
Publication date: 2017-09-14
Anticipated expiration: 2035-08-07
Also published as: JP6772135B2; WO2016022980A1; US20160037960A1; EP3177188A4; US10264911B2; CN107205572A; KR20170039735A; EP3177188A1; CA2957537A1; AU2015300836A1; JP6772135B6

Abstract

浸出物抽出器が提供される。これは、プランジャを含む。これは、前記浸出混合物を収容する浸出容器のなかへ挿入される。これは、前記容器の垂直軸に平行な向きの垂直内壁を有する。前記プランジャは、第一表面を含む。これは、前記表面の縁に位置するシールを有する。前記シールは、前記プランジャが前記容器のなかで移動する際、前記浸出容器の前記内壁に対する封止のために適合されている。前記プランジャは、また、第二表面を含む。これは、前記第一表面から延び、第二チャンバを画定している。前記抽出流開口の少なくとも一部が、前記垂直軸に沿って前記第一表面の上方又は下方のいずれかに、ある深さで位置する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１４年８月７日に出願された米国仮特許出願第６２／０３４，４４１号の優先権の利益を主張する。

本発明は、概して、抽出物を不溶性材料から取り出すことができる装置に関し、より具体的には、コーヒー又は茶からなどの浸出物を抽出するためのプレスに関する。

抽出プレスの主機能は、コーヒー粉及び茶葉などの嵩張る不溶性材料を、消費を意図した抽出物から確実に分離することである。多くの異なるプレス及びフィルタの設計が実装されてきたが、最適な分離の達成には、まだ改良の余地がある。

改良された抽出物分離装置を提供して、本技術分野において知られた抽出装置の欠点のいくつかに対処するすることが、本発明の目的である。

本発明の第一実施形態において、浸出された抽出物を、不溶性材料と前記抽出物との混合物から分離するための抽出物分離装置が説明される。このような第一実施形態における前記装置は、プランジャ要素を備え、これは、浸出容器に挿入されるよう適合され、これは、前記混合物を収容し、一つ以上の実質的に垂直な内壁を有し、これは、前記容器の垂直軸に実質的に平行な向きである。前記プランジャ要素は、前記容器のなかで、その前記垂直軸に沿って移動するよう適合されている。第一実施形態にかかる前記プランジャ要素は、前記プランジャ要素を前記浸出容器のなかでその前記垂直軸に沿って移動させるよう適合されているプランジング手段と、第一表面とを備え、これは、前記垂直軸と実質的に交差し、シーリング手段を備え、これは、前記第一表面の一つ以上の縁に位置する。当該シーリング手段は、前記プランジャ要素が前記容器のなかで移動したとき、前記浸出容器の一つ以上の内壁とシーリング係合して、第一チャンバを画定するよう適合され、これは、不溶性材料と抽出物との混合物を収容し、当該第一表面に接している。前記プランジャ要素は、第二表面を更に備え、これは、前記第一表面から延び、第二チャンバを画定する。当該第二表面は、一つ以上の抽出流開口を備える。前記一つ以上の抽出流開口は、当該第一チャンバから当該第二チャンバのなかへ向かう抽出物の流れを可能にするよう適合されている。当該第二表面における当該一つ以上の抽出流開口の少なくとも一部は、ある深さに位置する。当該深さは、前記第一表面から分離され、前記垂直軸に沿って当該第一表面の上方又は下方のいずれかにある。

本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の正面斜視図である。本発明の実施形態にかかる前記プレスの平面的側面外観図を表す。本発明の実施形態にかかるプレスのなかへ印刷又は形成された意匠又はロゴを表す。前記プレスの断面図を表す。本発明の実施形態にかかるプレスにおいて使用するためのプランジャ及びその構成要素の図を表す。本発明の実施形態にかかるプレス・キャップ・アセンブリの図を表す。本発明の実施形態にかかる前記プレスの第二実施形態を表す。本発明の実施形態にかかるプレス・キャップ・アセンブリの別の実施形態の図を表す。本発明の実施形態にかかるプレス・フィルタ・アセンブリの図を表す。本発明の一実施形態にかかる払拭シールの図を表す。本発明の実施形態にかかる底を丸面取りしたプレスの図を表す。本発明の別の実施形態にかかる底を丸面取りしたプレスの図を表す。本発明の別の実施形態にかかる底を丸面取りしたプレスの図を示す。

図１は、本開示にしたがうプレスの例示的な実施形態の正面斜視図である。図２〜５は、前記プレスの平面的側面外観図を表す。特に、前記図示したプレスは、浸出物をコーヒーかすから抽出するのに適している。図示したように、前記プレスは、細長い二重壁円筒形本体を含む。これは、好ましくは、ステンレス鋼又は他の好適な金属から作られている。前記プレスは、着脱可能なキャップ・アセンブリを含む。これは、以下で更に詳細に論じる。図６で更に図示したように、意匠又は他のロゴを前記プレスの上に印刷し又はそのなかへ形成し得る。印又は他の情報を前記プレスの前記底面のなかへ形成してもよい。これは、図７で図示したとおりである。

図１の前記プレスの断面図を図８で表す。図示したように、前記プレスの前記下本体部は、二重に隔離された金属容器によって形成されている。しかし、理解されるであろうことに、他の材料も使用され得る。ここで開示された前記プレスは、任意の所望の量の流体を保持するよう構成され得る。好ましい実施形態において、前記プレスは、旅行での使用（乗り物のカップ・ホルダのなかで運ばれるなど）に好適である。したがって、前記プレスの前記容器は、好ましくは、約８〜約２４液量オンスの流体を保持するよう構成される。図８から更に明らかなように、前記キャップの上部を取り外して、プランジャのハンドルを露出させることができる。これは、今度は、前記デバイスの前記基部のなかで、フィルタ・アセンブリに取り付けられている。図４０Ｃ，４０Ｆ，４０Ｇ及び４０Ｈは、この構成要素の追加的な図を表す。上へ向かう同心状の凹みが、前記キャップの前記上部の前記下面のなかに形成されている。その目的は、前記キャップが設置された状態で前記プランジャが上へ向けて移動できるようにするためなどである。図４０Ｂ，１９Ｄ，１９Ｃ及び１９Ｅは、前記キャップ・アセンブリの基部の等角上面図、上面平面図、側平面図及び側平面図である。図示したように、前記キャップ・アセンブリの前記基部は、円錐形漏斗状の径方向内側部分を含む。これは、前記プレス・プランジャの前記シャフトを受容するための中央オリフィスを有する。前記漏斗は、管部で終端している。これは、前記プランジャ・シャフトを受容するための、そのなかを貫く細長い導管を画定する。周辺開口が、前記キャップの前記基部の環状基部領域を貫いて分布して形成され、これにより、浸出された流体が前記プレスから自由に流れ出し、前記プレスの前記使用者が飲むことができる。前記キャップの前記基部は、更に上へ向けて延び、円筒形構造を画定する。これにより、前記抽出物を容易に導いて飲めるようにできる。前記使用者が飲まなかった余分な抽出物は、自由に流れて前記容器のなかへ戻ることができる。前記プランジャ・シャフトの上端部は、それに接続された概して丸いハンドルを含む。図８で図示したように、前記プランジャ・ハンドルは、頂部が比較的平らで、周縁部が丸く、下部が環状に凹んで前記シャフトへ向かって先細りになった断面を有する。前記プランジャ・シャフトは、前記ハンドルにねじ留めされてもよく、他の方法で取り付けられてもよく、好ましくは、着脱可能に取り付けられてもよい。前記キャップの前記基部は、前記下容器に着脱可能に取り付けられる。

前記プランジャ・シャフトの下部は、フィルタ・アセンブリに取り付けられている。これは、図９〜１６ｄで図示したとおりである。開示された前記フィルタ・アセンブリは、二つの丸い同心状の着脱可能なバスケットを含む。これは、内部及び外部フィルタを形成し、好ましくは、前記外部の一次フィルタ上に比較的粗いメッシュを有し、前記内部の二次フィルタ上に比較的細かいメッシュを有する。前記二つのフィルタ・バスケットは、好ましくは、締まり嵌め（例えば、僅かに緩く又は部分的に干渉した中間嵌め）によって補完されたツイストロック接続部を介して互いに組み付けられている。これは、前記構成要素の間に介在するＯリングや他のシールを任意に有し、流密封止を形成してもよい。有利なことに、比較的きつい嵌合を伴うツイストロック接続部を使用してもよく、Ｏリングの必要がなくなる。周辺二重シールが、前記内部フィルタ・バスケットの前記頂部の周りに配置され、前記デバイスの前記下容器部の内表面と結合する。

プレスの第二実施形態を図２０〜３９で図示する。これには、顕著な違いがある。この第二実施形態は、コーヒー、イェルバ・マテなど他の飲料と同様、茶を作るために有利である。前記外容器、上キャップ部及び下キャップ部、プランジャ・ハンドル並びにプランジャ・シャフトは、図２０〜２６で図示したように、前記第一実施形態と同じである。しかしながら、前記フィルタ・バスケットの前記構造は、図２７〜３５で図示したように、顕著に異なる。前記第一実施形態と同じ二重円周シールが存在している。しかしながら、すぐに気づき得る相違点は、フィルタ・バスケットが一つだけ存在し、一つのフィルタが前記フィルタ・バスケットの前記壁に形成されている点である。第二フィルタ要素の代わりに、区分された環状の払拭シールが設けられ、前記フィルタが前記容器の前記底へ向けて進むとき、前記容器の前記側面に沿って払拭する。これは、楔状の径方向刻み目がその周辺のなかへ形成された環状部材からなる。本出願人は、このような払拭構造が、茶葉を前記容器の前記底へ向けて運ぶのに効果的であることを発見した。これにより、前記払拭シールの上方にある一つの主フィルタを使用して、前記抽出物を濾過することができる。前記下シールのなかの前記切れ目は、第一フィルタのように働いて、前記第二フィルタにかかる負荷を減らし、これにより、前記第二フィルタにおける必要な面積が減り、かつ／又は、より純粋なコーヒー又は茶のための、より細かい二次フィルタを使用することができる。前記下シールにおける前記切れ目は、前記容器の前記内壁と協働し、前記容器径が大きい前記頂部で開いたままとなることにより、抽出物（及び非常に少ない量の前記葉）を通過させ、前記容器径がより小さい前記底で閉じることにより、抽出物が前記茶葉に達して前記茶を抽出し続ける（抽出し過ぎ）のを防止する。

前記プランジャが押下されたとき、前記払拭シールが前記容器の前記底へ向かって進むにつれて、前記払拭シールの前記環状周辺における前記楔状鋸歯が、前記容器（又は前記シールが前記容器の下部分のなかへ進むにつれて、前記払拭シール）の前記径の減少により近寄る。図４２〜４６は、前記フィルタ・アセンブリのこの実施形態に関する追加的な情報及び文章による説明を提供する。特に重要なのは、図４２で明らかにされたように、複数の弧状周辺隆起が、前記フィルタ・バスケットの前記底に設けられている点である。これにより、前記フィルタ・バスケットを平らなままにできるだけでなく、前記容器の前記底における茶葉を挟んで沈めるのを助ける。

この挟み込み、並びに／又は、前記払拭シール及び／若しくは前記払拭シールのなかの前記スロットの前記閉鎖は、前記プレスが茶葉から風味を抽出したのち、浸出された液体から前記茶葉を機械的に隔離するように働く。例えば、前記デバイスを使用して、所望の茶葉（一種類の茶であろうとブレンドであろうと）を前記容器のなかに置き、湯を加えることにより、茶を淹れる。前記茶葉が浸るための所定の時間待ったのち、前記フィルタ・バスケット、プランジャ及び前記キャップの基部を、前記下容器に取り付ける。前記フィルタ・バスケットは、そのとき、不溶性材料と浸出された液体との混合物を貫いて進み、浸出された液体が後ろに残る。前記茶葉は、そのとき、前記フィルタ・バスケット及び払拭シールによって前記底へ向かって移動する。使用済の前記茶葉を機械的に隔離することにより、そのとき、残留した前記茶葉が有する（前記プレスが乗り物のなかに数時間置かれる場合など）時間とともに前記浸出物の味を変える効果を最小化する。このように、本開示は、重要なことに、使用済の茶葉から浸出された液体を分離するためのシステム及び方法を提供する。

しかしながら、理解されるであろうことに、様々な代替的実施形態が本開示にしたがって実施され得る。例えば、図４７〜４８は、代替的実施形態を図示する。前記払拭シールは、鋸歯状でなく又は刻み目を含ま。この実施形態の目的は、前記容器の前記上部において液体を容易に通し、その後、前記底でしっかりと閉じることである。図４８で図示したように、小さな貫通穴を前記シール又は前記フィルタにおいて使用し、空気が前記フィルタの下方の容積のなかへ入れるようにして、前記フィルタが、前記容器の前記底に「張り付く」ことなく、前記容器から取り外せるようにし得る。前記払拭シールの材料及び厚さは、より柔軟な材料であり、前記プレスの前記壁に対して押圧し、実質的に漏れのない状態を保つように選択され得る。図４９は、底を丸面取りしたプレス（ガラスから作られたものなど）の実施形態を図示する。プランジャに取り付けられたフィルタ構造は、上ディスク部を含み、払拭シールがその周辺（刻み目付き又は無し）の周りにあり、濾過材が前記ディスクのなかに形成されている。Ｏリング又は他の環状部材が、前記フィルタ・アセンブリに取り付けられ、前記容器の前記基部の丸面取りに接触し、前記容器の前記底において前記フィルタ構造の底面と前記プレスの内部の上へ向いた面との間に茶葉を捕捉する。この実施形態のさらなる変形を図５１で表す。

図５０は、第二実施形態と同様だが以下の修正を有する代替的実施形態を表す。前記二重シールを下フィルタ・バスケットに移動している一方、前記払拭シールを前記二重シールの上方にある上位置に移動している。前記濾過材は、単一フィルタ、又は望むなら、二重フィルタであってもよく、前記フィルタ構造の水平表面及び／又は垂直表面の上に位置してもよい。

ここで記述した例示的な実施形態は、網羅的であることを意図するものではないし、開示された正確な形態に本発明の範囲を限定することを意図するものでもない。それらは、本発明の原理並びにその応用及び実際的用途を説明し、当業者がその教示を理解できるように、選択され記述されている。

前述の開示に照らして当業者に明らかなように、この発明の実施において、その趣旨又は範囲から逸脱すること無く、多くの変更及び修正が可能である。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲により定義される内容にしたがって解釈されるものである。

本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の正面斜視図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の正面平面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のキャップの上面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のキャップの底面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の垂直断面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態で使用するためのフィルタ・アセンブリを有するプランジャの上面斜視図を示す。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態で使用するためのフィルタ・アセンブリを有するプランジャの垂直平面正面図を示す。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態で使用するためのフィルタ・アセンブリを有するプランジャの垂直平面背面図を示す。本発明例示的な実施形態にかかるプレスのフィルタ・アセンブリの底面平面図を示す。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの上面平面図を示す。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの周辺シールの正面平面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの内部フィルタの正面平面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの外部フィルタの正面平面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの周辺シールの斜視図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの内部フィルタの斜視図である。本発明の実施形態にかかるプレスの例示的な実施形態のフィルタ・アセンブリの外部フィルタの斜視図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の上面図である。本発明にかかるプレスの例示的な実施形態の側面斜視図である。本発明にかかるプレスのキャップ・アセンブリの基部の例示的な実施形態の正面図である。本発明にかかるプレスのキャップ・アセンブリの基部の例示的な実施形態の上面平面図である。本発明にかかるプレスのキャップ・アセンブリの基部の例示的な実施形態の水平側面図である。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の正面斜視図である。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の正面平面図である。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の垂直断面図である。本発明にかかるプレスで使用するフィルタ・アセンブリの別の例示的な実施形態の斜視図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの正面平面図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの背面平面図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの正面断面図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの背面断面図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの底面平面図である。図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの上面平面図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの周辺シールの正面平面図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリのフィルタ・バスケットの正面平面図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの払拭シールの正面平面図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの周辺シールの正面斜視図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリのフィルタ・バスケットの正面斜視図である。本発明の一実施形態にかかる図１７で示した前記フィルタ・アセンブリの払拭シールの正面斜視図である。本発明の一実施形態にかかる図２１Ｃ及び２２Ｃで示した払拭シールの上面平面図である。図１４で示したプレス（キャップを取り外した状態）の前記例示的な実施形態の正面斜視図である。図２４で示した前記プレス（キャップを取り外した状態）の上面平面図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの例示的な実施形態の側面斜視図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの基部の例示的な実施形態の底面斜視図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの上部の例示的な実施形態の側面斜視図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの例示的な実施形態の上面平面図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの例示的な実施形態の正面平面図である。本発明にかかるプレスを使用するためのキャップ・アセンブリの上部の例示的な実施形態の上面平面図である。本発明にかかるプレスで使用するためのキャップ・アセンブリの上部の例示的な実施形態の正面平面図である。図２６Ｇで示した前記視点に垂直かつ反対側（背面）から見た前記キャップ・アセンブリの例示的な実施形態の平面図である。図２６Ｅで示した前記視点に垂直かつ反対側（背面）から見た前記キャップ・アセンブリの例示的な実施形態の平面図である。本発明にかかるプレスで使用するためのフィルタ・アセンブリの別の例示的な実施形態の上面斜視図である。図２７Ａで示した前記フィルタ・アセンブリの前記実施形態の底面斜視図である。図２７Ａで示した前記フィルタ・アセンブリの前記実施形態の正面図である。図２７Ａで示した前記フィルタ・アセンブリの前記実施形態の正面断面図でる。図２７Ａで示した前記フィルタ・アセンブリの前記実施形態の別の断面図を示す。図２７Ａで示した前記フィルタ・アセンブリの前記実施形態の斜視断面図を示す。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の断面図である。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の断面図である。本発明にかかるプレスの別の例示的な実施形態の断面図である。

図１は、本開示にしたがうプレス１００の例示的な実施形態の正面斜視図である。図２は、前記プレスの正面平面図を示す。特に、前記図示したプレスは、浸出物をコーヒーかすから抽出するのに適している。図示したように、前記プレスは、細長い二重壁円筒形本体を含む。これは、好ましくは、ステンレス鋼又は他の好適な金属から作られている。前記プレスは、着脱可能なキャップ・アセンブリ１１０を含む。これは、以下で更に詳細に論じる。図３で更に図示したように、意匠又は他のロゴ１１２を前記プレスの上に印刷し又はそのなかへ形成し得る。印又は他の意匠を前記プレスの前記底面１２０のなかへ形成してもよい。これは、図４で図示したとおりである。図１３Ａは、前記プレス１００（キャップを取り外した状態）の上面図を示し、図１３Ｂは、側面斜視図を示す。

図１の前記プレス１００の断面図を図５で表す。図示したように、前記プレスの前記下基部１２４は、二重に隔離された金属容器によって形成されている。しかし、理解されるであろうことに、他の材料も使用され得る。ここで開示された前記プレスは、任意の所望の量の流体を保持するよう構成され得る。好ましい実施形態において、前記プレスは、旅行での使用（乗り物のカップ・ホルダのなかで運ばれるなど）に好適である。したがって、前記プレスの前記容器は、好ましくは、約８〜約２４液量オンスの流体を保持するよう構成される。図５から更に明らかなように、前記キャップ１１０の上部１１４を取り外して、プランジャ１３０のハンドル１２５を露出させることができる。これは、今度は、前記デバイスの前記基部１２４のなかで、フィルタ・アセンブリ１３５に取り付けられている。図２６Ｃ，２６Ｆ，２６Ｇ及び２６Ｈは、前記キャップの前記上部１１４の斜視図、上面図、正面平面図及び側面図を表す。上へ向かう同心状の凹みが、前記キャップの前記上部１１４の前記下面のなかに形成されている。その目的は、前記キャップ１１０が設置された状態で前記プランジャ１３０が上へ向けて移動できるようにするためなどである。図１３Ｃ，１３Ｄ及び１３Ｅは、前記キャップ・アセンブリの基部１１６の正面垂直平面図、上面平面図及び正面水平平面図である。図２６Ｂは、前記基部１１６の底面斜視図を示す。図２６Ａ，２６Ｄ，２６Ｅ及び２６Ｉは、上部１１４及び基部１１６が一緒に組み付けられた完全な前記キャップ１１０の図を図示する。例えば図１３Ｃで図示したように、前記キャップ・アセンブリ１１０の前記基部１１６は、円錐形漏斗状の径方向内側部分１４２を含む。これは、前記プレス・プランジャの前記シャフトを受容するための中央オリフィス１４４を有する。前記漏斗１４２は、管部１４５で終端している。これは、前記プランジャ・シャフトを受容するための、そのなかを貫く細長い導管を画定する。周辺開口が、前記キャップの前記基部１１６の環状基部領域１４７を貫いて分布して形成され、これにより、浸出された流体が前記プレスから自由に流れ出し、前記プレスの前記使用者が飲むことができる。前記キャップ１１０の前記基部１１６は、更に上へ向けて延び、円筒形構造を画定する。これにより、前記抽出物を容易に導いて飲めるようにできる。前記使用者が飲まなかった余分な抽出物は、自由に流れて前記容器のなかへ戻ることができる。前記プランジャ・シャフト１３０の上端部は、それに接続された概して丸いハンドル１２５を含む。図５で図示したように、前記プランジャ・ハンドル１２５は、頂部が比較的平らで、周縁部が丸く、下部が環状に凹んで前記シャフトへ向かって先細りになった断面を有する。前記プランジャ・シャフト１３０は、前記ハンドルにねじ留めされてもよく、他の方法で取り付けられてもよく、好ましくは、着脱可能に取り付けられてもよい。前記キャップ１１６の前記基部は、前記下容器に着脱可能に取り付けられる。

前記プランジャ・シャフト１３０の下部は、フィルタ・アセンブリ１３５に取り付けられている。これは、図６〜１０、１１Ａ〜１１Ｃ及び１２Ａ〜１２Ｃで様々な視点で図示したとおりである。開示された前記フィルタ・アセンブリ１３５は、二つの丸い同心状の着脱可能なバスケット１５２，１５４を含む。これは、内部及び外部フィルタを形成し、好ましくは、前記外部の一次フィルタ上に比較的粗いメッシュを有し、前記内部の二次フィルタ上に比較的細かいメッシュを有する。前記二つのフィルタ・バスケット１５２，１５４は、好ましくは、締まり嵌め（例えば、僅かに緩く又は部分的に干渉した中間嵌め）によって補完されたツイストロック接続部を介して互いに組み付けられている。これは、前記構成要素の間に介在するＯリングや他のシールを任意に有し、流密封止を形成してもよい。有利なことに、比較的きつい嵌合を伴うツイストロック接続部を使用してもよく、Ｏリングの必要がなくなる。周辺二重シール１５６が、前記内部フィルタ・バスケットの前記頂部の周りに配置され、前記プレスの前記下容器部１２４の内表面と結合する。

プレス２００の第二実施形態の斜視図を図１４で図示し、正面図を図１５で示し、断面図を図１６で示す。前記プレス２００の前記キャップ部分を取り外した状態の上面斜視図を図２４で示し、対応する上面図を図２５で示す。この第二実施形態２００は、コーヒー、イェルバ・マテなど他の飲料と同様、茶を作るために有利である。前記外容器２０２、上キャップ部２１４及び下キャップ部２１６、プランジャ・ハンドル２２５並びにプランジャ・シャフト２３０は、前記第一実施形態と同じである。しかしながら、前記フィルタ・バスケット２３５の前記構造は、上述した前記第一実施形態の前記フィルタ・アセンブリから顕著に異なる。前記プランジャ２３０及びフィルタ・アセンブリ２３５を図１７〜２３で表す。前記第一実施形態と同じ二重円周シール２５６が存在している。しかしながら、すぐに気づき得る相違点は、フィルタ・バスケット２５２が一つだけ存在し、一つのフィルタが前記フィルタ・バスケットの前記壁に形成されている点である。前記フィルタ・バスケット２５２は、８０〜６００メッシュを含んでもよく、前記不溶性材料と前記抽出物との間にバッファを設けてもよい。第二フィルタ要素の代わりに、区分された環状の払拭シール２５８が設けられ、前記フィルタ２３５が前記容器の前記底へ向けて進むとき、前記容器の前記側面に沿って払拭する。これは、楔状の径方向刻み目（例えば２６２）がその周辺のなかへ形成された環状部材２６０からなる。本出願人は、このような払拭構造が、茶葉を前記容器の前記底へ向けて運ぶのに効果的であることを発見した。これにより、前記払拭シール２５８の上方にある一つの主フィルタを使用して、前記抽出物を濾過することができる。前記下シールのなかの前記切れ目２６２は、第一フィルタのように働いて、前記第二フィルタ２５２にかかる負荷を減らし、これにより、前記第二フィルタにおける必要な面積が減り、かつ／又は、より純粋なコーヒー又は茶のための、より細かい二次フィルタを使用することができる。前記下シール２６２における前記切れ目は、前記容器の前記内壁と協働し、前記容器径が大きい前記頂部で開いたままとなることにより、抽出物（及び非常に少ない量の前記葉）を通過させ、前記容器径がより小さい前記底で閉じることにより、抽出物が前記茶葉に達して前記茶を抽出し続ける（抽出し過ぎ）のを防止する。前記切抜きの前記形状は、縁が直線の角状でもよいし、前記容器の前記底で、前記リップが上へ向けて曲がり、前記スロットを閉じるよう、前記上面から見てわずかに曲がっていてもよい。

前記プランジャ２３０が押下されたとき、前記払拭シール２５８が前記容器の前記底へ向かって進むにつれて、前記払拭シール２５８の前記環状周辺における前記楔状鋸歯が、前記容器（又は前記シールが前記容器の下部分のなかへ進むにつれて、前記払拭シール）の前記径の減少により近寄る。図２７Ａ〜Ｄ及び２８Ａ〜Ｂは、前記フィルタ・アセンブリのこの実施形態を表す。特に重要なのは、図２７Ｂで明らかにされたように、複数の弧状周辺隆起２６４が、前記フィルタ・バスケットの前記底に設けられている点である。これにより、前記フィルタ・バスケットを平らなままにできるだけでなく、前記容器の前記底における茶葉を挟んで沈めるのを助け、前記不溶性材料から前記抽出物のなかへ流体が遷移するのを防止する。図２８Ａの断面図で示したように、前記プレス２００の前記内壁２０２は、前記底へ向けて、内側に向かって傾斜していてもよい。これにより、それ前記フィルタ・アセンブリ２３５が底へ向かって移動するにつれ、前記底シール２５８が上に曲がり、前記シールの前記スロット２６２を閉じる。

この挟み込み、並びに／又は、前記払拭シール及び／若しくは前記払拭シール２５８のなかの前記スロットの前記閉鎖は、前記プレスが茶葉から風味を抽出したのち、浸出された液体から前記茶葉を機械的に隔離するように働く。例えば、前記デバイスを使用して、所望の茶葉（一種類の茶であろうとブレンドであろうと）を前記容器のなかに置き、湯を加えることにより、茶を淹れる。前記茶葉が浸るための所定の時間待ったのち、前記フィルタ・バスケット２５２、プランジャ２３０及び前記キャップ２１６の基部を、（図１６に示したように）前記下容器２０２に取り付ける。前記フィルタ・バスケット２５２は、そのとき、不溶性材料と浸出された液体との混合物を貫いて進み、浸出された液体が後ろに残る。前記茶葉は、そのとき、前記フィルタ・バスケット２５２及び払拭シール２５８によって前記底へ向かって移動する。使用済の前記茶葉を機械的に隔離することにより、そのとき、残留した前記茶葉が有する（前記プレスが乗り物のなかに数時間置かれる場合など）時間とともに前記浸出物の味を変える効果を最小化する。このように、本開示は、重要なことに、使用済の茶葉から浸出された液体を分離するためのシステム及び方法を提供する。

しかしながら、理解されるであろうことに、様々な代替的実施形態が本開示にしたがって実施され得る。例えば、図２９及び３０は、プランジャ３３０を含むフィルタ・アセンブリ３３５の代替的実施形態を図示する。前記払拭シール３１０は、鋸歯状でなく、かつ、刻み目を含まない。この実施形態の目的は、前記容器の前記上部において液体を容易に通し、その後、前記底でしっかりと閉じることである。図３０で図示したように、小さな貫通穴３５５を前記シール又は前記フィルタ・バスケット３５２において使用し、空気が前記フィルタの下方の容積のなかへ入れるようにして、前記フィルタが、前記容器の前記底に「張り付く」ことなく、前記容器から取り外せるようにし得る。前記払拭シール３１０の材料及び厚さは、より柔軟な材料であり、前記プレスの前記壁に対して押圧し、実質的に漏れのない状態を保つように選択され得る。図３１は、底を丸面取りしたプレス４００（ガラスから作られたものなど）の追加的実施形態を図示する。プランジャ４３０に取り付けられたフィルタ構造４３５は、上ディスク部４４０を含み、払拭シール４４２がその周辺（刻み目付き又は無し）の周りにあり、濾過材４４４が前記ディスクのなかに形成されている。Ｏリング４５０又は他の環状部材が、前記フィルタ・アセンブリに取り付けられ、前記容器の前記基部の丸面取りに接触し、前記容器の前記底において前記フィルタ構造の底面４４８と前記プレスの内部の上へ向いた面との間に茶葉を捕捉する。この実施形態６００のさらなる変形を図３３で表す。標準的なフレンチ・プレス・フィルタ６２０を、上ディスク部の代わりに使用してもよい。

図３２は、第二実施形態と同様だが以下の修正を有する代替的実施形態５００を表す。前記二重シールを下フィルタ・バスケット５１５に移動している一方、前記払拭シール５２０を前記二重シールの上方にある上位置に移動している。前記濾過材は、単一フィルタ、又は望むなら、二重フィルタであってもよく、前記フィルタ構造５３５の水平表面及び／又は垂直表面の上に位置してもよい。

Claims

浸出物を抽出するための装置であって、
ａ）浸出された抽出物を保持するための容器を備え、これは、そのなかに容積を画定する周壁を有し、前記周壁は、前記容器の開口頂部を画定し、
ｂ）前記容器の前記開口頂部を貫いて受容されるよう構成されたプランジャを備え、前記プランジャ及び容器は、協働して、浸出された抽出物を収容するための下チャンバと、浸出された抽出物を収容するための上チャンバとを画定し、
前記プランジャは、
ｉ）頂端部と底端部とを有する流体チャンバを含み、前記流体チャンバは、浸出された抽出物を収容するための容積をそのなかに画定する周壁を含み、前記流体チャンバの前記周壁は、それを貫く最上抽出流開口を画定し、前記最上抽出流開口は、そのなかに配置された少なくとも一つのフィルタ要素を含み、
ｉｉ）前記プランジャの外周部に近接して配置された周辺シールを含み、前記周辺シールは、前記プランジャと前記容器の前記周壁との間にシールを提供するよう構成され、前記最上抽出流開口は、前記シールの下方に位置し、環状間隙を画定し、これは、前記最上抽出流開口の上方に配置され、前記流体チャンバの前記周壁と前記容器の前記周壁との間に画定され、
ｉｉｉ）前記流体チャンバに取り付けられたハンドルを含み、これは、前記プランジャを前記容器の前記周壁に沿って移動させるためであり、
ｉｖ）前記周辺シールから径方向内側へ向けて配置された前記上チャンバと直接流体連通する第二抽出流開口を含み、前記第二抽出流開口は、そのなかに配置された第二フィルタ要素を有し、前記第二フィルタ要素は、前記ハンドルに垂直な平面のなかに配置されている、
装置。
浸出物を抽出するための装置であって、
浸出された抽出物を保持するための容器を備え、これは、容積をそのなかに画定する周壁を有し、前記周壁は、前記容器の開口頂部を画定し、
前記容器の前記開口頂部を貫いて受容されるよう構成されたプランジャを備え、前記プランジャ及び容器は、協働して、浸出された抽出物を収容するための下チャンバと、浸出された抽出物を収容するための上チャンバとを画定し、
前記プランジャは、
前記プランジャに結合されたフィルタを含み、これは、第一及び第二円周周囲シールを有し、これは、前記容器の前記周壁と摺動可能かつ封止された接触を形成し、不溶性材料の移動を防止するよう適合され、前記第一及び第二周囲シールのうち少なくとも一つは、二重リップを有する、
装置。
浸出物を抽出するための装置であって、
浸出された抽出物を保持するための容器を備え、これは、容積をそのなかに画定する周壁を有し、前記周壁は、前記容器の開口頂部を画定し、
前記容器の前記開口頂部を貫いて受容されるよう構成されたプランジャを備え、前記プランジャ及び容器は、協働して、浸出された抽出物を収容するための下チャンバと、浸出された抽出物を収容するための上チャンバとを画定し、
前記プランジャは、
前記プランジャに結合されたフィルタを含み、これは、第一及び第二円周周囲シールを有し、これは、前記容器の前記周壁と摺動可能かつ封止された接触を形成し、不溶性材料の移動を防止するよう適合され、前記第一及び第二周囲シールのうち少なくとも一つは、径方向の切込みを含む外縁を有する、
装置。