JP2017525406A - 飲料調製マシンのカプセル処理ユニット - Google Patents

飲料調製マシンのカプセル処理ユニット Download PDF

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Abstract

飲料の調製中に、カプセルから飲料の原材料を抽出するための抽出ユニットを備える飲料調製マシンのカプセル処理ユニット。コードリーダ及びコード読み取り機構を備えるコード読み取りシステムであって、コード読み取り機構は、コードリーダとカプセルの間に相対移動(例えば、コードの読み取りの間)を付与することにより、コードリーダによるカプセルのコードの読み取りを生じるように構成されている、コード読み取りシステムと、カプセルの抽出ユニットへの移動を生じるように構成されたカプセル移送機構と、コード読み取りシステムを作動してコードを読み取り、カプセル移送機構を作動してカプセルの移送を生じるための、作動装置ユニットとを備える、カプセル処理ユニット。【選択図】 図6

Description

本発明は、飲料を調製するためのシステムに関し、システムは、飲料調製マシン及びカプセルを備え、飲料調製マシンは、飲料の調製中に、カプセルから飲料の原材料を抽出するための抽出ユニットを備える。より具体的には、本発明は、このような飲料調製マシンのカプセル処理ユニットに関する。カプセル処理ユニットは、カプセルを抽出ユニットに移送し、カプセルのコードを読むように動作可能であり、コードは、カプセルに関する動作パラメータなどの抽出情報をエンコードし、この抽出情報は、抽出中にマシンによってデコード及び使用される。
飲料調製のため、ますます多くのマシンが、例えば、コーヒー、紅茶、又はスープなどの、飲料の原材料の投与量を含む、カプセルを使用して動作するように構成されている。調製中、マシンの抽出ユニットは、例えば、溶解により、少なくとも部分的に原材料をカプセルから抽出する。このようなマシンの例は、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号に提示されている。これらのマシンの人気の高まりは部分的に、例えば、ストーブトップエスプレッソメーカー、又は手動で動作するカフェティエ(フレンチプレス)など、従来的な飲料調製マシンよりも高いユーザ利便性に起因し得る。これはまた部分的に、マシンの改善された淹出プロセスに起因する場合があり、カプセルは抽出チャンバに挿入され、熱湯がカプセル内に作製された入口に注入され、カプセル内の原材料は、カプセルに作製された出口を通じて熱湯によって抽出され、淹出された飲料が出口の熱湯から回収される。このプロセスの間、マシンの処理パラメータは、飲料の味を向上させるために、内部の特定のカプセル、及び/又は特定の原材料に合わせられてもよい。例えば、動作パラメータは、入口及び出口における水温、予備湿潤の持続時間、水の流量、水量、淹出プロセス中における他の動作を含み得る。このように、淹出プロセスが最適化される。
したがって、飲料調製マシンにこのような動作パラメータを提供することが必要である。カプセル上/内にこれらの動作パラメータに関する抽出情報を保存し、そこから抽出情報を読み取るための、様々なコード及びコード読み取りシステムが開発されている。米国特許公報第2002/0048621(A1)号に一実施例が提示されており、カプセルの表面は抽出情報をエンコードするバーコードを備え、対応するコード読み取りシステムがバーコードリーダを含んでいる。仏国特許第2912124号に更なる実施例が提示されており、カプセルは、RFIDコードを備える。RFIDは、適用された磁場に応答して、高周波電磁場として抽出情報を送信し、対応するコード読み取りシステムは、高周波電磁場読み取りシステムを備える。欧州特許第2594171(A1)号になお更なる実施例が提示され、カプセルのフランジの周辺部がそこに配置されたコードを含んでいる。記号のシーケンスを備えるコード自体は、カプセルの回転軸線を中心として、製造中にカプセルに印刷される。対応するコード読み取りシステムは、回転軸線を中心にカプセルを回転させるための機構、及び静止光学リーダを備える。
抽出ユニットへと移送するために、ユーザによりマシンに供給されるカプセルを処理することも必要である。したがって、様々なカプセル移送機構が開発されてきた。国際特許公報第2012126971号に実施例が提示されており、ユーザは、回転部材のチャネルにカプセルを配置する。その後回転部材が回転して抽出ユニットチャネルと位置合わせし、この点においてカプセルは抽出ユニットチャネル、及び抽出ユニット内へと移送され得る。国際特許公報第2014056642号に更なる実施例が提示されており、ユーザは、カプセル支持部材が受容位置にあるときにこれにカプセルを配置する。その後、カプセル支持部材は、カプセル抽出ユニットへと移送することができる移送位置へと、カプセルを回転移動させる。国際特許公報第2014056641号になお更なる実施例が提示されており、一実施形態により、ユーザは、カプセル支持部材が受容位置にあるときにこれにカプセルを配置する。その後、カプセル支持部材は、カプセルを抽出ユニットへと移送することができる移送位置へと、回転しながら広がる。
上記のカプセル移送機構及びコード読み取りシステムの欠点は、組み合わせたときに、飲料調製マシンに含めるにあたり、比較的複雑で、大きく、高価であるということである。
本発明の目的は、カプセルのコードを読み取り、カプセルを抽出ユニットに移送するように動作可能であり、比較的費用効果の高いカプセル処理ユニットを提供することである。
本発明の目的は、カプセルのコードを読み取り、カプセルを抽出ユニットに移送するように動作可能であり、比較的小型であるカプセル処理ユニットを提供することである。
カプセルのコードを読み取り、カプセルを抽出ユニットに移送するように動作可能であり、複雑でないカプセル処理ユニットを提供することである。
異なる大きさのカプセルを処理するように動作可能である、カプセル処理ユニットを提供することが有利である。
特に、カプセルのコードの読み取りに関して信頼性のある、カプセル処理ユニットを提供することが有利である。
安全かつ便利に使用できる、カプセル処理ユニットを提供することが有利である。
本発明の目的は、請求項1に記載のカプセル処理ユニット、請求項17に記載の飲料調製ユニット、並びに請求項24及び25に記載の方法により達成される。
飲料の調製中に、カプセルから飲料の原材料を抽出するための抽出ユニットを備える飲料調製マシンのカプセル処理ユニットが、本発明の第1態様に従い、本明細書において開示される。カプセル処理ユニットは、コードリーダ及びコード読み取り機構を備えるコード読み取りシステムであって、コード読み取り機構は、コードリーダとカプセルの間に相対移動(例えば、コードの読み取りの間)を付与することにより、コードリーダによるカプセルのコードの読み取りを生じさせるように構成されている、コード読み取りシステムと、カプセルの抽出ユニットへの移送(例えば、更なる機構によらない完全な移送)を生じさせるように構成されているカプセル移送機構と、コードを読み取らせるようにコード読み取りシステムを作動させ、カプセルの移送を生じるようにカプセル移送機構を作動させる、作動装置ユニットとを備える。作動装置ユニットは、単一の作動装置を備え、例えば、更なる騒動装置を必要とせずに、単一の作動装置がコード読み取り機構及びカプセル移送機構の両方を完全に作動させる。カプセルは一般的に、カプセルのコードを読み取り、その後カプセルを移送するように処理されている。
したがって、カプセル処理ユニットは、これが単一の作動装置ユニットを使用してカプセルのコードを読み取り、上記カプセルを抽出ユニットへと移送するように動作可能であるので、費用効果が高いため、本発明の目的は解決される。更に、単一の作動装置ユニットが使用されるため、カプセル処理ユニットは比較的小型であり、複雑でない。
コード読み取り機構及びカプセル移送機構は、上記コードの読み取りを生じるべく、作動装置ユニットにより第1方向に移動されるように構成され、上記カプセルの移送を生じるべく、作動装置ユニットにより第2方向に移動されるように構成され得る。コード読み取りシステム及びカプセル移送機構は、作動装置ユニットに動作可能に連結されるドライブトレーンを備え得る。作動装置ユニットは、回転運動により、コード読み取り機構及びカプセル移送機構を作動してもよい。
コード読み取り機構は、コードリーダと、カプセルとの間に相対回転移動を付与することによって、コードの読み取りを生じるように構成され得る。回転移動は、典型的には対称な回転軸線である、カプセル回転軸線を中心とし得る。コード読み取り機構は、カプセルのコードリーダに対する相対回転移動を付与することによって、コードの読み取りを生じるように構成されてもよく、コードリーダは、これが固定位置に保持されるように、カプセル処理ユニットの本体に接続される(例えば、中間部材を介して)。コード読み取り機構は、カプセル回転駆動部材を含んでもよく、このカプセル回転駆動部材は、作動装置ユニットにより回転運動させられるように動作可能であり、上記回転運動をカプセルに付与するように動作可能である。カプセル回転駆動部材は、上記回転運動を付与するために、カプセルの様々な部分、例えばフランジ部分(例えば、フランジの周辺部)、本体部分、蓋部分と係合するように配置されてもよい。カプセルは、重力によってカプセル回転駆動部材と接触した状態で保持されてもよい。
コードリーダは、特定の、カプセル上のコードの形成によって、選択される、様々なリーダを備え得る。例えば、カプセルの金属部分上にエンボス加工されたコードに関して、リーダは誘導性センサであり得、カプセルに印刷されるコードに関し、リーダは光学センサであり得る。
カプセル移送機構は典型的には、カプセルの、抽出ユニットのカプセル挿入チャネルへと移送を生じることにより(例えば、挿入チャネルへの移送を防ぐ移動可能なカプセル支持体などの拘束具の除去により;カプセルの挿入チャネルへの移動を生じることにより)、カプセルの抽出ユニットへの移送を生じるように構成されている。
カプセル移送機構は、カプセル支持体駆動機構によって、カプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で作動される(例えば、回転により)、移動可能なカプセル支持体(例えば、カプセルがその上に位置する支持体)を備え得る。カプセル支持体駆動機構は、カプセル支持体作動部材、及び作動部材駆動機構を備えることがあり、カプセル支持体作動部材は、移動可能なカプセル支持体と動作可能に接続され、作動部材駆動機構は、カプセル支持体作動部材と動作可能に接続され、作動部材駆動機構は、カプセル支持体作動部材を作動して、移動可能なカプセル支持体を上記カプセル支持位置と、上記カプセル移送位置との間で移動させるように動作可能である。
カプセル支持体作動部材は、基端において移動可能なカプセル支持体と動作可能に接続し、末端において飲料マシン、又はカプセル支持ユニットの本体と枢動可能に接続されている、第1アームを備え得る。
カプセル支持体作動部材は、基端において移動可能なカプセル支持体の第2部分と動作可能に接続され、末端において本体に枢動可能に接続されている、第2アームを備えてもよく、第1アームの基端は、移動可能なカプセル支持体の第1部分に接続され、第1及び第2アームは、対応する回転運動をアームの間で伝達するように構成されたトルク伝達手段によって動作可能に連結され、第1部分は、上記カプセル支持位置及びカプセル移送位置を実現するように、カプセル支持体作動部材によって、第2部分に対して移動可能である。作動部材駆動機構は、一方向クラッチ、クランク、及び接続部材を有するドライブトレーンを備えてもよく、ドライブトレーンは作動装置ユニットに動作可能に連結され、一方向クラッチは、作動装置ユニットが第2方向のみに回転運動をもたらすときに、回転運動をクランクに伝達するように構成され、接続部材は、クランクの回転によって、移動可能なカプセル支持体の、上記カプセル支持位置と、カプセル移送位置との間の移動が生じるように、作動部材及びクランクと動作可能に接続されている。
カプセル処理ユニットは更に移動可能な支持体システムを備え、移動可能な支持体システムは、基端においてカプセル処理ユニットの本体へと枢動可能に支持された移動可能な支持体と、移動可能な支持体を、移動可能なカプセル支持体の位置に対応する、カプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で駆動するように動作可能な移動可能な支持体駆動機構とを備え、移動可能な支持体にはコード読み取りシステムが取り付けられており、カプセル回転駆動部材が、対応するカプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で移動するように動作可能になっている。作動装置ユニット、及びカプセル移送機構など、カプセル処理ユニットの他の構成要素が、移動可能な支持体の上に支持されていてもよい。移動可能な支持体駆動機構は、作動装置ユニットにより回転運動させられるように、作動装置ユニットに動作可能に接続されたカムと、カプセル処理ユニットの本体と接続されたカム係合部材とを備え、カム及びカム係合部材は、それらの係合が、カプセル支持位置とカプセル移送位置との間における移動可能な支持体の移動を生じさせるように構成されている。
カプセル処理ユニットは、カプセル処理ユニットの移動可能なカプセル支持体上のカプセルの存在を検出するために配置された1つ以上のセンサを備えるカプセル検出システムを備え得る。好ましくは、センサは、誘導性センサであるが、光学センサ、又はこれらの組み合わせなど、他の好適なセンサも使用され得る。
カプセル検出システムは、移動可能なカプセル支持体上のカプセルの存在を検出するように構成された、1つ以上のセンサから成る第1構成と、カプセルの種類を判定するために、カプセルの一部分の形状特性を検出するように構成された1つ以上のセンサから成る第2構成とを備え得る。検出された形状特性は、カプセルの一部分(例えば、本体部分)の長さ、例えば、蓋部分(フランジ部分)から本体部分の空洞の基部への軸方向長さであり得る。1つ以上のセンサから成る第1及び第2構成は、互いに少なくとも1cm離間するように配置され得る。更に、センサの1つは、コード読み取りシステムのコードリーダを備え得る。センサの第1構成は、移動可能なカプセル支持体の第1部分に1つのセンサが、第2部分に1つのセンサがあるように構成されてもよい。カプセルの一部分の存在を検出するために、複数のセンサを有することは有利であるがこれは、この部分が変形してその存在が単一のセンサでは正確に検出できない場合があるためである。
飲料の調製中に、カプセルから飲料の原材料を抽出するように動作可能である抽出ユニットと、抽出ユニットに流体を供給するように動作可能な流体供給源と、第1態様のいずれかの特徴によるカプセル処理ユニットとを備える飲料調製マシンが、本発明の第2態様に従い、本明細書において開示される。
飲料調製マシンは、コードを読み取るようにコード読み取りシステムを作動させ、カプセルの移送を生じさせるようにカプセル移送機構を作動させるべく、作動装置ユニットを制御するように動作可能な制御システムを備え得る。制御システムは、コードを読み取るようにコード読み取りシステムを作動させるべく、作動装置ユニットを第1方向に動かすように制御するように、カプセルの移送を生じさせるようにカプセル移送機構を作動させるべく、作動装置ユニットを第2方向に動かすように制御するように、動作可能であり得る。
制御システムは、処理ユニットを備えることがあり、処理ユニットは、コード読み取りシステム、及びカプセル移送システムを制御するべく、作動装置ユニットを制御するように動作可能である。カプセル検出システムのセンサは、センサ信号により通信していてもよい。
処理ユニットは、上記センサ信号からカプセルが存在するかどうかを判定し、カプセルが存在する場合は、コード読み取りシステムを使用して、検出されたカプセルのコードの読み取りを生じさせ、カプセル移送機構を使用して、上記カプセルの抽出ユニットへの移送を生じさせるように、動作可能であり得る(例えば、好適なプログラムコードを備える)。
処理ユニットは、第1センサ構成からの信号がカプセルを示しており、かつ第2センサ構成からの信号が第1の種類のカプセルを示している場合、第1の種類のカプセルが検出され、あるいは、第2センサ構成からの信号が第2の種類のカプセルを示している場合、第2の種類のカプセルが検出され、検出された第1又は第2の種類のカプセルを、すなわち、作動装置ユニットを制御してカプセル移送機構を作動させることにより、抽出ユニットへと移送するように、動作可能であり得る(例えば、これは好適なプログラムコードを備える)。
構成された第2センサからの信号は、第1センサ構成がカプセルの存在を示すときのみ考慮され得る。あるいは、カプセルは、第1及び第2構成の両方からの信号が、カプセルの存在を示すときのみ、存在すると考えられ得る。
処理ユニットは、第1センサ構成からの信号がカプセルの検出を示さない場合、例えば、第1センサ構成がカプセルが存在しないことを示すが、第2センサ構成がカプセルの存在を示すときに、カプセルが存在しないか、又は不適切なカプセルが存在することを判定するように、動作可能であり得る(例えば、好適なプログラムコードを備える)。センサ信号は、信号の不在や、ベースライン信号が変わらないことにより、カプセルの不在を示してもよい。更に、例えば、カプセルがセンサ付近で変形しているときなど、第1センサ構成が複数のセンサを備え、センサの全てがカプセルの存在を示していないときに、不適切なカプセルが判定されてもよい。
処理ユニットは、対応するカプセルの種類が検出されるときに、(すなわち、コード読み取りシステムを制御することにより)第2及び/又は第1の種類のカプセルのコードの読み取りを生じさせるように動作可能であり得る(例えば、好適なプログラムコードを備える)。コードが適切に読み取られると、第1及び/又は第2カプセル種類に関して、カプセルは移送されてもよく、あるいはカプセルは、コードを読み取られることなく移送されてもよい。
処理ユニットは、検出されるカプセルの種類に関する情報を使用して、流体供給源及び/又は抽出ユニットを制御するように動作可能であり得る(例えば、好適なプログラムコードを備える)。例えば、第1の種類のカプセルが検出されると、上記構成要素を制御するために、処理ユニットのメモリユニットに保存されている第1種類のカプセルに関する情報が使用され、第2種類のカプセルが検出されると、上記構成要素を制御するために、処理ユニットのメモリユニットに保存される第2種類のカプセルに関する情報が使用される。情報は例えば、水体積、温度、淹出時間、他の関連する動作パラメータのうちの1つ以上を含み得る。
コード読み取りシステムのコードリーダは、コード信号により、処理ユニットと通信していてもよく、処理ユニットは、コード信号からの抽出情報を判定するように動作可能であり得る(例えば、好適なプログラムコードを備える)。処理ユニットは、判定された抽出情報の少なくとも一部を使用して、流体供給源及び/又は抽出ユニットを制御するように更に動作可能であり(例えば、好適なプログラムコードを備える)、かつ/又は判定された抽出情報の少なくとも一部が、カプセル消費、及び/又は飲料調製マシンの使用をモニタリングするために、メモリユニットに保存される。
第1態様のいずれかの特徴を備えるカプセル処理ユニットを備えるカプセルを処理する方法が、本発明の第3態様に従い、本明細書において開示され、この方法は、作動装置ユニットによりコード読み取りシステムを作動させてカプセルのコードを読み取らせる工程と、作動装置ユニットによりカプセル移送機構を作動させてカプセルを抽出ユニットへと移送させる工程とを含む。
第1態様のいずれかの特徴を含む飲料調製マシンにより飲料を調製する方法が、本発明の第4態様により、本明細書において開示され、方法は、第3態様の方法によりカプセルを処理する工程と、抽出ユニット及び流体供給源を制御して、カプセルから飲料の原材料を抽出する工程とを含む。
上記の態様のいずれかによる、カプセル処理ユニット、又は飲料調製マシンのための、カプセルの使用が、本発明の第5態様により、本明細書において開示される。
本発明の上記の態様は、任意の適切な組み合わせで組み合わせることができる。更に、本明細書に記載した様々な特徴は、具体的に図示して説明した組み合わせとは異なる組み合わせを提供するために、上記の態様の1つ以上と組み合わされ得る。本発明の更に他の目的及び有利な特徴は、特許請求の範囲、詳細な説明、及び添付の図面から明らかになるであろう。
本発明をよりよく理解し、その実施形態が、どのように実行され得るかを示すために、例として以下の添付の図面が参照される。
本発明による飲料調製マシン、カプセル、及び容器を備える飲料調製システムの例示的な図である。 図1による飲料調製マシンのコード読み取り機構の第1実施形態の斜視図を示している。 飲料調製マシンのコード読み取り機構の第2実施形態の例示的な断面図である。 飲料調製マシンのコード読み取り機構の第3実施形態の斜視図である。 カプセル支持位置にある、図1による飲料調製マシンのカプセル移送機構の正面図である。 カプセル移送位置にある、図1の飲料調製マシンのカプセル移送機構の正面図である。 図5によるカプセル移送機構の一部の斜視図である。 図5及び6によるカプセル移送機構の作動部材駆動機構の斜視図である。 図5及び6によるカプセル移送機構の移動可能な支持体システムの平面図である。 図1による飲料調製マシンのカプセル検出システムの斜視下面図である。 図1による飲料調製マシンの制御システムのブロック図である。 図1による飲料調製システムのカプセルの一実施形態の側断面図である。 図1による飲料調製システムの別のカプセルの一実施形態の側断面図である。 カプセルのコードを示す、図12のカプセルの斜視図である。
飲料調製システム
図1は、第1レベルにおいて、飲料調製マシン4、カプセル6、容器8を備える飲料調製システム2の例示的な図を示している。
飲料調製マシン
図1を更に参照し、最初に飲料調製マシン4が記載される。機能上、飲料調製マシン4は、カプセルに流体を注入することによりカプセル6から1つ以上の原材料を抽出するように、動作可能である。抽出された原材料は、容器8(例えば、カップ)に回収される飲料の少なくとも一部を形成する。一般的に、飲料調製マシン4は、調理台で使用するための大きさである(すなわち、長さ、幅、及び高さが50cm未満)好適な飲料調製マシン4の例は、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号に提示されており、これら全てが本明細書において参照として組み込まれる。補足として、このような飲料調製マシン4がここでより詳細に記載され、飲料調製マシン4の第1レベルにおいて、ハウジング10、流体供給部12、抽出ユニット14、カプセル処理ユニット16、制御システム18を備えるものと考えられる。これらの構成要素は、順に記載される。
ハウジング
ハウジング10は、上記の第1レベルの構成要素を収容及び支持し、飲料調製マシン4の第2レベルにおいて基部20及び本体22を備える。基部20は、支持表面と当接している。本体22は、他の第1レベルの構成要素を取り付けるためのものである。
流体供給部
流体供給部12は、一般的には加熱される水で流体を抽出ユニット14に供給するように動作可能である。流体供給部12は典型的には、飲料調製マシン4の第2レベルにおいてほとんどの用途において1〜2リットルの流体である、流体を収容するリザーバなどのリザーバ24、往復又は回転ポンプなどの流体ポンプ26、サーモブロックタイプ加熱器を一般的に備える流体加熱器28、抽出ユニット14(以下に記載される)に流体を供給するための出口を備える。リザーバ24、流体ポンプ26、流体加熱器28、及び出口は、任意の好適な順序で互いに流体連通し、流体供給回路を形成する。別の実施例において、流体供給部12は、外部流体供給源(例えば、水道)への接続を含み得る。
抽出ユニット
抽出ユニット14は、そこから原材料を抽出するために、カプセル6を受容及び処理するように動作可能である。抽出ユニット14は典型的には、飲料調製マシン4の第2レベルにおいて、注入ヘッド30、カプセルホルダ32、カプセルホルダ装填機構34、カプセル挿入チャネル36、カプセル放出チャネル38を備え、これらは順に記載される。
注入ヘッド30は、カプセルホルダ32により保持されるときに、カプセル6の空洞に流体を注入するように構成され、かつこの目的のために、流体供給源12と流体連通した注入器40が取り付けられている。注入ヘッド30は、一般的にランセット、又は他の好適な部材を備え、カプセル6を穿孔して上記空洞への入口を形成するために、これを通じて注入器40が延びている。
カプセルホルダ32は、抽出中にカプセルを保持し、この目的のために注入ヘッド30と動作可能に連結されている。カプセルホルダ32は、カプセル受容位置と、カプセル抽出位置との間で移動するように動作可能であり、カプセルホルダ32がカプセル受容位置にあるとき、カプセル6は、カプセル挿入チャネル36からカプセルホルダ32へと供給され得、カプセルホルダ32がカプセル抽出位置にあるとき、供給されたカプセルはカプセルホルダによって保持され、注入ヘッド30が保持されたカプセル内に流体を注入することができ、1つ以上の原材料がここから抽出される。カプセルホルダ32が、カプセル抽出位置と、受容位置との間で移動しているとき、使い終わったカプセルは、カプセル放出チャネル38を介してカプセルホルダ32から放出され得る。参照される実施例において、カプセルホルダ32は、取り付けられた注入ヘッド30からなる空洞基部44を備える空洞42と、抽出される材料のための出口48を有する抽出壁部46とを備える。抽出壁部46及び空洞は、カプセル受容位置、及びカプセル抽出位置を実現するように、互いに対して移動可能である。別の実施例において、空洞は、抽出壁部に固定することができ、注入ヘッドは、カプセル受容位置及びカプセル抽出位置を実現するように空洞に対して移動可能である。このようなシステムの実施例は、国際特許公報2009/113035号に提示され、これは本明細書において参照として組み込まれる。
カプセルホルダ装填機構34は、カプセル受容位置と、カプセル抽出位置との間でカプセルホルダ32を駆動するように動作可能である。この目的のため、カプセルホルダ装填機構34は、典型的にはモーター又はソレノイドなどの線形作動装置、及びラック及びピニオン構成などの作動可能な機構を備える。カプセルホルダ装填機構34はあるいは、例えば、国際特許公報第2009/113035号に開示される、連結具の構成によって、機械的に作動させることができる。
抽出ユニット14は、例示される実施例におけるように、圧力下で流体をカプセル6の空洞内へと注入することによって動作し得る。これはまた、本明細書において参照として組み込まれる、欧州特許第2594171(A1)号に開示される構成により動作し得る。
カプセル処理ユニット
カプセル処理ユニット16は、コード信号を提供するために、その上のコードを読み取るべく、カプセル6を処理するように動作可能であり、カプセル6を抽出ユニット14へと移送するように更に動作可能である。一般的に、カプセル処理ユニット16は、抽出ユニット14の上に配置され、その様々なサブ構成要素が取り付けられた飲料調製マシン4の本体22の一部として一体化されている。しかしながら、カプセル処理ユニット16は、あるいは分離可能なユニットであってもよく、例えばこれは、様々なサブ構成要素が取り付けられた別個の本体を備え、本体は、カプセルが抽出ユニット14に移送されるように構成されている。カプセル処理ユニット16は、飲料調製マシン4の第2レベルにおいて、コード読み取りシステム50、カプセル移送機構64、作動装置ユニット112、任意によりカプセル検出システム170を備え、これらは順に説明される。
カプセル処理ユニットのコード読み取りシステム
コード読み取りシステム50は、コードリーダ52、及びコード読み取り機構54を備える。コードリーダ52は、コードリーダ52の読み取りヘッドと、カプセルのコードとの間で相対移動する間に、コードを読み取らせるように構成されている。コード読み取り機構54は、上記相対移動を生じさせるように動作可能であり、コードリーダ52の後に記載される。コードリーダ52は、コード信号を生じさせるために、カプセル6のコードを読み取らせるように動作可能である。生成されたコード信号は、アナログ又はデジタルのいずれかであり得る(例えば、コードリーダ52は、デジタル変換のための、ASICを備える)。コードリーダ52は、特定の、カプセル上のコードの構成に従って選択される、様々なリーダを備え得る。例えば、カプセルの金属部分上にエンボス加工されたコードに関して、リーダは誘導性センサであり得、カプセルに印刷されるコードに関し、リーダは光学センサであり得る。好適な導電センサの実施例は、POSICセンサ(www.posic.ch)参照番号ID1301 000002である。このようなセンサでは、好ましい読み取り構成は、コードからセンサへの相対速度が0.137/s、エンボス深さ0.3mmであり、読み取り距離が0.5mmである。好適な誘導性センサの更なる例は、TexasLDC1000シリーズセンサである。好適な光学センサの例は、光学インパルスを電気インパルスに変換するように動作可能な、光源、レンズ、及び光センサである。
図1は、コードリーダ52が、誘電性センサを備える実施例を示している。誘電性センサは、カプセル6の本体部分の空洞の基部付近に読み取りヘッドを備え、カプセルの回転軸線に位置合わせされた読み取りヘッドを備えるように構成されている。コードリーダ52の特定の構成は、カプセル6上のコードの構成、及びその読まれ方によって変化することが理解される。
コード読み取り機構54は、コードリーダ52に対して移動するようにカプセルを変位させるか、又はカプセルに対して移動するようにコードリーダ52を変位させることによって、コードリーダ52の読み取りヘッドと、カプセルのコードとの間に上記相対移動をもたらすように動作可能である。両方の場合において、相対移動は、コードがカプセルの回転軸線を中心として構成される、回転移動、コードがカプセルの軸線に沿って構成されている、往復移動であり得る。このようなコード読み取り機構の例がここで提示される。
図1及び図2に示されるコード読み取り機構54の好ましい第1実施形態において、コード読み取り機構54は、コードリーダ52に対して動くようにカプセル6を変位させるように動作可能である。特に、コード読み取り機構54は、カプセルの回転軸線を中心に回転するように、カプセル6を駆動させるように動作可能である。この目的のため、コード読み取り機構54は、カプセル回転駆動部材58、及び1つ以上の歯車を備え得る任意のドライブトレーン60を備え、カプセル回転駆動部材58は、ドライブトレーン60を介して作動装置ユニット112(図1及び図2に図示されない)によって駆動される。カプセル回転駆動部材58は、カプセル6を回転駆動させるために、カプセル6の一部分と係合するように構成されている。この実施例において、カプセル6の係合部分は、フランジ部分であるが、他の実施例においては、カプセル6の他の部分が、カプセル回転駆動部材58と係合してもよい。この実施例において、カプセル回転駆動部材58は、作動装置ユニット112が、ドライブトレーン60を第1方向に回転させるときに、反時計方向に回転される。
図3に示されるコード読み取り機構54の第2実施形態において、コード読み取り機構54は、コードリーダ52に対して動くようにカプセル6を変位させるように動作可能である。特に、コード読み取り機構54は、カプセルの回転軸線に沿って往復運動するように、カプセル6を駆動するように動作可能である。この目的のため、コード読み取り機構54は、ユーザからカプセルを受容し、このカプセルを支持するためのカプセル支持チャネル116と、直接的に(例えば、作動装置ユニット112が線形作動装置である場合)、又はクランクシャフトを備え得る歯車トレーン(例えば、作動装置ユニット112が回転作動装置である場合)を介して、作動装置ユニット112によって駆動されるカプセル作動部材114とを備える。コードリーダ52はカプセル支持チャネル116の一部分に接続され、カプセル作動部材114は、カプセルのコードの読み取りを生じさせるために、カプセル支持チャネル116に沿ってカプセル6を駆動するように動作可能である。
コード読み取り機構54の第3実施形態において、コード読み取り機構54は、第1実施形態のコード読み取り機構54のものと同様の構成を備えるが、コードリーダ52がカプセルに対して移動するように変位させるように動作可能である。特に、コード読み取り機構54は、カプセルの回転軸線を中心に回転するように、コードリーダ52を駆動するように動作可能である。この目的のため、図4に示されるように、コード読み取り機構54は、コードリーダ52が取り付けられた、コードリーダ回転駆動部材178を備える。コードリーダ回転駆動部材178は、ドライブトレーンを介して作動装置ユニット112により駆動される(両方とも図4に示されていない)。コードリーダ回転駆動部材178は、コードを備えるカプセルの一部分(例えば、回転軸線)を中心に回転するように構成されている。
コード読み取り機構54の第4実施形態において、コード読み取り機構54は、第2実施形態のコード読み取り機構54のものと同様の構成を備えるが、コードリーダ52がカプセルに対して移動するように変位させるように動作可能である。特に、コード読み取り機構54は、カプセルの回転軸線に沿って並進運動するように、コードリーダ52を駆動するように動作可能である。この目的のため、コード読み取り機構54は、直接的に(例えば、作動装置ユニット112が線形作動装置である場合)、又はクランクシャフトを備え得る歯車トレーン(例えば、作動装置ユニット112が回転作動装置である場合)を介して、作動装置ユニット112によって駆動されるコードリーダ作動機構を備える。
コード読み取り機構54の第1及び第3実施形態に関して、図1及び図2を再び参照し、コード読み取り機構54は、読み取りサイクル信号を提供するように動作可能な、読み取りサイクルセンサ62を更に備え得る。読み取りサイクル信号は、得られるコード信号の部分に含まれるコードの完全な読み取りの回数である、読み取りサイクルの数を判定するための情報を備える。読み取りサイクルセンサ62は例えば、作動装置ユニット112、又はドライブトレーン60の他の部分の各回転において、読み取りサイクル信号内の1つ以上のパルスを提供するように動作可能なスイッチ及びスイッチ作動装置であり得る。
カプセル処理ユニットのカプセル移送機構
カプセル移送機構64がここで記載され、処理されたカプセルを抽出ユニット14(例えば、カプセル挿入チャネル36を介して)に移送するように動作可能である。この目的のため、これは、抽出ユニット14とは別個に、及びその上に配置される。カプセル移送機構64は、例えば、カプセルを拘束する拘束具を除去すること、又はカプセルをカプセル挿入チャネル36へと変位させることによって、カプセルの移送を生じさせることができ、これらは以下に記載される。
第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54と共に使用するためのものである、図1、5、6、7、8及び9に示されるカプセル移送機構64の好ましい第1実施形態において、カプセル移送機構64は、移動可能なカプセル支持体66、カプセル支持体駆動機構124を備え、これらは以下に記載される。
移動可能なカプセル支持体66は、ユーザからカプセルを受容するように構成され、かつ上部に支持されるカプセルを抽出ユニット14へと移送させるために、本体22に対して移動可能である。より具体的に、これはカプセル支持位置(図5、7)と、カプセル移送位置(図6)との間で移動可能であり、カプセル支持位置にあるときには、カプセル6のコードはコード読み取りシステム50によって読み取ることができ、カプセル移送位置にあるときは、支持されているカプセル6の抽出ユニット14への移送が生じる。移動可能なカプセル支持体66は、カプセル支持体駆動機構124によって各位置の間で駆動され、その後作動装置ユニット112によって駆動され、これは以下に記載される。
図5、6、及び7に示される実施例において、移動可能なカプセル支持体66は、第1部分142及び第2部分144から形成され、これらは、カプセル移送位置を生じさせるために、カプセル支持位置から分離可能である。移動可能なカプセル支持体66は更に、内部にカプセルのフランジを位置づけるための環状の溝と、これに隣接するように配置されたカプセル本体支持部とを備え得る。カプセル支持体66は好ましくは、様々な形状のカプセルを支持するように構成されている。
カプセル支持体駆動機構124は、カプセル支持体作動部材126と、作動部材駆動機構134とを備え、これらは以下に記載される。
特に、図5、6、及び7を参照し、カプセル支持体作動部材126は、第1アーム128及び第2アーム130を備え、これらは、カプセル支持位置とカプセル移送位置との間で、移動可能なカプセル支持体66を作動させるために移動可能である。この目的のため、第1アーム128、及び第2アーム130は、そこから実質的に垂直に延びる移動可能なカプセル支持体66に接続された基端と、移動可能なカプセル支持体66の上記垂直な延長部に対してほぼ位置合わせされた、枢動軸線を中心として、本体22に枢動可能に接続された(例えば、中間部材を介して)末端とを有する。より具体的に、第1アーム128は、基端で移動可能なカプセル支持体66の第1部分142に接続され、第2アーム130は基端で移動可能なカプセル支持体66の第2部分144に接続され、第1アーム128は末端で本体22のアーム支持体に枢動可能に接続され、第2アーム130は末端で本体22のアーム支持体に枢動可能に接続され、アーム128、130は、枢動軸線とほぼ垂直な平面内の枢動支持体を中心に枢動する。
アーム128、130の基端は、アーム間の対応する回転運動を伝達するように構成されているトルク伝達手段によって動作可能に連結されている。例示的な図において、トルク伝達手段132は、末端の湾曲した周辺部の周囲に構成されている噛み合う歯を備えるが、摩擦連結など他の手段も使用され得る。更に、トルク伝達手段132はあるいは、基端の遠位に構成されてもよい(例えば、枢動支持体を備えるシャフトの端部にある噛み合う歯として)。
カプセル支持体作動部材126は、作動部材駆動機構134によって、上記カプセル支持位置とカプセル移送位置との間で駆動される。作動部材駆動機構134は、接続部材136、クランク138、ドライブトレーン146を備える。図5、6、及び8を参照し、ドライブトレーン146は、歯車148、一方向クラッチ150(例えば、フリーホイール、オーバーランニング、若しくはスプラグ変形形態)を備える。一方向クラッチ150は、歯車148によって、作動装置ユニット112に動作可能に連結される。一方向クラッチ150は、一方向(代表的な図では時計方向)にのみ回転を生じさせるようにクランク138にトルクが伝達されるように構成されている。
クランク138が上記方向に回転すると、クランク138のアームは、接続部材136の基端でクランク138と枢動可能に接続している接続部材136に往復運動を付与する。接続部材136の末端は、カプセル支持体作動部材126の第1アーム128の基端に配置されている延長部に対して枢動可能に接続されている(しかしながら、接続部材136は、アームの他の部分に接続されてもよいことが理解される)。したがって、接続部材136に付与された往復運動は更に、カプセル支持体作動部材126に付与され、これが上記カプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で駆動される。したがって、クランク138が半分回転すると、移動可能なカプセル支持体66は、カプセル支持位置からカプセル移送位置へと移動することができ、クランク138の更に半分の同じ方向の(又は反対方向の)回転により、移動可能なカプセル支持体66はカプセル支持位置からカプセル移送位置へと移動する。カプセル支持体作動部材126に付与される適切な往復運動のために、接続部材は、その基端と末端との間で湾曲されてもよく、その間の一部分が、第1アーム128の延長部の停止部と係合するように構成されている。
アーム128、130は、付勢部材により、上記カプセル支持位置、及びカプセル移送位置の一方に付勢され得る。図5及び図6を参照し、基端が第2アーム130の基端に取り付けられるように構成され、かつ末端が本体22に接続される(例えば、中間部材を介して)ように構成された引きバネ152を備える。したがって、本明細書においてアーム128、130は、カプセル支持位置へと付勢される。
アーム128、130は任意により、ガイド部材154により上記カプセル支持位置とカプセル移送位置との間で案内されてもよい。図5を参照し、ガイド部材154は延長部を含んでもよく、これはアーム128、130の基端から延び、本体22の対応するチャネル内で摺動するか、又はこれと接続されている(例えば、中間部材を介して)。
第1実施形態のコード読み取り機構54が、第1実施形態のカプセル移送機構64と組み合わされて、カプセル6が抽出ユニット14に移送されるのが可能になると、上記移動可能なカプセル支持体66に加えて、カプセル処理ユニット16の様々な構成要素が、対応するカプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で移動し得る。
代表的な実施形態において、作動部材駆動機構134、作動装置ユニット112、コード読み取り機構54は、コード読み取り機構54のカプセル回転駆動部材58が、上記カプセル移送位置まで後退するのを可能にするように、移動可能である。この目的のため、カプセル処理ユニット16は更に移動可能な支持体システム156を備えてもよく、これは、図6及び図9を参照して、移動可能な支持体158、及び移動可能な支持体駆動機構160を備える。移動可能な支持体158は、基端に、本体22への枢動接続を備える(例えば、中間部材を介して)。移動可能な支持体駆動機構160は、対応するカプセル支持位置と、カプセル移送位置との間で移動可能な支持体158を駆動するように動作可能である。一実施例において、移動可能な支持体駆動機構160は、枢動部の近位にカム168、及びカム係合部材162を備える。カム168は、作動部材駆動機構134に、及び例示される実施例においてクランク138に、回転可能に接続されている。カム係合部材162は、本体22(又はこれに接続される中間部材)の一部である。カム168の外形は、これがカム係合部材162に対して回転すると、移動可能な支持体158の上記対応するカプセル支持位置とカプセル移送位置との間での移動を生じるように、構成されている。カム168は好ましくは、カム付勢部材164により、付勢してカム係合部材162と係合する。移動可能な支持体158には、作動部材駆動機構134、作動装置ユニット112、コード読み取り機構54(すなわち、カプセル回転駆動部材58に動作可能に接続された構成要素)が取り付けられている。
更なる実施形態において(図示されない)カプセル回転駆動部材58のみが動いている。このような実施形態において、カプセル回転駆動部材58は、上記移動可能な支持体駆動機構160によって駆動される、上記移動可能な支持体システム156に取り付けられている。カプセル回転駆動部材58は、ドライブトレーン60及びカプセル回転駆動部材58が摩擦結合により回転可能に連結されるように構成することによって、ドライブトレーン60と係合離脱及び再係合することができる(この結合は、上記の移動の間に離れるように変位する)。
作動部材駆動機構134は、位置信号を提供するように動作可能な、位置センサを更に備え得る。位置信号は、作動部材駆動機構134の構成要素、又はこれに接続された構成要素(例えば、移動可能なカプセル支持体66)の位置を判定するための情報を備える。一実施例において、図8に示されるように、位置センサ166は、クランク138に回転可能に接続されたカムにより作動されるスイッチを備え、クランクの回転ごとに位置信号の1つ以上のパルスを提供する。
作動部材駆動機構134及び第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54は、上記作動装置ユニット112の第1方向の回転が、コード読み取り機構54のカプセル回転駆動部材58を回転させて、コードの読み取りを行うように、動作可能に連結されている。しかしながら、一方向クラッチ150は、上記回転をクランク138、及びしたがって移動可能なカプセル支持体66から分離するように機能する。しかしながら、作動装置ユニット112の第2方向の回転は一方向クラッチ150を介してクランク138に伝達されて、上記カプセル支持位置とカプセル移送位置との間の、移動可能なカプセル支持体66の移動を生じる。第1実施形態のコード読み取り機構54に関して、作動装置ユニット112の第2方向の回転はまた、カプセル回転駆動部材58の逆方向の回転を生じることに留意すべきであるが、これは、上記移動可能な支持体システム156により後退させられ得るために、カプセル6に対して公称の効果を有する。
第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54と、第1実施形態のカプセル移送機構64との組み合わせを備えるカプセル処理ユニット16はしたがって、作動装置ユニット112が第1方向に回転するときに、カプセル6のコードを読み取り、作動装置ユニット112が第2方向に回転するときに、カプセル6の抽出ユニット14への移送を生じるように動作可能である。
カプセル移送機構64の上記の第1実施形態は、様々な方法で適合され得る。例えば、移動可能なカプセル支持体66は、カプセル支持体作動部材126の単一のアーム128又は130に接続された第1部分142のみを備え得る。更に、カプセル支持体作動部材126、又は他の好適な作動構成要素のアーム、又は各アーム128、130は、先の実施例におけるように枢動可能に移動可能なのではなく、本体22に対して並進可能に移動可能であってもよい。並進移動は例えば、上記ガイド部材154のチャネルを線形に適合させ、接続部材を柔軟にすることにより作動部材駆動機構134をこれに対応するように適合させることによって達成することができる。
カプセル移送機構64の第2実施形態において(図示されない)、カプセル移送機構64は、第1実施形態のカプセル移送機構64のものと同様の構成を備え、すなわちこれは、第1部分142及び第2部分144を有する移動可能なカプセル支持体66と、第1アーム128及び第2アーム130(これらは本体22に枢動可能に接続される)、トルク伝達手段132、付勢部材152、ガイド部材154を備えるカプセル支持体作動部材126有するカプセル支持体駆動機構124と、位置センサ166と、移動可能な支持体システム156とを備える。
しかしながら、作動部材駆動機構134は、歯車を備えるドライブトレーン146と、楔形部と、末端において本体22にネジ接続された(例えば、中間部材を介して)ねじである、アクスルとを備える。歯車は軸線を回転可能に駆動し、これは、ネジ接続の結果として、アクスルの回転軸線に沿った、アクスルの線形移動を生じさせる。楔形部は、アクスルの基端に回転可能に取り付けられている。したがって、アクスルのいずれかの方向における回転は、楔形部の線形の反対の移動を生じさせる。楔形部は、これが上記アームの枢動を生じるように、カプセル支持体作動部材126のアーム128、130の一方と係合するように構成されている。上記アームは、付勢部材152により、付勢されて楔形部と接触することができる。楔形部の第1方向の移動は、移動可能なカプセル支持体66の、カプセル支持位置からカプセル移送位置への移動を生じることができ、楔形部の第2の反対方向の移動は、移動可能なカプセル支持体66の、カプセル移送位置からカプセル支持位置への移動を生じることができる。作動部材駆動機構134は、コード読み取りシステム50により、カプセルのコードを読み取る間に、楔形部が第1方向に移動して、コード読み取りの後に、これが上記アームと係合してカプセルの移送を生じるように、構成されている。その後、楔形部の位置は、これを第2方向に移動させることによってリセットすることができる。
第2実施形態のカプセル移送機構64を備えるカプセル処理ユニット16は、第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54と組み合わされてもよい。このようなカプセル処理ユニットは、作動装置ユニット112が第1方向に回転するときに、カプセル6のコードを読み取り、作動装置ユニット112が第1方向に回転するときに、カプセル6の抽出ユニット14への移送を生じるように動作可能である。
図3に示され、かつ第2又は第4実施形態のコード読み取り機構54と共に使用するための、カプセル移送機構64の第3実施形態において、カプセル移送機構64は、カプセル支持チャネル116、及びカプセル作動部材114(上記のように、作動装置ユニット112によって駆動される)の形態の、移動可能なカプセル支持体及びカプセル支持体駆動機構を備える。特に、作動装置ユニット112は、カプセル挿入チャネル36への移送を生じるように、カプセルを、カプセル支持チャネル116に沿って変位させるように動作可能である。第2実施形態のコード読み取り機構54において、カプセルの変位は、コードの読み取り及び移送を含む。第4実施形態のコード読み取り機構54により、カプセル作動部材114は、移送がコード読み取りの前に行われるように構成されている。すなわち、カプセル作動部材114は最初にコードリーダ52と係合してコード読み取りを生じ、その後カプセルと係合して、その変位及び移送を生じさせるように構成されている。
第2又は第4実施形態のコード読み取り機構54と、第3実施形態のカプセル移送機構64との組み合わせを備えるカプセル処理ユニット16はしたがって、作動装置ユニット112が第1方向に並進するときに、カプセル6のコードを読み取り、作動装置ユニット112が第1方向に並進するときに、カプセル6の抽出ユニット14への移送を生じさせるように動作可能である。上記組み合わせはまた、作動装置ユニット112が第1方向に並進するときに、カプセル6のコードを読み取り、作動装置ユニット112が第2方向に並進するときに、カプセル6の抽出ユニット14への移送を生じるように動作可能となるように適合されてもよい。例えば、カプセル作動部材114は、カプセル6の両縁部の周囲に延び、これによって、カプセル作動部材はカプセルをカプセル支持チャネル116に沿って押し引きしてもよく、カプセルは、カプセル挿入チャネル36の上に配置されるときに、カプセル作動部材114により落ちることができる。適合された実施例はまた、往復運動によるコードの読み取りを可能にする。
カプセル移送機構64の第4実施形態(図示されない)において、移動可能なカプセル支持体66は、カプセル支持位置とカプセル移送位置との間で移動するように、カプセル回転軸線を中心に、回転するように駆動される。より具体的に、移動可能なカプセル支持体66は、双方とも回転軸線を中心に回転可能であるように支持体に取り付けられた、2つの部分から形成されている。第1部分は回転運動を受け取り、かつトルク伝達手段(これは、第1実施形態カプセル移送機構64のトルク伝達手段を備え得る)によって回転移動を伝達する。カプセル支持位置からカプセル移送位置へと移動するため、第1部分及び第2部分は、カプセル回転軸線を中心に反対方向に分離され、これにより、第1及び第2部分によって支持されるカプセルが、その間の空隙を通じて移送される。この構成を備える移動可能なカプセル支持体66は、国際特許公報2014/056642号に詳細に開示されており、これは本明細書において参照として組み込まれる。上記移動可能なカプセル支持体は、ドライブトレーンを備えるカプセル支持体駆動機構によって駆動される。
第4実施形態のカプセル移送機構64は、第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54と組み合わされてもよい。移動可能なカプセル支持体の、コード読み取り機構54のカプセル回転駆動部材(又はコードリーダ回転駆動部材)に対する回転移動は、ドライブトレーンによって減速され、これにより移動可能なカプセル支持体がカプセル移送位置へと徐々に移動するにあたってコードが最初に読まれる。このような組み合わせは、作動装置ユニットの動作に対して、第2実施形態カプセル移送機構64と同様の動作を有し、すなわち、作動装置ユニット112が第1方向に回転するときに、カプセル6のコードを読み取り、作動装置ユニット112が第2方向に回転するときに、カプセル6の抽出ユニット14への移送を生じるようになっている。
作動装置ユニット112がここで考察され、作動装置ユニット112は線形作動装置(例えば、ソレノイド)、又は回転作動装置(例えば、電気により動作するモーター)を備え得る。更に、作動装置ユニット112は例えば、線形、又は回転運動のいずれかに適合され得、例えば、線形作動装置は、クランク、及び線形作動装置により駆動される接続ロッドによる、回転移動に適合されており、回転作動装置は、接続ロッド及び回転作動装置によって駆動されるクランクによる、線形移動に適合されている。
カプセル処理ユニットのカプセル検出システム
ここでカプセル検出システムが考察され、カプセル検出システムは、カプセル支持体上の、(すなわち、カプセル移送機構64の第1実施形態の)移動可能なカプセル支持体66上の、(カプセル移送機構64の第3実施形態の)カプセル支持チャネル116上の、カプセル6の存在、及び任意により種類を検出するように動作可能である。簡潔さのため、カプセル検出システムは、カプセル移送機構64の第1実施形態に関して記載されるが、同様のシステムが、カプセル移送機構64の第2、第3、及び第4実施形態と組み合わせられ得ることが、理解される。カプセル検出システムは、これに近接するカプセルの存在を検出するための1つ以上のセンサを備える。好ましい実施例において、センサは誘導性センサであるが、これらは、光学センサなど、他のセンサを含んでもよい。更に、コードリーダ52自体がセンサとして動作してもよい。
好ましい実施形態において、カプセル検出システムは、フランジ、蓋、又は本体などのカプセルの一部の存在を検出するように動作可能である第1センサ構成と、カプセルの一部分(例えば、本体部分)の特定の長さなど、カプセルの形状特性を検出するように動作可能な第2センサ構成とを備え、形状特性は、カプセル種類を特定するために使用され得る。第1及び第2センサ構成の両方が、飲料調製マシン4の構成要素に動作可能に接続された、1つ以上のセンサを備え得る。誘導性センサの場合、複数のセンサの構成が、直列に接続されてもよい。
図10を参照すると、このようなカプセル検出システム170の実施形態の一実施例が示されており、第1センサ構成は、センサ172a、172bを備え、第2センサ構成はセンサ172cを備える。センサ172a、及び172bは、移動可能なカプセル支持体66上に、及びより具体的には、その第1部分142及び第2部分144の本体支持部分上に構成されている。このように、センサ172a、及び172bは、移動可能なカプセル支持体66上に配置されたカプセルの本体の側壁の存在を検出するように動作可能である。センサ172cは、飲料調製マシン4の本体22(例えば、中間部材を介して)に接続され、カプセル6の本体の基部に隣接するように構成される。このように、センサ172cは、カプセル6が移動可能なカプセル支持体66上に配置されるときに、カプセル6の本体の基部がこれに近接しているのを検出するように動作可能である。
カプセル6の一部分(この場合は本体)の存在を検出するために、複数のセンサ8(例えば、172a、172b)を有することは有利であるがこれは、この部分が変形してその存在が単一のセンサでは正確に検出できない場合があるためである。
例示される実施例において、コードリーダ52は、カプセル6の本体の基部上に配置されたコードを読み取るように構成され、例示される実施例は、コードリーダ52がまた、第2センサ構成、又はその一部として機能するように適合されてもよい。
第1センサ構成は、カプセルが存在しているかどうかを、又はより具体的には、誘導性センサが使用されているときには、金属製カプセルが存在しているかどうかを決定するために使用され得、第2センサ構成は、カプセルの本体部分の長さ、又はより具体的には、誘電性センサが使用されるときには金属製本体部分の長さを判定し、検出されるカプセルの様々な種類を判定するために使用され得る。誘導性センサに関し、カプセル検出及び識別プログラム176、処理ユニット70のカプセル処理プログラム174は、以下のプログラムコード(又はプログラムされた論理)を備え得る。第1センサ構成からの信号がカプセルを示す場合、第2センサ構成からの信号を処理し、そうでなければカプセルが存在しない(又は非金属製のカプセルである)。第2センサ構成からの信号がカプセルを示す場合、第1種類のカプセルが検出され、そうでない場合は第2種類のカプセルが検出される。
カプセル検出及び識別プログラム176により判定されるカプセルの種類及び/又は存在に応じて、処理ユニット70のカプセル処理プログラム174は、コード読み取りシステム50を使用したカプセル6のコードの読み取り、及び/又はカプセル移送機構64を使用してカプセルの抽出ユニット14への移送を生じるためのプログラムコード(又はプログラムされた論理)を備え得る。例えば、カプセル処理プログラム174は以下のプログラムコード(又はプログラムされた論理)を備え得る。第1種類のカプセルが検出されると、コード読み取りシステム50を使用してコードが読み取られ、コードが適切に読み取られると、カプセル移送機構64を使用して、抽出ユニット14にカプセルが移送される。あるいは、第2種類のカプセルが検出されると、カプセル移送機構64を使用して、カプセルが抽出ユニット14に移送され、検出されない場合、カプセルが検出されないか、不適切なカプセルが検出される。
コントロールシステム
図1及び図11を参照し、制御システム18がここで考察される。制御システム18は、1つ以上の原材料をカプセル6から抽出するように、他の第1レベルの構成要素を制御するように動作可能である。制御システム18は典型的には、飲料調製マシン4の第2レベルにおいて、ユーザインターフェース68と、処理ユニット70と、メモリユニット72と、1つ以上のセンサ56とを備え、これらは以下に記載される。
ユーザインターフェース68は、ユーザからコマンドを受信し、実行のために処理ユニット70にコマンドを送信するように動作可能である。コマンドは、例えば、抽出プロセスを実行する、及び/又は飲料調製マシン4の調製パラメータを調節するための命令を含む。ユーザインターフェース68はまた、例えば、飲料調製マシンの状態に関する情報などの情報をユーザに提供し得る。この目的のため、ユーザインターフェース68は、LCDディスプレイなどのディスプレイ、及び/又は選択キー若しくはディスプレイの静電容量式タッチスクリーンなどの選択手段を備え得る。
センサ56、又は各センサ56は、飲料調製マシン4の抽出プロセス及び/又は状態をモニタリングするために、処理ユニット70に信号を送信するように動作可能である。センサは例えば、温度センサ、流量センサを備え得る。センサ56に加えて、カプセル検出システム170の上記のセンサ172はまた、処理ユニット70に信号を送信する。
処理ユニット70は、典型的には、マイクロプロセッサ、又はマイクロコントローラなどの集積回路、として構成されたメモリ、入力及び出力システム構成要素を備える。処理ユニット70は例えば、ユーザインターフェース68からのコマンド、及び/又はセンサ56、172の信号などの入力を受信し、メモリユニット72に保存されるプログラムコード(又はプログラムされた論理)により入力を処理し、一般的には抽出プロセスである出力を供給するように動作可能であり、例えば、カプセル処理ユニット16、水源12、抽出ユニット14の逐次的動作を備え得る。
メモリユニット72は、プログラムコード及び任意によりデータの保存のためのものである。この目的のために、メモリユニットは典型的には、例えば、プログラムコード及び動作パラメータ保存のためのEPROM、EEPROM、又はFlashと、データ保存のための揮発性メモリ(RAM)とを備える。メモリユニットは、別個の及び/又は一体の(例えば、半導体のダイの上)メモリを備え得る。処理ユニット70は、制御ユニット及び論理演算ユニット、又はこれらを複数(すなわち、多数のプロセッサ)備えるものとして、理想化することができる。
処理ユニット70は、他の好適な集積回路、例えば、ASICと、PAL、CPLD、FPGA、PSoCなどのプログラム可能な論理装置と、チップ上のシステム(SoC)とを備え得る。このような装置において、適切である場合、上記のプログラムコードは、プログラムされた論理が想到され、又はプログラムされた論理を追加的に含んでもよい。
制御システムのメモリユニットに保存されるプログラム
図11を参照し、メモリユニット72に保存された命令は、それ自体が様々な他のサブプログラムを含む、主要飲料調製プログラム74を含むものとして理想化され得る。飲料調製プログラム74は、処理ユニット70により実行されたときに、そこからカプセルの原材料を抽出するために、上記第1レベル構成要素の処理ユニット70による制御を生じる、プログラムコードを備える。飲料調製プログラム74は、ユーザインターフェース68からの入力コマンド、及び/又はセンサからの信号(例えば、カプセル検出システム170のセンサからの信号)に応答して実行され得る。
飲料調製プログラム74は、コードカプセル6上のエンコードされた抽出情報、並びに/又はメモリユニット72にデータとして保存され得る、及び/若しくはユーザインターフェース68を介して入力され得る他の情報を使用して、上記構成要素の制御を生じ得る。
ユーザによりカプセル支持体に供給されたカプセルを処理するためにカプセル処理ユニット16を制御するため、飲料調製プログラム74は、カプセル処理プログラム174を含むものとして理想化され得る。カプセル処理プログラム174は、すなわち、コードリーダ52がコードを読み取るように、コード信号78を供給するためにコード読み取りシステム50を制御し、カプセルを抽出ユニット14に移送するためにカプセル移送機構64を制御するための、プログラムコード(又はプログラムされた論理)を備える。ユーザによりカプセル支持体に供給されるカプセルの種類を検出及び識別するために、処理プログラム174は、カプセル検出及び識別プログラム176を含むものとして理想化され得る。コード信号情報からの抽出情報をデコードするため、カプセル処理プログラム174は、コード処理プログラム76を含むものとして理想化され得る。
飲料調製システムのカプセル
カプセル6が以下に記載され、これは、抽出される原材料の投入量を保存するための空洞を画定する本体部分と、空洞を閉じるための蓋部分と、本体部分及びフランジ部分を接続するためのフランジ部分と、空洞基部の遠位に配置されているフランジ部分とを備える。本体部分は、ディスク、円錐形、又は断面が矩形である形状など、様々な形状を含み得る。カプセルは、金属、プラスチック、又はこれらの組み合わせなど、様々な材料で形成され得る。一般的に材料は、食品にとって安全であり、抽出プロセスの圧力/温度に耐えることができ、注入ヘッド30の注入器40の挿入が可能であるように穿孔可能であり、抽出された原材料を抽出壁部46の出口48へと供給するために破裂可能であるように、選択される。したがって、カプセル6は様々な形態をとることができ、そのうちの2つの実施例が以下に記載される。
図12は、抽出される原材料の投与量を受容するための円錐台形の空洞を備える本体部分82と、本体部分の空洞を閉じるための蓋部分84と、本体部分82及び蓋部分84を接続するためのフランジ部分86とを備えるカプセル6の第1実施例の側断面図を示している。
図13は、抽出される原材料の投与量を受容するための半球状の空洞を備える本体部分88と、本体部分の空洞を閉じるための蓋部分90と、本体部分88及び蓋部分90を接続するためのフランジ部分92とを備えるカプセル6の第2実施例の側断面図を示している。
好ましくはカプセル6は、これが、フランジ部分86、92が位置する平面とほぼ垂直に延びるカプセル回転軸線120に関して実質的に回転対称である、形状である。
カプセルのコード
カプセル6のコード94が以下に記載される。最初に、カプセル上のコードの一般的な構成が記載される。コードは、カプセル6とコードリーダ52が相対移動しているときに、コードがコードリーダ52によって読み取られ得るように、カプセル6上に配置されている。
コードは、第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54により読み取られるように配置されている場合、カプセルの回転軸線を中心に配置されている。図14を参照し、コード94のそのような実施例が示されており、コード94は、カプセル6の本体部分82、88の空洞の基部に配置され、かつカプセル6がカプセル回転軸線120を中心に回転する間に、コード94が読み取られ得るように、カプセル回転軸線120を中心として周辺方向に配置されている。第1又は第3実施形態のコード読み取り機構54と適合可能なコード構成の他の実施例において、コードは、フランジ又は蓋部分84、92など、カプセルの他の部分上に配置され得る。
コードは、第2又は第4実施形態のコード読み取り機構54により読み取られるように配置されている場合、カプセルの軸線と位置合わせされるように配置される。例えば、コードは、カプセルの本体部分82、88上に配置され、回転軸線120と位置合わせされてもよい。
コード94は、カプセル上で一回、又は複数回(例えば、2〜6回)にわたって反復されていてもよく、コード94の各反復は、本明細書においてはコード反復と称される。単一コード反復(a single code repetition)の場合、この反復は一度のみ読まれてもよく、又は好ましい実施形態では、単一反復コード94は複数回読まれ、処理ユニット70は、コードの読み取りが互いに対応していることをチェックする工程を行うように動作可能である。あるいは、コードが複数のコード反復を含む一実施例において、各コード反復は、一回、又は複数回読み取られてもよく、処理ユニット70は、互いに対応するコードの読み取りのチェック工程を行うように動作可能である。
コードの一般的な構成が以下に記載される。コードは好ましくは一連のマーカー96で形成される。マーカー96は、コードリーダ52により提供されるコード信号78における、マーカー96(マーカー96の不在との比較における)の識別を可能にする形状である。一般的に全てのマーカー96は、これらがコードリーダ52によって読まれたときに、ある特性(例えば、パルス)がコード信号78内に提供されるように、実質的に同じ形状を含む。好ましい実施例において、マーカー96はバーの形状であるが、これらは、正方形又は円形など、他の軽有情であってもよい。図14の実施例において、マーカー96は、バーの形状であり、カプセル回転軸線120に対して放射状に配置されている。
マーカー96は、例えば、エンボス加工(例えば、誘導性コードリーダ52と共に使用するため)、又は印刷(例えば、光学コードリーダ52と共に使用するため)など、様々な手段により、カプセル6上に形成され得る。図14の実施例において、マーカー96は、カプセル14の本体部分82、88の金属部分上にエンボス加工することにより形成される。エンボス加工は、カプセルの表面と垂直に、いずれかの方向に延びるギザギザを含んでもよいことが理解される(すなわち、マーカー96は、ギザギザの有無によって画定され得る)。更なる実施例において、マーカー96は、カプセルの非金属部分、例えば、プラスチック部分上に、ここに金属層を適用することによって形成されてもよく、これにより金属層の有無がマーカーを画定する。更なる実施例において、マーカー96は、インク印刷により形成されてもよく、印刷の有無はマーカーを画定する。
マーカー96の寸法は、カプセル6の寸法、及びコードリーダ52の読み取りヘッドの分解能によって変化する。しかしながら、好ましい実施例において、バーの形態のマーカー96は、以下の寸法を有する;深さ0.6mm〜0.2mm、好ましくは深さ0.4mm、カプセル半径の長さ1.5mm以上、好ましくは長さ2mm、幅10mm〜0.4mm、好ましくは幅0.7mm。マーカー96の間の間隔が以下に記載されるが、一般的には2〜0.5mmの範囲内である。周辺方向に配置されたマーカー96の場合、マーカー96の間の間隔は、最大、最小、又は平均周辺方向間隔として定義され得る。
マーカー96は、抽出情報をエンコードするように構成されている。複数のマーカー96は、データ98をエンコードしてもよく、各隣接するマーカーは、抽出情報を少なくとも部分的にエンコードするための変数として特定の間隔を有する。このようなコードの例は、PCT/EP14/055510に開示され、これは本明細書において参照として組み込まれる。
更なる実施形態において、コード94は、バーコード、又は欧州特許第2594171 A1号に開示される光学的に読み取り可能なコードを含むことがあり、これは本明細書において参照として組み込まれる。
コードによりエンコードされた抽出情報は、カプセル及び/又は抽出プロセス中に使用され得るマシンの動作パラメータに関する。例えば、抽出情報は、以下の1つ以上をエンコードし得る:角速度/加速度(遠心処理により動作する抽出ユニット)、水温(カプセル入口及び/又はマシン出口)、水質量/体積流量、水体積、抽出動作の順序(例えば、予備湿潤の時間)、カプセルを再注文するためにカプセルの消費をモニタリングするために使用され得るカプセルパラメータ(体積、種類、カプセル識別子、消費期限)。
2 飲料調製システム
4 飲料調製マシン
10 ハウジング
20 基部
22 本体
12 流体 供給源
24 リザーバ
26 流体ポンプ
28 流体加熱器
14 抽出ユニット
30 注入ヘッド
40 注入器
32 カプセルホルダ
42 空洞
44 空洞基部
46 抽出ユニット
48 出口
34 カプセルホルダ装填機構
36 カプセル挿入チャネル
38 カプセル放出チャネル
16 カプセル処理ユニット
50 コード読み取りシステム
52 コードリーダ
78 コード信号
54 コード読み取り機構
62 読み取りサイクルセンサ
58 カプセル回転駆動部材
60 ドライブトレーン
114 カプセル作動部材
116 カプセル支持チャネル
178 コードリーダ回転駆動部材
64 カプセル移送機構
66 移動可能なカプセル支持体
142 第1部分
144 第2部分
124 カプセル支持体駆動部材
126 カプセル支持体作動部材
128 第1アーム
基端(移動可能なカプセル支持体)
末端(トルク伝達手段)
130 第2アーム
基端(移動可能なカプセル支持体)
末端(トルク伝達手段)
132 トルク伝達手段
152 付勢部材
154 ガイド部材
134 作動部材駆動機構
146 ドライブトレーン
148 歯車
150 一方向クラッチ
136 接続部材
138 クランク
166 位置センサ
156 移動可能な支持体システム
158 移動可能な支持体
160 移動可能な支持体駆動部材
162 カム係合部材
164 カム付勢部材
168 カム
112 作動装置ユニット
170 カプセル検出システム
172 センサ
18 コントロールシステム
68 ユーザインターフェース
70 処理ユニット
72 メモリユニット
74 飲料調製マシン
174 カプセル処理プログラム
76 コード処理プログラム
176 カプセル検出及び識別プログラム
56 センサ(温度、水位、注入ヘッド位置)
6 カプセル
120 カプセル回転軸線
82 本体部分
94 コード
96 マーカー
98 データ
84 蓋部分
86 フランジ部分
88 本体部分
90 蓋部分
92 フランジ部分
8 容器

Claims (16)

  1. 飲料の調製中にカプセルから前記飲料の原材料を抽出するための抽出ユニットを備える飲料調製マシンのカプセル処理ユニットであって、
    コードリーダ及びコード読み取り機構を備えるコード読み取りシステムであって、前記コード読み取り機構は、コードリーダとカプセルの間に相対回転移動を付与することにより、前記コードリーダによるカプセルのコードの読み取りを生じさせるように構成されている、コード読み取りシステムと、
    カプセルの前記抽出ユニットへの移動を生じさせるように構成されているカプセル移送機構と、
    前記コードを読み取るように前記コード読み取りシステムを作動させ、前記カプセルの移送を生じさせるように前記カプセル移送機構を作動させる、単一の作動装置ユニットと
    を備える、カプセル処理ユニット。
  2. 前記コード読み取り機構及びカプセル移送機構は、前記コードの前記読み取りを生じさせるべく、前記作動装置ユニットにより第1方向に移動されるように構成されており、前記カプセルの前記移送を生じさせるべく、前記作動装置ユニットにより第2方向に移動されるように構成されている、請求項1に記載のカプセル処理ユニット。
  3. 前記作動装置ユニットは、回転運動により、前記コード読み取り機構及びカプセル移送機構を作動させる、請求項1又は2に記載のカプセル処理ユニット。
  4. 前記コード読み取り機構は、前記コードリーダとカプセルとの間に、カプセル回転軸線を中心とした相対回転移動を付与することにより、前記コードの読み取りを生じさせるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニット。
  5. 前記コード読み取り機構は、カプセル回転駆動部材を備えており、前記カプセル回転駆動部材は、前記作動装置ユニットにより回転運動させられるように動作可能であり、前記回転運動をカプセルに付与するように動作可能である、請求項3又は4に記載のカプセル処理ユニット。
  6. 前記カプセル移送機構は、移動可能なカプセル支持体を備えており、前記移動可能なカプセル支持体は、カプセル支持体駆動機構によってカプセル支持位置とカプセル移送位置との間で作動される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニット。
  7. 前記カプセル支持体駆動機構は、カプセル支持体作動部材、及び作動部材駆動機構を備えており、前記カプセル支持体作動部材は、前記移動可能なカプセル支持体と動作可能に接続され、前記作動部材駆動機構は、前記カプセル支持体作動部材と動作可能に接続され、前記作動部材駆動機構は、前記カプセル支持体作動部材を作動させて、前記移動可能なカプセル支持体を前記カプセル支持位置と前記カプセル移送位置との間で移動させるように動作可能である、請求項6に記載のカプセル処理ユニット。
  8. 前記カプセル支持体作動部材は、基端において前記移動可能なカプセル支持体と動作可能に接続され、末端において前記カプセル処理ユニットの本体と枢動可能に接続されている、第1アームを備える、請求項7に記載のカプセル処理ユニット。
  9. 前記カプセル支持体作動部材は、基端において前記移動可能なカプセル支持体の第2部分と接続され、末端において前記本体に枢動可能に接続されている、第2アームを備えており、前記第1アームの前記基端は、前記移動可能なカプセル支持体の第1部分に接続され、前記第1及び第2アームは、対応する回転運動を前記アームの間で伝達するように構成されているトルク伝達手段によって動作可能に連結され、前記第1部分は、前記カプセル支持位置及び前記カプセル移送位置を実現するように、前記カプセル支持体作動部材によって前記第2部分に対して移動可能である、請求項8に記載のカプセル処理ユニット。
  10. 前記作動部材駆動機構は、一方向クラッチ、クランク、及び接続部材を有するドライブトレーンを含み、前記ドライブトレーンは、前記作動装置ユニットに動作可能に連結され、前記一方向クラッチは、前記作動装置ユニットが第2方向のみに回転運動をもたらすときに、回転運動を前記クランクに伝達するように構成され、前記接続部材は、前記クランクの回転によって、前記移動可能なカプセル支持体の、前記カプセル支持位置と前記カプセル移送位置との間の移動が生じるように、前記作動部材及び前記クランクと動作可能に接続されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニット。
  11. 前記移動可能なカプセル支持体上のカプセルの存在を検出するように構成されている1つ以上のセンサから成る第1構成と、前記カプセルの種類を判定するために、前記カプセルの一部分の形状特性を検出するように構成されている1つ以上のセンサから成る第2構成とを備える、カプセル検出システムを更に備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニット。
  12. 飲料の調製中にカプセルから前記飲料の原材料を抽出するように動作可能な抽出ユニットと、
    前記抽出ユニットに流体を供給するように動作可能な流体供給源と、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニットとを備える、飲料調製マシン。
  13. 前記コードを読み取るように前記コード読み取りシステムを作動させ、前記カプセルの移送を生じさせるように前記カプセル移送機構を作動させるべく、前記作動装置ユニットを制御するように動作可能な制御システムを更に備え、前記制御システムは、前記コードを読み取るように前記コード読み取りシステムを作動させるべく、前記作動装置ユニットを第1方向に動かすように制御するように、前記カプセルの移送を生じさせるように前記カプセル移送機構を作動させるべく、前記作動装置ユニットを第2方向に動かすように制御するように、動作可能である、請求項12に記載の飲料調製マシン。
  14. 前記コードリーダは、コード信号により処理ユニットと通信し、前記処理ユニットは、前記コード信号からの抽出情報を判定するように動作可能であり、前記処理ユニットは、前記判定された抽出情報の少なくとも一部を使用して、前記流体供給源及び/又は前記抽出ユニットを制御するように更に動作可能であり、かつ/又は前記判定された抽出情報の少なくとも一部が、カプセル消費、及び/又は前記飲料調製マシンの使用をモニタリングするために、メモリユニットに保存されている、請求項12又は13に記載の飲料調製マシン。
  15. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニットでカプセルを処理する方法であって、
    前記作動装置ユニットにより前記コード読み取りシステムを作動させてカプセルのコードを読み取らせる工程と、
    前記作動装置ユニットにより前記カプセル移送機構を作動させて前記カプセルを前記抽出ユニットへと移送させる工程と
    を含む、方法。
  16. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセル処理ユニット、又は請求項12〜14のいずれか一項に記載の飲料調製マシンにおける、カプセルの使用。
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