JP2017525369A - アダプター連結アンプリコンの調製 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アダプター連結アンプリコンもしくは標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するために使用されるべき新規方法およびキットそれぞれに関する。一局面では、アダプター連結アンプリコンを調製する方法が提供され、この方法は、(i)2本鎖アンプリコンと、少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、少なくとも1つのDNAリガーゼ、およびDNAアダプター分子とを接触させて、反応混合物を得る工程、(ii)上記反応混合物を、上記ポリヌクレオチドキナーゼによる上記2本鎖アンプリコンの5’リン酸化、および上記DNAリガーゼによる上記2本鎖アンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への上記DNAアダプター分子の連結を同時に可能にする条件下でインキュベートして、アダプター連結アンプリコンを得る工程を包含する。

Description

本発明は、アダプター連結アンプリコンまたは標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するために使用されるべき新規方法およびキットそれぞれに関する。
(発明の分野)
本発明は、分子生物学の分野に、より詳細には、アダプター連結アンプリコンの調製に、および具体的には、標的DNAの配列決定ライブラリーの調製に、それぞれ関する。
(発明の背景)
アダプター連結された、増幅されたDNAフラグメントは、現代分子生物学技術における多くの適用のために必要とされる。例えば、アダプター連結アンプリコンは、配列決定分析が意図された標的DNAのライブラリーを構成する。DNAサンプル中の標的領域は、例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって、増幅手順に供される。PCRから生じるアンプリコンは、その後、アダプター分子へと連結される。標的DNAのアダプター連結アンプリコンもしくはフラグメントは、次いで、配列決定反応へと供される。DNAアダプター分子は、従って、配列決定プライマーに対して特異的であるヌクレオチド配列とともに提供され得る。アダプター連結アンプリコンの生じる集団は、いわゆるライブラリー、特に、アンプリコン配列決定ライブラリーといわれる。
現在、アンプリコン配列決定ライブラリーを生成するには、いくつかの共通する方法がある。
1つの方法は、従来のマルチステップ酵素反応を使用して、アダプターをアンプリコンに連結する。この方法は、例えば、Illumina Manual、「Mate Pair Library Preparation」、2009に開示される。アンプリコンは、PCRによって標的特異的プライマーを用いて生成され、次いで、末端修復される。その末端修復工程は、通常、2つの酵素:ポリヌクレオチドキナーゼ(通常は、2本鎖アンプリコンもしくはPCR生成物の5’末端をそれぞれリン酸化するT4ポリヌクレオチドキナーゼ(PNK))、ならびに充填反応およびトリミング反応のいずれかによって、PCR生成物の末端を平滑にするポリメラーゼ活性およびエキソヌクレアーゼ活性を有する酵素、を必要とする。末端修復工程の後、いくつかのプラットフォーム(例えば、Illumina(登録商標)によって提供されるもの)で配列決定するために、アデニンヌクレオチドの付加が、いわゆるA付加工程によって必要とされる。この工程において、A突出部は、その末端修復されたPCR生成物の3’末端へと、例えば、クレノウフラグメント・エキソマイナス(5’→3’ポリメラーゼ活性を有するが、3’→5’エキソヌクレアーゼ活性および5’→3’エキソヌクレアーゼ活性の両方を欠いているDNAポリメラーゼIの大きい方のフラグメント)によって付加される。これは、チミジンヌクレオチドによって形成される突出部、すなわち、T突出部を有する配列決定アダプターのためのドッキング部位を生成することである。A付加の後、配列決定アダプターは、DNAリガーゼ、通常は、T4 DNAリガーゼによってアンプリコンへと連結され得る。他の配列決定プラットフォーム(例えば、Life Technologies(登録商標)のもの、例えば、Ion Torrent PGMもしくはProton、SOLid)に関しては、A付加工程は必要ではなく、平滑末端化アダプターが、末端修復されたアンプリコンへと直接連結される。
別のライブラリー調製法は、標的特異的配列およびアダプター配列のうちの一部の両方を含む融合プライマーを使用することである。標的特異的領域のPCRおよび増幅の第1ラウンドの後に、PCRの第2ラウンドを、完全アダプター配列を含むプライマーで行って、アダプター配列をアンプリコンに付加し得る。
文書WO 2009/072972は、dsRNA分子へのdsRNAアダプター分子の酵素的連結のための方法を開示する。
当該分野での全てのこれらの方法は、面倒でありかつ時間を浪費する。さらに、融合プライマーを使用する方法はまた、大量の非特異的生成物を生じることなく、同じ多重PCR反応において数百から数千ものアンプリコンを増幅するべきである適切なPCRプライマーの設計に難題を呈示し得る。
この背景に対して、先行技術の方法と関連する課題が低減もしくは回避され得るアダプター連結アンプリコンを調製するための方法を提供することが、本発明の目的である。標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための改善された方法を提供することもまた、本発明の目的である。
本発明は、これらおよび他のニーズを満たす。
国際公開第2009/072972号
(発明の要旨)
本発明は、アダプター連結アンプリコンを調製するための方法を提供し、上記方法は、
(i)2本鎖アンプリコンと、
−少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
−少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
−DNAアダプター分子
とを接触させて、反応混合物を得る工程、
(ii)上記反応混合物を、
−上記ポリヌクレオチドキナーゼによる上記2本鎖アンプリコンの5’リン酸化、および
−上記DNAリガーゼによる上記2本鎖アンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への上記DNAアダプター分子の連結、
を同時に可能にする条件下でインキュベートして、アダプター連結アンプリコンを得る工程、
を包含する。
本発明はまた、標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法を提供し、上記方法は、
(i)上記標的DNAを、上記標的DNAの2本鎖PCRアンプリコンを生じる条件下でPCRに供する工程、
(ii)上記2本鎖PCRアンプリコンと、
−少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
−少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
−DNAアダプター分子、
とを接触させて、反応混合物を得る工程、
(iii)上記反応混合物を、
−上記ポリヌクレオチドキナーゼによる上記2本鎖PCRアンプリコンの5’リン酸化、および
−上記DNAリガーゼによる上記2本鎖PCRアンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への上記DNAアダプター分子の連結、
を同時に可能にする条件下でインキュベートして、上記標的DNAの配列決定ライブラリーを得る工程、
を包含する。
本発明者らは、増幅法によって標的DNAを増幅した後に、得られるアンプリコンを、アダプター分子(例えば、配列決定プラットフォーム特異的アダプター)と、中間改変工程なしで、特に、時間を浪費しかつ効率の悪い一般に要求される末端修復およびA付加工程を排除して1工程で直接連結し得ることを、驚くべきことに実現した。
従って、アダプター連結アンプリコンを調製するための方法の工程(i)において、および標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法の工程(ii)において、2本鎖アンプリコンは、3’末端および/もしくは5’末端のその後の化学的改変なしで、すなわち、ヌクレオチド(例えば、アデニンもしくはチミジンヌクレオチド)、ホスフェート基などのその後の付加も除去もなしで、先行する増幅反応から直接生じる構成で提供される。
本発明に従う方法は、1工程のみで、アダプター連結アンプリコンまたは標的DNAの配列決定ライブラリーの生成を可能にし、作業時間を有意に短縮する。その得られたアダプター連結DNAアンプリコンは、次いで、従来のプラットフォームにおいて、例えば、次世代配列決定(NGS)のために使用され得る。
本明細書で使用される場合、「2本鎖アンプリコン」とは、分子増幅法(例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、ループ介在等温増幅(LAMP)、鎖置換増幅(SDA)、ヘリカーゼ依存性増幅(HDA)、ニッキング酵素増幅法(nicking enzyme amplification reaction)(NEAR)によるDNAの増幅の供給源または生成物であるDNAの小片をいう。この状況において、「増幅」とは、遺伝子フラグメントもしくは標的配列、具体的にはアンプリコンの1もしくはこれより多くのコピーの生成をいう。増幅反応の生成物であるアンプリコンは、増幅生成物のような一般的実験用語と交換可能に使用される。
本明細書で使用される場合、「標的DNA」とは、2本鎖アンプリコンを生成するための増幅法に供され得る目的の任意の2本鎖DNA(dsDNA)をいう。「標的DNA」は、任意のインビボ供給源またはインビトロ供給源由来であり得る(例えば、生きていようが死んでいようが、原核生物であろうが真核生物であろうが、1もしくは複数の細胞、組織、器官、または生物に由来するか、あるいは任意の生物学的もしくは環境上の供給源に由来する)。代表的ではあるが排他的ではなく、「標的DNA」とは、ヌクレオチド配列が配列決定(例えば、NGS)によって解明される予定であるそのようなdsDNAをいう。
本明細書で使用される場合、「配列決定ライブラリー」は、標的DNAフラグメントまたは標的DNAアンプリコンそれぞれの収集物である。通常は、上記収集物は、貯蔵され得、分子クローニングというプロセスを通じて微生物の集団中で増やされ得る。用語「ライブラリー」とはまた、集団または生物(それらの各々は、クローニングベクターの中へと挿入された標的DNAフラグメントを有する)に、または代わりに、そのクローニングされたベクター分子のうちの全ての収集物に言及し得る。本発明によれば、上記ライブラリーは、標的DNAのヌクレオチド配列を解明するために、その後の配列決定反応において使用されることが意図される。
本明細書で使用される場合、「キナーゼ」は、高エネルギードナー分子(例えば、ATP)から2つの特異的基質へとホスフェート基を移動させる(リン酸化といわれるプロセス)酵素の1タイプである。「ポリヌクレオチドキナーゼ」とは、その基質としてDNAもしくはRNAのようなポリヌクレオチドを有するが、オリゴヌクレオチドもしくはモノヌクレオチドをリン酸化することもできるキナーゼをいう。顕著なポリヌクレオチドキナーゼの例は、T4バクテリオファージの生成物であるT4ポリヌクレオチドキナーゼである。
本明細書で使用される場合、「リガーゼ」とは、新たな化学的結合を形成することによって、通常は、大きい方の分子のうちの一方に従属している小さな化学基の加水分解が付随して、2つの大きな分子の連結を触媒し得る酵素、または2つの成分を一緒に連結することを触媒する酵素(例えば、C−O、C−S、C−Nなどの連結を触媒する酵素)を表す。「DNAリガーゼ」とは、ホスホジエステル結合の形成を触媒することによって、DNA鎖を一緒に連結することを促進する酵素をいう。適切なDNAリガーゼの例は、E.coli DNAリガーゼ、T4 DNAリガーゼ、DNAリガーゼ I、DNAリガーゼIII、DNAリガーゼIVなどを含む。
本明細書で使用される場合、「DNAアダプター分子」とは、DNAのフラグメントの一方の末端もしくは両末端に連結され得る2本鎖(ds)DNA分子をいう。代表的には、「DNAアダプター分子」は、およそ5〜100bpの間の長さを有する。本発明に従う方法の工程(i)または(ii)において提供されるとおりのDNAアダプター分子の構成は、アンプリコンの構成に依存する。DNAアダプター分子は、アンプリコンが平滑末端化された構成で提供される場合には、平滑末端化され得る。DNAアダプター分子は、増幅反応から生じるアンプリコンがそれぞれの鎖の3’末端および/または5’末端に付加された相補的突出部を有する場合には、それぞれの鎖の3’末端および/または5’末端に付加されたヌクレオチド突出部を含み得る。例示的突出部は、それぞれ、1もしくはこれより多いチミジンヌクレオチドからなるDNAアダプター分子によって構成されるT突出部、および1もしくはこれより多いアデニンヌクレオチドからなるアンプリコンによって構成される相補的A突出部である。
本明細書で使用される場合、「少なくとも1」とは、1より多くの要素が使用され得ることを意味する。例えば、本発明は、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、もしくはより多くの異なる要素(例えば、キナーゼ、リガーゼ、ポリメラーゼなど)を含み得る。
別段定義されなければ、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、一般に、本発明が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
上記DNAリガーゼによる2本鎖アンプリコンの5’リン酸化および上記DNAリガーゼによる上記2本鎖アンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への上記DNAアダプター分子の連結の条件は、当業者に周知である。このような条件は、ポリヌクレオチドキナーゼがその酵素活性を発揮しかつDNAリガーゼがその酵素活性を同時に発揮することを可能にする環境を提供する。さらに、このような条件は、アンプリコン、ポリヌクレオチドキナーゼ、DNAリガーゼおよびDNAアダプター分子が相互作用し得、アダプター連結アンプリコンの形成を可能にし得ることを確実にする。好ましくは、このような条件は、ホスフェートドナー(例えば、NTP、特に、ATP)、塩およびイオン(例えば、Mg++)などの存在によって実現される。いくつかのリガーゼはまた、補因子としてNADを必要とし得る。
アダプター連結アンプリコンの調製はまた、アンプリコンがフラグメント化標的DNAの増幅から生じるアダプター連結アンプリコンのライブラリーの生成という概念を含む。増幅されかつアダプター連結された標的DNAは、DNA配列決定のようなその後の分析のために使用され得る。アダプター連結アンプリコンは、従って、標的DNAの配列決定ライブラリーを形成し得る。
本発明の根底にある目的は、ここで完全に解決される。
説明の中で示されるとおりの本発明の特徴、特性、および実施形態は、アダプター連結アンプリコンを調製するための方法に、ならびに標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法に、相応して当てはまる。
本発明に従う方法の一実施形態によれば、上記2本鎖アンプリコンは、2本鎖PCRアンプリコンである。
この手段は、大部分の分子生物学実験室の標準ツールに属する十分に確立された増幅法が使用されるという利点を有する。「PCRアンプリコン」とは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の使用によって生成される増幅生成物をいう。用語「PCRアンプリコン」は、「PCR生成物」と交換可能に使用され得る。
本発明に従う方法の一実施形態によれば、上記2本鎖PCRアンプリコンは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含むDNAポリメラーゼを使用するPCRから生じている。
この手段は、本発明者らが、DNAポリメラーゼの末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を利用して、2本鎖PCRアンプリコン上に、好ましくは、それぞれの鎖の3’末端においてA突出部を生成するという利点を有する。その後の接触させる工程(i)または(ii)において提供されるDNAアダプター分子は、次いで、T突出部を、好ましくは、それぞれの鎖の3’末端において含み得る。A突出部を含む2本鎖PCRアンプリコンは、次いで、T突出部を含むDNAアダプター分子にハイブリダイズする。DNAアダプター分子にハイブリダイズした2本鎖PCRアンプリコンは、次いで、連結反応によって互いに共有結合される。
本発明の方法の好ましい実施形態によれば、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含む上記DNAポリメラーゼは、Taqポリメラーゼ、クレノウフラグメント、TopTaqポリメラーゼ、Tfl−ポリメラーゼ、Tma−ポリメラーゼ、Tne−ポリメラーゼおよびTth−ポリメラーゼからなる群より選択される。
この手段は、本発明を実現するために適していると証明された、このようなDNAポリメラーゼが提供されるという利点を有する。
本発明の好ましい実施形態によれば、DNAアダプター分子は、T突出部を含む。
この状況において、「T突出部」とは、DNAアダプター分子のそれぞれの鎖の3’末端もしくは5’末端に付加された少なくとも1もしくはこれより多くのチミジンヌクレオチドをいう。好ましい実施形態によれば、T突出部は、3’末端に位置する。すなわち、1もしくはこれより多くのチミジンヌクレオチドは、DNAアダプター分子の3’末端に付加された。T突出部に起因して、DNAアダプター分子は、相補的なアデニンヌクレオチドの相当する突出部、すなわち、A突出部を有するDNAフラグメント(例えば、上記2本鎖アンプリコン)にハイブリダイズし得る。上記A突出部は、DNAフラグメントもしくは2本鎖アンプリコンのそれぞれの鎖の3’末端もしくは5’末端に位置し得る。別の好ましい実施形態において、A突出部は、DNAフラグメントもしくはアンプリコンのそれぞれの鎖の3’末端にそれぞれ位置する。DNAリガーゼの存在下では、DNAフラグメントもしくはアンプリコン(それぞれ)、およびDNAアダプター分子は、一緒に連結され、アダプター連結アンプリコンを生じる。
本発明に従う方法の一実施形態によれば、上記ポリヌクレオチドキナーゼは、T4 ポリヌクレオチドキナーゼ、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(3’ホスファターゼマイナス)からなる群より選択される。
この手段は、本発明に特に適していると示され得る、このようなポリヌクレオチドキナーゼが使用されるという利点を有する。
本発明に従う方法の別の実施形態において、上記DNAリガーゼは、T4 DNAリガーゼ、T3 DNAリガーゼ、T7 DNAリガーゼ、E.coli DNAリガーゼ、Taq DNAリガーゼ、および9°N DNAリガーゼからなる群より選択される。
この手段は、最適な結果を提供すると証明された、このようなDNAリガーゼが提供されるという利点を有する。
本発明に従う方法の別の好ましい実施形態によれば、上記DNAアダプター分子は、配列決定DNAアダプター分子、好ましくは、次世代配列決定(NGS)のためのDNAアダプター分子である。
この手段は、得られるアダプター連結アンプリコンが、ヌクレオチド配列のその後の解明を可能にする構成において、好ましくは、NGSの状況内で、従来の配列決定プラットフォーム上で提供されるという利点を有する。
本発明に従う方法の別の好ましい実施形態において、アダプター連結アンプリコンを調製するための方法の工程(i)では、または標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法の工程(ii)では、上記接触させる工程は、上記2本鎖アンプリコン、上記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、上記少なくとも1つのDNAリガーゼ、および上記DNAアダプター分子を、1つの単一反応容器へと供することによって実現される。
この手段は、「1工程」方法の原理を具現化するという利点を有する。本発明に従う方法は接触させる工程およびインキュベートする工程にそれぞれ細分され得るとしても、この細分は、方法の事象の時系列順序を例証することを意図するに過ぎない。しかし、上記方法のユーザーは、規定された条件下で反応混合物を作ることしか必要とされない。インキュベート期間の後に、アダプター連結アンプリコンまたは標的DNAの配列決定ライブラリーは、自動的に生成される、すなわち、実質的に1工程で生成される。特に、2本鎖アンプリコンに対して行われる先行する改変工程(例えば、末端修復およびA付加工程)は、必要ない。
本発明に従う方法の別の実施形態において、アダプター連結アンプリコンを調製するための方法の工程(ii)の後に、または標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法の工程(iii)の後に、以下の工程(iii)または(iv)が行われる:アダプター連結アンプリコンを単離する工程。
この手段は、アダプター連結アンプリコンが、配列決定反応への後者の直接適用を可能にする条件の中で提供されるという利点を有する。「単離」は、この状況において、関与する酵素、塩、反応緩衝液、不純物などのような反応物を除去することによるアダプター連結アンプリコンの精製、および長期間の貯蔵もしくはその後の反応を確実にする条件においてアンプリコンを提供することを意味する。
本発明の別の主題は、アダプター連結アンプリコンを調製するためのキットに関し、上記キットは、
(i)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
(ii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
(iii)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
(vi)上記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび上記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
(v)本発明に従うアダプター連結アンプリコンを調製するための方法を行うためのマニュアル、
を含む。
本発明の別の主題は、標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するためのキットに関し、上記キットは、
(i)少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、好ましくは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含む少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、
(ii)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
(iii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
(iv)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
(v)PCR緩衝液、
(vi)上記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび上記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
(vi)本発明に従う標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するための方法を行うためのマニュアル、
を含む。
反応緩衝液の組成は、当業者によって、例えば、従来のポリヌクレオチドキナーゼ緩衝液およびDNAリガーゼ緩衝液、ならびに適用可能である場合には、成分の個々の調節に基づいて、容易に決定され得る。一連の実験において、特定の反応緩衝液中の両方の酵素の個々の活性が決定され得、両方の酵素が適切に働く最適な緩衝液組成の同定を可能にし得る。このような反応緩衝液は、ホスフェートドナー(例えば、NTP、特に、ATP)、塩およびイオン(例えば、Mg++)などを含み得る。いくつかのリガーゼはまた、補因子としてNADを必要とし得る。適切な反応緩衝液の例は、Enzymatics(登録商標)(Beverly, MA, USA)のRapid Ligation Buffer(25℃においてその最終濃度、66mM Tris−HCl、10mM MgCl、1mM DTT、1mM ATP、7.5% PEG 6000、pH 7.6を含む)である。
本発明に従う方法の特徴、特性、利点および実施形態は、本発明に従うキットに相応して当てはまる。
上述の特徴および以下でなお説明される予定である特徴が、それぞれの特定された組み合わせにおいて使用され得るのみならず、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせにおいて、もしくはそれら自体でも使用され得ることは、当然のことである。
さらなる特徴、特性および利点は、好ましい実施形態または添付の図面の説明のとおりである。
図1は、本発明に従うアダプター連結PCRアンプリコンおよびアンプリコン配列決定ライブラリーの1工程構築のスキームを示す。 図2は、第1の例証実験の結果を示すダイアグラムを示す。全4サンプルにおいて、IL1R2アンプリコンは、類似の量で存在する(A)。T4 DNAリガーゼおよびT4 PNKの両方での反応は、アンプリコンへの配列決定アダプターの直接連結を可能にする(B)。 図3は、Gene ReadTM DNAseq targeted panelsアンプリコン配列決定のための標準的ライブラリー調製物構築作業(A)、および本発明に従うGene ReadTM DNAseq targeted panelsアンプリコン配列決定のための1工程ライブラリー調製物構築作業フロー(B)を図示するスキームを示す。 図3は、Gene ReadTM DNAseq targeted panelsアンプリコン配列決定のための標準的ライブラリー調製物構築作業(A)、および本発明に従うGene ReadTM DNAseq targeted panelsアンプリコン配列決定のための1工程ライブラリー調製物構築作業フロー(B)を図示するスキームを示す。 図4は、第2の例証実験の結果を示す。標準的方法もしくは本発明に従う1工程方法のいずれかで生成した配列決定ライブラリーは類似のサイズ分布パターンを示すことが実証された。
実施例
1.本発明の原理
本発明の目的は、アンプリコン配列決定のための次世代ライブラリー調製作業フローにおける面倒でありかつ時間を浪費する末端修復およびA付加工程を回避することである。本発明者らは、PCRポリメラーゼの末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を利用して、PCRの間にアンプリコンの3’末端にA突出部を生成する。PCRの後に、アンプリコンを、組み合わされたリン酸化および連結反応に供する。この反応において、A突出部を有するアンプリコンを、それぞれの鎖の3’末端にT突出部を含む配列決定アダプター、ポリヌクレオチドキナーゼ(PNK)(例えば、T4 PNK)、DNAリガーゼと混合し、リガーゼおよびキナーゼの両方にとって機能する反応緩衝液中でインキュベートする;図1を参照のこと。このスキームにおいて、gDNAは、ゲノムDNAを表し、Piは、無機ホスフェート残基を表す。
2.実験的試験1
本発明の原理を証明するために、本発明者らは、上記の方法を使用して、Taqポリメラーゼを使用するPCRを行い、次いで、T突出部を有するIllumina(登録商標) TruSeq配列決定アダプターへとアンプリコンを直接連結した。簡潔には、4つの同一の50μl PCR反応を、各々テンプレートとして、10ngのヒトゲノムDNA、1×最終濃度でのQIAGEN(登録商標) HotStar Plus Master Mix(化学改変されたTaqポリメラーゼを含む)、ならびに各々0.2μMのヒトIL1R2遺伝子、IL1R2 F(配列1)およびIL1R2 R(配列2)を特異的に認識するPCRプライマーで設定した。PCRサイクリング条件は、以下のとおりであった:最初の変性のために95℃、5分間;次いで、94℃、30秒;60℃、30秒;および72℃、60秒を35サイクル;続いて、最終伸長およびA付加のために72℃、20分間。PCRが完了したら、PCR反応を、QIAGEN(登録商標) MinElute PCR Purification Kitできれいにし、各反応からのPCR生成物を、20μl RNase非含有水中に溶離し、一緒にプールした。次いで、精製したPCR生成物(サンプル1およびサンプル2)のうちの19μlの1つの複製物を、組み合わされたリン酸化および連結反応に、1×Rapid Ligation Buffer(Enzymatics(登録商標))、二重鎖を形成するために2つのオリゴをアニールすることによって生成した1μMのIllumina(登録商標)配列決定アダプター(IDT, 配列3および配列4)、3μlのT4 DNAリガーゼ(T4 DNA Ligase Rapid、600U/μl、Enzymatics(登録商標))および2μlのT4ポリヌクレオチドキナーゼ(T4 PNK、10U/μl、New England Biolabs(登録商標))とともに供した。精製したPCR生成物(サンプル3およびサンプル4)のうちの19μlの別の複製物を、T4ポリヌクレオチドキナーゼなしであるが上記の成分とのみ連結反応に供した;表1を参照のこと。全4つの反応は、50μlの反応容積を有し、室温で30分間行った。
連結反応の後に、生成物を、QIAGEN(登録商標) MinElute PCR精製キットで精製し、20μlのRNase非含有水中に溶離した。その溶離液を、RNase非含有水で1:1000に希釈し、定量的リアルタイムPCRにおいてテンプレートとして使用して、連結生成物の存在もしくは非存在を検出した。2つのプライマーセットを使用した:一方のプライマーセットである、ライブラリープライマーFおよびライブラリープライマーRは、Illumina(登録商標)アダプター配列(配列5および配列6)を認識し;他方のプライマーセットは、IL1R2アンプリコンを生成するために使用されるのと同じであり、IL1R2アンプリコン配列(配列1および配列2)の全てを認識する。内部IL1R2アンプリコン配列を特異的に認識する5’ FAM標識を含むTaqManプローブ(配列7)を、ライブラリープライマーもしくはIL1R2プライマーのいずれかと組み合わせて使用して、Illumina(登録商標)アダプター連結アンプリコンもしくは全IL1R2アンプリコンの量それぞれを定量した。qPCR反応を、QuantiFast Probe PCRミックス(1×最終濃度)、0.4μMの各プライマー、0.2μMのTaqManプローブ、およびサンプル1〜サンプル4の2μlの希釈連結生成物で設定した。qPCRを、以下のサイクリング条件で、QIAGEN(登録商標) RotorgeneリアルタイムPCRサイクラーで行った:95℃、3分間;および95℃、3秒;60℃、30秒の40サイクル。
この実験の結果を、図2および表1に示す。全4サンプル(2連で)は、IL1R2プライマーでのqPCRにおいて類似のCt値を示し、全IL1R2アンプリコンの類似の量を示す;図2A。しかし、T4 PNKが連結反応に存在するサンプル1およびサンプル2のみが、ライブラリープライマーFおよびRでのqPCR反応において低いCtを有する陽性シグナルを示した一方で、連結反応にT4 PNKが存在しないサンプル3およびサンプル4は、ライブラリープライマーFおよびRで検出可能なqPCR生成物を生じなかった;図2B。
結果は、アンプリコン配列決定のための次世代ライブラリーが、PCRの直後に、成功裡にかつ迅速に1工程の組み合わされたリン酸化および連結工程で調製され得、当該分野で一般に使用される、時間浪費型かつエラーの起こりやすい複数酵素工程を排除し得るという原理を肯定的に証明した。
3.実験的試験2
本発明者らはさらに、本発明の原理を、QIAGEN(登録商標) GeneReadTM DNAseq Targeted Panelを使用するアンプリコン配列決定実験で証明した。QIAGEN(登録商標) GeneReadTM DNAseq Targeted Panelは、多重PCRを使用して、目的の遺伝子のエキソンを選択的に増幅する。多重PCRの後、アンプリコンは、配列決定のために、プラットフォーム特異的配列決定アダプターと連結される必要がある。
Illumina(登録商標)プラットフォームでの標的アンプリコン配列決定のための標準的ライブラリー構築法は、3つの酵素工程:非特異的副生成物を除去するために、数回のクリーンアップ工程およびサイズ選択工程と組み合わせて、末端修復、A付加、および連結を要する。連結後のPCR工程はまた、配列決定ライブラリーを増幅するために含められる;図3Aを参照のこと。QIAGEN(登録商標) GeneReadTM DNAseq Targeted Panels V2ハンドブックもまた参照のこと。
本発明者らは、本発明に従う1工程ライブラリー構築法と標準的ライブラリー構築プロトコルの実施を比較した。本発明に従う1工程方法は、図3Bに概説される。具体的には、匿名ドナーに由来するヒトゲノムDNA(gDNA)をテンプレートとして使用し、QIAGEN(登録商標) GeneReadTM Human Carrier Panel V2(Cat. # NGHS−011X)で増幅した。多重PCRの後、アンプリコンを、標準的ライブラリー調製作業フロー(「コントロール」)、または本発明に従う1工程ライブラリー調製プロトコル(「1工程」)のいずれかに供した。1工程プロトコルを用いて、精製したPCR生成物を、最終容積90μlで、1×Rapid Ligation Buffer(Enzymatics(登録商標))中の3μlのT4 DNAリガーゼ(T4 DNA Ligase Rapid、600U/μl、Enzymatics(登録商標))および2μlのT4 ポリヌクレオチドキナーゼ(T4 PNK、10U/μl、New England Biolabs(登録商標))でアダプターに直接連結した。組み合わされたリン酸化および連結を伴う1工程反応を、30分間室温で行った。両方の配列決定ライブラリーを、BioanalyzerでAgilent(登録商標) High Sensitivity DNAチップを用いて特徴付けた。
図4に示されるように、標準的方法(「コントロール」)および本発明に従う1工程方法(「1工程」)で構築したライブラリーは、非常に類似したサイズ分布パターンを有する。
この2つのライブラリーを、次いで、二重層300 nt Flow CellsおよびIllumina(登録商標) miSeq Reagent Kit V2(300)を使用するmiSeq機器(Illumina(登録商標))で配列決定した。2×150nt読み取り長でのペアードエンド配列決定(Paired−end sequencing)モードを、試行のために使用した。データを、QIAGEN(登録商標) GeneRead Targeted Exon Enrichment Panel Data Analysisツールで分析した。
アンプリコン配列決定品質のための測定規準(metrics)を表2にまとめたところ、標準的方法(「コントロール」)および本発明に従う新規な1工程方法(「1工程」)の両方で生成されたアンプリコン配列決定ライブラリーに関して良好な配列決定品質を示した。表2に示されるように、標準的方法および本発明に従う新規方法の両方によって生成されたライブラリーは、測定規準(例えば、全読み取り、標的領域およびコントロールアンプリコンに対して整列された読み取りのパーセンテージ、メジアンの>=20%でカバーされた塩基のパーセンテージ、>=10×、30×、もしくは100×カバレッジ(coverage)でカバーされた塩基のパーセンテージ、ならびに平均およびメジアンカバレッジ)に基づいて、同様に良好な配列決定結果を与えた。
4.結論
まとめると、本発明に従う新規な1工程アンプリコン配列決定ライブラリー調製法は、良好な品質を伴って、配列決定ライブラリーを生成することにおいて有効であると示された。さらに、1工程方法はまた、ライブラリー調製作業フローを顕著に能率的にし、プロトコルにおける多重酵素工程および取り扱い工程を除去することによって、潜在的に変動を低減し得る。
4.結論
まとめると、本発明に従う新規な1工程アンプリコン配列決定ライブラリー調製法は、
良好な品質を伴って、配列決定ライブラリーを生成することにおいて有効であると示され
た。さらに、1工程方法はまた、ライブラリー調製作業フローを顕著に能率的にし、プロ
トコルにおける多重酵素工程および取り扱い工程を除去することによって、潜在的に変動
を低減し得る。

さらなる特徴、特性および利点は、好ましい実施形態または添付の図面の説明のとおり
である。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
アダプター連結アンプリコンを調製する方法であって、前記方法は、
(i)2本鎖アンプリコンと、
−少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
−少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
−DNAアダプター分子
とを接触させて、反応混合物を得る工程、
(ii)前記反応混合物を、
−前記ポリヌクレオチドキナーゼによる前記2本鎖アンプリコンの5’リン酸化、および
−前記DNAリガーゼによる前記2本鎖アンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への前記DNAアダプター分子の連結、
を同時に可能にする条件下でインキュベートして、アダプター連結アンプリコンを得る工程、
を包含する、方法。
(項目2)
前記2本鎖アンプリコンは、2本鎖PCRアンプリコンであるという点で特徴付けられる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記2本鎖PCRアンプリコンは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含むDNAポリメラーゼを使用するPCRから生じるという点で特徴付けられる、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記DNAポリメラーゼは、Taqポリメラーゼ、クレノウフラグメント、TopTaqポリメラーゼ、Tfl−ポリメラーゼ、Tma−ポリメラーゼ、Tne−ポリメラーゼおよびTth−ポリメラーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記DNAアダプター分子は、T突出部を含むという点で特徴付けられる、項目1〜4のいずれかに記載の方法。
(項目6)
前記ポリヌクレオチドキナーゼは、T4ポリヌクレオチドキナーゼ、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(3’ホスファターゼマイナス)からなる群より選択されるという点で特徴付けられる、項目1〜5のいずれかに記載の方法。
(項目7)
前記DNAリガーゼは、T4 DNAリガーゼ、T3 DNAリガーゼ、T7 DNAリガーゼ、E. coli DNAリガーゼ、Taq DNAリガーゼ、および9°N DNAリガーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、項目1〜6のいずれかに記載の方法。
(項目8)
前記DNAアダプター分子は、配列決定DNAアダプター分子、好ましくは、次世代配列決定(NGS)のためのDNAアダプター分子であるという点で特徴付けられる、項目1〜7のいずれかに記載の方法。
(項目9)
工程(i)において、前記接触させる工程は、前記2本鎖アンプリコン、前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、前記少なくとも1つのDNAリガーゼ、および前記DNAアダプター分子を、1つの単一反応容器へと供することによって実現されるという点で特徴付けられる、項目1〜8のいずれかに記載の方法。
(項目10)
工程(ii)の後に、以下の工程:
(iii)アダプター連結PCRアンプリコンを単離する工程、
が行われるという点で特徴付けられる、項目1〜9のいずれかに記載の方法。
(項目11)
標的DNAの配列決定ライブラリーを調製する方法であって、前記方法は、
(i)前記標的DNAを、前記標的DNAの2本鎖PCRアンプリコンを生じる条件下でPCRに供する工程、
(ii)前記2本鎖PCRアンプリコンと、
−少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
−少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
−DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
とを接触させて、反応混合物を得る工程、
(iii)前記反応混合物を、
−前記DNAリガーゼによる前記2本鎖PCRアンプリコンの5’リン酸化、および
−前記DNAリガーゼによる前記2本鎖PCRアンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への前記DNAアダプター分子の連結、
を同時に可能にする条件下でインキュベートして、前記標的DNAの配列決定ライブラリーを得る工程、
を包含する、方法。
(項目12)
アダプター連結PCRアンプリコンを調製するためのキットであって、前記キットは、
(i)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
(ii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
(iii)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
(vi)前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび前記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
(v)項目1〜10のいずれかに記載の方法を行うためのマニュアル、
を含む、キット。
(項目13)
標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するためのキットであって、前記キットは、
(i)少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、好ましくは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含む、少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、
(ii)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
(iii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
(iv)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
(v)PCR緩衝液、
(vi)前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび前記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
(vi)項目9に記載の方法を行うためのマニュアル、
を含む、キット。
(項目14)
前記DNAポリメラーゼは、Taqポリメラーゼであるという点で特徴付けられる、項目13に記載のキット。
(項目15)
前記ポリヌクレオチドキナーゼは、T4ポリヌクレオチドキナーゼ、クレノウフラグメント、TopTaqポリメラーゼ、Tfl−ポリメラーゼ、Tma−ポリメラーゼ、Tne−ポリメラーゼおよびTth−ポリメラーゼからなる群より選択され、好ましくは、前記DNAリガーゼは、T4 DNAリガーゼ、T3 DNAリガーゼ、T7 DNAリガーゼ、E. coli DNAリガーゼ、Taq DNAリガーゼ、および9°N DNAリガーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、項目10〜12のいずれかに記載のキット。

Claims (15)

  1. アダプター連結アンプリコンを調製する方法であって、前記方法は、
    (i)2本鎖アンプリコンと、
    −少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
    −少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
    −DNAアダプター分子
    とを接触させて、反応混合物を得る工程、
    (ii)前記反応混合物を、
    −前記ポリヌクレオチドキナーゼによる前記2本鎖アンプリコンの5’リン酸化、および
    −前記DNAリガーゼによる前記2本鎖アンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への前記DNAアダプター分子の連結、
    を同時に可能にする条件下でインキュベートして、アダプター連結アンプリコンを得る工程、
    を包含する、方法。
  2. 前記2本鎖アンプリコンは、2本鎖PCRアンプリコンであるという点で特徴付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記2本鎖PCRアンプリコンは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含むDNAポリメラーゼを使用するPCRから生じるという点で特徴付けられる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記DNAポリメラーゼは、Taqポリメラーゼ、クレノウフラグメント、TopTaqポリメラーゼ、Tfl−ポリメラーゼ、Tma−ポリメラーゼ、Tne−ポリメラーゼおよびTth−ポリメラーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記DNAアダプター分子は、T突出部を含むという点で特徴付けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ポリヌクレオチドキナーゼは、T4ポリヌクレオチドキナーゼ、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(3’ホスファターゼマイナス)からなる群より選択されるという点で特徴付けられる、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記DNAリガーゼは、T4 DNAリガーゼ、T3 DNAリガーゼ、T7 DNAリガーゼ、E. coli DNAリガーゼ、Taq DNAリガーゼ、および9°N DNAリガーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記DNAアダプター分子は、配列決定DNAアダプター分子、好ましくは、次世代配列決定(NGS)のためのDNAアダプター分子であるという点で特徴付けられる、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 工程(i)において、前記接触させる工程は、前記2本鎖アンプリコン、前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、前記少なくとも1つのDNAリガーゼ、および前記DNAアダプター分子を、1つの単一反応容器へと供することによって実現されるという点で特徴付けられる、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 工程(ii)の後に、以下の工程:
    (iii)アダプター連結PCRアンプリコンを単離する工程、
    が行われるという点で特徴付けられる、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 標的DNAの配列決定ライブラリーを調製する方法であって、前記方法は、
    (i)前記標的DNAを、前記標的DNAの2本鎖PCRアンプリコンを生じる条件下でPCRに供する工程、
    (ii)前記2本鎖PCRアンプリコンと、
    −少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
    −少なくとも1つのDNAリガーゼ、および
    −DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
    とを接触させて、反応混合物を得る工程、
    (iii)前記反応混合物を、
    −前記DNAリガーゼによる前記2本鎖PCRアンプリコンの5’リン酸化、および
    −前記DNAリガーゼによる前記2本鎖PCRアンプリコンのうちの少なくとも一方の末端への前記DNAアダプター分子の連結、
    を同時に可能にする条件下でインキュベートして、前記標的DNAの配列決定ライブラリーを得る工程、
    を包含する、方法。
  12. アダプター連結PCRアンプリコンを調製するためのキットであって、前記キットは、
    (i)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
    (ii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
    (iii)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
    (vi)前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび前記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
    (v)請求項1〜10のいずれかに記載の方法を行うためのマニュアル、
    を含む、キット。
  13. 標的DNAの配列決定ライブラリーを調製するためのキットであって、前記キットは、
    (i)少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、好ましくは、末端アデニリルトランスフェラーゼ活性を含む、少なくとも1つのDNAポリメラーゼ、
    (ii)少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼ、
    (iii)少なくとも1つのDNAリガーゼ、
    (iv)DNAアダプター分子、好ましくは、T突出部を含むDNAアダプター分子、
    (v)PCR緩衝液、
    (vi)前記少なくとも1つのポリヌクレオチドキナーゼおよび前記少なくとも1つのDNAリガーゼが酵素として機能することを同時に可能にするように構成された反応緩衝液、ならびに
    (vi)請求項9に記載の方法を行うためのマニュアル、
    を含む、キット。
  14. 前記DNAポリメラーゼは、Taqポリメラーゼであるという点で特徴付けられる、請求項13に記載のキット。
  15. 前記ポリヌクレオチドキナーゼは、T4ポリヌクレオチドキナーゼ、クレノウフラグメント、TopTaqポリメラーゼ、Tfl−ポリメラーゼ、Tma−ポリメラーゼ、Tne−ポリメラーゼおよびTth−ポリメラーゼからなる群より選択され、好ましくは、前記DNAリガーゼは、T4 DNAリガーゼ、T3 DNAリガーゼ、T7 DNAリガーゼ、E. coli DNAリガーゼ、Taq DNAリガーゼ、および9°N DNAリガーゼからなる群より選択されるという点で特徴付けられる、請求項10〜12のいずれかに記載のキット。
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