JP2017524482A - 軟組織を修復するための医療装置及びこの医療装置の使用方法 - Google Patents

軟組織を修復するための医療装置及びこの医療装置の使用方法 Download PDF

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Abstract

軟組織を修復するための医療装置が開示される。医療装置は、軟組織の中の断裂に位置付け可能なカニューレ付きプローブと、停止部材と、を含む。カニューレ付きプローブは、近位の端部の周りの入り口と、それを通じる内腔を有する、遠位の端部の周りの少なくとも1つの出口と、を有する。入口は、接着剤をその中に受け取るための接着剤源に動作可能に接続可能である。出口は、接着剤を断裂の周りで出すように、断裂の周りに位置付け可能である。停止部材は、入口から所定の距離で、プローブの周囲の周りに配置可能であるとともに、軟組織の中へのカニューレ付きプローブの進行を停止するように軟組織の表面に近接して位置付け可能であり、それによってカニューレ付きプローブの供給部は、接着剤を断裂の周りに供給するように軟組織の周りに位置付け可能である。

Description

本出願は、2014年8月11日に出願された米国仮出願第62/035708号の利益を主張し、その全体がここに参照として組み込まれる。
本開示は、生体接着剤(本出願では「接着剤」とも称される)を、軟組織の断裂(例えば半月板断裂)の再付着又は増強、靭帯及び筋肉の骨への再付着、関節包のシール(sealing joint capsules)、及び軟骨離層の修復におけるような修復を必要とする体の部位へ供給するための装置及びその使用方法に関する。本開示のいくつかの実施形態は、半月板のような密閉された間接腔及び他の到達し難い解剖学的構造における部位へ接着剤を供給するような、侵襲の少ない整形外科手術での特定の使用を有する場合がある。
限定することのない態様の例示の方法によれば、装置及び方法の所定の実施形態は、半月板断裂の再付着及び/又は修復に関する。限定することのない例示に対しては、膝の半月板組織は、「バケツ柄状」損傷として参照される場合がある長手方向の鉛直方向損傷を発症する場合がある。そのような損傷は、損傷が閉じられ、安定化した場合に徐々に治癒することが認識される。半月板断裂を修復するための1つの既知の方法は、膝関節及び断裂した半月板にアクセスする切開を行うステップ、断裂した半月板の内側部分に縫合糸を配置し、この縫合糸を外側部分へ引くステップを含む。縫合は、断裂が望ましい限り堅く閉じられるまで繰り返される場合がある。半月板断裂のような、組織の断裂を閉じるまた別の手順は、間に縫合糸を含む一対の長い針の使用と、2つの針を断裂した半月板を通じて膝関節の前から経皮的に関節の後部から出るように配置するステップと、を含む。
しかし、半月板断裂のような組織の断裂の修復における縫合糸の使用は、縫合糸及び/又は縫合糸の結び目が隣接する組織を圧迫するか又は擦るときに炎症を生じさせるような、欠損症及び合併症を有することが知られている。さらに、断裂縁部近傍の病理学的又は別様の易感染性の組織が、修復の有効性を低下させる可能性のある縫合糸障害、又は「チーズワイヤリング(cheese wiring)」を経験する場合がある。
他の(例えば)半月板の修復システムは、関節鏡視下で挿入することを提案される固定部材を使用する。1つのシステムでは、固定部材は、胴部(shank)、この胴部の一方の端部における拡大された頭部、並びに他方の端部における及び/又は胴部の長さに沿って離間した1つ以上の返しを有する。固定部材の返しを設けられた端部は、所定の点まで先細とされている。固定部材は、最初に鋭い端部で断裂に近接する半月板の内部領域中に挿入されるように提案されている。固定部材の挿入は、例えば固定部材の返しを設けられた特質の故の複雑な挿入装置及び方法が必要とされる場合がある。挿入は、固定部材の拡大された頭部が半月板組織に係合するまで続けられる。胴部の長さは、完全に挿入されたとき(すなわち、固定部材の拡大された頭部が半月板組織に係合するとき)に、固定部材の先細とされた、返しを設けられた端部が半月板断裂の反対側の半月板組織を貫通するように選択され、したがって完全に挿入された固定部材は断裂の隙間をブリッジし、断裂の両側における半月板組織と係合する。返しは、半月板断裂がブリッジされた位置において取り外しできないように保持されるように、固定部材の後退を防止するように意図されており、さらに、修復用組織が断裂端部間を充填するにつれて、断裂が最終的に完全に治癒することをさらに意図されている。
この概要は、詳細な説明においてさらに後述される概念の選択を取り入れるために提供される。この概要は、特許請求の範囲の極めて重要な、又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、また、特許請求の範囲の主題の技術的特徴を限定する目的として使用されることを意図されるものでもない。
少なくとも1つの観点では、軟組織を修復するための医療装置が開示されている。この医療装置は、軟組織中の断裂に位置付けることができるカニューレ付きプローブ及び停止部材を含む。カニューレ付きプローブは、入口を近位の端部の周囲に有し、少なくとも1つの出口を、この出口を貫通する内腔を有する遠位の端部の周囲に有する。入口は、接着剤を受け取る接着剤源に動作可能に接続可能である。出口は、接着剤を断裂の周囲に出すように、断裂の周囲に配置可能である。停止部材は、入口から所定の距離でプローブの周囲に配置可能であるとともに、軟組織の中へのカニューレ付きプローブの進行を停止させるように軟組織の表面に隣接して位置付け可能であり、それによって、カニューレ付きプローブの供給部分を、断裂の周囲に接着剤を供給するように軟組織の周囲に位置付け可能である。
また別の観点では、この開示は軟組織を修復するためのシステムに関する。このシステムは、接着剤源に貯蔵される接着剤と、医療装置を含む。医療装置は、軟組織中の断裂に位置付けることができるカニューレ付きプローブ及び停止部材を含む。カニューレ付きプローブは、入口を近位の端部の周囲に有し、少なくとも1つの出口を、この出口を貫通する内腔を有する遠位の端部の周囲に有する。入口は、接着剤を受け取る接着剤源に動作可能に接続可能である。出口は、接着剤を断裂の周囲に出すように、断裂の周囲に配置可能である。停止部材は、入口から所定の距離でプローブの周囲に配置可能であるとともに、軟組織の中へのカニューレ付きプローブの進行を停止させるように軟組織の表面に隣接して位置付け可能であり、それによって、カニューレ付きプローブの供給部分を、断裂の周囲に接着剤を供給するように軟組織の周囲に位置付け可能である。
また別の観点では、本開示は軟組織を修復する方法に関する。この方法は、入口を近位の端部に有し、少なくとも1つの出口をこの出口を貫通する内腔を有する遠位の端部の周囲に有するカニューレ付きプローブを提供するステップと、停止部材を、入口から所定の距離でプローブの周囲に配置するステップと、軟組織の中の断裂の周囲にカニューレ付きプローブを位置付けるステップと、停止部材を軟組織の表面に隣接して位置付けることによって、軟組織の周囲におけるカニューレ付きプローブの進行を停止させるステップと、入口から内腔を通じて接着剤を通過させることによって断裂の周囲に接着剤を供給し、出口から出すステップと、を含む。
最終的に、また別の観点では、本開示は軟組織を修復する方法に関する。この方法は、医療装置を提供するステップと、軟組織中にカニューレ付きプローブを挿入するステップと、接着剤を、内腔を通じて断裂の中へと通過させるステップと、カニューレ付きプローブを軟組織から引き抜くステップと、を含む。
この開示はまた、近位の端部及び開口部並びに遠位の端部及び開口部を有するカニューレ付きプローブと、近位開口部及び遠位開口部を有するカニューレ付きプローブ内の少なくとも1つの内腔と、少なくとも部分的に接着剤で封止される(sealed)軟組織断裂の近傍の健康な軟組織の表面上に横たわるように形成可能なカニューレ付きプローブと、カニューレ付きプローブの遠位の端部を、少なくとも部分的に接着剤で封止される軟組織断裂中に配置するように形成可能なカニューレ付きプローブと、内腔の近位開口部と係合可能な接着剤供給源であって、この接着剤供給源から内腔の遠位開口部への流体流れの通路を係合可能に形成する接着剤供給源と、を備える、少なくとも部分的に接着剤を使用して軟組織の断裂を修復するための医療装置に関する。
この医療装置はまた、カニューレ付きプローブ内に第2の内腔をも含むことができる。この第2の内腔は、第2の内腔の近位開口部からカニューレ付きプローブの遠位の端部の前に位置する第2の内腔の遠位の末端まで、カニューレ付きプローブを部分的に通じて延びることができる。第2の内腔はガイドワイヤを含むことができ、盲内腔である。
第2の内腔は、カニューレ付きプローブの遠位の端部の近くで共通の内腔を形成する第2の内腔の遠位の末端において内腔に合流することができる。接着剤は2つの成分接着剤を含むことができ、それぞれの成分のうちの一方は別々のそれぞれの内腔内に含まれ、共通の内腔内に一緒に合流する。組織は半月板とすることができ、断裂は半月板断裂とすることができる。
本開示はまた、組織用接着剤を半月板組織断裂に投与する方法にも関し、この方法は、接着剤を半月板断裂に供給するために請求項1に係る装置を使用するステップを備える。カニューレ付きプローブは、半月板断裂の近傍の半月板組織の少なくとも一部上への配置のために形成可能とすることができ、カニューレ付きプローブの遠位の端部は、半月板断裂内の配置のために形成可能である。カニューレ付きプローブはまた、カニューレ付きプローブの近位の端部の近傍の近位開口部及びカニューレ付きプローブの遠位の端部の近傍の遠位開口部を有する第2の内腔を含むこともできる。接着剤は2つの成分接着剤を含むことができ、それぞれの成分の一方は、それぞれ別々の内腔に供給される。カニューレ付きプローブは、カニューレ付きプローブの近位の端部の近傍の近位開口部及びカニューレ付きプローブの遠位の端部の前に位置する第2の内腔の遠位の末端から、カニューレ付きプローブを部分的に通じて延びる第2の内腔を含み、この第2の内腔は、カニューレ付きプローブを操作するためのガイドワイヤを可逆的に含む盲内腔である。カニューレ付きプローブもまた、カニューレ付きプローブに成形性を付与する少なくとも1つのポリマ及び/又は金属を含むことができる。
本開示はまた、軟組織の断裂を修復するための医療装置にも関し、この医療装置は、筒状の壁部、遠位の端部、並びに近位の端部及び開口部を有するカニューレ付きプローブと、近位開口部を有するカニューレ付きプローブ内の少なくとも1つの内腔と、カニューレ付きプローブの外部環境と内腔内の環境との間に開口するとともに、カニューレ付きプローブの外部環境と内腔内の環境との間に連通を提供する、筒状の壁を貫通する側部ポートと、カニューレ付きプローブの外形よりも大きな外形を有する深さ停止部材であって、側部ポートがドリル停止部材の遠位にあり、かつカニューレ付きプローブの遠位の端部からの挿入時に、カニューレ付きプローブが断裂をブリッジするとともに側部ポートが断裂内に位置する位置までこのカニューレ付きプローブを挿入可能であるように、深さ停止部材が処理される軟組織の外面に接触する位置において、筒状壁部の外面に取り付け可能である深さ停止部材と、内腔の近位開口部に関連付け可能であり、接着剤供給源と、内腔と、カニューレ付きプローブの側部ポートを通じた外部環境と、の間に連通を関連付け可能に形成する、少なくとも1つの接着剤供給源と、を備える。
また、カニューレ付きプローブは、カニューレ付きプローブに制限された柔軟性を付与する少なくとも1つの材料をも含むことができる。側部ポートは、接着剤を断裂内に供給するように角度をつけられてもよい。カニューレ付きプローブは、処理される軟組織中に挿入された後には取り外し可能である。
また、本開示は、医療装置を使用して接着剤によって軟組織の断裂を修復する方法に関する。深さ停止部材は、この深さ停止部材が処理される組織の外面に接触する位置へ、カニューレ付きプローブの筒状の壁部の外面上に調節可能に位置付けることができ、それによってカニューレ付きプローブは、このカニューレ付きプローブが断裂とこの断裂内に位置する側部ポートとの間をブリッジする組織内の所定の位置へ挿入される。側部ポートは、接着剤を断裂中へ供給することができるが周囲の組織には供給しない。この方法はまた、カニューレ付きプローブを断裂近傍の病的ではない軟組織の領域の中へ、この病的ではない軟組織の領域を通じて挿入するステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂の長さに対して略垂直な方向において断裂に近づくステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂の壁部を通じて断裂に進入するステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂の反対側の壁部を通じて断裂を出るステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂近傍の病的ではない軟組織の領域に進入するステップと、をも含むことができる。カニューレ付きプローブは、断裂近傍の病的ではない組織中に配置されることによって、断裂を横切って安定化させることができる。
生物学的に適合した接着剤(生体接着剤)が皮膚表面の創傷及び術創を閉じるために使用されてきた。接着剤はまた、非耐力用途における軟組織の修復を手助けするために内部に使用されることもあった。しかし、スポーツ医学及び整形外科における接着剤の使用は、以前の接着剤の劣った特性、例えば、耐力用途における修復のために十分な強度がないこと並びに屈曲、圧縮、ねじり、及びせん断力を受ける筋骨格組織のための不十分な弾力性によって限定的であった。
これら欠点に対処する新しい外科用接着剤が開発されてきており、また現在開発されているが、例えばスポーツ医学及び整形外科における生体接着剤の内部投与を含む生体接着剤の投与のための装置に対する需要及びそれらの使用方法に対する需要が依然として存在する。そのような装置及び装置の使用方法は、例えば、限定するものではないが、(例えば半月板断裂のような)耐力軟組織の断裂の再付着及び/又は補強、耐力靭帯及び筋肉の骨への再付着、関節包のシール、並びに軟骨剥離の修復における生体接着剤の投与のための装置及び方法を含む。上述のように、開示されるいくつかの実施形態は、閉鎖された関節腔及び到達困難な内部生体組織への接着剤の供給、例えば、膝の半月板断裂に対する再付着及び/又は修復の補強のための生体接着剤の投与におけるような、侵襲の少ない整形外科手術における特定の使用を有する場合がある。
本開示のいくつかの実施形態は、半月板における断裂のような修復を必要とする部位への1つ以上の内腔を有し、柔軟な又は柔軟でないカニューレ付きプローブ又は針を介した接着剤の注入又は噴霧のための装置及びそれらの使用に関する。
所定の実施形態では、本開示は、プローブの外面から略半径方向に延びる平坦な面を有するとともに、修復される断裂の上の半月板上表面に対して実質的に平坦及び/又は同一平面上の配置に対して調整可能なカニューレ付きプローブに関する。接着剤をそのような装置又は方法によって軟組織断裂の中に注入するときには、平坦な面は、半月板断裂上縁部が断裂の上の半月板上面と実質的に平らである及び/又は同一面にあることを確実にする。ここで、本明細書において「注入すること」、「注入」、及びその種の用語は、「噴霧すること」、「噴霧」、及びその種の用語と(文脈が特定の用語が意図されていない限り)置き換え可能である。平坦な面はまた、過剰な接着剤が断裂の面に存在しないように防止する、及び/又は断裂への、例えば断裂を充填するための、接着剤の十分な(又は不十分な)供給の検知を可能にする。
他の実施形態では、カニューレ付きプローブ(針)の1つ以上の内腔が、例えば単一成分の接着剤、多成分の接着剤(例えば、体内の望ましい部位へ別々の成分のために別々の内腔を介して注入され、適用部位において混合される)、1つ以上の接着剤及び1つ以上のさらなる薬剤(限定するわけではないが、成長因子、血管新生因子、抗生物質、及びその種の薬剤を含む生物活性剤のような)、1つ以上の接着剤、並びにオプティカルファイバ及びその種のものの注入のための分離した通路を提供することができる。
本開示のさらなる実施形態では、カニューレ付きの針は軟組織の断裂の両側を穿孔するように設計され、多分、しかし必ずではないが、それによって、接着剤の投与の前、投与中、及び/又は投与後の断裂を安定化させる。本発明の実施形態では、1つ以上の接着剤が次いで、断裂それ自体内(すなわち、断裂に広がる/断裂をブリッジする)に配置された針上の側部ポートによって断裂内に注入されるか、又は噴霧される。これら側部ポートを有する実施形態では、本発明の実施形態はまた、断裂をライニングする組織内に配置された針の一方又は両方の領域(例えば、断裂のブリッジされた側部近傍の組織内に配置された針のこれら領域)に位置する注入空間をも有する場合がある。また、本発明の実施形態は、装置、システム、及び方法をも含み、そこでは、針は断裂の中への接着剤の注入のための側部ポートを有し、この針によってブリッジされた組織の一方又は両方の領域に配置された針の一方又は両方の領域はまた、断裂の一方又は両方の側部の中に接着剤を注入しない場合がある。
限定するわけではない図示によれば、直前に述べた、針又はプローブが側部ポートを有し、接着剤を断裂の中に注入する実施形態、また接着剤のブリッジされた断裂の一方又は両方の縁部近傍の組織の中への接着剤の注入のための開口部を有する実施形態においては、組織の一方又は両方の領域中への接着剤の注入は、プローブが断裂をブリッジしている間にプローブを固定するのを助けることができる(しかし、これら実施形態では、ここでの別のものと同様に、プローブ又は針は、(必ずそうでなければならないわけではないが)接着剤の投与の後に修復された組織から引き抜かれる)。
直前に述べた限定するわけではない、針又はプローブは側部ポートを有し、接着剤を断裂の中に注入するが、ブリッジされた断裂の縁部近傍の組織の一方又は両方の領域に開口部を有しないか、又はブリッジされた断裂の縁部近傍の組織の一方又は両方の領域から接着剤を注入する実施形態においては、注入の不足は、(必ずそうであるわけではないが)断裂近傍の組織の可能性のある炎症を避けるため、及び/又は接着剤の投与に続く針の除去を助けるためである場合がある。
本発明のさらなる実施形態では、針が組織の断裂の両側の中に挿入されるのを補助するために(及び/又は針の側部ポートが、断裂内(及び/又は断裂の縁部近傍の組織の中)の接着剤の供給のために正確に配置されるのを補助するために)、カニューレ付きの針は、針の外面から半径方向又は所定の角度で伸びる平坦なディスク状の表面のような、滑動可能な深さ停止部材を有することができる。
またさらなる実施形態では、カニューレ付きプローブは、修復される断裂を有する半月板のそれぞれの平坦な側部(例えば、大腿骨及び脛骨)上にクランプするプレートを有することができる。これは、限定するわけではない例示によって、接着剤の注入が平坦な表面間に抑えられること、及び/又は一旦修復された断裂の縁部が周囲の組織の表面に適正に方向づけられていること(例えば、修復された断裂が周囲の半月板の表面に対して実質的に平坦、及び/又は滑らかであること)を確実にする。プレートは、例えば互いに対して異なる角度で固定することができ、例えば上部プレートと下部プレートとを接続するクランプの一部を折り曲げることによって、調整可能に固定された(又は変化した)互いに対して固定された角度を有することができるか、又は上部及び下部プレートを、角度の範囲を許容するようにヒンジ結合することができる。
本発明のさらなる実施形態は、例えば、単一の展開機構を有するカニューレ付きの針の先端に微小針の列を含み、それによって接着剤を、軟組織の断裂のような供給部位の複数の位置に同時に供給する。
またさらに、本発明の実施形態は、複数のアームを有するマニピュレータを有する装置の使用を含むことができ、このマニピュレータは穿孔アーム若しくは針、又は吸引を使用し、それによって、注入された接着剤を介して組織を断裂の両側で一緒に接着させる(若しくは接着するのを助ける)。
光ファイバもまた、本発明の実施形態に含めることができる。例えば、光ファイバは、カニューレの先端の上に、若しくは隣接させて、又はカニューレ内の内腔を貫通させて組み込むことができる。ここで述べる実施形態のすべて又は事実上すべては、例えば接着剤の適用を可視化する助けとなるように、少なくとも1つの光学要素を有することができる。
本発明のさらなる実施形態は、限定するわけではないが、接着を必要とする手術部位への薄い接着剤シートの供給のための装置を含む。例えば、薄い接着剤シートは包装され、カニューレ付きプローブによって半月板断裂のような、軟組織断裂のような、組織断裂の部位へ供給することができ、次いで手順中に断裂の領域のサイズに合うように切り出される。
本発明の一実施形態は、少なくとも部分的に軟組織の断裂を接着的で封止するための医療装置に関し、この装置は(例えば、しかしそれに限定するわけではなく)近位の端部及び開口部並びに遠位の端部及び開口部を有するカニューレ付きプローブと、このカニューレ付きプローブ内の、近位開口部及び遠位開口部を有する少なくとも1つの内腔と、少なくとも部分的に接着剤で封止される軟組織断裂の近傍の健康な組織表面上に横たわるように形成可能なカニューレ付きプローブと、少なくとも部分的に接着剤で封止される軟組織断裂の中にカニューレ付きプローブの遠位の端部を配置するように形成可能なカニューレ付きプローブと、可逆的に又は非可逆的に内腔の近位開口部に係合可能な接着剤供給源であって、接着剤供給源から内腔の遠位開口部までの流体流れ通路を係合可能に形成する接着剤供給部と、を有する。全体を通じて記載される本発明の実施形態の接着剤供給源は、限定することなく、1つ以上の接着剤を医療装置、器具、システム、及びここに記載されるその種のものに供給することができる、いずれかの及びすべての装置、システム、方法、及びその種のもの、並びに/又はここに記載される方法及びその種のものにおけるそれらの使用を含む。接着剤供給源は、当業において既知の又は既知である可能性のある接着剤供給源を含む。
限定するわけではない例によれば、接着剤供給源は、1つ以上の構成要素又は装置を、接着剤供給源が上述を満たすことを前提として含むことができる。限定しない例として、接着剤供給源は、接着剤を注入するための装置を含み、この装置は、1つ以上のチューブ、又は他の部品、構成要素、装置、又は拡張し、交換することができるその種のもの、例えば、接着剤供給源からの産物の位置を内腔の遠位開口部とするものを含むことができる。
限定しない例によれば、本発明の実施形態の接着剤供給源は、内腔の近位開口部と可逆的又は非可逆的に係合可能であり、内腔の近位開口部に関連付けられ、及びその種の関係を有するシリンジとすることができる。さらに、限定しない例によれば、本発明の実施形態の接着剤供給源は、1つ以上のチューブ(1つ以上の注入チューブ)を可逆的又は非可逆的に取り付けられた(取り付け可能な、又はその種の)シリンジとすることができ、シリンジとチューブとは、内腔の近位開口部と可逆的又は非可逆的に係合可能であり、内腔の近位開口部に関連付けられ、及びその種の関係を有する接着剤供給源である(この限定しない例においては、接着剤供給源は、例えばこの接着剤供給源内のチューブの端部を介して係合可能である)。本発明のまた別の限定しない例は、カニューレ付きプローブ内に第2の内腔を有する、前の段落に記載された医療装置である。
またさらに、例えば前の2つの段落の医療装置では、第2の内腔がこの第2の内腔の近位開口部から、カニューレ付きプローブを部分的に通じて、このカニューレ付きプローブの遠位の端部の前に配置された第2の内腔の遠位の末端へ延びてもよい。
さらに、前の3つの段落に記載された医療装置では、第2の内腔はガイドワイヤを有し、盲内腔とすることができる。また、前の3つの段落の医療装置では、第2の内腔はこの第2の内腔の遠位の末端において内腔に合流することができ、それによってカニューレ付きプローブの遠位の端部の近傍に共通の内腔を形成する。
またさらなる実施形態において、前の4つの段落に記載された医療装置では、接着剤は2成分接着剤とすることができ、それぞれの成分のうちの一方はそれぞれ別々の内腔内に含まれることができ、共通の内腔内で一緒に合流してもよい。
本発明のさらなる実施形態では、組織は半月板とすることができ、組織の断裂は半月板断裂とすることができる。
一実施形態では、本発明は、半月板断裂に接着剤を供給する方法に従って、上述の装置を使用することによって半月板組織の断裂に組織用接着剤を投与する方法に関する。
そのような方法では、医療装置のカニューレ付きプローブは、半月板断裂の近くの半月板組織の少なくとも一部上への配置用に形成可能とすることができ、カニューレ付きプローブの遠位の端部は、半月板断裂内の配置用に形成可能とすることができる。
さらなる方法において、カニューレ付きプローブは、このカニューレ付きプローブの近位の端部近傍の近位開口部と、このカニューレ付きプローブの遠位の端部近傍の遠位開口部と、を有する第2の内腔を有することができる。そのような実施形態では、接着剤は2成分接着剤とすることができ、それぞれの成分のうちの一方は、それぞれ別々の内腔に供給することができる。
さらにまた、本発明の方法においては、カニューレ付きプローブは、このカニューレ付きプローブの近位の端部近傍の近位開口部からカニューレ付きプローブを部分的に通じて延びる第2の内腔を有することができ、この第2の内腔の遠位の末端はカニューレ付きプローブの遠位の端部の前に配置され、第2の内腔は、カニューレ付きプローブを操作するためのガイド脇田を可逆的に含む盲内腔である。
さらにまた、本発明の方法の実施形態において使用される装置では、カニューレ付きプローブは、少なくとも部分的にカニューレ付きプローブに形成可能性を付与する少なくとも1つのポリマ及び/又は金属から作ることができる。
本発明のさらなる例示の実施形態は、軟組織の断裂を封止するための医療装置に関し、この装置は少なくとも、筒状の壁部、遠位の端部、近位の端部、及び近位開口部を有するカニューレ付きプローブと、近位開口部を有するカニューレ付きプローブ内の少なくとも1つの内腔と、カニューレ付きプローブの外部環境と内腔内の環境との間の筒状の壁部開口部を貫通し、カニューレ付きプローブの外部環境と内腔内の環境との間の連通を提供する側部ポートと、カニューレ付きプローブの外形よりも大きな外形を有し、深さ停止部材であって、側部ポートがドリル停止部材の遠位にあり、かつ、カニューレ付きプローブの遠位の端部からの挿入時に深さ停止部材が処理される軟組織の外面に接触して、カニューレ付きプローブが、カニューレ付きプローブが断裂をブリッジし、側部ポートが断裂内に位置する位置で、筒状壁部の外面に取り付け可能である、深さ停止部材と、内腔の近位開口部に関連し、接着剤供給源と、内腔と、カニューレ付きプローブの側部ポートを通じた外部環境と、の間の連通を形成する、少なくとも1つの接着剤供給源と、を備える。接着剤供給源(例えば、上述したように、接着剤供給源はいくつであっても、又は、全体を通して記載されている実施形態において少なくとも1つの接着剤を注入することができるいくつの構成要素、装置、及びその種のものからなってもよく、限定するわけではない例ではいくつかの実施形態における接着剤供給源はシリンジであってよく、又は供給チューブに取り付けられたシリンジであってもよい)の、内腔の遠位開口部との関連性は、可逆的であっても、非可逆的であってもよい。
さらに、この発明の概要内の段落に記載された(限定する必要はない)装置及び方法のいくつかを含む本発明の実施形態のいくつかの医療装置では、カニューレ付きプローブは少なくとも1つの形成可能な領域をさらに有することができ、この領域は、限定するわけではない例では、プローブの長さを延びることができるか、又はカニューレ付きプローブに沿って1つ以上の領域に配置され、形成可能な領域は、カニューレ付きプローブに制限された柔軟性を付与する少なくとも1つの材料を含む。
さらに、限定されない例に対して、前の2つの段落の図示された実施形態に記載されるような医療装置では、カニューレ付きプローブの側部ポートは接着剤で封止される断裂の中に接着剤を供給するように角度をつけられている。
また、限定されない例に対して、前の3つの段落の図示された実施形態に記載されるような医療装置では、カニューレ付きプローブは、封止される軟組織中に挿入された後に除去することができる。
さらなる限定するわけではない例に対しては、本発明の実施形態は、接着剤で軟組織を修復するための医療装置(例えば、限定するわけではないが、直前の段落に記載したような)を使用する方法を含む。
例えば上述の段落に記載されたような方法に関連する、開示され、ここに記載された本発明の他の観点は、医療装置の深さ停止部材がカニューレ付きプローブの筒状の壁部の外面上で、この深さ停止部材が処理される組織の外面に接触する位置に調整可能に配置され、それによってカニューレ付きプローブが、このカニューレ付きプローブが断裂をブリッジするとともに側部ポートが断裂内に配置される、組織内の所定の位置に挿入されるということを包含する。この方法では、例えば、側部ポートは接着剤を、周囲の組織ではなく、断裂中に供給することができる。
接着剤によって軟組織の断裂を修復するための医療装置を使用する方法のさらなる例示の実施形態は、(例えば、限定するわけではないが、装置は前述の概要に記載され、すべての観点はより詳細に後述されるように)カニューレ付きプローブを断裂の近くの病的な状態ではない軟組織の領域を通じてこの軟組織の領域中へ挿入するステップと、カニューレ付きプローブによって断裂の長さに略垂直な方向で断裂に接近するステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂の壁部を通じて断裂に進入するステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂の反対側の壁部を通じて断裂を出るステップと、カニューレ付きプローブによって、断裂近傍の病的な状態ではない領域に進入するステップと、を含み、カニューレ付きプローブは、断裂のそれぞれの側部近くの病的な状態ではない組織におけるその配置によって断裂を横切って安定化される。
本開示の上述した特徴及び利点は、添付の図面に図示された実施形態を参照することによって上述に簡潔にまとめられた開示のより具体的な説明により詳細に理解することができる。しかし、添付の図面はこの開示の単なる図的な実施形態を図示しており、したがって本発明の範囲を限定するものと考えられてはならない。図は必ずしも縮尺どおりではなく、明瞭さ及び簡潔さの観点から、所定の特徴及び所定の図面の図は縮尺又は略図において拡大されて示されている。
半月板の軟組織の断裂を示す斜視図である。 筒状の構成要素(例えばカニューレ付きプローブ)が、接着剤を半月板断裂のような組織の断裂の中に供給することができる、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 中空のプローブ又はカニューレ付きプローブの近位の端部の拡大斜視図を示す図である。 筒状の構成要素(例えばカニューレ付きプローブ)は、接着剤を半月板断裂のような組織の断裂の中に供給することができ、装置は、修復される断裂上の半月板上面上に位置付けることができる平坦な表面(例えば、停止部材)を有する、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 修復される断裂上の半月板上面上に位置付けることができる装置の平坦な表面の拡大斜視図を示す図である。 筒状の構成要素(例えばカニューレ付きプローブ)は、接着剤を半月板断裂のような組織の断裂の中に供給することができ、かつ断裂近傍の半月板表面及び断裂の両縁部を貫通して挿入され、それによって断裂をブリッジする装置の一部を生成し、接着剤は断裂をブリッジする部分における側部ポートを通じて断裂の中に供給可能である、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 断裂近傍の半月板表面を貫通するとともに、断裂の両縁部を貫通し、それによって断裂をブリッジする装置の一部を生成する、装置の拡大斜視図を示す図であり、接着剤は、断裂をブリッジする部分において側部ポートを通じて断裂の中に供給可能である。 装置の外面上に配置され、半月板表面と同一面とされた際に、装置が断裂をブリッジし、断裂の中に接着剤を注入するように適切に位置付けられるように合わせられた、図4の深さ停止部材の拡大された斜視図である。 半月板断裂中に接着剤を投与するように挿入された際に、半月板断裂に架かるように設計された装置の領域内の側部ポートを示す、図4の装置の遠位の端部の拡大された斜視図である。 その中に接着剤を投与することができる、図4の装置の近位の端部の斜視図である。 固定された、又は調整可能なv字状のクリップが、注入機構(例えばカニューレ付きプローブ)が平坦な面間に含まれた断裂領域の中に接着剤を堆積させる間、半月板のそれぞれの平坦な側部(例えば、大腿骨及び脛骨)を固定することができる、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 ヒンジ結合するように形成された調整可能な平板が、注入機構(例えばカニューレ付きプローブ)が平坦な面間に含まれた断裂領域の中に接着剤を堆積させる間、半月板のそれぞれの平坦な側部(例えば、大腿骨及び脛骨)を固定することができる、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 例えば、半月板断裂に対する接着剤の用途において、光ファイバが接着剤供給システム(例えばカニューレ付きプローブ)内に配置されている、本発明の一実施形態を示す斜視図である。 軟組織を封止する方法を示すフローチャートである。
以下の説明は、本発明の主題である事柄の技法を具現化する、例示の器具、装置、材料、方法、技法、及びその種のものを含む。しかし、記載される実施形態は、これら特定の詳細なしに実行することができること、及び本発明がこれら詳細に必ずしも限定されないことが理解される。
本開示は、軟組織の断裂のような組織の断裂を修復するための装置、システム、及び方法に関する。そのような装置は、カニューレ付きプローブ(又は針若しくは筒状の構成要素)によって供給される生体接着剤のような材料と共に使用するための供給装置である。
例えば、カニューレ付きプローブは、接着剤を混合し、その場で(例えば、部位特異的に)形成するために、装置を通じて多成分接着剤を別々に供給するための内腔を有することができる。カニューレ付きプローブは、接着される断裂をブリッジし、その断裂の中に接着剤を供給するように使用することができる。カニューレ付きプローブは、例えば、耐力用途における損傷の修復及び/又は観血的手術を必要とせずに半月板断裂のようなアクセスが難しい区間における損傷の修復を含む、整形外科的及びスポーツ医学的損傷の修復を行うために使用することができる。
図1は、まさに本開示に係る(instant)装置、システム、及び方法の実施形態に従って修復することができる断裂110を有する内側半月板のような半月板100の例示の斜視図を示す。
図2は、本発明の一実施形態を示し、中空のプローブ又はカニューレ付きプローブ211が、少なくとも1つの接着剤212を1つ以上の接着剤212の源216から、内側半月板200の断裂のような軟組織中の断裂210内へ供給する(注入、投与、噴霧、又はその種の方法)ために使用される。
中空又はカニューレ付きプローブ211は細長く、遠位の端部及び開口部213並びに近位の端部及び開口部214を有する。中空のプローブ又はカニューレ付きプローブは少なくとも1つの内腔215を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の内腔215はプローブ211の長さを延在し、カニューレ211の遠位の端部及び開口部213の近傍に少なくとも遠位開口部236を有し、カニューレ211の近位の端部及び開口部214の近傍に少なくとも近位開口部237を有する。
プローブ内の多数の内腔は示されていないが、それらが図2に示した内腔と同様にカニューレ付きプローブの長さを延在することができることを含めて、この開示の範囲内であることが理解される。
1つ上の接着剤212の源216は、手動の若しくは自動化された(例えばプログラム可能な)ポンプ、シリンジ、重力送り、又は加圧式の若しくは別様の動力付き供給機構、又はその種の機構を含むがそれらに限定されるわけではないいずれの好適な源であってよい。さらに、限定するわけではない例に対して、接着剤は所定の量(例えば、1つ以上の接着剤212の源216に関連する(図示されない)トリガーの押し下げそれぞれによる所定の容量)で分注するか、又は例えばトリガーが作動されている限り連続的に分注することができる
1つ以上の接着剤212の源216は、プローブの遠位の端部214において内腔215に可逆的に又は非可逆的に結合するように、例えば、1つ以上の接着剤212の源216と、プローブの遠位の端部214における内腔215と、の間に流体的な接続を形成するように構成することができる。
図2Aは、中空の又はカニューレ付きプローブの近位の端部214の拡大された斜視図を示す図2の部分図であり、図2に示されているような1つ以上の内腔215及び1つ以上の接着剤212の源216を示している。
本発明において使用される接着剤は、限定されるわけではないが、まさに(instant)本発明の実施形態と共に使用するための、当業における既知の又は既知である可能性のあるすべての接着剤を含む。これは、限定されるわけではないが、例えば、吸収性接着剤及び非吸収性接着剤、多成分接着剤、並びに添加された薬剤を含有する接着剤を含む既知の又は既知である可能性のある生体適応性を有する接着剤を含む。ここに開示され、説明された本発明の所定の実施形態は、屈曲、圧縮、ねじり、及びせん断力を受ける筋骨格組織に接着するための特定の強度及び弾性を有する接着剤のような、整形外科及びスポーツ医学において使用するための特定の適用可能性を有する接着剤と共に好ましくは使用することができる。
本発明の所定の実施形態においては、使用される接着剤は、(例えば縫合と関連して)軟組織(例えば半月板断裂)の再付着又は補強、靭帯及び筋肉の骨への再付着、関節包のシール、及び軟骨剥離の修復において、修復する可能性又は修復を助ける可能性を有する接着剤である。本開示の所定の実施形態との使用のための接着剤は、密閉された間接腔における部位及び膝の半月板へのような到達困難な内部生体組織へ接着剤を供給するような、侵襲の少ない整形外科手術での特定の使用を有する場合がある。
そのうちいくつかが上述されている所定の特性を有する接着剤は、整形外科及びスポーツ医学における使用に有利であるが、本発明の装置、システム、及び方法は、開示された装置に適合する(例えば、処置される動物の体温で若しくはその近傍でいくらかの程度の流動性を有する、若しくは有する可能性を有する)当業において既知の又は既知である可能性のあるいずれの接着剤の使用をも含む。これは、例えば本発明の(半月板断裂を接着するような)用途における1回だけの使用に対して十分に強力でない場合のある接着剤を含むが、例えば他の接着剤、薬剤、及び/又は(縫合との組み合わせにおけるような)取り付け技術との組み合わせである。さらに、限定するわけではない例に対しては、針又はプローブが修復されるべき断裂に架かる(それによって、例えば断裂を安定化させる)実施形態のような本発明の所定の実施形態は、とりわけ強い接着能力を有する接着剤を必要としない場合がある。
開示され、説明された装置、システム、及び方法と共に使用するための例示の接着剤は、それに限られるわけではないが、重合可能かつ/若しくは架橋可能な単一接着剤又は多部分接着剤、例えばシアノアクリレート接着剤を含む。接着剤は流体とすることができ、かつ、例えば、組織に接着することができる、モノマー(重合前のポリマを含む)の接着剤成分、ポリマ接着剤成分、又は他の天然又は人工生体適合性化合物とすることができる。実施形態では、モノマーは1,1‐二置換エチレンモノマー、例えばα‐シアノアクリレートとすることができる。そのような接着剤(及び他の接着剤)は、接着の部位において流動可能及び架橋可能とすることができる。架橋する際、シアノアクリレートは液体から固体へ変化する。架橋した接着剤は、硬い状態から柔軟な状態までに及び、非透過性であっても透過性であってもよい。場合によっては、接着剤は単一部分又は二部分接着剤とすることができ、及び/又は1つ以上の添加剤を含むことができる。多部分接着剤では、それらは少なくとも2つの内腔を有する装置を介して修復部位へ供給することができ、内腔のそれぞれは成分を別々に搬送し、これら成分は適用部位において供給の際に接触する。
いくつかの実施形態では、個々の成分は流動可能であるが、多成分接着剤混合物は流動可能ではない。多成分接着剤混合物は、湿気、血液、生理食塩水、又は接着開始剤、又は他の薬剤、若しくは装置に関連する(例えば、別の内腔内に供給された)光ファイバによって供給することができる所定の波長の光への暴露によるような物理的処理によって重合させることができる。その場での架橋もまた、適用の部位においてそのような光への暴露によって容易化することもできる。接着開始剤もまた、接着剤を準備する、又は重合させるために使用することができ、必ずというわけではないが、ベース成分及びその種のものとすることができる。
また、接着剤は、麻酔薬、可塑剤、治療薬、緩衝剤、触媒、フィラー、マイクロパーティクル、接着開始剤、増粘剤、溶剤、医薬品、薬剤、天然ゴム及び/又は合成ゴム、安定剤、pH調整剤、生物活性剤、重合剤、連鎖移動剤、繊維強化剤、着色剤、防腐剤、ホルムアルデヒド、その混合物、及びその種のもののような、還元剤又は除去薬のような好適な化学薬品を含むこともできる。
さらにまた、限定するわけではない例示によれば、接着剤は、ポリマのような1つ以上の生体適合性を有する材料の製剤とすることができる。接着剤は、損傷を受けることのない、6か月以上の時間のような長期間に亘って取り外し不能に移植される材料から成ることができる。代替的に、接着剤は好適な時間、活性のままである材料から成って、組織の再成長/再付着を可能にするが、その後生体吸収性となる材料から成ることができ、これは、6か月未満、1か月未満、7日未満、又はその場での接着剤の意図された使用のために好適な時間の生体吸収性率を有する材料を含むことができる。マグネシウム強化ポリマのような非常に多くの材料が身体によって吸収されるように開発されてきている。
ポリラクチド、ポリグリコイド、多糖類、所定のタンパク質、ポリエステル、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリアルキレンエステル、ポリアミド、ポリカプロラクトン、ポリビニルエステル、ポリアミドエステル、ポリビニルアルコール、ポリアンハイドライド及びそれらのコポリマ、カプロラクトンポリマの変性誘導体、ポリトリメチレンカーボネート、ポリアクリレート、ポリエチレングリコール、ポリオレフィン、設計材料、ヒドロゲル、光硬化性ヒドロゲル、末端ジオール、ミネラル、及びこれらの組み合わせのような非常に多くのポリマを使用することができる。生体吸収性ポリママトリクスを強化する生体吸収性繊維もまた、所定の実施形態に使用することができる。そのような接着剤、及び他の接着剤は、永久的な又は吸収可能なマトリクスに作ることができ、1つ以上の構成成分としてミネラル及び治療薬を含むことができる。
いくつかの実施形態では、接着材料は2つの別々の物質を含む。これら物質は、装置の中に配置する前に混合され、次いで単一の内腔を介して望ましい部位へ供給されてもよく、両成分がその内腔の中に(例えば)近位の端部において注入され、注入される間に混合される単一の内腔を有する装置の実施形態によるように、装置内で混合されてもよく、例えば、カニューレ内の共通の内腔の中に開口する(合流する)ように別々に伸びるとともに、例えばカニューレの遠位の端部に向かって配置される少なくとも2つの内腔を有する装置によって、成分が手術部位の中に注入される前にカニューレの中で混合されてもよい。多成分接着剤及び/又は複数の別々の接着剤もまた、複数の内腔を有する装置を使用することによって、別々の成分それぞれのために少なくとも1つの内腔によって手術部位の中に別々に注入することもできる。2つ以上の別々の物質は、異なる生体吸収速度を有しても、異なる長期間の剛性を有しても、又は、その場で形成される混合物が流動可能ではないにもかかわらず単一の成分は流動可能であるような流動可能性を含む、別の、異なる注入前又は後の流動性を含む注入特性を有してもよい。所定の実施形態において、接着剤は3つ以上の異なる物質を含むことができる。実施形態では、接着剤は、例えばその場で永久的な又は吸収可能な部分によって結合することができ、例えば、接着剤がカニューレを通じて流動し、その場で他の成分と混合されると流動しないようにすることを可能にする。
所定の実施形態では、この開示は、プローブの外面から略半径方向に延びる平坦な面(又は停止部材)を有するとともに、修復される断裂上の半月板上面に対して実質的に平坦及び/又は同一面の配置に対して調整可能なカニューレ付きプローブに関する。接着剤をそのような装置、システム、又は方法によって軟組織の中に注入するときに、平坦な面は、上部半月板断裂縁部が実質的に滑らかに及び/又は互いに、及び断裂上の半月板上面と同一面に位置合わせされることを確実にする。これは、例えば、別様に、例えば断裂の領域を取り囲む半月板上面に比較して断裂の上の半月板表面に接着剤及び/又は組織の膨らみを生成する場合がある、処理サイズでの接着剤の過剰な築盛を防止するのを補助するために行うことができる。本発明の実施形態では、平坦な面をもまた、断裂への接着剤の十分な(又は不十分な)供給の検知のために、例えば十分な量の接着剤が、断裂を好適に充填するように加えられたかどうかを判定するために、提供することができる。平坦な面が、加えられた接着剤の量の検出を提供するように作用する実施形態では、光ファイバ及びその種のものを、カニューレの内腔に含むことができ、又は別様に、平坦な面の下面によって画定される、断裂の上側に対して断裂に加えられる接着剤の量の視覚的及び/又は自動化された検知を提供するように装置と関連させることができる。
図3は本発明の実施形態を示す斜視図であり、中空又はカニューレ付きプローブ311が、少なくとも1つの接着剤312を1つ以上の接着剤312の源316から、内側半月板における断裂のような、軟組織300の中の断裂310の中に供給するために使用されている。
中空のプローブ又はカニューレ付きプローブ311は細長く、遠位の端部313及び近位の端部314を有する。中空のプローブ又はカニューレ付きプローブは、少なくとも1つの内腔315を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の内腔315は、プローブの長さにその近位の端部314から遠位の端部313まで延びる。図2(例えば内腔215)に対して上述したように、プローブ(カニューレ)内の複数の内腔は図示されていないが、これら内腔は、図3に示す内腔315と同様にカニューレ付きプローブの長さに延びることを含めて、この開示の範囲内にあると理解される。
1つ以上の接着剤312の源316及び接着剤312が図2に対して上述されており、少なくとも源216及び接着剤212に対して図2に開示されたすべての特徴は図3に、例えば源316及び接着剤312に適用可能である。
また、図3は、筒状の構成要素311が接着剤312を半月板300のような軟組織中の断裂310の中に供給することができ、装置が、カニューレ311の外面に取り付けられた、(可逆的に又は非可逆的に)取り付け可能な平坦な表面317、及び/又はカニューレ311の外面の一部として形成された平坦な表面317を有する本発明の実施形態を示している。取り付けの位置、取り付け可能性、及び/又はカニューレ311の外面319上の平坦な面317の形成は、望ましい、確定された位置とすることができ、例えばそれは、平坦な面317が、断裂の上及び/又は近傍の半月板上面318と同一面に、及び/又は断裂の上及び/又は近傍の半月板上面318と平らに横たわるときに、平坦な面の位置に対して遠位のカニューレ311の長さが、カニューレ313の遠位の端部がカニューレ313の遠位の端部から断裂310の中への接着剤312の投与(注入、噴霧、又はその種のもの)に対して望ましい深さまで断裂310の中に進入することを可能にするように設計されている。所定の実施形態では、平坦な面318は319に(取り付け可能に、取り付けられ、一部として形成され、及びその種の態様)位置させることができ、それによって、深さ停止部材として作用し、例えば、カニューレ付きプローブ311の遠位部分の規定された量(311の部分はカニューレの平坦な面317の位置から遠位に延びる)のみが断裂310内の特定の深さへ貫入し、それによって接着剤312を断裂310の特定の深さまで供給することを可能にする。本発明のいくつかの実施形態では、平坦な面317はカニューレ311の外面319に可逆的に取り付け可能であり、それによって、例えば、製造者、外科医、又は他の医療専門家は、深さ停止部材としての平坦な面317の望ましい使用のために平坦な面317を取り付ける及び/又は平坦な面317の位置を調整することができる(例えば、半月板表面化に導入することができるカニューレ311の遠位領域の長さ(及び/又は深さ)の調整可能性を可能にする)。
図3Aは、カニューレ付きプローブ311の遠位領域及び、修復される半月板断裂310の上の半月板上面318上に位置付け可能な装置の平坦な面317の、拡大された斜視図を示す。
図4は、筒状構成要素411が半月板400中の断裂のような軟組織の断裂410の中に接着剤412を供給することができる、本発明の実施形態を示す斜視図である。図4は、針411が断裂410近傍の半月板表面418を貫通して挿入された状態を示し、半月板表面418と、その直ぐ回り及びそのすぐ下の組織と、は健康な半月板組織である。さらに、この図は、筒状構成要素411が表面418の下の半月板組織及び断裂410の最も近接した縁部420を通じて(例えば手動で及び/又は自動操作によって)駆動されている。
図4は、針(筒状部材)411がその先端によって断裂410の中に挿入されており、遠位の端部413が断裂410の最も近接した縁部420の近傍の半月板組織に出ていることを示す。またこの図は、先端、411の遠位の端部413が、壁420の挿入位置の実質的に裏側で、対向する壁部420及び(少なくともいくらかの健康な組織を含む)組織424の中に(限定されるわけではないが、実質的に垂直に)挿入されるように、カニューレ付きの筒状構成要素411が断裂をブリッジしていることを示す。断裂410のブリッジは針411の領域421を画定し、この領域が断裂をブリッジする。
したがって、図4は、とりわけ、針(カニューレ)411が表面418(ここでは、限定するわけではないが、下の健康な組織424を有する健康な表面)を通じて、組織の断裂410の近くで(断裂した半月板のような;ここで示されているように、限定するわけではないが、断裂の長さ方向に対して実質的に垂直な方向に)挿入され、断裂に進入し、断裂410をブリッジし(ブリッジは411の領域421を画定している)、対向する表面420を通じて組織424(その少なくともいくらかは健康な組織である)の中へと断裂を出る。
限定するわけではないが、(図4、4A、及び4Cに示すように)組織424内に埋め込まれた筒状構成要素411(組織424が(限定するわけではないが)断裂の縁部及び底部における、又はそれらの近傍における、組織の縁部及び底部より深い(又はそれらから遠い)、病的な状態の、及び病的な状態にない組織を含むことが理解される)は、例えば、411(及び421における接着剤の注入のための側部ポートの位置及び/又は方向を含む実質的にブリッジ領域)の固定、安定化、並びに/又は、位置及び/若しくは配置、及び/又は深さを制御するのを助けることができると考えられる。
さらに、限定するわけではないが、上述した断裂410をブリッジする筒状構成要素(すなわち、針411の部分421(図4C参照))の安定化、位置の特定、及び/又は深さの画定もまた、接着剤が断裂の中に及び/又はその周囲に筒状構成要素(針)によって供給される領域の位置の特定及び確定、並びにいくつかの実施形態における閉じ込めを助けることができる。例えば、限定するわけではないが、図4C(以下に説明される)に示されるように、針(筒状部材)411は、一旦、断裂をブリッジするように適切に配置されると、領域421の側部ポートによってのみ、したがって断裂の中にのみに接着剤を注入し、まわりの(例えば健康な)組織424の中には注入しないようにすることができ、また、接着剤を組織424の中にだけ、又は領域421の側部ポート(図4には図示していない)を通じた注入と共に、注入することもできる。この実施形態の特徴は、接着剤及び/又は接着剤混合物の成分が毒性を有するか、又は周囲の組織に対して毒性となる可能性がある場合に特に重要である場合がある。そのような場合には、針411が421における側部ポートによってのみ接着剤を投与し、領域421の側部ポートの域を越えて接着剤412を投与しない(例えば、適切に断裂の中に位置付けられたときに側部ポート又は領域421内の側部ポートの近傍のようなところを介して接着剤混合物を投与しない、及び領域421に対して遠位のいずれの領域からも接着剤混合物を投与しない)実施形態が、例えば、組織424における組織の完全性(健康な組織の完全性)を維持するために望ましい。そのような実施形態(及び他の実施形態)では、領域421内の側部ポートは、断裂の中心に向かって角度をつけられ、それによって接着剤混合物が組織断裂内にのみ投与され、周囲の組織中には投与されないことをさらに保証することができる。
さらに、以下に詳細に説明するとともに図4Bに示すように、そのような実施形態では、深さ停止部材417の使用が有益である場合があり(すべての実施形態に対して必要なわけではない)、例えば図4(及び図4A〜C)に関して示され、説明される、針がブリッジする実施形態に対して、特に、完全に挿入された際に、針411が領域421の側部ポートが断裂の開口部にのみぴったりと合うように配置され、例えば接着剤を断裂の縁部420を取り囲む組織内に投与することがないことを助けることに有益である場合がある(しかし、必ず必要なわけではない)。
固定、安定化、及び/又は局限(例えば、挿入の深さ、筒状構成要素411の方位、及び領域の断裂内のその領域421)をさらに助けるために、筒状構成要素411を、例えば断裂をブリッジする際に、筒状構成要素411(及び続いて領域421)が断裂410の長さ方向の方向に対して実質的に垂直であるように、断裂の長さに対して指向的に挿入することができる。これは、例えば図4〜4Cに示されている。しかし、これは必要とされるわけではなく、針411は、断裂内に接着剤を供給することができ、好ましくは断裂をブリッジするように挿入される際に針411を安定化させることができるように、いずれかの方位で断裂内に挿入され、ブリッジすることができる。
本発明の所定の実施形態では、針411は断裂410をブリッジするように可逆的に挿入される(可逆性は図には明確には示されていない)。例えば、そのような場合には、挿入及びブリッジは接着剤の適用を断裂内の望ましい位置に案内するために有益である。断裂への望ましい量の接着剤の適用の後、針は、例えば目的とされた組織(例えば半月板)から完全に引き抜くことができる。いくつかの実施形態では、針は除去可能であるが、所定の時間の後に、及び/又は他の条件が整った際に引き抜くことができ、例えば、針が、接着剤が所定の特性(例えば、そのままでの強度、例えば接着を安定化させることを助けるための針に対する需要無しに)を有するようになるまでの時間が経つまで除去されないことを確実とする。
本発明の所定の実施形態では、接着剤の注入装置、システム、及び方法の様々な実施形態は、接着剤及び/若しくはその場での接着剤の形成の副産物を接着剤の注入装置から、又は実質的にここで説明したのと同じ装置を通じて引き抜くステップを含む。接着剤の引き抜き(接着剤混合物及びその種のもの)は、限定するわけではない例示によれば、接着剤混合物が収縮し、その場で密度を増加させ、過剰な液体を残す状況では望ましい。そのような過剰な液体を、ここに開示されるセメント注入技術を使用して除去することが、そのような場合には望ましい場合がある。ここに開示された実施形態もまた、到達し難い領域及び生体構造、膝関節を含む関節のような身体内のすべてのタイプの領域の過剰な流体を除去するために使用することができる。
さらにまた、本発明の所定の実施形態では、1つ以上の内腔(例えば、限定するわけではないが図2に示す215)を有する細長い筒状部材(例えば、限定するわけではないが図2に示す211)は温度制御式とすることができる。限定するわけではない例として、図2に示す211のような接着剤注入装置は、限定しないが1つ以上の内腔215内に配置され、及び/又は中空のカニューレ付きプローブ211(例えば、外部からの(図示しない))加熱要素(図示しない)のような加熱器をさらに含むことができる。これは、例えば温度感性を有する接着剤及び混合物を注入する能力を提供する。これは、例えば37℃未満の温度では低い流動性しか有さない(〜流動性がない)接着剤を、(例えば固体状態、高粘度、及び/又は内腔の壁部への付着性のために)体内に注入する能力を含む。そのような場合、注入される接着剤は、少なくとも1つの内腔215(必ずしも必要なわけではないが、加熱要素を含む内腔から離間した内腔とすることができる)の近位の端部中に装填される前に約37℃まで加熱することができ、したがって接着剤を体内の望ましい位置中に注入するのにかかる時間中、接着剤は37℃に維持される。所定の実施形態では、適用される接着剤の温度によって適用の部位における組織が損傷するか又は死滅することがない限り、針の温度又は針の部分の温度は37度を超えることができる。
実施形態はまた、(例えば、図2の211)内又は筒状のカニューレ付きプローブに関する(図示しない)冷却機を有することもできる。そのような実施形態は、室温以下で好適に流動可能であるとともにそれらの温度が約37℃に上昇する際に優れた接着特性を呈する接着剤を投与するのにとくに有益である場合がある。
図4Aは、本発明の一実施形態の、断裂410の近傍の半月板表面418を貫通し、断裂の両縁部を通じて、断裂をブリッジする装置の部分421を生成する、カニューレ付き装置411の拡大斜視図を示す、図4の部分図である。図4Aは、カニューレ付き装置411の領域421に位置する側部ポート(図4Aには図示されていない。図4C参照)を通じて断裂410の中に供給される接着剤412をさらに示す。側部ポートは断裂の縁部間に位置するので、接着剤は断裂410中に注入される。所定の実施形態において、図4Aに示すように、接着剤412は、領域421における側部ポートを介して断裂410中にのみ供給され(投与される、噴霧される、注入される、及びその種の方法で)、少なくともいくつかの病的な状態にない組織を含む組織424には供給されず(例えば、図4について上述したように)、病的な状態にない組織では、カニューレ411の領域421の近位及び遠位の区画は、少なくとも接着剤が断裂に供給されている間は埋め込まれている。
図4Bは、図4に示され、上述に説明された選択的な深さ停止部材417の拡大斜視図を示す。深さ停止部材417は、カニューレ411の外面419に取り付けられている、カニューレ411の外面419に取り付け可能である(限定するわけではないが、調整可能又は調整不可能に、可逆的に又は非可逆的に取り付けられているか、又は取り付け可能である)、及び/又はカニューレ411の外面419の一部として形成されている。深さ停止部材の調整可能又は調整不可能な、或いはカニューレ付き部材411への可逆的若しくは非可逆的な取り付け又は取り付け可能性、及び/又はカニューレ付き針411の外面419の一部としての深さ停止部材417の形成は、望ましい、規定された位置とすることができ、例えば、深さ停止部材417は、深さ停止部材417が断裂を有する組織に対して置かれている(例えば、必ずではないが、同一平面にある、及び/又は平坦である)ときに、深さ停止部材417が針411の、組織領域418における、断裂を有する組織(例えば半月板)の中へのさらなる挿入を妨げるように、配置される。
深さ停止部材417の位置は、カニューレ付きプローブ411が断裂の上及び/又は断裂の近傍の組織領域418(例えば半月板上面)を通じて挿入されるときに、平坦な表面の位置に対して遠位のカニューレ411の長さが、カニューレ411の遠位の端部413が組織424を通過して(図4及び4A参照)断裂410中に入り、針411の遠位の端部に対して望ましい深さまで前進する針411に最も近い断裂の縁部420(図4及び4A参照)を通じて反対側の断裂の縁部420(図4及び4A参照)を通過し、組織424の中へ戻って、針411の領域421が(例えば図4及び4Aにおける図示を含んで上述されるように)断裂410をブリッジすることを可能にするように設計することができる。
図4Cは、組織の断裂410(例えば半月板(図Cには示されていない)における断裂のような)に亘るように設計された針411の領域内の側部ポート426を示す、図4のカニューレ付きの針装置411の遠位の端部の拡大された斜視図である。図4Cはまた、図4及び図4Cにおけるとの同様の、実質的に同じ又は同じ機能を有する(例えば、限定するわけではないが、組織の中への針411の挿入の深さを規定し、それによって、完全に挿入されたときに、針411の領域421は断裂をブリッジし、例えば接着剤が側部ポート426を通じて供給される際に、その接着剤が断裂の中に供給される(かつ取り囲む組織424の中には供給しない)ように設計された深さ停止部材417をも示す。図4Cはまた、例えば、カニューレ付きの針411の遠位の端部413及び近位の端部414を示す。図示され、上述された実施形態によるように、カニューレ411の近位部分は深さ停止部材417を越えて、接着剤及び/又は接着剤混合物がカニューレ411の少なくとも1つの内腔415内に装填される点まで延びる。
単一の内腔が接着剤を注入するために使用される実施形態では、側部ポート426は、内腔と直接連通することができ、内腔の内容物を断裂の中に直接注入することを可能にしている。1つ以上の内腔が、体内中における供給のために注入部位へ接着剤及び/又は他の注入可能な成分を搬送するように使用される実施形態では、カニューレは、側部ポートに到達する前に単一の内腔に合流する2つ以上の内腔を有するか、又は所定の側部ポートが、その場での混合のために別々の成分を直接供給するための所定の内腔に関連づけられている場合がある。また別の供給のスタイルが、当業者には既知であるか、既知である。
図4Dは、1つ以上の接着剤412の源416と、少なくとも1つの内腔415と、を示す、図4のカニューレ付き装置の近位の端部414の斜視図を示している。
図5は本発明の実施形態を示す斜視図であり、図示されているようなv字状クリップのような、固定された又は調整可能な(例えば折り曲げ可能な)クリップ528が、半月板のような、対向する側部の一方に少なくとも1つの断裂510を有する、組織の2つの対向する平坦な側部529を固定するために使用することができ、及び/又は使用される。これは、限定するわけではないが、大腿骨側及び/又は脛骨側断裂を有する、半月板500のような組織を含む。
また、図は、図4〜4Dに対して上述したのと同様の一実施形態を示し、カニューレ付き装置511は断裂近傍の実質的に健康な組織の表面を通じてそのような組織524中に挿入され、断裂510を通過し、実質的に健康な組織525の領域中へと断裂を出る。これは、断裂をブリッジする針511の領域521を画定することを含む。より詳細に図4Cに示すように、そのような実施形態では、接着剤512はブリッジされた断裂の中へ、領域421におけるカニューレの側部ポート(図5には示されていない)を通じて注入することができる。
図5に関連する実施形態の限定するわけではない例において、クリップ528は屈曲不可能な材料から作ることができ、例えば目的とされる組織に亘って適切にぴったり合うように設計された様々なサイズで供給される。クリップ528はまた、半剛体の、いくらかの程度の折り曲げを可能にするとともに、折り曲げられた位置を保持することを可能にする、最小限に屈曲可能である材料から作ることができる。これら実施形態では、クリップ528は、組織の適切な位置に亘って配置し、次いで特定の臨床状況に対して適切である締め付けの硬さの程度へ、(例えば、手による圧力によって)曲げることができる。また、折り曲げ可能なクリップは、一連のサイズで提供することができ、それによって、医療従事者が、望ましい最終的な折り曲げられたサイズに近いサイズを最初に選択することができる。適切な材料は、限定するわけではないが、上述した特性を発揮する、当業において既知の、又は既知である可能性のあるすべての生体適合性を有する材料を含む。これらは、限定するわけではないが、形状記憶特性を有する物を含む、プラスティック(プラスティック混合物等)及び金属からなるクリップを含むことができる。
必要というわけではないが、折り曲げ可能なクリップはまた、開かれる態様で折り曲げ可能とすることができ、それによって堅固に折り曲げられた位置においてクリップの使用の利益を達成した後に、より多くの開かれたクリップが健康な及び/又は治癒した組織を損傷することを回避する、例えば断裂が再び開く及び/又は新しい断裂が周囲の組織の健康な表面に生じる、又は周囲の組織の健康な表面に擦れを生じるのを避けるのを助けることができる。
また、図5は、1つ以上の接着剤512の源516及び少なくとも1つの内腔515を示すカニューレ付き装置511の近位の端部514を図示している。
図6は、本発明の一実施形態を示す斜視図であり、調整可能なヒンジ付きプレート628及び下部プレート633が、対向する側部629の一方に少なくとも1つの断裂を有する組織の、2つの対向する平坦な側部629を固定するために使用可能であるか、又は使用される。これは、限定するわけではないが、大腿骨側及び/又は脛骨側断裂を有する、半月板のような組織を含む。
また、図6は、カニューレ付きプローブ611が断裂610をブリッジしていない(かつ、したがって、カニューレ付きプローブ611は上述に示し、説明したのと同様な断裂のブリッジ領域421、521を有しない)実施形態を示す。むしろ、図6の実施形態では、カニューレ付きプローブ611は、断裂近傍の実質的に健康な組織の表面を通じて断裂近傍の実質的に健康な組織の中に挿入され、次いでプローブ611の近位の端部613が断裂610の縁部620を貫通するまで、組織624を通過する。接着剤が次いで、カニューレ付きプローブ611の遠位の端部613の、又はその近傍の(図示されない)開口部から断裂の中へ供給される。
実施形態の限定するわけではない例は、図6に関し、図6に示されており、調整可能なヒンジ付きプレート628及び下部プレート633は、これら2つを接続するヒンジ630を介して互いの間で調整可能である。例えば、図6は、ヒンジ付きプレート628のヒンジ630を介した下部プレート633への角度が互いに対して、開及び閉の2つの構成を有することができることを示している。開位置では、ヒンジ付きプレート628は、下部プレート633及びヒンジ630に対して位置631にある。閉位置では、ヒンジ付きプレート628は、下部プレート633及びヒンジ630に対して位置632にある。したがって、開位置にある際には(ヒンジ付きプレート628が位置631にある)、ヒンジ付きプレート628(位置631の)と、下部プレート633と、の間の角度は、閉位置にあるヒンジ付きプレート628(位置632の)と、下部プレート633と、の間の角度より大きい。
限定することなく、本発明のいくつかの実施形態では、互いに対するヒンジ付きプレートの2つ以上の角度は、医療が、固着される組織に亘ってプレートを調整可能に合わせ、次いでその圧力を増すように提供されるのを可能にする。例えば、図6に示すように、プレートが開位置にあり、2つの間の角度が、閉位置にある角度より広い場合、ヒンジ付きプレートは、閉鎖されたプレート間に保持される組織に亘って適切にフィットさせることができる。そのようにフィットされると、作業者は調整可能なヒンジ付きプレート628を開位置631から閉位置632へ動かすことができ、閉位置において、プレートは、組織の2つの対向する側部を開位置にある場合より堅固に(供給されたより大きな圧力及びその種のものによって)保持する。
開位置から閉位置へ切り替える能力は、一方向であるか又は可逆的とすることができ、当業において既知の又は既知である可能性があるいずれかの技術によって、又は関連して制御される。例えば、ヒンジ付きの構成要素は、完全に開状態の構成で提供することができ、ヒンジは、ヒンジ付きプレート上の下部プレートに向かう圧縮が非可逆的にヒンジを閉位置に動かすように設けることができる。そのような場合には、一旦望ましい位置に圧縮されると、ヒンジはその位置を堅固に保持する。他の実施形態では、ヒンジは可逆的とすることができ、また、1つ以上の閉位置を、例えば医療従事者によって特に開かれるまで保持することができる。ヒンジが可逆的である場合には、ヒンジ付きプレートは、接着剤が完全に断裂に接着する及び/又は断裂が自然に治癒する(接着剤によって助けられる場合を含む)のに必要な時間、閉位置に保持することができる。ヒンジ付き装置がもはや必要でなくなると、次いで医療従事者はヒンジの保持を外すか又は別様に開放し、プレートがより開いた、若しくは完全に開いた状態に戻るのを可能にする。開かれたプレートは次いで組織から除去することができる。必要であるわけではないが、プレートがより開かれている際にプレートを除去することは、健康な及び/又は治癒した組織を損傷するのを、例えば断裂を再解放する及び/又は新しい断裂を周囲の組織の健康な表面に生成する、若しくは囲の組織の健康な表面に擦れが生じるのを避けるのを助ける。
図6に関する実施形態の限定するわけではない例では、プレート及びヒンジのための適切な材料は、上述した特性を発揮する、当業において既知の、又は既知である可能性のあるすべての生体適合性を有する材料を含む。これらは、限定するわけではないが、形状記憶特性を有する物を含む、プラスティック(プラスティック混合物等)及び金属からなるプレート及びヒンジを含むことができる。
また、図6は、1つ以上の接着剤612の源616及び少なくとも1つの内腔614を示す、カニューレ付き装置611の近位の端部613の斜視図を示す。
図7は、本発明の実施形態を示す斜視図であり、光ファイバが、例えば半月板断裂への接着剤の適用における接着剤供給システム内に配置されている。特に、図7は、半月板断裂710のような断裂を有する半月板700などの、組織の区画を示す。この図はさらに、遠位の端部713及び近位の端部714を有する、中空のカニューレ付き構造711を示す。図7は、中空のカニューレ付き構造を1つの内腔715を有するとして示し、この1つの内腔は、カニューレ711の近位の端部714から遠位の端部713まで延びている。しかし、カニューレ711は2つ以上の内腔を有してもよいことが理解されるべきであり、それら内腔は装置711の全長に延びることができるか、及び/又はいくつか若しくはすべての内腔は、例えば(図示しないが)カニューレ711の遠位の端部713近傍で共通の内腔に合流することができる。
図7はまた、光ファイバ735をも図示している。図示されているように、光ファイバ735は、近位の端部714から遠位の端部713まで、中空のカニューレ(カニューレ付きの針、複数内腔を有するカニューレ、等)の長さを延びている。図7に示すように、光ファイバ735は内腔715内に配置されている。限定するわけではない例に対しては、光ファイバ735は複数の内腔を有するカニューレの別々の内腔内に配置することができる。また、光ファイバ735は、限定するわけではないが、カニューレ711に取り付けられていることによってカニューレに関連させることもできる。光ファイバの目的は、医療従事者にカニューレ711の遠位の端部近傍の領域の可視化を提供することである。ファイバはその場で提供された接着剤に、ポリマ接着剤の重合の開始におけるようなエネルギー源を提供するようにもまた、若しくは代替的に使用することができる。1つ以上の光ファイバもまた使用することができ、例えば、1つのファイバが上述の可視化を提供し、別のファイバが、その場で接着剤を架橋させる及び/又は重合するための上述したエネルギー源として作用することができる(及び/又は同じファイバが両方の目的のために使用されてもよい)。既知の又は既知である可能性のあるいずれの生体的に適用可能な(限定するわけではないが、ファイバ工学(光ファイバ)システムを含む)光ファイバ(又は、ファイバ工学)も、上述され図示されたような使用に好適とすることができる。
本発明の実施形態では、カニューレ(プローブ、針、及びその種の用語)は、当業において既知の又は既知である可能性のある、いずれの生体適合性を有する材料から作ることができる。実施形態においては、カニューレは剛体、半剛体、又は柔軟とすることができる。
いくつかの実施形態では、カニューレは1つ以上の内腔を有することができる。複数内腔のカニューレのいくつかの実施形態では、少なくとも1つの内腔を、挿入、方向付け、配置、および任意に組織からのカニューレの除去に使用することができる。例えば、カニューレ中の盲内腔のような内腔は、カニューレの挿入を案内する(位置付、方向づけ、深さ、等)ように使用することができる。ガイドワイヤは、カニューレの近位の端部を越えて延在することができ、例えば、カニューレの手動及び/又は機械的な操作を可能にする。
図8は、軟組織を修復する方法800を示すフローチャートである。この方法は、840:近位の端部に入口を有し、遠位の端部の周りにそれを通じる内腔を有する少なくとも1つの出口を有するカニューレ付きプローブを提供するステップ、842:入口から所定の距離でプローブの周囲に停止部材を配置するステップ、844:カニューレ付きのプローブを軟組織における断裂の周りに位置付けるステップ、846:カニューレ付きプローブの軟組織の周りにおける進行を、停止部材を軟組織の表面に隣接して位置付けることによって止めるステップ、及び848:入口から内腔を通じ、少なくとも1つの出口から出るように接着剤を通過させることによって断裂の周りに接着剤を供給するステップを含む。
位置付けるステップ844は、カニューレ付きプローブの先端を断裂の中に挿入するステップ、カニューレ付きプローブの先端を断裂の両側の軟組織を通じて挿入することによって、カニューレ付きプローブを、断裂を通じて通過させるステップ、及び/又はカニューレ付きプローブを断裂の両側の軟組織を通じて延在させることによって断裂をブリッジするステップを含むことができる。また、方法800は、850:接着剤を、少なくとも1つの出口のうちの複数から断裂内に通過させるステップ、位置付けするステップ中に停止部材によって断裂を封止するステップ、854:光ファイバをカニューレ付きプローブを通じて配置し、軟組織を可視化するステップ、856:軟組織をクリップで挟み、カニューレ付きプローブをクリップで挟まれた軟組織を通じて配置するステップ、及び/又は858:カニューレ付きプローブを軟組織から引き抜くステップを含むことができる。
この方法の部分は、様々な順序で行うとともに、必要に応じて繰り返すことができる。
実施形態は様々な実施によって説明されているが、これら実施形態は図的なものであり、本発明の主題の範囲はそれらに限られるものではないことが理解される。多くの変体、変形、追加、及び改良が可能である。例えば、提供された1つ以上の特徴を組み合わせることができる。
複数の例を、ここに単一の例として記載した構成要素、操作、又は構造に提供することができる。一般的に、例示の構成において別々の構成要素として紹介された構造及び機能は、組み合わせられた構造又は構成要素として実施することができる。
同様に、単一の構成要素として紹介された構造及び機能は、別々の構成要素として実施することができる。これら及び他の変体、変形、追加、および改良は、本発明の主題の範囲内にある。
上述の説明および添付の図面が、特許請求の範囲内にない追加的な主題をここに開示する限りにおいて、本発明は公衆にささげられるものではなく、そのような追加的な発明の権利を1つ以上の出願において出願する権利が保留されている。ここでは非常に狭い請求項の記載がここに記載されている場合があるが、この発明の範囲は請求項によって提示されているものよりも広いことが認識される。より広い請求項は、この出願からの優先権の利益を請求する出願に提起することができる。
200 軟組織
210 断裂
211 カニューレ付きプローブ
215 内腔
212 接着剤
216 接着剤源
417 停止部材
237 近位開口部
236 遠位開口部「
426 側部ポート
735 光ファイバ
528 クリップ

Claims (31)

  1. 軟組織を修復するための医療装置であって、
    前記軟組織中の断裂に位置付け可能なカニューレ付きプローブであって、該カニューレ付きプローブは近位の端部の周りの入口と、遠位の端部の周りの、該カニューレ付きプローブを通じる内腔を有する少なくとも1つの出口と、を有し、前記入口は、中に接着剤を受け入れるように動作可能に接着剤源に接続可能であり、前記少なくとも1つの出口は、前記接着剤を前記断裂の周りに出すように前記断裂の周りに位置付け可能である、カニューレ付きプローブ;及び
    前記プローブの周囲の周りに、前記入口から所定の距離で配置可能な停止部材であって、該停止部材は前記カニューレ付きプローブの前記軟組織中への進行を停止させるように前記軟組織の表面に隣接して位置付け可能であり、それによって、前記カニューレ付きプローブの供給部分が、前記接着剤を前記断裂の周りに供給するように前記軟組織の周りに位置付け可能である、停止部材;
    を備える、医療装置。
  2. 前記少なくとも1つの出口は、前記近位の端部から所定の距離にあることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記少なくとも1つの出口は、前記近位の端部から様々な距離における複数の側部ポートを備えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  4. 前記複数の側部ポートは角度がつけられていることを特徴とする請求項3に記載の医療装置。
  5. 前記カニューレ付きプローブは剛性を有していることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  6. 前記カニューレ付きプローブは柔軟であることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  7. 前記内腔は、前記軟組織の周りで柔軟に形成可能であることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  8. 前記カニューレ付きプローブは、前記断裂の中に挿入可能な先端を有することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  9. 前記カニューレ付きプローブは、前記軟組織を通じて挿入可能な鋭い先端を有することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  10. 前記停止部材は、前記カニューレ付きプローブの周りに半径方向に延びて、前記軟組織の前記表面の周りに配置可能な支持部材を画定することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  11. 前記停止部材は、前記カニューレ付きプローブの前記供給部の貫通深さを画定することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  12. 前記貫通深さは、前記断裂の両側の前記軟組織に亘ることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  13. 前記停止部材は、前記断裂を覆うとともに前記接着剤を前記断裂中に封止することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  14. 前記内腔を通じて配置可能な光ファイバケーブルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  15. 前記軟組織の周りに位置付け可能なクリップをさらに備え、前記カニューレ付きプローブは前記クリップを通じて配置可能であることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  16. 前記クリップは上部プレート及び、前記軟組織をその中に受け取るための開口部を画定するようにヒンジ結合で接続された下部プレートを備えることを特徴とする請求項15に記載の医療装置。
  17. 前記クリップは折り曲げ可能であることを特徴とする請求項15に記載の医療装置。
  18. 軟組織を修復するためのシステムであって、
    接着剤源に貯蔵された接着剤;及び
    前記軟組織中の断裂に位置付け可能なカニューレ付きプローブであって、前記カニューレ付きプローブが、近位の端部の周りの入り口及び遠位の端部の周りの出口であって、該出口を通じた内腔を有する少なくとも1つの出口を有し、前記入口はその中に前記接着剤を受け取る接着剤源に動作可能に接続可能であり、前記少なくとも1つの出口は、前記接着剤を前記断裂の周りに出すように前記断裂の周りに位置付け可能である、カニューレ付きプローブと、
    前記プローブの周縁の周りに前記入口から所定の距離において配置可能な停止部材であって、前記停止部材は、前記カニューレ付きプローブの前記軟組織の中への前進を停止させるように前記軟組織の表面に隣接して位置付け可能であり、それによって前記カニューレ付きプローブの供給部分が、前記接着剤を前記断裂の周りに供給するために前記軟組織の周りに位置付け可能である、停止部材と、
    を備える、医療装置
    を備える、システム。
  19. 前記接着剤が、麻酔薬、可塑剤、治療薬、緩衝剤、触媒、フィラー、マイクロパーティクル、接着開始剤、増粘剤、溶剤、医薬品、薬品、薬剤、天然ゴム、合成ゴム、安定剤、pH調整剤、生物活性剤、重合剤、連鎖移動剤、繊維強化剤、着色剤、防腐剤、還元剤、除去薬、ホルムアルデヒド、及びそれらの混合物からなる群から選択された少なくとも1つの化学薬品を備えることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記接着剤が、ポリラクチド、ポリグリコイド、多糖類、所定のタンパク質、ポリエステル、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリアルキレンエステル、ポリアミド、ポリカプロラクトン、ポリビニルエステル、ポリアミドエステル、ポリビニルアルコール、ポリアンハイドライド及びそれらのコポリマ、カプロラクトンポリマの変性誘導体、ポリトリメチレンカーボネート、ポリアクリレート、ポリエチレングリコール、ポリオレフィン、設計材料、ヒドロゲル、光硬化性ヒドロゲル、末端ジオール、ミネラル、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  21. 生体吸収性繊維並びに、ミネラル及び治療薬を備える生体吸収性ポリママトリクスをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  22. 軟組織を修復する方法であって、
    近位の端部における入口、及び遠位の端部の周りの少なくとも1つの出口であって、該出口を通じる内腔を有する出口を有するカニューレ付きプローブを提供するステップと、
    前記入口から所定の距離において前記プローブの周囲の周りに停止部材を配置するステップと、
    カニューレ付きプローブを前記軟組織中の断裂の周りに位置付けるステップと、
    前記停止部材を前記軟組織の表面に隣接して位置付けることによって、前記軟組織の周りの前記カニューレ付きプローブの前進を停止させるステップと、
    接着剤を入り口から前記内腔を通じて少なくとも1つの出口から外へ通過させることによって、前記接着剤を前記断裂の周りに供給するステップと、
    を備える、方法。
  23. 前記位置付けるステップが、前記カニューレ付きプローブの先端を前記断裂の中に挿入するステップを備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記位置付けるステップが、前記カニューレ付きプローブの先端を前記断裂の両側の前記軟組織を通じて挿入することによって、前記断裂を通じて前記カニューレ付きプローブを通過させるステップを備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記供給するステップが、前記接着剤を前記少なくとも1つの出口のうちの複数から、前記断裂の中へ通過させるステップを備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 前記断裂を前記位置付けるステップ中に前記停止部材によって封止するステップをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 光ファイバを前記カニューレ付きプローブを通じて配置するステップと、前記軟組織を可視化するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  28. 前記軟組織をクリップで挟むステップと、前記カニューレ付きプローブを前記クリップで挟まれた軟組織を通じて配置するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  29. 前記カニューレ付きプローブを組織から引き抜くステップをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  30. 前記断裂を、前記カニューレ付きプローブを前記断裂の両側で軟組織を通じて延在させることによってブリッジするステップをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  31. 軟組織を修復する方法であって、
    請求項1に記載の医療装置を提供するステップと、
    前記カニューレ付きプローブを前記軟組織の中に挿入するステップと、
    前記接着剤を、前記断裂の中へ前記内腔を通過させるステップと、
    前記カニューレ付きプローブを前記軟組織から引き抜くステップと、
    を備える、方法。
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