JP2017520185A - フィルタカバープレート、フィルタ及びフィルタカバープレートの加工方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施例はフィルタカバープレート、フィルタ及びフィルタカバープレートの加工方法を開示する。フィルタカバープレートにはチューニングねじを取り付けるためのフランジングネジ貫通穴が設置される。フランジングネジ貫通穴が設置されているカバープレートの特点は、フランジングネジ貫通穴は一定の深さがあり、カバープレートにおけるその他の場所の厚さはフランジングネジ貫通穴の深さより薄い。このため、フィルタカバープレートにフランジングネジ貫通穴を設置して、チューニングねじをフランジングネジ貫通穴内に固定することで、カバープレートの厚さを減少すると同時に、チューニングねじ孔に十分なねじ数を確保することにより、チューニングねじを固定することができ、それによってチューニングねじの安定が確保できる。【選択図】図2

Description

本発明はフィルタ分野に関し、特にフィルタカバープレート、フィルタ及びフィルタカバープレートの加工方法に関する。
従来のフィルタは一般的に複数の共振キャビティからなり、共振キャビティはフィルタのキャビティとフィルタカバープレートを合わせてなる。同軸キャビティフィルタを例として、その共振キャビティの構造は図1に示すように、締結用ナット101、ネジ貫通穴102、フィルタカバープレート103、共振キャビティのチャンバー104(フィルタキャビティの一部でもある)、共振柱105、チューニングねじ106を含む。共振柱105の下表面はチャンバー104の底部に固定される。フィルタカバープレート103と共振キャビティのチャンバー104とはネジによってシールし、1つの閉鎖キャビティを形成する。チューニングねじ106はカバープレート103におけるネジ貫通穴102によってキャビティ内に入り、且つチューニングねじ106の一部は共振柱105の内部にあり、共振キャビティの周波数範囲を調整して、且つ締結用ナット101によってフィルタカバープレート103に固定される。ネジ貫通穴102と締結用ナット101とはともにチューニングねじ106を締め付けるため、貫通孔の高さが低すぎると、直接にチューニングねじ106の安定性に影響を及ぼす。一般的に、ネジ貫通穴102の高さを3mm-5mmとし、チューニングねじ106の安定性を確保することができる。ネジ貫通穴102がカバープレート103にあるため、一般的に、カバープレート103の厚さも3mm-5mmである。
図1から見ると、共振キャビティは完全に密閉したチャンバーである。完全導体壁は電磁理論では電気壁と呼ばれ、電磁波は電気壁に入射して完全に反射され、電気壁を通過する伝送波がない。このため、電気壁で囲んで密閉チャンバーになり、一旦適切な周波数の電磁波がフィードインすると、電磁波は密閉チャンバーの電気壁で往復反射し、密閉チャンバー内で電磁定在波を形成し、電磁共振が発生する。この時、外部が密閉チャンバー内へエネルギーのフィーディングを停止しても、確立した電磁共振は減衰することなく維持していく。非完全導体壁からなるチャンバーは、電気壁チャンバーの類似特性も有するが、外部がエネルギーのフィーディングを停止した後に、その内部に確立した電磁共振は長時間に維持できなく、時間に伴って次第に減衰し、最終的に消えて、減衰振動となる。品質係数Qは共振キャビティの一つの重要なパラメータである。共振キャビティの周波数選択性と共振キャビティのエネルギー損失を表徴する。共振キャビティ体積と品質係数Qとの関係は、共振キャビティの体積が大きいほど、共振キャビティに貯蔵した電磁エネルギーが大きくなり、Q値が大きくなる。Q値が大きいほど、フィルタの挿入損失が小さくなり、このため、フィルタ共振キャビティの体積が大きくなると、挿入損失が減少することができる。
フィルタ全体の外形サイズが固定であることを要求し、即ちフィルタの総高さが固定であるため、フィルタカバープレートの厚さが高いほど、共振キャビティの高さが低くなると、共振キャビティの実体積が小さいほど、共振キャビティに貯蔵した電磁エネルギーが小さくなり、Q値が小さくなる。Q値が小さいほど、フィルタの挿入損失が大きくなり、フィルタの性能に大きな影響を及ぼす。このため、フィルタでは如何に共振キャビティの体積を増加するのは肝心なことであり、如何に外形が同じである前提で、フィルタの単一の共振キャビティ体積を増加するのはフィルタを応用する主な研究の方向となる。
本発明の実施例はフィルタカバープレート、フィルタ及びフィルタカバープレートの加工方法を提供し、関連技術において、フィルタカバープレートの厚さによって共振キャビティ体積に影響を及ぼす問題を解決する。
本発明の実施例によるフィルタカバープレートは、フィルタカバープレートに設置される、チューニングねじを取り付けるためのフランジングネジ貫通穴(flange thread through hole)を含む。
フランジングネジ貫通穴は一方向のフランジングネジ貫通穴であり、且つそのフランジングがフィルタカバープレートの内側に向かう。
好ましくは、フィルタカバープレートの外側におけるフランジングネジ貫通穴に対応する位置に更に強固ボスが設置され、強固ボスの周囲に補強リブが設置される。
好ましくは、フランジングネジ貫通穴は双方向のフランジングネジ貫通穴である。
本発明の実施例はフィルタを更に提供し、フィルタはキャビティ、少なくとも1つの共振柱及び上記フィルタカバープレートを含み、フィルタカバープレートはキャビティに固定され、共振柱はキャビティ内に設置され、フランジングネジ貫通穴はフィルタカバープレートにおける共振柱に対応する位置に設置される。
好ましくは、フィルタのキャビティ内に少なくとも1つの共振キャビティのチャンバーが設置され、各共振キャビティのチャンバー内に少なくとも1つの共振柱が設置され、共振柱の軸線は共振キャビティのキャビティ壁に平行であり、共振柱の底端は共振キャビティのチャンバーの底部に固定される。
好ましくは、共振柱の頂端はラッパ状で周囲へ延伸する。
本発明の実施例はフィルタカバープレートの加工方法を更に提供し、カバープレート材料を加工して、カバープレートベースを取得するステップと、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くステップと、フランジング孔内でねじを立てるステップとを含む。
好ましくは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くのは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に、フィルタカバープレートの内側に向かって一方向のフランジング孔を打ち抜くことを含む。
好ましくは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くのは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に、双方向のフランジング孔を打ち抜くことを含む。
本発明の実施例によるフィルタカバープレートにはチューニングねじを取り付けるためのフランジングネジ貫通穴が設置される。フランジングネジ貫通穴が設置されているカバープレートの特点は、フランジングネジ貫通穴は一定の深さがあり、カバープレートにおけるその他の場所の厚さはフランジングネジ貫通穴の深さより薄い。このため、フィルタカバープレートにフランジングネジ貫通穴を設置して、チューニングねじをフランジングネジ貫通穴内に固定することで、カバープレートの厚さを減少すると同時に、またチューニングねじ孔に十分なねじ数を確保することにより、チューニングねじを固定することができ、それによってチューニングねじの安定が確保できる。フィルタカバープレート全体の厚さを減少して、それによりフィルタ共振キャビティの体積を増加し、更に品質係数Q値を増加し、フィルタ挿入損失を減少し、それによりフィルタの性能を向上させる。
図1は関連技術におけるフィルタ共振キャビティを示す構造模式図である。 図2は本発明の実施例1によるフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。 図3は本発明の実施例1におる他のフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。 図4は本発明の実施例1によるさらに他のフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。 図5は本発明の実施例2によるフィルタの構造模式図である。 図6は本発明の実施例3によるフィルタカバープレートの加工方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細的に説明し、衝突しない場合に、本発明の実施例及び実施例における特徴を互いに任意に組み合わせことができる。
実施例1
本実施例はフィルタカバープレートを提供して、該フィルタカバープレートにチューニングねじを取り付けるためのフランジングネジ貫通穴が設置され、フランジングネジ貫通穴内にチューニングねじに合わせるねじが分布される。フランジングネジ貫通穴は一方向のフランジングネジ貫通穴であってもよいし、双方向のフランジングネジ貫通穴であってもよい。一方向のフランジングネジ貫通穴とは、カバープレートの一側のみに向かってフランジングし、フィルタカバープレートの内側(カバープレートの内側がフィルタキャビティに向かう一側を指す)へフランジングしてもよいし、フィルタカバープレートの外側へフランジングしてもよい。双方向のネジ貫通穴とは、フィルタカバープレートの内、外の両側へフランジングする。
本実施例によるフィルタカバープレートを更に説明するために、以下、例示的な説明によって説明する。図2を参照して、図2は本実施例によるフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。フィルタカバープレート202にフランジングネジ貫通穴203が設置され、フランジングネジ貫通穴203はチューニングねじ204を取り付けることに用いられ、締結用ナット201はチューニングねじ204を固定することに用いられる。該図では、フランジングネジ貫通穴203は一方向のフランジングネジ貫通穴であり、且つそのフランジングがフィルタカバープレート202の内側に向かう。
フランジングネジ貫通穴が一方向のフランジングネジ貫通穴であるような場合に対して、更に、フィルタカバープレートにおけるフランジングネジ貫通穴に対応する位置に強固ボスを設置し、更に、フィルタカバープレートにおけるチューニングねじを取り付ける位置の厚さを増加し、チューニングねじをより安定的にフィルタカバープレートに取り付けさせることができる。好ましくは、強固ボスの周囲に補強リブを設置してもよく、強固ボスをより安定的にフィルタカバープレートに固定させ、それによりチューニングねじをより安定的にフランジングネジ貫通穴内に固定させる。フィルタのキャビティ内に複数の共振キャビティが設置されると、隣接する共振キャビティの間に分離リブがある。補強リブはチューニングねじをより良く安定的にフランジングネジ貫通穴内に固定させるために、補強リブをカバープレートの外側における分離リブに対応する位置に設置することができる。図3を参照し、図3は本実施例による他のフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。図3におけるフィルタカバープレート302に一方向のフランジングネジ貫通穴303が設置される以外、フィルタカバープレート302の外側におけるフランジングネジ貫通穴に対応する位置に強固ボス305が設置され、強固ボス305はフィルタカバープレート302に接続され、強固ボス305の内側にもチューニングねじ304のねじに合わせるねじが設置される。締結用ナット301は強固ボス305にチューニングねじ304を締め付ける。強固ボス305の周囲に補強リブ306が設置される。
本実施例はさらに他のフィルタカバープレートを提供し、図4を参照して、図4は本実施例によるさらに他のフィルタカバープレートをチューニングねじと締結用ナットに合わせる構造模式図である。該図では、フィルタカバープレート402にフランジングネジ貫通穴403が設置され、該フランジングネジ貫通穴403は双方向のフランジングネジ貫通穴であり、フィルタカバープレートの内側に向かうフランジングがあるだけでなく、フィルタカバープレートの外側に向かうフランジングもある。フランジングネジ貫通穴403はチューニングねじ404を取り付けることに用いられ、締結用ナット401はチューニングねじ404を固定することに用いられる。図4と図2の比較から見ると、図4における双方向のフランジングネジ貫通穴403はフィルタカバープレートの内側に向かうフランジングの長さは図2における一方向のフランジングネジ貫通穴203がフィルタカバープレートの内側に向かうフランジングの長さと同じであると、図4における双方向のフランジングネジ貫通穴403の深さは図2における一方向のフランジングネジ貫通穴203の深さより大きく、このため、図4の取り付けられるチューニングねじ404はより安定である。図4における双方向のフランジングネジ貫通穴403の深さは図2における一方向のフランジングネジ貫通穴203の深さと同じであると、図4における双方向のフランジングネジ貫通穴403がフィルタカバープレートの内側に向かうフランジングの長さは図2における一方向のフランジングネジ貫通穴203がフィルタカバープレートの内側に向かうフランジングの長さより短く、このように、フィルタ共振キャビティの体積を増加でき、フィルタ性能を向上させる。これにより、フィルタカバープレートに双方向のネジ貫通穴を設置する効果は一方向のネジ貫通穴を設置する効果より優れる。
本実施例によるフィルタカバープレートを採用すると、フィルタカバープレートの厚さの2/3を減少し、フィルタ共振キャビティの高さを1.5mm-2mm増加することができ、フィルタの設計により有利であり、フィルタ共振キャビティQ値を向上させ、損失を低下させ、フィルタ性能を大幅に向上させる。従来のカバープレートの厚さは一般的に2.5mm又は3mmであり、本実施例によるフィルタカバープレートの厚さは1.0mm〜1.5mmであり、従来のカバープレートと比べてフィルタの設計空間を増加する。フィルタ共振キャビティの高さとチューニングねじのチューニング空間が増え、設計により有利である。また、通常のカバープレートと比べて、コストが低下し、材料費が減少する。冷間圧延板で加工すると、材料コストは従来のアルミニウム板の30%である。
本実施例におけるフィルタカバープレートの材料は導電性が良好である金属、例えばアルミニウム板、冷間圧延鋼板、銅板を採用することができる。
実施例2
本実施例はフィルタを提供し、該フィルタはフィルタカバープレートとキャビティを含み、そのフィルタカバープレートは上記実施例1によるフィルタカバープレートである。フィルタカバープレートはキャビティに固定される。フィルタ内に更に少なくとも1つの共振柱が設置され、フランジングネジ貫通穴はフィルタカバープレートにおけるキャビティ内の共振柱に対応する位置にあり、カバープレートをキャビティに取り付けた後に、フランジングネジ貫通穴を通してキャビティ内に入るチューニングねじちゃん葉ちょうど共振柱内に位置する。フィルタのキャビティ内に少なくとも1つの共振キャビティのチャンバーを設置し、フィルタ内に1つの共振キャビティのチャンバーのみを有する際に、フィルタのチャンバーは共振キャビティのチャンバーである。フィルタ内に複数の共振キャビティのチャンバーを設置した際に、フィルタ内に複数のサブチャンバーを有することを示し、各サブチャンバーはフィルタキャビティ内の分離リブにより分離してなる。同軸キャビティフィルタとは、共振キャビティ内の各共振柱がチャンバーのキャビティ壁と平行であり、且つ共振柱の底端が前記共振キャビティのチャンバーの底部に固定される。好ましくは、更に共振柱の頂端がラッパ状で外へ延伸するように設置されてもよい。同軸キャビティフィルタに対して、キャビティ内に複数の共振柱が設置されると、フィルタカバープレートにも対応的に複数のフランジングネジ貫通穴を設置してもよい。
本実施例によるフィルタを更に説明するために、以下、例示的な例によって説明する。図5を参照して、図5は本出願の実施例によるフィルタを示す構造模式図であり、該フィルタはフィルタカバープレート503、フィルタカバープレート503に設置される一方向のフランジングネジ貫通穴502を含み、フィルタカバープレート503はフィルタのチャンバー504に固定され、フィルタのチャンバー504内に共振柱505が設置され、チューニングねじ506は一方向のフランジングネジ貫通穴502を通して共振キャビティ内の共振柱の中空部位に入る。締結用ナット501はチューニングねじ506をフィルタカバープレート503に固定する。共振柱506の軸線はチャンバー504のキャビティ壁に平行であり、共振柱506の底端がキャビティの底部に固定され、頂端がラッパ状で外へ延伸する。
実施例3
本実施例はフィルタカバープレートの加工方法を提供し、図6を参照して、図6は該加工方法のフローチャートであり、該方法は以下のステップを含み、
ステップS601、カバープレート材料を加工して、カバープレートベースを取得する。
ステップS602、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜く。フランジング孔の打ち抜きは具体的に、プリフランジング孔を打ち抜き、金型でプリフランジング孔にフランジングすることを含む。
ステップS603、フランジング孔内にねじを立てる。
上記ステップS602において、フランジング孔は一方向であってもよいし、双方向であってもよく、このため、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くのは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に、フィルタカバープレートの内側へ一方向のフランジング孔を打ち抜くことであってもよい。金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に双方向フランジング孔を打ち抜くことであってもよい。
以上の内容は具体的な実施形態を結合して本発明を更に詳細的に説明するものであり、本発明の具体的な実施はこれらの説明だけに制限されることがない。当業者にとって、本発明の構想を逸脱しない前提で、若干の簡単な進化又は切り替えを行うことができ、本発明の保護範囲に属すべきである。
本発明の実施例はフィルタカバープレート全体の厚さを減少することによって、フィルタ共振キャビティの体積を増加し、更に品質係数Q値を増加し、フィルタ挿入損失を減少して、それによりフィルタの性能を向上させる。

Claims (10)

  1. フィルタカバープレートであって、前記フィルタカバープレートに設置される、チューニングねじを取り付けるためのフランジングネジ貫通穴を含むフィルタカバープレート。
  2. 前記フランジングネジ貫通穴は一方向のフランジングネジ貫通穴であり、且つそのフランジングがフィルタカバープレートの内側に向かう請求項1に記載のフィルタカバープレート。
  3. 前記フィルタカバープレートの外側における前記フランジングネジ貫通穴に対応する位置に更に強固ボスが設置され、前記強固ボスの周囲に補強リブが設置される請求項2に記載のフィルタカバープレート。
  4. 前記フランジングネジ貫通穴は双方向のフランジングネジ貫通穴である請求項1に記載のフィルタカバープレート。
  5. チャンバー、少なくとも1つの共振柱及び請求項1-4のいずれか一項に記載のフィルタカバープレートを含み、前記フィルタカバープレートは前記チャンバーに固定され、前記共振柱は前記チャンバー内に設置され、前記フランジングネジ貫通穴は前記フィルタカバープレートにおける前記共振柱に対応する位置に設置されるフィルタ。
  6. 前記フィルタのチャンバー内に少なくとも1つの共振キャビティのチャンバーが設置され、各共振キャビティのチャンバー内に少なくとも1つの共振柱が設置され、前記共振柱の軸線は共振キャビティのキャビティ壁に平行であり、前記共振柱の底端は前記共振キャビティのチャンバーの底部に固定される請求項5に記載のフィルタ。
  7. 前記共振柱の頂端はラッパ状で周囲へ延伸する請求項5又は6に記載のフィルタ。
  8. カバープレート材料を加工して、カバープレートベースを取得するステップと、
    金型で前記カバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くステップと、
    前記フランジング孔内でねじを立てるステップと、を含むフィルタカバープレートの加工方法。
  9. 前記金型で前記カバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くのは、金型で前記カバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に、フィルタカバープレートの内側へ一方向のフランジング孔を打ち抜くことを含む請求項8に記載のフィルタカバープレートの加工方法。
  10. 前記金型で前記カバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置にフランジング孔を打ち抜くのは、金型でカバープレートベースにおけるチューニングねじを取り付ける位置に、双方向のフランジング孔を打ち抜くことを含む請求項8に記載のフィルタカバープレートの加工方法。
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