JP2017519941A - 2つのパイプの個々の端部に連結デバイスを接続するための方法及び前記連結デバイスの構造 - Google Patents

2つのパイプの個々の端部に連結デバイスを接続するための方法及び前記連結デバイスの構造 Download PDF

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Abstract

連結手段を互いに連結されるパイプ(10、12)の個々の端部(25、26)に固定するための方法であって、連結手段は、互いに格納することができる一対の共通に軸方向に円錐状のケーシング(18、22)であって、個々のパイプ端部に挿入されるケーシングを備え、円錐状の一対のケーシングが個々の締付本体(14、16)の補助により共に共通に押圧されると、半径方向外側のケーシング(18)が内側のケーシング(22)をパイプ(10、12)の表面に対して締付けるように圧搾してパイプ端部同士を連結して、パイプ(10、12)の端部(25、26)同士の密結合が達成される方法が記載されており、ケーシングの壁を通る複数の軸方向指向スリット(30)のセクションに分離されている内側の円錐状のケーシング(22)が使用され、スリット(30)は、内側のケーシングに対してスリット(30)の同時閉鎖中に半径方向内側に力を付与して、内側の円錐状のケーシングの内面が、ケーシングの共同の押し込み中にパイプの表面に対して強制的に締め付けられるようにすることができることに貢献することを特徴とする。連結構造およびこの連結構造の適用方法も記載されている。

Description

本発明は、連結デバイスを互いに連結されるパイプの個々の端部に固定するための方法に関し、連結デバイスは、伸縮自在に互いに格納することができる一対の共通に軸方向に円錐状のケーシングであって、個々のパイプ端部に挿入されるケーシングを備え、円錐状の一対のケーシングが個々の締付本体の補助により共に共通に押圧されると、半径方向外側のケーシングが内側のケーシングをパイプの表面に対して締付けるように圧搾してパイプ端部同士を連結して、パイプ端部同士の密結合が達成される。
本発明は、また端部と端部とを接続するように配置されたパイプ、即ち2つのパイプ同士を、溶接または接着する必要なしに連結するための構造に関する。特に、本発明は、金属パイプ同士を連結することに関するが、本発明は、樹脂パイプ等の他の種類のパイプにも用いることができる。
端部と端部とを接続するように隣接するパイプ端部が配置されている2つのパイプ同士を連結する場合、ジョイントに漏れが生じないように連結が行われて、後でパイプが伝導する液体または気体が、ジョイントから漏れないようにしている。
今日、熱(溶接/はんだ付け)を使用しないパイプ同士の連結のための所謂、低温無溶接の解決策があり、一般に、この解決策は、フランジを使用することを含む。マーケットで優位を占める方法は、フランジ(即ち、各パイプ端部にあるフランジ)の補助によりパイプ同士を固定するように処理及び前処理されているパイプに基づき、パイプ端部間にガスケットが配置された状態でパイプ端部が互いに対向して配置される。多くの軸方向に向って螺刻されたボルトが、連結部の各側に配置された2つのリング形状のフランジに挿入されて、ボルトのナットによる締め付けにより、パイプ端部が互いにねじ止めされて、ガスケットがパイプ間の隙間を完全に閉鎖して、高密閉が与えられる。しかしながら、この方法は、複雑な装置、多くの場合、その位置をチューブ上に維持するための連結用の大型の重機を使用する必要が生じる。
そのような一連のジョイントは、以前に公知であり、1つのジョイントは、樹脂またはゴム等の弾性材料からなる密閉を採用しており、ジョイントは、共にねじ締めされる円錐状のパイプ・ケーシングの補助によりパイプ間でジョイントの周囲が共に圧搾される。
以前に公知のデバイスの参照文献としては、英国特許第502386号明細書(特許文献1)及び中国実用新案第2303989号明細書(特許文献2)がある。
特許文献1には、端部と端部とが対向して配置された2つのパイプ・セクション間の間隙を密閉して、パイプ内を液体、気体/液体を搬送する構成が開示されている。
短尺ケーシングが全体的に螺入されて、パイプ端部間の間隙を覆い、かつ包囲し、その後、リング形状のフランジが事前に個々のパイプ端部上に螺入されて、パイプ端部が、ジョイントを覆うケーシングの関連する端部と対向して配置されるように前方に移動する。
対応して形成された円錐内面を含む2つのリング形状のフランジ4同士は、互いに対向してねじ締めされ、フランジの錐面はガスケットに圧力を与えて、ガスケットが変形して、パイプ端部においてパイプ表面に対する把持力が生じて、パイプ同士が緊密に保持される。
特許文献2では、半径方向にそれぞれ挿入されるねじボルト7及び3並びに2つの対向リング・フランジ6及び3の補助によりパイプ端部同士を連結することが提案されており、2つの対向リング・フランジ6及び3は、互いを向くように配置されるとともに、パイプ端部を包囲するように配置された弛緩ケーシング8上に配置されている。フランジ同士は、軸方向に挿入されるボルト1によってねじ締めされ、パイプ端部は、フランジを貫通する半径方向のねじボルトからの寄与とともに互いに対向して保持される。
緊密な連結を形成する楔形ガスケット及びケーシングの基本原理の周辺の一連の変形例も公知である。例えば、参照文献として、以下の文献がある。台湾特許出願公開第201043823号明細書(特許文献3)、米国特許出願公開第2005/146139号明細書(特許文献4)、米国特許第3,284,112号明細書(特許文献5)、及びベルギー特許出願公開第719064号明細書(特許文献6)。
全てのこれらの公知の解決策に共通な点は、最も内側にあるケーシング形状のガスケット要素がパイプ間の間隙を覆っているが、パイプ端部間に端部と端部とに設けられる別個のガスケットが存在していないということである。更に、ガスケット・ケーシングの各端部は、事前にパイプに螺入された対応する切断部要素(リング形状のフランジ)の間または下方で互い圧搾されるべく、ある角度で切断され、パイプは、ガスケット・ケーシングに亘って引き戻され、かつ引き込まれて、ガスケット・ケーシングと共に、例えば、軸方向に挿入されるボルトのねじ締めによって圧搾される。
英国特許第502386号明細書 中国実用新案第2303989号明細書 台湾特許出願公開第201043823号明細書 米国特許出願公開第2005/146139号明細書 米国特許第3,284,112号明細書 ベルギー特許出願公開第719064号明細書
本発明は、各パイプ端部が自身の連結本体を備え、連結本体がそのもの自体が公知である対応して形成された楔形状を有し、互いに向う軸方向の相互の変位によってパイプに対して圧搾される位置にある状態となるため、連結本体は間隙を覆っていないという場合に解決策を提供することを1つの目的とする。
本発明の更なる目的は、パイプ表面を事前に処理する必要なくパイプ同士を連結することができるようにすることにある。
更に、本発明の目的は、各連結本体の機能はパイプ同士を連結することのみで、リング・ガスケットは、密閉機能を果たすという構成を提供することにある。
更に、本発明の目的は、外周の寸法がパイプの直径及び壁の厚さに適合するフレキシブルなガスケット・リングの形態でパイプ端部間の密閉を提供することにある。
更に、本発明の目的は、フランジのナットとボルトの使用により1つが他を引き寄せるときに、パイプ間のリング・ガスケットなしで緊密なパイプ連結を得るような場合に解決策を提供することにある。
従って、パイプ連結の新たな構造を提供することを目的とする。
本発明による方法は、ケーシング壁を通る軸方向指向スリットにより複数のセクションに分割されている個々の内側の円錐状のケーシングが用いられることを特徴とし、スリットは、内側のケーシングに対してスリットの同時閉鎖に伴い半径方向内側に力を付与して、内側の円錐状のケーシングの内面が、ケーシングの共同の押し込み中にパイプ表面に対して強制的に締め付けられるようにすることができるということで貢献する。
好適な実施形態では、個々の締付本体は、一対のケーシングの後方の側の各々の側において、互いに向って導入されて、連結手段を個々のパイプ端部に固定してパイプ端部同士を連結する。
パイプの端部同士を、中間配置ガスケットとともに力を加えて確実な密閉を得るようにすることが好ましい。
好適な実施形態では、一対のケーシングをパイプに共に押圧する動作を行いかつ固定する際に、パイプ表面に対してかつ表面内に圧搾される鋭角な溝、カムまたはスパイク等の手段を内側に備える内側の円錐状のケーシングが適用される。
好適な実施形態では、対応する数のスリットを介して4つのケーシング・セクションに分離される内側のケーシングが適用され、グルー材料等の連結材がスリットと対向する隣接する端部に加えられるか、またはスリットがケーシングの壁の厚さの全体に亘って完全に切断されておらず、セクションがケーシングの薄状の変形可能な残留壁部を介して共に保持されていることで完全なケーシングとしてセクションが共に保持されている。
好適な実施形態では、外側のケーシングの前側端部上のリング形状のフランジ端部(外側のケーシングの前側)は、内側のケーシングの前側端部上に対応して形成されたリング・フランジ端部(内側のケーシングの後側)に対して圧搾し、個々の締付本体は、個々の外側のケーシングのフランジ端部に対向して設けられて、パイプを共に移動させるようになっている。
好適な実施形態では、ステンレス鋼またはチタニウム等の金属、または樹脂材料の材料、繊維強化型樹脂材料、またはエポキシ系炭素繊維強化材料等の炭素繊維を含有する複合材料からなる内側のケーシングが使用される。
本発明による構造は、内側の円錐状ケーシングは、ケーシング壁を通る軸方向指向スリットによって複数のセクションに分離され、スリットは、内側のケーシングに対してスリットの同時閉鎖に伴い半径方向内側に力を付与して、内側の円錐状のケーシングのが、ケーシングの共同の押し込み中にパイプ表面に対して強制的に締め付けられるようにすることができることに貢献する。
ケーシング壁を通る軸方向指向スリットによる分離セクション同士は、スリットと対向する隣接する端部にグルー材料等の固定材が加えられるか、またはスリットがケーシング壁の厚さ全体に亘って切断されておらず、セクションがケーシングの薄状の残留壁部を介して共に保持されていることで完全なケーシングとして保持されていることが好ましい。
好適な実施形態では、内側の円錐状のケーシングの内面は、パイプ表面に圧搾されるように設けられた鋭角な溝、カムまたはスパイクの構造の締め付け手段を含む。
好適な実施形態では、ケーシングの内面は、密閉層と、鋭角な溝、カムまたはスパイクとを含み、密閉層は、鋭角な溝、カムまたはスパイクがパイプに力を与えていると同時にパイプ表面に対して圧搾するように設けることができる。
更に好適な実施形態では、ケーシングは、対応する複数のスリットを介して4つのケーシング・セクションに分離され、ケーシング・セクション同士は固定手段により保持されている。
更に好適な実施形態では、ケーシングの前側端部は、ケーシングがパイプの端部に締め付けられるべく共に押圧されるとき、互いに対向して配置されるように設けられたフランジ端部を含む。
更に好適な実施形態では、ステンレス鋼またはチタニウム等の金属、または樹脂材料、またはエポキシ系炭素繊維強化材料等の炭素繊維を含有する複合材料からなる内側のケーシングが適用される。
本発明では、各パイプ端部が構造を備えているときに、構造が2つのパイプを共に連結するために使用され、個々の締付本体は、それら別々の構造の後側に対して共に設けられ、締付本体は、互いに圧搾されて、連結構造が個々のパイプ端部の表面に固定されて、更にパイプの端部同士の緊密な連結が達成される。
従って、公知の解決手段のいずれにも、スプリット・ケーシングまたは2つまたは複数の角度を付けて形成された円錐状の部品(台形に形成された部品)を2つの対向するパイプ端部によりパイプ・ジョイント上に設け、対応する円錐ケーシングは、両側から各スプリット・ケーシング上に螺入される解決策は示されていない。角度を付けられた部品は、パイプと同じ内部角度を有し、かつ小さな角度、即ち材料の厚さが最外側では小さく、最内側では大きい小さな増加を有する。
本発明は、添付の図面を参照しつつ以下により詳細に説明する。
本発明の概略的な斜視図を示すとともに、共に連結される2つのパイプ10、12に関連する連結本体18、22の全ての部品の構造的な構成を示す。 共に連結されたパイプ断面図であり、図2は、パイプ端部間に追加の確実な密閉を形成するために挿入可能なリング・ガスケット32も示す。 パイプ12の部品の断面を示すとともに、パイプ端部上に搭載された直後に分割された連結ケーシングが包囲している状態を示し、分割された連結ケーシングを共に保持するための多数のグルーのポイントをも概略的に示す。 締め付けケーシング18が連結セクションに力を付与して、連結セクションがパイプ12の周囲で共に圧搾された後の部品を示す。 分割スリット30を示すための連結ケーシングの斜視図を示し、かつ部品を共に保持するために巻回されたバンド50を示す。 長手方向に伸びる共に連結されたパイプの概略的な斜視図である。 螺刻されたケーシング40、42の補助により互いに連結された新たな連結構造18、22がパイプに挿入された別例を示し、新たな連結構造18、22は個々に両側から共通のケーシング形状の中間部品50にねじ締めされ、中間部品50は同時に共にねじ締めされた位置においてパイプ端部間に配置される密閉リング・フランジを含む。
最初に、本発明は、図1及び2に関して説明する。
端部と端部とが互いに連結される2つのパイプ10及び12があり、本発明は、2つのパイプ同士が完全に連結される前に、第2のチューブ12に連結される同じ構成要素があるため、図面の左側にあるチューブ10が開始点として説明する。
連結ケーシング22は、最初にパイプ10の端部25上に螺入される。この連結ケーシングは、本発明の中心的な要素を形成し、スチール、チタニウム、またはアルミニウム等の金属材料、または樹脂/繊維/炭素材料からなる。基本材料は、ステンレス鋼またはチタニウムであるが、合成ゴム(バイトン(登録商標)材料)及びふっ素ポリマーエラストマー、繊維、炭素または金属ガスケット等の他の材料を用いることができる。
名称「連結ケーシング」は、パイプ表面を半径方向に圧搾することによりパイプ表面に対する締め付けを形成するものとして用いられる。
連結ケーシングの内側は、パイプの表面に入り込み、かつ連結ケーシングが、パイプを軸方向に滑るように遠ざけることができる程の強力な締め付け力を形成する溝、小さなスパイク又はカムを含むため、連結ケーシングの材料は、パイプ10及び12の材料にそれぞれ依存する。このことは、連結ケーシングが好ましくはパイプよりも硬質な材料からなることを意味する。
パイプ10、12が、高圧及び高温でオイル及び天然ガス等の気体及び液体を搬送する場合、この目的のために適切な品質のスチールが使用され、連結ケーシングもまた、ある程度より高硬度の品質のスチールからなる。更に、前記ガスケット32は、パイプ端部に挿入することができる。
パイプが、低圧及び低温で水等の他の液体及び気体を搬送する場合、繊維強化された樹脂パイプを用いることができる。
連結ケーシングの材料は、樹脂またはゴム・ガスケットと同様に弾性を有していないが、パイプの表面に対して圧搾されてパイプに対して締め付けを形成することができるので、連結ケーシングは、事前に寄せ集められた別個のアーチ型部品を組み立てることにより形成されるか、または軸方向のスリットがパイプ壁を貫通してカットされて全体的にケーシングとして形成される。部品同士が近接して配置されると、パイプ10、12とほぼ同じ直径かまたはパイプ10、12よりもいくらか直径が小さいケーシングが形成され、パイプ表面に張り付く。部品が例えば、4個の部品等のバラ部品として形成されている場合、間隙30(図1)がセクション間の明確な軸方向に指向するスリットまたは溝として分かるように、部品が互いに隣接して配置される。部品同士を適切な分割状態(相互に離間した状態)に保持するために、グルー等の固定材43(図3)によって部品同士が保持されて、オペレータが完全な1つのユニットとして部品を保持することができる。締め付けケーシング18が連結ケーシング上に連結ケーシング全体に軸方向に螺入されると、セクション同士は互いに圧搾されて、スリットまたは溝が完全に閉鎖されて、固定材もまた側部間で圧搾されるにつれて、パイプ表面に対して内側に力が加えられる。図1において、連結ケーシング22は、分離したアーチ状の部品リング・ディスクとして図示されている。そのようなスリットは、30で示され、かつ図面1に示すように、示された連結ケーシング22は、その外周に沿った4つのスリット30を有する。別例では、スリットは、ケーシングの壁の厚さの全体を貫通してカットせずに、ケーシングの薄状の変形可能な残留壁部を残すように形成することができる。これにより、セクション同士は、取付け中、完全なケーシングとして保持され、一方ケーシング・セクションが半径方向内側にパイプの外側に向って力が加えられたとき、前記壁部は、共に完全に圧搾されて、変形される。
いくつかの実施形態において、連結ケーシング24は、パイプ壁をほぼ貫通するような軸上の(長手方向に延びる)軸方向に延びかつ全体に亘って延びる溝を有する完全なパイプ形状の本体として形成することができる。ネック形状の締め付けケーシング18が連結ケーシングの外面を全体に亘って押圧すると、外側に存在する締め付けケーシング18からの半径方向に向う力により前記スリットが閉鎖されるにつれて、連結ケーシングが押圧されて、パイプ表面に向って力が加えられる。そのようなスリットは30で示され、示された連結ケーシング22が連結ケーシング22の外周に沿って4つのスリット30を有する。しかしながら、連結ケーシング22は、より多くの平行スリットにより形成することができる。
連結ケーシング22は、パイプ表面の外部寸法に適合する純粋に円形形状の内面を有する。連結ケーシング22の外表面は、装着時に連結ケーシングの1つの端部であり、かつパイプ端部と隣接して配置される前部ケーシング端(パイプ端部に最も近い)における最肉厚ケーシング壁直径部22aからケーシング22の後端における最肉薄ケーシング壁直径部22bまで下り傾斜している。このテーパリング構造は、図2において明確に示されている。更に、ケーシングの前端22は、外周の全体に亘って上方向に延出するリング形状のフランジ24を含む。
連結ケーシングの斜視図が図5に示され、図5は、左側において鋭角な溝及びカム41も示す。外側に配置されるネック18(外部シリンダ)は、図4に示すように後で内側のケーシング22上に力が付与されるか、内側のケーシング22上を滑動し、連結ケーシングは、パイプ表面に対して力を付与し、表面パターンまたは溝/カム/スパイク41は、パイプ12の表面に押し込まれて、連結ケーシングがパイプ端部に締め付けられる。図3は、パイプ12の表面に対して配置される内部溝またはカム41を有して、パイプ12を包囲するように配置された連結ケーシング22の4つの部品を示す。
代替的な解決策では、前記カムを有する連結ケーシングの内側は、パイプ表面に対して圧搾するガスケット層を備えて、カム41がパイプ表面に押し込まれることに加えて良好な密閉が達成されるようにする。
更に、2つのパイプ端部は、間に配置されたガスケット・リング32とともに圧搾されて、ガスケット・リング32がパイプ間の完全に緊密な連結を確実にする。ガスケット・リングは、(パイプを通過する媒体に適合する)金属、「ゴム」または両方の組合せ(最外側の金属シール及び最内側のゴム、またはその反対)から作成することができる。
代替的に、パイプ端部は、金属対金属で共に力が加えられ、ガスケットなしの密閉は、パイプの端部が適切に処理され、かつ許容可能な誤差で互いに密着する場合に可能なことである。
各締め付けケーシング18a、18bは、対応する円錐状のケーシング構造を有し、かつ前端においてリング形状の半径方向に外方向に延出するフランジ20を有する。締め付けケーシング18は、各側からの1つが個々の連結ケーシング22全体に亘って力を与え、円錐形状によって、連結ケーシングに半径方向内側に力が加えられ、鋭角なエッジの溝パターンがパイプ表面に「押し付けられ」、パイプ端部に向う連結ケーシングの更なる軸方向変位を停止させることが確実となる。更に、2つの個々の放射状フランジは、締め付けケーシング18が連結ケーシング20上を滑動しなくなるのみならず、締め付けフランジ20が連結フランジ24と対向して、2つのケーシング20及び18間の強力な固定を確立するように共に機能する。
円錐カップリング及び締め付けケーシング22及び18の共通連結は、2つの共同リング14a及び14bの補助を備える。図3に示すように、共同リング14a及び14bは、個々のパイプ端部25及び26にそれぞれ事前に螺入されている。一対のケーシングが個々のパイプ端部上で螺入されると、リング14a、14bは、後方から部品上に導入され、締め付けケーシングのフランジ/肩部構造20の後側に対して押圧し、公知の技術の軸方向ボルト16の補助により互いに締め付けられる。
2つのケーシングの共同の押圧は、一対のケーシング18、22上で共通に押圧され、かつ共通にねじ締めされるねじケーシングを用いて行うことができる。
内部的に、ねじケーシングは、締め付けケーシング18の放射状肩部構造20の後側に対して圧搾するリング形状のかかり(barbs)を備える。
図7を参照すると、対応するスプリット連結構造が示されており、螺刻されたケーシング40、42の補助により2つの部品が共に導入され、ケーシング40、42は、別個の側から共通のケーシング形状の中間部品50まで雄ねじにねじ込まれる。中間部品は、パイプ端部間のリング形状のスリットに嵌合する内方に延出するリング形状の密閉フランジ132を有する密閉リング132を含む。パイプ端部10、12がねじ締めされると、締め付けフランジは互いに押し付けられて、パイプ間の確実な密閉を形成する。
従って、本発明の主要部は、2つの円錐状のケーシングが互いに半径方向に圧搾されて、本発明による内側の連結ケーシング22が、パイプ表面に力を加えて、パイプ表面に入り込むか、または押し付けられる溝及びカムの補助により確実な締め付けを形成することである。これにより、本発明では、パイプ端部が事前に準備されることの必要性なしに2つのパイプ同士を連結することができる。連結ケーシングの外側と締め付けケーシングの内側との間にオイル等の潤滑を適用することにより、共同の連結/滑動プロセスにおける最小の摩擦を確実にすることが適切となり得る。
本発明の概略的な斜視図を示すとともに、共に連結される2つのパイプ10、12に関連する連結本体18、22の全ての部品の構造的な構成を示す。 共に連結されたパイプ断面図であり、図2は、パイプ端部間に追加の確実な密閉を形成するために挿入可能なリング・ガスケット32も示す。 パイプ12の部品の断面を示すとともに、パイプ端部上に搭載された直後に分割された連結ケーシングが包囲している状態を示し、分割された連結ケーシングを共に保持するための多数のグルーのポイントをも概略的に示す。 締め付けケーシング18が連結セクションに力を付与して、連結セクションがパイプ12の周囲で共に圧搾された後の部品を示す。 分割スリット30を示すための連結ケーシングの斜視図を示し、かつ部品を共に保持するために巻回されたバンド50を示す。 長手方向に伸びる共に連結されたパイプの概略的な斜視図である。 螺刻されたケーシング40、42の補助により互いに連結された新たな連結構造18、22がパイプに挿入された別例を示し、新たな連結構造18、22は個々に両側から共通のケーシング形状の中間部品50にねじ締めされ、中間部品50は同時に共にねじ締めされた位置においてパイプ端部間に配置される密閉リング・フランジを含む。 図7のスプリット連結構造の斜視図を示す。
図7及び図8を参照すると、対応するスプリット連結構造が示されており、螺刻されたケーシング40、42の補助により2つの部品が共に導入され、ケーシング40、42は、別個の側から共通のケーシング形状の中間部品50まで雄ねじにねじ込まれる。中間部品は、パイプ端部間のリング形状のスリットに嵌合する内方に延出するリング形状の密閉フランジ132を有する密閉リング132を含む。パイプ端部10、12がねじ締めされると、締め付けフランジは互いに押し付けられて、パイプ間の確実な密閉を形成する。

Claims (15)

  1. 連結手段を互いに連結されるパイプ(10、12)の個々の端部(25、26)に固定するための方法であって、前記連結手段は、互いに格納することができる一対の共通に軸方向に円錐状のケーシング(18、22)であって、個々のパイプ端部に挿入されるケーシングを備え、円錐状の一対のケーシングが個々の締付本体(14、16)の補助により共に共通に押圧されると、半径方向外側のケーシング(18)が内側のケーシング(22)を前記パイプ(10、12)の表面に対して締付けるように圧搾してパイプ端部同士を連結して、前記パイプ(10、12)の前記端部(25、26)同士の密結合が達成される方法において、ケーシングの壁を通る複数の軸方向指向スリット(30)のセクションに分離されている内側の円錐状のケーシング(22)が使用され、スリット(30)は、前記内側のケーシングに対して前記スリット(30)の同時閉鎖中に半径方向内側に力を付与して、前記内側の円錐状のケーシングの内面が、ケーシングの共同の押し込み中にパイプの表面に対して強制的に締め付けられるようにすることができることに貢献することを特徴とする、方法。
  2. 個々の締付本体(14、16)は、2対のケーシング(18、22)の後方端部の各々において、互いに向って導入されて、連結手段(18、22)を個々のパイプ端部に固定して前記パイプ端部同士を連結することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記パイプ(10、12)の前記端部(25、26)は、中間リング・ガスケット(32)とともに圧搾して確実な密閉を達成するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記一対のケーシング(18、22)を前記パイプ(10、12)に共に押圧しかつ固定する際に、前記パイプの表面に対してかつ表面内に圧搾される鋭角な溝、カムまたはスパイク(41)等の手段を内面に備える内側の円錐状のケーシング(22)が使用されることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 対応する数のスリット(30)を介して4つのケーシング・セクションに分離される内側のケーシング(22)が使用され、スリット(30)と対向する隣接する端部にグルー等の固定材(43)が設けられるか、またはスリットがケーシングの壁の厚さ全体に亘って完全に切断されておらず、セクションがケーシングの薄状の変形可能な残留壁部を介して共に保持されていることで完全なケーシングとしてセクションが共に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 外側のケーシング(18)の前方端部上のリング形状のフランジ端部(20)(外側のケーシング(18)の前部)は、前記内側のケーシング(22)の前方端部上の対応するリング形状のフランジ端部(24)(内側のケーシング(22)の後側)に対して圧搾し、個々の締付本体(14、16)は、個々の外側のケーシング(18)の前記フランジ端部(24)に対向して設けられて、前記パイプ(10、12)を共に移動させるようになっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ステンレス鋼またはチタニウム等の金属、または樹脂材料、繊維強化型樹脂材料、またはエポキシ系強化材料等の炭素繊維を含有する複合材料からなる内側のケーシングが使用されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 2つのパイプ(10、12)同士を連結する際に使用するためのパイプ端部の構造であって、個々のパイプ端部への挿入のために互いに収納することができる内側及び外側の共通に軸方向に円錐状のケーシング(18、22)を備え、内側のケーシング(22)は、2つのケーシング(18、22)の共同の軸方向への押圧の結果としてパイプ端部に対して軸方向に圧搾されるとき、表面内におよび表面に対して締め付けが生じるようにする手段を含む、構造において、前記内側の円錐状ケーシング(22)は、ケーシングの壁を通る軸方向指向スリット(30)によって複数のセクションに分離され、スリット(30)は、前記内側のケーシングに対して前記スリット(30)の同時閉鎖中に半径方向内側に力を付与して、前記内側の円錐状のケーシングのが、ケーシングの共同の押し込み中にパイプの表面に対して強制的に締め付けられるようにすることができることに貢献することを特徴とする、構造。
  9. ケーシングの壁を通る軸方向指向スリット(30)を有する分離セクション同士は、スリット(30)と対向する隣接する端部にグルー等の固定材(43)が設けられるか、またはスリットがケーシングの壁の厚さ全体に亘って完全に切断されておらず、セクションがケーシングの壁の薄状の残留部を介して共に保持されていることで完全なケーシングとして保持されていることを特徴とする請求項8に記載の構造。
  10. 前記内側の円錐状のケーシング(22)の内面は、パイプの表面に圧搾されるように設けられた鋭角な溝、カムまたはスパイク(41)の構造の締め付け手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の構造。
  11. ケーシング(22)の内面は、密閉層と、鋭角な溝、カム及びスパイク(41)とを含み、前記密閉層は、前記鋭角な溝、カムまたはスパイク(41)がパイプに力を与えていると同時にパイプの表面に対して圧搾するように設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載の構造。
  12. ケーシング(22)は、複数の対応するスリット(30)を介して4つのケーシング・セクションに分離され、ケーシング・セクション同士は固定材により連結されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の構造。
  13. ケーシングの前方端部は、ケーシングがパイプの端部を締め付けるために共に押圧されるとき、互いに対向して配置されるように設けられたフランジ端部(20及び24)を含むことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の構造。
  14. ステンレス鋼またはチタニウム等の金属、または樹脂材料、またはエポキシ系炭素繊維強化材料等の炭素繊維を含有する複合材料からなる内側のケーシングが使用されることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の構造。
  15. 各パイプ端部が前記構造を備えているときに、2つのパイプを共に連結するための、請求項8乃至14のいずれか1項に記載の構造の応用方法であって、個々の締付本体(14、16)は、各構造の後方において共に導入され、前記締付本体は、互いに圧搾されて、連結構造が個々のパイプの端部の表面に固定されて、前記パイプ(10、12)の端部(25、26)同士の緊密な連結が達成される、応用方法。
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