JP2017519937A - ポンプのための圧力緩和回転子組立体 - Google Patents

ポンプのための圧力緩和回転子組立体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017519937A
JP2017519937A JP2016574367A JP2016574367A JP2017519937A JP 2017519937 A JP2017519937 A JP 2017519937A JP 2016574367 A JP2016574367 A JP 2016574367A JP 2016574367 A JP2016574367 A JP 2016574367A JP 2017519937 A JP2017519937 A JP 2017519937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
fluid
rotor cover
flow path
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016574367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6636468B2 (ja
Inventor
ニールソン,ブライス
Original Assignee
エンヴァイロテック・ポンプシステムズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エンヴァイロテック・ポンプシステムズ・インコーポレーテッド filed Critical エンヴァイロテック・ポンプシステムズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2017519937A publication Critical patent/JP2017519937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6636468B2 publication Critical patent/JP6636468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D1/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D1/12Pumps with scoops or like paring members protruding in the fluid circulating in a bowl
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/12Combinations of two or more pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/12Combinations of two or more pumps
    • F04D13/14Combinations of two or more pumps the pumps being all of centrifugal type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/22Rotors specially for centrifugal pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

遠心ポンプのための回転子組立体が、回転子及び回転子カバーを含んでいて、それらの間に流体室を画定しており、回転子カバー又は回転子のどちら又は両方には、流体を流体室から回転子組立体の回転子又は回転子カバーの中へ方向付けて流体室内特に流体室の中心又はその付近にて経験される上昇圧力の緩和を提供するように開口部又は流路が設けられている。【選択図】図9

Description

(関連出願の相互参照)
本件は2014年6月25日出願の米国仮特許出願第62/016,749号に対する優先権を主張する非仮特許出願であり、同仮出願の内容をここにそっくりそのまま援用する。
本開示は、概括的には遠心ポンプに関し、より詳しくはピトー型式の遠心ポンプのための改善された回転子組立体であってポンプの動作及び効率を改善するべく回転子組立体の中心線での圧力緩和を提供するように構成されている回転子組立体に関する。
遠心ポンプはよく知られており、様々な産業で流体類又は流体混合物の液体/固体成分を吸い上げるために広く使用されている。遠心ポンプ特にピトー管型式のものは、概して、ポンプハウジング又はポンプケーシングと、駆動ユニットへの接続によって回転する、ポンプハウジング内に配置されている回転子組立体と、を備えている。ピトー管型式の遠心ポンプは、回転子組立体に対してそれぞれ配置されている、流体を回転子組立体の中へ導入するための流体入口及び流体を回転子組立体から除去するための流体吐出口を有している。
従来式のピトー管ポンプでは、流体入口と流体吐出口はポンプハウジングの同じ側に並列又は同心配列で平行な向きに配置されている。流体はポンプ入口を通って回転子室の中へ導かれ、回転子組立体が回転すると遠心力の結果として流体は回転子室の内部の周囲面に向かって方向付けられる。回転子組立体内を移動する流体は静止しているピトー管の入口によって遮られ、すると流体はピトー管の入口を通り、ピトー管腕部を通り、ポンプの吐出出口に向かって進んでゆく。
ピトー管型式の典型的な遠心ポンプが、エリクソン(Erickson)らへの米国特許第3,822,102号、ブラウン(Brown)らへの米国特許第3,960,319号、エリクソンらへの米国特許第4,161,448号、クリッチロー(Crichlow)への米国特許第4,280,790号、エリクソンへの米国特許第4,332,521号、及びエリクソンへの米国特許第4,674,950号に開示されている。参照されている特許に開示されているポンプでは、流体入口と吐出出口はポンプケーシングの同じ側に同軸又は同心に整列して配置されている。他のピトー管構築では、回転子組立体内への入口は回転子組立体のピトー管組立体の位置とは反対の一方の側に配置されており、而して、入口と吐出口は同軸又は平行軸の配列に配置されてはいるが同心配列にはなっていない。
全てのピトー管ポンプ構築では、回転子組立体の軸方向中心又はその付近に高圧が観取される。これらの高圧は、一枚羽根付きピトー管組立体とは対照的に二重入口又は二枚羽根付きのピトー管組立体を採用しているポンプ構成では観察され易い、とはいえどちらのポンプ構成にも高圧は観察される。この高圧は、大部分は、回転子組立体の流体室内のピトー管組立体の位置によって引き起こされる流体押し退けに起因すると考えられる。他の影響が同じく回転子組立体内の圧力を上昇させることもある。
回転子組立体の軸方向中心付近での高圧の結果として、ポンプの動作ではポンプ効率を下げる様々な問題が経験されている。回転子組立体の軸方向中心付近又は軸方向中心での高圧によって引き起こされる最も顕著な問題は、ポンプの軸受システムへの有害効果を有する高い軸方向スラストである。加えて、回転子組立体の軸方向中心又はその付近の高圧は、従来式ピトー管ポンプでの同心入口吐出口配列では高い再循環に影響を及ぼし、同軸非同心ピトー管配列では吐出口シールに又は吐出口シール上に高圧を働かせる。
回転子組立体の軸方向中心又はその中心付近に働く圧力の大きさは回転子組立体の速さ及びピトー管設計(例えば二枚羽根対一枚羽根)によって影響されることが実証されている。この様に、回転子組立体の流体室内でのピトー管による流体の押し退けは、観察される高圧に有意な影響を有しているようだ。
米国仮特許出願第62/016,749号 米国特許第3,822,102号 米国特許第3,960,319号 米国特許第4,161,448号 米国特許第4,280,790号 米国特許第4,332,521号 米国特許第4,674,950号
本開示の第1の態様では、遠心ポンプ向けの回転子組立体のための回転子カバーが、回転軸、回転軸の周りの中心部分、及び中心部分から半径方向に離間されている周辺外側部分、を有している本体であって、使用時に回転子組立体の流体室から離れるよう方向付けされている第1面、及び使用時に回転子組立体の流体室に向かうように方向付けされている第2面、を更に有している本体と、本体の中心部分に位置していて本体の第1面側に配置されている流体入口部分と、流体入口部分から本体の周辺外側部分近くへ延びている本体に形成された少なくとも1つの一次流路と、流体が本体の第2面近くの点から本体の周辺外側部分に向かって移動するための経路を提供している本体に形成された少なくとも1つの二次流路と、を含んでいる。開示のこの態様は、回転子組立体での高圧を緩和し、それによりポンプの動作態様への高圧の有害効果を低減するように構造化されている回転子カバーを提示している。
特定の実施形態では、少なくとも1つの一次流路は、本体内に包囲されていて、流体入口の第1開口部及び周辺外側部分近くの第2開口部を有している。
更に別の実施形態では、少なくとも1つの一次流路は複数の一次流路を含んでいる。
更に別の実施形態では、複数の一次流路の少なくとも幾つかは、流体入口から周辺外側部分近くの点への湾曲した経路を画定している。
他の実施形態では、複数の一次流路の1つ又はそれ以上は直線状経路を画定している。
更に他の実施形態では、少なくとも1つの二次流路は、本体の第2面から一次流路の少なくとも1つへの流体連通を提供するように本体の第2面を貫いて形成されている孔を含んでいる。
特定の実施形態では、少なくとも1つの二次流路は複数の孔を含んでいる。
他の実施形態では、複数の孔は本体の中心部分に近接して配置されている。
更に他の実施形態では、複数の孔は本体の中心部分と周辺外側部分の間の中間に配置されている。
或る好適な実施形態では、回転子カバーは、本体の回転軸に近接して位置していて本体の第2面に配置されている中心捕集部分を更に含んでおり、少なくとも1つの二次流路は、中心捕集部分又はその近くの第1開口部及び本体の周辺外側部分に近接している第2開口部を有している流体経路を含んでいる。
更に他の実施形態では、少なくとも1つの二次流路は中心捕集部分又はその近くの第1開口部及び本体の周辺外側部分に近接している第2開口部をそれぞれが有している複数の流体経路を含んでいる。
特定の実施形態では、流体経路は中心捕集部分付近の点から周辺外側部分近くの点への湾曲した経路を画定している。
他の実施形態では、流体経路の幾つかは中心捕集部分付近の点から周辺外側部分近くの点への直線状経路を画定している。
更に他の実施形態では、本体は、本体の回転軸の周りの中心開口部及び周辺縁を有している板と、少なくとも1つの一次流路及び少なくとも1つの二次流路が形成されているインサートと、を含んでいる二部品構築である。
第2の態様では、遠心ポンプのための回転子組立体が、回転軸及び周辺縁を有している回転子と、回転軸及び周辺縁を有している回転子カバーであって、回転子との間に周辺環状部分を有する流体室を画定するように回転子へ解放可能に固着されている回転子カバーと、流体入口と、回転子又は回転子カバーのどちらかに形成されている少なくとも1つの一次流路であって、流体入口から流体室の周辺環状部分近くへ延びている少なくとも1つの一次流路と、回転子又は回転子カバー又はそれら両方に形成されている少なくとも1つの二次流路であって、その回転軸に近接して配置されていて、流体が回転子又は回転子カバーの回転軸近くの点から流体室内を流体室の周辺環状部分に向かって移動する経路を提供するように配置されている少なくとも1つの二次流路と、を含んでいる。この態様の回転子組立体は、回転子組立体の中の流体室内に経験される、高いスラスト荷重及びポンプの動作及び効率に影響を与える他の有害効果の原因となり得る上昇圧力の緩和を提供する。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの一次流路は、流体入口に配置されている第1開口部をそれぞれが有し且つ流体を流体室へ提供するように配置されている第2開口部をそれぞれが有している複数の一次流路を含んでいる。
更に他の実施形態では、少なくとも1つの二次流路は、回転子及び/又は回転子カバーのどちら又は両方を貫いて形成されていて流体を流体室の周辺環状部分へ方向付けるように配置されている孔である。
更に他の実施形態では、少なくとも1つの二次流路は、回転子又は回転子カバーの回転軸近くから延びていて流体室からの流体を受け入れるように配置されている第1開口部及び流体を流体室の周辺環状部分へ送達するように回転子又は回転子カバーのどちらかの周辺縁に近接して配置されている第2開口部をそれぞれが有している複数の流体経路を含んでいる。
特定の実施形態では、流体入口は回転子カバーに形成されており、回転子は更にピトー管を受け入れるための貫通開口部を備えて構成されている。
他の実施形態では、流体入口は回転子に形成されており、回転子カバーは更にピトー管を通して受け入れるための開口部を備えて構成されている。
幾つかの実施形態では、流体入口は回転子カバーに形成されており、回転子カバーは更にピトー管を通して受け入れるための開口部を備えて構成されている。
第3の態様では、ピトー管型式の遠心ポンプが、ポンプケーシングと、ポンプケーシング内に配置されている回転子組立体であって、回転軸及び周辺縁を有している回転子、回転軸及び周辺縁を有している回転子カバーであって回転子との間に周辺環状部分を有する流体室を画定するように回転子へ解放可能に固着されている回転子カバー、流体入口、回転子又は回転子カバーのどちらかに形成されている少なくとも1つの一次流路であって流体入口から流体室の周辺環状部分近くへ延びている少なくとも1つの一次流路、及び回転子又は回転子カバー又はそれら両方に形成されている少なくとも1つの二次流路であって、その回転軸に近接して配置されていて、流体が回転子又は回転子カバーの回転軸近くの点から流体室内を流体室の周辺環状部分に向かって移動する経路を提供するように配置されている少なくとも1つの二次流路、を更に含んでいる回転子組立体と、回転子組立体の流体室内に配置されているピトー管を有しているピトー管組立体と、を含んでいる。開示のこの態様は、流体室内の回転子組立体の中心部分又は回転軸での又はその付近での圧力を緩和するための手段を提供し、それによりポンプの動作及び効率を改善することにおいてピトー管型式の遠心ポンプに勝る利点をもたらす。
この態様の特定の実施形態では、ピトー管組立体は一枚羽根を含んでいる。
この態様の更に他の実施形態では、ピトー管組立体は二枚羽根を含んでいる。
他の態様、特徴、及び利点は、次の詳細な説明が本開示の一部を成し開示されている様々な実施形態の原理を一例として描く添付図面と関連付けて考察されれば明らかとなるであろう。
添付図面は様々な実施形態の理解を促す。
本発明の第1の態様の回転子カバーの一例の断面での側面図である。 図1に示されている回転子カバーの第2面の平面図であり、その中の一次流路及び二次流路の配置を描くために一部仮想線で示されている。 ピトー管型式の遠心ポンプの断面での図であり、ポンプケーシング内の回転子組立体の配置を描くとともに本開示による回転子組立体の第2の実施形態を描いている。 本開示の或る代わりの実施形態による回転子カバーの第2面の平面図であり、一次流路及び二次流路が仮想線で示されている。 図4の5−5線で取った図4に示されている回転子カバーの立面及び断面での側面図である。 本開示の回転子カバーの或る別の実施形態を描いている分解斜視図である。 図6に描かれている回転子カバーインサートの立面での側面図である。 図7に示されている回転子カバーインサートの正投影図である。 図8に示されている回転子カバーインサートの拡大図である。 図8に示されている回転子カバーインサートの平面図である。 図10の11−11線で取った立面及び断面での側面図である。 本開示による回転子組立体の或る代わりの実施形態を描いている遠心ポンプ組立体の断面図である。 本開示による回転子組立体の更に代わりの実施形態を描いている遠心ポンプ組立体の断面図である。 本開示による回転子組立体の更に別の代わりの実施形態を描いている遠心ポンプ組立体の断面図である。
図1は、概して、回転子組立体10の全体としての配置及び機能を理解することを目的にピトー管型式の遠心ポンプの一部分の図解を提供している。図1では、回転子組立体10は業界でローターボウルと呼称されることもある回転子12と回転子カバー14で構成されている。回転子12と回転子カバー14は、回転子の周辺縁16と回転子カバーの周辺縁18を周って一体にボルト20又は他の適した固着装置の様な手段によって解放可能に固着されている。回転子12と回転子カバー14の接合は、それらの間に流体を処理のために導入させる流体室22を画定する。
回転子組立体10は、ポンプケーシング28内に配置され、より具体的にはポンプケーシング28によって形成されているポンプ室30内に配置されている。回転子組立体10は、ボルト34の様な既知の手段によって駆動機構32へ取り付けられている。駆動機構32は典型的には軸受36によって支持されている。回転子組立体10の駆動機構32への取付部とは反対の側も支持要素38への接続部によって支持されている。支持要素38は、遠心ポンプの特定の構成に依存して様々に異なるであろう。図1では単に一例として支持要素38は軸受40によって支持されている入口導管とされている。回転子組立体10は、従って、軸受36と軸受40の間に有効に嵌っている。
ピトー管組立体44が回転子組立体10に対して配置されている。具体的には、ピトー管組立体44は回転子組立体10の中心開口部を通って延びるピトー管腕部46を備えており、ピトー管腕部46は回転子組立体10の回転子を貫いて延びているものとして図1に示されている。以下に更に言及されている様に、ピトー管組立体及び回転子組立体の他の構成も実施可能である。少なくとも1つの羽根48がピトー管腕部46から半径方向に延びている。図1には二重又は二枚羽根48のピトー管組立体44が描かれている。各羽根48はその外側の半径方向先端に、流体室22の周辺環状部分54に配置されている入口50を有しており、周辺環状部分54は回転子組立体10の中心又は回転軸56から半径方向に離間されている。各羽根の入口50は回転子組立体の回転の方向とは反対側に配置されている。
流体は、回転子組立体10の流体室22の中へ進入してくると、回転子組立体10が回転する際の遠心力によって外方へ回転子組立体10の周辺環状部分54の中へと押しやられる。静止しているピトー管組立体44は流体が各羽根48の入口50の中へ捕集されるように配置されており、各羽根は捕集された流体がポンプから吐出導管60を通って出てゆくように方向付けられるための捕集経路58を提供するべく中空になっている。
流体は、方向矢印で示されている様に、回転子カバー14の中へ流体を導くように配置されている入口導管62を通ってポンプの中へ進入する。流体は回転子カバー14の中へ進入し、次いで回転子組立体10の周辺環状部分54に向かって方向付けられる。
ここまでに説明されている特徴は回転子組立体及びピトー管組立体の全体としての特徴である。説明されている様に、回転子組立体10の流体室22の中へ進入してくる流体は遠心力によって流体室22の周辺環状部分54へ振り散らされる。流体は、更に、周辺外側部分54から半径方向内方に位置する流体室22のその他の区域を占める。流体室22を占める流体22は、回転子組立体10が回転する際にピトー管羽根48に当たり、結果として押し退けられる。
これらの影響及び他の影響下に、回転子組立体10では特に回転子組立体10の回転軸56の周囲区域の流体室22の中心付近では圧力が上昇する。高圧は一枚羽根のピトー管組立体と二枚又は複数枚羽根のピトー管組立体のどちらにも観察されるが、二枚羽根又は複数枚羽根のピトー管組立体ではより優勢である。流体室22内の高圧は流体室の中心部分及びその周りに軸方向の力の働きを引き起こし、それが誘因となって軸方向スラストが軸受36、40へ働く。軸受36、40への軸方向スラストは、軸受失陥を引き起こさないとも限らず、そして更にはポンプ動作を低下させる又は最適なポンプ動作に悪影響を及ぼす。
而して、開示の第1の態様により、図1及び図2は流体室22の中及び回転子組立体10内に働く高圧を緩和するように構成されている回転子カバー14を描いている。この第1の実施形態では、回転子カバー14は、回転軸56と、回転軸56周りの中心部分72と、中心部分72及び回転軸から半径方向に離間されている周辺外側部分74と、を有している本体70で構成されている。本体70は、使用時には回転子組立体10の流体室22から離れるよう方向付けされている第1面76(図1)と、使用時には回転子組立体10の流体室22に向かうように方向付けされている第2面78と、を有している。
流体入口部分80が、本体70の中心部分72に位置していて、本体70の第1面76側に配置されている。少なくとも1つの一次流路82が、本体70に形成されていて、流体入口部分80から本体70の周辺外側部分74近くの点へ延びている。少なくとも1つの一次流路82は、図2に仮想線で示されている様に複数の一次流路82であってもよい。更に描かれている様に、一次流路82は回転子カバー14の本体70の第1面76と第2面78の間の本体70内に包囲されていてもよい。而して、一次流路82は図2に仮想線で示されている。
一次流路82の各々は、ポンプに進入し回転子組立体10に進入する流体を受け入れるための、流体入口部分80に配置されている第1開口部84を有している。各一次流路82は、更に、第1開口部84及び流体入口部分80から半径方向に離間されている第2開口部86を有しており、当該第2開口部86は本体70の周辺外側部分74近くに配置されている。一次流路82の第2開口部86は、流体を回転子組立体10の周辺環状部分54へ送達するように配置されている。一次流路82の幾つ又は全ての第2開口部86は本体70の半径方向先端に配置されていてもよいし、又は第2開口部86の幾つ又は全ては本体70の周辺外側部分74から半径方向内方に配置されていてもよい。
更に、本開示の第1の態様によれば、回転子カバー14は、本体70の第2面78(流体室22に向かうように方向付けされている)近くの点から本体70の周辺外側部分74へ流体を進ませ究極的には流体を回転子組立体10の周辺環状部分54へ送達させるための経路を提供するように配置されている少なくとも1つの二次流路90を備えて構成されている。少なくとも1つの二次流路90は、図2に描かれている様に複数の二次流路90として現れていてもよい。二次流路90の提供は、回転子組立体10内、特に流体室の中心区域又はその付近に働く高圧の緩和を支援する。
図1及び図2に描かれている実施形態では、二次流路90は本体70の第2面78を貫いて形成されている孔92の形態に構成されている。孔92は流体室22又はその付近から本体70の内部の点への流体移動を提供するように配置されている。孔92は1つの構成では、回転子組立体10の流体室22の中心又はその付近で流体が孔92に進入し一次流路82へ進んでゆけるように一次流路82との流体連通を提供するように配置されており、一次流路に進むと流体は次いで本体70の周辺外側部分74に向かって方向付けられる。
この実施形態の孔92は、概して、本体70の中心部分72近くに向きを定められていて、周辺外側部分74よりむしろ本体70の中心部分72に近接して又は回転軸56に接近して配置されているのが望ましい。とはいえ、本体70の回転軸56又は中心部分72から半径方向に離間させるという観点での孔92の厳密な配置は様々であってよく、而して孔92は中心部分72と周辺外側部分74の間の中間の或る距離に選択的に離間させることができる。1つの実施形態では、孔92は、全ての孔92が回転軸56から等しい半径方向距離に配置されるように、回転軸56に対し又は回転軸56から半径方向に離間されている。代わりに、孔92は半径方向に回転軸56から様々に異なる半径方向距離に離間されていてもよい。
孔92の直径寸法は約1/32インチから約2インチ(例えば、約0.15cmから約5cm)であってもよい。孔の厳密な直径寸法は、回転子組立体10又は本体70のサイズによって又はポンプが使用されることになる特定の用途によって決定付けられる。孔92の直径サイズは、単一の本体70の構成内でも孔92毎に様々に異なっていてもよい。流体室22の中心又はその付近から本体70の内部の点への孔口を有する孔92の設置は回転子組立体10での圧力緩和を提供しているので、ポンプの動作を改善し、ポンピング効率を向上させる。
或る代わりの実施形態が図3から図11に描かれている。図3は、遠心ポンプ構築内の回転子組立体10の全体としての配置向きを描いており、ポンプの更なる詳細が示されている。図3に示されているピトー管型式の遠心ポンプ100の一般的な特徴は知られているので、開示の回転子組立体10についての例示的な配置向きを提供することを別にしてここでは詳細に説明されていていない。ピトー管型式の遠心ポンプ100は、ポンプ室30を提供するように構成されているポンプケーシング28を備えている。ポンプ室30は回転子組立体10を包囲するサイズである。
遠心ポンプ100は、流体を通して流体入口導管62の中へ導く流体入口管102を備えて構成されている。先に説明されている様に、流体入口導管62は流体を回転子組立体10の回転子カバー14の流体入口部分80の中へ導く。遠心ポンプ100は、更に、吐出導管60と流体連通にある吐出管104を備えて構成されており、そして吐出導管60が先に説明されている様にピトー管組立体44と流体連通にある。駆動機構32が先に説明されている様に回転子組立体10の回転を生じさせるように配置されている。画図では、駆動機構32は歯車駆動配列として示されているが、例えばモーター駆動を含むいくつもの数の他の駆動機構が回転子組立体10の回転を生じさせるために採用されていてもよい。
図3に描かれている回転子組立体10は、回転子12、回転子カバー14、流体入口106、少なくとも1つの一次流路82、及び少なくとも1つの二次流路90を含め、先に説明されているのと同じ特徴を備えている。図4及び図5がより分かり易いがこの実施形態では、回転子カバー14の本体70は、本体70の回転軸56に近接して位置していて本体70の第2面78に配置されている中心捕集部分110を備えて構成されている。
更に、この実施形態では、少なくとも1つの二次流路90は、中心捕集部分110又はその近くの第1開口部114及び本体70の周辺外側部分74に近接している第2開口部116を有する流体経路112を備えている。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの二次流路90は図4に示されている様に複数の流体経路112を備えており、各流体経路は中心捕集部分110又はその近くの第1開口部114及び本体70の周辺外側部分74に近接している第2開口部116を有している。
開示の当該代わりの実施形態のこれらの特徴は、ここに説明されている回転子カバー14であって2部品で製造されている回転子カバー14の1つのイテレーションを備えている図6−図11を参照すればより容易に理解できるであろう。この実施形態では、回転子カバー14は、本体70の回転軸56の周りに配置されている中心開口部120を有し且つ周辺縁122を有している板118と、少なくとも1つの一次流路82及び少なくとも1つの2二次流路90が形成されているインサート124と、を備えている。
板118は図6に示されている様に全体としては、インサート124を図5に示されている様に受け入れるサイズの内側陥凹部126を備えて形成されている。板118は更に孔128を備えて構成されており、先に説明されている様にボルトを当該孔128に通して配置し、回転子カバー14を回転子12へ取り付けることができる。板118は更に随意であるが、回転子組立体10がパワーダウンしたときに流体を回転子カバー14の内部空間から流出又は排出させられるようにする1つ又はそれ以上の排水孔130を備えて形成されていてもよい。板118の中心開口部120は、更に、回転子カバー14の流体入口部分80の決定的な特徴を提供している。
インサート124は板118の内部の肩部134に当てて位置合わせされる周辺縁132を有している。インサート124は、限定するわけではないが例えば、溶接法やインサート124のねじの切られた穴136(図8に示されている)に通して設置される皿ボルト又はリベットを含む何れかの適した手段により、周辺縁132と肩部134の間の位置合わせ点に沿って板118へ固定することができる。
図7−図9により明確に見られる様に、インサート124は、使用時に回転子組立体10の流体室22に向かうように方向付けされている第1表面138を有している。インサート124は、少なくとも1つの一次流路82及び少なくとも1つの二次流路90が形成されている第2表面140を有している。第2表面140は、板118と一体に組み立てられたとき、板118の陥凹部126に向かうように方向付けされる。
図7−図10より分かる様に、一次流路82は第2表面140の中へ形成されていて、それにより第1表面140の中へ形成される溝を提供している。各一次流路82は、流体入口80に配置されている第1開口部84であってインサート124の中心部分72に位置する一次開口部84を有している。その結果、流体入口部分80の中へ進入する流体は、各一次流路82の中へ通じている開口部84の中へ導かれる。各一次流路82では第2開口部86が第1開口部84から半径方向に離隔されていて、当該第2開口部86は、インサート124が板118と一体に組み立てられたとき、概して回転子カバー14の周辺外側部分74に近接して配置される。
1つの実施形態では、インサート124には1つ又はそれ以上の二次流路90が形成されている。この実施形態では、二次流路90はインサート124を通って延びる流体経路112として形成されている。具体的には、図11に最も明確に見られる様に、各流体経路112は、流体経路112の第1開口部112にて始まる内部部分144を備えている。流体経路112の第1開口部114は、図6に最も明確に見られる様に、インサート124の第1表面138に位置する中心捕集部分110に位置を定められている。流体経路112は、第1開口部114から続いていて、内部部分144へと移行し、次いで犬脚様式でインサート124の第2表面140に向かって移行してゆき、そこで流体経路はインサート124の第2面140に形成されている半径方向部分146へと移行している。半径方向部分146は、インサート124の周辺縁132で第2開口部116にて終端している。図8及び図9に最も明確に見られる様に、流体経路112の内部部分144は、インサート124の第2表面140の開口部148を介して半径方向部分146へ出口を開いている。
図2の実施形態に描写され、また図7−図11の実施形態に描写されている様に、一次流路82は流体入口80から回転子カバー14の周辺外側部分54近くの点へ進んでゆく曲線状の又は湾曲した経路を備えて構成され、結果的に第1開口部84を第2開口部86に対してオフセットさせていてもよい。当該代わりの実施形態を描いている図10に最も明確に見られる様に、流体経路112は、更に、一次流路82と同じやり方で湾曲していてもよく、すると各一次流路82の第1開口部84は隣接する流体経路112の第1開口部114の一部の上に重なるように配列される。1つの実施形態では、インサート124又は回転子カバー14は、とはいえ、一次流路82の第1開口部84と流体経路112の第1開口部114の間に流体連通が無いように構築されている。一次流路82と流体経路112は示されているものとは他の構成に形成されていてもよく、限定するわけではないが、回転子カバー14の回転軸56又はその付近から回転子カバー14の周辺外側部分74へ延びる本質的に直径方向に直線状の流路として構成されるということも含まれる。
開示の回転子カバー14は先に説明されている様に2部品で作られていてもよい。代わりに、回転子カバー14は単一構築体として形成されていてもよく、その場合、回転子カバー14は1つ又はそれ以上の一次流路82及び1つ又はそれ以上の二次流路90と共に鋳造及び/又は機械加工によるなどの何れかの適した手段によって形成される。どちらの実施形態の回転子カバー14も、限定するわけではないが例えば硬化させたプラスチック、ポリマー、金属、合金、セラミック、及び他の材料、又はそれら材料の組合せを含む何れかの適した材料で作ることができる。その様な単一構築体の実施例が図3及び図13に示されている。
開示の更なる態様では、二次流路90は先に説明されている様に回転子カバー14に形成されている及び/又は回転子12(即ちローターボウル)に形成されている、の何れであってもよい。一例として、図12は、ピトー管型式の遠心ポンプにおいて回転子組立体10の回転子カバー14が本開示によって形成されている一次流路82を有していて、二次流路90が回転子12に形成されている遠心ポンプを描いている。各二次流路90は、回転子組立体10の回転軸56に近接して配置されている第1開口部150及び第1開口部150から半径方向に離間されている第2開口部152を含んでいる。1つの実施形態では、第2開口部152は回転子組立体10の周辺環状部分54に近接して配置されている。
従来式にピトー管組立体164を介して同心配列されている流体入口160と吐出口162を描いている図13に示される更なる実施形態では、回転子カバー14が少なくとも1つの一次流路82及び少なくとも1つの二次流路90を備えて構成されており、二次流路90は先に説明されている孔92又は先に説明され図13に描かれている流体経路112であってもよい。
同じく従来式にピトー管組立体164を介して同心配列されている流体入口160と吐出口162を描写している図14に示される更に別の実施形態では、回転子12が、回転子組立体10の回転軸56に近接して配置されている第1開口部150及び第1開口部150から半径方向に離間されていて回転子組立体10の周辺環状部分54に近接して配置されている第2開口部152を有している少なくとも1つの二次流路90を備えて構成されている。回転子カバー14が少なくとも1つの一次流路82を備えて構成されている。一次流路と二次流路の何れかの組合せ又はイテレーション、及びそれらの様々な構成及び構築は、回転子組立体10の回転子12及び/又は回転子カバー14のどちらかに形成されていてもよいし又は両方に形成されていてもよい。
一部の特定の実施形態についての上記説明では、明解さを期して特定の用語遣いが用いられた。但し、本開示はその様に選択された特定の用語に限定されるものではなく、それぞれの特定の用語は、同様の技術的目的を達成するのに同様のやり方で作用する他の技術的等価物を含むものと理解されたい。「左右」、「前」及び「後」、「上」及び「下」などの用語は、基準点を提供するための便宜上の単語として使用されており、限定を課す用語と解釈されてはならない。
本明細書では、「備えている(comprising)」という単語はその「開かれた」意味即ち「含んでいる(including)」という意味で理解されるべきであり、而してその「閉じられた」意味即ち「〜だけから成る(consisting only of)」という意味に限定されてはならない。「備える(comprise)」、「〜で構成されている(comprised)」、及び「備えている(comprises)」という対応する単語が登場している場合、対応する語義がそれらの単語によって生じるものとする。
加えて、上記は一部の実施形態しか説明しておらず、それらに対し開示されている実施形態の範囲及び精神から逸脱することなく改変、修正、追加、及び/又は変更がなされる余地があり、実施形態は例示であり制限的ではない。
また、実施形態は現時点で最も実践的で好適な実施形態であると考えられるものに関連付けて説明されたのであり、本発明は開示されている実施形態に限定されるものではなくむしろ逆でここに開示されている実施形態に対する様々な修正及び等価の配列を網羅することを意図していると理解されるべきである。更に、以上に説明されている様々な実施形態は他の実施形態と関連付けて実施されてもよく、例えば1つの実施形態の態様が別の実施形態の態様と組み合わされて更に他の実施形態を実現させることもできる。また、何れかの所与の組立体の各独立した特徴又は構成要素が或る追加の実施形態を構成することもできる。
10 回転子組立体
12 回転子
14 回転子カバー
16 回転子の周辺縁
18 回転子カバーの周辺縁
20 ボルト
22 流体室
28 ポンプケーシング
30 ポンプ室
32 駆動機構
34 ボルト
36 軸受
38 支持要素
40 軸受
44 ピトー管組立体
46 ピトー管腕部
48 羽根
50 入口
54 周辺環状部分
56 回転軸
58 捕集経路
60 吐出導管
62 入口導管
70 本体
72 中心部分
74 周辺外側部分
76 第1面
78 第2面
80 流体入口部分
82 一次流路
84 第1開口部
86 第2開口部
90 二次流路
92 孔
100 ピトー管型式の遠心ポンプ
102 流体入口管
104 吐出管
106 流体入口
110 中心捕集部分
112 流体経路
114 第1開口部
116 第2開口部
118 板
120 中心開口部
122 周辺縁
124 インサート
126 陥凹部
128 ボルト用の孔
130 排水孔
132 周辺縁
134 肩部
136 ねじの切られた穴
138 第1表面
140 第2表面
144 内部部分
146 半径方向部分
148 開口部
150 第1開口部
152 第2開口部
160 流体入口
162 吐出口
164 ピトー管組立体

Claims (23)

  1. 遠心ポンプ向けの回転子組立体のための回転子カバーにおいて、
    回転軸、前記回転軸の周りの中心部分、及び前記中心部分から半径方向に離間されている周辺外側部分、を有している本体であって、使用時に回転子組立体の前記流体室から離れるよう方向付けされている第1面、及び使用時に回転子組立体の前記流体室に向かうように方向付けされている第2面、を更に有している本体と、
    前記本体の前記中心部分に位置していて前記本体の前記第1面側に配置されている流体入口部分と、
    前記流体入口部分から前記本体の前記周辺外側部分近くへ延びている、前記本体に形成された少なくとも1つの一次流路と、
    流体が前記本体の前記第2面近くの点から前記本体の前記周辺外側部分に向かって移動するための経路を提供している、前記本体に形成された少なくとも1つの二次流路と、
    を備えている回転子カバー。
  2. 前記少なくとも1つの一次流路は、本体内に包囲されていて、前記流体入口の第1開口部及び前記周辺外側部分近くの第2開口部を有している、請求項1に記載の回転子カバー。
  3. 前記少なくとも1つの一次流路は複数の一次流路を備えている、請求項2に記載の回転子カバー。
  4. 前記複数の一次流路の少なくとも幾つかは、前記流体入口から前記周辺外側部分近くの点への湾曲した経路を画定している、請求項3に記載の回転子カバー。
  5. 前記複数の一次流路の1つ又はそれ以上は直線状経路を画定している、請求項3に記載の回転子カバー。
  6. 前記少なくとも1つの二次流路は、流体を前記本体の前記第2面から前記一次流路の少なくとも1つへ送達するように前記本体の前記第2面を貫いて形成されている孔を備えている、請求項1に記載の回転子カバー。
  7. 前記少なくとも1つの二次流路は複数の孔を含んでいる、請求項6に記載の回転子カバー。
  8. 前記複数の孔は前記本体の前記中心部分に近接して配置されている、請求項7に記載の回転子カバー。
  9. 前記複数の孔は前記本体の前記中心部分と前記周辺外側部分の間の中間に配置されている、請求項7に記載の回転子カバー。
  10. 前記回転子カバーは、前記本体の前記回転軸に近接して位置していて前記本体の前記第2面に配置されている中心捕集部分を更に備えており、前記少なくとも1つの二次流路は、前記中心捕集部分又はその近くの第1開口部及び前記本体の前記周辺外側部分に近接している第2開口部を有している流体経路を備えている、請求項1に記載の回転子カバー。
  11. 前記少なくとも1つの二次流路は、前記中心捕集部分又はその近くの第1開口部及び前記本体の前記周辺外側部分に近接している第2開口部をそれぞれが有している複数の流体経路を備えている、請求項10に記載の回転子カバー。
  12. 前記流体経路は前記中心捕集部分付近の点から前記周辺外側部分近くの点への湾曲した経路を画定している、請求項11に記載の回転子カバー。
  13. 前記流体経路の幾つかは前記中心捕集部分付近の点から前記周辺外側部分近くの点への直線状経路を画定している、請求項11に記載の回転子カバー。
  14. 前記本体は、前記本体の前記回転軸の周りの中心開口部及び周辺縁を有している板と、少なくとも1つの一次流路及び少なくとも1つの二次流路が形成されているインサートと、を備えている二部品構築である、請求項1に記載の回転子カバー。
  15. 遠心ポンプのための回転子組立体において、
    回転軸及び周辺縁を有している回転子と、
    回転軸及び周辺縁を有している回転子カバーであって、前記回転子との間に周辺環状部分を有する流体室を画定するように当該回転子へ解放可能に固着されている回転子カバーと、
    流体入口と、
    前記回転子又は前記回転子カバーのどちらかに形成されている少なくとも1つの一次流路であって、前記流体入口から前記流体室の前記周辺環状部分近くへ延びている少なくとも1つの一次流路と、
    前記回転子又は前記回転子カバー又はそれら両方に形成されている少なくとも1つの二次流路であって、前記回転軸に近接して配置されていて、流体が前記回転子又は前記回転子カバーの前記回転軸近くの点から前記流体室内を当該流体室の前記周辺環状部分に向かって移動する経路を提供するように配置されている少なくとも1つの二次流路と、
    を備えている回転子組立体。
  16. 前記少なくとも1つの一次流路は、前記流体入口に配置されている第1開口部をそれぞれが有し且つ流体を前記流体室へ提供するように配置されている第2開口部をそれぞれが有している複数の一次流路を備えている、請求項15に記載の回転子組立体。
  17. 前記少なくとも1つの二次流路は、前記回転子及び/又は前記回転子カバーのどちら又は両方を貫いて形成されていて流体を前記流体室の前記周辺環状部分へ方向付けるように配置されている孔である、請求項15に記載の回転子組立体。
  18. 前記少なくとも1つの二次流路は、前記回転子又は前記回転子カバーの前記回転軸近くから延びていて前記流体室からの流体を受け入れるように配置されている第1開口部及び流体を前記流体室の前記周辺環状部分へ送達するように前記回転子又は前記回転子カバーのどちらかの前記周辺縁に近接して配置されている第2開口部をそれぞれが有している複数の流体経路を備えている、請求項15に記載の回転子組立体。
  19. 前記流体入口は前記回転子カバーに形成されており、前記回転子は更にピトー管を受け入れるための開口部を備えて構成されている、請求項15に記載の回転子組立体。
  20. 前記流体入口は前記回転子に形成されており、前記回転子カバーは更にピトー管を受け入れるための開口部を備えて構成されている、請求項15に記載の回転子組立体。
  21. 前記流体入口は前記回転子カバーに形成されており、当該回転子カバーは更にピトー管を受け入れるための開口部を備えて構成されている、請求項15に記載の回転子組立体。
  22. ピトー管型式の遠心ポンプにおいて、
    ポンプケーシングと、
    前記ポンプケーシング内に配置されている回転子組立体であって、
    回転軸及び周辺縁を有している回転子、
    回転軸及び周辺縁を有している回転子カバーであって前記回転子との間に周辺環状部分を有する流体室を画定するように前記回転子へ解放可能に固着されている回転子カバー、
    流体入口、
    前記流体入口から前記流体室の前記周辺環状部分近くへ延びている少なくとも1つの一次流路、及び、
    流体が前記回転子又は前記回転子カバーの前記回転軸近くの点から前記流体室内を当該流体室の前記周辺環状部分に向かって移動する経路を提供するように前記回転軸に近接して配置されている少なくとも1つの二次流路、
    を更に備えている回転子組立体と、
    前記回転子組立体の前記流体室内に配置されているピトー管を有しているピトー管組立体と、
    を備えている遠心ポンプ。
  23. 前記ピトー管組立体は、一枚羽根と二枚羽根を備える群のうちの少なくとも一方の部材を備えている、請求項22に記載の遠心ポンプ。
JP2016574367A 2014-06-25 2015-06-19 ポンプのための圧力緩和回転子組立体 Active JP6636468B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462016749P 2014-06-25 2014-06-25
US62/016,749 2014-06-25
US14/738,579 US9719516B2 (en) 2014-06-25 2015-06-12 Pressure reducing rotor assembly for a pump
US14/738,579 2015-06-12
PCT/US2015/036686 WO2015200129A1 (en) 2014-06-25 2015-06-19 Pressure reducing rotor assembly for a pump

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017519937A true JP2017519937A (ja) 2017-07-20
JP6636468B2 JP6636468B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=54938689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016574367A Active JP6636468B2 (ja) 2014-06-25 2015-06-19 ポンプのための圧力緩和回転子組立体

Country Status (6)

Country Link
US (2) US9719516B2 (ja)
EP (2) EP3859160B1 (ja)
JP (1) JP6636468B2 (ja)
CN (1) CN106460849B (ja)
MX (1) MX2016016482A (ja)
WO (1) WO2015200129A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210151476A (ko) * 2020-06-05 2021-12-14 충남대학교산학협력단 블레이드 형상 유로 채널을 적용한 로터 커버 및 피토펌프

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201417859D0 (en) * 2014-10-09 2014-11-26 Rolls Royce Plc A coupling and a method of using the same
KR101719880B1 (ko) * 2014-12-19 2017-03-24 삼성전기주식회사 렌즈 모듈
MX2018003004A (es) * 2015-09-14 2018-08-15 Envirotech Pumpsystems Inc Preparativos para estabilizacion de tubo pitot.
GB201702503D0 (en) * 2017-02-16 2017-04-05 Rolls Royce Plc An improved fluid transfer coupling
CN108873245B (zh) * 2017-05-09 2021-04-20 信泰光学(深圳)有限公司 广角镜头
AU2020233744B2 (en) * 2019-09-20 2023-06-29 ResMed Pty Ltd System and Method for Reducing Noise in a Flow Generator

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE727906C (de) * 1940-06-20 1942-11-14 Henschel & Sohn G M B H Fangfluegelpumpe
GB1388563A (en) * 1971-07-10 1975-03-26 Lucas Industries Ltd Pumps for liquids
US4252499A (en) * 1979-10-01 1981-02-24 Kobe, Inc. Centrifugal pump
US4280790A (en) * 1979-02-26 1981-07-28 Kobe, Inc. Centrifugal pitot pump with means for improving net positive suction head
US4283005A (en) * 1979-10-01 1981-08-11 Kobe, Inc. Pump and centrifugal separator apparatus

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB399665A (en) * 1932-11-16 1933-10-12 G & J Weir Ltd Improvements in rotary gas pumps
GB1178651A (en) * 1968-01-01 1970-01-21 Loyal W James Self-Priming Centrifugal Pumps
US3556671A (en) * 1969-05-28 1971-01-19 Charles J Dunlap Jr Multi-stage centrifugal pump
US3822102A (en) 1973-03-05 1974-07-02 Kobe Inc Pitot pump with thrust balance
US3795459A (en) 1973-03-21 1974-03-05 Kobe Inc Pitot pump with slotted inlet passages in rotor case
US3960319A (en) 1974-10-21 1976-06-01 Kobe Inc. Centrifugal separator
US4036427A (en) * 1975-06-06 1977-07-19 Kobe, Inc. Combination pitot pump and centrifugal separator
US4045145A (en) 1975-12-19 1977-08-30 Kobe, Inc. Pitot pump with turbulence elimination
US4059364A (en) 1976-05-20 1977-11-22 Kobe, Inc. Pitot compressor with liquid separator
US4161448A (en) 1978-02-21 1979-07-17 Kobe, Inc. Combined separator and pump with dirty phase concentrator
US4251184A (en) * 1979-03-23 1981-02-17 Kobe, Inc. Centrifugal pump
US4279571A (en) * 1979-10-01 1981-07-21 Kobe, Inc. Pitot pump with fluid lubricated bearings
US4332521A (en) 1980-02-11 1982-06-01 Kobe, Inc. High speed jet rotating casing apparatus
US4548545A (en) * 1983-04-04 1985-10-22 Dorr-Oliver Incorporated Centrifugal pump with deaeration chamber
US4674950A (en) 1985-11-12 1987-06-23 Dresser Industries, Inc. Pitot tube for pitot type centrifugal pump
AU1571192A (en) 1991-03-08 1992-10-06 Baker Hughes Incorporated Pitot pump with improved rotor cover
US6431828B1 (en) 2000-04-05 2002-08-13 Envirotech Pumpsystems, Inc. Non-planar rotor cover for a centrifugal pump
US6921245B2 (en) 2003-02-11 2005-07-26 Envirotech Pumpsystems, Inc. Coaxial seal for a pump
CN101021213A (zh) 2006-03-28 2007-08-22 姜万芝 多流道式叶轮离心泵
ATE556224T1 (de) 2008-07-10 2012-05-15 Grundfos Management As Pumpe
JP2012013035A (ja) 2010-07-02 2012-01-19 Daikin Industries Ltd 送風装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE727906C (de) * 1940-06-20 1942-11-14 Henschel & Sohn G M B H Fangfluegelpumpe
GB1388563A (en) * 1971-07-10 1975-03-26 Lucas Industries Ltd Pumps for liquids
US4280790A (en) * 1979-02-26 1981-07-28 Kobe, Inc. Centrifugal pitot pump with means for improving net positive suction head
US4252499A (en) * 1979-10-01 1981-02-24 Kobe, Inc. Centrifugal pump
US4283005A (en) * 1979-10-01 1981-08-11 Kobe, Inc. Pump and centrifugal separator apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210151476A (ko) * 2020-06-05 2021-12-14 충남대학교산학협력단 블레이드 형상 유로 채널을 적용한 로터 커버 및 피토펌프
KR102397489B1 (ko) * 2020-06-05 2022-05-11 충남대학교산학협력단 블레이드 형상 유로 채널을 적용한 로터 커버 및 피토펌프

Also Published As

Publication number Publication date
US20170298939A1 (en) 2017-10-19
EP3161319B1 (en) 2021-03-31
US9719516B2 (en) 2017-08-01
US20160017887A1 (en) 2016-01-21
EP3859160B1 (en) 2024-04-17
WO2015200129A1 (en) 2015-12-30
CN106460849B (zh) 2019-05-07
EP3859160A1 (en) 2021-08-04
MX2016016482A (es) 2017-07-13
EP3161319A4 (en) 2018-03-28
US10280925B2 (en) 2019-05-07
EP3161319A1 (en) 2017-05-03
CN106460849A (zh) 2017-02-22
JP6636468B2 (ja) 2020-01-29
EP3161319B8 (en) 2021-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017519937A (ja) ポンプのための圧力緩和回転子組立体
JP6621115B2 (ja) ポンプアセンブリ及び遠心ポンプ
CA2578135A1 (en) Attrition scrubber apparatus and method
WO2013111620A1 (ja) 遠心式流体機械
KR101521904B1 (ko) 축류펌프
JP6117658B2 (ja) 遠心ポンプ
TW202206139A (zh) 血液泵
KR101603882B1 (ko) 양흡입형 원심펌프
KR101393054B1 (ko) 캐비테이션 방지를 위한 어댑터 및 이를 구비한 원심펌프
EP2373892B1 (en) Liquid ring pump with gas scavenge device
CN103982441B (zh) 一种双吸旋流泵
CN110005632A (zh) 一种冲焊成型离心泵
CN114483642A (zh) 一种导叶可调式离心泵
CN111608952B (zh) 叶轮以及旋转机械
JP5706792B2 (ja) 遠心ポンプ
FI62894B (fi) Vaetskeringpump
CN103994098A (zh) 一种新型双吸旋流泵
WO2019043730A1 (en) IMPELLER
AU2018310551A1 (en) Impeller for wastewater pump
WO2022009460A1 (ja) 水中ポンプ
CN112377419B (zh) 一种复合式流道的螺旋离心泵
CN115217787A (zh) 旋转式清淤泵叶轮
JP4065872B2 (ja) 遠心羽根車及び流体機械
JP4952142B2 (ja) ポンプ
CN114320928A (zh) 离心泵

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20170208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6636468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250