JP2017519894A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 熱可塑性組成物を製造する方法であって、
   ａ）第１の熱可塑性高分子と、セルロース繊維および第２の熱可塑性高分子の混合物を含む紙製品とを溶融混合する工程、
   を有してなる方法。
2. 前記紙製品が前記セルロース繊維の多孔質構造を有し、前記第２の熱可塑性高分子が該セルロース繊維を部分的または全体的に覆っている、請求項１記載の方法。
3. 前記紙製品が、ｉ）前記セルロース繊維と前記第２の熱可塑性高分子の溶融物との混合物を提供する工程、およびｉｉ）該混合物を、前記第２の熱可塑性高分子の融点より低い温度に冷却する工程を有してなる方法により得られる、請求項１または２記載の方法。
4. 前記工程ｉ）が、前記セルロース繊維および前記第２の熱可塑性高分子を乾式混合し、任意選択で混合しながら、該第２の熱可塑性高分子を溶融することを含む、請求項３記載の方法。
5. 前記セルロース繊維と乾式混合すべき前記第２の熱可塑性高分子が繊維の形態にある、請求項４記載の方法。
6. 前記紙製品が、前記セルロース繊維および前記第２の熱可塑性高分子の繊維の多孔質構造を有する、請求項１記載の方法。
7. 前記紙製品が、コーヒーパッドまたはティーバッグを製造する過程からの産業廃棄物である、請求項１から６いずれか１項記載の方法。
8. 前記第１の熱可塑性高分子がポリオレフィンであり、かつ前記第２の熱可塑性高分子がポリオレフィンである、請求項１から７いずれか１項記載の方法。
9. 前記熱可塑性組成物中の前記セルロース繊維の量が、全組成物の１〜５０質量％である、請求項１から８いずれか１項記載の方法。
10. 前記紙製品が、該紙製品の合計に対して、５０〜９９質量％の前記セルロース繊維、および１〜５０質量％の前記第２の熱可塑性高分子を含む、請求項１から９いずれか１項記載の方法。
11. 前記工程ａ）が、前記第１の熱可塑性高分子を押出機内で溶融し、該溶融された第１の熱可塑性高分子に前記紙製品を紙の形態で供給することを含む、請求項１から１０いずれか１項記載の方法。
12. 請求項１から１１いずれか１項記載の方法により得られる熱可塑性高分子組成物。
13. ８５〜９５質量％のポリプロピレン、および５〜１５質量％のセルロース繊維を含む熱可塑性高分子組成物であって、
    ９２５〜９７５ｋｇ／ｍ³の密度、ならびに
    ２３℃でＩＳＯ ５２７／１Ａにより決定して少なくとも２５００Ｎ／ｍｍ²の引張係数、および２３℃でＩＳＯ ５２７／１Ａにより決定して少なくとも４２Ｎ／ｍｍ²の引張強さの少なくとも一方、
    を有する、熱可塑性高分子組成物。
14. 請求項１２または１３記載の熱可塑性高分子組成物から作られた成形物品。
15. 第１の熱可塑性高分子を含む熱可塑性組成物を強化するための、セルロース繊維および第２の熱可塑性高分子の混合物を含む紙製品の使用。
16. 第１の熱可塑性高分子と、セルロース繊維および第２の熱可塑性高分子の混合物を含む紙製品とを含む成形用組成物。