JP2017518702A - 身体結合通信デバイス - Google Patents

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Abstract

身体伝送チャネルを介して信号を受信するように配置される身体結合通信デバイス(200、201)において、身体結合信号を身体伝送チャネル(260)から受信するように配置される2つのカプラ(202、204)を備え、身体伝送チャネル(260)は、ユーザ(150)の身体がカプラ(202、204)の直近傍内にあるときにその身体によって形成される。デバイスは、2つのカプラのうちの少なくとも1つに結合されるレシーバ増幅器(206)と、該レシーバ増幅器のインピーダンスを整合させるインダクタンスを備え、インダクタンスはカプラに対して並列に配置される。

Description

本発明は、身体伝送チャネルを介して信号を受信するように配置される身体結合通信デバイスに関する。
身体結合通信(BCC:Body-coupled communication)又は身体ベース通信は、例えば身体エリアネットワーク(BANs:body area networks)の基礎として、無線周波数(RF)通信に対する有力な代替手段として提案されている。一例はIEEEの802.15.6タスクグループによる規格である。BCCは、人又は動物の身体において又はその身体に非常に近接する複数のデバイス間で情報を交換することを可能にする。これは、体表への低エネルギー電場の容量結合又はガルバニ結合によって達成され得る。
容量性身体結合通信(BCC)システムでは、情報は、送信デバイスから受信デバイスへ容量結合信号を介してユーザの身体上を送信される。身体結合通信は、電磁場ではなく電場を使用して情報を伝送する。小さな身体装着型タグから身体へ信号を容量結合すると、皮膚の全表面から数センチメートル外側に広がる、わずかにまだ検出可能な電場を生じる。
身体結合通信(BCC)は、人体を通信チャネルとして使用する。これは、人体を介して、その人体と接触するデバイス間の無線通信を可能にする。信号は、空気中を通る代わりに身体上を伝達される。このため、通信は、かなり大きなエリアをカバーするRF通信とは対照的に、身体に近いエリアに制限される。したがって、通信は、身体上に置かれるか、身体に接続されるか、あるいは身体の近くに配置されるデバイス同士の間で可能である。さらに、低周波数が印加され、これは典型的にRFベースの低範囲通信であるので、BAN又はパーソナルエリアネットワーク(PAN)の低コストかつ低電力な実装につながる。したがって、人間の身体が通信チャネルとして利用され、その結果、通信は、一般にBAN(例えばZigBee(登録商標)又はBluetooth(登録商標)システム)に使用される標準無線システムよりもかなり低い消費電力で行われることが可能である。BCCは通常、身体にごく近接して付けられるので、BCCを用いて、接触又は近接に基づく新しい直感的な身体デバイスインタフェースを実現することができる。これは、同定及びセキュリティの分野において多くの用途の可能性を生じる。
BCCは、小さな身体装着型タグによって生成される電場によって技術的に実現され得る。そのようなタグは、例えばクレジットカードや、身体に取り付けられるか身体にごく近接して装着される別の適切なデバイスに一体化される。このタグは、低電力信号を容量的又は直流的(galvanically)に身体に結合する。時々、この身体結合通信は「近距離人体内通信(near-field intra-body communication)」と呼ばれる。BCCは、人体上又は人体の近くの電子デバイスが、人体自体を介して容量結合又はガルバニ結合を通してデジタル情報を交換することを可能にする無線技術である。情報は、電場を変調し、わずかな電流を身体上へ容量結合又はガルバニ結合することによって伝送される。身体は、微細信号を身体取付け型レシーバへ伝導する。環境(空気及び/又は地球の地面)が、送信信号の戻り経路を提供する。
図1は、例示の身体通信システム構造を図示している。この構造では、データ信号は身体の近く又はその上に配置されるカプラ(coupler)を介して送信される。これらのカプラは、データ信号を直流的又は容量的のいずれかで身体へ転送する。図1の例では、一方のカプラ又は電極が、接地電位(ground potential)GNDを供給し、他方のカプラ又は電極が、信号Sを送信/受信するために使用される。より具体的には、人間の腕を介したトランスミッタ(TX)100からレシーバ(RX)200への伝送が図示されている。一般に、原理的には全てのノードが、トランスミッタとレシーバの双方として、すなわちトランシーバ(TRX)として動作することが可能であり、身体上のどの部分からも通信を行うことができる。
身体結合通信作成のこの容量性質は、従来的な無線通信システムとは異なる。後者のシステムでは、アンテナが、身体結合通信で使用されるカプラの非常に高い抵抗容量負荷の代わりに、50、75オームという実質値の抵抗インピーダンス又は同様の値を有する。特にBCCのために通信を改善するソリューションは、例えば非特許文献1で考えられている。非特許文献1にはトランシーバアーキテクチャが開示されている。このトランシーバアーキテクチャは、インダクタを容量カプラと直列に配置する。
国際公開第2010/049842号
Joonsung Bae等著「A n Energy-Efficient Body Channel Communication based on Maxwell's Equations Analysis of On-Body Transmission Mechanism」
身体結合通信デバイスを提供する。身体結合通信デバイスは、身体伝送チャネルを介して信号を受信するように配置される。身体結合通信デバイスは、2つのカプラと、レシーバ増幅器と、インダクタンスを備える。
2つのカプラは、身体結合信号を身体伝送チャネルから受信するように配置され、身体伝送チャネルは、ユーザの身体がそのカプラに直近傍(direct vicinity)内にあるときに身体によって形成される。
レシーバ増幅器は、2つのカプラのうちの1つめのカプラに結合される。インダクタンスは、レシーバ増幅器のインピーダンスを整合(matching)させるためのものであり、インダクタンスは、2つのカプラに対して並列に配置される。レシーバ増幅器は差動入力段を備え、この場合、差動入力段の2つの入力部が2つのカプラに結合される。レシーバ増幅器の入力段が差動(differential)でない場合、2つのカプラのうちの2つめのカプラは接地(ground)へ結合され得る。
容量インピーダンスはカプラのものであり、比較的大きい。整合インダクタは、トランスデューサと並列に配置され、カプラ間の静電容量によって生じる減衰を軽減する。背景技術の欄で示した文献で行われるように、インダクタを容量トランスデューサと直列にすることは、伝搬経路の容量的性質を補償するであろう。しかしながら、インダクタをレシーバに対して並列に配置することにより、レシーバにおける2つのカプラ間の静電容量が補償される。整合Lはレシーバの感度を高める。
実施形態において、身体結合通信デバイスは、身体伝送チャネルを介して信号を受信及び送信するように配置される。2つのカプラは、身体伝送チャネル上で身体結合信号を受信と送信の双方を行うのに使用される。デバイスは、レシーバ増幅器とは異なるトランスミッタ増幅器を備える。トランスミッタ増幅器は、2つのカプラのうちの第1のカプラに結合される。インダクタンスは、トランスミッタ増幅器と第1のカプラとの間に結合される。
この位置では、インダクタは、レシーバ増幅器に対しては並列であるが、トランスミッタ増幅器とは直列である。これは、インダクタが、レシーバ増幅器の高インピーダンスに対して、及びトランスミッタ増幅器の低出力引ポーダンスに対して静電容量を整合させるのに適していることを意味する。このソリューションでは、二重スイッチ(duplex switch)を必要としない。
したがって、トランスミッタとレシーバを同じトランスデューサに接続する回路が提供される。この回路は、トランスミッタの低出力インピーダンスの整合、レシーバの高入力インピーダンスの整合を提供し、受信時にトランスミッタの接続を切る二重スイッチの必要性を回避する。
実施形態において、インダクタは、該インダクタと静電容量によって形成される共鳴フィルタによって形成される通過帯域が、搬送周波数を含むように選択される。特に、インダクタンスは、LCフィルタ式、例えば
Figure 2017518702
をLについて解くことにより選択され得る。ここで、Lはインダクタ値であり、Cはカプラの静電容量であり、fは搬送周波数である。
身体結合通信デバイスは、様々な用途に適用され得る。例えば医師及び医療スタッフが医療装置に触るとすぐに、医療装置に対してその医師及び医療スタッフを識別するbccデバイスを装着してもよい。患者は、1つ以上の生体センサを使用して、例えば温度、心拍等をモニタリングするためにBCCデバイスを装着することができ、BCCを使用してデータをスマートフォンや他の装置にアップロードすることができる。BCCは金融取引、公共交通機関、アクセスコントロール、身体エリアネットワークに、スマートフォンとの間にメディアストリームにも適用され得る。
本発明のこれら及び他の側面は、以下に説明される実施形態との関連で明らかになり、解明されるであろう。
BCCシステムの概略的な電極配置を示す図である。 身体結合通信システム190を示す図である。 二重スイッチを有する身体結合通信システムを示す図である。 身体結合通信デバイス201の実施形態を概略的に示す図である。 身体結合通信デバイス400の実施形態を概略的に示す図である。 身体結合通信デバイス500の実施形態を概略的に示す図である。 異なる図面において同じ数字を有する項目は、同じ構造的特徴及び同じ機能を有するか、同じ信号である。そのような項目の機能及び/又は構造が説明されていた場合は、詳細な説明においては、必ずしもその説明を繰り返す必要はない。
この発明は、多くの異なる形式の実施形態を許容するが、図面及び本明細書では、本開示が本発明の原理の例示として考えられるべきであり、本発明は、図示及び説明される特定の実施形態に限定するように意図されていないという理解の下、1つ以上の特定の実施形態を図示し、詳細に説明することにする。
図1は、上述のようにBCCシステムの概略的な電極配置を図示している。プレートは、相互に対して、及びそのプレートが付けられる身体の皮膚に対して並列に向けられてよい、この配置は図面内に示されている。この配置は必須ではなく、プレートは皮膚に対しては並列であるが、両プレートが皮膚の直近傍内に横並びに配置されてもよい。図1では、プレートのうちの1つが、接地について「GND」とラベルを付けられていることに留意されたい。これはオプションであるが、必須ではない。
BCCでは、信号は、身体の近く又は身体上に配置されるカプラを介して送信される。これらのカプラはデータ信号を身体へ直流的又は容量的のいずれかで転送する。身体チャネルの転送特性は、約100kHzから約100MHzまでの周波数に最適である。100kHz未満の周波数は、身体チャネル内のかなりの静電気干渉からの影響を受ける。100MHzを超える周波数では、波長が人体(の一部)の長さの範囲内に入り、すなわち<3mであり、人体はアンテナとして機能し始める;結果として、異なる身体上に配置されるBCCノードが、「人体アンテナ」を使用して、相互に通信することが可能である。更に高い周波数では、更なるカプラがアンテナとしての機能を開始する。したがって、通信は、(人間の)身体が通信媒体として存在していないときも起こり得る。同じ(人間の)身体上に又はその近くに配置されるデバイスのみが通信するよう想定されるので、両方の効果は不要である。
図2aは、本発明が適用され得る身体結合通信システム190を開示する。図2aは、第1の身体結合通信デバイス100と第2の身体結合通信デバイス200を備える、身体結合通信システム190の実施形態を概略的に図示している。第1の身体結合通信デバイス100と第2の身体結合通信デバイス200は、ユーザ150の身体によって形成される身体伝送チャネル260を介して、信号及びデータを通信するように構成される。第1の身体結合通信デバイス100と第2の身体結合通信デバイス200は、それぞれのデバイスのカプラがユーザの身体の直近傍内にあるときに、身体伝送チャネルを介して通信することが可能である。ユーザの身体の直近傍(direct vicinity)とは、カプラとユーザの身体が、ユーザの身体経由での信号の交換を許容する、相互に対する最大距離内にあることを意味する。任意選択で、(直近傍)の最大距離は10cmよりも近く、あるいは5cmよりも近い。任意選択で最大距離は2cmよりも近い。本発明の任意選択の実施形態では、直近傍は、ユーザが、第1の身体結合通信デバイス100及び第2の身体結合通信デバイス200のそれぞれのカプラに接触していることを意味する。通信は、両デバイスが同時に、ユーザの身体の直近傍内にあるときにのみ可能であることが認識されよう。
第1の身体結合通信デバイス100は、身体伝送チャネル260を介して信号、データ及び情報を受信する能力を有する。例えばデバイス100は、身体がカプラの直近傍内にあるときに、身体伝送チャネルから信号を受信するためにカプラ202及び204を備え得る。実施形態において、カプラは、該カプラの2つのポールを形成する2つのプレートを備える。プレートは導電性であり、例えば金属で作られている。第1の身体結合通信デバイス100は、カプラに結合されるレシーバ増幅器206を更に備え、やはりカプラに結合されるトランスミッタ増幅器209を更に備える。レシーバ増幅器206、トランスミッタ増幅器209及びカプラ202、204の間の接続の実施形態がここに図示されている。
レシーバ増幅器は、いわゆる「低ノイズ増幅器(LNA:low noise amplifier)」である。低ノイズ増幅器(LNA)は、カプラによって捉えられる信号を増幅するのに使用される電子増幅器である。トランスミッタ増幅器は、いわゆる「電力増幅器」である。低ノイズ増幅器は典型的に、電力増幅器よりも低い電力出力と低いノイズ係数を有する。LNAはレシーバ経路における第1の利得段(gain stage)である。
例えば第1の身体結合通信デバイス100から第2の身体結合通信デバイス200への通常のデータ通信は、例えば10MHzという単一の搬送周波数で、あるいは1MHzから50MHzまでの範囲の複数の搬送周波数で実行され得る。
レシーバ増幅器の例示の実施形態は特許文献1(国際公開第2010/049842号)に見られ得る。
図2bは、レシーバ増幅器(RX)、トランスミッタ増幅器(TX)及びカプラ202、204を接続する1つの方法を概略的に示しているが、これは本発明によるものではない。デバイスは、レシーバ増幅器(RX)又はトランスミッタ増幅器(TX)のいずれかを選択的にカプラに接続する二重スイッチ230を備える。デバイスはコイル(LT)を備え得るが、コイルはカプラと並列には配置されない。
以前は、トランスミッタの低出力インピーダンス及びレシーバの高入力インピーダンスのために、上記の二重スイッチが必要であると考えられていた。レシーバとトランスミッタの双方がカプラに直接接続された場合、レシーバは信号を見ないことになり、トランスミッタは固定の電圧(0であってもよい)を印加し、その結果、各受信信号は非常に弱く、短絡化(short-circuit)されることになる。二重スイッチは双方向通信を可能にし、弱い信号の受信に対するトランスミッタの負の影響を防ぐ。
以下に、二重スイッチの必要性を回避する回路を示す。
図3は、身体結合通信デバイス201の実施形態を概略的に図示している。
身体結合通信デバイス201は、
− カプラ202及び204を備える。カプラは、身体伝送チャネル260から身体結合信号を受け取るように構成される。カプラ202及び204は、トランスデューサとも呼ばれることがある。
身体結合通信デバイス201は、
− 2つのカプラのうちの少なくとも1つに結合されるレシーバ増幅器206と、該レシーバ増幅器のインピーダンスを整合させるためのインダクタンス220を備える。インダクタンスはカプラと並列に配置される。
身体結合通信において、信号は、容量トランスデューサから伝送されるE-Fieldとして伝搬し、容量トランスデューサを介して受信される。そのようなトランスデューサは、小さなキャパシタとして電気的に挙動し、これはpFよりもかなり小さいことが多い。容量インピーダンスはカプラのものであり、比較的大きい。整合インダクタはカプラと並列に配置され、信号を受信するときにプレート間の静電容量によって起こる減衰を軽減する。
図3に図示されるように、レシーバ増幅器206は異なる入力段を備え、異なる入力段の2つの入力が2つのカプラに結合される。これは必須ではなく、例えばレシーバ増幅器のマイナス入力がデバイスに接地されてもよい。したがって、単一の入力増幅器が身体結合デバイスに適用されてもよい。
図3に図示される身体結合デバイスに戻る:
第1のカプラ202はインダクタンス220の第1の端部(end)に接続され、第2のカプラ204はインダクタンス220の第2の端部に接続される。インダクタンス220の第1の端部は、差動レシーバ増幅器206の第1の入力部に接続され、インダクタンス220の第2の端部は、差動レシーバ増幅器206の第2の入力部に接続される。インダクタンス220は、したがって、差動レシーバ増幅器206の2つの入力部に並列に接続される。
レシーバ増幅器は、増幅された受信信号210を生成する。信号210は、更なる回路、例えばデモジュレータへの入力とすることができる。
図3では、インダクタがトランスデューサと並列に配置され、トランスデューサのプレート間の静電容量によって起こる減衰を軽減する。一方、Joonsung Bae等著の文献(非特許文献1)では、インダクタは、トランスデューサと直列に配置され、トランスミッタとレシーバとの間の伝搬の容量性質を軽減する。プレートの静電容量(Cp)が比較的小さい静電容量であり、レシーバ増幅器の入力部で電圧を引き下げ、これがCpと並列のインダクタ220によって補償され得るので、図3によるソリューションはより良い。
インダクタンス220はコイルとして実装され得る。
図4は、身体結合通信デバイス400の実施形態を概略的に図示している。
デバイス201のコンポーネントに加えて、デバイス400はトランスミッタ増幅器410を備える。インダクタンス220及びトランスミッタ増幅器410はともに、カプラ202及び204と並列である。
トランスミッタ増幅器410は第1のカプラ202に結合される。インダクタンス220は、トランスミッタ増幅器410と、2つのカプラのうちの第1のカプラ202との間に結合される。このようにして、インダクタンス220は、送信と受信の双方についての整合を改善することができる。
図4に図示される実施形態において、トランスミッタ増幅器410は、2つの出力部を有する差動出力段を備える。インダクタンス220は、差動出力段の第1の出力部と、2つのカプラのうちの第1のカプラ202との間に結合される。2つのカプラのうちの第2のカプラ204は、異なる出力段のうちの第2の出力部に結合される。
より詳細には、これは次にように達成され得る:第1のカプラ202は、差動増幅器206の第1の入力部とインダクタ220の第1の端部に接続される。インダクタ220の第2の端部は、トランスミッタ増幅器410の第1の出力部に接続される。トランスミッタ増幅器410の第2の出力部は、第2のカプラに接続される。第2のカプラ204は更に、レシーバ増幅器206の第2の入力部に接続される。トランスミッタ増幅器410は電圧源として機能する。
受信側の増幅器206に対して、インダクタ220は並列に配置され、一方、送信側の増幅器410に対して、インダクタ220は直列に配置される。したがって、低出力インピーダンスは送信中に整合され、高入力インピーダンスは受信中に整合される。
インダクタは、受信経路では並列インピーダンスとして機能する。受信中に、インダクタは、受信信号を増補する共鳴並列整合インピーダンス(resonating parallel matching impedance)として機能する。この効果は、高インピーダンスLNA入力でより良好に機能する。
インダクタは、送信経路については直列インピーダンスとして機能する。出力電圧Voutを有する伝送電力増幅器について、インダクタ及びトランスデューサの静電容量の直列接続は、非常に低い合成インピーダンス(joint impedance)を形成する。したがって、トランスミッタは大量の電力を送ることができる。容量プレートにおける電圧は、インダクタ+キャパシタによって増幅される。
トランスミッタ増幅器及びレシーバ増幅器は、受信時にトランスミッタの接続を切る二重スイッチを必要とせずに、同じカプラに結合される。インダクタはコイルとして実装されてもよい。
カプラ202及び204は送信と受信の双方に使用されることに留意されたい。興味深いことに、インダクタ220は、送信中と受信中の双方に利点がある。したがって、身体結合通信について、インピーダンス整合二重フロントエンド(Impedance-Matched Duplex Front End)が得られる。
図4に関して説明したソリューションを、二重通信を達成する代替的な方法と比較することは興味深いことである。例えば二重通信は、別個の送信カプラと受信側カプラを使用して達成され得る。図4のソリューションは、単一の組のカプラ、例えばプレートを必要とするときにより良好である。例えば二重通信は、いわゆる二重スイッチ、すなわち、カプラをトランスミッタ増幅器又はレシーバ増幅器のいずれかに接続するスイッチを使用して達成され得る。図4のソリューションは二重スイッチを必要としない。
トランスミッタ増幅器が送信中でないとき、トランスミッタ増幅器410のインダクタンスが低い場合に静電容量220の二重効果はより良好である。これは一般に、トランスミッタ増幅器410に使用される電力トランスミッタの場合であろう。実施形態では、レシーバ増幅器の入力インピーダンスは、トランスミッタ増幅器が送信中でないときも、トランスミッタ増幅器の出力インピーダンスよりも高い。後者の実施形態では、レシーバ増幅器の入力インピーダンスとトランスミッタ増幅器の出力インピーダンスとの間の比は1未満である。更なる実施形態では、その比は0.5未満であるか、あるいは0.1未満のこともある。
図5は、身体結合通信デバイス500の実施形態を概略的に図示している。デバイス500は、トランスミッタ増幅器の適切な出力段が図示されていることを除いてデバイス400と同じである。図示された設計は、送信中でないときに低インピーダンスを有するトランスミッタ増幅器の例である。
トランスミッタ増幅器の出力段は、第1の制御可能スイッチ510 T1と、第2の制御可能スイッチ520 T2を備える。第1及び第2の制御可能スイッチは、少なくとも伝導状態と非伝導状態との間を制御可能である。
第2の制御可能スイッチ520 T2は、該第2の制御可能スイッチ520が伝導中のときに、インダクタンス220を基準電圧530に結合するように配置される。第1の制御可能スイッチ510 T1は、該第1の制御可能スイッチ510が伝導状態のときに、出力段の第2の出力部521を出力段の第1の出力部511に結合するように配置される。
第1の制御可能スイッチ510及び第2の制御可能スイッチ520はトランジスタであってよい。基準電圧は、正電圧、例えばバッテリから取得される正電圧であってよい。
トランスミッタ増幅器の出力段は2つのトランジスタを備える。この2つのトランジスタは、出力電圧を、正電圧530へ又は基準定電圧へ、例えばゼロ電圧若しくはデバイス接地(device ground)に近づける(pull)。デバイス500が受信モードのとき、制御可能スイッチ510 T1は伝導へ設定され、一方、制御可能スイッチ520 T2は伝導中ではない:インピーダンス220 Lは、レシーバの感度を高める並列静電容量として機能する。さらに、スイッチ510が伝導中の場合、出力インピーダンスは非常に低い。出力段は、いわゆるプッシュプル出力段であってよい。
より詳細な実施形態において、トランスミッタ増幅器は差動出力段を備えてよく、差動出力段は、基準電圧530に接続される第2のトランジスタ520と、第1のトランジスタ510を備える。2つのトランジスタが相互に接続される場合、トランジスタ増幅器の第2の出力521が定められる。トランジスタ510の(基部側ではない)他の側では、第1の出力511が定められる。第1のトランジスタ510は第2のカプラ204に接続される。トランジスタ520及び510の基部(base)はトランスミッタ増幅器の更なる要素に接続される。トランジスタ520及び510が相補的又は疑似相補的デバイスである場合、トランジスタ510及び520の基部を相互に接続することが可能である。第2の出力521はインダクタンス220に接続される。
図3〜図5に関連して検討した実施形態に関して、インダクタンスについての良好な選択は、受信及び送信を更に改善することができる。例えば身体結合信号は変調搬送信号であってよい。インダクタンスは、搬送周波数が、インダクタンス(L)とカプラ(C)によって形成されるLC−フィルタの通過帯域内に入るように、その値を選択することによって更に最適化され得る。これは、LとCが共鳴状態にあるようにLが選択されることを意味する。
インダクタンスLについて良好な値を決定するために、数式
Figure 2017518702
を用いることができる。ここで、
− fは、搬送周波数であり、例えば8Mhzである。
− プレートの静電容量は、C=εA/dであり、
− 誘電定数ε=8.85 10^−12F/mであり、
− Aは、カプラ・プレートのサイズであり、例えば2×3センチメートルであり、
− dは、プレート間の距離であり、例えば5mmである。
上記で与えられる例示値では、コイルL=0.37ミリヘンリー(mH)が得られる。
身体結合通信デバイスは、上記に図示されるものに加えて追加のコンポーネントを含んでもよい。例えば身体結合デバイスは、ウェイクアップ回路、1つ以上のセンサ、例えば生体センサ、例えば心拍センサを備えてもよい。典型的に、デバイスは、該デバイスに記憶される適切なソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ(図示せず)を備える。デバイスは全体又は部分的に、プログラム可能ロジックで、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)として実装されてもよい。デバイスは全体又は部分的に、いわゆる特定用途向け集積回路(ASIC)、すなわちその特定の使用のためにカスタマイズされた集積回路(IC)として実装されてもよい。
上述の実施形態は本発明の限定ではなく例示するものであり、当業者には多くの代替的な実施形態の設計が可能であることに留意されたい。
特許請求の範囲において、括弧内に記載される全ての参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「備える」という動詞及びその活用形の使用は、請求項内に記載される要素又はステップ以外の存在を除外するものではない。要素に先行する「a」又は「an」という冠詞は、複数のそのような要素の存在を除外しない。本発明は、幾つかの別個の要素を備えるハードウェアによって、適切にプログラムされたコンピュータによって実装されてもよい。幾つかの手段を列挙するデバイスの請求項において、これらの手段の幾つかが、1つの、ハードウェアの同じアイテムによって具現化されてもよい。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組合せを有利に用いることができないことを示唆するものではない。
100、200 身体結合通信デバイス
150 ユーザの身体
190 身体結合通信システム
202、204 カプラ
206 レシーバ増幅器
209 トランスミッタ増幅器
210 増幅された受信信号
220 インダクタンス
260 身体伝送チャネル
410 トランスミッタ増幅器
510 第1の制御可能スイッチ
511 第1の出力
520 第2の制御可能スイッチ
521 第2の出力
530 基準電圧

Claims (7)

  1. 身体伝送チャネルを介して信号を送受信するように配置される身体結合通信デバイスであって、当該デバイスは:
    身体結合信号を前記身体伝送チャネルから受信し、前記身体伝送チャネルを介して送信するように配置される2つのカプラであって、前記身体伝送チャネルは、ユーザの身体が当該カプラの直近傍内にあるときに前記身体によって形成される、2つのカプラと;
    前記2つのカプラのうちの少なくとも1つに結合されるレシーバ増幅器と;
    前記2つのカプラのうちの第1のカプラに結合されるトランスミッタ増幅器と;
    前記2つのカプラに対して並列に配置されるインダクタンスであって、当該インダクタンスは、前記レシーバ増幅器に対して並列に、前記トランスミッタ増幅器に対して直列に配置されるように、前記トランスミッタ増幅器と、前記2つのカプラのうちの前記第1のカプラとの間に結合される、インダクタンスと;
    を備える、身体結合通信デバイス。
  2. 前記レシーバ増幅器は、差動入力段を備え、該差動入力段の2つの入力部は、前記2つのカプラに結合される、
    請求項1に記載の身体結合通信デバイス。
  3. 前記トランスミッタ増幅器は、2つの出力部を有する差動出力段を備え、前記インダクタンスは、前記差動出力段の第1の出力部と、前記2つのカプラのうちの前記第1のカプラとの間に結合され、前記2つのカプラのうちの第2のカプラは、前記差動出力段のうちの第2の出力部に結合される、
    請求項2に記載の身体結合通信デバイス。
  4. 前記レシーバ増幅器の入力インピーダンスは、前記トランスミッタ増幅器が送信中でないときも、前記トランスミッタ増幅器の出力インピーダンスよりも高い、
    請求項2又は3に記載の身体結合通信デバイス。
  5. 前記トランスミッタ増幅器の前記差動出力段は、第1及び第2の制御可能スイッチを備え、前記第1及び第2の制御可能スイッチは、伝導状態と非伝導状態との間で制御可能であり、
    前記第2の制御可能スイッチは、該第2の制御可能スイッチが伝導中のときに、前記インダクタンスを基準電圧に結合するように配置され、
    前記第1の制御可能スイッチは、該第1の制御可能スイッチが前記伝導状態のときに、前記差動出力段の前記第1の出力部を前記差動出力段の前記第2の出力部に結合するように配置される、
    請求項3に記載の身体結合通信デバイス。
  6. 前記第1及び第2の制御可能スイッチはトランジスタである、
    請求項5に記載の身体結合通信デバイス。
  7. 前記身体結合信号は、変調搬送信号であり、該搬送信号は、前記インダクタンス及び前記2つのカプラによって形成されるLCフィルタの通過帯域内の周波数を有する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の身体結合通信デバイス。
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