JP2017518540A - 移動機器 - Google Patents

Abstract

本開示は、トップ部が内方へ突起する突起構造が形成される枠フレーム構造と、ガラスパネル及び前記ガラスパネルの底面に貼着されたＬＣＤ表示ユニットを有し、前記ＬＣＤ表示ユニットの黒色のベゼルが前記ガラスパネルのエッジ領域に対応するスクリーンユニットと、を備え、前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記黒色のベゼルの垂直投影領域が前記突起構造の垂直投影領域内に配置されるように、前記エッジ領域と前記突起構造とを対応させる移動機器に関する。本開示の技術案により、移動機器のスクリーン対ボディ比が高められ、ユーザの使用体験が向上する。【選択図】図３

Description

本開示は、端末の技術分野に関し、特に、移動機器に関する。

移動機器のスクリーンサイズの増大とともに、移動機器自体のサイズも大きくならざるを得ない。しかし、スクリーンサイズの増大は、ユーザがより良い視覚効果を得ることに寄与するが、携帯性や所持性などの点でマイナス効果を招来し、ユーザの使用体験に影響を及ぼす。

本開示は、関連技術における不足を解決するすべく、移動機器を提供する。

本開示の実施例の第１の態様によれば、移動機器であって、トップ部が内方へ突起する突起構造が形成される枠フレーム構造と、ガラスパネル及び前記ガラスパネルの底面に貼着されたＬＣＤ表示ユニットを有し、前記ＬＣＤ表示ユニットの黒色のベゼル（額縁）が前記ガラスパネルのエッジ領域に対応するスクリーンユニットとを備え、前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記黒色のベゼルの垂直投影領域が前記突起構造の垂直投影領域内に配置されるように、前記エッジ領域と前記突起構造とを対応させる移動機器を提供する。

好ましくは、前記ガラスパネルのエッジ領域の頂面は、下方へ低くなる段部構造を成している。

好ましくは、前記突起構造の断面は、四角形であり、前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記段部構造の頂面が前記突起構造の底面と接着され、または、前記段部構造の側面が前記突起構造の側面と接着される。

好ましくは、前記段部構造の側面は、上方から下方へ向かって外方へ張り出すスロープを形成する。

好ましくは、前記ガラスパネルのエッジ領域の頂面は、円弧状である。

好ましくは、前記突起構造の底面は、前記エッジ領域と対応する円弧状であり、前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記エッジ領域の頂面が前記突起構造の底面と接着される。

好ましくは、前記枠フレーム構造は、外方へ張り出す。

好ましくは、前記枠フレーム構造の張り出し部は、直立面を形成し、当該直立面のエッジと前記枠フレーム構造の頂面の外エッジとの間には、対応する斜面またはアーク面が形成される。

本開示の実施例で提供される技術案は、下記の格別な効果を含むことができる。

実施例から分かるように、本開示は、スクリーンユニットのエッジ領域において段部構造を形成し、枠フレーム構造のトップ部において突起構造を形成し、段部構造と突起構造とを接着することで、スクリーンユニットと枠フレーム構造とを組み立て固定するとともに、突起構造がＬＣＤ表示ユニットのシルクスクリーン（Ｓｉｌｋ Ｓｃｒｅｅｎ）帯を遮蔽することができ、シルクスクリーン帯のスクリーン領域に対する占用が回避され、移動機器のスクリーン対ボディ比（Ｓｃｒｅｅｎ Ｔｏ Ｂｏｄｙ Ｒａｔｉｏ）が高められ、ユーザの使用体験が向上する。

上述した一般的な記述及び後述する具体的な記述は、単に例示的及び解釈的なものであり、本開示を制限することができないと理解されるべきである。

ここでの図面は、明細書と合わせて本明細書の一部を構成し、本開示に適する実施例を示し、かつ、明細書と一緒に本開示の仕組みを解釈するために用いられる。
関連技術における移動機器の構造模式図である。 本開示の一実施例による移動機器を示す構造模式図である。 本開示の一実施例による別の移動機器を示す構造模式図である。 本開示の一実施例によるスクリーンユニットを示す構造模式図である。 本開示の一実施例によるスクリーンユニットと枠フレーム構造とを組み立てる模式図である。 本開示の一実施例によるさらに別の移動機器を示す構造模式図である。 本開示の一実施例によるさらに別の移動機器を示す構造模式図である。

次に、例示的実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図に係る場合、別途に示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の例示的実施例に記述される実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本開示の一部の態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。

図１は、関連技術における移動機器を示す構造模式図である。図１に示すように、関連技術では、通常、枠フレーム構造２のエッジにおいて内方へ段部構造を形成し、これにより、スクリーンユニット１と枠フレーム構造２とを組み合わせるとき、スクリーンユニット１におけるガラスパネル１１のエッジを前記段部構造に配置することができる。前記構造によれば、ガラスパネル１１の下方に貼るＬＣＤ表示ユニット１２の実際境界は、図１に示す左側破線であるが、黒色の（または他の色）ベゼル１２１でＬＣＤ表示ユニット１２の実際境界を遮蔽する必要があるため、コンテンツを表示するための領域であるＡＡ領域（Ａｃｔｉｖｅ Ａｒｅａ、有効領域）の境界は、図１に示す右側破線であり、すなわち、黒色のベゼル１２１によって、スクリーン表示面積が制限される。

よって、本開示は、移動機器の構造を改善することにより、上記関連技術に存在する技術課題を解決する。

図２は、本開示の一実施例による移動機器を示す構造模式図である。図２に示すように、当該移動機器は、トップ部が内方へ突起する突起構造２１が形成される枠フレーム構造２と、ガラスパネル１１及び前記ガラスパネル１１の底面に貼着されたＬＣＤ表示ユニット１２を有するスクリーンユニット１と、を備えても良い。例えば、ＬＣＤ表示ユニット１２を光学接着剤などの接着剤またはグルーによりガラスパネル１１に接着しても良く、図３に示す接着層１３が形成される。前記ＬＣＤ表示ユニットの黒色のベゼル１２１が前記ガラスパネル１１のエッジ領域１１１に対応する。前記スクリーンユニット１と前記枠フレーム構造２とを組み立てるとき、前記黒色のベゼル１２１の垂直投影領域が前記突起構造２１の垂直投影領域内に配置されるように、前記エッジ領域１１１と前記突起構造２１とを対応させる。

図２に対応し、図３は、スクリーンユニット１と枠フレーム構造２とを取り付けた立体構造模式図である。図２及び図３を組み合わせて分かるように、黒色のベゼル１２１の垂直投影領域が突起構造２１の垂直投影領域内にあり、黒色のベゼル１２１を遮蔽することができるため、ユーザが移動機器を使用するとき、ＡＡ領域１１２（図４には、太い破線が有効領域１１２のエッジである）の外方には、黒色のベゼル１２１による黒辺が存在しておらず、ＡＡ領域１１２に対応するスクリーン対ボディ比が相対的に大きくなり、移動機器の美観度が向上する。

１．段部状エッジ
例示的実施例として、突起構造２１の断面が四角形であっても良く、このとき、エッジ領域１１１が対応する段部状構造であり、前記スクリーンユニット１と前記枠フレーム構造２とを組み立てるとき、エッジ領域１１１の頂面が突起構造２１の底面と接着され、または、エッジ領域１１１の側面が突起構造２１の側面と接着される。

例示的実施形態においては、図２〜３に示すように、突起構造２１の断面は矩形であり、すなわち、突起構造２１の底面と側面とが直角を成している。別の例示的実施形態においては、図５に示すように、突起構造２１の断面四角形は、上辺が広く下辺が狭い台形であり、かつ、エッジ領域１１１の側面は、上方から下方へ向かって外方へ張り出すスロープを形成する。当該実施例において、突起構造２１の側面及び段部構造１１１の側面を、互いに対応する斜面とすることで、組み立て過程において組み立て方向のガイド作用を奏する。

２．円弧状エッジ
別の例示的実施例として、図６に示すように、ガラスパネル１１のエッジ領域１１１の頂面が円弧状であっても良く、このとき、突起構造２１の底面がエッジ領域１１１と対応する円弧状とされ、かつ、スクリーンユニット１と枠フレーム構造２とを組み立てるとき、エッジ領域１１１の頂面が突起構造２１の底面と接着される。

当然、前記「段部状」及び「円弧状」は、単なる例示であり、当業者には、エッジ領域１１１と突起構造２１とがさらに他の形式により対応しても良い、それらは何れも本開示の技術案に適用される、と理解されるべきである。

３．枠フレーム構造２の構造
例示的実施例としては、図１〜４、６に示すように、枠フレーム構造２の外面は、垂直形状の側壁であっても良い。更なる例示的実施例としては、図７に示すように、移動機器の枠フレーム構造２は、左右方向及び上下方向（図７には、例を説明するように、左側方向のみが示されている）においてそれぞれ外方へ張り出しても良い。

枠フレーム構造２を外方へ張り出すことにより、枠フレーム構造２の強度を強くすることができ、移動機器に落下や押下が発生するとき、対応する衝撃または圧力に耐えることができ、移動機器のダメージが低減される。例示的実施形態として、図７に示すように、枠フレーム構造２の張り出し部は直立面２２を形成し、当該直立面２２のエッジと枠フレーム構造２の頂面の外エッジとの間には、対応する斜面２３またはアーク面（未図示）が形成されても良い。

上記実施例から分かるように、本開示は、枠フレーム構造２のトップ部において突起構造２１を形成し、かつ、スクリーンユニット１のエッジ領域１１１と突起構造２１とを対応させることで（エッジ領域１１１と突起構造２１とを接着する）、スクリーンユニット１と枠フレーム構造２とを組み立て固定するとき、突起構造２１がＬＣＤ表示ユニット１２の黒辺領域１２１を遮蔽することができ、黒辺領域１２１のスクリーン領域に対する占用が回避され、移動機器のスクリーン対ボディ比が高められ、ユーザの使用体験が向上する。

当業者は明細書を考慮し、ここに公開された開示を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到する。本願は、本開示の如何なる変形、用途または適応的変化もカバーすることを意図する。これら変形、用途または適応的変化は、本開示の一般的な仕組みに従い、かつ、本開示に開示されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は単なる例示的なものと見なされ、本開示の本当の範囲及び思想は添付の特許請求の範囲によって与えられる。

本開示が以上で記述されて図面に示された正確な構造に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本開示の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。

本開示は、出願番号が２０１５１０１９１１１０.５、出願日が２０１５年４月２１日である中国特許出願を基に提出するものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は、参照のため本願に援用される。

Claims (8)

1. トップ部が内方へ突起する突起構造が形成される枠フレーム構造と、
   ガラスパネルと前記ガラスパネルの底面に貼着されたＬＣＤ表示ユニットとを有し、前記ＬＣＤ表示ユニットの黒色のベゼルが前記ガラスパネルのエッジ領域に対応するスクリーンユニットと、を備え、
   前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記黒色のベゼルの垂直投影領域が前記突起構造の垂直投影領域内に配置されるように、前記エッジ領域と前記突起構造とを対応させることを特徴とする移動機器。
2. 前記ガラスパネルのエッジ領域の頂面は、下方へ低くなる段部構造を成していることを特徴とする請求項１に記載の移動機器。
3. 前記突起構造の断面は、四角形であり、
   前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記段部構造の頂面が前記突起構造の底面と接着され、または、前記段部構造の側面が前記突起構造の側面と接着されることを特徴とする請求項２に記載の移動機器。
4. 前記段部構造の側面は、上方から下方へ向かって外方へ張り出すスロープを形成することを特徴とする請求項３に記載の移動機器。
5. 前記ガラスパネルのエッジ領域の頂面は、円弧状であることを特徴とする請求項１に記載の移動機器。
6. 前記突起構造の底面は、前記エッジ領域と対応する円弧状であり、
   前記スクリーンユニットと前記枠フレーム構造とを組み立てるとき、前記エッジ領域の頂面が前記突起構造の底面と接着されることを特徴とする請求項５に記載の移動機器。
7. 前記枠フレーム構造は、外方へ張り出すことを特徴とする請求項１に記載の移動機器。
8. 前記枠フレーム構造の張り出し部は、直立面を形成し、当該直立面のエッジと前記枠フレーム構造の頂面の外エッジとの間には、対応する斜面またはアーク面が形成されることを特徴とする請求項７に記載の移動機器。