JP2017517350A - 固定具を調節するための非侵襲的デバイス - Google Patents

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Abstract

1または2以上の技術および/またはシステムが、固定具テンションを非侵襲的に調節するシステムのために開示される。そのシステムは、スロットを有する長尺状のシャフトを有する。シャフトは、第1の端部と、その反対に配置された第2の端部とを有する。結合したロッドまたは複数のロッドは、各端部を通る。選択的に調節できる固定具は、固定具のヘッドに配置された複数の磁石を有する。磁場を発生する外部駆動デバイスは、外科手術の必要性なく、外部からの固定具ヘッドの磁石によって固定具を回転するように使用される。固定具は、シャフトから内と外へ移動し、テンションを調節するようにロッドと接触する。【選択図】図20

Description

本願は、2014年6月12日に一部継続出願されたアメリカ特許出願第14/303,169号の利益を要求する。そのアメリカ特許出願は、2012年12月12日に出願されたアメリカ特許出願第13/712,387号の利益を要求する。さらにこのアメリカ出願は、2011年12月12日に出願されたアメリカ仮出願第61/569,453号の利益と、2012年1月11日に出願されたアメリカ仮出願第61/585,450号の利益とを要求する。この特許出願のファミリーによって開示される全ての内容は、この出願に挿入される。
早期発症側弯症(early-onset scoliosis (EOS))は、子供の骨格が成熟する前に子供に影響を及ぼす。治療しないまま放置すると、年少期に脊髄奇形(spinal deformity)の被害を引き起こす。それは、肺機能のような子供の健康面に次々に影響を及ぼす。例えば、脊椎(spine)が成長中に変形し続けると、肺のための領域は子供の呼吸器官の要求に対応することができなくなる。したがって、この病気の早期治療が子供の将来の健康と幸せに不可欠である。一般的に、グローイングロッド(growing rods)は、例えば、脊柱側弯症の治療を支援するために、脊椎の成長を促すテンションをかけるためおよび変形を矯正するために、患者の脊椎と外科的に嵌合し、定期的に調節される(例えば、伸長される)。しかしながら、定期的な調節(例えば、一般的には、6か月毎)は、埋め込まれたグロースロッド(implanted growth rods)を操作するために手術を必要とする。
ここでは、簡単な形式で概念の選択を提供し、以下の詳細な説明で発明を説明する。ここに記載される事項は、クレームされた発明の主要な要因や本質的特徴を特定する意図ではないし、クレームされた発明の範囲を限定する意図でもない。
ここに記載されるように、非侵襲的脊椎テンションデバイス(noninvasive spinal tensioning device)は、脊柱側弯症の治療に利用される。例えば、長尺状のロッドホルダーは、第1の端部と、それと反対側に配置される第2の端部とを有する。結合されたロッドまたは複数のロッドは、ホルダーの各端部を通過する。一つの実施例において、位置決めねじ(set screw)のような1または2以上の、磁気的に、選択的に、調節可能な固定具(fastener)がロッドホルダーのロッドを固定するために使用される。別の実施例において、磁気的に、選択的に調整可能なロッドディストラクター(distractor)は、1つ以上の骨と係合されたテンションロッドの伸延および/または後退を調整するために使用される。一つの実施例において、外部デバイスは、システムの磁気的に、選択的に調整可能な部分を回転させることができる所望の磁場(magnetic field)を発生する(例えば、緩みおよび/または締めつけ、または延伸および/または後退をもたらす)。それによって、外科手術の必要性なしに、ロッドの調節を可能にしている。
一つの実施例において、非侵襲的テンションデバイスは、第1の端部と第2の端部とを含むロッドホルダーを有する。ロッドホルダーは、少なくとも第1のロッドを保持するように構成されている。非侵襲的テンションデバイスは、ロッドホルダーの第1の端部に配置された第1の固定具をさらに含む。第1の固定具は、第1の磁石と操作可能に連結されている。第1の磁石は、所望の磁場にさらされたとき、第1の固定具にトルク(torque)を付与するように構成されている。加えて、第1の固定具は、前記ロッドホルダーに対して第1のロッドを固定するように構成されている。
一つの実施例において、非侵襲的テンションデバイスは、第1の端部と第2の端部とを含むロッドホルダーを有する。ロッドホルダーは、少なくとも第1のロッドを保持するように構成されている。非侵襲的テンションデバイスは、磁気的に作動するモーターをさらに含む。そのモーターは、外部の磁場にさらされたとき、所望の状態で回転するように構成されている。モーターの回転は、第1のロッドの伸延および/または後退をもたらす。
上記および関連する目的を達成するために、以下の説明と添付の図面が説明に役に立つ特徴と実施例を説明する。これらは、1または2以上の目的が使用される種々の方法のうちのいくつかを示している。この開示の他の目的、利点、新規な特徴は、添付の図面とともに検討されれば、以下の詳細な説明から明らかであるだろう。
本発明は、ある部品および部品の配置において物理的な形をとる。好ましい実施形態をこの詳細な説明と添付した図面を参照して説明する。添付図面は以下の説明を形成する。
図1は、グローイングロッド装置の一例を示す斜視図である。
図2は、グローイングロッド装置の別の例を示す斜視図である。
図3は、ここに記載される1または2以上のシステムに従ったグローイングロッドの一例の1または2以上の部分の斜視図を示す部品略図である。
図4は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の斜視図を示す部品略図である。
図5は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の斜視図を示す部品略図である。
図6は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の分解図を示す部品略図である。
図7は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の分解図を示す部品略図である。
図8Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図8Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図8Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図8Dは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図9Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図9Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図9Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図9Dは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図10Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図10Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図10Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図10Dは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図11Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図11Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図12Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図12Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図12Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図13Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図13Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図13Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図14は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の斜視図を示す部品略図である。
図15は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の斜視図を示す部品略図である。
図16Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図16Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図16Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図17は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図18は、図17の断面図を示す図である。
図19は、図18の部分の拡大図である。
図20は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す図である。
図21は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す図である。
図22Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図22Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図22Cは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図23は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図24Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図24Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図25Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図25Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図26は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図27は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図28は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図29Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図29Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
図30は、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例を示す部品略図である。
図31Aは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。 図31Bは、ここに記載される1または2以上のシステムの1または2以上の部分の実施例の種々の図を示す部品略図である。
本発明を図面を参照して説明する。同じ部品には同種の符号が使用される。以下の説明において、説明の目的のために、多くの特定の詳細が発明の理解を助けるために記載される。しかしながら、本発明はこれら特定の詳細なしに実施されてもよいことは明らかである。他の例では、構造および装置は、本発明の説明を容易にするためにブロック図形式で示されてもよい。
一般的に、脊柱側弯症と他の脊椎変形の初期の処置は、連続キャスティング(serial casting)に続くブレーシング(bracing)を使用することによって行われる。そのような治療が実行可能ではないかまたは成功法ではない場合、しばしば外科的処置が必要とされる。脊椎固定術は、大人と骨成熟した子供に対し、進行した脊柱側弯症のための外科処置の一般的な処置である。脊椎固定術は、たいてい、脊椎の患部を矯正するために、ロッド、ホック、椎弓根螺子(pedicle screws)などの設置および/または骨移植を伴っている。しかしながら、この種の外科手術は、処置された脊椎の部分を固定することができる。子供が骨成熟していない場合、脊椎固定術処置は、子供の潜在的成長を制限する。それは、胸部不全症候群(thoracic insufficiency syndrome)のような、他の潜在する健康問題につながる。そのような胸部不全症群においては、胸部の成長が遅いまたは成長が停止するため、健康な大人のような十分なボリュームの呼吸機能を提供しない。
現在のいくつかの選択肢は、脊柱側弯矯正と将来の成長の両方を考慮に入れている。発育保存治療(growth-sparing treatments)は、デュアルグローイングロッド(dual growing rods (DGR))および/または垂直可伸型チタン人工肋骨(vertical expandable prosthetic titanium rib (VEPTR))を使用する。その発育保存治療は、脊椎側弯症の病気の治療のために提供でき、連続する胸部成長を可能にさせている。結果として、ロッドは、骨(背骨、肋骨および/または骨盤を含む)に固定され、選択的に伸長するように構成されている。しかしながら、これらの処置を経験する患者は、一般的に、最初のインプラントに繰り返しの外科的治療介入、それに続くインプラントの伸長を必要とする。それは、しばしば、4か月毎に必要とされる。
図1は、グローイングロッド装置100の一例の斜視図を示す。一例として、人間の脊椎側弯症を治療するために使用されるいくつかの公知のグローイングロッドデバイスは、ロッドホルダー102と、1または2以上のグロースロッド104、106と、1または2以上の対の位置決めねじ(set screw)108、110とを含む。その位置決めねじ108、110は、ロッドホルダー102にロッド104、106を固定するために使用される。一般的に、位置決めねじ108、110は、ツール嵌合用開口112を含む。その開口112は、ねじを緩めるおよび/または締め付けるために使用されるツールを受け取るように設計されている。例えば、六角ツール(例えば、六角レンチ)がツール嵌合用開口112に挿入され、ねじ108、110を緩める及び/または締め付けるために回転される(例えば、時計回り、半時計回り)。
また、例えば、グローイングロッド装置100の例のツール嵌合用開口112にアクセスするために、グローイングロッド装置100が患者に取り付けられた時、患者は侵襲的な外科手術(例えば、切開)を受ける必要がある。一つの実施例において、グローイングロッド装置100の調節が若者(骨未成熟な患者)のために行われた場合、脊椎開口手術は、骨が成熟する歳まで、6か月毎に必要とされる。これらの多数回の外科手術が外科手術独特のかなりの病的状態(morbidity)をもたらすだけでなく、厳しい心理社会的なハードルもまた、特に、骨未成熟者と彼らの世話をする人に課せられる。この種の治療に対して他の合併症が生じるが、病的状態は、一般的に繰り返される外科的治療介入の必要性から生じている。感染症と皮膚関連の合併症は、追加の外科手術、長期間の抗生物質治療、および患者と介護人との両方に習慣的な入院から生じる心理社会的ストレスにつながる。
図2は、グローイングロッド装置の一つの実装例200の斜視図である。この実装例200において、グローイングロッドシステム208の第1のタイプは、第1の端部206で患者の脊椎202と(例えば、ねじで)、第2の端部210で患者の胸郭204と嵌合している。一例として、脊椎202と胸郭204にデバイス208を固定することによって、患者の脊椎202に所望の姿勢が得られる。また、所望の姿勢は、例えば、所望の最終姿勢に脊椎を調節するために、患者を外科的に切開し、デバイス208をマニュアル操作することによって、定期的に調節される。別の例として、グローイングロッドシステム212の第2のタイプは、患者の胸郭204と単に嵌合されている。しかしながら、侵襲的な外科手術によるマニュアル操作はまだ必要とされる。
したがって、ここに記載されるように、非侵襲的システムおよび/または非侵襲的デバイスが考案される。それは、脊椎側弯症の治療を提供し、連続する胸部成長を可能にさせ、繰り返しの外科的治療介入を軽減する。一例として、システムは、1または2以上の固定具によってロッドホルダーに固定される1または2以上のロッドを利用する。各固定具は、(例えば、患者の外科的介入(surgical intrusion)なしに)外部デバイスによって締め付けられおよび/または緩められる。すなわち、例えば、固定具は、外部デバイスによって回転される磁性部品と連結される。この例において、磁性部品が回転すると、それは固定具にトルク(torque)を付与する。それによって、固定具を締め付けるおよび/または緩める。また、固定具は、ロッドホルダーに設置される。その結果、固定具の締め付けは、ロッドホルダーに対して対応するロッドを固定することができる。一つの実装例において、そのような非侵襲的なデバイスのための調節手順は、例えば、手術室の代わりに診察室で行われる。
非侵襲的なシステムおよび/またはデバイスを限定する目的ではなく、それらの実装例を示す目的で図面を参照して、図3〜6を参照して、埋め込まれたグローイングロッド処置のような非侵襲的テンションシステムおよび/またはデバイス300を説明する。非侵襲的テンションシステム300は、第1の端部310と第2の端部312とを含む。ロッドホルダー308は、第1のロッド304aと選択的に嵌合するように構成されている。また、非侵襲的テンションシステム300は、第1の端部310に配置された第1の固定具302aを含む。第1の固定具302aは、ロッドホルダー308に対して、第1のロッド304aを固定するように構成されている。加えて、非侵襲的テンションシステム300は、第1の固定具302aと動作可能に連結される第1の磁性部品602aを含む。第1の磁性部品602aは、それが所望の磁場にさらされたとき、第1の固定具302aにトルクを付与するように構成されている。
一つの実施例において、非侵襲的テンションシステム300は、ロッドホルダー308の第2の端部312に配置された第2の固定具302bを含む。第2の固定具302bは、ロッドホルダー308に対して第2のロッド304bを固定するように構成されている。一つの実施例において、第2の固定具302bは、ロッドホルダー308に第1のロッド304aを固定するように構成されていてもよい。例えば、第1のロッド304aは、(例えば、ロッドホルダー308の全体の長さにわたって)ロッドホルダーの第1の端部310から第2の端部312に延在している。また、非侵襲的テンションシステム300は、第2の固定具302bと動作可能に連結される第2の磁性部品602bを含む。第2の磁性部品602bは、それが、所望の磁場にさらされているとき、第2の固定具302bにトルクを付与するように構成される。
一例として、ロッドホルダーにおけるロッドを保持する固定具を緩めるおよび/または締め付けるための磁性部品602を使用することは、テンションシステム300(例えば、グローイングロッド装置)が固定具302のヘッド306に直接の外科的処置を加える必要性なく、再び張力をかけることができる。一つの実施例において、固定具302は、磁性部品602に所望の磁場を付与することによって、回転される(例えば、緩められまたは締め付けられる)。磁場は、ここで記載されるように、いくつかの部品の力を誘発(induce)するということを理解すべきである。ここで使用されるように、磁場によって誘発される力は、磁力として称される。また、一つの実施例において、所望の磁場は、所望の方位に所望の量の磁力を提供する磁場を含む。例えば、磁場は、固定具を所望の方向(例えば、時計まわり、反時計まわり)に回転させる。
引き続き図3〜6と、さらに図7〜13とを参照して、例となるシステム/デバイス300のロッドホルダー308は、ロッド受け入れシャフト506、スリーブ、チューブ、または全体的に中空または部分的に中空のいずれかの開口部を含んでいる。一つの実施例において、ロッドホルダー308(例えば、図8Bと8Cに記載されるように)は、第1の端部310で開口を有する第1のロッド受け入れシャフト506aを含む。第1のロッド受け入れシャフト部506aは、第1のロッド304aを選択的に嵌合するように構成されている。また、ロッドホルダー308は、第2の端部312で開口を有する第2のロッド受け入れシャフト部506bを含む。第2のロッド受け入れシャフト部506bは、第2のロッド304bを選択的に嵌合するように構成されている。
一つの実施例において、第1のロッド受け入れシャフト部506aと、第2のロッド受け入れシャフト部506bとは、同じシャフト軸に沿って配置され、例えば、その結果、第1のロッド受け入れシャフト部506aと、第2のロッド受け入れシャフト506bは、ロッドホルダー308を通って、連続的ロッド受け入れシャフト506を形成する。長尺スロット314は、第1の端部310と第2の端部312との間に位置されている。一つの実施例において、第1のロッド受け入れシャフト部506aと、第2のロッド受け入れシャフト部506bとは、長尺スロット314を横断し、例えば、その結果、第1のロッド304aおよび/または第2のロッド304bは、(例えば、シャフトに嵌合された各ロッドの位置を可視的に決定するために)長尺スロット314の開口を介して視認できる。
一つの実施例において、第1のロッド受け入れシャフト部506aは、第1のシャフト軸に沿って存在し、第2のロッド受け入れシャフト部506bは、第2のシャフト軸に沿って存在していてもよい。一例として、第1および第2のシャフト軸は、ロッドホルダー308に対して互いにずれていてもよい(offset)。すなわち、例えば、第1のロッド受け入れシャフト部506aは、第1の側でロッドホルダー308の長さに沿って延在している。一方、第2のロッド受け入れシャフト部506bは、第2の側でロッドホルダー308の長さに沿って延在している。この例において、第1のロッド304aは、第1のロッド受け入れシャフト部506aと嵌合することができ、第2のロッド304bは、第2のロッド受け入れシャフト部506bと嵌合することができる。そして、2つのロッドは、ロッドホルダー内で出会うことなく、ロッドホルダー308の長さにわたって十分に延在している。
一つの実施例において、多数の固定具は、ロッドホルダー308の各端部310、312に配置されている(例えば、図1のように)。すなわち、例えば、1または2以上の追加の固定具が第1の固定具302aとともに第1の端部310に配置されている。1または2以上の追加の固定具は、ロッドホルダー308に対して第1のロッド304aを固定するように構成されている。また、2またはそれ以上の第2の固定具(例えば、第2の固定具302bと1または2以上の追加の固定具)は、第2の端部312に配置され、ロッドホルダー308に対して第2のロッド304bを固定するように構成されている。
図3〜13に示されるように、各固定具302は、スクリューヘッド306と、スクリューシャンク(ねじ胴部)402と、ねじ部404とを含む。一つの実施例において、図4に示されるように、ねじ部404は、例えば、ロッドホルダー308(第1の端部310および/または第2の端部312)に配置されたねじ受け部(threaded receiving portion)406によって受け取られ、嵌合されるように構成されている。一つの実施例において、磁性部品602は、固定具302(例えば、スクリューシャンク402)と動作可能に連結され、その結果、磁性部品602のN極部が固定具302の第1の側408に存在し、磁性部品602のS極部が固定具302の第2の側410に存在する。このように、例えば、固定具302の第1の側408に付与されるN極磁力は、固定具302を所望の方向に回転させる。固定具302の第2の側410に付与されるS極磁力は、固定具302を所望の方向に回転させ続ける。また、N極とS極の力の付与が連続的に交互に行われると(例えば、回転的に)、固定具302は、所望の方向に回転し続ける。
別の実施例において、磁性部品602は、固定具302の少なくとも一部と回転嵌合で配置されていてもよい。一例として、図6に示されているように、第1の磁性部品602aは、第1の固定具302aのスクリューシャンク402と回転嵌合されている。そして、第2の磁性部品は、第2の固定具302bのスクリューシャンク402と回転嵌合されている。図7と図9A〜9Dに示されるように、固定具302の形状(geometry)は、確実なエンジニアリング判断(sound engineering judgment)で選ばれたいずれの形状であってもよい。一つの実施例において、スクリューシャンク402は、円筒形状を含む。また、固定具302は、内部902を含み、そこに、磁性部品602が固定具のシャンク402と回転嵌合で配置されている。
一つの実施例において、(例えば、1または2以上の磁石を含む)磁性部品602は、内部902のいずれかの部分と固定して嵌合されていないように、内部902の内側で自由に動いていてもよく、または、はまって(seat)いてもよい。一つの実施例において、図11Aと11Bに示されるように、N極1102とそれに反対のS極1104とを含む磁性部品602は、上述したように、所望の磁場にさらされるとき、内部902の内側で自由に回転してもよい。
図7、9A〜9D、10A〜10D,11A〜11Bを参照して、一つの実施例において、固定具は、第1の固定具と嵌合される磁性嵌合部品904(スクリューシャンク402の内部902に配置される拡張部)を含んでいてもよい。一つの実施例において、磁性嵌合部品904は、固定具302とともに形成されている。別の実施例において、磁性嵌合部品904は、固定具302に取り付けられていてもよい。磁性嵌合部品904は、磁性部品602と選択的に嵌合するように構成されている。その結果、磁性嵌合部品904と嵌合される第1の磁性部品602へのトルクの付与は、トルクが固定具302に付与される原因になる。
一つの実施例において、磁性部品602は、カラー延長部(collar extension)702を含む。そのカラー延長部702は、磁性部品602と固定して嵌合された磁性環状部品(magnet collar component)704から延在している。例えば、磁性環状部品704は、固定嵌合で磁性部品602の周りに単に適合するように、円環形状を含んでいる。一つの実施例において、磁性環状部品704は、磁性部品602とともに形成されている。別の実施例において、磁性環状部品704は、磁性部品602に取り付けられ(例えば、圧入、付着、接着、溶接、はんだづけ等され)てもよい。また、磁性環状部品704は、カラー延長部702を含む。そのカラー延長部702は、スクリューシャンク402の内部902に配置される内部延長部904に対して反対の嵌合で配置されるように構成されている。
一例として、磁力(例えば、所望の磁場)が磁性部品602に付与されるので、磁性部品は、(例えば、上述したように、所望の磁場の回転に依存する方向に)回転することができる。そして、カラー延長部702は、固定具302の内部延長部904を嵌合することができる。それは、固定具302を同じ回転方向に回転させる。一つの実施例において、内部902は、固定具302に適切なトルクを提供するために、磁性嵌合部品904(例えば、内部延長部)とカラー延長部704の嵌合を改善するために磁性部品(例えば、および/または磁性環状部品704)のためのトラック(track)を含んでもよい。
一つの目的において、所望の磁場によって提供される磁力は、磁性部品602(例えば、磁性環状部品704のカラー延長部702)を固定具302の磁性嵌合部品904に嵌合させると、磁性部品602は反発する(例えば、嵌合から反発する)。それは、固定具に残っている回転抵抗の量に依存している。一つの実施例において、磁性嵌合部品904を解放する(例えば、磁性嵌合部品904から離れるように反発する)磁性部品602上で、固定具が若干の量の回転抵抗を引き起すと(例えば、回転を止めると)、磁性部品602は、磁性部品602が所望の磁場にさらされているとき、磁性嵌合部品904を再び嵌合することができる。この実施例において、磁性部品602が磁性嵌合部品904を再び嵌合すると、回転ハンマリング力(rotational hammering force)が固定具302に付与される。
一例として、所望の磁場によって提供される磁力は、磁性部品602に再び付与され、それによって、それを固定具302のスクリューシャンク402内の磁性環状部品704のカラー延長部702に再接触させている。この実施例において、繰り返される反発、再嵌合の動作は、カラー延長部702と磁性嵌合部品904(例えば、スクリューシャンク402の内部延長部)との間のハンマリング効果の一種を引き起こすことができる。それは、ハンマリング動作であってもよい。例えば、ハンマリング動作は、特に、回転抵抗にさらされているとき、固定具302を回転させることができる。このように、例えば、緩んだねじがより効果的に締め付けられ、きついねじがより効果的に緩められる。
図6〜8、12A〜12C、13A〜13Cを参照し、続けて、図3〜5、9〜11を参照して、スクリューキャップ604は、図6と7に示されるように、固定具302(例えば、それらの間に位置された磁性部品602)と動作可能に連結されている。一つの実施例において、スクリューシャンク402は、ねじ部404の端部に配置された平滑末端(blunt end)を含む。その平滑末端は、例えば圧力ばめで、スクリューキャップ604と嵌合されている。一例として、スクリューキャップ604と嵌合された平滑末端は、(例えば、ねじ部が締め付けられると)ロッドホルダー308に挿入されるロッド304に圧力を付与するように構成されている。その結果、ロッド304は、ロッドホルダー308のロッド受け入れシャフト506内に(例えば、所望の緊張力で)固定されている。
図5〜7に示されるように、第1のねじ止め部品508aは、ロッドホルダー308の第1の端部310に配置され、および/または、第2のねじ止め部品508bは、ロッドホルダー308の第2の端部312に配置されている。ねじ止め部品508は、所望の設定を超えた、固定具302の過度の回転を軽減するように構成されている。ねじ止め部品508は、ロッドホルダーに配置されるチューブを含むストップレシーバー502と、ストップレシーバー502と選択的に嵌合されるように構成されたストップピン504とを含む。一例として、固定具302がロッドホルダー308の固定具受け取り孔802に挿入された後、ストップピン504は、ストップレシーバー502に挿入される。このように、例えば、図5に示されるように、スクリューヘッド306の一部は、固定具302が緩められたとき(例えば、外側に回転されたとき)、ストップピン504と嵌合する。それによって、固定具302がストップピン504の位置を超えて回転することを防止する。
一例として、ねじ止め部品508は、固定具受け取り孔802から固定具を不注意にねじって外し、それによって、ロッドホルダー308から解放されることを軽減する。ねじ止め部品508は、確実なエンジニアリング判断で選ばれたいずれの機械的止め具を含んでもよい。例として、ねじ止め部品508は、図5に示されているように、ロッドホルダー308に対して内部にあってもよく、および/または、ロッドホルダー308に対して外部にあってもよい。別の設計において、ねじ止め部品508は、固定具302自身と一体化されていてもよく、および/または、固定具302の内部または外部に留められていてもよい。
図8と14に示されるように、ロッドホルダー308は、第1のねじ受けホールド802aと、第2のねじ受けホールド802bとを含む。ねじ受け孔は、位置決めねじのような固定具302を受け取るように構成されている。ロッドホルダー/固定具の構成の別の構成は、当業者によって容易にデザインされる。例として、一つの実施例において、ロッドホルダーは、ロッドクランプ1402の一種を含んでいてもよい。位置決めねじタイプの固定具302は、各ロッドホールディングシャフト1404に1または2以上のロッドを固定するために使用される。
一つの実施例において、固定具302の1または2以上の部分および/または固定具受け取り孔802は、適切な(例えば、医学的に不活性な)材料で密閉されている。一つの実施例において、磁性部品602は、例えば、磁性部品602の腐食を軽減するために、固定具302内に密閉されている。一例として、スクリューキャップ604は、スクリューシャンク402の内部902内に磁性部品602を密閉する。一つの実施例において、非侵襲的なテンションデバイス300の全体の密閉は、デバイス300の付属部品に不要な物質の形成を軽減する。例えば、その物質は、ロッドホルダー308のねじ受けホールド802と効果的に嵌合するねじ部404の能力を妨げる。
図3〜14を参照して、第1の固定具302aは、第1のねじ受け孔802aに挿入されている。そして、第2の固定具302bは、第2のねじ受けホールド802bに挿入されている。一つの実施例において、第1および/または第2の固定具302は、位置決めねじを含んでいてもよい。例えば、位置決めねじは、圧力を使用するロッドホルダー308に対してロッド304を固定するために、ロッド304を嵌合するように構成された平坦または比較的平滑な末端を含む。一つの実施例において、位置決めねじは、尖っているまたは比較的尖っている末端を含んでいてもよい。その末端は、ロッド304の、刻み目、孔、くぼみ、切り込みまたは他の位置決めねじ受け切り欠きに嵌合するように構成されている。
一例として、ロッド304は、複数のロッド位置決めエレメント(例えば、刻み目、孔、くぼみ、切り込み等)を含んでいてもよい。複数のロッド位置決めエレメントのそれぞれは、所望の位置でロッドホルダーに対してロッドの固定を容易にするように構成されている。例えば、ロッド位置決めエレメントは、所望の脊柱側弯症の治療に関して、ロッドを調節するために適したロッドに沿った位置に配置されている。別の例として、1または2以上のロッド(例えば、304a、304b)のそれぞれは、所望の間隔で配置された複数の刻み目および/または所望の間隔で配置された複数の凸部(rises)を含んでいてもよい。刻み目および/または凸部の間のくぼみは、位置決めねじを選択的に嵌合し、ロッドホルダー308におけるロッド304の固定を援助する。
本発明の別の実施形態において、ロッド304は、1または2以上の歯部を含んでいてもよい。その歯部は、ロッドホルダー308に配置された対応する歯部に嵌合するように構成されている。一例として、ロッド304の歯部は、歯止め調節システムの一種を提供するようにロッドホルダー308における歯部を嵌合する。そのロッドは、歯部の所望の歯止め位置に応じて、選択的に調節される。
図3〜14を引き続き参照して、一つの実施例において、1または2以上の固定具がロッドホルダー308と嵌合された(例えば、ロッドホルダーにねじ留めされた)後、第1のストップピン504aが第1のストップレシーバー502aと嵌合され(例えば、に挿入され)、および/または、第2のストップピン504bが第2のストップレシーバー502bと嵌合される。これにより、上述したように、固定具は、ロッドホルダー308から不注意に解放されない。
第1のグローイングロッド304aは、ロッドホルダー308の第1ロッド受け入れシャフト506aに挿入される。そして、第2のグローイングロッド304aは、ロッドホルダー308の第2ロッド受け入れシャフト506bに挿入される。一つの実施例において、上述したように、第1および/または第2グローイングロッド304は、骨(脊椎および/または胸郭の部分)に選択的に留められる。また、一つの実施例において、ロッドホルダー308は、例えば、図14のロッドクランプを使用するように、骨(例えば、人間)に選択的に留められる。一例として、骨に非侵襲的テンションデバイス300を留めた後、患者は手術で縫合される。
図15、16A〜16Cを参照し、続いて図3〜14を参照して、患者に手術で埋め込まれた非侵襲的テンションデバイス300を調節するために、ロッドホールディング固定具302が緩められる必要がある。侵襲的手術なしに固定具302を動かすために、磁場発生部品1502が利用される。磁場発生部品1502は、1または2以上の作動磁石1604と、1または2以上の作動磁石1604と動作可能に連結される軸1602とを含む。軸1602は所望の磁場を発生するために磁気回転軸の周りで、作動磁石1604を回転させるように構成されている。一例として、回転する磁石は、固定具302に配置された磁性部品602に近接近させると、固定具を回転するために必要とされる磁力を提供する。
一例として、第1の作動磁石1604aは、その外側に面する端面に配置されたN極を含み、第2の作動磁石1604bは、その外側に面する端面に配置されたS極を含み、第3の作動磁石1604cは、その外側に面する端面に配置されたN極を含み、第4の作動磁石1604dは、その外側に面する端面に配置されたS極を含んでいる。この例において、軸1602が回転すると、N-Sが交互に入れ替わる磁力が磁場発生部品1502の面に提供される。例えば、磁場発生部品1502は、ハウジング1606と、面とを含む。その面は、患者に配置された非侵襲的テンションデバイス300の固定具302の位置に接近して位置される。駆動すると(例えば、所望の方向に回転すると)、N-Sが交互に入れ替わる磁力は、ハウジング面に備えられ、上述したように、固定具302を回転(例えば、非侵襲的に)させる。
また、一つの実施例において、磁場発生部品1502の1または2以上の磁石1604は、第1の方向(例えば、時計まわり)に回転される。例えば、回転トルクを第1の方向で固定具302に付与させる。この実施例において、磁場発生部品1502の1または2以上の磁石1604は、第2の方向(例えば、反時計まわり)に回転される。例えば、回転トルクを第2の方向で固定具302に付与させる。
加えて、隣接して配置された回転磁性部品(例えば、固定具)に対する磁場発生部品1502の方位は、隣接する回転磁性部品が結果として磁場によって影響を及ぼされているかどうかを測定する。例えば、2つの回転磁性部品が互いに比較的直交して配置される(例えば、患者におけるグローイングロッド装置に配置される)、すなわち、回転磁性部品に対する第1の方位における磁場発生部品1502の設置は、回転トルクが単に、回転磁性部品の一方に適用される原因となる。この例において、回転磁性部品に対する第2の方位における磁場発生部品1502の設置は、回転トルクが単に、回転磁性部品の一方ではなく、回転磁性部品の他方に適用される原因となる。このように、例えば、医師が一度に一つの固定具のみを緩める(例えば、または締め付ける)ことを望むと、磁場発生部品1502は、望んでいない固定具ではなく、望んでいる固定具が磁場によって影響されるように、適切な姿勢で使用される。
一つの目的において、磁場発生部品1502からの磁力の働きは、上述したように、ハンマリング力(hammering force)を作ることができる。一つの実施例において、磁性部品602は、グローイングロッド304またはねじ止め部品508に対しての締め付けから回転抵抗が引き起こされるまで、スクリューシャンク402とねじ部404に対して相関的な回転(one to one revolution)で回転する。この実施例において、例えば、回転抵抗が引き起こされると、磁性部品602は、スクリューシャンク402とねじ部404と同じスピードで回転しない。すなわち、例えば、磁性部品602は、スクリューシャンク402より大きい速度を有する。この例において、磁性部品602の各回転は、スクリューシャンク402を1回転で回転しようとする。しかしながら、回転抵抗が引き起こされると、固定具302は、全回転を変化させない。
図示の例に示すように、医者がグローイングロッド14のテンションを調節する必要があると判断すれば、磁場発生部品1502は、1または2以上のテンションロッド304を固定する固定具を緩めるために使用される。この例において、磁場発生部品1502は、患者に接近して配置され、(例えば、電動スクリュードライバーや電動ドリルのような電動回転源によってまたは手動で)回転される。また、回転は、ある方向に付与される。その方向は、例えば、トルクを発生させる方法で、固定具302内で磁性部品602を回転させる(時計まわり方向に)。上述したように、トルクは、固定具302を回転させることができる(例えば、緩める)。
加えて、この例において、所望の位置に患者の位置を調整した(例えば、ロッドホルダー308の中および/または外にテンションロッド304を動かした)後、各固定具は再び締め付けられる。一例として、磁場発生部品1502の回転は、反対にされ、それによって、固定具を反対方向(例えば、反時計まわり)に回転させている。この例において、固定具302は、少なくとも、それがグローイングロッド304に接するまで、ロッドホルダー308のねじ受け孔802の中で回転する。上述したように、磁性部品602によって提供されるハンマリング力は、固定具をロッドホルダー308のロッド304にしっかりと保持させる。一つの実施例において、非侵襲的テンションデバイスは、ロッド304との頑丈な嵌合から固定具302の緩みを軽減するように構成された固定具ロッキング部品を含んでいてもよい。
一つの目的において、グローイングロッド(例えば、304)が調節されると、ある手段がロッドの位置の変化を測定するために使用される。一つの実施例において、ディストラクション(distraction)を測定するために、確実なエンジニアリング判断で選択されるいずれの手段が適用されてもよい。一例として、グローイングロッドのビーズ(図示しない)が使用されてもよい。そのビーズは、CTスキャン、蛍光透視法または他の非侵襲的手段のような非侵襲的スキャンを使用して検出される。一つの実施例において、電磁気手段は、例えば、調節中、ディストラクションの距離を測定するために使用される。一例として、センシング手段(例えば、センサーデバイス)は、回転磁性部品(例えば、磁気駆動ねじ)の極性変化を測定するために実装される。この実施例において、例えば、回転磁性部品の極性変化は、回転磁性部品の特別な回転数(例えば、1回転)を示す。これは、例えば、どのくらいの距離、部品が1回転につき進むかということを測定するために、ねじの距離分と回転数とを組み合わせることによって、進む距離をさらに示している。
一つの目的において、制御装置は、例えば、所定の回転数(例えば、および/または進行距離)が満たされたとき、回転磁性部品に付与される磁力の効果を軽減することによって、回転磁性部品(例えば、固定具および/または駆動ねじ)の回転数(例えば、および進行距離)を制限するために使用される。一例として、医師は、磁気駆動ねじが5ミリメートルまで調節されることができることを示す。この例において、制御装置は、磁気駆動ねじが好ましくは5ミリメートル進むことを特定するセンシング手段の磁力発生部品を遮断する(例えば、または、磁力から磁気駆動ねじを保護する)。これにより、例えば、所望のディストラクションは、グローイングロッドが取り乱した状態または取り乱し過ぎた状態のような機会を軽減しながら、付与される。
本発明の別の実施例において、デバイス300は、異なるインプラントシステムが必要とされ脊椎の融合に利用できるように、矯正が終了するような小児科の患者から除去されてもよい。そのような場合において、例えば、デバイス300は、回転磁石(例えば、602)が固定具(例えば、302)を緩める必要がないように、調節可能である。例えば、デバイスの1または複数の固定具は、デバイスを取り除くために、適切な道具(例えば、レンチまたは位置決めねじドライバー)や外部外科機器で緩められてもよく、患者のためになるように、柔軟性と適応性を改善する。先行技術からの重要な差異の一つは、シャフト(例えば、308)内に駆動メカニズムがないことである。一つの実施例において、例示的なデバイス300は、デバイス300を操作するために、複雑なギア、複雑なスプリング、複雑なバッテリーまたは複雑な他の部品を含まなくてもよい。
ここに記載された本デバイス及びシステムは、脊柱側弯症の治療用途のために詳細に説明されているが、種々の整形外科用途および他の医療用途に適用されることができる。それらの用途は、特に限定されないが、位置決めねじが利用されるいずれの用途を含む。限定されない実施例は、骨プレート、骨ロッドまたは他のねじと共に使用される位置決めねじを含んでいてもよい。本実施例は、限定なしに、骨折または骨変形を含む種々の病気を治療するために使用される。
別の態様では、磁気系駆動部(magnet-based drive)は、部材結合部品(例えば、ロッドホルダー)に対して部材(例えば、ロッド)を移動するために使用される。例えば、前述され(例えば、図6〜11)、ロッドホルダーの固定具を回転的に移動するために使用される磁気系駆動部は、カプラ部材に対して、磁気系駆動部と嵌合(engage)される部材を直線的に移動するために使用される。
図21は、カプラ部材に対して部材を移動させるためのシステムの例示的な実施形態2100を示す構成図である。一実施例において、(例えば、図17〜20でより詳細に記載されるように)、磁気系駆動部2102(例えば、以下の図19の1716)は、磁性環状部品(magnet collar)(例えば、図7〜10の704)と(例えば、固定的に)嵌合された磁石(例えば、図6〜11の602、図19の1718)を含む。その磁性環状部品は、磁気系駆動部2102の内面(例えば、図9A、9Cの902)の磁性嵌合部品(例えば、図9A、9Cの904)と嵌合する。例えば、上述したように、磁石の回転は、磁気系駆動部2102の内面と嵌合するカラー(環状部品)をもたらす。それにより、磁石の回転方向に磁気系駆動部の回転移動(rotational translation)をもたたらしている。
一つの実施例において、この態様では、磁気系駆動部2102は、第1のねじ山(first screw thread)を含むか、第1のねじ山と動作可能に結合されている。そして、それが回転するとき、相補的な第2のねじ山(例えば、カプラ部材2104に配置された)と螺合すると、得られた回転移動を直線状の移動に変換することができる。また、この実施例において、例えば、磁気系駆動ねじ2102の直線的な移動は、磁気系駆動ねじ2102と嵌合した部材2106、2110の直線的な移動(linear translation)をもたらすことができる。
一実施例において、第1の部材2106は、カプラ部材2104と動作可能に結合されている2108。例えば、第1の部材2106をカプラ部材2104と動作可能に結合するための手段(例えば、2108)は、螺合を含む。すなわち、例えば、第1の部材2106は、その外周部の周りに配置された雄ねじ山を含み、カプラ部材2104は、内周部の周囲の周りに配置された相補的な雌ねじ山を含む。そして、第1の部材2106とカプラ部材2104は、操作可能なカップリング2108を提供するために螺合されている。別の例として、第1の部材2106は、カプラ部材2104と摺動可能に嵌合されている。第1の部材2106の外部寸法は、カプラ部材2104の内部寸法と滑動可能な嵌合で適切にフィットするように寸法付けされている。
一実施例において、駆動部2102の回転移動は、カプラ部材2104の内部と駆動部2102の螺合によって、直線移動に変換されることができる。また、この実施例において、駆動部2102は、カプラ部材2104と結合されている第1の部材2106と係合(例えば、隣接、結合等)されてもよい。その結果、駆動部2102の直線移動は、第1の部材2106の比例的な直線移動をもたらす。加えて、一実施例では、第2の部材2110は、(例えば、第1の部材2106と同様または異なる方法で)カプラ部材2104と動作可能に結合され2112、駆動部2102の直線移動の結果として、カプラ部材2104に対して移動するように構成されている。
一つの実施例で、この態様において、例示的なグロースロッド装置1700が図17〜20に示される。この実施例において、1または2以上のグローイングロッド1702(例えば、図21の2106および/または2108のような部材)は、上述されたもの(例えば、磁場発生部品(例えば、図15における1502))と類似するデバイス方法によって調節される。この実施例1700において、ロッドホルダー1704は、(例えば、図3の308のように)備えられ、1または2以上のグローイングロッド1702を保持するように構成されている。また、この実施例1700において、上述されたような(例えば、図3の302)第1の磁石ベースの位置決めねじ1706は、例えば、ロッドホルダー1704中で回転されると、ロッドホルダー1704の第1の端部1708と回転可能に嵌合され、グローイングロッド1702を選択的に係合するように構成されている。加えて、第2の磁石ベースの位置決めねじ1710(例えば、または従来の位置決めねじ)は、例えば、ロッドホルダー1704中で回転されると、ロッドホルダー1704の第2の端部1712と回転可能に嵌合され、グローイングロッド1702を選択的に係合するように構成されている。
一つの実施例において、1または2以上のグローイングロッド1702と嵌合されるロッドホルダー1704のシャフト部1714は、内部ねじ切り(例えば、雌ねじ切り)を含むことができる。また、磁気駆動ねじ(magnetic drive screw)1716は、シャフト部1714に配置されている。一つの実施例において、磁気駆動ねじ1716は、そこに配置された駆動磁石1718(例えば、図6の602に類似する)を含む。一つの実施例において、駆動磁石1718は、図2〜16で上述されたものと類似する方法で、上述された磁場発生部品(例えば、図15における1502)のような内部駆動デバイスを使用して駆動(例えば、回転)されるように構成される。すなわち、例えば、磁性環状部品(例えば、図7の702)は、駆動磁石1718に固定して取り付けられる。磁気駆動ねじ1716は、駆動磁石1718の磁性環状部品と反回転嵌合に配置された内部磁性嵌合部品(例えば、図9Aの904)を含む。これにより、上述したように、適切な回転磁力が磁気駆動ねじ1716に付与されると、駆動磁石1718の磁性環状部品は、例えば、磁気駆動ねじ1716内の磁性嵌合部品にトルクを付与する。それによって、付与された回転磁力に従って、磁気駆動ねじ1716を回転させている。
一つの実施例において、磁気駆動ねじ1716は、外ねじ(例えば、雄ねじ)を有している。その外ねじは、ロッドホルダー1704のシャフト部1714の外ねじを螺合するように構成されている。この実施例において、例えば、磁気駆動ねじ1716を磁気的に回転することは、磁気駆動ねじ1716の回転方向(例えば、したがって、磁力発生部品1502の回転および/または方位)に依存して進む方向に、磁気駆動ねじ1716をロッドホルダー1704のシャフト部1714に沿って進ませる。
一つの実施例において、1または2以上のグローイングロッド1702は、例えば、シャフト部1714と嵌合され、第1および/または第2の固定具1706、1710によってロッドホルダー1704に固定される。また、この実施例において、グローイングロッド1702がロッドホルダー1704に固定されないと(例えば、固定具1706が緩められると)、磁気駆動ねじ1716は、グローイングロッド1702を伸ばすように使用される。例えば、磁気駆動ねじ1716は、磁気駆動ねじ1716をシャフト部1714に配置されたグローイングロッド1702の端部に嵌合させるように磁気的に回転されることができる。その結果、磁気駆動ねじ1716は、シャフト部1714から外へグローイングロッド1702の少なくとも一部を押圧する。この例において、固定具1706は、所望の位置でロッドホルダー1704のグローイングロッド1702を固定するために(例えば、磁気的に)締め付けられている。
別の例として、磁気駆動ねじ1706が作動すると、グローイングロッド1702が1回の調節に対して約5mmと20mmの間でロッドホルダー1704内を移動(平行移動)することが期待される。例えば、1または2以上の磁気位置決めねじ(magnetic set screws)1706、1710は、磁場発生部品(例えば、適切な方位で図15における1502)とともに緩められる。それは、グローイングロッド1702をロッドホルダー1704に対して緩ませる。また、この例において、磁場発生部品は、磁気駆動ねじ1716を作動することができ、ロッドホルダー1704のシャフト部1714内で磁気駆動ねじ1716を回転させる。磁気駆動ねじ1716は、例えば、グローイングロッド1702に力を付与することができる。それによって、ロッドホルダー1704において、グローイングロッド1702を所望の距離進ませている。この例において、一度、所望の調節がなされると、1または2以上の磁気位置決めねじ1706、1710は、磁場発生部品で締め付けられる。それによって、ロッドホルダー1704にグローイングロッド1702を固定している。加えて、確実なエンジニアリング判断で選ばれたいずれのデバイスおよび方法論も、磁気駆動ねじ1716がグローイングロッド1702と直接または間接に嵌合され、駆動磁石1718が磁場発生部品1502によって作動される限り、ロッドホルダー内のグローイングロッドの所望の進行距離を得るために使用されてもよい。
図22A、22Bおよび22Cは、調整可能なロッドシステムの別の実施形態2200の例を示す構成図である。例えば、そのロッドシステムは、脊柱側弯症(例えば、または、いくつかの他の骨格関連および/または筋骨格関連障害、疾患および/または損傷)の治療に利用される。この例示的な実施形態2200において、第1のロッド2202は、ロッドホルダー2204と選択的に、摺動可能に嵌合されている。すなわち、例えば、第1のロッド2202は、前述したように、ユーザー(例えば、治療医)によって、ロッドホルダー2204の中および外にスライドされる。また、この実施形態において、第2のロッド2210は、ロッドホルダー2204に嵌合されている。一つの実施形態において、第2のロッド2210は、ロッドホルダー2204と固定的に嵌合(例えば、溶接、半田付け、付着、形成、固定)されている。
別の実施例において、第2のロッド2210は、ロッドホルダー2204と非固定的に嵌合されている。この実施例において、ねじ(例えば、椎弓根螺子または他の適切な固定具)のような固定具2212は、ロッドホルダー2204に第2のロッド2210の非固定嵌合を選択的に確保するために使用される。一つの実施例において、固定具2212は、上記の図3〜7の302のような磁気的に制御された固定デバイスを含む。つまり、例えば、例示的な固定具2212は、上記の図15および16の1502のような外部磁場の使用によって、締め付けられおよび/または緩められる。
伸延ロッドシステムの例示的な実施形態2200は、駆動機構2206を含む。その駆動機構は、適切な磁場にさらされたとき、ロッドホルダー2204の中心軸に沿って前後に駆動されるように構成されている。また、駆動機構2206は、第1のロッド2202の第1の端部(例えば、基端部)に配置された第1の部分2222で第1のロッド2202と動作可能に嵌合されている。この実施例において、第1のロッド2202の第1のロッド部分2222は、回転嵌合で駆動機構2206を受け取るように構成されている。また、第1のロッド2202の第2のロッド部分2224は、ロッドホルダー2204の第1の部分2222で駆動機構2206の嵌合を維持するように構成されている。一つの実施例において、第1のロッド2202の第2のロッド部分2224は、第1のロッドで形成されている(例えば、と共に形成されている)。別の実施例では、第1のロッド2202の第2のロッド部分2224は、第1のロッド2202に固定(例えば、ねじ止め、付着、溶接またははんだ付け、圧入等)されていてもよい。一例として、駆動機構2206は、第1のロッド2202の第1の部分2222と最初に結合される(例えば、第1のロッド部分上にスライドされている)。また、第1のロッド2202の第2の部分2224は、例えば、第1のロッド2202上の駆動機構2206を保持するために、第1のロッド2202に続いて固定される。
図22Aおよび22Cに示されるように、駆動機構2206は、駆動ねじ部2220を含む。この駆動ねじ部2220は、ロッドホルダー2204のホルダーねじ部2214と螺合するように構成されている。一つの実施例において、駆動ねじ部2220は、ロッドホルダー2204のホルダーねじ部2214の雌型ねじ山と螺合するように構成された雄型ねじ山を含む。これにより、例えば、駆動機構2206の回転は、ロッドホルダー2204内で駆動機構2206の直線的な移動(例えば、前方および/または後方)をもたらす。また、この実施例において、駆動機構2206の移動はまた、第1のロッド2202の移動(例えば、駆動機構2206と同じ方向)をもたらす。第1のロッド2202は、ロッドホルダー2204に対して、駆動機構2206と動作可能に嵌合されている。一例として、第1の回転方向への駆動機構2206の回転は、ロッドホルダー2204の第1の直線方向(例えば、ロッドホルダー2204の開口部に向けて前方)に移動する駆動機構2206および第1のロッド2202をもたらす。別の実施例として、第2の回転方向への駆動機構2206の回転は、ロッドホルダー2204の第2の直線方向(例えば、後方)に移動する駆動機構2206および第1のロッド2202をもたらす。一実施形態では、駆動ねじ部2220(例えば、ねじ要素)は、ロッドホルダー2204(例えば、第1の部材)と、第1のロッド2202(例えば、第2の部材)との間に動作可能に配置される。
一つの実施例において、駆動ねじ部2220および/またはホルダーねじ部2214は、ロッドホルダー2204内の第1の直線方向または第2の直線方向の一方に駆動機構2206の移動を軽減するように構成されている。すなわち、例えば、駆動ねじ部2220および/またはホルダーねじ部2214の構成は、第1の直線方向(例えば、前方)に駆動機構2206を適切に移動することができるが、第2の直線方向(例えば、後方)に駆動機構2206の移動を軽減する。実例として、駆動ねじ部2220および/またはホルダーねじ部2214の螺合は、ねじ山(thread teeth)および/またはねじ谷の配列を含む。それらは、ねじが第1の回転方向に容易に回転するようにさせ、それにより、第1の直線方向への移動をもたらすが、第2の回転方向に回転するねじを軽減することができる(例えば、ねじのデザインは、労力や力の特別な適用なく、ねじを前方に動かすが後方に動かさない)。
一実施例では、駆動機構2206は、磁石系のローター2208を含む。また、ローター2208は、磁性環状部品2226(例えば、図7の702)と嵌合された磁石2230を含む。加えて、駆動機構2206は、内面2232含み、その部分は、ローター2208の磁性環状部品2226と選択的に嵌合するように構成されている。
一例として、図9A〜D、10A〜Dおよび11A〜Bで上記に記載されているように、および図22A、B、およびCを続けて参照して、内面2232は、駆動機構2206の内面2232に配置された延長部のような磁性嵌合部品を含む(例えば、図9Cの904)。一つの実施例において、内面2232の磁性嵌合部品は、駆動機構2206と形成されている(例えば、一緒に形成されている)。そして、別の実施例において、内面2232の磁性嵌合部品は、駆動機構2206の内面に取付けられている。内面2232の磁性嵌合部品は、磁性環状部品2226と選択的に嵌合するように構成されている。その結果、駆動嵌合部品2226と嵌合される磁石2230へのトルクの付与は、固定駆動機構2206に付与されるトルクを発生させる。
一実施形態では、駆動嵌合部品(drive engaging component)2226は、駆動嵌合部品2226(例えば、磁石2230と固定嵌合された環状部品(カラー))から延びるカラー延長部(例えば、図7の702)を備える。例えば、駆動嵌合部品2226は、磁石2230の周りに固定嵌合で単に嵌合するように構成された環状形状を含む。一実施形態では、駆動嵌合部品2226は、磁石2230で形成されている(例えば、一緒に形成されている)。別の実施形態では、駆動嵌合部品2226は、磁石2230に取り付けられている(例えば、圧入、付着、接着、溶接、はんだ付けなど)。さらに、駆動嵌合部品2226は、カラー延長部を含む。そのカラー延長部は、駆動機構2206の内面2232の磁性嵌合部品(magnet engaging component)に対して反対嵌合で配置されるように構成されている。
一例として、磁力(例えば、所望の磁場)が磁石2230に付与されると、磁石2230は、回転方向(例えば、上述したように、所望の磁場の回転に依存する第1の方向または第2の方向)に移動する。そして、駆動嵌合部品2226のカラー延長部は、内面2232の磁性嵌合部品と嵌合する。これは、駆動機構2206を同じ回転方向に移動させることができる。一実施態様では、駆動機構2206に対して適切なトルクを提供するために、内面2232は、駆動嵌合部品2226用のトラックを含む。これは、内面2232の磁性嵌合部品と駆動嵌合部品2226のカラー延長部との嵌合を改善する。
1つの態様では、所望の磁場によって提供される磁力が、駆動嵌合部品2226(例えば、駆動嵌合部品2226のカラー延長部)を内面2232の磁性嵌合部品に嵌合させると、駆動機構2206に現存する回転抵抗の量に依存して、駆動嵌合部品2226が反発する(例えば、係合から跳ね返る)。一実施例では、内面2232の磁性嵌合部品を外す(例えば、から反発する)駆動嵌合部品2226上で、駆動機構2206がある程度の回転抵抗に直面すると(例えば、回転を停止する)、磁石2230が所望の磁場にさらされたとき、駆動嵌合部品2226は、内面2232の磁性嵌合部品と再嵌合する。この実施形態では、駆動嵌合部品2226が内面2232の磁性嵌合部品に再嵌合するとき、回転ハンマリング力が駆動機構2206に付与される。
一例として、所望の磁場によって提供される磁力を駆動嵌合部品2226に再付与することができ、それによって、駆動嵌合部品2226は駆動機構2206内の駆動嵌合部品2226のカラー延長部に再接触する。この例では、繰り返される跳ね返りおよび再嵌合動作は、カラー延長部と、内面2232の磁性嵌合部品との間の一種のハンマリング効果を生じさせることができる。この例では、ハンマリング動作により、駆動機構2206は、特に、回転抵抗を受けたときに回転する。このようにして、例えば、駆動機構は、特に反対の直線力(opposing linear force)を受けたときに、ロッドホルダー2204に沿ってより効果的に直線的に移動する。
一態様では、所望の磁場の回転速度は、回転ハンマリング力によって発生させることができるトルクの量に相関する。一実施態様では、(例えば、図16の磁場発生部品1502における磁石1604の回転の増大に起因して)所望の磁場の回転速度を増大させると、駆動機構2206に付与されるトルクの量が比例して増加する。一例として、トルクを増加させると、(例えば第1のロッドに対する)反対の軸方向の直線力の増加をもたらす。この力は、駆動機構2206によって克服される。
例示的な例として、第1のロッド2202は第1の骨または骨部分と係合し、第2のロッド2210は第2の骨または骨部分と係合することができる。この例では、駆動機構2206を使用して、第1のロッド2202を第2のロッド2210から離して直線的に移動させると、第1のロッド2202に対する反対の軸方向の直線力が増大する(例えば、第2のロッドに向かって第1のロッドを押し戻す)。この例において、この実施例では、所望の磁場の回転速度を増加させると、駆動機構2206は、第1のロッド2202に対して反対の軸方向の増大した直線力を打ち消す能力を高めることができる。これにより、第1のロッド2202が所望の磁場の回転速度を上げることなく、第2のロッド2210からさらに遠ざかる方向に移動することができる。
一実施形態において、この態様では、経験的データは、特定の治療のために、磁場の所望の回転速度を決定するために使用される。一例として、実験データは、異なる体型(例えば、寸法、体重、筋肉、骨格配置など)を含む無数の患者の年齢群に関連する脊柱伸延力について収集される。さらに、この例では、トルクの実験的データ、およびトルクが克服することができる対応する反対の軸方向の直線力を、磁場の回転速度毎に集めることができる。この実施形態では、実験的データを使用して、患者の年齢グループおよび/または患者の体型ごとに推奨回転速度を生成する。一例として、臨床医は、ターゲット患者の年齢群および/または体型を識別し、また、処置を満足させるために、第1のロッドを所望の距離離すことによって、ターゲット患者を治療するために推奨された磁場回転速度を利用する。
図23は、伸延ロッドシステムの実施形態2300の一例を示す構成図である。例示的な実施形態2300は、ロッドホルダー2302と、第1のロッド2310と、第2のロッド2330とを含む。また、例示的な実施形態2300は、第1のロッド2310と動作可能に嵌合する駆動機構2304を含む。図22A〜Cに示すように、この実施形態において、第2ロッド2330は、ロッドホルダー2302に固定的に嵌合されてもよく、または第2ロッド2330はロッドホルダー2302に非固定的に嵌合されていてもよい。
さらに、図22A〜図22Cにおいて上述したように、駆動機構2304は、ロッドホルダー2302と螺合されている。この実施形態2300において、駆動機構2304は第1のねじ山2322(例えば、雄ねじ山)を含み、ロッドホルダーは相補的な第2のねじ山2320(例えば、雌ねじ山)を含む。一実施形態では、螺合により、駆動機構2304は、ロッドホルダー2302内の第1の直線方向(例えば、前方)および第2の直線方向(例えば、後方)に移動することができる。一例として、駆動機構2304のそのような移動は、第1のロッド2302の対応する移動をもたらす。一実施形態において、駆動ねじ機構2304(例えば、ねじ要素)は、ロッドホルダー2302(例えば、第1の部材)と、第1のロッド2310(例えば、第2の部材)との間に動作可能に配置される。
さらに、一実施態様では、上述のように、第1のねじ山2322および第2のねじ山2320は、例えば、第1の方向に駆動機構の回転移動を可能にするように構成され、第2の方向に駆動機構の回転移動を軽減する。それによって、駆動機構2304が第1の方向に直線的に移動することを可能にするが、第2の方向への駆動機構2304の直線的な移動を軽減する。
この実施形態2300では、第1のロッド2310は、駆動機構2304と回転嵌合(rotational engagement)で結合するように構成されたロッドハブ2312を含む。すなわち、例えば、駆動機構2304は、例えば、ロッドホルダー2302の内部の駆動機構2304の回転および移動中、ロッドハブ2312を効果的に受け取り、ロッドハブ2312を回転嵌合状態に保持する構成を含む。一実施形態では、ロッドハブ2312(例えば、および/または駆動機構)は、ロッドハブ2312と駆動機構との間の回転嵌合を容易にするように構成されたベアリングを含む。例えば、ベアリングは、典型的には、回転嵌合で配置された2つの部品間の摩擦を軽減するために使用される。例示的な実施形態2300は、本明細書に記載された例示的な回転嵌合に単に限定されない。当業者であれば、摩擦を軽減することができる代替の回転嵌合手段を考案することができると予想される(例えば、駆動機構2304の嵌合部分および/またはロッドハブ2312上にコーティングする摩擦抵抗ポリマーの用途)。
この実施形態2300において、駆動機構2304は、磁石系のローター2306(例えば、図22A〜Cで説明したような2208)を含む。図22A〜C(例えば、および図9A〜D、10A〜Dおよび11A〜B)で上述されたような同様の配置では、ローター2306は、磁性環状部品(magnet collar)(図示されないが、例えば、図22Cの2226に類似し、図7の702に類似する)と嵌合する磁石2308を含む。加えて、駆動機構2304は、内面(図示しないが、例えば、図22Cの2232に類似する)を含み、その部分は、上述したように、ローター2306の磁性環状部品と選択的に嵌合するように構成されることができる。この実施形態において、駆動機構は、図22A〜Cで上述したような類似した態様で、第1の方向と第2方向に移動されることができる。
図24Aおよび図24Bは、本明細書で説明する1つまたは複数のシステムの1つまたは複数の部分の1つの実施形態2400の例を示す構成図である。この例示的な実施形態2400において、第1のロッド2406は、ロッドホルダー2402と選択的に嵌合される。また、第1のロッド2406は、第1のロッド2406の第1の端部で、駆動嵌合部品2404と動作可能に嵌合することができる。駆動嵌合部品2404は、第1の嵌合ねじ部(first engagement threaded portion)2418を含む。その第1の嵌合ねじ部2418は、磁気駆動部品2408の外面上に配置された駆動ねじ2240と螺合するように構成されている。図24Aは、駆動嵌合部品2404の第1の嵌合ねじ部2418の一例を示しているが、ねじ部は、駆動嵌合部品2404の多種多様の部分を含み、例示的な実施形態に限定されない。例えば、ねじ部は、駆動嵌合部品2404の実質的に全体の長さ、磁気駆動部品2408を効率的に螺合する駆動嵌合部品2404の十分な長さ、または、これらの2つの例の間の総計を含むことが予想される。当業者は、第1の嵌合ねじ部2418の代替寸法を工夫してもよい。
例えば、駆動嵌合部品2404は、長尺状の開口スロット(例えば、またはスロットを有さない両サイドが閉じられたスリーブ)を有する側部開放スリーブを含む。そのスリーブは、磁気駆動部品2408の長さおよび径を実質的に受けとる(収容する)ように寸法決めされている。この例では、駆動嵌合部品2404の基端は、第1の嵌合ねじ部2418を含む。その第1の嵌合ねじ部は、実質的にすべての磁気駆動部品2408が駆動嵌合部品2404内に配置されるとき(例えば、図24Aのように)、磁気駆動部品2408の先端と螺合することができる。このように、この例では、トルクが磁気駆動部品2408に付与され、それによって回転移動が生じるとき、駆動嵌合部品2404は、螺合によって、磁気駆動部品2408の先端から、磁気駆動部品2408の基端に向かって直線的に移動される。さらに、この例では、駆動嵌合部品2404の直線移動は、駆動嵌合部品2404と連結される第1のロッド2406の直線移動をもたらす。一つの実施形態では、ねじ式磁気駆動部品2408(例えば、ねじ要素)は、ロッドホルダー2402(例えば、第1の部材)と、第1のロッド2406(例えば、第2の部材)との間に動作可能に配置されている。
一実施態様では、上述のように、トルクは、磁石系のローター2422(例えば、図22A〜22Cの2208および図23の2306)によって、磁気駆動部品2408に付与される。この実施形態2400では、磁気駆動部品2408に配置された磁石系のローター2422は(例えば、図22A〜Cおよび図23、および図9A〜D、10A〜Dおよび11A〜Bに記載されているように)、磁性環状部品2414と結合される(例えば、固定的に)磁石2412を含む。加えて、磁気駆動部品2408は、内面(図示されていないが、例えば、図22Cの2232に類似する)を含む。その一部分は、上述したように、ローター2306の磁性環状部品と選択的に嵌合するよう構成されている。この実施形態では、磁気駆動部品2408は、図22A〜22Cにおいて上述したような同様の態様で、第1の方向および/または第2の方向に回転的に移動させることができる。
さらに、この実施形態では、例えば、装着された磁気駆動部品2408の回転移動は、嵌合する構成に基づいて、駆動嵌合部品2404の第1の嵌合ねじ部2418の対応する直線移動をもたらすことができる。一実施形態では、駆動ねじ山2420と、第1の嵌合ねじ部2418のねじ山との間の螺合によって、磁気駆動部品2408がロッドホルダー2402の第1の直線方向(例えば、前方)および第2の直線方向(例えば、後方)に駆動嵌合部品2404を移動させることができる。さらに、一実施形態では、上述したように、駆動ねじ山2420と、第1の嵌合ねじ部2418のねじ山との間の螺合は、例えば、第1の直線方向に磁気駆動部品2408の回転移動を単に可能にするように構成され、第2の直線方向に磁気駆動部品2408の回転移動を軽減させる。それによって、駆動嵌合部品2404が第1の方向に直線的に移動するが、第2の方向への駆動嵌合部品2404の直線移動を軽減している。
この例示的な実施形態では、第2のロッド2410は、ロッドホルダー2402と嵌合されている。一実施形態において、第2のロッド2410は、ロッドホルダー2402と固定的に嵌合(例えば、溶接、はんだ付け、接着、形成、固定)されている。別の実施形態では、第2のロッド2410は、ロッドホルダー2402と非固定的に嵌合されている。一実施形態において、ねじ(例えば、椎弓根螺子または他の適切な固定具)のような固定具2416が、ロッドホルダー2402に対して第2のロッド2410の非固定的嵌合を選択的に保証するために使用される。一実施形態では、固定具2416は、上述の図3〜7の302のような磁気的に制御された固定デバイスを含む。すなわち、例えば、例示の固定具2416は、上述の図15および図16の1502のような外部磁場の使用によって、締め付けられ、緩められる。
図25Aおよび図25Bは、本明細書で説明される1つまたは複数のシステムの1つまたは複数の部分の1つの実施形態2500の例を示す構成図である。この実施形態2500では、ロッドホルダー2540は、ロッドホルダー2540の第1の端部に第1のスリーブ2502と、ロッドホルダー2540の第2の端部に第2のスリーブ2504とを含む。また、この実施態様2500では、第1のロッド2510は、第1の端部で第1のスリーブ2502と動作可能に連結され、第2のロッド2512は、第2の端部で第2のスリーブ2504と動作可能に連結される。さらに、この実施形態2500では、第1のスリーブ2502は、第2のスリーブ2504と摺動可能に嵌合されている。
例示的な実施例(例えば、図25AおよびBによって示されるように)として、第1のスリーブ2502および第2のスリーブ2504は、ロッドホルダー2540を形成するために一緒にスライドする。そして、第1のスリーブ2502と第2のスリーブ2504とを互いに向かって直線的にスライドさせることにより、ロッドホルダー2540を短くすることができる。一方、第1のスリーブ2502と第2のスリーブ2504とを互いに離れて直線的にスライドさせることにより、ロッドホルダー2540を長くすることができる。また、この例において、第1のスリーブ2502を第2のスリーブ2504から直線的に離す方向にスライドさせると、第1のロッド2510と第2のロッド2512との間の距離が増大することになる。逆に、この例において、第1のスリーブ2502を第2のスリーブ2504に向かって直線的にスライドさせると、第1のロッド2510と第2のロッド2512との間の距離が減少する。すなわち、例えば、伸延デバイスの例示的な実施形態2500の全体の長さ(例えば、第1のロッド2510の先端から第2のロッド2512の先端まで)を増大することは、第1のスリーブ2502を第2のスリーブ2504から離すようにスライドさせることによって達成することができる。
例示的な実施形態2500では、第1のスリーブ2502は、第1の駆動嵌合部品2506と動作可能に結合される(例えば、または、を含む)。第2のスリーブ2504は、第2の駆動嵌合部品2508と動作可能に結合される(例えば、または、を含む)。また、この実施形態では、各駆動嵌合部品2506、2508は、第2の嵌合ねじ部2520を含む。一実施形態において、第1の駆動嵌合部品2506の第2の嵌合ねじ部2520は、第2のねじ山構成2526を含む。この第2のねじ山構成2526は、第2の駆動嵌合部品2508の第2の嵌合ねじ部2520の第4のねじ山構成2528と異なっている。すなわち、例えば、第1の駆動嵌合部品2506の第2の嵌合ねじ部2520の第2のねじ山2526は、右巻きのネジ山を含む。そして、第2の駆動嵌合部品2508の第2の嵌合ねじ部2520の第4のねじ山2528は、左巻のねじ山を含む。
例示的な実施形態2500では、磁気駆動部品2514は、第1の駆動端部2516および第2の駆動端部2518を含む。この実施形態では、第1の駆動端部2516は、外面に配置された第1のねじ山2522(例えば、右巻き構成を含む)を含む。第2の駆動端部2518は、外面に配置された第3のねじ山2524(例えば、左巻構成を含む)を含む。一実施形態では、第1のネジ山2522は、第1の駆動嵌合部品2506上に配置された第2のネジ山2526と螺合するように構成されている。また、一実施態様では、第3のネジ山2524は、第2の駆動嵌合部品2508上に配置された第4のネジ山2528と螺合するように構成されている。このようにして、例えば、磁気駆動部品2514が回転移動されると、回転移動は、各駆動嵌合部品2506、2508の直線移動に変換される。ここで、第1及び第2の駆動嵌合部品は、反対方向に移動される。
一実施形態において、上述されたように(例えば、図22〜24)、図25Aおよび図25Bの磁気駆動部品2514は、磁石系のローター(図示せず)を含む。これは、磁性環状部品2414と結合する駆動磁石によって、磁気駆動部品2408にトルクを付与するように構成されている。また、上述のように、付与されたトルクは、磁気駆動部品2514の回転移動をもたらす。この回転移動は、第1および第2の駆動端部2516、2518のそれぞれとの螺合によって、第1および第2の駆動嵌合部品2506、2508のそれぞれの直線的な移動に変換される。この実施形態において、第1および第2の駆動嵌合部品2506、2508のそれぞれの直線的な移動は、例えば、第1および第2のロッド2510、2512の反対方向である直線移動をもたらす。それによって、例示的なデバイス2500の伸延または収縮をもたらしている。
図26は、本明細書で説明する1つまたは複数のシステムの1つまたは複数の部分の例示的な実施形態2600を示す構成図である。この実施態様2600では、ロッドカプラー2602の第2の部分2626は、第2のロッド2604と動作可能に嵌合する。この実施態様2600では、第2のロッド2604は、第2の固定具2622を使用するロッドカプラー2602の第2の部分2626と選択的かつ固定的に嵌合される。この第2の固定具2622は、第2のロッド2604をロッドカプラー2602の第2の部分2626と選択的かつ固定的に結合するように構成されている。一例として、第2の固定具2622は、ねじ留め具(screw thread fastener)を含む。これは、第2のロッド2604を嵌合するために、ロッドカプラー2602の第2の部分2626の相補的なねじ孔にねじ込まれている。この例では、第2の固定具2622は、第2のロッド2604を受け取るように構成されたロッドカプラー2602の第2の部分2626のシャフトの内壁に対して圧力と摩擦に基づく嵌合で、第2のロッド2604を固定的に保持する。
例示的な実施形態2600では、第1のロッド2606は、ロッドカプラー2602の第1の部分2616と動作可能に嵌合される。この実施形態2600では、第1のロッド2606は、第1の固定具2624を使用して、ロッドカプラー2602の第1の部分2616と選択的かつ固定的に嵌合される。この第1の固定具2624は、第1のロッド2606をロッドカプラー2602の第1の部分2616と選択的かつ固定的に結合するように構成されている。一例として、第2の固定具2622について上述したように、第1の固定具2624は、ねじ留め具(screw thread fastener)を含む。これは、第1のロッド2606をロッドカプラー2602の第1の部分2616と嵌合するために、ロッドカプラー2602の第1の部分2616の相補的なねじ孔にねじ込まれている。別の実施形態において、第1のロッド2606は、ロッドカプラー2602の第1の部分2616と非選択的かつ固定的に嵌合されている。例えば、第1のロッド2606は、ロッドカプラー2602の第1の部分2616で形成(例えば、鋳造、磨砕、成形、プレス)されている。他の例として、第1のロッド2606は、ロッドカプラー2602の第1の部分2616に固定的に結合(例えば、はんだ付け、溶接、ろう付け、接着など)されている。
例示的なデバイス2600は、デバイス2600の寸法を変更するように構成される寸法調整ロッド2608をさらに含む。一実施形態では、寸法調整ロッド2608は、デバイス2600の長さを増大させるために、および/またはバイス2600の長さを縮小させるために使用される。例えば、寸法調整ロッド2608は、ロッドカプラー2602の第2の部分2626と、ロッドカプラー2602の第1の部分2616との間の距離を増大させるために使用される。これにより、第2のロッド2604と第1のロッド2606との間の距離を増大させ、その結果、第1のロッド2604と第2のロッド2606のそれぞれの先端から測定されるデバイスの長さを増大させている。別の例として、寸法調整ロッド2608は、ロッドカプラー2602の第2の部分2626と、ロッドカプラー2602の第1の部分2616との間の距離を減少させるために使用される。これにより、第2のロッド2604と第1のロッド2606との間の距離を減少させ、その結果、第1のロッド2604と第2のロッド2606のそれぞれの先端から測定されるデバイスの長さを減少させている。
一実施形態では、寸法調整ロッド2608の少なくとも一部は、寸法調整ロッド2608の外面に配置されたロッドねじ山2618(例えば、雄型ねじ山)を含む。そして、ロッドねじ山2618は、ロッドカプラー2602の第2の部分2626の内壁に配置された相補的なカプラねじ山2620(例えば、雌型ねじ山)と螺合するように構成されている。一実施形態では、ロッドカプラー2602の第2の部分2626は、例えば、螺合で、寸法調整ロッド2608を受け取るように寸法調整されたシャフトで構成されている。一例として、寸法調整ロッド2608とロッドカプラー2602の第2の部分2626との螺合は、ロッドカプラー2602の第2の部分2626のシャフト内で、寸法調整ロッド2608の回転移動を寸法調整ロッド2608の長手方向の直線移動に変換するように構成される(例えば、図26において直線的な左及び右)。一実施形態において、装着された寸法調整ロッド2608(例えば、ねじ要素)は、ロッドカプラー2602の第2の部分2626(例えば、第1の部材)と、ロッドカプラー2602の第1の部分2616(例えば、第2の部材)との間に動作可能に配置される。
一実施形態では、寸法調整ロッド2608とロッドカプラー2602の第2の部分2626との螺合は、ロッドカプラー2602の第2の部分に対して、第1の方向に寸法調整ロッド2608の障害のない直線移動を可能にするように構成されているが、ロッドカプラー2602の第2の部分2626に対して、第2の方向に寸法調整ロッド2608の直線移動を軽減するように構成されている。すなわち、例えば、螺合構成は、例示的なデバイス2600の長さを増大させる方向に寸法調整ロッド2608の通常の直線移動を提供するが、例示的なデバイス2600の長さを減少させる方向に寸法調整ロッド2608の直線移動を限定または制限する。
この例示的な実施形態2600では、寸法調整ロッドは、磁気駆動部品2610と固定的に嵌合されている。この実施形態において、磁気駆動部品2610は、駆動磁石2614と磁性環状部品2612とを含む。上述のように(図9〜11および17〜25)、磁気駆動部品2610は、磁気駆動部品2610の内面(例えば、図9A、9Cの902)上に配置されるような、磁性嵌合部品(例えば、図9A、9Cの904)をさらに含む。上述したように、例えば、(例えば、所望の磁場にさらされたときの)駆動磁石2614の回転は、磁気駆動部品2610の内面に配置された磁性嵌合部品と嵌合する磁性環状部品2612をもたらす。この例では、磁石の回転は、上述したように、寸法調整ロッド2608の直線移動に変換される、磁気駆動部品2610の回転移動をもたらすことができる。
1つの態様では、本明細書に記載されるデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分(例えば、図21〜26)は、例えば、患者に影響を与える状態の治療を提供するための努力において、骨に取り付けられる。一実施形態では、第1の部材(例えば、2106、2202、2310、2406、2510、2604)の先端(例えば、または別の部分)は、従来のまたは新しく開発された骨取り付け技術、デバイスおよびシステム(例えば、図2に示されるような椎弓根螺子、クランプなど)を使用して、第1の骨(例えば、脊柱、胸郭または他の目的の骨の一部)に取り付けられる。また、第2の部材(例えば、2110、2210、2340、2410、2512、2506)の先端(例えば、または別の部分)は、同様の従来のまたは新しく開発された骨取り付け技術、デバイスおよびシステムを使用して、第2の骨に取り付けられる。さらに、一実施態様では、部材ホルダー(例えば、2104、2204、2302、2402、2540、2602)の少なくとも一部は、同様の従来のまたは新しく開発された骨取り付け技術、デバイスおよびシステムを使用して、第2の骨(例えば、または第3の骨)に取り付けられる。
例示的な一例として、図27は、本明細書に記載のシステムおよびデバイスの1つまたは複数の部分の例示的な実施形態2700を示す構成図である。この実施形態2700では、第1の部材2704(例えば、ロッド、プレート、骨係合部品など)は、部材カプラ2702(例えば、図21の2108のような磁気系駆動部を含む)と動作可能に結合2706される(例えば、図21の2108)。また、この実施態様では、第1の部材2704は、第1の骨2712(例えば、または骨部分)と固定的に(例えば、選択的に)係合2714される。一例として、上述のように(例えば、図1、2、14および21)、第1の部材は、固定システム(例えば、椎弓根螺子、骨ネジ、クランプ、および/または別の整形外科用取り付けデバイスを使用する)によって、第1の骨2712に固定されている。
一実施形態では、第2の部材2708(例えば、ロッド、プレート、骨係合部品など)は、部材カプラ2702と動作可能に結合されている2710(例えば、図21の2112)。また、この実施形態において、第2の部材2708は、上述したような、同様の従来または新たに開発された骨取り付け技術、デバイスおよびシステムを使用して、第2の骨2716(例えば、または骨部分)と係合2718される。さらに、1つの実施形態では、部材カプラ2702の少なくとも一部は、同様の従来または新たに開発された骨取り付け技術、デバイスおよびシステムを使用して、第2の骨と係合される2720(例えば、または第3の骨2722または骨部分と係合される)。
一態様では、所望の磁場は、磁場発生部品(例えば、図15の1502)によって生成される。一例として、磁場発生部品は、所望の磁場を生成する。この磁場発生部品は、駆動磁石(例えば、602、1718、2230、2308、2412、2514、2614)に近接して配置されると、(例えば、少なくとも所望の磁場の構成に基づいて)所望の回転方向に駆動磁石の回転をもたらすことができる。図28〜30は、所望の磁場を生成するために使用されるデバイスの例示的な実施形態2800、2900、3000を示す構成図である。
図28において、例示的なデバイス2800は、デバイス2800の部品を適切に収容するように構成されたハウジング2806を備える。また、この例のデバイスは、ディスプレイ2802(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)モニターなど)を含む。このディスプレイ上に、例えば、操作パラメータ、操作フィードバックおよび/または操作上の警告を表示することができる。このようにして、例えば、デバイス2800のオペレータは、必要に応じ、視覚的な情報が提供される。さらに、この例のデバイス2800は、オペレータがデバイス2800を操作するために使用されるオペレータ係合部品2804(例えば、ハンドルまたはグリップ)を含む。
一実施形態では、オペレータ係合部品2804は、第1の内部区画部2814(例えば、外部からのハッチによりアクセスされる)で構成されている。その第1の内部区画部2814は、(例えば、コンセントのような外部電源に接続することなく)例えば、ポータブルな状態でデバイスを使用するために、電源(例えば、バッテリ)を収容するように使用される。別の実施形態では、例示的なデバイス2800は、電源を収容するように構成された第2の内部区画部2812(例えば、外部からのハッチによってアクセスされる)を含む。別の実施形態では、第2の内部区画部2812は、外部メモリ(例えば、メモリカード)、外部入力(例えば、ユニバーサルシリアルバス接続などの外部デバイスへの接続)などの外部部品を受け取るように構成される。
例示的なデバイス2800は、デバイス2800に対する入力を提供するように構成された1つまたは複数の入力2818(例えば、電源スイッチ/ボタン、手動安全スイッチ/ボタンおよび/またはデータ入力部品など)を含む。一例として、例示的なデバイス2800は、デバイスの電源をオン/オフするために使用されるパワースイッチと、デバイスを動作させるために作動させることができる手動安全スイッチと、デバイスの動作のための適切なデータを入力するために使用される1つまたは複数のデータ入力部品(例えば、ボタンまたはキー)とを含む。さらに、例示的なデバイス2800は、1つまたは複数の警告インジケータ2820(光子放出体(例えば、発光ダイオード)など)を含む。警告インジケータ2820は、それぞれのインジケータ(例えば、障害、動作条件など)に関連する特定の警告を提供するために使用される。一例として、黄色の光は、デバイスが設定された加力(set force application)および/または設定された伸延/収縮距離の閾値に近づいていることをオペレータに示す。別の例として、赤色の光は、デバイが設定された加力および/または設定された伸延/収縮距離の閾値に達したことをオペレータに示す。さらに、一例として、緑色のライトは、デバイスが正常動作の準備ができていることをオペレータに示す。
例示的なデバイス2800は、オペレータによって起動されるように構成された手動スイッチを含む磁場アクチベータ2810(例えば、トリガー)を含む。一実施形態では、磁場アクチベータ2810は、オペレータがアクチベータに圧力を付与するときに単に動作するように構成された一種のデッドマンスイッチ(dead-man’s switch)を含む。一実施態様では、例示的デバイス2800の動作は、磁場アクチベータ2810および手動安全スイッチ/ボタン2818の実質的な同時作動を必要とする。
例示的なデバイス2800は、磁場発生部品2808も含む。磁場発生部品2808は、(例えば、調整可能なロッドシステム(例えば、図3〜15および図18〜27)に使用されるデバイスの内部に配置された)ターゲット駆動磁石に近接して配置される位置で、デバイスハウジング2806内に配置される。そのターゲット駆動磁石は、患者に埋め込まれている。一例として、骨格疾患を治療するために使用される伸延骨形成デバイスは、患者の真皮層の下の患者の1つまたは複数の骨に取り付けられる。この例では、磁場発生部品2808を含む例示的なデバイス2800の部分は、患者の外皮層に近接して(例えば、隣接して、対して、所望の距離内に)配置され、(例えば、患者の骨に固定された部材の伸延および/または収縮のために)伸延性骨形成デバイスに配置された磁気駆動部品を動かすために動作される。
一つの実施形態において、例示的なデバイス2800は、データ出力部品2816を含む。この実施形態では、例えば、データ出力部品2816は、(例えば、患者ファイルに付けるための)ラベルを印刷するように構成されたプリンタを含む。このラベルは、患者名、タイムスタンプ、付与された力、伸延/収縮の距離など(これらに限定されない)を含む治療パラメータおよび/またはイベントデータを示す。別の実施態様では、データ出力部品2816は、イベントデータの出力を提供するように構成された別のデータ出力装置を含む。
図29Aおよび図29Bは、所望の磁場を生成するために使用されるデバイス2900の別の例示的な実施形態を示す構成図である。この例では、デバイス2900は、デバイス2900の部品を収容し、オペレータによって保持されるように構成されたハウジング2902と、ディスプレイ2904と、1つまたは複数の入力部品2906、2908、2910とを含む。それらは、上述したそれらと同様である。また、例示的なデバイス2900は、電源(例えば、および/または電源接続)を収容するために使用される1つまたは複数の内部区画2912、および/または、データ接続およびメモリ接続(上述したそれらと同様)を含む。それらは、データ入力、記憶および/またはデータ出力に使用される。
また、例示的なデバイス2900は、磁場発生部品2914を含む。上述したように、一実施形態では、磁場発生部品2914は、患者に埋め込まれているターゲット駆動磁石に近接して配置される位置で、デバイスハウジング2902内に配置される。
図30は、所望の磁場を生成するために使用されるデバイス3000のさらに別の例示的な実施形態を示す構成図である。この例示的な実施形態では、デバイス3000は、デバイス2900の部品を収容するように構成されたハウジング3002と、ディスプレイ3004と、1つまたは複数の入力部品3008とを含む。それらは、上述したものと同様である。また、例示的なデバイス3000は、オペレータがデバイス3000を操作するために使用される1つまたは複数のオペレータ係合部品3006(例えば、ハンドル)を含む。
さらに、例示的なデバイス3000は、電源を収容するために使用される1つまたは複数の内部区画3012、および/または、データ接続およびメモリ接続(上述のものと同様)を含む。それらは、データ入力、記憶および/またはデータ出力のために使用される。例示的なデバイス3000はまた、磁場発生部品3010を含む。この磁場発生部品3010は、患者に埋め込まれているターゲット駆動磁石に近接して配置される位置で、デバイスハウジング3002内に配置される。
一態様では、磁場発生部品(例えば、図15の1502、図29の2800、図29の2900および図30の3000)は、(例えば、ターゲット磁石ベースの伸延/収縮デバイスの所望の治療結果を達成するために)適切な磁場生成のための関連パラメータを(例えば、自動的に、プログラム的におよび/または手動で)制御するように構成されている。一実施態様では、移動力(translation force)、移動変位(translation displacement)および/または移動割合(translation rate)は、他のパラメータの中で、磁場発生部品によって制御される。交互に見て、磁場の生成は、移動力、移動変位および/または移動割合の計算値、測定値または観測値に応じて、基づいて、またはしたがって、磁場発生部品によって制御される。その結果、移動力、移動変位および/または移動割合は、意図された治療結果を達成するために、所望の範囲内に維持される。
一実施態様では、移動力は、ターゲット状態(例えば、伸延骨形成を利用する、整形外科的臨床状態および/または頭蓋顔面の臨床状態)の適切な処置を提供するために付与される力を含む。一例として、移動力の第1のターゲット範囲は、若年患者の早期発症脊柱側弯症を治療する場合に望ましい(例えば、脊柱を伸長させるのに十分な力)。そして、移動力の第2のターゲット範囲は、幼児患者の頭蓋骨癒合症を治療する場合に望ましい(例えば、頭蓋骨の成長パターンに適応するのに十分な力)。さらに、ターゲット治療のために利用される移動力の範囲は、治療結果から生じる必要な調整力を含む。すなわち、例えば、背骨の伸長を促進するのに必要な移動力は、利用される伸延成長ロッドデバイスの背骨の伸長に続く伸長の後に増大する。
1つの実施形態では、移動力は、磁気駆動部品内に配置された駆動磁石の回転速度から導かれる(例えば、磁気駆動ねじのための)スクリュートルクの関数であることができる。また、駆動磁石の回転速度は、(例えば、磁場発生器によって生成される)所望の磁場の回転速度に直接関係する。一例として、所望の磁場の回転速度が増大すると、駆動磁石の回転速度が増大する。この例では、駆動磁石の回転速度が増大すると、スクリュートルクが増大し、ひいては移動力を増大させることができる(例えば、および逆もまた同様である)。一実施形態では、磁場発生部品は、例えば、処置手順中に予め設定された移動力を超えないように、(例えば、自動的に、プログラム的におよび/または手動で)移動力を制御するように構成されている。
一例として、磁場発生部品は、所望の磁場の回転速度を実質的に、連続的に(例えば、または周期的に)モニターおよび/または測定する。この例では、上記のような移動力に機能的に関連する回転速度の測定値は、磁場発生部品によって使用されて、所望の移動力または適切な移動力を計算または決定する。別の実施形態では、いくつかの形態の力変換器は、(例えば、図22A〜22Cの駆動機構2206と第1のロッド2202との間に介在される)移動力をモニターおよび/または測定するために使用される。この実施形態では、例えば、磁場発生部品の外部の測定デバイスからの移動力の測定値は、無線で、または接続ケーブルまたは他のリンクを介して、磁場発生部品に送信されてもよく、および/または磁場発生部品に手動で入力されるか、さもなければ磁場発生部品に入力される。
例示的な例として、移動力は、操作者が力レベルをゆっくりと増大させることによって制御される。この例では、それぞれのレベルの後に、治療領域の伸延を測定し、関連する制御システムに入力することができる。例えば、典型的な力レベルは、1〜10の範囲を含む。1は、伸延に最小限の効果を有すると予想される低レベルの力を含む。10は、その段階での拡張に必要とされると予想される最高レベルの力を含む。この例では、力レベルは、患者が調節された回数に基づいて変化することができる。また、一例として、1と5との間のレベルは、出力(例えば、スクリーン、LED)上の「安全」な範囲(例えば、緑のインジケータ)内として示される。この例では、6と10との間のレベルは、「警告」範囲(例えば、黄色のインジケータ)に配置される。そして、10を超えるレベルは、「危険」な範囲(例えば、赤色のインジケータ)として示される。一実施形態では、10を超えるレベルは、例えば、典型的な最大値を超える部分に制限され、それらが潜在的に危険な移動力レベルを認識していることを保証にするために、オペレータによる追加の入力を要求することができる。
一実施形態では、移動変位は、デバイスの第1の部材(例えば、304a、1702、2106、2202、2310、2406、2510、2604)がデバイスの第2の部材(例えば、304b、2110、2210、2340、2410、2512、2506)またはデバイスの部材ホルダー(例えば、308、1704、2104、2204、2302、2402、2540、2602)のうちの一方から移動される距離を含む。すなわち、例えば、移動変位は、第1の骨から第2の骨までの治療デバイスの2つの取り付け位置の間の距離を含む(例えば、伸延または後退距離を含む)。
一実施態様では、典型的な移動距離の範囲は、(例えば、3ヶ月の調整間隔で)早期発症脊柱側弯症治療用に2〜10ミリメートルを含む。一実施態様では、移動変位は、移動力の関数である。すなわち、例えば、移動力が増大するにつれて、移動変位が増大する(例えば、およびその逆も同様)。したがって、例えば、より大きなレベルの力は、より大きな移動(例えば、伸延/収縮)につながる。一実施形態では、移動距離は、いくつかの形態の変位変換器を使用して、および/または蛍光透視法を使用して(例えば、X線装置を使用するなどのように、ロッド上のロッドまたはマーカー間の距離を測定して)、モニターおよび/または測定される。
一実施形態では、磁場発生部品は、例えば、治療手順中、予め設定された移動変位を超えないように、(例えば、自動的に、プログラム的におよび/または手動で)移動変位を制御するように構成されている。例示的な例として、移動変位は、伸長力を(例えば、ゆっくりと)増大させ、結果として生じる変位を間欠的に(例えば、または連続的に)モニターおよび/または測定することによって制御される。この例では、各レベルの力に対する変位を制御システムに入力することができる(例えば、デバイスパラメータを制御するプログラム)。この例では、制御システムは、少なくとも変位測定値が入力されるまで、一定の(例えば、高い)レベルの力を制限する。
一実施形態では、移動距離または変位測定値は、磁場発生部品の外部の測定デバイス(例えば、蛍光透視法および/またはいくつかの形態の変位変換器を使用するデバイスなど)によって提供される。この実施形態では、得られたデータは、無線で、または接続ケーブルまたは他のリンクを介して、磁場発生部品に送信される。または、そのデータは、磁場発生部品に手動で入力されるか、そうでなければ入力される。さらに、例えば、制御システムによって検出された力および変位(例えば、所望の閾値またはパラメータ外にある)の表示は、警報をトリガし、デバイスの使用を妨げる。一例として、3ミリメートル未満の変位読み取り値は、「安全」な表示をもたらす。3ミリメートルより大きく10ミリメートル未満の変位読み取り値は、「警告」の表示をもたらす。そして、10ミリメートルを超える値は、「危険」の表示につながる。
一実施形態では、移動割合は、ターゲット治療領域(例えば、骨格構造)が移動される(例えば、伸延または収縮する)割合(例えば、または速度)を含む。移動割合は、例えば、移動力および移動に対する抵抗力の関数である。それは、ターゲット患者の組織構造に起因している。一例として、より高い割合は、移動力および/または移動変位の制御において精度がより低くなるので、高い割合の移動(例えば、所望より高い)は、治療処置中望ましくない。また、例えば、より速い移動の割合(速度)は、組織クリープ(例えば、デバイスと実質的に同じ割合で移動する患者の組織構造)を考慮しない。
例示的な例として、オペレータがそれぞれの処置レベルで小さな調整を行うことができることによって、移動割合を制御することができる。また、この例では、処置間隔が使用される。これは、処置のための関連する組織クリープ(tissue creep)に対応する時間を含む。一例として、治療間隔は、デバイスの制御システムによってプログラム的に制御されてもよく、治療中に制御される他のパラメータに組み込まれてもよい。
例示的な例として、所望の磁場を生成するための例示的なデバイスのオペレータは、(例えば、デバイス上のデータ入力部品を使用して、または入力部品(例えば、キーボードなど)を有する第2のコンピュータデバイスからの入力接続によって)手動で制御システムに情報を入力する。入力データは、患者識別子、治療手順識別子、患者年齢、身長および他の患者に関連する健康情報を含む。また、オペレータは、磁場発生デバイスを処置部位の近くに(例えば、駆動磁石に近接して)配置することができる。システムは、最初に第1のレベルで起動される。この例では、移動力、スクリュートルク、駆動磁石の回転速度、または所望の磁場の回転速度に基づいて、移動、変位(例えば、距離)を計算する。例えば、移動力は、所望の磁場を生成するデバイスの外部の測定デバイス(例えば、力変換器など)によって測定され、無線で、または接続ケーブルまたは他のリンクを介して、磁場発生デバイスに送信され、または、磁場発生デバイスに手動で入力されるか、そうでなければ磁場発生デバイスに入力される。あるいは、一実施形態では、移動変位は、例えば、測定デバイス(磁場発生デバイスの外部のいくつかの形態の変位変換器および/または蛍光透視法を実施するデバイスを使用する)によって直接に測定される。この例では、得られたデータは、無線で、または接続ケーブルまたは他のリンクを介して、磁場発生デバイスに送信される。または、データは、磁場発生デバイスに手動で入力され、そうでなければ、磁場発生デバイスに入力される。
さらに、一例として、移動変位または移動距離(例えば、および/または移動力)は、確認され(review)および/または記録されることができる。オペレータが追加の変位を望む場合、オペレータは第2のレベルに進み、この手順を繰り返すことができる。治療は、所望の延伸の完了時、または、予め設定された安全限界に達した場合に終了する。治療の結果、および治療中に生成されたデータ(例えば、使用された力、延伸距離など)は、患者の医療記録(例えば、電子的に、メモリーまたは紙など)に示される。
図31Aおよび図31Bは、本明細書に記載される1つまたは複数のシステムの1つまたは複数の部分によって使用される磁場発生部品の例示的な実施形態3100、3150を示す構成図である。例示的な実施形態3100において、電磁石3102は、電源3110によって電力が供給される場合、N極3104およびS極3106を備える。また、この実施形態では、電磁石3102は、フィールド回転部品3108上に配置される。その回転速度(rate)は、システムコントローラ3112によって制御される。また、一実施形態では、コントローラは、電源3110によって電磁石3102に供給される電力のレベルを(例えば、プログラム入力または手動入力に基づいて)制御するように構成されている。この場合、例えば、コントローラは、より多くの磁力のために電力を増大させ、より少ない磁力のために電力を減少させることによって、電磁石3102によって生成される磁力の量を制御することができる。
一実施形態では、コントローラ3112は、フィールド回転部品3108の回転方向およびフィールド回転部品3108の回転速度を制御する。この実施形態において、コントローラ3112は、磁場発生デバイス(例えば、図15の1502、図29の2800、図29の2900、図30の3000)のために所望の磁場を発生するように構成されている。この実施形態では、回転方向、回転速度および磁力の量は、コントローラ3112によって制御される。また、回転方向は、ターゲット駆動磁石の回転方向に影響を及ぼす。例えば、フィールド回転部品3108の第1の回転方向(例えば、時計回り)は、ターゲット駆動磁石の第1の回転方向をもたらし、フィールド回転部品3108の第2の回転方向(例えば、反時計回り)は、ターゲット駆動磁石の第2の回転方向をもたらす。さらに、上述のように、回転速度および磁力の量は、ターゲット磁気駆動部品によって付与される移動力の量に影響を及ぼす。
例示的な実施形態3150では、磁場発生部品は、第1の電磁石3152と、第2の電磁石3154とを含む。この実施形態3150では、第1の電磁石3152は、ターゲット領域に向かって配置されたS極3156と、同様のN極3158とを含む。また、第2の電磁石3154は、ターゲット領域に向けて配置されたN極3162と、同様のS極3160を含む。それぞれの電磁石3152、3154は、電源3164によって電力供給される。また、電磁石3152、3154に供給される電力は、コントローラ3166によって、(例えば、プログラム的に)制御される。例えば、コントローラ3166は、第1の電磁石3152への電力を制限し、第2の電磁石3154に適切な電力を供給する。それによって、ターゲット領域にN極場を生成している。この例では、コントローラ3166は、第2の電磁石3154への電力を制限し、第1の電磁石3152に適切な電力を供給する。それによって、ターゲット領域にS極場を生成している。このようにして、例えば、ターゲット領域に、交互の(例えば、パルス状の)N極およびS極磁場を発生させることができる。この例では、交互のN極およびS極磁場は、ターゲット駆動磁石を回転するために使用される所望の回転磁場をもたらす。
別の態様では、本明細書に記載のデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分は、例えば、骨格および/または筋骨格障害を治療するために使用される。そこで、デバイスの伸延および/または後退が実施される。一実施態様では、上述したように、本明細書に記載のデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分は、例えば、患者の脊柱側弯症を治療するために使用される。そこで、デバイスは、脊柱側弯症治療中に脊柱伸延を提供するために使用される。別の実施形態では、本明細書に記載されるデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分は、例えば、骨成長障害、傷害、外傷、疾患、他の障害を治療するため伸延骨形成(仮骨延長術)において使用される。そこで、伸延(例えば、収縮)が治療に組み込まれる。例えば、本明細書に記載されるデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分は、小人症、非対称四肢、内反射、外傷後の欠陥および/または手の手術を治療するために、整形外科臨床用途で使用される。別の例として、本明細書に記載されたデバイスおよびシステムの1つまたは複数の部分は、頭蓋骨癒合症、口蓋裂、レッサー−コリンズ症候群、片側顔面委縮症、ピエールロビン症候群、ラーセン症候群、フリーマン−シェルドン症候群、頭蓋骨欠損、顔面骨欠損、閉塞性睡眠時無呼吸および/または無鼻症を治療するために、頭蓋臨床分野において使用される。
この態様では、一実施態様では、本明細書に記載の例示的なシステムおよびデバイスの部品は、例えば、脊柱側弯症の治療のためのロッドおよびロッドホルダーとして構成される。また、その部品は、他の病気、傷害、外傷、または疾患の治療のための他の構造、または、プレートおよびプレートホルダーとして構成されてもよい。例えば、2つの骨プレートを、位置決めし、上述したような1つまたは複数の磁石ベースのねじ(例えば、図3の302および図17〜20の1706)によって(例えば、部分的に重なる関係で)結合することができる。別の例として、部材ホルダーと嵌合する1つまたは複数の部材は、特定の治療において使用されるように構成されている。その結果、部材は、効果的な治療を行うために、骨に効果的に係合する(例えば、骨と適切に係合するような形状およびサイズにされる)。
用語「例(exemplary)」は、本明細書で、実施例、例または図示のための意味で使用される。ここで「例(exemplary)」として記載されるいずれの目的または設計は、他の目的または設計より優れる利益として解釈される必要はない。むしろ、用語「例(exemplary)」の使用は、具体的な方法で本発明の概念を意図している。この出願で使用されるように、用語「または」は、「または」を除外するよりもむしろ「または」を含む意味を意図している。すなわち、特別の定めがない限り、または、内容から明らかでない限り、「XがAまたはBを使用する」とは、通常の両立的な順列のいずれかを意味することを意図している。すなわち、XがAを使用し、XがBを使用し、またはXがAとBとの両方を使用すると、「XがAまたはBを使用する」とは、前記例のいずれかを満足する。また、AとBの少なくとも一方等は、一般的に、A、B、またはAとBとの両方を意味する。加えて、本願と添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「a」と「an」は、特別の定めがない限り、または、単数形で規定される内容から明らかでない限り、一般的に、「1または2以上」の意味に解釈される。
本発明を構造的特徴および/または方法論的行為に特有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲に記載される発明は、上述された特別な特徴または行為に必ずしも限定されないと理解されるべきである。むしろ、上述された特別な特徴および行為は、特許請求の範囲の発明を実施する実施例として記載されている。もちろん、当業者は、特許請求の範囲に係る発明の範囲または意図から離れることなく、多くの変形例がこの構成に対して作られると認識する。
また、本発明は、1または2以上の実施例に対して示され、説明されたが、対応する変更例および変形例が本明細書と添付図面を見て理解する当業者に理解される。本発明は、そのようなすべての変更例および変形例を含み、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。上述された部品(例えば、エレメント、リソースなど)によって実行される種々の機能に関し、ここに記載された本発明の典型例の機能を実行する、開示された構造に構造的に対応していないとしても、そのような部品を説明するために使用される用語は、特別な意図がない限り、説明された部品(例えば、機能的に相当する物)の特別な機能を実行するいずれの部品にも対応する意図である。
加えて、本発明の特別な特徴がいくつかの実施例の一つのみに対して説明されたが、そのような特徴は、それが望まれ、与えられた用途または特定の用途のために有利であるので、他の実施例の1または2以上の他の特徴と組み合わされてもよい。さらに、用語「含む(includes)」、「有する(having)」、「有する(has)」、「有する(with)」またはそれらの変化例が詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかに使用される範囲で、そのような用語は、用語「含む(comprising)」に類似する態様を含む意図である。
実施例が上述された。上記方法および装置は本発明の一般的な範囲から逸脱しない範囲内で変更および修正を加えてもよいということは、当業者に自明である。そのような変更や修正が添付の特許請求の範囲またはその相当物内である限りにおいて、それらの全て変更や修正含むように意図されている。

Claims (34)

  1. 第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部で第1のロッドと嵌合するように構成されたロッドホルダーと、
    前記ロッドホルダーに配置され、前記第1のロッドと動作可能に嵌合するように構成されている磁気駆動部品と、を含み、
    前記第1のロッドは、第1の骨と係合するように構成され、
    前記磁気駆動部品は、所望の磁場にさらされたとき、前記磁気駆動部品にトルクを付与するように構成されている駆動磁気部品を含むことを特徴とする非侵襲的臨床治療用システム。
  2. 前記磁気駆動部品は、前記磁気駆動部品の内面に動作可能に結合され、前記駆動磁気部品に嵌合するように構成された磁性嵌合部品を含み、
    前記磁性嵌合部品と嵌合される前記駆動磁気部品へのトルクの付与は、前記磁気駆動部品に付与されたトルクをもたらす請求項1に記載のシステム。
  3. 前記駆動磁気部品は、前記磁気駆動部品が所望の回転抵抗に直面したとき、前記磁性嵌合部品から外れると、前記所望の磁場にさらされたとき、前記磁性嵌合部品を再嵌合するように構成されている請求項2に記載のシステム。
  4. 前記磁性嵌合部品と前記駆動磁気部品との前記再嵌合は、回転ハンマリング力を前記磁気駆動部品に付与する請求項3に記載のシステム。
  5. 前記磁気駆動部品は、前記磁気駆動部品の外面上に配置された第1のねじ山を含む請求項1に記載のシステム。
  6. 前記第1のねじ山と螺合するように構成された第2のねじ山を含み、
    前記第2のねじ山は、前記ロッドホルダーの内面、および、少なくとも前記第1のロッドと動作可能に嵌合された駆動嵌合部品の一方の上に配置されている請求項5に記載のシステム。
  7. 前記第1のロッドは、回転嵌合で前記磁気駆動部品と動作可能に結合するように構成された第1の端部を含む請求項1に記載のシステム。
  8. 前記磁気駆動部品は、貫通開口を含む円筒状の形状を含み、回転嵌合で前記第1のロッドの前記第1の端部と動作可能に連結するように構成されている請求項7に記載のシステム。
  9. 前記磁気駆動部品は、回転嵌合で前記第1のロッドの前記第1の端部に配置されたロッドハブと動作可能に結合するように構成されている請求項7に記載のシステム。
  10. 前記第1のロッドの前記第1の端部と動作可能に嵌合する駆動嵌合部品を含み、
    前記駆動嵌合部品は、前記磁気駆動部品上に配置された第1のねじ山と螺合するように構成された第2のねじ山を含み、トルクが前記磁気駆動部品に付与されたとき、前記ロッドホルダーに対して前記第1のロッドを長手方向に移動させるように構成されている請求項7に記載のシステム。
  11. 前記ロッドホルダーは、前記第1の端部を含む第1のスリーブと、前記第2の端部を含む第2のスリーブとを含み、
    前記第1のロッドは、前記第1のスリーブに動作可能に結合され、
    第2のロッドは、前記第2のスリーブと動作可能に結合され、
    前記第1のスリーブは、第2のスリーブと摺動可能に嵌合されている請求項1に記載のシステム。
  12. 前記磁気駆動部品は、
    前記外面に配置された第1のねじ山を含む第1の駆動端部と、
    前記外面に配置された第3のねじ山を含む第2の駆動端部と、を含み、
    前記第1のネジ山は、前記第1のスリーブに動作可能に嵌合された第1の駆動嵌合部品上に配置された第2のねじ山と螺合するように構成され、
    前記第3のネジ山は、前記第2のスリーブに動作可能に嵌合された第2の駆動嵌合部品上に配置された第4のねじ山と螺合するように構成されている請求項11に記載のシステム。
  13. 前記磁気駆動部品の回転は、第1の直線方向への前記第1のスリーブの長手方向の移動と、第2の直線方向への前記第2のスリーブの長手方向の移動とをもたらす請求項12に記載のシステム。
  14. 前記磁気駆動部品は、前記ロッドホルダーの第1の部分に配置され、前記ロッドホルダーの第2の部分と螺合する移動ロッドと固定的に嵌合されている請求項1に記載のシステム。
  15. 1または複数の部材と選択的に嵌合するように構成された部材ホルダーと、
    前記部材ホルダーと動作可能に連結され、前記部材ホルダーの中心軸に沿って長手方向に移動するように構成され、第1の骨と係合するように構成された第1の部材と、
    前記部材ホルダーの一部に配置された磁気駆動部品と、を含み、
    前記磁気駆動部品は、所望の磁場にさらされたとき、前記第1の部材と嵌合することによって、回転移動を直線的な移動に変換するように構成され、それにより、前記ロッドホルダーの前記中心軸に沿って前記長手方向に移動する前記第1の部材の少なくとも一部分をもたらすことを特徴とする非侵襲的な医療処置用のデバイス。
  16. 前記磁気駆動部品は、第2の延長部に対して反対の嵌合部品に配置された第1の延長部を含み、
    前記第2の延長部は、駆動磁石と固定的に嵌合された磁性環状部品上に配置され、
    前記駆動磁石は、前記所望の磁場にさらされたとき、回転移動するように構成されている請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記駆動磁石の回転によって前記磁性環状部品に付与されるトルクは、
    前記第2の延長部が前記第1の延長部と嵌合したとき、前記磁気駆動部品へのトルクの付与と、
    前記磁気駆動部品が回転抵抗に直面したとき、前記第1の延長部から外れると、回転ハンマリング力を有する前記第1の延長部と再嵌合する前記第2の延長部と、の1または複数をもたらす請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記磁気駆動部品は、
    前記磁気駆動部品の前記外面上に配置された第1のねじ山と、
    前記第1のねじ山と螺合するように構成された第2のねじ山と、の1または複数を含み、
    前記第2のネジ山は、
    前記部材ホルダーの内面と、
    第1の部材の少なくとも一部と動作可能に嵌合する駆動嵌合部品と、の一方の上に配置されている請求項15に記載のデバイス。
  19. 前記第1の部材は、回転嵌合で前記磁気駆動部品と動作可能に結合するように構成された第1の端部を含む請求項15に記載のデバイス。
  20. 前記磁気駆動部品は、貫通開口を含む円筒状の形状を含み、回転嵌合で前記第1の部材の前記第1の端部と動作可能に連結するように構成されている請求項19に記載のデバイス。
  21. 前記磁気駆動部品は、回転嵌合で前記第1の部材の前記第1の端部に配置されたロッドハブと動作可能に結合するように構成されている請求項19に記載のデバイス。
  22. 前記第1の部材の前記第1の端部と動作可能に嵌合する駆動嵌合部品を含み、
    前記駆動嵌合部品は、前記磁気駆動部品上に配置された第1のねじ山と螺合するように構成された第2のねじ山を含み、トルクが前記磁気駆動部品に付与されたとき、前記部材ホルダーに対して前記第1の部材を長手方向に移動させるように構成されている請求項19に記載のデバイス。
  23. 前記部材ホルダーは、前記第1の部材の少なくとも一部と動作可能に結合された第1のスリーブと、第2の部材の少なくとも一部と動作可能に結合された第2のスリーブとを含み、
    前記第1のスリーブは、第2のスリーブと摺動可能に嵌合されている請求項15に記載のデバイス。
  24. 前記磁気駆動部品は、
    前記外面に配置された第1のねじ山を含む第1の端部と、
    前記外面に配置された第3のねじ山を含む第2の端部と、を含み、
    前記第1のネジ山は、前記第1のスリーブに動作可能に嵌合された第1の駆動嵌合部品上に配置された第2のねじ山と螺合するように構成され、
    前記第3のネジ山は、前記第2のスリーブに動作可能に嵌合された第2の駆動嵌合部品上に配置された第4のねじ山と螺合するように構成されている請求項23に記載のシステム。
  25. 前記磁気駆動部品の回転は、第1の直線方向への前記第1のスリーブの長手方向の移動と、第2の直線方向への前記第2のスリーブの長手方向の移動とをもたらす請求項24に記載のシステム。
  26. 前記磁気駆動部品は、前記部材ホルダーの第1の部分に配置され、前記部材ホルダーの第2の部分と螺合する移動ロッドと固定的に嵌合されている請求項15に記載のシステム。
  27. 第1の部材と選択的に嵌合するように構成された部材ホルダーの第1の端部と前記第1の部材の少なくとも一部を嵌合させる工程と、
    磁気駆動部品の回転移動が付与されたトルクに起因するとき、前記第1の部材と動作可能に嵌合するように構成された配置で、前記部材ホルダーの一部に前記磁気駆動部品を配置する工程とを含み、
    前記磁気駆動部品は、所望の磁場にさらされたとき、前記磁気駆動部品に前記トルクを付与するように構成された駆動磁気部品を含むことを特徴とする非侵襲的処置デバイスを作製する方法。
  28. 前記所望の磁場を生成するために磁場発生部品を使用する工程を含み、
    前記磁場発生部品は、
    1または複数の作動磁石と、
    前記1または複数の作動磁石と動作可能に結合された軸と、の1または複数を含み、
    前記軸は、前記1または複数の作動磁石を、前記所望の磁場を発生させるために磁気回転軸の周りを回転させるように構成されている請求項27に記載の方法。
  29. 骨部分と係合するように構成された骨係合部材と、
    前記骨係合部材に螺合するねじ要素と、
    駆動磁気部品と、前記ねじ要素と動作可能に結合された磁性嵌合部品とを含む磁気駆動アッセンブリと、
    作動磁石を含み、所望の磁場を生成するように構成された磁場発生部品と、を含み、
    前記駆動磁気部品は、前記所望の磁場にさらされたとき、前記磁性嵌合部品にトルクを付与するために前記磁性嵌合部品と嵌合するように構成され、
    前記駆動磁気部品および前記磁性嵌合部品は、前記所望の磁場にさらされ、所望の抵抗に直面したとき、前記駆動磁気部品が前記磁性嵌合部品から外れ、再嵌合することができるよう構成され、
    前記磁性嵌合部品と前記駆動磁気部品との再嵌合は、前記磁性嵌合部品にハンマリング力を付与し、
    前記磁場発生部品は、前記ねじ要素に付与される力と、前記ねじ要素と前記骨係合部材との間の相対運動とにしたがって、磁場の生成を制御することを特徴とする非侵襲的臨床治療用システム。
  30. 前記磁場発生部品は、前記ねじ要素と前記骨係合部材との間の相対運動の割合に従って、前記所望の磁場を制御するように構成されている請求項29に記載のシステム。
  31. 前記ねじ要素に加えられる力と、
    前記ねじ要素と前記骨係合部材との間の相対運動と、の少なくとも一方に機能的に関連した値を測定するように構成された測定デバイスを含み、
    前記磁場発生部品は、前記測定された値に基づいて、少なくとも一部で、前記所望の磁場を制御するように構成されている請求項29に記載のシステム。
  32. 第1の骨部分に係合するように構成された第1の部材と、
    第2の骨部分に係合するように構成された第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に動作可能に配置されたねじ要素と、
    駆動磁気部品と、前記ねじ要素と動作可能に結合された磁性嵌合部品とを含む磁気駆動アッセンブリと、
    作動磁石を含み、所望の磁場を生成するように構成された磁場発生部品と、を含み、
    前記ねじ要素は、前記ねじ要素の回転が前記ねじ要素と前記第1の部材との間の相対運動をもたらすように、前記第1の部材に螺合し、
    前記ねじ要素は、前記ねじ要素と前記第1の部材との間の相対運動が、前記第1の部材と前記第2の部材との間の相対運動をもたらすように、前記第2の部材と動作可能に結合され、
    前記駆動磁気部品は、前記所望の磁場にさらされたとき、前記磁性嵌合部品にトルクを付与するために前記磁性嵌合部品と嵌合するように構成され、
    前記駆動磁気部品および前記磁性嵌合部品は、前記所望の磁場にさらされ、前記ねじ要素を回転させる所望の抵抗に直面したとき、前記駆動磁気部品が前記磁性嵌合部品から外れ、再嵌合することができるよう構成され、
    前記磁性嵌合部品と前記駆動磁気部品との再嵌合は、前記磁性嵌合部品にハンマリング力を付与し、
    前記磁場発生部品は、前記ねじ要素に付与される力と、前記第1の部材と前記第2の部材との間の相対運動とに応じて、磁場の生成を制御することを特徴とする非侵襲的臨床治療用システム。
  33. 前記磁場発生部品は、前記第1の部材と前記第2の部材との間の相対運動の割合に従って、前記所望の磁場を制御するように構成されている請求項32に記載のシステム。
  34. 前記ねじ要素に加えられる力と、前記ねじ要素および前記第1の部材の間の相対運動との少なくとも一方に機能的に関連した値を測定するように構成された測定デバイスを含み、
    前記磁場発生部品は、前記測定された値に基づいて、少なくとも一部で、前記所望の磁場を制御するように構成されている請求項32に記載のシステム。
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