JP2017515324A - 無線apのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスおよびシステム - Google Patents

無線apのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスおよびシステム Download PDF

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Abstract

本発明の複数の実施形態は、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する段階と、無線APによって、受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする段階と、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APによって、送信チャネルを有効にする段階と、を備える、無線APのためのエネルギー節約方法を開示する。本発明の複数の実施形態は、無線APのためのウェイクアップ方法および複数の関連デバイスをさらに開示する。本発明を用いることによって、無線APの電力消費量は効果的に低減可能である。

Description

本発明は、通信分野に関し、具体的には、無線APのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスおよびシステムに関する。
無線AP(Access Point,AP)は、無線ネットワークのアクセスポイントであり、ルーティング、切り替え、並びにアクセスおよびピュアアクセスポイントデバイスを統合する複数のデバイスを主に含む。統合されたデバイスは、アクセスおよびルーティング動作を実行し、ピュアアクセスポイントデバイスは無線クライアントのアクセスのみを担う。ピュアアクセスポイントデバイスは概して、無線ネットワークの拡張として使用され、無線カバレッジを増大させるべく、別のAPまたはメインAPに接続され、統合されたデバイスは概して無線ネットワークのコアである。
無線APは、アクセスポイントであり、そこを介して無線デバイス(携帯電話等のモバイルデバイスまたはノートブックコンピュータ等の無線デバイス)を使用するユーザは、有線ネットワークにアクセスし、無線APはブロードバンドネットワークが設置された自宅、ビル、スクールキャンパス、および公園並びにウェアハウスおよび工場等の無線モニタリングが必要な場所で主に使用される。カバレッジの通常の距離は、数十メートルから数百メートルである。無線APは長距離送信にも使用され得、現在、最大距離は約30kmに及ぶ可能性があり、主な技術はIEEE802.11シリーズである。多くの無線APはまた、アクセスポイントクライアントモード(APクライアント)を有し、ネットワークのカバレッジを拡張すべく、別のAPに無線接続され得る。
ステーションのバッテリ容量の制約が原因で、先行技術においては、Stationに対しエネルギー節約手段が通常取られ、その結果、Stationのサービス時間を延長している。しかしながら、無線APについては、エネルギー節約のための解決手段が存在していない。
本発明の複数の実施形態は、無線APのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスを提供し、その結果、無線APの電力消費量を効果的に低減し、無線APのサービス時間を延長する。
第1の態様によると、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する段階と、上記無線APによって、上記受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする段階と、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を備える、無線APのためのエネルギー節約方法が提供される。
第1の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、上記無線APが、上記受信チャネルを介して、Probe Requestを検出する場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階を含む。
第1の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を含む。
第1の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する上記段階の前に、上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第1の態様および第1の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、無線アクセスポイントAPがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する上記段階の前に、上記事前設定された時間閾値を構成する段階をさらに備え、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第2の態様によると、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、パワーアップ命令をスニファ装置に送信する段階と、上記無線APによって、電力を切断する段階と、を備え、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APのためのエネルギー節約方法が提供される。
第2の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記無線APによって、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記無線APによって、電力を切断する上記段階を実行する段階を含む。
第3の態様によると、本発明の一実施形態は、スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する段階と、上記スニファ装置によって、Probe Requestをリッスンする段階と、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を備える、無線APのためのウェイクアップ方法を提供する。
第3の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階を含む。
第3の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を含む。
第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階の前に、当該方法は、上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第4の態様によると、本発明の一実施形態は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成された無効化モジュールと、上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成された第1のリスニングモジュールと、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化モジュールと、を備える、無線APを提供する。
第4の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記有効化モジュールは、Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成されている。
第4の態様に関し、第2の可能な実装方式において、上記有効化モジュールは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された取得ユニットと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化ユニットと、を含む。
第4の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記無線APは、上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第1の構成モジュールをさらに備え、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第4の態様または第4の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、上記無線APは、上記事前設定された時間閾値を構成するよう構成された時間閾値構成モジュールをさらに備え、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第5の態様によると、本発明は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成された命令モジュールと、電力を切断するよう構成された電源オフモジュールと、を備え、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APを提供する。
第5の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記無線APは、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するように構成された判断モジュールをさらに備える。
第6の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始するよう構成された受信モジュールと、Probe Requestをリッスンするよう構成された第2のリスニングモジュールと、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップモジュールと、を備える、スニファ装置を提供する。
第6の態様に関し、第1の可能な実装方式において、Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断する。
第6の態様に関し、第2の可能な実装方式において、上記パワーアップモジュールは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された検出ユニットと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップユニットと、を含む。
第6の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記スニファ装置は、上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第2の構成モジュールをさらに備え、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第7の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、
上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持すること、上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンすること、およびリッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にすること、を実行するよう構成されている、無線APを提供する。
第7の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にすることを含む。
第7の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にすることと、を含む。
第7の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第7の態様または第7の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記事前設定された時間閾値を構成するようさらに構成されており、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第8の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていないが事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、および電力を切断すること、を実行するよう構成されており、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APを提供する。
第8の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている。
第9の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備えるスニファ装置であって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、Probe Requestをリッスンすること、およびリッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、を実行するよう構成されている、スニファ装置を提供する。
第9の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することを含む。
第9の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む。
第9の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第10の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APと、Stationと、を備える通信システムであって、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルが無効にされ、受信チャネルのみが保持され、上記無線APは、上記受信チャネルを介して、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APは上記送信チャネルを有効にする、通信システムを提供する。
第11の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APと、スニファ装置と、Stationと、を備える通信システムであって、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APはパワーアップ命令を上記スニファ装置に送信し、上記無線APは電力を切断し、上記スニファ装置は、上記無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始し、上記スニファ装置は、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が、上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する、通信システムを提供する。
本発明の複数の実施形態に係る実装は、以下の複数の有益な効果を有する。
無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、受信チャネルのみが保持され、無線APはスリープ状態に入る。無線APは、受信チャネルを介し、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすことを判断し、送信チャネルは有効にされ、無線APは標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
本発明の複数の実施形態または先行技術における技術的解決手段をより明確に記載すべく、以下に実施形態の記載に必要な添付図面を簡単に紹介する。以下の詳細な説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎないことは明らかであり、当業者であれば、創造的な取り組みなしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出すであろう。本発明の複数の実施形態または先行技術における技術的な解決手段をより明確に記載すべく、以下に当該実施形態の記載に必要な添付図面を簡単に紹介する。以下の詳細な説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎないことは明らかであり、当業者であれば、創造的な取り組みなしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出すであろう。
本発明の第1の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第2の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第3の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第4の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第5の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第1の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第2の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第3の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第1の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第2の実施形態による、無線APの概略構造図である。
図10中の有効化モジュールの概略構造図である。
本発明の第3の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第4の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第5の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第6の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第1の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
本発明の第2の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
図17中のパワーアップモジュールの概略構造図である。
本発明の第3の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による、通信システムのやり取りの概略図である。
本発明の一実施形態による、別の通信システムのやり取りの概略図である。
以下では、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決手段が、本発明の複数の実施形態における添付図面に関連し、明確かつ完全に説明される。記載される複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態のうちすべてではなく、一部にすぎないことは明らかである。当業者が創造的な取り組みなしに本発明の複数の実施形態に基づき、得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属することとなる。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S101。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクを送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出された場合、時間を測定するためのタイマがオンにされる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値を超える場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。この場合、無線APはスリープ状態に入り、受信チャネルのみが動作中である。無線APは、無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、無線APの送信チャネルの標準の動作を維持するための電気量は供給される必要がなく、従って、無線APの電力消費量は効果的に低減可能である。
無線APがパワーアップ処理を完了したばかりの場合、無線APのパワーアップの完了時にタイマが開始されることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値を超えることが検出される場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されておらず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、現在の時間ポイント10:36:00が記録され、タイマが同時にオンにされる。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が5分の時間閾値を超える場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
S102。無線APは受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S103。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする。
具体的には、無線APがスリープ状態から標準状態へと切り替わることを可能にすべく、無線APは、S102におけるリッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすかどうかを判断する。はいの場合、無線APは送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が有効にされた状態であり、無線APはアップリンク方向およびダウンリンク方向において端末と標準で通信可能である。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持することが理解できる。この場合、無線APはスリープ状態に入る。無線APが受信チャネルを介して、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすと判断する場合、送信チャネルが有効にされ、無線APは標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
図2を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S201。事前設定された時間閾値を構成する。
具体的には、無線APが事前設定された時間閾値を構成し、当該時間閾値は、無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍である。例えば、無線APのBeacon送信時間間隔が50msであり、構成された時間閾値は、当該時間間隔の100倍であり、すなわち構成された時間閾値は50sである。必要に応じて、特定の整数倍が設定される必要があり、それは本発明において限定はされない。
S202。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいかどうかを検出する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成し、通信接続を確立すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。通信接続が、カバレッジ内の無線APおよびStation間に確立される場合、無線APは、関連リストに、通信接続の確立先のStationを追加してよく、無線APは、関連リストをクエリすることによって、Stationが関連付けられているかどうかを判断してよい。
パケットが送信チャネルまたは受信チャネルで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出される場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APはいかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマをオンにすることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APがパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線Aはタイマを開始させ、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションが関連付けられていない間の時間が事前設定された5分の時間閾値を超える場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
本発明のこの実施形態において、無線APがStationに関連付けられておらず、パケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信していないという両方の条件を満たす間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、それは無線APのカバレッジ内のStationは通信の必要性がないことを示す。この場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、それによって、カバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
S203。無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、無線APの受信チャネルのみを保持し、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中であり、無線APは無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、従って、無線APの電力消費量は効果的に低減可能である。
S204。無線APは受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S205。無線APがProbe Requestを検出するかどうか。
具体的には、無線APがカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、当該Stationは無線APと標準の通信を開始する必要があることを示しており、S206が実行され、そうでない場合、S204が実行される。
S206。無線APは、無線APの送信チャネルを有効にする。
具体的には、無線APが検出されるProbe Requestのアクティベーション条件を満たす場合、無線APは、無線APの送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にある。
例えば、パブリックな場所に配備される無線APの場合、無線APによってサービス提供されることになるステーションは限定されず、無線APはカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestに応答する必要がある。ひとたび、任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出すると、無線APは直ちに、無線APの送信チャネルを有効にし、現在のスリープ状態から標準状態に切り替わる。
オプションとして、Probe Requestの検出時、無線APは、検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APは、無線APの送信チャネルを有効にし、そうでない場合、無線APはProbe Requestの検出を続行する。このように、無線APは高い信号強度を有するStationにのみ通信サービスを提供する結果、Stationに所望のサービスの品質を提供する。
この実施形態において、上記処理を完了するためには、無線APのソフトウェアのみが変更される必要があり、無線APのハードウェアは変更される必要がない。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中である。このようにして、無線APの電力消費量は約50%低減可能である。また、無線APは、標準状態に入るべく、受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンすることによって、送信チャネルが有効かどうかを判断し、無線APは高速な応答速度でスリープ状態から標準状態に切り替わり、それによって、無線APのカバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
図3を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S301。承認されたデバイス情報を構成する。ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
具体的には、無線APは、承認されたデバイス情報を用いて構成され、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含み、MACアドレスの一覧は、一意および変更不能という複数の特徴を有し、無線APはMACアドレスの一覧を使用することによってStationに対し、ウェイクアップ権限制御を実行してよい。
例えば、承認されたデバイス情報内に含まれるMACアドレスの一覧が、05−16−DC−59−C2−34、50−61−CD−59−2C−43、および06−26−DC−69−C3−44の場合、一覧の3つのMACアドレスに対応する複数のStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S302。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいかどうかを検出する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成し、通信接続を確立すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。通信接続が、カバレッジ内の無線APおよびStation間に確立される場合、無線APは、関連リストに、通信接続の確立先のStationを追加してよく、無線APは、関連リストをクエリすることによって、Stationが関連付けられているかどうかを判断してよい。
パケットが送信チャネルまたは受信チャネルで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出される場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APはいかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、Stationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させ、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションが関連付けられていない間の時間が事前設定された5分の時間閾値を超える場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
本発明のこの実施形態において、無線APがStationに関連付けられておらず、パケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信していないという両方の条件を満たす間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、それは無線APのカバレッジ内のStationは通信の必要性がないことを示す。この場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、それによって、カバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
S303。無線APは、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、無線APの受信チャネルのみを保持する。この場合、無線APはスリープ状態に入り、無線APの受信チャネルのみが実行中である。無線APは無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、これによって、無線APの電力消費量は効果的に低減される。
S304。無線APは受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S305。無線APがProbe Requestを検出するかどうか。
具体的には、無線APがカバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、当該Stationは無線APと標準の通信を開始する必要があることを示しており、S306が実行され、そうでない場合、S304が実行される。
S306。検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。
具体的には、無線APは、検出されるProbe RequestのRSSI値を取得する。RSSI値は、Probe Requestの信号強度を示す。より大きいRSSI値は、より高い信号強度を示し、より小さいRSSI値は、より低い信号強度を示す。
S307。信号強度が事前設定された強度閾値より大きいかどうか。
具体的には、無線APが、検出されるProbe Requestの信号強度が、事前設定された強度閾値より大きいと判断する場合、S309が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S308。検出されるProbe RequestのMACアドレスを取得する。
具体的には、Stationによって送信されるProbe Requestは、Probe RequestのMACアドレスを搬送し、Probe Requestを受信した後、無線APは、Probe RequestからProbe Requestを送信するStationのMACアドレスを抽出する。
S309。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内にあるかどうか。
具体的には、無線APは、抽出されたMACアドレスがS301において、事前設定された、承認されたデバイス情報内にあるかどうかを判断し、はいの場合、S310が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APによって抽出された、受信されるProbe Request内のMACアドレスの一覧が05−16−DC−59−C2−34であり、そのMACアドレスの一覧はS101において構成された承認されたデバイス情報内に存在し、それは、MACアドレスの一覧に対応するStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S311。無線APは、送信チャネルを有効にする。
具体的には、検出されるProbe Requestの信号強度が事前設定された強度閾値より大きく、MACアドレスの一覧が、事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するというアクティベーション条件を満たす場合、無線APは無線APの送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にあり、無線APはカバレッジ内のStationと標準で通信可能である。
例えば、プライベートな場所に配備される無線APの場合、無線APはカバレッジ内のStationによるウェイクアップを制限する。受信されるProbe Requestの信号強度が、事前設定された強度閾値より大きく、Probe Requestを送信するStationがウェイクアップ権限を有することを検出する場合、無線APは直ちに無線APの送信チャネルを有効にし、無線APは現在のスリープ状態から標準状態へ切り替わる。このようにして、無線APはStationに高品質な通信サービスを提供可能であり、ウェイクアップ権限を有さないStationによって誤ってウェイクアップされるのを回避可能である。
本発明のいくつかの実施形態において、Stationがサービス品質に対する高い要求を有さないシナリオでは、無線APはProbe Requestの信号強度を判断する必要はなく、Probe RequestのMACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するかどうかを判断する必要があるのみで、はいの場合、無線APは無線APの送信チャネルを有効にする。
この実施形態において、上記処理を完了するためには、無線APのソフトウェアのみが変更される必要があり、無線APのハードウェアは変更される必要がない。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中である。このようにして、無線APの電力消費量は約50%低減可能である。また、無線APは、標準状態に入るべく、受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンすることによって、送信チャネルが有効かどうかを判断し、無線APは高速な応答速度でスリープ状態から標準状態に切り替わり、それによって、無線APのカバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
図4を参照すると、本発明の第4の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S401。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、いかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップを開始するよう命令すべく、スニファ装置にパワーアップ命令を送信する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されておらず、ステーションStationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマをオンにし、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。タイマの記録時間が、事前設定された5分の時間閾値を超える場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、スニファ装置はパワーアップ命令を受信し、スニファ装置は電源に接続され、パワーアップを開始する。
S402。無線APは電力を切断する。
具体的には、スニファ装置にパワーアップを開始するよう命令した後、無線APは電力を切断する。この場合、無線APは電源オフ状態にあり、無線APは電力を一切消費せず、スニファ装置のみが電力を消費し、その結果、無線APの電力消費量は効果的に低減されてよい。
スニファ装置は無線AP内に位置付けられてよく、無線APに統合されてよく、または無線APとは別個の独立したコンポーネントであってよいことに留意されたい。好ましくは、動作時の電力消費量がさらに低減可能となるよう、低電力消費要素がスニファ装置において使用されてよい。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断することが理解できる。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
図5を参照すると、本発明の第5の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S501。無線APは、事前設定された時間閾値を構成する。
具体的には、無線APは事前設定された時間閾値を構成し、当該時間閾値は、無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍である。例えば、無線APのBeacon送信時間間隔が50msの場合、構成された時間閾値は、当該時間間隔の100倍であり、すなわち、構成された時間閾値は50sである。必要に応じて、特定の整数倍が設定される必要があり、それは本発明において限定はされない。
S502。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、いかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップを開始するよう命令すべく、スニファ装置にパワーアップ命令を送信する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマをオンにし、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。タイマの記録時間が、事前設定された5分の時間閾値を超える場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、スニファ装置はパワーアップ命令を受信し、スニファ装置は電源に接続され、パワーアップを開始する。
S503。無線APが、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージを受信するかどうか。
具体的には、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップする。パワーアップ後、スニファ装置は、無線APに対し、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを示す確認メッセージを送信する。無線APは、確認メッセージが受信されたかどうかを判断し、はいの場合、S504が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S504。無線APは電力を切断する。
具体的には、確認メッセージを受信した後、無線APは、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを判断する。この場合、無線APは無線APの電力を切断し、無線APは電源オフ状態にあり、無線APは電力を一切消費せず、スニファ装置のみが電力を消費し、その結果、電力消費量は効果的に低減されてよい。
スニファ装置は無線AP内に位置付けられてよく、無線APに統合されてよく、または無線APとは別個の独立したコンポーネントであってよいことに留意されたい。好ましくは、動作時の電力消費量がさらに低減可能となるよう、低電力消費要素がスニファ装置において使用されてよい。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断することが理解できる。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
図6を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S601。スニファ装置が、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
具体的には、パワーアップ命令が受信される前、スニファ装置は電源オフ状態にあり、電力を消費していない。無線APは、パワーアップ命令をスニファ装置に送信し、スニファ装置の電源スイッチを駆動して、有効状態から無効状態に切り替える。このようにして、スニファ装置はパワーアップ可能である。例えば、スニファ装置の電源スイッチは、リレーによって実装されてよい。スニファ装置がパワーアップ命令を受信した後、標準では有効なリレーのコンタクトが無効にされ、その結果、スニファ装置がパワーアップを開始する。
S601。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S602。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、スニファ装置が無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置は、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすかどうかを判断し、はいの場合、スニファ装置は無線APにパルス信号を送信し、無線APの電源スイッチを駆動して、有効にされた状態から無効にされた状態に切り替える。このように、無線APはパワーアップされる。無線APがパワーアップされた後、無線APは、カバレッジ内のStationに関連付けられた後、標準の通信を実行可能である。スニファ装置が無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。この場合、スニファ装置は電源オフ状態にあり、もはや電力を消費しなくなる。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップを開始する。スニファ装置によってリッスンされることにより取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APはパワーアップするよう命令され、その結果、無線APはカバレッジ内のStationと通信し、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。このように、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信ニーズは影響を受けない。
図7を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S701。スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
具体的には、パワーアップ命令を受信する前、スニファ装置は電源オフ状態にあり、電力を消費していない。無線APは、パワーアップ命令をスニファ装置に送信し、スニファ装置の電源スイッチを駆動して、有効状態から無効状態に切り替える。このようにして、スニファ装置はパワーアップ可能である。例えば、スニファ装置の電源スイッチは、リレーによって実装されてよい。スニファ装置がパワーアップ命令を受信した後、標準では有効なリレーのコンタクトが無効にされ、その結果、スニファ装置がパワーアップを開始する。
S702。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S702。スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置が任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、Stationが無線APとの標準の通信を開始する必要があることを示す。検出されるProbe Requestのアクティベーション条件が満たされると判断される場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップを命令する。無線APがパワーアップされた後、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方は標準の動作状態にあり、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。
例えば、パブリックな場所に配備される無線APの場合、無線APによってサービス提供されことになるStationは限定されず、無線APはカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestに応答する必要がある。任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出した後、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。無線APがパワーアップされた後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、このようにして、無線APは現在の電源オフ状態から標準状態に切り替わる。
オプションとして、スニファ装置はProbe Requestを検出し、検出されるProbe Requestの信号強度を取得し、信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APにパワーアップするよう命令した後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、そうでない場合、スニファ装置はProbe Requestの検出を続行する。このように、無線APは高い信号強度を有するStationにのみ通信サービスを提供する結果、Stationに所望のサービスの品質を提供する。
図8を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S801。承認されたデバイス情報を構成する。ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
具体的には、承認されたデバイス情報がスニファ装置において構成され、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップする権限を有するステーションのMACアドレスの一覧を含み、MACアドレスの一覧は、一意および変更不能という複数の特徴を有し、スニファ装置は、MACアドレスの一覧を使用することによって無線APに対し、ウェイクアップ制御を実行してよい。
例えば、承認されたデバイス情報内に含まれるMACアドレスの一覧が05−16−DC−59−C2−34、50−61−CD−59−2C−43、および06−26−DC−69−C3−44の場合、一覧の3つのMACアドレスに対応する複数のStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S802。スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
S803。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S804。スニファ装置がProbe Requestを検出するかどうか。はいの場合、S508が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S805。検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。
S806。信号強度が事前設定された強度閾値より大きいかどうか。
S807。検出されるProbe RequestのMACアドレスを取得する。
S808。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するかどうか。
S809。スニファ装置が無線APに対し、パワーアップを命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置が、検出されるProbe Requestの信号強度が事前設定された強度閾値より大きく、MACアドレスの一覧が、事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するというアクティベーション条件を満たす場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。無線APがパワーアップされた後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にある。
例えば、プライベートな場所に配備される無線APの場合、無線APはカバレッジ内のStationによるウェイクアップを制限する。受信されるProbe Requestの信号強度が十分強く、Probe Requestを送信するStationがウェイクアップ権限を有することが検出される場合、スニファ装置は直ちに無線APに対し、パワーアップするよう命令し、次に、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、無線APは現在の電源オフ状態から標準状態に切り替わり、無線APはStationに高品質な通信サービスを提供し、ウェイクアップ権限を有さないStationによって誤ってウェイクアップされるのを回避する。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップを開始する。スニファ装置によってリッスンされることにより取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APはパワーアップするよう命令され、その結果、無線APはカバレッジ内のStationと通信し、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。このように、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信ニーズは影響を受けない。
図9を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線APは、無効化モジュール10、第1のリスニングモジュール11、および有効化モジュール12を含む。
無効化モジュール10はパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成される。
無効化モジュール10はパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成される。
第1のリスニングモジュール11は、受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成される。
有効化モジュール12はリッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図1の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によりもたらされる複数の技術的効果も、図1の方法の実施形態のそれと同一である。具体的な処理については、図1の方法の実施形態に関する記載を参照することとし、本明細書に再度記載しない。
図10および図11を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無効化モジュール10、第1のリスニングモジュール11、および有効化モジュール12を含むことに加え、無線APは第1の構成モジュール13および時間閾値構成モジュール14をさらに含む。
第1の構成モジュール13は、承認されたデバイス情報を構成するよう構成されており、ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
時間閾値構成モジュール14は、事前設定された時間閾値を構成するよう構成されており、ここで事前設定された時間閾値は、無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
オプションとして、有効化モジュール12はProbe Requestが受信チャネルを介して検出される場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
オプションとして、有効化モジュール12は、取得ユニット121および有効化ユニット122を含む。
取得ユニット121は、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成される。
有効化ユニット122は、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図2および図3の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図2および図3の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図2および図3の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図12を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線AP1はプロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63を含む。通信インタフェース63は、外部デバイスと通信するよう構成されており、無線AP1内に1または複数のプロセッサ61が存在してよく、図12では1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63はバスを介してまたは別の態様で接続されてよく、図12ではプロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63がバスを介して接続される例が使用されている。
メモリ62は、プログラムコードのセットを格納し、プロセッサ61はメモリ62内に格納されたプログラムコードを呼び出し、以下の複数の動作を実行すべく接続される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61によって実行される、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする段階は、以下を含む。Probe Requestが受信チャネルを介して検出される場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61によって実行される、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする段階は、以下を含む。Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値寄り大きい場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61は、以下を実行するようさらに構成される。すなわち、承認されたデバイス情報を構成し、ここで、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61は、以下を実行するようさらに構成される。すなわち、事前設定された時間閾値を構成し、ここで、事前設定された時間閾値は、無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
図13を参照すると、本発明の第4の実施形態による、無線APの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線APは、命令モジュール20および電源オフモジュール21を含む。
命令モジュール20は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成され、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
電源オフモジュール21は電力を切断するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図4の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図4の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図4の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図14を参照すると、本発明の第5の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、命令モジュール20および電源オフモジュール21に加え、無線APは判断モジュール22をさらに含む。
判断モジュール22は、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図5の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図5の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図5の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図15を参照すると、本発明の第6の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線AP 2は、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73を含む。通信インタフェース73は、外部デバイスと通信するよう構成されており、無線AP 2内に1または複数のプロセッサ71が存在してよく、図15では、1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73は、バスを介してまたは別の態様において接続されてよく、図15では、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73がバスを介して接続されている例が使用されている。
メモリ72は、プログラムコードのセットを格納し、プロセッサ71はメモリ72内に格納されたプログラムコードを呼び出して、以下の複数の動作、すなわち、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、電力を切断することを実行すべく接続されており、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ71は、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている。
図16を参照すると、本発明の第1の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、スニファ装置は、受信モジュール30、第2のリスニングモジュール31、およびパワーアップモジュール32を含む。
受信モジュール30は、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始するよう構成されている。
第2のリスニングモジュール31は、Probe Requestをリッスンするよう構成されている。
パワーアップモジュール32は、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されている。
本発明のこの実施形態は、図6の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図6の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図6の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図17および図18を参照すると、本発明の第2の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、受信モジュール30、第2のリスニングモジュール31、およびパワーアップモジュール32を含むことに加え、スニファ装置は第2の構成モジュール33をさらに含む。
第2の構成モジュール33は、承認されたデバイス情報を構成するよう構成されており、ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
オプションとして、パワーアップモジュール32は、Probe Requestが検出される場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成される。
オプションとして、パワーアップモジュール32は、検出ユニット321およびパワーアップユニット322を含む。
検出ユニット321は、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成される。
パワーアップユニット322は、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図7および図8の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図7および図8の実施形態のそれと同一である。詳細については、図7および図8の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図19を参照すると、本発明の第3の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、スニファ装置3は、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83を含む。通信インタフェース83は、外部デバイスと通信するよう構成されており、スニファ装置3内に1または複数のプロセッサ81が存在してよく、図19では、1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83は、バスを介してまたは別の態様において接続されてよく、図19では、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83がバスを介して接続されている例が使用されている。
メモリ82はプログラムコードのセットを格納し、プロセッサ81はメモリ82内に格納されたプログラムコードを呼び出して、以下の複数の動作、すなわち、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、Probe Requestをリッスンすること、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、を実行すべく接続される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81が特に実行するよう構成されている、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、以下を含む。Probe Requestが検出される場合、無線APはパワーアップするよう命令された後、電力を切断する。
本発明のいくつかの実施形態において、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、プロセッサ81によって実行される、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81は、承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成され、ここで、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
図20を参照すると、本発明の一実施形態による、通信システムにおけるやり取りの概略図である。この実施形態において、通信システムは、無線APおよびStationを含み、無線AP1およびStation4の動作手順は以下の通りである。
S1。Stationは定期的にProbe Requestをブロードキャストする。
S2。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
S3。無線APは、受信チャネルを介して、Stationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S4。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APは送信チャネルを有効にする。
本発明のこの実施形態の実装において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持し、無線APはスリープ状態に入る。無線APは、受信チャネルを介して、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすと判断し、送信チャネルを有効にし、標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
図21を参照すると、本発明の一実施形態による、別の通信システムのやり取りの概略図である。この実施形態において、通信システムは、無線AP2、スニファ装置1、およびStation3を含み、ここで無線AP2、スニファ装置1、およびStation3の動作手順は以下の通りである。
S1。Stationは定期的にProbe Requestをブロードキャストする。
S2。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する。
S3。無線APがパワーアップ命令をスニファ装置に送信する。
S4。パワーアップ命令を受信した後、スニファ装置は、パワーアップを開始する。
S5。無線APは、電力を切断する。
S6。スニファ装置は、Stationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S7。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合。
S8。スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。
S9。無線APはパワーアップを開始する。
S10。スニファ装置は電力を切断する。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断する。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
当業者は、複数の実施形態における複数の方法に係る処理の全部または一部は、関連のハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装可能であることを理解可能である。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。プログラムの実行時、複数の実施形態における複数の方法に係る処理が実行される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read Only Memory,ROM)またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)が含まれてよい。
上記開示内容は、本発明の例示的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定する意図でないことは明らかである。当業者は、上記の複数の実施形態を実装する処理の全部または一部および本発明の特許請求の範囲に従い成される均等な修正は、本発明の範囲に属することを理解できる。
本発明は、通信分野に関し、具体的には、無線APのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスおよびシステムに関する。
無線アクセスポイント(AP)は、無線ネットワークのアクセスポイントであり、ルーティング、切り替え、並びにアクセスおよびピュアアクセスポイントデバイスを統合する複数のデバイスを主に含む。統合されたデバイスは、アクセスおよびルーティング動作を実行し、ピュアアクセスポイントデバイスは無線クライアントのアクセスのみを担う。ピュアアクセスポイントデバイスは概して、無線ネットワークの拡張として使用され、無線カバレッジを増大させるべく、別のAPまたはメインAPに接続され、統合されたデバイスは概して無線ネットワークのコアである。
無線APは、アクセスポイントであり、そこを介して無線デバイス(携帯電話等のモバイルデバイスまたはノートブックコンピュータ等の無線デバイス)を使用するユーザは、有線ネットワークにアクセスし、無線APはブロードバンドネットワークが設置された自宅、ビル、スクールキャンパス、および公園並びにウェアハウスおよび工場等の無線モニタリングが必要な場所で主に使用される。カバレッジの通常の距離は、数十メートルから数百メートルである。無線APは長距離送信にも使用され得、現在、最大距離は約30kmに及ぶ可能性があり、主な技術はIEEE802.11シリーズである。多くの無線APはまた、アクセスポイントクライアントモード(APクライアント)を有し、ネットワークのカバレッジを拡張すべく、別のAPに無線接続され得る。
ステーションのバッテリ容量の制約が原因で、先行技術においては、Stationに対しエネルギー節約手段が通常取られ、その結果、Stationのサービス時間を延長している。しかしながら、無線APについては、エネルギー節約のための解決手段が存在していない。
本発明の複数の実施形態は、無線APのためのエネルギー節約方法およびウェイクアップ方法、並びに関連デバイスを提供し、その結果、無線APの電力消費量を効果的に低減し、無線APのサービス時間を延長する。
第1の態様によると、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する段階と、上記無線APによって、上記受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする段階と、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を備える、無線APのためのエネルギー節約方法が提供される。
第1の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、上記無線APが、上記受信チャネルを介して、Probe Requestを検出する場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階を含む。
第1の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を含む。
第1の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する上記段階の前に、上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第1の態様および第1の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、無線アクセスポイントAPがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する上記段階の前に、上記事前設定された時間閾値を構成する段階をさらに備え、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第2の態様によると、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、パワーアップ命令をスニファ装置に送信する段階と、上記無線APによって、電力を切断する段階と、を備え、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APのためのエネルギー節約方法が提供される。
第2の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記無線APによって、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記無線APによって、電力を切断する上記段階を実行する段階を含む。
第3の態様によると、本発明の一実施形態は、スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する段階と、上記スニファ装置によって、Probe Requestをリッスンする段階と、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を備える、無線APのためのウェイクアップ方法を提供する。
第3の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階を含む。
第3の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を含む。
第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階の前に、当該方法は、上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第4の態様によると、本発明の一実施形態は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成された無効化モジュールと、上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成された第1のリスニングモジュールと、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化モジュールと、を備える、無線APを提供する。
第4の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記有効化モジュールは、Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成されている。
第4の態様に関し、第2の可能な実装方式において、上記有効化モジュールは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された取得ユニットと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化ユニットと、を含む。
第4の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記無線APは、上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第1の構成モジュールをさらに備え、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第4の態様または第4の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、上記無線APは、上記事前設定された時間閾値を構成するよう構成された時間閾値構成モジュールをさらに備え、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第5の態様によると、本発明は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成された命令モジュールと、電力を切断するよう構成された電源オフモジュールと、を備え、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APを提供する。
第5の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記無線APは、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するように構成された判断モジュールをさらに備える。
第6の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始するよう構成された受信モジュールと、Probe Requestをリッスンするよう構成された第2のリスニングモジュールと、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップモジュールと、を備える、スニファ装置を提供する。
第6の態様に関し、第1の可能な実装方式において、Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断する。
第6の態様に関し、第2の可能な実装方式において、上記パワーアップモジュールは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された検出ユニットと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップユニットと、を含む。
第6の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記スニファ装置は、上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第2の構成モジュールをさらに備え、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第7の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、
上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持すること、上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンすること、およびリッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にすること、を実行するよう構成されている、無線APを提供する。
第7の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にすることを含む。
第7の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にすることと、を含む。
第7の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第7の態様または第7の態様に係る第1から第3の可能な実装方式のいずれかに関し、第4の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記事前設定された時間閾値を構成するようさらに構成されており、上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
第8の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、および電力を切断すること、を実行するよう構成されており、上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APを提供する。
第8の態様に関し、第1の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている。
第9の態様によると、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、を備えるスニファ装置であって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、Probe Requestをリッスンすること、およびリッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、を実行するよう構成されている、スニファ装置を提供する。
第9の態様に関し、第1の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することを含む。
第9の態様に関し、第2の可能な実装方式において、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む。
第9の態様に係る第2の可能な実装方式に関し、第3の可能な実装方式において、上記プロセッサは、上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
第10の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APと、Stationと、を備える通信システムであって、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルが無効にされ、受信チャネルのみが保持され、上記無線APは、上記受信チャネルを介して、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APは上記送信チャネルを有効にする、通信システムを提供する。
第11の態様によると、本発明の一実施形態は、無線APと、スニファ装置と、Stationと、を備える通信システムであって、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APはパワーアップ命令を上記スニファ装置に送信し、上記無線APは電力を切断し、上記スニファ装置は、上記無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始し、上記スニファ装置は、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が、上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する、通信システムを提供する。
本発明の複数の実施形態に係る実装は、以下の複数の有益な効果を有する。
無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、受信チャネルのみが保持され、無線APはスリープ状態に入る。無線APは、受信チャネルを介し、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすことを判断し、送信チャネルは有効にされ、無線APは標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
本発明の複数の実施形態または先行技術における技術的解決手段をより明確に記載すべく、以下に実施形態の記載に必要な添付図面を簡単に紹介する。以下の詳細な説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎないことは明らかであり、当業者であれば、創造的な取り組みなしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出すであろう
本発明の第1の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第2の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第3の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第4の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第5の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。
本発明の第1の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第2の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第3の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。
本発明の第1の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第2の実施形態による、無線APの概略構造図である。
図10中の有効化モジュールの概略構造図である。
本発明の第3の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第4の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第5の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第6の実施形態による、無線APの概略構造図である。
本発明の第1の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
本発明の第2の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
図17中のパワーアップモジュールの概略構造図である。
本発明の第3の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による、通信システムのやり取りの概略図である。
本発明の一実施形態による、別の通信システムのやり取りの概略図である。
以下では、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決手段が、本発明の複数の実施形態における添付図面に関連し、明確かつ完全に説明される。記載される複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態のうちすべてではなく、一部にすぎないことは明らかである。当業者が創造的な取り組みなしに本発明の複数の実施形態に基づき、得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属することとなる。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S101。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクを送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出された場合、時間を測定するためのタイマがオンにされる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値を超える場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。この場合、無線APはスリープ状態に入り、受信チャネルのみが動作中である。無線APは、無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、無線APの送信チャネルの標準の動作を維持するための電気量は供給される必要がなく、従って、無線APの電力消費量は効果的に低減可能である。
無線APがパワーアップ処理を完了したばかりの場合、無線APのパワーアップの完了時にタイマが開始されることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値を超えることが検出される場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されておらず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、現在の時間ポイント10:36:00が記録され、タイマが同時にオンにされる。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が5分の時間閾値を超える場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
S102。無線APは受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S103。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする。
具体的には、無線APがスリープ状態から標準状態へと切り替わることを可能にすべく、無線APは、S102におけるリッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすかどうかを判断する。S102におけるリッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APは送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が有効にされた状態であり、無線APはアップリンク方向およびダウンリンク方向において端末と標準で通信可能である。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持することが理解できる。この場合、無線APはスリープ状態に入る。無線APが受信チャネルを介して、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすと判断する場合、送信チャネルが有効にされ、無線APは標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
図2を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S201。事前設定された時間閾値を構成する。
具体的には、無線APが事前設定された時間閾値を構成し、当該時間閾値は、無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍である。例えば、無線APのBeacon送信時間間隔が50msであり、構成された時間閾値は、当該時間間隔の100倍であり、すなわち構成された時間閾値は50sである。必要に応じて、特定の整数倍が設定される必要があり、それは本発明において限定はされない。
S202。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいかどうかを検出する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成し、通信接続を確立すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。通信接続が、カバレッジ内の無線APおよびStation間に確立される場合、無線APは、関連リストに、通信接続の確立先のStationを追加してよく、無線APは、関連リストをクエリすることによって、Stationが関連付けられているかどうかを判断してよい。
パケットが送信チャネルまたは受信チャネルで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出される場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APはいかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマをオンにすることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APがパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線Aはタイマを開始させ、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションが関連付けられていない間の時間が事前設定された5分の時間閾値を超える場合、S203が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
本発明のこの実施形態において、無線APがStationに関連付けられておらず、パケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信していないという両方の条件を満たす間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、それは無線APのカバレッジ内のStationは通信の必要性がないことを示す。この場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、それによって、カバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
S203。無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、無線APの受信チャネルのみを保持し、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中であり、無線APは無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、従って、無線APの電力消費量は効果的に低減可能である。
S204。無線APは受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S205。無線APがProbe Requestを検出するかどうか。
具体的には、無線APがカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、当該Stationは無線APと標準の通信を開始する必要があることを示しており、S206が実行され、そうでない場合、S204が実行される。
S206。無線APは、無線APの送信チャネルを有効にする。
具体的には、無線APが検出されるProbe Requestのアクティベーション条件を満たす場合、無線APは、無線APの送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にある。
例えば、パブリックな場所に配備される無線APの場合、無線APによってサービス提供されることになるステーションは限定されず、無線APはカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestに応答する必要がある。ひとたび、任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出すると、無線APは直ちに、無線APの送信チャネルを有効にし、現在のスリープ状態から標準状態に切り替わる。
オプションとして、Probe Requestの検出時、無線APは、検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APは、無線APの送信チャネルを有効にし、そうでない場合、無線APはProbe Requestの検出を続行する。このように、無線APは高い信号強度を有するStationにのみ通信サービスを提供する結果、Stationに所望のサービスの品質を提供する。
この実施形態において、上記処理を完了するためには、無線APのソフトウェアのみが変更される必要があり、無線APのハードウェアは変更される必要がない。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中である。このようにして、無線APの電力消費量は約50%低減可能である。また、無線APは、標準状態に入るべく、受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンすることによって、送信チャネルが有効かどうかを判断し、無線APは高速な応答速度でスリープ状態から標準状態に切り替わり、それによって、無線APのカバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
図3を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S301。承認されたデバイス情報を構成する。ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
具体的には、無線APは、承認されたデバイス情報を用いて構成され、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含み、MACアドレスの一覧は、一意および変更不能という複数の特徴を有し、無線APはMACアドレスの一覧を使用することによってStationに対し、ウェイクアップ権限制御を実行してよい。
例えば、承認されたデバイス情報内に含まれるMACアドレスの一覧が、05−16−DC−59−C2−34、50−61−CD−59−2C−43、および06−26−DC−69−C3−44の場合、一覧の3つのMACアドレスに対応する複数のStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S302。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいかどうかを検出する。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成し、通信接続を確立すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。通信接続が、カバレッジ内の無線APおよびStation間に確立される場合、無線APは、関連リストに、通信接続の確立先のStationを追加してよく、無線APは、関連リストをクエリすることによって、Stationが関連付けられているかどうかを判断してよい。
パケットが送信チャネルまたは受信チャネルで送信されず、Stationが関連付けられていないことが検出される場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APはいかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、Stationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させ、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションが関連付けられていない間の時間が事前設定された5分の時間閾値を超える場合、S303が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
本発明のこの実施形態において、無線APがStationに関連付けられておらず、パケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信していないという両方の条件を満たす間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、それは無線APのカバレッジ内のStationは通信の必要性がないことを示す。この場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、それによって、カバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
S303。無線APは、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
具体的には、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、無線APの受信チャネルのみを保持する。この場合、無線APはスリープ状態に入り、無線APの受信チャネルのみが実行中である。無線APは無線APの受信チャネルの標準の動作を維持するための電気量を供給されるのみでよく、これによって、無線APの電力消費量は効果的に低減される。
S304。無線APは受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。
具体的には、無線APは、保持された受信チャネルを介して、カバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S305。無線APがProbe Requestを検出するかどうか。
具体的には、無線APがカバレッジ内のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、当該Stationは無線APと標準の通信を開始する必要があることを示しており、S306が実行され、そうでない場合、S304が実行される。
S306。検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。
具体的には、無線APは、検出されるProbe RequestのRSSI値を取得する。RSSI値は、Probe Requestの信号強度を示す。より大きいRSSI値は、より高い信号強度を示し、より小さいRSSI値は、より低い信号強度を示す。
S307。信号強度が事前設定された強度閾値より大きいかどうか。
具体的には、無線APが、検出されるProbe Requestの信号強度が、事前設定された強度閾値より大きいと判断する場合、S309が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S308。検出されるProbe RequestのMACアドレスを取得する。
具体的には、Stationによって送信されるProbe Requestは、Probe RequestのMACアドレスを搬送し、Probe Requestを受信した後、無線APは、Probe RequestからProbe Requestを送信するStationのMACアドレスを抽出する。
S309。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内にあるかどうか。
具体的には、無線APは、抽出されたMACアドレスがS301において、事前設定された、承認されたデバイス情報内にあるかどうかを判断し、抽出されたMACアドレスがS301において事前設定された、承認されたデバイス情報内にある場合、S310が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
例えば、無線APによって抽出された、受信されるProbe Request内のMACアドレスの一覧が05−16−DC−59−C2−34であり、そのMACアドレスの一覧はS01において構成された承認されたデバイス情報内に存在し、それは、MACアドレスの一覧に対応するStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S31。無線APは、送信チャネルを有効にする。
具体的には、検出されるProbe Requestの信号強度が事前設定された強度閾値より大きく、MACアドレスの一覧が、事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するというアクティベーション条件を満たす場合、無線APは無線APの送信チャネルを有効にする。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にあり、無線APはカバレッジ内のStationと標準で通信可能である。
例えば、プライベートな場所に配備される無線APの場合、無線APはカバレッジ内のStationによるウェイクアップを制限する。受信されるProbe Requestの信号強度が、事前設定された強度閾値より大きく、Probe Requestを送信するStationがウェイクアップ権限を有することを検出する場合、無線APは直ちに無線APの送信チャネルを有効にし、無線APは現在のスリープ状態から標準状態へ切り替わる。このようにして、無線APはStationに高品質な通信サービスを提供可能であり、ウェイクアップ権限を有さないStationによって誤ってウェイクアップされるのを回避可能である。
本発明のいくつかの実施形態において、Stationがサービス品質に対する高い要求を有さないシナリオでは、無線APはProbe Requestの信号強度を判断する必要はなく、Probe RequestのMACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するかどうかを判断する必要があるのみで、Probe RequestのMACアドレスが当該承認されたデバイス情報内に存在する場合、無線APは無線APの送信チャネルを有効にする。
この実施形態において、上記処理を完了するためには、無線APのソフトウェアのみが変更される必要があり、無線APのハードウェアは変更される必要がない。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APの送信チャネルは無効にされ、無線APはスリープ状態に入る。この場合、無線APの受信チャネルのみが実行中である。このようにして、無線APの電力消費量は約50%低減可能である。また、無線APは、標準状態に入るべく、受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンすることによって、送信チャネルが有効かどうかを判断し、無線APは高速な応答速度でスリープ状態から標準状態に切り替わり、それによって、無線APのカバレッジ内のStationの標準の通信に影響を与えることはない。
図4を参照すると、本発明の第4の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S401。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、いかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップを開始するよう命令すべく、スニファ装置にパワーアップ命令を送信する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されておらず、ステーション関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマをオンにし、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。タイマの記録時間が、事前設定された5分の時間閾値を超える場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、スニファ装置はパワーアップ命令を受信し、スニファ装置は電源に接続され、パワーアップを開始する。
S402。無線APは電力を切断する。
具体的には、スニファ装置にパワーアップを開始するよう命令した後、無線APは電力を切断する。この場合、無線APは電源オフ状態にあり、無線APは電力を一切消費せず、スニファ装置のみが電力を消費し、その結果、無線APの電力消費量は効果的に低減されてよい。
スニファ装置は無線AP内に位置付けられてよく、無線APに統合されてよく、または無線APとは別個の独立したコンポーネントであってよいことに留意されたい。好ましくは、動作時の電力消費量がさらに低減可能となるよう、低電力消費要素がスニファ装置において使用されてよい。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断することが理解できる。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
図5を参照すると、本発明の第5の実施形態による、無線APのためのエネルギー節約方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S501。無線APは、事前設定された時間閾値を構成する。
具体的には、無線APは事前設定された時間閾値を構成し、当該時間閾値は、無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍である。例えば、無線APのBeacon送信時間間隔が50msの場合、構成された時間閾値は、当該時間間隔の100倍であり、すなわち、構成された時間閾値は50sである。必要に応じて、特定の整数倍が設定される必要があり、それは本発明において限定はされない。
S502。無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、無線APおよびStationの両方が、802.11プロトコルをサポートするデバイスである。無線ネットワークをスキャンすべく、Stationは定期的に、ブロードキャストプローブリクエストフレームProbe Requestをネットワークアダプタによってサポートされるチャネルの一覧内にあるチャネル上で送信する。プローブリクエストフレームを受信した後、無線APは、無線APによって提供される無線ネットワークに関する情報を通知すべく、プローブ応答フレームProbe Responseを戻す。Stationは、Probe Response内の無線ネットワークに関する情報に従い、関連を形成すべく、最も強い信号を有する無線APを選択する。
無線APの動作処理において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマを開始させる。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、Stationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
無線APがパワーアップ時に、パワーアップ処理を完了させたばかりの場合、無線APはデータをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、いかなるStationにも関連付けられず、無線APはタイマを開始させることを理解されたい。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップを開始するよう命令すべく、スニファ装置にパワーアップ命令を送信する。
例えば、無線APが一定時間実行中であり、事前設定された時間閾値が5分であると想定すると、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていないことを検出する場合、無線APはタイマをオンにし、現在の時間ポイント10:36:00が記録される。タイマの記録時間が、事前設定された5分の時間閾値を超える場合、無線APは、スニファ装置にパワーアップ命令を送信し、スニファ装置はパワーアップ命令を受信し、スニファ装置は電源に接続され、パワーアップを開始する。
S503。無線APが、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージを受信するかどうか。
具体的には、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップする。パワーアップ後、スニファ装置は、無線APに対し、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを示す確認メッセージを送信する。無線APは、確認メッセージが受信されたかどうかを判断し、確認メッセージが受信された場合、S504が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S504。無線APは電力を切断する。
具体的には、確認メッセージを受信した後、無線APは、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを判断する。この場合、無線APは無線APの電力を切断し、無線APは電源オフ状態にあり、無線APは電力を一切消費せず、スニファ装置のみが電力を消費し、その結果、電力消費量は効果的に低減されてよい。
スニファ装置は無線AP内に位置付けられてよく、無線APに統合されてよく、または無線APとは別個の独立したコンポーネントであってよいことに留意されたい。好ましくは、動作時の電力消費量がさらに低減可能となるよう、低電力消費要素がスニファ装置において使用されてよい。
上記より、本発明のこの実施形態の実装においては、無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、無線APがステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断することが理解できる。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
図6を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。この実施形態において、方法は以下を含む。
S601。スニファ装置が、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
具体的には、パワーアップ命令が受信される前、スニファ装置は電源オフ状態にあり、電力を消費していない。無線APは、パワーアップ命令をスニファ装置に送信し、スニファ装置の電源スイッチを駆動して、有効状態から無効状態に切り替える。このようにして、スニファ装置はパワーアップ可能である。例えば、スニファ装置の電源スイッチは、リレーによって実装されてよい。スニファ装置がパワーアップ命令を受信した後、標準では有効なリレーのコンタクトが無効にされ、その結果、スニファ装置がパワーアップを開始する。
S60。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S60。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、スニファ装置が無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置は、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすかどうかを判断し、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、スニファ装置は無線APにパルス信号を送信し、無線APの電源スイッチを駆動して、有効にされた状態から無効にされた状態に切り替える。このように、無線APはパワーアップされる。無線APがパワーアップされた後、無線APは、カバレッジ内のStationに関連付けられた後、標準の通信を実行可能である。スニファ装置が無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。この場合、スニファ装置は電源オフ状態にあり、もはや電力を消費しなくなる。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップを開始する。スニファ装置によってリッスンされることにより取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APはパワーアップするよう命令され、その結果、無線APはカバレッジ内のStationと通信し、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。このように、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信ニーズは影響を受けない。
図7を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S701。スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
具体的には、パワーアップ命令を受信する前、スニファ装置は電源オフ状態にあり、電力を消費していない。無線APは、パワーアップ命令をスニファ装置に送信し、スニファ装置の電源スイッチを駆動して、有効状態から無効状態に切り替える。このようにして、スニファ装置はパワーアップ可能である。例えば、スニファ装置の電源スイッチは、リレーによって実装されてよい。スニファ装置がパワーアップ命令を受信した後、標準では有効なリレーのコンタクトが無効にされ、その結果、スニファ装置がパワーアップを開始する。
S702。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S70。スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置が任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出する場合、それは、Stationが無線APとの標準の通信を開始する必要があることを示す。検出されるProbe Requestのアクティベーション条件が満たされると判断される場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップを命令する。無線APがパワーアップされた後、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方は標準の動作状態にあり、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。
例えば、パブリックな場所に配備される無線APの場合、無線APによってサービス提供されことになるStationは限定されず、無線APはカバレッジ内の任意のStationによって送信されるProbe Requestに応答する必要がある。任意のStationによって送信されるProbe Requestを検出した後、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。無線APがパワーアップされた後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、このようにして、無線APは現在の電源オフ状態から標準状態に切り替わる。
オプションとして、スニファ装置はProbe Requestを検出し、検出されるProbe Requestの信号強度を取得し、信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APにパワーアップするよう命令した後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、そうでない場合、スニファ装置はProbe Requestの検出を続行する。このように、無線APは高い信号強度を有するStationにのみ通信サービスを提供する結果、Stationに所望のサービスの品質を提供する。
図8を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APのためのウェイクアップ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は以下を含む。
S801。承認されたデバイス情報を構成する。ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
具体的には、承認されたデバイス情報がスニファ装置において構成され、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップする権限を有するステーションのMACアドレスの一覧を含み、MACアドレスの一覧は、一意および変更不能という複数の特徴を有し、スニファ装置は、MACアドレスの一覧を使用することによって無線APに対し、ウェイクアップ制御を実行してよい。
例えば、承認されたデバイス情報内に含まれるMACアドレスの一覧が05−16−DC−59−C2−34、50−61−CD−59−2C−43、および06−26−DC−69−C3−44の場合、一覧の3つのMACアドレスに対応する複数のStationが、無線APをウェイクアップする権限を有することを示す。
S802。スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する。
S803。スニファ装置はProbe Requestをリッスンする。
S804。スニファ装置がProbe Requestを検出するかどうか。スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、S508が実行され、そうでない場合、処理は終了される。
S805。検出されるProbe Requestの信号強度を取得する。
S806。信号強度が事前設定された強度閾値より大きいかどうか。
S807。検出されるProbe RequestのMACアドレスを取得する。
S808。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するかどうか。
S809。スニファ装置が無線APに対し、パワーアップを命令した後、電力を切断する。
具体的には、スニファ装置が、検出されるProbe Requestの信号強度が事前設定された強度閾値より大きく、MACアドレスの一覧が、事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在するというアクティベーション条件を満たす場合、スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。無線APがパワーアップされた後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。この場合、無線APの送信チャネルおよび受信チャネルの両方が標準の動作状態にある。
例えば、プライベートな場所に配備される無線APの場合、無線APはカバレッジ内のStationによるウェイクアップを制限する。受信されるProbe Requestの信号強度が十分強く、Probe Requestを送信するStationがウェイクアップ権限を有することが検出される場合、スニファ装置は直ちに無線APに対し、パワーアップするよう命令し、次に、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断し、無線APは現在の電源オフ状態から標準状態に切り替わり、無線APはStationに高品質な通信サービスを提供し、ウェイクアップ権限を有さないStationによって誤ってウェイクアップされるのを回避する。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、スニファ装置はパワーアップを開始する。スニファ装置によってリッスンされることにより取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APはパワーアップするよう命令され、その結果、無線APはカバレッジ内のStationと通信し、その後、スニファ装置はスニファ装置の電力を切断する。このように、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信ニーズは影響を受けない。
図9を参照すると、本発明の第1の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線APは、無効化モジュール10、第1のリスニングモジュール11、および有効化モジュール12を含む。
無効化モジュール10はパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成される。
無効化モジュール10はパケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成される。
第1のリスニングモジュール11は、受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成される。
有効化モジュール12はリッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図1の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によりもたらされる複数の技術的効果も、図1の方法の実施形態のそれと同一である。具体的な処理については、図1の方法の実施形態に関する記載を参照することとし、本明細書に再度記載しない。
図10および図11を参照すると、本発明の第2の実施形態による、無線APの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無効化モジュール10、第1のリスニングモジュール11、および有効化モジュール12を含むことに加え、無線APは第1の構成モジュール13および時間閾値構成モジュール14をさらに含む。
第1の構成モジュール13は、承認されたデバイス情報を構成するよう構成されており、ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
時間閾値構成モジュール14は、事前設定された時間閾値を構成するよう構成されており、ここで事前設定された時間閾値は、無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
オプションとして、有効化モジュール12はProbe Requestが受信チャネルを介して検出される場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
オプションとして、有効化モジュール12は、取得ユニット121および有効化ユニット122を含む。
取得ユニット121は、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成される。
有効化ユニット122は、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、送信チャネルを有効にするよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図2および図3の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図2および図3の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図2および図3の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図12を参照すると、本発明の第3の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線AP1はプロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63を含む。通信インタフェース63は、外部デバイスと通信するよう構成されており、無線AP1内に1または複数のプロセッサ61が存在してよく、図12では1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63はバスを介してまたは別の態様で接続されてよく、図12ではプロセッサ61、メモリ62、および通信インタフェース63がバスを介して接続される例が使用されている。
メモリ62は、プログラムコードのセットを格納し、プロセッサ61はメモリ62内に格納されたプログラムコードを呼び出し、以下の複数の動作を実行すべく接続される。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンする。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61によって実行される、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする段階は、以下を含む。Probe Requestが受信チャネルを介して検出される場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61によって実行される、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、送信チャネルを有効にする段階は、以下を含む。Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する。MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値寄り大きい場合、送信チャネルを有効にする。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61は、以下を実行するようさらに構成される。すなわち、承認されたデバイス情報を構成し、ここで、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ61は、以下を実行するようさらに構成される。すなわち、事前設定された時間閾値を構成し、ここで、事前設定された時間閾値は、無線APのビーコン信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい。
図13を参照すると、本発明の第4の実施形態による、無線APの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線APは、命令モジュール20および電源オフモジュール21を含む。
命令モジュール20は、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が、事前設定された時間閾値より大きいことが検出された場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成され、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
電源オフモジュール21は電力を切断するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図4の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図4の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図4の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図14を参照すると、本発明の第5の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、命令モジュール20および電源オフモジュール21に加え、無線APは判断モジュール22をさらに含む。
判断モジュール22は、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図5の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図5の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図5の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図15を参照すると、本発明の第6の実施形態による、無線APの概略構造図である。この実施形態において、無線AP 2は、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73を含む。通信インタフェース73は、外部デバイスと通信するよう構成されており、無線AP 2内に1または複数のプロセッサ71が存在してよく、図15では、1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73は、バスを介してまたは別の態様において接続されてよく、図15では、プロセッサ71、メモリ72、および通信インタフェース73がバスを介して接続されている例が使用されている。
メモリ72は、プログラムコードのセットを格納し、プロセッサ71はメモリ72内に格納されたプログラムコードを呼び出して、以下の複数の動作、すなわち、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、電力を切断することを実行すべく接続されており、ここでパワーアップ命令は、スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ71は、スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている。
図16を参照すると、本発明の第1の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、スニファ装置は、受信モジュール30、第2のリスニングモジュール31、およびパワーアップモジュール32を含む。
受信モジュール30は、無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始するよう構成されている。
第2のリスニングモジュール31は、Probe Requestをリッスンするよう構成されている。
パワーアップモジュール32は、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されている。
本発明のこの実施形態は、図6の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図6の方法の実施形態のそれと同一である。詳細については、図6の方法の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図17および図18を参照すると、本発明の第2の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、受信モジュール30、第2のリスニングモジュール31、およびパワーアップモジュール32を含むことに加え、スニファ装置は第2の構成モジュール33をさらに含む。
第2の構成モジュール33は、承認されたデバイス情報を構成するよう構成されており、ここで承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
オプションとして、パワーアップモジュール32は、Probe Requestが検出される場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成される。
オプションとして、パワーアップモジュール32は、検出ユニット321およびパワーアップユニット322を含む。
検出ユニット321は、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成される。
パワーアップユニット322は、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成される。
本発明のこの実施形態は、図7および図8の方法の実施形態と同一概念に属し、本発明のこの実施形態によってもたらされる複数の技術的効果も、図7および図8の実施形態のそれと同一である。詳細については、図7および図8の実施形態の記載を参照することとし、本明細書では再度記載しない。
図19を参照すると、本発明の第3の実施形態による、スニファ装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、スニファ装置3は、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83を含む。通信インタフェース83は、外部デバイスと通信するよう構成されており、スニファ装置3内に1または複数のプロセッサ81が存在してよく、図19では、1つのプロセッサの例が使用されている。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83は、バスを介してまたは別の態様において接続されてよく、図19では、プロセッサ81、メモリ82、および通信インタフェース83がバスを介して接続されている例が使用されている。
メモリ82はプログラムコードのセットを格納し、プロセッサ81はメモリ82内に格納されたプログラムコードを呼び出して、以下の複数の動作、すなわち、無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、Probe Requestをリッスンすること、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、を実行すべく接続される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81が特に実行するよう構成されている、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、以下を含む。Probe Requestが検出される場合、無線APはパワーアップするよう命令された後、電力を切断する。
本発明のいくつかの実施形態において、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、プロセッサ81によって実行される、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、Probe Requestが検出される場合、検出されるProbe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ81は、承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成され、ここで、承認されたデバイス情報は、無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む。
図20を参照すると、本発明の一実施形態による、通信システムにおけるやり取りの概略図である。この実施形態において、通信システムは、無線APおよびStationを含み、無線AP1およびStation4の動作手順は以下の通りである。
S1。Stationは定期的にProbe Requestをブロードキャストする。
S2。パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する。
S3。無線APは、受信チャネルを介して、Stationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S4。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、無線APは送信チャネルを有効にする。
本発明のこの実施形態の実装において、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きい場合、無線APは無線APの送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持し、無線APはスリープ状態に入る。無線APは、受信チャネルを介して、リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たすと判断し、送信チャネルを有効にし、標準状態に入る。このようにして、無線APの電力消費量は効果的に低減可能であり、無線APの標準の通信は影響を受けない。
図21を参照すると、本発明の一実施形態による、別の通信システムのやり取りの概略図である。この実施形態において、通信システムは、無線AP2、スニファ装置1、およびStation3を含み、ここで無線AP2、スニファ装置1、およびStation3の動作手順は以下の通りである。
S1。Stationは定期的にProbe Requestをブロードキャストする。
S2。無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する。
S3。無線APがパワーアップ命令をスニファ装置に送信する。
S4。パワーアップ命令を受信した後、スニファ装置は、パワーアップを開始する。
S5。無線APは、電力を切断する。
S6。スニファ装置は、Stationによって送信されるProbe Requestをリッスンする。
S7。リッスンすることによって取得されるProbe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合。
S8。スニファ装置は無線APに対し、パワーアップするよう命令する。
S9。無線APはパワーアップを開始する。
S10。スニファ装置は電力を切断する。
本発明のこの実施形態の実装において、無線APが、パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーション関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことを検出する場合、無線APは、スニファ装置に対し、パワーアップ動作の実行を開始するよう命令し、無線APの電力を切断する。このように、無線APが電力を消費せず、スニファ装置のみが電力を消費する結果、電力消費量が大きく低減可能である。
当業者は、複数の実施形態における複数の方法に係る処理の全部または一部は、関連のハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装可能であることを理解可能である。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。プログラムの実行時、複数の実施形態における複数の方法に係る処理が実行される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(OM)またはランダムアクセスメモリ(AM)が含まれてよい。
上記開示内容は、本発明の例示的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定する意図でないことは明らかである。当業者は、上記の複数の実施形態を実装する処理の全部または一部および本発明の特許請求の範囲に従い成される均等な修正は、本発明の範囲に属することを理解できる。
(項目1)
無線アクセスポイント(Access Point,AP)がパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する段階と、
上記無線APによって、上記受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする段階と、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を備える、無線APのためのエネルギー節約方法。
(項目2)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、
上記無線APが、上記受信チャネルを介して、Probe Requestを検出する場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする上記段階は、
上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APによって、上記送信チャネルを有効にする段階と、を含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する上記段階の前に、
上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
無線アクセスポイントAPがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する上記段階の前に、
上記事前設定された時間閾値を構成する段階をさらに備え、
上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、上記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APによって、パワーアップ命令をスニファ装置に送信する段階と、
上記無線APによって、電力を切断する段階と、を備え、
上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APのためのエネルギー節約方法。
(項目7)
上記無線APによって、電力を切断する上記段階は、
上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記無線APによって、電力を切断する上記段階を実行する段階を含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する段階と、
上記スニファ装置によって、Probe Requestをリッスンする段階と、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を備える、無線APのためのウェイクアップ方法。
(項目9)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、
上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階を含む、項目8に記載の方法。
(項目10)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する上記段階は、
上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記スニファ装置が上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を含む、項目8に記載の方法。
(項目11)
上記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する上記段階の前に、
上記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成された無効化モジュールと、
上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成された第1のリスニングモジュールと、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化モジュールと、を備える、無線AP。
(項目13)
上記有効化モジュールは、Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成されている、項目12に記載の無線AP。
(項目14)
上記有効化モジュールは、
Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された取得ユニットと、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化ユニットと、を含む、項目12に記載の無線AP。
(項目15)
上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第1の構成モジュールをさらに備え、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目14に記載の無線AP。
(項目16)
上記事前設定された時間閾値を構成するよう構成された時間閾値構成モジュールをさらに備え、
上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、項目12から15のいずれか一項に記載の無線AP。
(項目17)
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成された命令モジュールと、
電力を切断するよう構成された電源オフモジュールと、を備え、
上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線AP。
(項目18)
上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、上記電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するように構成された判断モジュールをさらに備える、項目17に記載の無線AP。
(項目19)
無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始するよう構成された受信モジュールと、
Probe Requestをリッスンするよう構成された第2のリスニングモジュールと、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップモジュールと、を備える、スニファ装置。
(項目20)
上記パワーアップモジュールは、Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されている、項目19に記載のスニファ装置。
(項目21)
上記パワーアップモジュールは、
Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された検出ユニットと、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップユニットと、を含む、項目19に記載のスニファ装置。
(項目22)
上記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第2の構成モジュールをさらに備え、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目21に記載のスニファ装置。
(項目23)
プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、
上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持すること、
上記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンすること、および
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記送信チャネルを有効にすること、を実行するよう構成されている、無線AP。
(項目24)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、
Probe Requestが上記受信チャネルを介して検出される場合、上記送信チャネルを有効にすることを含む、項目23に記載の無線AP。
(項目25)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記送信チャネルを有効にすることは、
Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記送信チャネルを有効にすることと、を含む、項目23に記載の無線AP。
(項目26)
上記プロセッサは、上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目25に記載の無線AP。
(項目27)
上記プロセッサは、上記事前設定された時間閾値を構成するようさらに構成されており、
上記事前設定された時間閾値は、上記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、項目23から26のいずれか一項に記載の無線AP。
(項目28)
プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、および
電力を切断すること、を実行するよう構成されており、
上記パワーアップ命令は、上記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線AP。
(項目29)
上記プロセッサは、
上記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている、項目28に記載の無線AP。
(項目30)
プロセッサと、メモリと、を備えるスニファ装置であって、上記メモリはプログラムコードのセットを格納し、上記プロセッサは上記メモリ内に格納された上記プログラムコードを呼び出して、
無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、
Probe Requestをリッスンすること、および
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、
を実行するよう構成されている、スニファ装置。
(項目31)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、
Probe Requestが検出される場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することを含む、項目30に記載のスニファ装置。
(項目32)
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記プロセッサによって実行される、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、
Probe Requestが検出される場合、検出される上記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、
上記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または上記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、上記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む、項目30に記載のスニファ装置。
(項目33)
上記プロセッサは、
上記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、
上記承認されたデバイス情報は、上記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、項目32に記載のスニファ装置。
(項目34)
無線APと、Stationと、を備える通信システムであって、
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持し、
上記無線APは、上記受信チャネルを介して、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APは上記送信チャネルを有効にする、通信システム。
(項目35)
無線APと、スニファ装置と、Stationと、を備える通信システムであって、
パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、上記無線APはパワーアップ命令を上記スニファ装置に送信し、上記無線APは電力を切断し、
上記無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、上記スニファ装置はパワーアップを開始し、
上記スニファ装置は、事前設定された間隔に従い、上記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、
リッスンすることによって取得される上記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、上記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、上記スニファ装置は電力を切断する、通信システム。

Claims (35)

  1. 無線アクセスポイント(Access Point,AP)がパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、前記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、前記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する段階と、
    前記無線APによって、前記受信チャネルを介してProbe Requestをリッスンする段階と、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APによって、前記送信チャネルを有効にする段階と、を備える、無線APのためのエネルギー節約方法。
  2. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APによって、前記送信チャネルを有効にする前記段階は、
    前記無線APが、前記受信チャネルを介して、Probe Requestを検出する場合、前記無線APによって、前記送信チャネルを有効にする段階を含む、請求項1に記載の方法。
  3. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APによって、前記送信チャネルを有効にする前記段階は、
    前記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記無線APによって、前記送信チャネルを有効にする段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記無線APがProbe Requestを検出する場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する前記段階の前に、
    前記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 無線アクセスポイントAPがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、前記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、前記無線APによって、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持する前記段階の前に、
    前記事前設定された時間閾値を構成する段階をさらに備え、
    前記事前設定された時間閾値は、前記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 無線APがパケットをアップリンクまたはダウンリンクで送信せず、前記無線APがステーションStationに関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、前記無線APによって、パワーアップ命令をスニファ装置に送信する段階と、
    前記無線APによって、電力を切断する段階と、を備え、
    前記パワーアップ命令は、前記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線APのためのエネルギー節約方法。
  7. 前記無線APによって、電力を切断する前記段階は、
    前記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、前記無線APによって、電力を切断する前記段階を実行する段階を含む、請求項6に記載の方法。
  8. スニファ装置が無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、パワーアップを開始する段階と、
    前記スニファ装置によって、Probe Requestをリッスンする段階と、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記スニファ装置が前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を備える、無線APのためのウェイクアップ方法。
  9. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記スニファ装置が前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する前記段階は、
    前記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、前記スニファ装置が前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階を含む、請求項8に記載の方法。
  10. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記スニファ装置が前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する前記段階は、
    前記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する段階と、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記スニファ装置が前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、電力を切断する段階と、を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記スニファ装置がProbe Requestを検出する場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得する前記段階の前に、
    前記承認されたデバイス情報を構成する段階をさらに含み、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項10に記載の方法。
  12. パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持するよう構成された無効化モジュールと、
    前記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンするよう構成された第1のリスニングモジュールと、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化モジュールと、を備える、無線AP。
  13. 前記有効化モジュールは、Probe Requestが前記受信チャネルを介して検出される場合、前記送信チャネルを有効にするよう構成されている、請求項12に記載の無線AP。
  14. 前記有効化モジュールは、
    Probe Requestが検出される場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された取得ユニットと、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記送信チャネルを有効にするよう構成された有効化ユニットと、を含む、請求項12に記載の無線AP。
  15. 前記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第1の構成モジュールをさらに備え、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項14に記載の無線AP。
  16. 前記事前設定された時間閾値を構成するよう構成された時間閾値構成モジュールをさらに備え、
    前記事前設定された時間閾値は、前記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、請求項12から15のいずれか一項に記載の無線AP。
  17. パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信するよう構成された命令モジュールと、
    電力を切断するよう構成された電源オフモジュールと、を備え、
    前記パワーアップ命令は、前記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線AP。
  18. 前記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、前記電源オフモジュールに対し、動作を開始するよう命令するように構成された判断モジュールをさらに備える、請求項17に記載の無線AP。
  19. 無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始するよう構成された受信モジュールと、
    Probe Requestをリッスンするよう構成された第2のリスニングモジュールと、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップモジュールと、を備える、スニファ装置。
  20. 前記パワーアップモジュールは、Probe Requestが検出される場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されている、請求項19に記載のスニファ装置。
  21. 前記パワーアップモジュールは、
    Probe Requestが検出される場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得するよう構成された検出ユニットと、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断するよう構成されたパワーアップユニットと、を含む、請求項19に記載のスニファ装置。
  22. 前記承認されたデバイス情報を構成するよう構成された第2の構成モジュールをさらに備え、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項21に記載のスニファ装置。
  23. プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、
    前記メモリはプログラムコードのセットを格納し、前記プロセッサは前記メモリ内に格納された前記プログラムコードを呼び出して、
    パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持すること、
    前記受信チャネルを介して、Probe Requestをリッスンすること、および
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記送信チャネルを有効にすること、を実行するよう構成されている、無線AP。
  24. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記プロセッサによって実行される、前記送信チャネルを有効にすることは、
    Probe Requestが前記受信チャネルを介して検出される場合、前記送信チャネルを有効にすることを含む、請求項23に記載の無線AP。
  25. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記プロセッサによって実行される、前記送信チャネルを有効にすることは、
    Probe Requestが検出される場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記送信チャネルを有効にすることと、を含む、請求項23に記載の無線AP。
  26. 前記プロセッサは、前記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項25に記載の無線AP。
  27. 前記プロセッサは、前記事前設定された時間閾値を構成するようさらに構成されており、
    前記事前設定された時間閾値は、前記無線APのビーコンBeacon送信時間間隔の整数(1より大きい)倍に等しい、請求項23から26のいずれか一項に記載の無線AP。
  28. プロセッサと、メモリと、を備える無線APであって、前記メモリはプログラムコードのセットを格納し、前記プロセッサは前記メモリ内に格納された前記プログラムコードを呼び出して、
    パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、パワーアップ命令をスニファ装置に送信すること、および
    電力を切断すること、を実行するよう構成されており、
    前記パワーアップ命令は、前記スニファ装置に対し、パワーアップするよう命令するために使用される、無線AP。
  29. 前記プロセッサは、
    前記スニファ装置が正常にパワーアップされたことを確認するためのメッセージが受信される場合、電力を切断することを実行するようさらに構成されている、請求項28に記載の無線AP。
  30. プロセッサと、メモリと、を備えるスニファ装置であって、前記メモリはプログラムコードのセットを格納し、前記プロセッサは前記メモリ内に格納された前記プログラムコードを呼び出して、
    無線APによって送信されるパワーアップ命令が受信された後、パワーアップを開始すること、
    Probe Requestをリッスンすること、および
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断すること、
    を実行するよう構成されている、スニファ装置。
  31. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記プロセッサによって実行される、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、
    Probe Requestが検出される場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することを含む、請求項30に記載のスニファ装置。
  32. リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記プロセッサによって実行される、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することは、
    Probe Requestが検出される場合、検出される前記Probe Requestの信号強度および/またはMACアドレスを取得することと、
    前記MACアドレスが事前設定された、承認されたデバイス情報内に存在する場合および/または前記信号強度が事前設定された強度閾値より大きい場合、前記無線APがパワーアップするよう命令された後、電力を切断することと、を含む、請求項30に記載のスニファ装置。
  33. 前記プロセッサは、
    前記承認されたデバイス情報を構成するようさらに構成されており、
    前記承認されたデバイス情報は、前記無線APをウェイクアップすることが可能な複数のStationのMACアドレスの一覧を含む、請求項32に記載のスニファ装置。
  34. 無線APと、Stationと、を備える通信システムであって、
    パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、前記無線APは送信チャネルを無効にし、受信チャネルのみを保持し、
    前記無線APは、前記受信チャネルを介して、事前設定された間隔に従い、前記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APは前記送信チャネルを有効にする、通信システム。
  35. 無線APと、スニファ装置と、Stationと、を備える通信システムであって、
    パケットがアップリンクまたはダウンリンクで送信されず、ステーションStationが関連付けられていない間の時間が事前設定された時間閾値より大きいことが検出される場合、前記無線APはパワーアップ命令を前記スニファ装置に送信し、前記無線APは電力を切断し、
    前記無線APによって送信されるパワーアップ命令を受信した後、前記スニファ装置はパワーアップを開始し、
    前記スニファ装置は、事前設定された間隔に従い、前記StationによってブロードキャストされるProbe Requestをリッスンし、
    リッスンすることによって取得される前記Probe Requestが事前設定されたアクティベーション条件を満たす場合、前記無線APに対し、パワーアップするよう命令した後、前記スニファ装置は電力を切断する、通信システム。
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