JP2017513667A - プレハブ式人工歯の加工方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、総義歯または少なくとも2つの人工歯を有する少なくとも部分義歯を製造するための人工歯の加工方法に関しており、以下の工程を有している。すなわち、少なくとも2つのプレハブ式人工歯をその歯冠側を用いて伸縮性モールド(2)の凹部(4)に挿入する工程と、締付装置(6)を上記伸縮性モールド(2)に取り付ける工程であって、人工歯を上記伸縮性モールド(2)に挿入後、前記締付装置(6)を用いて上記伸縮性モールド(2)に機械的圧力を与え、上記圧力が上記伸縮性モールド(2)に挿入されている上記人工歯に上記伸縮性モールド(2)を通して力を加えることにより、上記人工歯が上記伸縮性モールド(2)に固定される、工程と、上記人工歯を上記伸縮性モールド(2)に位置決めし配列する工程であって、上記締付装置(6)を上記伸縮性モールド(2)に次に新たに適用することにより、互いの関係において、上記人工歯が互いに望ましい位置と望ましい配列を有するようなやり方で行われる、工程と、CAM方法を用いて上記人工歯の材料を除去するために、上記伸縮性モールド(2)を上記締付装置(6)および人工歯によってCAM装置のホルダーの定位置に固定する工程と、上記伸縮性モールド(2)に固定された上記人工歯の少なくとも1つが、その基盤側でCAM方法により融除される工程とを有している。更に、本発明は、斯かる方法を実施するために人工歯を保持する装置(1)、および斯かる装置を用いて斯かる方法を実施するためのセットにも関する。

Description

本発明は、総義歯または少なくとも2つの人工歯を有する少なくとも部分義歯を製造するための人工歯の加工方法に関する。
更に、本発明は、斯かる方法を実施するために人工歯を保持する装置、および斯かる装置を用いて斯かる方法を実施するためのセットにも関する。
従って、本発明は、CAM(コンピューター支援製造)方法を用いて機械的に製造される部分プラスチック義歯(部分義歯)およびプラスチック総義歯(総義歯)に加工するためのプレハブ式人工歯の製造に関する。義歯は、CAD(コンピューター支援設計)を用いるコンピューター支援によって作られるのが好ましい。人工歯は、CAM方法を用いてプラスチック義歯を部分的または完全に製造するための半製品として提供できる。
現在の標準方法は、人工歯のアナログ製造である。この場合、人工歯はワックス基剤上に手動で個別に設定される。次の工程において、このワックス人工歯はキュベット内の歯科用石膏に埋め込まれ、次にワックス基剤は歯科用石膏の硬化後温水で洗い流され、その結果、義歯樹脂用の空洞ができる。この工程中、人工歯は歯科用石膏内に留まっている。各歯科用石膏が空洞内に射出され、すなわち「詰められ」、その結果、プラスチック材料が硬化した後、義歯または完成した人工歯が得られる。
歯ブロックを加工するための設定支援が独国特許出願公開第102005013459号明細書(DE 10 2005 013 459 B4)によって知られており、そこでは、人工歯の配列を設定して人工歯の咬合を最適化できる。プレハブ式人工歯の設定中、その人工歯は患者の口腔状態に合うように歯科技師が調整し融除する。最初の方法は既に存在しており、例えば独国特許出願公開第102009056752明細書(DE 10 2009 056 752 A1)または国際公開第2013/124452号(WO 2013 124 452 A1)として知られており、そこでは、部分義歯または総義歯がデジタル的に設定されCAD−CAM方法を用いて製造される。
この方法の欠点は、義歯基盤内で人工歯を互いに正確に位置決めするのが難しく、この工程中に間違いが起き得ることである。通常、プレハブ式人工歯を接着するため、フォームフィットのモールドが義歯基盤に予め作られる。しかし、これは、十分な空間が存在しプレハブ式人工歯を下から(基盤において)融除する必要がない場合にのみ可能である。こういう場合はほぼ例外的である。ほとんどの場合、空間的理由により人工歯は各々融除しなければならない。プレハブ式人工歯は、人工歯作製の範囲内で、少なくともその基盤を通常加工する必要がある。この工程が手動で実施される場合、該工程は処理機を用いて人工歯ごとに個別に行われる。しかし、この場合、人工歯は義歯基盤に予め作製されたモールドにはもはや適合していない。
独国特許出願公開第102011101678号明細書(DE 10 2011 101 678 A1)は、人工歯を加工するため、人工歯の歯冠領域を担持層に埋め込むように推奨している。この狙いは、精密でしっかりした連結、それと同時に人工歯の明確な位置決めを達成することである。この方法の欠点は、歯冠領域を加工するには人工歯をある領域で露出しなければならないことである。この方法の更なる欠点は製造コストにある。完成した人工歯をホルダーに挿入し、外枠を設定し、それから連結媒体(例えばワックス)を注ぎ込むことにより、個別にまたはグループごとにそれを製造しなければならない。その結果、担持層を形成するための塊を人工歯に注ぎ込むのに、手動による長い製造時間が要求される。
自動CAMミリングマシンを使用する場合には特にかなりの力が生じるので、人工歯を加工する前に担持層を硬化しなければならない。この方法による位置決めの正確さは、十分に硬化していない担持層による変形によって損なわれる可能性があるので、極端な場合、加工後の人工歯は十分正確には加工されておらず、従って廃棄しなければならなくなる。更に、斯かる担持層を人工歯から完全に除去するには、ほとんどの場合かなりのコストが必要となる。担持層を製造するための材料はいつも入手可能でなければならないし、使用前に混合、溶融または活性化を行わなければならないであろう。使用後それは廃棄される。更に、加工された個々の人工歯を挿入する場合には、人工歯の位置および配列の面で互いに位置ずれが生じる場合がある。
従って、本発明の目的は従来技術の欠点を乗り越えることである。特に、人工歯の加工または義歯の製造面で、出来るだけ簡単で、完璧で、費用効果の高い方法および装置が提供されるべきである。後処理工程は出来るだけ少ないのが良い。出来るだけ多くの部品が再使用可能であるべきである。完成した後処理後の人工歯の更なる後処理は回避すべきである。加えて、人工歯を義歯基盤へ挿入する際に生じるエラーの可能性も回避すべきである。全方法が、簡単なやり方でしかも可能な限り機械的かつ自動的に実施できるべきである。
本発明の目的は、総義歯または少なくとも2つの人工歯を有する少なくとも部分義歯を製造するための人工歯の加工方法によって達成され、この方法は以下の方法工程、すなわち、
1)少なくとも2つのプレハブ式人工歯を伸縮性モールドに挿入する工程であって、人工歯の歯冠側が伸縮性モールドの凹部に挿入される工程と、
2)締付装置が伸縮性モールドに取り付けられる工程または伸縮性モールドに既に取り付けてある工程であって、人工歯を伸縮性モールドに挿入後、機械的圧力が締付装置を用いて伸縮性モールドに付与され、該圧力が伸縮性モールドに挿入されている人工歯に伸縮性モールドを通して力を加えることにより、人工歯が伸縮性モールドに固定される、工程と、
3)人工歯が伸縮性モールドに位置決めされ配列される工程であって、締付装置を伸縮性モールドに次に新たに適用することにより、互いの関係において、人工歯が互いに望ましい位置と望ましい配列を有するようなやり方で行われる、工程と、
4)CAM方法を用いて人工歯の材料を除去するために、伸縮性モールドが締付装置および人工歯によってCAM装置のホルダーの定位置に固定される工程と、
5)伸縮性モールドに固定された人工歯の少なくとも1つが、その基盤側でCAM方法により融除される工程と、を有する。
締付装置とは、本発明に使用される場合、機械的圧力を伸縮性モールドに付与することができるあらゆる装置を意味している。少なくとも2つの反対方向からの力が加えられるのが好ましい。伸縮性モールドに圧力を加える力ベクトルの方向は1つの平面上で行われるのが同様に好ましい。好ましいやり方では、締付装置はプラスチック材料で構成してもよい。加えて、機械的圧力を加えるのに、締付装置の材料の弾力性を使用するのが好ましい。
伸縮性モールドに固定される全人工歯は、CAM方法を用いて、それらの基盤側で融除されるのが好ましい。
伸縮性モールドに固定される少なくとも1つの人工歯の少なくとも1つの基盤側は、CAM方法を用いてコンピューター制御方法により加工されるのが好ましい、特にCAM装置を用いて加工されるのが好ましい。
伸縮性モールドとしてプラスチックモールドを使用できるのが好ましい。特に好ましいやり方では固体シリコンが使用できる。シリコンモールドは、人工歯を挿入できるように弾力性を有していなければならないが、それと同時に、加工中およびその結果生じる人工歯への機械的応力の付与中にその位置と配列が変化しないように、かなり硬いものでなければならない。
本発明の特に好ましい実施形態では、6つの人工歯が伸縮性モールド内で加工できるように、伸縮性モールドは6つの凹部を有している。全人工歯が患者の1つの四分円に属しているのが好ましい。
伸縮性モールドは、本発明の方法を実施するため、単一部品として構築される。少なくとも、人工歯を保持するための凹部の領域ではそうである。
本発明においては、いくつかの人工歯が、それぞれ2つの異なる締付装置を用いて2つの異なる伸縮性モールドに固定されているのが好ましい。伸縮性モールドに保持されているいくつかの人工歯を1つの手順で加工し、その咬合を検査できるので、この方法は有利である。
更に、本発明によれば、伸縮性モールドに固定された人工歯は、人工歯の少なくとも1つがその基盤側で融除された後、その基盤側で義歯基盤に連結されるが、その場合、人工歯は、その基盤側において、本目的のために提供される義歯基盤の凹部に接着されるのが好ましい。
斯かる手段によって、1つの部分義歯または複数の部分義歯あるいは総義歯の製造が完了する。義歯基盤の凹部は、義歯基盤に窪みとして配置されるのが好ましい。特に好ましい方法では、凹部の側壁はプレハブ式人工歯の外側表面に適合する。人工歯の外側表面は歯軸によってシースとして囲まれている表面、すなわち歯冠および歯の基盤端に垂直つまり歯軸に平行に配置されている表面のことである。外側表面はデンタルシース表面であるのが好ましい。プレハブ式人工歯が、義歯基盤の窪みの側壁にマッチする外形またはデンタルシース表面を基盤側に有していれば十分である。特に好ましい方法では、プレハブ式人工歯は基盤側に円筒形状を有している。ここで言う円筒形状は、円形の基盤部分を有する円筒だけでなく一般的な円筒に関係している。
本発明によれば、人工歯と義歯基盤との連結後、伸縮性モールドは人工歯から解除される、好ましくは、人工歯と義歯基盤との連結後、締付装置を解除、つまり伸縮性モールドから解除し、その後、義歯基盤に連結されている人工歯から伸縮性モールドを解除する。
この手段により、人工歯は、好ましい相対位置および相互配列で義歯基盤に挿入できる。
本発明において、人工歯は、製造対象の部分義歯または総義歯において有すべき望ましい位置および望ましい配向を人工歯が互いの関係において有するように、伸縮性モールドへの挿入中に位置づけされ配列されるのが望ましい。
その結果、人工歯は、互いの関係において望ましい相対位置および配列を伸縮性モールドへの挿入中に既に達成する。義歯基盤上で材料を除去する際に伸縮性モールド内の人工歯の位置および配列が変化するのを回避するには伸縮性モールドは出来るだけ硬い方が良いので、この点は特に有利である。
更に、少なくとも1つの人工歯の基盤融除中、融除により製造される上記少なくとも1つの人工歯の基盤表面はCAD方法を用いて計算されるのが望ましい。
この手段により、義歯の製造方法または人工歯の位置づけおよび加工方法の更なる自動化が達成される。
更に、少なくとも1つの人工歯上に作製される基盤表面を計算する場合、その計算には、伸縮性モールドに固定される全人工歯に関して、人工歯が連結される義歯基盤の表面、および他の人工歯または他の複数の人工歯との関係における上記少なくとも1つの人工歯の既知の位置および配列を考慮に入れるのが好ましい。
斯かる方法により、全工程の更なる自動化が達成できる。加えて、義歯製造の精密さ、従って部分義歯または総義歯の品質も改善される。
この場合、本発明においては、人工歯が連結される義歯基盤の凹部は、患者の口腔状態の3Dスキャンまたは患者の口腔状態のインプリントの3Dスキャン、および義歯基盤内における人工歯のコンピューター支援仮想設定によって決定される。
この方法工程により、全プロセスの更なる自動化が改善される。
本発明の更なる改良においては、少なくとも1つの人工歯のCADモデルの基盤表面を計算する場合、人工歯相互関係における望ましい咬合、または人工歯と患者の本物の歯との相互関係における望ましい咬合がコンピューター支援により決定され斟酌されるのが望ましい。従って、加工対象の少なくとも1つの人工歯のCADモデルの基盤表面を計算する場合、好ましくは、当然ながら全人工歯の加工中、咬合が考慮に入れられるべきである。
その結果、製造された部分義歯または総義歯の後処理は回避できる、あるいは少なくとも減少できる。この方法により、いくつかの部分義歯の製造または総義歯の製造に複数の装置を使用する場合、伸縮性モールドまたは伸縮性形状内での人工歯の共同設定と合わせることにより、製造される部分義歯(複数も可)または総義歯の高い精密度が達成できる。
本方法の好ましい設計においては、伸縮性モールドの凹部は十分深いので、中央外周の少なくともある部分では、挿入された人工歯はそれぞれ取り囲まれている。
この手段により、人工歯の位置および配列の確実な固定が、相互関係およびCAM装置との関係において可能となる。これは、人工歯の基盤加工中、特に重要で有利である。
好ましい方法においては、凹部の内側表面は、少なくとも部分的に、人工歯の外側表面の領域にフォームフィットおよび埋め込み式によりマッチしている。この場合、凹部の内側表面は人工歯の歯冠側の外側表面のネガティブ型に対応しているのが好ましい。
この手段により、特に人工歯の基盤側の機械的加工を通して、人工歯を伸縮性モールド内へ特に安定的に固定できる。
本発明の更なる改良では、CAM方法を用いて人工歯の材料を除去するために、伸縮性モールドはCAM装置のホルダーの定位置に締付装置の保持設備を用いて固定され、該保持設備はホルダーに固定されるが、その場合、該保持設備は、締付装置の外側に配置される2つのピンによって形成されるのが好ましい。
保持設備は、CAM装置への安定的連結を提供する、あるいは斯かる安定的連結を生み出すための複雑性のない単純な能力を提供する。
更に、伸縮性モールドは弾性率10MPaないし5,000MPaを有し、好ましくは50MPaないし2,000MPaを有し、特に好ましくは100MPaないし1,000MPaを有する。
義歯基盤上の材料の除去中に伸縮性モールド内の人工歯の位置およびサポートが変化するのを回避するため、伸縮性モールドは出来るだけ堅固であるべきである。特に、CAM装置としてミリングマシンを使用する場合には人工歯に機械的応力が掛かるが、その応力は人工歯の位置と配列を相互関係において変化させるべきではない、あるいは過剰に変化させるべきではない。これはCAM方法の精密性が減少するからであり、精密な配列と位置がCAM方法の必要事項であるので、この点は有利である。当該伸縮性モールドは斯かる目的に特に適している。
更に、本発明では、伸縮性モールドは圧力を加えると固定化する材料で構成されている、あるいは伸縮性モールドは、人工歯の挿入後、好ましくは放射エネルギーにより、あるいは化学的に固定される。
その結果、人工歯を特に安定的に伸縮性モールド内に固定でき、しかも、伸縮性モールドの凹部への該プレハブ式人工歯の挿入が簡単に達成できる。
本発明では、CAM方法を実施するためのCAM制御ミリング設備、好ましくは、CAM制御4軸ミリングマシンが使用される。
斯かるCAM装置は、該方法を実施するのに特に適している。
本発明の好ましい方法によれば、使用される全プレハブ式人工歯の基盤側の少なくとも外形は第一データセットとして存在し、第二データセットは伸縮性モールドに固定された全人工歯の精密な位置および配列を画定し、少なくとも1つの人工歯について以後に行われる加工が上記第一および第二データセットに基づいて行われるが、その場合、以後の加工がCAD/CAM方法を用いて行われるのが好ましい。
本発明の固定化方法の利点は完全自動後処理方法に特に適しており、上記手段によりそれが達成可能である。すなわち、ここで主張されている固定化方法によってのみ、簡単で費用効果が高い方法により、しかも高い精密度と位置決め精度によって人工歯が提供される。
使用されるプレハブ式人工歯はCAD方法を用いた伸縮性モールドへの挿入前に製造され、プレハブ式人工歯の表面の外形を決定するのに使用されるデータは伸縮性モールドの凹部を形成するのに使用されるが、その場合、少なくとも伸縮性モールドの凹部はCAD/CAM方法を用いて製造されるのが好ましい。
この手段により、本発明の方法の更なる自動化が達成される。
本発明の方法の更なる改良によれば、プレハブ式人工歯を伸縮性モールドの凹部に挿入する前に、接着剤が凹部の表面および/または人工歯の表面に適用される。
この手段により、人工歯を伸縮性モールドの凹部に更に良く保持できるようになる。しかし、接着剤は、自然に蒸発しないならば、通常、人工歯から除去しなければならない。
本発明の方法の更なる改良によれば、工程1)で、人工歯は、それぞれの中央外周で伸縮性モールドの凹部が人工歯を完全に取り囲むようなやり方で、該凹部に挿入される。
人工歯をその全側面で固定することにより、特に安定した人工歯のサポート、配列および位置決めが相互に可能となる。
本発明の目的は本発明の方法を実施するための人工歯保持用装置でも達成され、該装置は、人工歯を挿入するための少なくとも2つの凹部を有する伸縮性モールドと、機械的圧力を伸縮性モールドに付与するために伸縮性モールドに着脱可能に固定できる締付装置とを有し、伸縮性モールドは、挿入された人工歯の材料を除去するために、上記構築された装置をCAM装置に接続するための少なくとも1つの保持設備(12、32)を有する。
保持設備はCAM装置の対向係止手段によって把持される少なくとも1つの係止手段を有しており、該保持設備は、CAM装置のホルダー開口部に挿入可能な、少なくとも1つの外周溝を有する少なくとも1つのピンを係止手段として含んでいるのが好ましい。
係止手段により、該装置とCAM装置との間に、単純でしかも確実な連結が可能である。
連結手段の更なる可能な設計は、クリックコネクション、溝形コネクションまたはプラグインコネクションである。
本発明では、斯かる装置によって、伸縮性モールドは弾性率10MPaないし5,000MPaを有し、好ましくは50MPaないし2,000MPaを有し、特に好ましくは100MPaないし1,000MPaを有する。
斯かる手段により、上述の利点が提供される。
本発明の更なる実施形態においては、人工歯は、伸縮性モールド内の特定の位置および配列にのみ固定できるのが望ましい。
伸縮性モールドは円筒状の伸縮性モールドである。この場合、該円筒状伸縮性モールドの高さは2mmと15mmの間である。加えてまたはその代わりに、円筒状伸縮性モールドの形状または直径は10mmと50mmの間である。
締付装置の圧力は、特に簡単にしかも均一に、シース表面を通して円柱状伸縮性モールドに移されるので、円柱形は伸縮性形状に特に適している。上述の好ましい寸法は、1つの人工歯または複数の人工歯を加工するのに適している。
本発明の基礎を形成する本発明の目的は、少なくとも2つのプレハブ式人工歯と少なくとも1つの上述の装置とを有する、上述の方法を実施するためのセットによっても達成される。
最後に、上記セットは、全プレハブ式人工歯の外形に関連する第一データセットと、固定された全プレハブ式人工歯の位置に関連する第二データセットとを、好ましくはデータ記憶装置に更に有している。
この手段により、人工歯の完全自動後処理が達成される。
本発明は、義歯用に相互に望ましい位置および配列で固定されているプレハブ式人工歯を加工することにより、人工歯が相互に適合するやり方、従って義歯基盤とも適合するやり方で該人工歯を加工することが可能であり、その結果、製造される義歯は望ましい寸法を極めて正確に有していると言う驚くべき発見に基づいている。同時に、患者の口腔内に存在する歯と義歯との咬合、または対向する義歯の咬合を考慮し、それを調整できる。本発明によれば、間違って設定された歯や咬合の良くない義歯は回避できる。本発明によって製造される義歯を適合させるために医者が被る経費が削減される。人工歯の足場を伸縮性モールドの凹部に固定することにより、最初は未だ張力のかかっていない伸縮性モールドに人工歯を挿入することが可能となり、同時に、人工歯をそれに適合する凹部に挿入するのに伸縮性モールドの優れた変形可能性を利用することも可能となる。締付装置によって圧力が付与された後、伸縮性モールドの変形可能性は減少し、人工歯はより強力に、従ってより安定的に保持され、CAM方法を用いた加工の際に更に確実な位置づけおよび配列が実現できるので、その結果、CAM方法を用いた人工歯の自動加工中、高い精密度が達成される。
上記方法、装置およびセットは、CAD/CAM方法による加工に特に適しており、斯かる技術の適用のために提供されている。人工歯は迅速かつ簡単に固定できる。締付装置は容易に再使用できる。本発明の方法によれば、ワックスホルダーを使用する場合のようなホルダー製造にかかる高コストはもはや必要ではない。ある患者にとっては、例えば義歯の修理が必要になった場合等、伸縮性モールドの再使用が容易に可能である。
本発明の締付装置および全装置は、熱や寒さなどの外的影響に対して安定しており、装置または締付装置の歪みまたは変形は全く起きないので、装置内または張力や圧力のかかった伸縮性モールド内の人工歯の位置に変化は全く生じない。
本発明の方法の更なる利点は、とても迅速で道具や補助具のほとんど要らない実施にある。その結果、大きい在庫数は必要でなく、プレハブ施工は注文に基づいて実行できる。ワックスを使用する場合に要求される人工歯の沸騰洗浄または洗浄はもはや必要ではない。
接触剤の使用は、伸縮性モールドと人工歯との間の連結を更に改善する。例示的な接触剤としてポリビニルアルコールが挙げられるが、それは含まれる溶剤の蒸発後、接着結合層を形成する。
本発明によれば、人工歯の位置づけは、例えば、CAM方法中に、患者の基盤プレートまたは義歯基盤の個々の状態に合わせて機械的に研磨され調整できるようなやり方で、提供されるホルダーまたは提供される装置の伸縮性モールド内にユーザーによって行われる。この場合、人工歯の基盤表面がまず研磨されるが、人工歯を義歯基盤に固定した後、個々の咀嚼機能に合わせるため、咬合面を機械的に加工してもよい。
斯かる目的のため、プレハブ式人工歯は、機械に繋がれたホルダー内の予め決められた場所に位置づけされ固定される。ホルダー(本発明の装置)は、斯かる目的のため、斯かるCAM方法の適用に合わせて調整されているので、個々の人工歯を十分しっかりと保持するだけでなく十分安定的にも保持しており、従って、連続的なミル処理にも損傷を被ることなく耐えられる。
ここでは、既製のプレハブ式人工歯が、伸縮性モールドの締付装置の圧力によりプレスフィット的に保持される。
伸縮性モールドは、主に変形安定材料、例えば、シリコン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリウレタン(PU)等の弾塑性材料で構成されるのが好ましい。
本発明によれば、伸縮性モールドの好ましい厚さは2mmないし15mmである。伸縮性モールドの好ましい形状は一般的な円筒形で、その円筒が締付装置を用いてシース表面に押圧される。
本発明の方法は、人工歯の設定に関連して、部分義歯および総義歯のデジタル式製造中に最大限の柔軟性を提供する。本発明の方法を用いれば、従来のプレハブ式歯または従来のプレハブ式人工歯を使用でき、斯かる歯は、CAM方法により、伸縮性モールド内で異なる機械を用いて加工可能である。研磨済みの人工歯は伸縮性モールドから個別に除去できる。
既存のプレハブ式人工歯が使用できるので、機能および美的外観の面で市場において既に試みられ、試験され、認識され、そして人気のある人工歯が使用可能である。義歯の修復が後に必要になった際には、同じタイプの従来のプレハブ式人工歯が歯堤に使用できることを、これは意味している。歯科技師が人工歯を歯堤から除去したりそこに挿入したりできるので、ブロックや半加工品を機械的に研磨したり融除したりする必要はない。
本発明の例示的実施形態を以下に3つの概略図を参照に説明するが、本発明が斯かる実施形態により制限されることはない。
図1は本発明の装置の概略上面図を示しており、この図面では、人工歯は挿入されていない。 図2は、本発明の方法を実施するための別の伸縮性モールドの斜視図を示しており、この図面では人工歯が挿入されている。 図3は、本発明の別の装置の概略上面図を示しており、この図面では3つの人工歯が固定されている。
図面では、異なる実施形態の類似部分に同じ符号が使用されている。
図1は本発明の装置1の概略上面図を示しており、この図面では、人工歯は挿入されていない。人工歯ホルダー1はプラスチック製の伸縮性モールド2を有しており、該伸縮性モールド内にプレハブ式人工歯(図示しない)の歯冠側を保持するための4つの凹部4が含まれている。凹部4は貫通してはいない。伸縮性モールド2は、凹部を除いて、丸みを帯びた基盤領域を有する円柱状のブロックとして構築されている。図1に示される上面図では、円柱状ブロックの平面状基盤領域の1つに注意が向けられている。
伸縮性モールド2は、クランプアームを有する締付装置6によってほとんどの部分を囲まれている。2つのクランプアームはグリップ8を用いて開けられるので、締付装置6は衣類ペグのやり方で操作できる。締付装置6の2つの部分は軸9の周りに旋回して互いに連結される。弾力性のスチールバネ10がグリップ8の領域に配置してある。スチールバネ10はグリップ8の2つの部分を引き離すので、クランプアームは互いに引き寄せられる。その結果、伸縮性形状2の円筒状シースに圧力が加わり、その圧力は、材料の弾力性の故に、凹部4にも伝達される。その結果、凹部4に挿入されている人工歯(図示しない)が固定できる。挿入されている人工歯の配列および位置は、伸縮性モールド2の凹部4の位置および配列により決定される。締付装置6により伸縮性モールド2に付与された力により伸縮性モールド2が変形するので、固定された人工歯の位置および配列と固定されていない人工歯の位置および配列とが区別できる。
締付装置6の一方側に2つのピンが保持設備として固定されており、その保持設備により、全装置1がCAMミリングマシン(図示しない)に接続できる、またはCAMミリングマシンに固定できる。ピン12上に外周溝14が係止手段14として提供されており、該係止手段はCAMミリングマシンの対向係止手段(図示しない)に把持されるので、その結果、全装置1がCAMミリングマシンの確実な場所および安定位置に固定される。
プレハブ式人工歯は、歯冠側または歯冠端を先にして、伸縮性モールド2の凹部4内に挿入される。人工歯は特徴的な形状を有しているので、1つの配列および位置でしか挿入できない。挿入中、凹部4は更に容易に変形でき、凹部4が元の形に戻ろうとすると、凹部4に完全に挿入されている人工歯の歯冠側とフォームフィット状態で接触するので、人工歯が凹部4にしっかりと収容される。次に締付装置6が適用され、圧力が伸縮性モールド2に加えられることにより、人工歯は伸縮性モールド2に固定される。
全装置1がピン12の助けを得て完全自動CAM4軸ミリングマシンに接続される。次に凹部4から突出している人工歯の基盤側を、人工歯が挿入される義歯基盤の凹部の表面に人工歯の基盤形状が対応するように研磨する。
装置1、従ってその中に固定されているプレハブ式人工歯の寸法および固定場所は既知であり、しかも固定位置で固定されるので、凹部4すなわち装置1から突出している人工歯を仮想コンピューターモデル(好ましくは計算されたCAMモード)に基づいて基盤側でミル処理するのは、CAMミリングマシンにとって可能であり、義歯基盤に設けられた上記人工歯用の凹部にそれを適合させるのも可能である。その場合、該凹部の外形も既知であるので、ミル処理により達成すべき人工歯の基盤表面の計算にその外形が用いられる。
人工歯を望ましい形状に融除した後、該人工歯は装置1のホルダー内に固定したままでもよいし、あるいは個別に義歯基盤に固定してもよい(その場合、人工歯は義歯基盤に接着される)。正確な位置および配列(または位置および配列)は既に装置1により保証されている。次に、締付装置6が除去され、伸縮性モールド2が人工歯から除去される。
伸縮性モールド2内において人工歯の望ましい位置および配列を達成するため、伸縮性モールドは、義歯基盤および人工歯を製造および加工するのに使用されるデータと同じデータに基づいて、完全自動CAD/CAM方法を用いて作製するのが好ましい。
図2は、本発明の方法を実施するための別の伸縮性モールド2の斜視図を示しており、この図面では人工歯16、18が挿入されている。図2に示される伸縮性モールド2は、伸縮性モールド2の凹部が貫通しているという事実により図1の伸縮性モールドとは異なっており、従って、人工歯16、18を挿入すると、基盤側16と歯冠側18の両方を見ることができる。その結果、人工歯16、18の軸受け部が損なわれるので、斯かる伸縮性モールドには、より堅固なプラスチックまたは弾性率のより高いプラスチックが好ましい。加えて、この伸縮性モールド2には、3つの人工歯16、18が挿入されているのみである。従って、図2に示される伸縮性モールドには、人工歯16、18が挿入される凹部が3つしかない。
従って、人工歯16、18の基盤側16と歯冠側18の両方を加工できる。このように、図2に示される実施形態によれば、人工歯16、18は伸縮性モールド2の凹部を貫通して挿入される。人工歯16、18の固定は、両側16,18が加工できると言う事実を除いて、その後の加工同様、図1に示される方法で実行される。
図3は、本発明の別の装置21の概略上面図を示しており、この図面では3つの人工歯が固定されている。
図示されている装置21では、3つの人工歯36が伸縮性モールド22の3つの凹部(人工歯36によって覆われているので見えない)に固定されている。伸縮性モールド22はプラスチック材料で構成されており、卵形の基盤領域を有する円筒形状である。図3の上面図では、人工歯36の基盤領域、すなわち人工歯36の基盤側を見ることができる。伸縮性モールド22は、締付装置26の2つの締付ブラケットにより押圧されている。図1に示される実施形態とは対照的に、伸縮性モールドには、弾性圧縮バネではなくボルトシステムの助けにより圧力が加わっている。
締付ブラケット26の両側にはそれぞれ多孔板が固定されており、それにより締付ブラケット26が相互に固定されている。固定は各々1つのボルトで行われており、ボルトはそれぞれ両締付ブラケット26の多孔板27の穴を通して挿入されており、それぞれ1つの対向ナットにより反対側で固定されている。
人工歯36は、伸縮性モールド22の3つの凹部の各々にフォームフィットおよび埋め込み式により接触している。2つの締付ブラケット26の間に距離があるので全圧力が伸縮性モールド22に加わり、該モールドはその圧力を人工歯36に伝えるので、特に安定した把持が達成される。この場合の圧力は特に2つの方向から(図3の右および左から)付与され、縦方向(図3の上から下)の把持力は、完全に取り囲んだ適合形状の場合よりも弱い。ボルト28を対向ナット29に対して締め付けるトルクを設定することにより、一定の力を伸縮性モールド22、ひいては人工歯36上に加えることができる。
人工歯36上に更に均一な力を加え、特に安定した固定を全方向から全側面に達成したいならば、ホースクランプリング型のクランプリングが固定目的で使用できる。クランプは、斯かる目的のために、伸縮性モールド22を取り囲む。
締付ブラケット26に2つのピン32が配置してあり、それによって装置21がCAM装置に固定される。
本発明では、人工歯16、18、36および伸縮性モールド2、22に表面圧またはフォームフィット圧が加えられると特に有利である。
上述の説明、特許請求項の範囲、図面および例示的実施形態で開示した本発明の特徴は、その異なる実施形態において本発明を実現するにあたり、個別的にまたはそれらのあらゆる組み合わせにおいて必須である。当然、指示された数の人工歯16、18、36用の方法および装置は、3つまたは4つの人工歯16、18、36を用いて示された例示的実施形態と共に、他の数の人工歯16、18、36に容易に変形できる。本発明の方法を実施するための、図示された本発明の人工歯ホルダー1、21または装置1、21をいくつか使用するのが好ましい。そうすることにより、患者の口腔内に挿入され互いに反対側に配列された人工歯の咬合を調べ、調整することが可能となる。
1、21:人工歯ホルダー
2、22:伸縮性モールド
4:歯冠形状を有する凹部
6、26:締付装置/掴み具
8:グリップ
9:軸
10:バネ
12、32:ピン/ホルダー
14:溝/係止手段
16、36:人工歯基盤側
18:人工歯の歯冠側
26:締付ブラケット
27:多孔板
28:ボルト
29:ナット

Claims (23)

  1. 総義歯または少なくとも2つの人工歯(16、18、36)を有する少なくとも部分義歯を製造するための人工歯(16、18、36)の加工方法において、以下の方法工程、すなわち、
    1)少なくとも2つのプレハブ式人工歯(16、18、36)を伸縮性モールド(2、22)に挿入する工程であって、前記人工歯(16、18、36)の歯冠側(18)が伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)に挿入される工程と、
    2)締付装置(6、26)が前記伸縮性モールド(2、22)に取り付けられる工程または前記伸縮性モールド(2、22)に既に取り付けてある工程であって、前記人工歯(16、18、36)を前記伸縮性モールド(2、22)に挿入後、機械的圧力が前記締付装置(6、26)を用いて前記伸縮性モールド(2、22)に付与され、前記圧力が前記伸縮性モールド(2、22)に挿入されている前記人工歯(16、18、36)に前記伸縮性モールド(2、22)を通して力を加えることにより、前記人工歯(16、18、36)が前記伸縮性モールド(2、22)に固定される、工程と、
    3)前記人工歯(16、18、36)が前記伸縮性モールド(2、22)に位置決めされ配列される工程であって、前記締付装置(6、26)を前記伸縮性モールド(2、22)に次に新たに適用することにより、互いの関係において、前記人工歯(16、18、36)が互いに望ましい位置と望ましい配列を有するようなやり方で行われる、工程と、
    4)CAM方法を用いて前記人工歯(16、18、36)の材料を除去するために、前記伸縮性モールド(2、22)が前記締付装置(6、26)および人工歯(16、18、36)によってCAM装置のホルダーの定位置に固定される工程と、
    5)前記伸縮性モールド(2、22)に固定された前記人工歯(16、18、36)の少なくとも1つが、その基盤側でCAM方法により融除される工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記伸縮性モールド(2、22)に固定された前記人工歯(16、18、36)は、前記人工歯(16、18、36)の少なくとも1つがその基盤側で融除された後、その基盤側(16、36)で義歯基盤に連結され、好ましくは、前記人工歯(16、18、36)は、その基盤側において、本目的のために提供される義歯基盤の凹部に接着されることを特徴とする、方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記人工歯(16、18、36)と前記義歯基盤との連結後、伸縮性モールド(2、22)は前記人工歯(16、18、36)から解除される、好ましくは、前記人工歯(16、18、36)と前記義歯基盤との連結後、締付装置(6、26)を解除、つまり前記伸縮性モールド(2、22)から解除し、その後、前記義歯基盤に連結されている前記人工歯(16、18、36)から前記伸縮性モールド(2、22)を解除することを特徴とする、方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法において、前記人工歯(16、18、36)は、製造対象の部分義歯または総義歯において有すべき望ましい位置および望ましい配向を前記人工歯(16、18、36)が互いの関係において有するように、前記伸縮性モールド(2、22)への挿入中に位置づけされ配列されることを特徴とする、方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法において、少なくとも1つの人工歯(16、18、36)の基盤融除中、融除により製造される前記少なくとも1つの人工歯(16、18、36)の基盤表面はCAD方法を用いて計算されることを特徴とする、方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、前記少なくとも1つの人工歯(16、18、36)、好ましくは前記伸縮性モールド(2、22)に固定される全人工歯(16、18、36)上に作製される基盤表面を計算する場合、前記人工歯(16、18、36)が連結される義歯基盤の表面、および他の人工歯(16、18、36)または他の複数の人工歯(16、18、36)との関係における前記少なくとも1つの人工歯(16、18、36)の既知の位置および配列を考慮に入れることを特徴とする、方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、人工歯が連結される義歯基盤の凹部は、患者の口腔状態の3Dスキャンまたは患者の口腔状態のインプリントの3Dスキャン、および義歯基盤内における前記人工歯(16、18、36)のコンピューター支援仮想設定によって決定されることを特徴とする、方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の方法において、前記少なくとも1つの人工歯(16、18、36)のCADモデルの基盤表面を計算する場合、前記人工歯(16、18、36)相互関係における望ましい咬合、または前記人工歯(16、18、36)と患者の本物の歯との相互関係における望ましい咬合がコンピューター支援により決定され斟酌されることを特徴とする、方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法において、前記伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)は十分深いので、中央外周の少なくともある部分では、前記挿入された人工歯(16、18、36)はそれぞれ取り囲まれていることを特徴とする、方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法において、前記凹部(4)の内側表面は、少なくとも部分的に、前記人工歯(16、18、36)の外側表面の領域にフォームフィットおよび埋め込み式によりマッチしており、好ましくは、前記凹部(4)の内側表面は、前記人工歯(16、18、36)の歯冠側(18)の外側表面のネガティブ型に対応していることを特徴とする、方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法において、CAM方法を用いて前記人工歯(16、18、36)の材料を除去するために、前記伸縮性モールド(2、22)は、CAM装置のホルダーの定位置に前記締付装置(6、26)の保持設備(12、32)を用いて固定され、前記保持設備(12、32)は前記ホルダーに固定され、好ましくは、前記保持設備(12、32)は、前記締付装置(6、26)の外側に配置される2つのピンによって形成されることを特徴とする、方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法において、前記伸縮性モールド(2、22)は弾性率10MPaないし5,000MPaを有し、好ましくは50MPaないし2,000MPaを有し、特に好ましくは100MPaないし1,000MPaを有することを特徴とする、方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法において、前記伸縮性モールド(2、22)は圧力を加えると固定化する材料で構成されている、あるいは前記伸縮性モールド(2、22)は、前記人工歯(16、18、36)の挿入後、好ましくは放射エネルギーにより、あるいは化学的に固定されることを特徴とする、方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法において、使用される全プレハブ式人工歯(16、18、36)の基盤側の少なくとも外形は第一データセットとして存在し、第二データセットは前記伸縮性モールド(2、22)に固定された全人工歯(16、18、36)の精密な位置および配列を画定し、少なくとも1つの人工歯(16、18、36)について以後に行われる加工が前記第一および第二データセットに基づいて行われ、好ましくは、以後の加工がCAD/CAM方法を用いて行われることを特徴とする、方法。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法において、使用されるプレハブ式人工歯(16、18、36)は、CAD方法を用いた前記伸縮性モールド(2、22)への挿入前に製造され、前記プレハブ式人工歯(16、18、36)の表面の外形を決定するのに使用されるデータは前記伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)を形成するのに使用され、好ましくは、少なくとも前記伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)は、CAD/CAM方法を用いて製造されることを特徴とする、方法。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法において、前記プレハブ式人工歯(16、18、36)を前記伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)に挿入する前に、接着剤が前記凹部の表面および/または前記人工歯(16、18、36)の表面に適用されることを特徴とする、方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法において、工程1)で、前記人工歯(16、18、36)は、それぞれの中央外周で前記凹部(4)が前記人工歯(16、18、36)を完全に取り囲むようなやり方で、前記伸縮性モールド(2、22)の凹部(4)に挿入されることを特徴とする、方法。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法を実施するための人工歯(16、18、36)を保持する装置(1、21)において、前記人工歯(16、18、36)を挿入するための少なくとも2つの凹部(4)を有する伸縮性モールド(2、22)と、機械的圧力を前記伸縮性モールド(2、22)に付与するために前記伸縮性モールド(2、22)に着脱可能に固定できる締付装置(6、26)とを有し、前記伸縮性モールド(2、22)は、挿入された前記人工歯(16、18、36)の材料を除去するために、前記構築された装置をCAM装置に接続するための少なくとも1つの保持設備(12、32)を含んでなることを特徴とする、装置。
  19. 請求項18に記載の装置(1、21)において、前記保持設備(12、32)は、CAM装置の対向係止手段によって把持される少なくとも1つの係止手段(14)を有し、好ましくは、前記保持設備(12、32)は、CAM装置のホルダー開口部に挿入可能な、少なくとも1つの外周溝(14)を有する少なくとも1つのピン(12、32)を係止手段として含んでなることを特徴とする、装置。
  20. 請求項18または19に記載の装置(1、21)において、前記人工歯(16、18、36)は、前記伸縮性モールド(2、22)内の特定の位置および配列にのみ固定できることを特徴とする、装置。
  21. 請求項18または19に記載の装置(1、21)において、前記伸縮性モールド(2、22)は円筒状の伸縮性モールド(2、22)であり、好ましくは、前記円筒状伸縮性モールド(2、22)の高さは2mmと15mmの間であり、および/または前記円筒状の伸縮性モールド(2、22)の形状または直径は10mmと50mmの間であることを特徴とする、装置。
  22. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法を実施するためのセットにおいて、少なくとも2つのプレハブ式人工歯(16、18、36)および請求項18〜21のいずれか一項に記載の少なくとも1つの装置(1、21)を含んでなることを特徴とする、セット。
  23. 請求項22に記載のセットにおいて、全プレハブ式人工歯(16、18、36)の外形に関連する第一データセットと、前記固定された全プレハブ式人工歯(16、18、36)の位置に関連する第二データセットとを、好ましくはデータ記憶装置に更に含んでなることを特徴とする、セット。
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