[0054]無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が、少なくとも部分的にWi−Fi(登録商標)使用および/または無認可ロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)使用などの無認可使用のために利用可能であるので、装置がアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して緊急データが送信される技法について説明する。いくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域はセルラー通信(たとえば、LTE通信および/またはLTE−A通信)のために使用され得る。
[0055]セルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、少なくとも一部のデータトラフィックの、無認可無線周波数スペクトル帯域へのオフローディングは、セルラー事業者(たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)、および/またはLTE/LTE−Aネットワークなどのセルラーネットワークを定義する基地局の協調セットの事業者)に拡張データ送信容量のための機会を提供し得る。場合によっては、基地局とユーザ機器(UE)との間のすべての通信は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して行われ得る。
[0056]無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得し、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してデータを通信するより前に、送信装置は、いくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を実施し得る。そのようなLBT手順は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であるかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することを含み得る。チャネルが利用可能でないと決定されたとき、後で再びそのチャネルのためにCCAが実施され得る。無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを取得することについての予測不可能な性質は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介した緊急データの送信を困難にさせ得る。
[0057]説明する技法のいくつかの例では、事業者の展開において事業者に関連するノード(たとえば、基地局またはUE)は、ノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答してノードのLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのNパラメータおよび/またはKパラメータ)を自律的に調整することを可能にされ得る。N/Kプロトコルは、ノードが、無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするためのN回の試行後に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスすることを試みないプロトコルである。LBT譲歩パラメータは、たとえば、N/KプロトコルのNパラメータの値を増加させるかまたはKパラメータの値を減少させ、それにより、ノードが緊急データを送信するために無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを潜在的に保持し得る持続時間を増加させることによって調整され得る。
[0058]説明する技法の他の例では、事業者の展開において事業者に関連するノード(たとえば、基地局またはUE)は、ノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答してノードのCCA機会を自律的に調整することを可能にされ得る。このようにして、ノードはCCAを時間的により早く実施し得、それにより、ノードが無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得する見込みが増加する。
[0059]本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMA(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAはユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標) LTEおよびLTE−Aは、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。しかしながら、以下の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、以下の説明の大部分でLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0060]以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および配置において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実施され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わされ得る。
[0061]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100のブロック図を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局105(たとえば、1つまたは複数の発展型ノードB(eNB)の一部または全体を形成する基地局)と、いくつかのUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。基地局105のいくつかは、様々な例ではコアネットワーク130の一部または基地局105のうちのいくつかであり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105のうちのいくつかは、バックホール132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。いくつかの例では、基地局105のうちのいくつかは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して互いに直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(様々な周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
[0062]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105の各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、アクセスポイント、基地トランシーバ局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eNB、ホームノードB、ホームeノードB、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、Wi−Fiノード、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプ(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)の基地局105を含み得る。基地局105はまた、セルラーおよび/またはWLAN無線アクセス技術などの異なる無線技術を利用し得る。基地局105は、同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開に関連付けられ得る。同じもしくは異なるタイプの基地局105のカバレージエリアを含み、同じもしくは異なる無線技術を利用し、および/または同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なる基地局105のカバレージエリアは重複し得る。
[0063]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)を含み得、そのLTE/LTE−A通信システムは、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域における1つまたは複数の動作モードまたは展開をサポートし得る。他の例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−Aとは異なる1つまたは複数のアクセス技術を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。LTE/LTE−A通信システムでは、たとえば、基地局105の各々またはグループを記述するために、発展型ノードBまたはeNBという用語が使用され得る。
[0064]ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105が様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE−Aネットワークであるかまたはそれを含み得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルなどのスモールセルは、低電力ノードまたはLPNを含み得る。マクロセルは、たとえば、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、たとえば、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、たとえば、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBはピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
[0065]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1アプリケーションプロトコルなど)を介して基地局105と通信し得る。基地局105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2アプリケーションプロトコルなど)を介しておよび/またはバックホール132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通じて)、直接または間接的に互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームおよび/またはゲーティングタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームおよび/またはゲーティングタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。
[0066]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されていることがある。UE115は、当業者によって、モバイルデバイス、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、時計または眼鏡などのウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLAN(たとえば、Wi−Fi)アクセスネットワークなど、異なるタイプのアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。UE115との通信のいくつかのモードでは、複数の通信リンク125またはチャネル(すなわち、コンポーネントキャリア)を介して通信が行われ得、各チャネルは、UE115といくつかのセル(たとえば、場合によってはそれらのセルが同じまたは異なる基地局105によって動作され得る、サービングセル)の1つとの間のコンポーネントキャリアを使用する。
[0067]各コンポーネントキャリアは、認可無線周波数スペクトル帯域または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して提供され得、特定の通信モードで使用されるコンポーネントキャリアのセットは、すべて、(たとえば、UE115において)認可無線周波数スペクトル帯域を介して受信されるか、すべて、(たとえば、UE115において)無認可無線周波数スペクトル帯域を介して受信されるか、または(たとえば、UE115において)認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域との組合せを介して受信され得る。
[0068]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、アップリンク(UL)通信(たとえば、UE115から基地局105への送信)を搬送するための(コンポーネントキャリアを使用する)アップリンクチャネル、および/またはダウンリンク(DL)通信(たとえば、基地局105からUE115への送信)を搬送するための(コンポーネントキャリアを使用する)ダウンリンクチャネルを含み得る。UL通信または送信は逆方向リンク通信または送信と呼ばれることもあり、一方、DL通信または送信は順方向リンク通信または送信と呼ばれることもある。ダウンリンク通信および/またはアップリンク通信は、認可無線周波数スペクトル帯域、無認可無線周波数スペクトル帯域、またはその両方を使用して行われ得る。
[0069]ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、LTE/LTE−Aは、無認可無線周波数スペクトル帯域を使用する異なるシナリオの下で展開され得る。展開シナリオは、認可無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aダウンリンク通信が無認可無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得る補足ダウンリンクモード、LTE/LTE−Aダウンリンク通信とLTE/LTE−Aアップリンク通信の両方が認可無線周波数スペクトル帯域から無認可無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモード、ならびに/あるいは基地局105とUE115との間のLTE/LTE−Aダウンリンクおよびアップリンク通信が無認可無線周波数スペクトル帯域において行われ得るスタンドアロンモードを含み得る。基地局105ならびにUE115は、いくつかの例では、これらまたは同様の動作モードのうちの1つまたは複数をサポートし得る。OFDMA波形は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aダウンリンク通信のための通信リンク125において使用され得、OFDMA、SC−FDMAおよび/またはリソースブロックインターリーブFDMA波形は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aアップリンク通信のための通信リンク125において使用され得る。
[0070]時々、ワイヤレス通信システム100の基地局105および/またはUE115のうちの1つまたは複数は、送信すべき緊急データを有し得る。緊急データは、たとえば、アンバーアラート、気象警報、津波警報などの情報を含み得る。いくつかのシナリオの下で、緊急データは、LTE/LTE−A通信を使用して認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信され得る。たとえば、基本テキストを含む緊急データは、システム情報ブロック(SIB)10、11、および/または12において認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信され得、リッチコンテンツ緊急データは、LTE/LTE−A発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(eMBMS)を介して送信され得る。リッチコンテンツ緊急データがeMBMSを介して送信されるとき、UE115がそのリッチコンテンツ緊急データを読み取るべきであるという指示が、SIB10、11、および/または12を介して送信され得る。
[0071]他のシナリオの下では、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して緊急データを送信することが望ましいかまたは必要であり得る。しかしながら、装置(たとえば、基地局105またはUE115)は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合する必要があり得るので、無認可無線周波数スペクトル帯域が空いてなく、基地局105またはUE115が緊急データを送信することが不可能であり得る時間があり得る。他の時間には、基地局105またはUE115は、予測不可能な遅延(たとえば、未知の持続時間の遅延)の後に緊急データを送信することのみが可能であり得、その遅延は、時間敏感な緊急データの送信に好適でないことがある。
[0072]図2は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域を使用する異なるシナリオの下でLTE/LTE−Aが展開されるワイヤレス通信システム200を示す。より詳細には、図2は、無認可無線周波数スペクトル帯域を使用してLTE/LTE−Aが展開される、補足ダウンリンクモードと、キャリアアグリゲーションモードと、スタンドアロンモードとの例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の部分の一例であり得る。その上、第1の基地局205および第2の基地局205−aは、図1を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様の例であり得、第1のUE215、第2のUE215−a、第3のUE215−b、および第4のUE215−cは、図1を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0073]ワイヤレス通信システム200における補足ダウンリンクモードの例では、第1の基地局205は、ダウンリンクチャネル220を使用して第1のUE215にOFDMA波形を送信し得る。ダウンリンクチャネル220は、無認可無線周波数スペクトル帯域において周波数F1に関連付けられ得る。第1の基地局205は、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE215にOFDMA波形を送信し得、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE215からSC−FDMA波形を受信し得る。第1の双方向リンク225は、認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F4に関連付けられ得る。無認可無線周波数スペクトル帯域におけるダウンリンクチャネル220、および認可無線周波数スペクトル帯域における第1の双方向リンク225は、同時に動作し得る。ダウンリンクチャネル220は、第1の基地局205にダウンリンク容量のオフロードを提供し得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネル220は、(たとえば、1つのUEに宛てられる)ユニキャストサービスのために、または(たとえば、いくつかのUEに宛てられる)マルチキャストサービスのために使用され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネル220は、第1の基地局205からUE215に緊急データを送信するために使用され得る。補足ダウンリンクシナリオは、認可無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックおよび/またはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、モバイルネットワーク事業者(MNO))に対して生じ得る。
[0074]ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの一例では、第1の基地局205は、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE215−aにOFDMA波形を送信し得、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE215−aからOFDMA波形、SC−FDMA波形、および/またはリソースブロックインターリーブFDMA波形を受信し得る。第2の双方向リンク230は、無認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F1に関連付けられ得る。第1の基地局205はまた、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE215−aにOFDMA波形を送信し得、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE215−aからSC−FDMA波形を受信し得る。第3の双方向リンク235は、認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連付けられ得る。第2の双方向リンク230は、第1の基地局205にダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを提供し得る。上記で説明した補足ダウンリンクのように、このシナリオは、認可無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックおよび/またはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、MNO)に対して生じ得る。
[0075]ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの別の例では、第1の基地局205は、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE215−bにOFDMA波形を送信し得、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE215−bからOFDMA波形、SC−FDMA波形、および/またはリソースブロックインターリーブ波形を受信し得る。第4の双方向リンク240は、無認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連付けられ得る。第1の基地局205はまた、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE215−bにOFDMA波形を送信し得、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE215−bからSC−FDMA波形を受信し得る。第5の双方向リンク245は、認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連付けられ得る。第4の双方向リンク240は、第1の基地局205にダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを提供し得る。この例および上記で与えられた例は、説明の目的で提示され、容量オフロードのために認可無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aと共有アクセス無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aとを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオが存在し得る。
[0076]上記で説明したように、共有アクセス無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る1つのタイプのサービスプロバイダは、LTE/LTE−A認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセス権を有する従来のMNOである。これらのサービスプロバイダについて、運用上の例としては、認可無線周波数スペクトル帯域上のLTE/LTE−A1次コンポーネントキャリア(PCC)と、無認可無線周波数スペクトル帯域上の少なくとも1つの2次コンポーネントキャリア(SCC)とを使用するブートストラップモード(たとえば、補足ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)があり得る。
[0077]キャリアアグリゲーションモードでは、データおよび制御は、たとえば、(たとえば、第1の双方向リンク225と、第3の双方向リンク235と、第5の双方向リンク245とを介して)認可無線周波数スペクトルにおいて通信され得、データは、たとえば、(たとえば、第2の双方向リンク230と、第4の双方向リンク240とを介して)無認可無線周波数スペクトル帯域において通信され得る。第1の基地局205と第2のUE215−aまたは第3のUE215−bとの間で緊急データを送信するために必要があるとき、緊急データは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信され得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションの範疇に入り得る。
[0078]ワイヤレス通信システム200におけるスタンドアロンモードの一例では、第2の基地局205−aは、双方向リンク250を使用して第4のUE215−cにOFDMA波形を送信し得、双方向リンク250を使用して第4のUE215−cからOFDMA波形、SC−FDMA波形、および/またはリソースブロックインターリーブFDMA波形を受信し得る。双方向リンク250は、無認可無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連付けられ得る。第2の基地局205−aと第4のUE215−cとの間で緊急データを送信する必要があるとき、認可無線周波数スペクトル帯域を介した緊急データの送信は選択肢でないことがあるので、緊急データは無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信される必要があり得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(たとえば、ユニキャスト、マルチキャスト)など、非従来型ワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードのためのサービスプロバイダのタイプの一例は、認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを有しないスタジアムオーナー、ケーブル会社、イベントホスト、ホテル、企業、または大会社であり得る。
[0079]いくつかの例では、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つ、ならびに/あるいは図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つなど、送信装置は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルへの(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域の物理チャネルへの)アクセスを獲得するために、ゲーティング間隔を使用し得る。ゲーティング間隔は、ETSI(EN301 893)において指定されているLBTプロトコルに基づくLBTプロトコルなど、競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置がクリアチャネルアセスメント(CCA)などの競合手順をいつ実施する必要があるかを示し得る。CCAの結果は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルが(LBTフレームまたはCCAフレームとも呼ばれる)ゲーティング間隔中に利用可能であるのか使用中であるのかを送信装置に示し得る。チャネルが、対応するLBTフレーム中に利用可能(たとえば、使用のために「クリア」)であることをCCAが示すとき、送信装置は、LBTフレームの一部または全部の間に無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約および/または使用し得る。チャネルが利用可能でないこと(たとえば、チャネルが別の装置によって使用中または予約済みであること)をCCA手順が示すとき、送信装置は、LBTフレーム中にチャネルを使用するのを妨げられ得る。
[0080]いくつかの場合、送信装置が、周期的にゲーティング間隔を生成し、ゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を周期的フレーム構造(たとえば、周期的LTE/LTE−A無線フレーム構造)の少なくとも1つの境界と同期させることが有用であり得る。そのような同期の例が図3に示されている。
[0081]図3は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域におけるゲーティング間隔(またはLBTフレーム)の例300を示す。第1のゲーティング間隔305、第2のゲーティング間隔315、および/または第3のゲーティング間隔325は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介した送信をサポートするeNBまたはUEによって周期的ゲーティング間隔として使用され得る。そのようなeNBの例としては、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aがあり得、そのようなUEの例は、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cがあり得る。第1のゲーティング間隔305、第2のゲーティング間隔315、および/または第3のゲーティング間隔325は、いくつかの例では、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200とともに使用され得る。
[0082]例として、第1のゲーティング間隔305の持続時間が、セルラーダウンリンクに関連付けられた周期的フレーム構造のLTE/LTE−A無線フレーム310の持続時間に等しい(またはほぼ等しい)ものとして示されている。いくつかの例では、「ほぼ等しい」は、第1のゲーティング間隔305の持続時間が周期的フレーム構造の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。
[0083]第1のゲーティング間隔305の少なくとも1つの境界は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含む周期的フレーム構造の少なくとも1つの境界と同期され得る。いくつかの場合には、第1のゲーティング間隔305は、周期的フレーム構造のフレーム境界と整合された境界を有し得る。他の場合には、第1のゲーティング間隔305は、周期的フレーム構造のフレーム境界と同期されているが、それからオフセットされている境界を有し得る。たとえば、第1のゲーティング間隔305の境界は、周期的フレーム構造のサブフレーム境界と整合されるか、または周期的フレーム構造のサブフレーム中間点境界(たとえば、特定のサブフレームの中間点)と整合され得る。
[0084]場合によっては、周期的なフレーム構造は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含み得る。各LTE/LTE−A無線フレーム310は、たとえば、10ミリ秒の持続時間を有し得、第1のゲーティング間隔305も10ミリ秒の持続時間を有し得る。これらの場合、第1のゲーティング間隔305の境界は、LTE/LTE−A無線フレームのうちの1つ(たとえば、LTE/LTE−A無線フレーム(N))の境界(たとえば、フレーム境界、サブフレーム境界、またはサブフレーム中間点境界)と同期され得る。
[0085]例として、第2のゲーティング間隔315および第3のゲーティング間隔325の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連付けられた周期的フレーム構造の持続時間の約数(またはそれのほぼ約数)であることが示されている。いくつかの例では、「のほぼ約数」は、第2のゲーティング間隔315および/または第3のゲーティング間隔325の持続時間が、周期的フレーム構造の約数(たとえば、1/2または1/5)の持続時間のCP持続時間内にあることを意味する。たとえば、第2のゲーティング間隔315は5ミリ秒の持続時間を有し得、第3のゲーティング間隔325は2ミリ秒の持続時間を有し得る。第2のゲーティング間隔315または第3のゲーティング間隔325は、それのより短い持続時間が無認可無線周波数スペクトル帯域のより頻繁な共有を可能にし得るので、第1のゲーティング間隔305よりも有利であり得る。
[0086]図4Aは、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域にわたるワイヤレス通信410の一例400を示す。図3を参照しながら説明した第1のゲーティング間隔305などのゲーティング間隔に対応し得るLBTフレーム415は、10ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンクサブフレーム420と、いくつかのアップリンクサブフレーム425と、2つのタイプの特殊サブフレーム、Sサブフレーム430およびS’サブフレーム435とを含み得る。Sサブフレーム430は、ダウンリンクサブフレーム420とアップリンクサブフレーム425との間の遷移を提供し得、一方、S’サブフレーム435は、アップリンクサブフレーム425とダウンリンクサブフレーム420との間の遷移を提供し得る。
[0087]S’サブフレーム435中に、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信410がその上で行われるチャネルをある時間期間の間予約するために、ダウンリンクCCA(DCCA)440が実施され得る。基地局による成功したDCCA440に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局および/または装置(たとえば、UE、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するためにチャネル使用ビーコン信号(CUBS:channel usage beacon signal)445を送信し得る。いくつかの例では、CUBS445は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。このようにCUBS445を送信することにより、CUBS445は、無認可無線周波数スペクトル帯域において利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制要件(たとえば、CUBS445が、利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS445は、いくつかの例では、LTE/LTE−Aセル固有基準信号(CRS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)の形態と同様の形態をとり得る。CUBS445の送信に続いて、LTE/LTE−Aベース波形447が、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して基地局からUEに送信され得る。
[0088]S’サブフレーム435は、図4Aにおいて0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。S’サブフレーム435の第1の部分、この例ではシンボル0〜5は、LTE/LTE−A通信規格との互換性のために必要とされ得る、サイレントDL期間として基地局によって使用され得る。したがって、基地局は、サイレントDL期間中にデータを送信しないことがあるが、UEは、サイレントDL期間中に何らか量のアップリンクデータを送信し得る。S’サブフレーム435の第2の部分はDCCA440のために使用され得る。例400では、S’サブフレーム435は、シンボル6〜12中に含まれる7つのDCCA機会を含む。異なるネットワーク事業者によるDCCA機会の使用は、より効率的なシステム動作(たとえば、同期システム動作)を提供するために協調され得る。いくつかの例では、DCCA440を実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを決定するために、基地局105は、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、基地局105に割り当てられた「展開グループid」であり、tは、DCCA440が実施されるゲーティング間隔またはフレームに対応するLBTフレーム番号である。
[0089]図4Bは、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域にわたるワイヤレス通信460の一例400を示す。図3を参照しながら説明した第1のゲーティング間隔305および/または図4Aを参照しながら説明したLBTフレーム415などのゲーティング間隔に対応し得るLBTフレーム465は、10ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンクサブフレーム470と、いくつかのアップリンクサブフレーム475と、2つのタイプの特殊サブフレーム(たとえば、Sサブフレーム480およびS’サブフレーム485とを含み得る。Sサブフレーム480は、ダウンリンクサブフレーム470とアップリンクサブフレーム475との間の遷移を提供し得、一方、S’サブフレーム485は、アップリンクサブフレーム475とダウンリンクサブフレーム470との間の遷移を提供し得る。Sサブフレーム480中に、図1および/または図2を参照しながら上記で説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEによって、ワイヤレス通信460がその上で行われるチャネルをある時間期間の間予約するために、アップリンクCCA(UCCA)490が実施され得る。UEによる成功したUCCA490に続いて、UEは、UEがチャネルを予約したという指示を他のUEおよび/または装置(たとえば、基地局、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するためにCUBS495を送信し得る。いくつかの例では、CUBS495は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。このようにCUBS495を送信することにより、CUBS495は、無認可無線周波数スペクトル帯域において利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制要件(たとえば、CUBS495が、利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS495は、いくつかの例では、LTE/LTE−A CRSおよび/またはCSI−RSの形態と同様の形態をとり得る。CUBS495の送信に続いて、LTE/LTE−Aベース波形497が、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してUEから基地局に送信され得る。
[0090]Sサブフレーム480は、図4Bにおいて0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。Sサブフレーム480の第1の部分、この例ではシンボル0〜3は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)498として使用され得、Sサブフレーム480の第2の部分はガード期間(GP)499として使用され得る。Sサブフレーム480の第3の部分はUCCA490のために使用され得る。例400では、S’サブフレーム480は、シンボル6〜12中に含まれる7つのUCCA機会を含む。異なるUEによるUCCA機会の使用は、より効率的なシステム動作(たとえば、同期システム動作)を提供するために協調され得る。いくつかの例では、UCCA490を実施するために7つの可能なUCCA機会のうちのどれを使用すべきかを決定するために、UEは、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、UEに割り当てられた「展開グループid」であり、tは、UCCA490が実施されるフレームに対応するLBTフレーム番号である。
[0091]DCCA440および/またはUCCA490のマッピング関数は、マッピング関数が直交化性質を有することになるか非直交化性質を有することになるかに応じて、異なる基準に基づいて構成され得る。直交LBTアクセスを用いる例では、マッピング関数は、x≠yが異なるグループidを表すときはいつでも、すべての時間tについて、
による直交化性質を有し得る。この場合、異なるグループidをもつ基地局および/またはUEは、重複しないCCA機会中にCCA(たとえば、DCCA440および/またはUCCA490)を実施し得る。干渉がない場合、より前のCCA機会にマッピングするグループidをもつ基地局またはUEは、ある時間期間の間チャネルを確保し得る。様々な展開によれば、このマッピング関数は、様々な時間インデックスtにわたって、マッピング{FD/U(x,t),t=1,2,3,...}が、異なるグループidが適切に長い時間間隔にわたってより前のCCA機会にマッピングされる機会が等しくなる(したがって、他の干渉がない状態でチャネルを確保する)ように変化するという意味で公平である。
[0092]同じネットワーク事業者/サービスプロバイダによって展開されるすべての基地局およびUEは、それらが競合プロセスにおいて互いをプリエンプトしないように、同じグループidを割り当てられ得る。これにより、同じ展開の基地局とUEとの間で完全な周波数再利用が可能になり、システムスループットが向上する。異なる展開の基地局および/またはUEは、直交CCA機会マッピングによって、チャネルへのアクセスが相互排他的になるように、異なるグループidを割り当てられ得る。
[0093]非直交CCA機会アクセス、または重複するCCA機会アクセスを用いる例では、マッピング関数は8つ以上のグループidを使用可能にし得る。状況によっては、たとえば、8つ以上の展開グループidをサポートすることが有用であり得、その場合、CCA機会マッピング関数の直交性性質を維持することが可能でない。そのような場合、任意の2つのグループid間の衝突の頻度を低減することが望ましいことがある。いくつかの例では、非直交CCA機会マッピングシーケンスはまた、LBT機会に関する緊密な協調なしに展開間の公平なチャネルアクセスを提供するために使用され得る。非直交CCA機会マッピングシーケンスの一例は以下によって与えられる。
ここで、R1,7(x,t)は、GroupID xについて独立して選定される1と7の間の擬似乱数生成器である。この場合、同じLBTフレームtにおける異なるGroupIDの基地局および/またはUE間に潜在的衝突があり得る。
[0094]したがって、CCA機会は、言及したマッピング関数に従って選択され、DCCA440および/またはUCCA490のために使用され得る。成功したDCCA440またはUCCA490を実施することによって無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて成功裏に競合すると、送信装置(たとえば、図1または図2を参照しながら説明した基地局105、205、または205−aなどの基地局、あるいは図1または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、または215−cなどのUE)は、たとえば、緊急データを送信するために無認可無線周波数スペクトル帯域を使用し得る。しかしながら、無認可無線周波数スペクトルへのアクセスを求めて成功裏に競合することに送信装置が失敗すると、緊急データが送信される前に許容できない遅延時間が生じ得る。
[0095]同期的事業者の場合、異なる同期的事業者による無認可無線周波数スペクトル帯域の共有は、図4Aおよび/または図4Bを参照しながら説明したいくつかのCCA機会への公平なアクセスを提供することによって可能にされ得、ここで、図4Aは、DCCA440が実施され得るいくつかのCCA機会を示し、図4Bは、UCCA490が実施され得るいくつかのCCA機会を示す。しかしながら、第1の事業者の第1の基地局の送信が第2の事業者の第2の基地局の送信と非同期である非同期的事業者の場合、無認可無線周波数スペクトル帯域の共有は、N個の連続するLBTフレームについてCCAを成功裏に実施する基地局が、次のK個のLBTフレームにわたってLBT手順に参加しない、N/Kプロトコルの使用によって可能にされ得る。このようにして、たとえば、第2の事業者の第2の基地局は、第1の事業者のCCAと第2の事業者のCCAとが実施される時間順序(すなわち、第1の事業者と第2の事業者とのCCAタイミング)をLBTフレームごとに同期的に変更するための手順がないにもかかわらず、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルへのアクセスを獲得する機会を提供され得る。Nの値は、たとえば、2つ、3つ、4つ、または5つのLBTフレームであり得、Kの値は、たとえば、0または1つのLBTフレームであり得る。LBTフレームの持続時間は、第1のゲーティング間隔305、第2のゲーティング間隔315、および第3のゲーティング間隔325によってそれぞれ表されるように(たとえば、図3参照)、たとえば、10ミリ秒、5ミリ秒、または2ミリ秒であり得る。10ミリ秒の第1のゲーティング間隔305またはLBTフレームは、LTE/LTE−A無線フレーム310の持続時間に対応する。
[0096]図5は、本開示の様々な態様による、異なる非同期的事業者の送信装置(たとえば、基地局および/またはUE)にN/Kプロトコルがどのように適用され得るかの一例500を示す。より詳細には、図5は、3つの異なる非同期的事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および事業者3)の送信装置による無認可無線周波数スペクトル帯域を介した例示的な送信を示す。図示のように、事業者1の(1つまたは複数の)送信装置は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために第1のCCA510−aを成功裏に実施した後に、第1のLBTフレーム505−a中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得し得る。N/Kプロトコルが実施されており、事業者1の送信装置が第1のLBTフレーム505−aのそれの使用でN個のLBTフレームのそれのしきい値を満たすと仮定すると、事業者1の送信装置は、第2のCCA510−bを実施するのを控え、第2のLBTフレーム505−b中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信しないことがある。事業者1の送信装置によって適用されるN/KプロトコルにおいてK=1を仮定すると、事業者1の送信装置は、次のCCA機会において、第3のLBTフレーム505−cへのアクセスを求めて競合するために第3のCCA510−cを実施することをN/Kプロトコルによって許可され得る。しかしながら、第3のCCA510−cは、事業者2の送信装置が第3のLBTフレーム505−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域を使用している(または予約した)ので、成功しないことがある。さらなるCCA機会において、事業者1の送信装置は、第4のLBTフレーム505−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために第4のCCA510−dを実施することをN/Kプロトコルによって許可され得る。しかしながら、第4のCCA510−dは、事業者2の送信装置が第3のLBTフレーム505−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域を使用している(または予約した)ので、成功しないことがある。
[0097]事業者2の(1つまたは複数の)送信装置は、第5のLBTフレーム515−a中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために第5のCCA520−aを実施し得る。しかしながら、事業者1の送信装置が無認可無線周波数スペクトル帯域をすでに使用している(または予約した)ので、第5のCCA520−aは成功しないことがあり、事業者2の送信装置は、第5のLBTフレーム515−a中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信しないことがある。次のCCA機会において、事業者2の送信装置は、第6のLBTフレーム515−bへのアクセスを求めて競合するために第6のCCA520−bを実施し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域が使用されていないので、事業者2の送信装置は、第6のLBTフレーム515−b中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝ち、第6のLBTフレーム515−b中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスし得る。事業者2の送信装置は、第7のLBTフレーム515−cへのアクセスを求めて競合するために第7のCCA520−cを同様に実施し得、他の事業者が無認可無線周波数スペクトル帯域を使用していないかまたはそれを求めて競合していないので、事業者2の送信装置は、第7のLBTフレーム515−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝ち、第7のLBTフレーム515−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスし得る。しかしながら、N/KプロトコルにおいてN=2およびK=1を仮定すると、事業者2の送信装置は、第8のCCA520−dを実施するのを控え、第8のLBTフレーム515−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信しないことがある。
[0098]事業者3の(1つまたは複数の)送信装置は、第9のLBTフレーム525−a中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために第9のCCA530−aを実施し得る。しかしながら、事業者1の送信装置が無認可無線周波数スペクトル帯域をすでに使用しているので、第9のCCA530−aは成功しないことがあり、事業者3の送信装置は、第9のLBTフレーム525−a中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝たないことがある。事業者3の送信装置は、第10のLBTフレーム525−bおよび第11のLBTフレーム525−cへのアクセスを求めて競合するためにそれぞれ第10のCCA530−bおよび第11のCCA530−cを同様に実施し得る。しかしながら、事業者2の送信装置が無認可無線周波数スペクトル帯域をすでに使用しているので、第10のCCA530−bおよび第11のCCA530−cは成功しないことがあり、事業者3の送信装置は、第10のLBTフレーム525−bまたは第11のLBTフレーム525−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝たないことがある。次のCCA機会において、事業者3の送信装置は、第12のLBTフレーム525−dへのアクセスを求めて競合するために第12のCCA530−dを実施し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域が使用されていないので、第12のCCA530−dは成功であり得、事業者3の送信装置は、第12のLBTフレーム525−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信し得る。
[0099]図4Aおよび/または図4Bを参照しながら説明したCCA機会は、異なる同期的事業者に無認可無線周波数スペクトル帯域への公平なアクセスを提供し得、図5を参照しながら説明したN/Kプロトコルは、異なる非同期的事業者に無認可無線周波数スペクトル帯域への公平なアクセスを提供し得るが、図4A、図4B、および/または図5を参照しながら説明した技法は、緊急データの送信のために時間的に十分なアクセスを提供しないことがある。
[0100]図6は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域における同期的事業者のCCA免除送信(CET)のためのリソース割振りの一例600を示す。CETは、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを最初に獲得するためにCCA(たとえば、DCCAまたはUCCA)を実施する必要なしに行われ得る。代わりに、事業者は、CETを送信するためにCCAを実施するのを免除される。
[0101]図示のように、CETのためのリソース605の割振りは、たとえば、80ミリ秒(80ms)ごとに1回、またはCET周期ごとに1回行われ得、ここで、CET周期は構成可能な周期性を有し得る。無認可スペクトル中のいくつかの事業者(たとえば、異なるPLMN)の各々は、CETを送信するための(図示の)別々のサブフレームまたは(図示されていない)サブフレームを提供され得る。例として、図6は、7つの異なる事業者(たとえば、事業者PLMN1、PLMN2、…、PLMN7)のために隣接するCETサブフレームを示している。そのようなCET送信フレームワークは、基地局とUEとの間のダウンリンクおよび/またはアップリンクに適用可能であり得る。
[0102]図7は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域における非同期的事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および/または事業者3)のCETのためのリソース割振りの一例700を示す。図示のように、CETのためのリソースの割振りは、たとえば、80ミリ秒(80ms)ごとに1回行われ得る。したがって、LBTフレームの長さが10ミリ秒であるとき、CETのためのリソースは8つのLBTフレームごとに割り振られ得る(たとえば、事業者1の場合、第1のCET710および第2のCET720のためのリソースは、第1のLBTフレーム705および第2のLBTフレーム715中にそれぞれ割り振られ得、事業者2の場合、第3のCET730および第4のCET740のためのリソースは、第3のLBTフレーム725および第4のLBTフレーム735中にそれぞれ割り振られ得、事業者3の場合、第5のCET750および第6のCET760のためのリソースは、第5のLBTフレーム745および第6のLBTフレーム755中にそれぞれ割り振られ得る)。代替例では、LBTフレームの持続時間はより短いまたはより長いことがあり得、またはCETリソースはより多いまたはより少ない頻度で(たとえば、50ミリ秒ごとに1回、160ミリ秒ごとに1回、または320ミリ秒ごとに1回)割り振られ得る。
[0103]CETを送信するとき、事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および/または事業者3)は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを最初に獲得するためにCCAを実施する必要がない。代わりに、事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および事業者3)の各々は、第1のCET710、第2のCET720、第3のCET730、第4のCET740、第5のCET750、および第6のCET760を送信する目的でCCAを実施することを免除される。
[0104]事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および事業者3)は非同期的に動作するので、異なる事業者の第1のCET710、第2のCET720、第3のCET730、第4のCET740、第5のCET750、および第6のCET760のタイミングは、すべての事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および事業者3)によって理解される特定のCET周期に制限されず、タイミングギャップによって分離され得る。そのような構造は、ダウンリンクサブフレームおよび/またはアップリンクサブフレームに適用可能であり得る。
[0105]いくつかの例では、図6および/または図7を参照しながら説明した各CETは、発見信号(たとえば、同期信号および/または基準信号)、システム情報、ならびに/あるいは構成情報を含み得る。いくつかの例では、構成情報は、拡張物理ブロードキャストチャネル(ePBCH)および/または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の一部として送信され得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を使用して補足ダウンリンクモードで動作される基地局の場合、CETは、場合によっては、発見信号+グローバルセル識別子(すなわち、グローバルセルID)を含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を使用してスタンドアロンモードで動作される基地局の場合、CETは、場合によっては、システム情報および場合によってはページングチャネル情報のフルセットを含み得る。
[0106]いくつかの例では、図6および/または図7を参照しながら説明したCETは緊急データ(たとえば、基本テキスト緊急データ)を含み得る。他の例では、図6および/または図7を参照しながら説明したCETは、送信装置が送信すべき緊急データを有するという指示を含み得る。緊急データの一部または全部は、次いで、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のLBTフレーム中に送信され得る。
[0107]本明細書で説明する技法により、いくつかの例では、事業者の展開において事業者に関連するノード(たとえば、基地局またはUE)は、ノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答してノードのLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのNパラメータおよび/またはKパラメータ)を自律的に調整することが可能になり得る。たとえば、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードを考慮されたい。第1のノードが送信すべき緊急データを有しないとき、第1のノードは、N=N0およびK=K0であるN/Kプロトコル(たとえば、デフォルト値をもつN/Kプロトコル)を採用し得る。第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、第1のノードは、Nの値をN=N1に調整しおよび/またはKの値をK=K1に調整し得る。いくつかの例では、N1はN0よりも大きくなり得、および/またはK1はK0よりも小さくなり得(およびいくつかの例では、K1は0であり得)、それにより、第1のノードは、(たとえば、緊急データの送信が完了するまで)N=N0およびK=K0であるときよりも長い時間期間の間無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを潜在的に保持することが可能になる。
[0108]いくつかの例では、第1のノードによって使用されるN1および/またはK1の値は、送信すべき緊急データをもつノードを有する事業者の総数(たとえば、第1の事業者と任意のネイバー事業者とを含む事業者の総数)の関数であり得、それらのノードは、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に緊急データを送信する必要がある。他の事業者は、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に送信すべき緊急データをもつノードを有しないとき、第1のノードは、第1のノードがそれの緊急データ送信を完了する時間まで、第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域のあらゆるフレームへのアクセスを求めて競合し得るように、KをK=0に設定し得る。すべての他の事業者(またはしきい値数の事業者)は、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に送信すべき緊急データをもつノードを有するとき、第1のノードは、NまたはKの値を調整しないことがある(たとえば、第1のノードは、Nの値をN=N0におけるままにし得、Kの値をK=K0におけるままにし得る)か、あるいは第1のノードは、送信すべき緊急データを有する他の事業者によって使用されるNおよびKの値にマッチングするようにNおよびKの値を調整し得る。いくつかの例では、第1のノードは、別のノードから、第2のノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含む信号を受信することによって、その別のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。
[0109]いくつかの例では、送信すべき緊急データを有しないノードは、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを検出すると、第1のノードがそれの緊急データを送信し得るように、無認可無線周波数スペクトル帯域(またはそれのチャネル)を第1のノードに譲歩し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を譲歩するとき、ノードは、第1のノードが送信すべき緊急データを有するというそれの検出に続いて、LBTフレームにおいて無認可無線周波数スペクトル帯域を譲歩し得る。いくつかの例では、送信すべき緊急データを有しないノードは、デフォルト値(たとえば、N=N0およびK=K0)をもつN/Kプロトコルを適用し続け得る。
[0110]ノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するとき、ノードは、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信し得る。信号は、ノードが送信すべき緊急データを有するという指示とともに送信され得る。いくつかの例では、信号はまた、緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。緊急データの送信の最大時間スパンの指示により、他のノードは、緊急データを送信するために第1のノードによって必要とされるフレームおよび/またはサブフレームのみについて無認可無線周波数スペクトル帯域(またはそれのチャネル)を譲歩することが可能になり得る。いくつかの例では、ノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介するCET送信を使用して送信される。
[0111]いくつかの例では、緊急データはMBMSを介して送信され得る。緊急データは、場合によっては、ノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号の送信に続いて送信され得る。いくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域中のすべての利用可能な送信リソースが、緊急データの送信中にMBMSに割り振られ得る。他の例では、無認可無線周波数スペクトル帯域中の利用可能な送信リソースは、緊急データの送信中にMBMS(たとえば、発展型MBMS(eMBMS))とユニキャストとの間で分割され得、緊急データはMBMSとユニキャストの両方を介して送信され得る。緊急データがMBMSを介して送信される例では、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)スケジューリング周期(MSP)が、緊急データを送信するノードのCET周期に整合され得る。いくつかの例では、ノードが緊急データを送信することを完了したことを示すために第2のCETが送信され得る。
[0112]緊急データが事業者(たとえば、PLMN)のためにマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)を介して送信されるとき、1つまたは複数のノードによる1つまたは複数のLBT譲歩パラメータの自律的調整が、事業者のユニキャストを人工的にバイアスし得る。この影響を緩和するために、無認可無線周波数スペクトル帯域中のすべての利用可能な送信リソースがMBSFNに割り振られ得る。
[0113]ノードが送信すべき緊急データをそれ以上有しないとき、ノードは、1つまたは複数のLBT譲歩パラメータの元の(1つまたは複数の)値を元に戻し得る。NパラメータのN=N1値の適用例に続いてNパラメータのN=N0値に戻すとき、ノードは、(N1値+N0値ではなく)N1値またはN0値の利益を獲得し得る。
[0114]図8は、本開示の様々な態様による、図7に示された3つの異なる非同期的事業者(たとえば、事業者1、事業者2、および事業者3)は、事業者の1番目(たとえば、事業者1)がLBT譲歩パラメータを調整したときにどのように影響を受け得るかの一例800を示す。より詳細には、例800は、事業者1はそれのN/KプロトコルのNパラメータをN0=2からN1=4に調整するが、事業者2および事業者3はN0=2のNパラメータを維持するとき、それらの3つの異なる非同期的事業者がどのように影響を受けるかを示す。例として、事業者のすべてがK0=1のKパラメータを維持する。
[0115]図示のように、事業者1の(1つまたは複数の)送信装置は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するためにそれぞれの第1のCCA810−a、第2のCCA810−b、および第3のCCA810−cを成功裏に実施した後に、第1のLBTフレーム805−a、第2のLBTフレーム805−b、および第3のLBTフレーム805−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得し得る。事業者1の送信装置が第3のLBTフレーム805−cのそれの使用でN1=4個のLBTフレームのそれのしきい値を満たすと仮定すると、事業者1の送信装置は、第4のCCA810−dを実施するのを控え、第4のLBTフレーム805−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信しないことがある。
[0116]事業者2の(1つまたは複数の)送信装置は、それぞれの第5のLBTフレーム815−a、第6のLBTフレーム815−b、および第7のLBTフレーム815−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために、第5のCCA820−a、第6のCCA820−b、および第7のCCA820−cを実施し得る。しかしながら、事業者1の送信装置が無認可無線周波数スペクトル帯域をすでに使用している(または予約した)ので、第5のCCA820−a、第6のCCA820−b、および第7のCCA820−cは成功しないことがあり、事業者2の送信装置は、第5のLBTフレーム815−a、第6のLBTフレーム815−b、および第7のLBTフレーム815−c中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信しないことがある。次のCCA機会において、事業者2の送信装置は、第8のLBTフレーム815−dへのアクセスを求めて競合するために第8のCCA820−dを実施し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域が使用されていないので、事業者2の送信装置は、第8のLBTフレーム815−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝ち、第8のLBTフレーム815−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスし得る。
[0117]事業者3の(1つまたは複数の)送信装置は、それぞれの第9のLBTフレーム825−a、第10のLBTフレーム825−b、第11のLBTフレーム825−c、および第12のLBTフレーム825−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて競合するために、第9のCCA830−a、第10のCCA830−b、第11のCCA830−c、および第12のCCA830−dを実施し得る。しかしながら、事業者1または事業者2の送信装置がすでに無認可無線周波数スペクトル帯域を使用しているので、第9のCCA830−a、第10のCCA830−b、第11のCCA830−c、および第12のCCA830−dは成功しないことがあり、事業者3の送信装置は、第9のLBTフレーム825−a、第10のLBTフレーム825−b、第11のLBTフレーム825−c、および第12のLBTフレーム825−d中に無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝たないことがある。
[0118]本明細書で説明する技法は、いくつかの例では、事業者の展開において事業者に関連するノード(たとえば、基地局またはUE)が、ノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答してノードのCCA機会を自律的に調整することを可能にし得る。たとえば、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードを考慮されたい。第1のノードが送信すべき緊急データを有しないとき、第1のノードはデフォルトCCA機会を採用し得、そのデフォルトCCA機会はデフォルトマッピング関数(たとえば、関数f_0)によって決定され得る。第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、第1のノードは、それのCCA機会を、調整されたCCA機会に調整し得る。いくつかの例では、調整されたCCA機会はデフォルトCCA機会よりも時間的に早く生じ得、および/または調整されたCCA機会は、マッピング関数f_0よりも早いCCA機会を選択する傾向があるマッピング関数f_1によって決定され得(たとえば、マッピング関数f_1は、マッピング関数f_0よりも多くのLBTフレーム中でより早いCCA機会を選択し得)、それにより、無認可無線周波数スペクトル帯域への第1のノードのアクセスは、無認可無線周波数スペクトル帯域への別のノードのアクセスよりも優先される。いくつかの例では、第1のノードによる緊急データの送信が完了するまで、無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための優先権が主張され得る。
[0119]いくつかの例では、第1のノードの調整されたCCA機会は、送信すべき緊急データをもつノードを有する事業者の総数(たとえば、第1の事業者と任意のネイバー事業者とを含む事業者の総数)の関数であり得、それらのノードは、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に緊急データを送信する必要がある。他の事業者は、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に送信すべき緊急データをもつノードを有しないとき、第1のノードは、第1のノードがそれの緊急データ送信を完了する時間まで、第1のノードがあらゆるLBTフレーム中に無認可無線周波数スペクトル帯域に対する競合に勝つための優先権を与えられるように、それの調整されたCCA機会を最も早いCCA機会に設定し得る。すべての他の事業者(またはしきい値数の事業者)が、第1のノードが緊急データを送信するのと同時に送信すべき緊急データをもつノードを有するとき、第1のノードはそれのデフォルトCCA機会を維持し得る。いくつかの例では、第1のノードは、別のノードから、第2のノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含む信号を受信することによって、その別のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。
[0120]いくつかの例では、送信すべき緊急データを有しないノードは、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを検出すると、第1のノードがそれの緊急データを送信し得るように、無認可無線周波数スペクトル帯域(またはそれのチャネル)を第1のノードに譲歩し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を譲歩するとき、ノードは、第1のノードが送信すべき緊急データを有するというそれの検出に続いて、LBTフレームにおいて無認可無線周波数スペクトル帯域を譲歩し得る。
[0121]いくつかの例では、第1のノードの調整されたCCA機会は、第2のノードのデフォルトCCA機会と衝突し得る。これらの例では、第1のノードの調整されたCCA機会は、第2のノードのデフォルトCCA機会をプリエンプトし得る(すなわち、第2のノードが送信すべき緊急データを有しないと仮定する)。プリエンプションが行われるとき、いくつかの例では、第2のノードは、第1のノードに譲歩し、プリエンプションが行われるLBTフレームについてCCAを実施しないことがある。他の例では、第1のノードは、第1のノードのデフォルトCCA機会を第2のノードに放棄し得る。
[0122]マルチプルズノードがLBTフレーム中に送信すべき緊急データを有するとき、ノードの各々によって実行されるマッピング関数は、少なくとも1つの他のCCA機会に勝る優先度を有する1つまたは複数のCCA機会へのアクセスを循環させ得る。たとえば、ノードの各々によって実行されるマッピング関数は、最も早いCCA機会へのアクセスを循環させ得る。
[0123]一例では、第1の事業者(たとえば、PLMN_A)に関連する第1のノード、および第2の事業者(たとえば、PLMN_B)に関連する第2のノードが同時に送信すべき緊急データを有し得、第1のノードおよび第2のノードのためのCCA機会を選択するとき、以下の優先度が適用され得る。
偶数LBTフレームではf_1(PLMN_A)=0、および奇数LBTフレームではf_1(PLMN_A)=f_0(PLMN_B)、
奇数LBTフレームではf_1(PLMN_B)=0、および偶数LBTフレームではf_1(PLMN_B)=f_0(PLMN_B)、
偶数LBTフレームにおいてf_1(PLMN_A)=f_0(PLMN_B)の場合、第2のノードは第1のノードに譲歩する(すなわち、第2のノードによってCCAが実施されない)か、または第2のノードは、f_0(PLMN_A)に関連するCCA機会を使用する、
奇数LBTフレームにおいてf_0(PLMN_A)=f_1(PLMN_B)の場合、第1のノードは第2のノードに譲歩する(すなわち、第1のノードによってCCAが実施されない)か、または第1のノードは、f_0(PLMN_B)に関連するCCA機会を使用する。
[0124]ノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するとき、ノードは、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信し得る。信号は、ノードが送信すべき緊急データを有するという指示とともに送信され得る。いくつかの例では、信号はまた、緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。緊急データの送信の最大時間スパンの指示により、他のノードは、緊急データを送信するために第1のノードによって必要とされるフレームおよび/またはサブフレームのみについて無認可無線周波数スペクトル帯域(またはそれのチャネル)を譲歩することが可能になり得る。
[0125]いくつかの例では、緊急データはMBMSを介して送信され得る。緊急データは、場合によっては、ノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号の送信に続いて送信され得る。いくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域中のすべての利用可能な送信リソースが、緊急データの送信中にMBMSに割り振られ得る。他の例では、無認可無線周波数スペクトル帯域中の利用可能な送信リソースは、緊急データの送信中にMBMS(たとえば、eMBMS)とユニキャストとの間で分割され得、緊急データはMBMSとユニキャストの両方を介して送信され得る。緊急データがMBMSを介して送信される例では、MSPが、緊急データを送信するノードのCET周期に整合され得る。いくつかの例では、ノードが緊急データを送信することを完了したことを示すために第2の信号が送信され得る。
[0126]緊急データが事業者(たとえば、PLMN)のためにMBSFNを介して送信されるとき、1つまたは複数のノードによるCCA機会の自律的調整が、事業者のユニキャストを人工的にバイアスし得る。この影響を緩和するために、無認可無線周波数スペクトル帯域中のすべての利用可能な送信リソースがMBSFNに割り振られ得る。
[0127]ノードが送信すべき緊急データをそれ以上有しないとき、ノードはデフォルトCCA機会の使用に戻り得る。いくつかの例では、ノードは、緊急データ送信のそれの完了と、現在のLBTフレームの開始において、次のLBTフレームのために、デフォルトCCA機会の使用への復帰とを広告し得る。
[0128]図9は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域にわたるワイヤレス通信910の一例900を示す。図3を参照しながら説明した第1のゲーティング間隔305などのゲーティング間隔に対応し得るLBTフレーム915は、10ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンクサブフレーム920と、いくつかのアップリンクサブフレーム925と、2つのタイプの特殊サブフレーム、Sサブフレーム930およびS’サブフレーム935とを含み得る。Sサブフレーム930は、ダウンリンクサブフレーム920とアップリンクサブフレーム925との間の遷移を提供し得、一方、S’サブフレーム935は、アップリンクサブフレーム925とダウンリンクサブフレーム920との間の遷移を提供し得る。
[0129]S’サブフレーム935中に、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信910がその上で行われるチャネルをある時間期間の間予約するために、DCCA940が実施され得る。基地局による成功したDCCA940に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局および/または装置(たとえば、UE、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するためにCUBS945を送信し得る。いくつかの例では、CUBS945は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。このようにCUBS945を送信することにより、CUBS945は、無認可無線周波数スペクトル帯域において利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制要件(たとえば、CUBS945が、利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS945は、いくつかの例では、LTE/LTE−A CRSおよび/またはCSI−RSの形態と同様の形態をとり得る。CUBS945の送信に続いて、LTE/LTE−Aベース波形947が、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して基地局からUEに送信され得る。
[0130]S’サブフレーム935は、図9において0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。S’サブフレーム935の第1の部分、この例ではシンボル0〜5は、LTE/LTE−A通信規格との互換性のために必要とされ得る、サイレントDL期間として基地局によって使用され得る。したがって、基地局は、サイレントDL期間中にデータを送信しないことがあるが、UEは、サイレントDL期間中に何らか量のアップリンクデータを送信し得る。S’サブフレーム935の第2の部分はDCCA940のために使用され得る。例900では、S’サブフレーム935は、シンボル6〜12中に含まれる7つのDCCA機会を含む。異なるネットワーク事業者によるDCCA機会の使用は、より効率的なシステム動作(たとえば、同期システム動作)を提供するために協調され得る。いくつかの例では、DCCA940を実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを決定するために、送信すべき緊急データを有しない基地局105は、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、基地局105に割り当てられた「展開グループid」であり、tは、DCCA940が実施されるゲーティング間隔またはフレームに対応するLBTフレーム番号である。しかしながら、基地局105が送信すべき緊急データを有するとき、DCCA940を実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを選定するために代替のマッピング関数が使用され得る。基地局105が第1の事業者に関連付けられ、他の事業者の基地局105が送信すべき緊急データを有しないとき、基地局105は、いくつかの例では、図9に示されているように、DCCA940を実施するのに使用するために最も早いDCCA機会を選定し得る。基地局105が第1の事業者に関連付けられるとき、および少なくとも1つの他の事業者の少なくとも1つの基地局が送信すべき緊急データを有するとき、基地局105は、いくつかの例では、送信すべき緊急データを有するノードに関連する事業者の間で、最も早いDCCA機会の使用を循環させるマッピング関数を実行し得る。送信すべき緊急データを有する基地局105が、DCCA940を使用して無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて成功裏に競合したとき、基地局105は、LTE/LTE−Aベース波形947の一部として緊急データの少なくとも一部分を送信し得る。
[0131]いくつかの例では、緊急データの送信のために事業者間で周波数分割多重(FDM)が使用され得る。これらの例では、複数の事業者は、同じLBTフレーム中にデータを送信することを可能にされ得、いくつかの事例では、事業者のうちの1つが、LBTフレーム中に非緊急データを送信することを可能にされ得る。非緊急データを送信することを可能にされる事業者は、LBTフレームのためのデフォルトCCA機会においてCCAを成功裏に実施する事業者であり得る。LBTフレームのためのデフォルトCCA機会においてCCAを成功裏に実施する事業者は、LBTフレーム中に緊急データを送信する事業者のすべてが緊急データを送信する機会を有することを保証するために、LBTフレームの全体にわたって無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルを保持することを要求され得る。LBTフレームのためのデフォルトCCA機会においてCCAを成功裏に実施する事業者は、LBTフレーム中に緊急データを送信することがあるか、または送信しないことがある。
[0132]緊急データを送信するためにFDM技法を使用するとき、各事業者は、緊急データの送信のためにあらかじめ定義された周波数リソース(たとえば、サブキャリアのあらかじめ定義されたサブセット)を割り当てられ得る。いくつかの例では、LBTフレーム中に送信すべき緊急データを有する各事業者は、LBTフレームのための調整されたCCA機会中に(たとえば、LBTフレームを求めて競合しているすべての事業者の間で最も早いCCA機会中に)CCAを実施し得、LBTフレーム中に送信すべき非緊急データを有する各事業者は、デフォルトCCA機会中にCCAを実施し得る。
[0133]いくつかの例では、LBTフレームのためのデフォルトCCA機会においてCCAを成功裏に実施する事業者は、他の事業者による緊急データ送信のためにどんなリソースが割り振られるかを決定し得る。いくつかの例では、緊急データ送信のために他の事業者に割り振られるリソースは、他の事業者から受信された信号中の指示に少なくとも部分的に基づいて決定され得、その指示は、他の事業者の緊急データ送信のためにどんなリソースが必要とされるかを示し得る。
[0134]緊急データを送信するためにFDM技法が使用されるとき、FDM技法は、時間領域多重化(TDM)技法の使用と比較してユニキャストバイアスを緩和し得る。
[0135]図10は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域にわたるワイヤレス通信1010の一例1000を示す。図3を参照しながら説明した第1のゲーティング間隔305などのゲーティング間隔に対応し得るLBTフレーム1015は、10ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンクサブフレーム1020と、いくつかのアップリンクサブフレーム1025と、2つのタイプの特殊サブフレーム、Sサブフレーム1030およびS’サブフレーム1035とを含み得る。Sサブフレーム1030は、ダウンリンクサブフレーム1020とアップリンクサブフレーム1025との間の遷移を提供し得、一方、S’サブフレーム1035は、アップリンクサブフレーム1025とダウンリンクサブフレーム1020との間の遷移を提供し得る。
[0136]S’サブフレーム1035中に、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信1010がその上で行われるチャネルをある時間期間の間予約するために、DCCA1040が実施され得る。基地局による成功したDCCA1040に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局および/または装置(たとえば、UE、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するためにCUBS1045を送信し得る。いくつかの例では、CUBS1045は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。このようにCUBS1045を送信することにより、CUBS1045は、無認可無線周波数スペクトル帯域において利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制要件(たとえば、CUBS1045が、利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS1045は、いくつかの例では、LTE/LTE−A CRSおよび/またはCSI−RSの形態と同様の形態をとり得る。CUBS1045の送信に続いて、LTE/LTE−Aベース波形1047が、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して基地局からUEに送信され得る。
[0137]S’サブフレーム1035は、図10において0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。S’サブフレーム1035の第1の部分、この例ではシンボル0〜5は、LTE/LTE−A通信規格との互換性のために必要とされ得る、サイレントDL期間として基地局によって使用され得る。したがって、基地局は、サイレントDL期間中にデータを送信しないことがあるが、UEは、サイレントDL期間中に何らか量のアップリンクデータを送信し得る。S’サブフレーム1035の第2の部分はDCCA1040のために使用され得る。例1000では、S’サブフレーム1035は、シンボル6〜12中に含まれる7つのDCCA機会を含む。異なるネットワーク事業者によるDCCA機会の使用は、より効率的なシステム動作(たとえば、同期システム動作)を提供するために協調され得る。いくつかの例では、DCCA1040−aを実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを決定するために、送信すべき緊急データを有しない基地局105は、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、基地局105に割り当てられた「展開グループid」であり、tは、DCCA1040−aが実施されるゲーティング間隔またはフレームに対応するLBTフレーム番号である。しかしながら、基地局105が送信すべき緊急データを有するとき、DCCA1040−bを実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを選定するために代替のマッピング関数が使用され得る。いくつかの例では、マッピング関数は、送信すべき緊急データを有する基地局105の各々に、LBTフレームを求めて競合しているすべての事業者の間で最も早いDCCA機会において、DCCA1040−bを同時に実施させ得る。送信すべき非緊急データを有する基地局105が、DCCA1040−aを使用して無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求めて成功裏に競合したとき、基地局105は、他の事業者による緊急データ送信のためにどんなリソースが割り振られるかを決定し得る。いくつかの例では、緊急データ送信のために他の事業者に割り振られるリソースは、他の事業者から受信された信号中の指示に少なくとも部分的に基づいて決定され得、その指示は、他の事業者の緊急データ送信のためにどんなリソースが必要とされるかを示し得る。送信すべき緊急データを有する各事業者が、サブキャリアの異なるサブセットを使用してそれの緊急データを同時に送信し得るように、リソースはサブキャリアの異なるサブセットにおいて割り振られ得る。各事業者によって送信されるべき緊急データの少なくとも一部分は、LTE/LTE−Aベース波形1047の一部として送信され得る。
[0138]場合によっては、2つ以上の事業者が、送信すべき同じ緊急データを有し得る。これらの場合、PLMNにわたるジョイントMBSFN送信がMBSFN利得を向上させることができる(たとえば、送信すべき緊急データを有する単一の事業者にチャネルを単に譲歩することと比較して、より大きいMBSN利益があり得る)。これらの例では、ネットワークは、事業者間の緊急データ送信合意に関して、および事業者間の緊急データスケジューリング合意に関してすべての事業者を構成し得る。緊急データスケジューリング合意は、サブフレーム、変調およびコーディング方式(MCS)、MBSFNエリア識別子(ID)などを定義し得る。緊急データ送信合意に従うすべての事業者は、それらのデフォルトCCA機会をオーバーライドすることによって、事業者間の最も早いCCA機会において、LBTフレームについて同時にCCAを実施し得る。事業者のうちの1つがデフォルトCCA機会に従ってLBTフレームのためのCCAを成功裏に実施したとき、その事業者は、LBTフレーム中に緊急および/または非緊急データを送信し得、LBTフレームの全体にわたって無認可無線周波数スペクトルを予約し得る。緊急データ送信合意に従う他の事業者については、それらの事業者は、調整されたCCA機会においてCCAを実施し、eMBMSを介して緊急データを送信し、非緊急データ送信を控え得る。緊急データ送信合意に従わない事業者は、前に説明したようにTDMまたはFDM緊急データ送信技法を適用し得る。いくつかの例では、ジョイントMBSFNはジョイント多地点協調(CoMP)動作に拡張され得、これでは、いくつかの事業者が他の事業者に譲歩する代わりに、すべての事業者がより良好なカバレージのためにCoMP送信に参加し得る。
[0139]図11は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域にわたるワイヤレス通信1110の一例1100を示す。図3を参照しながら説明した第1のゲーティング間隔305などのゲーティング間隔に対応し得るLBTフレーム1115は、10ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンクサブフレーム1120と、いくつかのアップリンクサブフレーム1125と、2つのタイプの特殊サブフレーム、Sサブフレーム1130およびS’サブフレーム1135とを含み得る。Sサブフレーム1130は、ダウンリンクサブフレーム1120とアップリンクサブフレーム1125との間の遷移を提供し得、一方、S’サブフレーム1135は、アップリンクサブフレーム1125とダウンリンクサブフレーム1120との間の遷移を提供し得る。
[0140]S’サブフレーム1135中に、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信1110がその上で行われるチャネルをある時間期間の間予約するために、DCCA1140が実施され得る。基地局による成功したDCCA1140に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局および/または装置(たとえば、UE、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するためにCUBS1145を送信し得る。いくつかの例では、CUBS1145は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。このようにCUBS1145を送信することにより、CUBS1145は、無認可無線周波数スペクトル帯域において利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制要件(たとえば、CUBS1145が、利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS1145は、いくつかの例では、LTE/LTE−A CRSおよび/またはCSI−RSの形態と同様の形態をとり得る。CUBS1145の送信に続いて、LTE/LTE−Aベース波形1147が、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して基地局からUEに送信され得る。
[0141]S’サブフレーム1135は、図11において0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。S’サブフレーム1135の第1の部分、この例ではシンボル0〜5は、LTE/LTE−A通信規格との互換性のために必要とされ得る、サイレントDL期間として基地局によって使用され得る。したがって、基地局は、サイレントDL期間中にデータを送信しないことがあるが、UEは、サイレントDL期間中に何らか量のアップリンクデータを送信し得る。S’サブフレーム1135の第2の部分はDCCA1140のために使用され得る。例1100では、S’サブフレーム1135は、シンボル6〜12中に含まれる7つのDCCA機会を含む。異なるネットワーク事業者によるDCCA機会の使用は、より効率的なシステム動作(たとえば、同期システム動作)を提供するために協調され得る。いくつかの例では、DCCA1140−aを実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを決定するために、送信すべき緊急データを有しない基地局105は、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、基地局105に割り当てられた「展開グループid」であり、tは、DCCA1140−aが実施されるゲーティング間隔またはフレームに対応するLBTフレーム番号である。しかしながら、基地局105が送信すべき緊急データを有するとき、DCCA1140−bを実施するために7つの可能なDCCA機会のうちのどれを使用すべきかを選定するために代替のマッピング関数が使用され得る。いくつかの例では、マッピング関数は、送信すべき緊急データを有する基地局105の各々に、最も早いDCCA機会においてDCCA1140−bを同時に実施させ得る。いくつかの例では、緊急データ送信合意に従うすべての事業者からの緊急データは、LBTフレーム1115へのアクセスを獲得している事業者のいずれか1つの上でLBTフレーム1115中に送信され得、非緊急データは、事業者のうちの単一の事業者(すなわち、成功したDCCA1140−aまたは1140−bを実施する事業者)のためにLBTフレーム1115中に送信され得る。いくつかの例では、緊急データ送信合意に従う事業者はジョイントMBSFNを形成し得る。各事業者によって送信されるべき緊急データの少なくとも一部分は、LTE/LTE−Aベース波形1147の一部として送信され得る。
[0142]図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1205のブロック図1200を示す。いくつかの例では、装置1205は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様の一例、ならびに/あるいは図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1205は、いくつかの例では、LTE/LTE−A互換基地局またはUEを含み得る。装置1205はまた、プロセッサであり得る。装置1205は、受信機モジュール1210、ワイヤレス通信管理モジュール1220、および/または送信機モジュール1230を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0143]装置1205の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0144]いくつかの例では、受信機モジュール1210は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機など、少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、および/または図8を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1210は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0145]いくつかの例では、送信機モジュール1230は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1230は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0146]いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1220は、装置1205のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1220は、緊急データ送信管理モジュール1235および/またはCETモジュール1240を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0147]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1235は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。緊急データ送信管理モジュール1235はまた、送信機モジュール1230によって送信される信号中に含めるための、第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するという指示を提供するために使用され得る。いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1235モジュールはまた、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を提供するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードは、装置1205または装置1205を含む装置であり得る。
[0148]いくつかの例では、CETモジュール1240は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してCETを送信するために使用され得る。CETは、いくつかの例では、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示し得る。
[0149]図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1305のブロック図1300を示す。いくつかの例では、装置1305は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様の一例、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数の態様の一例、ならびに/あるいは図12を参照しながら説明した装置1205の態様の一例であり得る。装置1305は、いくつかの例では、LTE/LTE−A互換基地局またはUEを含み得る。装置1305はまた、プロセッサであり得る。装置1305は、受信機モジュール1310、ワイヤレス通信管理モジュール1320、および/または送信機モジュール1330を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0150]装置1305の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0151]いくつかの例では、受信機モジュール1310は、図12を参照しながら説明した受信機モジュール1210の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1310は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、および/または図8を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1310は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1312、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1314の形態をとり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1310はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1316を含み得る。装置1305が基地局を含む例では、受信機モジュール1310はバックホール受信機モジュール1318を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1312、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1314、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1316、および/またはバックホール受信機モジュール1318を含む、受信機モジュール1310は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0152]いくつかの例では、送信機モジュール1330は、図12を参照しながら説明した送信機モジュール1230の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1330は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1330は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1332、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1334の形態をとり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1330はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1336を含み得る。装置1305が基地局を含む例では、送信機モジュール1330はバックホール送信機モジュール1338を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1332、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1334、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1336、および/またはバックホール送信機モジュール1338を含む、送信機モジュール1330は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0153]いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1320は、図12を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220の1つまたは複数の態様の一例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール1320は、緊急データ送信管理モジュール1335、CETモジュール1350、および/またはデータ送信モジュール1355を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0154]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1335は、図12を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235の一例であり得る。いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1335は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードは、装置1305または装置1305を含む装置であり得る。
[0155]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1335は、緊急データ時間スパン決定モジュール1340および/またはリソース割振りモジュール1345を含み得る。いくつかの例では、緊急データ時間スパン決定モジュール1340は、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンを決定するために、および送信機モジュール1330によって送信される信号中に含めるための緊急データの送信の最大時間スパンの指示を提供するために使用され得る。いくつかの例では、リソース割振りモジュール1345は、第1のノードによる緊急データの送信中に無認可無線周波数スペクトル帯域において送信リソースを割り振るために使用され得る。いくつかの例では、リソース割振りモジュール1345は、第1のノードによる緊急データの送信中に無認可無線周波数スペクトル帯域におけるすべての利用可能な送信リソースをMBMSに割り振り得る。別の例では、リソース割振りモジュール1345は、第1のノードによる緊急データの送信中に無認可無線周波数スペクトル帯域における利用可能な送信リソースをMBMSとユニキャストとの間で分割し得る。後者の例では、緊急データは、MBMSとユニキャストの両方を介して送信され得る。
[0156]いくつかの例では、CETモジュール1350は、図12を参照しながら説明したCETモジュール1240の一例であり得る。いくつかの例では、CETモジュール1350は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してCETを送信するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号は、CET送信を使用して送信され得る。これらの例では、信号はまた、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得、その指示は緊急データ時間スパン決定モジュール1340によって提供され得る。
[0157]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1320はまた、送信機モジュール1330によって送信され得る第2の信号中に含めるための、第1のノードが緊急データを送信することを完了したという指示を提供するために使用され得る。
[0158]いくつかの例では、データ送信モジュール1355は、リソース割振りモジュール1345によって行われた送信リソースの割振りに従って、MBMSおよび/またはユニキャストを介して緊急データを送信するために使用され得る。いくつかの例では、緊急データは、成功したCCAが実施される無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいてMBMSおよび/またはユニキャストを介してのみ送信され得る。いくつかの例では、データ送信モジュール1355はMBMS送信モジュール1360を含み得る。MBMS送信モジュール1360は、MBMSを介して緊急データを送信するために使用され得る。
[0159]図14は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1405のブロック図1400を示す。いくつかの例では、装置1405は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様の一例、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数の態様の一例、ならびに/あるいは図12および/または図13を参照しながら説明した装置1205および/または1305のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1405は、いくつかの例では、LTE/LTE−A互換基地局またはUEを含み得る。装置1405はまた、プロセッサであり得る。装置1405は、受信機モジュール1410、ワイヤレス通信管理モジュール1420、および/または送信機モジュール1430を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0160]装置1405の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0161]いくつかの例では、受信機モジュール1410は、図12および/または図13を参照しながら説明した受信機モジュール1210および/または1310の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1410は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、および/または図8を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1410は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1412、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1414の形態をとり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1410はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1416を含み得る。装置1405が基地局を含む例では、受信機モジュール1410はバックホール受信機モジュール1418を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1412、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1414、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1416、および/またはバックホール受信機モジュール1418を含む、受信機モジュール1410は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0162]いくつかの例では、送信機モジュール1430は、図12および/または図13を参照しながら説明した送信機モジュール1230および/または1330の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1430は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1430は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1432、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1434の形態をとり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1430はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1436を含み得る。装置1405が基地局を含む例では、送信機モジュール1430はバックホール送信機モジュール1438を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1432、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1434、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1436、および/またはバックホール送信機モジュール1438を含む、送信機モジュール1430は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0163]いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1420は、図12および/または図13を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220および/または1320の1つまたは複数の態様の一例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール1420は、緊急データ送信管理モジュール1435、CETモジュール1450、CCAモジュール1455、および/またはデータ送信モジュール1460を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0164]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1435は、図12および/または図13を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235および/または1335の一例であり得る。いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1435は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードは、装置1405または装置1405を含む装置であり得る。
[0165]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1435は、緊急データ協調モジュール1440および/またはLBT譲歩パラメータ調整モジュール1445を含み得る。いくつかの例では、緊急データ協調モジュール1440は、事業者の展開において1つの他の事業者に関連する少なくとも1つの他のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、事業者の展開において別の事業者に関連するノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することは、別の事業者に関連するノードから信号を受信することを含み得る。別の事業者に関連するノードから受信される信号は、別の事業者に関連するノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含み得る。
[0166]いくつかの例では、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445は、第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整するために使用され得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における別の事業者のノードがないと緊急データ協調モジュール1440が決定したとき、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという緊急データ送信管理モジュール1435による決定に応答して、第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整するために使用され得る。事業者の展開において別の事業者に関連するノード(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノード)が無認可無線周波数スペクトル帯域を介した送信すべき緊急データを有すると緊急データ協調モジュール1440が決定したとき、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における事業者の総数に基づいて、第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整すべきかどうかを決定し得る(および指示されたとき、LBT譲歩パラメータを調整し得る)。
[0167]いくつかの例では、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445によって調整されるLBT譲歩パラメータは、第1のLBT譲歩パラメータまたは第2のLBT譲歩パラメータのうちの1つを含み得る。第1のLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのNパラメータ)は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを譲歩するように事業者の展開において第1のノードをトリガする連続フレームの数を定義し得、第2のLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのKパラメータ)は、第1のLBT譲歩パラメータによって定義される数の連続フレームの送信に続いて第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスをその間に譲歩する連続フレームの数を定義し得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第1のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から増加させることを含み得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第2のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から減少させることを含み得る。いくつかの例では、第2のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から減少させることは、第1のノードが送信すべき緊急データを有する間に第2のLBT譲歩パラメータを0に設定することを含み得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第1のLBT譲歩パラメータと第2のLBT譲歩パラメータの両方を調整することを含み得る。
[0168]いくつかの例では、第1のノードの調整されたLBT譲歩パラメータは、送信すべき緊急データを有しないノードによって使用される対応するLBT譲歩パラメータとは異なり得る。
[0169]いくつかの例では、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445は、事業者の展開において第2の事業者に関連する第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。これらの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第1のノードのLBT譲歩パラメータを第2のノードの対応するLBT譲歩パラメータにマッチングすることを含み得る。
[0170]いくつかの例では、LBT譲歩パラメータ調整モジュール1445は、第1のノードによる緊急データの送信に続いてLBT譲歩パラメータを元の値(たとえば、デフォルト値)に戻すために使用され得る。
[0171]いくつかの例では、CETモジュール1450は、図12および/または図13を参照しながら説明したCETモジュール1240および/または1350の一例であり得る。いくつかの例では、CETモジュール1450は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してCETを送信するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号は、CET送信を使用して送信される。これらの例では、信号はまた、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。
[0172]いくつかの例では、CCAモジュール1455は、第1のノードのCCA機会においてCCAを実施するために使用され得る。CCAは、無認可無線周波数スペクトル帯域の少なくとも1つのチャネルのフレームへのアクセスを求めて競合するために実施され得る。いくつかの例では、緊急データは、成功したCCAが実施される無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいてのみ送信され得る。CCAが成功しないとき、または緊急データが複数のフレームを介して送信される必要があるとき、CCAは1つまたは複数の後続フレームについて実施され得る。
[0173]いくつかの例では、データ送信モジュール1460は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して緊急データを送信するために使用され得る。いくつかの例では、緊急データは、CCAモジュール1455によって実施される少なくとも1つのCCAが成功する無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいてのみ送信され得る。いくつかの例では、緊急データの一部分のみがフレーム中で送信され得る。他の例では、緊急データのすべてがフレーム中で送信され得る。いくつかの例では、緊急データはMBMSおよび/またはユニキャストを介して送信され得る。
[0174]図15は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1505のブロック図1500を示す。いくつかの例では、装置1505は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様の一例、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数の態様の一例、ならびに/あるいは図12および/または図13を参照しながら説明した装置1205および/または1305のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1505は、いくつかの例では、LTE/LTE−A互換基地局またはUEを含み得る。装置1505はまた、プロセッサであり得る。装置1505は、受信機モジュール1510、ワイヤレス通信管理モジュール1520、および/または送信機モジュール1530を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0175]装置1505の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0176]いくつかの例では、受信機モジュール1510は、図12および/または図13を参照しながら説明した受信機モジュール1210および/または1310の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1510は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、および/または図8を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1510は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1512、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1514の形態をとり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1510はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1516を含み得る。装置1505が基地局を含む例では、受信機モジュール1510はバックホール受信機モジュール1518を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1512、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1514、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1516、および/またはバックホール受信機モジュール1518を含む、受信機モジュール1510は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0177]いくつかの例では、送信機モジュール1530は、図12および/または図13を参照しながら説明した送信機モジュール1230および/または1330の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1530は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1530は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1532、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1534の形態をとり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1530はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1536を含み得る。装置1505が基地局を含む例では、送信機モジュール1530はバックホール送信機モジュール1538を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1532、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1534、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1536、および/またはバックホール送信機モジュール1538を含む、送信機モジュール1530は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0178]いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1520は、図12および/または図13を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220および/または1320の1つまたは複数の態様の一例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール1520は、緊急データ送信管理モジュール1535、CETモジュール1555、CCAモジュール1560、および/またはデータ送信モジュール1565を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0179]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1535は、図12および/または図13を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235および/または1335の一例であり得る。いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1535は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードは、装置1505または装置1505を含む装置であり得る。
[0180]いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1535は、緊急データ協調モジュール1540、CCA機会調整モジュール1545、および/またはCCA機会協調モジュール1550を含み得る。いくつかの例では、緊急データ協調モジュール1540は、事業者の展開において1つの他の事業者に関連する少なくとも1つの他のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、事業者の展開において別の事業者に関連するノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することは、別の事業者に関連するノードから信号を受信することを含み得る。別の事業者に関連するノードから受信される信号は、別の事業者に関連するノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含み得る。
[0181]いくつかの例では、CCA機会調整モジュール1545は、第1のノードのCCA機会を調整するために使用され得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における別の事業者のノードがないと緊急データ協調モジュール1540が決定したとき、CCA機会調整モジュール1545は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという緊急データ送信管理モジュール1535による決定に応答して、第1のノードのCCA機会を調整するために使用され得る。事業者の展開において別の事業者に関連するノード(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノード)が無認可無線周波数スペクトル帯域を介した送信すべき緊急データを有すると緊急データ協調モジュール1540が決定したとき、CCA機会調整モジュール1545は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における事業者の総数に基づいて、第1のノードのCCA機会を調整すべきかどうかを決定し得る(および指示されたとき、CCA機会を調整し得る)。
[0182]いくつかの例では、緊急データ協調モジュール1540は、事業者の展開において第2の事業者に関連する第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。これらの例では、CCA機会調整モジュール1545は、第1のノードと第2のノードの両方が送信すべき緊急データを有する各フレームについてフレームごとに第1のノードと第2のノードとの間で、最も早いCCA機会へのアクセスを循環させ得る。事業者の展開における他の事業者の他のノードも無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると緊急データ協調モジュール1540が決定したとき、CCA機会調整モジュール1545はまた、他の事業者のこれらの他のノード間で、最も早いCCA機会へのアクセスを循環させ得る。
[0183]いくつかの例では、第1のノードの調整されたCCA機会は、第2のノードのデフォルトCCA機会と衝突し、それをプリエンプトし得る。これらの例では、第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有しないと仮定すると、CCA機会協調モジュール1550は、第1のノードのデフォルトCCA機会を第2のノードに放棄し得る。
[0184]いくつかの例では、CETモジュール1555は、図12および/または図13を参照しながら説明したCETモジュール1240および/または1350の一例であり得る。いくつかの例では、CETモジュール1555は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介してCETを送信するために使用され得る。いくつかの例では、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示す信号は、CET送信を使用して送信される。これらの例では、信号はまた、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。
[0185]いくつかの例では、CCAモジュール1560は、CCA機会調整モジュール1545によって行われた調整がもしあればその調整に応じて、第1のノードの調整されたCCA機会またはデフォルトCCA機会のいずれかにおいてCCAを実施するために使用され得る。CCAは、無認可無線周波数スペクトル帯域の少なくとも1つのチャネルのフレームへのアクセスを求めて競合するために実施され得る。いくつかの例では、緊急データは、成功したCCAが実施される無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいてのみ送信され得る。CCAが成功しないとき、または緊急データが複数のフレームを介して送信される必要があるとき、CCAは1つまたは複数の後続フレームについて実施され得る。
[0186]いくつかの例では、データ送信モジュール1565は、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して緊急データを送信するために使用され得る。いくつかの例では、緊急データは、CCAモジュール1560によって実施される少なくとも1つのCCAが成功する無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいて(たとえば、調整されたCCA機会またはデフォルトCCA機会におけるCCAの成功した実施に続くフレーム中に)のみ送信され得る。いくつかの例では、緊急データの一部分のみがフレーム中で送信され得る。他の例では、緊急データのすべてがフレーム中で送信され得る。いくつかの例では、緊急データはMBMSおよび/またはユニキャストを介して送信され得る。
[0187]装置1505のいくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1535は、緊急データが送信を完了するまで、調整されたCCA機会に続くフレームにおいてすべての利用可能な送信リソースを緊急データの送信に割り振り得る。
[0188]装置1505のいくつかの例では、データ送信モジュール1565は、サブキャリアのサブセットを介して第1のノードによって緊急データを送信し得る。サブキャリアのサブセットは、第1のノードの第1の事業者に基づいて決定され得る。
[0189]装置1505のいくつかの例では、CCAモジュール1560は、少なくとも第2の事業者に関連する第2のノードと同時にCCAを実施し得、ここで、第2のノードは送信すべき緊急データを有する。
[0190]装置1505のいくつかの例では、CCAモジュール1560は、少なくとも第2の事業者に関連する第2のノードと同時にCCAを実施し得、ここで、第2のノードは送信すべき非緊急データを有し、およびここで、第2のノードのデフォルトCCA機会は、第1のノードの調整されたCCA機会と衝突する。これらの例のいくつかでは、データ送信モジュール1565は、第1の事業者と第2の事業者とを含むジョイントMBMSを介して緊急データを送信し得る。いくつかの例では、緊急データ送信管理モジュール1535は、第1のノードと第2のノードとが送信すべき同じ緊急データを有するという決定に応答して、ジョイントMBMSを形成し得る。いくつかの例では、データ送信モジュール1565は、第1のノードと第2のノードとの間のCoMP動作に従って緊急データを送信し得る。
[0191]図16は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1605のブロック図1600を示す。いくつかの例では、装置1605は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1605は、いくつかの例では、LTE/LTE−A互換基地局を含み得る。装置1605はまた、プロセッサであり得る。装置1605は、受信機モジュール1610、ワイヤレス通信管理モジュール1620、および/または送信機モジュール1630を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0192]装置1605の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0193]いくつかの例では、受信機モジュール1610は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、および/または図8を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1610は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1612、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1614の形態をとり得る。いくつかの例では、受信機モジュール1610はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1616を含み得る。装置1605が基地局を含む例では、受信機モジュール1610はバックホール受信機モジュール1618を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1612、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域受信機モジュール1614、Wi−Fi RFスペクトル帯域受信機モジュール1616、および/またはバックホール受信機モジュール1618を含む、受信機モジュール1610は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0194]いくつかの例では、送信機モジュール1630は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1630は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1632、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1634の形態をとり得る。いくつかの例では、送信機モジュール1630はまた、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1636を含み得る。装置1605が基地局を含む例では、送信機モジュール1630はバックホール送信機モジュール1638を含み得る。認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1632、無認可LTE/LTE−A RFスペクトル帯域送信機モジュール1634、Wi−Fi RFスペクトル帯域送信機モジュール1636、および/またはバックホール送信機モジュール1638を含む、送信機モジュール1630は、図1および/または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100および/または200の1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクおよび/またはバックホールリンクを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクおよび/またはバックホールリンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して(ならびに/あるいは、たとえば、図1を参照しながら説明したコアネットワーク130などのコアネットワークとの、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレス接続を介して)確立され得る。
[0195]いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール1620は、緊急データ通知受信モジュール1635および/または緊急データ通知配信モジュール1640を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
[0196]いくつかの例では、緊急データ通知受信モジュール1635は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1の基地局において、UEが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急アップリンクデータを有することを示すUEからのアップリンク送信を受信するために使用され得る。いくつかの例では、アップリンク送信はアップリンク信号の一部であり得、いくつかの例では、アップリンク送信は、信号中に含まれるサウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、チャネル状態情報(CSI)、および/またはスケジューリング要求(SR)中に含まれ得る。いくつかの例では、装置1605は第1の基地局を含み得る。いくつかの例では、第1の基地局はLTE/LTE−A互換基地局であり得る。
[0197]いくつかの例では、緊急データ通知配信モジュール1640は、UEが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急アップリンクデータを有するという指示を第1の基地局から第2の基地局に送信するために使用され得る。いくつかの例では、第2の基地局はLTE/LTE−A互換基地局であり得る。いくつかの例では、第2の基地局に送信される指示は、ダウンリンク信号および/またはLBTバーストの開始における送信を含み得る。
[0198]UEが送信すべき緊急アップリンクデータを有することを示すUEからのアップリンク送信と、UEが送信すべき緊急データを有することを示す第1の基地局から第2の基地局に送信される指示とに応じて、第1の基地局と第2の基地局とに関連するUEは、それに応じてそれらのそれぞれのCCA機会を調整し得る。たとえば、第1の基地局がそれ自体の信号においてアップリンク緊急指示を設定するが、(たとえば、第2の基地局およびそれのUEは送信すべき緊急データを有しないので)第2の基地局はそうしない場合、第1の基地局に関連するUEは、それらが送信すべき緊急データを有する場合、それらのデフォルトCCA機会をオーバーライドし、それらのCCA機会を最も早いCCA機会に設定し得るが、第2の基地局に関連するUEは、それらのデフォルトCCA機会が、第1の基地局に関連するUEの調整されたCCA機会と衝突する場合、それらのデフォルトCCA機会を譲歩し得る。また、第2の基地局に関連するUEは、それらのデフォルトCCA機会を、第1の基地局に関連するUEに放棄し得る。
[0199]図17に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局1705(たとえば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図1700を示す。いくつかの例では、基地局1705は、図1および/または図2を参照しながら説明した基地局105、205、および/または205−aのうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは基地局として構成されたときの図12、図13、図14、図15、および/または図16を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、1505、および/または1605のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局1705は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図16を参照しながら説明したアクセスポイントおよび/または装置の特徴および機能の少なくともいくつかを実装または可能にするように構成され得る。
[0200]基地局1705は、基地局プロセッサモジュール1710、基地局メモリモジュール1720、(基地局トランシーバモジュール1750によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバモジュール、(基地局アンテナ1755によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、および/または基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760を含み得る。基地局1705はまた、基地局通信モジュール1730および/またはネットワーク通信モジュール1740のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1735を介して直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0201]基地局メモリモジュール1720は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。基地局メモリモジュール1720は、実行されたとき、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明する様々な機能(たとえば、緊急データが送信される必要があることを示すこと、緊急データを送信することなどに関係する機能)を基地局プロセッサモジュール1710に実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1725を記憶し得る。代替的に、コード1725は、基地局プロセッサモジュール1710によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する様々な機能を基地局1705に実施させるように構成され得る。
[0202]基地局プロセッサモジュール1710は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサモジュール1710は、基地局トランシーバモジュール1750、基地局通信モジュール1730、および/またはネットワーク通信モジュール1740を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール1710はまた、アンテナ1755を通じた送信のためにトランシーバモジュール1750に、1つまたは複数の他の基地局1705−aおよび1705−bへの送信のために基地局通信モジュール1730に、ならびに/または図1を参照しながら説明したコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の一例であり得るコアネットワーク1745への送信のためにネットワーク通信モジュール1740に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール1710は、単独でまたは基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760とともに、第1の無線周波数スペクトル帯域(たとえば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは第2の無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的にWi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用などの無認可使用のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して通信すること(またはその帯域を介した通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。
[0203]基地局トランシーバモジュール1750は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために基地局アンテナ1755に提供し、基地局アンテナ1755から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局トランシーバモジュール1750は、いくつかの例では、1つまたは複数の基地局送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の基地局受信機モジュールとして実装され得る。基地局トランシーバモジュール1750は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。基地局トランシーバモジュール1750は、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、および/または1505のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と、アンテナ1755を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局1705は、たとえば、複数の基地局アンテナ1755(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1705は、ネットワーク通信モジュール1740を通じてコアネットワーク1745と通信し得る。基地局1705はまた、基地局通信モジュール1730を使用して、基地局1705−aおよび1705−bなどの他の基地局と通信し得る。
[0204]基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域を介したワイヤレス通信に関係する図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図16を参照しながら説明した特徴および/または機能(たとえば、緊急データが送信される必要があることを示すこと、緊急データを送信することなどに関係する機能)の一部または全部を実施および/または制御するように構成され得る。たとえば、基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域を使用して補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、および/またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760は、第1の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された基地局LTE/LTE−A認可スペクトルモジュール1765と、第2の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された基地局LTE/LTE−A無認可スペクトルモジュール1770とを含み得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760またはそれの一部は、プロセッサを含み得、ならびに/または、基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760の機能の一部または全部は、基地局プロセッサモジュール1710によって、および/または基地局プロセッサモジュール1710に関連して実施され得る。いくつかの例では、基地局ワイヤレス通信管理モジュール1760は、図12、図13、図14、図15、および/または図16を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、および/または1620の一例であり得る。
[0205]図18は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE1815のブロック図1800を示す。UE1815は、様々な構成を有し得、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダーなどであるかまたはそれらの一部であり得る。UE1815は、いくつかの例では、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの例では、UE1815は、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、および/または215−cのうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、および/または1505のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE1815は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明したUEおよび/または装置の特徴および機能の少なくともいくつかを実装するように構成され得る。
[0206]UE1815は、UEプロセッサモジュール1810、UEメモリモジュール1820、(UEトランシーバモジュール1830によって表される)少なくとも1つのUEトランシーバモジュール、(UEアンテナ1840によって表される)少なくとも1つのUEアンテナ、および/またはUEワイヤレス通信管理モジュール1860を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1835を介して直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0207]UEメモリモジュール1820はRAMおよび/またはROMを含み得る。UEメモリモジュール1820は、実行されたとき、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明する様々な機能(たとえば、緊急データが送信される必要があることを示すこと、緊急データを送信することなどに関係する機能)をUEプロセッサモジュール1810に実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1825を記憶し得る。代替的に、コード1825は、UEプロセッサモジュール1810によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する様々な機能をUE1815に実施させるように構成され得る。
[0208]UEプロセッサモジュール1810は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。UEプロセッサモジュール1810は、UEトランシーバモジュール1830を通して受信された情報、および/またはUEアンテナ1840を通した送信のためにUEトランシーバモジュール1830に送られるべき情報を処理し得る。UEプロセッサモジュール1810は、単独でまたはUEワイヤレス通信管理モジュール1860とともに、第1の無線周波数スペクトル帯域(たとえば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/あるいは第2の無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的にWi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用などの無認可使用のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して通信すること(またはその帯域を介した通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。
[0209]UEトランシーバモジュール1830は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにUEアンテナ1840に提供し、UEアンテナ1840から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UEトランシーバモジュール1830は、いくつかの例では、1つまたは複数のUE送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個のUE受信機モジュールとして実装され得る。UEトランシーバモジュール1830は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。UEトランシーバモジュール1830は、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数、ならびに/あるいは図12、図13、図14、図15、および/または図16を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、1505、および/または1605のうちの1つまたは複数と、UEアンテナ1840を介して双方向に通信するように構成され得る。UE1815は単一のUEアンテナを含み得るが、UE1815が複数のUEアンテナ1840を含み得る例があり得る。
[0210]UE状態モジュール1850は、たとえば、RRCアイドル状態とRRC接続状態との間のUE1815の遷移を管理するために使用され得、1つまたは複数のバス1835を介して、直接または間接的に、UE1815の他の構成要素と通信していることがある。UE状態モジュール1850またはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/あるいはUE状態モジュール1850の機能の一部または全部は、UEプロセッサモジュール1810によっておよび/またはUEプロセッサモジュール1810に関連して実施され得る。
[0211]UEワイヤレス通信管理モジュール1860は、第1の無線周波数スペクトル帯域および/または第2の無線周波数スペクトル帯域を介したワイヤレス通信に関係する図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した特徴および/または機能(たとえば、緊急データが送信される必要があることを示すこと、緊急データを送信することなどに関係する機能)の一部または全部を実施および/または制御するように構成され得る。いくつかの例では、UEワイヤレス通信管理モジュール1860は、第1のスペクトルおよび/または第2のスペクトルを使用して補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、および/またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。UEワイヤレス通信管理モジュール1860は、第1の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成されたUE LTE/LTE−A認可スペクトルモジュール1865と、第2の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成されたUE LTE/LTE−A無認可スペクトルモジュール1870とを含み得る。UEワイヤレス通信管理モジュール1860またはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/あるいはUEワイヤレス通信管理モジュール1860の機能の一部または全部は、UEプロセッサモジュール1810によっておよび/またはUEプロセッサモジュール1810に関連して実施され得る。いくつかの例では、UEワイヤレス通信管理モジュール1860は、図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、および/または1520の一例であり得る。
[0212]図19は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1900の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1900について、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および/または図18を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、215−c、および/または1815のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、および/または1505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局、UE、および/または装置は、以下で説明する機能を実施するように基地局、UE、および/または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0213]ブロック1905において、方法1900は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。第1のノードは、いくつかの例では基地局を含み得、いくつかの例ではUEを含み得る。いくつかの例では、基地局またはUEは、LTE/LTE−A互換基地局またはUEであり得る。ブロック1905における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535を使用して実施され得る。
[0214]ブロック1910において、方法1900は、第1のノードによって無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信することを含み得る。信号は、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示し得る。いくつかの例では、信号は、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。ブロック1910における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535を使用して実施され得る。
[0215]このようにして、方法1900はワイヤレス通信を提供し得る。方法1900は一実装形態にすぎず、方法1900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0216]図20は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2000の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2000について、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および/または図18を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、215−c、および/または1815のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した装置1205、1305、1405、および/または1505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局、UE、および/または装置は、以下で説明する機能を実施するように基地局、UE、および/または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0217]ブロック2005において、方法2000は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。第1のノードは、いくつかの例では基地局を含み得、いくつかの例ではUEを含み得る。いくつかの例では、基地局またはUEは、LTE/LTE−A互換基地局またはUEであり得る。ブロック2005における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535を使用して実施され得る。
[0218]ブロック2010において、方法2000は、第1のノードによって無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信することを含み得る。信号は、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示し得る。いくつかの例では、信号は、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。ブロック2010における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535を使用して実施され得る。
[0219]ブロック2015において、一例では、方法2000は、第1のノードによる緊急データの送信中に無認可無線周波数スペクトル帯域におけるすべての利用可能な送信リソースをMBMSに割り振ることを含み得る。ブロック2020において、別の例では、方法2000は、第1のノードによる緊急データの送信中に無認可無線周波数スペクトル帯域における利用可能な送信リソースをMBMSとユニキャストとの間で分割することを含み得る。後者の例では、緊急データは、MBMSとユニキャストの両方を介して送信され得る。ブロック2015および/または2020における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535、ならびに/あるいは図13を参照しながら説明したリソース割振りモジュール1345を使用して実施され得る。
[0220]ブロック2025において、方法2000は、ブロック2015または2020において行われた送信リソースの割振りに従って、MBMSおよび/またはユニキャストを介して緊急データを送信することを含み得る。いくつかの例では、緊急データは、成功したCCAが実施される無認可無線周波数スペクトル帯域の1つまたは複数のフレームにおいてMBMSおよび/またはユニキャストを介してのみ送信され得る。ブロック2025における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明したデータ送信モジュール1355、1460、および/または1565、ならびに/あるいは図13を参照しながら説明したMBMS送信モジュール1360を使用して実施され得る。
[0221]ブロック2030において、方法2000は、第1のノードが緊急データを送信することを完了したことを示す第2の信号を送信することを含み得る。ブロック2030における動作は、図12、図13、図14、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、図14、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、1435、および/または1535を使用して実施され得る。
[0222]このようにして、方法2000はワイヤレス通信を提供し得る。方法2000は一実装形態にすぎず、方法2000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0223]図21は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2100の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2100について、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および/または図18を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、215−c、および/または1815のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した装置1205、1305、および/または1405のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局、UE、および/または装置は、以下で説明する機能を実施するように基地局、UE、および/または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0224]ブロック2105において、方法2100は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。第1のノードは、いくつかの例では基地局を含み得、いくつかの例ではUEを含み得る。いくつかの例では、基地局またはUEは、LTE/LTE−A互換基地局またはUEであり得る。ブロック2105における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435を使用して実施され得る。
[0225]ブロック2110において、方法2100は、第1のノードによって無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信することを含み得る。信号は、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示し得る。いくつかの例では、信号は、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。ブロック2110における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435を使用して実施され得る。
[0226]ブロック2115において、方法2100は、事業者の展開において1つの他の事業者に関連する少なくとも1つの他のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における別の事業者のノードがないと決定されたとき、方法2100はブロック2120に進み得る。事業者の展開における別の事業者に関連するノード(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノード)が無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定されたとき、方法2100はブロック2125に進み得る。いくつかの例では、事業者の展開において別の事業者に関連するノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することは、別の事業者に関連するノードから信号を受信すること(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノードから信号を受信すること)を含み得る。別の事業者に関連するノードから受信される信号は、別の事業者に関連するノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含み得る。ブロック2115における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435、ならびに/あるいは図14を参照しながら説明した緊急データ協調モジュール1440を使用して実施され得る。
[0227]ブロック2120において、方法2100は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整することを含み得る。ブロック2120における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435、ならびに/あるいは図14を参照しながら説明したLBT譲歩パラメータ調整モジュール1445を使用して実施され得る。
[0228]方法2100のいくつかの例では、ブロック2120において調整されるLBT譲歩パラメータは、第1のLBT譲歩パラメータまたは第2のLBT譲歩パラメータのうちの1つを含むことができる。第1のLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのNパラメータ)は、無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを譲歩するように事業者の展開において第1のノードをトリガする連続フレームの数を定義し得、第2のLBT譲歩パラメータ(たとえば、N/KプロトコルのKパラメータ)は、第1のLBT譲歩パラメータによって定義される数の連続フレームの送信に続いて第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域へのアクセスをその間に譲歩する連続フレームの数を定義し得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第1のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から増加させることを含み得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第2のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から減少させることを含み得る。いくつかの例では、第2のLBT譲歩パラメータをデフォルト値から減少させることは、第1のノードが送信すべき緊急データを有する間に第2のLBT譲歩パラメータを0に設定することを含み得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、第1のLBT譲歩パラメータと第2のLBT譲歩パラメータの両方を調整することを含み得る。
[0229]方法2100のいくつかの例では、第1のノードの調整されたLBT譲歩パラメータは、送信すべき緊急データを有しないノードによって使用される対応するLBT譲歩パラメータとは異なり得る。
[0230]ブロック2125において、方法2100は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における事業者の総数に基づいて、第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整すべきかどうかを決定することを含み得る。第1のノードのLBT譲歩パラメータを調整することがブロック2125において決定されたとき、第1のノードのLBT譲歩パラメータはブロック2125において調整され得る。いくつかの例では、LBT譲歩パラメータを調整することは、たとえば、ブロック2120に関して説明したように、第1のLBT譲歩パラメータまたは第2のLBT譲歩パラメータのうちの1つを調整することを含み得る。ブロック2125における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435、ならびに/あるいは図14を参照しながら説明したLBT譲歩パラメータ調整モジュール1445を使用して実施され得る。
[0231]方法2100のいくつかの例では、ブロック2115において、事業者の展開において第2の事業者に関連する第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。これらの例では、ブロック2125においてLBT譲歩パラメータを調整することは、第1のノードのLBT譲歩パラメータを第2のノードの対応するLBT譲歩パラメータにマッチングすることを含み得る。
[0232]ブロック2130において、方法2100は、第1のノードのCCA機会においてCCAを実施することを含み得る。ブロック2130における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図14を参照しながら説明したCCAモジュール1455を使用して実施され得る。
[0233]ブロック2135において、ブロック2130において実施されたCCAが成功したとき、方法2300は、第1のノードが、CCA機会に続くフレーム中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して緊急データの少なくとも一部分を送信することを含み得る。CCAが成功しないとき、または緊急データが複数のフレームを介して送信される必要があるとき、1つまたは複数の後続のフレームについてCCAが実施され得、成功したCCAに続くフレーム中に緊急データの少なくとも一部分が送信され得る。いくつかの例では、緊急データはMBMSおよび/またはユニキャストを介して送信され得る。いくつかの例では、緊急データは、無認可無線周波数スペクトル帯域の2つ以上のフレームを介して送信され得る。ブロック2135における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図13および/または図14を参照しながら説明したデータ送信モジュール1355および/または1460を使用して実施され得る。
[0234]ブロック2140において、方法2100は、第1のノードによる緊急データの送信に続いてLBT譲歩パラメータを元の値(たとえば、デフォルト値)に戻すことをさらに含み得る。ブロック2140における動作は、図12、図13、図14、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1420、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図14を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1435、ならびに/あるいは図14を参照しながら説明したLBT譲歩パラメータ調整モジュール1445を使用して実施され得る。
[0235]このようにして、方法2100はワイヤレス通信を提供し得る。方法2100は一実装形態にすぎず、方法2100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0236]図22は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2200の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2200について、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および/または図18を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、215−c、および/または1815のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した装置1205、1305、および/または1505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局、UE、および/または装置は、以下で説明する機能を実施するように基地局、UE、および/または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0237]ブロック2205において、方法2200は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。第1のノードは、いくつかの例では基地局を含み得、いくつかの例ではUEを含み得る。いくつかの例では、基地局またはUEは、LTE/LTE−A互換基地局またはUEであり得る。ブロック2205における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1535を使用して実施され得る。
[0238]ブロック2210において、方法2200は、第1のノードによって無認可無線周波数スペクトル帯域を介して信号を送信することを含み得る。信号は、第1のノードが送信すべき緊急データを有することを示し得る。いくつかの例では、信号は、第1のノードによる緊急データの送信の最大時間スパンの指示を含み得る。ブロック2210における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1535を使用して実施され得る。
[0239]ブロック2215において、方法2200は、事業者の展開において1つの他の事業者に関連する少なくとも1つの他のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するかどうかを決定することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における別の事業者のノードがないと決定されたとき、方法2200はブロック2220に進み得る。事業者の展開における別の事業者に関連するノード(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノード)が無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定されたとき、方法2200はブロック2225に進み得る。いくつかの例では、事業者の展開において別の事業者に関連するノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定することは、別の事業者に関連するノードから信号を受信すること(たとえば、第2の事業者に関連する第2のノードから信号を受信すること)を含み得る。ノード関連の別の事業者から受信される信号は、別の事業者に関連するノードが送信すべき緊急データを有するという指示を含み得る。ブロック2215における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1535、ならびに/あるいは図15を参照しながら説明した緊急データ協調モジュール1540を使用して実施され得る。
[0240]ブロック2220において、方法2200は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して第1のノードのCCA機会を調整することを含み得る。ブロック2220における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1535、ならびに/あるいは図15を参照しながら説明したCCA機会調整モジュール1545を使用して実施され得る。
[0241]ブロック2225において、方法2200は、第1のノードが送信すべき緊急データを有するという決定に応答して、および無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有する事業者の展開における事業者の総数に基づいて、第1のノードのCCA機会を調整すべきかどうかを決定することを含み得る。第1のノードのCCA機会を調整することがブロック2225において決定されたとき、第1のノードのCCA機会はブロック2225において調整され得る。ブロック2225における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、図12、図13、および/または図15を参照しながら説明した緊急データ送信管理モジュール1235、1335、および/または1535、ならびに/あるいは図15を参照しながら説明したCCA機会調整モジュール1545を使用して実施され得る。
[0242]方法2200のいくつかの例では、ブロック2215において、事業者の展開において第2の事業者に関連する第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有すると決定し得る。これらの例では、ブロック2225においてCCA機会を調整することは、第1のノードと第2のノードの両方が送信すべき緊急データを有する各フレームについてフレームごとに第1のノードと第2のノードとの間で、最も早いCCA機会へのアクセスを循環させることを含み得る。事業者の展開における他の事業者の他のノードも無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有するとブロック2215において決定されたとき、最も早いCCA機会へのアクセスは、他の事業者のこれらの他のノード間でも循環され得る。
[0243]方法2200のいくつかの例では、第1のノードの調整されたCCA機会は、第2のノードのデフォルトCCA機会と衝突し、それをプリエンプトし得る。これらの例では、第2のノードが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急データを有しないと仮定すると、第1のノードのデフォルトCCA機会は第2のノードに放棄され得る。
[0244]ブロック2230において、方法2200は、ブロック2220または2225において実施された動作に応じて、第1のノードの調整されたCCA機会またはデフォルトCCA機会のいずれかにおいてCCAを実施することを含み得る。ブロック2230における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図15を参照しながら説明したCCAモジュール1560を使用して実施され得る。
[0245]ブロック2235において、ブロック2230において実施されたCCAが成功したとき、方法2200は、第1のノードが、調整されたCCA機会またはデフォルトCCA機会に続くフレーム中に無認可無線周波数スペクトル帯域を介して緊急データの少なくとも一部分を送信することを含み得る。CCAが成功しないとき、または緊急データが複数のフレームを介して送信される必要があるとき、1つまたは複数の後続のフレームについてCCAが実施され得、成功したCCAに続くフレーム中に緊急データの少なくとも一部分が送信され得る。いくつかの例では、緊急データはMBMSおよび/またはユニキャストを介して送信され得る。いくつかの例では、緊急データは、無認可無線周波数スペクトル帯域の2つ以上のフレームを介して送信され得る。ブロック2235における動作は、図12、図13、図15、図17、および/または図18を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1220、1320、1520、1760、および/または1860、ならびに/あるいは図13および/または図15を参照しながら説明したデータ送信モジュール1355および/または1565を使用して実施され得る。
[0246]いくつかの例では、方法2200は、緊急データが送信を完了するまで、調整されたCCA機会に続くフレームにおいてすべての利用可能な送信リソースを緊急データの送信に割り振ることを含み得る。
[0247]いくつかの例では、方法2200は、サブキャリアのサブセットを介して第1のノードによって緊急データを送信することを含み得る。サブキャリアのサブセットは、第1のノードの第1の事業者に基づいて決定され得る。
[0248]いくつかの例では、方法2200は、少なくとも第2の事業者に関連する第2のノードと同時にCCAを実施することを含み得、ここで、第2のノードは送信すべき緊急データを有する。
[0249]いくつかの例では、方法2200は、少なくとも第2の事業者に関連する第2のノードと同時にCCAを実施することを含み得、ここで、第2のノードは送信すべき非緊急データを有し、およびここで、第2のノードのデフォルトCCA機会は、第1のノードの調整されたCCA機会と衝突する。これらの例のいくつかでは、方法2200は、第1の事業者と第2の事業者とを含むジョイントMBMSを介して緊急データを送信することをさらに含み得る。いくつかの例では、方法2200は、第1のノードと第2のノードとが送信すべき同じ緊急データを有するという決定に応答して、ジョイントMBMSを形成することを含み得る。いくつかの例では、方法2200は、第1のノードと第2のノードとの間のCoMP動作に従って緊急データを送信することを含み得る。
[0250]このようにして、方法2200はワイヤレス通信を提供し得る。方法2200は一実装形態にすぎず、方法2200の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0251]いくつかの例では、方法1900、2000、2100、および/または2200のうちの1つまたは複数の態様は組み合わされ得る。
[0252]図23は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2300の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法2300について、図1、図2、および/または図17を参照しながら説明した基地局105、205、205−a、および/または1705のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および/または図18を参照しながら説明したUE115、215、215−a、215−b、215−c、および/または1815のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図12および/または図16を参照しながら説明した装置1205および/または1605のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局および/または装置は、以下で説明する機能を実施するように基地局および/または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0253]ブロック2305において、方法2300は、事業者の展開において第1の事業者に関連する第1の基地局において、UEが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急アップリンクデータを有することを示すUEからのアップリンク送信を受信することを含み得る。無認可無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が少なくとも部分的に無認可使用(たとえば、Wi−Fi使用および/または無認可LTE/LTE−A使用)のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例では、第1の基地局はLTE/LTE−A互換基地局であり得る。いくつかの例では、UEからのアップリンク送信はアップリンク信号を含み得、いくつかの例では、アップリンク送信は、信号中に含まれる)サウンディング基準信号(SRS)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、チャネル状態情報(CSI)、および/またはスケジューリング要求(SR)の一部分であり得る。ブロック2305における動作は、図16を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1620および/または緊急データ通知受信モジュール1635を使用して実施され得る。
[0254]ブロック2310において、方法2300は、UEが無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信すべき緊急アップリンクデータを有するという指示を第1の基地局によって第2の基地局に送信することを含み得る。いくつかの例では、第2の基地局はLTE/LTE−A互換基地局であり得る。いくつかの例では、第2の基地局への指示は、ダウンリンク信号および/またはLBTバーストの開始における送信を含み得る。ブロック2310における動作は、図16を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール1620および/または緊急データ通知配信モジュール1640を使用して実施され得る。
[0255]UEが送信すべき緊急アップリンクデータを有することを示すUEからのアップリンク送信と、UEが送信すべき緊急データを有することを示す第1の基地局から第2の基地局に送信される指示とに応じて、第1の基地局と第2の基地局とに関連するUEは、それに応じてそれらのそれぞれのCCA機会を調整し得る。たとえば、第1の基地局がそれ自体の信号においてアップリンク緊急指示を設定するが、(たとえば、第2の基地局およびそれのUEは送信すべき緊急データを有しないので)第2の基地局はそうしない場合、第1の基地局に関連するUEは、それらが送信すべき緊急データを有する場合、それらのデフォルトCCA機会をオーバーライドし、それらのCCA機会を最も早いCCA機会に設定し得るが、第2の基地局に関連するUEは、それらのデフォルトCCA機会が、第1の基地局に関連するUEの調整されたCCA機会と衝突する場合、それらのデフォルトCCA機会を譲歩し得る。また、第2の基地局に関連するUEは、それらのデフォルトCCA機会を、第1の基地局に関連するUEに放棄し得る。
[0256]このようにして、方法2300はワイヤレス通信を提供し得る。方法2300は一実装形態にすぎず、方法2300の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0257]添付の図面に関して上記に記載した発明を実施するための形態は、例について説明しており、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という用語は、本明細書で使用されるとき、「例、事例、または例示として働く」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味するものではない。発明を実施するための形態は、説明した技法の理解を与える目的で具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および装置がブロック図の形態で示されている。
[0258]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0259]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0260]本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装された場合、機能は、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいは非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはコードとして送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用されるとき、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0261]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンピュータディスク(CD)−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD(disc)、レーザディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0262]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供されるものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についてのいかなる選好も暗示または要求しない。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。