[0001] 本特許出願は、2015年5月28日に出願された、「Techniques For Managing Transmissions of Uplink Data Over an Unlicensed Radio Frequency Spectrum Band」と題する、Damnjanovicらによる米国特許出願第14/723,765号、並びに2014年5月30日に出願された、「Techniques For Managing Transmissions of Uplink Data Over an Unlicensed Radio Frequency Spectrum Band」と題する、Damnjanovicらによる米国仮特許出願第62/005,495号の優先権を主張するもので、これらの各々は本出願の譲受人に譲渡されている。
[0081] 免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたアップリンクデータの送信が管理される技法が説明される。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、セルラー通信(例えば、Long Term Evolution(LTE)通信またはLTE−Advanced(LTE−A)通信)のために使用され得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。
[0082] 免許無線周波数スペクトル帯域を使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、免許不要無線周波数スペクトル帯域への少なくとも一部のデータトラフィックのオフロードは、セルラー事業者(例えば、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)またはLTE/LTE−Aネットワークのようなセルラーネットワークを定義する基地局の協調させられたセットの事業者)にデータ送信容量の増強のための機会を与え得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスし、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて通信する前に、送信装置は、いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするために、LBT手順を行い得る。そのようなLBT手順は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCA(例えば、ECCA)を行うことを含み得る。チャネルが利用可能ではないと決定されたとき、そのチャネルのためにCCA(またはECCA)が後で再び行われ得る。
[0083] 基地局、eNB、またはUEが、免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを争うためにLBT−LBEプロトコルを使用するとき、UEが免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてアップリンクデータを送信することが可能になるかどうか、およびいつ可能になるかに関する不確実性があり得る。本明細書で開示される技法は、基地局、eNB、またはUEが、いつUEがアップリンクデータを送信することになるかをよりよく管理することを可能にする。本技法は、いくつかの例で、キャリアアグリゲーションモードで免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて通信する二次的サービングセルおよびUEに適用可能である。
[0084] 本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。IS−2000 Release0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMA(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標) Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、並びに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。しかしながら、以下の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、以下の説明の大部分でLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0085] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および配置に関して変更が行われ得る。様々な例は、適宜、様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。例えば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で行われ得、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例で組み合わせられ得る。
[0086] 図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100のブロック図を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局105(例えば、1つまたは複数のeNBの一部または全てを形成する基地局)と、いくつかのUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。基地局105のいくつかは、様々な例でコアネットワーク130または基地局105のうちのいくつかの基地局の一部であり得る、基地局コントローラ(図示されず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105のいくつかは、バックホール132を通じてコアネットワーク130と制御情報またはユーザデータを通信し得る。いくつかの例で、基地局105のうちのいくつかは、有線またはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を通じて、互いに直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートできる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に、変調された信号を送信し得る。例えば、各通信リンク125は、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるキャリア上で送られてよく、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
[0087] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。基地局105の各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例で、基地局105は、アクセスポイント、トランシーバ基地局(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、NodeB、evolved NodeB(eNB)、Home NodeB、Home eNodeB、WLANアクセスポイント、Wi−Fiノードまたは何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局105のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、またはピコ基地局)を含み得る。基地局105はまた、セルラーまたはWLAN無線アクセス技術などの異なる無線技術を利用し得る。基地局105は、同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開(例えば、本明細書ではまとめて「事業者」と呼ぶ)に関連付けられ得る。同じもしくは異なるタイプの基地局105のカバレージエリアを含み、同じもしくは異なる無線技術を利用し、または同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なる基地局105のカバレージエリアは重複し得る。
[0088] いくつかの例で、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)を含んでよく、このLTE/LTE−A通信システムは、第1の無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域のような、特定の用途のために特定のユーザに免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)または第2の無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi用途のような免許不要の用途に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る免許不要無線周波数スペクトル帯域などの免許不要無線周波数スペクトル帯域、もしくはコンテンションベースで2つ以上の事業者によって使用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る免許無線周波数スペクトル帯域)における、動作または展開の1つまたは複数のモードをサポートし得る。他の例で、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−Aとは異なる1つまたは複数のアクセス技術を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。LTE/LTE−A通信システムで、evolved NodeBまたはeNBという用語は、例えば、基地局105の複数またはグループを表すために使用され得る。
[0089] ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105が様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであってよく、またはそれを含んでよい。例えば、各基地局105は、通信カバレージをマクロセル、ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルに与え得る。ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルなどのスモールセルは低電力ノードまたはLPNを含み得る。マクロセルは、例えば、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、例えば、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、例えば、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスも与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
[0090] コアネットワーク130は、バックホール132(例えば、S1アプリケーションプロトコルなど)を介して基地局105と通信し得る。基地局105はまた、例えば、バックホールリンク134(例えば、X2アプリケーションプロトコルなど)を介して、またはバックホール132を介して(例えば、コアネットワーク130を通じて)、直接または間接的に互いに通信できる。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングまたはゲーティングタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は概ね時間的に揃えられてよい。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングまたはゲーティングタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は時間的に揃えられないことがある。
[0091] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散していることがある。UE115は、当業者によって、モバイルデバイス、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、時計または眼鏡などのウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLANアクセスネットワークのような、異なるタイプのアクセスネットワークを通じて通信することが可能であり得る。UE115とのいくつかの通信モードでは、複数の通信リンク125またはチャネル(すなわち、コンポーネントキャリア)を通じて通信が行われてよく、各チャネルはUE115といくつかのセル(例えばサービングセル、これはいくつかの場合には同じまたは異なる基地局105によって運用され得る)のうちの1つとの間のコンポーネントキャリアを使用する。
[0092] 各コンポーネントキャリアは、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域を通じて与えられてよく、特定の通信モードで使用されるコンポーネントキャリアのセットは、全てが(例えば、UE115において)第1の無線周波数スペクトル帯域を通じて受信されるか、全てが(例えば、UE115において)第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域を通じて受信されるか、または(例えば、UE115において)第1の無線周波数スペクトル帯域と第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域との組合せを通じて受信され得る。
[0093] ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、アップリンク(UL)通信(例えば、UE115から基地局105への送信)を搬送するための(コンポーネントキャリアを使用した)アップリンクチャネルまたはダウンリンク(DL)通信(例えば、基地局105からUE115への送信)を搬送するための(コンポーネントキャリアを使用した)ダウンリンクチャネルを含み得る。UL通信または送信は、逆方向リンク通信または送信と呼ばれることもあり、DL通信または送信は、順方向リンク通信または送信と呼ばれることもある。ダウンリンク通信またはアップリンク通信は、第1の無線周波数スペクトル帯域、第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域、またはその両方を使用して行われ得る。
[0094] ワイヤレス通信システム100のいくつかの例で、LTE/LTE−Aは、第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域を使用する様々な状況の下で展開され得る。展開の状況は、第1の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aダウンリンク通信が第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得る補助ダウンリンクモード、LTE/LTE−Aダウンリンク通信とLTE/LTE−Aアップリンク通信の両方が第1の無線周波数スペクトル帯域から第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモード、または、基地局105とUE115との間のLTE/LTE−Aダウンリンク通信およびLTE/LTE−Aアップリンク通信が第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域において行われ得るスタンドアロンモードを含み得る。基地局105およびUE115は、いくつかの例で、これらまたは同様の動作モードのうちの1つまたは複数をサポートし得る。OFDMA波形は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aダウンリンク通信のための通信リンク125において使用されてよく、OFDMA、SC−FDMAまたはリソースブロックがインターリーブされたFDMA波形は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の(例えば、免許不要)無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aアップリンク通信のための通信リンク125において使用されてよい。
[0095] 図2は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用する様々な状況の下でLTE/LTE−Aが展開されるワイヤレス通信システム200を示す。より具体的には、図2は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用してLTE/LTE−Aが展開される、補助ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、およびスタンドアロンモードの例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の部分の例であり得る。その上、第1の基地局205および第2の基地局210は、図1を参照して説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様の例であってよく、第1のUE255、第2のUE260、第3のUE265、および第4のUE270は、図1を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは複数の態様の例であってよい。
[0096] ワイヤレス通信システム200における補助ダウンリンクモードの例で、第1の基地局205は、ダウンリンクチャネル220を使用して第1のUE255にOFDMA波形を送信し得る。ダウンリンクチャネル220は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F1に関連付けられ得る。第1の基地局205は、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE255にOFDMA波形を送信でき、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE255からSC−FDMA波形を受信できる。第1の双方向リンク225は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F4に関連付けられ得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるダウンリンクチャネル220および免許無線周波数スペクトル帯域における第1の双方向リンク225は、同時に動作し得る。ダウンリンクチャネル220は、第1の基地局205のためにダウンリンク容量オフロードを提供し得る。いくつかの例で、ダウンリンクチャネル220は、(例えば、1つのUEに宛てられる)ユニキャストサービスのために、または(例えば、いくつかのUEに宛てられる)マルチキャストサービスのために使用され得る。この状況は、免許無線周波数スペクトル帯域を使用し、トラフィックまたはシグナリングの混雑の一部を緩和する必要がある、任意のサービスプロバイダ(例えば、モバイルネットワーク事業者(MNO))に対して生じ得る。
[0097] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの一例で、第1の基地局205は、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE260にOFDMA波形を送信でき、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE260からOFDMA波形、SC−FDMA波形、またはリソースブロックがインターリーブされたFDMA波形を受信できる。第2の双方向リンク230は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F1に関連付けられ得る。第1の基地局205はまた、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE260にOFDMA波形を送信でき、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE260からSC−FDMA波形を受信できる。第3の双方向リンク235は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連付けられ得る。第2の双方向リンク230は、第1の基地局205のためにダウンリンクおよびアップリンクの容量オフロードを提供し得る。上で説明された補助ダウンリンクのように、この状況は、免許無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックまたはシグナリングの混雑の一部を緩和する必要がある、任意のサービスプロバイダ(例えば、MNO)に対して生じ得る。
[0098] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの別の例で、第1の基地局205は、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE265にOFDMA波形を送信でき、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE265からOFDMA波形、SC−FDMA波形、またはリソースブロックがインターリーブされた波形を受信できる。第4の双方向リンク240は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連付けられ得る。第1の基地局205はまた、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE265にOFDMA波形を送信でき、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE265からSC−FDMA波形を受信できる。第5の双方向リンク245は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連付けられ得る。第4の双方向リンク240は、第1の基地局205のためにダウンリンクおよびアップリンクの容量オフロードを提供し得る。この例および上で与えられた例は説明の目的で提示され、容量オフロードのために、免許無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aと免許不要アクセス無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aとを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開状況があり得る。
[0099] 上で説明されたように、免許不要アクセス無線周波数スペクトルにおけるLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る1つのタイプのサービスプロバイダは、LTE/LTE−A免許無線周波数スペクトル帯域へのアクセス権を有する従来のMNOである。これらのサービスプロバイダについて、動作の例は、免許無線周波数スペクトル帯域上のLTE/LTE−A主要コンポーネントキャリア(PCC)と免許不要無線周波数スペクトル帯域上の少なくとも1つの二次的コンポーネントキャリア(SCC)とを使用するブートストラップモード(例えば、補助ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0100] キャリアアグリゲーションモードでは、例えば、免許無線周波数スペクトルにおいて(例えば、第1の双方向リンク225、第3の双方向リンク235、および第5の双方向リンク245を介して)データおよび制御が通信され得るが、例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域において(例えば、第2の双方向リンク230および第4の双方向リンク240を介して)データが通信され得る。免許不要アクセス無線周波数スペクトルを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに属し得る。
[0101] ワイヤレス通信システム200におけるスタンドアロンモードの一例で、第2の基地局210は、双方向リンク250を使用して第4のUE270にOFDMA波形を送信でき、双方向リンク250を使用して第4のUE270からOFDMA波形、SC−FDMA波形、またはリソースブロックがインターリーブされたFDMA波形を受信できる。双方向リンク250は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連付けられ得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト)のような、非従来型のワイヤレスアクセスの状況において使用され得る。この動作モードのためのサービスプロバイダのタイプの例は、免許無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを有しないスタジアム所有者、ケーブル会社、イベント主催者、ホテル、企業、または大企業であり得る。
[0102] いくつかの例で、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105、205もしくは210のうちの1つ、または図1もしくは図2を参照して説明されたUE115、255、260、265もしくは270のうちの1つのような送信装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルに(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域の物理チャネルに)アクセスするためにゲーティング間隔を使用し得る。ゲーティング間隔は、欧州電気通信標準化機構(ETSI)(EN301 893)において指定されているLBTプロトコルに少なくとも部分的に基づくLBTプロトコルのような、コンテンションベースのプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置がクリアチャネルアセスメント(CCA)のようなコンテンション手順を行う必要があるときを示し得る。CCAの結果は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルが(LBT無線フレームまたはCCAフレームとも呼ばれる)ゲーティング間隔のために利用可能であるかまたは使用中であるかを送信デバイスに示し得る。対応するLBT無線フレームのためにチャネルが利用可能である(例えば、使用のために「空いている」)ことをCCAが示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの一部または全ての間に免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約または使用し得る。チャネルが利用可能ではないこと(例えば、チャネルが別の装置によって使用中であるまたは予約されていること)をCCAが示すとき、送信装置は、LBT無線フレーム中にチャネルを使用するのを妨げられ得る。
[0103] いくつかの場合、送信装置が周期的にゲーティング間隔を生成し、ゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を周期的間隔の少なくとも1つの境界と同期させることが有用であり得る。例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるセルラーダウンリンクのための周期的ゲーティング間隔を生成し、周期的ゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を、セルラーダウンリンクに関連付けられる周期的間隔(例えば、周期的LTE/LTE−A無線間隔)の少なくとも1つの境界と同期させることが有用であり得る。そのような同期の例が図3に示される。
[0104] 図3は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるセルラーダウンリンクのためのゲーティング間隔(またはLBT無線フレーム)の例300を示す。第1のゲーティング間隔305、第2のゲーティング間隔315、または第3のゲーティング間隔325は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信をサポートするeNBまたはUEによって周期的ゲーティング間隔として使用され得る。そのようなeNBの例は、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210を含んでよく、そのようなUEの例は、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270を含んでよい。いくつかの例で、第1のゲーティング間隔305、第2のゲーティング間隔315、または第3のゲーティング間隔325は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200とともに使用され得る。
[0105] 例として、第1のゲーティング間隔305の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連付けられる周期的間隔のLTE/LTE−A無線フレーム310の持続時間に等しい(またはそれにほぼ等しい)ことが示されている。いくつかの例で、「ほぼ等しい」は、第1のゲーティング間隔305の持続時間が、周期的間隔の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。
[0106] 第1のゲーティング間隔305の少なくとも1つの境界は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含む周期的間隔の少なくとも1つの境界と同期され得る。いくつかの場合、第1のゲーティング間隔305は、周期的間隔のフレーム境界と揃えられた境界を有し得る。他の場合には、第1のゲーティング間隔305は、周期的間隔のフレーム境界と同期されるが、それからオフセットされた境界を有し得る。例えば、第1のゲーティング間隔305の境界は、周期的間隔のサブフレーム境界と、または周期的間隔のサブフレーム中間点境界(例えば、特定のサブフレームの中間点)と揃えられ得る。
[0107] いくつかの場合、周期的間隔は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含み得る。各LTE/LTE−A無線フレーム310は、例えば、10ミリ秒の持続時間を有してよく、第1のゲーティング間隔305も10ミリ秒の持続時間を有してよい。これらの場合、第1のゲーティング間隔305の境界は、LTE/LTE−A無線フレームのうちの1つ(例えば、LTE/LTE−A無線フレーム(N))の境界(例えば、フレーム境界、サブフレーム境界、またはサブフレーム中間点境界)と同期され得る。
[0108] 例として、第2のゲーティング間隔315および第3のゲーティング間隔325の持続時間は、セルラーダウンリンクに関連付けられる周期的間隔の持続時間の約数(または、その近似的な約数)であることが示されている。いくつかの例で、「の近似的な約数」は、第2のゲーティング間隔315または第3のゲーティング間隔325の持続時間が、周期的間隔の約数(例えば、1/2または1/5)の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。例えば、第2のゲーティング間隔315は5ミリ秒の持続時間を有することがあり、第3のゲーティング間隔325は2ミリ秒の持続時間を有することがある。第2のゲーティング間隔315または第3のゲーティング間隔325は、そのより短い持続時間が免許不要無線周波数スペクトル帯域のより頻繁な共有を容易にし得るので、第1のゲーティング間隔305よりも有利であり得る。
[0109] 図4は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信410の例400を示す。図3を参照して説明された第1のゲーティング間隔305のようなゲーティング間隔に対応し得るLBT無線フレーム415は、10ミリ秒の持続時間を有してよく、いくつかのダウンリンクサブフレーム420と、いくつかのアップリンクサブフレーム425と、2つのタイプの特別なサブフレーム、Sサブフレーム430およびS’サブフレーム435とを含んでよい。Sサブフレーム430は、ダウンリンクサブフレーム420とアップリンクサブフレーム425との間の遷移を提供でき、一方、S’サブフレーム535は、アップリンクサブフレーム425とダウンリンクサブフレーム420との間の遷移を提供できる。S’サブフレーム435中に、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つまたは複数のような、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信410が生じるチャネルをある時間期間の間予約するために、ダウンリンククリアチャネルアセスメント(DCCA)手順440が行われ得る。基地局による成功したDCCA440に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局または装置(例えば、UE、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するために、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)445を送信し得る。いくつかの例で、CUBS445は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。この方式でCUBS445を送信することで、CUBS445は、免許不要無線周波数スペクトル帯域中の利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制上の要件(例えば、CUBS445が利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS445は、いくつかの例で、LTE/LTE−Aセル固有基準信号(CRS)またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)の形態と同様の形態をとり得る。DCCA440が失敗したとき、CUBS445は送信されない。
[0110] S’サブフレーム435は、図4で0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。S’サブフレーム435の第1の部分、この例でシンボル0〜5は、LTE/LTE−A通信規格との互換性のために必要とされ得る、サイレントDL期間として基地局によって使用され得る。従って、基地局は、サイレントDL期間中にデータを送信しないことがあるが、UEは、サイレントDL期間中に何らか量のアップリンクデータを送信し得る。S’サブフレーム435の第2の部分は、DCCA440のために使用され得る。例400で、S’サブフレーム435は、シンボル6〜12中に含まれる7つのDCCAスロットを含む。様々なネットワーク事業者によるDCCAスロットの使用は、より効率的なシステム動作を提供するように協調させられ得る。いくつかの例で、DCCA440を行うために7つの可能なDCCAスロットのいずれを使用すべきかを決定するために、基地局105は、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、基地局105に割り当てられた「展開グループid」であり、tは、DCCA440が行われるゲーティング間隔またはフレームに対応するLBT無線フレーム番号である。
[0111] 図5は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信510の例500を示す。図3を参照して説明された第1のゲーティング間隔305のようなゲーティング間隔または図4を参照して説明されたLBT無線フレーム415に対応し得るLBT無線フレーム515は、10ミリ秒の持続時間を有してよく、いくつかのダウンリンクサブフレーム520と、いくつかのアップリンクサブフレーム525と、2つのタイプの特別なサブフレーム(例えば、Sサブフレーム530およびS’サブフレーム535とを含んでよい。Sサブフレーム530は、ダウンリンクサブフレーム520とアップリンクサブフレーム525との間の遷移を提供でき、一方、S’サブフレーム535は、アップリンクサブフレーム525とダウンリンクサブフレーム520との間の遷移を提供できる。Sサブフレーム530中に、図1または図2を参照して上で説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つまたは複数のような、1つまたは複数のUEによって、ワイヤレス通信510が生じるチャネルをある時間期間の間予約するために、アップリンクCCA(UCCA)手順540が行われ得る。UEによる成功したUCCA540に続いて、UEは、UEがチャネルを予約したという指示を他のUEまたは装置(例えば、基地局、Wi−Fiアクセスポイントなど)に提供するために、CUBS545を送信し得る。いくつかの例で、CUBS545は、複数のインターリーブされたリソースブロックを使用して送信され得る。この方式でCUBS545を送信することで、CUBS545は、免許不要無線周波数スペクトル帯域中の利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制上の要件(例えば、CUBS545が利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことが可能になり得る。CUBS545は、いくつかの例で、LTE/LTE−Aセル固有基準信号(CRS)またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)の形態と同様の形態をとり得る。UCCA540が失敗したとき、CUBS545は送信されない。
[0112] Sサブフレーム530は、図5で0〜13の番号を付された、14個のOFDMシンボルを含み得る。Sサブフレーム530の第1の部分、この例でシンボル0〜3は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)550として使用されてよく、Sサブフレーム530の第2の部分はガード期間(GP)555として使用されてよい。Sサブフレーム530の第3の部分は、UCCA540のために使用され得る。例500で、Sサブフレーム530は、シンボル6〜12中に含まれる7つのUCCAスロットを含む。様々なUEによるUCCAスロットの使用は、より効率的なシステム動作を提供するために協調させられ得る。いくつかの例で、UCCA540を行うために7つの可能なUCCAスロットのいずれを使用すべきかを決定するために、UEは、以下の形式のマッピング関数を評価し得る。
ここで、GroupIDは、UEに割り当てられた「展開グループid」であり、tは、UCCA540が行われるフレームに対応するLBT無線フレーム番号である。
[0113] DCCA440またはUCCA540のためのマッピング関数は、マッピング関数が直交の性質を有するか非直交の性質を有するかに応じて、異なる基準に少なくとも部分的に基づいて構成され得る。直交LBTアクセスを用いる例で、マッピング関数は、以下に従った直交の性質を有し得る。
全ての時間tに対して、x≠yであるときは常に異なるグループidを表す。この場合、異なるグループidを有する基地局またはUEは、重複しないCCAスロット中にCCA(例えば、DCCA440またはUCCA540)を行い得る。干渉がない場合、より前のCCAスロットにマッピングするグループidを有する基地局またはUEは、ある時間期間の間チャネルを確保し得る。様々な展開によれば、このマッピング関数は、様々な時間インデックスtにわたって、異なるグループidが適切に長い時間間隔にわたってより前のCCAスロットにマッピングする等しい機会を有する(従って、他の干渉がない場合にチャネルを確保する)ように、マッピング{FD/U(x,t),t=1,2,3,...}が変化するという意味で公平である。
[0114] 同じネットワーク事業者/サービスプロバイダによって展開される全ての基地局およびUEは、それらがコンテンションプロセスにおいて互いを先取りしないように、同じグループidを割り当てられ得る。これにより、同じ展開の基地局とUEとの間で完全な周波数再利用が可能になり、システムスループットの向上につながる。異なる展開の基地局またはUEは、直交CCAスロットマッピングによって、チャネルへのアクセスが相互に排他的になるように、異なるグループidを割り当てられ得る。
[0115] 直交しないCCAスロットアクセスまたは重複するCCAスロットアクセスを伴う例で、マッピング関数は、8つ以上のグループidを許容し得る。いくつかの状況では、例えば、8つ以上の展開グループidをサポートすることが有用であることがあり、その場合、CCAスロットマッピング関数の直交の性質を維持することが可能ではない。そのような場合、任意の2つのグループid間の競合の頻度を下げることが望ましいことがある。いくつかの例で、直交しないCCAスロットマッピングシーケンスはまた、LBTの機会についての緊密な協調を伴わずに、複数の展開の間で公平なチャネルアクセスを与えるために使用され得る。直交しないCCAスロットマッピングシーケンスの一例は、以下によって与えられる。
ここで、R1,7(x,t)は、GroupID xについて独立して選ばれる1から7の間の擬似乱数生成器である。この場合、同じLBT無線フレームtにおける異なるGroupID’の基地局またはUE間に潜在的な競合があり得る。
[0116] 従って、CCAスロットは、上記のマッピング関数に従って選択され、DCCA440またはUCCA540のために使用され得る。
[0117] 図4および図5の各々において、DCCA440の成功裏の履行と、DCCA440が行われた送信期間の開始との間の期間(例えば、図4参照)、またはUCCA540の成功裏の履行と、UCCA540が行われた送信期間の開始との間の期間(例えば、図5参照)が、プリアンブルと呼ばれ得る。DCCA440またはUCCA540がいつ行われるかは可変であるので、プリアンブルの長さは変化し得る。しかしながら、図4および図5に示される例の各々において、プリアンブルは、CUBS445(例えば、図4参照)またはCUBS545(例えば、図5参照)の後続の送信を終了させる。
[0118] 図6は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信されるLBT無線フレームにおけるLTE/LTE−A通信のために使用され得る7つのTDD構成605を示す。いくつかの例で、TDD構成605は、図4または図5を参照して説明されたLBT無線フレーム415または515とともに使用され得る。TDD構成605の各々は、2つのDL−UL間切替えポイント周期性610、すなわち、5ms切替えポイント周期性または10ms切替えポイント周期性のうちの1つを有する。より詳細には、0、1、2、および6の番号を付けられたTDD構成は、5ms切替えポイント周期性(すなわち、ハーフフレーム切替えポイント周期性を有し、3、4、および5の番号を付けられたTDD構成は、10ms切替えポイント周期性を有する。5ms切替えポイント周期性を有するTDD構成は、無線フレームごとにいくつかのDLサブフレームと、いくつかのULサブフレームと、2つのSサブフレームとを与える。10ms切替えポイント周期性を有するTDD構成は、無線フレームごとにいくつかのDLサブフレームと、いくつかのULサブフレームと、1つのSサブフレームとを与える。
[0119] 図7は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域における同期する事業者のCCA免除送信(CET)のためのリソース割振りの例700を示す。CETは、免許不要無線周波数スペクトル帯域に最初にアクセスするためにCCA(例えば、DCCAまたはアップリンクCCA(UCCA))を行う必要なく、行われ得る。代わりに、事業者は、CETを送信する目的でCCAを行うことを免除される。
[0120] 図示されるように、CETのためのリソース705の割振りは、例えば、80ミリ秒(80ms)に1回、またはCET期間ごとに1回行われてよく、ここでCET期間は設定可能な周期性を有し得る。免許不要スペクトル中のいくつかの事業者(例えば、異なるPLMN)の各々は、CETを送信するための別個の1つのサブフレーム(図示される)または複数のサブフレーム(図示されず)を与えられ得る。例として、図7は、7つの異なる事業者(例えば、事業者PLMN1、PLMN2、…、PLMN7)に対する隣接CETサブフレームを示す。そのようなCET送信フレームワークは、基地局とUEとの間のダウンリンクまたはアップリンクに適用可能であり得る。
[0121] 大半の条件下で、上で説明されたような、送信装置によるLBT−FBEプロトコルの使用は、免許不要無線周波数スペクトル帯域への十分なアクセスを提供する。LBT−FBEプロトコルの使用は、同じ事業者に関連付けられる基地局またはeNBの間で周波数の再使用1を可能にするという点で有利であり得る。しかしながら、いくつかの状況では、1つまたは複数のWi−Fiノードが、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルにLTE/LTE−Aノードがアクセスするのを妨げ得る。これらの状況で、LBT−LBEプロトコルの使用は、送信装置がLBT−LBEプロトコルを利用するときに免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスすることを継続的に試み得るという点で、(LBT−LBEプロトコルの使用がいくつかの条件下では周波数の再使用1を妨げ得るという事実にもかかわらず)LBT−FBEプロトコルよりも有利であり得る。例えば、送信装置は、N回のCCAのランダムな持続時間の間、しかしパラメータqによって制御される最大の持続時間の間、媒体にアクセスすることを試み得る。qのより小さい値は、最大の拡張CCAの持続時間がより短いことと、無線フレームの長さがより短いこととを示唆する。
[0122] 大半の条件下でLBT−FBEプロトコルを使用し、必要なときにLBT−LBEプロトコルを使用することが可能な送信装置は、いくつかのワイヤレス通信システムにおいて有用であり得る。そのような送信装置は、LBT−FBEプロトコルまたはLBT−LBEプロトコルのいずれかを使用するときに同一または同様のLBT無線間隔を使用できるが、異なるプロトコルに対してはいくらか異なるCCAを使用できる。
[0123] LBT−LBEプロトコルのいくつかの例で、送信装置はCCAを行い、CCAが成功したときに、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを通じた送信を直ちに開始できる。しかしながら、CCAが成功しなかったとき、送信装置は、1からqの間のランダムな整数Nを選択することによって、拡張CCA(ECCA)を行い得、ここでqは、事業者またはベンダーによって告知される4≦q≦32の値を有する。ランダムな整数Nの値を選択すると、送信装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルが空いていることが判明するN回のCCAのために、免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを待機できる。N回のCCAのために免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルが空いていることが判明すると、送信装置は、別の拡張CCAを行わなければならなくなるまで、最大で(13/32)×qミリ秒(ms)の間、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信できる。従って、(13/32)×q msの送信時間が、最大のチャネル占有時間(すなわち、MaxChannelOccupancyTime)である。qの値は、いくつかの例で、2つ以上のTDD構成(例えば、図6を参照して説明されたTDD構成605のうちの2つ以上)が立て続けに送信されるときに、最大数の連続するダウンリンクサブフレームに適合するように選択され得る。
[0124] 図8は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信のタイミング図800を示す。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。
[0125] 例として、図8に示されるワイヤレス通信は、事業者1、事業者2、およびWi−Fiノードによる通信(または送信(Tx))を含む。さらなる例として、事業者1および事業者2の送信機、さらにはWi−Fiノードは、互いにCCAの範囲内にあり得る。事業者1は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてCCA免除送信(CET)805を、それに続いて、第1の数の無線フレーム(例えば、無線フレームFR_01、FR_11、FR_21、またはFR_31)を送信できる。事業者2は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてCET810を、それに続いて、第2の数の無線フレーム(例えば、無線フレームFR_02またはFR_12)を送信できる。Wi−Fiノードはまた、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信できる(例えば、Wi−Fiと呼ばれる送信)。事業者1に関連付けられる送信機が免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを通じて送信しているとき、事業者2およびWi−Fiノードは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルにアクセスするのを妨げられ得る。事業者2に関連付けられる送信機が免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを通じて送信しているとき、事業者1の送信機およびWi−Fiノードは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルにアクセスするのを妨げられ得る。Wi−Fiノードが免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを通じて送信しているとき、事業者1および事業者2に関連付けられる送信機は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルにアクセスするのを妨げられ得る。
[0126] いくつかの例で、事業者1および事業者2の送信機は、NxCCAと呼ばれるECCAを行うことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域(またはそのチャネル)にアクセスできる。アクセスは、ECCAが成功したとき(ECCA Successと呼ばれる)だけ得られる。
[0127] いくつかの例で、事業者1または事業者2によって送信される各無線フレームは、10個のサブフレームと10msecの持続時間とを有するLTE/LTE−A無線フレームであり得る。各サブフレームは、例えば14個のOFDMシンボルを含み得る。サブフレームは、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、または特別なサブフレーム(例えば、制御情報、同期信号、一部のデータなどを送信するために使用されるサブフレーム)を様々に含み得る。
[0128] LBT−LBEプロトコルに従って動作しているとき、事業者のセルの間のフレームレベル整列が意図的に確保され得る。しかしながら、異なるセルが異なる時間に拡張CCAを行うことに成功することがあり、異なる開始点または終了点を有する送信フレームが生じる可能性がある。図9は、異なるセルのフレームを揃えるための1つの技法を示す。
[0129] 図9は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる基準の境界と第2の信号の開始点を揃えるように、免許不要無線周波数スペクトル帯域においてLBT−LBEモードで動作している間に第1の信号がどのように送信され得るかの例900を示す。より詳細には、図9は、2msの持続時間を有するLBT−LBE無線フレーム905を示す。LBT−LBE無線フレーム905は、各々が1msの持続時間を有する、第1のLTE/LTE−Aサブフレーム910と第2のLTE/LTE−Aサブフレーム915とを含み得る。第1のLTE/LTE−Aサブフレーム910および第2のLTE/LTE−Aサブフレーム915の各々は、複数のOFDMシンボル期間の境界925によって境界を接する複数のOFDMシンボル期間920(例えば、14個のOFDMシンボル期間)を含み得る。
[0130] いくつかの例で、基地局は、LBT−LBE無線フレーム905の第1の部分の間に(例えば、LBT−LBE無線フレーム905の初めに、または初めの近くで)同期信号または整列信号を送信できる。例えば、LBT−LBE無線フレーム905の開始のタイミングが成功した拡張CCAの完了のタイミングに少なくとも部分的に基づいて変化し得る(例えば、成功した拡張CCAの完了のタイミングが、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でのLBT−FBE間隔のOFDMシンボル境界、スロット境界もしくはサブフレーム境界に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信される発見信号(例えば、CET)のタイミングに関して、または免許無線周波数スペクトル帯域を通じた送信のOFDMシンボル境界、スロット境界もしくはサブフレーム境界(例えば、免許無線周波数スペクトル帯域を通じた主要サービングセルからの送信のOFDMシンボル境界、スロット境界もしくはサブフレーム境界)に関して変化し得る)ので、あるいは、基地局またはeNBの複数のダウンリンク送信の間でのOFDMシンボルレベルの同期が望ましいことがあるので、同期信号または整列信号が送信され得る。
[0131] いくつかの例で、同期信号または整列信号は、可変長訓練シーケンス930(例えば、OFDMシンボル期間920の持続時間未満の持続時間を有する断片的CUBS)を含み得るが、固定長訓練シーケンス935を含まないことがある。他の例で、同期信号または整列信号は、可変長訓練シーケンス930と少なくとも1つの固定長訓練シーケンス935(例えば、各々があるOFDMシンボル期間にまたがる少なくとも1つのCUBS)とを含み得る。他の例で、同期信号または整列信号は、固定長訓練シーケンス935を含み得るが、可変長訓練シーケンス930を含まないことがある。可変長訓練シーケンス930または固定長訓練シーケンス935(これらは個々にまたは集合的に第1の信号を構成し得る)は、いくつかの例で、ダウンリンク送信をOFDMシンボル期間920の境界925と揃えるために使用され得る。
[0132] 例として、図9は、OFF時間940で開始し、その後可変長訓練シーケンス930、固定長訓練シーケンス935、およびダウンリンク送信945が続く、第1のLTE/LTE−Aサブフレーム910を示す。いくつかの例で、OFF時間940は、例えば、LBT−FBE送信のための100マイクロ秒(μsec)の最小のOFF時間およびLBT−LBE送信のための100μsec(5×20μsec)の最大のOFF時間によって決定される、100μsecの持続時間を有し得る。
[0133] 図10は、本開示の様々な態様による、基地局1005(例えば、eNBの一部を形成する基地局)とUE1015との間のメッセージフロー1000を示す。いくつかの例で、UE1015は、キャリアアグリゲーションモードで動作するように構成されてよく、基地局1005は、UE1015のために二次的サービングセルとして動作するように構成されてよい。いくつかの例で、メッセージフロー1000は、免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じて生じ得る。
[0134] ブロック1020において、TDD構成が基地局1005によって、複数の所定の半静的TDD構成から(例えば、図6を参照して説明された複数の所定の半静的TDD構成600から)選択され得る。
[0135] ブロック1025において、基地局1005は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行い得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。いくつかの例で、CCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)と揃えられたフレームに関して行われ得る。他の例で、CCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレーム(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレーム)に関して行われ得る。
[0136] ブロック1025において行われたCCAが成功したとき、基地局1005はUE1015に、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて、ブロック1020において選択されたTDD構成の指示1030を送信できる。指示1030は、少なくとも部分的に、UE1015および他のサービングセルUE(例えば、基地局1005がサービングセルとして機能するUE)と近隣基地局またはeNB(例えば、異なる事業者展開の基地局またはeNB)の両方に、TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知する働きをすることができる。TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングの告知は、告知を受信する近隣基地局またはeNBに、アップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えさせ得る。
[0137] いくつかの例で、TDD構成の指示1030は、ブロック1025において行われたCCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。
[0138] また、1025において行われたCCAが成功したとき、基地局1005は、ブロック1020において選択されたTDD構成に従って、UE1015に免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータ1035を送信できる。いくつかの例で、TDD構成の指示1030は、ダウンリンクデータ1035の一部として送信され得る。
[0139] ブロック1040において、UE1015は、基地局1005から受信されたTDD構成の指示1030に従って、アップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行い得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。
[0140] ブロック1040において行われたCCAが成功したとき、UE1015は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1045を送信できる。プリアンブル1045は、TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。
[0141] また、ブロック1040において行われたCCAが成功したとき、UE1015は、TDD構成に従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータ1050を送信できる。
[0142] 図11は、本開示の様々な態様による、基地局1105(例えば、eNBの一部を形成する基地局)とUE1115との間のメッセージフロー1100を示す。いくつかの例で、UE1115は、キャリアアグリゲーションモードで動作するように構成されてよく、基地局1105は、UE1115のために二次的サービングセルとして動作するように構成されてよい。いくつかの例で、メッセージフロー1100は、免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じて生じ得る。
[0143] ブロック1120において、基地局1105は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行い得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。
[0144] ブロック1125において、基地局1105は、UEに対する少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、CCAに後続する期間に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有するフレームに対応してよく、CCAに後続する期間における複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、CCAに後続する期間における複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。
[0145] ブロック1120において行われたCCAが成功したとき、基地局1105は、ブロック1125において決定されたいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従って、UE1115に免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータ1130を送信できる。
[0146] ブロック1135において、UE1115は、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。
[0147] ブロック1140において、UE1115は、いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行い得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。
[0148] ブロック1140において行われたCCAが成功したとき、UE1115は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1145を送信できる。プリアンブル1145は、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。
[0149] また、ブロック1140において行われたCCAが成功したとき、UE1115は、いくつかのアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つに従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータ1150を送信できる。
[0150] 図11に示されるメッセージフロー1100は、より短いフレーム持続時間(例えば、2msまたは4msのフレーム持続時間)に有用であり得る。
[0151] 図12は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1200を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0152] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームの第1のセット1205は、キャリアアグリゲーションモードで動作する第1のUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、および第1のUEによってそれぞれ送信され得る。いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームの第2のセット1210は、キャリアアグリゲーションモードで動作する第2のUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、および第2のUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1215、1220、1225、1230、または1235にわたって送信され得る。複数のWi−Fi送信1240、1245、または1250が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1240、1245、または1250は、第1のUEではなく第2のUEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1240、1245、または1250は第2のUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1240、1245、または1250は、第2のUEとの間の送信に干渉し得る。
[0153] 各連続数のダウンリンクサブフレームの前に、連続数のアップリンクリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレームに関してCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。ダウンリンクサブフレームのいくつか(例えば、ダウンリンクサブフレーム1255)は、UEにCCA(例えば、ECCA)を行う機会を提供する特別なサブフレームの一部であり得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたECCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示(例えば、指示1260、1265、および1270)を送信でき、その後ダウンリンクデータの送信が続く。いくつかの例で、TDD構成の指示は、成功裏に行われたECCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。
[0154] いくつかの例で、TDD構成の指示1260は、周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)のフレーム境界1275と同期して送信され得る。いくつかの例で、TDD構成の指示1265は、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1280の前に送信され得る。指示1265は、いくつかの連続するダウンリンクサブフレームが、第1の半静的TDD構成の終わりに生じる第1の数のダウンリンクサブフレームと、第2の半静的TDD構成の初めに生じる第2の数のダウンリンクサブフレームとを含むときに、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1280の前に送信され得る。これらの例で、TDD構成の指示1265は、第1のTDD構成と第2のTDD構成の両方を示し得る。いくつかの例で、TDD構成の指示1270は、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1280の後送信され得る。指示1270は、例えば、基地局またはeNBが免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを正常に争うのを妨げる、他のノードよって引き起こされた干渉を理由に(例えば、Wi−Fi送信1245を理由に)、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1280の後送信され得る。
[0155] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、第1のUEまたは第2のUEによってCCA(例えば、UL ECCA)が行われ得る。いくつかのフレームの場合、第1のUEおよび第2のUEの各々によって行われたUL ECCAは、同じ時間またはほぼ同じ時間に成功することがあり、第1のUEおよび第2のUEの各々は、そのフレームに関する同じ数のアップリンクサブフレームを送信し得る。他のフレームの場合、第1のUEによって行われたUL ECCA1285は、第2のUEによって行われたUL ECCA1290とは異なる時間に成功することがあり、第1のUEおよび第2のUEは、そのフレームに関する異なる数のアップリンクサブフレームを送信し得る。いくつかの例では、別のノードによって引き起こされた干渉が、UEがフレーム中にアップリンクサブフレームを送信するのを妨げ得る(例えば、Wi−Fi送信1250は、第2のUEがフレーム1230に関するアップリンクサブフレームを送信するのを妨げる)。
[0156] 図13は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1300を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0157] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームの第1のセット1305は、キャリアアグリゲーションモードで動作する第1のUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、および第1のUEによってそれぞれ送信され得る。いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームの第2のセット1310は、キャリアアグリゲーションモードで動作する第2のUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、および第2のUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1315、1320、1325、1330、または1335にわたって送信され得る。複数のWi−Fi送信1340、1345、または1350が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1340、1345、または1350は、第1のUEではなく第2のUEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1340、1345、または1350は第2のUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1340、1345、または1350は、第2のUEとの間の送信に干渉し得る。
[0158] 周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)の各フレーム境界(例えば、フレーム境界1355、1360、または1365)において、半静的TDD構成(例えば、図6を参照して説明されたTDD構成605のうちの1つ)を有するフレームに関してCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたECCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示(例えば、指示1370、1375、および1380)を送信でき、その後ダウンリンクデータの送信が続く。
[0159] いくつかの例で、TDD構成の指示1370は、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1355と同期して送信され得る。いくつかの例で、TDD構成の指示1380は、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1360の後送信され得る。指示1380は、例えば、基地局またはeNBが免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを正常に争うのを妨げる、他のノードよって引き起こされた干渉を理由に(例えば、Wi−Fi送信1345を理由に)、周期的ゲーティング間隔のフレーム境界1360の後送信され得る。
[0160] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、第1のUEまたは第2のUEによってCCA(例えば、UL ECCA)が行われ得る。いくつかのフレームの場合、第1のUEおよび第2のUEの各々によって行われたUL ECCAは、同じ時間またはほぼ同じ時間に成功することがあり、第1のUEおよび第2のUEの各々は、そのフレームに関する同じ数のアップリンクサブフレームを送信し得る。他のフレームの場合、第1のUEによって行われたUL ECCA1385は、第2のUEによって行われたUL ECCA1390とは異なる時間に成功することがあり、第1のUEおよび第2のUEは、そのフレームに関する異なる数のアップリンクサブフレームを送信し得る。いくつかの例では、別のノードによって引き起こされた干渉が、UEがフレーム中にアップリンクサブフレームを送信するのを妨げ得る(例えば、Wi−Fi送信1350は、第2のUEがフレーム1330に関するアップリンクサブフレームを送信するのを妨げる)。
[0161] 図14は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1400を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0162] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、キャリアアグリゲーションモードで動作するUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、およびUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1405、1410、1415、1420、1425、1430、1435、1440、または1445にわたって送信され得る。いくつかのWi−Fi送信(例えば、Wi−Fi送信1450)が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1450は、UEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1450はUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1450は、UEとの間の送信に干渉し得る。
[0163] ダウンリンクサブフレームが送信されるフレームに先行する各フレーム境界において、CCA(例えば、ECCA)が行われ得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたCCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信できる。
[0164] いくつかの例で、図14に示されるダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNB、並びに図14に示されるアップリンクサブフレームを送信するUEは、UEに対する少なくとも1つの許可(例えば、ダウンリンク許可、アップリンク許可、または両方を含む少なくとも1つの許可)に少なくとも部分的に基づいて、基地局またはeNBによる成功したCCAに後続する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。
[0165] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、UEによってCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。成功裏に行われたCCAに続いて、UEは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1455を送信できる。プリアンブル1455は、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。プリアンブル1455の送信に続いて、UEは、いくつかのアップリンクサブフレームにおいてアップリンクデータを送信できる。
[0166] いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNBのタイミングおよびアップリンクサブフレームを送信するUEのタイミングが同期され得る。いくつかの例で、同期は、いくつかの周期的同期ポイント1460のうちの1つにおいて行われてよく、同期ポイント1460が、例えば、シンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と一致し得る。同期ポイント間に、基地局またはeNB、並びにUEは、4ミリ秒のフレーム中におけるたった2つのアップリンク許可のUEの受信に続く、時間1465に始まるフレームによって示されるような、周期的ゲーティング間隔の1つまたは複数のフレーム境界と揃っていないフレームを送信し得る。
[0167] 図15は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1500を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0168] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、キャリアアグリゲーションモードで動作するUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、およびUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1505、1510、1515、1520、1525、1530、1535、1540、または1545にわたって送信され得る。いくつかのWi−Fi送信(例えば、Wi−Fi送信1550)が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1550は、UEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1550はUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1550は、UEとの間の送信に干渉し得る。
[0169] ダウンリンクサブフレームが送信されるフレームに先行する各フレーム境界において、CCA(例えば、ECCA)が行われ得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたCCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信できる。
[0170] いくつかの例で、図15に示されるダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNB、並びに図15に示されるアップリンクサブフレームを送信するUEは、UEに対する少なくとも1つの許可(例えば、ダウンリンク許可、アップリンク許可、または両方を含む少なくとも1つの許可)に少なくとも部分的に基づいて、基地局またはeNBによる成功したCCAに後続する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。
[0171] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、UEによってCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。成功裏に行われたCCAに続いて、UEは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1555を送信できる。プリアンブル1555は、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。プリアンブル1555の送信に続いて、UEは、いくつかのアップリンクサブフレームにおいてアップリンクデータを送信できる。
[0172] いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNBのタイミングおよびアップリンクサブフレームを送信するUEのタイミングが同期され得る。いくつかの例で、同期は、いくつかの周期的同期ポイント1560のうちの1つにおいて行われてよく、同期ポイント1560が、例えば、シンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と一致し得る。同期ポイント間に、基地局またはeNB、並びにUEは、1)4ミリ秒のフレーム中におけるたった3つのアップリンク許可のUEの受信に続く、時間1565に始まるフレーム、および2)4ミリ秒のフレーム中における2つのダウンリンクサブフレームの基地局またはeNBの送信に続く、時間1570に始まるフレームによって示されるような、周期的ゲーティング間隔の1つまたは複数のフレーム境界と揃っていないフレームを送信し得る。
[0173] 図16は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1600を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0174] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、キャリアアグリゲーションモードで動作するUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、およびUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1605、1610、1615、1620、1625、1630、1635、1640、または1645にわたって送信され得る。いくつかのWi−Fi送信(例えば、Wi−Fi送信1650または1655)が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1650および1655は、UEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1650および1655はUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1650および1655は、UEとの間の送信に干渉し得る。
[0175] ダウンリンクサブフレームが送信されるフレームに先行する各フレーム境界において、CCA(例えば、ECCA)が行われ得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたCCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信できる。
[0176] いくつかの例で、図16に示されるダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNB、並びに図16に示されるアップリンクサブフレームを送信するUEは、UEに対する少なくとも1つの許可(例えば、ダウンリンク許可、アップリンク許可、または両方を含む少なくとも1つの許可)に少なくとも部分的に基づいて、基地局またはeNBによる成功したCCAに後続する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。
[0177] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、UEによってCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。成功裏に行われたCCAに続いて、UEは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1660を送信できる。プリアンブル1660は、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。プリアンブル1660の送信に続いて、UEは、いくつかのアップリンクサブフレームにおいてアップリンクデータを送信できる。
[0178] いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNBのタイミングおよびアップリンクサブフレームを送信するUEのタイミングが同期され得る。いくつかの例で、同期は、いくつかの周期的同期ポイント1665、1670、1675、または1680のうちの1つにおいて行われてよく、同期ポイント1665、1670、1675、または1680が、例えば、シンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と一致し得る。同期ポイント間に、基地局またはeNB、並びにUEは、周期的ゲーティング間隔の1つまたは複数のフレーム境界と揃っていないフレームを送信し得る。
[0179] いくつかの例では、例えば、Wi−Fi送信1650によって引き起こされた干渉が、アップリンク送信における第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで、UEによって行われるCCAの成功を遅延させ得る。これらの例では、第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可が、アップリンク送信における第2のアップリンクサブフレームに関連付けられ得る。
[0180] いくつかの例では、例えば、Wi−Fi送信1655によって引き起こされた干渉が、アップリンク送信における第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで、UEによって行われるCCAの成功を遅延させ得る(また、図示のように、CCAの不成功の原因となり得る)。これらの例では、第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可が失効することが可能になり得る。
[0181] 図17は、本開示の様々な態様による、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた様々な送信の例1700を示す。例として、送信は、ダウンリンク(D)サブフレームおよびアップリンク(U)サブフレームの送信を含む。ダウンリンクサブフレームは基地局またはeNBによって、例えば、図1または図2を参照して説明された基地局105、205、または210のうちの1つによって送信され得る。アップリンクサブフレームはUEによって、例えば、図1または図2を参照して説明されたUE115、255、260、265、または270のうちの1つによって送信され得る。
[0182] いくつかの例で、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、キャリアアグリゲーションモードで動作するUEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBによって、およびUEによってそれぞれ送信され得る。ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレームは、複数のフレーム1705、1710、1715、または1720にわたって送信され得る。いくつかのWi−Fi送信(例えば、Wi−Fi送信1725)が、1つまたは複数のWi−Fiノードによって送信され得る。例として、Wi−Fi送信1725は、UEのCCAの範囲内で行われ得る。Wi−Fi送信1725はUEのCCAの範囲内にあるので、Wi−Fi送信1725は、UEとの間の送信に干渉し得る。
[0183] ダウンリンクサブフレームが送信されるフレームに先行する各フレーム境界において、CCA(例えば、ECCA)が行われ得る。基地局またはeNBによって成功裏に行われたCCAに続いて、基地局またはeNBは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信できる。
[0184] いくつかの例で、図17に示されるダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNB、並びに図17に示されるアップリンクサブフレームを送信するUEは、UEに対する少なくとも1つの許可(例えば、ダウンリンク許可、アップリンク許可、または両方を含む少なくとも1つの許可)に少なくとも部分的に基づいて、基地局またはeNBによる成功したCCAに後続する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定できる。
[0185] 各連続数のアップリンクサブフレームの前に、UEによってCCA(例えば、ECCA)が行われ得る。成功裏に行われたCCAに続いて、UEは、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブル1730を送信できる。プリアンブル1730は、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。プリアンブル1730の送信に続いて、UEは、いくつかのアップリンクサブフレームにおいてアップリンクデータを送信できる。
[0186] いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームを送信する基地局またはeNBのタイミングおよびアップリンクサブフレームを送信するUEのタイミングが同期され得る。いくつかの例で、同期は、いくつかの周期的同期ポイント1735のうちの1つにおいて行われてよく、同期ポイント1735が、例えば、シンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と一致し得る。同期ポイント間に、基地局またはeNB、並びにUEは、周期的ゲーティング間隔の1つまたは複数のフレーム境界と揃っていないフレームを送信し得る。
[0187] いくつかの例で、干渉は、例えば、フレーム境界または同期ポイント1735の前に終了するWi−Fi送信1725によって引き起こされ得る。一方、いくつかの例では、後のアップリンクサブフレームにアップリンク許可が適用されないことがあり、アップリンク許可に対応するアップリンクサブフレーム中にUEが送信できない場合に、UEは送信しなくてよい。
[0188] 図18は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1805のブロック図1800を示す。いくつかの例で、装置1805は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明された基地局105、205、210、1005、または1105のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置1805は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置1805はまた、プロセッサであり得る。装置1805は、受信機モジュール1810、ワイヤレス通信管理モジュール1820、または送信機モジュール1830を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0189] 装置1805の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって行われるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0190] いくつかの例で、受信機モジュール1810は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール1810は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0191] いくつかの例で、送信機モジュール1830は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール1830は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0192] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール1820は、他の装置とのワイヤレス通信の様々な態様を管理するように使用されてよく、CCAモジュール1835、TDD構成管理モジュール1840、またはダウンリンク管理モジュール1845を含み得る。
[0193] いくつかの例で、CCAモジュール1835は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うために使用され得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。いくつかの例で、CCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)と揃えられたフレームに関して行われ得る。他の例で、CCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレーム(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレーム)に関して行われ得る。
[0194] いくつかの例で、TDD構成管理モジュール1840は、CCAモジュール1835によって行われたCCAが成功したときに、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を送信するために使用され得る。指示は、少なくとも部分的に、サービングセルUE(例えば、装置1805がサービングセルとして機能するUE)と近隣基地局またはeNB(例えば、装置1905が関連付けられる事業者展開と比較して異なる事業者展開の基地局またはeNB)の両方に、TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知する働きをできる。TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングの告知は、告知を受信する近隣基地局またはeNBに、装置1805へのアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えさせ得る。
[0195] いくつかの例で、TDD構成の指示は、CCAモジュール1835によって行われたCCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。
[0196] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール1845は、CCAモジュール1835によって行われたCCAが成功したときに、TDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信するために使用され得る。
[0197] 図19は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置1905のブロック図1900を示す。いくつかの例で、装置1905は、図1、図2、図10もしくは図11を参照して説明された基地局105、205、210、1005もしくは1105のうちの1つもしくは複数の態様、または図18を参照して説明された装置1805の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置1905は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置1905はまた、プロセッサであり得る。装置1905は、受信機モジュール1910、ワイヤレス通信管理モジュール1920、または送信機モジュール1930を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0198] 装置1905の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0199] いくつかの例で、受信機モジュール1910は、図18を参照して説明された受信機モジュール1810の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、受信機モジュール1910は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。いくつかの場合、受信機モジュール1910は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール1912、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール1914の形態をとり得る。受信機モジュール1910はまた、装置1905を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール受信機モジュールのような他の受信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール1912および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール1914を含む、受信機モジュール1910は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0200] いくつかの例で、送信機モジュール1930は、図18を参照して説明された送信機モジュール1830の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、送信機モジュール1930は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。いくつかの場合、送信機モジュール1930は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール1932、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール1934の形態をとり得る。送信機モジュール1930はまた、装置1905を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール送信機モジュールのような他の送信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール1932および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール1934を含む、送信機モジュール1930は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0201] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール1920は、図18を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820の1つまたは複数の態様の例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール1920は、ECCAモジュール1935、TDD構成管理モジュール1940、ダウンリンク管理モジュール1955、アップリンク管理モジュール1960、または同期モジュール1965を含み得る。
[0202] いくつかの例で、ECCAモジュール1935は、図18を参照して説明されたCCAモジュール1835の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ECCAモジュール1935は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うために使用され得る。いくつかの例で、ECCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)と揃えられたフレームに関して行われ得る。他の例で、ECCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレーム(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレーム)に関して行われ得る。
[0203] いくつかの例で、TDD構成管理モジュール1940は、図18を参照して説明されたTDD構成管理モジュール1840の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、TDD構成管理モジュール1940は、TDD構成選択モジュール1945またはTDD遷移管理モジュール1950を含み得る。TDD構成選択モジュール1945は、装置1905による使用のためのTDD構成を複数の所定の半静的TDD構成から選択するために使用され得る。
[0204] いくつかの例で、TDD構成管理モジュール1940は、ECCAモジュール1935によって行われたECCAが成功したときに、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて、選択されたTDD構成の指示を送信するために使用され得る。指示は、少なくとも部分的に、サービングセルUE(例えば、装置1905がサービングセルとして機能するUE)と近隣基地局またはeNB(例えば、装置1905が関連付けられる事業者展開と比較して異なる事業者展開の基地局またはeNB)の両方に、TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知する働きをできる。TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングの告知は、告知を受信する近隣基地局またはeNBに、装置1905へのアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えさせ得る。
[0205] いくつかの例で、TDD構成の指示を送信することは、TDD構成選択モジュール1945によって選択されたTDD構成に関連付けられるインデックスを送信することを含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示を送信することは、ECCAモジュール1935によって行われたECCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を送信することを含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、第1のTDD構成と第2のTDD構成とを示すことによって、ECCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームと連続数のアップリンクサブフレームとを示すことができ、そこから、第1のTDD構成および第2のTDD構成が複数の所定の半静的TDD構成から選択され得る。
[0206] いくつかの例で、TDD構成の指示は、ECCAに関連付けられるフレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信され得る。他の例で、TDD構成の指示は、ECCAに関連付けられるフレームの任意のダウンリンクサブフレームまたは各ダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信され得る。
[0207] ECCAモジュール1935が免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレームに関してECCAを行う例で、TDD遷移管理モジュール1950は、フレーム中に第1のTDD構成による動作から第2のTDD構成による動作にダウンリンク管理モジュール1955の動作を遷移させるために使用され得る。これらの例で、TDD構成管理モジュール1940によって送信されたTDD構成の指示は、第1のTDD構成と第2のTDD構成の両方を示し得る。
[0208] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール1955は、図18を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール1845の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール1955は、ECCAモジュール1935によって行われたECCAが成功したときに、TDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信するために使用され得る。いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール1955は、装置1905の送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと同期させるために、ECCAモジュール1935がECCAを成功裏に行った後、およびTDD構成管理モジュール1940がTDD構成の指示を送信するか、またはダウンリンク管理モジュール1955がダウンリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、装置1905の送信をシンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。
[0209] アップリンク管理モジュール1960は、UEからプリアンブルを受信するために使用され得る。プリアンブルは、TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。アップリンク管理モジュール1960はまた、UEからアップリンクデータを受信するために使用され得る。
[0210] 同期モジュール1965は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つの基地局またはeNBのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと周期的に同期させるために使用され得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。
[0211] 図20は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2005のブロック図2000を示す。いくつかの例で、装置2005は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明された基地局105、205、210、1005、または1105のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2005は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2005はまた、プロセッサであり得る。装置2005は、受信機モジュール2010、ワイヤレス通信管理モジュール2020、または送信機モジュール2030を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0212] 装置2005の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0213] いくつかの例で、受信機モジュール2010は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール2010は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0214] いくつかの例で、送信機モジュール2030は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール2030は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0215] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2020は、他の装置とのワイヤレス通信の様々な態様を管理するように使用されてよく、CCAモジュール2035、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2040、またはダウンリンク管理モジュール2045を含み得る。
[0216] いくつかの例で、CCAモジュール2035は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うために使用され得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。いくつかの例で、CCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された1つまたは複数の周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つまたは複数)と揃えられた期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に関して行われ得る。他の例で、CCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていない期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含む1つまたは複数のフレーム)に関して行われ得る。
[0217] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2040は、UEに対する少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、CCAに後続する期間に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に対応してよく、その期間における複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、その期間における複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。
[0218] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2045は、CCAモジュール2035によって行われたCCAが成功したときに、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信するために使用され得る。
[0219] 図21は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2105のブロック図2100を示す。いくつかの例で、装置2105は、図1、図2、図10もしくは図11を参照して説明された基地局105、205、210、1005もしくは1105のうちの1つもしくは複数の態様、または図20を参照して説明された装置2005の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2105は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2105はまた、プロセッサであり得る。装置2105は、受信機モジュール2110、ワイヤレス通信管理モジュール2120、または送信機モジュール2130を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0220] 装置2105の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0221] いくつかの例で、受信機モジュール2110は、図20を参照して説明された受信機モジュール2010の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、受信機モジュール2110は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。いくつかの場合、受信機モジュール2110は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2112、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2114の形態をとり得る。受信機モジュール2110はまた、装置2105を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール受信機モジュールのような他の受信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2112および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2114を含む、受信機モジュール2110は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0222] いくつかの例で、送信機モジュール2130は、図20を参照して説明された送信機モジュール2030の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、送信機モジュール2130は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。いくつかの場合、送信機モジュール2130は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2132、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2134の形態をとり得る。送信機モジュール2130はまた、装置2105を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール送信機モジュールのような他の送信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2132および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2134を含む、送信機モジュール2130は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0223] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2120は、図20を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020の1つまたは複数の態様の例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール2120は、ECCAモジュール2135、許可送信モジュール2140、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2145、ダウンリンク管理モジュール2155、アップリンク管理モジュール2160、または同期モジュール2165を含み得る。
[0224] いくつかの例で、ECCAモジュール2135は、図20を参照して説明されたCCAモジュール2035の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ECCAモジュール2135は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うために使用され得る。
[0225] いくつかの例で、許可送信モジュール2140は、UEに対する少なくとも1つの許可を送信するために使用され得る。少なくとも1つの許可は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられ得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に対応してよく、その期間における複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、その期間における複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。
[0226] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2145は、図20を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2040の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2145は、UEに対する少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、成功したCCAに後続する期間に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定するために使用され得る。
[0227] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2155は、図20を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール2045の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2155は、ECCAモジュール2135によって行われたECCAが成功したときに、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信するために使用され得る。いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2155は、装置2105の送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと同期させるために、ECCAモジュール2135がECCAを成功裏に行った後、およびダウンリンク管理モジュール2155がダウンリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、装置2105の送信をシンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。
[0228] アップリンク管理モジュール2160は、UEからプリアンブルを受信するために使用され得る。プリアンブルは、成功したCCAに後続する期間中のアップリンクサブフレームの開始を示し得る。アップリンク管理モジュール2160はまた、UEからアップリンクデータを受信するために使用され得る。
[0229] 同期モジュール2165は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つの基地局またはeNBのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと周期的に同期させるために使用される。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。
[0230] 図22は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2215のブロック図2200を示す。いくつかの例で、装置2215は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、または1115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2215は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2215はまた、プロセッサであり得る。装置2215は、受信機モジュール2210、ワイヤレス通信管理モジュール2220、または送信機モジュール2230を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0231] 装置2215の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0232] いくつかの例で、受信機モジュール2210は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール2210は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0233] いくつかの例で、送信機モジュール2230は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール2230は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0234] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2220は、他の装置とのワイヤレス通信の様々な態様を管理するように使用されてよく、TDD構成管理モジュール2235、CCAモジュール2240、またはアップリンク管理モジュール2245を含み得る。
[0235] いくつかの例で、TDD構成管理モジュール2235は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を受信するために使用され得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、フレーム(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信のフレーム)中の連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。
[0236] いくつかの例で、CCAモジュール2240は、TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うために使用され得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。
[0237] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2245は、CCAモジュール2240によって行われたCCAが成功したときに、受信されたTDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて装置2215からアップリンクデータを送信するために使用され得る。
[0238] いくつかの例で、CCAモジュール2240またはアップリンク管理モジュール2245によって行われる動作は、装置2215のために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うように装置2215をスケジュールしたときのみ、装置2215によって行われ得る。いくつかの例で、装置2215は、主要サービングセルにBSRを送信し、それによって装置2215が送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うように装置2215をスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、装置2215のために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0239] 図23は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2315のブロック図2300を示す。いくつかの例で、装置2315は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、または1115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2315は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2315はまた、プロセッサであり得る。装置2315は、受信機モジュール2310、ワイヤレス通信管理モジュール2320、または送信機モジュール2330を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0240] 装置2315の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0241] いくつかの例で、受信機モジュール2310は、図22を参照して説明された受信機モジュール2210の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、受信機モジュール2310は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。いくつかの場合、受信機モジュール2310は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2312、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2314の形態をとり得る。受信機モジュール2310はまた、装置2315を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール受信機モジュールのような他の受信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2312および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2314を含む、受信機モジュール2310は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0242] いくつかの例で、送信機モジュール2330は、図22を参照して説明された送信機モジュール2230の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、送信機モジュール2330は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。いくつかの場合、送信機モジュール2330は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2332、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2334の形態をとり得る。送信機モジュール2330はまた、装置2315を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール送信機モジュールのような他の送信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2332および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2334を含む、送信機モジュール2330は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0243] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2320は、図22を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220の1つまたは複数の態様の例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール2320は、TDD構成管理モジュール2335、ダウンリンク管理モジュール2350、ECCAモジュール2355、アップリンク管理モジュール2360、または同期モジュール2365を含み得る。
[0244] いくつかの例で、TDD構成管理モジュール2335は、図22を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2235の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、TDD構成管理モジュール2335は、TDD構成指示処理モジュール2340またはTDD遷移管理モジュール2345を含み得る。TDD構成指示処理モジュール2340は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を受信するために使用され得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、フレーム(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信のフレーム)中の連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。
[0245] いくつかの例で、TDD構成指示処理モジュール2340は、TDD構成の指示が適用されるフレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいてTDD構成の指示を受信できる。いくつかの例で、TDD構成指示処理モジュール2340は、TDD構成の指示が適用されるフレームの任意のダウンリンクサブフレームまたは各ダウンリンクサブフレームにおいてTDD構成の指示を受信できる。
[0246] いくつかの例で、TDD構成指示処理モジュール2340によって受信されたTDD構成の指示は、TDD構成の指示が適用されるフレームに関する第1のTDD構成と第2のTDD構成とを示し得る。これらの例で、TDD遷移管理モジュール2345は、TDD構成の指示が適用されるフレーム中の第1のTDD構成から第2のTDD構成への装置2315の遷移を管理できる。
[0247] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2350は、TDD構成に従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを受信するために使用され得る。
[0248] いくつかの例で、ECCAモジュール2355は、図22を参照して説明されたCCAモジュール2240の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ECCAモジュール2355は、TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うために使用され得る。
[0249] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2360は、ECCAモジュール2355によって行われたECCAが成功したときに、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信するために使用され得る。プリアンブルは、TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。アップリンク管理モジュール2360はまた、ECCAモジュール2355によって行われたCCAが成功したときに、受信されたTDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて装置2315からアップリンクデータを送信するために使用され得る。いくつかの例では、プリアンブルは、アップリンクデータの一部または全てとともにアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。
[0250] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2360は、装置2315の送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと同期させるために、ECCAモジュール2355がECCAを成功裏に行った後、およびアップリンク管理モジュール2360がプリアンブルまたはアップリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、装置2315の送信をシンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。
[0251] いくつかの例で、ECCAモジュール2355またはアップリンク管理モジュール2360によって行われる動作は、装置2315のために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うように装置2315をスケジュールしたときのみ、行われ得る2315。いくつかの例で、装置2315は、主要サービングセルにBSRを送信し、それによって装置2315が送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うように装置2315をスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、装置2315のために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0252] いくつかの例で、同期モジュール2365は、装置2315のための第1の擬似乱数生成器と別の装置(例えば、別のUE)のための第2の擬似乱数生成器とを、アップリンク期間の初めに、装置2315によって行われるECCAが他方の装置によって行われるECCAと同期されるように、整合させるために使用され得る。いくつかの例で、フレーム中の免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信のためにスケジュールされる、同じ事業者展開内の複数のUEの各々は、ECCAを行うときにUEによって使用される擬似乱数生成器と複数のUEにおける各々の他のUEによって使用される擬似乱数生成器とを整合または同期させることができる。擬似乱数生成器の同期は、複数のUEの各々に、同時に免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを争わせることができる。いくつかの例で、整合は、システム時間に少なくとも部分的に基づいて行われ得る。
[0253] いくつかの例で、同期モジュール2365は、同じくまたは代替的に、装置2315のタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと周期的に同期させるために使用され得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。
[0254] 図24は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2415のブロック図2400を示す。いくつかの例で、装置2415は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、または1115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2415は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2415はまた、プロセッサであり得る。装置2415は、受信機モジュール2410、ワイヤレス通信管理モジュール2420、または送信機モジュール2430を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0255] 装置2415の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0256] いくつかの例で、受信機モジュール2410は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール2410は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0257] いくつかの例で、送信機モジュール2430は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール2430は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0258] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2420は、他の装置とのワイヤレス通信の様々な態様を管理するように使用されてよく、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435、CCAモジュール2440、またはアップリンク管理モジュール2445を含み得る。
[0259] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435は、UEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる少なくとも1つの許可を受信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有するフレームに対応してよく、フレームにおける複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、フレームにおける複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。
[0260] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435はまた、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのフレームにおけるいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを決定することを含み得る。
[0261] いくつかの例で、CCAモジュール2440は、いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うために使用され得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。
[0262] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2445は、CCAモジュール2440によって行われたCCAが成功したときに、いくつかのアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つに従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて装置2415からアップリンクデータを送信するために使用され得る。
[0263] いくつかの例で、CCAモジュール2440またはアップリンク管理モジュール2445によって行われる動作は、装置2415のために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うように装置2415をスケジュールしたときのみ、行われ得る2415。いくつかの例で、装置2415は、主要サービングセルにBSRを送信し、それによって装置2415が送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うように装置2415をスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、装置2415のために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0264] 図25は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置2515のブロック図2500を示す。いくつかの例で、装置2515は、図1、図2、図10、または図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、または1115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、装置2515は、一部であってよく、またはLTE/LTE−A基地局もしくはLTE/LTE−A eNBを含み得る。装置2515はまた、プロセッサであり得る。装置2515は、受信機モジュール2510、ワイヤレス通信管理モジュール2520、または送信機モジュール2530を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0265] 装置2515の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に具体化された命令を用いて実装され得る。
[0266] いくつかの例で、受信機モジュール2510は、図24を参照して説明された受信機モジュール2410の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、受信機モジュール2510は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、特定の用途のために特定のユーザ(例えば、LTE/LTE−Aユーザ)に免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じた送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1〜図17を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。いくつかの場合、受信機モジュール2510は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2512、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2514の形態をとり得る。受信機モジュール2510はまた、装置2515を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール受信機モジュールのような他の受信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2512および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機モジュール2514を含む、受信機モジュール2510は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0267] いくつかの例で、送信機モジュール2530は、図24を参照して説明された送信機モジュール2430の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、送信機モジュール2530は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。いくつかの場合、送信機モジュール2530は、免許無線周波数スペクトル帯域および免許不要無線周波数スペクトル帯域のために別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例で、免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2532、および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2534の形態をとり得る。送信機モジュール2530はまた、装置2515を他の装置に(例えば、他のLTE/LTE−A基地局またはLTE/LTE−A eNBに)接続する有線またはワイヤレスバックホールを通じて通信するためのバックホール送信機モジュールのような他の送信機モジュールを含み得る。免許無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2532および免許不要無線周波数スペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機モジュール2534を含む、送信機モジュール2530は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0268] いくつかの例で、ワイヤレス通信管理モジュール2520は、図24を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420の1つまたは複数の態様の例であり得る。ワイヤレス通信管理モジュール2520は、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2535、ダウンリンク管理モジュール2545、ECCAモジュール2550、アップリンク管理モジュール2555、または同期モジュール2560を含み得る。
[0269] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2535は、図24を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2535は、第1のUEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる少なくとも1つの許可を受信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有するフレームに対応してよく、フレームにおける複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、フレームにおける複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。
[0270] いくつかの例で、アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2535は、アップリンク許可処理モジュール2540を含み得る。アップリンク許可処理モジュール2540は、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのフレームにおけるいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定するために使用され得る。
[0271] いくつかの例で、ダウンリンク管理モジュール2545は、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを受信するために使用され得る。
[0272] いくつかの例で、ECCAモジュール2550は、図24を参照して説明されたCCAモジュール2440の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例で、ECCAモジュール2550は、いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うために使用され得る。
[0273] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2555は、ECCAモジュール2550によって行われたECCAが成功したときに、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信するために使用され得る。プリアンブルは、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。アップリンク管理モジュール2555はまた、ECCAモジュール2550によって行われたECCAが成功したときに、少なくとも1つの許可に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて装置2515からアップリンクデータを送信するために使用され得る。いくつかの例で、プリアンブルは、アップリンクデータの一部または全てとともにアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。
[0274] アップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2535によって受信された少なくとも1つの許可が第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可を含むとき、およびECCAモジュール2550によって行われたECCAが第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで成功しなかったとき、アップリンク管理モジュール2555は、1)アップリンク許可を第2のアップリンクサブフレームに関連付けること、または2)アップリンク許可が失効するのを可能にできる。第2のアップリンクサブフレームは、第1のアップリンクサブフレームの直後にくること、または1つもしくは複数の他のサブフレームによって第1のアップリンクサブフレームから分離されることがある。
[0275] いくつかの例で、アップリンク管理モジュール2555は、装置2515の送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと同期させるために、ECCAモジュール2550がECCAを成功裏に行った後、およびアップリンク管理モジュール2555がプリアンブルまたはアップリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信するために使用され得る。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、装置2515の送信をシンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。
[0276] いくつかの例で、ECCAモジュール2550またはアップリンク管理モジュール2555によって行われる動作は、装置2515のために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うように装置2515をスケジュールしたときのみ、行われ得る。いくつかの例で、装置2515は、主要サービングセルにBSRを送信し、それによって装置2515が送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うように装置2515をスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、装置2515のために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0277] いくつかの例で、同期モジュール2560は、装置2515のための第1の擬似乱数生成器と別の装置(例えば、別のUE)のための第2の擬似乱数生成器とを、アップリンク期間の初めに、装置2515によって行われるECCAが他方の装置によって行われるECCAと同期されるように、整合させるために使用され得る。いくつかの例で、フレーム中の免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信のためにスケジュールされる、同じ事業者展開内の複数のUEの各々は、ECCAを行うときにUEによって使用される擬似乱数生成器と複数のUEにおける各々の他のUEによって使用される擬似乱数生成器とを整合または同期させることができる。擬似乱数生成器の同期は、複数のUEの各々に、同時に免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを争わせることができる。いくつかの例で、整合は、システム時間に少なくとも部分的に基づいて行われ得る。
[0278] いくつかの例で、同期モジュール2565は、同じくまたは代替的に、装置2515のタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと周期的に同期させるために使用され得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。
[0279] 図26は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局2605(例えば、eNBの一部または全てを形成する基地局)のブロック図2600を示す。いくつかの例で、装置2605は、図1、図2、図10もしくは図11を参照して説明された基地局105、205、210、1005もしくは1105の1つもしくは複数の態様、または図18、図19、図20もしくは図21を参照して説明された装置1805、1905、2005もしくは2105の1つもしくは複数の態様の例であり得る。基地局2605は、図1〜図21を参照して説明された基地局または装置の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装または容易にするように構成され得る。
[0280] 基地局2605は、基地局プロセッサモジュール2610、基地局メモリモジュール2620、(基地局トランシーバモジュール2650によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバモジュール、(基地局アンテナ2655によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、または基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660を含み得る。基地局2605はまた、基地局通信モジュール2630またはネットワーク通信モジュール2640のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス2635を通じて、直接または間接的に互いと通信していることがある。
[0281] 基地局メモリモジュール2620は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。基地局メモリモジュール2620は、実行されたときに、ワイヤレス通信に関する本明細書で説明される様々な機能(例えば、LBT−LBEモードで動作するときに基地局2605によって使用されるTDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知することに関する機能)を行うことを基地局プロセッサモジュール2610にさせるように構成される命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード2625を記憶し得る。代替的に、コード2625は、基地局プロセッサモジュール2610によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(例えば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明される様々な機能を行うことを基地局2605にさせるように構成され得る。
[0282] 基地局プロセッサモジュール2610は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサモジュール2610は、基地局トランシーバモジュール2650、基地局通信モジュール2630、またはネットワーク通信モジュール2640を通じて受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール2610はまた、アンテナ2655を通じた送信のためにトランシーバモジュール2650に、1つもしくは複数の他の基地局2680および2685への送信のために基地局通信モジュール2630に、または図1を参照して説明されたコアネットワーク130の1つもしくは複数の態様の例であり得るコアネットワーク2645への送信のためにネットワーク通信モジュール2640に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール2610は、単独でまたは基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660とともに、第1の無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域のような、特定の用途のために特定のユーザに免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または第2の無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途のような、免許不要の用途に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じて通信すること(またはその帯域を通じた通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。
[0283] 基地局トランシーバモジュール2650は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために基地局アンテナ2655に与え、基地局アンテナ2655から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局トランシーバモジュール2650は、いくつかの例で、1つまたは複数の基地局送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の基地局受信機モジュールとして実装され得る。基地局トランシーバモジュール2650は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。基地局トランシーバモジュール2650は、図1、図2、図10もしくは図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015もしくは1115のうちの1つもしくは複数、または図22、図23、図24もしくは図25を参照して説明された装置2215、2315、2415もしくは2515のうちの1つもしくは複数のような、1つまたは複数の移動局または装置と、アンテナ2655を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局2605は、例えば、複数の基地局アンテナ2655(例えば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局2605は、ネットワーク通信モジュール2640を通じてコアネットワーク2645と通信し得る。基地局2605はまた、基地局通信モジュール2630を使用して、基地局2680および2685のような他の基地局と通信し得る。
[0284] 基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信に関する図1〜図21を参照して説明された特徴または機能の一部または全てを行うか、または制御するように構成され得る。例えば、基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域を使用して、補助ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660は、第1の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された第1の無線周波数スペクトル帯域のための基地局LTE/LTE−Aモジュール2665と、第2の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された第2の無線周波数スペクトル帯域のための基地局LTE/LTE−Aモジュール2670とを含み得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660もしくはその一部は、プロセッサを含んでよく、または基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660の機能の一部もしくは全ては、基地局プロセッサモジュール2610によって、もしくは基地局プロセッサモジュール2610とともに行われ得る。いくつかの例で、基地局ワイヤレス通信管理モジュール2660は、図18、図19、図20、または図21を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920、2020、または2120の例であり得る。
[0285] 図27は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE2715のブロック図2700を示す。UE2715は様々な構成を有してよく、含まれてよく、またはパーソナルコンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダーなどの一部であり得る。いくつかの例で、UE2715は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーのような内部電源(図示されず)を有し得る。いくつかの例で、UE2715は、図1、図2、図10もしくは図11を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015もしくは1115の1つもしくは複数の態様、または図22、図23、図24もしくは図25を参照して説明された装置2215、2315、2415もしくは2515の1つもしくは複数の態様の例であり得る。UE2715は、図1〜図17および図22〜図25を参照して説明されたUEまたは装置の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。
[0286] UE2715は、UEプロセッサモジュール2710、UEメモリモジュール2720、(UEトランシーバモジュール2730によって表される)少なくとも1つのUEトランシーバモジュール、(UEアンテナ2740によって表される)少なくとも1つのUEアンテナ、またはUEワイヤレス通信管理モジュール2760を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス2735を通じて、直接または間接的に互いと通信していることがある。
[0287] UEメモリモジュール2720は、RAMまたはROMを含み得る。UEメモリモジュール2720は、実行されると、ワイヤレス通信に関する本明細書で説明される様々な機能(例えば、LBT−LBEモードで動作している間にアップリンクデータを送信することに関する機能)をUEプロセッサモジュール2710に行わせるように構成される命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード2725を記憶し得る。代替的に、コード2725は、UEプロセッサモジュール2710によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(例えば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明される様々な機能をUE2715に行わせるように構成され得る。
[0288] UEプロセッサモジュール2710は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。UEプロセッサモジュール2710は、UEトランシーバモジュール2730を通じて受信された情報、またはUEアンテナ2740を通じた送信のためにUEトランシーバモジュール2730に送られるべき情報を処理し得る。UEプロセッサモジュール2710は、単独でまたはUEワイヤレス通信管理モジュール2760とともに、第1の無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域のような、特定の用途のために特定のユーザに免許されているので装置がアクセスを争わない無線周波数スペクトル帯域)、または第2の無線周波数スペクトル帯域(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途もしくはLTE/LTE−A用途のような、免許不要の用途に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を通じて通信すること(またはその帯域を通じた通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。
[0289] UEトランシーバモジュール2730は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにUEアンテナ2740に与え、UEアンテナ2740から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UEトランシーバモジュール2730は、いくつかの例で、1つまたは複数のUE送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個のUE受信機モジュールとして実装され得る。UEトランシーバモジュール2730は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。UEトランシーバモジュール2730は、図1、図2、図10、図11もしくは図26を参照して説明された基地局105、205、210、1005、1105もしくは2605のうちの1つもしくは複数、または図18、図19、図20もしくは図21を参照して説明された装置1805、1905、2005もしくは2105のうちの1つもしくは複数と、UEアンテナ2740を介して双方向に通信するように構成され得る。UE2715は単一のUEアンテナを含み得るが、UE2715が複数のUEアンテナ2740を含み得る例があり得る。
[0290] UE状態モジュール2750は、例えば、RRCアイドル状態とRRC接続状態との間のUE2715の遷移を管理するために使用されてよく、1つまたは複数のバス2735を通じて、直接または間接的に、UE2715の他の構成要素と通信していることがある。UE状態モジュール2750もしくはその一部は、プロセッサを含んでよく、またはUE状態モジュール2750の機能の一部もしくは全ては、UEプロセッサモジュール2710によって、もしくはUEプロセッサモジュール2710とともに行われ得る。
[0291] UEワイヤレス通信管理モジュール2760は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信に関する図1〜図17および図22〜図25を参照して説明された特徴または機能の一部または全てを行うまたは制御するように構成され得る。例えば、UEワイヤレス通信管理モジュール2760は、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域を使用して、補助ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。UEワイヤレス通信管理モジュール2760は、第1の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された第1の無線周波数スペクトル帯域のためのUE LTE/LTE−Aモジュール2765と、第2の無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成された第2の無線周波数スペクトル帯域のためのUE LTE/LTE−Aモジュール2770とを含み得る。UEワイヤレス通信管理モジュール2760もしくはその一部は、プロセッサを含んでよく、またはUEワイヤレス通信管理モジュール2760の機能の一部もしくは全ては、UEプロセッサモジュール2710によって、もしくはUEプロセッサモジュール2710とともに行われ得る。いくつかの例で、UEワイヤレス通信管理モジュール2760は、図22、図23、図24、または図25を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320、2420、または2520の例であり得る。
[0292] 図28は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2800の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2800は、図1、図2、図10、図11または図26を参照して説明された基地局105、205、210、1005、1105もしくは2605またはeNBのうちの1つまたは複数の態様、あるいは図18または図19を参照して説明された装置1805または1905の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、以下で説明される機能を行うように基地局、eNB、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0293] ブロック2805において、方法2800は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。いくつかの例で、CCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)と揃えられたフレームに関して行われ得る。他の例で、CCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレーム(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレーム)に関して行われ得る。ブロック2805における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図18もしくは図19を参照して説明されたCCAモジュール1835もしくはECCAモジュール1935を使用して行われ得る。
[0294] ブロック2810において、方法2800は、CCAに後続する期間に関して、CCAが成功したときに免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を送信することを含み得る。指示は、少なくとも部分的に、サービングセルUE(例えば、方法2800を行う基地局またはeNBがサービングセルとして機能するUE)と近隣基地局またはeNB(例えば、異なる事業者展開の基地局またはeNB)の両方に、TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知する働きをすることができる。TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングの告知は、告知を受信する近隣基地局またはeNBに、アップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えさせ得る。
[0295] いくつかの例で、TDD構成の指示は、CCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、またはブロック2805において行われたUEに対する許可を含み得る。
[0296] ブロック2810における動作は、図18、図19または図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920または2660、あるいは図18または図19を参照して説明されたTDD構成管理モジュール1840もしくは1940またはダウンリンク管理モジュール1845もしくは1955を使用して行われ得る。
[0297] ブロック2815において、方法2800は、ブロック1605において行われたCCAが成功したときに、TDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することを含み得る。ブロック2815における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図18もしくは図19を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール1845もしくは1955を使用して行われ得る。
[0298] 従って、方法2800はワイヤレス通信を提供できる。方法2800は一実装形態にすぎず、方法2800の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0299] 図29は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法2900の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2900は、図1、図2、図10、図11または図26を参照して説明された基地局105、205、210、1005、1105もしくは2605またはeNBのうちの1つまたは複数の態様、あるいは図18または図19を参照して説明された装置1805または1905の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、以下で説明される機能を行うように基地局、eNB、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0300] ブロック2905において、方法2900は、TDD構成を複数の所定の半静的TDD構成から選択することを含み得る。ブロック2905における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、図18もしくは図19を参照して説明されたTDD構成管理モジュール1840もしくは1940、または図19を参照して説明されたTDD構成選択モジュール1945を使用して行われ得る。
[0301] ブロック2910において、方法2900は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、ECCAは、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔(例えば、図3を参照して説明された周期的ゲーティング間隔のうちの1つ)と揃えられたフレームに関して行われ得る。他の例で、ECCAは、周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレーム(例えば、連続数のアップリンクサブフレームが後続する連続数のダウンリンクサブフレームを含むフレーム)に関して行われ得る。ブロック2905における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図18もしくは図19を参照して説明されたCCAモジュール1835もしくはECCAモジュール1935を使用して行われ得る。
[0302] ブロック2915において、方法2900は、ECCAが成功したときに免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を送信することを含み得る。指示は、少なくとも部分的に、サービングセルUE(例えば、方法2900を行う基地局またはeNBがサービングセルとして機能するUE)と近隣基地局またはeNB(例えば、異なる事業者展開の基地局またはeNB)の両方に、TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングを告知する働きをすることができる。TDD構成に含まれるアップリンクサブフレームのタイミングの告知は、告知を受信する近隣基地局またはeNBに、アップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えさせ得る。
[0303] いくつかの例で、TDD構成の指示を送信することは、ブロック2905において選択されたTDD構成に関連付けられるインデックスを送信することを含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示を送信することは、ブロック2910において行われたECCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を送信することを含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、第1のTDD構成と第2のTDD構成とを示すことによって、ブロック2910において行われたECCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームと連続数のアップリンクサブフレームとを示すことができ、そこから、第1のTDD構成および第2のTDD構成が複数の所定の半静的TDD構成から選択され得る。
[0304] いくつかの例で、TDD構成の指示は、ECCAに関連付けられるフレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信され得る。他の例で、TDD構成の指示は、ECCAに関連付けられるフレームの任意のダウンリンクサブフレームまたは各ダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信され得る。
[0305] ブロック2915における動作は、図18、図19または図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920または2660、あるいは図18または図19を参照して説明されたTDD構成管理モジュール1840もしくは1940またはダウンリンク管理モジュール1845もしくは1955を使用して行われ得る。
[0306] ブロック2920において、方法2900は、ブロック2910において行われたECCAが成功したときに、TDD構成に従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することを含み得る。いくつかの例で、基地局またはeNBは、基地局またはeNBの送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと同期させるために、ブロック2910においてECCAを成功裏に行った後、およびブロック2915または2920においてTDD構成の指示またはダウンリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信できる。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、基地局またはeNBの送信をシンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。ブロック2920における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図18もしくは図19を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール1845もしくは1955を使用して行われ得る。
[0307] ブロック2925において、およびブロック2910において行われるECCAが、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔と揃えられていないフレームに関して行われる方法2900の例で、方法2900は、フレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移することを含み得る。ブロック2910において行われたECCAに関連付けられるフレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移することを含む方法2900の例で、ブロック2915において送信された指示は、第1のTDD構成と第2のTDD構成の両方を示し得る。ブロック2925における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、図18もしくは図19を参照して説明されたTDD構成管理モジュール1840もしくは1940、または図19を参照して説明されたTDD遷移管理モジュール1950を使用して行われ得る。ブロック2910において行われるECCAが、免許不要無線周波数スペクトル帯域のために確立された周期的ゲーティング間隔と揃えられたフレームに関して行われる方法2900の例で、ブロック2925における動作は行われなくてよい。
[0308] ブロック2930において、方法2900は、UEからプリアンブルを受信することを含み得る。プリアンブルは、TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。ブロック2930における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図19を参照して説明されたアップリンク管理モジュール1960を使用して行われ得る。
[0309] ブロック2935において、方法2900は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つの基地局またはeNBのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと周期的に同期させることを含み得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。図29で、同期は、ブロック2930における動作の後生じることが示されている。他の例で、同期は、方法2900の動作の前、間、または後の他の時間に生じ得る。ブロック2935における動作は、図18、図19もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール1820、1920もしくは2660、または図19を参照して説明された同期モジュール1965を使用して行われ得る。
[0310] 従って、方法2900はワイヤレス通信を提供できる。方法2900は一実装形態にすぎず、方法2900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0311] 図30は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3000の例を示すフローチャートである。明快のために、方法3000は、図1、図2、図10、図11もしくは図27を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、1115もしくは2715のうちの1つもしくは複数の態様、または図22もしくは図23を参照して説明された装置2215もしくは2315の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、UEまたは装置は、以下で説明される機能を行うようにUEまたは装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBと通信する間に以下で説明される機能を行い得る。
[0312] ブロック3005において、方法3000は、UEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を受信することを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、フレーム中の連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、または免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる許可を含み得る。ブロック3010における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図22もしくは図23を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2235もしくは2335を使用して行われ得る。
[0313] ブロック3010において、方法3000は、TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。ブロック3010における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図22もしくは図23を参照して説明されたCCAモジュール2240もしくはECCAモジュール2355を使用して行われ得る。
[0314] ブロック3015において、方法3000は、CCAが成功したときにTDD構成に従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータを送信することを含み得る。ブロック3015における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図22もしくは図23を参照して説明されたアップリンク管理モジュール2245もしくは2360を使用して行われ得る。
[0315] いくつかの例で、ブロック3010または3015において行われる動作は、UEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うようにUEをスケジュールしたときのみ、UEによって行われ得る。いくつかの例で、UEは、主要サービングセルにBSRを送信し、それによってUEが送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うようにUEをスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、UEのために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0316] 従って、方法3000はワイヤレス通信を提供できる。方法3000は一実装形態にすぎず、方法3000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0317] 図31は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3100の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2800は、図1、図2、図10、図11もしくは図27を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、1115もしくは2715のうちの1つもしくは複数の態様、または図22もしくは図23を参照して説明された装置2215もしくは2315の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、UEまたは装置は、以下で説明される機能を行うようにUEまたは装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0318] ブロック3105において、方法3100は、第1のUEのための第1の擬似乱数生成器と第2のUEのための第2の擬似乱数生成器とを、アップリンク期間の初めに、第1のUEによって行われるECCAが第2のUEによって行われるECCAと同期されるように、整合させることを含み得る。いくつかの例で、フレーム中の免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信のためにスケジュールされる、同じ事業者展開内の複数のUEの各々は、ECCAを行うときにUEによって使用される擬似乱数生成器と複数のUEにおける各々の他のUEによって使用される擬似乱数生成器とを整合または同期させることができる。擬似乱数生成器の同期は、複数のUEの各々に、同時に免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを争わせることができる。いくつかの例で、整合は、システム時間に少なくとも部分的に基づいて行われ得る。ブロック3105における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図23を参照して説明された同期モジュール2365を使用して行われ得る。
[0319] ブロック3110において、方法3100は、第1のUEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてTDD構成の指示を受信することを含み得る。いくつかの例で、TDD構成は、(例えば、基地局またはeNBによって)複数の所定の半静的TDD構成から選択された半静的TDD構成を含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、半静的TDD構成に関連付けられるインデックスを含み得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、フレーム(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じたワイヤレス通信のフレーム)中の連続数のダウンリンクサブフレームおよび連続数のアップリンクサブフレームの指示を含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、TDD構成の指示が適用されるフレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて受信され得る。いくつかの例で、TDD構成の指示は、TDD構成の指示が適用されるフレームの任意のダウンリンクサブフレームまたは各ダウンリンクサブフレームにおいて免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて受信され得る。ブロック3110における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、図22もしくは図23を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2235もしくは2335、または図23を参照して説明されたTDD構成指示処理モジュール2340を使用して行われ得る。
[0320] ブロック3115において、方法3100は、TDD構成に従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを受信することを含み得る。ブロック3115における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図23を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール2350を使用して行われ得る。
[0321] いくつかの例で、ブロック3110において受信されたTDD構成の指示は、TDD構成の指示が適用されるフレームに関する第1のTDD構成と第2のTDD構成とを示し得る。これらの例で、またブロック3120において、方法3100は、TDD構成の指示が適用されるフレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移することを含み得る。ブロック3120における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、図22もしくは図23を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2235もしくは2335、または図23を参照して説明されたTDD遷移管理モジュール2345を使用して行われ得る。
[0322] ブロック3125において、方法3100は、TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うことを含み得る。ブロック3125における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図22もしくは図23を参照して説明されたCCAモジュール2240もしくはECCAモジュール2355を使用して行われ得る。
[0323] ブロック3130において、方法3100は、ECCAが成功したときに免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信することを含み得る。プリアンブルは、TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。
[0324] ブロック3135において、方法3100は、ECCAが成功したときにTDD構成に従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータを送信することを含み得る。いくつかの例で、ブロック3130において送信されるプリアンブルは、アップリンクデータの一部または全てとともにアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。
[0325] いくつかの例で、UEは、UEの送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと同期させるために、ブロック3125においてECCAを成功裏に行った後、およびブロック3130または3135においてプリアンブルまたはアップリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信できる。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、UEの送信をシンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。ブロック3130または3135における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図22もしくは図23を参照して説明されたアップリンク管理モジュール2245もしくは2360を使用して行われ得る。
[0326] いくつかの例で、ブロック3125、3130、または3135において行われる動作は、UEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うようにUEをスケジュールしたときのみ、UEによって行われ得る。いくつかの例で、UEは、主要サービングセルにBSRを送信し、それによってUEが送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うようにUEをスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、UEのために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0327] ブロック3140において、方法3100は、第1のUEのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成されたeNBのタイミングと周期的に同期させることを含み得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。図31で、同期は、ブロック3135における動作の後生じることが示されている。他の例で、同期は、方法3100の動作の前、間、または後の他の時間に生じ得る。ブロック3140における動作は、図22、図23もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2220、2320もしくは2760、または図23を参照して説明された同期モジュール2365を使用して行われ得る。
[0328] 従って、方法3100はワイヤレス通信を提供できる。方法3100は一実装形態にすぎず、方法3100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0329] 図32は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3200の例を示すフローチャートである。明快のために、方法3200は、図1、図2、図10、図11または図26を参照して説明された基地局105、205、210、1005、1105もしくは2605またはeNBのうちの1つまたは複数の態様、あるいは図20または図21を参照して説明された装置2005または2105の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、以下で説明される機能を行うように基地局、eNB、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0330] ブロック3205において、方法3200は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。ブロック3205における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール2035もしくはECCAモジュール2135を使用して行われ得る。
[0331] ブロック3210において、方法3200は、UEに対する少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定することを含み得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に対応してよく、その期間における複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、その期間における複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。ブロック3210における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2040もしくは2145を使用して行われ得る。
[0332] ブロック3215において、方法3200は、ブロック3205において行われたCCAが成功したときに、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することを含み得る。ブロック3215における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール2045もしくは2155を使用して行われ得る。
[0333] 従って、方法3200はワイヤレス通信を提供できる。方法3200は一実装形態にすぎず、方法3200の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0334] 図33は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3300の例を示すフローチャートである。明快のために、方法3300は、図1、図2、図10、図11または図26を参照して説明された基地局105、205、210、1005、1105もしくは2605またはeNBのうちの1つまたは複数の態様、あるいは図20または図21を参照して説明された装置2005または2105の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、以下で説明される機能を行うように基地局、eNB、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、基地局、eNB、または装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0335] ブロック3305において、方法3300は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。ブロック3305における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール2035もしくはECCAモジュール2135を使用して行われ得る。
[0336] ブロック3310において、方法3300は、UEに対する少なくとも1つの許可を送信することを含み得る。少なくとも1つの許可は、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられ得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有する期間(例えば、1つまたは複数のフレーム)に対応してよく、その期間における複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、その期間における複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。ブロック3310における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図21を参照して説明された許可送信モジュール2140を使用して行われ得る。
[0337] ブロック3315において、方法3300は、UEに対する少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、CCAに後続する期間に関して、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定することを含み得る。ブロック3315における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2040もしくは2145を使用して行われ得る。
[0338] ブロック3320において、方法3300は、ブロック3305において行われたCCAが成功したときに、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従って、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することを含み得る。いくつかの例で、基地局またはeNBは、基地局またはeNBの送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと同期させるために、ブロック3305においてECCAを成功裏に行った後、およびブロック3320においてダウンリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信できる。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、基地局またはeNBの送信をシンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。ブロック3320における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図20もしくは図21を参照して説明されたダウンリンク管理モジュール2045もしくは2155を使用して行われ得る。
[0339] ブロック3325において、方法3300は、UEからプリアンブルを受信することを含み得る。プリアンブルは、CCAに後続する期間中のアップリンクサブフレームの開始を示し得る。ブロック3325における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図21を参照して説明されたアップリンク管理モジュール2160を使用して行われ得る。
[0340] ブロック3330において、方法3300は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つの基地局またはeNBのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのUEのタイミングと周期的に同期させることを含み得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、OFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。図33で、同期は、ブロック3325における動作の後生じることが示されている。他の例で、同期は、方法3300の動作の前、間、または後の他の時間に生じ得る。ブロック3330における動作は、図20、図21もしくは図26を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2020、2120もしくは2660、または図21を参照して説明された同期モジュール2165を使用して行われ得る。
[0341] 従って、方法3300はワイヤレス通信を提供できる。方法3300は一実装形態にすぎず、方法3300の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0342] 図34は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3400の例を示すフローチャートである。明快のために、方法3400は、図1、図2、図10、図11もしくは図27を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、1115もしくは2715のうちの1つもしくは複数の態様、または図24もしくは図25を参照して説明された装置2415もしくは2515の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、UEまたは装置は、以下で説明される機能を行うようにUEまたは装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、UEのためにキャリアアグリゲーションモードで二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBと通信する間に以下で説明される機能を行い得る。
[0343] ブロック3405において、方法3400は、UEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる少なくとも1つの許可を受信することを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有するフレームに対応してよく、フレームにおける複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、フレームにおける複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。ブロック3405における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2435もしくは2535を使用して行われ得る。
[0344] ブロック3410において、方法3400は、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定することを含み得る。ブロック3410における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435もしくは2535を使用して行われ得る。
[0345] ブロック3415において、方法3400は、いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うことを含み得る。いくつかの例で、CCAはECCAを含み得る。ブロック3415における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたCCAモジュール2440もしくはECCAモジュール2550を使用して行われ得る。
[0346] ブロック3420において、方法3400は、CCAが成功したときにいくつかのアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つに従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータを送信することを含み得る。ブロック3420における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたアップリンク管理モジュール2445もしくは2555を使用して行われ得る。
[0347] いくつかの例で、ブロック3415または3420において行われる動作は、UEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うようにUEをスケジュールしたときのみ、UEによって行われ得る。いくつかの例で、UEは、主要サービングセルにBSRを送信し、それによってUEが送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うようにUEをスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、UEのために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0348] 従って、方法3400はワイヤレス通信を提供できる。方法3400は一実装形態にすぎず、方法3400の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0349] 図35は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法3500の例を示すフローチャートである。明快のために、方法2800は、図1、図2、図10、図11もしくは図27を参照して説明されたUE115、255、260、265、270、1015、1115もしくは2715のうちの1つもしくは複数の態様、または図24もしくは図25を参照して説明された装置2415もしくは2515の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例で、UEまたは装置は、以下で説明される機能を行うようにUEまたは装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。いくつかの例で、UEまたは装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でLBT−LBEモードで動作している間に以下で説明される機能を行い得る。
[0350] ブロック3505において、方法3500は、第1のUEのための第1の擬似乱数生成器と第2のUEのための第2の擬似乱数生成器とを、アップリンク期間の初めに、第1のUEによって行われるECCAが第2のUEによって行われるECCAと同期されるように、整合させることを含み得る。いくつかの例で、フレーム中の免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信のためにスケジュールされる、同じ事業者展開内の複数のUEの各々は、ECCAを行うときにUEによって使用される擬似乱数生成器と複数のUEにおける各々の他のUEによって使用される擬似乱数生成器とを整合または同期させることができる。擬似乱数生成器の同期は、複数のUEの各々に、同時に免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを争わせることができる。いくつかの例で、整合は、システム時間に少なくとも部分的に基づいて行われ得る。ブロック3505における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図25を参照して説明された同期モジュール2560を使用して行われ得る。
[0351] ブロック3510において、方法3500は、第1のUEにおいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる少なくとも1つの許可を受信することを含み得る。いくつかの例で、免許不要無線周波数スペクトル帯域は、免許不要の用途(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途またはLTE/LTE−A用途)に少なくとも部分的に利用可能であるので装置がアクセスを争う必要があり得る無線周波数スペクトル帯域であり得る。いくつかの例で、少なくとも1つの許可は、複数のサブフレームを有するフレームに対応してよく、フレームにおける複数のサブフレームの第1の部分が、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、フレームにおける複数のサブフレームの残存部分が、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される。UEに対する許可のうちの1つまたは複数を受信する近隣基地局またはeNBは、1つまたは複数の許可を復号し、1つまたは複数の許可によって示されたアップリンクサブフレームの送信中に免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることができる。いくつかの例で、UEに対する少なくとも1つの許可は、アップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を含み得る。ブロック3405における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたTDD構成管理モジュール2435もしくは2535を使用して行われ得る。
[0352] ブロック3515において、方法3500は、少なくとも1つの許可に少なくとも部分的に基づいて、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのフレームにおけるいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定することを含み得る。ブロック3515における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたアップリンクサブフレームタイミング決定モジュール2435もしくは2535を使用して行われ得る。
[0353] ブロック3520において、方法3500は、いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してECCAを行うことを含み得る。ブロック3520における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたCCAモジュール2440もしくはECCAモジュール2550を使用して行われ得る。
[0354] ブロック3525において、方法3500は、ECCAが成功したときに免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信することを含み得る。プリアンブルは、いくつかのアップリンクサブフレームのタイミングに従ったアップリンクサブフレームの開始を示し得る。
[0355] ブロック3530において、方法3500は、ECCAが成功したときにいくつかのアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つに従って免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてUEからアップリンクデータを送信することを含み得る。いくつかの例で、ブロック3525において送信されるプリアンブルは、アップリンクデータの一部または全てとともにアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。
[0356] いくつかの例で、UEは、UEの送信タイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された基地局またはeNBのタイミングと同期させるために、ブロック3520においてECCAを成功裏に行った後、およびブロック3525または3530においてプリアンブルまたはアップリンクデータを送信する前に、少なくとも1つの完全または断片的な信号(例えば、完全または断片的なRSまたはCUBS)を送信できる。いくつかの例で、少なくとも1つの完全または断片的な信号は、UEの送信をシンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界と同期させるために送信され得る。ブロック3525または3530における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図24もしくは図25を参照して説明されたアップリンク管理モジュール2445もしくは2555を使用して行われ得る。
[0357] いくつかの例で、ブロック3520、3525、または3530において行われる動作は、UEのために二次的サービングセルとして動作する基地局またはeNBが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた基地局またはeNBへの送信を行うようにUEをスケジュールしたときのみ、UEによって行われ得る。いくつかの例で、UEは、主要サービングセルにBSRを送信し、それによってUEが送信することになるデータの量を主要サービングセルに示すことによって、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた送信を行うようにUEをスケジュールすることを基地局またはeNBに行わせることができる。主要サービングセルは、UEのために二次的サービングセルとして動作する同じ基地局もしくはeNBによって、または異なる基地局もしくはeNBによって提供され得る。
[0358] ブロック3535において、方法3500は、第1のUEのタイミングを、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成されたeNBのタイミングと周期的に同期させることを含み得る。いくつかの例で、同期は、シンボル境界(例えば、SC−FDMシンボル境界もしくはOFDMシンボル境界)、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じ得る。図35で、同期は、ブロック3530における動作の後生じることが示されている。他の例で、同期は、方法3500の動作の前、間、または後の他の時間に生じ得る。ブロック3535における動作は、図24、図25もしくは図27を参照して説明されたワイヤレス通信管理モジュール2420、2520もしくは2760、または図25を参照して説明された同期モジュール2560を使用して行われ得る。
[0359] 少なくとも1つの許可が第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可を含むとき、およびブロック3320において行われたECCAが第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで成功しなかったとき、方法3300は、1)アップリンク許可を第2のアップリンクサブフレームに関連付けること、または2)アップリンク許可が失効するのを可能にすることを含み得る。第2のアップリンクサブフレームは、第1のアップリンクサブフレームの直後にくること、または1つもしくは複数の他のサブフレームによって第1のアップリンクサブフレームから分離されることがある。
[0360] 従って、方法3300はワイヤレス通信を提供できる。方法3300は一実装形態にすぎず、方法3300の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0361] 図32、図33、図34、または図35を参照して説明された方法3200、3300、3400、または3500は、より短いフレーム持続時間(例えば、2msまたは4msのフレーム持続時間)に有用であり得る。
[0362] 添付の図面に関して上に記載された発明を実施するための形態は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という用語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明される技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および装置がブロック図の形態で示されている。
[0363] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、上の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
[0364] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0365] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶され、または非一時的コンピュータ可読媒体を通じて送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨の中にある。例えば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理ロケーションにおいて機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、選言的列挙を示す。
[0366] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0367] 本開示の前の説明は、当業者が本開示を作成または使用することが可能になるように提供される。本開示への様々な修正が当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、例または事例を示すものであり、言及された例に対する選好を暗示せず、または要求しない。従って、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)において、免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて時分割複信(TDD)構成の指示を受信することと、ここにおいて、前記TDD構成の前記指示が、連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、または免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる許可のうちの少なくとも1つを備える、
前記TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに前記免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してクリアチャネルアセスメント(CCA)を行うことと、
前記CCAが成功したときに前記TDD構成に従って前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて前記UEからアップリンクデータを送信することと
を備える方法。
[C2]
前記TDD構成は、複数の半静的TDD構成から選択された半静的TDD構成を備え、
前記TDD構成の前記指示は、前記半静的TDD構成に関連付けられるインデックスを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記TDD構成の前記指示は、フレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいて前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて受信される、C1に記載の方法。
[C4]
フレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移すること
をさらに備え、
前記TDD構成の前記指示は、前記フレームに関する前記第1のTDD構成と前記第2のTDD構成の両方を示す、C1に記載の方法。
[C5]
前記CCAが成功したときに前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信すること
をさらに備え、前記プリアンブルが、前記TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示す、C1に記載の方法。
[C6]
前記UEの送信タイミングを、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成されたevolved Node B(eNB)のタイミングと周期的に同期させること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記UEは、第1のUEを備え、
前記CCAは拡張CCA(ECCA)を備え、前記方法は、
前記第1のUEのための第1の擬似乱数生成器と第2のUEのための第2の擬似乱数生成器とを、前記アップリンク期間の前記初めに、前記第1のUEによって行われる前記ECCAが前記第2のUEによって行われるECCAと同期されるように、整合させることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのフレームにおけるいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定すること
をさらに備え、
前記CCAを行うことは、前記いくつかのアップリンクサブフレームを含むアップリンク期間の初めに前記免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してCCAを行うことを備え、
アップリンクデータを送信することは、前記CCAが成功したときに前記いくつかのアップリンクサブフレームのうちの少なくとも1つに従って前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて前記UEからアップリンクデータを送信することを備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記フレームにおける複数のサブフレームの第1の部分は、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、前記フレームにおける前記複数のサブフレームの残存部分は、前記許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される、C8に記載の方法。
[C10]
前記許可は、第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可を備え、前記CCAは、前記第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで成功せず、前記方法は、
前記アップリンク許可を第2のアップリンクサブフレームに関連付けること
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C11]
前記許可は、第1のアップリンクサブフレームに関するアップリンク許可を備え、前記CCAは、前記第1のアップリンクサブフレームの開始過ぎまで成功せず、前記方法は、
前記アップリンク許可が失効するのを可能にすること
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C12]
前記許可は、アップリンク送信のためのサブフレームを示すアップリンク許可を備え、
前記成功したCCAは、前記CCAに後続する、前記許可によって示された前記サブフレームの前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであることを示す、C8に記載の方法。
[C13]
ワイヤレス通信のための方法であって、
免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してクリアチャネルアセスメント(CCA)を行うことと、
前記CCAに後続する期間に関して、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて時分割複信(TDD)構成の指示を送信することと、ここにおいて、前記TDD構成の前記指示が、前記CCAに後続する連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、またはユーザ機器(UE)に対する許可のうちの少なくとも1つを備える、
前記CCAが成功したときに前記TDD構成に従って前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することと
を備える方法。
[C14]
前記TDD構成を複数の所定の半静的TDD構成から選択すること
をさらに備え、
前記TDD構成の前記指示を送信することは、前記選択されたTDD構成に関連付けられるインデックスを送信することを備える、C13に記載の方法。
[C15]
前記TDD構成の前記指示は、前記CCAに関連付けられるフレームの第1のダウンリンクサブフレームにおいて前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて送信される、C13に記載の方法。
[C16]
前記CCAに関連付けられるフレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移すること
をさらに備え、
前記TDD構成の前記指示は、前記第1のTDD構成と前記第2のTDD構成の両方を示す、C13に記載の方法。
[C17]
UEからプリアンブルを受信すること
をさらに備え、前記プリアンブルが、前記TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示す、C13に記載の方法。
[C18]
前記免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのevolved Node B(eNB)の送信タイミングを、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域上で動作するように構成された少なくとも1つのユーザ機器(UE)のタイミングと周期的に同期させること
をさらに備える、C13に記載の方法。
[C19]
前記同期させることは、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル境界、スロット境界、またはサブフレーム境界のうちの1つまたは複数において生じる、C18に記載の方法。
[C20]
前記UEに対する前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記CCAに後続する期間に関して、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定すること
をさらに備え、
前記ダウンリンクデータを送信することは、前記CCAが成功したときに前記いくつかのアップリンクサブフレームの前記タイミングに従って前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてダウンリンクデータを送信することを備える、C13に記載の方法。
[C21]
前記CCAに後続する前記期間における複数のサブフレームの第1の部分は、ダウンリンク使用のために半静的に構成され、前記CCAに後続する前記期間における前記複数のサブフレームの残存部分は、前記許可に少なくとも部分的に基づいてアップリンク使用またはダウンリンク使用のために動的に構成される、C20に記載の方法。
[C22]
前記許可は、アップリンク送信のためのサブフレームを示すアップリンク許可を備え、
前記成功したCCAは、前記CCAに後続する、前記許可によって示された前記サブフレームの前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであることを示す、C13に記載の方法。
[C23]
ワイヤレス通信のための方法であって、
クリアチャネルアセスメント(CCA)に後続する期間に関して第1の基地局において、第2の基地局から免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて時分割複信(TDD)構成の指示を受信することと、ここにおいて、前記TDD構成の前記指示が、連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、または免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる許可のうちの少なくとも1つを備える、
前記アップリンクサブフレームの送信中に前記免許不要無線周波数スペクトル帯域にアクセスするのを控えることと
を備える方法。
[C24]
前記許可を復号することと、
前記許可に少なくとも部分的に基づいて、前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じた通信のためのフレームにおけるいくつかのアップリンクサブフレームのタイミングを動的に決定することと
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C25]
アクセスするのを控えることは、
前記TDD構成に少なくとも部分的に基づいてCCAを行うのを控えること
を備える、C23に記載の方法。
[C26]
前記許可は、少なくともアップリンク許可、ダウンリンク許可、または両方を備える、C23に記載の方法。
[C27]
ワイヤレス通信のための装置であって、
免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて時分割複信(TDD)構成の指示を受信するための手段と、ここにおいて、前記TDD構成の前記指示が、連続数のダウンリンクサブフレームの指示、連続数のアップリンクサブフレームの指示、または免許不要無線周波数スペクトル帯域に関連付けられる許可のうちの少なくとも1つを備える、
前記TDD構成に従ってアップリンク期間の初めに前記免許不要無線周波数スペクトル帯域に対してクリアチャネルアセスメント(CCA)を行うための手段と、
前記CCAが成功したときに前記TDD構成に従って前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じて前記UEからアップリンクデータを送信するための手段と
を備える装置。
[C28]
前記TDD構成は、複数の半静的TDD構成から選択された半静的TDD構成を備え、
前記TDD構成の前記指示は、前記半静的TDD構成に関連付けられるインデックスを備える、C27に記載の装置。
[C29]
フレーム中に第1のTDD構成から第2のTDD構成に遷移するための手段
をさらに備え、
前記TDD構成の前記指示は、前記フレームに関する前記第1のTDD構成と前記第2のTDD構成の両方を示す、C27に記載の装置。
[C30]
前記CCAが成功したときに前記免許不要無線周波数スペクトル帯域を通じてプリアンブルを送信するための手段
をさらに備え、前記プリアンブルが、前記TDD構成に従ったアップリンクサブフレームの開始を示す、C27に記載の装置。