JP2017510012A - 遠隔データ配信システム - Google Patents

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Abstract

作業を実施する際に使用するため、ポータブルデバイス(232)にエンジニアリングデータ(352)を配信するための方法及び装置。部品の組(226)の各部品に対するエンジニアリングデータは、ポータブルデバイス(232)のファイルシステム(324)に保存される。エントリの組(330)、部品識別子(334)及び部品のターゲットロケータ(335)を含む各エントリは、テーブル(328)を形成するため、部品の組(226)に対して作成される。視覚化ツール(306)によって構築されたイニシャルロケータ(344)は、選択された部品(336)に対するテーブル(328)中のターゲットロケータ(350)と照合される。ターゲットロケータ(350)は、選択された部品(336)に対して要求されたエンジニアリングデータ(352)のファイルシステム(324)内の物理位置を特定する。ポータブルデバイス(232)上のローカルサーバー(316)は、ターゲットロケータ(350)に基づいて要求されたエンジニアリングデータ(352)を取得(406)する。ローカルサーバー(316)は、要求されたエンジニアリングデータ(352)をブラウザ(342)に提供(408)し、ブラウザは、選択された部品(336)上での作業を実施する際に使用するため、要求されたエンジニアリングデータ(352)を表示する。【選択図】図1

Description

本開示は概してエンジニアリングデータに関し、具体的には、部品のエンジニアリングデータを使用した当該部品への作業の実施に関する。更に具体的には、本開示は、遠隔地で部品への作業の実施に使用するため、ネットワークサーバーシステムから当該部品のエンジニアリングデータをポータブルデバイスまで配信するための方法及び装置に関する。
製品の一又は複数の部品への整備作業の実施には、しばしばエンジニアリングデータが必要になる。部品のエンジニアリングデータは、部品の設計、製造、又は安全性に関する任意のデータを含みうる。整備作業は、例えば、修理作業、再加工作業、交換作業、検査作業、又は他の何らかの種類の整備作業であってもよい。部品への整備作業を実施するために必要となるエンジニアリングデータには、例えば、限定するものではないが、幾何学データ、製品構造情報、設計情報、製造情報、安全性情報、エンジニアリングノート、エンジニアリング図面、或いはこれらの組み合わせが含まれうる。
製品は、製品の種類に応じて、数百、数千、数万、数十万、又は数百万の部品から構成されうる。部品のエンジニアリングデータを取得するため、現在利用可能な幾つかの方法では、製品の特定の部品への整備作業の実施に必要なエンジニアリングデータを特定することは、製品を作り上げる部品数が増すにつれてますます困難になりうる。
例えば、オペレータが航空機部品について整備作業を実施しなければならない場合には、当該オペレータは整備作業を実施するため、航空機部品のエンジニアリングデータのハードコピーを現場に持参する。このようなハードコピーには、例えば、限定するものではないが、紙、青写真、バインダ、写真、他の種類の物理媒体、或いはこれらの組み合わせが含まれうる。しかしながら、当該航空機部品が航空機を作り上げる数十万の部品の中の1つである場合には、航空機部品の整備作業の実行に必要な特定のハードコピーを特定することは、所望以上に困難になりうる。
更に、航空機を作り上げるすべての部品に対して必要となるエンジニアリングデータのすべてのハードコピーを配送及び保管することは、所望以上に多くの費用と時間を要しうる。加えて、当該ハードコピーでは、オペレータをガイドするのに必要な詳細なレベルを提供することができない、或いは、オペレータが所望の精度レベルで整備作業を実施することができないこともある。
例えば、入手しうる航空機部品の写真には、整備作業が実施される航空機部品の該当部分が映っていないことがありうる。別の例では、航空機部品が部品アセンブリの内部に配置されていることもありうる。場合によっては、アセンブリ全体の写真しか入手できないこともありうる。これらの写真は、航空機部品上で特定の整備作業を実施するのに必要な詳細レベルを提供しえない。
幾つかの現在入手可能なシステムは、ネットワークに接続された一又は複数のサーバー上に、製品又は製品の部品のエンジニアリングデータを保存するように構成されている。これらのサーバーはネットワークサーバーと称されて、ネットワークサーバーシステムを形成しうる。ネットワークサーバーシステムに保存されるエンジニアリングデータには、ネットワークに接続可能で且つ認証可能な任意のデバイスでアクセスすることができる。しかしながら、場合によっては、整備作業は遠隔地で実施しなければならない。その遠隔地は、ネットワークとの通信を確立するための受信範囲が望ましくない環境に含まれることもありうる。場合によっては、ネットワークへのアクセスが当該遠隔地から利用できないこともありうる。別の場合には、ネットワークへのアクセスが当該遠隔地から認証されないことがある。このような状況では、オペレータは所望の方法で整備作業を実施するために必要なエンジニアリングデータを取得することができないかもしれない。
ネットワークへのアクセス不可、或いはネットワークアクセスの遅延は、整備作業の実施に必要となるエンジニアリングデータ取得の遅延となりうる。このような遅延は更に、整備作業の実施の遅延を引き起こしうる。更に、このような遅延は、整備作業の実施費用の望ましくない増大を引き起こしうる。したがって、少なくとも上述の問題点のいくつかと、起こりうる他の問題点を考慮する方法及び装置を有することが望ましい。
例示的な一実施形態では、装置はデータ取得器、テーブル生成器、マッパー、及びローカルサーバーを含む。データ取得器は、視覚化ツールによって特定された部品の組の中の各部品のエンジニアリングデータを取得するように構成されている。データ取得器は更に、ポータブルデバイス上のファイルシステムにエンジニアリングデータを保存するように構成されている。テーブル生成器は、ファイルシステムにテーブルを形成するため、部品の組に対するエントリの組を生成するように構成されている。エントリの組の中の1つのエントリは、対応する部品識別子、及び部品の組の中の1つの部品に対応するターゲットロケータを含む。マッパーは、視覚化ツールによって構築されたイニシャルロケータを、部品の組から選択された部品に対するテーブルのターゲットロケータと照合するように構成されている。ターゲットロケータは、ファイルシステム中の選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータの物理位置を特定する。ローカルサーバーはポータブルデバイス上に配置されている。ローカルサーバーは、特定された物理位置に基づいて、要求されたエンジニアリングデータを取得するように構成されている。要求されたエンジニアリングデータは、選択された部品上での作業を実施する際に使用するため、ブラウザに表示される。
別の例示的な実施形態では、遠隔データ配信システムは、データ取得器、テーブル生成器、ローカルサーバー及び表示デバイスを備える。データ取得器は、視覚化ツールによって特定された部品の組の中の各部品のエンジニアリングデータを取得するように構成されている。データ取得器は更に、ポータブルデバイス上のファイルシステムにエンジニアリングデータを保存するように構成されている。テーブル生成器は、ファイルシステムにテーブルを形成するため、部品の組に対するエントリの組を生成するように構成されている。エントリの組の中の1つのエントリは、対応する部品識別子、及び部品の組の中の1つの部品に対応するターゲットロケータを含む。ローカルサーバーはポータブルデバイス上に配置されている。ローカルサーバーは、視覚化ツールによって構築されたイニシャルロケータを受け取るように構成されている。ローカルサーバーは、イニシャルロケータを部品の組から選択された部品に対するテーブルのターゲットロケータと照合するように構成されたマッパーを備える。ターゲットロケータは、ファイルシステム中の選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータの物理位置を特定する。ローカルサーバーは、マッパーによって特定された物理位置に基づいて、要求されたエンジニアリングデータを取得するように構成されている。ローカルサーバーは更に、選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータをブラウザに提供するように構成されている。ディスプレイデバイスはポータブルデバイスに関連付けられている。ディスプレイデバイスは、選択された部品上での整備作業を実施する際に使用するため、ブラウザに要求されたエンジニアリングデータを表示するように構成されている。
更に別の例示的な実施形態では、選択された部品上での作業を実施する際に使用するため、要求されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに遠隔配信するための方法が提供される。部品の組の各部品に対して取得されたエンジニアリングデータは、ポータブルデバイスのファイルシステムに保存される。ファイルシステムにテーブルを形成するため、部品の組に対するエントリの組が作成される。エントリの組の中の1つのエントリは、対応する部品識別子、及び部品の組の中の1つの部品に対応するターゲットロケータを含む。視覚化ツールによって構築されたイニシャルロケータは、選択された部品に対するテーブル中のターゲットロケータと照合される。ターゲットロケータは、ファイルシステム中の選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータの物理位置を特定する。要求されたエンジニアリングデータは、特定された物理位置に基づいてポータブルデバイスに配置されたローカルサーバーによって取得される。選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータは、ローカルサーバーによってブラウザに提供される。要求されたエンジニアリングデータは、選択された部品上での作業を実施する際に使用するため、ブラウザに表示される。
これらの特徴及び機能は、本開示の様々な実施形態で単独で実現してもよいし、更に別の実施形態で組み合わせてもよい。以下の説明及び図面を参照して、これらの実施形態の更なる詳細を理解することができる。
例示の実施形態の特徴と考えられる新規の特性は、付随する特許請求の範囲に明記される。しかし、例示的実施形態並びに好ましい使用モード、更なる目的及びそれらの特徴は、添付図面を参照して、本開示の例示的実施形態についての以下の詳細な説明を読むことにより、最もよく理解されるだろう。
例示的な実施形態によるネットワーク環境及び整備環境の図である。 例示的な実施形態による遠隔データ配信システムをブロック図の形態で示す図である。 例示的な実施形態による遠隔データ配信システムをブロック図の形態で示す図である。 例示的な実施形態に従い、ネットワークサーバーに保存されている要求されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに配信するプロセスをフロー図の形態で示す図である。 例示的な実施形態に従い、ネットワークサーバーに保存されている要求されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに配信するプロセスをフロー図の形態で示す図である。 例示的な実施形態に従い、ポータブルデバイスに保存されている要求されたエンジニアリングデータをオペレータに視覚的に提示するプロセスをフロー図の形態で示す図である。 例示的な実施形態に従い、イニシャルロケータをターゲットロケータと照合するプロセスをフロー図の形態で示す図である。 例示的な実施形態によるデータ処理システムをブロック図の形態で示す図である。 例示的実施形態による、航空機の製造及び保守方法のブロック図の形態での図解である。 例示的な実施形態が実装される航空機をブロック図の形態で示す図である。
例示的な実施形態は、種々の検討事項を認識し配慮している。例えば、例示的な実施形態は、ネットワークサーバーに保存されたエンジニアリングデータを、遠隔地で整備作業を実施するオペレータに提供することができるシステムを有することが望ましいと認識し配慮している。したがって、例示的な実施形態は、ネットワークサーバーシステムへのアクセスが所望以上に困難な遠隔地で、部品上での作業を実施する際に使用するため、ネットワークサーバーに保存されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに配信するための方法及び装置を提供する。
ここで図面、特に図1を参照すると、例示的な実施形態によるネットワーク環境及び整備環境が示されている。この例示的な実施例では、ネットワーク環境100は、データが保存されうる環境の一例である。保守環境102は、任意の数の整備作業が実施される環境の一例である。整備環境102はネットワーク環境100から遠方に位置する。
図示されているように、ネットワーク環境100はネットワークサーバーシステム103を含む。ネットワークサーバーシステム103は、ネットワークサーバー104、106、及び108を含む。これらのネットワークサーバーは、航空機110に関するデータを保存するように構成されている。このデータは、航空機110及び航空機110を作り上げる部品に関するエンジニアリングデータ、並びに航空機110に関する他の種類のデータを含みうる。
この例示的な実施例では、ネットワークサーバー104,106及び108はネットワーク111に接続されている。一又は複数の異なる種類の通信リンクが、ネットワークサーバー104、106、及び108をネットワーク111に接続するために使用されうる。これらの通信リンクには、任意の数の有線通信リンク、無線通信リンク、光通信リンク、他の種類の通信リンク、又はこれらの組み合わせが含まれうる。
他のデバイスは、ネットワークサーバー104、106、及び108に保存されたデータにアクセスするため、ネットワーク111につながりうる。1つの例示的な実施例として、ラップトップ112はネットワーク111につながり、これにより、無線通信リンク114を介してネットワークサーバーシステム103にアクセスするように構成されうる。
この例示的な実施例では、オペレータ115は、航空機110の翼118の一部分116の上で整備作業を実施するタスクを有する。この整備作業を実施するのに必要なエンジニアリングデータは、ネットワークサーバーシステム103に保存されている。
例示的な実施形態は、オペレータ115が整備環境102内にいるときには、オペレータ115は、ネットワーク111とは独立に、航空機110の翼118の一部分116のエンジニアリングデータにアクセスできることが望ましいと認識し配慮している。例示的な実施形態はまた、エンジニアリングデータが整備環境102に転送されうるように、ネットワークサーバーシステム103に保存された航空機110のエンジニアリングデータをすべてラップトップ112に複製することは、必ずしも望ましくない、或いは可能ではないと認識し配慮している。
例えば、ラップトップ112は、航空機110のすべてのエンジニアリングデータを保持するだけの保存容量を有していないことがある。ラップトップ112がすべてのエンジニアリングデータを保持できる場合には、エンジニアリングデータの一部分を取得し、これらの部分をオペレータ115に示すように構成されたプログラムのラップトップ112上での実行を、所望よりもゆっくりと行うことができる。
したがって、例示的な実施形態は、翼118の一部分116の整備作業を実施するために必要なエンジニアリングデータの一部分のみをラップトップ112にダウンロードできるシステムを有することが望ましいと認識し配慮している。更に、例示的な実施形態は、これらの既存のプログラムを所望以上に改変することなく、また、ラップトップ112でこれらの既存のプログラムを使用して、オペレータ115の使用感を所望以上に変えることなく、ダウンロードされたエンジニアリングデータを使用するため、ラップトップ112上で既存のプログラムを動作させることができるシステムを有することが望ましいと認識し配慮している。
例えば、視覚化ツールはラップトップ112に実装されうる。ラップトップ112がネットワーク111に接続されると、この視覚化ツールは、ネットワークサーバーシステム103から翼118の一部分116の視覚化データを取得しキャッシュするように使用されうる。視覚化ツールは、オペレータ115が整備環境102にいるときには、翼118の一部分116の三次元形状をラップトップ112の画面120上でオペレータ7115に視覚的に示すため、キャッシュされた視覚化データを使用するように構成されうる。
ラップトップ112がネットワーク111に接続されているときには、視覚化ツールにより、オペレータ115はネットワークサーバーシステム103のエンジニアリングデータにアクセスすることができる。しかしながら、ラップトップ112がネットワーク111に接続されているときでも、視覚化ツールの既存の機能では、翼118の一部分116のエンジニアリングデータを遠隔地での使用のために保存することはできない。
種々の例示的な実施形態は、オペレータ115が整備環境102にいるときには、視覚化ツールがエンジニアリングデータにアクセスし、エンジニアリングデータをオペレータ115に視覚的に提示しうるように、翼118の一部分116のエンジニアリングデータを取得するための視覚化ツールと共に動作するシステムを有することが望ましい場合があると認識し配慮している。種々の例示的な実施形態は、必要とされるキャッシュサイズは注目している航空機の部分が変わるにつれて変化しうるため、エンジニアリングデータを保持するためのキャッシュの使用は望ましくない場合があると認識し配慮している。したがって、固定キャッシュの使用は望ましくない場合がある。更に、場合によっては、エンジニアリングデータを保持するために必要となるキャッシュのサイズは所望以上に大きくなりうる。
上述の例に関しては、例示的な実施例は、オペレータ115が視覚化ツールを所望以上に変化させる整備環境102にいるときには、ラップトップ112を介して翼118の一部分116のエンジニアリングデータにアクセスできるようにするシステムを有することが望ましい場合があると認識し配慮している。更に、例示的な実施形態は、エンジニアリングデータにアクセスするためオペレータ115が視覚化ツールを典型的に使用する方法を変えることなく、この種の「遠隔データ配信」を実施することが望ましい場合があると認識し配慮している。
したがって、例示的な実施形態は、ラップトップ112に実装され、ネットワーク環境100から要求されたエンジニアリングデータを整備環境へ配信するために使用されうる遠隔データ配信システムを提供する。この遠隔データ配信システムが実装されうる方法の例は、以下のように図2と図3で詳細に示されている。
この例示的な実施例では、オペレータ115は、ネットワークサーバーシステム103から翼118の一部分116に対応するエンジニアリングデータを複製するため、ラップトップ112に実装された遠隔データ配信システムを使用しうる。遠隔データ配信システムによって複製されたエンジニアリングデータは、ラップトップ112のファイルシステムにローカルに保存される。
図示されているように、オペレータ115は、翼118の一部分116の一又は複数の部品の整備作業を実施するため、整備環境102にラップトップ112を持ち込む。例えば、オペレータ115は、特定の部品のエンジニアリングデータを要求するため、ラップトップ112に実装された視覚化ツールを使用しうる。特に、オペレータ115は、整備作業の実施に要求される又は必要とされるエンジニアリングデータを要求しうる。言い換えるならば、オペレータ115は、ラップトップ112に実装された視覚化ツールを使用して必須エンジニアリングデータ(required engineering data)を要求してもよく、このデータは必要エンジニアリングデータ(needed engineering data)とも称される。遠隔データ配信システムは、ラップトップ112のファイルシステムから要求されたエンジニアリングデータを取得し、ラップトップ112の画面120上で要求されたエンジニアリングデータをオペレータ115に視覚的に提示するために、視覚化ツールと共に動作する。
例示的な実施形態によってもたらされる遠隔データ配信システムにより、オペレータ115は、あたかもラップトップ112がネットワーク111に接続されているかのように、同じ方法で要求されたエンジニアリングデータにアクセスすることができる。遠隔データ配信システムは、視覚化ツールが要求されたエンジニアリングデータを取得する場所が変化しても、オペレータ115の使用感が変わらないように構成されている。
ここで図2を参照すると、例示的な実施形態による遠隔データ配信システムがブロック図の形態で示されている。この例示的な実施例では、遠隔データ配信システム200は、環境202への遠隔配信のため、ネットワーク201を介してデータにアクセスして、データを取得するように使用されうる。
ネットワーク201は、ハードウェアデバイスが通信リンクを介してデータ交換することを可能にする通信ネットワークである。これらの通信リンクには、有線通信リンク、無線通信リンク、光通信リンク、又はこれらの組み合わせが含まれうる。これらの通信リンクによってネットワーク201に接続されたデバイスには、コンピュータ、サーバー、ネットワークハードウェア、及び他の種類のデバイスが含まれうる。図1のネットワーク111は、ネットワーク201の一実装例である。
この例示的な実施例では、ネットワーク201は、ネットワークサーバーシステム204を含む。ネットワークサーバーシステム204は幾つかのサーバー206を含みうる。本明細書で使用されているように、「幾つかの」アイテムは、一又は複数のアイテムを含み得る。このように、幾つかのサーバー206は、一又は複数のサーバーを含みうる。図1のネットワークサーバーシステム103は、ネットワークサーバーシステム204の一実装例である。図1のネットワークサーバー104、106、及び108は、幾つかのサーバー206の一実装例となりうる。
幾つかのサーバー206は、製品210に関するデータ208を保存するために使用される。製品210は複数の部品212から構成されうる。複数の部品212の中の1つの部品は、実装に応じて、単一部品、部品のサブアセンブリ、部品のアセンブリ、又は部品、サブアセンブリ、アセンブリからなるアセンブリ、又はこれらの組み合わせになりうる。場合によっては、複数の部品212の中の1つの部品は、一種の製品とみなされうる。
製品210は、任意のオブジェクト、構造体、又は複数の部品212を使用して製造されるように構成されたデバイスであってもよい。製品210は、幾つかの異なる形態をとりうる。例えば、製品210は、航空機、無人機、宇宙船、衛星、船、潜水艦、地上車両、航空機の翼、建物、機械、ロボット車両、バルブシステム、燃料システム、又は他の何らかの種類の製品の形態をとりうる。図1の航空機110は、製品210の一実装例である。
製品210に関するデータ208は、図面、ノート、リスト、スプレッドシート、ドキュメント、コンピュータモデル、コンピュータ支援設計(CAD)モデル、マニュアル、データベースに保存された情報、他の種類の情報、或いはこれらの組み合わせを含みうる。この例示的な実施例では、製品210に関するデータ208は、製品視覚化データ214及び製品エンジニアリングデータ216を含む。他の例示的な実施例では、データ208はまた、製品210に関する他の種類のデータを含みうる。
製品視覚化データ214は、製品210又は製品210の任意の部分の視覚化を行うために必要なすべてのデータを含む。例えば、製品視覚化データ214は、限定するものではないが、二次元幾何学データ、三次元幾何学データ、製品構造データ、メタデータ、及び他の種類のデータを含みうる。本書で使用されているように、製品210、製品210の一部分、又は複数の部品212の中の1つの部品、などのアイテムの「視覚化」は、当該アイテムの二次元又は三次元モデルの表示となりうる。場合によっては、視覚化は、ユーザーがアイテムの二次元又は三次元モデルの表示を操作できるように構成されたインタラクティブ表示になりうる。
製品エンジニアリングデータ216には、製品210の設計、製造、整備、及び安全性に関連するすべてのデータが含まれうる。例えば、製品エンジニアリングデータ216には、製品210を作り上げる複数の部品212の中の各部品のエンジニアリングデータが含まれうる。部品のエンジニアリングデータには、例えば、限定するものではないが、設計情報、製造及び整備情報、安全性情報、エンジニアリングノート、或いはこれらの何らかの組み合わせのうちの少なくとも1つが含まれうる。
設計情報には、例えば、限定するものではないが、許容誤差情報、部品寸法情報、部品の三次元モデル、部品の二次元モデル、部品の材料プロファイル、部品の化学プロファイル、及び他の種類の設計データのうちの少なくとも1つが含まれうる。製造及び整備情報には、例えば、限定するものではないが、アセンブリ及びディスアセンブリ要件情報、製造及び整備プロセス情報、製造及び整備ツール情報、並びに、製品210の製造、整備又はその両方に関連する他の種類のデータのうち少なくとも1つが含まれうる。安全性情報には、製品の製造及び整備の間に使用される安全性プロトコル、並びに他の種類の安全性プロトコルに関する情報が含まれうる。
環境202は、ネットワークサーバーシステム204から離れて配置されうる。ネットワーク201への接続性は、環境202内における望ましい状態を下回ることがある。言い換えるならば、環境202からネットワーク201へアクセスすることは、所望の品質でネットワーク201との通信リンクを確立することができないこと、ネットワーク201へアクセスするための許諾が欠如していること、又はその他の理由により、所望以上に困難になりうる。
この例示的な実施例では、オペレータ220は、環境202内で製品210の一部分224に幾つかの作業を実施するタスクを有する。製品210の一部分224には、部品の組226が含まれうる。本書で使用されているように、アイテムの「組」は、一又は複数のアイテムを含みうる。図1の航空機110の翼118の一部分116は、製品210の一部分224の一実装例である。
幾つかの作業222には、例えば、限定するものではないが、製造作業、整備作業、及び他の種類の作業などの異なる種類の作業が含まれうる。この例示的な実施例では、幾つかの作業222は幾つかの整備作業228になりうる。このように、環境202は、整備環境230と称されることもある。図1の整備環境102は、整備環境230の一実装例となりうる。幾つかの整備作業228のうちの1つの整備作業は、修理作業、再加工作業、交換作業、保守作業、試験作業、検査作業、他の何らかの種類の整備作業、或いはこれらの組み合わせの形態をとりうる。
オペレータ220が幾つかの作業222を実施する環境202内にいるときには、オペレータ220は、製品210の一部分224に対応する製品エンジニアリングデータ216の一部分へのアクセスを要求しうる。遠隔データ配信システム200は、幾つかの作業222を実施する際に使用するため環境202へ転送される製品エンジニアリングデータ216のこの部分を、ネットワークサーバーシステム204からポータブルデバイス232まで配信するように構成されている。
遠隔データ配信システム200は、幾つかのサーバー206に保存された製品エンジニアリングデータ216にアクセスするため、ネットワーク201につながるように構成されている。遠隔データ配信システム200は更に、複製されたエンジニアリングデータ234を形成するため、ポータブルデバイス232上で幾つかの作業を実施するための製品エンジニアリングデータ216の所望の部分を複製するように構成されている。ポータブルデバイス232は幾つかの異なる形態をとりうる。実装に応じて、ポータブルデバイス232は、ラップトップ、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレット、ポータブルコンピュータ、外部記憶装置、或いは十分に大きな容量のデータを保存することができる他の種類のポータブルデバイスのうちの一から選択されうる。
例示的な一実施例では、ポータブルデバイス232は幾つかの通信リンク236上のネットワーク201を介して、複製されたエンジニアリングデータ234を受信しうる。幾つかの通信リンク236の中の1つの通信リンクは、有線リンク、無線リンク、光リンク、又は他の種類の通信リンクのうちの一から選択されうる。
更に、幾つかの例示的な実施例では、遠隔データ配信システム200は、製品視覚化データ214の一部分を複製して、複製された視覚化データ235を形成するために使用されうる。複製された視覚化データ235は、幾つかの作業222の実施中に部品の組226を視覚化するために必要なデータを含みうる。
遠隔データ配信システム200は、複製されたエンジニアリングデータ234がネットワーク201から独立した環境202内で容易にアクセス可能になるような方法で、複製されたエンジニアリングデータ234を保存する。遠隔データ配置システム200は、下記の図3で更に詳しく説明される。
ここで図3を参照すると、例示的実施形態による図2の遠隔データ配信システム200が、ブロック図の形態で示されている。この例示的な実施例では、遠隔データ配信システム200は、幾つかのデバイス300を使用して実装されうる。
例示的な一実施例では、幾つかのデバイス300は、ポータブルデバイス232及びディスプレイデバイス302を含む。言うまでもなく、他の例示的な実施例では、幾つかのデバイス300には、ポータブルデバイス232、ディスプレイデバイス302、又はその両方に加えて、或いはこれらの代わりに、他の種類のデバイスが含まれうる。
ディスプレイデバイス302は、実装に応じて、ポータブルデバイス232の一部であってもよく、あるいはポータブルデバイス232から分離されてもよい。例えば、ポータブルデバイス232がラップトップの形態をとるときには、ディスプレイデバイス302はラップトップの一部である画面であってもよい。言うまでもなく、他の場合には、ディスプレイデバイス302はラップトップに接続された外部モニタであってもよい。図1のラップトップ112は、ポータブルデバイス232の一実装例である。図1の画面120は、ディスプレイデバイス302の一実装例である。
図示されているように、遠隔データ配信システム200は、視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316を含む。視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の各々は、実装に応じて、ソフトウェア、ハードウェア、又はこの2つの組み合わせを使用して実装されうる。
例示的な一実施例では、ポータブルデバイス232はある種のデータ処理ユニットの形態をとりうる。ポータブルデータ処理ユニットは、例えば、限定するものではないが、ラップトップ、タブレット、或いは異なる地点間で容易に移動させることができる他の種類のデータ処理ユニットであってもよい。視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の各々は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこのポータブルデータ処理ユニットでの2つの組み合わせとして実装されうる。
この例示的な実施例では、視覚化ツール306は、統合視覚化ツール(IVT)の形態をとりうる。視覚化ツール306は、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307のうちの少なくとも1つを使用して、図2の製品210又は製品210の一部分の視覚化をオペレータ220に視覚的に提示するように構成されうる。
例えば、オペレータ220は、図2のポータブルデバイス232とネットワーク201との間に通信リンクを確立し、視覚化ツール306を初期化しうる。視覚化ツール306は、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307の中のグラフィカルユーザーインターフェース317を使用して、ディスプレイデバイス302上に、製品210の三次元モデルのインタラクティブな三次元視覚化を視覚的に提示しうる。
オペレータ220は、図2の製品210で注目している一部分224を特定するため、グラフィカルユーザーインターフェース317を介して第1ユーザー入力318を入力してもよい。視覚化ツール306は第1ユーザー入力318を受信する。第1ユーザー入力318は、例えば、限定するものではないが、一部分224に対応する製品210のどの部分を三次元視覚化するかの選択、一部分224に対応する製品210の三次元視覚化の容積の選択、或いは一部分224を特定する他の何らかの種類のユーザー入力を含みうる。
この例示的な実施例では、視覚化ツール306は第1ユーザー入力318を使用して、製品210の一部分224で部品の組226を特定するリスト320を生成する。視覚化ツール306は、ポータブルデバイス232上のファイルシステム324のローカルファイル322にリスト320を保存する。更に、視覚化ツール306は第1ユーザー入力318を使用して、図2のネットワークサーバーシステム204上に保存された製品視覚化データ214にアクセスする。視覚化ツール306は、部品の組226に対応する製品視覚化データ214の一部分を複製して、複製された視覚化データ235を形成する。
データ取得器308は、選択されたイベントの発生に応答して、リスト320を受信するように構成されている。選択されたイベントは、例えば、限定するものではないが、グラフィカルユーザーインターフェース317又は幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307の中の別のグラフィカルユーザーインターフェースを介してユーザー入力を受信すること、視覚化ツール306によるリスト320の生成、リスト320の生成後の時間の経過、ポータブルデバイス232上のファイルシステム324のローカルファイル322へのリスト320の保存、或いは他の種類のイベントであってもよい。このように、選択されるイベントは、実装に応じて、自動的に生成されてもよく、或いはユーザーによって生成されてもよい。
データ取得器308は、リスト320で特定された部品の組226の各部品のエンジニアリングデータを取得し、複製されたエンジニアリングデータ234を形成するように構成されている。データ取得器308は、ファイルシステム324に複製されたエンジニアリングデータ234を保存する。部品の組226の各部品のエンジニアリングデータは、部品の組226の他の部品のエンジニアリングデータと比較して、ファイルシステム324の異なる物理位置に保存されうる。
テーブル生成器310は、テーブル328を生成するため、データ取得器308と通信するように構成されている。テーブル生成器310は、テーブル328を形成するため、部品の組226に対してエントリの組330を生成しうる。テーブル328はファイルシステム324に保存される。エントリの組330の各エントリは、当該部品のエンジニアリングデータが保存されるファイルシステム324の物理位置を有する部品の組226の部品に関連付けられている。
エントリ332は、エントリの組330の中のエントリの一例となりうる。エントリ332は、部品の組226の中の一部品に対応する部品識別子334、及び対応するターゲットロケータ335を含みうる。
対応する部品識別子334は、部品番号、改訂番号、部品のインスタンス化識別子、部品に関する他の何らかの種類の識別情報、或いはこれらの組み合わせを含みうる。部品番号は部品の種類を特定しうる。改訂番号は、当該部品の個々の改訂レベルを特定しうる。インスタンス化識別子は、製品210内の部品の個々のインスタンス化を特定しうる。インスタンス化識別子は、例えば、製品210内の部品の位置を特定しうる。
対応するターゲットロケータ335は、ファイルシステム324内の対応する部品識別子334によって特定される部品のエンジニアリングデータの物理位置を特定しうる。この例示的な実施例では、対応するターゲットロケータ335は、例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)の形態をとりうる。
ローカルファイル322がファイルシステム324に保存された後、複製されたエンジニアリングデータ234はファイルシステム324に保存され、また、テーブル328が生成され、ネットワークサーバーシステム204から環境202までエンジニアリングデータを遠隔配信するプロセスのデータ複製部分は完了される。ポータブルデバイス232は次に、幾つかの作業222を実施するため、図2の環境202へ移動されてもよい。
環境202内では、オペレータ220は視覚化ツール306を再度初期化してもよい。視覚化ツール306は複製された視覚化データ235を使用して、製品210の一部分224の三次元視覚化をオペレータ220に視覚的に提示する。
オペレータ220は次に第2ユーザー入力340を入力してもよい。第2ユーザー入力340は、例えば、限定するものではないが、製品210の一部分224の部品の組226の中の選択された部品336の選択、及び選択された部品336のエンジニアリングデータの要求を含みうる。このように、第2ユーザー入力340は、複数の選択又は実際の入力を含みうる。視覚化ツール306は、第2ユーザー入力340による選択された部品336の特定に基づいて、部品識別子341を特定しうる。
視覚化ツール306は、部品識別子341及びテンプレート修正器314によって形成された修正済テンプレート348を使用してイニシャルロケータ344を構築する。イニシャルロケータ344は、ユニフォームリソースロケータ(URL)であってもよい。テンプレート修正器314は、視覚化ツール306によって典型的に使用されるテンプレート346を修正することによって、修正済テンプレート348を形成する。テンプレート346は、図2のネットワークサーバーシステム204内のネットワークサーバーの1つを特定するユニフォームリソースロケータの第1部分であってもよい。ユニフォームリソースロケータの第2部分は、部品識別子341を使用して満たされる。
テンプレート修正器314は、テンプレート346の第1部分が図2のネットワークサーバーシステム204内のネットワークサーバーの1つの代わりにローカルサーバー316を特定するように、テンプレート346の第1部分を変更する。したがって、修正済テンプレート348を使用するときには、視覚化ツール306は、テンプレート346を使用して典型的に構築される標準的なロケータの代わりにイニシャルロケータ344を構築する。
テンプレート346は、選択されたイベントに応答して、テンプレート修正器314によって修正されうる。この選択されたイベントは、例えば、限定するものではないが、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307のうちの1つを介したユーザーによるグラフィカル制御の選択、他の何らかの種類のユーザー入力、ネットワーク201との通信リンクによらない視覚化ツール306の初期化、或いは他の何らかの種類のイベントであってもよい。このように、イベントは、実装に応じて、自動生成されたイベント、或いはユーザーによって生成されたイベントであってもよい。
視覚化ツール306は、イニシャルロケータ344によって特定されるリソース、すなわちローカルサーバー316にブラウザ342がアクセスしうるように、イニシャルロケータ344を使用してブラウザ342をオープンする。ローカルサーバー316はイニシャルロケータ344を提供しうる。ブラウザ342は、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307の別の一例である。ブラウザ342は、ディスプレイデバイス302上でオペレータ220に対して表示される。
ブラウザ342は、サービス提供のためイニシャルロケータ344をローカルサーバー316に送信する。マッパー312はローカルサーバー316内に配置されており、イニシャルロケータ344を受信するように構成されている。
マッパー312は、イニシャルロケータ344を、選択された部品336に対するテーブル328のターゲットロケータ350と照合する。言い換えるならば、マッパー312は、イニシャルロケータ344をテーブル328のターゲットロケータ350に関連付けてもよい。具体的には、マッパー312は、イニシャルロケータ344から選択された部品336の部品識別子341を抽出し、部品識別子341をテーブル328の特定のエントリの対応する部品識別子と照合し、特定のエントリの対応するターゲットロケータを選択された部品336のターゲットロケータ350として特定しうる。
したがって、ターゲットロケータ350に対するイニシャルロケータ344の関連性により、イニシャルロケータ344を知ることによって、ターゲットロケータ350の特定が可能になる。ターゲットロケータ350は、ファイルシステム324中の選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータ352の物理位置を特定する。このように、選択された部品336に関して要求されたすべてのエンジニアリングデータ352は、選択された部品336に対応する部品識別子、及びファイルシステム324内で要求されたエンジニアリングデータ352の物理位置を特定するターゲットロケータ350のみに基づいて取得されうる。
ローカルサーバー316はターゲットロケータ350を使用して、ターゲットロケータ350によって特定されたファイルシステム324の物理位置から、要求されたエンジニアリングデータ352を取得する。ローカルサーバー316は、選択された部品336に関して要求されたエンジニアリングデータ352をブラウザ342に提供する。ブラウザ342は、選択された部品336に幾つかの作業222のうちの少なくとも1つの作業を実施する際に、オペレータによって使用されるディスプレイデバイス302上に、要求されたエンジニアリングデータ352を表示するように構成されている。この例示的な実施例では、要求されたエンジニアリングデータ352は、必須エンジニアリングデータ又は必要エンジニアリングデータとなりうる。必須エンジニアリングデータは、選択された部品336に幾つかの作業222のうちの少なくとも1つを実施するために必要となるエンジニアリングデータとなりうる。
図2及び図3の遠隔データ配信システム200の図は、例示的な実施形態が実装される方法に対して、物理的な又は構造的な限定を示唆することを意図していない。図示したコンポーネントに加えてまたは代えて、他のコンポーネントを使用できる。幾つかの構成要素はオプションであってよい。また、ブロック図は、幾つかの機能的な構成要素を示すために提示されている。例示的実施形態において実装される場合、一又は複数のこれらのブロック図は結合、分割、又は異なるブロック図に結合且つ分割されうる。
例えば、視覚化ツール306は図2及び図3で遠隔データ配信システム200の部品として説明されているが、他の例示的な実施例では、視覚化ツール306は遠隔データ配信システム200から分離又は独立しているとみなされうる。これらの他の実施例では、遠隔データ配信システム200は視覚化ツール306と通信し、視覚化ツール306と協働するように構成されうる。
幾つかの例示的な実施例では、ポータブルデバイス232は外部記憶デバイスであってもよい。ファイルシステム324は外部記憶デバイス上に配置されうる。これらの実施例では、少なくとも視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、及びテーブル生成器310は、ネットワーク201へのアクセスがすぐに利用可能で認証されている場所に配置されているコンピュータシステム354に実装されうる。更に、少なくとも視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316は、図2の整備環境202に配置されている遠隔コンピュータシステム356上に実装されうる。
外部記憶デバイスは、複製されたエンジニアリングデータ234が外部記憶デバイス上に保存されうるように、コンピュータシステム354につながるように構成されうる。外部記憶デバイスは次に、外部記憶デバイス上のファイルシステム324に保存されたデータへのアクセスを可能にするため、移動され遠隔コンピュータシステム356に接続されてもよい。
他の例示的な実施例では、視覚化ツール306は、遠隔コンピュータシステム356に実装されないこともある。場合によっては、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316のみが遠隔コンピュータシステム356に実装されうる。他の場合には、部品識別子に基づいてファイルシステム324からデータを取得するため、テーブル328を使用することができるデバイス又はプログラムが遠隔コンピュータシステム356に実装されうる。
製品210のすべてのエンジニアリングデータではなく、部品の組226の複製されたエンジニアリングデータ234のみを環境202へ転送することによって、遠隔データ配信システム200は、製品エンジニアリングデータ216へのアクセスを狭く制限するように使用されうる。更に、幾つかの例示的な実施例では、データのより小さな集合は、遠隔データ配信システム200を使用してファイルシステム324に保存されうる。例えば、限定するものではないが、データ取得器308は、部品のエンジニアリングデータへのアクセスレベルを制限するため、特定の部品のエンジニアリングデータすべてではなく、特定の部品のエンジニアリングデータの一部分のみを取得するように構成されうる。
幾つかの例示的な実施例では、ファイルシステム324又はポータブルデバイス232のうちの少なくとも1つが暗号化されうる。この暗号化は、ファイルシステム324に保存された任意のデータが認証された職員によってのみアクセス可能であることを保証するために使用されうる。
視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の各々は、実装に応じて、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせで実装されうる。ソフトウェアが使用される場合、視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の一又は複数によって実施される作業は、例えば、限定するものではないが、プロセッサユニット上で動作するように構成されたプログラムコードを使用して実装されうる。ファームウェアが使用される場合、視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の一又は複数によって実施される作業は、例えば、限定するものではないが、プログラムコード及びデータを使用して実装され、プロセッサユニット上で動作する固定記憶域に保存されうる。
ハードウェアが採用される場合には、ハードウェアは、視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の一又は複数によって実施される作業を実施するように動作する一又は複数の回路を含みうる。実装に応じて、ハードウェアは、回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス、又は任意の数の作業を実施するよう構成された、何らかの他の適切な種類のハードウェアデバイスの形態をとり得る。
プログラマブル論理デバイスは、特定の工程を実施するように構成することができる。このデバイスは、これらの工程を実施するように恒久的に構成することができる、又は再構成することができる。プログラマブル論理デバイスは、例えば、限定するものではないが、プログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイロジック、フィールドプログラマブルロジックアレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は他の何らかの種類のプログラマブルハードウェアデバイスの形態でありうる。
幾つかの例示的な実施例では、視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316の各々によって実施される作業及びプロセスは、無機コンポーネントと統合された有機コンポーネントを使用して実施されうる。ある場合には、完全に人間以外の有機構成要素で工程及びプロセスを実施することができる。例示的な一実施例として、有機半導体の回路を使用して、これらの作業及びプロセスを実施することができる。
視覚化ツール306、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース307、データ取得器308、テーブル生成器310、マッパー312、テンプレート修正器314、及びローカルサーバー316は、互いに分離された機能ブロックとして図3に示されている。しかしながら、これらのコンポーネントの実装に使用されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせは、これらのブロックの一又は複数の結合、或いはこれらのブロックの一又は複数の分割となりうる。たとえば、場合によっては、幾つかのグラフィカルユーザーインターフェース3047は、視覚化ツール306の一部分とみなされうる。別の実施例では、マッパー312は、ローカルサーバー316から分離されているとみなされ、ローカルサーバー316と通信するように構成されたポータブルデバイス232上に配置された異なるローカルサーバーに配置されうる。
ここで図4を参照すると、例示的な実施形態に従い、ネットワークサーバーに保存されている要求されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに配信するプロセスの図が、フロー図の形態で描かれている。図4に示されたプロセスは、図2及び図3に描かれた遠隔データ配信システム200を使用して実装されうる。
プロセスは、ポータブルデバイス上のファイルシステムの部品の組の各部品に対して取得されたエンジニアリングデータを保存することによって、開始される(作業400)。次に、ファイルシステムにテーブルを形成するため、部品の組に対するエントリの組が作成される(作業402)。エントリの組の中の1つのエントリは、対応する部品識別子、及び部品の組の中の1つの部品に対応するターゲットロケータを含む。
その後、視覚化ツールによって構築されたイニシャルロケータは、選択された部品に対するテーブルの中のターゲットロケータと照合される(作業404)。ターゲットロケータは、ファイルシステム中の選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータの物理位置を特定する。要求されたエンジニアリングデータは、必須エンジニアリングデータ又は必要エンジニアリングデータとなりうる。必須エンジニアリングデータは、選択された部品に少なくとも1つの作業を実施するために必要となるエンジニアリングデータとなりうる。
次に、要求されたエンジニアリングデータは、ターゲットロケータによって特定された物理位置から、ポータブルデバイス上に配置されたローカルサーバーによって取得される(作業406)。選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータは、ローカルサーバーによってブラウザに提供される(作業408)。要求されたエンジニアリングデータは、選択された部品上での作業を実施する際に使用するため、ブラウザに表示され(作業410)、その後、プロセスは終了する。
ここで図5を参照すると、例示的な実施形態に従い、ネットワークサーバーに保存されている要求されたエンジニアリングデータをポータブルデバイスに配信するプロセスの図が、フロー図の形態で描かれている。図5に示されたプロセスは、図2及び図3に描かれた遠隔データ配信システム200を使用して実装されうる。例示的な一実施例では、このプロセスはデータ管理環境内で実施されうる。
プロセスは、ネットワークに接続されたネットワークサーバーシステムにアクセスするため、ポータブルデバイスとネットワークとの間の通信リンクを確立することによって開始されうる(作業500)。次に、ポータブルデバイス上で視覚化ツールが初期化される(作業502)。視覚化ツールは次に、ポータブルデバイスに関連付けられたディスプレイデバイス上に表示されたグラフィカルユーザーインターフェースを介して、ユーザー入力を受信する(作業504).次に、視覚化ツールは、ユーザー入力に基づいて部品の組を特定するリストを生成する(作業506)。作業506では、リストは、部品の組の各部品に対する部品識別子を含みうる。
視覚化ツールは、ポータブルデバイス上のファイルシステムのローカルファイルにリストを保存する(作業508)。更に、視覚化ツールは、複製された視覚化データを形成するため、リスト内で特定された部品の組の各部品に関して、ネットワークサーバーシステム上に保存された製品視覚化データの一部分を複製する(作業510)。
その後、部品の組を特定するリストを含むローカルファイルがデータ取得器によって受信される(作業512)。データ取得器は、処理のため、リスト内の部品識別子を選択する(作業514)。データ取得器は、選択された部品識別子によって特定される部品のエンジニアリングデータを取得する(作業516).データ取得器は、ポータブルデバイス上のファイルシステムに部品のエンジニアリングデータを保存する(作業518)。
その後、選択された部品識別子及び部品のターゲットロケータを含むエントリが、部品のテーブル内に作成される(作業520)。作業520では、ターゲットロケータは、ファイルシステム中の部品のエンジニアリングデータの物理位置を特定する。このように、エントリは、特定の部品のエンジニアリングデータのファイルシステム中での物理位置を、当該部品の部品識別子に関連付ける。具体的には、当該部品のすべてのエンジニアリングデータは、部品に関する部品識別子、及びファイルシステムの中でエンジニアリングデータの物理位置を特定するテーブル内のエントリを単純に使用することによって取得されうる。
データ取得器は次に、任意の付加的な未処理部品識別子がリスト内に存在するかどうかを判定する(作業522)。リスト内に任意の付加的な未処理部品識別子が存在する場合には、上述のようにプロセスは作業514に戻る。そうではなく、付加的な未処理部品識別子がリスト内に存在しない場合には、データ取得器はポータブルデバイス上のファイルシステムにテーブルを保存する(作業524)。視覚化ツールは停止され、ポータブルデバイスとネットワークとの間の通信リンクは終了し(作業526)、その後、プロセスは終了する。
ここで図6を参照すると、例示的な実施形態に従い、ポータブルデバイスに保存されている要求されたエンジニアリングデータをオペレータに視覚的に提示するプロセスの図が、フロー図の形態で描かれている。図6に示されたプロセスは、図2及び図3に描かれた遠隔データ配信システム200を使用して実装されうる。
このプロセスは、図5で説明されるプロセスの後に実施されうる。具体的には、図5で使用されるポータブルデバイスは、データ管理環境から遠隔地へ、例えば、ネットワークへのアクセスが制限されている、利用できない、或いは認証されていない整備環境などへ移動可能である。
プロセスは、視覚化ツールを初期化することにより開始される(作業600)。次に、視覚化ツールは、グラフィカルユーザーインターフェースを介してユーザー入力を受信する(作業602)。視覚化ツールは、ユーザー入力に基づいて、選択された部品及び選択された部品の部品識別子を特定する(作業604)。次に、視覚化ツールは、イニシャルロケータを構築するため、部品識別子及び修正済テンプレートを使用する(作業606)。修正済テンプレートは、図3の修正済テンプレート348と同様の方法で実装されうる。
イニシャルロケータは、ポータブルデバイス上のファイルシステムに保存されたテーブルのターゲットロケータと照合される(作業608)。その後、選択された部品に対して要求されたエンジニアリングデータは、ターゲットロケータによって特定されたファイルシステムの物理位置から、ローカルサーバーによって取得される(作業610)。
要求されたエンジニアリングデータは、ブラウザに提供される(作業612)。ブラウザは、要求されたエンジニアリングデータを、選択された部品上での作業を実施するオペレータによって使用されるディスプレイデバイス上に表示し(作業614)、その後、プロセスは終了する。作業614では、作業は整備作業であってもよい。
ここで図7を参照すると、例示的な実施形態による、イニシャルロケータをターゲットロケータと照合するためのプロセスがフロー図の形態で図示されている。図7に示したプロセスは、図3のマッパー312を使用して実装されうる。このプロセスは、図6の作業606を実装するように使用されうる。
プロセスは、イニシャルロケータから選択された部品の部品識別子を抽出することによって開始されうる(作業700)。次に、部品識別子は、テーブル内の特定のエントリの対応する部品識別子と照合される(作業702)。特定のエントリ内の対応するターゲットロケータは、選択された部品のターゲットロケータとして特定され(作業704)、その後、プロセスは終了する。
図示した異なる実施形態でのフロー図及びブロック図は、例示的な実施形態での装置及び方法の幾つかの可能な実装の構造、機能、及び作業を示している。これに関し、フロー図又はブロック図の各ブロックは、1つのモジュール、セグメント、機能、操作又はステップの一部分、これらの何らかの組み合わせを表わすことができる。
例示的な実施形態の幾つかの代替的な実装では、ブロックに記載された一又は複数の機能が、図中に記載の順序を逸脱して現れることがある。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックが実質的に同時に実行されること、又は時には含まれる機能によってはブロックが逆順に実施されることもあり得る。また、フロー図又はブロック図に描かれているブロックに加えて他のブロックが追加されることもあり得る。
ここで図8を参照すると、例示的な実施形態により、データ処理システムがブロック図の形態で示されている。データ処理システム800を使用して、図2及び図3の遠隔データ配信システム200を実装することができる。
例えば、データ処理システム800は、図2及び図3のポータブルデバイス232が実装される方法の一実施例であってもよい。更に、実装によっては、データ処理システム800は、コンピュータシステム354、遠隔コンピュータシステム356、或いはその両方が実装される方法の一実施例であってもよい。
図示するように、データ処理システム800は、プロセッサユニット804と、記憶デバイス806と、通信ユニット808と、入出力ユニット810と、ディスプレイ812との間の通信を提供する、通信フレームワーク802を含む。場合によっては、通信フレームワーク802はバスシステムとして実装されうる。
プロセッサユニット804は、幾つかの作業を実施するソフトウェアのための命令を実行するように構成されている。プロセッサユニット804は、実装に応じて、幾つかのプロセッサ、マルチプロセッサコア、又は他の種類のプロセッサを備えてもよい。場合によっては、プロセッサユニット804は、回路システム、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイスなどのハードウェアユニット、又は他の何らかの好適な種類のハードウェアユニットの形態を取ってもよい。
本書で使用されるように、アイテムのリストと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが使用可能であり、かつ、リスト中のアイテムのうち1つだけあればよいということを意味する。アイテムとは、特定の物体、物品、又はカテゴリのことである。すなわち、「〜のうちの少なくとも1つ」は、アイテムの任意の組み合わせを意味し、いくつかのアイテムが列挙から使用されうるが、列挙されたアイテムの全てが必要なわけではない。
例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、「アイテムB」、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」を意味しうる。幾つかの場合には、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定するものではないが、「2個のアイテムAと1個のアイテムBと10個のアイテムC」、「4個のアイテムBと7個のアイテムC」、又は他の好適な組み合わせを意味しうる。
オペレーティングシステム、アプリケーション及びプロセッサユニット804によって実行されるプログラムに対する命令は、記憶デバイス806上に配置されてもよい。記憶デバイス806は、通信フレームワーク802を介してプロセッサユニット804と通信を行ってもよい。本書で使用されるように、記憶デバイスはまた、コンピュータ可読記憶デバイスと称されることもあり、一時的に、永続的に、又はその両方で情報を記憶することができる任意のハードウェアの一部である。この情報は、限定するものではないが、データ、プログラムコード、他の情報、又はこれらの何らかの組み合わせを含むことができる。
メモリ814及び固定記憶域816は、記憶デバイス806の実施例である。メモリ814は、例えば、ランダムアクセスメモリ又は何らかの種類の揮発性又は不揮発性の記憶デバイスの形態を取りうる。固定記憶域816は任意の数のコンポーネント又はデバイスを含みうる。例えば、固定記憶部816は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換え型光ディスク、書換え型磁気テープ、又はそれらの何らかの組み合わせを含みうる。固定記憶部816によって使用される媒体は、着脱式であってもよく、着脱式でなくてもよい。
この例示的な実施例では、図2及び図3のポータブルデバイス232は、固定記憶域816の形態で実装されうる。例えば、ポータブルデバイス232は、外部ハードドライブ、フラッシュメモリドライブ、或いは他の何らかの種類の固定記憶域の形態をとりうる。
通信ユニット808により、データ処理システム800は、他のデータ処理システム、デバイス、又はその両方と通信することができる。通信ユニット808は、物理的な通信リンク、無線通信リンク、又はその両方を使用して通信することができる。
入出力ユニット810は、データ処理システム800に接続された他のデバイスとの間で、入力の受信及び出力の送信を可能にする。例えば、入出力ユニット810は、キーボード、マウス、他の何らかの種類の入力デバイス、又はこれらの組み合わせを介してユーザー入力を受信することができる。別の実施例として、入出力ユニット810は、データ処理システム800に結合されたプリンタに出力を送信することができる。
ディスプレイ812は、ユーザーに対して情報を表示するよう構成される。ディスプレイ812は、例えば、限定するものではないが、モニタ、タッチスクリーン、レーザーディスプレイ、ホログラフィックディスプレイ、仮想表示デバイス、他の何らかの種類のディスプレイデバイス、又はこれらの組み合わせを含み得る。ディスプレイ812は、図3のディスプレイデバイス302が実装される方法の一実施例となりうる。
この例示的な実施例では、異なる例示的な実施形態のプロセスは、コンピュータに実装される命令を使用してプロセッサユニット804によって実施されてもよい。これらの命令は、プログラムコード、コンピュータで使用可能なプログラムコード、又はコンピュータ可読プログラムコードと呼ばれ、プロセッサユニット804内の一又は複数のプロセッサによって読取及び実行される。
これらの例では、プログラムコード818は、選択的に着脱可能でコンピュータ可読媒体820上に機能的な形態で配置され、プロセッサユニット804での実行用のデータ処理システム800に読込み又は転送することができる。プログラムコード818及びコンピュータ可読媒体820は、コンピュータプログラム製品822を形成する。この例示的な実施例では、コンピュータ可読媒体820は、コンピュータ可読記憶媒体824又はコンピュータ可読信号媒体826であってもよい。
コンピュータ可読記憶媒体824は、プログラムコード818を伝播又は伝送する媒体というよりはむしろ、プログラムコード818を保存するために使用される、物理的な又は有形の記憶デバイスである。コンピュータ可読記憶媒体824は、例えば、限定するものではないが、データ処理システム800に結合される光又は磁気ディスク或いは固定記憶デバイスの形態を取りうる。
代替的には、プログラムコード818は、コンピュータ可読信号媒体826を使用してデータ処理システム800に転送されうる。コンピュータ可動信号媒体826は、例えば、プログラムコード818を含む伝播データ信号であってもよい。このデータ信号は、物理的及び/又は無線の通信リンクを介して伝送され得る、電磁信号、光信号、又は他の何らかの種類の信号であってもよい。
図8のデータ処理システム800の図は、例示的な実施形態が実装されうる様態に対する構造的な限定を提示することを意図していない。種々の例示的な実施形態が、データ処理システム800に関して示されている構成要素に追加的な、又は代替的な構成要素を含む、データ処理システム内に実装されうる。さらに、図8に示したコンポーネントは、例示的な実施例と異なることがある。
本開示の例示的の実施形態は、図9に示す航空機の製造及び保守方法900と図10に示す航空機1000に関連して記載されることがある。最初に図9を参照すると、例示的な実施形態による、航空機の製造及び保守方法がブロック図の形態で図示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法900は、図10の航空機1000の仕様及び設計902、並びに材料の調達904を含む。
製造段階では、図10の航空機1000のコンポーネント及びサブアセンブリの製造906とシステムインテグレーション908とが行われる。その後、図10の航空機1000は、運航912に供されるために、認可及び納品911を経てもよい。顧客による運航912中、図10の航空機1000は、定期的な整備および保守914(改造、再構成、改修、およびその他の整備または保守を含みうる)がスケジューリングされる。
航空機の製造及び保守方法900の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、又はオペレータのうちの少なくとも1つによって実施又は実行されることがある。これらの実施例では、オペレータは顧客であってもよい。本書の目的では、システムインテグレーターは、限定するものではないが、任意の数の航空機製造者、および主要システムの下請業者を含むことができ、第三者は、限定するものではないが、任意の数のベンダー、下請業者、および供給業者を含むことができ、オペレータは航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであってよい。
ここで図10を参照すると、例示的実施形態が実装されうる航空機がブロック図の形態で示されている。この実施例では、航空機1000は、図9の航空機の製造及び保守方法900によって製造され、複数のシステム1004及び内装1006を有する機体1002を含むことができる。システム1004の例には、一又は複数の推進システム1008、電気システム1010、油圧システム1012、及び環境システム1014が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業の例が示されたが、様々な例示的な実施形態は、自動車産業などの他の産業にも適用してもよい。
本書で具現化される装置及び方法は、図9の航空機の製造及び保守方法900のうちの少なくとも1つの段階で採用されてもよい。具体的には、図2及び図3の遠隔データ配信システム200は、航空機の製造及び保守方法900のうちの任意の1つの段階で、ネットワーク201へのアクセスが質的によくない、利用できない、あるいは認証されていない整備環境に、部品のエンジニアリングデータを配信するために使用されうる。例えば、限定するものではないが、図2及び図3の遠隔データ配信システム200は、コンポーネント及びサブアセンブリの製造906、システムインテグレーション908、定期的な整備及び保守914、又は航空機の製造及び保守方法900における他の何らかの段階のうちの少なくとも1つで、幾つかの作業222を実施する際に使用するため、ポータブルデバイス232にエンジニアリングデータを配信するように使用されうる。
例示的な一実施例では、図9のコンポーネント及びサブアセンブリの製造906で製造されるコンポーネント又はサブアセンブリは、図9で航空機1000の運航912中に製造されるコンポーネント又はサブアセンブリと同様の方法で、作製又は製造されうる。更に別の実施例では、一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組み合わせを、図9のコンポーネント及びサブアセンブリの製造906並びにシステムインテグレーション908などの製造段階で利用することができる。一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組み合わせを、航空機1000が図9における運航912、整備及び保守914の間、又はその両方の間に利用することができる。任意の数の種々の例示的実施形態の利用により、航空機1000の組み立てを大幅に効率化してコストを削減することができる。
上述した種々の実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多くの修正例及び変形例が自明である。さらに、種々の例示的な実施形態は、他の好ましい実施形態に照らして別の利点を提供することができる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対して、様々な実施形態の開示内容と考慮される特定の用途に適した様々な修正の理解を促すために選択及び記述されている。

Claims (20)

  1. 視覚化ツール(306)によって特定された部品の組(226)の中の各部品のエンジニアリングデータを取得し、前記エンジニアリングデータをポータブルデバイス(232)上のファイルシステム(324)に保存するように構成されたデータ取得器(308)と、
    前記ファイルシステム(324)にテーブル(328)を形成するために前記部品の組(226)に対するエントリの組(330)を作成するように構成されたテーブル生成器(310)であって、前記エントリの組(330)の中のエントリ(332)は、前記部品の組(226)の1つの部品に対応する部品識別子(334)及び対応するターゲットロケータ(335)を含む、テーブル生成器(310)と、
    前記視覚化ツール(306)によって構築されたイニシャルロケータ(344)を、前記部品の組(226)から選択された部品(336)に対する前記テーブル(328)のターゲットロケータ(350)と照合するように構成されたマッパー(312)であって、前記ターゲットロケータ(350)は前記ファイルシステム(324)の中の前記選択された部品(336)に対して要求されたエンジニアリングデータ(352)の物理位置を特定する、マッパー(312)と、
    前記ポータブルデバイス(232)上に配置され、前記特定された物理位置に基づいて要求されたエンジニアリングデータ(352)を取得し、前記選択された部品(336)に対して前記要求されたエンジニアリングデータ(352)をブラウザ(342)に提供するように構成されたローカルサーバー(316)であって、前記要求されたエンジニアリングデータ(352)は前記選択された部品(336)に作業を実施する際に使用するため前記ブラウザ(342)に表示される、ローカルサーバー(316)と
    を備える装置。
  2. 前記作業は、修理作業、再加工作業、交換作業、保守作業、試験作業、及び検査作業のうちの一から選択された整備作業である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ブラウザ(342)は、前記イニシャルロケータ(344)を使用して、前記ローカルサーバー(316)から前記要求されたエンジニアリングデータ(352)を要求するように構成されており、前記ローカルサーバー(316)は前記イニシャルロケータ(344)を前記マッパー(312)へ送信するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記マッパー(312)は、前記イニシャルロケータ(344)から前記選択された部品(336)の前記部品識別子(341)を抽出し、前記部品識別子(341)を前記テーブル(328)の特定のエントリ(332)と照合し、前記特定のエントリ(332)の前記対応するターゲットロケータ(335)を前記選択された部品(336)の前記ターゲットロケータ(350)として特定するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  5. 前記視覚化ツール(306)が標準ロケータの代わりに前記選択された部品(336)の前記イニシャルロケータ(344)を構築するように、ネットワークサーバーの特定を前記ローカルサーバー(316)の特定に変更することによって、選択されたイベントに応答して、前記視覚化ツール(306)によって使用されるテンプレート(346)を修正するように構成されているテンプレート修正器(314)を更に含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記マッパー(312)は、前記ローカルサーバー(316)内に実装されるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ターゲットロケータ(350)はユニフォームリソースロケータであり、前記対応する部品識別子(334)は、部品番号、改訂番号、又は前記部品に対するインスタンス化識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記要求されたエンジニアリングデータ(352)は、設計情報、製造及び整備情報、安全性情報、又は前記選択された部品(336)のエンジニアリングノートのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
  9. 前記設計情報は、許容誤差情報、部品寸法情報、前記部品の三次元モデル、前記部品の二次元モデル、前記部品の材料プロファイル、或いは前記部品の化学プロファイルのうちの少なくとも1つを含み、前記製造及び整備情報は、アセンブリ及びディスアセンブリ要件情報、製造及び整備プロセス情報、或いは製造及び整備ツール情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の装置。
  10. 前記視覚化ツール(306)を更に含み、前記視覚化ツール(306)は、ユーザーによって入力されたユーザー入力に基づいて前記部品の組(226)を特定し、前記選択された部品(336)に対する部品識別子(341)及び修正済テンプレート(346)を使用して前記イニシャルロケータ(344)を構築するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  11. 前記部品の組(226)は製品のためのものであり、前記ユーザー入力は、前記製品の三次元視覚化の一部分の選択、前記製品の前記三次元視覚化の容積の選択、或いは、前記製品の前記三次元視覚化の前記容積を決定する幾つかのパラメータを含む、請求項10に記載の装置。
  12. 視覚化ツール(306)によって特定された部品の組(226)の中の各部品のエンジニアリングデータを取得し、前記エンジニアリングデータをポータブルデバイス(232)上のファイルシステム(324)に保存するように構成されたデータ取得器(308)と、
    前記ファイルシステム(324)にテーブル(328)を形成するために前記部品の組(226)に対するエントリの組(330)を作成するように構成されたテーブル生成器(310)であって、前記エントリの組(330)の中のエントリ(332)は、前記部品の組(226)の1つの部品に対応する部品識別子(334)及び対応するターゲットロケータ(335)を含む、テーブル生成器(310)と、
    前記ポータブルデバイス(232)上に配置され、前記視覚化ツール(306)によって構築されたイニシャルロケータ(344)を受信するように構成されたローカルサーバー(316)とを備える遠隔データ配信システム(200)であって、前記ローカルサーバー(316)は、
    前記イニシャルロケータ(344)を、前記部品の組(226)から選択された部品(336)に対する前記テーブル(328)のターゲットロケータ(350)と照合するように構成されたマッパー(312)であって、前記ターゲットロケータ(350)は、前記ファイルシステム(324)の前記選択された部品(336)に対して要求されたエンジニアリングデータ(352)の物理位置を特定する、マッパー(312)を備え、
    前記ローカルサーバー(316)は、前記マッパー(312)によって特定された前記物理位置に基づいて、前記要求されたエンジニアリングデータ(352)を取得し、前記選択された部品(336)に対して前記要求されたエンジニアリングデータ(352)をブラウザ(342)に提供するように構成されており、更に
    前記ポータブルデバイス(232)に関連付けられ、前記選択された部品(336)上で整備作業を実施する際に使用するため前記ブラウザ(342)に前記要求されたエンジニアリングデータ(352)を表示するように構成されているディスプレイデバイス(302)
    を備える遠隔データ配信システム(200)。
  13. 選択された部品(336)上で作業を実施する際に使用するため、要求されたエンジニアリングデータ(352)をポータブルデバイス(232)に遠隔配信するための方法であって、
    部品の組(226)の各部品に対して取得されたエンジニアリングデータを、前記ポータブルデバイス(232)上のファイルシステム(324)に保存すること(400)、
    前記ファイルシステム(324)にテーブル(328)を形成するため、前記部品の組(326)に対するエントリの組(330)を作成すること(402)であって、前記エントリの組(330)の1つのエントリ(332)は、前記部品の組(226)の1つの部品に対応する部品識別子(334)及び対応するターゲットロケータ(335)を含む、作成すること(402)、
    視覚化ツール(306)によって構築されたイニシャルロケータ(344)を、前記選択された部品(336)に対する前記テーブル(328)中のターゲットロケータ(350)と照合すること(404)であって、前記ターゲットロケータ(350)は、前記ファイルシステム(324)の前記選択された部品(336)に対して前記要求されたエンジニアリングデータ(352)の物理位置を特定する、照合すること(404)、
    前記特定された物理位置に基づいて、前記要求されたエンジニアリングデータ(352)を、前記ポータブルデバイス(232)上に配置されたローカルサーバー(316)によって取得すること(406)、及び
    前記選択された部品(336)に対して前記要求されたエンジニアリングデータ(352)を、前記ローカルサーバー(316)によってブラウザ(342)に提供すること(408)であって、前記要求されたエンジニアリングデータ(352)は、前記選択された部品(336)上で作業を実施する際に使用するため、前記ブラウザ(342)に表示される、提供すること(408)
    を含む方法。
  14. 修理作業、再加工作業、交換作業、保守作業、試験作業、及び検査作業のうちの一から選択された整備作業である前記作業を前記選択された部品(336)に実施することを更に含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記視覚化ツール(306)によって構築された前記イニシャルロケータ(344)を、前記選択された部品(336)に対する前記テーブル(328)中の前記ターゲットロケータ(350)と照合することは、
    前記イニシャルロケータ(344)から、前記選択された部品(336)の部品識別子(341)を抽出すること(700)、
    前記部品識別子(341)を、前記テーブル(328)中の特定のエントリ(332)と照合すること(702)、及び
    前記特定のエントリ(332)中の前記対応するターゲットロケータ(335)を、前記選択された部品(336)に対する前記ターゲットロケータ(350)として特定すること(704)
    を含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記イニシャルロケータ(344)を使用して、前記ローカルサーバー(316)に前記要求されたエンジニアリングデータ(352)に対する要求を前記ブラウザ(342)によって送信すること、及び
    前記イニシャルロケータ(344)をマッパー(312)へ前記ローカルサーバー(316)によって送信すること
    を更に含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記視覚化ツール(306)が標準ロケータの代わりに前記選択された部品(336)の前記イニシャルロケータ(344)を構築するように、前記視覚化ツール(306)によって使用されるテンプレート(346)を修正することを更に含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記ファイルシステム(324)に前記テーブル(328)を形成するため、前記部品の組(226)に対する前記エントリの組(330)を作成することは、
    前記対応する部品識別子(334)及び前記対応するターゲットロケータ(335)を有する前記エントリ(332)を作成することを含み、前記対応する部品識別子(334)は、部品番号、改訂番号、又は前記部品のインスタンス化識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
  19. ユーザーによって入力されるユーザー入力に基づいて前記部品の組(226)を、前記視覚化ツール(306)によって特定すること
    を更に含む請求項13に記載の方法。
  20. 前記選択された部品(336)及び修正済テンプレート(346)に対する部品識別子(341)を使用して、前記イニシャルロケータ(344)を前記視覚化ツール(306)によって構築すること
    を更に含む、請求項13に記載の方法。
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