JP2017507961A - 単一の溶媒を用いるクロミフェン合成 - Google Patents

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Abstract

本発明は、単一の溶媒を活用してクロミフェン(異性体、シス−クロミフェン及びトランス−クロミフェンの混合物)を合成するためのワンポット法を提供する。好ましい実施形態において、単一の溶媒はジクロロメタン(DCM、塩化メチレンとしても知られる)である。本発明は、クロミフェンの合成及びクロミフェン異性体の精製に関する、改善された方法を提供する。クロミフェンは、タモキシフェンに関連する選択的エストロゲン受容体調節薬である。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年3月11日に出願された米国仮出願第61/951,316号の利益を主張し、この内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、クロミフェンの合成及びクロミフェンのトランス異性体の精製のための方法に関する。
クロミフェンは、タモキシフェンに関連する選択的エストロゲン受容体調節薬である。クロミフェンは2種類の幾何異性体、シス−クロミフェン(またはズクロミフェン)及びトランス−クロミフェン(またはエンクロミフェン)の混合物である。クロミフェンは現在、シス及びトランス異性体の両方の混合物として認められており、シス異性体が、無排卵の女性の排卵の誘発のために、約30%〜50%で存在している(Merck Manual)。
クロミフェンを合成するための方法は、当分野において既知である。例えば、米国特許第2,914,563号は、クロミフェンの調製について記載している(特に実施例3を参照されたい)。この特許の内容はここに参照により組み込まれる。米国特許第3,848,030号は、クロミフェンのシス及びトランス異性体を分離するための方法について記載している(特に実施例31及び32を参照されたい)。この特許の内容はここに参照により組み込まれる。
クロミフェンを調製するための現在の方法は、中間体の単離及び溶媒の交換を必要とし、プロセスの合理化を困難にしている。クロミフェンの大量生産及びクロミフェンのトランス異性体の精製は、クロミフェンの合成が単一の溶媒を用いることで、かつ中間体を単離する必要性を伴わずに実現できれば、大いに改善されることになる。
米国特許第2,914,563号明細書 米国特許第3,848,030号明細書
本発明は、単一の溶媒を活用してクロミフェン(異性体、シス−クロミフェン及びトランス−クロミフェンの混合物)を合成するためのワンポット法を提供する。好ましい実施形態において、単一の溶媒はジクロロメタン(DCM、塩化メチレンとしても知られる)である。一態様において、本方法は、1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを溶媒(例えばDCM)に溶解させることと、(i)1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを、鉱酸を用いて脱水して、2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を生成することと、その後、(ii)2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を塩素化剤で塩素化して、クロミフェン、トランス及びシス−クロミフェン異性体の混合物を形成することとを含む。両方のステップが、単一の溶媒(例えばジクロロメタン)で実現され、化学中間体の単離または溶媒の交換を全く必要としない。塩素化反応が完了するまで進行したら、反応は好ましくは飽和重炭酸ナトリウム水溶液等で反応停止され、その後相が分離され、有機層(クロミフェンを含有する)が保管または更なる処理のために保持される。
脱水及び塩素化ステップにとって好適な溶媒は、1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールが可溶性であり、水との混和性をほとんどまたは全く有さない溶媒である。本明細書に記載される方法に従う使用のための、溶媒の非限定的例としては、クロロホルム、ジエチルエーテル、エチルエステル、酢酸エチル、ジクロロメタン等が挙げられる。特に好ましい実施形態において、溶媒はDCMである。
溶媒が選択されたら、その溶媒と適合性の酸が脱水ステップのために使用される。好適な酸の非限定的例としては、限定されるものではないが、塩酸、臭化水素酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、及び硫酸等の鉱酸が挙げられる。好ましい実施形態において、酸は硫酸である。特に好ましい実施形態において、溶媒はDCMであり、酸は硫酸である。脱水ステップのために硫酸が使用される場合、溶液の内部温度は、酸の添加中、好ましくは約0℃に維持され、その後混合物は周囲温度で1時間撹拌される。反応は概して、約1時間後に完了する。
脱水反応によって生成された水は、限定されるものではないが、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム等の無水塩、分子篩、またはブラインによる洗浄を含む任意の好適な方法で、塩素化ステップの前に除去されるべきである。好ましい実施形態において、脱水反応によって生成された水の少なくとも80%、90%、95%、または99%が、塩素化ステップの前に除去される。
好適な塩素化剤としては、限定されるものではないが、N−クロロスクシンイミド(NCS)が挙げられる。N−クロロスクシンイミドが塩素化を果たすために採用される場合、最初に僅かに過剰な(例えば、約1.05等量)のNCSが添加され、反応は少なくとも12時間進行され、その後反応の完了度が、例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって評価される。必要な場合、追加的なNCSが添加され、反応が更なる時間(例えば4時間)にわたって進行されてもよく、反応の完了に対する度合いが、HPLC等によって試験される。
好ましい実施形態において、上記の手順に従って生成されたクロミフェンは、遊離塩基に変換され(例えばNaOH、重炭酸ナトリウム等を用いて)、次いで、シス及びトランス異性体を分離するために、脱水及び塩素化ステップで採用された溶媒と同一の溶媒で、クロマトグラフィーカラムに装填される。実施形態においては、バッチ高圧クロマトグラフィーまたは移動床クロマトグラフィー法が、異性体を分離するために採用される。
関連する態様において、クロマトグラフィーカラムは、トランス−クロミフェンの結晶化及びカラムからの溶出後のトランス−クロミフェンの再結晶化にとって好適な溶媒を用いて溶出される。
他の実施形態において、上記の手順に従って生成されたクロミフェンは、ラセミのビナフチル−リン酸(BPA)と反応させられ、トランス−クロミフェン−BPA塩が単離される。関連する実施形態において、トランス−クロミフェンはその後、遊離塩基形態へと変換され、クエン酸で処理されてトランス−クロミフェンクエン酸塩を形成する。
トランス−クロミフェンの合成経路を示す図である。 図1の脱水ステップに関する代替的方法を示す図である。 得られた異性体の比を含む、塩素化ステップを示す図である。
本発明は様々な形態で具現化することが可能だが、本開示は本発明の例示としてみなされるべきであり、例証される特定の実施形態に本発明が限定されることを意図しないという理解を伴って、いくつかの実施形態についての説明が下でなされる。見出しは便宜目的のためにのみ提供されるものであり、本発明をいかようにも限定するものとして解釈されるべきではない。任意の見出しの下に例証される実施形態は、任意の他の見出しの下に例証される実施形態と組み合わせることができる。
本明細書に存在する数またはデータのいずれかによって形成され得る任意の範囲、比、及び比の範囲は、本発明の更なる実施形態を表すものとして理解されるべきである。これは、形成され得る、限定される上限及び/または下限の境界を含むか、あるいは含まない範囲を含む。したがって、当業者ならば、多くのそのような比、範囲、及び比の範囲が、本明細書において提示されるデータ及び数に明確に由来し、全て本発明の実施形態を表し得ることを理解するであろう。
本化合物、組成物、及び方法を開示及び説明する前に、本明細書で使用される専門用語は特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることを意図しないということが理解されるべきである。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が明確に別様に規定しない限り、複数の指示対象を含むことが留意されるべきである。
用語「ジクロロメタン」(または塩化メチレン)は、式CHClを有する有機化合物である。
トランス−クロミフェンは、化学名トランス−2−(p−(2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル)フェノキシ)トリエチルアミン(またはトランス−2−[4−(2−クロロ−1,2−ジフェニルエテニル)フェノキシ]−N,N−ジエチルエタンアミン)を有する、クロミフェンのトランス異性体を指す。トランス−クロミフェンは選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)であり、ゴナドトロピン分泌のステロイドフィードバック阻害により視床下部レベルで干渉し、それによってFSH及びLHの放出を増加させると考えられている。
以下の実施例は、本発明の例証であることを意図するものであり、添付の特許請求の範囲において提示される本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例1
1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールからのトランス−クロミフェンクエン酸塩の調製
脱水
過剰な塩酸を含有するエタノール中の1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノール(6)を、3時間50℃で還流させた。溶媒及び過剰な塩酸を真空下で除去し、残渣をジクロロメタンに溶解させた。2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩酸塩(7)を得た。
塩素化
上で得た塩酸塩(7)の溶液を1.05等量のN−クロロスクシンイミドで処理し、室温で約20時間撹拌した。反応の完了を、HPLCで確認した。塩酸塩を、飽和重炭酸塩水溶液の添加によって遊離塩基へと変換した。混合物を室温で30分間撹拌し、その後相を分離して、有機相を真空中で蒸発させた。2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミン(クロミフェン 約1.8:1のE:Z混合物)(8)を得た。
クロミフェン異性体の分離
上で得たクロミフェン(8)をメタノールに溶解させ、ラセミのビナフチル−リン酸(BPA)を撹拌しながら添加する。沈殿物が溶液から分離し始めたら撹拌を停止し、混合物を室温で2時間静置させる。沈殿物を濾過し、メタノール及びエーテルで洗浄し、乾燥させる。トランス−クロミフェン−BPA塩(3)が得られる。
上で得たエンクロミフェン−BPA塩(3)を、酢酸エチル及びNH溶液で抽出する。水で洗浄し、乾燥させた有機溶液に、エタノール中に溶解させたクエン酸を添加する。溶液を室温で約1時間静置させ、次いで沈殿物を濾過して、真空下で乾燥させる。得られた沈殿物、トランス−クロミフェンクエン酸塩(1)を、保管のために2−ブタノンに溶解させる。
実施例2
単一の溶媒を用いるクロミフェンの合成
ステップ1:1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを脱水して、2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム硫酸水素塩(7)を形成する
実施例1に記載された合成経路は、脱水ステップのためにHClを活用し、溶媒としてエタノールを50℃で活用した。硫酸のより好ましい腐食プロファイルに部分的には起因して、脱水ステップ用のHCl(実施例1に記載の通り)に対する代案として、硫酸を調査した。ジクロロメタン(塩化メチレン)を脱水ステップ用の代替的溶媒として調査した。これは、塩素化ステップ前のエタノール溶媒の除去を不必要にする可能性があるためである。
温度プローブ及び撹拌棒を取り付けた100mLの三ツ口丸底フラスコに、1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノール(6)(6.60g、16.9mmol)及び66mL(1×10mmol)の塩化メチレンを装入して黄色の溶液を得て、これを氷浴中で0℃まで冷却した。濃硫酸(HSO、0.96mL、18.1mmol)を、内部温度が5℃を超えることがないような速度で添加した。添加の完了後、混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応の完了を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で確認した。反応の結果として、7.96グラムの2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム硫酸水素塩(7)が、100%の収率で得られた。したがって、硫酸が脱水ステップにとって好適な酸であることが実証された。
HPLC条件(脱水ステップ):
試料調製:メタノールに1mg/mlを溶解させる
Agilent 1100 HPLC
Zorbax Eclipse XDB−C18 50×4.6mm 1.8μmカラム
溶媒A−水(0.1%TFA)
溶媒B−アセトニトリル(0.07%TFA)
流量−1.50mL/分
注入量−5μL
勾配−95%Aから95%Bで5分;保持1分;再循環1分;保持30秒
210及び254nmでのUV検出、基準無し
これらのHPLC条件を用いると、出発物質は3.30分の保持時間を有し、生成物は4.05分の保持時間を有する。
脱水反応によって生成される水を、塩素化ステップの実行前に除去することが重要であるということが判定された。実施例1の場合のように、エタノールがこの反応のための溶媒として使用される場合、水はエタノールの除去時に共沸除去される。ジクロロメタン溶液を乾燥するいくつかの方法を試みた。MgSOによる乾燥は後続の塩素化ステップに対して有害作用を及ぼし、HPLC分析に従って観察される多くの新たな不純物によって、塩素化プロセスを非常に面倒なものにした。これらの不純物は、対応するクロロヒドリンであると判定された。一方で、ブラインによる洗浄は、水を十分に除去し、塩素化ステップに対して有害作用を及ぼさなかった。したがって、溶液をブライン(66ml)と共に30分間激しく撹拌し、その後、相を塩素化ステップの前に分離した。
ステップ2:2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミン(8)の合成
ステップ1で得た2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム硫酸水素塩(7.94グラム)の塩化メチレン溶液を室温で撹拌し、N−クロロスクシンイミド(2.37g、17.7mmol、1.05等量)によって単一部分で処理し、室温で12時間撹拌した。黄色の溶液は橙色になり、その後再び黄色になった。12時間後、試料を除去し、濃縮し、HPLCでアッセイして反応の程度を確認した。HPLC分析により、反応は進行しているが、完了には至っていないことが明らかとなった。したがって、更に0.09等量のN−クロロスクシンイミド(203mg、1.52mmol)を添加し、溶液を室温で更に4時間撹拌した。反応を再度HPLCでアッセイし、これにより反応が完了間近であることが明らかとなった。したがって、更に0.09等量のN−クロロスクシンイミド(203mg、1.52mmol)を添加し、溶液を室温で更に12時間撹拌した。反応を再度HPLCでアッセイし、更に0.058等量のN−クロロスクシンイミド(131mg、0.98mmol)を添加し、溶液を更に4時間撹拌した。この時点で、HPLCは反応の完了を示した。反応を、66mL(600mmol)の飽和重炭酸ナトリウム水溶液の緩徐な添加によって慎重に反応停止させ、反応停止した混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物のpHは、飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加後、約8〜9であろう。反応によって、6.86グラムの2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミン(8)が産生された。相を分離し、有機相を真空中で蒸発させた。結果として得られた淡褐色の油を、少量のジクロロメタンを用いて、風袋の重さを量ってある琥珀色の壜に移した。
HPLC条件(塩素化ステップ):
試料調製:移動相に1mg/mlを溶解させる
Agilent 1100 HPLC
Phenomenex Jupiter−C4 250×4.6mm 5μmカラム
溶媒−54.85%メタノール、44.85%水、0.3%トリエチルアミン、85%リン酸の添加によってpHは2.5に調節される
流量−1.00mL/分
注入量−10μL
勾配−30分間、均一溶媒
234及び292nmでのUV検出、基準無し
これらのHPLC条件を用いると、生成物の保持時間は15分である。
クロミフェン異性体のクロマトグラフ的分離
ステップ1及び2によって得られた遊離塩基形態のクロミフェン(異性体の混合物)を、シス及びトランス−クロミフェン異性体を分離するために、ステップ1及び2において使用された溶媒と同一の溶媒(ここではDCM)を用いて、クロマトグラフ用カラム(例えば、バッチ高圧クロマトグラフィーまたは移動床カラムクロマトグラフィー)に装填する。トランス−クロミフェンは、好ましくは再結晶にとって好適な溶媒を用いて溶出される。

Claims (15)

  1. クロミフェンを調製するための方法であって、所望の量の1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを、好適な量の溶媒に溶解させることと、その後、
    (a)溶液に、前記1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを脱水し、それによって2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を生成するのに有効な量で鉱酸を添加することと、その後、
    (b)前記溶液に、前記2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を塩素化し、それによって2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミンを生成するのに有効な量で塩素化剤を添加することと、を含み、
    前記2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩が、ステップ(b)を実行する前には単離されない、前記方法。
  2. 前記溶媒がジクロロメタンである、請求項1に記載の前記方法。
  3. ステップ(a)の前記鉱酸が硫酸である、請求項1または2に記載の前記方法。
  4. ステップ(b)の前記塩素化剤がN−クロロスクシンイミドである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前記方法。
  5. 前記溶液が、ステップ(a)の前記鉱酸の添加中、約0℃の温度に維持される、請求項3に記載の前記方法。
  6. 好適な塩基が、ステップ(b)で得られたクロミフェン溶液に添加され、それによってクロミフェンを遊離塩基形態へと変換する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記方法。
  7. 飽和重炭酸ナトリウム水溶液が、ステップ(b)で得られた前記クロミフェン溶液に添加される、請求項6に記載の前記方法。
  8. クロミフェン遊離塩基を含む溶液をクロマトグラフ用カラムに装填することと、本質的に純粋なトランス−クロミフェンの獲得にとって好適な条件の下で、前記カラムを溶出することとを含む、請求項6または7に記載の前記方法。
  9. 前記トランス−クロミフェンを再結晶することを更に含む、請求項8に記載の前記方法。
  10. 本質的に純粋なトランス−クロミフェン異性体を調製するための方法であって、所望の量の1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを、好適な量のジクロロメタンに溶解させることと、その後、
    (a)ジクロロメタン溶液に、前記1−{4−[2−(ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1,2−ジフェニルエタノールを脱水し、それによって2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を生成するのに有効な量で鉱酸を添加することと、その後、
    (b)前記ジクロロメタン溶液に、前記2−{4−[(Z)−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミニウム塩を塩素化し、それによって2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミンを生成するのに有効な量でN−クロロスクシンイミドを添加することと、その後、
    (c)ステップ(b)で生成された前記2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミンを、好適な有機溶媒及び前記2−{4−[2−クロロ−1,2−ジフェニルビニル]フェノキシ}−N,N−ジエチルエタンアミンと反応させ、それによってトランス−クロミフェン−BPA塩を生成するのに有効な量のラセミのビナフチル−リン酸(BPA)に溶解させることと、を含む、前記方法。
  11. ステップ(b)の前記有機溶媒がメタノールである、請求項8に記載の前記方法。
  12. (d)好適な有機溶媒中の、ステップ(c)で得られた前記トランス−クロミフェン−BPA塩、及び塩基性水溶液を抽出して、トランス−クロミフェン遊離塩基を生成するステップと、
    (e)前記トランス−クロミフェン遊離塩基を含有する前記有機溶媒に、トランス−クロミフェンクエン酸塩を生成するのに有効な量のクエン酸を添加するステップと、を更に含む、請求項8に記載の前記方法。
  13. ステップ(d)の前記塩基性水溶液がNH溶液である、請求項10に記載の前記方法。
  14. 前記有機溶媒がエチルエーテルまたは酢酸エチルである、請求項10または11に記載の前記方法。
  15. 前記有機溶媒が酢酸エチルである、請求項12に記載の前記方法。

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