JP2017507667A - ティートカップライナー - Google Patents

ティートカップライナー Download PDF

Info

Publication number
JP2017507667A
JP2017507667A JP2016568129A JP2016568129A JP2017507667A JP 2017507667 A JP2017507667 A JP 2017507667A JP 2016568129 A JP2016568129 A JP 2016568129A JP 2016568129 A JP2016568129 A JP 2016568129A JP 2017507667 A JP2017507667 A JP 2017507667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teat cup
cup liner
wall
massage
rear wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016568129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6357633B2 (ja
Inventor
ヴェルナー ハッペル、
ヴェルナー ハッペル、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Happel Wda Besitz GbR
Original Assignee
Happel Wda Besitz GbR
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Happel Wda Besitz GbR filed Critical Happel Wda Besitz GbR
Publication of JP2017507667A publication Critical patent/JP2017507667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6357633B2 publication Critical patent/JP6357633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/04Milking machines or devices with pneumatic manipulation of teats
    • A01J5/08Teat-cups with two chambers

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

本発明は、比較的壁厚の大きな後部壁と、比較的壁厚の小さなマッサージ壁と、を含み、前記後部壁と前記マッサージ壁が一体となって乳首収容室の周囲にチューブ部を形成しているティートカップライナーに関する。本発明によれば、少なくとも2つの安定化ストリップがマッサージ壁に設けられている。

Description

本発明は、請求項1の前文に係るティートカップライナーに関する。
機械を使用した搾乳を行う場合には、乳首を優しく取り扱うことが非常に重要である。マッサージ期において子牛が乳を吸う場合のように真空圧を解放する搾乳装置を使用することにより、乳首を優しく取り扱うことができる。真空圧を解放することにより、乳首の状態に対して好ましい影響を与えることができる。
そのような搾乳装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている搾乳装置は、乳首を収容する接続チューブ部を含む周知のティートカップライナーヘッドを有するティートカップライナーを使用する。傾斜端部によって形成される真空接続部(vacuum connection)がチューブ部によって取り囲まれた内部空間に開口し、搾乳用の真空圧が真空接続部と接触する。真空接続部は、ティートカップライナーの傾斜端部として形成されている。傾斜端部に隣接するチューブ部の一部には、薄壁部が形成されている。ティートカップライナーは搾乳カップ内に固定され、パルセーター制御により、チューブ部によって境界が定められた環状室に真空圧、大気圧又は過剰圧を交互に与えることができる。チューブ部の内部と、外部の環状室との間の圧力差を制御することによってマッサージ期を制御することができ、薄壁部は折り曲がり、傾斜端部を真空から遮断する。上記搾乳装置のさらなる詳細については、特許文献1を参照されたい。
搾乳カップ/ティートカップライナーに接続されたミルククロー(milking claw)への乳の移動は、特許文献2〜4に開示されている通気管をティートカップライナーに形成することによってさらに改良することができる。ティートカップライナーヘッドには、通気管内の空気の流れを制御してティートカップライナーの上部空間が常に真空状態となることを防止するヘッドノズルを設けることができる。 上記搾乳装置は良好な特性を有するが、より乳首に優しい搾乳プロセスを設計することが求められている。
欧州特許第1 119 235 B1号 ドイツ特許出願公開第10 2006 026 271 A1号 ドイツ特許出願公開第10 2007 053 230 A1号 ドイツ特許出願公開第10 2006 040 079 A1号
従って、本発明の目的は、単純な設計を有していながら、より乳首に優しい搾乳を可能とするティートカップライナーを提供することにある。
上記目的は、請求項1に記載された特徴を含むティートカップライナーによって達成される。
本発明のさらなる利点は、従属請求項の主題である。
本発明に係るティートカップライナーは、ティートカップライナーヘッドと、真空接続部が開口する内部空間の境界を定めるチューブ部と、を含む。真空接続部は、例えば傾斜端部として設計することができ、傾斜端部はチューブ部の薄壁部によって遮断することができる。本発明に係るチューブ部は、軸方向においてティートカップライナーヘッド又はティートカップライナーヘッドの近傍から真空接続部の領域にわたってチューブ部の周囲部の30%超を占めるように設けられた比較的壁厚の大きな後部壁を含む。チューブ部の後部壁の壁厚は、乳首収容室におけるチューブ部の残りの周囲部の壁厚よりも大きい。以下、この領域を「マッサージ壁」という。
後部壁によってチューブ部のほぼ半分を補強することにより、チューブ部の反対側の半分の領域のみにより、子牛の口による場合と同様にして乳首のマッサージを行うことができる。乳首の先端部は、実質的にチューブ部の比較的固い後部壁のみに保持される。
マッサージ効果は、マッサージ壁(すなわち、後部壁と共にチューブ部の周囲部を形成する壁領域)に少なくとも2つ、好ましくは2つの安定化ストリップを設けることによって向上させることができる。
安定化ストリップは、好ましくはティートカップライナーと一体的に形成されている。
本発明によれば、2つの安定化ストリップは間隔を空けて配置されている。2つの安定化ストリップは、軸方向に対して傾斜している後部壁エッジに対応して、互いに対して斜めに傾斜していてもよい。
傾斜は、例えば、各後部壁エッジからの距離がほぼ等しくなるように安定化ストリップが設けられるように選択することができる。
安定化ストリップ間には少なくとも1つの横方向リブを設けることができる。横方向リブは、壁厚の小さなマッサージ領域の境界を定めていることが好ましい。
これにより、乳首の長さにかかわらず、少なくとも2つのストリップ間の壁厚の小さなマッサージ領域により、乳頭管領域において最適なマッサージ効果を得ることができる。また、横方向リブにより、乳首の長さが異なる場合であっても最良のマッサージを行うことができる。
例えば、6つの横方向リブによって7つのマッサージ領域を形成する。
当然のことながら、横方向リブの数を変化させてより多数のマッサージ領域を形成したり、より少数のマッサージ領域を形成することができる。
安定化ストリップは、実質的に長さ方向に延びていることが好ましい。
本発明の一実施形態では、特に効率的で優しいマッサージ効果を得るために、安定化ストリップ間の距離をチューブ部の直径の約半分とする。この場合、安定化ストリップ間の距離は、チューブ部の後部壁又は後部壁エッジから安定化ストリップまでの距離よりも大きいことが好ましい。
安定化ストリップは、ティートカップライナーの折り曲げによって傾斜端部が塞がれないように、真空接続部から距離を置いて終端していることが好ましい。
上記距離は、例えば5〜15mmであり、これにより、真空接続部の機能が妨げられることを防止することができる。
一実施形態では、上述した横方向リブは、安定化ストリップ間において、例えば8〜15mmの一定の距離を置いて設けられている。横方向リブを安定化ストリップに対してリンクチェーン型に設けることにより、マッサージ時にマッサージ壁の縦方向の変形を制御することができる。
横方向リブ及び/又は安定化ストリップの断面は、ほぼ半円形状又は台形形状を有することが好ましい。この場合、横方向リブ及び安定化ストリップにより、マッサージ後にティートカップライナーを再び開くことができる。
本発明の一実施形態では、ヘッド側におけるマッサージ壁の壁厚は、真空接続部側におけるマッサージ壁の壁厚よりも大きい。すなわち、マッサージ壁の壁厚は、ティートカップライナーヘッドからチューブ部の真空接続部領域に向かって減少している。
本発明の好適な実施形態では、チューブ部の後部壁から薄いマッサージ壁へとほぼ段階的に(段差を介して)遷移する。
このような遷移部分は、後部壁エッジによって形成することができる。
本発明によれば、上記遷移部分が長手軸に対して斜めに傾斜しており、チューブ部の後部壁の周囲部分がティートカップライナー領域から真空接続部に向かって減少し、壁厚の小さなマッサージ壁の周囲部分が増加していることが好ましい。
ティートカップライナーヘッドの領域においてチューブ部の後部壁が周囲部の約半分に沿って設けられ、真空接続部に向かって後部壁が減少して薄いマッサージ壁の周囲部分が増加していることが特に好ましい。
本発明の変形例では、チューブ部は楕円形の断面を有する。
一実施形態では、マッサージ壁の壁厚は1〜3mmであり、チューブ部の後部壁の壁厚は約3.5〜5mmであってもよい。
上述したように壁厚が円錐状の分布(conical extension)を有している場合には、ヘッド側におけるマッサージ壁の壁厚は約3mmであり、真空接続部側におけるマッサージ壁の壁厚は約1.5mmであってもよい。もちろん、上記寸法とは異なる寸法とすることもできる。
楕円形状のチューブ部における直径の差は0.5〜2mmである。
従来の解決手段に対する本発明に係る構成の利点を以下に記載する。
・チューブ部の後部壁が補強されているため、子牛が乳を吸うように、一方の側のみから優しくマッサージを行うことができ、乳首が両側から圧迫されることはない。
・楕円形のティートカップライナー軸により、傾斜端部に対するチューブ部の適切な潰れ又は折り曲げ方向を予め設定することができる。
・安定化ストリップによってマッサージ動作を制御することができ、各後部壁エッジから安定化ストリップまでの距離が同一であるため、乳首の長さにかかわらず、マッサージ時におけるチューブ部の横方向の変形が同一となる。マッサージ力は、安定化ストリップを介して乳首の上部領域に伝達される。安定化ストリップ間の距離を(後部壁エッジからの距離と比較して)大きくすることにより、変形を最適化して最適なマッサージを行うことができる。すなわち、安定化ストリップの強度と高さによってマッサージの強さを制御・決定すると共に、動物の種類に応じて安定化ストリップの強度と高さを最適化することができる。
また、安定化ストリップの断面を変更することにより、吸引時とマッサージ時との間の容量変化の度合い並びに搾乳時における真空条件及びマッサージ動作のタイミングを調節することができる。
・安定化ストリップの位置は、ティートカップライナーの保管時に変形によってティートカップライナーが影響を受けるとしても、傾斜端部に対するチューブ部の潰れ方向が常に適切となるように好ましくは選択される。上述したように、安定化ストリップ間の距離は、後部壁エッジから安定化ストリップまでの距離よりも大きいことが有利である。ティートカップライナーがこのような寸法的に安定した構成を有している場合には、特定の保管及び位置決めを行う必要はない。
2つの隣接する安定化ストリップ並びに必要に応じて安定化ストリップ間に設けられる横方向リブによって形成される構造は、最も広義な意味において対称的な形状を有する。すなわち、側面図(例えば、後述する図2)又は上記構造の垂直投影において、投影における対称軸を実質的に形成する中心軸は、ティートカップライナーの中心軸と交差する鉛直面に位置する。
図1は、本発明に係るティートカップライナーを三次元的に示す。 図2は、図1に示すティートカップライナーの正面図を示す。 図3は、ティートカップライナーの側面図を示す。 図4は、図1に示すティートカップライナーを斜め方向から見た図を示す。
以下、本発明の好適な実施形態を概略図面を参照して詳細に説明する。
図1は、図示しない搾乳カップに固定される搾乳クラスターのティートカップライナー1を示す。搾乳クラスターの基本構造に関しては、本願明細書の冒頭に記載した最新技術に関する説明を参照されたい。このようなツインチャンバー型搾乳カップでは、吸引期(搾乳期)において、ティートカップライナー1及びミルクチューブを介して乳首からミルククローに乳が流れるように、乳首に対して搾乳用の真空圧を与える。マッサージ期では、ティートカップライナー1の外周面と搾乳カップの内周壁との間の環状室に大気圧又は過剰圧を導入してティートカップライナー1を折り曲げ(押し潰し)、マッサージ作用によって乳首の先端部から乳首の根元まで血液を戻す。
図1に示すティートカップライナー1は、チューブ部4へと遷移するティートカップライナーヘッド2を含む。ティートカップライナーヘッド2にはヘッドスリーブ6が形成されており、ヘッドスリーブ6の一部はティートカップライナーヘッド2側においてチューブ部4の端部とオーバーラップし、図示しない搾乳カップの端部が挿入される環状室を形成している。搾乳カップの他端部はチューブ部4の固定用ビード(clamping bead)8に作用し、ティートカップライナー1が搾乳カップ内において固定される。搾乳カップは、パルセーター制御により、チューブ部4と搾乳カップとの間において環状室を真空圧、大気圧又は過剰圧に接続することができる接続部(connection)を含む。図示する実施形態では、ミルククローに取り付けられる一体化されたミルクチューブ10が固定用ビード8に接続されている。
チューブ部4は、ティートカップライナーヘッド2から固定用ビード8に向かって直径が減少するテーパー形状を有する。
チューブ部4は、ティートカップライナーヘッド2を介して搾乳対象の動物の乳首が挿入される乳首収容室を取り囲んでいる。乳首は、軸方向においてチューブ部4の一部のみに沿うように挿入され、乳首収容室の下には乳首が挿入されないチューブ部4の内部空間が存在する。この領域には、図1において破線で示す傾斜端部12が形成されており、傾斜端部12は、マッサージ期においてはチューブ部の一部(以下、「薄壁部14」という)によって閉じられ、内部空間は真空(真空圧)から遮断される。薄壁部14の壁厚は、折り曲げ/潰れが最適となるように設計されている。これらの部分の詳細は、先行技術文献に記載されている。
また、図示するティートカップライナー1は、ティートカップヘッド領域が過度の真空圧となることを回避するために、本願明細書の冒頭に記載した通気管及びヘッドノズル(図示せず)を含むように形成されている。
本発明の実施形態によれば、チューブ部4の乳首を取り囲む領域は、異なる壁厚を有するように構成されている。図1における後部側では、比較的大きな壁厚を有するチューブ部後部壁(以下、「後部壁16」という)が設けられ、比較的小さな壁厚を有するように設計されたマッサージ壁18と共にチューブ部4を形成している。すなわち、チューブ部4の周囲部は、後部壁16と、壁厚の小さなマッサージ壁18と、によって形成されている。
マッサージ動作を制御するために、マッサージ壁18は、2つの安定化ストリップ(stabilizing strip)20,22を有するように設計されており、図1では、安定化ストリップ20,22は、ほぼV字形状を形成するように互いに対して傾斜しており、傾斜端部12から距離を置いて終端している。前記距離は、例えば5〜15mmである。2つの安定化ストリップ20,22間の横方向の距離は、傾斜端部12に向かって減少している。図1に示すように、マッサージ壁18及び安定化ストリップ20,22は、軸方向においてヘッドスリーブ6とのオーバーラップ領域内に延びている。
互いに対してV字形に配置された2つの安定化ストリップ20,22は、複数の横方向リブ24によって接続されており、各横方向リブ24間の距離は実質的に等しくなっている。安定化ストリップ20,22がV字形状を形成するように傾斜しているため、横方向リブ24の長さはティートカップライナーヘッド2に近いほど長くなっている。上述したように、安定化用の形状(安定化ストリップ20,22及び横方向リブ24)をラダー型又はリンクチェーン型構成とすることにより、マッサージ壁18は縦方向及び横方向において所定の変形を示す。
具体的な実施形態では、7つの横方向リブ24が設けられ、外側に配置された安定化ストリップ20,22と共に、7つのマッサージ領域25a,25b,25c,25d,25e,25f及び25gの境界を定めている。安定化ストリップ20,22がV字形状を形成するように傾斜しているため、横方向リブ24の長さは薄壁部14からティートカップライナーヘッド2に近づくほど長くなっている。図示する実施形態では、2つの安定化ストリップ20,22の延長線に沿って中央に配置された比較的平坦な縦隆起部(longitudinal elevation)27が設けられており、隆起部27には「Aktivpuls」という商標名が設けられている。
上述したように、安定化ストリップ20,22及び横方向リブ24を介して、薄壁部14の潰れによって生成したマッサージ力を上部の乳首領域に伝達することができ、乳頭管領域に対して適切なマッサージを行うことができる。安定化ストリップ20,22及び横方向リブ24によって境界が定められた比較的薄いマッサージ領域25によってマッサージを良好に行うことができる。
なお、安定化ストリップ20,22の相対的な配置として、上述した配置とは異なる配置も選択することができる。例えば、安定化ストリップが平行に延びており、安定化ストリップの形状がティートカップライナーの形状に合わせて長さ方向において変化していてもよい。
図2(正面図)及び図3(側面図)から明らかなように、後部壁16は、ティートカップライナーヘッドの領域においてチューブ部4の周囲部の約180°に相当する部分を取り囲んでいる。固定用ビード8の領域では、後部壁16に取り囲まれている部分は幾分小さくなっており、図3に示す鉛直面26からの距離は固定用ビード8に向かって増加している。後部壁16と壁厚の小さなマッサージ壁18との間には、2つの後部壁エッジ28,30が形成されている。図3から明らかなように、マッサージ壁18の壁厚は、ティートカップライナーヘッド2から固定用ビード8に向かって減少している。後部壁16の壁厚は実質的に一定であり、円錐状の後部壁エッジ28,30が形成されている(図3及び図4を参照)。
V字形状を形成する2つの安定化ストリップ20,22の位置は、隣接する後部壁エッジ28,30からの距離D(図3を参照)が一定であり、安定化ストリップ20,22が隣接する後部壁エッジ28,30と平行に延びるように選択される。
図示する実施形態では、横方向リブ24間の距離dは8〜15mmである。2つの安定化ストリップ20,22間の距離S(図3を参照)は、チューブ部4の寸法に応じてチューブ部の外径の約半分(通常は約10〜14mm)とする。また、安定化ストリップ20,22間の距離Sは、隣接する後部壁エッジ28,30から安定化ストリップ18,20までの距離Dよりも大きくなければならない。
図4に示すように、後部壁エッジ28と隣接する安定化ストリップ22は実質的に平行に延びている。
2つの安定化ストリップ20,22及び横方向リブ24(図示する実施形態では7つの横方向リブ24)を含む安定化構造は、ティートカップライナーヘッド2と一体的に形成することができる。なお、上記補強構造は、基本的にその他の任意の方法によって接着したり、その他の任意の方法によって設けることもできる。
図1に示すように、2つの安定化ストリップ20,22は、半円形状又は半円形状に近い形状を有するように設計することができる。図1に示すように、弾性を制御するために中空形状を使用することができる。図示する実施形態では、横方向リブ24はほぼ台形の形状を有する。なお、横方向リブ24は半円形状等を有していてもよい。
安定化構造の長さ及び形状・配置は、マッサージを最適化するように動物の種類に応じて変更することができる。
図2では、安定化ストリップ20,22及び横方向リブ24からなる構造を投影面に対する垂直投影によって示している。横方向リブ24の中心を相互に接続した場合、図2においてティートカップライナー軸に平行に延びる構造軸34が得られる。すなわち、上記構造軸と中心軸は、三次元で表した場合に構造の中心軸が位置する共鉛直面(joint vertical plane)に位置する。上記鉛直面には、反対側の後部壁16の中心軸も位置する。すなわち、安定化ストリップ20,22と、安定化ストリップ20,22を接続する横方向リブ24とからなる構造は、反対側の後部壁16に対して対称的に形成されている。
また、図1〜図4には、ティートカップライナーヘッド2の壁部に形成され、ヘッドの真空圧を制御することができるシグナル部材(signal element)32も示されている。シグナル部材の詳細は、本願と並行して出願中の出願書類に記載されている。
本発明は、比較的壁厚の大きな後部壁と、比較的壁厚の小さなマッサージ壁と、を含み、前記後部壁と前記マッサージ壁が一体となってチューブ部を形成しているティートカップライナーに関する。本発明によれば、少なくとも2つの安定化ストリップがマッサージ壁に設けられている。
1 ティートカップライナー
2 ティートカップライナーヘッド
4 チューブ部
6 ヘッドスリーブ
8 固定用ビード
10 ミルクチューブ
12 傾斜端部
14 薄壁部
16 後部壁
18 マッサージ壁
20 安定化ストリップ
22 安定化ストリップ
24 横方向リブ
25 マッサージ領域
26 鉛直面
27 縦隆起部
28 後部壁エッジ
30 後部壁エッジ
32 シグナル部材
34 構造軸

Claims (15)

  1. ティートカップライナーヘッド(2)と、真空と遮断されるように構成された真空接続部が開口する内部空間の境界を定めるチューブ部(4)と、を含み、前記チューブ部(4)は、前記ティートカップライナーヘッド(2)又は前記ティートカップライナーヘッド(2)の近傍から前記真空接続部の領域にわたって、前記チューブ部の周囲部の30%超を占めるように設けられたチューブ部後部壁(16)を含み、前記チューブ部後部壁の壁厚は、マッサージ壁(18)の壁厚よりも大きく、前記マッサージ壁(18)は、乳首収容領域において前記チューブ部後部壁(16)と共に前記チューブ部(4)を形成し、前記マッサージ壁(18)は、少なくとも2つ、好ましくは2つの安定化ストリップ(20,22)を含むことを特徴とするティートカップライナー。
  2. 請求項1において、前記安定化ストリップ(20,22)が互いに対して斜めに傾斜していることを特徴とするティートカップライナー。
  3. 請求項1又は2において、前記2つの安定化ストリップ(20,22)のそれぞれが、隣接する後部壁エッジ(16)からの距離がほぼ等しくなるように設けられていることを特徴とするティートカップライナー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記安定化ストリップ(20,22)間に設けられた、少なくとも1つ、好ましくは複数の横方向リブ(24)を含み、各横方向リブ(24)がマッサージ領域(25)の境界を定めていることを特徴とするティートカップライナー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記2つの安定化ストリップ(20,22)間の距離が、前記チューブ部の直径の約半分である、及び/又は前記チューブ部後部壁(16)から前記安定化ストリップ(20,22)までの距離(D)よりも大きいことを特徴とするティートカップライナー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記安定化ストリップ(20,22)が、前記真空接続部から距離を置いて終端していることを特徴とするティートカップライナー。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、前記真空接続部側における前記マッサージ壁(18)の壁厚が、前記ティートカップライナーヘッド側における前記マッサージ壁(18)の壁厚よりも小さいことを特徴とするティートカップライナー。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、前記チューブ部後部壁(16)から前記マッサージ壁(18)へとほぼ段階的に遷移することを特徴とするティートカップライナー。
  9. 請求項8において、後部壁エッジ(28,30)を介して前記チューブ部後部壁(16)から前記マッサージ壁(18)へと遷移することを特徴とするティートカップライナー。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、前記チューブ部後部壁(16)と前記マッサージ壁(18)との間の遷移領域が、長手軸に対して斜めに傾斜していることを特徴とするティートカップライナー。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項において、前記チューブ部後部壁(16)が、前記ティートカップライナーヘッド側では前記チューブ部(4)の周囲部の約半分に沿って設けられ、前記真空接続部側では前記ティートカップライナーヘッド側よりも小さな周囲部分に沿って設けられていることを特徴とするティートカップライナー。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項において、前記チューブ部(4)の断面が楕円形であることを特徴とするティートカップライナー。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項において、前記チューブ部後部壁(16)の壁厚が3.5〜5mmであり、前記マッサージ壁(18)の壁厚が1.0〜3.0mmであることを特徴とするティートカップライナー。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項において、前記安定化ストリップ(20,22)の延長線にほぼ沿って形成された縦隆起部(27)を含むことを特徴とするティートカップライナー。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項において、前記2つの安定化ストリップ(20,22)の垂直投影の中心軸(34)が、前記ティートカップライナーヘッド(2)の鉛直面(26)に位置することを特徴とするティートカップライナー。
JP2016568129A 2014-02-10 2015-02-10 ティートカップライナー Active JP6357633B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014101613.0 2014-02-10
DE102014101613.0A DE102014101613A1 (de) 2014-02-10 2014-02-10 Zitzengummi
PCT/EP2015/052773 WO2015118170A1 (de) 2014-02-10 2015-02-10 Zitzengummi

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017507667A true JP2017507667A (ja) 2017-03-23
JP6357633B2 JP6357633B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=52469037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016568129A Active JP6357633B2 (ja) 2014-02-10 2015-02-10 ティートカップライナー

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10470429B2 (ja)
EP (1) EP3104688B1 (ja)
JP (1) JP6357633B2 (ja)
CN (1) CN106413391B (ja)
DE (1) DE102014101613A1 (ja)
NZ (1) NZ723836A (ja)
WO (1) WO2015118170A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014101613A1 (de) * 2014-02-10 2015-08-13 Happel WDA Besitz GbR (vertretungsberechtigter Gesellschafter: Werner Happel, 87654 Friesenried) Zitzengummi

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH562553A5 (en) * 1974-02-20 1975-06-13 Kneubuehl Ernst Milk can for milking machines - has teat rubber and metal casing tube for compressed air pipe connection
US5482004A (en) * 1994-05-16 1996-01-09 Alfa Laval Agri, Inc. Collapsible teat liner with reinforced barrel
EP1219166A2 (de) * 2000-12-26 2002-07-03 Fritz Happel Melkverfahren mittels Melkbecher mit einem zur Zitzenaufnahme bestimmten Schlauchteil mit Dünnwand-Massageflächen und Reduzierung des Vakuums im Innenraum beim Massagetakt
US6546893B1 (en) * 1998-09-07 2003-04-15 Fritz Happel Milking cup
DE10152662A1 (de) * 2001-10-16 2003-04-17 Fritz Happel Melkbecher
US20080072826A1 (en) * 2006-09-06 2008-03-27 Fritz Happel Teat rubber for two-chamber milking cups

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US949186A (en) * 1909-01-25 1910-02-15 Daniel Klein Teat-cup.
US954110A (en) * 1909-08-02 1910-04-05 Daniel Klein Teat-cup.
US1000948A (en) * 1911-06-14 1911-08-15 Ambrose Ridd Teat-cup for milking-machines.
US1051482A (en) * 1912-02-17 1913-01-28 George A Brodie Cow-milking apparatus.
US1285079A (en) * 1916-09-05 1918-11-19 Universal Milking Machine Company Teat-cup for milking apparatus.
GB168234A (en) * 1920-08-03 1921-09-01 Ridd Company Ltd An improved milking machine teat cup
FR607734A (fr) * 1925-10-23 1926-07-07 Cupule de pression pour appareils de trayage
GB284236A (en) * 1927-01-25 1929-03-28 William Capil Improvements in teat cups of milking machines
GB331297A (en) * 1929-04-15 1930-07-03 Ambrose Ridd Improvements in the teat cups of milking machines
US2484696A (en) * 1944-02-07 1949-10-11 Dinesen Laurits Teat cup
US2604873A (en) * 1949-07-14 1952-07-29 Babson Bros Co Inflation for milkers
US2687112A (en) * 1950-03-06 1954-08-24 Shurts Englebert Teat cup inflation
US2935964A (en) * 1957-04-23 1960-05-10 Nat Cooperatives Inc Teat cup inflation
DE1607027A1 (de) * 1966-07-16 1970-07-09 Wetzell Gummiwerke Ag Formzitzenschlauch fuer Melkmaschinen
US3967587A (en) * 1972-12-13 1976-07-06 Noorlander Daniel O Teat cup inflation
DE2551931A1 (de) * 1975-11-19 1977-06-02 Happel Fritz Zitzengummi fuer melkbecher
DE2720856A1 (de) * 1977-05-09 1978-11-23 Fritz Happel Verfahren und vorrichtung zum maschinellen melken
US4610220A (en) * 1985-05-06 1986-09-09 Edward Goldberg Inflation for a teat cup
DE19912615A1 (de) * 1998-09-07 2000-09-28 Fritz Happel Melkbecher mit Dünnwandbereichen
US6435132B1 (en) 1999-12-23 2002-08-20 Constance J. Milbrath Teat cup assembly
US6631694B1 (en) * 2002-02-08 2003-10-14 Mofazzal H. Chowdhury Teatcup liner series
US6776120B1 (en) * 2002-02-08 2004-08-17 Mofazzal H. Chowdhury Controlled collapse teatcup liner
SE527508C2 (sv) * 2004-06-10 2006-03-28 Delaval Holding Ab Spengummi och spenkopp
CA2570327C (en) * 2004-06-29 2013-11-26 Lauren Agrisystems, Ltd. Milking liner
DE102006040079A1 (de) 2006-06-02 2008-03-13 Fritz Happel Zitzengummi
DE202006020484U1 (de) 2006-05-26 2008-10-02 Happel, Fritz Zitzengummi
DE102007053230A1 (de) 2006-06-02 2009-05-07 Fritz Happel Zitzengummi
NL1032063C2 (nl) * 2006-06-27 2008-01-02 Maasland Nv Combinatie van een melkbeker en een flexibele melkslang, koppelstuk, alsmede werkwijze voor het bewaken van integriteit van flexibele melkslang.
SE530943C2 (sv) * 2006-10-02 2008-10-28 Delaval Holding Ab Spengummi
US8113145B2 (en) * 2007-09-27 2012-02-14 Gea Farm Technologies, Inc. Teat cup liner
US8375894B2 (en) * 2010-07-15 2013-02-19 Mofazzal H. Chowdhury Teatcup liner series with varying mouthpiece flexibility
DE102011001788A1 (de) * 2011-04-04 2012-10-04 Werner Happel Zitzengummi
BR112014027948B1 (pt) * 2012-05-07 2019-07-02 Delaval Holding Ab Forro de teteira.
US8567346B1 (en) 2012-05-07 2013-10-29 Delaval Holding Ab Teatcup liner
US9288962B2 (en) * 2012-11-02 2016-03-22 Steven Brent Priest Low-slip high-capacity teat cup liner
CA2910253C (en) * 2013-05-02 2021-07-06 Delaval Holding Ab A cartridge and a teat cup
US20150090183A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Gea Farm Technologies, Inc. Anti-twist Liner and Shell for a Dairy Animal Teat Cup Assembly
US9408367B2 (en) * 2013-10-28 2016-08-09 Delaval Holding Ab Teatcup liner with enhanced teat massage
DE102014101613A1 (de) * 2014-02-10 2015-08-13 Happel WDA Besitz GbR (vertretungsberechtigter Gesellschafter: Werner Happel, 87654 Friesenried) Zitzengummi
EA201790848A1 (ru) * 2014-11-07 2017-11-30 Геа Фарм Текнолоджиз, Инк. Короткая молочная трубка с защищенным вентиляционным отверстием аппарата для доения молочных животных

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH562553A5 (en) * 1974-02-20 1975-06-13 Kneubuehl Ernst Milk can for milking machines - has teat rubber and metal casing tube for compressed air pipe connection
US5482004A (en) * 1994-05-16 1996-01-09 Alfa Laval Agri, Inc. Collapsible teat liner with reinforced barrel
US6546893B1 (en) * 1998-09-07 2003-04-15 Fritz Happel Milking cup
EP1219166A2 (de) * 2000-12-26 2002-07-03 Fritz Happel Melkverfahren mittels Melkbecher mit einem zur Zitzenaufnahme bestimmten Schlauchteil mit Dünnwand-Massageflächen und Reduzierung des Vakuums im Innenraum beim Massagetakt
DE10152662A1 (de) * 2001-10-16 2003-04-17 Fritz Happel Melkbecher
US20080072826A1 (en) * 2006-09-06 2008-03-27 Fritz Happel Teat rubber for two-chamber milking cups

Also Published As

Publication number Publication date
US20160345535A1 (en) 2016-12-01
WO2015118170A1 (de) 2015-08-13
DE102014101613A1 (de) 2015-08-13
US10470429B2 (en) 2019-11-12
JP6357633B2 (ja) 2018-07-18
CN106413391A (zh) 2017-02-15
EP3104688B1 (de) 2018-05-16
CN106413391B (zh) 2019-10-25
NZ723836A (en) 2017-12-22
EP3104688A1 (de) 2016-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2699079C (en) Teat cup liner
CN102655738B (zh) 接口件通气的挤奶杯内套
US9408367B2 (en) Teatcup liner with enhanced teat massage
US7578260B2 (en) Milking liner
US9288962B2 (en) Low-slip high-capacity teat cup liner
US4610220A (en) Inflation for a teat cup
US8820263B2 (en) Teatcup liner
US7882803B2 (en) Teat cup inflation
DE69915266D1 (de) Zitzengummi für eine melkmaschine
EP2846625B1 (en) A teatcup liner
JP6357633B2 (ja) ティートカップライナー
AU2014343107B2 (en) Teatcup liner with enhanced teat massage and method of massaging a teat massage
USD910249S1 (en) Milker unit short milk tube milk claw end connector
US2320229A (en) Milking apparatus
JP7245829B2 (ja) 乳頭カップライナー及び乳頭カップ
US1521887A (en) Teat cup
JPH0620379Y2 (ja) 搾乳機のティートカップライナ
BR112020009074B1 (pt) Revestimento de teteira e teteira
CA2829873C (en) Milking liner
CN105747792A (zh) 一种能增加吮吸情趣的吸管
NZ717318B2 (en) Teatcup liner with enhanced teat massage and method of massaging a teat massage

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20180201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180517

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6357633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250