JP2017504756A - 自動車冷却システム用サーモスタット装置、該サーモスタット装置に適合する冷却システム、および加熱モジュールの制御方法 - Google Patents

自動車冷却システム用サーモスタット装置、該サーモスタット装置に適合する冷却システム、および加熱モジュールの制御方法 Download PDF

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Abstract

発明は、バルブと、自らの温度が温度しきい値を超えたときにバルブを開放させるように設計された熱感知部品と、熱感知部品の被制御加熱用のモジュールとを備え、加熱モジュールが最大熱出力の最大値を作成することができる、自動車冷却システム用サーモスタット装置(4)に関する。制御モジュール(40)は、加熱モジュールにより作成される熱出力を、最大熱出力よりも厳密に低く且つバルブを完全に開放させるのに十分な熱出力に制限する態様で、加熱モジュールを制御するよう設計される。制御モジュール(40)は、加熱モジュールがバルブを開放させるのに十分でない非ゼロの熱出力を作成するように、加熱モジュールを制御するよう設計される。本発明はさらに、そのようなサーモスタット装置(4)に適合する冷却システム、および加熱モジュールを制御する方法に関する。【選択図】図3

Description

本発明は、一般的には自動車を駆動するエンジンの冷却に関する。
本発明は、より詳細には、バルブと、自らの温度が温度しきい値を超えたときにバルブの開放を駆動するように設計された熱感知部品と、最大で最大熱出力を伝えるのに適した、感知部品の被制御加熱モジュールとを備える、自動車冷却システム用サーモスタット装置に関する。
本発明はさらに、そのようなサーモスタット装置を具備する冷却システム、および加熱モジュールを制御する方法に関する。
自動車を駆動するエンジンの冷却システムでは、セットポイント温度を達成するために、ラジエータにより運ばれエンジンの冷却回路に注入される冷えたクーラントの量を調節するサーモスタットが一般に使用される。
このため、サーモスタットは一般的に、バルブと、感知部品の温度が温度しきい値を超えたときにバルブの開放を駆動するように設計された熱感知部品(典型的には、ある体積のワックス)とを備える。典型的には、ワックスの溶融と、それに続く膨張とにより、バルブの開放を制御するロッド(またはペンシル)のサーモスタット本体に対する相対的な変位を駆動する。
よって、クーラントが熱くなり、温度しきい値に達すると、バルブが機械的に開放され、それによってラジエータからの冷えたクーラントがエンジンにクーラントを供給するクーラント回路に注入される。これにより、クーラントの温度の所望の調節が可能となる。
バルブの開放を駆動できるようにするために、たとえばワックスを加熱する電気抵抗器などの、感知部品の被制御加熱モジュールを使用することが提案されてきた。抵抗器に通電することで、ワックスが人工的に加熱され、バルブの開放を強制することが可能となる。
よってこの手法は、エンジンのクーラントの温度を急速に低下させたい場合、または一般的には、求められる温度がサーモスタットの機械的な調節により得られる温度よりも低い場合に、とりわけ使用される。バルブが開放する温度を(ワックスの被制御加熱により)低下させることは、実際には、温度セットポイントの人工的な低下として分析され得る。
被制御加熱を使用してバルブの早期開放を実現することは、たとえば、特許出願FR 2 896 272で説明されている。
感知部品の被制御加熱によってバルブを開放するそのような操作の後、バルブの閉鎖は、ワックスの必要な冷却に起因して、少なくない時間を要する。この応答時間は、システムの制御に迅速に適応するうえで不利である。よって、過剰な量の冷液が回路に注入されることで、セットポイントの大幅なオーバーシュートに至る恐れがある。
さらに、バルブの開放に必要な熱感知部品の加熱は、しかし少なくない応答時間を含む。したがって、バルブの迅速な強制開放を実現することはできない。
この文脈において、本発明は、加熱モジュールにより伝えられる熱出力を最大熱出力よりも厳密に低く且つバルブの完全開放を駆動するのに十分な熱出力に制限するために加熱モジュールを制御するように設計された制御モジュールを備える、上述した種類のサーモスタット装置を提案する。
よって熱感知部品(たとえばワックス)の加熱は、しかしバルブの完全開放を可能にする熱量に制限される。熱感知部品のいかなる追加の加熱も無意味であり、他方、その後で熱感知部品の冷却に必要なバルブの閉鎖(ただし部分的)を求めるときに、システムの応答時間にとって不利である。
加熱モジュールにより伝えられる熱出力が制限される十分な熱出力とは、たとえば、バルブの完全開放を駆動するのに十分な最小熱出力である。これは、以下に説明するように、サーモスタットでのクーラント温度情報に基づいて、またはサーモスタットの運動距離に関する情報を考慮して、制御モジュールにより決定される。この場合、発明により得られる効果が最適化される。
発明によると、上述したようなサーモスタット装置は、加熱モジュールがバルブの開放を駆動するのに不十分な非ゼロの熱出力を伝える態様で、加熱モジュールを制御するように設計された制御モジュールを備えることができる。
したがって制御モジュールは、バルブを開放することなく、感知部品の最小限の加熱を確実に行うことを可能にする。よって、バルブが閉鎖しているときでも熱感知部品は加熱される。これにより、バルブの開放を誘発するために感知部品が加熱される後続の段階で、応答時間が軽減される。
発明により任意選択的な他の特徴によると、
− 感知部品は、ある体積のワックスであり、このワックスが温度しきい値よりも上で膨張することにより、バルブを開放するように設計された機構が駆動され、
− 加熱モジュールは、電気抵抗器を備え、
− 制御モジュールは、サーモスタットでの温度に応じて加熱モジュールを制御するように設計され、
− サーモスタット装置は、測定された温度に応じてサーモスタットでの温度を推定するモジュールを備え、
− サーモスタット装置は、サーモスタットでの温度を測定するセンサを備え、
− サーモスタット装置は、バルブの開放の割合を決定するモジュールを備え、制御モジュールが、決定された開放の割合に応じて、加熱モジュールを制御するように設計され、
− サーモスタット装置は、バルブの流量を決定するモジュールを備え、制御モジュールが、決定された流量に応じて、加熱モジュールを制御するように設計される。
発明はまた、自動車を駆動するエンジンの冷却システムであって、ラジエータと、ラジエータからエンジンの冷却回路に注入されるクーラントの量を調節するために上記の提案のように設計さたサーモスタット装置とを備える冷却システムを提案する。
発明はさらに、自動車冷却システム用サーモスタット装置の熱感知部品の被制御加熱モジュールを制御する方法であって、サーモスタット装置が、バルブと、感知部品の温度が温度しきい値を超えたときにバルブの開放を駆動するように設計された熱感知部品とを備え、加熱モジュールが、最大で最大熱出力を提供するのに適し、加熱モジュールにより伝えられる熱出力を最大熱出力よりも厳密に低く且つバルブの完全開放を駆動するのに十分な熱出力に制限するステップを含む方法を提案する。
発明はまた、自動車冷却システム用サーモスタット装置の熱感知部品の被制御加熱モジュールを制御する方法であって、サーモスタット装置が、バルブと、感知部品の温度が温度しきい値を超えたときにバルブの開放を駆動するように設計された熱感知部品とを備え、方法が、バルブの開放を駆動するのに不十分な非ゼロの熱出力を伝える態様で加熱モジュールを制御するステップを含み、加熱モジュールが、電極(28)に接続された電気抵抗器を含み、調節モジュール(34)が、測定された温度(T)および温度セットポイント(T)に基づいて粗有効電圧(V)を決定し、修正モジュール(40)が、電極(28)に最小有効電圧が印加されるように粗有効電圧(V)を修正する方法を提案する。
非限定的な例として与えられる、添付の図面に関する以下の説明は、発明の内容と、発明の作成方法についての明確な理解を与えるであろう。
内燃エンジンの冷却システムの主要な要素を概略的に表す図である。 図1のシステムで使用される被駆動サーモスタットを概略的に表す図である。 発明の教示によるようなサーモスタットを駆動するシステムの第1の例を表す図である。 被駆動サーモスタットの運動距離を評価するために使用されるモデルの例の要素を提示する図である。 被駆動サーモスタットの運動距離を評価するモジュールの例を表す図である。 被駆動サーモスタットおよびエンジンで冷却システムに含まれる熱交換を提示する図である。 被駆動サーモスタットでのクーラントの温度を評価するモジュールの例を表す図である。 発明の教示による駆動システムの第2の例を表す図である。 サーモスタットが浸された液体の温度に応じてサーモスタットの完全開放を実現するために印加される有効電圧を与える曲線の例を提示する図である。 サーモスタットが浸された液体の温度に応じてサーモスタットの開放を誘発することなくサーモスタットのワックスの予備加熱を実現するために印加される有効電圧を与える曲線の例を提示する図である。
図1は、自動車の内燃エンジン2の冷却システムの主要な要素を表す。このエンジンは、ここでは、圧縮点火(ディーゼル)エンジンである。変形として、エンジンは、被制御点火(ガソリン)エンジンであり得る。
図1で、発明の特定の変形実装により存在する要素は、点線で表されている。
冷却システムは、車両の移動により生成される空気流を受け取るために自動車のたとえば前部に取り付けられるラジエータ6と、車両内部の加熱を可能にするユニットヒータ8とを備える。
内燃エンジン2をクーラントが通過し、それによって内燃エンジン2の動作が以下に説明するように所与のセットポイント温度で確実に行われる。
エンジン2を離れた後、(エンジン2により加熱された)クーラントは、パイプによって一方ではサーモスタット4に運ばれ、そうしてラジエータ6に、それ以外はユニットヒータ8に運ばれる。これらの要素での冷却の後、クーラントはパイプによって、エンジン2を冷却するためにエンジン2に運ばれる。
クーラントは、サーモスタット4の状態(開放または閉鎖)に関係なく、サーモスタット4がクーラントの流れに常に接触している態様で、恒久的にサーモスタット4を通じて、(出力として)エンジン2から(入力として)エンジン2に永続的に運ばれる。
冷却システムは、場合によっては、エンジン2からクーラントを入力として受け取る水油交換器12をさらに備えることができる。水油交換器12を通過した後、クーラントは、たとえばサーモスタット4で、上述した回路に再び注入される。水油交換器の使用は、本発明の範囲に含まれず、よってここでは詳しく説明しない。
クーラントは、しかしながら以下に説明するように、エンジンの所望の動作温度を得るために、エンジン2に入力として注入される(ラジエータ6からの)冷却されたクーラントの量を調節するサーモスタット式バルブまたはサーモスタット4を通じて、ラジエータ6からエンジン2に運ばれる。
同様に、エンジン2の出力におけるクーラントは、ターボコンプレッサ14内の温度を調節するために使用され得る。このために、ターボコンプレッサ14には、エンジン2とユニットヒータ8とを結び付ける回路からタップを通じてクーラントが供給される。
エンジン2の出力におけるクーラントの温度Tを測定するために、エンジン2の出力に置かれたクーラントパイプに、温度センサ10がさらに取り付けられる。
本例示的実施形態では、クーラントのエンジン2の入力における温度(温度T)またはサーモスタット4での温度(温度T)を測定する手段は提供されていない。変形として、以下に説明するように、温度Tを測定するためにエンジンの入力の近くのクーラント回路での温度センサの使用に備えることや、温度Tを測定するためにサーモスタット4での温度センサの使用に備えることも、逆に考えられる。
図2aおよび図2bは、2つの異なる動作位置、すなわちサーモスタットがラジエータ6をエンジン2に結び付けるパイプを閉鎖する第1の位置と、サーモスタットがこのパイプを開放する第2の位置とにあるサーモスタット4をそれぞれ表す。
サーモスタット4は、真鍮製の本体22とリリーフバルブ(またはチェックバルブ)26とにより形成されるアセンブリが摺動可能に取り付けられたロッド(または「ペンシル」)20を備える。本体22とロッド20との間に残された空間は、本体22、リリーフバルブ26、およびロッド20により区切られるこの空間に密に封入された熱感知材料、ここではワックス24により埋められる。
サーモスタット4は、ラジエータ6をエンジン2に結び付けるパイプに、上に示したようにこの時点で温度Tであるクーラントに本体22が浸る態様で位置決めされる。したがって本体22は、このパイプでリリーフバルブ26の下流に置かれる。
サーモスタット4におけるクーラントの温度Tが所定のしきい値(サーモスタットの設計により定義される)よりも低く、とりわけ冷たいとき(エンジン2が停止しているとき)、ワックス24は固体であり、リリーフバルブ26は図2aに図示された位置を占有してパイプをブロックする。したがってラジエータ6からのクーラントは、エンジン2の冷却回路に注入されず、したがってエンジン2の冷却に参加しない。
とりわけエンジン2によるクーラントの加熱およびラジエータ6からのクーラントによる冷却の欠如に起因して、サーモスタット4におけるクーラントの温度Tが上述したしきい値に達し、さらに超えると、ワックス24は溶融および膨張し、それによって本体22とロッド20との間に位置する体積の増加が誘発されてその結果本体22とロッド20が押し離され、結果としてリリーフバルブ26が変位し、サーモスタット4が開放される。
よってラジエータ6からの(ラジエータ6により冷却された)クーラントがエンジン2の冷却回路に注入され、したがってエンジンの冷却に参加する。
よってクーラントの温度の機械的な調節が得られる。
クーラントの温度Tが低下し、ワックスが冷えて凝縮したときに、リリーフバルブ26が閉鎖位置に戻るのを促進するために、通常は戻しバネ(図示せず)が提供される。
サーモスタット4は、たとえばロッド20の内側に設置され電極28に電気的に接続された、電気抵抗器(図示せず)をさらに備える。
電極28に電圧Vを印加すると、抵抗器に電流が流れ、抵抗器がジュールの法則による効果により熱を発し、したがってワックス24の温度上昇を加速させる。結果として、サーモスタット4は、抵抗器による加熱がない場合、すなわち、クーラントの温度Tが上述したしきい値より低い場合よりも迅速に開放される。
よってワックス24の加熱(ここでは抵抗器を利用)を使用することで、エンジン2のクーラントの調節温度を人工的に下げることができる。サーモスタット4は、被駆動サーモスタットである。
公称電圧V(最大有効電圧)を継続的に印加することで、レジスタによる最大熱出力(サーモスタットの設計に依存する)の生成を得ることができる。最大熱出力よりも低い熱出力は、公称電圧Vを関連する期間の一部のみにわたり印加することで得られる(パルス幅変調またはPWMの原則)。以下では、この場合、公称電圧Vよりも低い有効電圧Vが印加されると考えられる。
図3は、発明の教示によるサーモスタット4を駆動するシステムの第1の例を表す。
図3の駆動システムは、ここでは機能形式で表されたいくつかのモジュールを備える。ただし実際には、いくつかの機能モジュールは、これらの機能モジュールにそれぞれ割り当てられた処理動作を実行するようにプログラムされた、1つの同じ処理ユニットにより実装され得る。この処理ユニットは、たとえば、車両に具備されエンジンを制御するコンピュータ30(または、「エンジン制御ユニット」の略であるECU)、またはサーモスタット4を駆動することに特化した処理ユニットである。
サーモスタット駆動システムの物理アーキテクチャが何であれ、エンジン2の動作を表す負荷情報C(N.mで表される)およびエンジン速度情報N(rpmで表される)が、コンピュータ30内で利用可能である。
これらの情報項目C、Nは、一方では温度セットポイントTを決定するためにモジュール32に伝達され、他方ではサーモスタット4におけるクーラントの温度Tを評価するためにモジュール36に伝達される。
セットポイント決定モジュール32は、モジュール32を実装する処理ユニットに格納されたマッピングに基づき、エンジン速度Nおよび負荷Cに応じてセットポイント温度Tを作成する。言い換えると、モジュール32は、コンピュータ30より受け取ったエンジン速度Nおよび負荷Cの値に関連付けられた値を、関連する処理ユニットに格納された参照(マッピング)テーブルで読み取ることにより、温度セットポイントTを決定するように設計されている。
セットポイント決定モジュール32は、たとえば、遭遇したエンジン2のさまざまな動作条件(負荷Cおよびエンジン速度Nによって表される)に適した、90℃から110℃の間に位置するセットポイントTを生成する。実際には、セットポイントTは、90℃、100℃、110℃等の一群の離散した値をとり得る。
セットポイント決定モジュール32により生成された温度セットポイントTは、調節モジュール34に伝達される。調節モジュール34は、温度センサ10により測定されたエンジンの出力におけるクーラントの温度Tも受け取る。
測定された温度Tおよび温度セットポイントTに基づき、調節モジュール34は、クーラントの温度をセットポイントTに収束させるために、被駆動サーモスタット4の電極に印加される粗有効電圧Vを決定する。
測定された温度Tおよびセットポイント温度Tに応じて粗有効電圧Vを決定するために調節モジュール34により印加される調節法は、想定される用途に依存する。
たとえば、セットポイントTが一群の離散した値をとり得る上に示した事例では、以下を想定することができる。
− セットポイントTが110℃に等しいとき(高温度調節)、粗有効電圧Vは0Vに等しい。すなわち、ワックス加熱抵抗器は使用されず、クーラントの温度の調節はサーモスタットにより機械的に実行される(ここでは、サーモスタットの設計が110℃での調節用に提供されている)。
− セットポイントTが110℃より厳密に低く(低温度調節)、したがって上述したケースで90℃または100℃に等しいとき、粗有効電圧Vは、たとえば、PI(比例積分)調節機構による温度誤差(T−T)に応じて決定される。
調節モジュール34により生成された粗有効電圧Vは、以下で動作を説明する修正モジュール40に伝達される。
サーモスタット4におけるクーラントの温度Tを評価するモジュール36は、入力として、測定センサ10により測定された温度Tと、サーモスタット4の運動距離の推定値Lとを受け取り、ならびに上に示したように、エンジン2の動作を表す情報項目である負荷Cおよびエンジン速度Nを受け取る。
サーモスタット4の運動距離の推定値Lは、この推定値の作成を目的とするモジュール38により、以下でさらに詳細に説明するように作成される。
入力として受け取った情報に基づき、モジュール36は、たとえば以下で図6および図7を参照しながら詳述する方法により、サーモスタット4におけるクーラントの温度Tを評価する。
既に示したように、想定され得る変種によると、モジュール36は、サーモスタット4でクーラントに浸された温度センサにより置換される可能性がある。
既に述べた運動距離評価モジュール38は、入力として、サーモスタットにおけるクーラントの温度T(説明されている例では、評価モジュール36により作成される)と、被駆動サーモスタット4に実際に印加される有効電圧値(以下に説明するように、修正モジュール40により生成された修正済み有効値V)とを受け取る。
入力として受け取ったこの情報に基づき、モジュール38は、ロッド20および本体22の相対的移動の運動距離Lを評価する。これにより、サーモスタット4の開放の割合が推定される。モジュール38により行われる評価は、たとえば、図4a、図4b、および図5を参照して後述するように数値モデルの実装により作成される。変形として、この評価は、事前に格納された参照デーブルで、入力として受け取られた温度Tおよび印加される有効電圧Vの値に関連付けられた運動距離Lを読み取ることにより実行され得る。事前に格納された値は、たとえばこの場合には、図4a、図4b、および図5を参照して説明する数値モデルを使用して事前に実行される事前テストまたはシミュレーションを使用して決定されている。
よってモジュール38は、サーモスタット4の運動距離を表す値Lを修正モジュール40に供給することができる。修正モジュール40は、入力として、既に示したような調節モジュール34により計算された粗有効電圧Vをさらに受け取る。
調節モジュール34により計算された粗有効電圧Vが低く、さらにはゼロであるとき、修正モジュール40は、抵抗器が非ゼロの熱出力を伝えられるようにするために、最小有効電圧がサーモスタット4の電極28に実際に印加されるように、この値を修正する。これにより、ワックス24をサーモスタット4の開放限界温度まで予備加熱することが可能となる。よって、(サーモスタットを開放するための駆動システムからの命令に応答して)ワックス24に対し任意の追加の加熱をすると、バルブがすぐに開放される効果が生じる。
実際には、(モジュール38より受け取られる)サーモスタット4の運動距離の推定値Lの知識を通じて、修正モジュール40は、実際に印加された有効電圧値によりサーモスタット4が開放される割合を決定することができる。修正モジュール40がサーモスタット4の閉鎖(すなわち、L=0)を観察した場合、修正モジュール40は、サーモスタット4のわずかな開放を観察するまで(依然として推定運動距離値Lを使用)、出力として、以前に印加された電圧値よりもわずかに高い修正済み電圧値Vを生成する。
当然ながら、最小予備加熱電圧を印加するこの機構は、調節モジュール34により生成される粗有効電圧Vが、この予備加熱電圧よりも低い間に限り維持される。実質的には、調節モジュール34が最小予備加熱電圧よりも高い粗有効電圧Vを要求すると、この粗有効電圧Vが修正モジュール40により被駆動サーモスタット4の電極28にそのまま印加される(この場合、V=V)。
さらに修正モジュール40は、印加される有効電圧V(およびしたがってジュールの効果により抵抗器によって伝えられる熱出力)を、この電圧Vの印加によりサーモスタット4の完全開放(すなわち、運動距離Lが最大運動距離Lmaxに等しい)につながる加熱よりも大きい加熱が誘発されないようにする制限を誘発する。追加の加熱は、実際には無意味である。また、その後サーモスタットを閉鎖する要望が存在する場合に、システムの応答時間にとって不利である(なぜなら、ワックス24の追加の加熱により、ワックス24の冷却、および場合によってはその固体化か、長引くからである)。
実際には、修正モジュール40により受け取られるサーモスタット4の運動距離の値Lが最大運動距離Lmaxに達すると、修正モジュール40は、被駆動サーモスタット4に、調節モジュール34より受け取った粗有効電圧Vに依存せず、しかし運動距離Lをその最大値Lmaxに維持するように選択された有効電圧Vを印加する。このため、印加される有効電圧Vのサーボ制御が、評価された運動距離Lが所定の値(ここでは0.95.Lmax)と最大運動距離Lmaxとの間に維持されるように、たとえば使用される。したがってこの場合は、それは閉ループ制御である。
当然ながら、印加される電圧(およびしたがって抵抗器により伝えられる熱出力)を制限するこの機構は、調節モジュール34により生成される粗有効電圧Vがこの制限された電圧よりも高い間に限り維持される。実質的には、調節モジュール34が粗有効電圧Vを上述したサーボ制御により決定される制限電圧よりも低く制御するとすぐに、この粗有効電圧Vが修正モジュール40により被駆動サーモスタット4の電極28にそのまま印加される(この場合、V=V)。
また、上述した制限に加えて、修正モジュール40で、入力として受け取られた運動距離Lに応じて、この運動距離Lの値の範囲に対し、実際に印加される電圧Vの制限を誘発することを提供することもできる。
実質的には、特定の種類の被駆動サーモスタットの場合、サーモスタットの特定の開放位置で大量の熱出力を制御することは望ましくない。なぜなら、加熱により、ロッドと本体−リリーフバルブアセンブリとの間を確実に封止するシールを損傷する恐れがあるからである。
修正モジュール40を実装する処理ユニットは、このために、サーモスタットの運動距離Lに応じた最大許可有効電圧Vmaxを示す参照テーブルを格納する。これらのデータは、たとえば、サーモスタットの製造業者により供給される。
したがって修正モジュール40は、各瞬間において、評価モジュール38より受け取った運動距離の値Lに応じた最大許可有効電圧Vmaxをテーブルで読み取り、よって印加される修正済み有効電圧を決定する。
− VがVmaxよりも小さい場合、V=V
− VがVmaxよりも大きい(またはに等しい)場合、V=Vmax
説明を簡単にするため、前の段落では、上に提案したようなワックスの過剰な過熱を回避するために印加される有効電圧の考えられる追加的な制限については考慮していない。
理解されるように、上述した状況以外では、修正モジュール40は、調節モジュール34から入力として受け取った粗有効電圧Vと等価である有効電圧Vを被駆動サーモスタット4に印加する。
実際には、サーモスタット4への所与の有効電圧の印加は、上に説明したように、(パルス幅変調またはPWMの原則に応じて)求められる有効電圧の連続的な印加により得られる電力と等価である電力が生成されるように、合計時間の一部にわたり公称電圧Vを印加することにより実行されることに留意されたい。
図4aは、以下に説明するように被駆動サーモスタット4の運動距離を評価するために、被駆動サーモスタット4のさまざまな部品の熱挙動をシミュレートするために本明細書で説明される例で使用されるモデルを提示する。
このモデルでは、被駆動サーモスタット4の各部品が、その重量、質量熱容量、および温度(関連する部品のすべてで均一であると考えられる)により表される。よって以下が定義される。
− 本体22の重量m22、質量熱容量C22、および温度T22
− ワックス24の重量m24、質量熱容量C24、および温度T24
− ロッド20の重量m20、質量熱容量C20、および温度T20
さらに、これらのさまざまな要素およびクーラントは、表面熱伝達係数および表面によりそれぞれ特徴付けられるインターフェイスにより分離されることが考えられる。これにより、以下を定義することができる。
− ロッド20とワックス24との間のインターフェイスに関する伝達係数hおよび表面S
− ワックス24と本体22との間のインターフェイスに関する伝達係数hおよび表面S
− 本体22と温度Tのクーラントとの間のインターフェイスに関する伝達係数hおよび表面S
したがって熱交換は以下のようにモデル化される。
− 抵抗器は、ジュールの効果によりロッドを加熱し、熱パワーP(被駆動サーモスタット4に印加される有効電圧Vに直列結び付けられる)を提供する。
− ロッド20とワックス24との間で、出力E=h.S.(T20−T24)の熱交換が生じる(ロッド20からワックス24への熱伝達としてプラスにカウントされる)。
− ワックス24と本体22との間で、出力E=h.S.(T24−T22)の熱交換が生じる(ワックス24から本体22への熱伝達としてプラスにカウントされる)。
− 本体22とクーラントとの間で、出力E=h.S.(T22−T)の熱交換が生じる(本体22からクーラントへの熱伝達としてプラスにカウントされる)。
サーモスタットの各部品について熱バランスシートを描くことで、さまざまな部品の温度T20、T22、T24と、これらの各温度の経時的な(上述した出力をWで表したときの毎秒の)変動ΔT20、ΔT22、ΔT24とを結び付ける以下の方程式が得られる。
20.C20.ΔT20=P−E=P+h.S.(T24−T20
24.C24.ΔT24=E−E=h.S.(T20−T24)+h.S.(T22−T24
22.C22.ΔT22=E−E=h.S.(T24−T22)+h.S.(T−T22
これらの方程式を使用し、ならびにサーモスタット4におけるクーラントの温度Tの評価または測定およびサーモスタット4に印加される有効電圧V(サーモスタット4に配置された抵抗器により放散される出力Pを直接与える)に基づき、各瞬間において、サーモスタットのさまざまな部品の温度の傾向を決定することができる。システムの初期化のために、スタートアップ時(抵抗器が先行する瞬間において非アクティブである)には温度がサーモスタット4で均一であり、クーラントの温度と等価であると考えることができる。すなわち、T20、T22、T24の初期値は、クーラントのTの初期値と等価となるように選択される。
したがってワックス24の温度T24は、特に既知であり、よってサーモスタットの運動距離の値Lを、たとえば図4bに図示されているようにこれら2つの量の関係を示す参照テーブルをたとえば利用して、直接得ることができる。これらのデータ(ワックスの温度T24とサーモスタットの運動距離Lの関係)は、たとえば、事前のテストにより決定される。これらのテストは、サーモスタットの製造業者により供給され得る。
同様に、サーモスタットのさまざまな部品の特性(重量、熱容量)およびインターフェイスの特性(表面、伝達係数)が既知でないときは、事前のテストにより、またはサーモスタットの動作の実験曲線を使用して、それらを決定することができる。さまざまな部品およびインターフェイスの特性は、モデルを使用して決定される等価の結果または曲線が、テスト結果または実験曲線に対応するように適応される(この場合、積m20.C20、m22.C22、m24.C24、およびh.S、h.S、h.Sを決定すれば十分であり、各特性を個別に決定する必要がないことに留意されたい)。
図5は、先程述べたモデルを使用する、被駆動サーモスタットの運動距離を評価するモジュール38の例を表す。このモジュールは、たとえば、とりわけワックス温度T24とサーモスタットの運動距離Lの値を結び付ける参照テーブルを格納する処理ユニット内で実装される。
モジュール38は、入力として、サーモスタット4におけるクーラントの温度T(図3に示され、図7を参照しながら後述するモジュール36等の専用モジュールにより評価されるか、または温度センサにより測定される)と、サーモスタット4に印加される有効電圧値Vとを受け取る。
モジュール38は、本体22の温度T22の瞬時評価値を格納するユニット102と、ワックス24の温度T24の瞬時評価値を格納するユニット104と、ロッド20の温度T20の瞬時評価値を格納するユニット106とを備える。上に示したように、評価プロセスの開始時に、これらのユニットは入力として受け取られたクーラントの温度値Tにより初期化される。
プロセスの各反復は、ロッド20および本体22の新しい温度値T20およびT22をそれぞれ評価するところから始まる。このアプローチが使用されるのは、これらの要素が熱源に近く、その温度が前の反復以降に変化する可能性があるからである。
これを行うために、モジュール38は、以下のように、反復時に瞬時温度T20、T24と有効電圧Vの値(入力として受け取られる)とに基づき、ロッド20の温度T20の変化ΔT20を決定する。
減算器148は、瞬時値T20をユニット106から受け取り、その値をユニット104から受け取った瞬時値T24から減算する。減算器148により生成された値は、乗算器150内でh.Sにより乗算される。次に、加算器152が使用されて、乗算器150の出力で得られた値と、抵抗器により生成され、変換ユニット108を利用して抵抗器に印加される有効電圧Vに応じて決定された出力Pとが集計される。
加算器152の出力は、(上で与えられた式により)求められる変化ΔT20を得るために、乗算器154内で1/(m20.C20)により乗算される。
乗算器154の出力(変化ΔT20)は、加算器156により瞬時値T20に加算される。これにより、加算器156の出力で、ロッド20の温度T20の新しい瞬時評価値を得ることができる。この値は、次の反復でユニット106により使用されることになる(この目的のために時間遅延ユニット116を通過した後)。
同様に、モジュール38は、以下のように、反復時に瞬時温度値T(入力として受け取られる)、T22、T24に基づき、本体22の温度T22の変化ΔT22を決定する。
減算器120は、瞬時値T22をユニット102より受け取り、その値を入力として受け取った瞬時値Tから減算する。同様に、減算器122は、瞬時値T22をユニット102より受け取り、その値をユニット104より受け取った瞬時値T24から減算する。減算器120、122により生成された値は、それぞれ乗算器124内でh.Sにより乗算されるか、乗算器126内でh.Sにより乗算され、その後加算器128により集計される。加算器128の出力は、(上に与えられた式により)求められる変化ΔT22を得るために、乗算器130内で1/(m22.C22)により乗算される。
乗算器130の出力(変化ΔT22)は、加算器132により瞬時値T22に加算される。これにより、加算器132の出力で、本体22の温度T22の新しい瞬時評価値を得ることができる。この値は、次の反復でユニット102により使用されることになる(この目的のために時間遅延ユニット112を通過した後)。
モジュール38は、以下のように、反復時(ここでは1秒の期間で)に瞬時温度値T20、T22、T24に基づき、ワックス24の温度T24の変化ΔT24を決定する。ここで、使用される温度T20およびT22は、上述したようにまさに計算された温度である。
減算器134は、瞬時値T24をユニット104より受け取り、その値を加算器132より受け取った(上述したように計算された)瞬時値T22から減算する。同様に、減算器136は、瞬時値T24をユニット104より受け取り、その値を加算器156より受け取った(上でまさに計算されたような)瞬時値T20から減算する。減算器134、136により生成された値は、それぞれ乗算器138内でh.Sにより乗算されるか、乗算器140内でh.Sにより乗算され、その後加算器142により集計される。加算器142の出力は、(上で与えられた式にしたがって)求められる変化ΔT24を得るために、乗算器144内で1/(m24.C24)により乗算される。
乗算器144の出力(変化ΔT24)は、加算器146により瞬時値T24に加算される。これにより、加算器146の出力で、ワックス24の温度T24の新しい瞬時評価値を得ることができる。この値は、次の反復でユニット104により使用されることになる(この目的のために時間遅延ユニット114を通過した後)。
また、温度T24の新しい瞬時評価値は、ワックスの温度とサーモスタットの運動距離の値を結び付ける上述した参照テーブルに基づき、ワックスの温度値をサーモスタットの運動距離値Lに変換するために、ユニット110の入力として伝達される。
よってサーモスタット4の移動距離値Lの推定が各反復で得られる。
図6は、被駆動サーモスタットおよびエンジンにおいて冷却システムに含まれる熱交換を示す。
図1でわかるように、エンジン2を確実に冷却するためにエンジン2に入って通過するクーラントの流量は、ユニットヒータ(および場合によってはターボコンプレッサ)の出力における流量Qと、サーモスタットの運動距離Lに依存するサーモスタットの出力における流量Q(L)との合計である。
エンジンにより付与される熱力P(C,N)に起因する、このクーラントの流れのエンジンでの再加熱により、クーラントの温度が入力におけるその値Tから出力におけるその値Tに上昇する。これは、次の式P(C,N)=k.[Q+Q(L)].(T−T)によって表される。ここで、kは、クーラントの一定の特性である(k=ρ.C、ρはクーラントの密度、Cはクーラントの質量熱容量または質量熱)。
P(C,N)の形式の式により示されるように、エンジンにより付与される熱力は、負荷Cおよび速度Nにより定義されるエンジンの動作点に依存することが留意されることになる。
たとえば、ここで説明しているように、これらの考慮事項を使用してエンジンの入力におけるクーラントの温度Tを評価し、次いで被駆動サーモスタット4におけるクーラントの温度Tを既に述べた評価モジュール36を利用して評価することが提案される。
よって図7は、被駆動サーモスタットにおけるクーラントの温度Tを評価するモジュールの例を表す。
この評価モジュールは、入力として、サーモスタット4の運動距離を表す情報Lを受け取り(ここでは、評価モジュール38を利用して決定される。評価モジュール38の例は、図4a、図4b、および図5を参照して説明したとおり)と、エンジンの動作点に関する情報、ここでは負荷Cおよびエンジン速度N(たとえば、エンジン制御ユニットまたはECUにより供給される)と、エンジンの出力における、ここでは温度センサ10により測定されるクーラントの温度Tとを受け取る。
図7のモジュールを実装する処理ユニットは、負荷Cおよびエンジン速度Nに応じてエンジンによりクーラントに付与される出力P(C,N)のマッピングを格納する。このマッピングは、それぞれが値C、Nのペアに関連付けられた、エンジンによりクーラントに付与される出力値Pを示すテーブルである。
この処理ユニットは、それぞれが運動距離Lの考えられる多様な値に関連付けられた、サーモスタットを通るクーラントの流量の複数の値Q(L)をさらに格納する。
よって、上に示したように受け取られた情報に基づき、サブモジュール70は、各瞬間において、処理ユニットのメモリを読み取ることにより、入力として受け取られた運動距離値Lに関連付けられた流量Q(L)と、入力として受け取られた負荷Cおよびエンジン速度Nの値に関連付けられた出力P(C,N)とを決定する。
よってサブモジュール70は、各瞬間tにおいて、図6を参照しながら上述したモデルを使用して、エンジンの入力におけるクーラントの温度T(t)を、T(t)=T−P(C,N)/(k.[Q+Q(L)]のように評価する。
サブモジュール70により決定された温度情報T(t)は、時間遅延ユニット72、減算器73(時間遅延ユニット72の出力も受け取る)、および加算器76に印加される。この加算器はさらに、減算器73の出力を、乗算器75での定数bによる乗算の後に受け取る。
加算器76の出力は、定数aの減算器78に印加される。よって減算器78は、出力として、サーモスタット4におけるクーラントの温度Tの推定値を生成する。この推定値は、各瞬間において、値T=T(t)−a+b.[T(t)−T(t−1)]を有する。
よって、上述した要素72、73、75、76、78の配置は、エンジン2の入力におけるクーラントの温度Tの推定値に基づいてサーモスタット4におけるクーラントの温度Tの推定値を決定するサブモジュール71を形成する。
このサブモジュール71で、項aおよびb.[T(t)−T(t−1)]により温度T(t)に加えられた修正により、サーモスタットがクーラント回路においてエンジンの入力のわずかに上流に置かれているという事実と、エンジンの入力における温度がサーモスタットから生じるクーラントとユニットヒータから生じるクーラントの組み合わせに起因するという事実とを考慮することが可能となる。
定数aおよびbは、事前のテストにより決定され、図7のモジュールを実装する処理ユニットに格納され得る。本明細書で説明される実施形態では、たとえば、a=4およびb=15(℃またはKで表される温度の場合)である。
想定され得る変形によると、ユニットヒータにより水から取り出された熱パワーに応じて、パラメータaおよびbを可変にすることができる。事前のテストで、パラメータaおよびbは、この場合、さまざまな車両内部加熱出力に対して決定される。動作時には、値aおよびbが各瞬間において加熱出力(たとえば、内部加熱管理モジュールより受け取られる専用の情報により示唆される)に応じて決定される。
上記の説明では、エンジンの入力におけるクーラントの温度Tの評価に応じたサーモスタットにおけるクーラントの温度Tの評価の計算は、さまざまな操作を実行する機能モジュールの形式で提示される。実際には、これらの操作は、図7のモジュールを実装する処理ユニットによるプログラムの実行により実行され得る。
図8は、発明の教示による駆動システムの第2の例を表す。この図では、モジュールの番号は、図3を参照して上述した第1の例に存在する番号と同一に保たれている。
図3と同様に、図8の駆動システムは、機能形式で表されたいくつかのモジュールを備える。ただし、いくつかの機能モジュールは、実際には、これらの機能モジュールにそれぞれ割り当てられた処理動作を実行するようにプログラムされた、1つの同じ処理ユニットにより実装され得る。
エンジン管理コンピュータ30は、エンジン2の動作を表す負荷情報C(N.mで表される)およびエンジン速度情報N(rpmで表される)を伝える。これらの情報項目C、Nは、温度セットポイントTを決定するためにモジュール32に伝達される。
図3を参照して説明した第1の例と同様に、セットポイント決定モジュール32は、参照(マッピング)テーブルから読み取ることにより、エンジン速度Nおよび負荷Cに応じて温度セットポイントTを作成する。
セットポイント決定モジュール32により生成された温度セットポイントTは、調節モジュール34に伝達される。調節モジュール34は、温度センサ10により測定されたエンジンの出力におけるクーラントの温度Tも受け取る。
測定された温度Tおよび温度セットポイントTに基づき、調節モジュール34は、クーラントの温度をセットポイントTに収束させるために、被駆動サーモスタット4の電極に印加される粗有効電圧Vを決定する。調節モジュール34のより詳細については、図3の文脈で与えられた上記説明を参照することができる。
以下にその動作を説明する修正モジュール44は、入力として、調節モジュール34により生成された粗有効電圧Vと、たとえばサーモスタット4の近傍でクーラントに浸された温度センサ42により測定される、サーモスタット4におけるクーラントの温度Tとを受け取る。
変形として、サーモスタット4におけるクーラントの温度Tは、場合によっては図3の評価モジュール38により供給されるようなサーモスタットの運動距離の評価に基づき、図3の評価モジュール36等の評価モジュールにより評価され得る。
修正モジュール44を実装する処理ユニットは、以下を格納する。
− たとえば図9に表された曲線により、サーモスタットが浸された液体の温度Tに応じて、サーモスタットの完全開放を得るために印加される有効電圧Vlimを示す第1の参照テーブル。
− たとえば図10に表された曲線により、サーモスタットが浸された液体の温度Tに応じて、サーモスタットの開放を誘発することなくサーモスタットのワックスの予備加熱を得るために印加される有効電圧Vminを示す第2の参照テーブル。
格納される値は、たとえばテストを利用して、事前に決定される。これらのテストは、とりわけサーモスタットの製造業者により供給され得る。
修正モジュール44は、各瞬間において、第1の参照テーブルでセンサ42より受け取った温度Tに関連付けられた値Vlimと、第2の参照テーブルでこの同じ温度Tに関連付けられた値Vminとを読み取る。
次に、修正モジュール44は、サーモスタットに印加される有効電圧を値Vlimに制限し且つ最低でも有効電圧Vminを印加するように粗有効電圧Vを修正することにより、サーモスタットに印加される有効電圧Vを決定する。
具体的には、修正モジュール44は、サーモスタット4に印加される有効電圧Vを以下のように決定する。
− V>Vlimの場合、V=Vlim
− V<Vminの場合、V=Vmin
− それ以外の場合、V=V
よって、修正モジュール44が有効電圧値を修正しない場合(V=Vの場合)、被駆動サーモスタットの加熱により被駆動サーモスタットが開放される傾向があり、それによって温度Tが調節モジュール34を実装する調節機構によりセットポイント温度Tに収束する。
他方、この機構が、(調節モジュール34により生成された値Vを通じて)ワックスの加熱を、(第1の参照テーブルが示唆するものにより)サーモスタット4を完全に開放するために必要な加熱を越えて制御すると、修正モジュール44は、この完全開放を許容する有効電圧に有効電圧(およびしたがって抵抗器により伝えられる熱出力)を制限する。
ワックスをそれ以上に加熱することは、実質的には利益がなく、むしろ逆に調節機構がその後にサーモスタットの閉鎖(場合によっては部分的)を制御したい場合には、システムの応答時間にとって不利である。
同様に、調節機構が(制限モジュール34により生成された値Vを通じて)ワックスのいかなる加熱も制御しない場合(V=0)、またはサーモスタット4の開放の開始を生成する温度にワックスを導くために以降の加熱が必要となる態様で低加熱を制御する場合、修正モジュール44は、(第2の参照テーブルの示唆により)有効予備加熱電圧をサーモスタット4に印加することを可能にする。この予備加熱電圧により抵抗器により伝えられる熱出力は、任意の以降の加熱入力によりサーモスタットの即時開放が誘発される温度まで、ワックスを加熱することを可能にする。
したがって、(たとえば、セットポイントの変化に起因して)サーモスタットを開放する制御の場合のシステムの応答時間が軽減される。
この実施形態では、制限値Vlimおよび予備加熱値Vminは、入力として受け取られた温度Tに基づいてのみ決定され、したがって開ループ制御システムである。

Claims (10)

  1. バルブ(26)と、自らの温度が温度しきい値を超えたときに前記バルブ(26)の開放を駆動するように設計された熱感知部品(24)と、最大で最大熱出力を伝えるのに適した、前記感知部品の被制御加熱モジュールとを備える、自動車冷却システム用サーモスタット装置(4)であって、測定された温度(T)および温度セットポイント(T)に基づいて粗有効電圧(V)を決定するように設計された調節モジュール(34)と、電極(28)に接続された電気抵抗器を備え、前記加熱モジュールにより伝えられる熱出力を前記最大熱出力よりも厳密に低く且つ前記バルブ(26)の完全開放を駆動するのに十分な熱出力に制限するために、または前記バルブ(26)の開放を駆動するのに不十分な非ゼロの熱出力を伝える態様のいずれかで、前記加熱モジュールを制御するように設計された修正モジュール(40)とを含むことを特徴とするサーモスタット装置(4)。
  2. 前記感知部品が、ある体積のワックス(24)であり、該ワックスが前記温度しきい値よりも上で膨張することで、前記バルブ(26)を開放するように設計された機構が駆動される、請求項1に記載のサーモスタット装置(4)。
  3. 前記制御モジュール(44)が、前記サーモスタットでの温度(T)に応じて前記加熱モジュールを制御するように設計された、請求項1または2に記載のサーモスタット装置(4)。
  4. 測定された温度(T)に応じて前記サーモスタット(4)での前記温度(T)を推定するモジュール(36)を備える、請求項3に記載のサーモスタット装置(4)。
  5. 前記サーモスタット(4)での前記温度を測定するセンサ(42)を備える、請求項3に記載のサーモスタット装置(4)。
  6. 前記バルブ(26)の開放の割合(L)を決定するモジュール(38)を備え、前記制御モジュール(40)が、決定された前記開放の割合(L)に応じて、前記加熱モジュールを制御するように設計された、請求項1または2に記載のサーモスタット装置(4)。
  7. 前記バルブ(26)の流量を決定するモジュールを備え、前記制御モジュールが、決定された前記流量に応じて、前記加熱モジュールを制御するように設計された、請求項1または2に記載のサーモスタット装置(4)。
  8. 自動車を駆動するエンジン(2)を冷却するシステムであって、ラジエータ(6)と、前記ラジエータ(6)から前記エンジン(2)の冷却回路に注入されるクーラントの量を調節するように設計されたサーモスタット装置(4)とを備え、前記サーモスタット装置が請求項1から7のいずれか一項に準拠するシステム。
  9. 自動車冷却システム用サーモスタット装置(4)の熱感知部品の被制御加熱モジュールを制御する方法であって、前記サーモスタット装置が、バルブ(26)と、前記感知部品(24)の温度が温度しきい値を超えたときに前記バルブ(26)の開放を駆動するように設計された前記熱感知部品(24)とを備え、前記加熱モジュールが、最大で最大熱出力を伝えるのに適し、前記加熱モジュールにより伝えられる熱出力を前記最大熱出力よりも厳密に低く且つ前記バルブ(26)の完全開放を駆動するのに十分な熱出力に制限するステップにより特徴付けられる方法。
  10. 自動車冷却システム用サーモスタット装置(4)の熱感知部品の被制御加熱モジュールを制御する方法であって、前記サーモスタット装置が、バルブ(26)と、前記感知部品(24)の温度が温度しきい値を超えたときに前記バルブ(26)の開放を駆動するように設計された前記熱感知部品(24)とを備え、前記方法が、前記バルブ(26)の開放を駆動するのに不十分な非ゼロの熱出力を伝える態様で前記加熱モジュールを制御するステップを含む方法において、
    前記加熱モジュールが、電極(28)に接続された電気抵抗器を含み、調節モジュール(34)が、測定された温度(T)および温度セットポイント(T)に基づいて粗有効電圧(V)を決定し、修正モジュール(40)が、前記電極(28)に最小有効電圧が印加されるように前記粗有効電圧(V)を修正することを特徴とする方法。
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