JP2017228961A - 撮像装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017228961A
JP2017228961A JP2016124313A JP2016124313A JP2017228961A JP 2017228961 A JP2017228961 A JP 2017228961A JP 2016124313 A JP2016124313 A JP 2016124313A JP 2016124313 A JP2016124313 A JP 2016124313A JP 2017228961 A JP2017228961 A JP 2017228961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic range
range
change amount
imaging
optical filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016124313A
Other languages
English (en)
Inventor
池田 剛
Tsuyoshi Ikeda
剛 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016124313A priority Critical patent/JP2017228961A/ja
Publication of JP2017228961A publication Critical patent/JP2017228961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】ダイナミックレンジ(Dレンジ)の変更時に、露出制御による画質変化を抑制しつつ設定可能なDレンジの自由度を向上させること。【解決手段】撮像装置は露出制御にて、段階的に濃度が変更できるNDフィルタの挿抜が可能である。画像処理部24は、撮像後の画像データにガンマ補正を行うガンマ補正回路を備える。システム制御部50はガンマ補正前の画像データから得られる測光値に基づき、露出およびガンマ補正特性を変更する制御を行う。システム制御部50はDレンジの決定を支援するアシストモードを有し、目標のDレンジを算出し、現在のDレンジに対する特定の測光値との差分を算出する。システム制御部50はDレンジの変更量とNDフィルタの変更量との差分が所定の判定条件を満たす場合に、NDフィルタの挿入制御を行い(S704)、当該差分が所定の判定条件を満たさない場合には、露出パラメータを決定して露出を変更する(S705)。【選択図】 図7

Description

本発明は、撮影画像のダイナミックレンジの変更および露出制御の技術に関する。
適正露出時よりも画像のダイナミックレンジ(以下、Dレンジともいう)を拡大する方法として、適正露出より低い露出(露出アンダー)で撮影し、ガンマ補正(階調補正)によって輝度を調整する方法がある。この方法により、撮影画像における白飛びや黒つぶれを抑制可能である。ガンマ補正特性(ガンマカーブとも呼ばれる)は、設定されたDレンジに応じた入力レベルの範囲と、予め定められた出力レベルの範囲との対応付けを規定する特性である。ガンマ補正特性(ガンマカーブの形状)の変更によって、入力レベルの階調性をどのように出力レベルに反映させるかを制御できる。
Dレンジ拡大とともにガンマ補正特性を変更する方法が提案されている。特許文献1では、Dレンジ拡大とともにガンマ補正特性の高輝度部の傾きをなだらかにすることによって高輝度部の階調を有効に使用する方法が開示されている。Dレンジが狭い状態でも、階調特性の高輝度部の傾きを変化させることで高輝度部の階調を有効に利用できる。また特許文献2では、撮像素子の最大出力に対応させる入射光量(被写体の最大反射率)を可変にするとともに、最大反射率を変更した場合でも基準反射率に対応する出力値を維持するようにガンマ補正特性を変更する方法が開示されている。最大反射率を高める場合にはガンマ値を0に近づけ、最大反射率を低くする場合にはガンマ値を1に近づける。こうすることで、最大反射率が高い場合にコントラストを下げ、最大反射率が低い場合にコントラストを高めている。
特開2004−120511号公報 特開2006−81037号公報
露出アンダーでの撮影と、ガンマ補正特性の変更との組み合わせによってDレンジ拡大を行う場合、露出の不足分をガンマ補正で補うことになる。この場合、ガンマ補正は信号の増幅を伴うことから、S/N(信号対ノイズ)比の低下を招く原因となる。S/N比の観点からは、必要以上のDレンジ拡大を行わない方がよい。例えば、ある撮影条件で撮影した画像の明るい部分が真っ白になってしまう、いわゆる白飛びが生じている場合を想定する。ユーザは白飛びを解消できる最小限のDレンジ拡大を希望するであろうが、白飛びの発生している部分に関しては測光値も飽和しているので、白飛び部分の入射光のレベルを特定することはできない。よって、ユーザは白飛びを回避するために必要なDレンジの拡大量を知ることができないという問題がある。
この問題を解決するためにはDレンジを一旦拡大し、入射光の最大レベルを特定した後で必要最小限のDレンジ拡大を行うための撮影条件を設定する方法が考えられる。以下、この方法をDレンジ決定アシストと称し、Dレンジ決定アシストを実行するモードをDレンジ決定アシストモード、または単にアシストモードと称する。アシストモードでは、ユーザに与える違和感を低減するために、Dレンジの拡大に伴い、取得された画像の画質や見栄えが極力変化しないようにすることが望ましい。例えば、絞り開口径の変更では被写界深度、シャッタースピードの変更では動解像度、ISO感度の変更ではS/N比が、それぞれ変化する。このため、これらの露出パラメータを用いてDレンジを拡大した場合、同時に画像の画質や見栄えも変化してしまう。したがって、アシストモードにおいては、ユーザに与える違和感を低減するために、ND(Neutral Density)フィルタを用いてDレンジを一旦拡大することが望ましい。
NDフィルタを用いる場合、異なる濃度のフィルタを入れ替えるか、または、NDフィルタの組み合わせを変更する方式が一般的である。NDフィルタを使用してDレンジを変更する場合には、他の露出パラメータとは異なり、連続的な変更はできない。つまり、所定の段数での段階的なDレンジ変更となる。したがって、Dレンジの選択の自由度が少なくなってしまう。
本発明の目的は、ダイナミックレンジの変更時に、露出制御による画質変化を抑制しつつ設定可能なDレンジの自由度を向上させることである。
本発明の一実施形態の装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備え、前記撮像光学系にて光学フィルタの挿抜が可能な撮像装置であって、前記撮像手段により取得される画像データに対して階調補正を行う補正手段と、前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するモードにおいて、ダイナミックレンジの変更量を算出して露出および前記補正手段の特性を制御する制御手段と、を備える。前記制御手段は、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が判定条件を満たす場合、前記光学フィルタの挿入制御を行い、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が前記判定条件を満たさない場合には前記光学フィルタの挿入制御を行わずに前記ダイナミックレンジの変更量に対応する露出の変更を行う。
本発明によれば、Dレンジの変更時に、露出制御による画質変化を抑制しつつ設定可能なDレンジの自由度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における露出とガンマ補正特性の決定処理のフローチャートである。 第1の実施形態におけるDレンジアシスト前後のガンマ補正特性例を示す図である。 第1の実施形態における差分値の表示処理のフローチャートである。 被写体の画像に対する測光枠と差分値の表示例を示す図である。 第1の実施形態におけるDレンジアシスト後の露出制御のフローチャートである。 第2の実施形態における露出とガンマ補正特性の決定処理のフローチャートである。 第2の実施形態における目標Dレンジ決定処理のフローチャートである。
以下に本発明の各実施形態を詳細に説明する。各実施形態では、ダイナミックレンジの決定を支援するアシストモードを有し、光学フィルタを挿抜可能な撮像装置の例を説明する。光学フィルタの例としてNDフィルタを示す。本発明はデジタルカメラ等の撮像装置や、撮像部を有する各種の情報処理装置に適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は、撮像装置の例としてデジタルビデオカメラ100を示す外観図である。以下では、被写体側を前側と定義して各部の位置関係を説明する。表示部28はカメラ本体部の側面にて開閉可能に取り付けられ、画像や各種情報を画面に表示する。録画スイッチ61は撮影指示を行うための操作部材であり、カメラ本体部の後面部に配置される。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部材であり、カメラ本体部の側面部に配置される。操作部70はユーザから各種操作の指示を受け付ける各種ボタン、十字キー等の操作部材により構成され、カメラ本体部の側面部や表示部28の筐体に配置される。コネクタ112はカメラ本体部の側面部に配置され、接続ケーブルとデジタルビデオカメラ100とを接続する部材である。
電源スイッチ72はカメラ本体部の上面部に配置され、ユーザが電源オン操作と電源オフ操作との切り替えに使用する。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201はカメラ本体部の後面部に配置され、記録媒体200が格納される。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルビデオカメラ100との通信が可能となる。
図2は、デジタルビデオカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。撮像レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり、被写体からの光を結像させる。絞り101は光量調整用部材である。NDフィルタ104は減光用の光学フィルタである。撮像部22は光学像を電気信号に光電変換する撮像素子を備える。撮像素子は、CCD(電荷結合素子)型イメージセンサやCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型イメージセンサ等である。また、撮像部22は電子シャッタによる蓄積の制御や、アナログゲイン、読み出し速度の変更等の機能も備える。バリア102は、撮像レンズ103を含む撮像光学系の構成部材を覆うことにより、撮像レンズ103、絞り101、撮像部22等の汚れや破損を防止する。撮像部22は撮像信号をA(アナログ)/D(デジタル)変換器23に出力する。
A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、画像処理部24およびメモリ制御部15に出力する。画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、または、メモリ制御部15からのデータに対し、所定の画素補間、リサイズ処理や色変換処理、ガンマ補正、デジタルゲインの付加等の処理を行う。また画像処理部24は、撮像画像データを用いて所定の演算処理を行い、演算結果をシステム制御部50に送信する。システム制御部50は画像処理部24から送信された演算結果に基づいて露出制御、焦点検出および焦点調節制御、ホワイトバランス制御等を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等が行われる。なお、本実施形態では、絞り値やシャッタースピードの変更やNDフィルタの挿抜、アナログおよびデジタルゲイン量を調整することで、露出を変更(制御)可能である。
A/D変換器23の出力データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって撮像されてA/D変換器23がデジタルデータに変換した画像データや、表示部28に表示するための画像データを記憶する。メモリ32は、所定時間に亘る動画像および音声の記憶に十分な記憶容量を有する。また、メモリ32は画像表示用メモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32から読み出された画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に出力する。表示部28はLCD(液晶ディスプレイ)等の表示デバイスを備え、画像表示用のデータにしたがって画面上に画像を表示する。A/D変換器23によって一度A/D変換されてメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13がアナログ信号に変換し、表示部28に逐次転送して画像を表示することで、電子ビューファインダ機能によるスルー画像表示を行うことができる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去および記録可能なメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等が用いられる。不揮発性メモリ56は、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等を記憶している。ここでいう、プログラムとは、後述するフローチャートの処理を実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50はCPU(中央演算処理装置)を備え、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。システム制御部50は不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムを実行することで各種処理を行う。システムメモリ52にはRAM(ランダム・アクセス・メモリ)が用いられる。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を記憶する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御を行う。システムタイマ53は各種制御に用いる時間を計測する計時部である。
ユーザはモード切替スイッチ60、録画スイッチ61、操作部70を用いて、システム制御部50に各種の動作を指示する。モード切替スイッチ60は、システム制御部50のモードを切り替える操作部材である。例えばモードは、静止画記録モード、動画記録モード、再生モード、Dレンジ決定アシストモードである。ユーザはモード切替スイッチ60を操作することで、所望のモードに直接切り替えることができる。
録画スイッチ61は撮影待機状態と撮影状態を切り替える際にユーザが使用する操作部材である。システム制御部50は、録画スイッチ61の操作指示を受け付けた場合、撮像部22の信号読み出しから記録媒体200への動画データの書き込みまでの一連の動作を開始する。
操作部70は、例えば表示部28に表示される種々の機能アイコンをユーザが選択操作する際に使用し、場面ごとに適宜機能が割り当てられた機能ボタンを有する。例えば終了ボタン、戻りボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。ユーザがメニューボタンを操作すると、表示部28は各種の設定可能なメニュー項目を画面に表示する。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面を見ながら、上下左右の4方向ボタンやSETボタンを用いて各種設定を行うことができる。
電源スイッチ72は、ユーザがカメラの電源のON操作またはOFF操作に使用する。電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80は電池の装着の有無、電池の種類、電池残量を検出し、検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、記録媒体200を含む各部へ電力を供給する。電源部30は1次電池または2次電池、ACアダプタ等を備える。記録媒体I/F部18は記録媒体200とのインターフェース部である。記録媒体200は、撮像された画像のデータを記録するメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
次に本実施形態における動作について説明する。本実施形態では最大の測光値に対する、現在のダイナミックレンジとの差分値を表示する機能(以下、Dレンジアシストという)を利用して、ユーザはDレンジを決定することができる。Dレンジアシストにて決定されたDレンジに基づく露出制御について例を示す。Dレンジの変更量に基づいて露出およびガンマ補正特性を変更する第1の処理と、測光値に基づいて差分値を算出する第2の処理とが実行される。
図3に示すフローチャートを参照して第1の処理について説明する。まずシステム制御部50は、Dレンジアシストの状態を判断する(S301)。Dレンジアシストの有効、無効については、ユーザが操作部70を介して設定できるものとする。Dレンジアシストの設定が無効であると判断された場合、システム制御部50はDレンジアシスト前の露出とガンマ補正特性に戻して、処理を終了する。またDレンジアシストの設定が有効である場合、システム制御部50はDレンジの変更量を算出する(S302)。Dレンジの変更量をDchangeと表記し、現在のDレンジをDnowと表記する。撮像装置にて設定可能な最大のDレンジをDmaxと表記すると、Dレンジの変更量は下記(式1)から算出される。
Figure 2017228961
式中のlog()は、2を底とする対数関数を表わす。例えば最大のDレンジを800%とし、現在のDレンジを400%とする。この場合、Dレンジ変更量は1段である。また現在のDレンジを300%とすると、Dレンジ変更量は約1.52段となる。
次にシステム制御部50は、S302で算出したDレンジ変更量に応じて、露出とガンマ補正特性を変更する(S303)。例えば露出については、応答速度の速いシャッタースピードをDレンジ変更量に相当する分だけ変更する方法がある。このような露出変更と同時に、システム制御部50は画像処理部24の中のガンマ補正回路に設定するガンマ補正特性を変更する処理を行う。Dレンジアシスト前の入力をXと表記し、出力をYと表記する。Dレンジアシスト時には「X×Dnow/Dmax」の出力がYとなるようにガンマ補正特性が変更される。また、Dレンジアシスト前の入力の最大値をXmaxと表記し、出力の最大値をYmaxと表記する。Dレンジアシスト時には入力Xmax×Dnow/Dmaxの時にYmaxとし、それ以上の入力に対する出力はYmaxとする。図4を参照して、Dレンジアシスト前後のガンマ補正特性について具体例を説明する。
図4はDnowが400%であって、Dmaxが800%の例を示す。横軸はガンマ補正回路の入力ビットを表わし、縦軸は出力ビットを表わす。Dレンジアシスト前のガンマ補正特性401を実線で示し、Dレンジアシスト後のガンマ補正特性402を1点鎖線で示している。Dnow/Dmaxが1/2(=400%/800%)であるので、Dレンジアシスト前の入力Xに対する出力Yと、Dレンジアシスト後の入力X/2に対する出力Yとが同じになるガンマ補正特性を示している。またDレンジアシスト後には、Xmax/2のときの出力がYmaxとなり、Xmax/2より大きい範囲ではYmaxを維持する特性である。システム制御部50はDnowに応じて決定したガンマ補正特性に基づく設定値を、画像処理部24に送信し、画像処理部24の内部のガンマ補正回路に設定する。これにより、階調補正特性が変更される。
図3の処理ではDレンジアシスト時にだけ、Dレンジ変更量を算出する例を示した。Dレンジの変更量についてはDレンジアシスト時に限らず、常に計算できるので、Dレンジアシストの状態にかかわらずシステム制御部50が算出を行ってもよい。その際には、Dレンジアシスト時以外での処理負荷の増加に留意すべきである。
次に図5のフローチャートを参照して、第2の処理を説明する。まずシステム制御部50は、図3と同様にDレンジアシストの有効または無効を判断する(S301)。Dレンジアシストが有効と判断された場合、S501に処理を進め、無効と判断された場合には処理を終了する。
システム制御部50は測光値を取得する(S501)。画像処理部24はガンマ補正回路を通過する前の画像データから測光値を算出する。測光値は、画像データを複数の特定のサイズに区切り、区切られた枠の中の画像データに係るそれぞれの輝度信号の平均値を算出した値である。図6を参照して具体例を説明する。図6は撮像された画像に対する測光枠の表示例として、縦方向に8分割で横方向に8分割とし、8×8の枠に区切った場合を例示する。図6(A)は被写体の画像例601を示し、図6(B)は被写体の画像602と測光枠603を例示する。この例では、システム制御部50は各測光枠内の画像データに関する64個の輝度平均値を取得する。なお、測光値として輝度信号の平均値を用いる例を示したが、枠ごとの明るさがわかればよいので、積分値で表してもよいし、EV値等の明るさの指標となる値を用いてもよい。
次にシステム制御部50は最大測光値を判定する(S502)。システム制御部50は64個の測光値から最大測光値を抽出し、枠の位置情報とともにメモリに記憶しておく。そしてシステム制御部50は、現在のDレンジと最大のDレンジ、最大値、および最大測光値から差分値を算出する(S503)。現在のDレンジと最大測光値との差分値は下記(式2)から算出される。
Figure 2017228961
例えば、現在のDレンジを400%、最大のDレンジを800%、最大値(12ビットの場合)を4095、最大測光値を3500とすると、差分値は約0.77となる。つまりDレンジを0.77段変更して約680%のDレンジにすると、最大測光値の枠も含めた全ての枠についてDレンジの範囲内に測光値が収まることとなる。算出された差分値をユーザに提示することで、0.77段分のS/N比の低下の可能性や露出変更の必要性についても理解することができる。システム制御部50は表示部28の画面に差分値を表示させる処理を行う(S504)。
システム制御部50は枠の位置情報と差分値を画像処理部24に送信する。画像処理部24は枠の位置に応じた測光枠および測光枠の中に差分値を描いた画像を作成し、画像データに重ねた画像を生成する。画像データはメモリ制御部15とD/A変換器13を経て表示部28に表示される。図6(C)は差分値の表示例を示し、図6(B)に符号604で示す測光枠Aの測光値が最大であるときの例である。画面605内で測光枠Aに対応する位置606には、算出された差分値が表示される。ユーザは測光枠Aの被写体に対してDレンジの範囲内に収めるには、現状より0.77段のDレンジに変更(増加)する必要があることを把握できる。このとき、ユーザは操作部により、差分値の選択を行うことができる。例えば、表示部28に付設されたタッチパネル上で測光枠Aに対応する位置606をユーザが手指で指示すると、システム制御部50は、選択された差分値によりDレンジの変更指示を受け付け、ユーザがDレンジを決定したと判断する。あるいは、ユーザは撮像装置に設けられた操作ボタン等を操作することで、差分値に対応するDレンジの変更指示および決定指示を行える。システム制御部50は操作指示を受け付け、ユーザがDレンジを決定したと判断する。
図7のフローチャートを参照して、以上のDレンジ変更および差分値表示に基づいて、ユーザがDレンジを決定した後の露出の変更例を説明する。システム制御部50は、Dレンジ決定アシストモードでDレンジが変更されたか否かを判定する(S701)。判定の結果、Dレンジが変更されなかった場合、露出の変更は行われず、処理を終える。Dレンジが変更された場合には、Dレンジの変更量に応じた撮影用の露出制御が開始する。本実施形態ではDレンジを高くした場合を例にして説明する。システム制御部50は、現状のNDフィルタより1段階濃いNDフィルタの濃度を取得する(S702)。
次のS703でシステム制御部50はDレンジの変更量とNDフィルタ濃度との差分が、所定の判定条件を満たすか否かを判定する。所定の判定条件として、Dレンジの変更量とNDフィルタ濃度との差分が、NDフィルタ濃度の2分の1以上であるものとする。差分がNDフィルタ濃度の2分の1以上であると判定した場合、S704へ進む。システム制御部50はNDフィルタの挿入制御を行い、NDフィルタの濃度が1段階分変化するようにNDフィルタが挿入される。なお、NDフィルタの濃度の1段階分は、APEX単位の明るさ1段分(1Ev)に相当する。
NDフィルタの挿抜制御については、システム制御部50がNDフィルタの自動挿抜の制御を行う場合と、ユーザに対して手動操作でNDフィルタを挿抜することを促す制御を行う場合とがある。本実施形態では、NDフィルタの自動挿抜の例を説明する。この場合、撮像装置は複数のNDフィルタを切り換えるための機構部および駆動部を備える。システム制御部50は濃度の異なるNDフィルタの挿抜を制御する。例えば、複数のNDフィルタ部を有する光学部材の駆動により、撮像光学系の光軸上に所定のNDフィルタ部が配置される。なお、手動操作によるNDフィルタの挿抜時には、システム制御部50はNDフィルタの挿抜(1段階変化)に関して画面表示等によってユーザに報知する処理を行う。ユーザは報知内容にしたがってNDフィルタの挿抜を行い、不図示の検出部はNDフィルタの挿抜やNDフィルタの濃度を検出して、検出信号をシステム制御部50に出力する。手動操作の場合、NDフィルタの挿入制御ではNDフィルタの変更量、つまり変更後の濃度を判定することが必要である。
S704でNDフィルタが挿入された場合、Dレンジの変更量とNDフィルタ濃度との差分は最終的に、NDフィルタ以外の露出制御で補う必要がある。そうしないと、差分の影響が画質変化となって現れるからである。Dレンジの変更量とNDフィルタ濃度との差分がNDフィルタ濃度の半分以上である場合には、NDフィルタを利用した方が、NDフィルタ以外で露出変更を実施する場合と比べて、画質の変化を少なくすることができる。また、Dレンジの変更量とNDフィルタ濃度との差分がNDフィルタ濃度の半分未満である場合にNDフィルタを利用すると、NDフィルタを使用しなかったときと比べて画質変化が大きくなってしまう。このため、NDフィルタは挿入されず(S703でNoの場合)、S705に移行する。システム制御部50は、アシストモードにてDレンジの変更量に相当する分だけ変更されているシャッタースピードを、変更前のシャッタースピードに戻し、代わりに絞り101の開口径をDレンジの変更量に対応する量だけ変化させる(S705)。そして処理を終了する。
S704からS706へ処理を進め、システム制御部50はDレンジの変更量がS704で挿入した1段階分のNDフィルタ濃度よりも大きいか否かを判定する。Dレンジの変更量が1段階分のNDフィルタ濃度よりも大きいと判定された場合、S707に処理を進め、Dレンジの変更量が1段階分のNDフィルタ濃度以下であると判定された場合にはS708に移行する。
S707でシステム制御部50は、Dレンジの変更量から、S704で挿入した1段階分のNDフィルタ濃度を減算することで差分を算出してメモリに記憶する。そして、S702に戻り、更にNDフィルタの挿入が必要であるか否かを判定する。また、S708でシステム制御部50は、Dレンジの変更量とS704で挿入した1段階分のNDフィルタ濃度との差分に対応する量だけ、絞り101の開口径を変化させる。なお、S705およびS708では絞り値を変更して絞り101の開口径を変化させる例を示した。これに限らず、予め露出変更の順位情報がメモリに記憶されている場合には、システム制御部50は記憶されている優先順位に従って、優先順位の高い露出制御から実施する。具体例については第2の実施形態で説明する。
以上の処理を繰り返すことにより、最終的にS705またはS708に到達した後、Dレンジ決定アシスト後の露出制御が完了する。
本実施形態では、Dレンジの決定を支援するモードにて決定可能なDレンジの選択の自由度の最大化と、当該モードでDレンジが決定された後の撮影用露出調整における画質変化の最小化とを両立させることができる。本実施形態によれば、Dレンジ決定アシストモードにおいて、露出制御による画質変化を抑制しつつ、設定可能なダイナミックレンジの自由度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態ではDレンジアシストが有効である場合、Dレンジを最大にした状態において階調補正特性を変更することで入射光に対する出力をほぼ一定とし、高輝度部の階調を維持する例を示した。しかしながら、Dレンジを拡大することは、拡大の量に応じてゲインを高くすることとほぼ同等であるため、S/N比が低下する。すなわちDレンジアシスト前後でノイズ感に違いが生じる可能性がある。そこで本実施形態では、Dレンジアシスト時のDレンジを拡大する量を極力少なくし、必要最小限度に設定する例を説明する。本実施形態において、第1の実施形態の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることで、それらの説明を省略し、主に相違点を説明する。
図8は、本実施形態における露出とガンマ補正特性の決定処理を表わすフローチャートである。まず、システム制御部50はDレンジアシストが有効かどうかを判断する(S301)。Dレンジアシストが無効であると判断された場合、システム制御部50はDレンジアシスト前に設定されていた露出とガンマ補正特性に戻して(S806)、処理を終了する。S301でDレンジアシストが有効であると判断された場合、システム制御部50は測光値に基づいてDレンジの目標値を算出する(S801)。Dレンジの目標値(Dtargetと記す)の算出に関しては後述する。次にシステム制御部50は、現在のDレンジ(Dnow)とDレンジの目標値(Dtarget)から、Dレンジの変更量(Dchange)を下記(式3)から算出する(S802)。
Figure 2017228961
露出制御においては、Dレンジの変更量に基づいて撮像部22の電子シャッタ(または機械式シャッタ)、絞り101、NDフィルタ104を使用して露出が変更される。システム制御部50は優先順位に従って変更を実施する(S803、S804、S805)。例えば優先順位を、電子シャッタ、絞り101、NDフィルタ104の順とする。S803でシステム制御部50は、Dレンジの変更量に対して露出の変更を電子シャッタ制御で対応可能であるかどうかを判断する。電子シャッタ制御によって対応可能であると判断された場合、S807へ進み、対応可能でないと判断された場合にはS804へ移行する。S804でシステム制御部50は、Dレンジの変更量に対して露出の変更を絞りの制御で対応可能であるかどうかを判断する。絞り101の制御によって対応可能であると判断された場合、S807へ進み、対応可能でないと判断された場合にはS805へ移行する。S805でシステム制御部50は、Dレンジの変更量に対して露出の変更を、NDフィルタ104の挿抜で対応可能であるかどうかを判断する。NDフィルタの挿抜によって対応可能であると判断された場合、S807へ進み、対応可能でないと判断された場合には、処理を終了する。
S807にてシステム制御部50は、S802で算出したDレンジの変更量に応じて、露出とガンマ補正特性を変更する。Dレンジの変更量に応じた露出の変更については、優先順位にしたがい、電子シャッタ(または機械式シャッタ)、絞り、NDフィルタによって行われる。また、ガンマ補正特性については、Dレンジアシスト時には入力X×Dnow/Dtargetに対する出力がYとなるように変更される。Dレンジアシスト前の入力の最大値Xmax、出力の最大値Ymaxに対して、Dレンジアシスト時には、入力Xmax×Dnow/Dtarget以上の入力に対する出力がYmaxとなる階調補正特性に変更される。
次に図9のフローチャートを参照して、Dレンジの目標値の算出処理(図8のS801)を説明する。判定処理に用いる第1のDレンジとして最大Dレンジを例示し、第2のDレンジとして最小Dレンジを例示する。第1および第2のDレンジは、予め定められた範囲内で設定可能なDレンジである。まず、システム制御部50は測光値を取得する(S901)。第1の実施形態と同様に8行8列の64枠における測光値を取得するものとする。システム制御部50は64枠分の測光値の中で最大測光値を検出する(S902)。システム制御部50は最大測光値が飽和しているかどうかを判定する(S903)。例えば、測光値が12ビットである場合、最大測光値が4095になっているか否かの判定処理が行われる。飽和判定においては所定の範囲をもって行われてもよい。例えば、最大測光値が4000以上である場合に飽和していると判断してもよい。最大測光値が飽和していると判定された場合、S904に進み、最大測光値が飽和していないと判定された場合にはS907に移行する。
S904でシステム制御部50は、現在のDレンジが最大Dレンジであるかどうかを判定する。現在のDレンジが最大Dレンジである場合には、測光値が飽和していてもDレンジをそれ以上拡大できないので、システム制御部50は目標のDレンジを最大Dレンジとする(S905)。またS904にて、目標のDレンジが最大Dレンジでない場合には、Dレンジを拡大することができるので、S906に進み、システム制御部50はDレンジを固定値αだけ増加させる。例えば現在のDレンジを700%とし、固定値αが現在のDレンジ×1/20であったすると、目標のDレンジは現在のDレンジの1.05倍、つまり735%に設定される。
S907でシステム制御部50は、現在のDレンジと最小Dレンジとを比較する。現在のDレンジが最小Dレンジであるかどうかを判定する。現在のDレンジが最小Dレンジである場合には、測光値が低くてもDレンジを縮小できないので、システム制御部50は目標のDレンジを最小Dレンジとする(S908)。またS907にて目標のDレンジが最小Dレンジでない場合、システム制御部50は最大測光値が所定の範囲内に収まっているかどうかを判定する(S909)。最大測光値が飽和に近い状態であれば、Dレンジを変更する必要がない。つまり、予め定められた範囲内に測光値が入っている場合には、システム制御部50は目標のDレンジを現在のDレンジとする(S910)。例えば測光値が12ビットであるとし、最大測光値が4095×9/10以上であれば、目標Dレンジは変更されずに維持されるとする。例えば、目標Dレンジが700%である場合に、所定の範囲は最大測光値が630%〜700%に相当する範囲である。一方、S909にて最大測光値が所定の範囲内でない場合、Dレンジに対して最大測光値が低いので、システム制御部50はDレンジを固定値αだけ減算して縮小する(S911)。例えば固定値αを現在のDレンジ×1/20とする場合、現在のDレンジが700%であれば、その0.95倍、つまり665%に変更される。
本実施形態では固定値αを用いてDレンジの変更を行う例を説明したが、α値をDレンジに応じて変更してもよい。また、S906やS911では目標のDレンジの増減ができればよく、S906とS911の各ステップで異なるα値を使用してもよい。さらに、S911では最大測光値から目標Dレンジを算出してもよい。その際にシステム制御部50は、例えば最大測光値が4095×19/20になるDレンジとして、目標Dレンジを設定する。つまり、目標Dレンジ(Dtarget)は、現在のDレンジ(Dnow)と最大測光値(Emax)から、下記(式4)により算出することができる。
Figure 2017228961
S905、S906、S908、S910、S911の処理後に一連の処理を終了する。
次に本実施形態における差分値の表示に関して説明する。基本的な処理の流れは図5と同じであるが、S503の処理内容が相違する。本実施形態では、現在および目標のDレンジと最大値、最大測光値から、差分値が下記(式5)により算出される。
Figure 2017228961
(式5)により算出された差分値は、表示部28の画面上に表示される(図6(C)参照)。
本実施形態では、Dレンジアシスト時に、画像の最大測光値に近いDレンジに変更されるので、Dレンジアシスト前後でのS/N比の変化を極力低減することができる。本実施形態によれば、Dレンジを一旦拡大し、入射光の最大レベルを特定した後で必要最小限のDレンジ拡大を行う場合に、露出制御による画質変化を抑制しつつ、設定可能なDレンジの自由度を向上させることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
22‥‥撮像部
24‥‥画像処理部
28‥‥表示部
50‥‥システム制御部
60‥‥モード切替スイッチ
100‥‥デジタルビデオカメラ
104‥‥NDフィルタ

Claims (12)

  1. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備え、前記撮像光学系にて光学フィルタの挿抜が可能な撮像装置であって、
    前記撮像手段により取得される画像データに対して階調補正を行う補正手段と、
    前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するモードにおいて、ダイナミックレンジの変更量を算出して露出および前記補正手段の特性を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が判定条件を満たす場合、前記光学フィルタの挿入制御を行い、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が前記判定条件を満たさない場合には前記光学フィルタの挿入制御を行わずに前記ダイナミックレンジの変更量に対応する露出の変更を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定条件は、前記ダイナミックレンジの変更量と、前記光学フィルタの変更量に対応する濃度との差が、当該光学フィルタの濃度の2分の1以上であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記光学フィルタが挿入された場合、前記ダイナミックレンジの変更量が前記光学フィルタの濃度よりも大きいときに前記ダイナミックレンジの変更量から前記光学フィルタの濃度を減算し、前記ダイナミックレンジの変更量が前記光学フィルタの濃度より小さいときには前記ダイナミックレンジの変更量に対応する露出の変更を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. シャッタ、絞り、前記光学フィルタによる露出の変更の順位情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は前記記憶手段から取得した前記順位情報にしたがって露出制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記目標のダイナミックレンジは、設定を行うことができる最大のダイナミックレンジであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、階調補正が行われる前の前記画像データから取得した最大測光値が飽和している状態で、
    現在のダイナミックレンジが予め定められた第1のダイナミックレンジである場合には、前記目標のダイナミックレンジとして前記第1のダイナミックレンジを設定し、
    現在のダイナミックレンジが前記第1のダイナミックレンジでない場合には、前記目標のダイナミックレンジとして、現在のダイナミックレンジよりも拡大したダイナミックレンジを設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記最大測光値が飽和していない状態で、
    現在のダイナミックレンジが、前記第1のダイナミックレンジよりも小さい第2のダイナミックレンジである場合、前記目標のダイナミックレンジとして前記第2のダイナミックレンジを設定し、
    現在のダイナミックレンジが前記第2のダイナミックレンジでなく、かつ前記最大測光値が予め定められた範囲内である場合、前記目標のダイナミックレンジとして現在のダイナミックレンジを設定し、
    現在のダイナミックレンジが前記第2のダイナミックレンジでなく、かつ前記最大測光値が予め定められた範囲内でない場合、前記目標のダイナミックレンジとして現在のダイナミックレンジよりも縮小したダイナミックレンジを設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は前記モードにて、現在のダイナミックレンジ、前記目標のダイナミックレンジ、前記最大測光値を用いて、前記最大測光値に対するダイナミックレンジの差分値を算出し、前記差分値を表示手段に表示させる処理を行うことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記表示手段の画面に測光枠を表示させ、前記差分値を算出した場合、前記最大測光値が取得された前記測光枠に対応する位置に前記差分値を表示させる処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記差分値の選択に用いる操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段で選択された前記差分値によりダイナミックレンジの変更指示を受け付けることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の撮像装置。
  11. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備え、前記撮像光学系にて光学フィルタを挿抜可能な撮像装置にて実行される制御方法であって、
    前記撮像手段により取得される画像データに対して補正手段が階調補正を行う工程と、
    制御手段が、前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するモードにおいて、ダイナミックレンジの変更量を算出して露出および前記補正手段の特性を制御する工程と、を有し、
    前記制御手段は、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が判定条件を満たす場合、前記光学フィルタの挿入制御を行い、前記ダイナミックレンジの変更量と前記光学フィルタの変更量との差分が前記判定条件を満たさない場合には前記光学フィルタの挿入制御を行わずに前記ダイナミックレンジの変更量に対応する露出の変更を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置が備える前記制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。

JP2016124313A 2016-06-23 2016-06-23 撮像装置およびその制御方法、プログラム Pending JP2017228961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124313A JP2017228961A (ja) 2016-06-23 2016-06-23 撮像装置およびその制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124313A JP2017228961A (ja) 2016-06-23 2016-06-23 撮像装置およびその制御方法、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017228961A true JP2017228961A (ja) 2017-12-28

Family

ID=60892207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016124313A Pending JP2017228961A (ja) 2016-06-23 2016-06-23 撮像装置およびその制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017228961A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8670061B2 (en) Photography device and display control method
JP6576115B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6460721B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5546691B2 (ja) 撮影装置、撮影方法およびプログラム
JP6873679B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2007311962A (ja) 電子カメラおよび画像表示プログラム
JP5371474B2 (ja) 撮像装置、制御方法、及びプログラム
CN109964479B (zh) 摄像设备及其控制方法
JP5003348B2 (ja) 電子カメラ
JP6566731B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4818130B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP7467086B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法並びにプログラム
JP7150452B2 (ja) 撮像装置とその制御方法およびプログラム、記録媒体
JP2017228961A (ja) 撮像装置およびその制御方法、プログラム
JP6225463B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および記録媒体
JP6688086B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法ならびにプログラム
JP2008160290A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2014202879A (ja) 撮影装置
JP2018061153A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
JP7071217B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2019075653A (ja) 撮像装置
JP2018042066A (ja) 撮像装置およびその制御方法、プログラム
JP5441656B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
EP4270974A1 (en) Imaging device, method for controlling imaging device, program and computer-readable storage medium
JP2018198403A (ja) 撮像装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201013