JP2017228107A - 中継装置、中継方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

中継装置、中継方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送する。【解決手段】車載制御装置の更新プログラムを車載制御装置に中継する中継装置は、更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部と、他車両と車車間通信を行う第2通信部と、第1又は第2通信部から受信した更新プログラムを車載制御装置に送信する車内通信部と、車車間通信による更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在する場合に、更新プログラムを他車両から受信するように第2通信部を制御する処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、中継装置、中継方法及びコンピュータプログラムに関する。具体的には、本発明は、車載機器を制御する車載制御装置の更新プログラムを中継する技術に関する。
近年、自動車の技術分野においては、車両の高機能化が進行しており、多種多様な車載機器が車両に搭載されている。従って、車両には、各車載機器を制御するための車載制御装置である、所謂ECU(Electronic Control Unit)が多数搭載されている。
ECUには、例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してエンジンやブレーキ、EPS(Electric Power Steering)等の制御を行う走行系に関わるもの、乗員によるスイッチ操作に応じてヘッドライトの点灯/消灯やワイパーON/OFF、ドアロック/アンロック等、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を行うものがある。
一般的にECUは、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成されており、ROM(Read Only Memory)に記憶した制御プログラムを読み出して実行することにより、車載機器の制御が実現される。
ECUの制御プログラムは、車両の仕向け地やグレードなどに応じて異なることがあり、制御プログラムのバージョンアップに対応して、旧バージョンの制御プログラムを新バージョンの制御プログラムに書き換える必要がある。
例えば、特許文献1及び2には、車載通信機などのゲートウェイが管理サーバから更新プログラムを受信し、受信した更新プログラム用いてECUが制御プログラムを旧バージョンから新バージョンに書き換えることにより、車両の各ECUに対するプログラム更新を無線通信によって遠隔で実行する技術が開示されている。
特開2007−65856号公報 特開2010−198155号公報
ECUに必要な更新プログラムを遠隔で多数の車両に提供するには、更新プログラムを保持する情報源(サーバ)が、例えば移動体通信網を介して各車両の車載通信機と通信する必要がある。
しかし、多数の車両からのダウンロード要求が一斉に発生すると、サーバの処理負荷が過大となる可能性がある。この問題は、サーバが管理する車両台数が多くなるほど顕著になる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送できるようにすることを目的とする。
(1) 本発明の一態様に係る中継装置は、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部と、他車両と車車間通信を行う第2通信部と、前記第1又は第2通信部から受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記第2通信部を制御する処理部と、を備える。
(10) 本発明の一態様に係る中継方法は、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する方法であって、前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1ステップと、他車両と車車間通信を行う第2ステップと、前記第1及び第2ステップのいずれかにより受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する第3ステップと、を含み、前記第3ステップにおいて、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信する。
(11) 本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部の制御、他車両と車車間通信を行う第2通信部の制御、及び、前記第1又は第2通信部が受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部の制御を行う処理部として機能させ、前記処理部は、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記第2通信部を制御する。
(12) 本発明の別態様に係る中継装置は、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、前記更新プログラムのサーバとの移動体通信網を介した通信である第1通信と、他車両との車車間通信である第2通信とを行う無線通信部と、前記無線通信部が受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記無線通信部を制御する処理部と、を備える。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える中継装置として実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することができる。
また、本発明は、中継装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、中継装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送することができる。
本発明の実施形態に係るプログラム更新システムの全体構成図である。 ゲートウェイの内部構成を示すブロック図である。 ECUの内部構成を示すブロック図である。 管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 更新プログラムのダウンロード処理の一例を示すフローチャートである。 更新プログラムの転送元の適否判定の一例を示す説明図である。 転送元の選択条件の一例を示す説明図である。 更新プログラムに関する通信手順の一例を示すシーケンス図である。 更新プログラムに関する通信手順の別例を示すシーケンス図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の中継装置は、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部と、他車両と車車間通信を行う第2通信部と、前記第1又は第2通信部から受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記第2通信部を制御する処理部と、を備える。
本実施形態の中継装置によれば、処理部が、車車間通信による更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在する場合に、更新プログラムを他車両から受信するように第2通信部を制御するので、自車両は、移動体通信網を介したサーバとの通信ではなく、他車両との車車間通信により更新プログラムを受信できるようになる。
このため、サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送することができる。
(2) 本実施形態の中継装置において、前記処理部は、前記転送元として選択可能な前記他車両が存在しない場合に、前記更新プログラムを前記サーバから受信するように前記第1通信部を制御することが好ましい。
このようにすれば、自車両は、車車間通信による更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在しない場合でも、移動体通信網を介したサーバとの通信により、更新プログラムを受信できるようになる。
(3) 本実施形態の中継装置において、前記処理部は、前記他車両の走行状態に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定することが好ましい。
その理由は、他車両の走行状態によっては、当該他車両からの更新プログラムの転送を最後まで完了できない場合があるからである。
(4) 具体的には、前記処理部は、信号待ち中の前記他車両、駐車中の前記他車両、及び自車両と隊列走行中の前記他車両のうちの少なくとも1つを、前記転送元として選択可能であると判定することが好ましい。
その理由は、これらの走行状態の他車両は、更新プログラムの転送が完了するまで自車両との車車間通信を継続できる可能性が高いからである。
(5) また、前記処理部は、自車両と進行方向が異なる前記他車両を、前記転送元として選択不能であると判定することが好ましい。
その理由は、上記の走行状態の他車両は、更新プログラムの転送が完了するまで自車両との車車間通信を継続できない可能性が高いからである。
(6) 本実施形態の中継装置において、前記処理部は、車車間通信による前記更新プログラムの伝送時間の多寡に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定することが好ましい。
その理由は、更新プログラムの伝送時間の多寡を考慮すれば、他車両を転送元として選択すべきか否かをより正確に判定できるからである。
(7) 本実施形態の中継装置において、前記処理部は、前記他車両との車車間通信の推定接続時間の多寡に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定することが好ましい。
その理由は、他車両との車車間通信の推定接続時間を考慮すれば、他車両を転送元として選択すべきか否かをより正確に判定できるからである。
(8) 具体的には、前記処理部は、前記他車両との車車間通信の推定接続時間が車車間通信による前記更新プログラムの伝送時間よりも大きい前記他車両を、前記転送元として選択可能であると判定すればよい。
その理由は、上記の推定接続時間が上記の伝送時間よりも大きい場合は、更新プログラムの転送が完了するまで自車両との車車間通信を継続できると推定されるからである。
(9) 本実施形態の中継装置において、前記第1又は第2通信部が受信した前記更新プログラムを記憶する記憶部を更に備え、前記処理部は、前記車載制御装置による前記更新プログラムを用いた制御プログラムの更新終了後に、前記記憶部に前記更新プログラムを所定期間だけ保持させることが好ましい。
このようにすれば、他車両から更新プログラムの送信を要求された場合に、逆に自車両が更新プログラムの転送元の役割を果たせるようになる。
(10) 本実施形態の中継方法は、上述の(1)〜(9)の中継装置が実行する中継方法に関する。
従って、本実施形態の中継方法は、上述の(1)〜(9)の中継装置と同様の作用効果を奏する。
(11) 本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(9)の中継装置の処理部として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
従って、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(9)の中継装置と同様の作用効果を奏する。
(12) 本実施形態の別の中継装置は、車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、前記更新プログラムのサーバとの移動体通信網を介した通信である第1通信と、他車両との車車間通信である第2通信とを行う無線通信部と、前記無線通信部が受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記無線通信部を制御する処理部と、を備える。
本実施形態の別の中継装置によれば、処理部が、車車間通信による更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在する場合に、更新プログラムを他車両から受信するように無線通信部を制御するので、自車両は、サーバとの第1通信ではなく、他車両との第2通信により更新プログラムを受信できるようになる。
このため、サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送することができる。
(13) 本実施形態の別の中継装置において、前記処理部は、前記転送元として選択可能な前記他車両が存在しない場合に、前記更新プログラムを前記サーバから受信するように前記無線通信部を制御することが好ましい。
このようにすれば、自車両は、車車間通信による更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在しない場合でも、サーバとの第1通信により、更新プログラムを受信できるようになる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るプログラム更新システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプログラム更新システムは、広域通信網2を介して通信可能な車両1、管理サーバ5及びDL(ダウンロード)サーバ6を含む。
管理サーバ5及びDLサーバ6は、例えば、車両1のカーメーカーにより運営されており、予め会員登録されたユーザが所有する多数の車両1と通信可能である。
広域通信網2には、移動体通信網(携帯電話網)が含まれる。移動体通信網は、例えば、第3世代(3G)の拡張版(3.9G)であるLTE(Long Term Evolution)又はWiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)、第4世代(4G)であるLTE−Advanced又はWiMAX2、或いは、第3世代(3G)などの通信規格に則った携帯電話網よりなる。
車両1には、ゲートウェイ10と、第1及び第2通信部15,16と、複数のECU30と、各ECU30によりそれぞれ制御される各種の車載機器(図示せず)とが搭載されている。
車両1には、共通の車内通信線にバス接続された複数のECU30による通信グループが存在し、ゲートウェイ10は、通信グループ間の通信を中継している。このため、ゲートウェイ10には、複数の車内通信線が接続されている。
第1通信部15は、広域通信網2の基地局(図示せず)と無線通信する無線通信機よりなる。第1通信部15は、車内通信線によりゲートウェイ10に接続されている。ゲートウェイ10は、広域通信網2を通じて管理サーバ5及びDLサーバ6などの車外装置から第1通信部15が受信した情報を、ECU30に送信する。
ゲートウェイ10は、ECU30から取得した情報を第1通信部15に送信し、第1通信部15は、その情報を管理サーバ5などの車外装置に送信する。
車両1に搭載される第1通信部15としては、例えば、ユーザが所有する携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)等の装置が考えられる。
図1では、ゲートウェイ10が第1通信部15を介して車外装置と通信を行う場合が例示されているが、ゲートウェイ10が携帯通信機能を有する場合には、ゲートウェイ10自身が管理サーバ5などの車外装置と無線通信を行う構成としてもよい。
第2通信部16は、車車間通信を行う無線通信機よりなり、例えば、「Wireless Access in Vehicle Environment」(WAVE)、「700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD-T109)」などの通信規格に準拠する。
従って、第2通信部16は、他の車両1が送信したプローブカーデータを含む通信パケットを受信可能であり、自車両のプローブカーデータを含む通信パケットをブロードキャストで他の車両2に送信可能である。
第2通信部16は、車内通信線によりゲートウェイ10に接続されている。ゲートウェイ10は、第2通信部16が車車間通信により他の車両1から受信したプローブカーデータなどの情報を、ECU30に送信することができる。
ゲートウェイ10は、ECU30から収集したプローブカーデータなどの情報を第2通信部16に送信する。第2通信部16は、その情報を他の車両1に送信する。車車間通信により送受信されるデータには、後述の「更新プログラム」も含まれる。
車車間通信により送受信されるプローブカーデータには、例えば、車両ID、データ生成時刻、車両位置、車両速度及び車両方位などの各種の車両情報が含まれる。
このため、車両1のECU30には、受信したプローブカーデータに含まれる他車両の車両位置と、GPS(Global Positioning System)受信機により得られる自車両の車両位置とに基づいて、出会い頭衝突などの危険性を事前に搭乗者に通知する、安全運転制御を行うECUが含まれる。
ゲートウェイ10は、ECU30から収集したプローブカーデータなどの情報を第1通信部15にも送信し、第1通信部15は、その情報を管理サーバ5に送信する。
管理サーバ5は、会員登録された多数の車両1から収集したプローブカーデータに基づいて、リンク旅行時間や渋滞情報などの交通情報を生成し、生成した交通情報を登録会員の各車両1に情報提供することができる。
図1では、ゲートウェイ10が第2通信部16を介して車車間通信を行う場合が例示されているが、ゲートウェイ10が車車間通信機能を有する場合には、ゲートウェイ10自身が他の車両1と車車間通信を行う構成としてもよい。
また、図1のプログラム更新システムでは、管理サーバ5とDLサーバ6が別個のサーバで構成されているが、これらのサーバ5,6を1つのサーバ装置で構成してもよい。
〔ゲートウェイの内部構成〕
図2は、ゲートウェイ10の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ゲートウェイ10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、記憶部13、及び車内通信部14などを備える。ゲートウェイ10は、無線通信部15,16と車内通信線を介して接続されているが、これらは一つの装置で構成してもよい。
CPU11は、記憶部13に記憶された一又は複数のコンピュータプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、ゲートウェイ10及び第1及び第2通信部15,16を、更新プログラムを含む各種情報の中継装置として機能させる。
CPU11は、例えば時分割で複数のプログラムを切り替えて実行することにより、複数のプログラムを並列的に実行可能である。RAM12は、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成され、CPU11が実行するプログラム及び実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
CPU11が実行するコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
この点は、後述のECU30のCPU31(図3参照)が実行するコンピュータプログラム、及び、後述の管理サーバ5のCPU51(図4参照)が実行するコンピュータプログラムについても同様である。
記憶部13は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリ素子などにより構成されている。
記憶部13は、CPU11が実行するプログラム及び実行に必要なデータ等を記憶する記憶領域を有する。記憶部13は、DLサーバ6又は他の車両1などから受信した各ECU30の更新プログラムなども記憶する。
車内通信部14には、車両1に配設された車内通信線を介して複数のECU30が接続されている。車内通信部14は、例えばCAN(Controller Area Network)、CANFD(CAN with Flexible Data Rate)、LIN(Local Interconnect Network)、Ethernet(登録商標)、又はMOST(Media Oriented Systems Transport:MOSTは登録商標)等の規格に応じて、ECU30との通信を行う。
車内通信部14は、CPU11から与えられた情報を対象のECU30へ送信するとともに、ECU30から受信した情報をCPU11に与える。車内通信部14は、上記の通信規格だけでなく、車載ネットワークに用いる他の通信規格によって通信してもよい。
第1通信部15は、アンテナと、アンテナからの無線信号の送受信を実行する通信回路とを含む無線通信機よりなる。第1通信部15は、携帯電話網等を含む広域通信網2に接続されることにより車外装置との無線通信が可能である。
第1通信部15は、図示しない基地局を含む広域通信網2を介して、CPU11から与えられた情報を管理サーバ5等の車外装置に送信するとともに、車外装置から受信した情報をCPU11に与える。
第2通信部16は、アンテナと、アンテナからの無線信号の送受信を実行する通信回路とを含む無線通信機よりなる。第2通信部16は、他の車両1との無線通信(車車間通信)や、路側通信機との無線通信(路車間通信)などが可能である。
第2通信部16は、CPU11から与えられた情報を他の車両1や路側通信機などの車外装置に送信するとともに、車外装置から受信した情報をCPU11に与える。
図2に示す第1通信部15に代えて、車両1内の中継装置として機能する有線通信部を採用してもよい。この有線通信部は、USB(Universal Serial Bus)又はRS232C等の規格に応じた通信ケーブルが接続されるコネクタを有し、通信ケーブルを介して接続された別の通信装置と有線通信を行う。
別の通信装置と管理サーバ5等の車外装置とが広域通信網2を通じた無線通信が可能である場合には、車外装置→別の通信装置→有線通信部→ゲートウェイ10の通信経路により、車外装置とゲートウェイ10が通信可能になる。
〔ECUの内部構成〕
図3は、ECU30の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ECU30は、CPU31、RAM32、記憶部33、通信部34などを備える。ECU30は、車両1に搭載された対象機器を個別に制御する車載制御装置である。ECU30の種類には、例えば、エンジン制御ECU、ステアリング制御ECU、ドアロック制御ECU及び安全運転制御ECUなどがある。
CPU31は、記憶部33に予め記憶された一又は複数のコンピュータプログラムをRAM32に読み出して実行することにより、自身が担当する対象機器の動作を制御する。
RAM32は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU31が実行するプログラム及び実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部33は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、或いは、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
記憶部33が記憶する情報には、例えば、車内の制御対象である対象機器を制御するための情報処理をCPU31に実行させるためのコンピュータプログラム(以下、「制御プログラム」という。)が含まれる。
通信部34には、車両1に配設された車内通信線を介してゲートウェイ10が接続されている。通信部34は、例えばCAN、Ethernet、又はMOST等の規格に応じて、ゲートウェイ10との通信を行う。
通信部34は、CPU31から与えられた情報をゲートウェイ10へ送信するとともに、ゲートウェイ10から受信した情報をCPU31に与える。通信部34は、上記の通信規格だけなく、車載ネットワークに用いる他の通信規格によって通信してもよい。
ECU30のCPU31には、当該CPU31による制御モードを、「通常モード」又は「リプログラミングモード」(以下、「リプロモード」ともいう。)のいずれかに切り替える起動部35が含まれる。
ここで、通常モードとは、ECU30のCPU31が、対象機器に対する本来的な制御(例えば、燃料エンジンに対するエンジン制御や、ドアロックモータに対するドアロック制御など)を実行する制御モードのことである。
リプログラミングモードとは、対象機器の制御に用いる制御プログラムを更新する制御モードである。
すなわち、リプログラミングモードは、CPU31が、記憶部33のROM領域に対して、制御プログラムの消去や書き換えを行う制御モードのことである。CPU31は、この制御モードのときにのみ、記憶部33のROM領域に格納された制御プログラムを新バージョンに更新することが可能となる。
リプロモードにおいてCPU31が新バージョンの制御プログラムを記憶部33に書き込むと、起動部35は、ECU30をいったん再起動(リセット)させ、新バージョンの制御プログラムが書き込まれた記憶領域についてベリファイ処理を実行する。
起動部35は、上記のベリファイ処理の完了後に、CPU31を更新後の制御プログラムによって動作させる。
〔管理サーバの内部構成〕
図4は、管理サーバ5の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、記憶部54、及び通信部55などを備える。
CPU51は、ROM52に予め記憶された一又は複数のコンピュータプログラムをRAM53に読み出して実行することにより、各ハードウェアの動作を制御し、管理サーバ5をゲートウェイ10と通信可能な車外装置として機能させる。
RAM53は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成され、CPU51が実行するプログラム及び実行に必要なデータ等が一時的に記憶される。
記憶部54は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM等の不揮発性のメモリ素子、又は、ハードディスクなどの磁気記憶装置等により構成されている。
通信部55は、所定の通信規格に則って通信処理を実行する通信装置よりなり、携帯電話網等の広域通信網2に接続されて当該通信処理を実行する。通信部55は、CPU51から与えられた情報を、広域通信網2を介して外部装置に送信するとともに、広域通信網2を介して受信した情報をCPU51に与える。
記憶部54が記憶する情報には、登録会員であるユーザの個人情報や、車両1に搭載されたECU30が実行する制御プログラムのバージョン情報などを管理するための管理テーブル(図示せず)などが含まれる。
管理テーブルは、例えば、登録会員が所有する車両1の車両識別番号(VIN)と、車両識別番号ごとのECU30の種別と、各ECU30が実行する制御プログラムのバージョン情報の履歴とを纏めた参照テーブルよりなる。
DLサーバ6には、すべての種別のECU30について、当該ECU30が実行する制御プログラムのバージョンごとの更新プログラムが格納されている。
DLサーバ6が保持する更新プログラムは、当該ECU30にインストールさせる最新バージョンの制御プログラムそのものであってもよいし、旧バージョンの制御プログラムと新バージョンの制御プログラムとの差分プログラムであってもよい。
車両1のゲートウェイ10は、自車両に搭載されたECU30が使用中の制御プログラムのバージョン情報と、自車両の車両識別番号とを含む通信パケット(確認メッセージ)を、所定時間おきに管理サーバ5に送信している。
管理サーバ5のCPU51は、ゲートウェイ10から受信した確認メッセージに含まれる制御プログラムのバージョン情報が最新バージョンであるか否かを判定する。
上記の判定の結果、ゲートウェイ10から通知された制御プログラムのバージョン情報が最新である場合には、管理サーバ5のCPU51は、更新不要の応答メッセージをゲートウェイ10に送信する。
上記の判定の結果、ゲートウェイ10から通知された制御プログラムのバージョン情報が最新でない場合には、管理サーバ5のCPU51は、更新必要の応答メッセージをゲートウェイ10に送信する。
更新必要の応答メッセージには、更新プログラムの保存先であるDLサーバ6のURL(Uniform Resource Locator)が含まれる。
従って、更新必要の応答メッセージを受信したゲートウェイ10は、管理サーバ5から通知されたURL宛ての通信パケットにより、リプログラミングを実行すべきECU30の更新プログラムの種別及びバーション情報など含むダウンロード要求をDLサーバ6に送信可能な状態となる。
〔更新プログラムのダウンロード処理〕
図5は、ゲートウェイ10のCPU11が実行する、更新プログラムのダウンロード処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、ゲートウェイ10のCPU11は、まず、更新プログラムの有無を管理サーバ5に問い合わせる(ステップST1)。この処理は、上述のバージョン情報等を含む確認メッセージを管理サーバ5に送信することにより行われる。
次に、CPU11は、管理サーバ5からの応答メッセージから、自車両に必要な更新プログラムの有無を判定する(ステップST2)。
具体的には、CPU11は、管理サーバ5から更新不要の応答メッセージを受信した場合には、自車両に必要な更新プログラムなしと判定し、管理サーバ5から更新必要の応答メッセージを受信した場合には、自車両に必要な更新プログラム有りと判定する。
ステップST2の判定結果が否定的である場合は、CPU11は処理を終了する。
ステップST2の判定結果が肯定的である場合は、CPU11は、更に、第2通信部16による他車両との車車間通信により、更新プログラムの転送元として選択可能な他車両が存在するか否かを判定する(ステップST3)。このステップST3の判定(以下、「転送元の適否判定」ともいう。)の詳細については、図6により後述する。
ステップST3の判定結果が肯定的である場合は、CPU11は、第2通信部16が実行する他車両との車車間通信により、更新プログラムをダウンロードし(ステップST4)、受信した更新プログラムを記憶部13に記憶させる。
ステップST3の判定結果が否定的である場合は、CPU11は、第1通信部15が実行する広域通信網2を介したDLサーバ6との通信により、更新プログラムをダウンロードし(ステップST5)、受信した更新プログラムを記憶部13に記憶させる。
〔更新プログラムの転送元の適否判定〕
図6は、更新プログラムの転送元の適否判定の一例を示す説明図である。
図6において、符号Xを付した車両1は、更新プログラムを必要とする「自車両」であり、符号A〜Cを付した車両1は、自車両Xとの車車間通信が可能な距離だけ離れた「他車両」である。以下の説明では、通信制御の主体が車両X及び車両A〜Cとなっているが、実際の通信制御は各車両1のゲートウェイ10のCPU11が実行する。
図6に示すように、転送元の存否判定(図5のステップST3)には、「更新プログラムの保持確認」(図6A)と、「転送元の選択処理」(図6B)とが含まれる。
図6Aの更新プログラムの保持確認は、問い合わせメッセージに対応する応答メッセージに基づいて、他車両A〜Cが更新プログラムを保持するか否かを確認する処理である。図6Bの転送元の選択処理は、自車両Xと車車間通信する複数の他車両A〜Cから、更新プログラムの転送を要求する他車両を選択する処理である。
図6Aに示すように、車両Xは、更新プログラムの「問い合わせメッセージ」を車車間通信によりブロードキャストする。問い合わせメッセージには、自車両Xが必要とするECU30の更新プログラムの種別情報とバーション情報が含まれる。
問い合わせメッセージを受信した車両A〜Cは、当該メッセージに含まれる種別及びバージョンの更新プログラムを、自身の記憶部13が保持するか否かを判定し、保持する場合に限り応答メッセージを車両Xに送信する。
従って、車両Xは、問い合わせメッセージに対応する応答メッセージの受信の有無により、周囲の車両A〜Cのうちのどの車両が、必要な更新プログラムを保持するかを判定することができる。
例えば、図6Aの例では、車両A及び車両Bが応答メッセージを返信し、車両Cが応答メッセージを返信していないので、車両Xは、車両A及び車両Bが更新プログラムを保持中であると判定する。
図6Aにおいて、応答メッセージの返信がゼロである場合は、自車両Xは、必要な更新プログラムを保持する他車両は存在しないと判定する。
この場合、車車間通信により更新プログラムを転送できる他車両A〜Cが存在しないことになるので、図5のステップST3の判定結果は否定的となる。
図6Bに示すように、車両Xは、更新プログラムを保持する車両A及び車両Bの中から、所定の選択条件を満たす転送元の他車両(図例では車両A)を選択し、選択した車両Aに対して更新プログラムの「要求メッセージ」を送信する。
要求メッセージを受信した車両Aは、自身が保持する更新プログラムを車両Xに送信する。車両Xは、更新プログラムの受信を無事に完了すると、ダウンロード完了通知を車両Aに送信する。
所定の選択条件を満たす他車両が複数存在する場合には、車両Xは、例えば、自車両Xから最も近い1つの他車両を選択したり、1つの他車両をランダムに選択したりして、要求メッセージを送信する他車両を1つに特定する。
或いは、所定の選択条件を満たす複数の他車両すべてに要求メッセージを送信し、各他車両から受信する更新プログラムを個別に記憶するようにすれば、更新プログラムの受信完了の可能性を高めることができる。
図6の例とは逆に、転送元の選択処理(図6B)を先に実行し、所定の選択条件を満たす他車両に対して問い合わせメッセージをマルチキャストで送信することにより、更新プログラムの保持確認(図6A)を後に実行することにしてもよい。
〔転送元の選択条件〕
図7は、転送元の選択条件の一例を示す説明図である。
図7に示すように、車両Xは、他車両A,Bの走行状態に応じて、転送元として採用する他車両を選択する。ここでは、車両Xが必要とする更新プログラムの伝送時間を例えば20秒とする。なお、一般に、ECU30の更新プログラムの伝送時間は、数十秒から数分程度である。
図7において、車両Xは、自車両が交差点手前で停止中である場合に、自車両と同じ進行方向でかつ所定距離(例えば50m)以内に停止中の車両Aについては、更新プログラムの転送元として選択可能と判定する。
その理由は、上記の走行状態の車両Aは、車両Xと同様に交差点手前で停止中であると推定されることから、伝送時間が20秒の更新プログラムの車両Aからの転送を信号待ち中に完了できる可能性が高いからである。
逆に、車両Xは、自車両が交差点手前で停止中である場合に 自車両と進行方向が反対向きである車両Bについては、更新プログラムの転送元から外す。つまり、車両Bを更新プログラムの転送元として選択不能と判定する。
その理由は、上記の走行状態の車両Bは、自車両Xにすれ違う対向車と推定されることから、伝送時間が20秒の更新プログラムの車両Bからの転送を信号待ち中に完了できない可能性が高いからである。
転送元から除外する車両Bは、自車両Xと逆向きの進行方向である他車両に限らず、自車両Xの進行方向とほぼ90度交差する進行方向の他車両であってもよい。
上記の走行状態の車両Bは、自車両Xの進行方向の交差道路を通行する他車両と推定されることから、伝送時間が20秒の更新プログラムの車両Bからの転送を信号待ち中に完了できない可能性が高いからである。
車両Xは、車両Aが路肩又はパーキングエリアなどに駐車中である場合には、当該車両Aを更新プログラムの転送元として選択可能と判定してもよい。
その理由は、駐車中の車両Aは、長時間一定位置に停止すると推定されるので、その近隣に車両Xが駐車するのであれば、伝送時間が20秒の更新プログラムの他車両Aからの転送を完了できる可能性が高いからである。なお、車両Aが駐車中であるか否かは、プローブカーデータに含まれるパーキングブレーキの動作情報から判定できる。
車両Xは、自車両がCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)などの自動運転が可能である場合には、自車両とのCACC(隊列走行)を実行中の車両Aを更新プログラムの転送元として選択可能と判定することにしてもよい。
その理由は、自車両と隊列走行する車両Aは、車間距離が一定のまま自車両との車車間通信を長時間継続するので、伝送時間が20秒の更新プログラムの車両Aからの転送を完了できる可能性が高いからである。
車両Xは、車車間通信による更新プログラムの伝送時間の多寡に応じて、他車両A,B転送元として選択可能か否かを判定してもよい。
その理由は、更新プログラムの伝送時間の多寡を考慮すれば、他車両A,Bを転送元として選択すべきか否かをより正確に判定できるからである。
例えば、伝送時間が比較的短い(例えば3秒)の更新プログラムの場合には、図7に示す進行方向が異なる車両Bについても、転送を最後まで完了できると推定されるので、更新プログラムの転送元として選択することが可能となる。
逆に、伝送時間が比較的長い(例えば5分)の更新プログラムの場合には、図7に示す進行方向が異なる車両Bについては、転送を最後まで完了できないと考えられるので、更新プログラムの転送元として選択すべきではない。
車両Xは、他車両A,Bとの車車間通信の推定接続時間の多寡に応じて、他車両A,B転送元として選択可能か否かを判定してもよい。
その理由は、他車両A,Bとの車車間通信の推定接続時間の多寡を考慮すれば、他車両A,Bを転送元として選択すべきか否かをより正確に判定できるからである。
車両Bとの車車間通信の推定接続時間は、車車間通信の通信可能距離(例えば100m)を、プローブカーデータに含まれる車両Bの車両速度と車両Xの車両速度との速度差(車両Bと車両Xの相対速度)で除することによって算出することができる。
この場合、車両Xは、算出した推定接続時間が、必要な更新プログラムの伝送時間よりも大きい場合には、車両Bを更新プログラムの転送元として選択すればよい。
その理由は、車両Bとの推定接続時間が更新プログラムの伝送時間よりも大きい場合は、更新プログラムの転送が完了するまで車両Xと車両Bとの車車間通信を継続できると推定されるからである。
このように、車車間通信の推定接続時間と車車間通信による更新プログラムの伝送時間との比較により転送元として選択可能か否かを判定すれば、他車両Bの走行状態のみから転送元として選択可能な否かを判定する場合に比べて、更新プログラムの転送元の選択をより正確に行うことができる。
〔更新プログラムに関する通信手順の一例〕
図8は、プログラム更新システムにおいて実行される、更新プログラムに関する通信手順の一例を示すシーケンス図である。図8中の「Δ」は、更新プログラムを意味する。図8のシーケンスでは、車両Xが他車両Aから更新プログラムΔを受信する。
以下の説明では、通信制御の主体が車両X、車両A〜Cとなっているが、実際の通信制御は各車両1のゲートウェイ10のCPU11が実行する。
図8に示すように、車両Xは、自車両のECU30に関する制御プログラムの現状のバージョン情報と、自車両の車両識別番号(VIN)とを含む確認メッセージを、管理サーバ5に送信する(ステップS1)。
管理サーバ5は、車両Xから通知されたバージョン情報と車両識別番号に基づいて、車両Xから通知された制御プログラムのバージョン情報が最新バージョンであるか否かを判定し、その判定結果を含む応答メッセージを車両Xに送信する。
ここでは、最新バージョンでなかったと仮定する。この場合、管理サーバ5は、ECU30の更新プログラムΔの保存先URLを含む応答メッセージを車両X宛てに送信する(ステップS2)。
次に、車両Xは、車車間通信により、問い合わせメッセージを周囲の車両A〜Cにブロードキャストする(ステップS3)。
ここでは、車両A,Bが応答メッセージを返信してきたと仮定し(ステップS4)、上述の転送元の選択処理(図6B)により、車両Aが更新プログラムΔの転送元として選択されたと仮定する(ステップS5)。
この場合、車両Xは、更新プログラムΔの要求メッセージを車両Aに送信する(ステップS6)。要求メッセージを受信した車両Aは、自身が保持する更新プログラムΔを車両Xに転送する(ステップS7)。
これにより、車両Xは、ECU30のための更新プログラムΔを車両Aから取得する。車両Xは、受信した更新プログラムΔを記憶部13に保存する。
更新プログラムΔの保存が完了すると、車両Xは、ダウンロードが正常に完了したことを管理サーバ5に通知する(ステップS8)。その後、管理サーバ5は、更新要求メッセージを車両Xに送信する(ステップS9)。
更新要求メッセージを受信した車両Xは、記憶部13に保存した更新プログラムΔを対応するECU30に送信し、制御プログラムの更新処理(リプログラミング)を当該ECU30に実行させる(ステップS10)。
ECU30のリプログラミングが完了すると、車両Xは、更新完了メッセージを管理サーバ5に送信する(ステップS11)。これにより、管理サーバ5は、車両XのECU30について、制御プログラムの更新が完了したことを察知する。
車両Xは、更新完了メッセージを管理サーバ5に送信した後も、記憶部13に更新プログラムΔを所定期間(例えば1日〜1週間程度)だけ保持させる(ステップS12)。
その理由は、他車両A〜Cから更新プログラムΔの要求メッセージを受信した場合に、逆に自車両Xが更新プログラムΔの転送元の役割を果たせるようにするためである。
なお、更新プログラムΔを保持する所定期間は、時間ではなく、更新プログラムΔの転送回数(例えば、少なくとも1回)で規定することにしてもよい。
〔更新プログラムに関する通信手順の別例〕
図9は、プログラム更新システムにおいて実行される、更新プログラムに関する通信手順の別例を示すシーケンス図である。図9中の「Δ」は、更新プログラムを意味する。図9のシーケンスでは、車両XがDLサーバ6から更新プログラムΔを受信する。
以下の説明では、通信制御の主体が車両X、車両A〜Cとなっているが、実際の通信制御は各車両1のゲートウェイ10のCPU11が実行する。
図9に示すように、車両Xは、自車両のECU30に関する制御プログラムの現状のバージョン情報と、自車両の車両識別番号(VIN)とを含む確認メッセージを、管理サーバ5に送信する(ステップS21)。
管理サーバ5は、車両Xから通知されたバージョン情報と車両識別番号に基づいて、車両Xから通知された制御プログラムのバージョン情報が最新バージョンであるか否かを判定し、その判定結果を含む応答メッセージを車両Xに送信する。
ここでは、最新バージョンでなかったと仮定する。この場合、管理サーバ5は、ECU30の更新プログラムΔの保存先URLを含む応答メッセージを車両X宛てに送信する(ステップS22)。
次に、車両Xは、車車間通信により、問い合わせメッセージを周囲の車両A〜Cにブロードキャストする(ステップS23)。
ここでは、車両A,Bが応答メッセージを返信してきたと仮定し(ステップS24)、上述の転送元の選択処理(図6B)により、更新プログラムΔの転送元として選択可能な他車両が存在しなかったと仮定する(ステップS25)。
この場合、車両Xは、更新プログラムΔの要求メッセージをDLサーバ6に送信する(ステップS26)。要求メッセージを受信したDLサーバ6は、自身が保持する更新プログラムΔを車両Xに転送する(ステップS27)。
これにより、車両Xは、ECU30のための更新プログラムΔをDLサーバ6から取得する。車両Xは、受信した更新プログラムΔを記憶部13に保存する。
更新プログラムΔの保存が完了すると、車両Xは、ダウンロードが正常に完了したことを管理サーバ5に通知する(ステップS28)。その後、管理サーバ5は、更新要求メッセージを車両Xに送信する(ステップS29)。
更新要求メッセージを受信した車両Xは、記憶部13に保存した更新プログラムΔを対応するECU30に送信し、制御プログラムの更新処理(リプログラミング)を当該ECU30に実行させる(ステップS30)。
ECU30のリプログラミングが完了すると、車両Xは、更新完了メッセージを管理サーバ5に送信する(ステップS31)。これにより、管理サーバ5は、車両XのECU30について、制御プログラムの更新が完了したことを察知する。
車両Xは、更新完了メッセージを管理サーバ5に送信した後も、記憶部13に更新プログラムΔを所定期間(例えば1日〜1週間程度)だけ保持させる(ステップS32)。
その理由は、他車両A〜Cから更新プログラムΔの要求メッセージを受信した場合に、逆に自車両Xが更新プログラムΔの転送元の役割を果たせるようにするためである。
なお、更新プログラムΔを保持する所定期間は、時間ではなく、更新プログラムΔの転送回数(例えば、少なくとも1回)で規定することにしてもよい。
〔本実施形態の効果〕
上述の通り、本実施形態のゲートウェイ(中継装置)10によれば、CPU11が、更新プログラムを他車両A〜Cから転送可能である場合に、更新プログラムを他車両A〜Cから受信するように第2通信部16を制御する(図5のステップST4)。
従って、自車両Xは、移動体通信網を介したDLサーバ6との通信ではなく、他車両A〜Cとの車車間通信により更新プログラムを受信できる。このため、DLサーバ6の処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送することができる。
また、本実施形態のゲートウェイ10によれば、CPU11が、更新プログラムを他車両A〜Cから転送不能である場合に、更新プログラムをDLサーバ6から受信するように第1通信部15を制御する(図5のステップST5)。
従って、自車両Xは、他車両A〜Cとの車車間通信により更新プログラムを受信できない場合でも、移動体通信網を介したDLサーバ6との通信により、更新プログラムを受信できる。
〔第1の変形例〕
上述の実施形態では、第1及び第2通信部15,16が別の無線通信機よりなる場合を想定したが、1つの無線通信機(無線通信部)が、移動体通信網2を介した無線通信である第1通信と、他車両との車車間通信である第2通信の双方を行う構成としてもよい。
すなわち、上述の実施形態において、第1及び第2通信部15,16は、それぞれ別個の無線通信機(無線通信部)により構成してもよいし、1つの無線通信機(無線通信部)により構成してもよい。
〔その他の変形例〕
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、Wi−Fi対応の無線通信機を更に備える車両1の場合には、Wi−Fi通信によってDLサーバ6から更新プログラムを受信することにしてもよい。
〔他の中継装置等〕
以上の説明は、下記に付記する特徴を含む。
(付記1)
車載制御装置の更新プログラムを他車両に中継する装置であって、
前記更新プログラムのサーバとの移動体通信網を介した通信である第1通信と、他車両との車車間通信である第2通信とを行う無線通信部と、
前記無線通信部が受信した前記更新プログラムを記憶する記憶部と、
前記更新プログラムの転送を要求する前記他車両に対して、記憶した前記更新プログラムを車車間通信により転送するように前記無線通信部を制御する処理部と、を備える中継装置。
(付記2)
車載制御装置の更新プログラムを他車両に中継する装置であって、
前記他車両と車車間通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部が受信した前記更新プログラムを記憶する記憶部と、
前記更新プログラムの転送を要求する前記他車両に対して、記憶した前記更新プログラムを車車間通信により転送するように前記無線通信部を制御する処理部と、を備える中継装置。
(付記3)
前記処理部は、前記更新プログラムの転送が少なくとも1回行われるまで当該更新プログラムを保持するように、前記記憶部を制御する付記1又は付記2に記載の中継装置。
(付記4)
前記更新プログラムの転送元である、付記1及び付記2に記載の前記中継装置のうちの少なくとも1つの中継装置と、
前記更新プログラムの転送先である、前記他車両に搭載された車車間通信用の無線通信機と、を備える更新プログラムの中継システム。
付記1及び付記2の中継装置によれば、処理部が、更新プログラムの転送を要求する他車両に対して、記憶した更新プログラムを車車間通信により転送するように無線通信部を制御するので、他車両は、移動体通信網を介したサーバとの通信ではなく、自車両との車車間通信により更新プログラムを受信できるようになる。
このため、サーバの処理負荷を抑制しつつ、効率的に更新プログラムを伝送することができる。
付記3の中継装置によれば、処理部が、更新プログラムの転送が少なくとも1回行われるまで当該更新プログラムを保持するように、記憶部を制御するので、更新プログラムの転送を要求する他車両に当該更新プログラムを確実に転送できるようになる。
1 車両
2 広域通信網(移動体通信網)
5 管理サーバ(サーバ)
6 DLサーバ(サーバ)
10 ゲートウェイ
11 CPU(処理部)
12 RAM
13 記憶部
14 車内通信部
15 第1通信部(無線通信部)
16 第2通信部(無線通信部)
30 ECU(車載制御装置)
31 CPU
33 記憶部
34 通信部
35 起動部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 記憶部
55 通信部

Claims (13)

  1. 車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、
    前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部と、
    他車両と車車間通信を行う第2通信部と、
    前記第1又は第2通信部から受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、
    車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記第2通信部を制御する処理部と、を備える中継装置。
  2. 前記処理部は、前記転送元として選択可能な前記他車両が存在しない場合に、前記更新プログラムを前記サーバから受信するように前記第1通信部を制御する請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記処理部は、前記他車両の走行状態に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定する請求項1又は請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記処理部は、信号待ち中の前記他車両、駐車中の前記他車両、及び自車両と隊列走行中の前記他車両のうちの少なくとも1つを、前記転送元として選択可能であると判定する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の中継装置。
  5. 前記処理部は、自車両と進行方向が異なる前記他車両を、前記転送元として選択不能であると判定する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の中継装置。
  6. 前記処理部は、車車間通信による前記更新プログラムの伝送時間の多寡に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の中継装置。
  7. 前記処理部は、前記他車両との車車間通信の推定接続時間の多寡に応じて、前記他車両を前記転送元として選択可能か否かを判定する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. 前記処理部は、前記他車両との車車間通信の推定接続時間が車車間通信による前記更新プログラムの伝送時間よりも大きい前記他車両を、前記転送元として選択可能であると判定する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の中継装置。
  9. 前記第1又は第2通信部が受信した前記更新プログラムを記憶する記憶部を更に備え、
    前記処理部は、前記車載制御装置による前記更新プログラムを用いた制御プログラムの更新終了後に、前記記憶部に前記更新プログラムを所定期間だけ保持させる請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の中継装置。
  10. 車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する方法であって、
    前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1ステップと、
    他車両と車車間通信を行う第2ステップと、
    前記第1及び第2ステップのいずれかにより受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する第3ステップと、を含み、
    前記第3ステップにおいて、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信する中継方法。
  11. 車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記更新プログラムのサーバと移動体通信網を介して通信する第1通信部の制御、
    他車両と車車間通信を行う第2通信部の制御、及び、
    前記第1又は第2通信部が受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部の制御を行う処理部として機能させ、
    前記処理部は、車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記第2通信部を制御するコンピュータプログラム。
  12. 車載制御装置の更新プログラムを前記車載制御装置に中継する装置であって、
    前記更新プログラムのサーバとの移動体通信網を介した通信である第1通信と、他車両との車車間通信である第2通信とを行う無線通信部と、
    前記無線通信部が受信した前記更新プログラムを前記車載制御装置に送信する車内通信部と、
    車車間通信による前記更新プログラムの転送元として選択可能な前記他車両が存在する場合に、前記更新プログラムを前記他車両から受信するように前記無線通信部を制御する処理部と、を備える中継装置。
  13. 前記処理部は、前記転送元として選択可能な前記他車両が存在しない場合に、前記更新プログラムを前記サーバから受信するように前記無線通信部を制御する請求項12に記載の中継装置。
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