JP2017228035A - 変更意味推測装置、変更意味推測方法、及び、変更意味推測プログラム - Google Patents

変更意味推測装置、変更意味推測方法、及び、変更意味推測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を、ユーザが効率的に把握できるようにする。【解決手段】変更意味推測装置20は、変更前及び変更後の情報に含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、構成要素同士の関係を、解析基準に基づいて解析する解析部21と、その解析結果と差分算出基準とに基づいて、情報の変更内容を、構成要素の識別子を用いた差分情報として算出する算出部22と、解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、識別子を用いない一般化差分情報に変換する変換部23と、一般化差分情報と、変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた変更意味推測情報が記憶された記憶部26と、変更意味推測情報に対して一般化差分情報を照合することによって、変更内容の意味を表す情報を求める意味提示部24と、を備える。【選択図】 図6

Description

本願発明は、過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を推測するための技術に関する。
ハードウェアやソフトウェアの動作環境を設定する設定ファイル、あるいは、アプリケーションのソースファイルなどは、例えば、機能仕様の追加や変更等に応じて、その内容が変更される。これらの設定ファイルやソースファイルを管理するユーザ(管理者)は、これらの設定ファイルやソースファイルに対して過去に行われた変更内容を管理する必要がある。したがって、ユーザが、これらのファイルに対して過去に行われた変更内容を、効率的に把握することをサポートする技術に対する期待が高まってきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、変更前後のソースコードを構文解析し、変更前後の差分を抽出する装置が開示されている。この装置は、変更前後のソースコードに含まれる予約語に基づいて構文解析を行い、変更前後のソースコードの各々に対して、予約語をノードとする抽象構文木データを生成する。この装置は、生成した抽象構文木データの木構造データの深さに基づきネスト情報の解析を行い、変更前後のソースコードの各々に対して、ネスト構文要素データを生成する。この装置は、生成したネスト構文要素データの各々を比較することによって、差分抽出データを生成する。そして、この装置は、少なくとも一致判別ルールと条件追加削除抽出ルールとに基づいて、生成した差分抽出データを解析する。
また、特許文献2には、修正前後のソースコードについて、修正箇所と機能との関連付けを行う装置が開示されている。この装置は、修正前後のソースコードを比較することによって差分を抽出し、抽出した差分を、ソースコードに使用可能な構成要素ごとに分割する。この装置は、分割した後の差分である分割差分と構成要素とを関連付けた構文解析結果を生成し、構文解析結果に含まれる分割差分と構成要素との組に関連付けて機能区分を設定することによって、機能解析結果を生成する。この装置は、機能解析結果に含まれる分割差分および機能区分を用いて、修正前後のソースコードの比較結果を出力する。そして、この装置は、構文解析結果に含まれる構成要素が、修正履歴テーブルに存在する場合に、当該構成要素に関連付けて修正履歴に設定されている機能区分を、当該構成要素に関連する機能解析結果の機能区分に設定する。
特開2013-257639号公報 特開2013-065267号公報
Sudarshan Chawathe, Anand Rajaraman, Hector Garcia-Molina, Jennifer Widom, "Change detection in hierarchically structured information", ACM SIGMOD International Conference on Management of Data, ACM Press (1996), pp. 493-504
ユーザは、例えば、上述した設定ファイル等に対して過去に行われた変更が、どのような意味を有するのか、あるいは、どのような意図によるものであるのかについて、調査する必要があることがある。ユーザは、このような場合に、例えば、ファイル差分取得ソフトウェア「diff」を利用することがある。「diff」は、2つのファイル間の変更内容を行単位で抽出し、追加された行、削除された行、及び、変更された行とその前後の数行を表示するソフトウェアである。ユーザは、上述のような場合に、あるいは、ファイル履歴管理ツール「git」を利用することがある。「git」は、ファイルの変更履歴と、変更ごとのコメントを保存することによって、過去の変更内容と、その変更の意図を後から調査することをサポートするツールである。
しかしながら、例えば「diff」を利用して変更内容の意味や意図を確認する場合、ハードウェアやソフトウェアに固有な設定ファイルの構文に対する知識が必要となるので、ユーザに対する負担が大きいという問題がある。また、例えば「git」を利用して変更内容の意味や意図を確認する場合、コメントが残されていない変更内容に対しては、上述した「diff」を利用するときと同様の問題が発生する。そして、特許文献1及び2が示す技術も、過去に行われた変更内容の意味や意図を確認する際におけるユーザに対する負担が大きいというこのような問題を解決するのに十分であるとは言えない。本願発明の主たる目的は、この課題を解決する変更意味推測装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係る変更意味推測装置は、変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出する算出手段と、前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換する変換手段と、前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた変更意味推測情報が記憶された第一の記憶手段と、前記変更意味推測情報に対して、前記変換手段により変換された前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める意味提示手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る変更意味推測方法は、情報処理装置によって、変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析し、その解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出し、前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換し、前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた、記憶手段に記憶された変更意味推測情報に対して、変換した前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る変更意味推測プログラムは、変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析する解析処理と、前記解析処理による解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出する算出処理と、前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換する変換処理と、前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた、記憶手段に記憶された変更意味推測情報に対して、前記変換処理により変換された前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める意味提示処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
更に、本願発明は、係る変更意味推測プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を、ユーザが効率的に把握することを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る変更意味推測装置10の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る変更前設定情報150及び変更後設定情報151の内容を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る解析結果111の構成を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る差分情報121及び一般化差分情報131の内容を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る変更意味推測装置10の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係る変更意味推測装置20の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る変更意味推測装置を実行可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る変更意味推測装置10の構成を概念的に示すブロック図である。変更意味推測装置10は、例えば、ハードウェアやソフトウェアに対する設定情報に対して過去に行われた変更が、どのような意味を有するのか、あるいは、どのような意図によるものであるのかを推測する情報を、当該設定情報を管理するユーザに提示する装置である。
本実施形態にかかる変更意味推測装置10は、解析部11、算出部12、変換部13、意味提示部14、設定情報記憶部15、及び、変更意味推測データベース記憶部16を備えている。尚、本願では、以降、データベースを「DB」と表すこととする。
設定情報記憶部15は、例えば、磁気ディスクあるいは電子メモリ等の記憶デバイスを含んでいる。設定情報記憶部15には、変更前設定情報150、及び、変更後設定情報151が記憶されている。変更前設定情報150は、外部のハードウェアあるいはソフトウェアに対する設定情報であって、過去に行われた変更に関する変更前の設定情報である。変更後設定情報151は、当該変更に関する変更後の設定情報である。尚、図1には、説明の便宜上、変更前設定情報150及び変更後設定情報151を1つずつ示しているが、設定情報記憶部15には、過去に行われた複数の変更に関する、複数の変更前設定情報150及び変更後設定情報151が記憶されていてもよい。
図2は、本実施形態に係る変更前設定情報150及び変更後設定情報151の内容を例示する図である。変更前設定情報150は、「service」という記載を含むノード(ブロック)002と、「file」という記載を含むノード(ブロック)003とを含み、ノード002の次にノード003を配置している。変更前設定情報151は、変更前設定情報150に対する変更によって、ノード002とノード003の位置が入れ替わった結果、ノード003の次にノード002を配置している。尚、図2に記載された「ノード001」、「ノード002」、及び、「ノード003」は、説明の便宜上の記載であり、変更前設定情報150及び変更後設定情報151は、「ノード001」、「ノード002」、及び、「ノード003」という記載を含まなくてもよい。
図1に示す解析部(パーサ)11は、ユーザによる指示を受けて、設定情報記憶部15に記憶された変更前設定情報150及び変更後設定情報151の内容を、解析基準110に基づいて解析する。解析基準110は、例えば、解析部11が備える電子メモリ等に記憶されている。解析基準110は、変更前設定情報150及び変更後設定情報151に関して、例えば、使用される予約語(例えば「service」、「file」等)、及び、構文ルール等を表す基準となる情報である。
解析部11は、解析した結果を、解析結果111として生成する。図3は、本実施形態に係る解析結果111の内容を例示する図である。解析部11は、まず、変更前設定情報150及び変更後設定情報151から、構成要素として、ノード001乃至ノード003を抽出する。解析部11は、変更前設定情報150及び変更後設定情報151がノードの名称を含まない場合、抽出した構成要素に、「ノード001」、「ノード002」、及び、「ノード003」という名称を付与してもよい。解析部11は、抽出したノード001乃至ノード003について、互いの関係を解析する。
本実施形態にかかる解析部11は、図3に例示するとおり、抽出したノード同士の関係を、構文木により表した解析結果111を生成する。図3に例示する解析結果111は、変更前設定情報150において、ノード001は、ノード002及びノード003を、子ノードとして含み、その子ノードの配置順は、「ノード002、ノード003」であることを示している。解析結果111は、また、変更後設定情報151において、ノード001は、ノード002及びノード003を、子ノードとして含み、その子ノードの配置順は、「ノード003、ノード002」であることを示している。解析部11は、解析結果111を、算出部12及び変換部13へ入力する。
算出部12は、解析部11から入力された解析結果111と、差分算出基準120とに基づいて、変更前設定情報150と変更後設定情報151との差分を算出する。差分算出基準120は、例えば、算出部12が備える電子メモリ等に記憶されている。差分算出基準120は、変更前設定情報150と変更後設定情報151との差分を算出し、算出した差分を所定のフォーマットにより表すための基準となる情報である。
本実施形態にかかる差分算出基準120は、変更前設定情報150と変更後設定情報151との差分を、例えば、非特許文献1に記載されたエディットアルゴリズムを用いることによって表すための基準である。このエディットアルゴリズムは、例えば構文木のような階層構造を持つ情報同士の差分を、次の4つの操作命令の組み合わせによって表すことを可能とする。
・insert(インサート命令):構文木に頂点を追加する、
・delete(デリート命令):構文木から頂点を削除する、
・update(アップデート命令):頂点が示すデータの内容を更新する、
・move(ムーブ命令):頂点の位置を移動する。
図3に例示する解析結果111は、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容は、ノード001を親ノードとするノード002とノード003の配置順を入れ替えることを示している。このことから、算出部12は、差分算出基準120が示すエディットアルゴリズムを用いることによって、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容を、例えば、「move(id: 003, parent: 001, to: 002)」という操作命令により表した差分情報121を生成する。当該操作命令において、「id」は、ノードの識別子を意味し、「parent」は親ノードを意味する。算出部12は、生成した差分情報121を変換部13へ入力する。
変換部13は、解析部11から入力された解析結果111と、変換基準130とに基づいて、算出部12から入力された差分情報121を、ノードの識別子等を用いずに一般化(抽象化)した一般化差分情報131に変換する。変換基準130は、例えば、変換部13が備える電子メモリ等に記憶されている。変換基準130は、ノードの識別子を用いて具体的に表した差分情報121を、例えば構文木により表された解析結果111に基づいて、一般化するための基準となる情報である。変換部13は、解析結果111に基づいて、差分情報121が示す変更内容が、ノード001を親とする子ノード(ブロック)同士(すなわち、同じ階層レベルに位置するブロック同士)の入れ替えであることを認識する。そして、変換部13は、変換基準130に基づいて、図4に例示する通り、「move(id: 003, parent: 001, to: 002)」という操作命令により表した差分情報121を、「move(type: block, to: same_level)」という操作命令により表した一般化差分情報131に変換する。変換部13は、生成した一般化差分情報131を意味提示部14へ入力する。
図1に示す意味提示部14は、変更意味推測DB記憶部16に記憶された変更意味推測DB160に対して、変換部13から入力された一般化差分情報131を照合する。変更意味推測DB記憶部16は、例えば、磁気ディスクあるいは電子メモリ等の記憶デバイスを含んでいる。
変更意味推測DB160は、一般化差分情報131の内容と、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更が有する意味や意図を表す情報とが関連付けられたデータベースである。例えば、変更意味推測DB160は、上述した、「move(type: block, to: same_level)」という操作命令により表された一般化差分情報131を、設定情報の変更の意味や意図として、「同じ設定階層に属する設定処理の実行順番を入れ替える」という内容と関連付けている。これにより、意味提示部14は、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更が有する意味や意図として、「同じ設定階層に属する設定処理の実行順番を入れ替える」ことであることを求め、求めた情報を、ユーザに対して提示する。
次に図5のフローチャートを参照して、本実施形態に係る変更意味推測装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
解析部11は、ユーザによる指示を受けて、解析基準110に基づいて、設定情報記憶部15に記憶された変更前設定情報150及び変更後設定情報151に含まれるノードを抽出する(ステップS101)。解析部11は、解析基準110に基づいて、変更前設定情報150及び変更後設定情報151において、抽出したノード同士の関係を解析し、解析結果111を算出部12及び変換部13へ入力する(ステップS102)。
算出部12は、解析部11から入力された解析結果111と、差分算出基準120とに基づいて、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容を、差分情報121として算出し、差分情報121を変換部13に入力する(ステップS103)。変換部13は、解析部11から入力された解析結果111と変換基準130とに基づいて、算出部12から入力された差分情報121を、一般化差分情報131に変換し、一般化差分情報131を意味提示部14へ入力する(ステップS104)。
意味提示部14は、変換部13から入力された一般化差分情報131を、変更意味推測DB記憶部16に記憶された変更意味推測DB160と照合する(ステップS105)。照合結果として、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容の意味や意図を表す情報が得られなかった場合(ステップS106でNo)、全体の処理は終了する。照合結果として、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容の意味や意図を表す情報が得られた場合(ステップS106でYes)、意味提示部14は、得られた変更内容の意味や意図を表す情報を、ユーザに提示し(ステップS107)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係る変更意味推測装置10は、過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を、ユーザが効率的に把握するようにすることができる。その理由は、変更意味推測装置10は、変更前設定情報150及び変更後設定情報151に含まれる構成要素の関係を解析することによって、変更内容を構成要素の識別子を使用して表した差分情報121を生成したのち、差分情報121を一般化差分情報131に変換し、一般化差分情報131を変更意味推測DB160と照合することにより得られた当該変更内容の意味や意図を表す情報をユーザに提示するからである。
以下に、本実施形態に係る変更意味推測装置10によって実現される効果について、詳細に説明する。
ユーザは、ハードウェアやソフトウェアの動作環境を設定する設定情報などに対して過去に行われた変更が、どのような意味を有するのか、あるいは、どのような意図によるものであるのかについて、調査する必要があることがある。ユーザは、このような場合に、ハードウェアやソフトウェアに固有な設定情報の構文に対する知識が必要となることが多く、ユーザに対する負担が大きいという問題がある。
このような問題を解決するために、本実施形態に係る変更意味推測装置10は、過去に行われた設定情報の変更に関して、その変更が意味する内容、あるいは、その変更が行われた意図を推測するための情報源として、変更意味推測DB160を有している。この変更意味推測DB160を、例えば、構成要素の識別子を含む設定情報に固有の内容と、変更内容の意味や意図を推測する情報とを関連付けた情報として準備することは、コスト等から現実的ではない。したがって、本実施形態では、変更意味推測DB160を、設定情報に固有でない(すなわち一般的(抽象的)な)内容と、変更内容の意味や意図を推測する情報とを関連付けた情報として準備する。
そして、本実施形態に係る変更意味推測装置10では、解析部11は、変更前設定情報150と、変更前設定情報150が変更された変更後設定情報151とに含まれる構成要素(ノード)を、解析基準110に基づいて抽出する。解析部11は、変更前設定情報150及び変更後設定情報151ごとに、構成要素同士の関係を、解析基準110に基づいて解析する。算出部12は、解析部11による解析結果111と差分算出基準120とに基づいて、変更前設定情報150から変更後設定情報151への変更内容を、当該構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報121として算出する。変換部13は、解析結果111と変換基準130とに基づいて、差分情報121を、当該識別子を用いない一般化差分情報131に変換する。変更意味推測DB記憶部16には、一般化差分情報131と、当該変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた変更意味推測DB160が記憶されている。そして、意味提示部14は、変更意味推測DB160に対して、変換部130により変換された一般化差分情報131を照合することによって、当該変更内容の意味を表す情報を求めてユーザに提示する。これにより本実施形態に係る変更意味推測装置10は、過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を、ユーザが効率的に把握するようにすることができる。
尚、本実施形態に係る変更意味推測装置10が上述した処理を行う対象は、ハードウェアやソフトウェアの動作環境を設定する設定情報(設定ファイル)に限定されない。変更意味推測装置10は、例えば、ソフトウェア(アプリケーション)のソースファイル等に対して、上述した処理を行ってもよい。その場合、変更意味推測装置10は、過去に行われたアプリケーションのソースファイル等の変更に関して、その変更が意味する内容、あるいは、その変更が行われた意図を、ユーザが効率的に把握することができるようにする。
また、本実施形態に係る解析部11は、変更前設定情報150及び変更後設定情報151に対する解析結果111として、構文木以外の階層構造を示す情報を生成するようにしてもよい。
また、本実施形態に係る算出部12は、差分算出基準120として、エディットスクリプトアルゴリズム以外の基準を用いて、差分情報121を生成してもよい。
<第2の実施形態>
図6は、本願発明の第2の実施形態に係る変更意味推測装置20の構成を概念的に示すブロック図である。変更意味推測装置20は、解析部21、算出部22、変換部23、意味提示部24、及び、記憶部26を備えている。
解析部21は、変更前情報250と、変更前情報250から内容が変更された変更後情報251とに含まれる構成要素を、解析基準210に基づいて抽出する。解析部21は、変更前情報250及び変更後情報251に対して、当該構成要素同士の関係を、解析基準210に基づいて解析する。
算出部22は、解析部21による解析結果211と差分算出基準220とに基づいて、変更前情報250から変更後情報251への変更内容を、当該構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報221として算出する。
変換部23は、解析結果211と変換基準230とに基づいて、差分情報221を、当該識別子を用いない一般化差分情報231に変換する。
記憶部26には、一般化差分情報231と、変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた変更意味推測情報260が記憶されている。
意味提示部24は、変更意味推測情報260に対して、変換部23により変換された一般化差分情報231を照合することによって、当該変更内容の意味を表す情報を求める。
本実施形態に係る変更意味推測装置20は、過去に行われた情報の変更に関して、その変更が意味する内容を、ユーザが効率的に把握するようにすることができる。その理由は、変更意味推測装置20は、変更前情報250及び変更後情報251に含まれる構成要素の関係を解析することによって、変更内容を構成要素の識別子を使用して表した差分情報221を生成したのち、差分情報221を一般化差分情報231に変換し、一般化差分情報231を変更意味推測DB260と照合することにより得られた当該変更内容の意味を表す情報を求めるからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図6に示した変更意味推測装置における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図6において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・解析部11及び21、
・算出部12及び22、
・変換部13及び23、
・意味提示部14及び24、
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、本願発明の各実施形態に係る変更意味推測装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図7は、図1、及び、図6に示した変更意味推測装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図7に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・外部装置との通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図7に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図6)における上述した構成、或いはフローチャート(図5)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 変更意味推測装置
11 解析部
110 解析基準
111 解析結果
12 算出部
120 差分算出基準
121 差分情報
13 変換部
130 変換基準
131 一般化差分情報
14 意味提示部
15 設定情報記憶部
150 変更前設定情報
151 変更後設定情報
16 変更意味推測DB記憶部
160 変更意味推測DB
20 変更意味推測装置
21 解析部
210 解析基準
211 解析結果
22 算出部
220 差分算出基準
221 差分情報
23 変換部
230 変換基準
231 一般化差分情報
24 意味提示部
250 変更前情報
251 変更後情報
260 変更意味推測情報
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出する算出手段と、
    前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換する変換手段と、
    前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた変更意味推測情報が記憶された第一の記憶手段と、
    前記変更意味推測情報に対して、前記変換手段により変換された前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める意味提示手段と、
    を備える変更意味推測装置。
  2. 前記解析手段は、階層構造を備える前記構成要素を抽出する、
    請求項1に記載の変更意味推測装置。
  3. 前記解析手段は、前記変更前情報の構文木及び前記変更後情報の構文木を、前記解析結果として生成する、
    請求項2に記載の変更意味推測装置。
  4. 前記算出手段は、前記構文木に対する操作命令を含む前記差分情報を算出する、
    請求項3に記載の変更意味推測装置。
  5. 前記算出手段は、前記差分算出基準として、エディットスクリプトアルゴリズムを用いることによって、前記操作命令として、インサート命令、デリート命令、アップデート命令、及び、ムーブ命令を含む前記差分情報を生成する、
    請求項4に記載の変更意味推測装置。
  6. 前記変更前情報、及び、前記変更後情報は、ハードウェアあるいはソフトウェアに対する設定情報である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の変更意味推測装置。
  7. 前記変更前情報、及び、前記変更後情報は、ソフトウェアのソースファイルである、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の変更意味推測装置。
  8. 前記変更前情報、及び、前記変更後情報が記憶された第二の記憶手段をさらに備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の変更意味推測装置。
  9. 情報処理装置によって、
    変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析し、
    その解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出し、
    前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換し、
    前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた、記憶手段に記憶された変更意味推測情報に対して、変換した前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める、
    変更意味推測方法。
  10. 変更前情報と、前記変更前情報から内容が変更された変更後情報とに含まれる構成要素を、解析基準に基づいて抽出したのち、前記変更前情報及び前記変更後情報に対して、前記構成要素同士の関係を、前記解析基準に基づいて解析する解析処理と、
    前記解析処理による解析結果と差分算出基準とに基づいて、前記変更前情報から前記変更後情報への変更内容を、前記構成要素を識別可能な識別子を用いた差分情報として算出する算出処理と、
    前記解析結果と変換基準とに基づいて、前記差分情報を、前記識別子を用いない一般化差分情報に変換する変換処理と、
    前記一般化差分情報と、前記変更内容の意味を推測する情報とが関連付けされた、記憶手段に記憶された変更意味推測情報に対して、前記変換処理により変換された前記一般化差分情報を照合することによって、前記変更内容の意味を表す情報を求める意味提示処理と、
    をコンピュータに実行させるための変更意味推測プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110705307A (zh) * 2019-08-30 2020-01-17 深圳壹账通智能科技有限公司 信息变更指标监控方法、装置、计算机设备和存储介质
JP2021124852A (ja) * 2020-02-04 2021-08-30 富士通株式会社 修正パターンのデータ駆動型合成

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