JP2017226956A - 折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置 - Google Patents

折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】折り立て状態において舞台板を勝手に伸展させることができない折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置を提供する。【解決手段】壁Wに凹設された格納庫Sの奥方床面f上に直立固定した前方束柱2と、該前方束柱2の後方に車輪3bを設けて前後動可能に対向配置した後方束柱3の夫々に、前後一対の舞台板4、5の基端を俯仰自在に枢着すると共に、舞台板4、5を屈伸可能に連結することにより、舞台板4、5を水平に伸展させることで舞台に変形させ、伸展状態の舞台板4、5をその連結部6で屈曲して二つ折りの舞台板4、5を裏合せに折り立て変形させる様にした折り立て収納式舞台1において、舞台板4、5の折り立て状態で後方束柱3の移動を抑止する施錠手段24を設ける。【選択図】図8

Description

本発明は、壁に凹設された格納庫に折り立て状態で収納される折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置に関する。
従来から体育館や各種ホール等で設置される舞台としては、不使用時に場所の有効利用を図るため折り立て変形して収納できるものが見受けられる。
この折り立て収納式舞台は、例えば特許文献1に開示される様に、舞台板を二分した中央連結部における昇降脚材及び両端の設置脚材によって舞台板の水平状態を支持し、昇降脚材を上昇させて舞台板を折り立てる構成であり、舞台板が重いことからウインチ装置を用いて昇降脚材を上昇させて舞台板を折り立て変形させていた。
そして、多くの折り立て収納式舞台では、特許文献2にも開示される様に、一方の設置脚材を床に固定し、折り立て状態において、壁に凹設された格納庫内にぴったり納まる様に成している。
ところが、特許文献1で開示された折り立て収納式舞台の様に、ウインチ装置を用いると、設備費が高くなると共に、その保守も必要となって維持が面倒で手間を要するので、特許文献2に開示される折り立て収納式舞台では、舞台の束柱において、舞台板の基端枢軸より下方には、舞台板の折り立て状態で無負荷状態の圧縮コイルバネを外嵌すると共に、該圧縮コイルバネの一端を当止め支持するバネ受けを基端側に設けたバネ支持杆の基端を舞台板の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の前記圧縮コイルバネの他端に当接してバネ支持杆の先端側を遊嵌するバネ押えを舞台板の適所に固定する様に構成している。
かかる構成により、舞台板の折り立て変形時には、舞台板の進展時に圧縮状態にある圧縮コイルバネを舞台板の折り立て方向へ付勢させられ、かかる圧縮コイルバネの付勢力によって重い舞台板の折り立て方向に持ち上げようとする力を助勢し、軽い力で舞台を円滑に折り立て変形させられ、一方舞台板を進展させる場合には、圧縮コイルバネの付勢力に抗してこれを徐々に圧縮させるため、舞台板が急激に進展して舞台設置面に衝撃を生じさせることなく、安全に舞台に変形させることができる。
実用新案登録第2515974号公報 特許第5860826号公報
ところで、ウインチ装置を用いた折り立て収納式舞台(特許文献1参照)では、舞台板の折り立て状態でワイヤを巻き取ることにより舞台板の折り立て状態を維持しており、ウインチ装置を作動させてワイヤを繰り出さない限り、舞台板を伸展させることはできないが、特許文献2の折り立て収納式舞台では、舞台板の折り立て状態を特許文献1のウインチ装置で強制的に保持する構成でないため、圧縮コイルバネの付勢力に抗する相当な力を初動時に必要とはいえ、舞台板を用もなく勝手に伸展させることができ、安全性において充分でないといった課題を有している。
そこで、本発明では、折り立て状態において舞台板を勝手に伸展させることができない折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置を提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に直立固定した前方束柱と、該前方束柱の後方に車輪を設けて前後動可能に対向配置した後方束柱の夫々に、前後一対の舞台板の基端を俯仰自在に枢着すると共に、舞台板を屈伸可能に連結することにより、舞台板を水平に伸展させることで舞台に変形させ、伸展状態の舞台板をその連結部で屈曲して二つ折りの舞台板を裏合せに折り立て変形させる様にした折り立て収納式舞台において、舞台板の折り立て状態で後方束柱の移動を抑止する施錠手段を設けたことを特徴とする。
施錠手段は、上記折り立て状態で、格納庫内の床面、格納庫内の壁面、及び連結部の前方に配置される折り立て収納式舞台の前方構成部材の中から選択された固定側適所に、連結部の後方に配置される折り立て収納式舞台の後方構成部材を繋留手段を介して係脱可能に設けたことを特徴とする。
繋留手段は、上記折り立て状態で、上記固定側適所から後方構成部材へ向かって突設した突片と、該突片の前後方向に直交する方向に設けた切込みに係脱可能と成す様に後方構成部材に設けた係合子とから成ることを特徴とする。
係合子は、上記切込みに対し係脱可能と成す様に回動自在に設けられ、係合子の支軸には、該支軸を回動可能なキーハンドルを上記折り立て状態における後方構成部材の外部から係脱可能に設けたことを特徴とする。
後方構成部材において係合子の近傍には、上記折り立て状態で、係合子が係脱可能な別途切込みを形成した受承板を突片と平行に設けたことを特徴とする。
又、上記折り立て状態で、後方束柱の車輪の後方に、該車輪が乗り越し可能な高さを有する車止めを敷設したことを特徴とする。
要するに本発明は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に直立固定した前方束柱と、該前方束柱の後方に車輪を設けて前後動可能に対向配置した後方束柱の夫々に、前後一対の舞台板の基端を俯仰自在に枢着すると共に、舞台板を屈伸可能に連結することにより、舞台板を水平に伸展させることで舞台に変形させ、伸展状態の舞台板をその連結部で屈曲して二つ折りの舞台板を裏合せに折り立て変形させる様にした折り立て収納式舞台において、舞台板の折り立て状態で後方束柱の移動を抑止する施錠手段を設けたので、舞台板を勝手に伸展させることができず、いたずらの防止や折り立て収納式舞台の折り立て収納時の安全性を向上できる。
施錠手段は、上記折り立て状態で、格納庫内の床面、格納庫内の壁面、及び連結部の前方に配置される折り立て収納式舞台の前方構成部材の中から選択された固定側適所に、連結部の後方に配置される折り立て収納式舞台の後方構成部材を繋留手段を介して係脱可能に設けたので、繋留手段の係合により固定側の格納庫内の床面、格納庫内の壁面、及び前方構成部材の中から選択された固定側適所に、移動側の後方構成部材を繋留でき、これにより舞台板の折り立て状態での後方束柱の移動を抑止でき、繋留手段による係合を解除して前記固定側適所から離脱可能と成すことにより後方束柱を移動させて舞台板を伸展させることができる。
繋留手段は、上記折り立て状態で、上記固定側適所から後方構成部材へ向かって突設した突片と、該突片の前後方向に直交する方向に設けた切込みに係脱可能と成す様に後方構成部材に設けた係合子とから成るので、切込みに係合子を係合させると、係合子を介して上記後方構成部材は後方へ移動できず、後方束柱の移動を抑止でき、切込みから係合子を離脱してその係合を解除すると、後方束柱の移動抑止が解除され、舞台板を伸展させることができる。
係合子は、上記切込みに対し係脱可能と成す様に回動自在に設けられ、係合子の支軸には、該支軸を回動可能なキーハンドルを上記折り立て状態における後方構成部材の外部から係脱可能に設けたので、キーハンドルの前記支軸への係合によりキーハンドルと係合子とを連繋させて係合子を上記切込みに対し係脱可能に回動操作でき、キーハンドルの支軸からの離脱により、係合子の前記操作を不能とできるため、キーハンドルの支軸に対する係脱により舞台板の折り立て状態の保持及びその解除を管理できる。
後方構成部材において係合子の近傍には、上記折り立て状態で、係合子が係脱可能な別途切込みを形成した受承板を突片と平行に設けたので、上記折り立て状態で2枚の平行な突片と受承板の各切込みに係合子を直交状に係合することにより、かかる状態で係合子に外力が作用しても、この外力を係合子が係合する2箇所で分散させて撓み難くでき、その強度を向上させることができる。
上記折り立て状態で、後方束柱の車輪の後方に、該車輪が乗り越し可能な高さを有する車止めを敷設したので、舞台板の折り立て変形時に車輪が車止めを乗り越すと、舞台板を折り立て変形を完了でき、車輪の後方に位置する車止めが車輪の後方への逆戻りの妨げとなって車輪を定位置に止め、上記折り立て状態での車輪の正確な位置決めを可能とし、後方束柱の移動を抑止する確実な施錠、即ち突片の切込みに係合子を確実に係合させることができる等その実用的効果甚だ大である。
折り立て収納式舞台の側面図である。 舞台板を省略した一部破断平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 折り立て収納状態を示す舞台の側面図である。 図6の一部省略正面図である。 図7の平面図である。 図8のD−D断面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
図に示す折り立て収納式舞台1は、舞台設置室Rの壁Wに凹設された格納庫Sに折り立て収納可能に設けられるものにして、格納庫Sの奥方床面f上にアンカーボルトにて直立固定した前方束柱2と、該前方束柱2の後方にこれと同一高にして、前後動可能に車輪3bを設けて対向配置した後方束柱3との夫々に前後一対の舞台板4、5の基端を俯仰自在に枢着すると共に、舞台板4、5の先端同士を屈伸可能に連結することにより、舞台板4、5を水平に伸展させることで舞台に変形させ、伸展状態の舞台板4、5をその連結部6で屈曲して二つ折りの舞台板4、5を裏合せに折り立て変形させる様に構成されている。
図2に示す様に、前方及び後方束柱2、3(以下、束柱2、3とも称する。)は、横手(左右)方向に所定間隔を置いて8本を起立配置し、前後で対応する束柱2、3は左右方向で平行に(食い違い)配置し、隣接する前方束柱2同士及び後方束柱3同士は、その上中下段が縛貫7、7a、7bで連結され、該縛貫7、7a、7bは前方及び後方束柱2、3に一体と成している(図3、5参照)。
又、束柱2、3の中間にして、後方束柱3の真正面には中間束柱8を8本起立配置しており、隣接する中間束柱8同士は、その上下段が縛貫9、9aで連結されている(図2、4参照)。
そして、前方束柱2の下段縛貫7bと中間束柱8の下段縛貫9a、及び後方束柱3の下段縛貫7bと中間束柱8の下段縛貫9aとは、所定間隔置き(各束柱2、3、8に近接して)に夫々が8本の連接杆10にて枢着連結されている。
尚、左右端側の前後の夫々で平行な2本の連接杆10にはその前後に連杆10aを平行に架設している。
舞台板4、5は、横長矩形状の床板11、12(図2では説明の便宜上二点鎖線で示す。)と、該床板11、12裏面の前後方向に所定間隔置きに複数平行配置した根太13(図2では説明の便宜上省略)と、該根太13に直交して横手方向に所定間隔置きに8本平行配置した大引14、15とからなる。
床板12(以下、後方床板12とも称する。)は、床板11(以下、前方床板11とも称する。)より奥行き(前後方向長さ)が後述する様に長く設定されているが、各床板11、12ともに横幅は同長に設定されている。
根太13は、床板11、12と大引14、15の間に介装固定され、床板11下部の根太13の全長は左右側端の束柱2の間隔と同一長に設定され、床板12下部の根太13の全長は左右側端の束柱3の間隔と同一長に設定されている。
大引14、15はこれが水平状態から垂直状態へと、又はその逆に回動する様に各基端を束柱2、3の上部に俯仰自在に枢着されており、前方束柱2に枢着した前方の大引14(以下、前方大引14とも称する。)よりも後方束柱3に枢着した後方の大引15(以下、後方大引15とも称する。)を長く設定している。
これにより、前方及び後方大引14、15の水平状態では、前方及び後方束柱2、3の内向面2a、3aの上部に対し直角に突出し、垂直状態で前方及び後方束柱2、3の上端面上に直立する様に成している(図2、3、5、6参照)。
そして、前方大引14の先端と、該先端に相当する後方大引15の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結している。
後方大引15の上記先端寄り部位は、中間束柱8の上端上部左右より一対の舌片を後方突設したブラケット8a先端に枢着され、該ブラケット8aの左右舌片間に中間束柱8に対し直角に挿通・離脱する様に回動可能と成しており、中間束柱8は後方大引15の水平状態で束柱2、3の中間となる後方大引15の先端寄り部位より下方へ直角に突出して着地し、後方大引15の直立状態で後方大引15と並列する様にブラケット8aを介して後方大引15に連結されている。
又、隣接する中間束柱8同士は、その上段のブラケット8aが縛貫9で、下段が縛貫9aで夫々に連結されている(図4参照)。
前方大引14はその先端が中間束柱8間の上段縛貫9における前方束柱2との対向面に水平突設したブラケット16に枢着連結されている(図2、4参照)。
ここにブラケット16、中間束柱8上端(ブラケット8a)と、これらを一体連結してなる縛貫9とが前方及び後方大引14、15を屈伸させる舞台板4、5の連結部6となる。
そして、後方大引15にはその長さに相当する奥行きを有する後方床板12を根太13を介して設けることにより舞台板5(以下、後方舞台板5とも称する。)を構成し、前方大引14には、後方大引15との水平伸展状態で後方床板12の前端に該後方床板12と同一平面上に連続する所定奥行きの前方床板11を根太13を介して設けることにより舞台板4(以下、前方舞台板4とも称する。)を構成している。
かかる構成により、前方大引14と後方大引15とをその連結部6で二つ折りに屈曲させて前方舞台板4と後方舞台板5を裏合せに折り立て変形させた状態で、最上端となる後方舞台板5の前端に対応して格納庫Sの天井高さが設定され、後方舞台板5が格納庫Sの開口部上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して前記開口部を閉塞する様に、格納庫S内に収容可能と成している(図6参照)。
各束柱2、3における舞台板4、5(大引14、15)の基端枢軸より下方には、舞台板4、5の折り立て状態で無負荷状態の圧縮コイルバネ17を外嵌すると共に、該圧縮コイルバネ17の一端を当止め支持するバネ受け18を基端側に設けたバネ支持杆19の基端を舞台板4、5の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の圧縮コイルバネ17の他端に当接してバネ支持杆19の先端側を遊嵌するバネ押え20を舞台板4、5の適所(図示例では大引14、15裏面)に固定して成る開閉器21を設けている。
圧縮コイルバネ17は、内外径は同径だが、バネ定数の異なる2本以上(図示例では3本)の圧縮コイルバネ17a、17b、17cを直列に連接して成り、各圧縮コイルバネ17a、17b、17cの長さ及びバネ定数は適宜に設定される。
バネ支持杆19は、無負荷状態の圧縮コイルバネ17a、17b、17cの直列長さよりも長い螺子棒から成り、その基端を束柱2、3において、大引14、15の基端枢軸より下方の内向面2a、3aに水平突設したブラケット22に枢着している。
又、バネ支持杆19の基端には2個のナット23、23aを螺着すると共に、バネ支持杆19の先端側のナット23には、バネ支持杆19を挿通し、且つ外径が圧縮コイルバネ17a、17b、17cの内径より大きい円板状のバネ受け18を当接している。
尚、バネ支持杆19上のナット23、23aの移動にてバネ受け18とバネ押え20との間隔を調整でき、これにより圧縮コイルバネ17a、17b、17cの付勢力を調整可能と成している。
バネ押え20は大引14、15裏面に束柱2、3の内向面2a、3aに対向する様に垂設した圧縮コイルバネ17a、17b、17cの外径より大きい方形板であり、該方形板の中心にはバネ支持杆19のみを挿通している。
次に、上記折り立て収納式舞台1に備えた折り立て収納保持装置について説明する。
この折り立て収納保持装置は、舞台板4、5の折り立て状態で後方束柱3の移動を抑止する施錠手段24であって、該施錠手段24は、前記折り立て状態で、格納庫S内の床面f、格納庫S内の壁面W1、及び連結部6の前方に配置される折り立て収納式舞台1の前方構成部材1aの中から選択された固定側適所(図示例では左右端側の夫々に位置する前方束柱2の一側面)に、連結部6の後方に配置される折り立て収納式舞台1の後方構成部材1bを繋留手段25を介して係脱可能に設けている。
前方構成部材1aは、前方舞台板4の構成材(床板11、根太13、大引14)、前方束柱2、及び該前方束柱2に一体と成した縛貫7、7a、7bである。
後方構成部材1bは、後方舞台板5の構成材(床板12、根太13、大引15)、後方束柱3、該後方束柱3に一体と成した縛貫7、7a、7b、及び左右の後方束柱3の後端面間に架設した幕板26である。
繋留手段25は、上記固定側適所(左右端側の前方束柱2の一側面)から後方構成部材1bへ向かって突設した突片27と、該突片27に係脱自在と成す様に後方構成部材1bに設けた係合子28とから成る。
突片27は、厚みを左右方向に合致させた前後に長い帯板から成り、その基端を左右端側の前方束柱2に一体と成した縛貫7b(以下、前方縛貫7bと称する。)上にして、且つ前記前方束柱2の一側面に固着し、その先端方を該前方束柱2から後方束柱3へ向かって水平に突出し、舞台板4、5の折り立て状態で、突片27の先端部は、左右端側の後方束柱3に一体と成した縛貫7b(以下、後方縛貫7bと称する。)上に配置される様に成している。
又、突片27の先端部には前後方向に直交する方向(図示例では上下方向)にその上端より一条の切込み27aを設け、該切込み27aに係合子28を係脱自在に設けている。
係合子28は、舞台板4、5の折り立て状態において、後方縛貫7b上で突片27の先端部より先である後方に突片27に対し直角に立設した支持板29に取付けている。
支持板29の下端には、これに直角に水平板29aを連続形成し、該水平板29aを後方縛貫7b上面に固着しており、該水平板29aとの衝突回避用の鉤状切欠27bを突片27の先端下部に形成している。
支持板29には、その前面に支持板29と平行に配置した長円板状の係合子28の基端を枢着し、該係合子28の基端を軸着した支軸30は、支持板29に直交して軸受けされ、その基端面を支持板29の後面に露出している。
係合子28の支軸30には、該支軸30を回動可能な略T字状のキーハンドル31を舞台板4、5の折り立て状態における後方構成部材1aの外部から係脱可能に設けている。
支軸30の基端面には鍵穴30aが凹設され、該鍵穴30aは幕板26に設けた透孔26aを介して外部に連通し、該透孔26aに挿通可能と成したキーハンドル31の軸部先端に鍵穴30aに合致して支軸30に連結される鍵部31aを設けている。
そして、キーハンドル31の鍵部31aを鍵穴30aに差し込み、キーハンドル31の回動に連動して回動する係合子28の先端を切込み27aに係脱自在と成し、係合子28が切込み27aに係合することで、後方束柱3の移動を抑止する様に施錠され、切込み27aから係合子28を離脱することによりその施錠が解除(解錠)され、後方束柱3の移動を可能としている。
又、後方構成部材1bの後方縛貫7b上において係合子28の近傍には、突片27と同様に係合子28の先端が係脱可能な受承板32を支持板29の前面に直角に立設し、受承板32には切込み27aと同様な別途切込み32aがその上端より形成されており、係合子28は、舞台板4、5の折り立て状態で、突片27と該突片27に平行となる受承板32に係脱可能に設けられ、この様に2枚の平行な突片27と受承板32の切込み27a、32a に係合子28が直交状に係合することにより、係合子28に外力が作用した時にかかる外力を2箇所に分散して撓み難くし、強度を向上させている。
又、舞台板4、5の折り立て状態で、全て或いは特定の後方束柱3の車輪3bの前後には、当止めストッパー33と車止め34とを設けている。
当止めストッパー33は、当止め対象の車輪3b(図2参照)に位置対応する前方束柱2の側部の適宜高さ位置に基台35を配置し、該基台35の後部端面に前後に長さ調節自在な螺子から成る基軸を突設し、該基軸の先端に所定径の円盤36の中心を固着し、該円盤36の表面(車輪3bとの対向面)にゴム製の緩衝材37を貼着している。
車止め34は、舞台板4、5の折り立て状態で車止め対象の車輪3b(図2参照)の軌道上の後方に、該車輪3bが乗り越し可能な高さを有する薄肉板状の車止め34を床面f上に敷設して成り、該車止め34の前後端部は床面fに向かって傾斜形成している。
上記の様に構成された折り立て収納式舞台1にあっては、前方大引14と後方大引15とをその連結部6で二つ折りに屈曲させて前方舞台板4と後方舞台板5を裏合せに折り立て変形させた状態で、後方舞台板5が格納庫Sの開口部上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して、その開口部を閉塞する様に、格納庫S内に収容される。
よって、二つ折りに折り立て変形させた後方舞台板5の奥行き(高さ)を前方舞台板4よりも長く設定することにより、折り立て収納状態で格納庫Sの開口部を閉塞する後方舞台板5の最も高い前端(上端)に対応する様に、格納庫Sの天井を所望の高さに設定でき、舞台板4、5の伸展により構成される舞台1上から格納庫Sの天井までを所望の高さに引き上げることができる。
この舞台板4、5の折り立て状態では、当止めストッパー33が後方束柱3の車輪3bを当止めし、車輪3bの後方に位置する車止め34が車輪3bの後方への逆戻りの妨げとなって車輪3bを定位置に止め、車輪3bの正確な位置決めを可能とし、係合子28の回転軌道上に突片27の切込み27aを配置させられ、後述の如く切込み27aに係合子28を確実に係合させられる。
そして、幕板26の透孔26aにキーハンドル31の軸部を通し、その先端の鍵部31aを鍵穴30aに差し込み、幕板26を介してキーハンドル31と支軸30を連繋し、幕板26の外側からキーハンドル31を回動させる。
これにより、キーハンドル31の回動で支軸30を介して同様に回動する係合子28は突片27の切込み27aに直交する様に係合し、この係合で後方構成部材1bの移動が阻まれ、後方束柱3の移動を抑止する様に施錠でき、キーハンドル31を支軸30から離脱させることでその施錠は完了し、舞台板4、5の上記折り立て収納状態を堅固に保持できる。
かかる施錠状態において、係合子28は、突片27だけでなく該突片27に平行な受承板32の切込み27a、32a に直交状に係合することにより、係合子28に外力が作用した時にかかる外力を2箇所に分散して係合子29を撓み難くし、その強度を向上させている。
又、上記施錠を解除するには、透孔26a通してキーハンドル31の軸部を支軸30に連繋し、キーハンドル31の回動操作で切込み27aから係合子28を離脱することにより、その施錠を解除し、後方束柱3の移動を可能としている。
前方及び後方舞台板4、5とバネ支持杆19は俯仰(揺動)方向が同じであるが、夫々の回転中心を異にし、バネ支持杆19はその先端側が舞台板4、5の大引14、15の夫々に固定されたバネ押え20を挿通して進退可能なため舞台板4、5の俯仰に追従する。
このため、図6に示す折り立て状態の舞台板4、5を傾倒させると、バネ押え20に対するバネ支持杆19の先端側の貫通突出長が徐々に長くなり、従ってバネ押え20とバネ受け18間の間隔が狭まって舞台板4、5の折り立て状態で無負荷状態で自由高さの圧縮コイルバネ17は徐々に圧縮されることで負荷が付与され、舞台板4、5は進展状態となって舞台が構成される。
又、舞台板4、5の傾倒中では、圧縮コイルバネ17a、17b、17cのいずれにも同様の負荷が作用し、その負荷が小さい傾倒当初は圧縮コイルバネ17a、17b、17cの3本のバネ定数は小さく、1本だけのときよりも縮みの割合が大きくなるため、同じ負荷しか作用させなくてもしなやかに舞台板4、5を傾倒させられる。
そして、舞台板4、5の勾配が緩やかになり負荷が極めて大きくなり、圧縮コイルバネ17a、17b、17cのバネ定数の小さいものから順に縮まなくなると、全体のバネ定数はバネ定数の最も大きいものと同じになり大きくなり、その縮みの割合が小さくなる。
この様に、負荷の大きさに応じてバネ定数を変化させられ、傾倒当初は比較的スムーズに傾倒させられ、その勾配が水平に近づくと、圧縮コイルバネ17の付勢力に抗してこれを徐々に圧縮させられるため、舞台板4、5が急激に進展して床面fに衝撃を生じさせることなく、揺動が緩やかとなり、舞台板4、5を良好に傾倒操作でき、安全に舞台に変形させられる。
そして、前方及び後方舞台板4、5の水平伸展状態では、前方大引14と後方大引15との連結部6と前方及び後方舞台板4、5の継ぎ目が位置ずれしていること、並びに前方大引14と後方大引15とは左右方向で食い違いに配置され、これらが舞台変形状態における後方舞台板13の前端側を受承していることから、舞台1の強度を向上できる。
又、伸展状態の舞台板4、5の折り立て変形時には、圧縮状態にある圧縮コイルバネ17を舞台板4、5の折り立て方向へ付勢させられ、かかる圧縮コイルバネ17の付勢力によって重い舞台板4、5の折り立て方向に持ち上げようとする力を助勢し、軽い力で舞台を円滑に折り立て変形させられる。
この時、圧縮された圧縮コイルバネ17a、17b、17cは、上記と逆の手順で伸びるので、折り立て当初は、バネ定数の最も大きいもののみによる大きい付勢力で伸びの小さいゆっくりな動作で舞台板4、5の傾斜を助勢でき、その勾配が増すと、圧縮コイルバネ17a、17b、17cが伸びるため、比較的スムーズに舞台板4、5を直立させられ、舞台板4、5を良好に折り立て操作できる。
1 折り立て収納式舞台
1a 前方構成部材
1b 後方構成部材
2 前方束柱
3 後方束柱
3b 車輪
4 舞台板
5 舞台板
6 連結部
24 施錠手段
25 繋留手段
27 突片
27a 切込み
28 係合子
30 支軸
31 キーハンドル
32 受承板
32a 切込み
34 車止め
f 床面
S 格納庫
W 壁
W1 壁面

Claims (6)

  1. 壁に凹設された格納庫の奥方床面上に直立固定した前方束柱と、該前方束柱の後方に車輪を設けて前後動可能に対向配置した後方束柱の夫々に、前後一対の舞台板の基端を俯仰自在に枢着すると共に、舞台板を屈伸可能に連結することにより、舞台板を水平に伸展させることで舞台に変形させ、伸展状態の舞台板をその連結部で屈曲して二つ折りの舞台板を裏合せに折り立て変形させる様にした折り立て収納式舞台において、舞台板の折り立て状態で後方束柱の移動を抑止する施錠手段を設けたことを特徴とする折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
  2. 施錠手段は、上記折り立て状態で、格納庫内の床面、格納庫内の壁面、及び連結部の前方に配置される折り立て収納式舞台の前方構成部材の中から選択された固定側適所に、連結部の後方に配置される折り立て収納式舞台の後方構成部材を繋留手段を介して係脱可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
  3. 繋留手段は、上記折り立て状態で、上記固定側適所から後方構成部材へ向かって突設した突片と、該突片の前後方向に直交する方向に設けた切込みに係脱可能と成す様に後方構成部材に設けた係合子とから成ることを特徴とする請求項2記載の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
  4. 係合子は、上記切込みに対し係脱可能と成す様に回動自在に設けられ、係合子の支軸には、該支軸を回動可能なキーハンドルを上記折り立て状態における後方構成部材の外部から係脱可能に設けたことを特徴とする請求項3記載の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
  5. 後方構成部材において係合子の近傍には、上記折り立て状態で、係合子が係脱可能な別途切込みを形成した受承板を突片と平行に設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
  6. 上記折り立て状態で、後方束柱の車輪の後方に、該車輪が乗り越し可能な高さを有する車止めを敷設したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の折り立て収納式舞台の折り立て収納保持装置。
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