JP2017226752A - インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 - Google Patents

インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 Download PDF

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公則 増田
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通彦 南場
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Abstract

【課題】本発明は、高い消泡性を持ち、かつ、保存安定性を向上させることができるインクを提供することを目的とする。【解決手段】HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)と、HLB値が6以下である界面活性剤(B)と、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールからなるジオール化合物(C)と、を含むインク。前記フッ素系界面活性剤(A)としては構造式が[C6F13−CH2CH2−]で表される基を有する化合物であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、インク、インク収容容器、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方式は、非常に微細なノズルからインク液滴を吐出し、前記インク液滴を記録媒体上に付着させて、文字や画像を形成する記録方式である。この方式は、他の記録方式に比べてフルカラー化が容易であり、簡易な構成の装置であっても高解像度の画像が得られる利点があるため、近年広く用いられている。
インクジェット記録方式に使用されるインクとして、顔料系インクがある。顔料は染料に比べて耐水性や耐候性の観点において優れているため、近年、着色剤として顔料を用いるインクが主に使用されている。
顔料系インクにおいて、通常の炭化水素系界面活性剤をインク中に添加することによっては、画像ベタ部の均一性、カラー画像の発色性などにおいて染料インクと同等レベルを達成することが困難である。このため、よりインクの表面張力を下げる能力が高い、フッ素系界面活性剤を用いることで、画像ベタ部の均一性を上げ、発色性改善が図れることが既に知られている。
また、このようなインクジェット記録方式に用いられるインクには、画質以外にも様々な特性が要求される。特に、インクをヘッドから吐出する際の吐出安定性は画像品質を左右し、重要なものとなっている。
例えば、特許文献1には、特定の界面活性剤を特定量添加することで、インクの吐出安定性を向上させて高速印刷に対応できることが提案されている。
しかしながら、当該インクではインクの消泡性が不十分であり、また、インクの保存安定性については考慮されていない。
本発明は、高い消泡性を持ち、かつ、吐出安定性及び保存安定性を向上させることができるインクを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明は、下記(1)に記載する通りのインクに係るものである。
(1)HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)と、
HLB値が6以下である界面活性剤(B)と、
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールからなるジオール化合物(C)と、
を含むインク。
本発明によると、高い消泡性を持ち、かつ、吐出安定性及び保存安定性に優れたインクを提供することができる。
本発明のインクを用いる記録装置の一例を示す図である。 本発明のインクを収容するメインタンクの斜視図である。
本発明のインクは、HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)と、HLB値が6以下である界面活性剤(B)と、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールからなるジオール成分(C)と、を含む。
また、以下では、主に本発明のインクをインクジェット記録用インクとして用いる場合を例にとって説明するが、本発明のインクはスプレー塗工、ローラー塗工など他の画像形成方法であっても使用できる。
以下では、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールからなるジオール成分(C)を単に「ジオール成分(C)」ということがある。
前記フッ素系界面活性剤(A)は下記構造式(I)で表される基を有する化合物であることが好ましい。
13−CHCH− ・・・ (I)
さらに、構造式(I)で表される基を有する化合物が、下記一般式(1)で表される化合物であることがより好ましい。
13−CHCHO(CHCHO)H ・・・ (1)
ただし、前記一般式(1)中、nは1〜40の自然数である。
さらに、前記界面活性剤(B)は下記一般式(2)で表される化合物であることが好ましい。
Figure 2017226752
(一般式(2)中、Rは水素原子、または、炭素数が1〜4個のアルキルラジカルである。aは1〜30の整数であり、bは0〜30の整数である。x及びyは、4≦x+y≦60、x≧y、及びy≧1を満たす。)
さらに、前記界面活性剤(B)は、インク全量に対して0.16質量%以上2.0質量%以下含有することが好ましい。
さらに、前記ジオール化合物(C)は、インク全量に対して0.1質量%以上8.0質量%以下含有することが好ましい。
さらに、インク組成物中において、前記界面活性剤(B)の質量(W)と、前記ジオール化合物(C)の質量(W)との比率が、W/W≧4であることが好ましい。
さらに、インク組成物中において、前記界面活性剤(A)の質量(W)と、前記界面活性剤(B)の質量(W)との比率が、W/W≦4.5であることが好ましい。
本発明においては、HLB値の異なる2種類の界面活性剤を併用することにより、高い消泡性と画像品質とを両立できるインクを提供できる。HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤が泡立ちやすいことから生じる吐出不安定性は、HLB値が6以下の界面活性剤が消泡剤として振舞うことにより抑えることができる。
なお、ここでHLB(Hydrophilic Lipophilic Balance:親水性親油性バランス)値とは、界面活性剤分子の親水基と親油基とのバランスから決められる値であり、HLB値が高いと親水性が高い界面活性剤であることを示し、HLB値が低いと親油性が高い界面活性剤であることを示す。
このHLB値は、いくつかの求め方があり、それぞれで若干値が変化する。本発明において用いられる界面活性剤のHLB値は、グリフィンが提唱した化合物の親水性を評価する値であり、下記の数式(1)によって算出される値のことを言う。グリフィン法によるHLB値は、0〜20の範囲内の値を示し、数値が大きい程、化合物が親水性であることを示す。
HLB値=20×(親水基の質量%)
=20×(親水基の式量の総和/界面活性剤の分子量)・・・数式(1)
本発明で用いるフッ素系界面活性剤のHLB値は6より大きい必要がある。フッ素系界面活性剤のHLB値が6以下の場合、水系インク溶媒への溶解が困難になるので好ましくない。
さらに、前記構造式(I)で表される基を有する化合物をインク中に特定の割合で含有させることにより、高濃度であるが表面張力が低く、普通紙の印字においては、ビヒクルが速やかに紙に浸透し、着色剤が表面に残りやすくなるという従来のインクの特徴の他に、着色剤の偏在もなくなり、紙面上に均一に着色剤が存在することで、均染性が格段に向上するため好ましい。その結果、高彩度及び高発色濃度であるが、裏抜けの少ない画像が得られる。また、フッ素系界面活性剤の特徴である高い起泡性による吐出不安定は、消泡剤として機能するHLB値が6以下の界面活性剤を添加することで抑えることができる。
さらに、ジオール化合物(C)を特定の割合で含有させることにより、インク中の成分の均一性を向上させることができる。この結果、長期保存によるインク成分の分離が抑えられ、保存安定性を向上させることができる。さらには、驚くべきことに消泡性を増強する効果も見られる。この原理についてはよく分かっていないが、インクの均一性を高めることで消泡成分をインク中に拡散させやすくし、泡をより素早く消泡させることができるためであると考えられる。
<構造式(I)で表される基を有する化合物>
前記構造式(I)で表される基を有する化合物は、表面張力の低下から、画像品質の向上(高発色性など)、部材に濡れ性を付与することができる。
前記構造式(I)で表される基を有する化合物としては、下記一般式(1)で表される化合物であることが好ましい。
13−CHCHO(CHCHO)H ・・・ (1)
前記一般式(1)において、nは1〜40の自然数が好ましく、5〜30がより好ましい。
前記一般式(1)中のパーフルオロアルキル基C13は、部材への濡れ性の点から、直鎖であることが好ましい。
前記一般式(1)で表される化合物は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記一般式(1)で表される化合物としては、前記一般式(1)中、nが7〜17である化合物;前記一般式(1)中、nが25〜35である化合物;前記一般式(1)中、nが7〜17及び25〜35である化合物;前記一般式(1)中、nが5〜20である化合物;前記一般式(1)中、nが6〜22である化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記一般式(1)中、nが6〜22である化合物;前記一般式(1)中、nが5〜20である化合物;前記一般式(1)中、nが7〜17及び25〜35である化合物が特に好ましい。
前記市販品としては、例えば、Chemours社製のCapstone(キャップストーン、登録商標)FS−30(前記一般式(1)中、nが6〜22)、Capstone(キャップストーン、登録商標)FS−34(前記一般式(1)中、nが5〜20)、Capstone(キャップストーン、登録商標)FS−3100(前記一般式(1)中、nが7〜17及び25〜35)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記構造式(I)で表される基を有する化合物の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記インクジェット記録用インク全量に対して、0.04質量%〜1.5質量%が好ましく、0.05質量%〜1.0質量%がより好ましく、0.1質量%〜0.5質量%が特に好ましい。この数値範囲において、インクジェット記録用インクの表面張力を低下させ、ビヒクルを速やかに浸透させて、着色剤を紙面上に残存することができる。
前記含有量が、0.04質量%以上であると、高発色性の効果が得られ、1.5質量%以下であると、良好なインクジェット記録用インクの保存安定性が得られる。
前記HLB値が6以下の界面活性剤はインク中で消泡剤としても振舞うことになる。インク中に添加された界面活性剤は、インクの液気界面に配向する傾向があり、界面張力を低くすることで必要な機能を得られるが、同時にインク中に発生した泡を安定化させ、消泡しにくくしてしまう。これを防ぐため、通常は消泡剤を添加する。
ここで、泡の生成(発泡)とは、液体が薄い膜になって空気を包むことである。この泡の生成にはインクの表面張力や粘度等の特性が関与する。即ち、水のように表面張力が高い液体は、液体の表面積をできるだけ小さくしようとする力が働くために、発泡し難い。これに対して、高粘度で高浸透性のインクは、表面張力が低いために発泡し易く、溶液の粘性により生成した泡が維持されやすく、消泡し難い。
通常、消泡剤は、泡膜の表面張力を局部的に低下させて泡を破壊するか、発泡液に不溶な消泡剤を発泡液表面に点在させることで泡を破壊する。インクに界面活性剤として表面張力を低下させる働きの極めて強いフッ素系界面活性剤を用いた場合には、前者の機構による消泡剤を用いても泡膜の表面張力を局部的に低下させることができないため、通常は用いられない。そのため、後者の発泡液に不溶な消泡剤が用いられるが、この場合、溶液に不溶な消泡剤によりインクの安定性が低下することがある。
本発明では、HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)に加え、HLB値が6以下の界面活性剤(B)を添加する。インク中に添加されたHLB値6以下の界面活性剤、特に前記一般式(2)で表される化合物は、表面張力を低下させる働きがフッ素系界面活性剤ほど強くないものの、該フッ素系界面活性剤に対する相溶性が高い。このため、消泡剤が効率的に泡膜に取り込まれ、フッ素系界面活性剤と消泡剤との表面張力の違いにより泡膜の表面が局部的に不均衡な状態となり、泡が破壊すると考えられる。
本発明の実施形態では、界面活性剤(B)のHLB値が6以下であることが好ましく、5以下であることがより好ましい。HLB値が6以下であることにより、洗浄時においてインク流路における泡の発生を抑制できるため、泡の混入によるインク組成物の吐出不良を低減することができる。
HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)とHLB値が6以下である界面活性剤(B)とのHLB値の差は大きいことが好ましく、このため、フッ素系界面活性剤(A)のHLB値は7以上であり、界面活性剤(B)のJHLB値が5以下であることがより好ましい。
HLB値が6以下の界面活性剤としては、特に限定されないが、具体的には、サーフィノール104、104E、104H、104A、104BC、104DPM、104PA、104PG−50、104S、420、DF−110D、82(以上全て商品名、Air Products and Chemicals. Inc.社製)、BYK−011、BYK−012、BYK−017、BYK−018、BYK−019、BYK−020、BYK−021、BYK−022、BYK−023、BYK−024、BYK−025、BYK−028、BYK−038、BYK−044、BYK−080A、BYK−093、BYK−094、BYK−1610、BYK−1615、BYK−1650、BYK−1730、BYK−1770(以上全て商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)が挙げられる。
より好ましくは、下記一般式(2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2017226752
一般式(2)において、Rは、水素原子、又は炭素数1〜4のアルキルラジカルを表す。aは、1〜30の整数を表し、bは0〜30の整数を表す。x及びyは、4≦x+y≦60、x≧y、及びy≧1を満たす。
Rで表されるアルキルラジカルは、アルキル基中の水素が引き抜かれてラジカル化した炭素数1〜4のアルキルラジカルである。すなわち、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ノルマルブチル等の炭素数1〜4のアルキルがラジカル化したアルキルラジカルを表す。
前記一般式(2)で表される化合物としては、特に限定されないが、例えば、BYK−017、BYK−018、BYK−019、BYK−021、BYK−023、BYK−024、BYK−025、BYK−028、BYK−044、BYK−093、BYK−094、BYK−1610、BYK−1615、BYK−1650、BYK−1730、BYK−1770、BYK−1798(いずれもビックケミー・ジャパン社製)、シルフェイスSAG001、シルフェイスSAG002、シルフェイスSAG003、シルフェイスSAG003、シルフェイスSAG005、シルフェイスSAG006、シルフェイスSAG503A、シルフェイスSAG008、シルフェイスSAG009、シルフェイスSAG010(いずれも日信化学工業社製)などが挙げられる。
インク中の一般式(2)で表される化合物の含有量は、0.16質量%以上2.0質量%以下であることが好ましい。インク中の一般式(2)で表される化合物の含有量がこの数値範囲であることにより、インクの消泡性を向上させることができる。
さらには、インク組成物中において、前記界面活性剤(A)の質量(W)と、前記界面活性剤(B)の質量(W)との比率が、0.001≦W/W≦4.5となることが好ましい。0.001≦W/W≦4.5の比率を満たすことにより、十分な消泡性を確保できる。
これまで挙げてきたもの以外にも、消泡剤をさらに添加することに制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
ジオール化合物(C)としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールを用いるが、特に2−エチル−1,3−ヘキサンジオールが好ましい。
ジオール化合物(C)の含有量は、保存安定性の観点から、0.1〜8.0質量%が好ましく、0.5〜5.0質量%であることがより好ましい。
さらに、インク組成物中において、前記界面活性剤(B)の質量(W)と、ジオール化合物(C)の質量(W)との比率は、W/W≧4となることが好ましい。W/W≧4の比率を満たすことにより、前記界面活性剤(B)がインク中に溶解し、さらには保存安定性を高めることができる。
(インク)
前記インクは、例えば、有機溶剤、水、色材、界面活性剤を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
前記有機溶剤は、インクの乾燥防止及び分散安定性を向上させることを目的として添加される。また、本発明における有機溶剤は、機能上、浸透剤や抑泡剤などとしても分類されるものも含むものとする。
前記水としては、例えばイオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることができる。
前記界面活性剤としては、前記色材の種類、前記有機溶剤などとの組み合わせによって前記色材の分散安定性を損なわず、表面張力が低く、浸透性、レベリング性の高いものが好ましい。
以下にこれらのインクの成分について、更に説明する。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
前記ジオール化合物(C)は、インク中で浸透剤としても振舞うことになる。必要に応じて、さらに添加剤を添加してもよく、ジオール化合物(C)の他にグリコールエーテル化合物も好適に使用される。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%〜60質量%がより好ましい。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンタ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料をインク中に分散させるには、顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、分散剤を用いて分散させる方法、などが挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加し水中に分散可能とした自己分散顔料等が使用できる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能なものを用いることができる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
<顔料分散体>
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いると良い。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<添加剤>
インクには、必要に応じて防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤などを加えても良い。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの物性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘度、表面張力、pH等が以下の範囲であることが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
<記録媒体>
記録に用いる記録媒体としては、特に限定されないが、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、汎用印刷紙等が挙げられる。
<記録物>
本発明のインク記録物は、記録媒体上に、本発明のインクを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
<記録装置、記録方法>
本発明のインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、立体造形装置などに好適に使用することができる。
本発明において、記録装置、記録方法とは、記録媒体に対してインクや各種処理液等を吐出することが可能な装置、当該装置を用いて記録を行う方法である。記録媒体とは、インクや各種処理液が一時的にでも付着可能なものを意味する。
この記録装置には、インクを吐出するヘッド部分だけでなく、記録媒体の給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
記録装置、記録方法は、加熱工程に用いる加熱手段、乾燥工程に用いる乾燥手段を有しても良い。加熱手段、乾燥手段には、例えば、記録媒体の印字面や裏面を加熱、乾燥する手段が含まれる。加熱手段、乾燥手段としては、特に限定されないが、例えば、温風ヒーター、赤外線ヒーターを用いることができる。加熱、乾燥は、印字前、印字中、印字後などに行うことができる。
また、記録装置、記録方法は、インクによって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、幾何学模様などのパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
また、記録装置には、特に限定しない限り、吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
更に、この記録装置には、卓上型だけでなく、A0サイズの記録媒体への印刷も可能とする広幅の記録装置や、例えばロール状に巻き取られた連続用紙を記録媒体として用いることが可能な連帳プリンタも含まれる。
記録装置の一例について図1乃至図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図である。図2はメインタンクの斜視説明図である。記録装置の一例としての画像形成装置400は、シリアル型画像形成装置である。画像形成装置400の外装401内に機構部420が設けられている。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク410(410k、410c、410m、410y)の各インク収容部411は、例えばアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。インク収容部411は、例えば、プラスチックス製の収容容器ケース414内に収容される。これによりメインタンク410は、各色のインクカートリッジとして用いられる。
一方、装置本体のカバー401cを開いたときの開口の奥側にはカートリッジホルダ404が設けられている。カートリッジホルダ404には、メインタンク410が着脱自在に装着される。これにより、各色用の供給チューブ436を介して、メインタンク410の各インク排出口413と各色用の吐出ヘッド434とが連通し、吐出ヘッド434から記録媒体へインクを吐出可能となる。
この記録装置には、インクを吐出する部分だけでなく、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
前処理装置、後処理装置の一態様として、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)などのインクの場合と同様に、前処理液や、後処理液を有する液体収容部と液体吐出ヘッドを追加し、前処理液や、後処理液をインクジェット記録方式で吐出する態様がある。
前処理装置、後処理装置の他の態様として、インクジェット記録方式以外の、例えば、ブレードコート法、ロールコート法、スプレーコート法による前処理装置、後処理装置を設ける態様がある。
なお、インクの使用方法としては、インクジェット記録方法に制限されず、広く使用することが可能である。インクジェット記録方法以外にも、例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法、スプレーコート法などが挙げられる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下において、「部」は、特に明示しない限り「質量部」を表す。「%」は、特に明示しない限り「質量%」を表す。
なお、実施例及び比較例のインクで用いた界面活性剤等の成分は以下の通りである。
表1〜3中における略語の意味は下記の通りである。
・界面活性剤A:フッ素系界面活性剤(Capstone FS−34、Chemours社製)、HLB値:12
・界面活性剤B:フッ素系界面活性剤(Capstone FS−3100、Chemourst社製)、HLB値:9.8
・界面活性剤C:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン溶液(BYK−1770、ビックケミー・ジャパン株式会社製、成分100質量%)、HLB値:6以下
・界面活性剤D:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン溶液(BYK−019、ビックケミー・ジャパン株式会社製、成分100質量%)、HLB値:6以下
・界面活性剤E:ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル酢酸ナトリウム(ECTD−3NEX、日光ケミカルズ株式会社製)、HLB値:6以下
・界面活性剤F:ポリシロキサン系界面活性剤(KF−351A、信越シリコーン株式会社製)HLB値=12
・界面活性剤G:ポリシロキサン系界面活性剤(KF−643、信越シリコーン株式会社製)HLB値=14
・KM−72F:自己乳化型シリコーン消泡剤(信越シリコーン株式会社製、成分100質量%)
・プロキセルLV:防黴剤(アビシア社製)
(顔料分散体の製造例1)
−シアン分散体の作製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えた1Lフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成株式会社製、商品名:AS−6)4.0g及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成株式会社製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルバレロニトリル2.4g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。
滴下終了後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内に、メチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50質量%のポリマー溶液800gを得た。
次に、前記ポリマー溶液の一部を乾燥し、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(標準:ポリスチレン、溶媒:テトラヒドロフラン)で測定したところ、重量平均分子量は15,000であった。
前記ポリマー溶液28g、ピグメントブルー15:3(大日精化工業株式会社製、クロモファインブルーA−220JC)26g、1mol/L水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g及びイオン交換水30gを十分に攪拌した。
その後、3本ロールミル(株式会社ノリタケカンパニー製、商品名:NR−84A)を用いて20回混練した。得られたペーストをイオン交換水200gに投入し、十分に攪拌した後、エバポレーターを用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、固形分量が20.0質量%の青色のポリマー微粒子分散体160gを得た。これを[顔料分散体1]とした。
得られたポリマー微粒子をマイクロトラックUPA(日機装株式会社製)で測定したところ、平均粒子径(D50%)は98nmであった。
(顔料分散体の製造例2)
−マゼンタ分散体の作製−
前記顔料分散体の製造例1において、銅フタロシアニン顔料であるピグメントブルー15:3をピグメントレッド122(大日精化工業株式会社製、クロモファインマゼンタ6886)に変更した以外は、前記顔料分散体の製造例1と同様にして、赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。これを[顔料分散体2]とした
得られたポリマー微粒子をマイクロトラックUPA(日機装株式会社製)で測定したところ、平均粒子径(D50%)は124nmであった。
(顔料分散体の製造例3)
−イエロー分散体の作製−
前記顔料分散体の製造例1において、銅フタロシアニン顔料であるピグメントブルー15:3をピグメントイエロー74(大日精化工業株式会社製、ファーストイエロー531)に変更した以外は、前記顔料分散体の製造例1と同様にして、黄色のポリマー微粒子分散体を得た。これを[顔料分散体3]とした。
得られたポリマー微粒子をマイクロトラックUPA(日機装株式会社製)で測定したところ、平均粒子径(D50%)は78nmであった。
(顔料分散体の製造例4)
−ブラック分散体の作製−
前記顔料分散体の製造例1において、銅フタロシアニン顔料であるピグメントブルー15:3をカーボンブラック(デグサ社製、FW100)に変更した以外は、前記分散体の製造例1と同様にして、黒色のポリマー微粒子分散体を得た。これを[顔料分散体4]とした。
得られたポリマー微粒子をマイクロトラックUPA(日機装株式会社製)で測定したところ、平均粒子径(D50%)は110nmであった。
(インクの調製例1〜23)
前記顔料分散体1〜4を用いて、下記表1〜3に示す処方で、常法によりインク1〜23を作製し、pHが9になるように水酸化ナトリウム10%水溶液にて調整した。
具体的には、水溶性有機溶剤と、HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)と、HLB値が6以下の界面活性剤(B)と、ジオール化合物(C)と、その他の添加剤と、イオン交換水とをこの順に材料を調合して30分間撹拌した後、前記顔料分散体1〜4を添加して30分間撹拌して、次いで、孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過した。得られたインク1〜23について、インク1〜18を実施例1〜18のインクとし、インク19〜23を比較例1〜5のインクとした。
Figure 2017226752
Figure 2017226752
Figure 2017226752
<インクの物性>
前記インク1〜23の各インクについて、以下のようにして、粘度、静的表面張力を測定した。結果を表4に示した。
−粘度−
25℃における各インクの粘度(mPa・s)を、R型粘度計(RC−500、東機産業株式会社製)を用いて、10rpm以上100rpm以下の適切な回転速度で測定した。
−静的表面張力−
25℃における各インクの静的表面張力(mN/m)を、全自動表面張力計(CBVP−Z、協和界面科学株式会社製)を用いて、白金プレート法によって測定した。
Figure 2017226752
次に、作製した各インクについて、以下のようにして、諸特性を評価した。結果を表5に示した。なお、以下に示した条件について、各インクが条件を満たす場合には「○」で示し、条件を満たさない場合には「×」で示した。
(条件A)
HLB値が6以上であるフッ素系界面活性剤(A)と、HLB値が6以下である界面活性剤(B)と、ジオール化合物(C)と、を全て含む。
(条件B)
界面活性剤(B)を、0.16質量%以上含む。
(条件C)
ジオール化合物(C)を、0.1質量%以上8.0質量%含む。
(条件D)
界面活性剤(B)の質量(W)と、ジオール化合物(C)の質量(W)との比率が、W/W≧4となる。
(条件E)
フッ素系界面活性剤(A)の質量(W)と、前記界面活性剤(B)の質量(W)との比率が、W/W≦4.5となる。
<消泡性>
25℃の環境下で、作製した各インクジェット記録用インクを100mlのメスシリンダーに10mlずつ入れ、各インクジェット記録用インクと気泡の体積が100mlになるまで一定圧力の空気を注入し、そこから泡が全て消えるまでの時間を消泡時間とし、以下の基準で評価した。
〔評価基準〕
AA:消泡時間が60秒未満
A:消泡時間が60秒以上180秒未満
B:消泡時間が180秒以上300秒未満
C:消泡時間が300秒以上600秒未満
D:消泡時間が600秒以上
<吐出安定性>
温度25℃±0.5℃、50±5%RHに調整された環境下で、インクジェットプリンター(株式会社リコー製、IPSio GXe3300)を用い、マイペーパー(株式会社NBSリコー製)上に印字を行い、印刷パターンは、各色印字面積が紙面全面積中5%であるチャートとし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを100%dutyで印字した。印字条件は、記録密度600dpiで、ワンパス印字とした。印字乾燥後、5%チャートベタ部の筋、白抜け、噴射乱れの有無を目視で観察し、評価した。この時の評価基準は以下の通りとし、Aを合格とし、B及びCを不合格とした。
〔評価基準〕
A:ベタ部に認められる筋、白抜け、噴射乱れがない。
B:ベタ部に若干の筋、白抜け、噴射乱れが2箇所以内で認められる。
C:ベタ部全域にわたって、筋、白抜け、噴射乱れが認められる。
<保存安定性の評価>
前記粘度計を用いて、保存前の粘度(25℃)と、密封した容器中で、70℃にて14日間保存した後に測定した保存後の粘度(25℃)とから、保存安定度を下記式に従って求め、以下の基準に基づいて評価した。
保存安定度(%)=(保存後の粘度/保存前の粘度)×100
〔評価基準〕
A:保存安定度が100%±5%以内
B:保存安定度が100%±5%超〜±10%未満
C:保存安定度が100%±10%以上
Figure 2017226752
(1)消泡性評価:実施例1〜18と、比較例1〜5の比較によれば、条件Aを満たすことで、良好な消泡性が得られることが分かる。
(2)消泡性評価:実施例1〜12、18と、実施例13〜17との比較によれば、条件Aを満たしていた場合でも、条件B〜Eのいずれかを満たしていない場合、消泡性に劣ることが分かる。
(3)吐出安定性評価:実施例1〜18によれば、良好な消泡性を持つインクは、良好な吐出安定性をも得られることが分かる。これは、インクの吐出時にノズル内に巻き込んだ微細な気泡や、キャビテーションによってインク内に生じた微細な気泡が、速やかに消泡するためである。
(4)保存安定性評価:実施例1〜12、18と、実施例13との比較によれば、条件Dを満たすことで、保存安定性が向上することが分かる。
(5)条件A〜Eの全てを満たすことで、極めて良好な消泡性と吐出安定性、保存安定性を全て両立させることができることが分かる。
400 画像形成装置
401 画像形成装置の外装
401c 装置本体のカバー
404 カートリッジホルダ
410 メインタンク
410k、410c、410m、410y ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク
411 インク収容部
413 インク排出口
414 収容容器ケース
420 機構部
434 吐出ヘッド
436 供給チューブ
特開2012‐193268

Claims (14)

  1. HLB値が6より大きいフッ素系界面活性剤(A)と、
    HLB値が6以下である界面活性剤(B)と、
    2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び/又は2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールからなるジオール化合物(C)と、
    を含むインク。
  2. 前記ジオール化合物(C)が2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを含むことを特徴とする請求項1に記載のインク。
  3. 前記フッ素系界面活性剤(A)が、下記構造式(I)で表される基を有する化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインク。
    13−CHCH− ・・・ (I)
  4. 前記フッ素系界面活性剤(A)が、下記一般式(1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインク。
    13−CHCHO(CHCHO)H ・・・ (1)
    ただし、前記一般式(1)中、nは1〜40の自然数である。
  5. 前記界面活性剤(B)が、下記一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインク。
    Figure 2017226752
    (一般式(2)中、Rは水素原子、または、炭素数が1〜4個のアルキルラジカルである。aは1〜30の整数であり、bは0〜30の整数である。x及びyは、4≦x+y≦60、x≧y、及びy≧1を満たす。)
  6. 前記界面活性剤(B)を、前記インク全量に対して0.16質量%以上2.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインク。
  7. 前記ジオール化合物(C)を、前記インク全量に対して0.1質量%以上8.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインク。
  8. 前記インク中において、前記界面活性剤(B)の質量(W)と、前記ジオール化合物(C)の質量(W)との比率が、W/W≧4であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインク。
  9. 前記インク中において、前記フッ素系界面活性剤(A)の質量(W)と、前記界面活性剤(B)の質量(W)との比率が、W/W≦4.5であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインク。
  10. 前記インクが、水と、色材と、有機溶剤とを含有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインク。
  11. 前記フッ素系界面活性剤(A)が、下記構造式(I)で表される基を有する化合物であり、
    前記界面活性剤(B)が、下記一般式(2)で表される化合物であり、
    前記ジオール化合物(C)が、前記インク全量に対して0.1質量%以上8.0質量%以下含まれており、
    前記インク中において、前記界面活性剤(B)の質量(W)と、前記ジオール化合物(C)の質量(W)との比率が、W/W≧4であり、
    水と、色材と、有機溶剤とを含有することを特徴とする請求項1に記載のインク。
    13−CHCH− ・・・ (I)
    Figure 2017226752
    (一般式(2)中、Rは水素原子、または、炭素数が1〜4個のアルキルラジカルである。aは1〜30の整数であり、bは0〜30の整数である。x及びyは、4≦x+y≦60、x≧y、及びy≧1を満たす。)
  12. 請求項1から11のいずれかに記載のインクを容器中に収容したことを特徴とするインク収容容器。
  13. 請求項1から11のいずれかに記載のインクに刺激を印加し、該インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔工程を少なくとも含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
  14. 請求項1から11のいずれかに記載のインクに刺激を印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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