JP2017225590A - 刷毛 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛材への液体の供給を容易に行うことができ、かつ周囲を汚さない刷毛を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の刷毛1は、本体部2と、本体部2から延びる、複数の合成樹脂製の毛材3と、毛材3の延在方向と逆方向に本体部2から延び、内部に液体を貯留可能な貯留空間を有する把持容器4とを備え、本体部2は、貯留空間内から毛材3の基端3b側へと連通する連通路22を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、食品上に液体を塗布するための刷毛に関する。
従来、食品加工工場などにおいて、パン、クッキー、ケーキ、ハンバーグなどの食品に卵黄、卵白、ハチミツ、シロップ、ソースなどの液体を塗布するために、動物性および植物性の毛材を用いた刷毛が用いられてきた。しかし、近年では、食品衛生上の問題から刷毛に動物性および植物性の毛材が用いられることがなくなり、たとえば特許文献1に示されるように、動物性および植物性の毛材のかわりに合成樹脂製の毛材が用いられるようになってきている。
特開2007−190189号公報
しかし、刷毛の毛材が合成樹脂により形成されると、合成樹脂特有の高い撥水性により、毛材上で液体を長時間保持することができない。したがって、毛材を液体に浸けた後、刷毛を食品の上側に持ってくるまでの間に、毛材に付着した大部分の液体が毛材からこぼれ落ちてしまう。そのため、食品に液体を塗布する毎に毛材を液体に浸ける必要があり、その手間がかかるだけでなく、液体が収容された容器と食品の間に多くの液体がこぼれ落ちるため、液体がこぼれ落ちた箇所の清掃に手間を要するという問題が生じる。
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、毛材への液体の供給を容易に行うことができ、かつ周囲を汚さない刷毛を提供することを目的とする。
本発明の刷毛は、食品に液体を塗布するための刷毛であって、前記刷毛が、本体部と、前記本体部から延びる、複数の合成樹脂製の毛材と、前記毛材の延在方向と逆方向に前記本体部から延び、内部に前記液体を貯留可能な貯留空間を有する把持容器とを備え、前記本体部は、前記貯留空間内から前記毛材の基端側へと連通する連通路を備えていることを特徴とする。
また、前記把持容器が前記本体部と係合可能な係合部を備え、前記本体部は、前記係合部が係合される被係合部を備え、前記把持容器および前記本体部が着脱可能に構成されていることが好ましい。
また、前記把持容器が外部から押圧可能な可撓性を有し、前記把持容器の外周が押圧されることにより、内部の液体が前記本体部に向かって供給されるように構成されていることが好ましい。
また、前記把持容器が、外部から押圧可能な可撓性を有する被押圧部と、前記被押圧部よりも剛性が高い、前記把持容器を把持するための把持部とを備えていることが好ましい。
また、前記把持容器が、前記液体を貯留する、外部から押圧可能な可撓性を有する袋状の内層と、前記内層の外側を少なくとも部分的に覆い、前記袋状の内層よりも剛性が高い外層とを備え、前記被押圧部が、前記外層に被覆されていない内層の部位により構成され、前記把持部が、前記外層により構成されていることが好ましい。
本発明の刷毛によれば、塗布する液体を連続して供給することができ、作業効率が向上し、液体が周囲にたれることを防止することができる。
本発明の第1実施形態の刷毛の本体部と把持容器とが分離された状態を示す正面図である。 図1の刷毛の本体部と把持容器とが取り付けられた状態を示す側面図である。 本体部に設けられた弁体を示す図である。 把持容器が倒立状態で載置された状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の刷毛を示す図である。 本発明の第3実施形態の刷毛を示す図である。 本発明の第4実施形態の刷毛を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の刷毛を詳細に説明する。以下に示す実施形態の刷毛は、あくまで一例であり、本発明の刷毛は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の刷毛は、食品に液体を塗布するために用いられる。たとえば、以下に示す実施形態の刷毛は、食品加工工場などにおいて、パン、クッキー、ケーキ、ハンバーグなどの食品に卵黄、卵白、ハチミツ、シロップ、ソースなどの艶出し剤や液体調味料といった食品用液体(液体)を塗布するための食品用途として有利に用いることができる。
<第1実施形態>
図1および図2に示されるように、本実施形態の刷毛1は、本体部2と、本体部2から延びる、複数の合成樹脂製の毛材3と、毛材3の基端3bから先端3aに向かう延在方向(図1中、上側)と逆方向に本体部2から延び、内部に液体を貯留可能な貯留空間を有する把持容器4とを備えている。本実施形態の刷毛1は、把持容器4内に食品に塗布される液体が収容され、把持容器4から毛材3に向かって適宜液体を供給することができ、毛材3の基端3b側から先端3a側に向かって供給された液体を、毛材3により食品に塗布する。
毛材3は、可撓性を有する柔軟な合成樹脂材料により形成され、食品に液体を塗布する。毛材3は、図1および図2に示されるように、その基端3b側が本体部2につながり、その先端3a側が食品に摺接されて、食品に液体を塗布する。なお、本明細書において、毛材3の「基端3b」は、毛材3の本体部2に近い側の端部であり、「基端3b側」は、基端3bおよび基端3bの近傍を意味する。また、毛材3の「先端3a」は、基端3bとは反対側の毛材3の自由端であり、「先端3a側」は、先端3aおよび先端3aの近傍を意味する。なお、毛材3の基端3bと本体部2との間の接続方法は特に限定されないが、たとえば、毛材3を本体部2と一体成形することにより接続することができる。また、毛材3の形成に用いられる合成樹脂としては、公知の合成樹脂製の刷毛に用いられる合成樹脂材料を用いることができる。毛材3の材料は、たとえば、コストや衛生上の観点からシリコーンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム、フッ素ゴムなどの合成ゴムや、オレフィン系エラストマーなどのプラスチックエラストマーなどを好適に用いることができる。
図1および図2に示されるように、毛材3は、本体部2から複数本延びている。本実施形態では、複数の細長い毛材3は、図1および図2に示されるように、互いに略平行に同方向に直線的に延びている。より具体的には、複数の毛材3は、各毛材3の延在方向に垂直な第1の方向(図1中、左右方向)に並んだ毛材群が、第1の方向に垂直な第2の方向(図2中、左右方向)に複数並んで、各毛材3が行(毛材3の束の長手方向)・列(毛材3の束の短手方向)をなすように配置されている。これにより、本実施形態では、複数の毛材3の束の外周が、略長円状または略長方形状となっている。なお、複数の毛材3の配置は、図示する配置に限定されるものではなく、毛材3の束の外周が略円形や略楕円状など、公知の配置とすることができる。また、本実施形態では、毛材3は、先端3aが半球状に形成されているが、毛材3の先端3aの形状は特に限定されず、基端3b側から先端3a側にかけて略同径のものを用いても構わない。
本体部2は、毛材3を束ねた状態で保持可能な部材である。本体部2は、複数の毛材3の配置に応じて適宜変更されるブロック状に形成される。本実施形態では、複数の毛材3の束の外周部が、略長円状または略長方形状に形成され、本体部2はその複数の毛材3の束の外周部に応じた形状を呈しているが、本体部2の形状は特に限定されない。また、本体部2の材料は特に限定されず、公知の刷毛に用いられる材料で形成することができる。毛材3と本体部2とは別材料で形成してもよいが、同材料で形成することが好ましい。たとえば、本体部2の材料としては、合成樹脂製とすることができ、コストや衛生上の観点からシリコーンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム、フッ素ゴムなどの合成ゴムや、オレフィン系エラストマーなどのプラスチックエラストマーなどを好適に用いることができる。
本体部2は、図1および図2に示されるように、毛材3の基端3bが設けられる一端2aと、把持容器4が設けられる他端2bとを有している。本実施形態では、図1に示されるように、本体部2は、把持容器4が着脱可能となるように構成されている。本実施形態では、本体部2は被係合部21を有し、この被係合部21に把持容器4の係合部41が係合する。より具体的には、被係合部21は、図1に示されるように、本体部2の他端2bに形成された凹部に雌ネジが形成され、係合部41に形成された雄ネジが螺合するように構成されている。このように、把持容器4と本体部2とを着脱可能とした場合、把持容器4および本体部2を分離して洗浄することができ、洗浄が容易となり、液体の把持容器4内への補充作業も容易となる。
本体部2は、図1に示されるように、把持容器4内の貯留空間側から毛材3の基端3b側へと連通する連通路22を有している。連通路22は、把持容器4内の貯留空間内に収容された食品に塗布される液体を、毛材3の基端3b側へと供給するための供給路となる。連通路22は、把持容器4から供給される液体を毛材3側に円滑に供給できる大きさであれば特にその大きさは限定されない。本実施形態では、連通路22には、図1〜図3に示されるように、弁体23が設けられている。弁体23は、連通路22を通る液体を遮断することができ、後述するように把持容器4に所定の操作を加えることにより、弁体23が開放し、連通路22へ(または毛材3の基端3bへ)と液体が供給される。したがって、毛材3に充分に液体が供給されているときや、刷毛1を1つの食品から他の食品に向かって移動させるときなどに、液体の供給を停止させることができ、液体が不足したときは、所望の量の液体を毛材3側へと供給することができる。そのため、液体を無駄に消費することがなく、刷毛1を移動させるときに周囲を汚すことがない。
本実施形態では、図1および図2に示されるように、弁体23は本体部2の被係合部21に形成された凹部と、連通路22の端部との間に設けられているが、弁体23を設ける場所は、連通路22の長手方向の中央部や、連通路22の毛材3の基端3b側の端部であてもよい。また、本実施形態では、弁体23は、図3に示されるように、膜状部材に切り込みを形成したものが示されているが、弁として機能するものであれば、その構造は特に限定されない。
また、本実施形態では、毛材3の束の中央部に設けられた1つの連通路22により、本体部2の他端2b側と一端2a側とを連通させているが、連通路22は複数の毛材3に万遍なく液体を供給するために、本体部2の一端2a側に複数の連通路22の開口(たとえば、図1における左右方向や、図2における左右方向に複数の開口)が形成されるように、複数の連通路22が形成されていてもよい。
把持容器4は、刷毛1により液体を塗布する際に把持される部位である。また、把持容器4は内部に貯留空間を有し、内部に卵黄、卵白、ハチミツ、シロップ、ソースなどの艶出し剤や液体調味料といった食品用液体などの液体が貯留される。把持容器4は、刷毛1を使用する使用者が安定して持つことが可能な所定の大きさと形状を有している。把持容器4は、本実施形態では、外部から押圧可能な可撓性を有する可撓性材料により形成されている。把持容器4が可撓性材料から形成されることにより、把持容器4の外周が押圧されることにより圧力が加わり、必要なときに本体部2および毛材3側へと液体を供給することができる。
把持容器4は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、液体が収容される容器として形成された容器本体42を備えている。容器本体42は、液体を収容することができればその形状は特に限定されない。本実施形態では、図1および図2に示されるように、容器本体42は、容器本体42を倒立状態で維持することが可能な底部42aと底部42aから延びる胴部42bとを有している。底部42aは、容器本体42を倒立状態で維持することができれば特に形状は限定されないが、たとえば、容器本体42が倒立できるような平坦面として形成されるか、底部42aの周縁が底部42aの中央部に対して突出したもの等とすることができる。容器本体42が底部42aを有していることにより、図4に示されるように、容器本体42を倒立状態で維持することが可能となる。そのため、食品に液体を塗布しない間、把持容器4と本体部2と一体となった刷毛1を倒立させることが可能となり、容器本体42内部の液体が毛材3側に供給されなくなる。そのため、刷毛1を一時的に使用しないときなど、把持容器4を倒立させることにより、周囲を汚さずに刷毛1を載置することができ、刷毛1を寝かせて置く場合などに必要な、仮置き用の受け皿なども必要なくなる。
また、把持容器4を倒立させる場合、毛材3に付着した液体が、本体部2や把持容器4に垂れないように、図4に示されるように、毛材3の基端3bの周囲を環状に取り囲む囲い部5を有していてもよい。囲い部5は、たとえば、図4に示されるように、毛材3の基端3bから毛材3の先端3a側に向かって立設された立設部を、毛材3の周囲に形成すればよい。
胴部42bは、容器本体42のうち使用者に把持される部位である。胴部42bは、把持することが可能であれば、その形状は特に限定されない。胴部42bは、たとえば略円柱状(図5参照)や、袋状、ペン形状などとすることができる。
係合部41は、本実施形態では、図1に示されるように、容器本体42の底部42aとは逆側の端部に設けられている。本実施形態では、係合部41は、胴部42bの貯留空間と外部とを連通するように、開口が形成されている。本実施形態では、係合部41は略筒状に形成され、外周に雄ネジが形成されている。係合部41は、上述したように、本体部2に形成された被係合部21に係合する。
つぎに、本実施形態の刷毛1の使用方法の一例について説明する。なお、以下の説明はあくまで一例であり、本発明は以下の説明により限定されるものではない。
図1に示されるように、把持容器4に液体が充填された後、把持容器4の係合部41と本体部2の被係合部21を係合させて、本体部2を把持容器4に取り付けて、液体の塗布の準備を行う。食品に液体を塗布する前は、図4に示されるように、刷毛1を台の上などに倒立状態で載置しておく。これにより、把持容器4内の液体が毛材3側に流れることなく、液体を無駄にすることがなく、周囲を汚したりすることがない。
食品へ液体を塗布する場合は、図2に示されるように、毛材3の先端3a側が下方となるように、使用者により刷毛1の把持容器4が把持される。把持容器4内の液体は、把持容器4内の貯留空間内から連通路22を介して毛材3の基端3b側へと流れる。なお、弁体23が設けられている場合には、図2の状態では、弁体23は閉止され、毛材3の基端3b側への液体の流動が防がれている。この場合、可撓性を有する把持容器4の外周部(容器本体42)を押圧し、圧力を加えることにより、弁体23が開放され、容器本体42内部の液体は、連通路22を通って毛材3の基端3b側に供給される。この場合、食品への塗布量に応じて、押圧の回数や強さにより、容器本体42から供給される液体の量を調整することができる。また、本実施形態の刷毛1によれば、必要以上に液体が毛材3側に供給されることがなく、液体を節約することができるとともに、液体がたれることによる周囲の汚れを防止することができる。そして、本実施形態では、把持容器4が、刷毛1の把持部としての機能と、液体の吐出操作部としての機能を兼ねているため、作業性が向上し、食品に液体を塗りながら液体の量を調整することができる。したがって、従来のように、刷毛を、別途用意された液体が入った容器に浸けて、食品と容器との間を往復する作業の必要がない。撥水性が高い合成樹脂製の毛材3を用いると、毛材3から液体が流れ落ちる速度が速いため、液体が周囲にこぼれやすいが、本実施形態の刷毛1によれば、別途用意された容器に毛材3を浸ける必要がないため、液体が周囲にこぼれることが防がれる。そして、毛材3は撥水性が高いため、毛材3の基端3b側から液体を供給すると、すぐに毛材3の先端3a側に液体が移動するため、作業スピードも速くなる。
<第2実施形態>
つぎに、本発明の刷毛1の第2実施形態について図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と共通する事項についての説明は省略し、相違点を中心に説明する。なお、本実施形態の構成と上述した内容とを組み合わせて用いることができることは言うまでもない。
第2実施形態の刷毛1は、把持容器4に開閉可能な開閉部材43が設けられている。開閉部材43は、把持容器4の貯留空間へと液体を供給できるように開閉する。開閉部材43の構造は特に限定されないが、本実施形態では、開閉可能なヒンジ部43aと蓋体43bとを有し、蓋体43bに設けられた係止爪Cが容器本体42に設けられた係止突起Pに係合して、容器本体42に形成された開口を開閉するように構成されている。なお、開閉部材43は、たとえば、図5における容器本体42の上端に雌ネジ部を設け(図示せず)、その容器本体42の雌ネジ部に螺合するキャップ部材などとしてもよい。
第2実施形態の刷毛1は、第1実施形態で説明した効果に加えて、把持容器4に開閉可能な開閉部材43が設けられることにより、把持容器4を本体部2から取り外すことなく、液体の充填が可能となる。そのため、液体の充填の作業効率が向上する。なお、把持容器4は、本実施形態では本体部2から取り外し可能に構成しているが、把持容器4と本体部2とを一体に成形してもよい。
<第3実施形態>
つぎに、本発明の刷毛1の第3実施形態について図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と共通する事項についての説明は省略し、相違点を中心に説明する。なお、本実施形態の構成と上述した内容とを組み合わせて用いることができることは言うまでもない。
第3実施形態の刷毛1は、図6に示されるように、把持容器4が、外部から押圧可能な可撓性を有する被押圧部4Aと、被押圧部4Aよりも剛性が高い、把持容器4を把持するための把持部4Bとを備えている。本実施形態では、被押圧部4Aは、上述した実施形態における容器本体42と同様の構成を有しているが、上述した実施形態における容器本体42と異なる構成としても構わない。被押圧部4Aは、押圧可能な可撓性材料により形成され、毛材3側に液体を供給する際に押圧される。
把持部4Bは、液体を食品に塗布する際に把持されたときに被押圧部4Aが押圧されないように所定の剛性を有している。把持部4Bの材料は特に限定されないが、把持部4Bは、たとえば、被押圧部4Aよりも高い剛性を有しており、たとえば、硬質樹脂などにより形成される。
第3実施形態の刷毛1は、第1実施形態で説明した効果に加えて、刷毛1の把持容器4が、被押圧部4Aと把持部4Bとを備えているため、液体を毛材3側に供給したいときは、被押圧部4Aを押圧することができ、液体の毛材3側への供給を停止させ、食品に液体を塗布するときは、把持部4Bを把持すればよい。したがって、液体の毛材3側への供給を正確に行うことができ、不意に力が加わって、毛材3へと過剰な液体が供給されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、把持部4Bは、本体部2側となる容器本体42の一端から、底部42aが設けられた容器本体42の他端まで容器本体42の幅よりも狭くなるように、容器本体42の軸方向(毛材3の延在方向)に延びている。容器本体42は、把持部4Bから容器本体42の軸方向に対して垂直な方向にはみ出すように設けられ、はみ出した部分が被押圧部4Aとして構成されている。しかし、被押圧部4Aおよび把持部4Bの位置関係や、形成される領域は特に限定されない。たとえば、容器本体42の胴部42bのうち底部42a側の領域を被押圧部4Aとし、容器本体42の胴部42bのうち本体部2側の領域を把持部4Bとしてもよい。また、容器本体42の胴部42bのうち底部42a側の領域を把持部4Bとし、容器本体42の胴部42bの本体部2側の領域を被押圧部4Aとしてもよい。
また、把持部4Bは、本実施形態では、容器本体42の外側に設けられているが、容器本体42を、異なる材料を用いて成形することにより、高剛性部分となる把持部4Bと、軟質部分(可撓性部分)となる被押圧部4Aとを形成してもよい。また、たとえば、容器本体42の厚さを部分的に変更し、肉厚とされた高剛性部分となる把持部4Bと、薄肉とされた可撓性部分となる被押圧部4Aとを形成してもよい。
<第4実施形態>
つぎに、本発明の刷毛1の第4実施形態について図7を用いて説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と共通する事項についての説明は省略し、相違点を中心に説明する。なお、本実施形態の構成と上述した内容とを組み合わせて用いることができることは言うまでもない。
第4実施形態の刷毛1は、図7に示されるように、把持容器4が、液体を貯留する、外部から押圧可能な可撓性を有する袋状の内層40Aと、内層40Aの外側を少なくとも部分的に覆い、袋状の内層40Aよりも剛性が高い外層40Bとを備えている。本実施形態では、内層40Aのうち、外層40Bに被覆されていない部位400A(以下、露出部400Aという)が被押圧部となり、外層40Bが把持部となる。
内層40Aは、押圧可能な可撓性材料により形成され、露出部400Aが押圧されることにより、毛材3側に液体が供給される。一方、外層40Bは、液体を食品に塗布する際に把持されたときに内層40Aが押圧されないように所定の剛性を有している。外層40Bの材料は特に限定されないが、外層40Bは、たとえば、内層40Aよりも高い剛性を有しており、たとえば、硬質樹脂などにより形成される。
第4実施形態の刷毛1は、第1実施形態で説明した効果に加えて、刷毛1の把持容器4が、内層40Aと外層40Bとを有し、露出部400Aが押圧されることにより、毛材3側に液体の供給が可能となる。また、外層40Bが把持されている際には、露出部400Aを含む内層40Aは押圧されず、液体の毛材3側への供給が停止され、食品に液体を塗布する際に安定して把持することができる。したがって、不意に力が加わって、毛材3へと過剰な液体が供給されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、外層40Bに窓状の開口が形成され、その窓状の開口から内層40Aが露出している。しかし、露出部400Aは、外層40Bに形成された開口部から押圧可能に露出していればよく、図示する形状や数、大きさに限定されるものではない。
上記実施形態では、本体部2と把持容器4とは、把持容器4の係合部42に設けられた雄ネジに本体部2の被係合部21に設けられた雌ネジが螺合することにより着脱可能に構成されている。しかし、本体部2に雄ネジ部を形成し、把持容器4に雌ネジ部を形成してもよい。また、本体部2と把持容器4とは、螺合以外の係合構造により着脱可能としてもよい。
また、上記実施形態では、本体部2と把持容器4とが着脱可能なものを示したが、本体部2と把持容器4とは一体に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、連通路22が弁体23により開閉可能に構成されているが、たとえば、弁体23を設けずに、連通路22を毛管状に形成して容器本体42(または被押圧部4A、露出部400A)が押圧されないときには連通路22から液体が毛材3側に供給されにくくして、容器本体42(または被押圧部4A、露出部400A)が押圧されたときに、連通路22から液体が毛材3側に供給されるように構成してもよい。
また、上述した実施形態において、刷毛1の各部材(本体部2、毛材3、把持容器4など)を構成する材料は合成樹脂材料を用いることができるが、その場合、刷毛1の各部材を構成する合成樹脂材料に磁性粉や金属粉が混入されていてもよい。磁性粉や金属粉が刷毛1を構成する部材に混入されていることにより、たとえば食品加工工場において、刷毛1の各部材が破損して、食品内に万が一それらの破片が混入してしまった場合であっても、金属探知機や、磁力を用いて破片を吸着するマグネットキャッチャー、X線検知器などにより確実かつ容易に破片を回収することができる。
1 刷毛
2 本体部
2a 本体部の一端
2b 本体部の他端
21 被係合部
22 連通路
23 弁体
3 毛材
3a 毛材の先端
3b 毛材の基端
4 把持容器
41 係合部
42 容器本体
42a 底部
42b 胴部
43 開閉部材
43a ヒンジ部
43b 蓋体
4A 被押圧部
4B 把持部
40A 内層
40B 外層
400A 露出部
5 囲い部
C 係止爪
P 係止突起

Claims (5)

  1. 食品に液体を塗布するための刷毛であって、
    前記刷毛が、
    本体部と、
    前記本体部から延びる、複数の合成樹脂製の毛材と、
    前記毛材の延在方向と逆方向に前記本体部から延び、内部に前記液体を貯留可能な貯留空間を有する把持容器と
    を備え、
    前記本体部は、前記貯留空間内から前記毛材の基端側へと連通する連通路を備えている刷毛。
  2. 前記把持容器が前記本体部と係合可能な係合部を備え、前記本体部は、前記係合部が係合される被係合部を備え、前記把持容器および前記本体部が着脱可能に構成されている請求項1記載の刷毛。
  3. 前記把持容器が外部から押圧可能な可撓性を有し、前記把持容器の外周が押圧されることにより、内部の液体が前記本体部に向かって供給されるように構成されている請求項1または2記載の刷毛。
  4. 前記把持容器が、外部から押圧可能な可撓性を有する被押圧部と、前記被押圧部よりも剛性が高い、前記把持容器を把持するための把持部とを備えている請求項1または2記載の刷毛。
  5. 前記把持容器が、前記液体を貯留する、外部から押圧可能な可撓性を有する袋状の内層と、前記内層の外側を少なくとも部分的に覆い、前記袋状の内層よりも剛性が高い外層とを備え、
    前記被押圧部が、前記外層に被覆されていない内層の部位により構成され、
    前記把持部が、前記外層により構成されている請求項4記載の刷毛。
JP2016123104A 2016-06-22 2016-06-22 刷毛 Pending JP2017225590A (ja)

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