JP2017225106A - シート搬送装置、画像形成装置、及び、画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉部材を開くときにシートを挟持して搬送するローラ対が離間する構成において、簡易な構成で開閉部材を閉じるときの負荷を軽減することができるシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置の二次転写部において、扉16に設けられ、移動されることで二次転写ローラの回転軸9aに当接し、転写ばねを圧縮した状態で扉16に対し回転軸9aを拘束する離間カム30は、扉16が閉位置にあって回転軸9aが解放状態にある場合、扉16が閉位置から開位置まで移動される途中で回転軸9aを解放状態から拘束状態へ切り替え、扉16が開位置に到達するまで回転軸9aを拘束状態に維持する。扉16が閉位置にあって回転軸9aが拘束状態にある場合、駆動源の駆動力により移動される離間解除部材50は、離間カム30と係合して離間カム30を移動させることで、回転軸9aを解放状態に切り替える。【選択図】図8
Description
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。また、シート搬送装置を備える電子写真複写機、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタなどの画像形成装置や、イメージスキャナなどの画像読取装置に関する。
複写機等の画像形成装置は、記録媒体であるシートを挟持して搬送するローラ対から形成されるシート搬送部(シート搬送装置)を備える。また、装置本体に対して開閉可能な扉(開閉部材)を備え、シート搬送部で生じた紙詰まり(以下、ジャムという)処理の際に扉を開閉する構成が知られている。扉の構成としては、例えば装置側面外装をなす扉の下側を回動中心に開閉するものや、扉ごと左右方向(装置設置面と略平行)にスライド移動するものなどがある。
またジャム処理を容易にするため、扉の開かれる動作に伴って、シート搬送部を構成するローラ対の各ローラを分割してシート搬送路(シートの挟持)を開放できる構成が知られている。なお、扉を開閉する際には、分割するローラ対へのダメージを軽減するため、ローラ軸方向において、一方のローラに対して他方のローラを平行移動させるように開閉する構成が望ましい。
ここで、ローラ対はシートを挟持して搬送するため、互いに適正な圧が働いている。この圧は、レジストローラ対では1〜5kgf、転写ローラ対では3〜8kgf程度に設定されている。このため、扉を閉めるときに各ローラの圧による反力を受けて負荷がかかる。
そこで特許文献1では、シートを挟持して搬送するローラ対において、一方のローラを他方のローラから離間当接させるための駆動装置を備え、この駆動装置により一方のローラを離間させた状態でカバーを開閉可能な構成が記載されている。これにより、カバーを閉めるときにかかる負荷を軽減することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、駆動装置によりローラを離間させるため、新たに駆動源を追加するか、既存の駆動源から入力を切り替える機構が必要になり、部品コストが増加する。
そこで本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、開閉部材を開くときにシートを挟持して搬送するローラ対が離間する構成において、簡易な構成で開閉部材を閉じるときの負荷を軽減することができるシート搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るシート搬送装置の代表的な構成は、装置本体に設けられ、駆動源から駆動力を受けて回転する第1ローラと、装置本体に設けられ、シートのジャム処理を可能にする開位置とシートの搬送が行われる閉位置との間を移動可能な開閉部材と、前記開閉部材に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置のときに前記第1ローラの方向に付勢され、前記第1ローラの回転に伴いシートを搬送する第2ローラと、前記開閉部材において、前記第2ローラとの間に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置にあるときに前記第2ローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢部材と、前記開閉部材に設けられ、移動されることで前記第2ローラの回転軸に当接し、前記付勢部材を圧縮した状態で前記開閉部材に対し前記回転軸を拘束する拘束部材であって、移動されることで、前記回転軸が拘束される拘束状態と、前記回転軸が拘束から解放される解放状態とを切り替え、前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記解放状態にある場合、前記開閉部材が前記閉位置から前記開位置まで移動される途中で前記回転軸を前記解放状態から前記拘束状態へ切り替え、前記開閉部材が前記開位置に到達するまで前記回転軸を前記拘束状態に維持し、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動される間は前記回転軸を前記拘束状態に維持する拘束部材と、前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記拘束状態にある場合、前記駆動源の駆動力により移動される解除部材であって、前記拘束部材と係合して前記拘束部材を移動させることで、前記回転軸を前記解放状態に切り替える解除部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で開閉部材を閉じるときの負荷を軽減することができる。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係るシート搬送装置を備える画像形成装置Aの全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係るシート搬送装置を備える画像形成装置Aの全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
画像形成装置Aは、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックKの4色のトナーを中間転写ベルトに一次転写した後、記録媒体であるシートに二次転写して画像を形成する中間転写タンデム方式のカラー画像形成装置である。
図1に示す様に、画像形成装置Aは、シートにトナー像を転写する画像形成部と、画像形成部へシートを供給するシート給送部と、シートにトナー像を定着させる定着部と、を備える。
画像形成部は、図1に示す様に、回転可能に設けられた像担持体としての感光ドラム1(1Y、1M、1C、1K)と、感光ドラム1を帯電させる帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)を有する。また中間転写ユニット、レーザスキャナユニット3、現像装置4(4Y、4M、4C、4K)などを有する。
中間転写ユニットは、一次転写ローラ5(5Y、5M、5C、5K)、二次転写ローラ9(第2ローラ、転写部材)、二次転写対向ローラ8(第1ローラ)、中間転写ベルト7(中間転写体)を備える。二次転写対向ローラ8は、その回転軸の端部に設けられた不図示の駆動入力部により、モータ等の不図示の駆動源から駆動力が入力されることで回転する。また中間転写ベルト7は、無端円筒状のベルトであり、二次転写対向ローラ8、第1張架ローラ10、第2張架ローラ11によって張架され、回転可能に支持されている。また二次転写対向ローラ8の回転に従動して、中間転写ベルト7及び二次転写ローラ9は回転する。
そして、二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ9によってシートを挟持して搬送しつつ、後述する通り中間転写ベルト7が担持するトナー像をシートに転写する。つまり、二次転写対向ローラ8と二次転写ローラ9等から二次転写部100が形成され、この二次転写部100は、シートを挟持して搬送するシート搬送装置を兼ねている。また二次転写部100は画像形成装置Aの一部であるため、本実施形態においてシート搬送装置の装置本体とは画像形成装置A本体を意味する。
なお、本実施形態では、二次転写対向ローラ8は、芯金として鉄製の金属芯金、弾性層としてEPDMを主成分とした半導電性ゴムを用いている。また二次転写ローラ9は、芯金として鉄製の金属芯金、弾性層としてNBRヒドリンゴムを主成分とした半導電性スポンジを用いている。
また、画像形成装置A本体の側面には、開閉部材としての扉16が設けられている。この扉16は、回動軸17を中心に回動することで画像形成装置A本体(シート搬送装置の装置本体)に対して開放・閉鎖が可能(開閉可能)な構成になっている。また不図示のストッパ部材により装置本体に対する開口角度を規制可能な構成となっている。そして、ジャム発生時に画像形成装置A内に残留したシートを取り除く場合や、画像形成部の保守管理する場合等に、扉16を開いてこれらの処理を行うことができる。
また二次転写ローラ9は扉16に支持されており、扉16が開かれることで中間転写ベルト7や二次転写対向ローラ8から離間する。これにより、ジャム発生時などにシート搬送路(シートの挟持)を開放させ、二次転写部100で挟持されているシートを容易に取り除くことができる。つまり扉16は、画像形成装置A本体に対して開かれた開位置と閉じられた閉位置との間を移動可能に構成され、開位置においてシートのジャム処理を可能にし、閉位置にある場合、二次転写部100においてシートの搬送が行われる。
画像形成に際しては、不図示のCPUがプリント信号を発すると、シート積載部15に積載収納されたシートSが給送ローラ14によりシート搬送路に給送される。給送されたシートは、搬送ローラG(G1、G2)を介して不図示のシート斜行補正装置に搬送され、斜行が補正された後に搬送ローラG3により画像形成部に搬送される。
一方、画像形成部においては、まず感光ドラム1が帯電ローラ2によって表面を帯電させられる。その後、不図示の外部接続ケーブルから伝送された画像情報に基づいて、レーザスキャナユニット3が感光ドラム1表面にレーザ光を照射して感光ドラム1表面に静電潜像を形成する。この静電潜像を現像装置4によってトナーを付着させて現像することにより感光ドラム1上にトナー像(現像剤像)が形成される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1と一次転写ローラ5から形成される一次転写部において、一次転写ローラ5に一次転写バイアスが印加されることで中間転写ベルト7にそれぞれ一次転写される。
中間転写ベルト7は、二次転写対向ローラ8の回転に伴って回転し、これにより回転方向下流にある二次転写部100にトナー像が到達する。この二次転写部100において、二次転写ローラ9に二次転写バイアスが印加されることでトナー像がシートに転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着装置20に送られ、加熱、加圧されてトナー像がシートに定着された後、排出ローラ18により画像形成装置Aの胴内に配置された排出トレイ19に排出される。
なお、シートの両面に画像形成を行う場合には、排出トレイ19上にシートの先端側を一時的に出し、シートSの後端が不図示の分岐点を過ぎたところでスイッチバックして不図示の反転搬送装置へと搬送される。その後、シートは反転した状態で画像形成部に搬送され、表面に画像形成を行ったときと同様に裏面に画像形成が行われる。
<シート搬送装置>
次に、シート搬送装置としての二次転写部100の構成について詳しく説明する。図2は二次転写部100の構成を示す断面図であり、図3(a)は側面図である。
次に、シート搬送装置としての二次転写部100の構成について詳しく説明する。図2は二次転写部100の構成を示す断面図であり、図3(a)は側面図である。
図2、図3(a)に示す様に、二次転写部100は、二次転写対向ローラ8と、二次転写対向ローラ8と対向して設けられ、二次転写対向ローラ8とともにシートを挟持して搬送する二次転写ローラ9を有する。また転写ばね21(付勢部材)、加圧軸受22、転写搬送ガイド23、規制リブ23a、離間カム30(拘束部材、カム部材)、規制部材40、離間解除部材50(解除部材)などを備える。なお、上述した通り、二次転写ローラ9は扉16側に設けられている。また転写ばね21、加圧軸受22、転写搬送ガイド23、規制リブ23a、離間カム30も扉16側に設けられている。また転写ばね21は、扉16において、二次転写ローラ9との間に設けられている。また離間カム30は、扉16に設けられたカム軸に対して回動可能に軸支されている。
加圧軸受22は、二次転写ローラ9の回転軸の端部に設けられ、二次転写ローラ9を回転可能に軸支する。転写ばね21は、転写搬送ガイド23をばね座面として設置され、扉16が閉位置にあるとき、加圧軸受22を介して二次転写ローラ9を二次転写対向ローラ8の方向に付勢する。これにより、二次転写ローラ9の中間転写ベルト7、二次転写対向ローラ8に対する当接圧が発生する。
また規制リブ23aは、加圧軸受22と係合して加圧軸受22の移動方向を規制する。これにより、二次転写ローラ9は、転写搬送ガイド23に対して転写ばね21が付勢する方向にのみ移動可能となり、その他の方向においては移動が規制される。
以上の構成により、二次転写対向ローラ8は中間転写ベルト7を介して二次転写ローラ9に付勢される。従って、二次転写対向ローラ8の回転により回転する中間転写ベルト7の摩擦力により二次転写ローラ9が従動回転され、また中間転写ベルト7上のトナーをシート上に転写させることができる。
なお、本実施形態では、二次転写ローラ9の回転軸の両端に配置された加圧軸受22を、2つの転写ばね21によりそれぞれ付勢している。そして、転写ばね21の1つの当たりのばね圧は3kgfに設定されている。従って、合計6kgfで二次転写ローラ9が二次転写対向ローラ8を加圧していることになる。
また二次転写部100において、離間解除部材50は、二次転写対向ローラ8の回転軸の端部に設けられており、二次転写ローラ9の回転と同期して回転する。また離間解除部材50は、解除突起50a(突起)を備える。
<第2ローラの移動>
次に、第2ローラとしての二次転写ローラ9の移動について説明する。前述した通り、二次転写ローラ9は扉16が開かれる動作に伴って、中間転写ベルト7、二次転写対向ローラ8から離間する。また後述する通り、扉16が閉じられた状態において、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ8と当接し、転写ばね21の付勢力により二次転写対向ローラ8を付勢する。以下、まずは二次転写ローラ9の移動について説明する。
次に、第2ローラとしての二次転写ローラ9の移動について説明する。前述した通り、二次転写ローラ9は扉16が開かれる動作に伴って、中間転写ベルト7、二次転写対向ローラ8から離間する。また後述する通り、扉16が閉じられた状態において、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ8と当接し、転写ばね21の付勢力により二次転写対向ローラ8を付勢する。以下、まずは二次転写ローラ9の移動について説明する。
まず扉16が開かれると、扉16に支持された二次転写ローラ9は、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ8と当接した状態(図3(a))から離間した状態(図3(b))に変化する。すなわち、二次転写ローラ9は付勢位置から退避位置に移動する。
その後、扉16がさらに開かれると、離間カム30が備えるボス30aと規制部材40の傾斜部40aとが衝突する(図4(a))。以上の図3(a)に示す状態から図4(a)の状態に示す状態にかけて、画像形成装置A本体と扉16とのなす角度は0°から10°になる。
なお、離間カム30と規制部材40とが衝突するまでに間隔があるのは、扉16が自重により開かれる方向に動こうとする力を利用するためである。すなわち、扉16が開かれる過程において、扉16の重心が回動中心を超えることにより、自重で開放しようとする動作に切り替わる。このように扉16が自重で開く力を利用することで、ユーザが扉16を操作するための力を低減させることができる。つまり、規制部材40を、扉16の回動方向において回動中心よりも下流側に配置することで、扉16を操作するための力を低減させることができる。
次に、さらに扉16が開かれると、ボス30aが傾斜部40aに沿って下方側に摺動しながら移動していく。このとき、ボス30aは傾斜部40aから反力を受ける。この反力により、離間カム30が矢印R1方向に回転を開始する(図4(b))。
その後、扉16が開かれるにつれてボス30aが傾斜部40aに沿って下方側に移動していき、また離間カム30が矢印R1方向に回転していく(図5(a)、(b))。また、離間カム30の回転に伴って、転写ばね21を圧縮しながら二次転写ローラ9の回転軸9aがカム形状に沿ってローラ拘束部30c(拘束部)に移動していく(図5(a)、(b)、図6(a))。
その後、ボス30aが傾斜部40aを抜け切って(図6(b))、扉16が限界位置まで開かれた状態となると(図6(c))、離間カム30は規制部材40を越えた状態となり、二次転写ローラ9の回転軸9aはローラ拘束部30cに拘束された拘束状態となる。
次に、二次転写ローラ9の回転軸9aが拘束状態から再び解放状態に切り替えられる動作について説明する。
図7は、扉16が閉じられた直後の二次転写部100の状態を示す側面図である。図7に示す様に、この時点では、二次転写ローラ9の回転軸9aは、離間カム30のローラ拘束部30cにより転写ばね21が圧縮された状態で拘束された拘束状態であり、二次転写ローラ9は中間転写ベルト7とは非接触の離間した状態となっている。
図8は、扉16が閉じられた後、画像形成装置A本体が稼働を開始した時の二次転写部100の状態を示す側面図である。図8に示す様に、画像形成装置A本体が稼働を開始すると、駆動源から駆動力を入力された二次転写対向ローラ8が矢印R2方向に回転し、この回転と同期して離間解除部材50がR2方向に回転する。これにより、解除突起50aが離間カム30のギア部30bと噛み合う。
その後、二次転写対向ローラ8が矢印R2方向に回転するにつれて、解除突起50aとギア部30bとの係合によって回転力を受けた離間カム30が矢印R3方向に回転する。つまり解除突起50aとギア部30bは二次転写ローラ9が受ける駆動力を離間カム30に伝達する駆動伝達部を構成し、二次転写ローラ9の回転により離間カム30が回転する。そして離間カム30が所定位置まで回転すると、離間カム30のローラ拘束部30cと二次転写ローラ9との係合が外れ解放状態に切り替わる。これにより二次転写ローラ9が転写ばね21の付勢力により、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ8を付勢する。
つまり離間カム30は、扉16が閉位置にあって二次転写ローラ9の回転軸9aが解放状態にある場合、扉16が閉位置から開位置まで移動される途中で回転軸9aを解放状態から拘束状態へ切り替え、開位置に到達するまで回転軸9aを拘束状態に維持する。また扉16が開位置から閉位置まで移動される間は回転軸9aを拘束状態に維持する。その後に離間カム30は、閉位置において、離間解除部材50の回転により解除突起50aとギア部30bとが係合することで回転移動し、回転軸9aを拘束状態から解放状態に切り替える。
このように扉16を閉じるとき、二次転写ローラ9を拘束状態に維持させることで転写ばね21による反力を受けずに扉16を閉じることができる。また、扉16を閉じた状態で二次転写対向ローラ8の回転により拘束状態から解放状態に切り替えることで、二次転写が開始される前に二次転写ローラ9を中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ8に付勢できる。従って、駆動源や駆動源からの入力を切り替える機構を別途設けることなく、簡易な構成で扉16を閉じるときの負荷を軽減することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
なお、画像形成時やシート搬送時において、離間カム30は二次転写ローラ9と接触しない位置に配置されている。これは、二次転写ローラ9と接触することで転写ばね21からばね圧が分散しないようにするためである。
また本実施形態では、シート搬送装置を備える装置として中間転写方式の画像形成装置Aを例示して説明したものの、本発明はこれに限られず、例えば図9に示す様な直接転写方式の画像形成装置Bに適用することもできる。すなわち、図9に示す様に、画像形成装置Bは感光ドラム101(第1ローラ、像担持体)と転写ローラ105(第2ローラ)を備え、これらによって記録媒体を挟持して搬送し、且つ、感光ドラム101上のトナー像を記録媒体に転写する。そして、扉16の開閉に伴って転写ローラ105が上記拘束状態と上記解放状態とを切り替える構成において、上記同様の構成を適用することで、上記同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、シート搬送装置を備える装置として画像形成装置を例示して本発明を説明したものの、本発明はこれに限られない。すなわち、シートを挟持して搬送する機構を有するものに対して本発明を適用することができ、例えば原稿の画像を読み取る画像読取部を備える画像読取装置にも本発明を適用することができる。
また本実施形態では、トナー像を転写する転写部を例示して説明したものの、本発明はこれに限られない。すなわち、例えば本実施形態の搬送ローラG1〜G3等、対となる第1ローラと第2ローラを備え、これらによりシートを挟持して搬送する構成において、上記同様の構成を適用することで、上記同様の効果を得ることができる。
7…中間転写ベルト
8…二次転写対向ローラ(第1ローラ)
9…二次転写ローラ(第2ローラ、転写ローラ)
16…扉(開閉部材)
21…転写ばね(付勢部材)
30…離間カム(拘束部材、カム部材)
30b…ギア部(ギア)
30c…ローラ拘束部(拘束部)
50…離間解除部材(解除部材)
50a…解除突起(突起)
100…二次転写部(シート搬送装置)
101…感光ドラム(第1ローラ、像担持体)
105…転写ローラ(第2ローラ)
A…画像形成装置
B…画像形成装置
8…二次転写対向ローラ(第1ローラ)
9…二次転写ローラ(第2ローラ、転写ローラ)
16…扉(開閉部材)
21…転写ばね(付勢部材)
30…離間カム(拘束部材、カム部材)
30b…ギア部(ギア)
30c…ローラ拘束部(拘束部)
50…離間解除部材(解除部材)
50a…解除突起(突起)
100…二次転写部(シート搬送装置)
101…感光ドラム(第1ローラ、像担持体)
105…転写ローラ(第2ローラ)
A…画像形成装置
B…画像形成装置
Claims (9)
- 装置本体に設けられ、駆動源から駆動力を受けて回転する第1ローラと、
装置本体に設けられ、シートのジャム処理を可能にする開位置とシートの搬送が行われる閉位置との間を移動可能な開閉部材と、
前記開閉部材に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置のときに前記第1ローラの方向に付勢され、前記第1ローラの回転に伴いシートを搬送する第2ローラと、
前記開閉部材において、前記第2ローラとの間に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置にあるときに前記第2ローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢部材と、
前記開閉部材に設けられ、移動されることで前記第2ローラの回転軸に当接し、前記付勢部材を圧縮した状態で前記開閉部材に対し前記回転軸を拘束する拘束部材であって、移動されることで、前記回転軸が拘束される拘束状態と、前記回転軸が拘束から解放される解放状態とを切り替え、前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記解放状態にある場合、前記開閉部材が前記閉位置から前記開位置まで移動される途中で前記回転軸を前記解放状態から前記拘束状態へ切り替え、前記開閉部材が前記開位置に到達するまで前記回転軸を前記拘束状態に維持し、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動される間は前記回転軸を前記拘束状態に維持する拘束部材と、
前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記拘束状態にある場合、前記駆動源の駆動力により移動される解除部材であって、前記拘束部材と係合して前記拘束部材を移動させることで、前記回転軸を前記解放状態に切り替える解除部材と、
を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記拘束状態にある場合、前記第2ローラは前記付勢部材により前記第1ローラを付勢しないことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記拘束部材は、前記開閉部材に回動可能に支持されたカム部材であり、
前記カム部材は、前記解除部材により前記駆動源の駆動力を受けて回動することで前記回転軸を前記拘束状態から前記解放状態に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。 - 前記カム部材は、前記回転軸を前記拘束状態に維持する拘束部を有することを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
- 前記解除部材は、前記第1ローラの回転と同期して回転する突起を有し、
前記カム部材は、前記突起と係合して前記突起の回転によって回動力を受けるギアを有することを特徴とする請求項3又は4に記載のシート搬送装置。 - シートに転写される現像剤像を担持する像担持体と、
装置本体に設けられ、駆動源から駆動力を受けて回転する第1ローラと、
装置本体に設けられ、シートのジャム処理を可能にする開位置とシートの搬送が行われる閉位置との間を移動可能な開閉部材と、
前記開閉部材に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置のときに前記第1ローラの方向に付勢され、前記第1ローラの回転に伴いシートを搬送する第2ローラと、
前記開閉部材において、前記第2ローラとの間に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置にあるときに前記第2ローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢部材と、
前記開閉部材に設けられ、移動されることで前記第2ローラの回転軸に当接し、前記付勢部材を圧縮した状態で前記開閉部材に対し前記回転軸を拘束する拘束部材であって、移動されることで、前記回転軸が拘束される拘束状態と、前記回転軸が拘束から解放される解放状態とを切り替え、前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記解放状態にある場合、前記開閉部材が前記閉位置から前記開位置まで移動される途中で前記回転軸を前記解放状態から前記拘束状態へ切り替え、前記開閉部材が前記開位置に到達するまで前記回転軸を前記拘束状態に維持し、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動される間は前記回転軸を前記拘束状態に維持する拘束部材と、
前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記拘束状態にある場合、前記駆動源の駆動力により移動される解除部材であって、前記拘束部材と係合して前記拘束部材を移動させることで、前記回転軸を前記解放状態に切り替える解除部材と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2ローラは、前記像担持体に担持された現像剤像をシートに転写する転写ローラであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、中間転写ベルトであることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
- シートからなる原稿の画像を読み取る画像読取部と、
装置本体に設けられ、駆動源から駆動力を受けて回転する第1ローラと、
装置本体に設けられ、シートのジャム処理を可能にする開位置とシートの搬送が行われる閉位置との間を移動可能な開閉部材と、
前記開閉部材に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置のときに前記第1ローラの方向に付勢され、前記第1ローラの回転に伴いシートを搬送する第2ローラと、
前記開閉部材において、前記第2ローラとの間に設けられ、前記開閉部材が前記閉位置にあるときに前記第2ローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢部材と、
前記開閉部材に設けられ、移動されることで前記第2ローラの回転軸に当接し、前記付勢部材を圧縮した状態で前記開閉部材に対し前記回転軸を拘束する拘束部材であって、移動されることで、前記回転軸が拘束される拘束状態と、前記回転軸が拘束から解放される解放状態とを切り替え、前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記解放状態にある場合、前記開閉部材が前記閉位置から前記開位置まで移動される途中で前記回転軸を前記解放状態から前記拘束状態へ切り替え、前記開閉部材が前記開位置に到達するまで前記回転軸を前記拘束状態に維持し、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動される間は前記回転軸を前記拘束状態に維持する拘束部材と、
前記開閉部材が前記閉位置にあって前記回転軸が前記拘束状態にある場合、前記駆動源の駆動力により移動される解除部材であって、前記拘束部材と係合して前記拘束部材を移動させることで、前記回転軸を前記解放状態に切り替える解除部材と、
を有することを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/613,536 US10046931B2 (en) | 2016-06-10 | 2017-06-05 | Sheet conveying apparatus, image forming apparatus, and image reading apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016115960 | 2016-06-10 | ||
JP2016115960 | 2016-06-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017225106A true JP2017225106A (ja) | 2017-12-21 |
Family
ID=60688563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017044610A Pending JP2017225106A (ja) | 2016-06-10 | 2017-03-09 | シート搬送装置、画像形成装置、及び、画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017225106A (ja) |
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017044610A patent/JP2017225106A/ja active Pending
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