JP2017224979A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中継装置において、複数のポートから同時に受信された同じ宛先の各フレームを効率良く転送する。
【解決手段】中継装置11〜14は、複数のECUの夫々につながるポートP3,P4と、ポートP3,P4につながるECUとは別のECUへ至る複数の通信経路の夫々につながるポートP1,P2と、を備える。中継装置11〜14のスイッチ部51は、ポートP3,P4から同じ宛先のフレームが同時に受信された場合に、その受信された各フレームを、ポートP1,P2から2つの通信経路に分配して送信する。
【選択図】図1

Description

本開示は、通信ネットワークを構成する中継装置に関する。
例えば特許文献1には、イーサネットのネットワークにおいて、ノード間のフレーム転送を、最短経路で実施する思想が記載されている。なお、イーサネットは、登録商標である。最短経路とは、最短の通信経路のことであり、詳しくは、宛先のノードへ至るまでに経由する中継装置の数(すなわち中継数)が最小の通信経路である。
特表2010−509825号公報
特許文献1の思想を適用した中継装置では、複数のポートから宛先が同じフレームを同時に受信した場合、その受信した各フレームを、宛先のノードへ至る複数の通信経路のうち、最短の通信経路へ全て送信することとなる。この場合、複数の各フレームを1つの通信経路に集中させることになる。このため、例えば、各フレームがカメラ映像などの大容量データを含むフレームである場合、通信速度が、1つの通信経路における通信速度上限値に制限されてしまう可能性が高くなる。そして、このような制限が生じると、複数のポートから同時に受信された同じ宛先の各フレーム、すなわち、複数のノードから同時に送信された同じ宛先の各フレームを、効率良く宛先のノードへと転送することができない。
そこで、本開示は、中継装置において、複数のポートから同時に受信された同じ宛先の各フレームを効率良く転送する技術を提供する。
本開示の中継装置は、フレームを送受信するための4個以上のポートを備える中継装置(11〜14,61)である。そして、この中継装置は、ポートとして、複数の第1種ポート(P3,P4,P11〜P15)と、複数の第2種ポート(P1,P2,P16〜P18)と、を備える。更に、この中継装置は、分配転送部(51,S130,S230)を備える。
第1種ポートは、複数の通信ノードの夫々につながるポートである。第2種ポートは、第1種ポートにつながる通信ノードとは別の通信ノードへ至る複数の通信経路の夫々につながるポートである。別の通信ノードは、第1種ポートにつながる通信ノードからのフレームの、宛先となり得る通信ノードである。
分配転送部は、複数の第1種ポートから同一宛先フレームが同時に受信された場合に、その受信された各同一宛先フレームを、複数の第2種ポートから複数の通信経路に分配して送信する。同一宛先フレームとは、複数の前記通信経路の夫々によって到達可能な同じ通信ノードを宛先とするフレームである。
このため、複数の第1種ポートから同時に受信された同一宛先フレーム、すなわち、同じ宛先のフレームを、効率良く転送することができる。具体的には、同じ宛先の各フレームが、複数の通信経路に分配されるため、何れかの通信経路での通信速度が上限値に達してしまう可能性を低減することができる。よって、複数のフレームのトータルの通信速度が、1つの通信経路での通信速度上限値に制限されてしまうことを回避することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の通信ネットワークの構成を表す構成図である。 MACアドレステーブルの一例を説明する説明図である。 第1実施形態の分配制御処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の通信ネットワークの構成を表す構成図である。 第2実施形態の分配制御処理を表すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す第1実施形態の通信ネットワーク1は、例えば乗用車等の車両に搭載されたイーサネットネットワークであり、車両内の通信システムを構成している。
図1に示すように、通信ネットワーク1は、中継装置11〜14と、通信ノードとしてのECU21〜28と、通信線31〜42と、を備える。ECUは、「Electronic Control Unit」の略であり、すなわち電子制御装置の略である。
中継装置11〜14は、ECU21〜28間の通信を中継するイーサネットスイッチとしての機能を備える。
そして、中継装置11〜14は、フレームを送受信するための複数のポートを備える。この例では、中継装置11〜14は、4つのポートP1〜P4を備える。更に、中継装置11〜14は、スイッチ部51を備える。スイッチ部51は、イーサネット規格に従った中継のための処理(以下、中継処理)を行う。
また、中継装置11〜14は、ポートP1〜P4毎に、PHY部Y1〜Y4を備える。PHY部Y1〜Y4は、スイッチ部51からの送信データを、通信線上で伝送される通信信号に変換して当該PHY部に対応するポートへ出力する送信機能と、当該PHY部に対応するポートから入力される通信信号を受信データに変換してスイッチ部51に出力する受信機能と、を備える。つまり、PHY部Y1〜Y4は、トランシーバとして機能するハードウェア回路である。なお、PHYは、「Physical layer」の略である。
スイッチ部51は、ポートP1〜P4毎に、バッファB1〜B4を備える。バッファB1〜B4における一部の領域は、受信データが格納される受信バッファとして使用される。また、バッファB1〜B4の領域のうち、受信バッファとは異なる領域の一部又は全部は、送信データが格納される送信バッファとして使用される。
更に、スイッチ部51は、MACアドレステーブル55を備える。MACアドレステーブル55は、図示しない記憶部としてのメモリに記憶されている。
スイッチ部51は、例えば、多数の論理回路を含むデジタル回路によって構成されるが、デジタル回路とアナログ回路の組合せによって実現されても良い。また、スイッチ部51は、CPUと、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリと、を有する周知のマイクロコンピュータ(以下、マイコン)を中心に構成されても良い。この場合、スイッチ部51の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、上記半導体メモリが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。また、スイッチ部51を構成するマイコンの数は1つでも複数でも良い。
また、中継装置11〜14は、スイッチ部51とは別に、マイコン53も備える。マイコン53は、例えば、スイッチ部51における各種レジスタの設定などを行う。
なお、ポートP1〜P4、PHY部Y1〜Y4及びバッファB1〜B4の符号に関して、アルファベットに続く1〜4の何れかの数字をmとすると、PHY部YmとバッファBmは、ポートPmに対応するものであることを意味する。
この通信ネットワーク1では、中継装置11のポートP1と、中継装置12のポートP1とが、通信線31で接続されており、中継装置12のポートP2と、中継装置13のポートP1とが、通信線32で接続されている。更に、中継装置13のポートP2と、中継装置14のポートP2とが、通信線33で接続されており、中継装置14のポートP1と、中継装置11のポートP2とが、通信線34で接続されている。
そして、中継装置11のポートP3,P4には、通信線35,36を介してECU21,21がそれぞれ接続されており、中継装置12のポートP3,P4には、通信線37,38を介してECU23,24がそれぞれ接続されている。また、中継装置13のポートP3,P4には、通信線39,40を介してECU25,26がそれぞれ接続されており、中継装置14のポートP3,P4には、通信線41,42を介してECU27,28がそれぞれ接続されている。
つまり、中継装置11〜14は、各中継装置のポートP1,P2が、他の中継装置のポートP1,P2に接続されることで、リング状に接続されている。リング状とは、ループ状のことでもある。そして、中継装置11〜14のポートP1〜P4のうち、リング状接続に使用されていないポートP3,P4には、通信ノードとしてのECU21〜28が接続されている。
このため、中継装置11〜14間の通信経路としては、例えば中継装置11を起点とすると、中継装置11から中継装置12への方向である左回りの通信経路と、中継装置11から中継装置14への方向である右回りの通信経路との、2つが存在することとなる。そして、その2つの通信経路は、ECU21〜28のうち、異なる中継装置11〜14に接続されているECU間の通信について、2つの通信経路として機能することができる。
なお、以下の説明においては、中継装置11〜14のポートP1〜P4のうち、リング状接続に用いられているポートP1,P2、すなわち、他の中継装置に接続されているポートP1,P2のことを、リングポートともいう。また、リングポートではないポートP3,P4、すなわち、ECUが接続されているポートP3,P4のことを、通常ポートともいう。
一方、各中継装置11〜14におけるMACアドレステーブル55には、その中継装置における各ポートについて、そのポートの先に接続されている装置のMACアドレスが登録されている。なお、ECUに付した符号としての数字を「x」とすると、以下の説明及び図2では、ECUxのMACアドレスを「ADx」と記載している。
例えば、図2に示すように、中継装置11におけるMACアドレステーブル55では、ポートP3については、ECU21のMACアドレスである「AD21」が登録され、ポートP4に対しては、ECU22のMACアドレスである「AD22」が登録される。そして、ポートP1,P2の各々については、他の中継装置12〜14のポートP3,P4に接続されているECU23〜28のMACアドレスである「AD23」〜「AD28」が登録される。中継装置11のポートP1,P2の先には、他の中継装置12〜14を介してECU23〜28が接続されていることになるからである。
更に、MACアドレステーブル55において、リングポートP1,P2の各々については、MACアドレスに対する付加情報として、中継数も登録されている。中継数は、リングポートから送信されるフレームが、宛先に到達するまでに経由する他の中継装置の数である。この場合の宛先とは、MACアドレステーブル55において、その中継数と対応付けて登録されたMACアドレスのECUのことである。
例えば、図2に示すように、中継装置11におけるMACアドレステーブル55では、ポートP1について登録された「AD23」,「AD24」に対しては、中継数として「1」が登録される。中継装置11のポートP1からECU23又はECU24へ至るまでの通信経路、すなわち左回りの通信経路には、1つの中継装置12が存在するからである。これに対して、ポートP2について登録された「AD23」,「AD24」に対しては、中継数として「3」が登録される。中継装置11のポートP2からECU23又はECU24へ至るまでの通信経路、すなわち右回りの通信経路には、3つの中継装置12〜14が存在するからである。
[1−2.処理]
中継装置11〜14のスイッチ部51は、イーサネット規格に従ったフィルタリングやフラッディングなどの中継処理を行うが、図3に示す分配制御処理も行う。以下では、分配制御処理について、中継装置11を例に挙げて説明するが、他の中継装置12〜14においても、同様の処理が行われる。
中継装置11のスイッチ部51は、2つの通常ポートP3,P4から同一宛先フレームを同時に受信した場合に、図3の分配制御処理を行う。同一宛先フレームは、ポートP1,P2につながる通信経路の夫々によって到達可能な同じ通信ノードを宛先とするフレームである。スイッチ部51は、フレームの宛先を、例えばフレーム中の宛先MACアドレスによって判別する。
図3に示すように、スイッチ部51は、分配制御処理を開始すると、S110にて、通常ポートP3,P4から受信した各フレーム(すなわち、各同一宛先フレーム)のサイズの差が、予め定められた所定範囲内であるか否かを判定する。なお、差とは、詳しくは、差の絶対値である。また、各フレームのサイズは、ポートP3,P4の夫々に対応する各受信バッファに格納された受信データのサイズから検出することができる。
スイッチ部51は、S110で肯定判定した場合には、S130に進むが、S110で否定判定した場合には、S120に進む。
スイッチ部51は、S120では、フレームを受信した各ポートP3,P4の帯域が、予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。各ポートP3,P4の帯域とは、ポートP3,P4の夫々から受信された各フレームの実際の通信速度である。スイッチ部51は、ポートP3に対応する受信バッファに格納された受信データの、単位時間あたりの増加量を測定することにより、ポートP3から受信されたフレームの通信速度(すなわち、ポートP3の帯域)を検出することができる。同様に、スイッチ部51は、ポートP4に対応する受信バッファに格納された受信データの、単位時間あたりの増加量を測定することにより、ポートP4から受信されたフレームの通信速度(すなわち、ポートP4の帯域)を検出することができる。そして、スイッチ部51は、S120で肯定判定した場合にも、S130に進む。
つまり、スイッチ部51は、S110にて「通常ポートP3,P4から受信した各フレームのサイズの差が所定範囲内」と判定するか、S120にて「通常ポートP3,P4から受信した各フレームの通信速度が閾値以上」と判定すると、S130に進む。
スイッチ部51は、S130では、分配転送処理を行う。S130の分配転送処理は、通常ポートP3,P4から受信した各フレームを、2つのリングポートP1,P2から2つの通信経路に分配して送信する処理である。そして、この分配転送処理は、分配転送部としての処理である。
具体的には、スイッチ部51は、S130の分配転送処理では、通常ポートP3,P4から受信した2つの同一宛先フレームのうち、通信速度が最大であるフレームは、ポートP1,P2につながる2つの通信経路のうち、最短経路へ送信する。そして、2つの同一宛先フレームのうち、通信速度が最大ではないフレーム、すなわち、通信速度が小さい方のフレームは、2つの通信経路のうち、最短経路ではない通信経路へ送信する。なお、最短経路とは、宛先までの中継数が最小の通信経路である。スイッチ部51は、宛先までの中継数を、MACアドレステーブル55に登録されている中継数によって判別する。
つまり、S130の分配転送処理では、2つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、n番目であるフレームは、2つの通信経路のうち、中継数が少ない順の順番が、n番目である通信経路へ送信する。なお、nは、1以上の整数である。
そして、スイッチ部51は、S130の分配転送処理を行った後、当該分配制御処理を終了する。
また、スイッチ部51は、S120で否定判定した場合には、S140に進む。スイッチ部51は、S140では、通常ポートP3,P4から受信した2つの同一宛先フレームを、ポートP1,P2につながる2つの通信経路のうち、最短経路へ送信する。そして、スイッチ部51は、その後、当該分配制御処理を終了する。
一方、スイッチ部51は、ポートP3,P4の一方から、他の中継装置に接続されているECUを宛先としたフレームを受信した場合にも、そのフレームを、ポートP1,P2につながる2つの通信経路のうち、最短経路へ送信する。
[1−3.作用例]
例えば、中継装置11のポートP3,P4に接続されているECU21,22の夫々が、ECU23を宛先とするフレームを同時に送信したとする。また、ECU21からのフレームの方が、ECU22からのフレームよりも、通信速度が大きかったとする。
この場合、ECU21,22から送信された各フレームのサイズの差が前述の所定範囲内であるか、あるいは、その各フレームの通信速度が前述の閾値以上であれば、中継装置11のスイッチ部51は、上記S130の分配転送処理を行うこととなる。
そして、スイッチ部51は、その分配転送処理により、通信速度が大きかった方のフレーム、すなわち、ECU21からのフレームは、ポートP1から左回りの通信経路に送信することとなる。また、スイッチ部51は、通信速度が小さかった方のフレーム、すなわち、ECU22からのフレームは、ポートP2から右周りの通信経路に送信することとなる。図2に示すように、フレームの宛先であるECU23までの中継数は、ポートP1側の通信経路が「1」であるのに対して、ポートP2側の通信経路では「3」であるからである。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)中継装置11〜14のスイッチ部51は、2つの通常ポートP3,P4から同一宛先フレームを同時に受信した場合に、その各同一宛先フレームを、2つのポートP1,P2につながる2つの通信経路に分配して送信する。
このため、2つの通常ポートP3,P4から同時に受信された同一宛先フレーム、すなわち、同じ宛先のフレームを、効率良く転送することができる。具体的には、同じ宛先の各フレームが、2つの通信経路に分配されるため、何れかの通信経路での通信速度が上限値に達してしまう可能性を低減することができる。よって、2つのフレームのトータルの通信速度が、1つの通信経路での通信速度上限値に制限されてしまうことを回避することができる。
(1b)スイッチ部51は、S130の分配転送処理では、通常ポートP3,P4から受信した2つの同一宛先フレームのうち、通信速度が最大であるフレームは、最短経路へ送信し、通信速度が最大ではない方のフレームは、最短経路ではない方の通信経路へ送信する。つまり、同時に受信された複数の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、n番目であるフレームは、複数の通信経路のうち、中継数が少ない順の順番が、n番目である通信経路へ送信する。
このため、通信速度が大きかったフレームほど、中継数が少ない通信経路によって転送することができる。よって、各通信経路での通信速度が上限値に達してしまう可能性を一層低減することができる。また、送信元からのフレームの通信速度をできるだけ確保することができる。
(1c)スイッチ部51は、通常ポートP3,P4から同一宛先フレームが同時に受信された場合に、図3のS110とS120との何れかで肯定判定した場合には、分配実施条件が成立していると判定して、S130の分配転送処理を行う。一方、スイッチ部51は、図3のS110とS120との両方で否定判定した場合には、分配実施条件が成立していないと判断して、分配転送処理を行わず、図3のS140にて、受信した各同一宛先フレームを最短経路へ送信する最短転送部としての処理を行う。
つまり、スイッチ部51は、S110,S120の処理により、分配実施条件が成立しているか否かを判定して、分配実施条件が成立していると判定した場合には、分配転送処理の実施を許可し、分配実施条件が成立していないと判定した場合には、分配転送処理を禁止している。そして、分配転送処理を禁止した場合には、S140にて、最短転送部としての処理を行うようになっている。
このため、分配実施条件が成立しているか否かにより、複数の同一宛先フレームを、複数の通信経路に分けて送信するか、複数の通信経路のうちの最短経路だけに送信するかを、切り替えることができる。
(1d)分配実施条件には、S110で判定される条件、すなわち「各同一宛先フレームのサイズの差が所定範囲内」という第1条件が含まれる。このため、同じようなサイズの複数の同一宛先フレームが同時に受信された場合に、その各同一宛先フレームを、複数の通信経路に分配することができる。
(1e)分配実施条件には、S120で判定される条件、すなわち「各同一宛先フレームの通信速度が閾値以上」という第2条件が含まれる。このため、送信量が多い複数の同一宛先フレームが同時に受信された場合に、その各同一宛先フレームを、複数の通信経路に分配することができる。
(1f)分配実施条件は、S110で判定される上記第1条件と、S120で判定される上記第2条件との、何れかが成立したという条件になっている。このため、上記(1d)で述べた効果と上記(1e)で述べた効果との、両方を奏する。
変形例として、例えば、分配実施条件は、S110で判定される上記第1条件と、S120で判定される上記第2条件とのうち、何れか一方だけであっても良い。具体的には、図3の分配制御処理において、S110とS120とのうちの一方を削除しても良い。S120を削除する場合には、S110で否定判定した場合にS140へ進むように構成すれば良い。
なお、この第1実施形態では、ポートP3,P4が、第1種ポートに相当し、ポートP1,P2が、第2種ポートに相当する。また、スイッチ部51は、分配転送部、判定部、及び最短転送部の夫々として機能する。そして、図3の分配制御処理のうち、S110、S120は、判定部としての処理に相当し、S130は、分配転送部としての処理に相当し、S140は、最短転送部としての処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ構成要素については、第1実施形態と同じ符号を用いるため、詳細な説明を省略する。
[2−1−1.構成]
図4に示す第2実施形態の通信ネットワーク60は、中継装置61〜68と、ECU71〜76と、を備える。中継装置61には、ECU71〜75が接続されている。また、中継装置63には、ECU71〜75からのフレームの宛先となり得るECU76が接続されている。そして、中継装置61とECU76との間には、第1〜第3の通信経路R1〜R3が存在する。なお、中継装置、ECU及び通信経路の数は一例である。
第1の通信経路R1は、「中継装置61→中継装置62→中継装置63→ECU76」の経路である。このため、中継装置61からECU76までの第1の通信経路R1における中継数は「2」である。
第2の通信経路R2は、「中継装置61→中継装置64→中継装置65→中継装置63→ECU76」の経路である。このため、中継装置61からECU76までの第2の通信経路R2における中継数は「3」である。
第3の通信経路R3は、「中継装置61→中継装置66→中継装置67→中継装置68→中継装置63→ECU76」の経路である。このため、中継装置61からECU76までの第3の通信経路R3における中継数は「4」である。
中継装置61は、第1実施形態の中継装置11と同様の構成を有するが、ポートを少なくとも8個備えている。中継装置61のポートP11〜P18のうち、ECU71〜75の夫々が接続されているポートP11〜P15は、第1実施形態のポートP3,P4と同様の通常ポートである。また、中継装置61のポートP11〜P18のうち、他の中継装置62,64,66の夫々に接続されているポートP16〜P18は、第1実施形態のポートP1,P2と同様のリングポートである。ポートP11〜P15は、第1種ポートに相当し、ポートP15〜P18は、第2種ポートに相当する。
[2−1−2.処理]
中継装置61のスイッチ部51は、通常ポートP11〜P15のうちの何れか2つから同一宛先フレームを同時に受信した場合には、前述した図3の分配制御処理を行う。図4の例において、中継装置61が受信する同一宛先フレームは、ECU76を宛先とするフレームである。
また、本第2実施形態では、中継装置61とECU76との間に3つの通信経路R1〜R3がある。このため、スイッチ部51は、S130の分配転送処理では、2つの通常ポートから受信した2つの同一宛先フレームのうち、通信速度が最大ではない方のフレームは、3つの通信経路R1〜R3のうち、宛先までの中継数が2番目に小さい通信経路R2へ送信する。なお、変形例として、通信速度が最大ではない方のフレームは、宛先までの中継数が3番目に小さい通信経路R3、すなわち、中継数が最も多い通信経路R3へ送信するようになっていても良い。
一方、中継装置61のスイッチ部51は、通常ポートP11〜P15のうちの3つ以上から同一宛先フレームを同時に受信した場合には、図5に示す分配制御処理を行う。
図5に示すように、スイッチ部51は、分配制御処理を開始すると、S210にて、3つ以上の通常ポートから受信した各フレームのサイズの平均値と、各フレームのサイズとの差が、全て所定範囲内であるか否かを判定する。
スイッチ部51は、S210で肯定判定した場合には、S230に進むが、S210で否定判定した場合には、S220に進む。
スイッチ部51は、S220では、フレームを受信した3つ以上の通常ポートのうち、2つ以上の通常ポートの帯域が、予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。つまり、スイッチ部51は、S220では、受信した3つ以上の同一宛先フレームのうち、2つ以上の同一宛先フレームの通信速度が閾値以上か否かを判定する。そして、スイッチ部51は、S220で肯定判定した場合にも、S230に進む。
スイッチ部51は、S230では、第1パターン又は第2パターンの分配転送処理を行う。S230で行われる分配転送処理のパターンは、同一宛先フレームを受信した通常ポートの数が、宛先までの通信経路R1〜R3の数よりも大きいか否かによって異なる。
〈第1パターンの分配転送処理〉
スイッチ部51は、3つの通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合、すなわち、受信した同一宛先フレームが3つの場合には、第1パターンの分配転送処理として、図3のS130と同様の処理を行う。
つまり、スイッチ部51は、受信した3つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、n番目であるフレームは、3つの通信経路R1〜R3のうち、宛先までの中継数が少ない順の順番が、n番目である通信経路へ送信する。
このため、通信速度が最も大きかったフレームは、中継数が最も少ない最短経路である通信経路R1へ送信される。また、通信速度が2番目に大きかったフレームは、中継数が2番目に少ない通信経路R2へ送信される。そして、通信速度が3番目に大きかったフレーム、すなわち、通信速度が最も小さかったフレームは、中継数が3番目に少ない通信経路R3へ送信される。なお、変形例として、通信速度が2番目に大きかったフレームを通信経路R3へ送信し、通信速度が3番目に大きかったフレームを通信経路R2へ送信するようになっていても良い。
〈第2パターンの分配転送処理〉
スイッチ部51は、通信経路R1〜R3の数よりも大きい数の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合、すなわち、受信した同一宛先フレームが4つ以上の場合には、第2パターンの分配転送処理として、下記の処理を行う。ここでは、通信経路R1〜R3の数を「Z」とし、同一宛先フレームを同時に受信した通常ポートの数を「M」として説明する。この場合、「Z<M」である。
スイッチ部51は、受信したM個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番をZで割った余りの値が0でないフレームは、Z個の通信経路のうち、宛先までの中継数が少ない順の順番が、前記余りの値と同じである通信経路へ送信する。そして、受信したM個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、Zの整数倍であるフレームは、Z個の通信経路のうち、宛先までの中継数が少ない順の順番が、Zである通信経路、すなわち、中継数が最大の通信経路へ送信する。
このため、例えば「M=5」であるとすると、「Z=3」であることから、受信された5つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順で1番目と4番目の同一宛先フレームは、中継数が少ない順で1番目である通信経路R1へ送信される。そして、5つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順で2番目と5番目の同一宛先フレームは、中継数が少ない順で2番目である通信経路R2へ送信される。また、5つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順で3番目の同一宛先フレームは、中継数が少ない順で3番目である通信経路R3へ送信される。もし、「N=6」であるとすると、6つの同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順で6番目の同一宛先フレームも、通信経路R3へ送信されることとなる。
そして、スイッチ部51は、S230の分配転送処理を行った後、当該分配制御処理を終了する。
また、スイッチ部51は、S220で否定判定した場合には、S240に進む。スイッチ部51は、S240では、図3のS140と同様に、複数の通常ポートから受信した同一宛先フレームの夫々を、3つの通信経路R1〜R3のうち、最短経路である通信経路R1へ送信する。そして、スイッチ部51は、その後、当該分配制御処理を終了する。
一方、例えば中継装置61のスイッチ部51は、通常ポートP11〜P15の何れか1つから、ECU76を宛先としたフレームを受信した場合にも、そのフレームを、最短経路である通信経路R1へ送信する。
なお、図5の分配制御処理のうち、S210、S220は、判定部としての処理に相当し、S230は、分配転送部としての処理に相当し、S240は、最短転送部としての処理に相当する。
[2−2.効果]
(2a)第2実施形態の中継装置61によっても、上記(1a)で述べた効果と同様の効果が得られる。
(2b)リングポートP16〜P18及び通信経路R1〜R3の数を「Z」とすると、中継装置61のスイッチ部51は、Z以下であるN個の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合に、第1実施形態と同じ分配転送処理を行う。Nは、2以上の整数である。本第2実施形態では、「Z=3」であるため、Nは2又は3である。つまり、スイッチ部51は、受信したN個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、n番目であるフレームは、Z個の通信経路のうち、中継数が少ない順の順番が、n番目である通信経路へ送信する。この動作は、図3のS130における分配転送処理と、図5のS230における第1パターンの分配転送処理とによって実現される。よって、本第2実施形態の中継装置61によっても、上記(1b)で述べた効果と同様の効果が得られる。
また、中継装置61のスイッチ部51は、Zより大きいM個の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合に、図5のS230では第2パターンの分配転送処理を行う。このため、通信経路R1〜R3の数よりも大きい数の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合にも、上記(1b)で述べた効果と同様の効果が得られる。
(2c)中継装置61のスイッチ部51は、通常ポートP11〜P15のうちの3つ以上から同一宛先フレームを同時に受信した場合には、図5の分配制御処理を行う。そして、図5の分配制御処理では、S210,S220の処理により、分配実施条件が成立しているか否かを判定して、分配実施条件が成立していると判定した場合には、S230の分配転送処理の実施を許可する。また、分配実施条件が成立していないと判定した場合には、分配転送処理を禁止し、S240にて、最短転送部としての処理を行うようになっている。このため、上記(1c)で述べた効果と同様の効果が得られる。
(2d)図5の分配制御処理で判定される分配実施条件には、S210で判定される条件、すなわち「各同一宛先フレームのサイズの平均値と、各同一宛先フレームのサイズとの差が、全て所定範囲内」という第1条件が含まれる。このため、3つ以上の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合にも、上記(1d)で述べた効果と同様の効果が得られる。
(2e)図5の分配制御処理で判定される分配実施条件には、S220で判定される条件、すなわち、「各同一宛先フレームのうち、2つ以上の同一宛先フレームの通信速度が閾値以上」という第2条件が含まれる。このため、3つ以上の通常ポートから同一宛先フレームを同時に受信した場合にも、上記(1e)で述べた効果と同様の効果が得られる。
(2f)図5の分配制御処理で判定される分配実施条件は、S210で判定される上記第1条件と、S220で判定される上記第2条件との、何れかが成立したという条件になっている。このため、上記(2d)及び(2e)の両方で述べた効果を奏する。
変形例として、例えば、図5の分配制御処理で判定される分配実施条件は、S210で判定される上記第1条件と、S220で判定される上記第2条件とのうち、何れか一方だけであっても良い。具体的には、図5の分配制御処理において、S210とS220とのうちの一方を削除しても良い。S220を削除する場合には、S210で否定判定した場合にS240へ進むように構成すれば良い。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上記各実施形態の通信ネットワーク1,60は、車両以外における通信ネットワークであっても良い。また、例えば第2実施形態の通信ネットワーク60において、中継装置61からECU76へ至るまでの通信経路の数は、2つあるいは4つ以上であっても良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしても良い。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしても良い。また、上記実施形態の構成の一部を省略しても良い。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換しても良い。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。また、上述した中継装置の他、当該中継装置を構成要素とする通信ネットワーク、当該中継装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、中継方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
11〜14,61…中継装置、P3、P4,P11〜P15…通常ポート、P1,P2,P16〜P18…リングポート、51…スイッチ部

Claims (11)

  1. フレームを送受信するための4個以上のポートを備える中継装置(11〜14,61)であって、
    前記ポートとして、
    複数の通信ノードの夫々につながる複数の第1種ポート(P3,P4,P11〜P15)と、
    前記第1種ポートにつながる通信ノードとは別の通信ノードへ至る複数の通信経路の夫々につながる複数の第2種ポート(P1,P2,P16〜P18)と、を備え、
    複数の前記第1種ポートから、複数の前記通信経路の夫々によって到達可能な同じ通信ノードを宛先とするフレームである同一宛先フレームが同時に受信された場合に、前記受信された各同一宛先フレームを、複数の前記第2種ポートから複数の前記通信経路に分配して送信するように構成された分配転送部(51,S130,S230)を備える、
    中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第2種ポート及び前記通信経路の数をZとすると、
    前記分配転送部は、
    Z以下であるN個の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合に、前記受信されたN個の同一宛先フレームのうち、通信速度が最大であるフレームは、Z個の前記通信経路のうち、前記同一宛先フレームの宛先の通信ノードへ至るまでに経由する他の中継装置の数である中継数が最小の通信経路へ送信し、前記受信されたN個の同一宛先フレームのうち、通信速度が最大ではないフレームは、Z個の前記通信経路のうち、前記中継数が最小ではない通信経路へ送信するように構成されている、
    中継装置。
  3. 請求項2に記載の中継装置であって、
    前記分配転送部は、
    前記受信されたN個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、n番目であるフレームは、Z個の前記通信経路のうち、前記中継数が少ない順の順番が、n番目である通信経路へ送信するように構成されている、
    中継装置。
  4. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第2種ポート及び前記通信経路の数をZとすると、
    前記分配転送部は、
    Zより大きいM個の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合に、前記受信されたM個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番をZで割った余りの値が0でないフレームは、Z個の前記通信経路のうち、前記同一宛先フレームの宛先の通信ノードへ至るまでに経由する他の中継装置の数である中継数が少ない順の順番が、前記余りの値と同じである通信経路へ送信し、前記受信されたM個の同一宛先フレームのうち、通信速度が大きい順の順番が、Zの整数倍であるフレームは、Z個の前記通信経路のうち、前記中継数が少ない順の順番が、Zである通信経路へ送信するように構成されている、
    中継装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の中継装置であって、
    複数の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合に、前記受信された各同一宛先フレームについて所定の分配実施条件が成立しているか否かを判定し、前記分配実施条件が成立していると判定した場合には、前記分配転送部の動作を許可し、前記分配実施条件が成立していないと判定した場合には、前記分配転送部の動作を禁止するように構成された判定部(51,S110,S120,S210,S220)と、
    前記判定部により前記分配転送部の動作が禁止された場合には、前記受信された各同一宛先フレームを、複数の前記通信経路のうち、前記同一宛先フレームの宛先の通信ノードへ至るまでに経由する他の中継装置の数である中継数が最小の通信経路へ送信するように構成された最短転送部(51,S140,S240)と、を更に備える、
    中継装置。
  6. 請求項5に記載の中継装置であって、
    2つの前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件には、
    前記受信された各同一宛先フレームのサイズの差が所定範囲内、という条件(S110)が含まれる、
    中継装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の中継装置であって、
    2つの前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件には、
    前記受信された各同一宛先フレームの通信速度が閾値以上、という条件(S120)が含まれる、
    中継装置。
  8. 請求項5に記載の中継装置であって、
    2つの前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件は、
    前記受信された各同一宛先フレームのサイズの差が所定範囲内、という第1条件(S110)と、前記各同一宛先フレームの通信速度が閾値以上、という第2条件(S120)との、何れかが成立したという条件である、
    中継装置。
  9. 請求項5に記載の中継装置であって、
    3つ以上の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件には、
    前記受信された各同一宛先フレームのサイズの平均値と、前記各同一宛先フレームのサイズとの差が、全て所定範囲内、という条件(S210)が含まれる、
    中継装置。
  10. 請求項5又は請求項9に記載の中継装置であって、
    3つ以上の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件には、
    前記受信された各同一宛先フレームのうち、2つ以上の同一宛先フレームの通信速度が閾値以上、という条件(S220)が含まれる、
    中継装置。
  11. 請求項5に記載の中継装置であって、
    3つ以上の前記第1種ポートから前記同一宛先フレームが同時に受信された場合の、前記分配実施条件は、
    前記受信された各同一宛先フレームのサイズの平均値と、前記各同一宛先フレームのサイズとの差が、全て所定範囲内、という第1条件(S210)と、前記各同一宛先フレームのうち、2つ以上の同一宛先フレームの通信速度が閾値以上、という第2条件(S220)との、何れかが成立したという条件である、
    中継装置。
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