JP2017224433A - ケーブル、及びワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】外径が異なる電線を用いた場合であっても、電線のケーブル長手方向への移動を抑制することが可能なケーブル、及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】1本の第1電線2と、第1電線2よりも外径が小さい1本以上の第2電線3と、第1電線2と第2電線3とが撚り合されている集合体5の周囲に巻き付けられているテープ部材6と、第1電線2の周方向において第2電線3を挟み込むように設けられ、第1電線2と第2電線3とテープ部材6とに接触するように設けられており、第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物8と、を備え、集合体5は、第1電線2と第2電線3と1対の介在物8とが撚り合されてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、ケーブル、及びワイヤハーネスに関する。
従来、複数の電線の周囲にシースを設けたケーブルが知られている。このようなケーブルでは、シースから電線を露出させ易くするために、電線の周囲にタルク粉体等の潤滑剤を塗布することが行われているが、端末処理等の作業時に潤滑剤が周囲に飛散して作業性が低下してしまうという課題があった。
そこで、複数の電線の周囲に螺旋状にテープ部材を巻き付け、テープ部材の周囲にシースを設けたケーブルが提案されている。電線の周囲にテープ部材を設けることにより、電線に潤滑剤を塗布することなく、電線をシースから剥がしやすくすることが可能である。紙テープを用いたケーブルでは、ケーブルの断面形状を円形に近づけるために、電線と紙テープとの間に繊維状あるいは糸状の介在物を充填することが行われている(例えば特許文献1参照)。
なお、この出願の発明に関連する他の先行技術文献情報としては、特許文献2がある。
特開2011−18545号公報 特開平5−120926号公報
しかしながら、外径が異なる電線を撚り合わせ、その周囲にテープ部材、シースを順次設けたケーブルでは、ケーブルにねじり、振動、屈曲等の外部応力が繰り返し加わることによって、より外径の小さい電線がケーブル長手方向に移動してしまい、ケーブル端末から電線が突出したり、ケーブル内部で撚り溜まりが発生したりしてしまうという問題があった。
このような電線のケーブル長手方向への移動は、ねじりを加えた際にケーブル内部の小径の電線が直線状態になろうとしてテープ部材と大径の電線との間の隙間に落ち込み、これにより撚りが解放されて(緩んで)しまい、その後振動が加わることにより長手方向への移動(波乗り現象)が発生していると考えられる。本発明者らが検討したところ、このような現象は電線の撚り方向と反対方向にねじりを加えた際に顕著に起きることが確認された。
本発明者らが検討したところ、このような問題は、電線と紙テープとの間に繊維状あるいは糸状の介在物が無い場合はもちろん、電線と紙テープとの間に繊維状あるいは糸状の介在物を充填した場合にも発生することがわかった。これは、繊維状あるいは糸状の介在物は、空気を多く含んでおり、小径の電線がテープ部材と大径の電線間の隙間に落ち込むことを抑制できないためだと考えられる。
そこで、本発明は、外径が異なる電線を用いた場合であっても、電線のケーブル長手方向への移動を抑制することが可能なケーブル、及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、1本の第1電線と、前記第1電線よりも外径が小さい1本以上の第2電線と、前記第1電線と前記第2電線とが撚り合されている集合体の周囲に巻き付けられているテープ部材と、前記第1電線の周方向において前記1本以上の第2電線を挟み込むように設けられていると共に、前記第1電線と前記第2電線と前記テープ部材とに接触するようにそれぞれ設けられており、前記第2電線の前記第1電線の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物と、を備え、前記集合体は、前記第1電線と前記第2電線と前記1対の介在物とが撚り合されてなる、ケーブルを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、前記ケーブルと、前記第1電線と前記第2電線の端部のうち、少なくとも何れかの端部に取り付けられたコネクタと、を備えた、ワイヤハーネスを提供する。
本発明によれば、外径が異なる電線を用いた場合であっても、電線のケーブル長手方向への移動を抑制することが可能なケーブル、及びワイヤハーネスを提供できる。
本発明の一実施の形態に係るケーブルを用いた車両の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るケーブルの横断面図である。 本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスの概略構成図である。 本発明の他の実施の形態に係るケーブルの横断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(ケーブルを適用する車両の説明)
図1は、本実施の形態に係るケーブルを用いた車両の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車両100には、ABS(Antilock Brake System)装置101が搭載されている。ABS装置101は、ABSセンサ101aと、ABS制御部101bと、を備えている。
ABSセンサ101aは、走行中の車輪102の回転速度を検出する回転速度検出センサであり、車輪102に搭載されている。ABS制御部101bは、急停止時に車輪102がロックされないように、ABSセンサ101aの出力に基づいて制動装置を制御し、車輪102の制動力を制御するものであり、ECU103に搭載されている。ABSセンサ101aには、信号線として第1電線2が接続されている。
また、車両100の車輪102には、車輪102に設けられたタイヤ(不図示)の空気圧を検出する空気圧センサ104が設けられている。空気圧センサ104には、信号線として一対の第2電線3が接続されている。ECU103には、空気圧センサ104の出力に基づいてタイヤの空気圧を検出する空気圧検出105が搭載されている。
第1電線2と第2電線3とを一括してシース7(図2参照)で被覆したものが、本実施の形態に係るケーブル1である。車輪102側から延出されたケーブル1は、車体106に設けられた中継ボックス107内にて電線群108に接続され、電線群108を介してECU103やバッテリ(不図示)に接続されている。
図1では、図の簡略化のために1つの車輪102のみを示しているが、ABSセンサ101a及び空気圧センサ104は、車両100の各車輪102に搭載されていてもよく、例えば、車両100の前輪のみ、あるいは後輪のみに搭載されていてもよい。
(ケーブル1の説明)
図2は、本実施の形態に係るケーブル1の横断面図である。
図2に示すように、ケーブル1は、1本の第1電線2と、第1電線2よりも外径が小さい1本以上の第2電線3と、第1電線2と第2電線3とが撚り合されている集合体5の周囲に巻き付けられているテープ部材6と、テープ部材6の外周に被覆されているシース7と、を備えている。
第1電線2は、1本以上の第1導体2aと、1本以上の第1導体2aを一括して被覆している第1絶縁体2bと、を有している。本実施の形態では、第1導体2aの外周に個別絶縁体2cを被覆した1対の絶縁電線4を撚り合わせ、その周囲に第1絶縁体(内部シース)2bを被覆したもの(対撚りユニット)を第1電線2として用いた。
なお、ここでは第1導体2aが1対(2本)である場合を示しているが、第1導体2aは1本であってもよく、3本以上であってもよい。また、個別絶縁体2cは省略してもよい。第1電線2の断面形状は、円形状である。
第1導体2aは、銅等の良導電性の素線を撚り合わせた撚線導体からなり、第1絶縁体2b及び個別絶縁体2cは、架橋ポリエチレン等の絶縁性の樹脂からなる。第1導体2aに用いる素線としては、直径0.05mm以上0.30mm以下のものを用いることができる。直径0.05mm未満の素線を用いた場合は十分な機械的強度が得られず耐屈曲性が低下するおそれがあり、直径0.30mmより大きい素線を用いた場合ケーブル1の可撓性が低下するおそれがある。ここでは、第1導体2aの導体断面積を0.13mm以上0.30mm以下とした。
第2電線3は、1本の第2導体3aと、第2導体3aの外周を被覆している第2絶縁体3bと、を有している。第2導体3aは、銅等の良導電性の素線を撚り合わせた撚線導体からなり、第2絶縁体3bは、架橋ポリエチレン等の絶縁性の樹脂からなる。第2導体3aに用いる素線としては、第1導体2aと同様に、直径0.05mm以上0.30mm以下のものを用いることができる。ここでは、第2導体3aの導体断面積を0.30mm以上0.50mm以下とした。第2電線3の断面形状は、円形状である。
第2電線3は、第1電線2よりも外径が大きい。より詳細には、第2電線3の外径は、第1電線2の外径の1/2よりも小さい。ここでは、第1電線2の外径を4.3mmとし、第2電線3の外径を1.6mmとした。第1電線2と第2電線3の外径の差が大きいほど、振動等の外部応力が加わった際における第2電線3のケーブル長手方向に沿った移動が発生し易く、特に第2電線3の外径が第1電線2の外径の1/2よりも小さい場合に、後述する本発明の作用効果が得られやすい。
第2電線3は、第1電線2の外周に沿って配置されており、全ての第2電線が第1電線2の外周面、及びテープ部材6の内周面に接触している。また、第1電線2の周方向に隣り合う第2電線3は、互いに接触して配置されている。
本実施の形態では、第2電線3が1対(2本)である場合を示しているが、第2電線3は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。ただし、後述する介在物8を備えることによる作用効果を十分に得られるのは、第2電線3の中心を連結する円弧(第1電線2の中心軸を中心とする円弧)の中心角が180度未満の範囲内である。当該中心角が180度以上となると第1電線2の外周面の半分以上が第2電線3に囲まれていることとなり、そもそも第2電線3のケーブル長手方向への移動が発生しにくい。
また、ここでは第2電線3の外径が同じである場合を示しているが、第2電線3は互いに外径が異なっていてもよい。
本実施の形態では、第1電線2は、車輪102に搭載されたABSセンサ101a用の信号線からなり、第2電線3は、車輪102に搭載された空気圧センサ104用の信号線からなる。なお、これに限らず、電線2,3は、車輪102に設けられる他のセンサ、例えば温度センサ等に用いられる信号線であってもよいし、車両100の制振装置の制御に用いられるダンパ線であってもよく、さらにはEMB(電気機械式ブレーキ)制御用の信号線(CANケーブル等)であってもよい。
集合体5は、第1電線2と、一対の第2電線3と、後述する1対の介在物8及び1対の第2介在物9とを撚り合わせて構成される。ケーブル長手方向に垂直な断面(図2の断面)においては、一対の第2電線3と、後述する1対の介在物8及び1対の第2介在物9とは、第1電線2の外周に沿うように配置されている。ケーブル1では、第1電線2の外周に、時計回り方向に、一方の第2介在物9、一方の介在物8、一方の第2電線3、他方の第2電線3、他方の介在物8、他方の第2介在物9が順次隣接して配置されている。
集合体5全体の外径は、例えば、5mm〜9mm程度である。集合体5の撚りピッチは、集合体5の外径を考慮し、電線2,3に不要な負荷がかからない程度に設定するとよい。ここでは、集合体5の撚りピッチを約60mmとしたが、集合体5の撚りピッチはこれに限定されるものではない。なお、集合体5の撚りピッチとは、任意の電線2,3または介在物8,9が集合体5の周方向において同じ位置となる集合体5の長手方向に沿った間隔である。
集合体5の周囲には、テープ部材6が螺旋状に巻き付けられており、テープ部材6は、テープ部材6が覆う全ての電線2,3と介在物8,9とに接触している。テープ部材6は、集合体5とシース7との間に介在し、屈曲時に集合体5(電線2,3)とシース7間の摩擦を低減する役割を果たす。すなわち、テープ部材6を設けることで、従来のようにタルク粉体等の潤滑剤を用いることなく、電線2,3とシース7間の摩擦を低減し、屈曲時に電線2,3にかかるストレスを低減して、耐屈曲性を向上させることが可能になる。
テープ部材6としては、第1電線2の第1絶縁体2b、及び第2電線3の第2絶縁体3bに対して、屈曲時における電線2,3の不要なストレスを軽減できる程度に滑りやすいもの(摩擦係数が小さいもの)を用いることが望ましく、例えば、不織布や紙、あるいは樹脂(樹脂フィルム等)からなるものを用いることができる。より具体的には、テープ部材6としては、テープ部材6と絶縁体2b、3b間の摩擦係数(静摩擦係数)が、テープ部材6を設けなかった際におけるシース7と絶縁体2b,3b間の摩擦係数(静摩擦係数)よりも小さい部材を用いるとよい。
なお、テープ部材6としては、2層以上の積層構造となっているものも用いることができる。この場合、テープ部材6の集合体5と接触する面が、不織布、紙、樹脂層のいずれかからなるものを用いればよい。例えば、テープ部材6として、紙の一方の面に樹脂層を形成したものを用い、より摩擦係数が小さい樹脂層を集合体5側として巻き付けるように構成することもできる。
テープ部材6は、その幅方向(テープ部材6の長手方向及び厚さ方向と垂直な方向)の一部が重なり合うように、螺旋状に集合体5に巻き付けられている。テープ部材6が重なり合う幅は、例えば、テープ部材6の幅の1/4以上1/2以下である。なお、本実施の形態において、テープ部材6が重なり合う部分は、接着剤等により接着されていない。
テープ部材6の幅は、テープ部材6を巻き付けた際にテープ部材6に皺が寄らない程度の幅とすればよく、集合体5全体の外径が小さくなるほど幅の狭いテープ部材6を用いることが望ましい。具体的には、集合体5の外径が5mm〜9mmである場合、テープ部材6の幅は、20mm〜50mm程度とすればよい。テープ部材6の巻きピッチ、すなわちテープ部材6が周方向の同じ位置となるケーブル1の長手方向に沿った間隔(例えば幅方向の一端部同士の間隔)は、テープ部材6の幅及び重なり幅(テープ部材6の巻き付け角度)に依存し、この場合最大で40mm程度となる。ここでは、テープ部材6の巻きピッチを約30mmとしたが、テープ部材6の巻きピッチはこれに限定されるものではない。
なお、テープ部材6の幅を大きくし、巻きピッチを大きくしていくと、テープ部材6を縦添えした状態に近くなり、ケーブル1の柔軟性が失われて曲げにくくなる。そのため、テープ部材6の巻きピッチは、40mm以下とすることが望ましい。
テープ部材6の周囲には、シース7が設けられる。シース7は、例えばウレタン樹脂からなる。ここでは、シース7として、厚さ0.8mmのウレタン樹脂を用いた。
本実施の形態では、テープ部材6の周囲に設けられるシールド導体を省略しているが、テープ部材6とシース7との間、あるいはシース7の外周にシールド導体を設けてもよい。また、電線2,3の周囲にそれぞれシールド導体を設けてもよく、第1電線2を構成する絶縁電線4の周囲にそれぞれ個別にシールド導体を設けてもよい。
(介在物8,9の説明)
本実施の形態に係るケーブル1では、第1電線2の周方向において1本以上の第2電線3を挟み込むように設けられていると共に、第1電線2と第2電線3とテープ部材6とに接触するようにそれぞれ設けられており、第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物8を備えている。
介在物8は、電線2,3と共に撚り合されている。介在物8は、第1電線2と第2電線3間の谷間部分に入りこむように配置されている。介在物8は、第1電線2やテープ部材6への干渉により、第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制するものであり、介在物8の外周面は、両電線2,3とテープ部材6とに接触している。介在物8の断面形状は、円形状である。
介在物8により第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制することにより、ケーブル1にねじりを加えた際に集合体5の撚りに緩みが発生することを抑制でき、その結果、撚りの緩みと振動とに起因する第2電線3のケーブル長手方向への移動を抑制することが可能になる。
介在物8の第2電線3(第2絶縁体3b)及びテープ部材6の内周面に対しての摩擦係数(静摩擦係数)は、0.2以上であることが望ましい。これにより、第2絶縁体3b及びテープ部材6と介在物8との摩擦によって、第2電線3のケーブル長手方向に沿った移動がより抑制され、第2電線3のケーブル端末からの突出やケーブル内部での撚り溜まりを抑制することが可能になる。なお、介在物8のテープ部材6に対する摩擦係数は、大きすぎると屈曲時に電線2,3にかかるストレスが増加し耐屈曲性が低下してしまうおそれがあるため、ケーブル1の耐屈曲性が低下しない程度の摩擦係数とするとよい。
また、介在物8の外径は、長手方向と垂直な断面において、第1電線2と一対の第2電線3を通る外接円(図2においてはテープ部材6の内周面が当該外接円に相当する)と電線2,3との間の隙間に収まる最も大きな外径とするとよい。つまり、長手方向と垂直な断面において、介在物8の外形が、上述の外接円と両電線2,3とに内接する内接円となるように、介在物8の外径を設定するとよい。これにより、ケーブル1の断面形状を円形状に近づけることができ、外観を向上することが可能になる。また、ケーブル1の断面形状を円形状に近づけることで、端末加工時にシース7とテープ部材6とを除去するストリップ作業が容易になる。なお、この場合、介在物8の外径は第2電線3の外径よりも小さくなる。
さらに、本実施の形態では、第1電線2の周方向において1本以上の第2電線3と1対の介在物8とを挟み込むように設けられていると共に、第1電線2と介在物8とテープ部材6とに接触するようにそれぞれ設けられている樹脂からなる線状の一対の第2介在物9をさらに備えている。
第2介在物9は、電線2,3と共に撚り合されている。本実施の形態では、集合体5は、電線2,3と1対の介在物8と1対の第2介在物9とが撚り合わされてなる。第2介在物9は、第1電線2と介在物8間の谷間部分に入りこむように配置されている。第2介在物9は、第1電線2やテープ部材6への干渉により、介在物8及び第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制するものであり、第2介在物9の外周面は、第1電線2、介在物8、及びテープ部材6に接触している。
第2介在物9の断面形状は、円形状である。好ましくは、第2介在物9の外径は、長手方向と垂直な断面において、第1電線2と一対の第2電線3を通る外接円(図2においてはテープ部材6の内周面が当該外接円に相当する)と第1電線2及び介在物8との間の隙間に収まる最も大きな外径とするとよい。つまり、長手方向と垂直な断面において、第2介在物9の外形が、上述の外接円と第1電線2と介在物8とに内接する内接円となるように、第2介在物9の外径を設定するとよい。これにより、ケーブル1の断面形状をより円形状に近づけることができ、外観をより向上することが可能になる。また、ケーブル1の断面形状をより円形状に近づけることで、端末加工時にシース7とテープ部材6とを除去するストリップ作業がより容易になる。なお、この場合、第2介在物9の外径は介在物8の外径よりも小さくなる。
介在物8,9は、シース7よりもヤング率が大きい樹脂からなることが望ましい。つまり、介在物8は、シース7よりも変形しにくいことが望ましい。電線2,3とテープ部材6との間の隙間にヤング率の大きい介在物を配置することで、ケーブル1に外力が加わった際の集合体5の撚り崩れを抑制することが可能となり、屈曲時のケーブル1の座屈(シース7の座屈)や、樹脂モールド時のケーブル1の変形(扁平化等)を抑制することが可能になる。ケーブル1の座屈や変形をより抑制するために、介在物8のヤング率は、電線2,3の絶縁体2b,3bのヤング率よりも大きいことがより好ましい。なお、介在物8,9は、電線2,3よりもその長手方向に伸びやすい。これにより、ケーブル1の座屈や変形を抑制しつつも、ケーブル1の捩れやすさや可撓性の低下を抑制することが可能になる。
介在物8,9は、例えば高分子材料の樹脂成形(押出成形等)により形成される。介在物8,9に好適な樹脂としては、ポリエチレン(LDPE(低密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、またはHDPE(高密度ポリエチレン))、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
図示していないが、ケーブル1は、さらに、第1電線2の周方向において1本以上の第2電線3と1対の介在物8と1対の第2介在物9とを挟み込むように設けられていると共に、第1電線2と第2介在物9とテープ部材6とに接触するようにそれぞれ設けられている樹脂からなる線状の一対の第3介在物を備えてもよい。さらにまた、第1電線2の周方向において1本以上の第2電線3と1対の介在物8と1対の第2介在物9と一対の第3介在物とを挟み込むように設けられていると共に、第1電線2と第3介在物とテープ部材6とに接触するようにそれぞれ設けられている樹脂からなる線状の一対の第4介在物を備えてもよい。
つまり、第2介在物9と第1電線2とテープ部材6との間にさらに第3介在物を設けてもよいし、さらに第3介在物と第1電線2とテープ部材6との間にさらに第4介在物を設けてもよい。このように介在物を増やしていくことで、第2電線3のケーブル長手方向への移動をより抑制でき、かつ、ケーブル1の断面形状をより円形状に近づけて外観やストリップ作業の作業性を向上できる。ただし、介在物の本数を増やすほどコストが大きくなるため、コスト削減の観点からは、介在物8のみを備えるか、介在物8と第2介在物9のみを備えることが望ましい。
また、両電線2,3、介在物8,9、及びテープ部材6間の隙間に、糸状(あるいは繊維状)の複数の糸状介在物を配置し、この糸状介在物を両電線2,3及び両介在物8,9と共に撚り合わせることにより、集合体5を構成してもよい。これにより、集合体5の外周にテープ部材6を巻き付けた際の断面形状をより円形状に近づけることが可能になる。なお、複数の糸状介在物の一部は、電線2,3と介在物8の間である谷間や、1対の第2電線3の間である谷間に配置されてもよい。糸状介在物としては、ポリプロピレンヤーンや、スフ糸(レーヨンステープルファイバー)、アラミド繊維、ナイロン繊維、あるいは繊維系プラスチック等の繊維状体や、紙もしくは綿糸を用いることができる。
(集合体5の撚り方向、テープ部材6の巻き付け方向)
本実施の形態に係るケーブル1では、集合体5の撚り方向と、テープ部材6の巻き付け方向とが異なっている。
集合体5の撚り方向とは、ケーブル1を先端側(テープ部材6の重なりが上となる側)から見たときに、電線2,3と介在物8,9が基端側から先端側にかけて集合体5の周方向に回転している方向をいう。ここでは、集合体5の撚り方向が左回り(反時計回り)となる。
また、テープ部材6の巻き付け方向とは、ケーブル1を先端側(テープ部材6の重なりが上となる側)から見た時に、テープ部材6が基端側から先端側にかけて回転している方向をいう。ここでは、テープ部材6の巻き付け方向は右回り(時計回り)となる。図2では、先端側から見たときの断面図を示しており、集合体5の撚り方向を破線矢印A、テープ部材6の巻き付け方向を破線矢印Bで表している。
一般に、電線を撚り合わせたり、螺旋状にテープを巻き付けたりすると、その撚り方向、巻き付け方向に応じて曲がり癖が付与されてしまい、ケーブル全体が自然に湾曲してしまう。本実施の形態では、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とを異ならせているため、集合体5の曲がり癖とテープ部材6を巻き付けることによる曲がり癖とが逆方向となって互いに相殺されることになり、曲がり癖を抑制した直線状のケーブル1を容易に実現できる。その結果、ケーブル1の長手方向における屈曲特性のばらつきを抑制することが可能になる。
本実施の形態では、テープ部材6を巻き付けることによる曲がり癖により、集合体5の曲がり癖を矯正しているため、テープ部材6の巻きピッチを、曲がり癖を付与できる程度に小さくする必要がある。そのため、テープ部材6の巻きピッチは、少なくとも集合体5の撚りピッチよりも小さくすることが望ましい。本実施の形態では、集合体5の撚りピッチを約60mmとし、テープ部材6の巻きピッチを約30mmとしている。
また、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とを異ならせることで、テープ部材6を巻き付ける際に、集合体5の撚りピッチが変化しにくくなり、集合体5の撚りピッチを安定させることが可能になる。
さらに、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とを異ならせることで、テープ部材6が一対の第2電線3間や電線2,3と介在物8間の隙間に入り込んでしまうことが抑制され、ケーブル1の断面形状をより円形状に近くすることが可能になる。その結果、ケーブル1の外観を向上させると共に、シース7を除去するストリップ作業を容易に行うことが可能になる。上述のように、ケーブル1では曲がり癖が抑制されているため、シース7を除去するストリップ作業がより容易である。
さらにまた、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とを異ならせることで、集合体5が座屈し易い方向とテープ部材6が座屈し易い方向とを異ならせることができ、例えばケーブル1に捩じれと曲げが同時に加わったような場合であっても、座屈しにくいケーブル1を実現できる。
(ケーブル1を用いたワイヤハーネスの説明)
図3は、本実施の形態に係るワイヤハーネスの概略構成図である。
図3に示すように、ワイヤハーネス11は、本実施の形態に係るケーブル1と、第1電線2と第2電線3の端部のうち、少なくとも何れかの端部のうち、少なくとも何れかの端部に取り付けられたコネクタと、を備えて構成される。
図3では、図示左側が車輪102側の端部を示し、図示右側が車体106側(中継ボックス107側)の端部を示している。以下の説明では、ワイヤハーネス11の車輪102側の端部を「一端部」、車体106側(中継ボックス107側)の端部を「他端部」という。
第1電線2の一端部には、第1電線2の端部を覆うように樹脂モールドにより形成されたABSセンサ101aが取り付けられ、第1電線2の他端部には、中継ボックス107内における電線群108との接続のための車体側ABS用コネクタ101cが取り付けられている。
一対の第2電線3の一端部には、空気圧センサ104との接続のための空気圧センサ用コネクタ104aが取り付けられ、一対の第2電線3の他端部には、中継ボックス107内における電線群108との接続のための空気圧センサ用車体側コネクタ104bが取り付けられている。
なお、ここでは、第1電線2と第2電線3とに個別にコネクタを設ける場合を説明したが、各電線2,3を一括して接続する専用のコネクタを備えるようにしても構わない。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るケーブル1では、第1電線2の周方向において1本以上の第2電線3を挟み込むように設けられていると共に、第1電線2と第2電線3とテープ部材6とに接触するようにそれぞれ設けられており、第2電線3の第1電線2の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物8を備え、集合体5は、第1電線2と第2電線3と1対の介在物8とが撚り合されてなる。
このように構成することで、外径が異なる電線2,3を用いた場合であっても、より小径な第2電線3が外部要因(ねじり・振動)によってケーブル長手方向に移動してしまうことを抑制でき、ケーブル端末から第2電線3が突出したり、ケーブル内部で第2電線3に撚り溜まりが発生したりすることを抑制可能になる。
また、本実施の形態では、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とが異なっているため、撚りやテープ部材6の巻き付けによる曲がり癖を抑制し、かつ、集合体5の撚りピッチを安定させることが可能になる。その結果、屈曲特性のばらつきを抑制することが可能になり、また長手方向における可撓性が安定し配策し易いケーブル1を実現できる。さらに、ケーブル1の断面形状をより円形状に近くすることができるのでストリップ作業が容易になる。
(他の実施の形態)
図4に示すケーブル1aは、図1のケーブル1において、集合体5の撚り方向(破線矢印A)を反対方向としたものである。
つまり、ケーブル1aでは、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向が、同じ方向となっている。
集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向を同じ方向とすることで、端末加工をする際に、テープ部材6をほどくと集合体5の撚りが自然にほぐれることになり、電線2,3をほぐし易くなる。これにより、ケーブル1の解体性が向上し、端末加工を行う際の作業性が向上する。
また、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向を同じ方向とすることで、ケーブル1に捩れが加わった際に、集合体5とテープ部材6とが同調して開いたり閉じたりすることになり、捩れに対する耐久性を向上させることが可能になる。
これに関し、例えば、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向が逆方向の場合、集合体5が開く(集合体5の径が大きくなる)方向にケーブル1に捩じれが加わった際、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向が逆方向であるためテープ部材6は逆に閉じてしまう(テープ部材6の径が小さくなってしまう)。このとき、集合体5が開こうとするのをテープ部材6におさえつけられてしまい、集合体5にストレスが加わり、電線2,3の一部分に過大な負荷が加わってしまう。本実施の形態では、集合体5の撚り方向とテープ部材6の巻き付け方向とを同じ方向とし、集合体5とテープ部材6とが同調して開いたり閉じたりするようにしている。これにより、ケーブル1の捩じれに対する耐久性を向上させることが可能となる。
集合体5の撚りピッチを小さくすると、ケーブル1aを曲げやすくなり可撓性が向上するが、撚りに余裕がなくなり捩れに対する耐久性は低下してしまう。逆に、集合体5の撚りピッチを大きくすると、捩じれに対する耐久性は向上するが可撓性は低下する。ケーブル1aでは、捩れが加わった際に、集合体5とテープ部材6とが同調して開いたり閉じたりして負荷を分散できるため、集合体5の撚りピッチを小さくして可撓性を向上させた場合であっても、捩れに対する耐久性を十分に確保することが可能である。
集合体5の撚りピッチとテープ部材6の巻きピッチとが同じであると、テープ部材6の外周にシース7を被覆した際の圧力により、テープ部材6が電線2,3や介在物8,9の間に入り込み易くなり、テープ部材6を巻き付けた集合体5の断面形状がいびつになって外観が劣化したり、集合体5がテープ部材6の内部で滑りにくくなり可撓性が低下したりするおそれがある。よって、集合体5の撚りピッチとテープ部材6の巻きピッチとを異ならせること(具体的には、テープ部材6の巻きピッチを、集合体5の撚りピッチよりも、集合体5の撚りピッチの10%以上80%以下小さくすること)が望ましい。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]1本の第1電線(2)と、前記第1電線(2)よりも外径が小さい1本以上の第2電線(3)と、前記第1電線(2)と前記第2電線(3)とが撚り合されている集合体(5)の周囲に巻き付けられているテープ部材(6)と、前記第1電線(2)の周方向において前記1本以上の第2電線(3)を挟み込むように設けられていると共に、前記第1電線(2)と前記第2電線(3)と前記テープ部材(6)とに接触するようにそれぞれ設けられており、前記第2電線(3)の前記第1電線(2)の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物(8)と、を備え、前記集合体(5)は、前記第1電線(2)と前記第2電線(3)と前記1対の介在物(8)とが撚り合されてなる、ケーブル(1)。
[2]前記第2電線(3)の外径が、前記第1電線(2)の外径の1/2よりも小さい、[1]に記載のケーブル(1)。
[3]前記第1電線(2)の周方向において前記1本以上の第2電線(3)と前記1対の介在物(8)とを挟み込むように設けられていると共に、前記第1電線(2)と前記介在物(8)と前記テープ部材(6)とに接触するようにそれぞれ設けられている樹脂からなる線状の一対の第2介在物(9)をさらに備え、前記集合体(5)は、前記第1電線(2)と前記第2電線(3)と前記1対の介在物(8)と前記一対の第2介在物(9)とが撚り合されてなる、[1]または[2]に記載のケーブル(1)。
[4]前記介在物(8)の前記第2電線(3)及び前記テープ部材(6)に対しての摩擦係数が、0.2以上である、[1]乃至[3]の何れか1項に記載のケーブル(1)。
[5]前記テープ部材(6)の外周に被覆されている樹脂からなるシース(7)を備え、前記介在物(8)のヤング率が、前記シース(7)のヤング率よりも大きい、[1]乃至[4]の何れか1項に記載のケーブル(1)。
[6]前記集合体(5)の撚り方向と、前記テープ部材(6)の巻き付け方向とが異なっている、[1]乃至[5]の何れか1項に記載のケーブル(1)。
[7]前記集合体(5)の撚り方向と、前記テープ部材(6)の巻き付け方向とが同じ方向である、[1]乃至[5]の何れか1項に記載のケーブル(1a)。
[8][1]乃至[7]の何れか1項に記載のケーブル(1)と、前記第1電線(2)と前記第2電線(3)の端部のうち、少なくとも何れかの端部に取り付けられたコネクタと、を備えた、ワイヤハーネス(11)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…ケーブル
2…第1電線
2a…第1導体
2b…第1絶縁体
2c…個別絶縁体
3…第2電線
3a…第2導体
3b…第2絶縁体
4…絶縁電線
5…集合体
6…テープ部材
7…シース
8…介在物
9…第2介在物

Claims (8)

  1. 1本の第1電線と、
    前記第1電線よりも外径が小さい1本以上の第2電線と、
    前記第1電線と前記第2電線とが撚り合されている集合体の周囲に巻き付けられているテープ部材と、
    前記第1電線の周方向において前記1本以上の第2電線を挟み込むように設けられていると共に、前記第1電線と前記第2電線と前記テープ部材とに接触するようにそれぞれ設けられており、前記第2電線の前記第1電線の周方向に沿った移動を規制する樹脂からなる線状の1対の介在物と、を備え、
    前記集合体は、前記第1電線と前記第2電線と前記1対の介在物とが撚り合されてなる、
    ケーブル。
  2. 前記第2電線の外径が、前記第1電線の外径の1/2よりも小さい、
    請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記第1電線の周方向において前記1本以上の第2電線と前記1対の介在物とを挟み込むように設けられていると共に、前記第1電線と前記介在物と前記テープ部材とに接触するようにそれぞれ設けられている樹脂からなる線状の一対の第2介在物をさらに備え、
    前記集合体は、前記第1電線と前記第2電線と前記1対の介在物と前記一対の第2介在物とが撚り合されてなる、
    請求項1または2に記載のケーブル。
  4. 前記介在物の前記第2電線及び前記テープ部材に対しての摩擦係数が、0.2以上である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のケーブル。
  5. 前記テープ部材の外周に被覆されている樹脂からなるシースを備え、
    前記介在物のヤング率が、前記シースのヤング率よりも大きい、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のケーブル。
  6. 前記集合体の撚り方向と、前記テープ部材の巻き付け方向とが異なっている、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のケーブル。
  7. 前記集合体の撚り方向と、前記テープ部材の巻き付け方向とが同じ方向である、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のケーブル。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のケーブルと、
    前記第1電線と前記第2電線の端部のうち、少なくとも何れかの端部に取り付けられたコネクタと、を備えた、
    ワイヤハーネス。
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