JP2003207701A - 複合通信ケーブル - Google Patents

複合通信ケーブル

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JP2003207701A
JP2003207701A JP2002007374A JP2002007374A JP2003207701A JP 2003207701 A JP2003207701 A JP 2003207701A JP 2002007374 A JP2002007374 A JP 2002007374A JP 2002007374 A JP2002007374 A JP 2002007374A JP 2003207701 A JP2003207701 A JP 2003207701A
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cable
optical
composite communication
coaxial cable
communication cable
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Application number
JP2002007374A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Terasawa
一彦 寺澤
Satoshi Todo
聡 藤堂
Takashi Kaneko
隆 金子
Yasushi Ubukata
裕史 生方
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として基地局へのケーブル布設の作業性の
向上を図る。 【解決手段】 同軸ケーブル1と、テンションメンバ1
2に少なくとも光ファイバコード2を添わせてなる2本
の光ケーブル2A,2Bとを、断面円形になるように介
在18を入れてシース21で被覆して複合通信ケーブル
として一体化し、光ケーブル2A,2Bには、給電線1
4を収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
の基地局と、その上位局である回線制御局との間に布設
される通信ケーブルに係り、詳しくは、同軸ケーブルと
光ケーブルとを一体化した複合型の通信ケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話の回線網においては、図
4に示すように、携帯電話Tと直接送受信を行う基地局
Saと、その上位局である回線制御局Sbとの間に、通
信ケーブルとして、同軸ケーブル31と2本の光ケーブ
ル32,33とが布設される。
【0003】同軸ケーブル31は、基地局Saから電波
が正常に送出されているか否かを監視するための試験電
波の伝送に用いられ、2本の光ケーブルの内の1本の光
ケーブル32は、前記試験電波を送出するアンテナのチ
ルト角制御用の信号の伝送に用いられ、他の1本の光ケ
ーブル33は、複数のアンテナの内のいずれのアンテナ
を選択するかを切換えるセクタ選択スイッチに対する選
択信号の伝送に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記3本の各ケーブル
31,32,33は、それぞれ専用の支持金具や接続箱
を用意して、個別にそれぞれ布設しなければならず、布
設のコストが嵩むばかりでなく、作業性が悪く、また設
置に広いスペースを必要とするという不便があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、端末の接続部分以外では同軸ケーブ
ルと光ケーブルとを1本のケーブルとして扱えるように
して、布設の作業性の向上を図ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、同軸ケーブルと、テンションメンバに少
なくとも光ファイバコードを添わせてなる光ケーブルと
を、被覆で覆って一体化して複合通信ケーブルを構成し
た。
【0007】上記の構成によれば、同軸ケーブルと、光
ファイバコードを含む光ケーブルとが被覆によって一体
に結合されるので、同軸ケーブルと光ケーブルとは、1
本のケーブルのように扱うことができ、効率的な布設作
業が可能になる。
【0008】本発明の一実施態様においては、同軸ケー
ブル1本と光ケーブル2本とを、被覆で覆って一体化し
たものである。
【0009】本発明によると、同軸ケーブル1本と光ケ
ーブル2本とを、1本のケーブルのように扱うことがで
き、より効率的な布設作業が可能になる。
【0010】本発明の好ましい実施態様においては、前
記同軸ケーブルは、試験電波伝送用として、前記両光ケ
ーブルの内の一方の光ケーブルは、前記試験電波を送出
するアンテナの姿勢を制御する制御信号伝送用として、
他方の光ケーブルは、複数のアンテナの内から試験電波
を送出するアンテナを選択する選択信号伝送用として、
それぞれの一端が基地局側に接続され、他端が上位の回
線制御局にそれぞれ接続されるものである。
【0011】本発明によると、基地局と回線制御局との
間に布設される通信ケーブルとして、本発明の複合通信
ケーブルを好適に用いることができ、同軸ケーブル1本
と光ケーブル2本とを、個別に1本ずつ布設する従来例
に比べて、より効率的な布設作業が可能になる。
【0012】本発明の他の実施態様においては、断面円
形となるように介在を入れるとともに、該介在、前記同
軸ケーブルおよび前記光ケーブルを撚り合わせたうえで
前記被覆で覆っている。
【0013】本発明によると、複合通信ケーブルの断面
を円形としているので、ケーブルが取り扱い易いものと
なる。
【0014】本発明のさらに他の実施態様においては、
前記光ケーブルは、前記テンションメンバの周りに、前
記光ファイバコードとともに給電線を配置したものであ
る。
【0015】本発明によると、光ケーブル内に給電線を
配置したので、給電線の布設の手間を省くことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明
の実施形態に係り、図1は、本発明の複合通信ケーブル
の端部の断面図、図2は、上記複合通信ケーブルに含ま
れる同軸ケーブルの平面図、図3は、光ファイバコード
の平面図である。
【0017】図1において、符号1は同軸ケーブル、2
A,2Bは2本の光ケーブルである。
【0018】同軸ケーブル1は、図2にも示すように、
内部導体3と、その周りの絶縁体4と、筒状の外部導体
5と、被覆6とからなるもので、既存のものと特に変わ
らない。
【0019】2本の光ケーブル2A,2Bは、同じ構造
であって、複数、この実施の形態では、2本の光ファイ
バコード7をそれぞれ有している。
【0020】光ファイバコード7も、従来のものと大き
く異なるものではないが、この例では、図3に示すよう
に、石英ガラス製のコア8aの周りにフッ化アクリレー
ト樹脂のクラッド8bを形成した光ファイバ素線8を用
い、この光ファイバ素線8の外周に一次被覆9を設け、
さらに一次被覆9の外周にアラミド繊維からなる補強材
の層10を形成し、その外周に外被11を設けた構造で
ある。
【0021】図1に戻って、光ケーブル2A,2Bは、
テンションメンバ12を中心に、その周りに2本の光フ
ァイバコード7と、ダミーコード13と、複数、この実
施の形態では、3本の給電線14とを周方向等分に配置
したものであり、それらの外側の隙間には、緩衝材15
が充填され、その外周には、押さえ巻き層16と、シー
ス17が形成され、同軸ケーブル1と同程度の外径にま
とめられている。なお、本発明の他の実施の形態とし
て、ダミーコード13に代えて、光ファイバコード7と
してもよい。
【0022】同軸ケーブル1および2本の光ケーブル2
A,2Bの周囲には、介在18が配置されるとともに、
緩衝材19が充填され、その外周には、プラスチックテ
ープなどからなる押さえ巻き層20と、被覆としての難
燃ポリエチレンなどからなるシース21とが形成されて
いる。
【0023】上記構成の複合通信ケーブルは、例えば、
携帯電話の基地局と回線制御局との間に布設され、これ
に含まれる同軸ケーブル1、光ケーブル2A,2Bのそ
れぞれの一端は基地局側に、他端は回線制御局側にそれ
ぞれ接続される。
【0024】この複合通信ケーブルにおいては、同軸ケ
ーブル1と2本の光ケーブル2A,2Bとは、シース2
1により一体に結合されているから、同軸ケーブル1と
2本の光ケーブル2A,2Bとを、従来のように1本ず
つ別々に布設する必要がなく、端末の接続部分以外では
全体を1本のケーブルとして扱うことができ、布設経路
での支持には単一の支持金具を用意すればよく、そのた
め、布設コストをかけずに効率よく布設作業を行うこと
ができる。
【0025】なお、この実施の形態では、同軸ケーブル
1および光ケーブル2A,2Bは、いずれも被覆6,1
7を有するものであったけれども、本発明の他の実施の
形態として、被覆を有さないものを用いてもよい。以上
のような各ケーブル1,2A.2Bの構成についての選
択を行うことができるのは、最終的にシース21により
各ケーブル1,2A,2Bの外周を覆って保護するため
である。
【0026】また、本発明の他の実施の形態として、接
地用のドレンワイヤを、ケーブル心に縦添えしてもよ
い。
【0027】上述の実施の形態では、同軸ケーブルの1
本と光ケーブルの2本とを一体化したけれども、各ケー
ブルの本数は、この実施の形態に限るものではなく、用
途などに応じて任意の本数としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の複合通信ケーブ
ルは、同軸ケーブルと、光ファイバコードを含む光ケー
ブルとを一体化したので、従来別個に布設していた同軸
ケーブルと光ケーブルとを、1本のケーブルとして扱う
ことができ、そのため、布設コストを低減して効率よく
布設作業を行うことができる。
【0029】特に、携帯電話の基地局と回線制御局との
間に布設される通信ケーブルとして本発明の複合通信ケ
ーブルを使用することにより、同軸ケーブル1本と光ケ
ーブル2本とを、個別に1本ずつ布設していた従来例に
比べて、布設コストを低減して効率よく布設作業を行う
ことができる。
【0030】また、光ケーブルに給電線を収納すれば、
給電線の布設の手間も簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複合通信ケーブルの断
面図である。
【図2】上記複合通信ケーブルに含まれる同軸ケーブル
の平面図である。
【図3】上記複合通信ケーブルに含まれる光ファイバコ
ードの平面図である。
【図4】基地局へのケーブル布設状態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 同軸ケーブル 2A,2B 光ケーブル 7 光ファイバコード 12 テンションメンバ 14 給電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 隆 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新 国際ビル 三菱電線工業株式会社東京事務 所内 (72)発明者 生方 裕史 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2H001 BB05 BB06 DD04 DD09 FF02 KK17 KK22 5G309 KA01 5G319 HA10 HC01 HC02 HD03 HE02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルと、テンションメンバに少
    なくとも光ファイバコードを添わせてなる光ケーブルと
    を、被覆で覆って一体化したことを特徴とする複合通信
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記同軸ケーブル1本と前記光ケーブル
    2本とを、前記被覆で覆って一体化した請求項1記載の
    複合通信ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記同軸ケーブルは、試験電波伝送用と
    して、前記両光ケーブルの内の一方の光ケーブルは、前
    記試験電波を送出するアンテナの姿勢を制御する制御信
    号伝送用として、他方の光ケーブルは、複数のアンテナ
    の内から試験電波を送出するアンテナを選択する選択信
    号伝送用として、それぞれの一端が基地局側に接続さ
    れ、他端が上位の回線制御局にそれぞれ接続される請求
    項2記載の複合通信ケーブル。
  4. 【請求項4】 断面円形となるように介在を入れるとと
    もに、該介在、前記同軸ケーブルおよび前記光ケーブル
    を撚り合わせたうえで前記被覆で覆った請求項1〜3の
    いずれかに記載の複合通信ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記光ケーブルは、前記テンションメン
    バの周りに、前記光ファイバコードとともに給電線を配
    置したものである請求項1〜4のいずれかに記載の複合
    通信ケーブル。
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