JP2017224249A - 不審者検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定地域の住人が不審な行動をした場合、及び特定地域の非住人が不審な行動をした場合の両方において、当該不審な行動をした者を不審者として検出することができる不審者検出システムを提供する。【解決手段】特定地域内の住居それぞれに設けられ、移動する人を検知すると共に対象者(検知された当該人)の画像を取得する人画像取得手段4と、人画像取得手段4によって取得された前記画像と、前記特定地域内の住人の識別情報とに基づいて、対象者が前記住人であるか前記住人以外の非住人であるかを判定する住人判定部140と、人画像取得手段4によって取得された前記画像に基づいて、対象者の行動を分析する行動分析部160と、行動分析部160によって分析された前記行動が、前記住人及び前記非住人にそれぞれ設定された条件を満たすか否かに基づいて、対象者が不審者か否かを判定する不審者判定部170と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、特定地域において不審者を検出する不審者検出システムの技術に関する。
従来、特定地域において不審者を検出する不審者検出システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、人感センサにより人が検知されると、予め登録されたIDコードを受信したか否かによりその人が住宅分譲地の住人か非住人かを判別し、非住人であればその人の行動態様から不審者か否かを判別し、不審者と認定されるとその不審者の存在位置を地図上に表示させる地域警備システムが開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、不審者の存在位置を一目で把握することができ、警備の実効性を高めることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、住宅分譲地の住人が不審な行動をすることについては一切考慮されていない。
特開2011−113255号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、特定地域の住人が不審な行動をした場合、及び特定地域の非住人が不審な行動をした場合の両方において、当該不審な行動をした者を不審者として検出することができる不審者検出システムを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、特定地域内の住居それぞれに設けられ、移動する人を検知すると共に検知された当該人の画像を取得する人画像取得部と、前記人画像取得部によって取得された前記画像と、前記特定地域内の住人の識別情報とに基づいて、検知された前記人が前記住人であるか前記住人以外の非住人であるかを判定する住人判定部と、前記人画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、検知された前記人の行動を分析する行動分析部と、前記行動分析部によって分析された前記行動が、前記住人及び前記非住人にそれぞれ設定された条件を満たすか否かに基づいて、検知された前記人が不審者か否かを判定する不審者判定部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記人画像取得部は、前記住居に設けられたドアホンを用いるものである。
請求項3においては、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部により分析された前記行動が、前記住居に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第一の条件が含まれるものである。
請求項4においては、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部により分析された前記行動が、他の人と所定距離を保って同じルートを移動するものである場合に、満たしたと判断される第二の条件が含まれるものである。
請求項5においては、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部により分析された前記行動が、同じルートを所定時間以上往復するものである場合に、満たしたと判断される第三の条件が含まれるものである。
請求項6においては、前記住人に設定された条件には、前記行動分析部により分析された前記行動が、他の住人の住居に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第四の条件が含まれるものである。
請求項7においては、前記不審者判定部は、前記特定地域及びその近隣の防犯情報及び/又は環境に基づいて、前記特定地域内において不審な行動が発生する可能性を示す不審行動発生リスクを判定し、前記不審行動発生リスクに応じて、不審者か否かを判定するための前記条件を調整するものである。
請求項8においては、検知された前記人が前記不審者判定部によって不審者と判定された場合に、必要とする者にその旨を報知する不審者出没報知部を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、特定地域の住人が不審な行動をした場合、及び特定地域の非住人が不審な行動をした場合の両方において、当該不審な行動をした者を不審者として検出することができる。
請求項2においては、既存の設備を利用して、不審な行動をした者を不審者として検出することができる。
請求項3においては、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
請求項4においては、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
請求項5においては、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
請求項6においては、不審な行動をしている住人を不審者として検出することができる。
請求項7においては、不審な行動をした者を不審者として適切に検出することができる。
請求項8においては、不審者が出没したことを知ることができる。
本発明の一実施形態に係る不審者検出システムの構成を示す図。 画像情報の蓄積の制御に関するフローチャート。 不審者の検出の制御に関するフローチャート。
まず、図1を用いて、不審者検出システム1の構成の概要について説明する。
不審者検出システム1は、特定地域内において、不審者を検出するシステムである。ここで、「特定地域」は、複数の住居を含む任意の領域のことをいい、例えば、集合住宅、街区等である。本実施形態においては、不審者検出システム1は、街区内において、不審者を検出するシステムとする。不審者検出システム1は、住人端末2、監視者端末3、人画像取得手段4及びサーバー100を具備する。
住人端末2は、街区内の各住人が携帯して使用する端末である。住人端末2としては、データ(情報)を送受信可能な端末が用いられ、例えばパーソナルコンピュータや高機能携帯電話端末が用いられる。住人端末2は、位置情報取得部21を具備する。
位置情報取得部21は、住人端末2の位置情報を定期的に取得するものである。位置情報取得部21は、GPS(Global Positioning System)機能などの位置情報取得機能を有している。これにより、位置情報取得部21は、住人端末2の現在の位置情報、ひいては住人端末2を携帯する住人の現在の位置情報を取得することができる。
監視者端末3は、監視者が使用する端末である。ここで、監視者とは、不審者を監視する者であり、例えば、街区内の住人(特に小さな子供をもつ親)、警備会社等である。監視者端末3としては、データを送受信可能な端末が用いられ、例えばパーソナルコンピュータや高機能携帯電話端末が用いられる。監視者端末3には、表示部3A及び入力部3Bが備えられる。表示部3Aは、画像や文字などから構成される表示データを表示する部分である。表示部3Aとしては、例えば液晶ディスプレイが用いられる。入力部3Bは、監視者が操作を行う部分である。入力部3Bとしては、例えばキーボードやタッチパネルが用いられる。監視者が入力部3Bを操作することにより、監視者端末3にデータが入力される。
監視者端末3は、表示制御部31を具備する。表示制御部31は、画像や文字などから構成される表示データ(不審者の出没情報等)を表示部3Aに表示させる制御を行う。
人画像取得手段4は、移動する人を検知し、検知した当該人の画像を取得するものである。人画像取得手段4は、街区内の各住居に既設のドアホンを用いて構成される。各住居に設置された人画像取得手段4は、互いにネットワークにより連携されている。人画像取得手段4は、動体検知機能を備え、当該機能により住居の外(玄関扉の前)を移動する人を検知する。人画像取得手段4は、玄関扉の前を移動する人を検知すると、ドアホンの屋外子機のカメラにより、検知した当該人の画像を撮影(取得)する。
サーバー100は、住人端末2及び監視者端末3とデータを送受信可能に構成されるものである。サーバー100は、画像情報格納部110、位置情報蓄積部120、住人画像格納部130、住人判定部140、画像情報蓄積部150、行動分析部160及び不審者判定部170を具備する。
画像情報格納部110は、人画像取得手段4によって取得された画像に関する画像情報を格納するものである。画像情報には、画像そのものだけでなく、画像を取得した日時、画像が取得された場所(画像を取得した人画像取得手段4の設置場所)等も含まれる。
位置情報蓄積部120は、住人端末2の位置情報取得部21によって取得された住人の位置情報を蓄積するものである。位置情報には、位置そのものだけでなく、日時、個人を特定するための情報(住人端末2固有のID等)等も含まれる。
住人画像格納部130は、住人の画像を予め格納(登録)しておくところである。当該住人の画像は、個人を識別可能なものが用いられる。
住人判定部140は、人画像取得手段4によって検知された人が、街区内の住人(以下、単に「住人」という)であるか住人以外の者(以下、「非住人」という)であるかを判定するものである。住人判定部140は、画像情報格納部110に格納された画像情報と、位置情報蓄積部120に格納された住人の位置情報とに基づいて、住人か非住人かを判定する。例えば、住人判定部140は、画像の取得場所と、当該画像の取得時における住人の位置とを照合して、当該取得場所と当該位置とが一致するものがある場合には、検知された当該人を住人と判定し、一致するものがない場合には検知された当該人を非住人と判定する。
また、住人判定部140は、顔認識機能を備えていてもよい。住人判定部140は、画像情報格納部110に格納された画像と、住人画像格納部130に予め登録された住人の画像とを照合することにより、人画像取得手段4によって検知された人が住人であるか非住人であるか判定することもできる。
画像情報蓄積部150は、画像情報格納部110に格納された画像情報を、住人の画像情報と非住人の画像情報とに分けて蓄積するものである。画像情報蓄積部150は、画像情報格納部110に格納された画像情報に、住人判定部140による判定結果(当該画像に写った人が住人であるか非住人であるか)を紐付けて蓄積する。また、画像情報蓄積部150は、住人の位置情報に含まれる住人端末2のIDや、顔認識機能等を用いて、画像情報格納部110に格納された画像に写った人を識別し、同一人の画像情報を互いに紐付けて蓄積する。当該画像情報は、時系列に並べられて画像情報蓄積部150に蓄積される。
行動分析部160は、対象者の行動を分析するものである。行動分析部160は、画像情報蓄積部150に蓄積された画像情報に基づいて、人画像取得手段4によって検知された人の行動を分析する。具体的には、行動分析部160は、検知された当該人の画像情報を時系列に追うことにより、当該人の移動経路、どこにどれくらいの間滞在したか等を分析する。
不審者判定部170は、人画像取得手段4によって検知された人が不審者か否かを判定するものである。不審者判定部170は、検知された当該人が住人判定部140によって住人と判定された場合と、非住人と判定された場合とで、それぞれ異なる条件に基づいて判定を行う。当該条件については、後述する。不審者判定部170は、行動分析部160によって分析された行動が当該条件を満たす場合には、当該行動を不審な行動(不審行動)と判定、つまり対象者を不審者と判定する。一方、行動分析部160によって分析された行動が当該条件を満たさない場合には、当該行動を不審な行動(不審行動)ではないと判定、つまり対象者を不審者ではないと判定する。
以下、図2を参照して、画像情報蓄積部150への画像情報の蓄積の制御について説明する。
ステップS10において、不審者検出システム1が起動する。
ステップS20において、人画像取得手段4は、移動する人を検知すると、当該人の画像を取得する。人画像取得手段4は、画像情報(取得された画像及び当該画像の取得場所等)を、サーバー100に送信する。
ステップS20の処理が終わると、不審者検出システム1は、ステップS30に進む。
ステップS30において、人画像取得手段4から送信された画像情報は、画像情報格納部110に格納される。
ステップS30の処理が終わると、不審者検出システム1は、ステップS40に進む。
ステップS40において、位置情報蓄積部120は、住人端末2の位置情報取得部21によって取得された住人の位置情報を取得する。
ステップS40の処理が終わると、不審者検出システム1は、ステップS50に進む。
ステップS50において、住人判定部140は、位置情報蓄積部120に格納された住人の位置情報と、画像情報格納部110に格納された画像情報とに基づいて、ステップS20において検知された人が住人であるか非住人であるかを判定する。具体的には、住人判定部140は、画像の取得場所と、画像取得時の住人の位置情報とを照合して、当該取得場所と当該位置情報とが一致する場合は検知された当該人を住人と判定し、一致しない場合は検知された当該人を非住人と判定する。
検知された当該人が非住人であると判定された場合(ステップS50で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS60に進む。
ステップS60において、画像情報蓄積部150は、画像情報格納部110によって取得された画像情報を非住人の画像として格納する。また、画像情報蓄積部150は、検知された当該人の画像情報が既に格納されている場合には、互いに紐付けて当該画像情報を格納する。
一方、検知された当該人が住人であると判定された場合(ステップS50で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS70に進む。
ステップS70において、画像情報蓄積部150は、画像情報格納部110によって取得された画像情報を住人の画像として格納する。また、画像情報蓄積部150は、検知された当該人の画像情報が既に格納されている場合には、互いに紐付けて当該画像情報を格納する。
人画像取得手段4による検知の度にステップS20からステップS70までを繰り返すことにより、画像情報蓄積部150には、非住人の画像情報及び住人の画像情報が、同一人のものが互いに紐付けられた状態で、時系列に並べられて蓄積される。
次に、図3を参照して、不審者の検出の制御について説明する。なお、当該制御は、図3に示すステップS110からステップS200までの処理により行われるが、ステップS110からステップS150は、図2に示すステップS10からステップS50と同一の処理である。つまり、住人判定のステップ(ステップS50及びステップS150)の後は、図2に示すステップS60以降の処理と、図3に示すステップS160以降の処理が並行して行われる。
前述の如く、ステップS110からステップS150は、図2に示すステップS10からステップS50と同一の処理であるので、ここでは説明を省略する。
人画像取得手段4によって検知された人が非住人であると判定された場合(ステップS150で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS160に進む。
なお、以下で説明するステップS160からステップS190は、画像情報蓄積部150に蓄積された画像情報を用いて検知された当該人の行動を分析し、当該行動が不審行動であるか否か(検知された当該人が不審者であるか否か)を判定するものである。以下では、不審者であるか否かを判定される人を「対象者」と称することとする。
ステップS160において、不審者判定部170は、行動分析部160によって分析された対象者の行動が第一の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、不審者判定部170は、対象者が同一の住居に所定時間以上滞在しているか否かを判定する。
例えば、不審者判定部170は、同一の人画像取得手段4によって対象者が所定時間以上継続して検知されている場合には、同一の住居に所定時間以上滞在していると判定する。また、不審者判定部170は、例えば、近隣の人画像取得手段4(対象者を検知した人画像取得手段4とは別の人画像取得手段4)によって当該対象者が所定時間以上検知されない場合は、同一の住居に所定時間以上滞在していると判定する。一方、不審者判定部170は、例えば、近隣の人画像取得手段4によって対象者が所定時間内に検知された場合は、同一の住居に所定時間以上滞在していないと判定する。
なお、ステップS160の不審行動の判定は、例えば、当該住居への侵入等のおそれを考慮したものである。
対象者が同一の住居に所定時間以上滞在していると判定された場合(ステップS160で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS210に進む。
ステップS210において、サーバー100は、不審者が出没した(不審行動があった)旨を示す不審者出没情報を監視者端末3に送信する。監視者端末3に送信された不審者出没情報は、表示制御部31の制御により、監視者端末3の表示部3Aに表示される。これにより、不審者出没情報が監視者に報知され、監視者は、不審者が出没したことを知ることができる。
一方、対象者が同一の住居に所定時間以上滞在していないと判定された場合(ステップS160で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS170に進む。
ステップS170において、不審者判定部170は、行動分析部160によって分析された対象者の行動が第二の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、不審者判定部170は、対象者が、他の人と所定距離を保ちつつ、当該他の人と同じルートを移動しているか否かを判定する。
より詳細には、不審者判定部170は、画像情報蓄積部150に蓄積された対象者の画像情報から当該対象者の移動ルートを推定すると共に、住人の位置情報から各住人の移動ルートを推定する。そして、対象者の移動ルートと各住人の移動ルートとを照合することで、上記の判定を行う。ここで、「所定距離」は、適宜の距離とすることができ、ある程度の幅をもった値とすることができる。また、「同じルート」とは、完全に同一である必要はなく、適宜の差異が許容される。
なお、ステップS170の不審行動の判定は、例えば、つきまとい(ストーカー行為やひったくりのため等)のおそれを考慮したものである。
対象者が他の人と所定距離を保ちつつ、当該他の人と同じルートを移動していると判定された場合(ステップS170で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS200に進み、不審者出没情報が監視者に報知される。
一方、対象者が他の人と所定距離を保ちつつ、当該他の人と同じルートを移動していないと判定された場合(ステップS170で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS180に進む。
ステップS180において、不審者判定部170は、行動分析部160によって分析された対象者の行動が第三の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、不審者判定部170は、対象者が同じルートを所定時間以上往復しているか否かを判定する。
例えば、不審者判定部170は、対象者が、ある人画像取得手段4と、その近隣の人画像取得手段4とによって所定時間以上交互に検知される場合は、同じルートを所定時間以上往復していると判定する。ここで、「同じルート」とは、完全に同一である必要はなく、適宜の差異が許容される。
なお、ステップS180の不審行動の判定は、例えば、誘拐等のおそれや侵入等の下見行為のおそれを考慮したものである。
対象者が同じルートを所定時間以上往復していると判定された場合(ステップS180で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS210に進み、不審者出没情報が監視者に報知される。
一方、対象者が同じルートを所定時間以上往復していないと判定された場合(ステップS180で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS190に進む。
ステップS190において、人画像取得手段4によって同一の対象者を新たに検知しているか否かが判定される。
人画像取得手段4によって同一の対象者を新たに検知していると判定された場合(ステップS190で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS120へと戻る。
一方、人画像取得手段4によって同一の対象者を新たに検知していないと判定された場合(ステップS190で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS150へと戻る。
再びステップS150を参照し、対象者が住人であると判定された場合(ステップS150で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS200に進む。
ステップS200において、不審者判定部170は、第四の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、不審者判定部170は、対象者が他の人(対象者以外の住人)の住居に所定時間以上滞在しているか否かを判定する。
例えば、不審者判定部170は、他の人の住居に設置された同一の人画像取得手段4によって対象者が継続して検知されている場合には、当該住居に所定時間以上滞在していると判定する。また、不審者判定部170は、例えば、近隣の人画像取得手段4(対象者を検知した人画像取得手段4とは別の人画像取得手段4)によって当該対象者が所定時間以上検知されない場合は、当該住居に所定時間以上滞在していると判定する。一方、不審者判定部170は、例えば、近隣の人画像取得手段4によって対象者が所定時間内に検知された場合は、当該住居に所定時間以上滞在していないと判定する。
なお、ステップS200の不審行動の判定は、他の住人の住居への侵入等のおそれを考慮したものである。ステップS200においては、対象者自身の住居に滞在している場合には、不審者と判定されないようにしている。
対象者が他の人の住居に所定時間以上滞在していないと判定された場合(ステップS200で「NO」)、不審者検出システム1は、ステップS190に進む。以降の処理は、前述の通りである。
一方、対象者が他の人の住居に所定時間以上滞在していると判定された場合(ステップS200で「YES」)、不審者検出システム1は、ステップS210に進み、不審者出没情報が監視者に報知される。
ステップS210の処理が終わると、不審者検出システム1は、ステップS220に進み、終了する。
このように、本実施形態に係る不審者検出システム1は、自動で不審者を検出することができ、また、自動で不審者の出没情報を知らせてくれるので、監視者自ら終日監視を行う必要がなく、監視に要する人的負担を低減することができる。
また、本実施形態に係る不審者検出システム1においては、非住人が不審な行動をした場合には、第一から第三の条件に基づいて不審行動の判定を行い、住人が不審な行動をした場合には、第四の条件に基づいて不審行動の判定を行う。したがって、街区内の住人が不審な行動をした場合、及び非住人が不審な行動をした場合の両方において、当該不審な行動をした者を不審者として検出することができる。また、対象者が住人であるか非住人であるかによって、それぞれ適した条件を用いて不審行動の判定を行っているので、精度良く不審者の検出を行うことができる。
また、人画像取得手段4は、既存のドアホンを用いるので、新たな設備投資に係る手間やコストを抑えることができる。また、ドアホンは、目線付近の高さに設置されているため、対象者の顔を捉えやすいという利点がある。
以上の如く、本実施形態に係る不審者検出システム1は、特定地域内の住宅それぞれに設けられ、移動する人を検知すると共に対象者(検知された当該人)の画像を取得する人画像取得手段4(人画像取得部)と、前記人画像取得手段4によって取得された前記画像と、前記特定地域内の住人の識別情報とに基づいて、前記対象者が前記住人であるか前記住人以外の非住人であるかを判定する住人判定部140と、前記人画像取得手段4によって取得された前記画像に基づいて、前記対象者の行動を分析する行動分析部160と、前記行動分析部160によって分析された前記行動が、前記住人及び前記非住人にそれぞれ設定された条件を満たすか否かに基づいて、前記対象者が不審者か否かを判定する不審者判定部170と、を具備するものである。
このように構成することにより、特定地域の住人が不審な行動をした場合、及び特定地域の非住人が不審な行動をした場合の両方において、当該不審な行動をした者を不審者として検出することができる。
また、前記人画像取得手段4は、前記住宅に設けられたドアホンを用いるものである。
このように構成することにより、既存の設備を利用して、不審な行動をした者を不審者として検出することができる。
また、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部160により分析された前記行動が、前記住宅に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第一の条件が含まれるものである。
このように構成することにより、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
また、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部160により分析された前記行動が、他の人と所定距離を保って同じルートを移動するものである場合に、満たしたと判断される第二の条件が含まれるものである。
このように構成することにより、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
また、前記非住人に設定された条件には、前記行動分析部160により分析された前記行動が、同じルートを所定時間以上往復するものである場合に、満たしたと判断される第三の条件が含まれるものである。
このように構成することにより、不審な行動をしている非住人を不審者として検出することができる。
また、前記住人に設定された条件には、前記行動分析部160により分析された前記行動が、他の住人の住宅に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第四の条件が含まれるものである。
このように構成することにより、不審な行動をしている住人を不審者として検出することができる。
また、本実施形態に係る不審者検出システム1は、検知された前記人が前記不審者判定部170によって不審者と判定された場合に、必要とする者にその旨を報知する表示部3A(不審者出没報知部)を具備するものである。
このように構成することにより、不審者が出没したことを知ることができる。
なお、本実施形態に係る表示部3Aは、本発明に係る不審者出没報知部の一形態である。
また、本実施形態に係る人画像取得手段4は、本発明に係る人画像取得部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る住人の位置情報は、本発明に係る住人の識別情報の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、人画像取得手段4はドアホンを用いるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の手段とすることができる。
また、対象者が子供で監視者がその親である場合、行動分析部160によって分析された行動を親に報知することにより、当該子供の滞在場所、移動経路、同行者(友人等)の有無及び内容、周辺状況等を見守り情報として親に提供することができる。
また、人画像取得手段4は、ドアホンの発光部と連係し、画像の取得時(撮影中)に当該発光部が点灯するように構成することもできる。これにより、不審者への牽制効果が期待できる。
また、本実施形態においては、不審者判定部170は、第一から第四の条件に基づいて、対象者の行動が不審行動が否かを判定するものとしたが、判定に用いる条件はこれらに限定されるものではなく、適宜の条件とすることができる。
また、本実施形態における第一から第四の条件には、時間や距離の条件が含まれるものであったが、当該時間や距離の値は、不審な行動が発生する可能性を示す不審行動発生リスクに応じて調整(設定)することもできる。不審行動発生リスクは、街区内及びその近隣の防犯情報や環境に基づいて判定される。例えば、隣の街区で不審者情報があった場合には、第一の条件における所定時間を短めに調整する(不審者と判定され易くする)ことができる。また、街区内の住居数に対する街区内の通行者数の割合が高い場合には、監視の目が多いと考えられるため、第一の条件における所定時間を長めに調整する(不審者と判定され難くする)ことができる。
以上の如く、前記不審者判定部170は、前記特定地域及びその近隣の防犯情報及び/又は環境に基づいて、前記特定地域内において不審な行動が発生する可能性を示す不審行動発生リスクを判定し、前記不審行動発生リスクに応じて、不審者か否かを判定するための前記条件を調整するものである。
このように構成することにより、不審な行動をした者を不審者として適切に検出することができる。
1 不審者検出システム
3A 表示部
4 人画像取得手段
140 住人判定部
160 行動分析部
170 不審者判定部

Claims (8)

  1. 特定地域内の住居それぞれに設けられ、移動する人を検知すると共に検知された当該人の画像を取得する人画像取得部と、
    前記人画像取得部によって取得された前記画像と、前記特定地域内の住人の識別情報とに基づいて、検知された前記人が前記住人であるか前記住人以外の非住人であるかを判定する住人判定部と、
    前記人画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、検知された前記人の行動を分析する行動分析部と、
    前記行動分析部によって分析された前記行動が、前記住人及び前記非住人にそれぞれ設定された条件を満たすか否かに基づいて、検知された前記人が不審者か否かを判定する不審者判定部と、
    を具備する、
    不審者検出システム。
  2. 前記人画像取得部は、
    前記住居に設けられたドアホンを用いるものである、
    請求項1に記載の不審者検出システム。
  3. 前記非住人に設定された条件には、
    前記行動分析部により分析された前記行動が、前記住居に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第一の条件が含まれる、
    請求項1又は請求項2に記載の不審者検出システム。
  4. 前記非住人に設定された条件には、
    前記行動分析部により分析された前記行動が、他の人と所定距離を保って同じルートを移動するものである場合に、満たしたと判断される第二の条件が含まれる、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の不審者検出システム。
  5. 前記非住人に設定された条件には、
    前記行動分析部により分析された前記行動が、同じルートを所定時間以上往復するものである場合に、満たしたと判断される第三の条件が含まれる、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の不審者検出システム。
  6. 前記住人に設定された条件には、
    前記行動分析部により分析された前記行動が、他の住人の住居に所定時間以上滞在するものである場合に、満たしたと判断される第四の条件が含まれる、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の不審者検出システム。
  7. 前記不審者判定部は、
    前記特定地域及びその近隣の防犯情報及び/又は環境に基づいて、前記特定地域内において不審な行動が発生する可能性を示す不審行動発生リスクを判定し、
    前記不審行動発生リスクに応じて、不審者か否かを判定するための前記条件を調整する、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の不審者検出システム。
  8. 検知された前記人が前記不審者判定部によって不審者と判定された場合に、必要とする者にその旨を報知する不審者出没報知部を具備する、
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の不審者検出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022247712A1 (zh) * 2021-05-24 2022-12-01 广州智慧城市发展研究院 一种小区监控视频目标跟踪安防预警方法和装置

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