JP2017224239A - 電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外部装置から受信したコマンドに応じたコマンド対応処理とは異なる別処理を行うことができるとともに、別処理が制限時間内に完了しないことに伴う無駄な通信を行わないことを目的とする。【解決手段】コマンド対応処理の完了後、応答の送信前に別処理を実行し、制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断することとし、コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行する。【選択図】図3

Description

ICチップ等の電子情報記憶媒体の技術分野に関する。
ICカードにおいては、ICカード内部のハードウェアやデータが外部からの衝撃又は静電気等により破損した場合に、外部装置からのコマンドが入力されると、誤動作する可能性がある。そのため、ICカードは外部装置からコマンドを受信した際に自らが正常に動作するために、自己診断を行うことが求められる。
そうした中、特許文献1には、外部装置からリセット信号を受信すると、第一の自己診断(ATR送信及びコマンドの受信に必要な自己診断であり、例えば、データの送受信時に用いるバッファメモリの動作確認等のハードウェア部分に関する診断等)を行った後に外部装置へATR(Answer To Reset)信号を送信し、次いで、コマンドを受信すると、第2の自己診断(コマンド対応処理に係る動作を正常に実行可能か否かを検査するものであり、その一例として、例えば、ICチップに入力されるコマンドに応じた所定の動作を正常に実行できるか否かを検査するためのCPU、RAM、ROM等の基本動作確認)を行った後にコマンドに応じたコマンド対応処理を行い、次いで、コマンドに対するレスポンスを送信するICカードが開示されている。
特開2011−39656号公報
その一方で、ICカードは外部装置からリセット信号やコマンドを受信した場合、それぞれATR信号や応答(レスポンス)を標準規格(例えば、ISO/IEC7816−3等)で定められた制限時間内に送信する必要がある。ICカードがこの制限時間内に送信できない場合、外部装置はエラーが発生していると判断して後続のコマンドを送信せずに処理を終了してしまう。
ところが、特許文献1に記載の技術では、ICカードが外部装置に対してATR信号や応答を送信する前に自己診断を行うため、自己診断に時間がかかってしまうと制限時間内にATR信号や応答(レスポンス)を送信することができないという問題がある。また、ICカードが制限時間内に応答(レスポンス)を送信できない場合に、延長要求を外部装置に送信し、処理を継続中であることを知らせることもできるが、この場合無駄な通信コストが発生してしまう。
そこで、本発明は、外部装置から受信したコマンドに応じたコマンド対応処理とは異なる別処理(例えば、メモリチェック処理といったICカードが正常に動作するために必要な処理等)を行うことができるとともに、別処理が制限時間内に完了しないことに伴う無駄な通信の発生を抑制することができる電子情報記憶媒体や情報処理方法等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体であって、前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行手段を備え、前記別処理実行手段は、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、端末装置から受信したコマンドに応じたコマンド対応処理とは異なる別処理を行うことができるとともに、別処理が制限時間内に完了しない場合には、別処理を中断して次にコマンドを受信した際にコマンド対応処理の完了後に再開することから、別処理が制限時間内に完了しないことに伴う無駄な通信の発生を抑制することができる。
なお、本発明では、別処理を中断して応答(レスポンス)を送信した後、後続のコマンドを受信するまでの間に、別処理を再開して実行することは以下の理由でできない場合があるため行わない。例えば、端末装置が携帯電話機のようなバッテリーで駆動する場合、低消費電力を実現するために、上記携帯電話機に挿入されているICカードと通信していない間は、当該ICカードに対してクロックの供給を(一時的に)停止するようになっていることが多い。係るICカードは、上記携帯電話機から供給されるクロックで動作するようになっているため、当該クロックの供給が停止すると、ICカードは処理を行うことができないことによる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、前記別処理は前記電子情報記憶媒体内部における異常検出処理であり、前記異常検出処理により異常が発見された場合に、前記電子情報記憶媒体にコマンドを送信した端末装置に対して前記電子情報記憶媒体内部において異常が検出されたことを示す異常応答を送信する異常応答送信手段を更に備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、コマンドを送信してきた端末装置に対して電子情報記憶媒体内部において異常が検出されたことを知らせることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、前記別処理は前記電子情報記憶媒体内部における異常検出処理であり、前記異常検出処理により異常が発見された場合に、動作を停止することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、電子情報記憶媒体内部において異常が検出された場合に動作を停止することから、動作を継続することによる端末装置やユーザに対する悪影響を排除することができる。
請求項4に記載の発明は、端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体による情報処理方法であって、前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行工程を含み、前記別処理実行工程では、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行手段、として機能させる情報処理プログラムであって、前記別処理実行手段は、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置から受信したコマンドに応じたコマンド対応処理とは異なる別処理を行うことができるとともに、別処理が制限時間内に完了しない場合には、別処理を中断して次にコマンドを受信した際にコマンド対応処理の完了後に再開することから、別処理が制限時間内に完了しないことに伴う無駄な通信の発生を抑制することができる。
本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るUIMカード18の概要構成例を示すブロック図である。 コマンド受信時におけるCPU181の動作の概要を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、携帯端末に備えられたUIMカードに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
まず、図1等を参照して、本実施形態に係る携帯端末1(「端末装置」の一例)の構成及び機能概要を説明する。
[1.携帯端末1の構成]
図1は、本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。図1に示すように、携帯端末1は、制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、ICカードインターフェース16、及びCLF19等を備えて構成され、これらの構成要素はバス17を介して相互に接続される。なお、携帯端末1は、例えば携帯電話機やスマートフォン、タブレット端末等である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成される。記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。上記ROMまたは記憶部12には、オペレーティングシステム(OS)及びミドルウェアが記憶される。また、記憶部12には、携帯端末1にインストールされたAPI(Application Program Interface)及びアプリケーションソフトウェア(アプリケーションプログラム言語から構成されるソフトウェア)等が記憶される。APIは、アプリケーションソフトウェアからオペレーティングシステムの機能を利用するためのインターフェースである。アプリケーションソフトウェアは、例えば所定のサーバからダウンロード可能なプログラムである。
無線通信部13は、アンテナを有し、移動体通信網における基地局との間で行われる無線通信を制御する。表示部14は、例えばタッチパネル方式の表示パネルを有し、表示パネルへの表示制御、及びユーザからの操作指示の受け付けを行う。入力部15は、ユーザからの操作指示を入力するための操作ボタンを有し、操作ボタンに応じた信号を制御部11に出力する。ICカードインターフェース16は、制御部11とUIMカード18との間のインターフェース、及び制御部11とCLF19との間のインターフェースを担う。
UIMカード18は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)の一つであり、例えば、従来のSIM(Subscriber Identity Module)をベースに機能を拡張された接触型ICチップを搭載する。
CLF19は、NFCの規格で規定される非接触通信を行う非接触型ICチップであり、非接触通信のフィールド内で読取装置(図示せず)との間で各種信号の送受信を行うためのアンテナに接続されている。そして、ユーザが携帯端末1を読取装置に翳すと、読取装置から送信されたコマンドを、インターフェイス(図示せず)を介してUIMカードカード18へ送信するようになっている。なお、CLF19は、携帯端末1のOSにより操作可能になっている。
[2.ICチップCの構成]
図2は、本実施形態に係るUIMカード18に搭載されるICチップCの概要構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ICチップCは、CPU181(「コンピュータ」の一例)、RAM182、不揮発性メモリ183、及びI/O回路184等を備え、これらの構成要素はバス185を介して相互に接続される。
ICチップCは、外部としての携帯端末1等から入力される動作に必要な電力、信号、クロック及びコマンドに応じて、当該コマンドに対応するコマンド対応処理を実行するようになっている。
具体的には、携帯端末1の制御部11の制御の下、ICチップCを活性化させるべく、ICチップCの動作に必要な電力及びリセットコマンドが、ICチップCへ送信される。
ここで、活性化とは、標準規格(例えば、ISO/IEC7816等)で定められているため詳しい説明は省略するが、ICチップCを使用可能な状態にするための所定の動作を示す。
活性化が終了すると、CPU181は、携帯端末1に対して、応答の一例であるATR(Answer To Reset)信号を出力するようになっている。
ATR信号とは、公知の信号であるため詳しい説明は省略するが、構成表示キャラクタ(T0)、接続情報キャラクタ(TA(i)等)、管理情報キャラクタ、及び伝送プロトコル等を示すパラメータ等を示す情報が含まれており、最大32バイトからなっている。換言すれば、ATR信号は、ICチップCに対する活性化が行われた後に、ICチップCから出力される初期応答である。
ATR信号が出力されると、ICチップCは動作可能な状態となる。したがって、ICチップCは、携帯端末1から入力されるコマンドに対応するコマンド対応処理(例えば、ICチップCに記憶されたデータの出力要求等)を、携帯端末1から供給されるクロックに応じて実行するようになっている。
不揮発性メモリ183は、例えばフラッシュメモリであるが、「Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory」であってもよい。RAM182には、例えばOS及びミドルウェアが機能するうえで一時的に必要となるデータが記憶される。不揮発性メモリ183には、例えばOS及びミドルウェアが記憶される。
I/O回路184は、ISO7816等によって定められた、C1〜C8の8個の接続端子を有する。例えば、C1端子は電源端子、C2端子はリセット端子、C3端子はクロック端子、C5端子はグランド端子、C7端子は携帯端末1とのデータ通信を行う端子である。
そして、CPU181は、CLF19からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、CLF19に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を示すデータをCLF19へ送信する)。また、CPU181は、制御部11からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、制御部11に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を示すデータを制御部11へ送信する)。
また、CPU181は、コマンド対応処理の完了後、応答の送信前に、コマンド対応処理とは異なる処理であるメモリチェック処理(「別処理」の一例)を実行し、メモリチェック処理が規格で定められた制限時間内に完了しない場合に、メモリチェック処理を中断する。そして、CPU181は、コマンド対応処理が完了する度に、中断中のメモリチェック処理があるか否かを判定し、中断中のメモリチェック処理がある場合に中断中のメモリチェック処理を再開して実行する。メモリチェック処理では、例えば、メモリに値を書き込み、書き込んだ値が読み取れるかといったチェックを行う。なお、CPU181は、メモリチェック処理(「異常検出処理」の一例)により異常が発見された場合に、携帯端末1(「電子情報記憶媒体にコマンドを送信した端末装置」の一例)に対してICチップC内部において異常が検出されたことを示す異常応答を送信することとする。また、CPU181はメモリチェック処理により異常が発見された場合に、ICチップC(或いはCPU181)の動作を停止させることとしてもよい。
[3.CPU181の動作例]
以下、上述した動作を、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、CPU181は、携帯端末1からコマンドを受信する(ステップS101)。
次に、CPU181は、ステップS101の処理で受信したコマンドに対応するコマンド対応処理を開始する(ステップS102)。
次に、CPU181は、コマンド対応処理が完了したか否かを判定する(ステップS103)。このとき、CPU181は、コマンド対応処理が完了していないと判定した場合には(ステップS103:NO)、次いで、制限時間まで時間があるか否かを判定する(ステップS104)。
CPU181は、制限時間まで時間があると判定した場合には(ステップS104:YES)、ステップS103の処理に移行する。
一方、CPU181は、制限時間まで時間がないと判定した場合には(ステップS104:NO)、コマンド対応処理を中断して(ステップS105)、延長(WTX(Waiting Time eXtension:待ち時間の延長))要求を携帯端末1に送信する(ステップS106)。そして、CPU181は、携帯端末1から延長要求に対する応答を受信すると(ステップS107)、ステップS105の処理で中断したコマンド対応処理を再開し(ステップS108)、ステップS103の処理に移行する。なお、本実施形態では、例えば、T=1プロトコル(接触)による通信の場合や、非接触による通信の場合を想定して、ICチップCから携帯端末1に延長要求を送信し、それに対する応答を受信するという双方向通信により延長手続を行うこととして説明したが、例えば、T=0プロトコル(接触)による通信の場合を想定して、ICチップCから携帯端末1にNULLバイト(16進数の「60」)を送信するという単方向通信により延長手続を行うこととしてもよい。
他方、CPU181は、ステップS103の処理で、コマンド対応処理が終了したと判定した場合には(ステップS103:YES)、次いで、メモリチェック処理が中断中であるか否かを判定する(ステップS109)。このとき、CPU181は、メモリチェック処理が中断中ではないと判定した場合に(ステップS109:NO)、メモリチェック処理を開始する(ステップS110)。一方、メモリチェック処理が中断中であると判定した場合に(ステップS109:YES)、メモリチェック処理を再開する(ステップS111)。なお、メモリチェック処理が中断中である場合とは、前回のコマンド受信時にコマンド対応処理の実行後に実行したメモリチェック処理をステップS114の処理で中断した場合に該当する。
次に、CPU181は、メモリチェック処理が完了したか否かを判定する(ステップS112)。このとき、CPU181は、メモリチェック処理が完了したと判定した場合には(ステップS112:YES)、ステップS115の処理に移行する。一方、CPU181は、メモリチェック処理が完了していないと判定した場合には(ステップS112:NO)、次いで、制限時間まで時間があるか否かを判定する(ステップS113)。
CPU181は、制限時間まで時間があると判定した場合には(ステップS113:YES)、ステップS112の処理に移行する。
一方、CPU181は、制限時間まで時間がないと判定した場合には(ステップS113:NO)、メモリチェック処理を中断して(ステップS114)、応答を携帯端末1に送信する(ステップS115)。
以上説明したように、本実施形態におけるICチップC(「電子情報記憶媒体」の一例)は、携帯端末1(「端末装置の一例)からコマンドを受信し、コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、コマンドに対する応答を制限時間内に携帯端末1に送信する。そして、CPU181(「別処理実行手段」の一例)は、コマンド対応処理の完了後、応答の送信前に、コマンド対応処理とは異なるメモリチェック処理(「別処理」の一例)を実行し、メモリチェック処理が制限時間内に完了しない場合に、メモリチェック処理を中断する。また、CPU181は、コマンド対応処理が完了する度に、中断中のメモリチェック処理があるか否かを判定し、中断中のメモリチェック処理がある場合に中断中のメモリチェック処理を再開して実行する。
したがって、本実施形態のICチップCによれば、携帯端末1ら受信したコマンドに応じたコマンド対応処理とは異なるメモリチェック処理を行うことができるとともに、メモリチェック処理が制限時間内に完了しない場合には、メモリチェック処理を中断して次にコマンドを受信した際にコマンド対応処理の完了後に再開することから、メモリチェック処理が制限時間内に完了しないことに伴う無駄な通信の発生を抑制することができる。
なお、CPU181(「異常応答送信手段」の一例)は、メモリチェック処理(「異常検出処理」の一例)により異常が発見された場合に、携帯端末1(「電子情報記憶媒体にコマンドを送信した端末装置」の一例)に対してICチップC内部において異常が検出されたことを示す異常応答を送信することとする。これにより、コマンドを送信してきた携帯端末1に対してICチップC内部において異常が検出されたことを知らせることができる。異常応答の送信タイミングは、例えば、リセット信号に対するATR信号を送信するタイミング(ATR信号とともに送信する)、コマンドに対する応答を送信するタイミング(応答とともに送信する)とすることができる。
[4.変形例]
次に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は適宜組み合わせることができる。
[4.1.変形例1]
上記実施形態では、コマンドを受信し、コマンドに応じたコマンド対応処理を実行した後であって、応答を送信する前の制限時間内にメモリチェック処理を実行することとしたが、リセット信号を受信した際にメモリチェック処理を実行することとしてもよい。例えば、リセット信号を受信し、リセット信号に応じた処理を実行した後であって、ATR信号を送信する前の制限時間内にメモリチェック処理を実行することとしてもよい。この場合、メモリチェック処理で異常が検出された場合、ATR信号とともに異常応答を送信することとしてもよい。
[4.2.変形例2]
上記実施形態では、コマンド対応処理と異なる別処理がメモリチェック処理である場合について説明したが、別処理はコマンド対応処理に係る動作を正常に実行可能か否かを検査する処理、例えば、ICチップに入力されるコマンドに応じた所定の動作を正常に実行できるか否かを検査するためのCPU、RAM、ROM等の検査処理であってもよい。
1 携帯端末
11 制御部
12 記憶部
13 無線通信部
14 表示部
15 入力部
16 ICカードインターフェース
17 バス
18 UIMカード
C ICチップ
181 CPU
182 RAM
183 不揮発性メモリ
184 I/O回路
185 バス
19 CLF

Claims (5)

  1. 端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体であって、
    前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行手段を備え、
    前記別処理実行手段は、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする電子情報記憶媒体。
  2. 請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記別処理は前記電子情報記憶媒体内部における異常検出処理であり、
    前記異常検出処理により異常が発見された場合に、前記電子情報記憶媒体にコマンドを送信した端末装置に対して前記電子情報記憶媒体内部において異常が検出されたことを示す異常応答を送信する異常応答送信手段を更に備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  3. 請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記別処理は前記電子情報記憶媒体内部における異常検出処理であり、
    前記異常検出処理により異常が発見された場合に、動作を停止することを特徴とする電子情報記憶媒体。
  4. 端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体による情報処理方法であって、
    前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行工程を含み、
    前記別処理実行工程では、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする情報処理方法。
  5. 端末装置からコマンドを受信し、前記コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、前記コマンドに対する応答を制限時間内に前記端末装置に送信する電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、
    前記コマンド対応処理の完了後、前記応答の送信前に、前記コマンド対応処理とは異なる別処理を実行し、当該別処理が前記制限時間内に完了しない場合に、当該別処理を中断する別処理実行手段、
    として機能させる情報処理プログラムであって、
    前記別処理実行手段は、前記コマンド対応処理が完了する度に、中断中の別処理があるか否かを判定し、当該中断中の別処理がある場合に当該中断中の別処理を再開して実行することを特徴とする情報処理プログラム。
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