JP2017224079A - 地域防災情報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】異常事態が発生したとき、仮に通信回線が使用不能となっていても、警報が鳴動される地域防災情報システムを提供する。
【解決手段】地域防災情報システム1は、所定の地域内の住戸2に設けられ、火災を検出して火災警報信号を送信する警報器3と、所定の地域内に設けられ、警報器3からの火災警報信号を含む信号を受信すると、信号を移報する親機11と、親機11から移報された信号により、警報を鳴動する音響装置17と、を備える。親機11は、火災警報信号を含む信号を受信したとき、移報接点11aを閉じる。音響装置17は、移報接点11aが閉じたときに警報を鳴動する。
【選択図】図2
【解決手段】地域防災情報システム1は、所定の地域内の住戸2に設けられ、火災を検出して火災警報信号を送信する警報器3と、所定の地域内に設けられ、警報器3からの火災警報信号を含む信号を受信すると、信号を移報する親機11と、親機11から移報された信号により、警報を鳴動する音響装置17と、を備える。親機11は、火災警報信号を含む信号を受信したとき、移報接点11aを閉じる。音響装置17は、移報接点11aが閉じたときに警報を鳴動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、地域内で発生した火災情報を地域内の住人で共有する地域防災情報システムに関する。
近年、例えば重要伝統的建造物群保存地区等に指定された地域では、伝統的建造物等で発生した火災情報が、地域内の他の住人及び居合わせた人に迅速且つ確実に伝達されることが望まれている。そして、地域内の他の住人及び居合わせた人が協力して避難行動及び消火活動等を行い、伝統的建造物等を保護することが望まれている。特許文献1には、地域内で発生した火災等の警報を地域内の居住者が共有することができる地域防災情報システムが開示されている。特許文献1では、住宅用火災警報器から警報信号を取得した子機が、通信回線を介してサーバーに警報信号を送信し、住宅用火災警報器が火災を検出した旨の情報を含む電子メールを、地域内の住人が所有する情報端末に送信する。また、特許文献1では、サーバーが、情報端末から火災確定信号を含む通信情報を取得したとき、通信回線を介して防災音響ユニットの警報を鳴動させるものである。
特許文献1に開示された地域防災情報システムは、火災が検出されたとき、地域内の住人が所有する情報端末に電子メールを送信する。そして、特許文献1に開示された地域防災情報システムは、サーバーが、通信回線を介して防災音響ユニットの警報を鳴動させる。ここで、異常事態が発生したとき、仮に通信回線が使用不能となっていても、警報が鳴動されることが望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、異常事態が発生したとき、仮に通信回線が使用不能となっていても、警報が鳴動される地域防災情報システムを提供するものである。
本発明に係る地域防災情報システムは、所定の地域内の住戸に設けられ、火災を検出して火災警報信号を送信する警報器と、所定の地域内に設けられ、警報器からの火災警報信号を含む信号を受信すると、信号を移報する親機と、親機から移報された信号により、警報を鳴動する音響装置と、を備え、親機は、火災警報信号を含む信号を受信したとき、移報接点を閉じるものであり、音響装置は、移報接点が閉じたときに警報を鳴動するものであることを特徴とする。
本発明によれば、親機が信号を受信して移報接点を閉じたとき、移報接点の接続状態に基づいて音響装置が警報を鳴動する。このため、通信回線が使用不能となって、通信回線から音響装置に信号が送られなくても、警報が鳴動される。これにより、地域内で発生した異常事態を地域内の住人で共有することができる。
実施の形態1.
以下、本発明に係る地域防災情報システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る地域防災情報システム1を示す模式図である。この図1に基づいて、地域防災情報システム1について説明する。図1に示すように、地域防災情報システム1は、所定の地域Rに設けられた中継機10を備えており、所定の地域Rには、複数の住戸2が建っている。また、所定の地域Rには、中継機10から送信される信号を取得する親機11が設けられた管理部2aが設置されている。そして、親機11には音声装置17が接続されている。管理部2aには、親機11のほかにゲートウェイ12が設けられている。また、地域防災情報システム1は、サーバー14を備えている。
以下、本発明に係る地域防災情報システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る地域防災情報システム1を示す模式図である。この図1に基づいて、地域防災情報システム1について説明する。図1に示すように、地域防災情報システム1は、所定の地域Rに設けられた中継機10を備えており、所定の地域Rには、複数の住戸2が建っている。また、所定の地域Rには、中継機10から送信される信号を取得する親機11が設けられた管理部2aが設置されている。そして、親機11には音声装置17が接続されている。管理部2aには、親機11のほかにゲートウェイ12が設けられている。また、地域防災情報システム1は、サーバー14を備えている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る地域防災情報システム1を示す模式図である。図2に示すように、各住戸2には、住宅用火災警報器3と、移報アダプタ5と、屋外警報装置6と、リモートコントローラ4とが設けられている。このように、地域防災情報システム1は、住宅用火災警報器3と、移報アダプタ5と、屋外警報装置6と、リモートコントローラ4と、中継機10と、親機11と、音声装置17と、ゲートウェイ12と、サーバー14とを備えている。なお、各住戸2には、各住戸2の住人が所有する、例えば持ち運び可能な情報端末15等が設置されている。
住宅用火災警報器(警報器)3は、火災現象の一例としての煙を感知(検出)すると警報音を発するものであり、住戸2の天井等に1つ以上設置される。また、住宅用火災警報器3は、火災警報信号を送受信する送受信部(図示せず)を有し、煙を感知すると無線により火災警報信号を送信する。同一住戸2内に設置されている住宅用火災警報器3の全ては、いずれかの住宅用火災警報器3から送信された火災警報信号を受信すると警報音を発する。
なお、住宅用火災警報器3において、火災検出した状態が所定時間連続して経過した場合に火災確定信号を送信するようにしてもよい。この場合の火災確定判断は、住宅用火災警報器3で行ってもよいし、屋外警報装置6で行ってもよい。住宅用火災警報器3が火災確定判断を行った場合は、火災確定信号は、屋外警報装置6を経由して中継機10に送信される。
なお、住宅用火災警報器3において、火災検出した状態が所定時間連続して経過した場合に火災確定信号を送信するようにしてもよい。この場合の火災確定判断は、住宅用火災警報器3で行ってもよいし、屋外警報装置6で行ってもよい。住宅用火災警報器3が火災確定判断を行った場合は、火災確定信号は、屋外警報装置6を経由して中継機10に送信される。
移報アダプタ5は住戸2内に1つ以上設置され、住宅用火災警報器3から送信された火災警報信号等を受信すると屋外警報装置6に火災警報信号等を移報する。移報アダプタ5と屋外警報装置6は無線により送受信してもよいし、電線により接続されていてもよい。
また、移報アダプタ5は、後述する屋外警報装置6に内蔵され、一体となっていてもよい。この場合、屋外にある屋外警報装置6が住宅用火災警報器3から送信された火災警報信号等を無線により受信する。
また、移報アダプタ5は、後述する屋外警報装置6に内蔵され、一体となっていてもよい。この場合、屋外にある屋外警報装置6が住宅用火災警報器3から送信された火災警報信号等を無線により受信する。
屋外警報装置6(警報装置)は、住戸2の屋外に設けられ、火災確認ボタン(図示せず)、誤報確認ボタン(図示せず)、自身が設置された住戸2のIDを記憶する記憶部(図示せず)、無線信号を送信する送信部(図示せず)を備え、移報アダプタ5からの火災警報信号を受信すると、自身のIDと共に火災警報信号を無線送信する。火災確認ボタンは、操作されたときに火災が事実であることを確定するものであり、火災確認ボタンが押下されると、屋外警報装置6は、自身のIDと共に火災確定信号を中継機10に送信するものである。なお、屋外警報装置6は、住宅用火災警報器3から送信された火災警報信号を受信した後、所定の時間操作されなかった場合、自発的に火災確定信号を中継機10に送信するように構成されてもよい。また、誤報確認ボタンは、操作されたときに火災警報が誤報であることを確定するものである。なお、IDを記憶する記憶部は、移報アダプタ5に備えられ、火災警報信号と共に移報アダプタ5から屋外警報装置6に送信されるようにしてもよい。
また、屋外警報装置6は、中継機10を経由せずに直接親機11に信号を送信できるようにしてもよい。中継機10を経由しない分、信号の送受信に係る時間を短縮できる。もっとも、屋外警報装置6と親機11との距離が遠い場合には、中継機10を経由することで信号を確実に送受信することができる。
また、屋外警報装置6は、中継機10を経由せずに直接親機11に信号を送信できるようにしてもよい。中継機10を経由しない分、信号の送受信に係る時間を短縮できる。もっとも、屋外警報装置6と親機11との距離が遠い場合には、中継機10を経由することで信号を確実に送受信することができる。
リモートコントローラ4は、住戸2の居住者が所有して、または、住戸2内の任意の場所に固定して、火災又は非常状態等が発生した場合、居住者が自ら操作するものである。非常状態とは、例えば、居住者が体調不良となった状態等をいう。リモートコントローラ4は、火災ボタン(図示せず)と非常ボタン(図示せず)とを有しており、火災が発生した場合には、火災ボタンが操作され、非常状態が発生した場合には、非常ボタンが操作される。火災ボタンは、操作されたときに火災が事実であることを確定するものであり、火災ボタンが例えば3秒押下され続けると、リモートコントローラ4は、火災確定信号を中継機10に送信するものである。そして、リモートコントローラ4に設けられた火災報知部(図示せず)が、火災を報知する。火災報知部は、例えばブザーとLEDとからなり、火災ボタンが操作されると、ブザーが鳴動し且つLEDが点滅する。
また、非常ボタンは、操作されたときに非常状態であることを確定するものであり、非常ボタンが押下されると、リモートコントローラ4は、非常警報信号を中継機10に送信するものである。そして、リモートコントローラ4に設けられた非常報知部(図示せず)が、非常を報知する。非常報知部は、例えばブザーとLEDとからなり、非常ボタンが操作されると、ブザーが鳴動し且つLEDが点灯する。更に、火災報知部の報知又は非常報知部の報知が行われているときに、火災ボタンと非常ボタンとが同時に押下されると、火災報知部の報知又は非常報知部の報知が復旧される。
なお、リモートコントローラ4は、中継機10を経由せずに直接親機11に信号を送信できるようにしてもよい。中継機10を経由しない分、信号の送受信にかかる時間を短縮できる。もっとも、リモートコントローラ4と親機11との距離が遠い場合には、中継機10を経由することで信号を確実に送受信することができる。
また、リモートコントローラ4は、屋外警報装置6を経由して中継機10又は親機11に火災確定信号及び非常警報信号を送信できるようにしてもよい。このとき、各信号と共に送信するIDは、リモートコントローラ4に設定されたIDとしてもよいし、屋外警報装置6に設定されたIDとしてもよく、また両方のIDを送信してもよい。リモートコントローラ4に設定されたIDを送信した場合は、送信者が特定でき、屋外警報装置6に設定されたIDを送信した場合は、警報が発信された場所が特定でき、両方のIDを送信した場合は、送信者と警報が発信された場所が特定できる。
なお、リモートコントローラ4は、中継機10を経由せずに直接親機11に信号を送信できるようにしてもよい。中継機10を経由しない分、信号の送受信にかかる時間を短縮できる。もっとも、リモートコントローラ4と親機11との距離が遠い場合には、中継機10を経由することで信号を確実に送受信することができる。
また、リモートコントローラ4は、屋外警報装置6を経由して中継機10又は親機11に火災確定信号及び非常警報信号を送信できるようにしてもよい。このとき、各信号と共に送信するIDは、リモートコントローラ4に設定されたIDとしてもよいし、屋外警報装置6に設定されたIDとしてもよく、また両方のIDを送信してもよい。リモートコントローラ4に設定されたIDを送信した場合は、送信者が特定でき、屋外警報装置6に設定されたIDを送信した場合は、警報が発信された場所が特定でき、両方のIDを送信した場合は、送信者と警報が発信された場所が特定できる。
火災警報信号、火災確定信号及び非常警報信号等の信号は、中継機10、親機11、ゲートウェイ12、通信回線13を経由してサーバー14に送信される。サーバー14は、親機11から取得した通信情報を解析し、通信情報に含まれる信号と識別IDと記憶情報とに基づいて、電子メールを生成する。そして、サーバー14は、住宅用火災警報器3が作動したことを知らせる相手である1次通報先の住人の情報端末15に電子メール(火災警報信号)を送信する。その後、電子メール(火災警報信号)を受信した情報端末15を持つ住人により火災が確認され、火災確認ボタンが操作されると火災確定信号が送信され、同一地域Rの全住人に電子メール(火災確定信号)が送信される。
中継機10は、所定の地域R内に設けられ、屋外警報装置6から送信される住宅用火災警報器3からの火災警報信号を含む信号を受信して管理部2aの親機11に送信するものである。また、中継機10は、屋外警報装置6から送信された火災確定信号を受信し、親機11に送信する。更に、中継機10は、リモートコントローラ4から送信された火災確定信号を受信し、親機11に送信する。更にまた、中継機10は、リモートコントローラ4から送信された非常警報信号を受信し、親機11に送信する。中継機10は、例えば地域R内における屋外の支柱等の上部に設置される。
親機11は、地域R内において、通信回線13への接続環境が整っている管理部2aに設けられており、中継機10からの火災警報信号を含む信号、火災確定信号及び非常警報信号を受信するものである。親機11は、ゲートウェイ12を介して通信回線13に接続される。ゲートウェイ12は、親機11が取得した火災警報信号を含む信号、火災確定信号及び非常警報信号において、プロトコル変換を行い、通信回線13を経由してサーバー14に火災警報信号を含む信号、火災確定信号及び非常警報信号を送信する。また、親機11は、移報接点11aを有している。移報接点11aは、閉じられることによって信号を移報する端子であり、移報接点11aが閉じる動作条件はソフトウエアの変更により適宜変更可能である。本実施の形態1において、移報接点11aが閉じる動作条件は、親機11が中継機10から火災確定信号又は非常警報信号を受信することである。
なお、親機11は、複数の移報接点11aを有してもよい。この場合、親機11は、中継機10から受信した信号の種類に応じた移報接点11aを閉じる。例えば、親機11が2個の移報接点11aを有しており、親機11は、中継機10から火災確定信号を受信したときに一方の移報接点11aを閉じ、中継機10から非常警報信号を受信したときに他方の移報接点11aを閉じる。また、親機11は、複数設けられていてもよい。この場合、中継機10から信号を受信した親機11のみが、自身が有する移報接点11aを閉じる。また、2台の親機11が中継機10から信号を受信したとき、2台の親機11は、それぞれの移報接点11aを閉じる。なお、親機11が複数設けられているときにも、各親機11が移報接点11aを複数有していてもよい。
音声装置17(音響装置に相当)は、親機11の移報接点11aに接続されており、例えば管理部2aの軒下に設置されている。なお、音声装置17は、有線又は無線で親機11に接続されている。音声装置17は、1つの地域Rに1台以上設けられている。音声装置17は、親機11の移報接点11aが閉じたときに警報を鳴動するものであり、例えば音圧が距離1mで110dBの電子式サイレンである。なお、音声装置17は、親機11から送信される信号によって自動で音声を鳴動するものであるが、手動で音声を鳴動することも可能である。
音声装置17は、複数の種類の警報を有してもよい。親機11が複数の移報接点11aを有している場合、音声装置17は、閉じた移報接点11aに応じて異なる種類の警報を鳴動する。例えば、親機11が中継機10から火災確定信号を受信して一方の移報接点11aを閉じたときに鳴動する警報と、親機11が中継機10から非常警報信号を受信して他方の移報接点11aを閉じたときに鳴動する警報とが異なる。これにより、警報が鳴動したとき、その警報の種類に基づいて、火災が発生したか非常状態が発生したかを認識することができる。更に、音声装置17が複数設けられてもよい。親機11が複数の移報接点11aを有している場合、閉じた移報接点11aに応じて異なる音声装置17が鳴動する。これにより、1台の音声装置17に複数の種類の警報を記憶させずとも、火災が発生したか非常状態が発生したかを認識することができる。この場合、複数の音声装置17は、それぞれ異なる警報を鳴動させる。
親機11が複数設けられている場合、それぞれの親機11に音声装置17が接続される。この場合、中継機10から信号を受信した親機11のみが、自身が有する移報接点11aを閉じ、移報接点11aが閉じたとき、親機11に接続された音声装置17のみが警報を鳴動する。これにより、火災等が発生した場所に近い地域Rの住人に対し、優先的に火災情報等を知らせることができる。2台の親機11が中継機10から信号を受信したとき、2台の親機11は、それぞれの移報接点11aを閉じ、2台の親機11に接続された音声装置17が、それぞれ警報を鳴動する。
また、親機11が移報接点11aを複数有している場合、屋外警報装置6から送信されるIDに応じて親機11が閉止する移報接点を選択するようにしてもよい。この場合、音声装置17が鳴動する警報に火災(非常)発生地区を含めるようにすると、どの地区で火災(非常)が発生しているのかが住人に伝わり対応が速やかに行われる。
また、親機11が移報接点11aを複数有している場合、屋外警報装置6から送信されるIDに応じて親機11が閉止する移報接点を選択するようにしてもよい。この場合、音声装置17が鳴動する警報に火災(非常)発生地区を含めるようにすると、どの地区で火災(非常)が発生しているのかが住人に伝わり対応が速やかに行われる。
なお、リモートコントローラ4の非常ボタンが屋外で押下された場合、リモートコントローラ4から送信された非常警報信号は、非常警報信号が届く範囲にある中継機10が受信する。このため、親機11が中継機10から非常警報信号を受信したとき、リモートコントローラ4の非常ボタンを押下した人の住戸2の位置とは関係なく、リモートコントローラ4の非常ボタンが押下された場所に近い位置に設置された音声装置17が警報を鳴動する。
サーバー14は、中継機10と通信回線13を介して接続され、中継機10から送信された火災警報信号を含む信号、火災確定信号及び非常警報信号を受信したとき、ネットワークを介して、火災警報信号を含む信号、火災確定信号及び非常警報信号に付加された所定の地域Rに関する情報に基づいて、所定の地域R内の住人が所持する情報端末15に電子メールを送信するものである。ここで、情報端末15は、例えば携帯電話又はスマートフォン等であり、電子メールを受信する機能を有するものである。なお、サーバー14は、クラウドサーバーとしてもよい。また、火災確定信号は、住宅用火災警報器3が所定時間連続して火災を検出した状態である際に送信する火災確定信号、後述する電子メールによる火災確定処理による火災確定信号を含む。
図3は、本発明の実施の形態1におけるサーバー14が有するテーブルを示す図である。図3に示すように、サーバー14は、屋外警報装置6の識別IDと、住戸名と、住戸2の住人を含む関係者が所有する情報端末15の電子メールアドレスとを示すテーブルを記憶している。ここで、関係者とは、最初の移報信号(火災警報信号)送信時に電子メールを配信される住人である。
住戸2で火災が発生した場合、住宅用火災警報器3は、警報音を発し、また、火災警報信号を送信する。移報アダプタ5は、住宅用火災警報器3から火災警報信号を受信すると、屋外警報装置6に火災警報信号を移報する。屋外警報装置6は、移報アダプタ5から火災警報信号を受信すると、自身のIDと共に火災警報信号を中継機10に送信する。親機11は、中継機10から送信されたID及び火災警報信号をサーバー14に送信する。そして、サーバー14は、図3のテーブルを用いて送信元IDの屋外警報装置6に対応する住宅用火災警報器3が作動したことを知らせる相手である1次通報先の住人の情報端末15に電子メール(火災警報信号)を送信する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるサーバー14が送信する電子メールの一例を示す図である。図4に示すように、電子メールの件名を「緊急メール」とし、1次通報先の住人の情報端末15の電子メールアドレスを宛先とする。そして、電子メールの本文には、「○○さん宅から火災通報を受信しました。現在地は中継機1付近です。屋外警報装置IDは1234です。○○さん宅へ駆け付けて火災の有無を確認して下さい。」という文章が記載されている。その後、電子メール(火災警報信号)を受信した情報端末15を持つ住人により火災が確認され、確定用リンクがクリックされると火災確定信号がサーバー14に送信され、引き続きサーバー14によって、同一地域Rの全住人に電子メール(火災確定信号)が送信される。なお、サーバー14は、火災警報が誤報であった場合、火災が復旧した場合においても、その旨が記載された電子メール(誤報信号、復旧信号)を同一地域Rの全住人の情報端末15に送信する。
なお、当該電子メールを受信した関係者は、実際に発生している火災によるものか、誤報によるものかを確認し、実際の火災が確認されれば、可能な限り屋外警報装置6の火災確認ボタンを操作して火災確定する。そうすることで、火災確定信号が屋外警報装置6から中継機10を介して親機11に送信される。なお、関係者は、実際の火災が確認されたとき、リモートコントローラ4の火災ボタンを操作してもよい。この場合も、火災確定信号がリモートコントローラ4から中継機10を介して親機11に送信される。また、住宅用火災警報器3が所定時間連続して火災を検出した状態である際に送信される火災確定信号も中継機10を介して親機11に送信される。
親機11は、火災確定信号を受信したとき、移報接点11aを閉じる。そして、音声装置17は、移報接点11aが閉じたときに警報を鳴動する。親機11は、通信回線13を介することなく、中継機10、屋外警報装置6及びリモートコントローラ4に接続されている。即ち、親機11の移報接点11aは、通信回線13を利用していない。このため、通信回線13が使用不能となっていても、警報が鳴動される。
また、リモートコントローラ4の非常ボタンが操作された場合も非常警報信号が中継機10を介して親機11に送信される。このとき親機11は、移報接点11aを閉じる。そして、音声装置17は、移報接点11aが閉じたときに警報を鳴動する。リモートコントローラ4による非常警報信号の場合にも、通信回線13が使用不能となっていても、警報が鳴動される。
本実施の形態1によれば、親機11が信号を受信して移報接点11aを閉じたとき、移報接点11aの接続状態に基づいて音声装置17が警報を鳴動する。このため、通信回線13が使用不能となって、通信回線13から音声装置17に信号が送られなくても、警報が鳴動される。これにより、地域R内で発生した異常事態を、地域R内の住人及び住人以外の観光客等も共有することができる。また、役所等の公共機関を経由することなく、地域R内で発生した異常事態を、地域R内の住人及び住人以外の観光客等も共有することができる。
なお、上記説明では、親機11は、火災確定信号又は非常警報信号を受信したときに移報接点11aを閉じて、接続された音声装置17が対応する警報を鳴動するようにしてもよい。
なお、上記説明では、親機11は、火災確定信号又は非常警報信号を受信したときに移報接点11aを閉じて、接続された音声装置17が対応する警報を鳴動するようにしてもよい。
1 地域防災情報システム、2 住戸、2a 管理部、3 住宅用火災警報器、4 リモートコントローラ、5 移報アダプタ、6 屋外警報装置、10 中継機、11 親機、11a 移報接点、12 ゲートウェイ、13 通信回線、14 サーバー、15 情報端末、17 音声装置、R 地域。
Claims (5)
- 所定の地域内の住戸に設けられ、火災を検出して火災警報信号を送信する警報器と、
前記所定の地域内に設けられ、前記警報器からの火災警報信号を含む信号を受信すると、前記信号を移報する親機と、
前記親機から移報された信号により、警報を鳴動する音響装置と、を備え、
前記親機は、
火災警報信号を含む信号を受信したとき、移報接点を閉じるものであり、
前記音響装置は、
前記移報接点が閉じたときに警報を鳴動するものである
ことを特徴とする地域防災情報システム。 - 操作されたときに非常状態であることを確定する非常ボタンを有するリモートコントローラを更に備え、
前記リモートコントローラは、
前記非常ボタンが押下されたとき、前記親機に非常警報信号を送信するものであり、
前記親機は、
前記非常警報信号を受信したとき、前記移報接点を閉じるものである
ことを特徴とする請求項1記載の地域防災情報システム。 - 前記親機は、
複数の移報接点を有し、火災警報信号を含む信号又は非常警報信号の種類に応じた移報接点を閉じるものであり、
前記音響装置は、
複数の種類の警報を有し、閉じた移報接点に応じて異なる種類の警報を鳴動するものである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の地域防災情報システム。 - 前記親機は、
複数の移報接点を有し、火災警報信号を含む信号又は非常警報信号の種類に応じた移報接点を閉じるものであり、
前記音響装置は、複数設けられており、
閉じた移報接点に応じて異なる音響装置が鳴動するものである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の地域防災情報システム。 - 前記親機は、複数設けられており、
火災警報信号を含む信号又は非常警報信号を受信した親機が、前記親機の移報接点を閉じる
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の地域防災情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016117784A JP2017224079A (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 地域防災情報システム |
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JP2016117784A JP2017224079A (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 地域防災情報システム |
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JP2017224079A true JP2017224079A (ja) | 2017-12-21 |
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ID=60687103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016117784A Pending JP2017224079A (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 地域防災情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017224079A (ja) |
-
2016
- 2016-06-14 JP JP2016117784A patent/JP2017224079A/ja active Pending
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