JP6325412B2 - 地域防災情報システム - Google Patents
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Description
(地域防災情報システムの構成)
図1は本発明の実施の形態1に係る地域防災情報システムの構成を示す図である。本実施の形態の地域防災情報システムは、火災警報器10と、移報アダプタ20と、子機30と、中継機40と、親機50と、ゲートウェイ60と、クラウドサーバー70とを備えている。なお、本実施の形態1では、子機30は、屋外に設置された屋外警報装置30である。
図3は本発明の実施の形態1に係る火災警報器10の回路構成を示す図である。図3において、火災を検出する警報器10である火災警報器10は、制御回路101、電池102、電源回路103、電池電圧検出回路104、送受信回路105、アンテナ106、火災検出回路107、警報音制御回路108、表示回路109及び点検・警報停止スイッチ120を備える。
図4は本発明の実施の形態1に係る移報アダプタ20の回路構成を示す図である。図4において、移報アダプタ20は、火災警報器10と同様に、制御回路201、電池202、電源回路203、電池電圧検出回路204、送受信回路205、アンテナ206、警報音制御回路208、表示回路209及び点検・警報停止スイッチ220を備える。これらの回路等は、前述した火災警報器10の対応する回路等と同様の動作を行う。ただし、システムにおける役割の違いから、制御回路201は、火災警報器10の制御回路101の処理とは異なる処理を行う場合がある。また、制御回路201は記憶素子221を有し、制御回路201が実行する処理のプログラム、自己及びグループ内の他の機器に設定されたアドレス等の各種データを格納している。そして、火災警報器10と異なり、火災等の検出を行うものではないため、本実施の形態の移報アダプタ20は、火災検出回路107に対応する回路は有していないものとする。
図5は本発明の実施の形態1に係る屋外警報装置30の回路構成を示す図である。図5において、屋外警報装置30は、制御回路301、電池302、電源回路303、電池電圧検出回路304、送受信回路305、アンテナ306、警報音制御回路308、表示回路309、火災確認ボタン331、誤報確認ボタン332、及び移報入力回路330を備える。
なお、本実施の形態では、電池302から直流電源を供給する場合を説明するが、本発明はこれに限らず、電源回路303を商用電源(AC100V等)に対応する構成とし、電池302に代えて商用電源を供給するようにしても良い。
図7は本発明の実施の形態1に係る中継機40の回路構成を示す図である。図7において、中継機40は、制御回路401、充電電池402、電源回路403、電池電圧検出回路404、送受信回路405、アンテナ406、太陽電池407、及び充電切換回路408を備える。
図8は本発明の実施の形態1に係る親機50の回路構成を示す図である。図8において、親機50は、中継機40と同様に、制御回路501、充電電池502、電源回路503、電池電圧検出回路504、送受信回路505、アンテナ506、太陽電池507、及び充電切換回路508を備える。これらの回路等は、前述した中継機40の対応する回路等と同様の動作を行う。ただし、システムにおける役割の違いから、制御回路501は、中継機40の制御回路401の処理とは異なる処理を行う場合がある。また、制御回路501は記憶素子521を有し、制御回路501が実行する処理のプログラム、自己に設定されたアドレス等の各種データを格納している。また、親機50は、情報出力回路530を有している。情報出力回路530は、ゲートウェイ60に通信情報を出力(送信)するための構成である。情報出力回路530は、例えば、RS232C等のシリアル通信方式のインターフェースにより構成される。なお、情報出力回路530とゲートウェイ60との間は有線接続されているが、無線接続であってもよい。
図9は本発明の実施の形態1に係るクラウドサーバー70を示すブロック図である。図9に示すように、クラウドサーバー70は、記憶手段72、作成手段73、送信手段74、火災確定手段75及び対処完了手段76を有している。記憶手段72は、所定の地域内の住人が所持する情報端末80の電子メールアドレスの情報を予め記憶するものである。作成手段73は、各電子メールを作成するものであり、送信手段74は、作成手段73において作成された各電子メールを情報端末80に送信するものである。また、火災確定手段75は、火災が事実であることを確定するものであり、対処完了手段76は、火災対処が完了したことを知らせるものである。また、図10は本発明の実施の形態1に係るクラウドサーバー70の記憶情報700の構成を示す図である。本実施の形態において、サーバー70は、クラウドサーバー70である。図10において、クラウドサーバー70には、屋外警報装置30の識別IDと、住戸名と、電子メールアドレスの情報とを有する記憶情報700が予め記憶されている。屋外警報装置30の識別IDは、屋外警報装置30固有の識別情報であり、屋外警報装置30が送信する警報情報に付加される情報である。住戸名は、屋外警報装置30の識別IDに対応する住戸を識別する情報である。例えば住人の氏名等の情報である。なお、住戸名の情報は省略しても良い。電子メールアドレスは、屋外警報装置30の識別IDに対応して記憶され、所定の地域内の住人が所持する1つ又は複数の情報端末80の電子メールアドレスの情報である。ここで、「住人が所持する」とは、地域内の住人及びこれに準ずるものが電子メールの情報内容を確認しうる情報端末80をいうものであり、住人が実際に手にしている情報端末80に限定されるものではない。また、必ずしも情報端末80が常に地域内に存在している場合に限定されるものではない。例えば携帯可能な情報端末80であれば地域外に存在する場合があり得ることは勿論のことである。
次に、本実施の形態1における地域防災情報システムの動作について説明する。
火災警報器10の制御回路101は、火災検出回路107から信号が入力されたかどうかを判断する。火災検出による信号が入力されたものと判断すると、警報音制御回路108を動作させて、火元となる火災である旨の音声等を発生させ、表示回路109を動作させて火災である旨を表示させる火元警報を行わせる。そして、送受信回路105に、グループ内の他の機器に警報を連動させるための連動制御信号を、アンテナ106を介して送信させる。一方、火災警報器10の制御回路101は、アンテナ106、送受信回路105を介して、他の火災警報器10からの連動制御信号を受信すると、警報音制御回路108を動作させて他の場所での火災である旨の音等を発生させ、表示回路109を動作させて火災である旨を表示させる連動警報を行わせる。
屋外警報装置30の制御回路301は、移報入力回路330に移報アダプタ20からの移報信号が入力されたと判断すると、警報音制御回路308を動作させて当該住戸Hで火災が発生した旨の音等を発生させるとともに、警報信号と当該屋外警報装置30の識別IDとを含む通信情報を生成し、送受信回路305に送信させる。なお、このとき、表示回路309を動作させて警報信号を送信している旨を表示させるようにしても良い。
上述した警報信号の配信動作における作動電子メールによって、地域内の住戸で火災等の警報が発生した旨を確認した住人は、所定の時間、例えば60秒以内に(ステップST2)、直ちに該当する住戸Hへ駆け付けて火災発生の有無を確認する(ステップST3)。そして、住人は、住戸Hにおいて実際に火災等が発生しているか否かを判断し(ステップST4)、火災等が発生している場合、作動電子メールに添付された確定用リンクを選択する(ステップST5)。確定用リンクが選択されると、火災確定信号がクラウドサーバー70に送信される。
上述した警報信号の配信動作における作動電子メールによって、地域内の住戸で火災等の警報が発生した旨を確認した住人は、直ちに該当する住戸Hへ駆け付けて火災発生の有無を確認する(ステップST3)。そして、住人は、住戸Hにおいて実際に火災等が発生しているか否かを判断し(ステップST4)、住戸Hにおいて実際に火災等が発生していない場合、屋外に設置された屋外警報装置30の誤報確認ボタン332を操作する(ステップST13)。なお、作動電子メールを確認した住人に限らず、住戸Hの周辺に居合わせた者が屋外警報装置30の誤報確認ボタン332を操作しても良い。
Claims (5)
- 所定の地域内の住戸に設けられ、火災を検出して警報信号を送信する警報器と、
前記所定の地域内に設けられ、前記警報器からの警報信号を受信して送信する中継機と、
前記中継機と通信回線を介して接続され、通信回線を介して、前記所定の地域内の住人が所持する情報端末に電子メールを送信するサーバーと、を備え、
前記サーバーは、
前記所定の地域内の住人が所持する情報端末の電子メールアドレスの情報を予め記憶する記憶手段と、
前記中継機から前記警報信号を取得したとき、前記警報器が火災を検出した旨の情報、及び、火災が事実であることを確定する確定用リンクを含む作動電子メールを作成する作成手段と、
前記作動電子メールを前記情報端末の少なくとも1つに送信する送信手段と、
前記確定用リンクが操作されたときに火災が事実であることを確定する火災確定手段と、を有する
ことを特徴とする地域防災情報システム。 - 前記住戸に設けられ、前記警報器からの前記警報信号を前記中継機に送信する子機を更に備え、前記子機を操作することによって火災が事実であることを確定する
ことを特徴とする請求項1記載の地域防災情報システム。 - 所定の地域内の住戸に設けられ、火災を検出して警報信号を送信する警報器と、
前記所定の地域内に設けられ、前記警報器からの警報信号を受信して送信する中継機と、
前記中継機と通信回線を介して接続され、通信回線を介して、前記所定の地域内の住人が所持する情報端末に電子メールを送信するサーバーと、を備え、
前記サーバーは、
前記所定の地域内の住人が所持する情報端末の電子メールアドレスの情報を予め記憶する記憶手段と、
火災が事実であることが確定したとき、火災が発生した旨の情報、及び、火災対処が完了したことを知らせる完了用リンクを含む確定電子メールを作成する作成手段と、
前記確定電子メールを前記情報端末の全てに送信する送信手段と、
前記完了用リンクが操作されたときに火災対処が完了したことを確定する対処完了手段と、を有する
ことを特徴とする地域防災情報システム。 - 前記住戸に設けられ、前記警報器からの前記警報信号を前記中継機に送信する子機を更に備え、前記警報器が復旧することによって火災対処が完了したことを確定する
ことを特徴とする請求項3記載の地域防災情報システム。 - 前記作成手段は、
前記完了用リンクが操作されたとき、火災から復旧した旨の情報を含む対処完了電子メールを作成するものであり、
前記送信手段は、
前記対処完了電子メールを前記情報端末の全てに送信するものである
ことを特徴とする請求項3又は4記載の地域防災情報システム。
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