JP2017222983A - 滑り出し窓用引き寄せ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】窓枠に開閉可能に取り付けられた障子を、オペレーターの操作ハンドルを回転して滑り出し式に開閉する滑り出し窓において、構成が簡単で部品点数が少なく、タイミング調整が容易な滑り出し窓用引き寄せ装置を提供する。【解決手段】窓枠の下枠1に設けたオペレーター3の操作ハンドル5を室内側に突出し、出力アーム7を室外側に突出させて障子アーム8の中間部に連結する。障子アームの一端は障子の下框2に摺動可能に連結され、他端は下枠に沿って摺動可能に設けた内方スライダー28に連結さている。内方スライダーには外方スライダー43が載置されており、該外方スライダーは障子が閉鎖位置に近づいたとき内方スライダー28よりも大きく移動し、障子の掛止部4に係合し、障子を引き寄せることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、窓枠に対して回動自在に取り付けた障子を、オペレーター(窓開閉装置)の操作ハンドルを回して開閉できるようにした滑り出し窓において、障子を閉鎖したときに窓枠側に引き寄せできるようにした滑り出し窓用引き寄せ装置に係るものである。
窓枠に室内側に突出する操作ハンドルを有するオペレーター(窓開閉装置)を取り付け、この操作ハンドルにより回動する出力アームにより障子を開閉させるようにした滑り出し窓が知られており、窓枠に取り付けた障子が、垂直方向に位置する回転軸を中心として回動する縦滑り出し窓や、水平方向に位置する回転軸を中心として回動する横滑り出し窓が広く用いられている。上記のような滑り出し窓として、障子が閉鎖位置まで回動したとき、障子を窓枠側に引き寄せ、若しくはロックするようにした滑り出し窓が知られている(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1に示す装置は、オペレーターの操作ハンドルにより回動する第1アームの先端を、第2アームの中間部に枢着し、該第2アームの両端を、障子に設けたアーム支持部材と窓枠に設けたアーム支持部材にそれぞれ摺動可能に連結し、第1アームを移動させて第2アームを窓枠側に引き寄せ若しくは引き離すことにより障子を開閉する構成になっている。そして、窓枠側の第2アームの先端に設けられているロック部材が、障子が閉鎖したとき、回転して障子に設けた係合部材に係合するよう構成されている。しかし、ロック部材は長穴に沿って直線運動する第2アームの先端に設けられ、このロック部材の直線運動を障子が閉鎖したときに回転運動に変換させる構成であるから直線運動と回転運動の組み合わせのタイミングが微妙であり、具体的にはロック部材を回転させるためには、窓枠側のアーム支持部材に山形部分を有する長穴を形成したり、ロック部材が当たる当接ピンを最適位置に設けて障子が閉鎖するタイミングに合わせてロック部材を的確に回転させなければならないので、タイミングの調整がむずかしく、かつ構成が複雑で経済的に得にくい。
特許文献2に記載の開口部装置は、オペレーターの操作アーム(出力アーム)により連結アームを回動し、連結アームにより開閉アームを回動して障子を開閉するとともに連結アームでスライド体を移動させ、スライド体に設けた掛止片を障子に設けた掛止ピンに係合するよう構成されている。しかし、操作アームと開閉アームのほかに連結アームが必要であるので、部品点数が多くなり、また連結アームの水平ピンを、室外側に位置する開閉アームの開閉操作用長穴やロック操作用長穴に摺動させる構成であるから、ごみの付着等により動作が不確実になるおそれがある。また、スライド体の掛止片を障子の掛止ピンに係合させるためには、障子を閉鎖した後にさらにオペレーターを回転操作してスライド体を移動させなければならないので、障子が閉鎖した段階で引き寄せ(ロック)が完了したものと考えてオペレーターの回転操作を止めると、掛止片と掛止ピンが係合しなかったり、係合が不確実になることがあり、安心できない。
特開2004−76452号公報(段落0037、図4) 特許第4911021号公報(段落0018、図4〜図6)
本発明は、上記のように、窓枠に回動自在に吊り込まれた障子を、オペレーターの操作によりアームを介して開閉する滑り出し窓において、構成が簡単でオペレーターにより障子を閉鎖したとき、該障子を窓枠側に確実に引き寄せできるようにした滑り出し窓用引き寄せ装置を提供することである。
本発明によれば、枠体と、該枠体に取り付けられたオペレーターと、該オペレーターの操作により閉鎖され若しくは開放するよう該枠体に回動自在に取り付けられた障子を具備する滑り出し窓において、上記オペレーターはオペレーター本体から室内側に突出する操作ハンドルと該操作ハンドルにより枠体に沿う閉鎖位置と枠体から滑り出した開放位置に回動可能に設けられ室外側に突出する出力アームを有し、上記障子は框に設けられた障子ブラケットと該障子ブラケットに摺動可能に組み込まれた障子スライダーと該障子スライダーに一端が連結された障子アームと上記枠体側の側面に設けられた掛止部を有し、上記出力アームの先端は上記障子アームの中間部に連結されており、上記枠体には側方に開口部を有する本体ブラケットが設けられ、該本体ブラケットには上記障子アームの他端に連結し本体ブラケットに沿って摺動可能に設けられた内方スライダーと上記開口部方向に移動可能に該内方スライダーに支持され外方ラックギアを有する外方スライダーが設けられ、該内方スライダーには上記外方スライダーの外方ラックギアに噛み合うピニオンギアが設けられ、上記本体ブラケットには内方スライダーが開口部方向へ移動する際、移動の途中で上記ピニオンギアに噛み合う本体ラックギアが設けられ、上記内方スライダーが本体ブラケットの開口部に向けて移動する際、上記ピニオンギアが本体ラックギアに噛み合って上記外方スライダーがさらに移動しその先端が本体ブラケットの開口部から突出し、上記障子の掛止部に係合するようにしたことを特徴とする滑り出し窓用引き寄せ装置が提供され、上記課題が解決される。
本発明によれば、上記ピニオンギアは、外方スライダーが掛止部に係合する位置まで突出したとき移動を停止するよう外方ラックギアに噛み合う歯の一部が欠落している上記滑り出し窓用引き込み装置が提供される。
また、本発明によれば、上記障子アームは障子スライダーに着脱可能に連結されている上記滑り出し窓用引き寄せ装置が提供される。
本発明は上記のように構成され、オペレーターの操作ハンドルを回転すると出力アームを介して障子アームが回動し、障子を枠体側に徐々に移動させることができる。この障子アームの回動に伴って該障子アームの先端に連結した内方スライダーは本体ブラケット内で開口部方向に移動し始める。この内方スライダーには外方スライダーが移動可能に支持されているので、外方スライダーは内方スライダーとともに開口部方向に移動するが、移動の途中でピニオンギアが本体ラックギアに噛み合って回転すると、該ピニオンギアに噛み合っている外方ラックギアを介して上記外方スライダーは内方スライダーの移動量以上の移動量で開口部方向に移動して本体ブラケットの開口部から突出し始める。この間に上記障子が閉鎖位置近くまで回動してくると、閉鎖位置に到達するまでの障子や内方スライダーの移動量は少なくなるが、上記のように内方スライダー以上の大きな移動量で外方スライダーが移動するようにしたので、外方スライダーの先端は、障子の掛止部に確実に係合し、障子を枠体側に引き寄せることができる。また、本発明の引き寄せ装置は、アームが、出力アームと障子アームだけで構成されているから、部品点数が少なく、その上、障子アームにより移動される内方スライダーと外方スライダーは、障子の閉鎖移動と同期して直線的に移動する構成であるので、タイミングの取り方が簡単である。
さらに、上記外方スライダーが障子の掛止部に係合する位置まで突出したとき、その移動を停止するよう外方ラックギアに噛み合うピニオンギアの歯の一部を切り欠いておくと、閉鎖位置まで移動したとき、外方スライダーがそれ以上突出しないようにでき、掛止部との係合に支障を生じないようにできる。障子アームと障子スライダーを着脱可能に連結しておくと、障子の外面の掃除等の際、簡単にアームを外して掃除できるので便利である。
障子が開放状態にあるときの一部の斜視図。 障子アームを障子ブラケットに取り付ける部分を示し、(A)は底面図、(B)は障子アームに沿った障子スライダー部分の断面図、(C)は支持軸に沿った障子スライダー部分の断面図、(D)は障子アームを障子ブラケットから取り外す際の説明図。 内方スライダー及び外方スライダー部分の分解斜視図。 内方スライダーと外方スライダーの位置関係を示す側面図。 障子が開放している状態における内方スライダーと外方スライダーの説明図。 障子が閉鎖している状態における内方スライダーと外方スライダーの説明図。
本発明は、縦滑り出し窓にも適用することができるが、図1は、横滑り出し窓の一部を表している。横滑り出し窓は、特許文献1にも示されかつ広く知られているように、上枠、下枠と左右の縦枠を有する矩形状の枠体と、この枠体の縦枠に吊り金具により回転軸が水平方向に存して開閉自在にかつ滑り出し可能に取り付けられた障子を具備する。図1においては枠体1の下枠の一部と、障子の框2の下框の一部が表され、上記下枠1にはオペレーター(窓開閉装置)3が設けられ、下枠側の障子の下框2の側面には掛止孔4aを有する掛止部4が設けられている。このオペレーター3の構成は、広く知られている構成と基本的に同じであり、オペレーター本体6から室内側に斜め方向に突出する操作ハンドル5の内方先端部分は、オペレーター本体6内に設けられた操作軸(図示略)に連結され、操作ハンドル5を回転すると、操作軸に設けたウオームギアとオペレーター本体内に枢着したウオームホイール(図示略)を介して、出力アーム7がオペレーター本体6に沿う閉鎖位置と室外側に突出する開放位置の間で、水平状態で回動可能する構成である。
上記オペレーター3の出力アーム7の先端は、障子アーム8の中間部に、枢軸9により連結されている。障子アーム8の一端は障子の下框2の下面に摺動可能に連結しており、好ましくは適宜の連結構造により着脱可能に連結されている。
図2は、着脱連結構造の一実施例を示し、障子の下框2側を底面から見たものであり、下框には、好ましくはリップ溝形鋼で形成した障子ブラケット10が固着され、該障子ブラケット10は、基板11の両側に起立する側枠12と、側枠の先端側に設けた縁枠13を有し、縁枠間が開口した摺動溝14を有している。図1に示す実施例では、上記障子ブラケットは、下框と別体に形成してあるが、一体的に形成することもできる。この摺動溝14内には、障子スライダー15が摺動可能に嵌合している。
障子スライダー15は、一方の側枠側の縁枠13に内接する係合縁16を有する基端側スライダー17と、該基端側スライダー17に一端が固定された支持軸18の先端に段部を介し横方向に延びる小径のスライダーばね軸19と、上記支持軸18が陥入する貫通孔20と上記スライダーばね軸19の先端が入り込む受孔21と他方側の縁枠13に内接可能な係合縁22を有する移動側スライダー23を具備し、上記係合縁16、22がそれぞれ縁枠13に係合した状態で摺動溝14に嵌合する。なお、上記スライダーばね軸19の長さは障子スライダー15を障子ブラケット10に嵌合した際、その先端が対向する縁枠13よりも内方に位置するように形成してある。上記基端側スライダー17及び移動側スライダー23は、スライダーばね軸19の周囲に設けたスライダーばね24により係合縁がそれぞれ対向する縁枠に摺動可能に係合する方向に付勢されており、該移動側スライダー23には上記障子アーム8の先端が枢軸25により回動可能に連結されている。
通常の状態では、スライダーばね24により基端側スライダー17及び移動側スライダー23は、それぞれの係合縁が側枠の縁枠に係合する方向に押し付けられ、基端側スライダー17と移動側スライダー23の内端間には、図2(B)、(C)に示すように、隙間が形成され、この状態で障子スライダー15は障子ブラケット10に沿って長手方向に摺動可能である。そして、上記隙間がなくなる方向に障子アーム8を介して移動側スライダー23を基端側スライダー17側に引っ張ると、移動側スライダー23の係合縁22は障子ブラケット10の縁枠13から外れる。その結果、該移動側スライダー23の外方端と縁枠13間に隙間ができるから、移動側スライダー23及び基端側スライダー17を摺動溝14の開口から外部に引き出すことができ、障子スライダー15を障子ブラケット10から外して障子アーム8を障子から取り外すことができる。
上記障子アーム8の他端には、略L字形の連結片26が枢軸27により取り付けられ、該連結片26には、オペレーター本体6を設けた下枠1に沿って移動可能な内方スライダー28が連結軸29により連結されている。該内方スライダー28を保持するため、上記下枠1にはリップ溝形鋼のような金属材料で形成した本体ブラケット30が固着されている。図3を参照し、該本体ブラケット30は、取付孔31を設けた基板32の上下に水平方向に延びる上枠33及び下枠34と、上枠33及び下枠34の端縁から対向状態に突出させた上方フランジ35及び下方フランジ36を有し、上下のフランジ間が開口している摺動溝37が形成されている。上記本体ブラケット30の側方には開口部38が形成されており、上記内方スライダー28は、図3において、下部が下方フランジ36に内接した状態で下枠34上をスライドするよう上記摺動溝37内に摺動可能に嵌合している。上記内方スライダー28は、障子が開放されているときには、図1において本体ブラケット30の左方の開放位置に停止しており、障子が閉鎖されるときには本体ブラケット30の右方の閉鎖位置に向けて移動する。
上記内方スライダー28にはピニオンギア39が、枢軸40により回転可能に取り付けられている。上記開口部38側の下方フランジ36の端縁には、上記ピニオンギアに係合する本体ラックギア41が設けられている。該本体ラックギア41は、下方フランジ36の全長にわたって設けられておらず、上記内方スライダー28が開放位置から閉鎖位置に向けて開口部38方向に所定距離移動したとき、移動の途中で該本体ラックギア41に上記ピニオンギア39が噛み合うように歯が形成されている。
上記内方スライダー28の上部には段部を介して長手方向に延びる載置部42が形成され、この載置部42に外方スライダー43が摺動可能に載置されている。該外方スライダー43は、前面側が上方フランジ35の内面に摺接し、下方部分が載置部に摺接する。該外方スライダー43の上方部分には、開口縁に係合縁部44を形成した長手方向に延びる長孔45が形成され、該長孔45を通して上記係合縁部44に摺動可能に係合する頭部46を有する案内ピン47を挿入し、その先端を内方スライダー28に固着して内方スライダー28から脱落しないように外方スライダー43を保持している。
上記外方スライダー43の上方部分の先端には、障子を閉鎖する際、障子を枠体側に引き寄せる方向に傾斜面を設けた係合突出部48が形成されている。外方スライダー43には、上記載置部42に摺接する部分よりも、図3において前方(ピニオンギアを設けた側面側)に位置する部分に突出部49が形成され、その下面には、上記ピニオンギア39と係合する外方ラックギア50が設けてられている。なお、該外方ラックギア50の歯さきと上記連結片26の先端との間には、外方スライダー43の移動に支障を生じない程度の空隙が生じるように形成されている。
上記構成によりピニオンギア39は、内方スライダー28が開放位置にあるとき外方スライダー43の外方ラックギア50に噛み合っている。そして、内方スライダー28が閉鎖位置方向に移動するとき、外方スライダー43も一緒に移動し、移動の途中で内方スライダー28に設けたピニオンギア39が、本体ブラケット30の下方フランジ36に形成した本体ラックギア41に接すると、両者は噛み合う。障子の閉鎖方向への回動に伴って上記内方スライダー28は移動しているから、ピニオンギア39は回転し、このピニオンギアの回転により外方スライダーは内方スライダーの移動量よりも大きく移動する。このときの外方スライダーの移動量は、
外方スライダーの移動量=内方スライダーの移動量+ピニオンギアの回転角度×(ピニオンギアのピッチ円直径×π÷360)
となる。
このように外方スライダー43はピニオンギア39に係合している外方ラックギア50を介して内方スライダー28上で本体ブラケット30の開口部38方向に移動し、この間に障子の掛止部4は本体ブラケット30の開口部38に対向する位置まで移動してくる。この移動の際、外方スライダー43の先端の係合突出部48が掛止部4に係合する位置まで突出したら、それ以上外方スライダー43が移動しないようピニオンギア39には、歯の一部を欠落して切欠き部51を設けてある。
障子が開放している図1、図5に示す状態において、オペレーター3の操作ハンドル5を回転すると、出力アーム7の先端が下枠1に近づく方向に回動をはじめ、障子アーム8はその両端がそれぞれスライドして障子(下框2)は閉鎖位置に向けて回動する。障子アーム8の一端に連結した内方スライダー28は、障子アーム8に押されて本体ブラケット30の開口部38方向に移動する。このとき、ピニオンギア39と外方ラックギア50は噛み合った状態にあるので、内方スライダー28に載置されている外方スライダー43は、内方スライダー28と一緒に移動する。
移動の途中でピニオンギア39が本体ラックギア41に噛み合うと、ピニオンギア39は回転する。この回転により、外方ラックギア50を介して外方スライダー43は内方スライダー28上で開口部38方向に大きく移動する。障子が閉鎖位置に近づくと、閉鎖間際から完全閉鎖までの間で障子及び内方スライダーの移動量が少なくなるが、上記のように、外方スライダー50が内方スライダー28の移動量より大きく移動するから、障子に設けた掛止部4が本体ブラケット30の開口部38に対向した位置に移動した段階で、上記外方スライダー43の係合突出部48は掛止部4の受孔4aに係合し、障子を下枠1方向に引き寄せることができる(図6参照)。外方スライダー43の先端の係合突出部48が掛止部4に係合しとき、ピニオンギア39の切欠き部51が外方ラックギア50に対向するようにしてあるから、外方スライダー43が必要以上に開口部から突出しないようにできる。
障子の閉鎖状態からオペレーター3の操作ハンドル6を上述とは逆方向に回転すると、出力アーム7は先端が下枠1から離れる方向に回動し、障子アーム8を介して内方スライダー28は開放位置に向け移動し、このときピニオンギア39及び外方ラックギア50を介して外方スライダー43も開放位置に向けて移動し、係合突出部48と掛止部4の係合がはずれるから、障子は開放位置に向けて回動する。障子が開放位置にあるとき、障子アーム8の障子側の先端を障子ブラケット10の側枠方向に横に移動させると、障子スライダー15を障子ブラケット10から外すことができるので、障子の外面の掃除等が容易である。
1 枠体(下枠)
2 框(下框)
3 オペレーター
4 掛止部
5 操作ハンドル
7 出力アーム
8 障子アーム
10 障子ブラケット
15 障子スライダー
17 基端側スライダー
23 移動側スライダー
28 内方スライダー
30 本体ブラケット
38 開口部
39 ピニオンギア
41 本体ラックギア
42 載置部
43 外方スライダー
47 案内ピン
48 係合突出部
50 外方ラックギア
51 切欠き部

Claims (7)

  1. 枠体と、該枠体に取り付けられたオペレーターと、該オペレーターの操作により閉鎖され若しくは開放するよう該枠体に回動自在に取り付けられた障子を具備する滑り出し窓において、上記オペレーターはオペレーター本体から室内側に突出する操作ハンドルと該操作ハンドルにより枠体に沿う閉鎖位置と枠体から滑り出した開放位置に回動可能に設けられ室外側に突出する出力アームを有し、上記障子は框に設けられた障子ブラケットと該障子ブラケットに摺動可能に組み込まれた障子スライダーと該障子スライダーに一端が連結された障子アームと上記枠体側の側面に設けられた掛止部を有し、上記出力アームの先端は上記障子アームの中間部に連結されており、上記枠体には側方に開口部を有する本体ブラケットが設けられ、該本体ブラケットには上記障子アームの他端に連結し本体ブラケットに沿って摺動可能に設けられた内方スライダーと上記開口部方向に移動可能に該内方スライダーに支持され外方ラックギアを有する外方スライダーが設けられ、該内方スライダーには上記外方スライダーの外方ラックギアに噛み合うピニオンギアが設けられ、上記本体ブラケットには内方スライダーが開口部方向へ移動する際、移動の途中で上記ピニオンギアに噛み合う本体ラックギアが設けられ、上記内方スライダーが本体ブラケットの開口部に向けて移動する際、上記ピニオンギアが本体ラックギアに噛み合って上記外方スライダーがさらに移動しその先端が本体ブラケットの開口部から突出し、上記障子の掛止部に係合するようにしたことを特徴とする滑り出し窓用引き寄せ装置。
  2. 上記本体ブラケットは、上枠及び下枠と、上枠及び下枠の端縁から対向状態に突出する上方フランジ及び下方フランジにより形成された摺動溝を有し、上記内方スライダー及び外方スライダーは該摺動溝に嵌合しており、上記本体ラックギアは上記下方フランジに形成されている請求項1に記載の滑り出し窓用引き寄せ装置。
  3. 上記内方スライダーは載置部を有し、上記外方スライダーは該載置部に載置されて摺動可能である請求項1または2に記載の滑り出し窓用引き寄せ装置。
  4. 上記ピニオンギアは、外方スライダーが障子の掛止部に係合する位置まで移動したとき、その移動を停止するよう外方ラックギアに噛み合う歯の一部が欠落している請求項1に記載の滑り出し窓用引き込み装置。
  5. 上記障子アームは障子スライダーに着脱可能に連結されている請求項1に記載の滑り出し窓用引き寄せ装置。
  6. 上記障子スライダーは、障子ブラケットの縁枠に係合し長手方向に摺動可能な基端側スライダー及び移動側スライダーを有し、上記障子アームは移動側スライダーに連結され、上記基端側スライダーと移動側スライダーは、基端側スライダーと移動側スライダーの内端間に隙間が生じるようにスライダーばねで付勢され、移動側スライダーを基端側スライダー方向に移動させたとき上記係合縁が縁枠から外せるようにした請求項5に記載の滑り出し窓用引き寄せ装置。
  7. 上記請求項1から請求項6のいずれかに記載の引き寄せ装置を具備する滑り出し窓。
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