JP2017222972A - 複合繊維 - Google Patents
複合繊維 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017222972A JP2017222972A JP2017117299A JP2017117299A JP2017222972A JP 2017222972 A JP2017222972 A JP 2017222972A JP 2017117299 A JP2017117299 A JP 2017117299A JP 2017117299 A JP2017117299 A JP 2017117299A JP 2017222972 A JP2017222972 A JP 2017222972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- composite fiber
- nonwoven fabric
- mass
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】繊維形成成分である第1の成分と第2の成分とを含む複合繊維であって、前記第1の成分および前記第2の成分は、それぞれ熱可塑性樹脂を主成分とし、前記第1の成分は、長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を含み、前記長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂は、ASTM D1238に準拠して荷重2.16kg、温度230℃で測定したメルトフローレートが4g/10分以上であることを特徴とする複合繊維。
【選択図】図1
Description
本実施の形態よる複合繊維は、繊維形成成分である第1の成分と第2の成分とを含む。第1の成分および第2の成分は、それぞれ熱可塑性樹脂を主成分とする。第1の成分は、長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を含む。長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂は、ASTM D1238に準拠して荷重2.16kg、温度230℃で測定したメルトフローレート(MFR)が4g/10分以上である。かかる構成を有する複合繊維は、捲縮性を有する捲縮繊維である。本明細書において、繊維の「捲縮性」とは、繊維の縮んで捩れている性状をいう。「捲縮繊維」とは、捲縮性を有していて、ストレートではない形態、例えば、スパイラル、クリンプなどの形態を示す繊維をいう。以下に、本実施の形態による複合繊維を詳細に説明する。
第1の成分は、熱可塑性樹脂を主成分とする。すなわち、第1の成分は、第1の成分の全固形分を基準にして90質量%以上100質量%以下の量で熱可塑性樹脂を含むことができる。第1の成分に適用可能な熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系の樹脂が挙げられる。複合繊維の紡糸性および強度の観点から、熱可塑性樹脂には、ポリプロピレン(PP)が好ましく使用される。
a)メソペンタッド分率[mmmm]が、30モル%以上80モル%以下である。
b)ラセミペンタッド分率[rrrr]と[1−mmmm]が、[rrrr]/[1−mmmm]≦0.1の関係を満たす。
c)ラセミメソラセミメソペンタッド分率[rmrm]が、2.5モル%を超える。
d)メソトリアッド分率[mm]、ラセミトリアッド分率[rr]、およびトリアッド分率[mr]が、[mm]×[rr]/[mr]2≦2.0の関係を満たす。
e)重量平均分子量[Mw]が、10,000以上200,000以下である。
f)前記重量平均分子量[Mw]および数平均分子量[Mn]が、分子量分布[Mw]/[Mn]≦4の関係を満たす。
g)沸騰ジエチルエーテルによる抽出物の量が、低結晶性ポリオレフィン樹脂の全固形分を基準にして0質量%以上10質量%以下である。
第2の成分は、熱可塑性樹脂を主成分とする。詳細には、第2の成分は、第2の成分の全固形分を基準にして90質量%以上100質量%以下の量で熱可塑性樹脂を含む。
a)メソペンタッド分率[mmmm]が、30モル%以上80モル%以下である。
b)ラセミペンタッド分率[rrrr]と[1−mmmm]が、[rrrr]/[1−mmmm]≦0.1の関係を満たす。
c)ラセミメソラセミメソペンタッド分率[rmrm]が、2.5モル%を超える。
d)メソトリアッド分率[mm]、ラセミトリアッド分率[rr]、およびトリアッド分率[mr]が、[mm]×[rr]/[mr]2≦2.0の関係を満たす。
e)重量平均分子量[Mw]が、10,000以上200,000以下である。
f)前記重量平均分子量[Mw]および数平均分子量[Mn]が、分子量分布[Mw]/[Mn]≦4の関係を満たす。
g)沸騰ジエチルエーテルによる抽出物の量が、低結晶性ポリオレフィン樹脂の全固形分を基準にして0質量%以上10質量%以下である。
複合繊維は、第1の成分および第2の成分のそれぞれにおいて、熱可塑性樹脂に加えて、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて他の成分を含有していてもよい。
繊維の捲縮性の程度は、例えば日本工業規格JIS L1015に準拠して測定される繊維の捲縮数によって示すことができる。本実施の形態の複合繊維の捲縮数は、成分の配合比によって適宜設定できるが、繊維25mm当たり18個以上が好ましく、20個〜50個がより好ましく、得られる不織布における視認性、地合の観点から、20個〜40個がさらに好ましく、20個〜30個が最も好ましい。
本実施の形態による不織布は、上述の本実施の形態による複合繊維からなる。本実施の形態による不織布は、上述の複合繊維を、不織布の全固形分を基準にして、好ましくは50質量%以上の量で含み、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは70質量%、なお好ましくは80質量%以上、なおさらに好ましくは90質量%以上の量で含む。本実施の形態による不織布は、1つの層からなる単層構成を有していてもよく、また、複数の層からなる多層構成を有していてもよい。不織布が多層構成を有する積層体である場合、不織布は、不織布全体の全固形分を基準にして60質量%以上の量で上述の複合繊維を含むことが好ましい。
上述のように、本実施の形態による不織布は、1つの層からなる単層構成を有していてもよく、また、複数の層からなる多層構成を有していてもよい。本実施の形態による多層構成を有する不織布の複数の層のそれぞれは、別個に形成された不織布であってもよい。
(a)スパンバンド不織布(非捲縮性繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)、の2層構成の不織布。
(b)スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)、の3層構成の不織布。
(c)スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)/メルトブロー不織布、の3層構成の不織布。
(d)スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)/メルトブロー不織布/スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)、の4層構成の不織布。
(e)スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)/メルトブロー不織布/スパンバンド不織布(捲縮複合繊維を主体とする)/スパンバンド不織布(非捲縮繊維を主体とする)、の5層構成の不織布。
本実施の形態による複合繊維およびこれを含む不織布は、特別な装置を用いることなく、通常の複合溶融紡糸法および装置により得ることができる。中でも、生産性に優れるスパンボンド法が好ましく用いられる。
電子顕微鏡(日立製作所製S−3500N)を用いて、倍率1000倍の繊維不織布の写真を撮影する。繊維不織布を構成する繊維のうち、任意の繊維100本を選び、選択した繊維の幅(直径)を測定する。測定結果の平均を平均繊維径とする。
不織布の任意箇所について、JIS 1096に準拠し、厚さ測定器を用いて、10秒間、0.7kPaの下で厚みを測る。その結果と、不織布の目付、および不織布に使用した原料密度より、下記計算式にて求めた数値の小数点以下第1位を四捨五入して、空隙率を求める。ただし、得られた不織布が積層体であった場合には、非捲縮繊維を主体とするスパンボンド不織布を除去して得た単層不織布を測定する。
本実施の形態による不織布において、不織布の空隙率は、90%以上であり、95%以上であると好ましい。90%未満であると、シワ発生を防ぐ伸縮性が不十分である。
不織布試料を20cm四方の形状にカットし、8枚1組を1サンプルとして、圧縮試験器(カトーテック株式会社製、KES-FB3-AUTO-A)にて、以下の設定条件により、測定を行う。1サンプルについて測定点数3点の測定を行い、3点の平均値を求める。
本実施の形態による複合繊維は、第1の成分および第2の成分を含む。第1の成分は、長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を含んでおり、これを配合する複合繊維に高い捲縮性を提供することができる。また、この複合繊維を主体とする本実施の形態による不織布に対して、嵩高さを提供することができる。
以下に、本実施の形態による複合繊維および不織布の用途を例示する。
本明細書において、「吸収性物品」とは、例えば尿、血、汗、母乳のような体液や、水、湿気などの液体を内部に取込む性質(吸収性)を有する物品をいう。吸収性物品の例には、限定目的ではなく例示目的で、おむつ、生理用品、汗吸収シート(顔・脇・首・足等用)、母乳パッド、結露防止シート、調湿シート、吸湿材、清拭シート、建具、壁紙、クッション材、寝装具のような物品が含まれる。本実施の形態による吸収性物品は、特に、乳幼児向けのおむつ、成人向けおむつ、尿漏れパッド、ペット向けおむつ、ペット用トイレマットなどに好ましく使用することができる。従って、吸収性物品は、吸収性物品(最終製品)であり、また、中間体としての吸収性物品を含む物でもある。
図7に示すパンツ型使い捨ておむつの例を用いて、本実施の形態による複合繊維を用いた吸収性物品について説明する。図7は、本実施の形態による吸収性物品を用いたパンツ型使い捨ておむつの外観を示す立体投影図である。図8は、図7に示したおむつを着用した下半身を背中側から見た立体投影図である。図9は、図7に示したおむつを展開して分解状態で示す立体投影図である。図10は、図7に示したおむつの吸収体をトップシートの手前側から見た上面図である。図11は、図7に示したおむつをXI−XI線で切断した中央部分を示す断面図である。
本明細書において、「吸収体」とは、例えば尿、血、汗、母乳のような体液や、水、湿気などを内部に取込む性質(吸収性)を有する材料を含み、液体吸収性を示すものをいう。吸収性材料の例としては、例えば、パルプ、レーヨン、高吸収性ポリマーなどが挙げられる。
綿状パルプとしては、例えば、パルプシートを粉砕機で解繊することにより、その繊維長を5mm以下としたもの等を好適に用いることができる。この際に用いるパルプシートは、化学パルプシートでも機械パルプシートでもよく、そのパルプ原料についても、針葉樹、広葉樹、わら、竹、ケナフ、古紙等、通常パルプ原料として用いられるものであれば特に制限なく用いることができる。綿状パルプの使用量は、用途や吸収体の構成により異なるが、目付を50〜400g/m2とすることが一般的である。
高吸収性ポリマー(Super absorbent polymer。以下、SAPともいう)としては、デンプン系、セルロース系、合成樹脂系のSAPが知られており、これらのうちのいずれかを単独でまたは複合して用いてもよく、さらに他の物質を含有して用いてもよい。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、ポリアクリル酸(塩)、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物等を用いることができる。中でも、自重の20倍以上の水分を吸収し得るような高い吸収性能を有するポリアクリル酸ナトリウムが好適に用いられる。
本実施の形態の吸収体13において、吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状で用いられる。吸収性材料は、1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
吸収体の大きさや形状は、用途に応じて任意のものを用いることができる。例えば、吸収体は、平面視において、砂時計型であってもよく、矩形、楕円形、半円形等であってもよい。砂時計型は、吸収体が衛生用品に適用される場合に、使用者の体にフィットしやすく好ましい。
図12および図13に、本実施の形態による吸収性物品の別の構成例を示す。
(1)吸収体
(2)トップシート/吸収体
(3)吸収体/バックシート
(4)トップシート/吸収体/バックシート
(5)トップシート/後戻り防止シート/吸収体
(6)吸収体/裏抜け防止シート/バックシート
(7)トップシート/後戻り防止シート/吸収体/バックシート
(8)トップシート/吸収体/裏抜け防止シート/バックシート
(9)トップシート/後戻り防止シート/吸収体/裏抜け防止シート/バックシート
(10)コアラップ型吸収体
上記層構成の例における「吸収体」は、コアとなる吸収体(以下、「吸収体コア」ともいう)とそれをくるむシート(以下、「コアラップシート」または単に「コアラップ」ともいう)とからなるいわゆる「コアラップ型吸収体」を含む。コアラップ型吸収体の場合、それ自体が、吸収体と、少なくとも一部を覆うシート(コアラップシート)と、を含んでいるので、(10)に示すように他のシートを含まない構成も、本実施の形態による吸収体物品である。
図10から図14に示される本実施の形態による吸収性物品は、シート側(コアラップシートを含む。)から吸収体コア側に向かって凹む凹部21を有するところ、この凹部は、吸収性物品に対してシート側からの圧搾により設けられた圧搾凹部である。凹部は、吸収性物品の分野で知られている任意の圧搾手段、例えば、エンボス加工方法およびエンボス加工装置により設けることができる。具体的には、例えば、吸収性物品を構成する吸収体とシートとを含む積層体に対して、表面に凹凸のあるエンボスロールをシート側に当接し圧力を加えながら回転させることによって、シートと吸収体とを共に圧搾して、シート側に凹部を形成することができる。
本実施の形態の吸収体物品は、本実施の形態による不織布を、上述の層を構成するシートのうちの少なくとも1層に用いることができる。特に、本実施の形態の不織布を、トップシート、バックシート層などの外層に用いると、シワになりにくいため、使用者に不快感を与え難く優れた着用感を提供し得るいという効果を奏することができる。
本実施の形態の吸収性物品(おむつ10)は、例えば、以下の工程を含む製造方法により製造される。
(1)パルプとSAPとで構成された吸収体(吸収体コア)13を、液体透過性シートであるコアラップ13Bでくるみ、連続するマット状のコアラップ型吸収体を生成する。
(2)連続するマット状のコアラップ型吸収体を、表面に凸状のエンボスパターンを有するエンボスロール対を回転させつつそのニップに通して狭窄し、エンボス加工を施す。このエンボス加工により、連続する吸収体13の表面に、エンボスパターンの形状に対応する凹部21が形成される。
(3)エンボス加工後の連続するマット状のコアラップ型吸収体を、切断装置によりおむつ1枚分に必要な長さに切断し、液体透過性のトップシート14、液体不透過性のバックシート12、肌触りのよいカバーシート11等と接合し、おむつ形状に加工する。これにより、おむつ10が製造される。
以下に、本実施の形態による吸収性物品の用途を例示する。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分として、ポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)とを、固形分換算で99質量%:1質量%の配合比で混合した混合物を調製した。また、第2の成分として、ポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、低結晶性ポリオレフィン樹脂PP(融点52℃、MFR50g/10分)と、有機添加物(エルカ酸アミド5%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分エルカ酸アミドを5質量%の量で含む))と、無機顔料(酸化チタン50%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分酸化チタンを50質量%の量で含む)と、を、固形分換算で74質量%:20質量%:4質量%:2質量%の配合比で混合した混合物を調製した。
実施例1の不織布をコアラップシートとして用い、以下の製造方法により、おむつを製造した。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)の配合比を、固形分換算で95質量%:5質量%とした以外は実施例1と同様にして、実施例2の不織布を得た。実施例2の不織布は、偏芯芯鞘型の複合繊維を主体とする不織布からなる単層構成の不織布である。
実施例2の不織布をトップシートとして用い、コアラップシートには実施例1の不織布の代わりに目付量12g/m2のティシュペーパーを用いた以外は実施例1と同様にして、実施例2のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)の配合比を、固形分換算で97質量%:3質量%とし、第1の成分と第2の成分とが10質量%:90質量%の配合比となるように複合し、紡糸口金としてサイドバイサイド型の複合繊維構造を形成して吐出するように構成された複合紡糸ノズルを有する口金を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例3の不織布を得た。実施例3の不織布は、サイドバイサイド型の複合繊維を主体とする不織布からなる単層構成の不織布である。
実施例3の不織布をトップシートおよびコアラップシートとして用い、実施例1の不織布を用いなかった以外は実施例1と同様にして、実施例3のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分と第2の成分とが40質量%:60質量%の配合比となるように複合し、紡糸口金として偏芯芯鞘複合型の複合繊維構造を形成して吐出するように構成された複合紡糸ノズルを有する口金を用いた以外は実施例3と同様にして、偏芯芯鞘型の複合繊維からなる不織布を得た。
実施例4の不織布をトップシートとして用い、コアラップシートには実施例1の不織布の代わりに目付量12g/m2のティシュペーパーを用いた以外は実施例1と同様にして、実施例4のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分における長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)を長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP2(融点162℃、MFR4g/10分)に変更し、第1の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP2(融点162℃、MFR8g/10分)の配合比を、固形分換算で97質量%:3質量%とした以外は実施例1と同様にして、偏芯芯鞘型の複合繊維からなる不織布を得た。
実施例5の不織布をトップシートおよびコアラップシートとして用い、実施例1の不織布を用いなかった以外は実施例1と同様にして、実施例5のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分に長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)を配合しなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1の不織布を得た。比較例1の不織布は、偏芯芯鞘型の複合繊維を主体とする不織布からなる単層構成の不織布である。
比較例1の不織布をトップシートとして用い、コアラップシートには実施例1の不織布の代わりに目付量12g/m2のティシュペーパーを用いた以外は実施例1と同様にして、比較例1のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分における長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)を長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP3(融点162℃、MFR2g/10分)に変更した以外は実施例2と同様にして、複合繊維の紡出を行った。紡糸不良のため、比較例2の不織布は得られなかった。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR4g/10分)と、長鎖分岐ポリプロピレン樹脂PP1(融点162℃、MFR8g/10分)の配合比を、固形分換算で85質量%:15質量%とした以外は実施例1と同様にして、複合繊維の紡出を行った。紡糸不良のため、比較例3の不織布は得られなかった。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分と第2の成分とが5質量%:95質量%の配合比となるように複合した以外は実施例4と同様にして、比較例4の不織布を得た。比較例4の不織布は、偏芯芯鞘型の複合繊維を主体とする不織布からなる単層構成の不織布である。
比較例4の不織布をトップシートおよびコアラップシートとして用い、実施例1の不織布を用いなかった以外は実施例1と同様にして、比較例4のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第1の成分と第2の成分とが50質量%:50質量%の配合比となるように複合した以外は実施例4と同様にして、比較例5の不織布を得た。比較例5の不織布は、偏芯芯鞘型の複合繊維を主体とする不織布からなる単層構成の不織布である。
<複合繊維および不織布の製造>
第2の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、低結晶性ポリオレフィン樹脂PP1(融点52℃、MFR50g/10分)と、有機添加物(エルカ酸アミド5%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分エルカ酸アミドを5質量%の量で含む))と、無機顔料(酸化チタン50%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分酸化チタンを50質量%の量で含む)と、の配合比を、固形分換算で56質量%:20質量%:4質量%:20質量%とした以外は実施例4と同様にして、複合繊維の紡出を行った。紡糸不良のため、比較例6の不織布は得られなかった。
<複合繊維および不織布の製造>
複合繊維からなる不織布の所定の目付量を15g/m2から46g/m2に変更し、単一構造繊維からなる不織布の所定の目付量を5g/m2から13g/m2に変更した以外は実施例5と同様にして、比較例7の不織布を得た。比較例7の不織布は、偏芯芯鞘型の複合繊維からなる不織布の両面上に、単一構造繊維不織布をそれぞれ1枚積層させた、3層構成の不織布である。
比較例7の不織布をコアラップシートとして用い、実施例1の不織布を用いなかった以外は実施例1と同様にして、比較例7のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第2の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、低結晶性ポリオレフィン樹脂PP1(融点52℃、MFR50g/10分)と、有機添加物(エルカ酸アミド5%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分エルカ酸アミドを5質量%の量で含む))と、無機顔料(酸化チタン50%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分酸化チタンを50質量%の量で含む)と、の配合比を、固形分換算で94質量%:0質量%:4質量%:2質量%とした以外は実施例4と同様にして、比較例8の不織布を得た。比較例8の不織布は、複合繊維不織布の上に、単一構造繊維不織布を積層させた、2層構成の不織布である。
比較例8の不織布をトップシートとして用い、コアラップシートには実施例1の不織布の代わりに目付量12g/m2のティシュペーパーを用いた以外は実施例1と同様にして、比較例1のおむつを得た。
<複合繊維および不織布の製造>
第2の成分におけるポリプロピレン系樹脂PP(融点162℃、MFR40g/10分)と、低結晶性ポリオレフィン樹脂PP1(融点52℃、MFR50g/10分)と、有機添加物(エルカ酸アミド5%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分エルカ酸アミドを5質量%の量で含む))と、無機顔料(酸化チタン50%PPマスターバッチ(ポリプロピレン系樹脂をベースとし有効成分酸化チタンを50質量%の量で含む)と、の配合比を、固形分換算で34質量%:60質量%:4質量%:2質量%とし、第1の成分と第2の成分とが30質量%:70質量%の配合比となるように複合した以外は実施例4と同様にして、複合繊維の紡出を行った。紡糸は可能であったが、積層される複合繊維の地合いが不良であったため、不織布の製造を中止した。
実施例および比較例について、以下の項目の評価試験を行った。
複合繊維の製造時に、繊維形成成分の溶融物を口金(ノズル)から吐出させ、延伸用エアにて延伸する工程において、糸同士の融着や糸切れによる紡糸不良などの問題が生じることなく実行することができたか否かを目視にて確認した。評価基準を以下のとおりとした。
○:何ら問題が無く紡糸が行われ、繊維の均一性は良好であった。
紡糸不良:糸切れなどにより、適性に紡糸が行われなかった。
地合不良:紡糸は出来たが、繊維同士の融着により得られた不織布(層)の地合いが劣っていた。
複合繊維の製造工程により得られた繊維、つまり、紡出され、冷却され、延伸されて所定の繊度にされた複合繊維について、日本工業規格JIS L1015に準拠して、繊維25mm当たりの繊維の捲縮数を求めた。
電子顕微鏡(日立製作所製S−3500N)を用いて、倍率1000倍の繊維不織布の写真を撮影した。繊維不織布を構成する繊維のうち、任意の繊維100本を選び、選択した繊維の幅(直径)を測定した。測定結果の平均を平均繊維径とした。
日本工業規格JIS Z8703(試験場所の標準状態)に規定する温度20±2℃、湿度65±2%の恒温室内で、不織布から採取した試験片をフッ素系不活性液体(3M社製 商品名:フロリナート)に浸漬し、Porous materials,Inc社製のキャピラリー・フロー・ポロメーター(Capillary Flow Porometer)「モデル:CFP-1200AE」を用いて、最大孔径(μm)、最小孔径(μm)及び平均孔径(μm)を測定した。
不織布の任意箇所について、JIS 1096に準拠し、厚さ測定器を用いて、10秒間、0.7kPaの下で厚みを測った。その結果と、不織布の目付、および不織布に使用した原料密度より、下記計算式にて求めた数値の小数点以下第1位を四捨五入して、空隙率を求めた。ただし、得られた不織布が積層体であった場合には、非捲縮繊維を主体とするスパンボンド不織布を除去して得た単層不織布を測定した。
不織布試料を20cm四方の形状にカットし、8枚1組を1サンプルとして、圧縮試験器(カトーテック株式会社製、KES-FB3-AUTO-A)にて、以下の設定条件により、測定を行った。1サンプルについて測定点数3点の測定を行い、3点の平均値を求めた。
不織布試料を20cm四方の形状にカットし、引張り・剪断試験器(カトーテック株式
会社製、KES-FB1-AUTO-A)に1枚セットして、標準測定条件にて剪断力の測
定を行った。得られた剪断角−剪断力のデータについて、正方向での剪断角0°付近の直
線部分の変化率DO+と、剪断角最大付近での変化率Dmax+と、負方向での剪断角0
°付近の直線部分の変化率DO−と、剪断角最小付近での変化率Dmax−と、を求めた
。変化率DO+と変化率DO−の平均値をDOとし、変化率Dmax+と変化率Dmax
−の平均値をDmaxとして、変化率の比DO/Dmaxを算出した。
○:表面にわずかなうねり程度のシワが見える
△:広いピッチのシワが観測される
×:ピッチの細かいシワが観測される
本実施で作成した不織布をカバーシートとして紙おむつに加工し、被験者50名に肌触り感を官能評価にて5段階評価(数字1から5のいずれかで示され、5が一番良い)してもらい、50名の平均値を肌触り感の評価値とした。
おむつを片手で持ち、30cmの距離を1秒間で往復させるように上下方向に振り、これを連続的に10回繰り返した。次いで、目視にて外観を確認し、破れがあったものや、内容物(SAP)が漏れ出てきたものを、「破れあり」と判定した。被験者50名に本試験をしてもらい、破れありと判定された数を数えた。枚数が少ないほど、破れにくく、性能が良好である。
試験結果を、図5および図6に示す。
本実施の形態に係る実施例の複合繊維を用いた不織布からなるシートを、本実施の形態による吸水性物品の吸収体の少なくとも一部を覆うシートとして用いた場合、エンボス加工によって吸水性物品にシート側から吸収体側に向かう凹みを形成する際に、シートが凹みに向かって引っ張られても、シートに破れが生じにくい。また、シートの下にSAP粒子のような比較的硬い材料がある場合であっても、凹みを形成するために圧搾した部分やその近傍において材料がシートを突き破って漏出することが抑制される。
前記第1の成分および前記第2の成分は、それぞれ熱可塑性樹脂を主成分とし 、
前記第1の成分は、長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を含み、
前記長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂は、ASTM D1238に準拠して荷重2.16kg、温度230℃で測定したメルトフローレートが4g/10分以上であることを特徴とする複合繊維。
a)メソペンタッド分率[mmmm]が、30モル%以上80モル%以下であり、
b)ラセミペンタッド分率[rrrr]と[1−mmmm]が、[rrrr]/[1−mmmm]≦0.1の関係を満たし、
c)ラセミメソラセミメソペンタッド分率[rmrm]が、2.5モル%を超え、
d)メソトリアッド分率[mm]、ラセミトリアッド分率[rr]、およびトリアッド分率[mr]が、[mm]×[rr]/[mr]2≦2.0の関係を満たし、
e)重量平均分子量[Mw]が、10,000以上200,000以下であり、
f)前記重量平均分子量[Mw]および数平均分子量[Mn]が、分子量分布[Mw]/[Mn]≦4の関係を満たし、
g)沸騰ジエチルエーテルによる抽出物の量が、低結晶性ポリオレフィン樹脂の全固形分を基準にして0質量%以上10質量%以下である、
を満たす低結晶性ポリオレフィン樹脂を、全固形分を基準にして5質量%以上50質量%以下の量で含むことを特徴とする[1]から[9]のいずれかに記載の複合繊維。
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
10W ウエスト周り開口部
10L 脚周り開口部
10J 閉じ合わせ部
10T 廃棄テープ
11 カバーシート
11A 切欠き部
11B インナーカバーシート
11C アウターカバーシート
12 バックシート(裏面シート)
13 吸収体
13B 親水性シート
13C コアラップ型吸収体
14 トップシート(表面シート)
15、17 糸ゴム
18 サイドシート
19 糸ゴム
21 凹部(溝)
21a 第1溝
21b 第2溝
22 圧搾部
24 平坦部
1001 偏芯芯鞘型複合繊維
1002 サイドバイサイド型複合繊維
1010、1110 第1の成分
1020、1120 第2の成分
1130、1140 押出機
1150 口金(ノズル)
1160 冷却用エア
1170 延伸用エア
1180 捕集コンベア
1190 熱エンボスロール
1200 ワインダー
G 複合繊維不織布層
H 単一構造繊維不織布層
Claims (10)
- 繊維形成成分である第1の成分と第2の成分とを含む複合繊維であって、
前記第1の成分および前記第2の成分は、それぞれ熱可塑性樹脂を主成分とし 、
前記第1の成分は、長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を含み、
前記長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂は、ASTM D1238に準拠して荷重2.16kg、温度230℃で測定したメルトフローレートが4g/10分以上であることを特徴とする複合繊維。 - 前記第1の成分は、前記長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂を、前記第1の成分の全固形分を基準にして、0.5質量%以上10質量%以下の量で含むことを特徴とする、請求項1に記載の複合繊維。
- 前記複合繊維は、前記第1の成分を、前記複合繊維の全固形分を基準として10質量%以上40質量%以下の量で含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の複合繊維。
- 前記第1の成分および前記第2の成分は、それぞれ各成分の全固形分を基準にして90質量%以上100質量%以下の量で熱可塑性樹脂を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の複合繊維。
- 前記第1の成分および前記第2の成分は、それぞれポリプロピレンを主成分とすることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の複合繊維。
- 前記第1の成分はポリプロピレンを主成分とし、前記長鎖分岐構造ポリオレフィン樹脂は長鎖分岐構造ポリプロピレンであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の複合繊維。
- 前記複合繊維は、前記第1の成分を芯成分とし前記第2の成分を鞘成分とする芯鞘型複合繊維であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の複合繊維。
- 前記芯鞘型複合繊維は、偏芯芯鞘型複合繊維であることを特徴とする、請求項7に記載の複合繊維。
- 前記複合繊維は、サイドバイサイド型複合繊維であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の複合繊維。
- 前記第1の成分または第2の成分の少なくとも一方に、下記a)からg)、
a)メソペンタッド分率[mmmm]が、30モル%以上80モル%以下であり、
b)ラセミペンタッド分率[rrrr]と[1−mmmm]が、[rrrr]/[1−mmmm]≦0.1の関係を満たし、
c)ラセミメソラセミメソペンタッド分率[rmrm]が、2.5モル%を超え、
d)メソトリアッド分率[mm]、ラセミトリアッド分率[rr]、およびトリアッド分率[mr]が、[mm]×[rr]/[mr]2≦2.0の関係を満たし、
e)重量平均分子量[Mw]が、10,000以上200,000以下であり、
f)前記重量平均分子量[Mw]および数平均分子量[Mn]が、分子量分布[Mw]/[Mn]≦4の関係を満たし、
g)沸騰ジエチルエーテルによる抽出物の量が、低結晶性ポリオレフィン樹脂の全固形分を基準にして0質量%以上10質量%以下である、
を満たす低結晶性ポリオレフィン樹脂を、全固形分を基準にして5質量%以上50質量%以下の量で含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の複合繊維。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201780092145.0A CN110770381A (zh) | 2017-06-14 | 2017-12-12 | 吸收体复合体 |
PCT/JP2017/044620 WO2018230013A1 (ja) | 2017-06-14 | 2017-12-12 | 吸収体複合体 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118254 | 2016-06-14 | ||
JP2016118254 | 2016-06-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017222972A true JP2017222972A (ja) | 2017-12-21 |
JP6350722B2 JP6350722B2 (ja) | 2018-07-04 |
Family
ID=60686283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017117299A Active JP6350722B2 (ja) | 2016-06-14 | 2017-06-14 | 複合繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6350722B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020105641A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 東レ株式会社 | スパンボンド不織布 |
US20210258693A1 (en) * | 2018-11-06 | 2021-08-19 | Yamaha Corporation | Speaker Diaphragm |
WO2021201632A1 (ko) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | 도레이첨단소재 주식회사 | 부직포, 부직포 적층체, 물품 및 부직포의 제조방법 |
WO2022044892A1 (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-03 | 出光興産株式会社 | 捲縮繊維からなる不織布 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02139469A (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-29 | Unitika Ltd | 熱接着長繊維からなる不織布 |
JP2000160428A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | Chisso Corp | ポリエチレン系繊維およびこれを用いた不織布 |
JP2001140158A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-22 | Chisso Corp | 伸縮性複合化不織布及びこれを用いた吸収性物品 |
JP2002069753A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-08 | Japan Polychem Corp | 芯鞘型ポリオレフィン複合繊維およびそれからなる不織布 |
WO2008038536A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Mitsui Chemicals, Inc. | Longue fibre composite du type fendu, tissu non tissé fait de longues fibres composites du type fendu, et tissu non tissé à fibres fendues |
WO2009001871A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 弾性不織布、その製造方法及び該弾性不織布を用いた繊維製品 |
WO2012105602A1 (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-09 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 顕在捲縮性複合短繊維とその製造方法、繊維集合物および衛生物品 |
JP2013053387A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Teijin Fibers Ltd | 熱接着性複合繊維およびその製造方法 |
-
2017
- 2017-06-14 JP JP2017117299A patent/JP6350722B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02139469A (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-29 | Unitika Ltd | 熱接着長繊維からなる不織布 |
JP2000160428A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | Chisso Corp | ポリエチレン系繊維およびこれを用いた不織布 |
JP2001140158A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-22 | Chisso Corp | 伸縮性複合化不織布及びこれを用いた吸収性物品 |
JP2002069753A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-08 | Japan Polychem Corp | 芯鞘型ポリオレフィン複合繊維およびそれからなる不織布 |
WO2008038536A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Mitsui Chemicals, Inc. | Longue fibre composite du type fendu, tissu non tissé fait de longues fibres composites du type fendu, et tissu non tissé à fibres fendues |
WO2009001871A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 弾性不織布、その製造方法及び該弾性不織布を用いた繊維製品 |
WO2012105602A1 (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-09 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 顕在捲縮性複合短繊維とその製造方法、繊維集合物および衛生物品 |
JP2013053387A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Teijin Fibers Ltd | 熱接着性複合繊維およびその製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ポリエチレン樹脂, JPN6018003337, 1970, pages 49 - 52, ISSN: 0003742673 * |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210258693A1 (en) * | 2018-11-06 | 2021-08-19 | Yamaha Corporation | Speaker Diaphragm |
US11974110B2 (en) * | 2018-11-06 | 2024-04-30 | Yamaha Corporation | Speaker diaphragm |
JP2020105641A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 東レ株式会社 | スパンボンド不織布 |
JP7211070B2 (ja) | 2018-12-26 | 2023-01-24 | 東レ株式会社 | スパンボンド不織布 |
WO2021201632A1 (ko) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | 도레이첨단소재 주식회사 | 부직포, 부직포 적층체, 물품 및 부직포의 제조방법 |
KR20210123126A (ko) * | 2020-04-02 | 2021-10-13 | 도레이첨단소재 주식회사 | 부직포, 부직포 적층체, 물품 및 부직포의 제조방법 |
KR102320794B1 (ko) * | 2020-04-02 | 2021-11-02 | 도레이첨단소재 주식회사 | 부직포, 부직포 적층체, 물품 및 부직포의 제조방법 |
CN115552064A (zh) * | 2020-04-02 | 2022-12-30 | 东丽尖端素材株式会社 | 非织造织物和其层压物、包括所述层压物的物品、以及制备所述非织造织物的方法 |
WO2022044892A1 (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-03 | 出光興産株式会社 | 捲縮繊維からなる不織布 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6350722B2 (ja) | 2018-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6365734B2 (ja) | 不織布および吸収性物品 | |
JP6216013B2 (ja) | 不織布、吸収性物品用シート、ならびにそれを用いた吸収性物品 | |
JP4166786B2 (ja) | タフト付きラミネートウェブ | |
US7682686B2 (en) | Tufted fibrous web | |
CA2611314C (en) | Tufted fibrous web | |
CN100564641C (zh) | 簇状的层压纤维网 | |
JP6350722B2 (ja) | 複合繊維 | |
JP6365733B2 (ja) | 不織布および吸収性物品 | |
KR20070048213A (ko) | 확장가능한 흡수 코어 및 흡수 물품 | |
JP2006511737A (ja) | タフト化した繊維ウェブ | |
CN107411884A (zh) | 包括流体处理区的吸收制品 | |
JP6927299B2 (ja) | 不織布 | |
JP2010281003A (ja) | 化粧料含浸用皮膚被覆シート及びその製造方法、並びにこれを用いたフェイスマスク | |
KR101164703B1 (ko) | 음순간 패드 | |
JP2009090143A (ja) | 陰唇間パッド | |
KR101949754B1 (ko) | 적층 부직포와 그 제품 | |
WO2018230013A1 (ja) | 吸収体複合体 | |
JP5529631B2 (ja) | 吸収性物品 | |
KR102102480B1 (ko) | 통기성 강화 팬티라이너 | |
CN219010626U (zh) | 水刺无纺布、复合无纺布及卫生吸收制品 | |
JP2021132701A (ja) | 吸収性物品用不織布及び吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171215 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20171215 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20171227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180521 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6350722 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |