JP2017222292A - 転てつ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】鎖錠開始後の鎖錠体の超過回転を抑制して、当該超過回転に起因する転換動作の開始遅れを抑制する。【解決手段】部分ピニオン144及び鎖錠体146と一体に回転するカム板160と、そのカムフォロワー170とを設ける。カム板160の外周面には定位ノッチ部161と反位ノッチ部162とが設けられている。モータの回転慣性で鎖錠体146が鎖錠を開始して更に所定角度まで回転すると、カムフォロワー170が定位ノッチ部161又は反位ノッチ部162の何れかに突入して係合し超過回転を抑制する。また、超過回転を抑制することで生じる反動も抑制する。【選択図】図7

Description

本発明は、鉄道の分岐器を転換・鎖錠する転てつ機に関する。
鉄道の分岐器を転換・鎖錠する転てつ機であって、電動モータで駆動されるピニオンを動作桿のラックと噛み合わせることで動作桿を移動させ、動作桿と一体に移動する被鎖錠体に、ピニオンとともに回転する鎖錠体を当接させることで動作桿の移動を規制する転てつ機の技術が公知である(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−88454号公報
特許文献1に開示された転てつ機では、分岐器の転換が終わり、動作桿が移動を停止して被鎖錠体に鎖錠体が当接を開始した時点で鎖錠状態となる。しかし、鎖錠体は、動力源側(電動モータ側)の慣性力によって、被鎖錠体に当接を開始した後もピニオンとともに更に回転を続け得る。換言すると、超過回転し得る。
超過回転の角度は、電動モータへの電力供給を断つタイミングと、転てつ機の作動負荷の大きさによって変わる。一般的には、電力供給を断つタイミングが遅いほど超過回転の角度が大きくなり、作動負荷が大きいほど小さくなる。そして、超過回転が大きくなると、逆転換をしようとするときに、鎖錠が解除されるまでに時間を要して動作桿の移動開始が遅くなり、決められた転換時間内で転換を完了させる時間的な余裕が少なくなる。
こうした「超過回転に起因する転換動作の開始遅れ」は、転てつ機を単体で使用する場合にも問題となり得るが、複数台の転てつ機を同時使用する場合に問題が顕在化し易い。例えば、2台の転てつ機を使って大きな番数の分岐器を転換させる場合、2台がほぼ同時に転換動作を開始し、ほぼ同時に転換動作を終了させるのが望ましい。しかし、2台の転てつ機で作動負荷の大きさに差があると、「超過回転に起因する転換動作の開始遅れ」により一方の転てつ機は既に転換動作を始めているにも拘わらず、他方はまだ転換動作を開始できていない状態が生まれる。結果、動作桿を移動開始させる時間が遅くなり、決められた転換時間内で転換を完了させる時間的な余裕が少なくなってしまう。加えて、2台の転てつ機で転換する分岐器を1台で転換する状態が生じ、転換不能に至る場合が起こり得る。
本発明は、こうした事情を鑑みてなされたものであり、鎖錠開始後の鎖錠体の超過回転を抑制して、当該超過回転に起因する転換動作の開始遅れを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、鉄道用分岐器の可動レールを転換するために移動するラックを備えた動作桿と、前記動作桿の前記ラックと噛み合うことで前記動作桿を移動させるピニオンと、前記動作桿と一体に移動する被鎖錠体と、前記ピニオンと一体に回転する鎖錠体とを有し、前記可動レールの転換終了の際に慣性による前記ピニオンの回転によって前記被鎖錠体と前記鎖錠体とが当接することで前記動作桿の移動を規制する鎖錠機構部と、前記当接が成立した後の前記慣性による前記ピニオンの回転が所定角度よりも超過回転することを抑制する回転抑制部と、前記回転抑制部の抑制に伴う反動で前記ピニオンが逆回転することを抑制する反動抑制部と、を備えた転てつ機である。
第2の発明は、前記回転抑制部が、前記ピニオンと一体に回転するカムと、前記カムのカム面に当接するカムフォロワーとを有し、前記カムフォロワーが前記カムのノッチ部に突入することで前記超過回転を抑制する、第1の発明の転てつ機である。
第3の発明は、前記ノッチ部のカム面が、前記カムフォロワーが出入りする出入側よりも、当該出入側の逆側のほうが急斜面に設定されている、第2の発明の転てつ機である。
第4の発明は、前記カムフォロワーが、前記カム面に当接するように付勢されており、前記慣性による前記ピニオンの回転によって、前記カムフォロワーの当接位置が前記ノッチ部の前記出入側に達した場合に、前記付勢によってノッチ最深部への前記カムフォロワーの進入を促進させて、当該ノッチ最深部で前記ピニオンの回転を停止させる構成をなす、第3の発明の転てつ機である。
第5の発明は、前記ノッチ部には、前記可動レールを定位に転換する場合の前記超過回転を抑制する定位用ノッチ部と、反位に転換する場合の前記超過回転を抑制する反位用ノッチ部とが有り、1つの前記カムフォロワーが、転換動作方向に応じて前記定位用ノッチ部又は前記反位用ノッチ部に突入して前記超過回転を抑制する、第2〜第4の何れかの発明の転てつ機である。
第1〜第5の何れかの発明によれば、動作桿と一体に移動する被鎖錠体と、ピニオンとともに回転する鎖錠体とを当接させることで動作桿の移動を規制する転てつ機において、鎖錠開始後の鎖錠体の超過回転の抑制とその反動の抑制とを実現し、当該超過回転に起因する転換動作の開始遅れを抑制することができる。
電気転てつ機の構成例と使用形態例とを説明するための鉄道線路用ポイントの周辺を示す平面図。 転換機構部を選択的に示す部分拡大図。 図2におけるA−A断面図。 転換機構部の動作説明図(その1)。 転換機構部の動作説明図(その2)。 転換機構部の動作説明図(その3)。 転換機構部の動作説明図(その4)。 転換機構部の動作説明図(その5)。 転換機構部の変形例を示す図(その1)。 転換機構部の変形例を示す図(その2)。
図1は、本実施形態における電気転てつ機の構成例と使用形態例とを説明するための鉄道線路用ポイントの周辺を示す平面図である。尚、電気転てつ機のケースの上蓋を一部カットして、ケース内部が見えるように表している。また、以降では、電気転てつ機を単体で使用する場合を例示するが、複数台を使用する場合も同様である。
本実施形態における電気転てつ機100は、鉄道用線路のポイント2の分岐器4に対して所定位置に固定され、分岐器4に接続して使用される。
分岐器4は、連結板8により一体に連結された可動レール10を、基本レール6の間で、枕木12に固定した床板14の上で枕木長手方向にスライド自在に支持している。可動レール10の先端部付近の枕木は、通常の枕木12よりも長尺な転てつ機用枕木12Bとされ、基本レール6の外側に延びた部分には床板14に連結された鉄製の敷板18が設置されている。電気転てつ機100は、この敷板18に固定される。そして、動作桿102には、転てつ棒16を介して連結板8が連結され、鎖錠桿104には接続桿20を介して可動レール10の先端部が連結される。
電気転てつ機100は、開閉式のケース101内に、回路制御器110と、制御リレー112と、外部端子板114と、減速機構部120と、転換機構部140と、を内蔵する。そして、ケース101の外側部にはモータ250を備える。
電源や外部装置(例えば連動装置等)との信号に必要なケーブル類は外部端子板114に集約されたのちケーブル束109としてケース101から纏めて引き出される。
連動装置から転換指令信号を受信すると、制御リレー112が作動してモータ250に電力が供給される。モータ250の回転力は、減速機構部120へ伝わり、更に減速機構部120から転換機構部140へと伝わり、転換機構部140によって電気転てつ機100の解錠・転換・鎖錠の一連の動作が行われる。そして、転換終了時に回路制御器110がモータ電源を遮断すると共に鎖錠機構部の鎖錠状態を確認し、転換完了信号を連動装置に送信する。
減速機構部120は、モータ側からの駆動力を受ける受動歯車部として、例えばモータ250の駆動軸に取り付けられたピニオンギア122と、これに噛み合うベベルギア124と、当該ベベルギア124の回転軸に設けられた第1減速ギア126と噛み合う中間ギア128と、当該中間ギア128の回転軸に設けられた第2減速ギア130と噛み合う最終歯車である転換ギア132とを含んで構成される。
図2は、本実施形態における転換機構部140を選択的に示す部分拡大図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。
転換機構部140は、減速機構部120で減速された回転動力を、動作桿102の直動運動に変換する。例えば、転換機構部140は、転換ギア132と同軸の回転軸142に固定された、部分ピニオン144と、鎖錠体146と、カム板160と、カムフォロワー170と、を含んで構成される。また、転換機構部140は、動作桿102に設けられた歯列で成るラック150と、当該ラックの横に固定された被鎖錠体152と、を含んで構成される。
図3に示すように、転換ギア132側(図3で言うところの左側)から順に、部分ピニオン144、鎖錠体146、カム板160の順番で隣接して同軸で固定されている。ラック150を有する動作桿102は、部分ピニオン144と同じ高さで定位/反位方向にスライド可能にケース101に支持されている。また、鎖錠体146と被鎖錠体152とは同じ高さに設けられており、カム板160とカムフォロワー170とが同じ高さに設けられている。
図2に戻って、部分ピニオン144は、間欠ピニオンギアである。すなわち、一般的なピニオンギアが全周に歯を有するのに対して、部分ピニオン144は約半周分の歯を欠いて作られている。歯の欠いた部分は、歯底円よりも小径とされる。そして、部分ピニオン144は、動作桿102のラック150と噛み合い可能に構成されている。
鎖錠体146は、円板を部分的に小径にした部分異径板であって、部分ピニオン144の歯先円よりも大径な略半月状の大径部146aと、部分ピニオン144の歯底円よりも小径な小径部146bとを有する。大径部146aは、部分ピニオン144の歯欠け部分に跨り、その両端は部分ピニオン144の両端の歯(始端の歯144a〜終端の歯144b)にかかる。
被鎖錠体152は、鎖錠体146と同じか、やや薄い板厚の板部材であって、左右の隅に、鎖錠体146の大径部146aの径と同じ曲率の第1凹曲面部152a及び第2凹曲面部152bを備える。そして、第1凹曲面部152a及び第2凹曲面部152bが、ラック150の歯列に沿うようにして、動作桿102の上側(図2の向かって手前側)に固定されている。
カム板160は、部分ピニオン144の歯先円よりも小径の円板をベースに、その外周側面にカム面を形成した円板カムである。すなわち、カム板160の径の変化がカムの動径(いわゆるカムプロフィール)を形成する。そして、本実施形態のカム板160は、ノッチ状のマイナス曲面部となる定位ノッチ部161と反位ノッチ部162とを備える。
定位ノッチ部161は、当該マイナス曲面部の最深部(底部)を境に、時計回り方向(動作桿102をX2方向に移動させるための回転軸142の回転方向)の突き当たり斜面と、反時計回り方向(動作桿102をX1方向に移動させるための回転軸142の回転方向)の出入り側斜面と、ではプロフィールが異なるように作られている。具体的には、時計回り方向の突き当たり側斜面の角度と反時計回り方向の出入り側斜面の角度とを比べると、前者の方が急に作られており後者の方が緩く作られている。
対して、反位ノッチ部162のカムプロフィールは、定位ノッチ部161のそれを回転方向に反転させた形状を有しており、時計回り方向の出入り側斜面の角度と反時計回り方向の突き当たり側斜面の角度を比べると、後者の方が急に作られており前者の方が緩く作られている。
カムフォロワー170は、ローラ171をカム板160へ向けて付勢しつつ、カム板160の外周面の接線に対して直交又は略直交させる方向にローラ171を従動可能に支持する。具体的には、ローラ171は、ケース101に固定されたシリンダ172を貫通するピストン棒173の先端に固定されている。ピストン棒173のシリンダ内部分にはフランジ状のバネ受け部174が設けられており、このバネ受け部174がシリンダ内に封入されたコイルバネ175の一端に当接して、ローラ171をカム板160へ向けて付勢するようにピストン棒173が付勢力を受けている。
[動作の説明]
次に、本実施形態における電気転てつ機100の転換機構部140周りの動作について詳細に説明する。図4〜図7は、転換機構部140の動作説明図であって、時系列順に図番が付けられている。何れの図においても、図の下側が転換機構部140の全体概略図、図の上側がカム板160及びカムフォロワー170周りの部分詳細図に相当する。
さて、図4は、動作桿102のX1方向(定位方向)への移動が完了し、鎖錠態勢に入る直前の転換機構部140の状態を示している。この時、モータ250への電力供給は終了しているが、モータ250及び減速機構部120は、それら自身の回転慣性により惰性的に回転し続けている。図4の例では、回転軸142及び鎖錠体146は、反時計回りに回転を続けており、鎖錠体146の大径部146aの角部が被鎖錠体152の左端に当接してこれをX1方向へ少しばかり押す。
この結果、図5の鎖錠状態となる。すなわち、被鎖錠体152は回転軸142から遠ざけられ、鎖錠体146の大径部146aが、第1凹曲面部152aの外側に沿って入り込む。これにより、鎖錠体146と被鎖錠体152とが当接して動作桿102の移動を規制する鎖錠機構部190として機能するようになる。
また、図5の状態においては、カムフォロワー170のローラ171は、定位ノッチ部161の出入り側斜面に差し掛かっている。ここから、モータ250と減速機構部120とが、それらに残された回転慣性により更に回転を続けると、ローラ171は定位ノッチ部161の出入り側斜面に入る。この定位ノッチ部161の出入り側斜面は、ローラ171が定位ノッチ部161の最深部へ進入するのを促進させる。
そして終には、図6に示すように、カムフォロワー170のローラ171が定位ノッチ部161の最深部まで突入するに至る。そして、ローラ171が定位ノッチ部161に突入することで、これらの凹凸係合が、部分ピニオン144及び鎖錠体146の回転が所定角度(ローラ171が定位ノッチ部161に突入している状態の角度)よりも超過回転することを抑制する回転抑制部192として機能し、部分ピニオン144及び鎖錠体146の超過回転を抑制するように作用する。
すなわち、前述のように、定位ノッチ部161の突き当たり側斜面161aは急斜面を為している。その斜度及び定位ノッチ部161の深さは、モータ250及び減速機構部120に残されている惰性の回転エネルギーでは、ローラ171が定位ノッチ部161の突き当たり側斜面161aを乗り上げできないように設定されている。そのため、カムフォロワー170のローラ171が定位ノッチ部161に突入してから、更にモータ250及び鎖錠体146を含む減速機構部120が回転を続けようとしても、ローラ171は突き当たり側斜面161aを乗り上げできない。つまり、カムフォロワー170と定位ノッチ部161の突き当たり側斜面161aとの凹凸係合が、回転抑制部192として機能する。
また、もしもこの反動として、モータ250及び鎖錠体146を含む減速機構部120が逆回転しようとしても、図7に示すように、ローラ171が定位ノッチ部161の出入り側斜面161bを登らなければならない。そして、出入り側斜面161b及び定位ノッチ部161の深さは、反動したモータ250及び鎖錠体146を含む減速機構部120の慣性では、ローラ171が定位ノッチ部161の出入り側斜面161bを登り切れないように設定されている。つまり、ローラ171と定位ノッチ部161の出入り側斜面161bとの凹凸係合が、超過回転の抑制に伴う反動で部分ピニオン144及び鎖錠体146とが逆回転することを抑制する反動抑制部194としての働きをする。
よって、本実施形態の電気転てつ機100では、鎖錠開始後の鎖錠体146の超過回転の抑制とその反動とを抑制し、当該超過回転に起因する転換動作の開始遅れを抑制することができる。また、鎖錠後は所定位置での回転停止を促進させる構造となっているため、定位/反位の方向への転換動作の開始タイミングを一定に保つ作用効果を奏する。
動作桿102をX2方向(反位方向)へ移動させた後は、図8に示すように、ローラ171が反位ノッチ部162に突入することで、ローラ171が定位ノッチ部161に突入した場合と比較して回転方向の関係こそ反転しているが全く同様の作用効果を発揮する。つまり、ローラ171と反位ノッチ部162との凹凸係合が、回転抑制部192及び反動抑制部194として機能し、鎖錠開始後の鎖錠体146の超過回転とその反動とを抑制して、超過回転に起因する転換動作の開始遅れを抑制することとなる。
なお、モータ250に電力が供給されて駆動した場合、カムフォロワー170のローラ171が定位ノッチ部161或いは反位ノッチ部162に突入していたとしても、出入り側斜面は緩斜面(鎖錠体146の外周に達した位置に求められる接線に対して45°以下の緩斜面)であるため、駆動トルクにより容易に脱出することができる。
〔変形例〕
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明を適用可能な形態は上記に限られず、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
[その1]
例えば、図9に示すように、定位ノッチ部161の突き当たり側斜面と、反位ノッチ部162の突き当たり側斜面とが、単に急な斜面と言うよりも「壁」として機能するように、定位ノッチ部161及び反位ノッチ部162のプロフィールを構成してもよい。
[その2]
また、定位ノッチ部161及び反位ノッチ部162のプロフィールは、曲線により構成されるとは限らず、図10に示すように、複数の直線で構成するとしてもよい。
4…分岐器
10…可動レール
100…電気転てつ機
102…動作桿
120…減速機構部
140…転換機構部
142…回転軸
144…部分ピニオン
146…鎖錠体
146a…大径部
150…ラック
152…被鎖錠体
152a…第1凹曲面部
152b…第2凹曲面部
160…カム板
161…定位ノッチ部
162…反位ノッチ部
170…カムフォロワー
171…ローラ
190…鎖錠機構部
192…回転抑制部
194…反動抑制部
250…モータ

Claims (5)

  1. 鉄道用分岐器の可動レールを転換するために移動するラックを備えた動作桿と、
    前記動作桿の前記ラックと噛み合うことで前記動作桿を移動させるピニオンと、
    前記動作桿と一体に移動する被鎖錠体と、前記ピニオンと一体に回転する鎖錠体とを有し、前記可動レールの転換終了の際に慣性による前記ピニオンの回転によって前記被鎖錠体と前記鎖錠体とが当接することで前記動作桿の移動を規制する鎖錠機構部と、
    前記当接が成立した後の前記慣性による前記ピニオンの回転が所定角度よりも超過回転することを抑制する回転抑制部と、
    前記回転抑制部の抑制に伴う反動で前記ピニオンが逆回転することを抑制する反動抑制部と、
    を備えた転てつ機。
  2. 前記回転抑制部は、前記ピニオンと一体に回転するカムと、前記カムのカム面に当接するカムフォロワーとを有し、前記カムフォロワーが前記カムのノッチ部に突入することで前記超過回転を抑制する、
    請求項1に記載の転てつ機。
  3. 前記ノッチ部のカム面は、前記カムフォロワーが出入りする出入側よりも、当該出入側の逆側のほうが急斜面に設定されている、
    請求項2に記載の転てつ機。
  4. 前記カムフォロワーは、前記カム面に当接するように付勢されており、
    前記慣性による前記ピニオンの回転によって、前記カムフォロワーの当接位置が前記ノッチ部の前記出入側に達した場合に、前記付勢によってノッチ最深部への前記カムフォロワーの進入を促進させて、当該ノッチ最深部で前記ピニオンの回転を停止させる構成をなす、
    請求項3に記載の転てつ機。
  5. 前記ノッチ部には、前記可動レールを定位に転換する場合の前記超過回転を抑制する定位用ノッチ部と、反位に転換する場合の前記超過回転を抑制する反位用ノッチ部とが有り、
    1つの前記カムフォロワーが、転換動作方向に応じて前記定位用ノッチ部又は前記反位用ノッチ部に突入して前記超過回転を抑制する、
    請求項2〜4の何れか一項に記載の転てつ機。
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