JP2017221436A - 子守帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】子供の頭からの脱落を抑制させることが可能な子守帯を提供する。
【解決手段】子守帯100は、本体70と、本体70に設けられた第1大人用肩ベルト30および第2大人用肩ベルト40と、本体70と第1大人用肩ベルト30の上方における第1接続箇所30aと本体70と第2大人用肩ベルト40の上方における第2接続箇所40aの間から伸び出した第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、子守帯に関する。
従来より、大人が乳幼児等の子供を抱く際に、子守帯が使用されている。
このような子守帯としては、例えば、特許文献1(特開2006−25857号公報)、特許文献2(特開2013−162974号公報)、および、特許文献3(特許第5902265号)の各文献に記載の子守帯が提案されている。
このうち、特許文献1では、子供の頭部を支えることができるようにヘッドサポート部が設けられており、当該ヘッドサポート部を起立させた状態とするために調節ベルトが設けられた子守帯が提案されている。
また、特許文献2および特許文献3では、子供の股当ての上端の左右それぞれの突出部に設けられたバックルを、左右の大人用肩ベルトとシート上端との各接合箇所に設けられたバックルに対して連結させることで、子供をシートと股当てとの間に拘束させる子守帯が提案されている。
これらの特許文献に記載の子守帯は、いずれも、子供が縦になった状態で抱くあるいは背負う場合については、子供の重力が股当て側に作用する状態での使用のみが想定されている。
ところが、子守帯を用いて子供を大人が抱いている状態で、大人の足下に落ちているものを拾い上げようとする場合等のように、大人が前屈みの状態になった場合には、子供の重力が股当て側とは異なる方向に作用することがある。このような場合には、上述の各特許文献に記載の子守帯では、大人が前屈みの状態になった場合に、子供が頭から落下してしまうというおそれがある。この子供が頭から落下してしまうことは、子供が大人の前で対面する「対面抱き」であっても、子供の背中が大人側を向いた「前向き抱き」であっても、さらには子供を大人が背負う「おんぶ」であっても同様に問題となる。なお、「おんぶ」の場合には、大人の視界に子供が入りづらいことから、特に問題となりがちである。
具体的には、特許文献1に記載の子守帯では、ヘッドサポート部の起立状態を調節するための調節ベルトが設けられているものの、当該調節ベルトは大人の肩に掛けられる大人用ベルトの途中に対して固定されている。したがって、子供の頭の周囲には、大人の肩幅程度に広がった空間が形成されているため、上述した子供の頭からの落下を防ぐための構造とはなっていない。
また、特許文献2および特許文献3に記載の子守帯では、子供の股当ての上端において、左方向に伸び出してバックルが設けられた部分と右方向に伸び出してバックルが設けられた部分とを有しているが、当該部分は、左右の大人用肩ベルトとシート上端との各接合箇所に連結されている。このため、上記特許文献1に記載の子守帯と同様に、子供の頭の周囲には、大人の肩幅程度に広がった空間が形成されているため、上述した子供の頭からの落下を防ぐための構造とはなっていない。
本発明の課題は、上述した点に鑑みてなされたものであり、子供の頭からの脱落を抑制させることが可能な子守帯を提供することにある。
第1観点に係る子守帯は、本体と、第1大人用肩ベルトと、第2大人用肩ベルトと、子供用肩ベルトと、を備えている。第1大人用肩ベルトは、本体に取り付けられている。第2大人用肩ベルトは、本体に取り付けられている。子供用肩ベルトは、第1接続箇所と第2接続箇所の間から伸び出している。第1接続箇所は、本体と第1大人用肩ベルトの上方における接続箇所である。第2接続箇所は、本体と第2大人用肩ベルトの上方における接続箇所である。
この子供用肩ベルトは、1つの部材によって構成されていてもよいし、2以上の複数の部材によって構成されていてもよい。1つの部材によって構成されている場合には、例えば、その両端の一方が本体に対して着脱可能に構成されていることが好ましい。また、子供用肩ベルトは、子供の首の右側と左側と前側とを連なるように設けられている必要はなく、少なくとも子供の左右のいずれかの肩の上方において前後方向に伸びていることが好ましく、子供の左右の肩のいずれにおいても前後方向に伸びていることがより好ましい。ここで、子供の左右の肩のいずれかのみに子供用肩ベルトが設けられる場合には、第1接続箇所と第2接続箇所の間の部分とは反対側の端部は、正面視における左右方向の同じ位置またはより子供の中心側の位置において他の部分(子守帯における他の部分)に固定されることが好ましい。さらに、子供の左右の肩のいずれにおいても子供用肩ベルトが前後方向に伸びるように設けられる場合には、左右の子供用肩ベルトの端部同士が連結可能であってもよいし、左右の子供用肩ベルトがそれぞれ異なる他の部分(子守帯における他の部分)に対して固定されていてもよい。左右の子供用肩ベルトがそれぞれ異なる他の部分(子守帯における他の部分)に対して固定される場合には、左右の子供用肩ベルトのうち少なくともいずれかが、正面視における左右方向の同じ位置またはより子供の中心側の位置において他の部分(子守帯における他の部分)に固定されていることが好ましい。
一般に、子供の肩幅は大人の肩幅よりも小さいため、仮に、子供用肩ベルトを大人用肩ベルトに対して接続固定していた場合には、子供用肩ベルトを子供の肩の近くに位置させることが難しい。
これに対して、この子守帯では、子供用肩ベルトが、本体の上方のうち第1大人用肩ベルトと第2大人用肩ベルトとの各接続箇所の間から伸び出すようにして設けられている。ここで、子供用肩ベルトをより確実に子供の肩の近くに位置させることが可能になっている。したがって、使用時に大人が前屈みになったとしても、子供の肩を子供用肩ベルトによって支えることが可能となる。
これにより、子供の頭からの脱落を抑制させることが可能となる。
第2観点に係る子守帯は、第1観点に係る子守帯であって、首回り長さ調整機構をさらに備えている。首回り長さ調整機構は、子供用肩ベルトを含む子供の首回りを取り囲む部分を子供の首回りに近づける程度を調整可能である。
ここで、子守帯のうち子供の首回りを囲む部分は、子供用肩ベルトを含んでいれば特に限定されず、子供用肩ベルトと本体下方から伸び出すように設けられた股当ての上方部分をさらに含んでいてもよい。
この首回り長さ調整機構は、特に限定されず、子供用肩ベルト自体の長さが調節可能なもので構成されていてもよいし、本体下方から伸び出すように設けられた股当てを備えている場合には子供用肩ベルト自体の長さは調節できずに子供用肩ベルトを股当てに対して固定させる位置が可変となるように構成(例えば、面ファスナーや複数のボタンを用いて構成)されていてもよい。
この子守帯では、首回り長さ調整機構によって子供の首回りを取り囲む部分を子供の首回りに近づける程度を調節可能であるため、子供の大きさに応じた調整が可能となり、子供の頭からの脱落をより確実に抑制することが可能になる。
なお、子供の頭からの脱落を抑制しつつ、子供の肩周辺を過度に締め付けることがないようにすることも可能となる。
第3観点に係る子守帯は、第2観点に係る子守帯であって、子供用肩ベルトは、長さ調整が可能である。首回り長さ調整機構は、子供用肩ベルトの長さを調節することによる調整機構である。
この子守帯では、子供用肩ベルトの長さを調節することによって、子供の大きさに対応することが可能となり、子供用肩ベルトをより子供の近くに位置させることが可能になる。
第4観点に係る子守帯は、第1観点から第3観点のいずれかに係る子守帯であって、股当てと、上下長さ調整機構と、をさらに備えている。股当ては、本体の下方から伸び出している。上下長さ調整機構は、子供用肩ベルトの一部を股当ての上下方向における異なる位置に係止可能である。
この子守帯では、子供の大きさに応じて、子供用肩ベルトの股当てに対する係止位置を変えることが可能になる。具体的には、より大きな子供に使用する場合には、子供用肩ベルトを股当てのより上方の位置で係止させ、より小さな子供に使用する場合には、子供用肩ベルトを股当てのより下方の位置で係止させることで、子供の大きさに応じて安定的に子供を保持することが可能になる。
第5観点に係る子守帯は、第4観点に係る子守帯であって、股当ては、上方筒状部と、上方筒状部よりも下方に位置する少なくとも1つの下方筒状部と、を有している。上下長さ調整機構は、子供用肩ベルトの一部の通過位置を、上方筒状部内と下方筒状部内とで選択可能とすることによる調整機構である。
この股当ては、上方筒状部と下方筒状部を有しているが、さらに別の筒状部をさらに上方、さらに下方またはこれらの間に有していてもよい。また、複数の筒状部の境界が面ファスナーやボタン等の固定具によって構成されており、複数の筒状部同士を繋げて大きな筒状部に変形可能に構成されていてもよい。
なお、子供用肩ベルトを下方筒状部に通す場合に上方筒状部を子供側もしくは子供側とは反対側に折り畳むことができるように、上方筒状部と下方筒状部との間が折り曲げ可能に構成されていることが好ましい。なお、上方筒状部を下方筒状部に対して折り曲げる場合には、上方筒状部がクッション機能を兼ね備えている場合には、子供側に折り込むことが好ましい。
この子守帯では、子供の大きさに応じて、子供用肩ベルトを通過させる股当ての筒状部の通過位置を選択することにより、子供を安定的に保持することが可能になる。具体的には、より大きな子供に使用する場合には、子供用肩ベルトを上方筒状部に通し、より小さな子供に使用する場合には、子供用肩ベルトを下方筒状部に通すことで、子供の大きさに応じて子供を安定的に保持することが可能になる。
また、子供用肩ベルトを股当ての筒状部の内側を通過させることにより、子供用肩ベルトが子供の首に巻き付いてしまうおそれを低減させることができる。
第6観点に係る子守帯は、第5観点に係る子守帯であって、股当ては、上方筒状部の方が下方筒状部よりも肉厚に構成されている。
この子守帯では、股当ての上方筒状部が下方筒状部よりも肉厚に構成されている。このため、子供用肩ベルトを股当ての下方筒状部に通過させて用いる場合において、上方筒状部を子供側に折り込んで用いることにより、子供に当たる部分を柔らかくすることが可能になる。
第7観点に係る子守帯は、第1観点から第3観点のいずれかに係る子守帯であって、子供用肩ベルトは、第1大人用肩ベルト側に位置している第1子供用肩ベルトと、第2大人用肩ベルト側に位置している第2子供用肩ベルトと、を有している。第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとは、本体側とは反対側において連結および切り離しが可能となるように構成されている。
この子守帯では、第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとを切り離すことが可能であるため、切り離した状態では第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとが連続していない状態にすることができる。したがって、第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとを切り離した状態では、長い部材が子供に巻き付いてしまうおそれを低減させることができる。
第8観点に係る子守帯は、第7観点に係る子守帯であって、股当てをさらに備えている。股当ては、本体の下方から伸び出している。第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとは、本体側とは反対側において取付具を介して連結および切り離しが可能となっている。股当ては、取付具を内部に収容可能な筒状部を有している。
なお、ここでは、股当てが有する筒状部は、1つであっても複数であってもよい。
この子守帯では、第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトとを取付具を用いて連結させる場合に、当該取付具を股当ての筒状部の内部に収容させることができる。このため、取付具として硬い材料の部材を用いた場合であっても、当該取付具が直接子供に接触することを防ぐことが可能になる。
第9観点に係る子守帯は、第1観点から第8観点のいずれかに係る子守帯であって、子供用肩ベルトは、子供用ストラップ部と、カバーと、を有している。カバーは、子供用ストラップ部よりも肉厚であり子供用ストラップ部の周囲を覆っている。
この子守帯では、子供の頭からの脱落を抑制させるために大人用肩ベルトよりも内側に配置された子供用肩ベルトを用いて、子供の首回り近くに子供用肩ベルトが配置され、子供に子供用肩ベルトが接触しやすい配置構成となっている場合であっても、肉厚のカバーを設けることで子供の肌を傷つけにくくすることができる。
第10観点に係る子守帯は、第9観点に係る子守帯であって、カバーは、子供用ストラップ部に対して固定手段を介して位置決め固定されている。固定手段は、子供側とは反対側に設けられている。
この子守帯では、固定手段を用いてカバーを子供用ストラップ部に固定することが可能になっている。そして、子供用ストラップ部に対するカバーの位置を定める固定手段は、子供側とは反対側に設けられているため、固定手段が子供に直接触れないようにすることができる。
第11観点に係る子守帯は、第10観点に係る子守帯であって、固定手段は、子供用ストラップ部に対するカバーの位置を変えて固定することが可能となるように構成されている。
この子守帯では、子供用ストラップ部に対するカバーの位置を変えて固定することが可能になるため、子供用ストラップ部が子供に直接触れにくいようにすることが可能になる。
第12観点に係る子守帯は、第1観点、第2観点、第3観点、第7観点のいずれかに係る子守帯であって、股当てと、座部クッションと、をさらに備えている。股当ては、本体の下方から伸び出している。座部クッションは、子供のおしりの下に敷かれて用いられる。座部クッションは、股当てを内側に通過させることが可能なクッションベルト部を有している。
この子守帯では、座部クッションに設けられたクッションベルト部の内側に股当てを通過させることで、座部クッションを取り付け固定することが可能になる。
第13観点に係る子守帯は、第1観点から第12観点のいずれかに係る子守帯であって、大人用腰ベルトをさらに備えている。大人用腰ベルトは、本体の下方に設けられており、大人の腰回りの長さを調整可能な大人用腰周り長さ調整機構を有している。第1大人用肩ベルトは、第1大人用ストラップ部と、第1大人用肉厚部と、を有している。第1大人用ストラップ部は、長さを調整可能な第1大人用ストラップ長さ調整機構を有している。第1大人用肉厚部は、第1大人用ストラップ部よりも肉厚に構成されている。第1大人用ストラップ部の最大長さは、第1大人用肉厚部の長さの80%以上である。第2大人用肩ベルトは、第2大人用ストラップ部と、第2大人用肉厚部と、を有している。第2大人用ストラップ部は、長さを調整可能な第2大人用ストラップ長さ調整機構を有している。第2大人用肉厚部は、第2大人用ストラップ部よりも肉厚に構成されている。第2大人用ストラップ部の最大長さは、第2大人用肉厚部の長さの80%以上である。第1大人用ストラップ部と第2大人用ストラップ部とは、いずれも大人用腰ベルトの内側に通過させることが可能な位置に設けられている。
なお、第1大人用ストラップ部の最大長さは、第1大人用肉厚部の長さの100%以上であることがより好ましく、第2大人用ストラップ部の最大長さは、第2大人用肉厚部の長さの100%以上であることがより好ましい。なお、第1大人用ストラップ部の最大長さは、第1大人用肉厚部の長さの200%以下であることがより好ましく、第2大人用ストラップ部の最大長さは、第2大人用肉厚部の長さの200%以下であることがより好ましい。
この子守帯では、大人用ストラップ部の長さを大人用ストラップ長さ調整機構を用いて長くして、大人用腰周り長さ調整機構を用いて内周を小さくした大人用腰ベルトの内側に通過させた状態とすることで、子供を横抱きする態様で使用することが可能となる。
本発明に係る子守帯では、子供の頭からの脱落を抑制させることが可能となる。
子守帯の背面視の平面図である。 子守帯の正面視の平面図である。 子守帯の使用状態の外観斜視図である。 股当ての上方筒状部の内部において子供用バックルが締結される様子を示す説明図である。 子供用ストラップ部にカバーが取り付けられる様子を示す外観図である。 股当ての上方筒状部に子供用肩ベルトを通す場合の外観図である。 股当ての下方筒状部に子供用肩ベルトを通す場合の説明図である。 フードの外観平面図である。 インサートパッドの外観平面図である。 座部クッションの外観斜視図である。 インサートパッドの取付状態を示す平面図である。 インサートパッドおよび座部クッションの取付状態を示す側面図である。 子守帯を横抱きの状態で用いる場合の状態を説明する外観斜視図(インサートパッド付属状態)である。 大人が前屈みになった場合に第1子供用肩ベルトと第2子供用肩ベルトと股当てによって子供を支える際のこれらの変形を示す説明図である。 変形例Aに係る子供用肩ベルトと股当てを示す平面図である。 変形例Bに係る股当てを示す平面図である。 変形例Cに係る股当てを示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る子守帯100について、図面を参照しながら説明する。なお、以下は本発明の例を説明するものであり、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)子守帯100の概略構成
子守帯100は、基本的には、子守帯100と大人との間に子供が入り込む姿勢で、子供を縦抱きするようにして用いられる。特に限定されないが、子守帯100は、生後1ヶ月〜36ヶ月の乳幼児等の子供に対して用いることができる。
なお、後述するが、本実施形態の子守帯100は、変形させることにより子供を横抱きするようにして用いることも可能である。以下では、まず、子供を縦抱きする場合を主として説明する。
子守帯100は、主として大人の前側から肩と腰に固定されるようにして用いられる。
子守帯100は、図1の背面視の平面図および図2の正面視の平面図に示すように、主として、本体70、大人用腰ベルト50、大人用肩ベルト30、40、子供用肩ベルト10、20、股当て60、フード80、オプション品としての座部クッション91およびインサートパッド95等を備えている。
なお、本実施形態の子守帯100は、本体70に対して、子供用肩ベルト10、20(後述する第1カバー15および第2カバー25を除く)、大人用肩ベルト30、40、大人用腰ベルト50、および、股当て60が縫合されるようにして取り外し不能に接続されている。
(2)本体70
本体70は、使用時に主として大人の前側の腰より上方であって首より下方の部分を覆うように広がっている。本体70は、主に布で構成されている。
本体70には、換気窓71、換気窓ファスナー72、小物入れ73、ポケット74、フード取付けボタン76等が設けられている。
換気窓71は、通気性を確保できるようにメッシュ状とされており、本体70の中央付近であって大人側に設けられている。
換気窓ファスナー72は、換気窓71の外周に沿うように設けられており、換気窓71の大人側とは反対側に位置している本体70の一部によって換気窓71を塞ぐもしくは開放することができるように、これらの間に設けられている。
小物入れ73は、換気窓71の大人側とは反対側に位置している本体70の一部よりもさらに大人側とは反対側に布が設けられることで、小物入れ73を構成している。なお、小物入れ73の上端縁はファスナーによって開閉可能に構成されている。
ポケット74は、小物入れ73のさらに大人側とは反対側に設けられている。
フード取付けボタン76は、本体70の上端であって、大人側とは反対側に設けられており、後述するフード80を取り付けることができる。
(3)大人用腰ベルト50
大人用腰ベルト50は、子守帯100を大人の腰に固定するためのものであり、本体70の下端よりもさらに下方において左右に広がるように設けられている。
大人用腰ベルト50は、腰ベルト本体51、腰ストラップ52、第1腰バックル53(大人用腰周り長さ調整機構)、第2腰バックル54を有している。
腰ベルト本体51は、本体70の下端縁から下方に伸びた部分と、左右に伸びた部分を有している。この腰ベルト本体51は、子守帯100を大人が装着した際に大人の腰回りに直接当たる部分であり、クッション材を介在させて肉厚に構成されている。
腰ストラップ52は、腰ベルト本体51の左側(大人から見て左側)の端部からさらに左側に伸びるように設けられたストラップであり、腰ベルト本体51よりも薄く構成されている。なお、腰ストラップ52の一部は、腰ベルト本体51の大人側とは反対側において左右に沿って重なるように設けられている。腰ストラップ52は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されている。
第1腰バックル53は、腰ストラップ52の腰ベルト本体51側の端部とは反対側であって、腰ストラップ52の途中に取り付けられている。この第1腰バックル53には、第1腰バックル53の腰ストラップ52の長手方向における位置を変更できるようにアジャスターが設けられている。
第2腰バックル54は、腰ベルト本体51の右側(大人から見て右側)の端部近傍に設けられており、腰ストラップ52の右側端部に取り付けられている。
第1腰バックル53と第2腰バックル54とは、連結および切り離しが可能となっている。なお、第1腰バックル53および第2腰バックル54は、いずれも樹脂部材によって構成されている。
大人用腰ベルト50の第1腰バックル53と第2腰バックル54とが連結された状態は、子守帯100の使用状態の外観斜視図である図3において示されている。
(4)大人用肩ベルト30、40
大人用肩ベルト30、40は、子守帯100を大人の肩に引っ掛けて固定するためのものであり、大人の左肩に掛けて用いられる第1大人用肩ベルト30と、大人の右肩に掛けて用いられる第2大人用肩ベルト40とがある。
これらの第1大人用肩ベルト30と第2大人用肩ベルト40は、いずれも本体70に対して縫合により連結されている。
第1大人用肩ベルト30は、大人側から見て本体70の左側においてループ状に設けられており、第1接続箇所30aにおいて本体70と接続されており、第1大人用肉厚部31、第1大人用ストラップ部32、第1大人用ストラップ長さ調整機構33、第1サポートベルト34、第1サポートバックル35を有している。
第1大人用肉厚部31は、一端が、本体70の左上(大人側から見て左上)における第1接続箇所30aを介して本体70に縫合固定されている。この第1大人用肉厚部31は、子守帯100を大人が装着した際に大人の左肩回り(左肩の上方および後ろ側)に直接当たる部分であり、クッション材を介在させて肉厚に構成されている。
第1大人用ストラップ部32は、一端が、本体70の左縁部の高さ方向における中央近傍において縫合固定されている。なお、第1大人用ストラップ部32の縫合固定されている側とは反対側は、第1大人用ストラップ長さ調整機構33を介して他端まで伸びている。この第1大人用ストラップ部32は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されている。なお、後述する横抱き使用が可能となるように、第1大人用ストラップ部32の最大長さは、第1大人用肉厚部31の長さの80%以上となるように構成されている。
第1大人用ストラップ長さ調整機構33は、第1大人用肉厚部31の第1接続箇所30a側とは反対側の端部に固定されている。第1大人用ストラップ長さ調整機構33には、第1大人用ストラップ部32の長手方向における位置を変更できるようにアジャスターが設けられている。この第1大人用ストラップ長さ調整機構33は、樹脂部材によって構成されている。
第1サポートベルト34は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されており、第1大人用肉厚部31の長手方向の中央近傍から延び出したベルトである。
第1サポートバックル35は、樹脂部材によって構成されており、第1サポートベルト34の第1大人用肉厚部31側端部とは反対側に固定されている。第1サポートバックル35は、後述する第2サポートベルト44の先端に設けられた第2サポートバックル45と連結させて用いられる。
第2大人用肩ベルト40は、第1大人用肩ベルト30と同様ではあるが、大人側から見て本体70の右側においてループ状に設けられており、第2接続箇所40aにおいて本体70と接続されており、第2大人用肉厚部41、第2大人用ストラップ部42、第2大人用ストラップ長さ調整機構43、第2サポートベルト44、第2サポートバックル45を有している。
第2大人用肉厚部41は、一端が、本体70の右上(大人側から見て右上)における第2接続箇所40aを介して本体70に縫合固定されている。この第2大人用肉厚部41は、子守帯100を大人が装着した際に大人の右肩回り(右肩の上方および後ろ側)に直接当たる部分であり、クッション材を介在させて肉厚に構成されている。
第2大人用ストラップ部42は、一端が、本体70の右縁部の高さ方向における中央近傍において縫合固定されている。なお、第2大人用ストラップ部42の縫合固定されている側とは反対側は、第2大人用ストラップ長さ調整機構43を介して他端まで伸びている。この第2大人用ストラップ部42は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されている。なお、後述する横抱き使用が可能となるように、第2大人用ストラップ部42の最大長さは、第2大人用肉厚部41の長さの80%以上となるように構成されている。
第2大人用ストラップ長さ調整機構43は、第2大人用肉厚部41の第2接続箇所40a側とは反対側の端部に固定されている。第2大人用ストラップ長さ調整機構43には、第2大人用ストラップ部42の長手方向における位置を変更できるようにアジャスターが設けられている。この第2大人用ストラップ長さ調整機構43は、樹脂部材によって構成されている。
第2サポートベルト44は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されており、第2大人用肉厚部41の長手方向の中央近傍から延び出したベルトである。
第2サポートバックル45は、樹脂部材によって構成されており、第2サポートベルト44の第2大人用肉厚部41側端部とは反対側に固定されている。第2サポートバックル45は、上述の第1サポートベルト34の先端に設けられた第1サポートバックル35と連結させて用いられる。
図3に示すように、子守帯100の使用時において、大人の背面側で第1サポートバックル35と第2サポートバックル45とが連結されることにより、第1サポートベルト34と第2サポートベルト44とが繋がる。これにより、第1大人用肩ベルト30と第2大人用肩ベルト40とが、第1サポートベルト34、第1サポートバックル35、第2サポートバックル45、第2サポートベルト44を介して、大人の背面側で繋がる。これにより、使用時に、第1大人用肩ベルト30が大人の左肩から脱落することを抑制し、第2大人用肩ベルト40が大人の右肩から脱落することを抑制することが可能になっている。
(5)子供用肩ベルト10、20
子供用肩ベルト10、20は、子供を子守帯100に保持させるためのものであり、子供の右肩に掛けるようにして用いられる第1子供用肩ベルト10と、子供の左肩に掛けるようにして用いられる第2子供用肩ベルト20とがある。
これらの第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20は、いずれも一端が本体70に対して縫合により連結されている。
第1子供用肩ベルト10は、大人側から見て本体70の左寄りであって子供側から見て右側に設けられており、使用状態の上端(図1の展開状態においては下端)において本体70の上端と接続されており、第1子供用ストラップ部11、第1子供用バックル12、第1子供用肩ベルトアジャスター13、第1カバー15等を有している。
第1子供用ストラップ部11は、第1大人用肩ベルト30と本体70との縫合箇所である第1接続箇所30aよりも内側(大人側から見て右側)であって、第2大人用肩ベルト40と本体70との縫合箇所である第2接続箇所40aよりも内側(大人側から見て左側)、すなわち、第1接続箇所30aと第2接続箇所40aとの間であって、本体70の上端のうち大人側から見て左寄りの位置に、一端が縫合固定されており、他端まで伸びている。第1子供用ストラップ部11は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されており、扁平形状が伸びた紐状に構成されている。
第1子供用バックル12は、樹脂部材によって構成されており、第1子供用ストラップ部11のうち縫合固定されている側とは反対側に取り付けられている。第1子供用肩ベルトアジャスター13は、第1子供用バックル12と一体に設けられており、第1子供用ストラップ部11の長手方向における第1子供用バックル12の位置を変更することが可能になっている。すなわち、第1子供用肩ベルトアジャスター13は、第1子供用肩ベルト10の長さ調整機構として機能する。
この第1子供用バックル12は、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20とを取り付ける取付具として機能し、後述する第2子供用肩ベルト20の第2子供用ストラップ部21に取り付けられた第2子供用バックル22と連結および切り離しが可能となるように構成されている。具体的には、股当て60の上方筒状部61の内部において第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が締結される様子を示す説明図である図4において点線で示すように、後述する股当て60の上方筒状部61(もしくは下方筒状部62)の内部において連結される。この第1子供用肩ベルト10の一部と第2子供用肩ベルト20の一部と股当て60の一部とは、子守帯100の使用状態において子供の首回りを取り囲む部分を構成することとなる。したがって、第1子供用肩ベルトアジャスター13は、子供の首回りの長さの調整機構としても機能する。
第1カバー15は、第1子供用ストラップ部11の一部の周囲を覆う部材であり、第1子供用ストラップ部11に対して取り付け固定して用いられる。具体的には、第1子供用ストラップ部11に第1カバー15が取り付けられる様子を示す外観図である図5に示すように、第1子供用ストラップ部11には所定の位置における固定手段の一方として機能する第1ストラップ側ボタン11aが設けられており、第1カバー15の内側には固定手段の他方として機能する第1カバー側ボタン15aが設けられており、第1ストラップ側ボタン11aが第1カバー側ボタン15aに留められることで、第1カバー15が第1子供用ストラップ部11に対して位置決め固定される。このように、第1カバー15は、固定手段としての第1カバー側ボタン15aおよび第1ストラップ側ボタン11aを介して第1子供用ストラップ部11に対して着脱自在に構成されている。したがって、第1カバー15が子供のよだれ等によって汚れた場合等は、第1ストラップ側ボタン11aから取り外して単独で洗濯等することが可能になっている。
この第1カバー15は、使用時に子供の右肩や首回りと直接対向することとなる部分である。この第1カバー15の厚み(筒状形態での厚みではなく展開された状態での厚み)は、扁平形状の第1子供用ストラップ部11の扁平形状部分の厚みよりも肉厚となるように構成されており、第1子供用ストラップ部11よりも柔らかい布材質で構成されている。このため、子供の右肩周辺や首付近に対して、比較的硬い材質である第1子供用ストラップ部11が直接触れることを防ぎ、比較的柔らかい材質である第1カバー15が触れるようにすることが可能になっている。特に、上述したように、使用時に大人が前屈みになったとしても子供が頭から脱落してしまわないように、第1子供用肩ベルト10は子供寄りに配置されているため、子供と第1子供用肩ベルト10との距離が近くなっているが、この場合でも、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。
さらに、第1ストラップ側ボタン11aは、扁平形状の第1子供用ストラップ部11が有する両面の扁平面のうち使用時に子供とは反対側に位置することとなる扁平面上に設けられている(図3、図4および図5の矢印参照。なお、図1では紙面の裏側に位置している)。そして、第1カバー側ボタン15aも、第1カバー15のうち使用時に子供とは反対側となる位置に設けられている。したがって、使用時に第1カバー側ボタン15aが子供に直接触れにくい構造とし、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。特に、上述したように、使用時に大人が前屈みになったとしても子供が頭から脱落してしまわないように、第1子供用肩ベルト10は子供寄りに配置されているため、子供と第1子供用肩ベルト10との距離が近くなっており、第1カバー側ボタン15aも子供の近くに位置することになる。この場合でも、子供側とは反対側に第1カバー側ボタン15aを位置させることで、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。
第2子供用肩ベルト20は、第1子供用肩ベルト10と同様ではあるが、大人側から見て本体70の右寄りであって子供側から見て左側に設けられており、使用状態の上端(図1の展開状態においては下端)において本体70の上端と接続されており、第2子供用ストラップ部21、第2子供用バックル22、第2子供用肩ベルトアジャスター23、第2カバー25等を有している。
第2子供用ストラップ部21は、第1大人用肩ベルト30と本体70との縫合箇所である第1接続箇所30aよりも内側(大人側から見て右側)であって、第2大人用肩ベルト40と本体70との縫合箇所である第2接続箇所40aよりも内側(大人側から見て左側)、すなわち、第1接続箇所30aと第2接続箇所40aとの間であって、本体70の上端のうち大人側から見て右寄りの位置に、一端が縫合固定されており、他端まで伸びている。第2子供用ストラップ部21は、樹脂繊維が編み込まれるようにして構成されており、扁平形状が伸びた紐状に構成されている。
第2子供用バックル22は、樹脂部材によって構成されており、第2子供用ストラップ部21のうち縫合固定されている側とは反対側に取り付けられている。第2子供用肩ベルトアジャスター23は、第2子供用バックル22と一体に設けられており、第2子供用ストラップ部21の長手方向における第2子供用バックル22の位置を変更することが可能になっている。すなわち、第2子供用肩ベルトアジャスター23は、第2子供用肩ベルト20の長さ調整機構として機能する。
この第2子供用バックル22は、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20とを取り付ける取付具として機能し、上述した第1子供用肩ベルト10の第1子供用ストラップ部11に取り付けられた第1子供用バックル12と連結および切り離しが可能となるように構成されている。第2子供用肩ベルトアジャスター23は、子供の首回りの長さの調整機構としても機能する。
第2カバー25は、第2子供用ストラップ部21の一部の周囲を覆う部材であり、第2子供用ストラップ部21に対して取り付け固定して用いられる。具体的には、第2子供用ストラップ部21に第2カバー25が取り付けられる様子を示す外観図である図5に示すように、第2子供用ストラップ部21には所定の位置における固定手段の一方として機能する第2ストラップ側ボタン21aが設けられており、第2カバー25の内側には固定手段の他方として機能する第2カバー側ボタン25aが設けられており、第2ストラップ側ボタン21aが第2カバー側ボタン25aに留められることで、第2カバー25が第2子供用ストラップ部21に対して位置決め固定される。このように、第2カバー25は、固定手段としての第2カバー側ボタン25aおよび第2ストラップ側ボタン21aを介して第2子供用ストラップ部21に対して着脱自在に構成されている。したがって、第2カバー25が汚れた場合等は、第2ストラップ側ボタン21aから取り外して単独で洗濯等することが可能になっている。
この第2カバー25は、使用時に子供の右肩や首回りと直接対向することとなる部分である。この第2カバー25の厚み(筒状形態での厚みではなく展開された状態での厚み)は、扁平形状の第2子供用ストラップ部21の扁平形状部分の厚みよりも肉厚となるように構成されており、第2子供用ストラップ部21よりも柔らかい布材質で構成されている。このため、子供の右肩周辺や首付近に対して、比較的硬い材質である第2子供用ストラップ部21が直接触れることを防ぎ、比較的柔らかい材質である第2カバー25が触れるようにすることが可能になっている。特に、上述したように、使用時に大人が前屈みになったとしても子供が頭から脱落してしまわないように、第2子供用肩ベルト20は子供寄りに配置されているため、子供と第2子供用肩ベルト20との距離が近くなっているが、この場合でも、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。
さらに、第2ストラップ側ボタン21aは、扁平形状の第2子供用ストラップ部21が有する両面の扁平面のうち使用時に子供とは反対側に位置することとなる扁平面上に設けられている(図3、図4および図5の矢印参照。なお、図1では紙面の裏側に位置している)。そして、第2カバー側ボタン25aも、第2カバー25のうち使用時に子供とは反対側となる位置に設けられている。したがって、使用時に第2カバー側ボタン25aが子供に直接触れにくい構造とし、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。特に、上述したように、使用時に大人が前屈みになったとしても子供が頭から脱落してしまわないように、第2子供用肩ベルト20は子供寄りに配置されているため、子供と第2子供用肩ベルト20との距離が近くなっており、第2カバー側ボタン25aも子供の近くに位置することになる。この場合でも、子供側とは反対側に第2カバー側ボタン25aを位置させることで、子供の肌を刺激から守ることが可能になっている。
なお、図5に示すように、第1カバー15には長手方向に沿うように第1縫目15bが形成されており、第2カバー25にも同様に長手方向に沿うように第2縫目25bが形成されている。この第1縫目15bは、第1カバー15を第1子供用ストラップ部11に固定した状態で子供の首や肩側とは反対側に位置することとなるように設けられている。第2縫目25bも同様に、第2カバー25を第2子供用ストラップ部21に固定した状態で子供の首や肩側とは反対側に位置することとなるように設けられている。これにより、第1縫目15bや第2縫目25bが子供に触れることによる肌への刺激を防ぐことが可能になっている。
(6)股当て60
股当て60は、子供を子守帯100に保持させるためのものであり、子供の股の間を子供の後方から子供の前側に渡すようにして、本体70と股当て60によって子供を挟み込むようにして用いられる。
この股当て60は、その下端が、本体70の下方のうち、本体70の下端と大人用腰ベルト50の中央上端との間に対して縫合により連結されている。
股当て60は、比較的柔らかい布部材によって構成されており、上方筒状部61、下方筒状部62、股当て部分63等を有している。
股当て部分63は、使用状態における股当て60の最も下方の部分を構成しており、子供の股を子供の下方から前側に掛けて支持する部分である。この股当て部分63の下端は、上述のように、本体70の下端と大人用腰ベルト50の中央上端との間に縫合されることで固定されている。
下方筒状部62は、股当て部分63の上端において繋がるように設けられている。この下方筒状部62は、前後方向に2枚の布部材が重なっており、その上下の両端は縫合され、左右の両端が開放されることで、左右方向に貫通した筒状に構成されている。
上方筒状部61は、下方筒状部62の上端において繋がるように設けられている。この上方筒状部61は、下方筒状部62と同様であり、前後方向に2枚の布部材が重なっており、その下端は縫合され、上方は折返しされており、左右の両端が開放されることで、左右方向に貫通した筒状に構成されている。なお、上方筒状部61には、内部にウレタン樹脂シート等のクッション材を介在させることで、下方筒状部62よりも肉厚で子供に対して柔らかく接触するように構成している。
なお、上方筒状部61と下方筒状部62との境界は、縫目が左右に伸びるように設けられているため、当該縫目を山折りもしくは谷折りすることが容易になっている。
この股当て60は、股当て60の上方筒状部61に第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を通す場合の外観図である図6に示すように、比較的大きく成長した子供に対しては、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を、股当て60の下方筒状部62ではなく上方筒状部61の筒状部分の内側を通すようにして用いる。これにより、股当て60のうち上方筒状部61と下方筒状部62と股当て部分63の合計の縦方向の長さ分により子供の前側を覆うことが可能になる。なお、このように第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を股当て60の上方筒状部61の内部に通過させて用いる場合には、子供の首回りを取り囲む部分は、第1子供用肩ベルト10と、第2子供用肩ベルト20と、股当て60の上方筒状部61の上端縁と、によって構成されることになる。
また、股当て60は、股当て60の下方筒状部62に第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を通す場合の説明図である図7に示すように、比較的小さな子供に対しては、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を、股当て60の上方筒状部61ではなく下方筒状部62の筒状部分の内側を通すようにして用いる。これにより、股当て60のうち下方筒状部62と股当て部分63の合計の縦方向の長さ分だけで子供の前側を覆うことが可能になる。この際、股当て60の上方筒状部61は、図7において矢印で示すように、子供側に折り込まれる。ここで、上方筒状部61は、上述のように下方筒状部62よりも肉厚で且つ柔らかく構成されているため、折り込みによって子供側に直接触れることになったとしても、子供にとって心地よい状態を確保することが可能になる。なお、このように第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を股当て60の下方筒状部62の内部に通過させて用いる場合には、子供の首回りを取り囲む部分は、第1子供用肩ベルト10と、第2子供用肩ベルト20と、股当て60の下方筒状部62の上端縁と、によって構成されることになる。
なお、このように、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を上方筒状部61と下方筒状部62とで選択可能としているため、子供の大きさに応じて、子供を本体70、股当て60、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20によって安定的に保持できるようにすることが可能となっている。具体的には、比較的小さな子供に対しては、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を、上方筒状部61ではなく下方筒状部62を通過させるようにして用いることで、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を子供の肩周辺の近くに配置させることが可能になる。これにより、比較的小さな子供を抱いた大人が前屈みになった場合であっても、その小さな子供が頭から脱落することを防ぐことが可能になっている。
ここで、上方筒状部61または下方筒状部62の内部では、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20とが連結されることになるが、その際には、樹脂部材によって構成された第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が、股当て60の上方筒状部61または下方筒状部62の内部に位置することとなる。このように、比較的硬い部材によって構成された第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20との連結に用いられる場合であっても、この第1子供用バックル12と第2子供用バックル22は股当て60の上方筒状部61または下方筒状部62の内部に収容され、子供に直接触れることが無い。特に、第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が股当て60の上方筒状部61の内部に収容される場合であっても、上方筒状部61は肉厚に構成されていることから、第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が子供に与える違和感を低減させることができる。また、第1子供用バックル12と第2子供用バックル22が股当て60の下方筒状部62の内部に収容される場合であっても、肉厚に構成された上方筒状部61は子供側に折り込まれることにより、第1子供用バックル12および第2子供用バックル22と子供との間に介在させることができ、上記同様に違和感を低減させることができる。
(7)フード80
フード80は、必要に応じて本体70の上端であって大人とは反対側に取り付けて用いられ、子供の頭を支えることができ、直射日光から保護することもできる。
このフード80は、外観平面図である図8に示すように、フード本体81、第1大人用肩ベルト側固定部84、第2大人用肩ベルト側固定部82等を有している。
フード本体81は、布で構成されており、下端には本体70の上端のフード取付けボタン76に留めることができるようにボタン86が複数設けられている。
第1大人用肩ベルト側固定部84は、フード本体81の上端の一部から伸び出しており、図3に示す第1大人用肩ベルトボタン39に留めることができるようにボタン85が設けられている。なお、このボタン85は、第1大人用肩ベルト側固定部84の長手方向に沿って並ぶように複数設けられており、留める位置を調節することができる。
第2大人用肩ベルト側固定部82は、フード本体81の上端のうち第1大人用肩ベルト側固定部84が伸び出している側とは反対側の一部から伸び出しており、第2大人用肩ベルトボタン49に留めることができるようにボタン83が設けられている。なお、このボタン83も、第2大人用肩ベルト側固定部82の長手方向に沿って並ぶように複数設けられており、留める位置を調節することができる。
なお、フード80が本体70に取り付けられている様子は、横抱き使用の状態ではあるが、図13においても示されている。
(8)インサートパッド95
インサートパッド95は、比較的小さな子供を抱く際に、本体70の大人側であって、本体70と子供との間に取り付けて用いられる。これにより、本体70と子供の周囲の隙間を埋めることが可能になる。
インサートパッド95は、比較的柔らかいクッション素材によって構成されており、外観平面図である図9に示すように、パッド本体96、パッド取付けベルト97、パッド取付けボタン98等を有している。
パッド取付けベルト97は、パッド本体96の左右の下方において一端が縫合固定されており、他端近傍にはパッド取付けボタン98が設けられている。
インサートパッド95は、インサートパッド95の取付状態を示す平面図である図11および、インサートパッド95および座部クッション91の取付状態を示す側面図である図12に示すように、左右の各パッド取付けベルト97が、それぞれ第1大人用肩ベルト30の第1大人用ストラップ部32と、第2大人用肩ベルト40の第2大人用ストラップ部42と、に引っ掛けつつパッド取付けボタン98を留めて取り付けられる(図11の矢印参照)。
まだ首のすわらないような比較的小さな子供については、インサートパッド95を用いることにより、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20によってインサートパッド95超しに子供の肩周りを保持することができる。これにより、子供の頭からの脱落を抑制するだけでなく、子供を安定した状態に保つことが可能になる。
(9)座部クッション91
座部クッション91も、比較的小さな子供を抱く際に、本体70と股当て60との間の下方の位置に取り付けて用いられる。これにより、座高の低い子供の上下位置を最適位置にすることが可能になる。
座部クッション91は、比較的柔らかいクッション素材によって構成されており、外観斜視図である図10に示すように、クッション本体92、クッションベルト部93等を有している。
クッションベルト部93は、クッション本体92の大人側において左右に伸びるように設けられており、左右がクッション本体92に縫合固定され、上下が開放されるように設けられている。
座部クッション91は、インサートパッド95および座部クッション91の取付状態を示す側面図である図12に示すように、股当て60をクッション本体92とクッションベルト部93との間に通じるようにして取り付け固定される。
なお、座部クッション91は、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20とを股当て60の下方筒状部62に通した場合であっても上下の隙間が生ずる場合に特に効果的に用いることができる。
(10)横抱き使用の場合について
以上では、子守帯100を縦抱きで用いる場合について説明したが、子守帯100の使用方法はこれに限られるものではなく、図13に示すように、横抱きで用いることも可能である。なお、図13では、子守帯100を横抱きの状態であって、インサートパッド95を付属させている状態を例として示している。
縦抱き状態から横抱き状態への変形は、以下の手順で行うことができる。
まず、第1大人用肩ベルト30の第1大人用ストラップ長さ調整機構33によって、第1大人用ストラップ部32の長さが最大となるようにもしくは最大よりも若干短くなるように調整する。同様に、第2大人用肩ベルト40の第2大人用ストラップ長さ調整機構43によって、第2大人用ストラップ部42の長さが最大となるようにもしくは最大よりも若干短くなるように調整する。
そして、大人用腰ベルト50の内側に、第1大人用肩ベルト30の第1大人用ストラップ部32および第2大人用肩ベルト40の第2大人用ストラップ部42を通すようにしつつ、腰ストラップ52の長さが最短となるように、第1腰バックル53の位置を調節する。
さらに、フード80が取り付けられていない場合には、フード80を取り付ける。
この子守帯100では、第1大人用ストラップ部32の最大長さが第1大人用肉厚部31の長さの80%以上となるように長く構成されており、第2大人用ストラップ部42の最大長さについても第2大人用肉厚部41の長さの80%以上となるように長く構成されているため、上記変形の工程を経て、横抱きが可能な状態とすることができる。
なお、子守帯100を横抱き可能な状態にして、子供を横抱きする場合には、子供の足を大人用腰ベルト50の内側に位置させ、子供の胴体を本体70の上に位置させ、子供の頭をインサートパッド95によって包み込む。なお、横抱き状態での使用は、主として首のすわらない月齢4ヶ月未満の身長が小さな子供に対して行われるため、本体70やインサートパッド95だけで子供が安定的に支えられることとなる。なお、フード80は、子供の頭部を外部から保護する役割を果たす。
(11)本実施形態の特徴
本実施形態に係る子守帯100では、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20が、本体70と第1大人用肩ベルト30とを繋ぐ第1接続箇所30aと、本体70と第2大人用肩ベルト40とを繋ぐ第2接続箇所40aとの間から伸び出すようにして設けられているため、第1子供用肩ベルト10が第1大人用肩ベルト30の一部に接続される場合や第2子供用肩ベルト20が第2大人用肩ベルト40の一部に接続される場合と比べて、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20をより子供の近くに配置させることができている。具体的には、子供の左右の肩の上方であって首近くに配置させることができている。このため、子守帯100を用いて子供を縦に抱いた使用時において、大人が地面に落ちているものに手を伸ばす等により前屈みの姿勢になったとしても、本体70と大人との間において頭から脱落しそうになる子供の肩を、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20が支えることが可能になる。これにより、使用時に大人が前屈みになった場合であっても子供の頭からの脱落を防ぐことが可能となる。なお、子供の頭からの脱落を抑制できることは、子守帯100を用いて子供を対面抱きしている場合に限られず、前向き抱きしている場合であってもおんぶしている場合であっても同様に抑制できる。
また、本実施形態の股当て60は、比較的柔らかい布によって構成されている。このため、大人が前屈みの姿勢となって子供が頭から脱落しそうになった場合において、子供の肩が第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20によって支えられている状態では、柔らかい布で構成された股当て60の上方筒状部61(または下方筒状部62)の上端を、左右方向の幅が縮まってシワがはいるように変形させることができる(図14の実線から一点鎖線への変更を示す矢印参照)。これにより、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20との間隔を狭めて、より子供の首側近くに位置させることが可能となるため、子供の頭からの脱落をより確実に防ぐことが可能になる。
(12)変形例
(12−1)変形例A
上記実施形態では、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20を備え、股当て60が上方筒状部61と下方筒状部62とを有し、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20をいずれかの筒状部に通過させて子供を保持する場合を例に挙げて説明した。
しかし、子供用肩ベルトと股当てによる子供の保持は、この構成に限られず、例えば、図15に示すように、複数に分割されていない1本の子供用肩ベルト210と、上方筒状部61と下方筒状部62が設けられていない股当て260と、によっても保持することができる。なお、1本の子供用肩ベルト210は、その両端が本体70の上端に対して縫合固定されていてもよいし、一端が縫合固定されており他端が着脱自在に構成されていてもよい。また、子供用肩ベルト210は、長さ調整が可能に構成されていてもよい。
この子供用肩ベルト210は、下端近傍の子供側の面において面ファスナー217(例えば面ファスナーのフック面)を有しており、股当て260は上方部分261の子供側とは反対側の面において面ファスナー261a(例えば面ファスナーの柔らかいループ面)が設けられている。
この構成であっても、図15の矢印で示すように、子供の大きさに応じて、面ファスナー217、261aの接合位置を変えることにより、子供の大きさに応じて安定的に子供を保持することが可能になる。
(12−2)変形例B
上記実施形態では、股当て60の上方筒状部61と下方筒状部62との間が前後方向から縫合されている場合を例に挙げて説明した。
しかし、上方筒状部61と下方筒状部62との境界が縫合された股当て60ではなく、例えば、図16に示すように、開閉可能に構成された股当て360を用いてもよい。
この股当て360は、上記実施形態と同様の上方筒状部361と下方筒状部362を有しているが、上方筒状部361と下方筒状部362の境界部分は、子供側の布の内側に設けられた面ファスナー368と、大人側の布の内側に設けられた面ファスナー369と、によって開閉可能に構成されている。
このような股当て360によれば、解放時に上方筒状部361と下方筒状部362とを連通させた状態にすることができ、第1子供用肩ベルト10および第2子供用肩ベルト20を通過させるための開口部を広く確保することが可能となり、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20との連結作業が容易になる。
なお、上記面ファスナー368、369は、ボタン等の他の手段であってもよい。
(12−3)変形例C
上記実施形態では、股当て60の上方筒状部61と下方筒状部62との左右の端部が上下方向にまっすぐに伸びて構成されている場合を例に挙げて説明した。
しかし、例えば、図17に示すように、大人側の左右の端部を切り欠いた形状の股当て460を用いるようにしてもよい。
この股当て460では、上記実施形態と同様の上方筒状部461と下方筒状部462を有しているが、上方筒状部461の大人側の布の左右の両端が一部内側に向けて凹んだ凹み461aを有しており、下方筒状部462も同様に大人側の布の左右の両端が一部内側に向けて凹んだ凹み462aを有している。
このように、上方筒状部461において凹み461aを設け、下方筒状部462において凹み462aを設けることで、第1子供用肩ベルト10と第2子供用肩ベルト20との連結作業を行う際に邪魔になる布部分を小さくすることが可能になり、連結作業が容易になる。
(12−4)変形例D
上記実施形態では、第1子供用肩ベルト10について、第1子供用ストラップ部11の所定の位置に第1ストラップ側ボタン11aが設けられ、第1カバー15の内側には第1カバー側ボタン15aが設けられることで、第1カバー15が第1子供用ストラップ部11に取り付けられる場合(第2子供用肩ベルト20についても同様)を例に挙げて説明した。
しかし、第1カバー15の第1子供用ストラップ部11に対する固定手段としては、ボタンに限られず、面ファスナー等の他の固定手段を用いてもよい(第2子供用肩ベルト20についても同様)。なお、面ファスナーを設ける場合には、ループ面を子供用ストラップ部側に設けフック面をカバー側に設けることが好ましい。
また、第1カバー15の第1子供用ストラップ部11に対する固定位置を変更できるように、第1カバー15と第1子供用ストラップ部11のいずれかに複数のボタンを設けるようにしてもよいし、面ファスナーを長手方向に沿うように十分な長さだけ設けるようにしてもよい(第2子供用肩ベルト20も同様)。このように複数のボタンや十分な長さの面ファスナーを設けた場合には、取り付け状態において固定に寄与しない部分が外部に露出しないように構成されていることが好ましい。
(12−5)変形例E
上記実施形態では、第1子供用肩ベルト10の第1カバー15と第2子供用肩ベルト20の第2カバー25の全体を肉厚に構成させる場合を例に挙げて説明した。
しかし、第1カバー15や第2カバー25の全体を肉厚に構成させる必要は無く、例えば、子供側に面する部分のみを肉厚に構成させるようにしてもよい。
10 第1子供用肩ベルト(子供用肩ベルト、子供の首回りを取り囲む部分)
11 第1子供用ストラップ部
11a 第1ストラップ側ボタン(固定手段)
12 第1子供用バックル(取付具)
13 第1子供用ベルトアジャスター(首回り長さ調整機構)
15 第1カバー
15a 第1カバー側ボタン(固定手段)
15b 第1縫目
20 第2子供用肩ベルト(子供用肩ベルト、子供の首回りを取り囲む部分)
21 第2子供用ストラップ部
21a 第2ストラップ側ボタン(固定手段)
22 第2子供用バックル(取付具)
23 第2子供用ベルトアジャスター(首回り長さ調整機構)
25 第2カバー
25a 第2カバー側ボタン(固定手段)
25b 第2縫目
30 第1大人用肩ベルト
30a 第1接続箇所
31 第1大人用肉厚部
32 第1大人用ストラップ部
33 第1大人用ストラップ長さ調整機構
34 第1サポートベルト
35 第1サポートバックル
40 第2大人用肩ベルト
40a 第2接続箇所
41 第2大人用肉厚部
42 第2大人用ストラップ部
43 第2大人用ストラップ長さ調整機構
44 第2サポートベルト
45 第2サポートバックル
50 大人用腰ベルト
51 腰ベルト本体
52 腰ストラップ
53 第1腰バックル(大人用腰周り長さ調整機構)
54 第2腰バックル
60 股当て
61 上方筒状部(上下長さ調整機構)
62 下方筒状部(上下長さ調整機構)
63 股当て部分
70 本体
71 換気窓
72 換気窓ファスナー
73 小物入れ
74 ポケット
76 フード取付けボタン
80 フード
91 座部クッション
92 クッション本体
93 クッションベルト部
95 インサートパッド
96 パッド本体
97 パッド取付けベルト
98 パッド取付けボタン
100 子守帯
C 子供
特開2006−25857号公報 特開2013−162974号公報 特許第5902265号

Claims (13)

  1. 本体と、
    前記本体に取り付けられた第1大人用肩ベルトおよび第2大人用肩ベルトと、
    前記本体と前記第1大人用肩ベルトの上方における第1接続箇所と前記本体と前記第2大人用肩ベルトの上方における第2接続箇所の間から伸び出した子供用肩ベルトと、
    を備えた子守帯。
  2. 前記子供用肩ベルトを含む子供の首回りを取り囲む部分を、子供の首回りに近づける程度を調整可能な首回り長さ調整機構をさらに備えた、
    請求項1に記載の子守帯。
  3. 前記子供用肩ベルトは、長さ調整が可能であり、
    前記首回り長さ調整機構は、前記子供用肩ベルトの長さを調節することによる調整機構である、
    請求項2に記載の子守帯。
  4. 前記本体の下方から伸び出した股当てと、
    前記子供用肩ベルトの一部を前記股当ての上下方向における異なる位置に係止可能な上下長さ調整機構と、
    をさらに備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の子守帯。
  5. 前記股当ては、上方筒状部と、前記上方筒状部よりも下方に位置する少なくとも1つの下方筒状部と、を有しており、
    前記上下長さ調整機構は、前記子供用肩ベルトの一部の通過位置を、前記上方筒状部内と前記下方筒状部内とで選択可能とすることによる調整機構である、
    請求項4に記載の子守帯。
  6. 前記股当ては、前記上方筒状部の方が前記下方筒状部よりも肉厚に構成されている、
    請求項5に記載の子守帯。
  7. 前記子供用肩ベルトは、前記第1大人用肩ベルト側に位置している第1子供用肩ベルトと、前記第2大人用肩ベルト側に位置している第2子供用肩ベルトと、を有しており、
    前記第1子供用肩ベルトと前記第2子供用肩ベルトとは、前記本体側とは反対側において連結および切り離しが可能となるように構成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の子守帯。
  8. 前記第1子供用肩ベルトと前記第2子供用肩ベルトとは、前記本体側とは反対側において取付具を介して連結および切り離しが可能となっており、
    前記本体の下方から伸び出した股当てをさらに備え、
    前記股当ては、前記取付具を内部に収容可能な筒状部を有している、
    請求項7に記載の子守帯。
  9. 前記子供用肩ベルトは、子供用ストラップ部と、前記子供用ストラップ部よりも肉厚であり前記子供用ストラップ部の周囲を覆うカバーと、を有している、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の子守帯。
  10. 前記カバーは、前記子供用ストラップ部に対して固定手段を介して位置決め固定されており、
    前記固定手段は、子供側とは反対側に設けられている、
    請求項9に記載の子守帯。
  11. 前記固定手段は、前記子供用ストラップ部に対する前記カバーの位置を変えて固定することが可能となるように構成されている、
    請求項10に記載の子守帯。
  12. 前記本体の下方から伸び出した股当てと、
    子供のおしりの下に敷かれる座部クッションと、
    をさらに備え、
    前記座部クッションは、前記股当てを内側に通過させることが可能なクッションベルト部を有している、
    請求項1、2、3、7のいずれか1項に記載の子守帯。
  13. 前記本体の下方に設けられ、大人の腰回りの長さを調整可能な大人用腰周り長さ調整機構を有する大人用腰ベルトをさらに備え、
    前記第1大人用肩ベルトは、長さを調整可能な第1大人用ストラップ長さ調整機構を有する第1大人用ストラップ部と、前記第1大人用ストラップ部よりも肉厚な第1大人用肉厚部と、を有しており、
    前記第1大人用ストラップ部の最大長さは、前記第1大人用肉厚部の長さの80%以上であり、
    前記第2大人用肩ベルトは、長さを調整可能な第2大人用ストラップ長さ調整機構を有する第2大人用ストラップ部と、前記第2大人用ストラップ部よりも肉厚な第2大人用肉厚部と、を有しており、
    前記第2大人用ストラップ部の最大長さは、前記第2大人用肉厚部の長さの80%以上であり、
    前記第1大人用ストラップ部と前記第2大人用ストラップ部とは、いずれも前記大人用腰ベルトの内側に通過させることが可能な位置に設けられている、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の子守帯。
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